278 冷たい校舎村8
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ココア! 今日がお前の命日だ!
2020/06/20(Sat) 00時頃
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[夢を見たがった白い子鹿が、虚構の世界から消える。
わたしに見せてあげられるのはここまで。ごめんね。 物語の上映はもうすぐ終わってしまうけれど、 そのエンドロールの中に、あなたの名前もちゃんとあるよ。
それに、叶うなら本当によくあるつまらない話を聞きたかった。 嘘じゃないよ。テレパシーのやり方はよくわからなかったけど。 あなたはわたしの物語の中に、確かにいたよ。]
(*0) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[星を包み込む深い青色の牛が、虚構の世界から消える。
あなたの優しさに癒されていました。 わたしの吐いてきたたくさんの嘘も、もしかしたら全部受け止めてくれたのかな? そこまで甘えることができなかったのは、わたしの後悔です。
校舎の掃除をしてくれてありがとう。 いくら拭っても拭っても止まらないけど、過ごしやすくはなったかな。 やらない善より何とやら。親愛の愛だけど、愛してるよ。]
(*1) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[CG研の部室に、夕陽の色が差し込んでいた。]
(0) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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「……彼、辞めるんだって。」
[冷えきった、淡々とした声色で若菜ちゃんは言った。 澄ました顔でわたしは座っている。
後輩くんがCG研を辞めるらしい。 そっかぁ。仕方ないね。って、そんな顔をした。 別にそこまで追い詰めようとしたわけじゃなかったんだけどな。
あっけらかんとしたわたしの内心を、 見透かすかのように若菜ちゃんは睨む。]
(1) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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「紫織、なんかしたんでしょ?」
[なんのことかなあ、って恍けた顔を返すけど、 あぁだめだ、これはバレてる。って早めに観念する。]
「ネットに出回ってる写真、全部あんたが作ったよね。 あたしには分かるに決まってんじゃん」
[さすが若菜ちゃんだなぁって、そう思う。 わたしのことをずっと見てくれて、嘘も何もかもお見通し。 悔しいけど、嬉しいよ。 そんなあなたが好きだよ。]
(2) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[——いつもなら、「本当にしょうがないなぁ」って、 呆れた顔で笑ってくれるのに、
今日の若菜ちゃんは、ずっと眉毛を吊り上げたまま。]
(3) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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「なんなの。あたしへの当てつけなの?」
「あたしには、可愛い男の子と一緒に過ごす権利すらくれないの?」
「あんたはどこかのイケメンとこっそりデートしてるくせに?」
「その前は他の男子と文化祭デートしてさ。わざわざあたしに見せつける?」
「嘘を言い訳にして、ほくほくした顔してさ」
「良いご身分だよね、人の気も知らないで!」
(4) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[ …………え? あれ? ]
(5) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[ちょっと待って。
ちょっと待ってよ、若菜ちゃん。
ねえ、違うんだよ。 あの後輩くんは、わたしたちの世界の邪魔をしようとしてて、]
(6) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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「嘘ばっかり。もういいよ」
「もうこれ以上はやってけない。無理」
「あたしたち2人でデザイナーやろうって約束もしてたのに、 それも嘘だったよね。要はあたしのこと信じてないんだ」
「CG研も終わり。今日で解散」
(7) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[今までこの口から吐き散らかし続けていた赤色の嘘が、 無自覚だった軋みから溢れて止まらない。]
(8) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[一番長く付き合ってきた最愛の“親友”が、わたしに背を向ける。
違うよ、違う……。ごめんなさい。 嘘吐いたことは謝るけど、でも、 若菜ちゃんのことは信じていなかったわけじゃない。 若菜ちゃんのことを見下していたわけでもない。 若菜ちゃんは、大切な友達。 だいすきな友達。本当だよ。]
(9) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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「あんたにとっての友達って、ただの都合のいい人ってことでしょ」
「もう、勝手にすれば」
(10) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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若菜ちゃん、……わたし、あなたが好きなんだよ。
(11) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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「嘘はもうたくさん。気持ち悪い」
(12) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[一人になった部室を、夕陽のオレンジが照らしていた。]
(13) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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— 校舎の変化 —
[増えに増えた6階の上に、更に7階が付け足される。
もちろんそこは、今までと同様に6階のコピーであることは間違いない。 しかし、歪んだ部屋の数、歪んだ廊下の傾斜、歪んだ部屋の形状に加えて、 机や椅子、電灯、教壇、黒板、部屋の表示、消火器など、 そこに置いてある物品すべてが捻れるように曲がっていて、 とても使い物にはならないだろう。
もはや誰が見ても虚構であることは間違えようがないのに、 淡々と示すように壁や天井に赤いインクが散っている。]
(14) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[ぽたり、ぽたり、ぽたり……。 3階の天井に薄ら赤いインクが染みて、雨漏りのように垂れる音がする。
3階よりも上に現れた虚構、 そこに撒き散らされた赤いインクがだんだんと現実を浸食するように。 あるいは、誰かが流している嘘の色をした涙のように。 ぽたり、ぽたりと、3階の数カ所に垂れ落ちてくる。]
(15) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[校舎の2階、廊下の果て。 本来はただの行き止まりで、どこにも繋がっていないはずの場所。 そこに通路が出来ていて、その先にはもう1つの部室棟が出現している。
部室棟の構造をそのままコピーしたようなその場所は、 床が歪んで傾いており、壁も斜めに生えている。 所詮はここも劣化した複製だ。
そして歪んだ床や壁、天井には、 夕陽を思わせるようなオレンジ色のインクが塗りたくられている。]
(16) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[嘘は、吐けば吐くほど辻褄が合わなくなっていく。]
(17) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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[——歪みを湛えながら増え続ける校舎は、
深く考えずに嘘を吐いて、嘘を吐いて、嘘を吐いて、 すぐにバレてしまうような浅ましい嘘を重ね合わせて、 そのせいで、無限に生み出されてしまった虚実そのものだ。*]
(18) 2020/06/20(Sat) 00時頃
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— チャイムが鳴る前:廊下 —
[>>3:809たくさんはたくさんなので、ぜひ消費してください。 無言で辰美くんの胃袋に期待をかける。 どうやら彼は千夏ちゃんのことは知らなかったよう。]
……うん。 帰って、……受験勉強かぁ……。 なんでそんなモチベが下がるようなことを今……。
[>>3:810言葉を肯定されて心強くなった、その同じ口で、 あんまり思い出したくないことを言われて、 気持ちがしなしなしたけど、笑った。 まだ笑えるくらいにはわたしは元気。]
(25) 2020/06/20(Sat) 00時半頃
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いいよ、いつでも! っていうか3階のCG研の部室はそっくりそのままだし。 今も置いてるよ。
[——というか、今はもう、 わたしたちが活動している形跡は、その作品群ぐらいしか残っていない。
冬になる前に、とっくに終わってしまっていたから。]
(26) 2020/06/20(Sat) 00時半頃
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……センチメンタルになっちゃった?
[>>3:811ちょっと弱気になっているのか、 あの日の思い出話を聞いて、彼の顔を覗き込む。
凄めば鬼のように怖い辰美くんだけど、 あの偽装デート以来、なんとなく彼の人柄がわかったから、 >>3:818あの日の真っ赤な顔も思い出して、こうも気安く話せてしまう。 それは良いことなのかどうか。どうでしょうね。]
(27) 2020/06/20(Sat) 00時半頃
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[>>20ちなみに、美術も料理もなんでもかんでも、 作っているうちに楽しくなってキャンバスが大きくなるタイプ。 図星でした。*]
(28) 2020/06/20(Sat) 00時半頃
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— 2F:教室 —
[黒板にはいろんな情報が書き込まれていて、 どこが新規だったかどうかも分からなくなりかけている。ごめん。
とりあえず端のほうのスペースを拝借して、 『家庭科室におにぎり置いてます』——と、残す。
手に付いたチョークの粉をぱっぱっと払い、
その時、チャイムの音を聞いた。>>#1
いつの間にか、校舎は2度目の夜に包まれていた。*]
(32) 2020/06/20(Sat) 01時頃
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— 回想:チャイム前のやり取り —
あぁ……あれね。 なんてったって力作だからね。 お気に召したようで嬉しいなぁ。
[>>34具体的な作品内容を挙げられて、少し言葉を濁した。 若菜ちゃんとの共同制作。 もう、関係が終わってしまった親友との。 あの世界観は二度と形作られない。]
(59) 2020/06/20(Sat) 01時半頃
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さびしいんじゃん。 なーんだ。 ……え、そうなんだぁ。
うん、わたしも寂しい……。
[>>35さびしい、という感情が辰美くんから出てきて、 ちょっと面食らったように目を丸くしたけど、 別にからかうこともなく。だってよくわかるし。]
(60) 2020/06/20(Sat) 01時半頃
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……お父さん、かー。
[>>36ぷふっ、と少し噴き出してしまった。 まさか同級生にお父さん面されるとは。 ……あ、心乃ちゃんは違和感なくお母さんだった。 じゃあ別にアリか。アリですね。
高い身長を見上げて、 表情は無骨なのに仕草は面白く見える彼に笑顔を向ける。 そうしてから、別方向へ別れるように歩き出した。*]
(61) 2020/06/20(Sat) 01時半頃
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