人狼議事


239 ―星間の手紙―

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【人】 星間帆走 アンタレス

[あいつのことが、羨ましかったのだ。

その短慮を、激しやすさを、叱責したこともあった。
それは確かに、パイロットとしては重大な欠点だ。
戦場で冷静さを失い、衝動に身を任せることは、死に直結する。

だが反面、その判断の速さと勇敢さは、紛れもなく才能で、
自分にはいささか足りないものだった。

兄ィ、だなんて呼んでくれるものだから、図に乗って先輩風を吹かせたりもしたけれど。
自分はずっと、敵わないと感じていた。
その強さが、羨ましかった。

――リザと仲良くお化粧談義なんかしてたのは、逆立ちしても自分が立ち入れない領域だから、まあ、いいとして]

(32) 2018/04/27(Fri) 22時頃

【人】 星間帆走 アンタレス

[キャンディに送った、短いメールを読み返す。

生きていれば良いと思う。
兄ィの説教なんて屁の突っ張りにもならなかったと、笑って生きていてくれればいい]

(33) 2018/04/27(Fri) 22時頃

【人】 星間帆走 アンタレス

[宇宙ステーションからの復路も無事にこなし、蜂蜜色の惑星の宇宙港を歩く。
制服を見覚えているのだろう、せんちょーさんバイバイ、と子供が手を振ってきた。
小さな女の子。髪につけられたたくさんのアクセサリーが、愛らしく揺れる。

手を振り返して、両親と思しき大人たちには会釈を返す。
飛び跳ねるように歩き去る小さな背中を、しばし見送った]

(37) 2018/04/27(Fri) 23時頃

【人】 星間帆走 アンタレス

[夕食の材料を買ってから、ひとり暮らしの部屋へ帰り着く。
今さら寂しいなんて感じるわけでもないのに。

昔の甘い夢が蘇ったせいか、ありえない未来を思ってしまったせいか。
ドアを閉めた後の静寂が、耳にしみた。

振り払うように音を立てて、食材をストッカーにしまう。
『スモール1』で手に入れてきた、小洒落たスパイスもある。
服を着替えて、荷物を片付けて、端末から『ルシフェル』を起動した]

(39) 2018/04/27(Fri) 23時頃

【人】 星間帆走 アンタレス

[受信したピスティオの声は、少しトーンが落ちている。
その理由は、すぐにわかった]

…………。

[知らなかった。
そりゃ怪我くらいは負っているだろうと思ったけれど、今も戦闘機に乗っていると彼が言うから]

……ああ。そうだな。その通りだ。

[メッセージを頭からもう一度聴き直して、返信を吹き込み始める]

(40) 2018/04/27(Fri) 23時頃

【人】 星間帆走 アンタレス

[メッセージを送信して、大きく息をつく。
彼が今見上げる空は、どんな色をしているのだろう*]

(42) 2018/04/27(Fri) 23時頃

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