184 【RP】Septimo Oves Errantes【R18】
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[さてさて、一つ資料を手にしたまま歩いていれば サクラコ以外の人物を何度か見かけたことだろう。────もしかすると、皆集まっているのかもしれない。
それはそうだ、こんな大量の資料。 見つけたならば目を通したくなるだろう。
声をかけることもせず、ただカツカツと靴音を鳴らしながら歩く。…ああ、もっと靴音の鳴らぬ靴のほうがよかったな、など今更だろう。]
…扉……?
[そうして他の資料に見向きすることなく歩き回っていれば、その部屋の奥になにやら扉を見つけることは叶ったか。 ドアノブを回そうと手を伸ばし────……]
(14) 2016/02/25(Thu) 14時半頃
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…開き、ませんね……
[どうやら扉を開けることは叶わなかったようだ。何か鍵でもかかっているのかもしれない……と見たところで鍵穴を見つけられただろうか?
(もしや、鍵は資料の中……なんて言わないでくれよ)
それならば探すのは骨が折れる。…が、ちょうどここには何人か人がいるのだ。 資料を読む人に端から聞いてみれば扉の鍵を見つけることもできるのではないだろうか。
扉を壊して入る、など暴力的で無作法な考えは生まれず、ただその前を引き返した。
それから他のものに出会ったなら、「ご機嫌麗しゅう。…向こうに扉があったのですが、鍵の類をお持ちではありませんか?」なんて声をかけてみるのだ。]
(15) 2016/02/25(Thu) 14時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/02/25(Thu) 15時頃
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[歩いていれば、先程鍵を持っていて────その鍵をなくしたというあの黒髪の男(>>19 ケイイチ)を見つけた。 ならば、当然「ご機嫌麗しゅう。…向こうに扉があったのですが、鍵の類をお持ちではありませんか?」と声をかけてみた。
それでも、大した回答は得られず、眉を下げて笑って見せた。]
……そうですか…。あの先に何があるのか、やっぱり気になりますし、鍵を見つけたらお教え頂けますか?
[彼が奥に向かうのなら、それを引き止めることはせず。…ただ、扉の鍵の情報は共有したほうが良いだろう。
頭を下げる彼に軽く手を振って見送ると、また資料室の中を歩き回っただろう。]**
(20) 2016/02/25(Thu) 16時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/02/25(Thu) 23時頃
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[警察を名乗る彼(>>26 ケイイチ)と別れてからもずっと資料庫内を歩き続けていただろう。 先程「見つけたら教えるに決まってる」なんてなんとも頼もしい声を聞けばきっと満足そうに微笑んで彼を見送ったはずだ。
……寧ろ、持っていた鍵を隠すなんてことがあれば奪うだけの話。
その先に何があるのか。 出口かもしれないし、…いや、こんな安易に出口があるとは思えない。年代の違う資料を見てから、その思いは強くなっていた。 ────出口があるのなら、その出口はどこに繋がっているのか。
何にせよ、気になるというものだ。]
……さて、どうしましょうか。
[鍵もなく、自身の資料も確認した。 これ以上何かする目的も持てず、ただただ資料の部屋を歩いていれば……どこからか歌(>>45 ヨーランダ)が聞こえただろうか。 それならば、その煩さに不愉快そうに足音を鳴らしたかもしれない。]
(60) 2016/02/26(Fri) 00時頃
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[嗚呼、煩い。
煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い。
……鴉のような鬱陶しい笑い声。 いや、鴉の声の方が存分ましかもしれない。
聞こえるのは同じ資料室からか?(>>68 ヨーランダ)
(嗚呼、どうしてこうも……この世には醜いものだらけなのだろうか。)
漏れる溜息、 暗く澱んだ湖のような瞳。 グレーの瞳は兄と似ていると言われたものだが……映す色が、あまりにも違いすぎる。]
(69) 2016/02/26(Fri) 04時頃
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……醜い。ああ、姿形は美しいというのに、……神よ、何故そのような残酷なことをなさるのか……
[ぽつりと呟くと、その声の元へ足を向けた。
何よりも静寂を好む男、いや。 そうではない。……そうではないのだ。 "人形"が動いている、ということに異様な不気味さを覚えているだけなのだ。…ならば、それを正さなければ。 それも普段ならばなんとか堪えていたのだろう。
カツリ、カツリと足音を立てて歩いて行く。
……尤も、そこに相対する人物がいれば 無粋な真似などせずにいたのだろうが。]
(70) 2016/02/26(Fri) 04時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/02/26(Fri) 04時頃
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[あまりの喧騒に、頭がぐらりと揺れる感覚を覚える。…昔から、屋敷で開かれる夜会が嫌いで嫌いで仕方なかった。 自らの富や権力をひけらかすことに、何の意味があるというのか。
だから夜会の際は、踊りには向かわず 外から眺めていたのだ。 ……踊る女性は美しい。 美しいワルツの音色が響けば、女性は忽ち無口になってその綺麗なドレスをはためかせるのだ。
そう、まるでオルゴールの中央のバレリーナの如く。]
(72) 2016/02/26(Fri) 04時半頃
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……嗚呼、あれはどこも使えなさそうだ。
[声の元へ歩いていけば、軈てヨーランダ>>71の姿を見ることは叶っただろうか? 男の手にはインクが無ければ使い物にならない、携帯用のペンが握られている。…その先は、細く、尖っていて。……女性の細い喉に突きたてれば、その声を止めることくらいなら叶うのではないだろうか。
視界にヨーランダの姿を認めれば、そのみすぼらしさと髪の色に……ポツリと呟く。 あれは娘の友達にはふさわしくない。 あの人形は、持ち帰らなくても良いだろう。
次の呟きは。
……きっと恐らく彼女のすぐ後ろか、横で。]
Que dieu soit avec toi, mademoiselle. (神のご加護を、お嬢さん)
[何も移さぬ瞳と表情のまま、さて。 彼女が未だケタケタと不気味な鳴き声を鳴らしているのなら、そのペン先を手早く喉に突き刺してしまおうか。]
(73) 2016/02/26(Fri) 04時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/02/26(Fri) 05時頃
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[彼女が相対する男に対して、罵り言葉を並べ立てている>>76声はしっかり聞こえていた。女性がそのような言葉を並べるものではない。……それもまた、彼の行動を引き起こす一つでもあったのだが。
だからこそ、それこそまさしく流れるような動きで。 細く華奢なその喉元に、ペン先を突き立て肉を屠る。…少し力を込めて押し込んでしまえば、気管支など容易に届くだろう。]
最期くらい静かにはできないのかね?…全く、本当に醜いものだ……醜く、そして穢らしい。 嗚呼、穢らしい、穢らわしい…。……女性であるというだけで、こんなにも美しいというのに。
[無表情なまま、口だけを動かす。…迸るその赤に服が汚れてしまわぬように、彼女の背に回ろうとしただろう。…いや、もう遅かったか?
ずぶり、ずくりとペン先を沈めながら 肩越しにこちらを見遣る彼女の瞳が 自らのと重なる。…菫色の瞳は、濁っていなければ使えたのに。]
……人殺し?…嫌ですね、私はただ────
(79) 2016/02/26(Fri) 05時半頃
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[ジタバタと暴れられてしまえば、こちらで押さえ込むのは容易ではない。…が、未だ雑音を撒き散らす人形をそのまま放っても置けずに。 手を伸ばすその先、黒髪の警察官を>>78ちらりと見遣ったか。]
(80) 2016/02/26(Fri) 05時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/02/26(Fri) 05時半頃
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[恐らく噴出する血液は、その近さゆえに警察官の彼(>>84 ケイイチ)にもかかってしまったことだろう。 血の赤みというのはあまり好きではなかったが、他人が濡れようと気には止めず。 ただ一心に、その醜く汚い"声"を奪ってしまおうとペンを突き立て────
彼が、口を塞ごうとしたなら、掛かってきた体重に驚き、少し重心が振れてしまったかもしれない。それから「嗚呼彼も同じ考えか」と。
……尤も、その違いにはすぐに気づくのだろうが。]
────ッ、何を…!!
[それがどんな形状のものか、なんて見てる暇は全くなかった。突き出されたナイフ(>*7)を避けるために後ろへ下がるが、きっとそんなちょうどよくいくわけもあるまい。
避けようとしたおかげか、深く突き刺さることはなかったものの、……男の片目を塞ぐには十分。]
(93) 2016/02/26(Fri) 12時頃
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ッ、あ"……貴様、何をす、る…!!
[痛みやら出血やらでその傷ついた側の目を押さえていれば、視界不良。浅くとも突き刺さったナイフは、揺れて抜ける前に自分で引き抜いた。……そうすればきっと、目の前にはあまり好まない赤が広がったのだろう。
次のナイフなど避けることができない。…寧ろ、下手に避けて首などに当たってしまう方が危ないだろう。
(嗚呼、私は傷付けられる側の人間ではないのに!!!)
突き刺さった二本のナイフは、(>*8)恐らく脇腹や肩に刺さっていたか。よろけながらも後ろに下がれば、大量の資料を食す本棚にぶつかり、
ガタン、
その棚に入った本を全て頭から被ったようだ。…あまり痛くないのはファイルという軽いものだからだろうか?]
…き、さま……!!待て、……その人形はまだ……!!
(*9) 2016/02/26(Fri) 12時頃
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[呻きにも近い声で、その姿を追おうと声を向ける。……ああ、だとしても。彼はその扉の向こうへ行ってしまうのだろうか。
まだ息をしている、気持ちの悪い気味の悪い、不自然な動きをしている。人形なのに。
想いは溢れるばかりで、続く声は血で咳き込み消えた。
きっと、東洋の美しい人形が訪れたのその後だろう。男は彼女の存在には気付かぬまま、恐らく本に埋もれるようにして、棚に寄りかかっていた。
ナイフは三本。一つは瞳に、一つは脇腹に、一つは肩に。]
嗚呼、神よ……。私をお守りください……
[痛む瞳を押さえながら、きっとそう呟く姿が見えたに違いない。]
(94) 2016/02/26(Fri) 12時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/02/26(Fri) 12時頃
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[……そういえば、所持していた【色欲】のファイルだが。
……きっと、本に埋もれた拍子にその中に紛れ、
嗚呼、もう男自身でもどれがそれだかわからない。]
(95) 2016/02/26(Fri) 12時頃
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[コツリ、コツリ。 規則正しい足音(>>96 サクラコ)は耳に届いていたとしても、きっとそれに意識を払う余裕などなかっただろう。 ナイフを抜いた瞳からは、止めどなく血が流れ出て、……麻痺しすぎて感覚が薄い。]
……は、…い…?…ああ、…サクラコ、でしたか……
[聞こえた声>>97に、ふと顔をあげて。無事な方の左目でその姿を捉えようとしたが、さて見ることはできただろうか。 目の下に滴る血を彼女が白いハンカチーフで押さえようとするならば、 ははと情けなく笑みをこぼしてから]
……美しい、貴方に……血は、似合い、ませんよ……
[なんてやんわりと拒んでみただろう。…尤も、その手を押し退けたりはせず言葉だけなのだから 彼女のしたいように出来たのだろう。
(98) 2016/02/26(Fri) 19時頃
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ああ、あの黒髪の彼が連れ去った醜い人形は、さてどうなっているのか。…ああ、喉元にペンを残してきてしまった。 …煩い声はきっと向こう側に消えて、聞こえなくなっていただろうか?聞こえていたならば、きっと苛立ったままだろう。]
警察の、彼ですよ……。……ああ、……痛い。……私としたことが……
[あの男は自分にとっての障害だ。 …ああ、それならば排除しなければならない。 彼が自分を攻撃した意味も、知らないし理解できないし…それが必要とも思えずに。
ナイフが抜かれたなら、顔を顰めつつそれを見つめたことだろう。流れる赤が紫色のスーツを染めていくのなら……ああ、この仕返しもしなければ、なんて。
こんな状況下でもきっとサクラコにはいつもと変わらぬような笑みを浮かべてみせようとするのだ。]**
(99) 2016/02/26(Fri) 19時頃
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[強めに傷口を押さえられれば、びくりと体が動いただろう。…だとしても、サクラコが赤く染まるハンカチーフを握る姿は ああ、あまり美しくない。 いつもだって、飾るための人形はあまり傷をつけないように細心の注意を払うのだ。中身を取り出す時のみ、それ以外の傷はあまり好ましくない。
青白い顔が見えれば、もっと青くなれば美しいのに。なんて内心独り言ちただろう。
肩に刺さるナイフが抜かれれば、溢れる血液ときつく結ばれた紐に眉を顰めただろう。 彼女があの警察官が消えた扉の方に歩み寄る間に、落とされたそのナイフにゆっくり手をのばしかけて────────辞めた。]
……あの男が、怪我を?…私の知る限りでは、していないはずですがね……。その、血は……醜い、人形が。
[右目を押さえたまま、本棚に寄りかかり立ち上がろうと試みる。…しばらく休めは、きっと立ち上がれるようにはなるはずだ。 …自身のペンと、あの人形と。…それから、自身の邪魔をしたあの男を排除しなければ。
だから、きっと彼女の手がナイフに伸びていたとしてもそれには全く気づくことはなかっただろう。
ぐらりと体が揺れながらも、ゆっくりゆっくりと、立ち上がろうと。
(115) 2016/02/26(Fri) 21時半頃
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──少し前のこと──
君のもの…?…その人形は、ッ…君のじゃない!
[瞳を押さえながらも、言葉を続ける。…恐らく、怪我を負ったばかりで痛みが麻痺しているのだろう。
そう、その人形は「私」のだ。
醜い醜い人形、美しくするのは自分の役目なのだ。早く、その息の根を止めてしまわなければ。
────きっと男二人は、 その点が一番理解し合えないのだろう。
「ヨーランダ」と呼ばれる名>>*10はあの人形の名なのだろう。嗚呼、女公爵と似た名前を持つ彼女のその名は 男は随分と気に入ったようだ。
その人形、取り返さなければ。 あの男はきっと人形を大切に扱わない。そういう顔だ。────なら、壊れる前に大切に綺麗に飾り立てておかなければ。
そう思いながらも、きっと消える彼らを追えずにいたのだろう。]
(*14) 2016/02/26(Fri) 21時半頃
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……え?流しますよ。特に、美しく着飾る前の人形なんて……特に……
[だからしっかり血抜きしなければならないのだ。その臓物も、しっかり取り除いて。腐敗した匂いは美しくないから、腐敗が進みにくい薬品や、そのために冷えた部屋だって用意した。 だからこそ、サクラコ>>117の言葉には心底不思議そうに首を傾げただろう。 感情の消した顔など見えずに、ただぱさりと落ちる黒髪に魅入られて。
そう、薄らとはいえ前の見える灰色の隻眼は、彼女を見ていた。
構え直されたナイフが見えなくとも、彼女の黒髪を見ていた。
(122) 2016/02/26(Fri) 23時頃
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だから、突き上げるナイフには驚き 反射的に瞳を押さえていない方の手を前に出したのだ。 そうすれば心の臓を貫かんとしたその凶刃は、代わりに左手を貫いただろうか。もしかすると、左胸にも少し刺さってしまったか?何にせよ、致命傷は避けられたはず。
黒髪から覗く瞳には、嘆かわしいとばかりに溜息を漏らし、]
……嗚呼、美しくない。……せっかく美しい髪に、美しい瞳を持っているのに……!!動いてしまっては、醜い、意志を持つ姿は、まさに欠陥品だ!!
[神は残酷だ。…どうしてこんな美しい造形物を創りながら、それに余計な手を加えたのだろうか。
きっと、物言わぬ人形の方が美しく、愛おしいはずなのに。
(*18) 2016/02/26(Fri) 23時頃
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左胸にも刺さったのなら、それを抜くように左手を押し出しながら 彼女の凶刃を押し返す。腕に力を入れれば 彼女の結んだ紐にはさらに赤が滲み、抜かれぬ腹部のナイフからは血が溢れただろう。 息も絶え絶え、額には脂汗が滲みながら 男は宣う。]
貴方も、きっと──────そのまま、純潔のまま美しく、飾られ、…れば、嬉しい、だろう?あの色欲の男になど、誰がくれてやるものか…!美しい人形は、ッ…壊れぬように、その姿を無くさぬように、……!!
[男の瞳は相変わらず澱んだ湖のような静けさを保つ。…そのまま押し返さんとしながら……それでも、満身創痍の状態では押し切ることまでは出来まい。口元からは赤い血が垂れ、口内は鉄の味で満たされた。]
(*19) 2016/02/26(Fri) 23時頃
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[嗚呼、腹が、瞳が、肩が、掌が、痛い。
美しい人形が、今こうして己に刃を向けている?────何故?
肉が刃を食む感覚がする。 文字通り男が力を込め押し返せば押し返すほど、彼女がこちらに刃を押せば押すほど>>130、そのナイフは掌に沈み込んでいく。 彼女の手の震えになど気付きはしなかったが、肉が完全に刃を飲み込めば……きっと、きっとその柄を掴むことができただろう。]
すぐにきっと、貴方も気にいるはず、だ…ッ!本来の、美しい、完成された、人形に……ゲホッ…!
[力を入れ過ぎたからか、血で噎せて赤を吐く。きっと彼女の両手にも、その片鱗がかかったことだろう。 右目を押さえていた手は、とうにそこを離れていて。彼女の肩を掴もうと赤いその掌が伸ばされていたか。
────その時、体が横に倒れた。
おそらく横倒しになる彼女釣られ、自身も半ばその体に凭れるかたちで、共に資料の山に倒れこんだだろう。……だからなのか、地に着いた拍子に脇腹に刺さるナイフがさらに深く、肉を抉る。]
(132) 2016/02/27(Sat) 00時頃
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───ッ、ぐ……ぅ…!!
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(*21) 2016/02/27(Sat) 00時頃
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[低く呻き、額は汗ですっかり濡れていた。 彼女がこちらを見たならば、はぁ、はぁ、と浅い呼吸を繰り返しながらも、その身を起こそうとする姿が目に入っただろう。 咄嗟に、痛む脇腹に手を当て 呻く。
襲い来る激痛に、堪らず眉が寄せられる。
嗚呼、先程の男といい、この女といい、どうしてこうも人を傷つけることを厭わないのだろうか? 私はただ、元の形に正そうとしているだけだというのに。]
……ぁ、…ッ……グ、……は、ぁ……神、よ……何故、この……このような……残酷なものを、……お造りに……ッ、…
[ポツリと呟きながらも、身を起こそうとしてはグシャリと地に伏せる。…ああ、先程刺された掌のせいで、片手ではうまく体のバランスを保つことができない。
赤く染まる傷ついた右目と、あまり焦点の合わぬ沈んだ灰色の左目で彼女>>131をただ、見つめていた。]
(133) 2016/02/27(Sat) 00時頃
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["ヒウラ"など極東の小さな島国の人間>>134など、畜生にも劣る。そのような人間の家がどうなろうと、知ったことか。
口に出すことは叶わずとも、本心は変わらず。
ただ彼女が美しいというだけで、それだけで充分価値が増すというのに。その価値を見出したというのに、何故こうも抵抗されなくてはならない?]
…その、口で……神を、語ってくれるな……
[彼女の唇から漏れる言葉の意味は理解できなくとも、東洋の民から我らの父を愚弄する言葉を聞くのは────何とも、不愉快。
立ち上がろうと、何度も体を起こすが その力もとうに体には残っておらず。ただ、せっかく起こしかけた体を上から押さえつけられれば低く呻いただろう。]
(138) 2016/02/27(Sat) 01時半頃
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────ッ、が…!……は、ッ!
[見せられた笑みなど視界には入らぬ。 ただ、深くめり込む脇腹のナイフに悶えながら────振り下ろされた小刀に、ビクリと体が大きく震えた。
嗚呼、
嗚呼。
今何が起きている?
────────────私は?
体が熱を持ち、それから振り下ろすたびにビクリ、ビクリと痙攣を起こす。最早この男には、抵抗する術は残っていなかった。 ただ動かぬ体を震わせては、引きつけを起こし。宛ら壊れた玩具のように赤い体液を撒き散らしたことだろう。
────恐らく、その痙攣は その体から魂が抜けたのちもしばらく続いたに違いない。]*
(*24) 2016/02/27(Sat) 01時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2016/02/27(Sat) 01時半頃
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[フォンブリューヌ家の名に恥じぬ様、と権力に固執した父の口癖だった。…遥か昔の第三王子の分家の親戚。…血筋、家柄は古く由緒正しいとはいえど 政界でも夜会でも目立った経歴は殆ど無かった。
第三子まで爵位を譲られる権利が平等にあるフランス国内で、フォンブリューヌ家は少々異質であった。 父も、母も、長子であるシャルルばかりを愛でるのだ。父に似た栗毛に、父に似た珍しいグレーの瞳。……何もかも父にそっくりなシャルル。
与えられぬなら、奪えばいい。
幼心に感じたその小さな欲は、兄を殺した。その訃報を聞いたときは本心から悲しみ、それから喜んだ。────「母様に撫でられるのは僕だ。父様に嫡子として期待されるのは僕だ。」
母が病に倒れた際も、本当に悲しんだのだ。頭を撫でてもらうことなく、母は死んでしまうのかと。その裏で……、嗚呼倒れ伏した母はなんと美しいのかと頬を染めたのを、男は今でもよく覚えている。
────すべては、そこが始まり。
……それからずっと、「可哀想な子」「不気味な子」とニコラは呼ばれ続けていた。夜会に出れば、噂され。…付き合いで訪れた家からは哀れみの表情を浮かべられ。
(150) 2016/02/27(Sat) 04時頃
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そのどれも、この男の心には響かぬ。
「何故、この者たちは動いているのだろう?」
蝶よ花よと育てられた少女達は、決まってお喋りで、それから媚びへつらうように男性に笑いかける。……醜い。 あの時の母の方が、よほど美しい。 きっとあまりの醜さに、彼女たちは己の醜さを自覚できていないのだろう。
リゼットだけは違う。 彼女は美しく、そして穏やかだった。 誰よりも。 尤も、────────初めて彼女を抱いたときには、陸に打ち上げられた魚のように跳ねる彼女に、気味の悪さを感じたのだが。]
(151) 2016/02/27(Sat) 04時頃
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(リゼッ……ト……)
[それから彼女は一度も抱いていない。 その一度で子供を授かったのは、幸運なのか不運なのか。
生まれた赤子は、その寝ている姿以外を見たことがない。大きくなってからは、その姿を微笑ましく眺めたりもしたものだが。
──────リゼットと男に似て、美しい金の巻き毛に、碧の瞳。透き通る肌に林檎のように赤い頬。まさしく、人形と形容するに素晴らしい。
そう、人形。 動くあの女共はきっと、出来損なってしまった人形なのだ。リゼットも、ララもそう。 こんなにも美しく作られているのに、何故か醜い声を授かってしまった。
今まで感じていた「異様な気味の悪さ」の正体は、きっとこれなのだ────。]*
(152) 2016/02/27(Sat) 04時頃
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────今──── [男は、遥か昔の夢を見ていた。 リゼットとララを"美しく"した際の夢。
ララは、生きていれば今は社交界へと足を運ぶ年齢だろうか?
美しい人形となった彼女は、もう何も語ることはない。本当に、本当に愛おしい娘。 ああ、あれほどまで器量が良く、愛らしい顔をする少女など、世界で彼女だけだ、と男は賞賛していた。
……さて。それも全て夢の中の話。 現実の男は、たった今別の美しい人形の手でその目玉をくり抜かれ、飲み込まれ、まさに今、腹を捌かれんとしているのだから。(>>148>*28>*29>>149 サクラコ)
意識を失ってからどれほどが経っていただろうか? きっと彼女は、眼球を呑み込むことに必死で、──────肩口の傷が塞がりつつあることに、気づかなかったのだろう。いや、そもそも予想をしてなければ気づくのは難しいか。
傷ついた右の眼球も、その血で赤く染まってはいたが……きっと傷は塞がりつつある。]
(153) 2016/02/27(Sat) 04時頃
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