191 The wonderful world -7 days of MORI-
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── ??? ──
[ まっしろな世界。
眩しいとさえ感じる空間で、 おれは、ふと、気がついた。
意識を取り戻して、まず、 視界に飛び込む人数の多さに怯み、 皮膚に感じる熱や、節々の痛みに、 最後の”ミッション”の記憶が蘇って、
隣にきちんときみがいると知り、 おれは、ひどく安堵した。
ゲーム中見た顔がずらりと並ぶ光景に、 ようやく、「ミッション達成」という言葉の意味を知る。]
(37) nabe 2016/06/19(Sun) 21時半頃
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[ ── ようやく。やっとだ。きみは、元の世界に帰れる。]
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(38) nabe 2016/06/19(Sun) 21時半頃
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[ やっぱり、それさえ叶うなら、 他にはなにもいらない、と思う自分がいて、 それから、
── 提示された選択肢に、少し、戸惑う。]
(39) nabe 2016/06/19(Sun) 21時半頃
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[ ── ”今”のおれに、不思議と、違和感がなくて、
おれにとって”大切”だったはずのなにかを取り戻したとき、 一体、自分が何者になるのか、分からないままだった。
おれには、きみを取り戻したい、って、 それしかなくて、だけど、それだけはあったのだ。
きみの目にうつる世界を、見てみたいと思った。 あのころみたいに、きらきらした世界を、一緒に、って、 きみが言ってくれたから、それだけを夢見て、 生き返る意味もあるのかもしれない、って。
きみしかないから、生きようと思った、おれが、 きみ以外のものを取り戻すのは、怖いよ。 きみよりも大切なものなんか、なにもなくて、 取り戻すべきものなんて、ないんじゃないかって、思う。]
(40) nabe 2016/06/19(Sun) 21時半頃
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── エントリー料、って。
[ 小さい声だった。
いつの間にか、ひとの形をしていたコンポーザーに、 静かに、視線を向けて、問いかける。]
……結局、何だったか。教えてもらえないんですか。
[ 他の参加者たちが口にした質問と比べれば、 ずいぶん、些細な疑問だったかもしれない。
けれど、おれは、今も、 自分が失ったものがなにかさえ知らず、 好きでもない世界を17年も生き抜いた、 かつての、姿の見えない自分を前に、 立ち尽くしているような気分だった。]
(41) nabe 2016/06/19(Sun) 21時半頃
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[ 【問】大切なモノ、記憶を失くした者は、 果たして、その前と同じであると言えるのか。
【答】当然。 何を失おうとも、様子が変わろうとも、 きみがきみであることに、代わりはない。
── って。きみのことなら、迷わないのに。*]
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(42) nabe 2016/06/19(Sun) 21時半頃
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[ ── 結局のところ、おれはおれでしかなかった。
例えば、覚えのない誰かの名前や、 モノや、馬鹿げた夢や、そういうもの。 おれの予測した、いくつかの可能性の、 どれでもない、答えを、彼は口にした。>>54
── 十七年生きて、そんなもの。
なんて、言えるほども、記憶はあやふやではなく、 思い当たることはないか、という言葉にも、 おれは、やっぱり小さな声で答えたろう。]
(110) nabe 2016/06/20(Mon) 02時頃
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── あるよ。
[ あるよ。 あきらめることができなかった、じゃなくて、 あきらめてしまえばよかった、って、 ただ、ひたすらに後悔を抱えた、 あの夜、最期の瞬間。
そんな、気色の悪い記憶なら、 おれの中に、ちゃんと、眠っているよ。 きっと、あの後悔のせい。]
(112) nabe 2016/06/20(Mon) 02時頃
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[ ”諦めるという意志”と、彼は言って、 おれはただ、礼もなく、「そうですか」と、呟いた。
その言葉の意味する、一番大事なことは、きっと、
たとえば、このゲームにおける、 おれのすべての選択の、
結局”実行に移したか”という決断は、 いまのおれだけの頭に委ねられていたとしても、
”何をするか”って、そもそもの発想は、 きっと、十七年間生きたおれの、 なにも損なわれていないおれの、意志なんじゃないかな、 ってこと。
今、ここにいるおれの思う”正しい”は、 きっと、これまでも、いつだって、正しかったよ。]
(114) nabe 2016/06/20(Mon) 02時頃
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[ 十七年、生きて。 きみのことだけ、あきらめられなかったよ。 あきらめられなくて、死んで、 あきらめることを、忘れて、 なんとしてでも、きみだけを救いたかった。
きみ以外、なにもかも、おれ自身も、どうでもよくて、
あのさ、きみの言う、”理解できない”正しさを、 思いつくことが、ダメなのか、 実行することが、ダメなのか。
どうなんだろう。おれにはわからない。]
(115) nabe 2016/06/20(Mon) 02時頃
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[ だから、つまり。結局、おれは、おれでしかなかった。]
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(116) nabe 2016/06/20(Mon) 02時頃
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[ もう、聞きたいことは、なかった。
おれはただ、きみのほうを向いて、 ゆっくり、静かに尋ねることにする。]
── ネル、
[ 困ったような表情を向けて。 おれはこんな顔ばかりしていた気がする。]
(117) nabe 2016/06/20(Mon) 02時頃
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おれは、きっと、おれのままだよ。
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(118) nabe 2016/06/20(Mon) 02時頃
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[ なにも、劇的になんか、変わらないよ。
もしかすると、おれの忘れた”諦め”が、 おれから、いろんな気力を奪い取って、 突然誰かを斬りつけたりは、しないとしても。
けど、根っこのところ、
絶対、きみだけは生きていてほしいって、 きみだけ生きてくれれば、 親も、知り合いも、あの街も、何もかも、 めちゃくちゃになったって、どうでもいいから、 きみだけ、救いたいと思った。]
(119) nabe 2016/06/20(Mon) 02時頃
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[ おれは、おれでしかないよ。 きみの隣にいた、”紀陸類”なんて、 もう、とっくに、この世のどこにもない。
いつからかわからないけど、 どうしてこうなったかなんて、覚えてないけど、 おれは、とっくに、きみの理解の及ばない、 化け物めいたなにかだったのである。たぶんね。 ごめんね。]
(120) nabe 2016/06/20(Mon) 02時頃
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── 生き返る理由なんて、 おれには、ネルしかないんだよ。
ネルの世界、見えたらいいなあって、 思った、だけだから、
ネルが迷惑なら、生きたくもない、から、
── ネルは、それでもいいの。 .
(121) nabe 2016/06/20(Mon) 02時頃
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[ きっと、最後まで、 ”ふつう”になれない、 今のおれは、 やっぱり最後まで、 まっすぐ、きみを、見ていた。*] .
(122) nabe 2016/06/20(Mon) 02時頃
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[ きみは、困った顔をして、 途切れ途切れ、言葉を紡ぐ。>>140
その、きみの、なんともいえない表情に、 おれは、それでも、少し迷ったのだ。
きみを困らせるなら、生きる意味なんてないし、 きみの言葉、そのまま縋っていいのかな、とか、
少しの、逡巡のあと、]
……ネルが、そう言ってくれるなら。
[ それは、もしかすると、 きみには予測できた言葉かもしれないね。
おれは、空っぽみたいな目で、 ずっと、きみを見ていたに違いない。 今も、この七日間も。]
(159) nabe 2016/06/20(Mon) 22時頃
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……生きる、よ。
[ 一緒に、って。 一緒に見よう、一緒に帰ろうって言った、 ”きみの言葉を信じるよ” おれは、そうしてもいいんだって。
そのやり方が、”信頼”とか、 そういう言葉に相応しいかは、ともかく。]
(161) nabe 2016/06/20(Mon) 22時頃
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[ まだ、宣言はしない。 きみのあとがいいと思うから。
それに、今は、つかつかと歩み寄る、 長身の男の要求>>143に、気を取られ、 またきみを見て、待っているよう>>151言われて、
落ち着かず、その背を見送るので、忙しかったのだ。*]
(162) nabe 2016/06/20(Mon) 22時頃
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── last moment @ UG ──
[ 真っ白な部屋に戻ってきたきみに、 おれは露骨に安堵の表情を見せただろう。
それから、ほどなくして、きみは口を開く。
生き返る。エントリー料も携えて。
その選択を、おれは心から喜んだし、 ただ、「おれもそうする」って、追随した。]
(214) nabe 2016/06/21(Tue) 01時頃
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[ ── それが、その世界での記憶の、最後。*]
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(215) nabe 2016/06/21(Tue) 01時頃
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── 1st day @ RG ──
[ ── あのバスは、そう遠くへはたどり着かなかった。
事故はなかった。 目が覚めたとき、そこは、 おれがよくわからないまま選んだ、 オフシーズンの観光地で、
(ああ、なるほど。どうりでチケットが安かったわけだ)
なんて、頷くおれの隣には、きちんと、きみがいた。]
(216) nabe 2016/06/21(Tue) 01時頃
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── ネル、
[ (おれは、きっと、おれのままだよ)]
……おかえり。
[ ほら、言ったじゃんか。
おれ、覚えてるよ。どうしてここにいるのか。 なんて言って、きみをここに連れてきたのか。
( 逃げよう、この街から。 なにも聞かないで、一緒に来てほしい >>2:321 )
……おれを、信じてくれて、ありがとう。
あとで、いくらでも怒っていいから、 今だけ、おれのお願いを聞いてほしい。]
(217) nabe 2016/06/21(Tue) 01時頃
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[ 紀陸 類のエントリー料たる「諦め」を以てしても、 唯一、諦めきれなかった夜の続きが、ここにある。]
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(218) nabe 2016/06/21(Tue) 01時頃
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[ 結局のところ、遠くまで逃げる、なんて非現実的で、 おれたちは、早々にあの街に戻ることにした。
ちょっと寂れた空気さえあるその観光地の、 古ぼけたお店で、きみと、少し早めの昼食を取った。 行きのチケット代しか持っていなかったおれに、 きみは、少し呆れたような顔をして、財布を取り出す。
ごめん。とおれは言って、 結局、帰りのチケットもきみが買った。 オフシーズンだからか、本数も少なくて、 到着が翌朝になる便しかなくて、
明日の朝には帰るね、なんて、 きみは家に連絡を入れて、
また、ふたり並んで、帰りのバスに乗り込んだ。
その先で。 ただいま なんて、言う必要はなかった。]
(219) nabe 2016/06/21(Tue) 01時頃
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── 2nd day @ RG ──
[ 久々の我が家は空っぽで、 それは、モノがない、って、 昔から変わらない意味でもそうなんだけど、 いつだって、ほんと、暇人みたいに、 (いや、事実、彼らは暇だった) 狭いアパートの一室に佇んでいた、両親さえ、
そこには、いなくて。
代わりに、なんにもない部屋に、 おんなじ服着た人間たちが、わらわら。
ほら。逃げて正解、じゃないか。]
(220) nabe 2016/06/21(Tue) 01時頃
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── こんにちは。
[ ケーサツのひとだなあ、って、
なんとなく、焦りとかでもなんでもなく、
あの、死後の世界、ドラッグストアで見た、 最後の、白い部屋でも見た、元・警察官っぽい男とか、
それから、ケーサツのオシゴトって言った、 あの、赤毛の死神を、思い出した。]
(221) nabe 2016/06/21(Tue) 01時頃
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[ 当然、別に、制服の大人たちは、 おれを逮捕しにきたんでもなんでもなくて、 ほんとに、役割を全うしてしまった、 両親のために、ここにいた。
彼らの幸福のために、他人が死んだ。
そう。ほんとにやっちゃったのだ。 ゲームマスター、いわく、RGって場所で。
ばかだよな。おれだって、 その世界のルールは守ったのに。
そんな状況の中、 決行の夜の翌朝、おれは帰宅した、らしく。 「どこに行っていたのだ」という問いかけに、 素直に、逃げていたのだと説明したおれは、 どうして警察に知らせなかったのか、 みたいなことで、説教を食らい、]
(222) nabe 2016/06/21(Tue) 01時頃
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[ そんなこと 他人の命まで おれが知るかよ ]
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(223) nabe 2016/06/21(Tue) 01時頃
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