88 めざせリア充村3
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[>>7呼ばれたような気がしたのでカーテンからちらちと顔を出す。 包帯を巻かれたチアキを見れば、首をかしげ]
痛くない?
[問いかけてから、つつと机の上に視線を移した。 興味はあるけれど、なんだか避けられてる感じになったのは嫌だった]
ううん、僕はいらない。
[首を横に振り、そう応えた]
(18) 2013/06/25(Tue) 00時半頃
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ちゃんと掃除したからね。
[>>25えへんと胸を張ってそう口にする。 大して広くはない診察室に三人も居たのだ。 掃除は他の場所と比べると至極楽だった]
そうだ、先生。 黒いアレな模造品があってモニカが燃やそうとしてたんだよ。 なんであんなもの置いてるの?
[他にも見つかったものとか、燃えた本とか一応報告することにした]
(32) 2013/06/25(Tue) 01時頃
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[>>34特に怒っている風でもなかったので一息吐いた。 しかし、そんな悪戯道具をベッドの下に入れていて良いものなのかとベッドの方をちらりと見やる。 もしかするともっと別のものもあるかもしれない。
>>35チアキに片手を上げて挨拶を返す。 大丈夫と聞けば頬は少し緩み、小さく笑みを浮かべた]
痛いのは嫌だから、自分のも、他の人のも――
[そう告げると>>31扉をノックする音。 >>37志乃が入ってくると]
やほ
[チアキを見習って片手をあげて挨拶した]
(43) 2013/06/25(Tue) 01時半頃
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ケイトはこっちだよ。
[そこだけ小さな声で、顔をのぞかせていたカーテンを少しだけ開いて志乃とソフィアを手招きする。 中ではまだケイトが眠っているだろう]
(53) 2013/06/25(Tue) 01時半頃
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[三人もベットの傍に居ては邪魔だろう。 志乃とソフィアと入れ替わりに少し離れることにした]
おいで、ポプラ。
[>>55素手で触ると拙そうなので、椅子に座って膝の上を叩いた]
(60) 2013/06/25(Tue) 02時頃
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ううん、モニカも、ケイトも居たからね。
[>>61ぽむぽむとふさふさした頭を撫でた。 この身体は擬似的なものらしい。 直に触れなければなんとかなるだろうが、触れたときのことはあまり考えたくはなかった]
(68) 2013/06/25(Tue) 02時半頃
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[>>64志乃と>>66ソフィアが帰るならば、またねと見送った。 椅子に座り、ポプラを膝に抱いてすぐに立つのもなんだか間の抜けた話のように思え、ナユタが出てくるまでゆっくりと待つことにする。
掃除の、主に気づかれだろうか。 うとうとと――まどろみの中へと]
(69) 2013/06/25(Tue) 02時半頃
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―回想:試験管のまどろみの中で―
[夢を見ていた。 それは夢だと想っていた。 正確には夢だと想いたいことだった]
待って!! 待ってよ――!!
[声の先には四つの背中が見えていた。 自分と同じ背格好の少年たち。 何度も声をかける。 それでも彼らが振り向いてくれることはない]
(72) 2013/06/25(Tue) 03時頃
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[その先ことも良く覚えていた。 何度も、何度も、見たことだった。 だから全部知っている]
――ッ!!
["彼ら"の名前を呼ぼうとして声が詰まる。 "彼ら"の名前は存在しない。 呼べば振り向いてくれるだろう。 そんな予感はある。 でも、呼ぶことが、できない。 "彼ら"の名前は何だったろうか――]
(73) 2013/06/25(Tue) 03時頃
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["彼ら"は走る。 深い深い暗い闇の中へと走っていく]
あっ――行っちゃダメだ!!
[手を伸ばしても届くことはない。 知っていても、手を伸ばす。 何度でも、何度でも。 この手がいつか届くと信じたい。
"彼ら"の背が遠ざかっていく。 足はまるで空を漕ぐように空回りし、自分の身体が前に進むことはない。 その内に"彼ら"の姿が消え、自分が膝を着き、再び良くわからない空間へと行く――はずだった*]
(74) 2013/06/25(Tue) 03時頃
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[ゆっくりと瞼を開く。 その夢はずっと見続けていた夢。 彼らは兄弟達、そしてオリジナルだった。
一つ、深い溜息をつく――。 本当ならばその後で彼にも出会ったのだ。 今回出てこなかったのは何故だろうか。 首を傾げながらも、汗をかいていた事に気づくと服を着替えたくなった。
目が覚めた時ナユタは既に退室していただろうか。 まだ居たのであれば挨拶をしただろう。 ポプラを抱き上げたまま椅子から立ちあがり、カーテンを捲りケイトの方へと歩み寄った。 ベットへとポプラを下ろすと小声でケイトに話しかけ、診察室を後にした**]
(75) 2013/06/25(Tue) 03時半頃
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―→廊下―
[診察室を出る際にミナカタに声をかけ、それから自室へと戻っていった。 そう言えば、とふと思うのは皆の部屋を知らないということだった]
手紙、書いても送れない。
[どうしようか――。 悩みながら歩いているとオスカーの研究員が一人が近寄ってきた]
……実験?
[何の実験をするというのだろうか。 良く分からないが、一先ず頷きを返し指定された実験室へと足を運んだ]
(76) 2013/06/25(Tue) 08時半頃
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―実験室―
[実験室に入るのは初めてだった。 物珍しげに周囲を見回していると、仮面を被った武士とサーバーを持った研究員が部屋へと入ってきた。
――なるほど。
今日打たれた薬は仕組みは分からないが融合率、シンクロ率を強制的に上げる効果があると認められたのだろう。 なれば次にするのは「鉄の支配」がどの程度のものか実測値を取ること。
――焦ってるのかな。
恐らく薬は急ピッチで調剤されたのだろう。 成果が早く欲しいのは二代目の研究員諸氏にとっては当然のことだった]
(80) 2013/06/25(Tue) 09時頃
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―診察室に居た頃のこと―
[>>77チアキの言葉に小さく首を横に振るう]
優しいわけじゃない、と思う。
[自分が嫌なことを相手が感じないようにしたいだけだったのだから]
チアキは家族は志乃だけで……良いの?
[「それは寂しいな」 寝言のように、そう口にするとそのまま寝息を立て始めた*]
(81) 2013/06/25(Tue) 09時頃
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―実験室・続―
[注射をされ数分すると再び彼が近くなった感覚が訪れた。 聲の内容がはっきりと分かるのは三度目だろうか。 一度目は夢の中で、二度目は今朝、三度目が今。
研究員は早々に退出し、実験室に残ったのはオスカーと仮面の武士だけだった。 魔法のアナウンスで全力で打ち合うように指示され、開始の合図が入ると仮面の武士は距離を取りタイミングを見計らい始めた。 対するオスカーは構えも何もない――それは丸っきりの素人のようで]
早く来たら?
[そんな若造に挑発的に告げられると武士は一息に距離を詰め、渾身の一撃を首に叩き込んできた]
(82) 2013/06/25(Tue) 09時頃
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[ガンッ――]
[硬質の物体同士がぶつかる音が響き渡ると、武士が持っていた剣はへし折れ、同様に衝撃で腕の折れた武士が床に転がっていた。 オスカーの半身は鉄に覆われており、それが弾いたのだが一方的な展開に研究員のアナウンスも暫くは入ってこなかった。 床に落ちていた剣を拾い、なるほどと納得する]
確かに鉄じゃなかったら、貪食はできないね。
[問題は強度と耐久力、使い手の技能に値段だろうか。 恐らくは事前の数値からこの剣の強度で効果があると考えられたのだろう。 それは間違いではなく、彼と近くなったことで生成する鉄の高度が上がっていたことが大きかった]
(83) 2013/06/25(Tue) 09時半頃
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[研究員に話していないことがいくつかあった。
取りこんだ鉄は内的には作用せずに外的にのみ作用する。 質量の影響はオスカーにはかからない。 だから、普通の人間が動くように動作できるし、質量によって体に負担がかかることもなかった]
もう、上がっていい?
[研究員の返事を聞くと展開していた鉄を吸収して廊下へと、誰にも合わなければそのまま自室へと戻っただろう**]
(84) 2013/06/25(Tue) 09時半頃
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―廊下―
[一度自室へは戻ったものの薬の影響か目がさえて仕方がなかった。 彼と話が出来るのもその一つかもしれない。 どうもいつのまにか誰かに名前をつけてもらったらしく酷く喜んでいた。 伝わるというのと話すというのは違うようで、彼……キィが喜ぶたびにピリピリと四肢に痺れが走った]
お風呂に入って、それから展望室にでもいこっか。
[掃除された浴場はさぞかし気持ちのいいことだろう。 廊下に出て歩いていると、>>103モニカと変な格好をした研究員の姿が見えた。 話が終わればつつと近づき、モニカに話しかけただろう**]
(106) 2013/06/25(Tue) 17時頃
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[>>121手を振ってもらうと本人意識パタパタと、現実的には重たい足音を立てながらモニカに近寄った。 なんだか笑みが硬い気がして、モニカの頭にぽんと手を乗せようとする]
さっきの人、モニカの研究員?
[それにしては距離が近かった気がする――。 研究の事にNo.とは言えない身ではあるけれど……]
また実験、なのかな。
[こう言う笑顔は浮かべてほしくなかった]
(127) 2013/06/25(Tue) 21時半頃
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そっか……うん。
[モニカが頷き、またぎこちない笑みを浮かべたのを見て眉根が下がった。 実験がどんなものかは知らないけれど、モニカにとっては好ましくないのだろう。 ゆっくりと何度も髪を撫でながら、もう片方の手をモニカの手を握ろうと伸ばした]
終わったら、熱くないか見てあげるから、会いにおいでよ。
[そう告げ、モニカを安心させようと小さく笑みを浮かべた]
僕?
[自分のことを問われると首を傾げた]
追加の実験が終わってちょっと過敏になって休めないからお風呂に入ろうかなって。
[ご飯も食べたいし、と]
(133) 2013/06/25(Tue) 22時頃
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うん、待ってるよ。
[>>138軽くでも握り返されれば自分は嬉しいものだった。 浮かべた笑みは柔らかいものに変化していく]
眠れないんだけど、明日も実験だろうし――
[続けられた言葉にしばし無言となり、小さく言葉を返すと首を傾げるモニカにこくんと首を縦に振った]
(145) 2013/06/25(Tue) 23時頃
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[>>146頬を突かれると少し嫌そうにしながらも突かれた。 お昼間自分も突いていたし、きっとモニカも落ち着きたいんだろう]
ん、どこが良い?
[場所を問われれば、どこでも良かった。 ただ、実験室の前までは迎えに来てほしくはないだろうなと考え――]
談話室で待ってるよ。
[食堂で一人待っているのも変だし――と]
(152) 2013/06/25(Tue) 23時頃
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うん、行ってらっしゃい。
[>>155モニカに手を振り返す。 送り出すのは初めてのこと]
また、後でね。
[待ってると付け加え、モニカの姿が見えなくなるまで手を振って見送った]
(160) 2013/06/25(Tue) 23時半頃
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―浴場―
[綺麗になった湯船に身体を沈めながら、オスカーとキィは試算していた。 稀にミナカタがくれる鉄分が大体10gくらい。 体外に出ていくのが0.9mg。 吸収率から一日の摂取量が頑張って7.2mg。 鉄の吸収率は100%なので差引で6.3mg/日ということになる。 一週間で44.1mg。一月で1323mg……一年で約16g。 とてもではないが足りなかった。
どうしたものか――。 口元まで沈みぶくぶくと息を吐きだしす。 今のオスカーの体重は200kg手前くらい。 元の体重はすでに分からないが恐らく150kg程度の鉄を貪食している]
ばぁびばぁび……。
[キィが大人になるために、後どれだけの鉄が必要なのだろうか――]
(196) 2013/06/26(Wed) 00時半頃
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ぶぐっ――ごほっごほっ……
[>>207まったくの生まれたままの姿で現れたナユタを見て盛大に蒸せた]
ナ、ユタ……男同士でも前くらい隠そうよ。
[少しだけ咎めるようにそう言うと、呼吸を整えまたナユタの方を見やった]
ナユタ……。
[そこのところを見比べたことはなかったが、人のを改めて見るとなんとも言えない。 例えるならば、便器がたくさんならんでる時に端で用を足していたとしよう。 つつと、隣にこられると微妙な気分になるのと同じだった]
……も実験あがり?
[一応、なんともないような話に持っていこうとしてみた]
(214) 2013/06/26(Wed) 01時頃
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―→談話室―
[ナユタと風呂を一緒にして、こざっぱりしたところでお風呂を上がり、服に袖を通してマフラーを巻いた。 やはり普段と同じスタイルなのは気が楽で良かったし、キィはあまり陽に当たりたくないようだった。
長風呂だったのでそのまま約束していた談話室へと早足で向かう。
その頃の談話室にはライジとソフィアが居ただろうか。 居たのであれば、ペコリ挨拶をしただろう。
そうしてモニカの姿を探し、居なければ適当なソファに腰を下ろした*]
(217) 2013/06/26(Wed) 01時頃
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―風呂場にて―
でもさ、男の見てもつまんないよ?
[>>221一応心理っぽい正論を述べておく]
って、うわっぷっ――
[ナユタが飛び込むと飛沫と波が押し寄せ、顔に湯を被ってしまった。 波が収まると、ゆっくりと、立ち上がる。 200kg分の湯を補完していたオスカーの身体が湯から抜けるとその分カサが減っただろう]
なーゆーたー! おちつきなよ!
[そう言うや否や両手で湯を掬い、ナユタの頭目がけて疑似波乗り攻撃をしかけた]
(228) 2013/06/26(Wed) 01時半頃
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僕じゃなくて、なゆたなんぶぁっ!?
[噴水のように巻きあがった湯柱が向かってくるが生憎と人並み程度の運動能力しか持ち合わせていないオスカーが避けられるわけもなく直撃した。 まるでアッパーカットを食らったような一撃。 水の中と湯船の中という最高に足場の悪い状態で身体のバランスを取ることなんてできずに仰向けに湯船に倒れた]
[ゴンッ――]
[元から少なくなっていたところに、ナユタの操作した噴水分が合わさり推進5cmくらいになっていた湯船の底に後頭部を打ちつける。 頭は大丈夫だが、底が少し凹んだかもしれない。
少しして天井に当たった湯柱が雨のように降り注いできた]
(235) 2013/06/26(Wed) 02時頃
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ん、んー、大丈夫。 ナユタはすごいな。
[上半身を起こして首を横に振った。 大丈夫と片手でナユタに手を振ると、コンコンと頭を傾けて耳の湯を抜こうとした。
水から出ると項にある白い鉱石にある浅い溝が薄らと上下に開いた。 そこに在るのはやはり陶器のように真っ白な瞳。 瞳は一度ぐりんとナユタの方へ視線を向けると、周囲をきょろきょろと見回し始めた]
あはは、どうしようかこれ。 お湯無くなっちゃったら怒られそ。
[そもそも湯船の床が凹んだでる段階で改装工事が必要かもしれない]
ま、怒られる時は一緒に怒られよ。 なゆた、背中流してあげるよ。
[他意はないが、にこりと微笑みを浮かべてそう告げた]
(237) 2013/06/26(Wed) 02時半頃
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[ナユタに続いて湯船から出ると先に椅子に座っているナユタを見て少しだけ苦笑する]
easyとnormalとhardとlunatic……強さはどれくらいにする?
[少しだけにやにやとしながら尋ねる。 手の中でタオルに石鹸をつけて泡立て、返答を待つことにした。
無論の事、オスカーもすっぽんぽんだった]
(239) 2013/06/26(Wed) 03時頃
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