人狼議事


278 冷たい校舎村8

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【人】 CC レイ



[光の奔流に飲まれて――……]

 

(73) gurik0 2020/06/24(Wed) 22時頃

【人】 CC レイ

―― 自室 ――


[最初に見えたのは、部屋の天井だった。
 上体を起こして、頭を掻く。
 チカチカとランプが点滅を繰り返す
 スマホを手に取って、画面に光を灯した]


  夢じゃ、なかった。


[メッセージ>>23を確認すると、
 俺は弾かれたように
 ベッドから飛び起きた]
 

(74) gurik0 2020/06/24(Wed) 22時頃

【人】 CC レイ


[足元に、かさりという感覚。
 床のフローリングに何かが散らばっていた。
 俺は怪訝に思いながら、それらを拾い上げる]


  ……これは。
 

[それは、現像された数枚の写真だった。
 なぜここに置いてあるのか、分からない。
 誰が現像したのかも、分からない。
 ただ、写真の中、
 見覚えのある光景に息を飲んだ]
  

(75) gurik0 2020/06/24(Wed) 22時頃

【人】 CC レイ



  行こう。


[とんとん、と机で写真の束を整えて
 コートのポケットに突っ込んだ。

 衣装タンスから久々に
 男物の服を取り出して袖を通す。
 化粧をしない違和感を鼻で笑い、玄関へ向かう]
 

(76) gurik0 2020/06/24(Wed) 22時頃

【人】 CC レイ



  クラスメイトが病院に運ばれたって。
  俺、行かなくちゃ。


[途中、寝室の両親にそう声を掛けて、
 俺は一目散に玄関から駆け出した]
 

(77) gurik0 2020/06/24(Wed) 22時頃

【人】 CC レイ



  はあっ、はあっ、はあっ。


[転ぶ、滑る、落ちる。
 そんな縁起担ぎ、今は気にしていられるか。
 俺は全速力で、アスファルトの道を駆けてゆく。

 ――と、携帯が震えた>>62
  

(78) gurik0 2020/06/24(Wed) 22時頃

【人】 CC レイ



  もしもし、なんだ辰美。
  もうすぐ病院着くとこ!


[ほとんど叫ぶように、
 電話口の友人に向かって答える。
 病院の入り口が、目と鼻の先に見えていた]*
 

(79) gurik0 2020/06/24(Wed) 22時頃

【人】 CC レイ



  おう。ただいま。


>>80その言葉は、自然に出てきた。
 「おかえり」と「ただいま」なんて
 普段友達にする挨拶じゃないだろ。

 言った後に、なんか照れくさくなった]
 

(83) gurik0 2020/06/24(Wed) 22時頃

【人】 CC レイ



  ――――っ、ん?


[電話が切られる直前、>>81
 辰美からなにかお節介を言われた気がする。
 聞き間違いだよな。なんだ。

 頭の中を疑問符で埋めつつ、
 スマホをポケットに放り込む]
 

(84) gurik0 2020/06/24(Wed) 22時頃

【人】 CC レイ


[視線の先、病院の前で
 手を振る辰美の姿があった。>>82

 荒く白い息を吐き出して、
 辰美の前で立ち止まる。
 膝を抱えて、息を整えながら]


  ……葉野は?


[短く、そう問うた]*
 

(85) gurik0 2020/06/24(Wed) 22時頃

【人】 CC レイ



  ……そっか。
  きっと、大丈夫だよな。うん。


[それは、自分に言い聞かせるように。

 俺は、葉野を信じると決めたのだ。>>5:269
 だから、あいつが生きて帰ってくるって
 信じて待つだけだ。

 それしか、できない]
 

(102) gurik0 2020/06/24(Wed) 23時頃

【人】 CC レイ


[そうして、伸ばされた伸ばされた辰美の手に
 ぱちぱちと瞬きをして>>88
 

  うっせ。
  おまえの1億倍イケメンだし。

  
[ようやく、相好を崩した]
 

(103) gurik0 2020/06/24(Wed) 23時頃

【人】 CC レイ



  ……ま。
  女装しても俺の悩みは解決しないって
  色々あって思い知らされたし。

  むしろフツーの格好しても
  俺の悩みは尽きねえわけだけど。

  ゆっくり、自分と向き合ってくわ。
  
 

(104) gurik0 2020/06/24(Wed) 23時頃

【人】 CC レイ


[ホントにもうヘーキ>>2:109、とは
 もう言わなかった。
 やせ我慢をするのは、やめた。

 前を向いて、歩いていくために。
 弱音だって少しは友達に吐く。

 俺は、伸ばされた手を、掴む]
 

(105) gurik0 2020/06/24(Wed) 23時頃

【人】 CC レイ



  心臓いてえ。
  久しぶりにこんなに走った。


[ガキの頃に戻ったみたいだ、と
 無理に笑った。割と本当に胸と足が痛い。
 辰美、おぶっていってくんね。と冗談を言った]*
 

(106) gurik0 2020/06/24(Wed) 23時頃

【人】 CC レイ



  ……なんだよ。

  今まで気になってたのに
  理由聞かなかったのか?


>>108辰美の手を握りながら、
 にっと歯を見せて笑った]
 

(124) gurik0 2020/06/24(Wed) 23時半頃

【人】 CC レイ



  色々あったんだよ。本当に、色々。


[中学の頃の話は、もう時効なのだろうか。
 辰美を知らぬうちに失恋に追い込んだことを
 俺はきっと一生忘れない。

 文化祭の後のことは、
 少し考えただけで息が苦しくなる。

 きっと、色々なことの理由
 その全てを話すのには
 長い長い時間がかかるだろうけれど]
 

(125) gurik0 2020/06/24(Wed) 23時半頃

【人】 CC レイ



  落ち着いたら、話すよ。


[少なくとも、いま出来得るかぎりで。
 俺はもう逃げないって決めたから。
 でも照れくさいから「ありがとう」は言ってやらねえ]
 

(126) gurik0 2020/06/24(Wed) 23時半頃

【人】 CC レイ


[思い切り、辰美に腕を引かれる。>>110

 疲れて立ち止まることを
 こいつは許してくれないらしい。
 そうしたら前を向くしかないじゃん。俺は。

 顔を上げて、前を見据えて]
 

(127) gurik0 2020/06/24(Wed) 23時半頃

【人】 CC レイ


[それから誠香のことに話が及ぶと、>>111
 俺は顔を真っ赤にして]


  おい。どっかから何か聞いただろ辰美。
  まさか葉野が漏らしたのか。
  くちかっるいなアイツ!


[思わず葉野に濡れ衣を着せたのであった]
 

(128) gurik0 2020/06/24(Wed) 23時半頃

【人】 CC レイ


[そんなときだっただろう。
 病院の方角から「やったあああ」>>119という
 郁斗の叫び声が聞こえてきたのは]


  ……どうやら朗報みたいだな。


[きっとふたり、病院の中へ歩き出す。
 明るいニュースがその耳に飛び込んでくるまで、
 あとすこし]*
 

(129) gurik0 2020/06/24(Wed) 23時半頃

【人】 CC レイ



  葉野じゃなかったら
  ほかに誰がいるんだよ。


[俺は「嘘はよくないぜ」という表情で
 じっと辰美を見つめている>>131
 

(136) gurik0 2020/06/25(Thu) 00時半頃

【人】 CC レイ


[続くかと思われた辰美の言葉>>-396
 形を結ぶことなく、虚空に消える。

 なんでもないという
 辰美の返しに疑問しか浮かばず、
 だからいきなり背中を押されたことに>>132
 俺の反応は遅れてしまった]
 

(137) gurik0 2020/06/25(Thu) 00時半頃

【人】 CC レイ



  ……っと、と。


[押し出された先には、誠香の姿>>123があった。

 おまえよくもやりやがったな、とか。
 余計なお世話だちくしょう、とか。
 辰美に言ってやりたいことは色々とあったのだが。

 俺は誠香から視線を外すことができずに]
 

(138) gurik0 2020/06/25(Thu) 00時半頃

【人】 CC レイ



  誠香。


[呆けたように、その名を呼ぶのだろう]**
 

(139) gurik0 2020/06/25(Thu) 00時半頃

【人】 CC レイ



  さんきゅ。


[言葉を絞り出すのに、随分と勇気が要った。
 まだ温いブラックの缶コーヒーを>>140受け取ると、
 ぷしゅっと音を立ててプルタブを引く]


  うま。……あそこ、座ろうぜ。


[啜った苦味に、目を細める。
 入り口の長椅子を示し、そこに座り込んだ]
 

(199) gurik0 2020/06/25(Thu) 22時頃

【人】 CC レイ


[女装をしていた頃は
 大股を広げないように常に気を遣っていたけれど、
 当たり前に男座りをしている自分に
 ある種の感動を覚えて、口元を僅かに綻ばせた]


  外にも郁斗のはしゃぎ声聞こえた。
  ……葉野、峠は越したみたいだな。


[声音は、穏やかだ]
 

(200) gurik0 2020/06/25(Thu) 22時頃

【人】 CC レイ



  心配した。

  クラスのみんなが
  どんどんマネキン人形に変わっていって、
  本当に死んじまったんじゃないかって思った。

  ……誠香も、マネキン人形に変わって。
  どうすればいいんだって。途方に暮れた。

 

(201) gurik0 2020/06/25(Thu) 22時半頃

【人】 CC レイ

 

  よかった。
  葉野も、みんなも、生きてて。

  ……誠香が、生きてて。
  もう話もできないかと思った。


[語尾が、少しだけ震える]
 

(202) gurik0 2020/06/25(Thu) 22時半頃

【人】 CC レイ



  この缶コーヒー、
  俺のために買って待っててくれたんだ?


[声音を誤魔化すように、
 茶化した表情を誠香へと向けた]*
 

(203) gurik0 2020/06/25(Thu) 22時半頃

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