159 戦国 BATTLE ROYAL
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[突如現れた影に、まず馬が嘶く。 その猛りに漸く、祭文大将は背後を振り向き――研がれた刃が己に着地するのを、見たろう。 首がごきりと、鳴った。足元で、命の潰える音がした。 薄刃は所詮、太刀にはならぬ。半ばまで断たれた首はいっそ虚しくも半ばは繋がったままで、捻れていた。 これが天下人の最期か。あまりに、呆気無い。
舌打ちが聞こえた>>6。]
(12) 2015/05/19(Tue) 02時頃
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手柄ではない。 悲願だ。
[これは主の命ではない。主は命だと思うているやもしれないが、これは全くの私欲であった。 苦無の切先がこちらに向く。それにたじろぐような弱さなど、どこにもない。 けれどこの男相手に力の差などないことも窺い知れる。息を呑んだ。]
ああ。 助かった。
[溢れる殺気。返したのは、短い礼だった。 懐手に掛けたのは戦輪。鋭い刃に縁取られた凶悪な輪を、指にかける。]
(13) 2015/05/19(Tue) 02時頃
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らぁッ!
[来ることは、半ば予期していたもの。見てからの対処など、小手先が効かぬのはわかりきっていた。 読み合いだ。小太郎の腕が苦無を放つとほぼ同時、その軌跡を、横薙ぎに凶輪が舞う。 き、き、きん と、ぶつかり合う刃同士が勢いを削ぎ、苦無を叩き落とした。]
(14) 2015/05/19(Tue) 02時頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2015/05/19(Tue) 02時半頃
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己を駒だと思うたことなど、一度たりとてない。 己は武器。武器は血を求める。 狗神の血は戦の血。 駒も、萬がなければ何もできまい。
[風間の口振りは、まるでそうあってほしいとでも言うような。 あってたまるか、と言われれば、否を返したくなる、]
平穏を知るのなら、平穏に生きよ。 そのまま狩られてしまうが、似合いだ。
[振りかぶられた忍刀>>15、避けるは能わず手甲で受けた。 そのまま振り払えるほど、軽い一撃ではない。じり、と押しこまれるのに抵抗するが関の山。 じくり。煩わしい痛みに、左半身を庇うよう左脚を一歩退く。 祭文の馬具が、からりと鳴った**]
(22) 2015/05/19(Tue) 04時半頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2015/05/19(Tue) 05時頃
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ッ……!
[重い刃の一撃>>30に、腕から全身に痺れが走る。 足元の天下人を蹴り右脚も退くが、手甲と刀の根比べでは分が悪い。]
羨むか。生まれは選べん。
[根っからの忍であることを羨む風間のほうが、己にとっては鮮やかに見える。 この男には忍以外の世界があったのだろう。 それは情けをかける理由になど、ならないが。]
(45) 2015/05/19(Tue) 19時頃
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気が合うな。
[狩られる気はない、と。同感だ。 気力で笑みを作り、皮肉んだ。 しかし手負いが透けて、ち、と短く舌打ちをする。今更隠すまい。 この程度、手負いのうちに入りはせんと意識から振り払う。 触れるほどに近づく。痛みなら耐えられるとばかり左腕で掴みかかろうとした、その刹那。 耳を打つ音があった。]
(46) 2015/05/19(Tue) 19時頃
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[黒千代。 たった四音のそれが、身体の心底から血を沸かせる。 どこでその名を、と思うと同時、記憶が一斉に襲いかかってきた。 ああ。 この男、あの時の。]
そんな名は……知らん!!
[ほんの瞬きの隙。読んだ名に反応して、手甲持つ身体が強張ったことを、見逃されはしないだろう。 癇癪を起こす子のように、闇雲に手甲を薙ぐ。 噛み合っていた刃は崩れ、手首から肘にかけて鮮烈な赤が走った。 装束の深色より、あかく。 唇の紅よりも、あかく。 赤は、殺した感情にすら火をつける。]
(47) 2015/05/19(Tue) 19時頃
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[この男を殺す。 この男を殺す、この男を殺す、この男を殺す、この男を殺す。 腕が無ければ、脚で。達磨になれば、噛み付いてでも。 この男を殺せばいい。この男を殺せば黒千代はこの世の何処にもいない。 この男は、己の弱さだ。この男は、]
(48) 2015/05/19(Tue) 19時頃
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がああああッ!!!
[燃え盛る殺意を御しもせず、吼える。 主命など、とうの昔に頭になかった。 針穴を通すような偶然が、結果風間を殺るという主命に近づいたに過ぎない。 匕首を握った右腕が、風間小太郎の首を真っ直ぐに狙う。 小太郎の左腕の苦無は首を僅かに逸れ、頬と頭巾を切り裂き肩口に刺さった。 解けた頭巾が、隠した黒髪を風に晒す。]
死ねェッ! 風間ァッ!!
[匕首を振り下ろす。 乱心のままに振るそれは、風間小太郎を討つ決定打になるはずだ。]
(49) 2015/05/19(Tue) 19時頃
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[はずだが、その鋒は、届かなかった。]
(50) 2015/05/19(Tue) 19時頃
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――な、
[ぐらり、足元が傾ぐ。 落馬から意識取り戻した祭文軍の生き残りが、飛び込んだ右脚を足袋の刃厭わず引きずり込んでいた。
風間との距離が空く。血塗れの大地が、近づく。 たたらを踏む地を求め脚が探す、瞬きにも足りないだろうその時が、深淵への旅路のようにひどく長く感じられた**]
(51) 2015/05/19(Tue) 19時頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2015/05/19(Tue) 20時頃
三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2015/05/19(Tue) 23時頃
三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2015/05/19(Tue) 23時頃
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[あの日は、記憶の奥に葬られた、露蝶の汚点であった。 狗神の忍は名を捨てる。故に里で真名を呼ぶことはない。 狗神は九字に通ず。印切りにも肖り壱から玖の九人だけが、どんな戦でも配備される。 だから、初めてあの日戦に駆り出され、初めてあの日名を聞かれた。 想定のなかったことに、返す刀を持たずそのまま答えてしまった。 この世で唯一、"黒千代"を知る男が、生まれてしまった。 玖番の地位を得ようと、純粋な狗神の忍にはなれない、愚かな"人"の名残が、何処かに逃げてしまった。
ただ、戦場の子兵など、とうの昔に死んでいると思っていた。 居ない者のことを思うのはやめて、封じてしまう。 それが露蝶の平穏の礎だった。]
(123) 2015/05/20(Wed) 00時頃
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[その男が今、目の前に生きている。 殺す。脳裏にはただ、それだけが浮かんだ。 今思えば馬鹿らしい。幼きとはいえ、自分に先んじた男が、何故死んだと言えたのか。 自分も戦場の子兵で、それでも生き抜いたのに。]
(124) 2015/05/20(Wed) 00時頃
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[傍から見れば、どれほど小さなことだろう。 それでも、衝動は理性を焼き尽くしてしまった。]
あ、っぐ……
[脚に集中が向かって、がら空きの腹を蹴られる>>63。 喉元が詰まって呻いた。数瞬前より大地が近い。 拙い、と思うも、もう遅い。]
(125) 2015/05/20(Wed) 00時頃
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[ざり、と砂の感触が米神にある。 痛みと圧迫感が、頭を締め付ける。 鉄錆の臭いが近い。土臭い。抜ける青空と陽を背負う風間に、今の体勢を知らされた。 横向きの顔のまま、じろり目線で真上を見んと。]
……は。そうだな。
[言い残すこと、だと。ここまでして、まだ慈悲の心を持つかと。 呆れと惨めさに似たものを覚えながら、荒い吐息と共に薄く笑った。]
(126) 2015/05/20(Wed) 00時頃
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死ね。
[最も、今時分より彼を討てる等とは、思わぬ。 己の手にかけられなかったのは悔いの一言に尽きるが、せめて。 左手で装束を探る。触れる鉄の感触を、握る。 同じ狂いを味わえと、棒手裏剣の一撃を、忍刀構え迫る左肩へと。
同時。 地に縫い付けられた身体に、刃が降る。]
(127) 2015/05/20(Wed) 00時頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2015/05/20(Wed) 00時頃
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[これがお前の答えか、と。 男は言った。頷くことも許されないまま、無言を肯定とした。 忍刀の直刃が、己を貫いた。痛いという感覚は、なかった。 例えるなら、冷たい。氷に貫かれたような思いだった。 息詰まり喉にせり上がる血流に声も出ぬ。ただ、血を吐く。 いっそ痛ければいいと思えど、強すぎる衝撃は痛みという罰すらくれやしない。]
(144) 2015/05/20(Wed) 01時頃
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[人はあっさりと、実に呆気なく死ぬ。 首をかき切れば死ぬ。胸を一突きすれば死ぬ。幾度となくそうやって殺してきた。 すぐ傍に横たわる、天下の象徴その人さえも、そうやって。 よくよく、知っている。
だからだろうか。 嗚呼こんなにも、己の死もあっさりとやってくるのだと、冷えていく意識の何処かで思っていた。 己の甘さが、弱さが、決めた一太刀。 くだらない。最期のその瞬間、紅の口端がかすかに、泣くように笑った**]
(145) 2015/05/20(Wed) 01時頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2015/05/20(Wed) 01時頃
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