人狼議事


76 ─いつか、薔薇の木の下で。

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視点:


【人】 さすらい人 ヤニク

[相方の去った部屋は空虚で寂しい。
本に視線を落としては上げ、落としては上げ。
何冊目かの本を閉じたところで、気付く。
いつまで経っても、一向に朝が来ない事に]

……これは……一体……

[いつまでも場所を変えない満月。
夜の闇を濃密な香りが満たしている。
何かがおかしいのは、確かだった]

行かないと……あの子を探しに行かないと……

[途端に湧き出す焦燥感。
それとも、近くに居たいと言うだけの願望か。
ふらりと何かに操られるが如く、部屋を抜け出す]

(44) 2013/03/26(Tue) 19時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[もう時間の感覚など曖昧で、
どれほどの時が流れたかなんて分からない。
或いは廊下の途中、ノックスと出会ったかもしれない。
沈まぬ月と薔薇の香り。
その異常性について言葉を交わすか。
しかしどちらにせよ、答えは出ない。出るはずもない。
ハンカチで口元を覆う姿を見、漸く己も袖口で覆う。
もっとも、それがどこまで意味があるかは分からないけれど]

[薔薇に狂わされる前に、再び捜索へと意識を戻す。
早く探してあげないと。
またどこかで凍えているかもしれない。
早く探して、早く、早く。
早く、会いたい]

(45) 2013/03/26(Tue) 19時半頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2013/03/26(Tue) 19時半頃


【人】 さすらい人 ヤニク

[廊下を歩く] [彼はいない]

[食堂を覗く] [彼はいない]

[談話室の中] [彼はいない]

[求めて歩く] [ひたすらに]

(55) 2013/03/26(Tue) 20時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

サイラス、さ……

[濃密な香りは外からか、
或いは寮内から漂っているのか。
知らぬうち呼吸は荒く、褐色の肌が赤みを帯びる。
廊下の壁に手をついて、ずるりと崩れ落ち。
それでもなお、彼の名を呼ぶ]

(56) 2013/03/26(Tue) 20時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[思考を溶かす薔薇の毒。
酩酊と言うに等しい感覚に、体は言う事を聞かない。
いっそこのまま意識を手放してしまおうか。
普段の彼のように。
そうしたら迎えに来てくれるだろうか。
そんな夢想の中、聞こえた声は幻か]

[否]

……サ、イラス、さ……ん?

[仄暗い瞳が、ゆるりと見上げる。
嗚呼、其処に居るのは紛れも無く、最愛の]

(66) 2013/03/26(Tue) 22時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

ぁ……

[抱きしめられて、そこから伝わる温もりと薔薇の香り。
もう何も分からない。
ただ、ここに彼がいてくれたと言う事以外]

会いたかった……!
よかった……貴方がいないと、私……
ああ、嬉しいです。
サイラスさん……

[甘い香りに煽られて、想いは胸を焦がす。
保護欲に覆われた、真実の想いが。
きっとそれは抱いてはいけなかった、はずなのに]

(74) 2013/03/26(Tue) 22時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

ああ、サイラスさん……

[紛れもないその温もりを、確かめるように強く抱きしめる。
どちらともなく唇を寄せ、重ね、貪り合い。
その度に濃くなる薔薇の香りは、理性を溶かして行く]

私も、好きです。
貴方の事が、大好き、です。
んっ……だから、もっともっと……
貴方、を、ください……

[呼吸の合間に言葉を紡ぐ。
茨で晒された、隠していた想い。
もう其れを告げることに躊躇いは持てなかった。
幾度も唇を重ねて、もっと深く彼を感じようと]

(81) 2013/03/26(Tue) 23時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[口付けを交わす間も、手はいつものように髪を梳く。
ふわりとした髪が揺れるたび、薔薇の香りが濃くなるかのような錯覚。
もう自分が何処で、何をしているのかも分からなくなって]

好き……
サイラス、さん。
好きです。

[わかるのは一つだけ。
この想いだけ。
縋るように身体を寄せて、温もりを求める**]

(89) 2013/03/27(Wed) 00時頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2013/03/27(Wed) 00時頃


【人】 さすらい人 ヤニク

ん……
嬉しい……
私も、私も貴方が。

[幾度も好きと言葉を重ね。
幾度も深く口付けを交わし。
なのにどうして泣くのだろう。
目元に唇を寄せ、雫を味わう。
彼の悲しみを、苦痛を、取り除いてあげたくて]

(123) 2013/03/27(Wed) 20時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[身体が離れるのを口惜しく思いながら、頬に感じるぬくもりに目を細めた]

そう、ですね。
貴方の身体が冷えては大変ですから。
部屋に、帰りましょう。

[一緒に、と。
歩くたび、酷く目が回る。
支えられながらもなんとか部屋へ辿り着く。
ベッドへ引き込まれても、抵抗出来ずいつものような小言も言えず。
重なり合った相手の温もりを感じながら、意識は闇へと引き摺り込まれて行く。
――その刹那。視界に映る一輪の華。
彼の首筋に咲く、赤い、赤い]

(124) 2013/03/27(Wed) 20時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

…………嫌。

[悲しげに顔を歪め、それに手を伸ばす。
これを咲かせたのは、誰?]

貴方は、私の……

[薔薇の毒に侵されて、曝け出された独占欲。
悔しさに、涙が零れた。
けれど何も出来ることはなく。
眠りに落ちた彼を追いかけるように、意識は一時の眠りへと]

(125) 2013/03/27(Wed) 20時頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2013/03/27(Wed) 20時頃


【人】 さすらい人 ヤニク

……サイラス、さん……?

[強く抱きしめられて。
その温かさに、意識は闇から浮上する。
目の前にあるのは最愛の。
けれどとても苦しそうな、顔で]

……どうして……
どうして、そんな顔をするんですか……?

[頬に手を伸ばす]

(128) 2013/03/27(Wed) 20時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

……そのまま、じゃ。
分からないですよ……

[困ったように眉を寄せる。
どうしてそんなにつらそうな顔をするのか。
またどこかに行ってしまうのではないだろうか。
心配で、不安で。
両手で頬を包み込む。
そっと顔を寄せて。
吐息の触れ合うほど、近く]

[嗚呼。
また、あの赤い華が、視界に映る]

(131) 2013/03/27(Wed) 21時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

薔薇が……

[嗚呼、またぐらりと世界が揺れる。
あまりに濃密な香りに、もはや思考は麻痺している]

薔薇の、せいなんですか……?
私を、好きだと言ってくれたのは……
私は……私は、貴方が、好きです。

[言葉が零れるは薔薇のせいでも、
その気持ちは偽りではない。
だから、悲しい。つらい。どうして]

とうして……他の人には、触れさせたくせに……

[指先が、つうと首筋を伝う。
まだ残る、赤の印]

(134) 2013/03/27(Wed) 21時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

薔薇が……憑いた?
……ねえ、貴方は何を知っているんですか?
貴方が抱えているものは、何?

……ねえ……行かないで。
また……私を、置いていくの?

[離れて行く身体。
寂しくて、切なくて。
彼が自分から逃げようとしてるとしか思えなくて。
指が宙を掻く。
彼を、捕まえておきたいのに]

(139) 2013/03/27(Wed) 22時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

貴方の……中、に?

[濃密な香り。
思考はとうに麻痺している。
取られた指は胸元に導かれ。
感じるその温もりの奥、何があるのか]

……苦しいんですか?
なら……抑えないで。
大丈夫、私はいつでも貴方の傍にいます。
いつでも、貴方の事を想って……

[だから。だから]

……貴方になら、私は。

[耳元で囁く。甘く。薔薇へ水を与える]

(143) 2013/03/27(Wed) 23時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

私は……貴方になら、何をされてたって構わない。
でも、だけど……!
貴方が、他の人と……

[歪む表情。
彼が別の人に触れた。
別の人が彼に触れた。
それが悲しくて悔しくて。
今彼を離してしまえば、きっとまた別の人のところに行ってしまう。
だから絶対に離さない。逃がさない。
見えない薔薇の茨が二人を絡める]

……サイラスさん。
愛して、います。

[首筋に、其処に残る紅に、そっと唇を寄せた]

(149) 2013/03/27(Wed) 23時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

嗚呼、サイラスさん……

[さらり。指先が髪を梳く。
いつものように。
いつもよりも、愛しげに。
そのまま腕は背へと回し。
もう離さない、と抱きしめる]

貴方を私の物にしたいと想うのは、罪深いでしょうか。
私を貴方の物にして欲しいと想うのは、罪深いでしょうか。
それでも私は、貴方が……

[*欲しい*]

(155) 2013/03/28(Thu) 00時頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2013/03/28(Thu) 00時頃


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