人狼議事


229 観用少年

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視点:


【人】 学園特警 ケイイチ

[ミルクを前に、どこか戸惑ったような、遠慮がちだった仕草は
けれど一口それを飲み込んだ途端に失せた>>16
夢中で満たそうとする姿に、
もう少し早く「こう」してやるべきだったかと反省も、束の間。

問いかけられれば目を見開いて驚きを示し>>18――
けれど、その柔らかい手が肌に触れたなら、
そうして言葉を聞いたのなら>>20
表情はたちまち、穏やかに緩む。]

そう。お前は、僕のだ。
それ以上もそれ以下もない。

[それから、近づけた顔はそのままに、顰めた声もそのままに。
けれど視線は、少し逸らして――

ケイイチは語る。]

(25) 2017/10/07(Sat) 15時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

……例えば今ベッドを運んでいる奴ら、さっきキッチンにいた調理師、車を運転していた奴、
あれも全部、僕の従者だ。
だが同時にあれらはそれ以外の面も持っている。
あれらの給金を支払うのは僕ではなく国だし、郷里に家庭を持つ者も僅かだが居る。そういう奴は家に帰れば夫であり父になる。

[それは少し早口で、独り言にも似ていた。
ガーディが理解せずともかまわない、とでも言うように。
けれど「つまり、」そう切り出した言葉はゆっくりと、
言い聞かせるようなものだった。]

あれ、は、僕のものではない側面も持っている。
けれど――お前は僕のもの。
頭のてっぺんからつま先まで全部、
僕の……僕だけのものだ。

(26) 2017/10/07(Sat) 15時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ


[嘘だ。
少年の瞳の奥の影に、気付いている。
「かつて」の愛情。
一度目の運命の目覚め。
遠慮がちな仕草は何故か、不安そうに縋ってくる理由、
――つまりはそういうことだと、わかっている。

それでも、それでも今はケイイチだけだ。
それを伝えたくて、
ケイイチは己の頬に触れるガーディの手に、自分のものを重ねた。]

(27) 2017/10/07(Sat) 15時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ


だからお前は、
僕を喜ばせて、僕を楽しませることだけ考えな。
ガーディ。

(28) 2017/10/07(Sat) 15時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[かつて、犬を飼っていた。
栗色の毛の小さな犬だ。
黒い瞳は愛情深く、人懐こくて、
ケイイチの乱れた心をよく癒した。

そして犬は死んだ。
世話役に任命していた従者は、事故だったと深く詫びた。
けれど――ケイイチは知っている。
あれは事故なんかじゃない。
そして、ケイイチは思い知った。

ここ、にいる人間もまた、ケイイチの味方には成り得ないのだと。

大事な王の落胤だ。
現王子に何かあれば、直様呼び戻しがかかる。
表立って何かできる人間は―そう、例え正室だとしても!―存在しない。

でも、不幸な事故ならば。]

(29) 2017/10/07(Sat) 15時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ケイイチは知っている。
笑顔の奥の刺すような視線、
密かに交わされる会話、
心の籠らない言葉――


薄氷の上で不用心に踊るふりをする。
傍若無人で無知で我儘な暴君になって、
何ものにも囚われず、何ものにも傷つかず。
蹲り立ち止まることだけは、しない。

けれど――けれど……………

運命じゃなくていい
まやかしでいい
刷り込みでいいから――

そう思ってしまうのは、つまり、弱さだろうか。]*

(30) 2017/10/07(Sat) 15時半頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2017/10/07(Sat) 15時半頃


【人】 学園特警 ケイイチ

[ガーディの言葉から、疑問と不安を感じ取る>>39
そうだ、と肯定するのは簡単だ。
何もしなくって良いと告げるのも。
けれど――引き寄せられた手のひらは柔らかな頬に吸い付いて、
次にその唇から溢れたものは、ガーディの「望み」だった>>41
望みは素直に言う。
それは先程―殆ど一方的に、ではあるが―取り交わされた決め事のひとつ。
予想より遥か控えめで臆病な望みは、
つまり彼の内心の怯えが透けるようだった。

声なき声が聞こえる気がする。
棄てないで、と。

ケイイチは素直な子どもの頬を優しく撫でた。]

……さっきの決め事に追加。
ひとつ……僕を疑うな。

[お前を棄てたりしないから、と、言葉にはしない。
ただ疑うなと、そう伝えて――]

(50) 2017/10/07(Sat) 19時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[それから、役割、と改めて考えて――
顔に出さないまでも、ケイイチは迷っていた。
こいつ、一体何ができるだろう。
身の回りの世話なら十二分に間に合っている。
何せ夜の相手でさえ定期的に呼び寄せているくらいだ。
そも観用少年に望んだのは、そういう解りやすいことではなかった。

けれど――それはそれ。
ガーディが役割を望むのなら、与えたい、と思う。
ケイイチは逡巡の後に]

……そうだな、お前、文字は読める?
読めないのなら覚えて。
それで僕が寝るときに読み聞かせでもしてもらおうか。
あまりに不得手なようなら他のを考えるが、
先ずはソレから始めてもらおうか。

[そうしてガーディが納得するのなら、
一先ずは従者に児童書の購入を命じるつもり。]*

(51) 2017/10/07(Sat) 19時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[返答は短く、頷きは素直なものだった>>54]

偉い。

[褒める言葉も短く、けれどその頬を撫でる指先は優しい。]

読めるか、なら話は早いな。
僕が眠るまでじゃなくていいよ。
お前のほうが就寝は早いんだから。
ただ、お前が眠る前に、読んで聞かせて。

[伸びてきた手は、すぐにつなぐ。
震える必要なんてないというふうに、指と指を絡めて笑う。]

……ん、いい心掛け。

[そうして、続いた言葉>>60にも笑って――]

(85) 2017/10/07(Sat) 21時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[それがまさか風呂やトイレにまで至るものとは思わず、
酷く慌てることになるのは、
そう遠くない未来のこと。]

(86) 2017/10/07(Sat) 21時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[そうして、観用少年の、ガーディの居る日々がはじまった。

日に三度のミルクは、毎回ケイイチ自らキッチンに立って温め与えた。
砂糖菓子だって問題なく。
服も少年用のものを何着も取り揃えて、
シーツは毎日まっさらのものを。
経済的な面で不自由させることは、何一つなかったと胸を張って言える。

では、一番、愛情は?

そう己に問いかけると、ケイイチは途端に返答に窮してしまう。
優しくしている。
優しくしている、つもりだ。
傍にいるよう伝えた通りに傍にいて
望むのならば風呂だって一緒だ。―流石にトイレは、と必死で言い含めただろうが。
撫でて、触れて、手を繋いだ。
それが愛情、なのだと思う。
……合っているだろうか。]

(87) 2017/10/07(Sat) 21時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[もしガーディの髪が乱れはじめたら
肌が荒れはじめたら
眠りが深くなっていったら
――それはケイイチの愛情が「間違っていた」という証拠。

そんな日が来ないように祈って、怯えて――
そんな自分を見せたくないとも思って。

満たされている、と思うのに、どこか怯える。
そんな矛盾が、ケイイチを苛んでいた。]*

(88) 2017/10/07(Sat) 21時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[幸いにして、数日共に過ごして尚
ガーディが「枯れ」る様子はなかった。
髪は艶を保ち、頬は丸く、唇はいつまでだって桜色。
――たとえ山ほど詰んだ砂糖菓子を一かけらしか口にしなかったとして>>113
 それでも、良かった。

良かった、そう、良かった筈だ。
良かった――]

……ガーディ?

[交わした約束が習慣になり始めた頃、
不意に声が止まって、そして呼ばれる名前>>115
不思議に思ってそちらを見れば、
ガーディは滑り込むようにして隣にきた。
ケイイチは驚いて目を剥き、息を漏らす。

人と寝具を共にする習慣はない。
それこそ閨でさえなければ、こんな距離――
けれど、拒絶したいとは、思わなかった。思えなかった。]

(124) 2017/10/07(Sat) 23時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

……続き、読んで。

[だから、拒絶でも受け入れるでもなく、
続きを促す言葉を選ぶ。
再び本が開かれ、物語の世界が音になったのなら、
ケイイチは懸命にそれを読み上げるガーディの髪に指を絡ませる。

なんだか、満たされている気がした。]

(125) 2017/10/07(Sat) 23時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[そうして夜が徐々に深まる頃、ガーディの瞼が閉じられる。
ケイイチはそれを見届けて、困ったように眉を下げた。
普段ならばこんな時間にケイイチは眠らない。
眠らない、けれど――今はこの時間を壊してしまうことが何よりも惜しい。
だからベッドから抜け出すこともせず、
柔らかくその髪を撫で続けた。

その時か、薄い唇が声を漏らしたのは>>116]

……ガーディ?

[ともすれば唇の内側で消えてしまうほどに微かな声で、彼の名を呼ぶ。
その表情は苦し気で、どこか切ないようで
――でも、今呼んだのは、誰だ?
己の名ではなかった。間違っても、ケイイチ、では]

(126) 2017/10/07(Sat) 23時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

っ……!!

[その瞬間、ケイイチは酷く自分が傷ついていることを自覚した。
焔のような憤りと割くような悲しみが一瞬で襲って、
刹那、息の仕方さえ忘れる。
咄嗟に夜着の心臓のあたりを握れば、ドクドクと激しい音を立てているのがわかる。]

……どうして。

[違うだろう、と叫びたかった。
お前が呼ぶべきは、縋るべきは、
お前を喜ばせるも苦しませるも――僕であるべき、じゃないのか。

片時だって忘れない瞬間。
正室と王との間に子が生まれたと。それは男児であると。
世界がひっくり返る瞬間。
くるりとオセロをひっくり返すようにして裏返った世界。]

(127) 2017/10/07(Sat) 23時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

ガーディ。

[身を乗り出せば、その分ガーディの顔が影に隠れた。
それでも微か見えた唇が、また何事か紡ぐように見えて――

耐え切れなくて、唇で塞いだ。]

(128) 2017/10/07(Sat) 23時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[衝動に身をまかせ、重ねた唇は柔らかい。
そう、衝動だ。あるいは激情。
欲情、ではなかった。――そうあってはならない筈だ。

夜の相手にとあてがわれるのは常に男だった。
ケイイチの趣味ではない。
万が一にでも、ケイイチに「次」の世代を残されては困ると
そういう意図で宛がわれる男たち。
見目も仕草も女に似れば、何も考えぬふりで抱くことだってできた。

けれど、じゃあ、観用少年を――ガーディを求めたのは、そういう理由で?
違う、断じて違う。はっきりと言える。
言える、言えた筈だ、言えなければ……

けれど後悔が脳髄にまで染みわたる頃、
首筋に腕が縋りついてくる>>139
細く幼い子どもの腕だ。
それがガーディのものだと気付くのに―この状況、彼以外のものであるはずがないのに!―妙に、時間がかかって。]

(142) 2017/10/08(Sun) 01時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

っ…………。

[唇を離せば、今しがた重なっていたそこから漏れるのは、
今度こそ――己の名前だった>>140
先ほどとは違った意味で心臓が高鳴れば、
恐怖と高揚は一度に押し寄せる。

抱いた恐怖は違和感から。
主人に否応なしに愛情を抱くと言えど、あまりに「慣れ」すぎていないかと――
そして弾き出される答えに、腹の底が冷えて震える。

けれど、高揚は。
瞳に映るは己の姿。
その声が呼ぶも己で、縋りつくさきもまた己。
誘うような言葉が向けられた先にも>>141――また、己。]

(143) 2017/10/08(Sun) 01時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[カチリ、無意識のうちに奥歯を鳴らす。
求められるがままに与えれば――
――そして求めるがままに奪えば――どうなる?

頭がまわらない。
感情がまとまらない。
ただ腕の中の柔らかさだけが確かで]

……ガーディ。

[僕の守り人。
どうかこの千々に散りそうな心を、繋ぎとめてくれないかと――
縋るように、唇をまた重ねた。]

(144) 2017/10/08(Sun) 01時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ケイイチはついにベッドから降りる。
視線は床に落ち、長い前髪が表情を隠した。]

……………すまなかった。
どうかしていた。

お前は、眠って。
僕は…………今夜は帰らないけれど。
明日には、きちんとする、から。

…………時間を、くれ。

[そのまま振り返らず、まっすぐに部屋の出口へ向かった。]*

(156) 2017/10/08(Sun) 08時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[従者に命じ車を出させる。
全て心得ている顔で従者はただ頷き、車は夜の街を走る。
たどり着いたのは豪奢な作りのホテル。
慣れた足取りで一室に足を踏み入れれば、目につくのは広い室内を圧迫するほどに巨大なベッド、
そして、]

っ…………。

[そこにいた男の姿に、ケイイチは思い切り顔を顰めた。
琥珀の瞳に柔らかな栗色の癖毛長い睫毛、どこか幼くけれど利発そうな顔立ち――
似ている、と思った。

今まで経験してきた中で最高に最悪の嫌がらせだ。断言できる。
心の柔らかい部分が悲鳴を上げる。
頭の芯は怒りと悲しみに取り憑かれ、最早どうすることもできない。]

……命令だ。今夜、お前は一言だって喋ってはいけない。

[慣れた手つきで組み敷けば、男は少し目を見開いたが、従順そのものにこくりと頷いてみせた。
それがまた、彼に重なるようで――ケイイチはすべての感情をぶつけるように、彼を抱いた。]

(164) 2017/10/08(Sun) 14時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[――朝。

主不在のままの住居が、俄か騒がしくなる。
何か言い争うような、慌てたようなやりとりは寝室にまで届くだろうか。

やがて時計の針が七時を示す頃――
寝室に、一人の男がやってくる。
背が高くがっしりとした体型の男だ。少年にとっては初めて出会う相手でもあるだろう。
男は少年のベッドの側に恭しく片膝をつくと、貼り付けたような笑みでこう言った。]

お目覚めですか。
――我が主人が、貴方にお会いしたいそうです。
どうぞ、私と共にいらしてください。

[そうして、少年が素直に従うのならば付き添って
嫌がったり怯えるようならば――そのまま無理にでも抱き抱え、
少年を伴って部屋を出で、住居を離れ、そのまま――そのまま、攫っていってしまうだろう。]*

(165) 2017/10/08(Sun) 14時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ケイイチが住居に戻ったのは、太陽も高く昇りきった後、午前十時をまわってのこと。
両手一杯に抱えた高価な砂糖菓子は、つまり贖罪のつもり。

これを渡して、云うのだ。
すまなかったと。
もう二度と――あんな酷い真似はしないから、と。

それで菓子を与えて、ミルクを飲ませ――
そうすれば戻れるだろうか。
正しい在り方、「らしい」為り方。
なれる――だろうか。
身体は知らず震えていた。
それでも空気の読めない―読まない―従者がドアを開ければ、
いつもの住処が]

……?

(173) 2017/10/08(Sun) 16時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ


[何か様子がおかしいと、気付く。
呼んでもないのに人の気配が「ありすぎる」。
玄関の音に、すぐさま出迎えにやってきた人間は――蒼い顔をしていた。
彼は震える声で報告して、曰く]

…………は?

[本国からやってきた人間が、ガーディを連れていった、と。]
 

(174) 2017/10/08(Sun) 16時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ


[短くはない旅路も、少年が意識を途切れさせたままならば
一瞬の合間に終わるだろう。

車を降りて列車に揺られ、そのまま国境を越える。
その間も少年の拘束が外されることはない。
王室の外周ように手配された特別な列車ではなく、
一般市民も利用可能な―とはいえもちろん高級な―ものを使うのは、
つまりそれが、公にはできない何か、を行っているという証拠。

列車から再び車に乗り、それが豪奢な門戸をくぐれば、そこは――
かつてケイイチが暮らした場所。
ケイイチが君臨する筈だった場所。]

(175) 2017/10/08(Sun) 16時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[少年はある一室に連れていかれる。
広い部屋だ。
トイレも浴室でさえ備え付けられて、
大きなベッドにはまっさらなシーツ。

けれど――よく見れば気付くだろう。その、異質さに。
コードや紐、刃物の類は徹底的に排除され、
入口の鍵は外からしかかからず、
扉には食事を受け渡しするための穴が開いている。
どこかから漂う香は、思考の芯を奪うもの―もっとも、観用少年相手に利くかは別であるが―
あまりにも上質ではあるが、つまりそこは牢屋だった。

男は少年をベッドに寝かせ、―まだ意識を失っているようなら頬を軽く叩いて起こし]

 「……食事をお持ちしましょう。
  その後は、我が主との謁見を」

[張り付けた笑みで一方的に告げると、
少年をひとり残し、部屋を後にした。]*

(176) 2017/10/08(Sun) 16時半頃

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