人狼議事


246 とある結社の手記:9

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【赤】 愛人 スージー

─ 夜、 ─


[最後の夜だ。そして、最初の夜だ。]

 

(*10) taru 2018/08/05(Sun) 23時半頃

【赤】 愛人 スージー


[それはこの宿で直接行う最後の食事で、ピスティオが同胞になってからはじめての食事だ。同胞、── 人狼。 これから、彼女に牙を向けるのは、私であって私じゃない。

一人前の、お祝い。

その部屋にはいる前に、黒い小柄な狼は新しい同胞の足元にいた。その周りをくるくると回る。ふさふさとした尻尾がその脛を擦った。そうして一度お座りをして、ふんすと音もなく鼻をならすのだ。]
 

(*11) taru 2018/08/05(Sun) 23時半頃

【赤】 愛人 スージー


 暗いと解らないでしょ。

[影に、闇に溶け込むための毛並みは夜の狩に適している。
少し小柄だが、足音も、尾が空を切る音もしなかった。

会話は全部、人間には聞こえない声だ。]

 じゃ、ピスティオはここからゆっくりきてね。
 部屋にたどり着く頃には、
 もうしゃべれなくなってるから。

[ここ。─── ここは、マリオの部屋。だった場所。
ルパートも居るのならそちらは自由にお任せだ。]

(*12) taru 2018/08/05(Sun) 23時半頃

【赤】 愛人 スージー


[扉をあけて忍び込むのももう慣れた。
音もなく部屋を出て、]
 

(*13) taru 2018/08/05(Sun) 23時半頃

【赤】 愛人 スージー

[──音もなく、部屋に入った。

気付いただろうか?
本当はもう、ひっそりとする必要もない。

寝てただろうか立ってただろうか座ってたろうか。
でもどれも、関係ない。だって、そのまま、

飛びかかって、
喉笛を食いちぎるのに、変わりはないのだから。

そうして、次に肩口を噛み砕く。ぱくっと離して、念のために膝も噛み砕いておく。ピスティオが来たのはどのときだったか。あ、来た。ときっと尻尾を振っただろうけど、恐らく既に、この部屋は血の臭いで溢れていた。

ふふんとパティに向き直る。]

(*14) taru 2018/08/05(Sun) 23時半頃

【赤】 愛人 スージー


 パティ、 きこえる?
 別の声がきこえるんだっけ、でもこれは?
 

(*15) taru 2018/08/05(Sun) 23時半頃

【人】 愛人 スージー


 ぅるるるるる───…

[そこに響いていたのは、低い唸り声だけだ。]

(7) taru 2018/08/05(Sun) 23時半頃

【赤】 愛人 スージー


 きこえる?きこえないかー。
 そうよね。 ざんねん…。

 今日はね、お祝いなのよ。
 パティはごちそうなの。

[そう言って。もぐもぐと彼女を本格的にたべはじめるのだけれど、……やっぱり、味は普通で、いつもとまったく、かわりはなかった。*]

(*16) taru 2018/08/05(Sun) 23時半頃

【人】 愛人 スージー

─ 朝、 ─

[いつもの朝だ。ここ数日の当たり前の朝。
今日も結社員が彼女を運び出していくのだろう。

毎日掃除をしていた、掃除夫は、
今日も、掃除はしたんだろうか。それとも。

……今日は、いつまでも血の臭いがなくならないな、と思った。]

(13) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃

【人】 愛人 スージー

─ 朝、処刑連行時 ─

[がしゃん、解錠の音が響く。足音。

票は見事にバラバラだった。
拍子抜けしたくらいだったけど、これで終わりだ。
彼が最後の人狼だといって、おわり。おわる。

今日もまた、つれていかれて行く人を見つめる。
当たり前のように受け入れるその姿を、じっと。>>0

がしゃん。施錠の音が、響いた。]

 ……。 はあ。

[ひとつため息をつく。これで、これで…。
終わるんだろうと思う。思って、]

(14) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃

【人】 愛人 スージー

[ぱっと、顔をあげた。
扉を見つめる。そわ、そわそわ。落ち着かなくて。

連れていかれたラルフ。
響く馬車の音、馬の嘶きが耳に残る。

えっ、あれ。そうか、あれで。おわりだ。
おわりだ。もう、会えないんだ。

自分で殺すよりも、全然現実感がわかない。
かわりにわいてくるのは焦燥感だ。]

(15) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃

【人】 愛人 スージー


 えっと、
 …… もう、しんだかな。
 まだいきてるかな。

[心の底が、落ち着かない。
どうして、彼には私の声が届かないんだろう。]

 ……。

[彼が連れていかれたら嘆くと言った。
でも、いつ嘆けば良いんだろう。いつ、いつ?いま?わからなくて、だって、本当に、ほんとうにしんじゃったの?]

(16) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃

【人】 愛人 スージー

[ドンッ、
扉を叩く。]

 ねえ、
 あの、 もう、
 

(17) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃

【人】 愛人 スージー

[ドン、ドンドン、
また叩いた、もう居ないのは解ってる。]

 ねえ、

[扉を叩いて、声をかけて、次に出た言葉は、]

(18) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃

【人】 愛人 スージー

   ─── 待って…!

(19) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃

【人】 愛人 スージー


 まって、ねえ、おねがい、まって!
 まって、まだ死んでないんでしょ?
 だって見てないもの、ねえ、

[扉を叩く回数が増える。]

 おねがい、お願いよ、まって、
 待ってってば!きいてる!?
 きいてよ!! ねえ、 ── ねえ…!
 

(20) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃

【人】 愛人 スージー

 ラルフを、つれていかないで!!

[どうして私は。
そんな事、心にも思ってなかったじゃないか。]

 つれていかないでってば!!
 つれて、 つれていかないで、
 ころさないで、…… ころさ、……

[最初に殺したのはどんな相手だったっけ。
もう全然覚えてないけど、小さい頃だったから、
たぶん相手も小さい子だったんだと思う。

食べたいなって思って。食べた。
相手は何て言ってたっけ。

全然、覚えてない。]

(21) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃

【人】 愛人 スージー

[かけられた鍵を力一杯引っ張っても、どうしようもならない。壊れない。びくともしない。早くしないと、ああでも、ダメだ。きっとだめだ、もうなんの音もしない。]


 ……、…

[大きく息を、吸って、はいた。]


    ぁ、…


 う。

 

(22) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃

【人】 愛人 スージー

 ううう、ううううううううううっっっつ!!!!

[両手で顔を覆って、膝が地面に突く。
そのまま座り込んだ。]


 うああああああぁあっ、 !
 いやだ!いやだ、やだ、いやだいやだ、
 ラルフ! らるふ、らるふ、…ラルフ……、
  うう、ああ、う、ぅううう、だ、や、
 んぐっ、うう、や、ぐ、ううぅうう、ぁ、……

 やだよぉ……


 おいて、いかないでよ

[う、ぐ、うええ、と大声をあげて泣いた。泣いて、止まらなくて、途中咳き込んだり、鼻をすすったり、嗚咽がもれたり、とにかく泣いた。もう袖だってびしょびしょで、こんなに泣いたのなんてきっと生まれてはじめてだ。]

(23) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃

【赤】 愛人 スージー

[嘆く。って解ってた。自分でも、そう言った。
解ってた。解ってた。わかって、



        …なかったかも知れなかった。]

(*17) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃

【赤】 愛人 スージー


 いやだ、いやだいやだいやだいやだ。
 やだやだやだ、やだ、いやだ、いやだ、
 やだ、…なんで、どうして、ああでも、
 いやだ、こんなの、なんで、いやだ、いやで、でも、


[あの紙に名前を書いたのは私もだし、
助けるチャンスをふいにしたのも私だ。

構わないって笑って投票したのは私だ。

解ってたじゃないか、こうなることくらい。
解ってたじゃないか、彼が死ぬことくらい。

わかってたじゃないか、もう会えない事も、
もう話すらできない事も。

わかってたのに。]

(*18) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃

【赤】 愛人 スージー


[大声で泣いた。
そうしたら、聞こえる声が慰めてくれた。]
 

(*19) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃

【赤】 愛人 スージー


[仲間を失っただけじゃなかった。
好きな人が死んでしまった。

だからかな、だからかも、こんなに悲しくて辛くてしんどくて、ああ、もう死んでしまいたいって思うのは。はじめてだ。こんな気持ちははじめてだ。もう、どうしたらいいかわからない。
いやだ、いやだ。いやだいやだいやだいやだいやだ。

どうして。]
 

(*20) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃

【人】 愛人 スージー

[ないて、ないて、ないて。
大きく深呼吸をして、また泣いた。

すん、

落ち着く頃には、どれだけの時間が経っていたか解らない。
最初に嘆くと宣言していたのだから、たぶんそっとしておいてくれるだろう。してくれてなくてもただただ泣いているだけだったのだが。]


 ……ラルフ。

[どん、ともう一度扉を叩く。口許が戦慄いた。
でもそこから漏れたのは泣き声ではなくため息だ。

深呼吸をする。]

(24) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃

【人】 愛人 スージー


 …… はあ。
 あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 おちついた!
 すっきりしたあ。

[少しかれた声でそういうと、立ち上がった。
目元をぐしぐしと擦るとべしゃべしゃだ。すん、とまた鼻をならす。]

(25) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃

【赤】 愛人 スージー


 殺さなくっても、結構すっきりするものね。
 あんまり泣いたことってないけど、便利だわ。
 

(*21) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃

【人】 愛人 スージー



 じゃあちょっと顔洗ってくる。


[そういってその場を立ち去る様子は、きっといつも通り。
また、つるっとしてしまった。いつもの事だ。
いつも通りだ。そしてこれからも。
だけど、小石にぶつかる小石の音を、私は頭の奥のどこかできっと、たしかに、聞いていたのだと思う。]

(26) taru 2018/08/06(Mon) 03時半頃

【人】 愛人 スージー

[─── 顔を洗いに行く前、
ベッキーが、マリオは(>>87)、という。

ここに、人狼なんていない。

それがルパートの答えだ、確かに。そう思う。
そーそー、と相槌をうって、少し。]

 じゃあ、逆に…
 殺されても良かった人って、 誰?

[そんな事を聞いた。
彼女の質問の意図とズレていても構いやしない。
だって、私にとっては誰を食べようと、あんまりかわりはなかったからだ。命は平等と言えば聞こえは良いが、そういうものではないことは、ラルフの一件が答えだ。

でも別に答えなんてどーでもよかったから。
そのままひらっと、長い金の髪を翻して、今度こそ、顔を洗いに行くのだ。まるで、日常生活のように。*]

(96) taru 2018/08/08(Wed) 05時半頃

【赤】 愛人 スージー

─ 夜、>>*30 ─

 平気よ。
 たぶんたべられるの解ってたみたい。
 笑ってたわ。

[ピスティオの言葉>>*37に尻尾をふった。
そのあと静かになる。]

(*52) taru 2018/08/08(Wed) 06時半頃

【人】 愛人 スージー


 くぅん?

[ふりかえると同時に、>>45
別のにおいが広がる。]

 ぎゅう

[尻尾がまるまった。]

 ぐるるるるるる!!!

[がううう、と威嚇状態だ。だって、なんで!?血の臭いよりもっとひどいじゃない!!!]

(103) taru 2018/08/08(Wed) 06時半頃

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