15 ラメトリー〜人間という機械が止まる時
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―倉庫前―
[>>3ソフィアの様子に不思議そうに首をかしげ]
そう、ね。 気にしないほうがいいのよ、ね。
[その背に何かが見える気がするけれど。
あまり追求したくない気がして]
あたし、部屋に戻るわ……
[ひとつ息をつき。
ふわり、毀れる白から逃げるように。 その場を立ち去った**]
(5) 2010/07/22(Thu) 00時頃
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コリーンは、自室に戻る途中、悲鳴を聞いた気がした**
2010/07/22(Thu) 00時半頃
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―回想―
[Lalala]
[小さく歌を紡ぐ。 自室へと向かっていた足は。
途中で聞こえた悲鳴>>4に。 迷うようにとまり]
なにか……あった?
[呟き。
色のない瞳がさまようように周囲を見て。 ゆっくりと、歩き出す。
向かった先に居るのは――<<コリーン>>だろうか]
(62) 2010/07/22(Thu) 07時頃
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―回想中・城内― [声が聞こえたほうへと歩いたつもりで。
たどり着いたのは自分の荷物を置いた部屋]
あら……
[不思議そうに、ひとつ瞬く。 身に巣くう異形は、歌を歌うことを望み。
小さく、歌を歌いながら。
城内がざわめいている気配を感じている]
(63) 2010/07/22(Thu) 07時頃
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哀れな人形。 哀しい人形。
糸が切れても。
回る道化はとまらない。
[歌を口遊む。
荷物を見やり。
その中から、小ぶりのナイフをひとつ。 外套のポケットに滑り込ませる。
ここの所寝てない体は。 それでも、動いて]
(64) 2010/07/22(Thu) 07時頃
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―回想― [ゆっくりと廊下へと戻り。
悲鳴は聞こえないけれど。 ざわめくような気配を感じる場所へと]
[Lalala] [Lulala]
[古城の中。 歌が響き。
そうして行き着いたのは―― フィルとヨーランダ>>39 そして――誰かだった、名残]
ああ……誰か、壊れたのね……
[小さな呟き。 それはセシル>>33に聞こえただろうか]
(65) 2010/07/22(Thu) 07時頃
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―回想―
[部屋の中に入ることはなく。 アリーシャ>>@5はすでにその場を立ち去った後で。
フィル>>43がヨーランダを寝かし。 壊れた誰かを運ぶのを見る]
(67) 2010/07/22(Thu) 07時半頃
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[手伝いを申し出ることもなく。 フィル>>44が立ち去るのを見送って]
こうやって、壊れて行くのね。
[呟き。
セシルがそれを拾ったなら―― 怒り狂っただろうか。
怒り狂って、気を失ったセシルを。 運ぶだけの力のないコリーンは。
困ったように。 歌を口遊みながら。 その傍らに、居るだろう**]
(68) 2010/07/22(Thu) 07時半頃
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―ヨーランダの塒―
[詰め寄るセシル>>69に。 色のない瞳が、きょとり、瞬く]
壊れてるのに、生きてるの?
あなたは、だれ? セシルじゃないの?
[不思議そうに首がかしぎ。 白に近い銀が揺らぐ**]
(71) 2010/07/22(Thu) 08時頃
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[>>72強く睨まれて。 色のない瞳が瞬く]
セシルの“いもうと”……?
[>>77不思議そうに呟き。 生きていると、繰り返す姿に。 壊れたことを、認めない姿に。
色のない瞳を細めた]
そこまでして。 生きたいの?
[壊れてなお。 生きようとするのが不思議で。
セシルの“いもうと”に。 たずねた]
(91) 2010/07/22(Thu) 12時半頃
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生きていたい。 それは、あたしも同じ。
でも……壊れてるのに。 どうして、生きるの?
[けれど、声は。 倒れたセシルには。 届かなくて]
(92) 2010/07/22(Thu) 12時半頃
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[>>74倒れたセシルを。 シイラが支えて、横たえて。
シイラが窓から出ていくのを。 何も言わずに見送り。
横たわるセシルの傍らで。 ぼんやり、座りこんでいる**]
(93) 2010/07/22(Thu) 12時半頃
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コリーンは、そのうち、気を失うように眠りに落ちた**
2010/07/22(Thu) 12時半頃
コリーンは、フィリップが戻ったときもまだ目覚めていないだろう**
2010/07/22(Thu) 13時頃
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―ヨーランダの塒―
[気を失うようにして眠りについて。 どれほど時がたっただろう。
フィリップ>>103が戻ってきたことに気づかず。 けれど布>>109を掛けられて。
僅かに意識が浮上して]
[そして、水音と。 ヨーランダの声>>110に目を覚ました]
――生きている?
[ぼんやり。 鸚鵡返しに呟いた]
(111) 2010/07/22(Thu) 18時半頃
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コリーンは、ヨーランダにぼんやりとした視線を向ける。
2010/07/22(Thu) 18時半頃
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―ヨーランダの塒―
[>>114聞こえるか細い声。
傍に居るセシル>>113が身じろいでも気づかなくて]
……約束は、大事、ね。
それでも――
壊れるときは。 壊れるものだけど。
[まだ、頭がはっきりしない。
身のうちに居る異形は。 歌に惑わされたものたちだけでなく。
言葉で惑うものが居るのならばと。 女の口をあやつりも、する]
(116) 2010/07/22(Thu) 19時頃
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―ヨーランダの塒―
[フィリップはヨーランダの手を綺麗にしているのだろうか。 制止する声があがったのなら。 色のない瞳が不思議そうに見るだろう]
[没むヨーランダをぼんやりとみやり。
傍で起き上がったセシル>>117が。 気を失う前とは違う様子を見せるのに。
ようやく、頭がはっきりとし始めて]
――リタ? あなたは、セシル?
[ゆらり、白に近い銀を揺らして、問う]
(118) 2010/07/22(Thu) 19時半頃
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[>>119セシルの謝罪に。 きょとりと瞬き。
ああ、違う人だ。と。 どこかで納得した]
セシルが探していた、妹さん。 そう、もう壊れていたのね……
[小さく頷き。 先ほど、フィリップが運んでいった。 壊れた「誰か」がラルフだったことを思い返し]
ラルフも、壊れたのね。
[呟き。 魘されるような。 すがるような。 そんな響きに聞こえるヨーランダ>>120に。 色のない視線が向いた]
(121) 2010/07/22(Thu) 19時半頃
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[認めるセシル>>123と。 認めないヨーランダ>>124]
ねえ、ヨーランダ。
死んでないのなら。 壊れてないのなら。
なぜ、彼女は、ここにいないの?
[悲しげなセシルを見やり。 それからヨーランダへと視線を移して。
歌うように、たずねた]
(125) 2010/07/22(Thu) 20時頃
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―ヨーランダの塒― [セシル>>126の言葉を聞き。 フィリップ>>127がヨーランダの世話をして居るのを見る。
フィリップの言葉に、ヨーランダはどう返しただろう]
――壊れてもなお、生きているのなら。 この世界はとうに、死者の国、だわ。
[歌うように言葉を紡ぐ。 彼女が現実を認識しても、しなくても。
もう気にしない、というようにゆらり立ち上がり]
あたしは、行くわね。
[フィリップに布をありがとうと告げて。 セシルはどうするのかと一瞬視線を向けるけど。
引き止められないのなら、そのまま廊下へと]
(131) 2010/07/22(Thu) 20時半頃
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コリーンは、セシルとほぼ同時に、部屋を出る。
2010/07/22(Thu) 20時半頃
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―城内― [ふわり。
白に近い銀を揺らして歩く]
[Lalala]
[Lulala]
[歌を歌いながら。
どこにいくとも定めずに]
(132) 2010/07/22(Thu) 20時半頃
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―城内―
赤い花、白い花。
枯れるのはどれ。
残るのはどれ。
はらはらひらひら。 二つに一つ。
どちらがのこる。
[歌を歌いながら。 古びた廊下を、歩く。
さまよううち―― ふと、話し声>>139が聞こえた気がして。
立ち止まる]
(143) 2010/07/22(Thu) 21時頃
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コリーンは、マーゴの声が聞こえた部屋を探すように、周囲を見た。
2010/07/22(Thu) 21時頃
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―古城・小部屋近く― [歌を歌いながら。 聞こえた声を探すけれど。
扉を開けるのをなぜかためらい。 そのままふらふら、通路を歩く]
絡まる絡まる糸の先。 もつれた手足はどうなるの。
哀れな操り人形。
(159) 2010/07/22(Thu) 22時頃
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牙を向く先は、何。 もうひとりの、じぶん?
くるくるくるくる。 操り糸はほんとにあるの?
[ゆっくりとした歩み。 ポケットの中のナイフ。
確かめるようににぎりながら。 通路を歩く]
(160) 2010/07/22(Thu) 22時頃
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―城内―
[歌を歌いながらさ迷い歩く。
そうするうちに、古城の外。 大きなシィラの姿を見て]
――?
[その目が向かう先に何があるのかと。
ゆるやかに、近づいていく]
(169) 2010/07/22(Thu) 22時半頃
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―回廊― [威嚇の叫び>>171に。 色のない瞳が瞬く。
向かった先にはベネットとチャールズ>>168]
――異形は異形、ということなのかしら。
[ヨーランダの傍にいたときは。 おとなしく見えたシイラは。
いまはまさに、ばけもののよう]
(172) 2010/07/22(Thu) 22時半頃
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―回廊―
[シィラをみて。 ベネット>>173をみる。
急速に異形と化していくベネットに驚き。
歌を歌うことも忘れて。 ただその場で。
呆然と立っていた]
(180) 2010/07/22(Thu) 22時半頃
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―回廊― [チャールズ>>181の言葉に。 頷きを返すことすら忘れて。
歌に惑わされたものは。 歌が聞こえなくても。 逃れることはできないけれど。
それを知っているのは。 身に巣くった異形だけ]
(183) 2010/07/22(Thu) 23時頃
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―回廊―
[ソフィアがやってきたのをみて。
チャールズが叫んだのも聞こえたけど。 ただ、ベネットが壊れてゆくのを見た]
――ああ……
[嘆くような吐息は。 身のうちに巣くう、異形のもの]
(189) 2010/07/22(Thu) 23時頃
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―回廊―
[ソフィアの、チャールズの。 ベネットのやり取りを、ぼんやりと、見ている。
人が壊れていく様を]
そう、ベネットも壊れて行くのね。
次は誰が壊れるのかしら。
[小さな呟きは。 残念そうな、無念そうな響き]
(204) 2010/07/22(Thu) 23時半頃
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―回廊―
壊れた人形。 虚ろな瞳。
新たな生贄は、誰。
[無意識に。 歌を紡ぐ。
それは異形が歌う歌。
身を守るものでもなく。 心を慰めるものでもなく。
人と人の争いを求める、歌]
(207) 2010/07/22(Thu) 23時半頃
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―回廊―
[>>210シィラも反応していることは気づかず。
ただ、歌を紡ぐ。
チャールズ>>211の視線に。 色のない瞳が、小さく笑んだ]
あたしが、壊れなければ。 あなたが、それでいいなら。
[歌の合間。 柔らかく、こたえる。
歌に狂うもの。 狂わないもの。
それを見極めるように、歌は。 紡がれる**]
(216) 2010/07/23(Fri) 00時頃
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