82 【薔薇村企画】 Contagio ―共鳴―
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――キリシマの家――
おじゃま、しまーす…
[主の声が中から聞こえれば>>0 普段より少し小声で断って中に入るだろう。
中にはいればトルドヴィンも一緒に出迎えてくれたかもしれない。]
サミュエルに、会ってきた、よ。
[端的な言葉を告げる。 意味は伝わらないかもしれないが。]
(2) 2013/05/17(Fri) 00時頃
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[トルドヴィンの言葉>>1には力なく微笑む。 どうかしてはいる。 何かあった。
けれど、今となってはどうにもできないこと。]
牛乳、嬉しいな。甘いのね。
[問いかけには>>4人の家なのに注文をつけて。 無事、とキリシマの言葉>>6にはゆるく首を縦に振る。]
おかげさま、で。 キリシマさんもトルドヴィンも、大丈夫?
(7) 2013/05/17(Fri) 00時半頃
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ありがとー、トルドヴィン。
[彼の耳が聞こえていないのは知っていたけど それでもいつものように。笑顔で牛乳を受け取り>>15お礼を言う。 礼の部分は表情で伝わっているだろう。
キリシマの前に置かれたゼリーをちらりと見て 一瞬だけうらやましそうな色を瞬かせたが。
聞くべきことを思い出して、静かに尋ねた。]
――ケヴィンさんと、ホレーショーさんが……って。 チアキからも、大ざっぱには聞いたんだけど。
[病気は本当? と震える声で。 サミュエルの姿を見たら病そのものを疑う気などなかったが。]
(16) 2013/05/17(Fri) 00時半頃
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[す、とゼリーを差し出されたので>>20 少しためらってから一口だけもらう。
そういえば食事をしていない、と思い出した。]
そっか、ケヴィンさんは魔物、に……
[一瞬だけ睫毛を伏せ祈りを捧げる。]
ホレーショーさんは、副作用はなかった。 けど、ドリベルだって……
[掌に残る硬い感触。 思わず思い出して右手を広げた。]
(21) 2013/05/17(Fri) 01時頃
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うん……うん、ありがとうキリシマさん。
[狼が隠れていた、ということは ケヴィンは不意打ちを食らった、ということか。 それとも誰かをかばったのか。
続けられたキリシマの言葉に>>23 彼もサミュエルのことは知っているのだとわかった。]
……約束、したんだ。 葡萄を持っていくって。
[彼との会話を思い出して>>3:500呟く。 それが無理な話である、とは言われなくとも分かっていた。]
(24) 2013/05/17(Fri) 01時半頃
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[トルドヴィンに尋ねられて>>25 何と答えたものか少し迷う。
食事はしたいけれど、お邪魔するのも、と 葛藤を打ち破ったのは場にそぐわぬ腹の虫の声だっただろうか。]
葡萄も、桃もね。 もうちょっと後だから――その時は。
[話しながら小さく鼻をすすっていると、 目の前でトルドヴィンを撫でるキリシマの姿に>>27 少し驚きを禁じ得ず。
けれどそれをしているキリシマは、いたって平然としていたので ただ、無言でその様子を見守った。]
(28) 2013/05/17(Fri) 01時半頃
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[響いた音はキリシマには聞こえたらしく、>>30 食事の用意をトルドヴィンに伝えているのを見て ごめんなさい、と両手を合わせて謝った。]
お詫びに、またチーズ持ってくる、から。 あと果物も。
[指先で丸を作ってトルドヴィンにも示す。 果物やチーズを意味しているとは伝わらないかもしれないが。
不思議そうな顔をされたら板を借りて、 その旨を書き込んだかもしれない。]
……そうしたら、一緒にキリシマさんたちもね。 桃は、もうすぐだから。
[それまでに彼らが生きていることを願って、 そんな未来の約束を口にした。**]
(31) 2013/05/17(Fri) 02時頃
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[胸を張ったキリシマに>>33そうだった、と笑う。 痛みやすい桃は外からだと手に入れにくくて ジェームスが作り出した時は皆に喜んでもらえた。]
――……ごめん。
[浮かんだ思い出に目尻に涙が滲み、指先で拭き取る。
けれども運ばれて来た食事の香り>>34に 少しだけ顔を緩ませた。]
ありがとう、トルドヴィン。
[シチューのかかっているパンを見ながら ああ、これも――とまた泣いてしまいそうになるけれど。
自分の作ったパンを見て悲しい顔をすることなんて きっとあの人は望んでいないだろうから。]
(39) 2013/05/17(Fri) 07時半頃
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そういう時は、笑顔で美味しいって言えばいーと、思う。
[客は謙遜するのはトルドヴィンの性格を思っても 当然のようなことがするけれど。
キリシマの愚痴なのだか惚気なのだかに>>35 似たようなことを考えたことがあるので、真面目に返す。 ついでにもう一言はジェームスにも聞こえないよう付け足して。]
(40) 2013/05/17(Fri) 07時半頃
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[料理を一口、口に運ぶ。 好物の肉詰が入っていたので、自然を笑みになりつつ 卵を口にして不思議そうな顔をする。]
卵の味付けって家によって違うんだなー…… 全部美味しい。ありがと。
[真相はジェームスがトレイルに合わせ砂糖大目に作ってくれているのだが、そんなことは気がつかず。 ただの調理人の個性だと思いながら 食事を何口か口に運ぶ。**]
(41) 2013/05/17(Fri) 07時半頃
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[目の前でキリシマがしたことに>>45かなり驚きつつも、表面は平静さを装う。 ここでこちらが下手に照れてしまえば、 トルドゥィンが余計に恥ずかしいだろう。
まるで見えてない振りをしつつ食事を口に運び、 さて隣の彼はどうだろう、とジェームスにちらり視線を向けた。
赤くなっていたり反応に困っている様子だとしたら、悪戯心を出して彼の手を取り、その指を自分の唇へと触れさせる。
伝える言葉は、何にしようか。]
(46) 2013/05/17(Fri) 11時半頃
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[ぽつりとつぶやいたキリシマの>>51思っていることはわからない。
ただその単語に彼の弟子であったサミュエルを想い、ケヴィンの弟子だったチアキを想う。 自身は長期間特定の師に師事することはなく、指導相手はジェームスであることが多かったが――
きっと、師弟の絆は立ち入れない深いものがあるのだろう。]
(57) 2013/05/17(Fri) 13時半頃
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んー? 大丈夫。仲良いのはいいことだし。
[トルドヴィンの言葉>>53には、顔の前で手を降ってからOKサインを出す。
もうキリシマが謝っているのに>>52、主に対して毒を呟いている姿は、二人の信頼関係の現れだろう。 にこりと微笑んだトルドヴィンが>>54とても楽しそうで、コンソメスープを宣言されたキリシマもなんだか嬉しそう>>56に見える。]
いいなぁ。 ジェームスもたまには俺を怒ってもいーんだよ?
[二人の気をおかないやり取りが微笑ましくて、そんなことを言ってみる。**]
(59) 2013/05/17(Fri) 13時半頃
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これから……は。そーだね。
[トルドヴィンの問いかけに手を止めて。 ひらりと自宅の方を指差した。]
一度家に戻ろう、かな。 手伝いが欲しいなら、いつでも。 怪我の手当ぐらいはできるし。ね、ジェームス。
[隣にいる彼の意見も尋ねる。 怪我もない彼ならもう少し動き回ることもできるだろう。]
(61) 2013/05/17(Fri) 14時頃
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でも、トルドヴィンも休んだ方が、いいよ。 ……きっと、疲れてるから、ね。
[名前のところで彼の胸を指して、休む、で寝る動作をする。 食事を用意し、キリシマと暖かい会話をしているけど、 仲間を失った衝撃はじわじわとくるだろうから。
まして、聴力を失い肺をやられた主を気遣う生活は、 いつもより疲れるのではないか、と思い。]
キリシマさんも、無理はしないよーにね……って、俺がいうのも、なんだけど。
[はるかに大先輩の彼にまでそんな言葉は不要だったか、と差し出がましいことを口走ったのは反省した。
本当に疲れているのは、きっと自分の方だ。]
(62) 2013/05/17(Fri) 14時頃
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トレイルは、もぐもぐとパンを食べている。**
2013/05/17(Fri) 14時頃
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[トルドヴィンの言葉>>64には、頷くことにした。 身体はそれほど疲れてもないけれど、休んだ方が良いかもしれない。
ジェームスにも心配をかけてしまった、と彼の視線>>76を受けうつ残りの食事をすませる。]
それじゃあ、お邪魔しました。 また、来るね。
(82) 2013/05/17(Fri) 16時半頃
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[食事を終えると家に戻ることにして、再び並んで歩き出す。 真顔で問いかけられた質問には>>78くすくすと笑った。]
どっちでも、好きだよ。 お前に甘やかされるのも、怒られるのも。
(83) 2013/05/17(Fri) 16時半頃
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[最後は小声で告げて、繋いでいた指を絡めて、もう少し近くに寄り添った。**]
(84) 2013/05/17(Fri) 17時頃
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――キリシマの家から帰宅後・自宅――
[小さく溜息をついて寝台から降りる。 胸の痛みはもうなくなっていて、脈もそれなりに触れていた。
味わった痛みはそれなりのものであったが それよりは別のものの方が強かった。]
(124) 2013/05/17(Fri) 21時半頃
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[心配をさせてしまっただろう。 近くにいなかったらジェームスを探すために、 裸足でぺたぺたと部屋の外へ。
彼を見つければいつものように後ろから抱きついて 彼の肩に顎をのせ、何をしているのかと手元を覗き見る。
それからお腹がすいた、とか。 ケーキが食べたい、とか。いつものように我儘を言って。
ほぼ終わりかけのシーツを手にとれば、丁寧に仕上げて畳み 残りの一日はチアキのシャツをなおす作業にはいるだろう。]
(125) 2013/05/17(Fri) 21時半頃
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[スプーンを差し出され>>127、眼を輝かせて口にする。 手元を見ればどうやらケーキの準備をしているようで。]
んー、美味しい! 出来上がり楽しみにしてる。
[微笑んで作業を続けるジェームスに頷いて 椅子に腰かけて針仕事を始めるも。]
……
[集中している仕事のはずなのに、時々手を止めては ジェームスの姿を目で追ってしまう。
そのたびに小さく笑みを零しつつ、作業に戻ることを、 はたしてジェームスは気がついただろうか。]
(132) 2013/05/17(Fri) 22時頃
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[食卓を見て>>136、コンソメスープがあることに気がつき微笑む。 けれど――欠かさず在ったはずのものがない。]
……パン、作ってみようかな。 俺だけじゃ不安だから、ジェームスも、一緒に、さ。 狩り、は無理だけど薬草の世話ぐらいならできるし。
[スープを口に運びつつ、そんな想いがこぼれた。]
(139) 2013/05/17(Fri) 22時半頃
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じゃあ、今度試してみようか。 ……レシピ、とか教わっておけばよかったな。
[同意の言葉>>142に感謝して。 そんな会話を続けながら、食事を終える。
夜はだんだん更けていく。 寝る前にはチアキのシャツも仕上がっただろうか。
翌日彼らが訪ねてくる事など知らないので 明日届けに行こうか、と提案しつつ。]
(151) 2013/05/17(Fri) 23時頃
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……サミュエルの、シーツも届けなきゃな。 ついでにベッドメイクでもしてあげようか。
[昼寝を何より愛していた彼のことを、 そっと手の中で転がすように思い出す。
明日の予定を話しながらも、 寝ている間に何か起きるかもしれない事を考えて。
その日はジェームスの手を握って寝たい、と頼んだ。]
(152) 2013/05/17(Fri) 23時頃
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――朝・自宅――
[戯れのような会話を交わしながら それでも手はしっかりと握って朝を迎える。
起きて最初に視界に映ったのは彼の手で、 顔の近くに引き寄せると、愛しげに口付けを落とす。
もしもジェームスが起きていれば 彼の唇にも「おはよう」の代わりに。]
(163) 2013/05/17(Fri) 23時半頃
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[身体を抱き寄せられて、それでもジェームスの手を離さない。 温かい拳にもう一度口付けながら 彼の動きにも、自分の身体にも異変がないことを確認する。]
ジェームス、様子おかしいところはない?
[俺は大丈夫、と告げて。 彼にもう一度抱きついてから、朝食のリクエストを。]
今日は目玉焼き。あと、オレンジが食べたい。 それと昨日のチーズケーキ。
[朝食を食べて出かける支度でもしようか。 そんなことをしていれば訪問客が来るだろう。]
(183) 2013/05/18(Sat) 00時頃
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[ノックの音>>181 声は聞こえなかった。 誰だろう、と思いながら扉を開く。]
チアキ、攻芸、どうしたの?
[チアキの異変には気がつかず、いつもの調子で声をかける。]
(185) 2013/05/18(Sat) 00時半頃
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手合わせ? 俺は、ジェームスが良ければ。 あ、待って。シャツをわたすね。
[ジェームスが近くに来ているのを見て>>187 いれ違いに自分は部屋の中へと。
チアキに返す予定だったシャツを取り出す。]
(191) 2013/05/18(Sat) 00時半頃
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え、そーなの? じゃー、お言葉に甘えちゃおうか。
[弁当、と聞いて声を弾ませた。>>193]
はい、チアキ。シャツね。 一応あまり目立たないようになおせたけど。着心地悪かったらなおすね。
[ぽん、とチアキの腕の中にシャツを渡して。 ちらりとジェームスを見やった。]
(194) 2013/05/18(Sat) 00時半頃
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空き地ね、わかった。 チアキは俺と一緒にみてよーね。
[家の中に向かったジェームスを追って>>200 中に入る前に、ぽんっとチアキの頭をなでる。 包帯の下が心配になったけど触ると痛いだろうし、と触らず。
家の中に入るのが少し遅れたが、 台所でジェームスが溜息をついたのはわかったので。
後ろから近づいて、尋ねた。]
……どーか、した?
(203) 2013/05/18(Sat) 00時半頃
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