人狼議事


159 戦国 BATTLE ROYAL

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【人】 山姥 八重

― 関ノ原 ―

[戦は荒れ狂い、東西共に星は潰え行く。
それは春を向かえば雪が融け消え、やがていずれは散る桜が如し]

 ごふっ、げふ、げふ、がーふっ!!

 何やあほらし。さすにうちも年にゃ勝てまへんわ。
 あぁしんど。お迎えさん見えそうやわ。

 せやけどホウイチ様……
 あともうちょおいとだけ、かんにんなぁ?

[お迎えは、生きるもの平等に訪れるからこそ、齢八十を迎える老女もまた、己が死期が近そうな事を悟り、瞼を閉じる。
それは、関ノ原へ出陣するほんの少し前の事だ…]

(26) 2015/05/20(Wed) 17時半頃

【人】 山姥 八重

― 一月前 山芭 白霧城 ―

[いよいよ関ノ原の大戦へ出陣する、その少し前の頃だ。
城主たる大名が伏せる床の間には、八重の姿と、老大名の子や孫が集まっていた]

 …ホウイチさまっ!!

 嗚呼、なんつぅ事に。
 あと、あとほんの少し待てばよかったにぃ……!!

[しとねに横たわる老大名が幾つかの言を遺し、すぅ、と何処とも知れぬ三途へ旅立つのを認めて、八重はしわがれた手を顔へ当てていた。

山芭家の当主、ホウイチは関ノ原出陣を前に病に倒れた。
そしてそのまま、病と天寿に導かれる様に、眠りについたのだ]

(27) 2015/05/20(Wed) 17時半頃

【人】 山姥 八重

[老当主の死は、大名を継げる直系の男子と、極々一部の信頼できる家臣のみにしか知らせない事を八重は決めた]

 ……今、ホウイチ様のお亡くなりを知れば調子付く西軍はではります。
 まして、これからん山芭纏める跡継ぎ関ノ原で失くす羽目なりおりゃ、山芭はおしまいどす。

 良き人ん一番支えなるんこそが、妻んつとめや。

 関ノ原むかう山芭ん大将は、うちがやりますえ?

[母の祖母の、有無を言わせぬ重いまなざしが、子を孫を射抜いていた。
齢八十の老体が大合戦へ赴くというのは、ほぼ死地へ向かうと同義である事を理解してなお、八重のその決断は押し通された]

(28) 2015/05/20(Wed) 17時半頃

【人】 山姥 八重

[そして、大名の座を継ぎえる男子達には、ひとつ、亡き夫と八重の胸にのみ隠された、土下家の秘密が明かされる>>0:218]

 土下ん土地は、山芭さええ商売相手や。
 同じ東さん同士、おてて繋げるうちは繋いどったほうがええ。

 ――やけど得不。あんまがいもん小僧は野心家やいうことわすれな。

 凡々しとる富楽はんにゃでけん大胆なこつば幾らでもやりかねん。
 もし東さん勝ちおった後、アレが歯ぁむきおる様ならこれはええ切り札。
 山下さ落しいれんも、まがいもん担いで勝ち馬さのるも、あんたら次第や。


[土下家の秘密だけではない。老大名とその妻、ふたりだけの胸に秘された事は幾らでもある。
年の妙が重なるほどだけ貯えられた、山芭を良く支え導く教えは、これからの天下を見守る者達へ教えられるのだ]

(29) 2015/05/20(Wed) 17時半頃

【人】 山姥 八重

 …年寄りん時代は… もうええかげんに仕舞いどす。


 良き人が残した最後ん仕事ば片付ける。それがうちん最期ん役目や。
 うちが生きてかえろが死にゃしようが、もう後はあんたらば任せんえ。

 山芭さ栄えようば、衰えようば。
 ぜんぶこつからはあんたらん時代やえ。


 やから最期にゃ、山芭ん八重桜、終ん狂い咲ききっちとみせて逝きますえ


[蕾揺れる春の頃、天下へ穂をむけ、関ノ原へと訪れた>>0:20
山芭の八重桜、最期の仕事として、山芭に勝利の錦を飾ってみせよう。
鮮やかな桜の向こうにふぅ、とみえた、いとし良き人の為にもこそ…]

(30) 2015/05/20(Wed) 17時半頃

【人】 山姥 八重

― 関ノ原 南方面 ―

[森の巨熊は戦域を離脱し、山芭の本隊から離れた>>2:74
つまり山芭の本隊は、何処の軍と交えるも自由の身となれ、その中で八重が見定めた進路は中央を乗り越える様にしてさらに南へ行き…]


 山芭さ 大鉄砲たぁぁぁああい!!!

 撃ちゃああああああああ!!!


[山芭大鉄砲隊。それは老大名ホウイチが作り上げた、強力な鉄砲隊だ。
鉄砲の弾は砲の様にふとく大きく思え、ずしん、と重く地を割る大鉄砲。
隅慈と合い争う藤と柳の紋翻す、花柳藤軍の横面へと、山芭軍の攻撃がうちこまれはじめた]

(31) 2015/05/20(Wed) 17時半頃

【人】 山姥 八重

[続く様に、桜の突風がふく。山芭の八重桜が直々に前へ現れた印だ]


 かははは! おばはんもなんも。
 八十なりますうちにゃ、どっちゃもまだ乳ん臭いぬけん童どすなぁ!

 どうもどうも、鬼ん玉姫はん。
 こっちゃさ来させていただきまひたよって。


[好々とした顔を浮かべてみせながら、戦場に現れた八重は、隅慈の彼の姫と、そして花柳藤の幼当主を順に眺めて、かははと笑ってみせていた**]

(32) 2015/05/20(Wed) 17時半頃

山姥 八重は、メモを貼った。

2015/05/20(Wed) 17時半頃


【人】 山姥 八重

[鉄砲をくるりと回す、隅慈の鬼姫にひとつ頷く]

 あんたもええ面構えしとるどすなぁ、玉姫はん。

 まだ色恋ん味しらん程度にゃあおいどすが。
 かははは!うちもあんたん年ん頃はまんだ舞いひと筋やったどすえ。

 はーっ、あんバカ孫は…

[もし八重の孫に、本当に祖父を殺してでも大名と玉愛姫を奪い取る気概があれば、それはそれで悪くない山芭の姿が見られたかも知れない。
こっそりとした溜息をつきながら八重は扇を翳す]

(41) 2015/05/20(Wed) 19時半頃

【人】 山姥 八重

 おほほほほ。まぁためんこい童どすなぁ。

 若いぼんの勢いやけで通らんで?
 桜の木ぃは年くう分かとぉてぶあついもんどす。

 さあ舞妓隊! 花ん宴の時間どすえ!

[展開される、八重の舞妓隊は、変わらず八重を戦闘に扇形の陣に広がる。
八重が狙うは当然、花柳藤の幼当主。
そそそ、と音の無いすり足で、桜か霧かの幽玄な舞いが、藤柳を桜の園に惑わせんと迫る*]

(42) 2015/05/20(Wed) 19時半頃

【人】 山姥 八重

[柳の枝を片手に、剣の舞いや]

 おほほほ、おまえさん、舞いもええ筋しとんのぅ。
 ああ、確かそっちさんにもええ流派あったどすなぁ。

 やが、簡単に負けはる八霞流やおもたらあきまへんえ!

[人を惑わせる桜の園に、臆する事なきや。
風にゆられてさぁらさらと、柳の枝は歌い出す。
静かに揺られる柳の葉ずれ。何処からとも無く響く笙の音と共に桜花弁が散らされ…>>50]

(57) 2015/05/20(Wed) 20時半頃

【人】 山姥 八重

 八霞舞踊 花あらし あんじょう揺られなはれ!!


[八重の振りかざす大扇が、白牡丹の柳枝と打ち重なる。
くるくる、ひらりひらり、と猛る花の精の如し舞いは、まるで静かに揺れる柳の静寂を打ち破る桜吹雪の様。
左へ右へ、不規則に荒れ狂う突風の様な、八重が操る大扇の軌道は、幾度も幽玄な柳の刃と一端を重ね、翻弄しようとしている]

(58) 2015/05/20(Wed) 20時半頃

【人】 山姥 八重

 おほほほ。ババアというんはなぁ。
 いつん時代も甘える小僧ん面倒みるん好きなんじゃよ。

[血を求める化生の様な荒々しさを秘めている。
花柳藤の幼当主は、十の半ばにすら届かぬ童と聴くが]

 なんやなんや。時期たちゃあ天賦さもつ小童ばでてくるもんじゃ。
 ええで、ええで。

[なかなか如何して、十年後、二十年後の大成が楽しみな童ではないか。
八霞流の天賦を受けたと愛されてきた八重にとっては
例え狂気孕む地獄鬼の如し童であろうとも、孫に向ける様な喜びを微か覚え]

(64) 2015/05/20(Wed) 21時半頃

【人】 山姥 八重

[吹くは桜、舞うは柳、ふわりふわりと。
例え小童といえども八重もまた侮り難い気迫を、八十と思えないその背筋に感じていた]

 …むぅっ。

[嵐の中に揺られる葉、すぐに千々と果敢無むそれは桜の海を泳ぐ様に舞い続け。
遂に葉が、扇の隙間へと滑り込み、舞いと舞いが、ピタリと時間を止めた]

 …うちかえ?
 …うちは山芭ん八重ちゅうもんじゃ。

 ぼんは、花柳藤の…なんつぅ名前じゃったかの?

[見事。八重は薄くほほえみを浮かべた口の中で零していた。
老いては全盛期とはいい難きにせよ、山芭の八重桜が八霞舞いを止める事のできた者は、そうそう多くはない。
年甲斐も無い興奮に身を委ねてしまい、ほんの微かに息があがっていた]

(65) 2015/05/20(Wed) 21時半頃

【人】 山姥 八重

[柳の葉と扇がふたりをはさむ間で、かげとら、と老女もまた名前を転がす]

 鬼子ん景虎…。

 惜しいのう…ほんに惜しいのう…。

[いい筋をしてる。将来の成長が楽しみな天賦の才を持っている。
されどこの鬼子は西軍の当主であるのだ。
幼子と侮りがたし、この危険な才を見過ごせば、東軍の危機は重なる。
この才は、確実に摘み取るべきだと八重の勘が囁いたのだ。
桜と柳の舞いを打ち破り、終幕に導かなければならないのだ]

(79) 2015/05/20(Wed) 22時半頃

【人】 山姥 八重

[ぐい、と扇に食い込まされた刃が、獲物をへし折らんと傾けるも>>69]


 …通りまへんえぇっ!


[両者の獲物は、どちらも悲鳴を起こす事はなかった。
違う、景虎が傾けた、柳の動きとまるで写し鏡の様に、指先の傾き、手指の捻りを揃える事で、刃の食い込みこそ解けないが、獲物への負荷を受け流したのだ。
このままでは、ただ刃を捕らえるだけで攻撃は出来ないだろう。然しそれでいいのだ]

(80) 2015/05/20(Wed) 22時半頃

【人】 山姥 八重

 …ホウイチさま…八重はもうすぐ…おそばに…

(81) 2015/05/20(Wed) 22時半頃

【人】 山姥 八重

 てっぽぉぉおおおおお!!!

[山芭の大老女が、喉を振り絞る様な大声で山芭の者達を叱咤した]

 撃ち さらせぇえぇぇええええ!!!

(82) 2015/05/20(Wed) 22時半頃

【人】 山姥 八重

[そのとんでもない号令に、山芭軍の大鉄砲隊は動揺するだろう。
此処で鉄砲を放てば、大将である八重の危険も決して免れないのだから当然だ]

 舞いを恋して七十余年!
 良き人愛して五十余年!

 よう覚えときぃ、隅慈ん玉姫!!
 良き人ばため、無謀も死ぬ気もほんきで尽くしませい!

 これが山芭八重 戦国おんなん底意地どすえぇええ!!

[然しやがて、山芭軍の鉄砲が、桜と柳の園を狙い、二人の肌を衣を掠めんと狙うだろう。
動揺して躊躇する山芭鉄砲隊の弾に直撃する事は無いが、その場はまさに、扇と刃を介する、最期の死闘の場なのだ。
銃弾か扇の冴えが、鬼子の柳を打ち払うが先か、既に幾許ない老桜の最期のひとひらが散りゆくが先か]

(84) 2015/05/20(Wed) 22時半頃

【人】 山姥 八重

 山芭八重桜最期ば舞いよ! 八霞 霜かがみ !


[銃弾のあれるいくさばの、荒々しいひのき舞台での最期の舞い。
途端に、桜片と柳が舞い遊ぶ、春の園が、鉄砲の弾にぱりんぱりんと撃ち砕かれゆく、朧な氷の鏡が幾つも浮かぶ冬の園へと戻りだした様に辺りに映り出した。
相手と呼吸を合わせて扇をひらめかせる、まるで冬場の霜にうっすらと映る鏡の様な幽玄さ、美しさ。
嘗て年青い忍もまた、この冬の霜に返り撃たれた、八重桜のもうひとつの得意舞踊だった。

それはやがて霜が融けゆく先には、ひぃらりと揺らめく桜のまぼろし。
その薄らやかで慎ましい桜の、はじめのひとひらこそが桜のうつくしさ*]

(85) 2015/05/20(Wed) 22時半頃

【人】 山姥 八重

[こてりと傾けたおさな子の瞳を見たのも微かな間。

地面にはじける鉄の弾は、八重桜の舞いを持ってしても往なし切れず
ぴりぴりと、藤色をした老女の桜振袖は、その生地を大きく痛めていく。

鉄の雨がふりそそぐ中でも尚、剣と扇の舞いは、ふたりひとくみさながらに描く孤を絶やす事はなく…]

(97) 2015/05/20(Wed) 23時頃

【人】 山姥 八重

 ……ほんに、えっこかわいこやのう。
 御彼岸さきたら、かわいがったるけのう……。


[ぜはぁ、と肩で息する限界で尚、然しおんなの底意地を収めはしないのだ。
桜の古木は、やがて夏がくれば秋がくれば、風と共にその花弁は散らせるさだめ]

(98) 2015/05/20(Wed) 23時頃

【人】 山姥 八重

 いきますえ……。


[然しぞと。最期の際まで、幾度も幾度も熟練を重ねたそのすり足美しく
桜の花弁は藤花を隠す様にその扇と共に舞い踊り――――…]

(99) 2015/05/20(Wed) 23時頃

【人】 山姥 八重

[――――… やがて桜の最期のひとひらはおつる。

もうすぐ夏がくる。
どちらが勝利を収めようとも
新しい天下が、新しい時代が訪れる。

次の冬が、霜かがみに移すはじめのひとひらの美しさを夢見て。
桜の古木は、ぱたりと散り逝くこととなる。
山芭の八重桜、良き人と共に逝くごとし、関ノ原にて最期の舞いだった**]

(100) 2015/05/20(Wed) 23時頃

山姥 八重は、メモを貼った。

2015/05/20(Wed) 23時頃


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