人狼議事


171 獣[せんせい]と少女

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【人】 風来坊 ヴェラ

[無邪気に笑って波に浮かぶ少女。>>3:342>>3:343
青い空を見上げていれば、普段より緩んだ表情には気付かれなかっただろうか。
そう、いつかに描いた"憧れのせんせい"のような。>>3:65]

 ……ああ。
 そうだな。
 一緒に描こうか。

[また、今日の思い出をインクに宿そう。

今度は、少女も一緒に。

同じ場所の同じ風景の中に視線が2人分あれば、2人分の景色がある。
上手い下手は関係ない。

書き残したいものがある、ただ、それだけだ。]

(27) lalan 2015/10/17(Sat) 13時半頃

【人】 風来坊 ヴェラ

[自分が絵を描くのは、自己満足の一種かもしれない。

あるいは、思いを形にすることで、内面の整理のような。

枚数は日を重ねるだけ、増えて、増えて。
珍しく静か過ぎるまなびやを訪ねる度、寂しかった自室を紙束で埋めていった。*]

(28) lalan 2015/10/17(Sat) 14時頃

風来坊 ヴェラは、メモを貼った。

lalan 2015/10/17(Sat) 22時頃


【人】 風来坊 ヴェラ

 ……わたしは、下手でも構わないが。

[上手になったら。
そう言うクラリッサに向けた言葉は嘘偽りなく。
けれど、自分とヒナコ[[who]]を間違うような一枚目かもしれないと、ふと思う。

……クラリッサと間違われた羊頭のせんせいは、今頃何処で何をしているのだろう。>>86>>87]

 でも、そうだな。
 大好きな人の絵を描くのは、素敵なこと、だと思う。

[目の前の、少女を描く楽しみ。
少女もそう感じるのだろうかと、興味を抱く。]

(168) lalan 2015/10/19(Mon) 16時半頃

【人】 風来坊 ヴェラ

[遠い未来に、一人きり。

山のような紙束の中、
獣は在りし日を辿る旅をするのだろうか。

小さな部屋の中であっても、別の景色に包まれるかのごとく蘇る鮮やかな思い出は。

共に語らう君がいないという証明になる。

――そんな気がした。*]

(169) lalan 2015/10/19(Mon) 17時頃

【人】 風来坊 ヴェラ

[自分だけが描くのであれば、ペンとインクだけでいいと思っていたけれど。
少女の絵には絵の具やパステルが必要だろうかと問うこともあった。
自分はやはり、クラリッサには甘いと感じながら。]

 元から上手だったが……
 さらに、上手くなったと、思う。

[腕を伸ばし、沈んだ色を混ぜる少女の髪を優しく撫でる。

紙の上には、優しく笑った自分の顔があった。

思い出を描いた紙は二人分、量は増えて。
けれど、それを抱えて旅をする重みは苦痛ではなかった。]

(270) lalan 2015/10/20(Tue) 20時半頃

【人】 風来坊 ヴェラ

[目視するリミットを振り切るように、少女に問う。

やりたいことは?
食べたいものは?
いきたい場所は?
自分にできることは?

叶えられるだけの願いを叶えながら、思い出の枚数は、更に増え。]

(271) lalan 2015/10/20(Tue) 20時半頃

【人】 風来坊 ヴェラ

 なったと、思う。
 モスに見せても、絶対に間違われない。

[少女を撫でながらこっくりと深く頷いて、判断基準を口にする。

クラリッサの思い出は、紙の上に鮮やかに残される。
自分の絵は、相変わらずの白黒ばかり。
時折絵の具を借りるも、慣れていないためかなかなか思い通りには描けなかった。]

(274) lalan 2015/10/20(Tue) 21時半頃

【人】 風来坊 ヴェラ

[白黒のクラリッサは、花柄のエプロンを身につけて。
クラリッサの描いた果物は、色とりどり。
甘い果物のケーキは、これまで食べたどんなケーキよりも美味しかった。

少女を連れて、岩だらけの山中にある、洞窟の奥。
灰色と土色の岩を動かしながらでないと進めなかったその場所は、人の手の入らない地底湖があった。
貴重な宝石が磨かれずに転がるばかりのその場所で、ただの岩である自分が生まれたのだと説明すれば、少女は驚いただろうか。]

(275) lalan 2015/10/20(Tue) 21時半頃

【人】 風来坊 ヴェラ

[手を繋いで歩いて。
疲れたら寄り添って休憩して。
時々想い出を絵に描いて。

そして、顔を見合わせて笑いあう。

もっと我侭でも構わないのに。
本心を言ってしまえば困らせそうだとも思えて。
言葉の変わりに、黒の混じる少女の髪をひとふさ、指先に掬って口付ける。

終わりを示すその色も、共に歩んだ時間を刻む愛おしい色。
そう考えてしまうのは、独占欲のような何か、だったかもしれない。]

(276) lalan 2015/10/20(Tue) 21時半頃

【人】 風来坊 ヴェラ

[大地に属する獣の能力で、多少の道のりの険しさを軽減できる山の奥。
少女に怪我をさせまいと、大切な大切な壊れ物を扱うかのようにその場所へ。
予想よりも時間をかけながら、そこへと向かった。

オイルランプの明かりと、岩の隙間の何処からか漏れてきた外光に照らされた静かな湖。
クラリッサが冷え切った水を掬う音が、暗がりに反響する。
足を滑らせたりなどしないようにと、少女の傍で。

この静かで、珍しい場所を。
綺麗、とクラリッサが感じたのなら、嬉しかった。]

(294) lalan 2015/10/20(Tue) 22時半頃

【人】 風来坊 ヴェラ

[曖昧に微笑む少女の頬へ、硬く冷えた両手を伸ばした。
揺れる感情を抱いたその表情を逃すまいと、包み込む。]


 ……わたしは、しあわせものです。

 大好きです、我が主。


[少女の優しさも想いも、すべてを喰らうと約束する。
その決意は、なんと幸福なのだろう。]

(295) lalan 2015/10/20(Tue) 22時半頃

【人】 風来坊 ヴェラ

[指先に感じる少女のぬくもりが、冷えた温度をじんわりと暖める。
照れて上がる体温まで愛おしい。]

(305) lalan 2015/10/20(Tue) 23時頃

【人】 風来坊 ヴェラ

[恐怖を抱くならば、それごと包み込みたいと願う程。
欠片も残さず、全てを自分のものにしたいと思う程。

しあわせで満たしてあげたいと願う程。

出会えて良かったと告げる少女に微笑む。
ふわりと触れるだけの口付けを、額へと贈ろうか*]

(306) lalan 2015/10/20(Tue) 23時頃

【人】 風来坊 ヴェラ

[少女の頼みならば何だって。
そんな強い想いではなく、簡単な頼みごとに屈んだのは自然に。
視界に、黒に近づく髪が揺れ近付いて]

 ……っ。

[触れたクラリッサの唇に、きっと予想通りに冷えた感触を与えたのだろう。
だろうけれど、された獣は混乱の中。]

 く、クラリッサは、すっかり大人、だな……

[思考は縺れて、どう返事をすべきものか、悩みぬいた末に、搾り出す。
そして、照れた顔を見せまいと、クラリッサを抱きしめた。

格好がつかない。
血流に染まるヒトと同じ肌でなくて良かった、と心底思う。*]

(308) lalan 2015/10/20(Tue) 23時頃

【人】 風来坊 ヴェラ

 ああ。
 君は、もう大人だ。
 ……それに、わたしに色々なことを教えてくれる。

 まるで、"せんせい"のようだ。

[それは、ずっとずっと、思っていた言葉。

儚い命の終わりを知る少女は。
永い命を続かせる獣には気付けない様々を見せてくれる。

抱き寄せる少女の身体は、いつも通りに軽い。
黒い色の示す残した命を思えば、疲労に瞼を重くする理由も頷けた。]

 ……おやすみ、クラリッサ。

[腕の中で眠りにつく少女を見るのは、慣れそうにない。
唯、少しだけ、終わりを恐れるのは赦して欲しい。]

(404) lalan 2015/10/21(Wed) 20時半頃

【人】 風来坊 ヴェラ

― epilogue ―

[秋色の平原。
見渡す限りに秋桜が植えられた花畑。

旅立つ前のクラリッサの髪色を思い出させる優しい淡色で、大地が包まれていた。]

 ……クラリッサ、見えるか?

 ここは、わたしが、
 ひとりめの少女と共に作り上げた場所なんだ。

[風が吹き、ざわざわと、花弁たちが囁き合った。]

(447) lalan 2015/10/21(Wed) 22時半頃

【人】 風来坊 ヴェラ

[もう、少女はここにはいない。

 ヴェラの中で。
 ずっとずっと一緒に。

瞼を閉じれば、愛おしい少女の笑顔と言葉が蘇る。]

(448) lalan 2015/10/21(Wed) 22時半頃

【人】 風来坊 ヴェラ

[あの日から絵から遠ざかっていた獣は、
その秋桜畑の端で、久方ぶりにペンと筆を手にした。


少女の残した荷を、絵を、見返したのは何度だろう。
自分の描いた絵を、見返したのは何度だろう。

そこには確かに、二人が過ごした月日、
二人しか知らない思い出が遺されていた。


それを見るたびに、思うのだ。]

(450) lalan 2015/10/21(Wed) 22時半頃

【人】 風来坊 ヴェラ

 
[獣とは、なんと不器用な生物だろうか、と。]
 

(451) lalan 2015/10/21(Wed) 22時半頃

【人】 風来坊 ヴェラ

[感情なんて無ければ、少女を喰らう胸は痛まなかった。

感情が無ければ、きっと少女に何も返せなかった。

感情が無ければ、きっと少女を覚えていられなかった。

感情があって、少女のことばかりを考え、
少女に微笑んで貰うことができて、良かった。]

(453) lalan 2015/10/21(Wed) 22時半頃

【人】 風来坊 ヴェラ

[描きあげた一枚は、自分と、そして、自分の中のクラリッサとの合作だった。

少女が使い残した絵の具で塗られている、二人分の一番の笑顔を鞄に仕舞い込むと――、

獣は、一人分の足音で秋桜畑を後にした。**]

(454) lalan 2015/10/21(Wed) 22時半頃

ヴェラは、クラリッサに感謝を込めてぎゅってした。

lalan 2015/10/22(Thu) 00時頃


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