158 Anotherday for "wolves"
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―回想・父とふたりで―
「大切な宝物」
[お父さんとお母さんの…――。 その言葉は不安を取り除いて 気持ちを和らげる魔法のことば。
普段ならば。
どんなに暖かいことばを掛けられても。 机の焼き焦げた黒いシミのように ぽつりと消えない一抹の不安。]
(38) 2015/05/13(Wed) 11時半頃
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[がっかりされないようにしないと。
父親の気持ちに 全幅の信頼を寄せられないのは
母親を失った時の 耐えがたい喪失感が 未だ少女の胸でじくじくと化膿しているから。]
(39) 2015/05/13(Wed) 11時半頃
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[魔法のことばには俯いて小さく頷いて。 心のうちを悟られまいと。]
[宿屋を通り、奥の自宅の方へ。 促されるままに少女には少し高い椅子に腰かけて]
…ふう……。
[と大きくため息をついた。 握る手を緩めて銀の薔薇を見つめると 誰にも見られないようにスカートの隠しに入れた。]
(40) 2015/05/13(Wed) 11時半頃
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[父が頼んだようにグレッグが ホットミルクを出してくれたか。 出された熱いミルクを受け取るとお礼を言って 静かに口を付けた。]
……。
(41) 2015/05/13(Wed) 11時半頃
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[真っ白なミルクの水面が]
[いつしか真っ赤な鮮血に見えて。]
[温かいミルクを飲んだはずなのに 身体はまたおかしく震えて表情は青ざめた。]
(*1) 2015/05/13(Wed) 11時半頃
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…もういらない。 ありがとう。 寝るね。
[父の眼も兄の眼も見ないように 短く 短く 伝えると またよいしょっと椅子から ゆっくり降りて
寝室へと向かった。 ベッドに入ったと思ったら 気が付いたら深い眠りに落ちていた。]
(42) 2015/05/13(Wed) 11時半頃
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―早朝―
[動物たちの朝は早い。 鳴き声が耳に届いて 意識が浮かんでくる。
その後に聞こえた鈍い音に 瞼をこすって窓の方見る。]
[鶏を押さえている父が窓越しに映る。 何も言わずその様子をじっと見ていたが 少女は上腿に違和感を覚え、指で拭ってみると
なぞった指に赤黒い液体がついてきた。]
(46) 2015/05/13(Wed) 12時頃
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[オーレリアお姉ちゃんを殺したから…。 オーレリアお姉ちゃんをちょっと食べちゃったから
わたしから血が出てきたんだ…!
少女はそう思ったという。]
(*2) 2015/05/13(Wed) 12時頃
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お父さん…!!!
[駆けていった先は父親の元。 父は井戸にいただろうか。
走り寄るとおしっこが血になった、と 自分の身に起こったことを臆面もなく 打ち明けただろう。
少女がそれを生理現象だとわかるのはその後。]
(47) 2015/05/13(Wed) 12時半頃
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[しばらくして、服を着替えたら 銀の薔薇をまたポケットに入れ直して。]
[朝ごはんを食べながら マーゴとのお花摘みを考えてたら 昨日より幾分か気持ちも持ち上がって]
お父さん、あのね、今日はマーゴと お花摘みに行くの。 お花摘んだらお母さんにあげるの。
だからお弁当作って! パンとね、目玉焼きが食べたいってマーゴゆってた!
[努めて明るく。 きっと昨日の話をされたらその顔は また曇るのだろうけど。]
(48) 2015/05/13(Wed) 12時半頃
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[わたしの部屋。
一番に迎えてくれるのはわたしの大事なもの、宝物。 乳白色の宝石と ピンクのリボンと 真っ赤なルージュ ]
[ベッドサイドのテーブルには一冊の本。 それは読みかけの絵本。]
(80) 2015/05/13(Wed) 15時半頃
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[いつか父親に買ってもらった本。 本屋のおすすめ。
文字が多いのは嫌だ、と言ったら ベネットは困り果てた様子で 可愛い装丁の絵本を差し出した。
深い紅い表紙に大きく書かれたタイトル。 真ん中には狼と山羊が 仲良く戯れている絵が描いてある。]
「これいいわ!面白そう!」
[わたしはその本を一目見て気に入った。]
(82) 2015/05/13(Wed) 15時半頃
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[だがその本はもっと低年齢向けの 絵本だということは知ってか知らでか。 それを毎日少しずつ読んでいった。
少し読むと眠くなるので 毎日少ししか読めない上に 次の日には読んだ内容を忘れてしまうので 思い出すために少し遡って読むため ちっとも読み終わらない。
それでも絵本の中の狼と山羊は仲良しだったので 少女は満足だった。]
(83) 2015/05/13(Wed) 15時半頃
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あ!! マーゴだ、マーゴが来た!!
[どうでもいいことなのだけど、二人が遊ぶときは どっちが先に相手の家に着けるか勝負をしている。
お互いに一番早く着く道から行くので絶対にすれ違わない。中間距離の噴水広場からどっちの家寄りか。 しっかり勝ち負けがわかるので二人とも時々むきになるのだ。]
しまった!……ゆっくりしすぎた!!
[窓から外を見ると友達の姿。>>63 慌てて準備を始める。
ピンクのワンピースに白のピナフォアを重ねて。 バスケットに読みかけの絵本とお弁当を突っ込んで。]
[ルパートとグレッグが見えれば「いってきまーす」と 元気に声かけただろう。]
(90) 2015/05/13(Wed) 16時頃
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[勝手口を出ると昨日自分がしたような 抱擁の洗礼を受ける。>>65
それが楽しくて、きゃーっと嬌声をあげて あははと笑う。
そんな自分に少女自身安堵する。
よかった、わたし…普通に笑えてる
と。]
(91) 2015/05/13(Wed) 16時頃
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おはよう。 いこっ。
[とマーゴに自分の服の裾をつまんでもらって ゆっくり歩き出した。]
あのねえ、ジョスランさんがね マーゴ……
あっ、違った。 ジョスランさんがね、お花摘みに一緒に 行きたいんだって。 だから誘わなきゃ。
[と友達に誘いを掛けて、ふたりは ジョスランの家へと向かった。]
(93) 2015/05/13(Wed) 16時頃
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[ジョスランの家には朝も早くから 無遠慮なノック音と 少女らの弾んだ笑い声が聞こえただろう**]
(94) 2015/05/13(Wed) 16時頃
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[ジョスランはもう朝支度を済ませていたようだ。 兄さんが落ち着かないのは、花畑が待ち遠しいのかな。 そう思うことにした。]
もちろんよ。 わたしは兄さんと一緒にいるもの。 んふふふふっ。
[堪え切れず笑みがこぼれる。 兄さんに軽くおじぎをすると 裾をつかむマーゴの手を持って そのままジョスランに渡す。]
(130) 2015/05/13(Wed) 20時半頃
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[どうしよう、サイラスがいるんだよ って教えてあげた方がいいのかな。
それともわたししか知らない恋路を 応援してあげた方がいいのかな。]
[そんな他人の(勘違いの)恋の悩みが 頭の中を占領しているうちは 笑っていられるから。]
[わたしはとにかくお節介に徹するの。]
(131) 2015/05/13(Wed) 20時半頃
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[いけない、マーゴの意識が兄さんに向かっている…。 しゃがむマーゴに、兄さんも鼻を突き出して しっぽをゆるく振ってまんざらでもない様子。
こんなハズでは…。]
兄さんはわたしと遊びたいって言ってるもん! マーゴとは明日遊ぶんだって。
[なんてでっちあげを言ったり。 普段と違うその様子にマーゴは 何かことばにするか。]
(142) 2015/05/13(Wed) 21時半頃
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[マーゴが兄さんの名前尋ねるのに 自分も興味惹かれたが、 答えははぐらかされたような。
サイラスといい。>>0:329>>0:345 おとなははぐらかすのがうまい。
それでも単純な少女は新しい問いかけに]
うん!たくさん摘むよ! お母さんにあげるの。
[と少し寂しそうに笑った。 今日はお父さんが何となく 元気のないように見える日。
お母さんのめいにち。]
(143) 2015/05/13(Wed) 21時半頃
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[ジョスランに促されて、どこにいこうか考える。 ふたりならどこでも楽しい。]
あ、でもアネモネってあれでしょ ぷわーってなってる花。 あれは汁が毒だから死ぬよ!
[死にはしないけれど、手が荒れる、と前にクラリッサから聞いたことがある。]
たんぽぽがいいな! たんぽぽ摘みにいこ!
[と村の外れ、教会と反対方向に位置する 平地の方に行こうと 声高に促して。 ちゃっかり兄さんの横に位置して歩き出した*]
(144) 2015/05/13(Wed) 21時半頃
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[ぷくーっと頬を膨らますマーゴ>151に 少しうろたえながら 言葉を言い繕う。]
あっ、ごめんね、マーゴ。 違うのいじわるじゃないの! これも人助けのためなの!!
[全てはジョスランのいばらの恋路を 影ながら応援するため。
もっとも何も知らないマーゴには ちっとも伝わらない話だろうが。]
ね、ね、マーゴ。 マーゴは初恋って叶うと思う?
[とはぐらかすように話を振って。]
(170) 2015/05/13(Wed) 23時頃
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―花畑―
[村のはずれに位置する原っぱ。 一面濃いオレンジのタンポポ。 先端に花束のように何輪も咲いて 一本が小さな花束のような花。
周りには紫の花もちらほらある。 昨日クラリッサが言っていた>>1:461花はあるのだろうか。]
[少女にとって幸いなことには教会から遠く 村の騒ぎが伝わってくるには まだ時間が掛かるだろうこと。]
(174) 2015/05/13(Wed) 23時頃
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―花畑へ向かう途中― わたし、あのね、初恋って いくつでしても素敵だろうなって 思って!
[えへへへ〜、とぎこちない声で笑う。 その嘘くさい笑い声は 見えていなくともで作り物とわかるのだろう。
下手なりに話をごまかそうとするが どうだろうか。 いつかマーゴにちゃんと話せる日は 来るのだろうか。]
ね、ジョスランさん!!
[と唐突にジョスランに話を振る。 マーゴに見えないのをいいことに 小さく親指を立てながら。]
(222) 2015/05/14(Thu) 00時頃
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―花畑―
[マーゴは見えなくとも上手に茎を丸めて輪っかを伸ばす。 その所作をジョスランは感慨深く見守り、 兄さんもその傍ら耳をピンと立てて佇んでいる。
わたしはというと…。]
う、う……。
[うまく作れない花輪に悪戦苦闘していた。 お母さんのお墓にある石に掛けれるくらい大きいのが 作りたかったのに…。]
(232) 2015/05/14(Thu) 00時頃
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わたしもおとなになれたら 花輪がうまく作れるのに。
[と思う。
そんな時だ。
「マーゴの輪っかが出来たら ジョスランさんにあげたらいいよ」
というわたしのことばに、マーゴがそう返したのは>>205]
(233) 2015/05/14(Thu) 00時頃
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(ドクン)
[一瞬、心臓が飛び跳ねたような気がした。 ぽーん と一気に高いところから垂直落下するような。
身がすくんで、顔がこわばる感じ。]
へ、ヘン…? やダなぁ…。そんなことないよう。
[意識すればするほど声はうわずって。 なんで、どうして。頭の中で反芻するのは 真新しい記憶。]
なんで?
[と慎重に探る声に重なるように結わえた髪を手が梳くのに また身体が小さくこわばった。]
(237) 2015/05/14(Thu) 00時頃
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それにしても 紛らわしいよね、ジョスランさん!
わたしはてっきりマーゴのこと 好きなんだと思ったのに!
[血の“匂い”を変えるのは甘いグラニテ。 爽やかな甘さを話題に添えれば 気持ちも変わるかと。]
[気を引きそうな先ほどの会話を振る。 少女の勘違いによる“ジョスランの初恋”騒動の全貌。
ジョスランはその話に何となく返事を返すが 友は“いつも”と違うことを感じ取っているよう。 それはふたりで過ごした“いつも”の時間の長さ故。]
(275) 2015/05/14(Thu) 02時頃
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[マーゴの、少女に対する懸案と それを受けて表情を曇らせる少女。]
[段々と重くなる雰囲気を打破しようとした ジョスランから少し早めの昼食が提案される。
出掛けよりも落ち着いた声のトーンで今朝作ってもらった お弁当をちゃっかり見せびらかして、二人に渡す。 マーゴからもデニッシュや ベーグルのサンドイッチを半分こしてもらう。
ようやく村の方がざわついていると感じるのはそのころだろうか。 凪いだ風が少しずつ吹き始めた。]
(282) 2015/05/14(Thu) 02時半頃
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