人狼議事


191 The wonderful world -7 days of MORI-

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【人】 小悪党 ドナルド

― 審判の部屋 ―

 ……ここは。

[白、白、白。
目に飛び込んできたのは真っ白な天井だった。

病院の無菌室を思わせるような。
清潔感に溢れた白に満たされた部屋。

何が起こったのか分からず、辺りを見渡した]

 モリ区は存続、か。

[コンポーザーの言葉にホッと息を吐き出して。

生き返る人々の名>>2の中に、知った名前がいくつかあることに。
怒鳴は寂しさと安堵を覚えるのだった。

もちろん、その中に怒鳴と小津の名はない]

(128) gurik0 2016/06/20(Mon) 17時半頃

【人】 小悪党 ドナルド


 良かったじゃねえか。

[ぽつり、と呟いて。女泥棒や、ムカつく警官野郎、青春していたカップル達の顔が頭を過った。

そうして。横にいたであろう小津を見遣った時であろうか。
「本来ならば」>>3と、コンポーザーの言葉が続けられたのは。

自分も生き返れるということに、大きく目を見開いて。

次に小津から「白上刑事を生き返らせることはできぬのか」>>82なんて呟きが漏れたものだから。
さらにさらに、大きく目を見開くことになった]

 はァ〜〜〜〜〜〜。
 小津。テメエは、ここまで来ても他人の心配かよ。
 まったく。どこまでお人好しで……。

[ぐしゃり、とオールバックの髪を手で崩して。
大きなため息が漏れた]

(129) gurik0 2016/06/20(Mon) 17時半頃

【人】 小悪党 ドナルド


 とんだお人好し野郎に聞きてえことがある。
 小津。俺は迷っているんだ。

[じっと小津を見つめた]

 悪いが、もしも生き返るのなら。
 俺は“エントリー料”を返して貰おうと思っている。
 ……この意味が分かるな。

[オールバックの髪を手櫛で掻き上げた。

怒鳴の瞳は、いかにも裏社会の人間といった。
―――そんな、鋭い眼光を放っていただろう]

(130) gurik0 2016/06/20(Mon) 17時半頃

【人】 小悪党 ドナルド


 俺はヤクザだ。それ以外の生き方は知らねえ。

[その口調には、強い自嘲が感じられた]

 お人好しで腑抜けた“今”の俺じゃあ、
 極道の世界は生きていけねえんだ。

[泣き笑いのような表情で]

 俺は、組の為なら。
 他人の人生なんてめちゃくちゃにしてやれる男だ。
 姑息で、無慈悲で、冷血漢で……とんでもねえ悪人だ。

[自分のことなのに。
その言い方は、どこか他人事めいている]

(131) gurik0 2016/06/20(Mon) 17時半頃

【人】 小悪党 ドナルド


 生き返った俺は、借金取りとしてテメエを追い詰めるだろうな。
 それこそ―――テメエが自殺したいと思うくらいに。陰湿に。

[かつて自分のせいで、
命を絶つことを選んだ人間も少なからずいた]

 そうなってもテメエは。
 俺を恨んでいないと、言えるのか。

[あの時した質問>>4:579を、もう1回。
小津に対して繰り返すだろう]

 そんな俺でも、生き返っていいって。思うか。

[きっとそれは、信頼する相棒への甘えだ*]

(132) gurik0 2016/06/20(Mon) 17時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[もう会うことは無いだろう、と。>>193
確かに小津はそう言った。

それは、めでたいことのはずだった。

借金まみれの生き方を変えて、妻や娘と仲良く暮らす。
こんな極道の男とは交わることのない、平和な日常。

喜ばしいことではないか。

小津の幸せを考えれば、
怒鳴という男は“出会ってはいけなかった”人間だったのだ。

だから、怒鳴は。無理くりに笑みを浮かべて]

(207) gurik0 2016/06/21(Tue) 01時頃

【人】 小悪党 ドナルド


 ……そうか、そうだよな。

[自分を納得させるように呟くと。
相棒の新たな門出を祝福するように、相好を崩すのだ。

なんで、こんなに心が痛いのだろう。
もう会うことはない。そう言われただけで。
ずきずき、と。締め付けるような胸の痛み。

これは―――そう、寂しいのだ。
怒鳴は、自分の気持ちに気付いてしまう。

最初から、只の債務者と借金取り。
それだけの関係だったではないか。
だというのに、いつの間にか]

(208) gurik0 2016/06/21(Tue) 01時頃

【人】 小悪党 ドナルド





(―――俺は、コイツに入れ込んじまってたんだな)



 

(209) gurik0 2016/06/21(Tue) 01時頃

【人】 小悪党 ドナルド


 ヤクザに戻った俺とは、もう会わねえ方が。
 テメエにとってもいいだろうよ。

[諦念を含んだ、哀しげな笑みを浮かべて。
もう会うことのないであろう相棒に。
最期の別れをしようと―――]

 ……え。

[だから怒鳴は、小津から差し出された手>>194に。
ぱち、ぱちり。大きな瞬きを2回して。

次の瞬間、大粒の涙を流していた]

(210) gurik0 2016/06/21(Tue) 01時頃

【人】 小悪党 ドナルド


 本当に、テメエは。
 馬ッ鹿だなあ本当によ。

[涙を赤シャツの袖で乱暴に拭って]

 そんなクサい台詞言って、恥ずかしくねえのか。

[しかし、その口調には。喜色が溢れていて]

 しょうがねえな。
 祝杯とやらに、付き合ってやるよ。

[差し出された小津の掌を、手荒に握るだろう]

(211) gurik0 2016/06/21(Tue) 01時頃

【人】 小悪党 ドナルド


 その代わり、今の言葉。忘れるんじゃねえぞ。

[小津の手を握る力が強くなった]

 また、美術品にうつつを抜かして。
 借金をこさえて、嫁さんや娘さんを悲しませてみろ。

[ぎろり、と怒鳴の眼光が鋭くなって]

 その時は。
 ―――地獄の底まで、テメエを追っかけてやる。

[底冷えのする声で、そう言った]

 だからテメエも。

(212) gurik0 2016/06/21(Tue) 01時頃

【人】 小悪党 ドナルド


 俺が、他人の人生を壊して、
 喜んでるような奴に成り下がったら。

[ふっ、と頬を緩めて]

 そん時は。俺の顔、思い切りぶん殴って。
 目を覚まさせてやってくれ。

[そういうのが“戦友”ってやつだろう、と言わんとばかりに。
相棒に、最高の笑顔を向けてやるのだ。

涙を流して目は赤かったし。
威厳もへったくれもなくって。
とてもヤクザの男とは思えないような。

人の良い笑顔を**] 

(213) gurik0 2016/06/21(Tue) 01時頃

【人】 小悪党 ドナルド

― それからの出来事 ―

[あの非日常から、どれくらいの月日が流れただろうか。

気付けば、病室で目を覚まして。
何事もなかったのかのように、
山桜組の舎弟頭としての日常に戻った。

時々、あの“ゲーム”は夢だったのではないかとすら思う。

けれどふとした瞬間に。
あれは現実の出来事だったのだ、と。
怒鳴は思い知ることになるのだ]

(302) gurik0 2016/06/21(Tue) 23時頃

【人】 小悪党 ドナルド



[―――それは例えば、こんな瞬間]

 

(303) gurik0 2016/06/21(Tue) 23時頃

【人】 小悪党 ドナルド


 ……ムショの後藤にこれ、差し入れとけ。

[舎弟に渡したのは、差し入れの品の詰まった紙袋。
後藤は、サツにしょっ引かれた出来の悪い自分の舎弟だった。

 ―――後藤は兄貴分をずっと呼んでいたぞ。>>1:637

ムカつく刑事の台詞が、なぜか頭から離れなくて。
いつから自分は、こんなに面倒見の良い男になったのだろうかと]

 あァン、俺が丸くなっただァ?

[『兄貴、最近丸くなりやしたね』と。
何気ない舎弟のひとことに、顔を大きく歪ませる]

(304) gurik0 2016/06/21(Tue) 23時頃

【人】 小悪党 ドナルド

 ―――指詰められてえのか、テメエは。

[底冷えのする声に、舎弟の顔が青くなった。
怒鳴は元来、冗談の通じるような男ではない。

しかし舎弟があまりにも肩を震わせるものだから。
そこで怒鳴は、ふっと表情を緩めて]

 色々あったんだよ、色々。

[思い浮かべるのは、かつての相棒の顔]

 とんでもねえお人好し野郎に。
 俺も少し感化されちまったんだ。

[しかし優しい表情を浮かべたのも、一瞬のこと]

(305) gurik0 2016/06/21(Tue) 23時頃

【人】 小悪党 ドナルド


 さて。……今日も追い込みをかけるか。

[ボキボキ、と拳を鳴らして。

顔を上げた怒鳴の表情は。
いかにもヤクザらしい、凶悪なそれだ。

部下から渡されている借金の滞納者のリスト。
そこからひとつの名前が消えていることに気付いたのは。
いつのことだったろう。

―――小津世造、という名前が]

(306) gurik0 2016/06/21(Tue) 23時頃

【人】 小悪党 ドナルド


 いくぞ、テメエら。

[舎弟たちを引き連れて。
モリ区の街並みを、肩で風を切るように闊歩する。

こうして今日も、怒鳴の日常が始まる。

あの探偵事務所をヤクザとして訪問することは、二度とない*] 

(307) gurik0 2016/06/21(Tue) 23時頃

【人】 小悪党 ドナルド


[交換したはずの連絡先>>5:78は。
いつの間にか男の携帯電話から消えていた。

あれは夢だったのではないかと、怒鳴は思う。

それでも、ヤクザにはヤクザの仁義がある。
約束は守れなくとも、ケジメはつけなければなるまい]
 

(349) gurik0 2016/06/22(Wed) 00時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

― モリ警察署 ―

[警察署に最も似つかわしくない男の姿があった。
怒鳴京助、その人である。

今日の彼はいつもと様子が違った。

いつも着崩している黒のダブルスーツを、
まるで一流企業のサラリーマンのようにかっちりと着こなし。
ネクタイまで締めている。

トレードマークでもあったサングラスも封印して。
花粉症時期でもないというのに、口元には大きなマスク。
普段はオールバックにしている髪も、今日ばかりは下している。

つまりは―――変装であった]

(350) gurik0 2016/06/22(Wed) 00時半頃

【人】 小悪党 ドナルド


 景山・ジェームス・剛さんという警官を。
 探しているのですが。

[怒鳴とは思えないような、丁寧な口調。

署内で“ゲームマスター”であった女刑事の姿や、見知った者の姿を見ることも。もしかしたらあったかもしれない。

警察署など、怒鳴が訪れていい場所のはずがなかった。
下手をすれば、そのままお縄である。

それでも、こればかりは舎弟に任せるわけにはいかない。
怒鳴なりの、ケジメだった]

(351) gurik0 2016/06/22(Wed) 00時半頃

【人】 小悪党 ドナルド


 ―――景山、俺だ。
 この顔、見忘れたとは言わせねえぞ。

[ぐしゃり、と髪を掻き上げて。
マスクをずらせば、すぐに怒鳴だと知れるだろう。
さて、当の景山はどんな反応をしたか]

 今日はやりあおうって訳じゃねえんだ。
 これを、イースターに渡してほしい。

[声を潜めて。手渡したのは、ひとつの封筒。
中身は、「カフェぱせりのデザート無料券」だった。

約束していたイチゴなんちゃらのクレープ>>5:67だって。
もちろんこの券で食べることが出来る]

(352) gurik0 2016/06/22(Wed) 00時半頃

【人】 小悪党 ドナルド


 アイツには借りがあるんでな。
 ヤクザにも、ヤクザなりの仁義ってモンがある。

[じっと、景山を見つめて]

 イースターは山桜組の名に泥を塗った泥棒だ。
 俺の今の立場で、“約束”を守ることは許されねえ。

[そこでふっと相好を崩して]

 テメエなら、あいつに渡せるだろう。

[言うや否や、その場を去ろうとするだろう。
去り際に、ぽつりと]

 ―――あいつ、幸せにしてるか。

[お節介なひとことを付け足して**]

(353) gurik0 2016/06/22(Wed) 00時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

― 警察署にて / 白上と ―

[>>359景山を呼ぶために、署内の受付に話しかけたところ。
対応をしてくれたのは、華やかな雰囲気の女性であった。
ふわり、と。鼻腔をくすぐるのは、コロンの香り。
その整った容姿に、思わず怒鳴は目を奪われて]

(―――おいおい、上玉じゃねえかよ)

[ここが警察署でなければ。
軽い口説き文句のひとつも言っていたところだ。
少々鼻の下を伸ばしていた怒鳴は。
その女性警官の正体に、未だ気付かない]

 用件ですか、困りましたね。
 景山さんご本人にでないと……って、あァン? 

[名前を呼ばれて、腕を引っ張られれば。
思わず、地声に戻ってしまう]

(390) gurik0 2016/06/22(Wed) 20時頃

【人】 小悪党 ドナルド

 テメエは……ッ!!!

[その耳障りな笑い声>>361が聞こえれば。
否が応にも、女性警官の正体に気付いてしまう。

あまりにも“いつもと違う雰囲気”に、騙されてしまった。

正体に途中まで気付かなかったのは、
どうやらお互いさまだったようだが]

 う、うるせえ。
 俺だって好きでこんな格好してるんじゃねえんだよ。
 ええい、笑うな!笑うな!

[顔を真っ赤にして。しかして、声を押し殺しながら抗議をする。
白上相手に、一瞬でも鼻の下を伸ばしたのが不覚である]

(391) gurik0 2016/06/22(Wed) 20時頃

【人】 小悪党 ドナルド


 ……テ・メ・エ・も!
 人のカッコをどうこう言ってられるのかよ。
 そんなフリフリの服を着やがって。年を考えろ、年を!

[つい先程まで彼女に見惚れていた自分を棚の上にあげて。
憎まれ口のひとつも零してやろうか]

 いいから、とっとと景山を呼びやがれ。クソ刑事。

[ふん、と鼻を鳴らして。
「でも、ま」と付け足すように前置きをして]

 テメエがくたばったんじゃ、張り合いがねえ。
 ……良かった。お互いに。な。

[小さく囁くだろう*]

(392) gurik0 2016/06/22(Wed) 20時頃

【人】 小悪党 ドナルド

― 警察署にて / 景山と ―

 百年越しの因縁だァ……?
 馬鹿かテメエは。

[景山の言葉>>360に思わず苦笑を浮かべて]

 なんでテメエと決着つけるために、わざわざ俺が単身、
 “敵の根城”に乗り込まなきゃならねえんだよ。

[舎弟を使うわボケ、と物騒な台詞をボソリと呟いて。
これも当然の反応かと息を吐く]

 ………………は。

[突然下の名前>>362で呼ばれたものだから。
思わず、大きく目を見開いて。瞬きを数度]

(401) gurik0 2016/06/22(Wed) 21時頃

【人】 小悪党 ドナルド


 変わったのはお互いさまだろうが。

[にぃ、と笑って]

 ……昔のテメエなら。
 事情も聴かずに俺をとっ捕まえてたんじゃねえのか。
 ジェームスさんよォ。

[朝比奈のことに話題が及べば、
急に景山の声が低くなったものだから>>364
やれやれと肩をすくめて]

 怖い怖い。とっ捕まんないうちに退散するわ。

[景山の質問には敢えて答えず、踵を返す]

(402) gurik0 2016/06/22(Wed) 21時頃

【人】 小悪党 ドナルド


[だって、答えねえ方が。
テメエは悶々として、嫌な思いをするだろう?

テメエにとってのヤクザはいつだって、
“無慈悲”で“嫌らしい”存在であればいい。

こちとら憎まれてナンボの商売なのだ、と*]
 

(403) gurik0 2016/06/22(Wed) 21時頃

【人】 小悪党 ドナルド

― 山桜組事務所 ―

 あァン? 俺に客人だァ……?

[舎弟に告げられた名前に、怒鳴の動きが止まる]

 そうか。ついに小津の奴が来やがったか。
 やってくれるじゃねえか、ったく。
 散々待たせやがって。くくくっ。

[面白くて仕方がない、というように膝を叩いて笑う]

 応接間に通して、最高の待遇でもてなしてやれ。

[舎弟は訳が分からないというように、首を傾げて。
只の債務者相手に、いったい何事かと]

(404) gurik0 2016/06/22(Wed) 21時頃

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