246 とある結社の手記:9
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パティ! 今日がお前の命日だ!
gekonra 2018/08/04(Sat) 06時頃
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― 夜 ―
[人狼たちは外に出たいらしい。 だから、外に出せるようにしよう。
手伝い、面倒をみてみようとすること。 それが性分なだけだった。
本当をいえば自分を含めた人狼が生きたって死んだって、どちらでもよかった。 「父のよう」なんて慕ってくれていたって、それほど仲間なんて大切じゃあなかった。 第一彼女たち人狼は娘でもなければ、勝手に他所で大きくなっただけ。 どちらが死んでも、きっと表面上嘆いてみせるが、その実、ロイエに霊能者をやらせておきながらリンダを早く食えなどとは、無論そういうことだ。 まして彼女の大事なリンダなど、人狼よりも大切になる欠点に見えて、ロイエの心情などに関わらず早々に取り除いてしまいたかった。
大切なんかじゃあ、ちっともなかった。]
(*0) gekonra 2018/08/04(Sat) 20時半頃
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[人間人狼関わりなく、建前なんてあって然るべきだ。 ましてや人狼なんか、仲間意識が多少あったって、いつ畜生としての気質が爆発して何が起こるともわからない。 正直は美徳だが、それをルパートは重んじなかった。 ハナから正直に過ごす気などなかったのである。
外に出るのが叶うかもしれない。 今夜ピスティオとの約束に従ってパティを殺し、ラルフを結社に突き出す。 そうすれば、大半が人狼と狂人だ。 人間に制止されることはなくなる。
けれどどうにも見慣れた宿屋の扉を見て、外に出るイメージが湧いてはこなかった。
たとえばこの地に住むのはもう無理だとして、人狼としてこれから別の土地でまた人を騙し食らうことになるのだろうか?
次はどんな仕事をしようか。どんな場所へいこうか。 そう考えることに現実感がない。
人を一から騙し直すのが億劫なせい?]
(*1) gekonra 2018/08/04(Sat) 20時半頃
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[だから人狼たちにも、宿と心中するつもりであることなど――ベッキーが大切である弱みなど、ルパートの真実として直接口にする気がなかった。]
(*2) gekonra 2018/08/04(Sat) 20時半頃
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[結社員の処刑がある以上、ベッキーをここにおいておくわけにはいかないし、かといってハナから人狼たちを告発し皆殺しにする気も起きなかった。
だから、人狼と少しの人間というところまで、人を"減らして"娘を外に出してやる。
リンダを殺されたくないロイエはみだりには殺さないだろうし、スージーもピスティオがああいうのだから今は恐らく殺さない。
だからこれが、ルパートにとっての、娘を外へ逃がしてやるという形。]
(*3) gekonra 2018/08/04(Sat) 20時半頃
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[最大の被害者とは死んだ人間を除けば恐らくがベッキー。 いいや、この人狼ルパートの娘として育った時点で、不幸だけでいえば最も不幸であるのかもしれない。
父を信じて無事を案じていた娘は、その父自身に騙されていた。それはいかにも最低で最悪。 ひとの親にして最も劣った卑劣だ。
いつも大事さとは、娘に先に気付かされる。 心配されるのも、好意を伝えるのも、かばうのも、泣くのも、笑うのも、考えるのも――すべて貰っては、ああこうしてやれれば良かったのかと感じる。]
(*4) gekonra 2018/08/04(Sat) 20時半頃
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[本心から大切な誰かを思い、誰かのために心を割く。 それが尊くなくて、何だ。 愚かか?自己満足か?保身か? ――斜に構えてみたって。 一人娘にそうされて嬉しくない親がどこにあろう。
あのくるくる変わる表情のなかに、いくつの真実があった? こちらの伝える表情のなかに、本心こそあれど真実などどれほど残っていただろう。
この人狼には、愛情というものが足りていなかった。
最大限、彼女にとっていい人間であるには、 どうしたらよかったのだろう?
出来る限り"人がいい風の"人間を、ヒトの心らしきものの存在を、優しいお父さんの表面を、親子で続けたいがための姿を貫き通すくらいなら。
愛あるならば。 ベッキーの人間性を信じていたならば。
ルパートは殺しなどとうの昔にやめているべきだった。]
(*5) gekonra 2018/08/04(Sat) 20時半頃
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[子供に学ばされることがあるとはいうが、ベッキーとはまさにそれ。 ルパートにとっての、目指すべき人間性だ。
昨日の投票を考えれば結果は明白。
みんなベッキーの家族のためがあって、今日まで生かされてきたようなものである。 彼女が父に頼ってばかりと思っていたその優しい弱気が、ルパートをここまで生き永らえさせてしまった。
ずうっと思っていた。]
(*6) gekonra 2018/08/04(Sat) 20時半頃
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[そしてそれを享受しては、命が一日のび、二日のび、……けれど娘に人狼と伝えることもせず、不誠実の塊として生かされた。
日を追う毎に ベッキーとの、人間との差異が見つかっていく。
どこかで話せばよかったか? 黙って死ねばよかったか?
どのみち、最早ルパートという人狼は、彼女のためにはなることができない。
娘にここで人狼だとばれるなら……
人狼騒ぎがやってきて、ついに終わりの時を迎えて、ルパートは――その先を思って、これ以上を生きる価値を感じていなかった。]
(*7) gekonra 2018/08/04(Sat) 20時半頃
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[だからこの宿との心中を真っ先に考えた。 檻のような格子を窓につけられながら、それを決心した。
そして、この数日間娘に命を助けられて、 今、全てが済む段になって腑におちた。
人間はこれほど豊かなのに、 人狼である我らの卑しさといったらどうだ。 人間には、人狼と共存してやる義理がない。
どんなに娘に父親ぶってみたところで 思い付く限り優しく振舞ってみたところで。
所詮は人まね。人間を騙る芯の部分が嘘で出来た獣に、誰かの何かになることなど、出来はしないのである。]
(*8) gekonra 2018/08/04(Sat) 20時半頃
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[全てが済んだら、全てを伝えて、ついに一度真に偽りない一匹の人狼として真実を話そうか。 そうなった時は、心底嫌って貰いたい。
それとも、全てが済んだら――彼女には人狼すらも関わりなく一人で逃げてもらい、なにも言わずにこの宿と最後をむかえようか。
……いいやしかし、彼女はそれらをされて、どうなってしまうだろう。 けれど遅かれ早かれ、彼女は真実を知り、きっと嘘だらけの暮らしに絶望してしまう。
人狼には彼女に望みを与えてやることなど叶わない。
だったらせめて、望みを持てる場所まで逃げてしまえる手伝いくらいは、何を賭けても。 こちらは心無い人狼。恩に義理を返しただけ。 何かもらって返さなければならないだけ。 助ける価値のないような悪に手を差し伸べた損には報いがあったほうがよい。
深い夜はこれからだ。**]
(*9) gekonra 2018/08/04(Sat) 20時半頃
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ルパートは、ウーン娘カワイイ そして080808まじかまじだわわろた
gekonra 2018/08/08(Wed) 00時半頃
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― 朝 ―
[朝、パティは二度と起きてこず、ラルフは村人たちの投票により首を括って殺されることになった。
宿屋のお客はすっかり減って、いまやたったの五人だけ。 凄惨な出来事だった。 どうしてこんなに死ななければならなかったんだろう。 皆でたくさん間違えた。 もっと人を殺さなくていい方法もあったはずだ。
ロイエによってコルクボードに貼られたメモには、 人狼をすっかり殺し終えた報告。
だからここにいるのは、人間だ。
全員が、"人間の生き残り"である。]
(90) gekonra 2018/08/08(Wed) 05時頃
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[パティの部屋での作業が済んだ。 あまり派手には難しいが、旅に出るなら少しの土産を持たせてやれるよう。 その際見つけた彼女の意志を書き綴った血に汚れた手記は、パティが使用していた部屋に"仕舞われて"いる。
結社員がそれに気づいて持ち帰るかどうかは、彼ら次第。 いつかは結社が集めた人狼騒ぎの物語の一つとして仲間入りする日がくるのだろう。
格子のついた窓から朝日が差し込んでいる。 古びた床板を朝日が照らし、格子の縞模様を描いた。 外は能天気に晴れていて、宿の傍に立つブナに住む鳥が鳴いている。 階段を降りると板が軋む。 すべすべした手すりに手を添えて降りる。]
(91) gekonra 2018/08/08(Wed) 05時半頃
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[さっぱりと長い髪を切ってしまった娘と、ピスティオが話をしていた。]
………。
[マリオは?]
(92) gekonra 2018/08/08(Wed) 05時半頃
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[どうしてあの幼いマリオは死ぬ羽目になった?]
(93) gekonra 2018/08/08(Wed) 05時半頃
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[理由は一つだ。]
(*50) gekonra 2018/08/08(Wed) 05時半頃
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[『簡単だったから。』]
(*51) gekonra 2018/08/08(Wed) 05時半頃
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——ここに、人狼なんていねえ。 そうじゃあねえのか?ベッキー。
[これが今まで通り。]
(94) gekonra 2018/08/08(Wed) 05時半頃
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……それとも、まだ殺し足りねえのか?
[首を傾げる。 ここから人狼を告発するということは、即ちさらに人殺しをするということだ。**]
……全部おわったら。 おれはおまえに話したいことが山ほどあるよ。
愛してるぜ、ベッキー。
(95) gekonra 2018/08/08(Wed) 05時半頃
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宿屋 ルパートは、メモを貼った。
gekonra 2018/08/08(Wed) 06時半頃
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[娘がとったピスティオの手。 きっとこの子のためにならない手は、 娘をどこに連れていく気だろう。
"この宿の外"? ただそれだけの意味としてそうであったなら。
きっとそれが、最も望ましい。]
(109) gekonra 2018/08/08(Wed) 07時頃
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[宿の扉が開いた。]
(110) gekonra 2018/08/08(Wed) 07時頃
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[とある村で起きた人狼騒ぎ。 これはある結社員が記した手記。
結社の手記はもう少し続く。]
(111) gekonra 2018/08/08(Wed) 07時頃
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[人狼騒ぎの舞台となったあの宿は、事件からほどなくして店主が変わった。宿屋の主人がいなくなったからだ。
薄気味悪い人殺しがあった村だから。 たくさんの人が殺された宿だから。 とても仕事を続けられなかった理由など――いくらでも。]
(112) gekonra 2018/08/08(Wed) 07時頃
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["彼"は峠を越えて、つぎの街にいく途中。 ひとつりんごの木を植えて、 まるで村に何か置き忘れてきたように 何度も何度も躊躇って、幾度も峠を行ったり来たり。
そうしているうち、いなくなってしまった。
一説には山の斜面を転がり落ちて、 しんでしまったのだという。
誰がそれを見ていたか、村を振り返ってそうなったとか。 きっと大事なものを残してきてしまったのだろう。]
(113) gekonra 2018/08/08(Wed) 07時頃
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[彼の亡骸はついぞ見つからなかったそうだ。]
(114) gekonra 2018/08/08(Wed) 07時頃
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[あの山裾のどこかには、 りんごを植えた男の骨か、 はたまた老狼の骨が
――今も、もしかしたら。**]
(115) gekonra 2018/08/08(Wed) 07時頃
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[ドロシー・ハスラーの墓に手向けられた花は、 いつかしおれて腐ってしまう。
ルパート・ハスラーは彼女のことを "ベッキーと同じくらい"愛していた。**]
(116) gekonra 2018/08/08(Wed) 07時頃
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宿屋 ルパートは、メモを貼った。
gekonra 2018/08/08(Wed) 07時半頃
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