35 星降る海岸に纏わるエトセトラ
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――神社――
…?
[勝丸が懐から出した赤茄子を見つめる。 やはり、解らない。 解ってあげられないことが、悲しい。
帰れなくなったかもしれないという意味。 勝丸には自分と違って温かい家族が居るというのに。]
ふふ、上手だね…
[赤茄子でお手玉する様子に僅かに微笑む。 こっそり覗いていた真昼は勝丸と目が合うと、さっとまたその身体を飼い主の後ろに隠した。]
それが原因?
[解るように説明すると言う勝丸に頷く。]
(1) 2011/08/18(Thu) 02時頃
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―――…ええと… 本当はあっちゃいけないものをかっちんの失敗か事故かで、広めってしまったんだね。 それが取り返しがつかなくて。 だから、帰れない。
帰れないってかっちんは思ってる、と…
[勝丸の話をひとつひとつ確認しながら、帰れないと繰り返す目の前の少年に対して頭を過るのは、仁右衛門が唱えた罰当たりな夢物語。]
ねぇ、かっちん。 かっちんはもしかして――――
[そういえばあの時、勝丸は仁右衛門に困ることをされたと話していた。]
仁右衛門さんの言ってた未来人なの?
[そっと静かに問うてみる。]
(2) 2011/08/18(Thu) 02時頃
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……
[無理に陽気な声を出そうとする勝丸には緩々と首を振って。 苦しそうに言葉を詰まらせる様子に思わず身体を抱き寄せた。]
――――いいよ。そんな無理しなくても。
[穏やかに優しく、そう耳元で囁く。]
かっちんは、帰りたいんだよね。 帰りたいから、帰れなくなったって。 帰れなくなってしまったって、その失敗が悔しいんだ。 悔しくて怖くて辛くて… 如何したらいいのか、解らないんだよね―――…
[まるで自分のことのように話して目を閉じる。 最後に小さく"ドジ"と付け加えた。]
(3) 2011/08/18(Thu) 03時頃
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[カエリタイ――――
その気持ちはきっと自分も同じ。 勝丸とは帰る場所も環境も全く違っていても。
この村に来て、流れていく時を過ごして。
それでも想いがずっと溶けない。
とっくの昔に壊れて、もう戻せないこと。 気付いているのに。
耳も目も塞ぎたくなるような場所なのに。 思い出すだけで、こんなに。 辛いのに。
こんなに。苦しいのに。
傷ついたまま。忘れられなくて。]
(9) 2011/08/18(Thu) 06時頃
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[受け入れて欲しいと。 愛して欲しいと。 笑って欲しいと。
ずっと暗闇に手を差し伸べ続けて。]
(10) 2011/08/18(Thu) 06時半頃
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[解ってるんだ。
自分が過去に閉ざされていること。
現実から逃げて。 在りもしないものを信じていようと縋ることがどれだけ惨めなのかも。
そのせいで大事なものを見失って。 この村で差し伸べられた温もりも冷たい闇に消えていく。 痛みは抜け落ちて見えなくなっていく。
それでも、それだからこそ、せめてと思うのだ**]
(11) 2011/08/18(Thu) 06時半頃
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女中 おみつは、メモを貼った。
2011/08/18(Thu) 06時半頃
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――回想:神社――
でもさ… 聞いた感じ…まぁ、正直あんま良く解ってないかもしれないけど…かっちんは未だ、完全に帰れなくなったって決まった訳じゃないような気がするぞ。 かっちんがそう思ってるってだけで、さ。
[そう言うと、つっと引き寄せていた身体を離して。 今まで見せたことのないような柔らかな笑みを浮かべた。]
だから、落ち着いてゆっくり考えよう?
僕も一緒に考えてあげるからさ。 もし、本当に帰れなくなったのなら、僕も一緒に泣いてやろう。
[夕暮れ時。空には未だ透き通った白い月が浮かんでいる。]
(26) 2011/08/18(Thu) 16時頃
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―――…でも、あいつの言ってたこと本当だったんだねぇ。
[隠れている真昼を抱きあげて、その頭を撫でながら呟く。]
…確かにあいつはかっちんにとって困ることをしてたけれど、あいつはあいつなりに真実を知ろうとしただけだから、後であいつに謝るんだぞ。
じゃなきゃ、やっぱり可哀想だ。
ああみえても、結構優しかったりするから…本当のこと話してたら、案外色々考えてくれたかもしれないぞ?
[そんな勝丸が素直に納得しないようなことを言って。]
あー。そういえば僕にも黙って居なくなるつもりだったんだよな。 全くなんて酷いやつなんだ、かっちんは。
(27) 2011/08/18(Thu) 16時頃
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どうせ忘れるし、とか思ってたんだろー。
言っとくけど、僕はそうそう簡単にはかっちんこと忘れないからなっ!
[べっと舌を出して、明るく宣言したのだった**]
(28) 2011/08/18(Thu) 16時半頃
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女中 おみつは、メモを貼った。
2011/08/18(Thu) 16時半頃
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――回想:神社――
処分なら僕、ちょっと食べてみたいような… 駄目なのか。そうなのか。
[見たこともない赤い食べ物に実は興味津々だったようだ。]
というか朧さん、あんな顔してそんなひとだったんだんだ。意外。 今、旅館に泊ってるから、気を付けなきゃだね。
[信じている。]
―――…ん、了解。 朧さんに見つかると危険だから、居ない時を狙ってこっそり風呂釜に入れておくよ。 安心したまえ。
[何故か偉そうな口調なのはわざとなのか性格なのか。 続く、もうひとりと連絡というのには頷きは返したが、それ以上の余計な詮索はしなかった。]
いってらっしゃい。
(44) 2011/08/18(Thu) 21時頃
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――回想:旅館――
げ。朧、さん…
[神社から帰ると、運命の悪戯か何なのか偶然朧と鉢合わせした。 赤茄子は風呂敷の中に隠しては居るものの、冷汗が流れた。]
も、もしかして、に、匂いに気付いたんですか?
ああ、いや、違うのならいいんだけど。 風の噂で朧さんは匂いに敏感だって聞いたからさ。
あー、びっくりした。
[首を傾げる朧を余所に、ほっと胸を撫で下ろして。 目の前の男に対する妙な誤解はそのままに、良かった良かったと言いながら、そそくさとその場を退散したのだった**]
(45) 2011/08/18(Thu) 21時頃
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女中 おみつは、メモを貼った。
2011/08/18(Thu) 21時半頃
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――旅館――
なかなかに上手くいかないもんだね、真昼。
[部屋の掃除をしながら、周りを跳ねる白兎に話しかける。 流石に今日は休めなかった。当たり前だ。]
こういう時にあいつが居ないと不便なんだよね。 ここを抜け出す口実が作れない。
[仁右衛門の不在を嘆く。 あの男が居ないことを嘆いているのは、この世で自分だけだろう。]
――――――…何、この複雑な気持ち。
[ずーん。]
(58) 2011/08/18(Thu) 22時半頃
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――…はぁ。
[なんだか落ち込んだので掃除を中断して、ぼんやりする。]
忘れる、かぁ。
[もし勝丸のことを忘れるのなら。 こっそり作っている着物のことはどのように認識するのだろう。]
例えばこれを僕が、処分しないでいたら…
[巾着に隠して肌身離さず持っている赤茄子を見た。]
―――――…
…あ。朧さん、お出掛けですか?
(93) 2011/08/18(Thu) 23時半頃
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おみつは、朧の誘いに甘えて、旅館を出ることした。
2011/08/18(Thu) 23時半頃
女中 おみつは、メモを貼った。
2011/08/19(Fri) 00時頃
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[暫く、朧と共にあてもなく歩いて。 団十郎と合流すれば、軽く頭を下げて、後はふたりの会話を適当に聞き流しながら、別のことを考えていた。]
あ。僕、ここでちょっと。
[私塾が見え始めた辺りで、二人に声を掛けて別れる。 鳩渓堂は、倒れた時に迷惑を掛けたということもあって、どうにも今の自分には敷居が高い**]
(105) 2011/08/19(Fri) 00時頃
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女中 おみつは、メモを貼った。
2011/08/19(Fri) 00時頃
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――鳩渓堂近くの空き地――
朧さん、いいひとだよね… 強くて優しくて、見た目も良くて。
[自分を旅館から連れ出してくれた、その心使いを思うと感謝の気持ちがしわじわと溢れた。 後できちんとお礼を言おうと心に決めて、抱いている真昼を撫でる。]
…本当、妙な能力さえ持ってなければなぁ。
[根強い誤解。 勝丸の罪は大きい。]
(132) 2011/08/19(Fri) 05時頃
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あれ、民子さん、どうしたんですか?
[木陰に凭れて、今から如何しようかと考えていると困り果てた表情で通りを歩く民子の姿が見えた。 聞けば、勝丸は昨夜家には帰らなかったらしい。]
あ…大丈夫ですよ、民子さん。 僕、昨日かっちんに会いました。 なんか喧嘩したみたいですね…はい、聞きました。 それで意地張って、「今日は帰らない、友達の家に泊まる」とかって言ってましたよ。 本当、未だ未だ子供ですね。
―――はい、見つけたら僕からも帰るように言います。
[心底心配そうな表情を見せる民子に笑う。 恐らく、昨夜は一睡もしていないのだろう。]
(かっちんめ…民子さんにこんなに心配かけるとか…後でシメる!)
[民子に笑顔を向けながら、女はひっそり拳を握りしめた。 つもりが、真昼の耳を握りしめていた。]
(133) 2011/08/19(Fri) 05時頃
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おみつは、ああ…ごめんごめん。
2011/08/19(Fri) 05時頃
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あ、お勢さん、おはようございます。 お仕事ですか?
[民子と話していたら、勢に声を掛けられた。]
なんか、かっちんが家出してるみたいで。 お勢さんも見かけたら、帰るように言ってやって下さい。 もう本当、いくら口が達者でも子供ですよねぇ。
ゆう?ゆうは今日は見かけてないですけれど。 え…あさが?
[勢はあさが役に選ばれて、ゆうが寂しがってないかと心配していた。 その流れで、源蔵が長老直々に任命されたことも聞く。]
源蔵さんが… やっぱり、志乃とか仁右衛門さんとかを抑えるような真面目な人材が必要になったってことかなぁ。
ですよね。博史さんだけでは無理だよ…
(134) 2011/08/19(Fri) 05時半頃
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おみつは、色々、自分勝手に解釈している**
2011/08/19(Fri) 06時頃
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ゆうは寂しがってるんだろうな…
[勢が仕事に戻り、民子と別れ、また独りになった空き地。 様子を見に行こうとまでは思わないが、源蔵も役員になったのなら一平太もあの広い屋敷に独りで、朧や団十郎が訪ねていったのは調度良かったのだろう。]
かっちんからみたら、僕達のほうが過去人。 僕から見たら、かっちんは未来人。
[昨日から、ずっと考えていることを口にする。]
――――…ねぇ、真昼。
過去って本当に変えられるものなのかな?
[ある人物にとっての過去はもう決定済みで、変えることなんて出来ないのじゃないのだろうか。 それは、時を遡ったとしても。]
(143) 2011/08/19(Fri) 17時頃
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例えば、僕が過去に遡れたとして。 お母様の、再婚を阻止したとして―――…ううん。 もっと前に行って、お父様とお母様が出会わないようにしたとしても。
それによって、僕の存在が消えるってことはない気がする。
[タイムパラドックス。 時間の逆説。
そんな概念は女にはないのだが。]
…その時点での未来が変わるだけで。 別の未来が出来るだけで。 "僕自身"の過去はやっぱり、変えられないんじゃないのかな…?
[そうであるならば、勝丸のいう失敗も勝丸の世界の大勢には影響がないと考えられる。]
どうなんだろうね――――…
(144) 2011/08/19(Fri) 17時頃
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おみつは、赤茄子が入っている巾着を真昼の顔に近づけてみた。
2011/08/19(Fri) 17時半頃
女中 おみつは、メモを貼った。
2011/08/19(Fri) 19時頃
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――鳩渓堂近くの空き地――
あれ…団十郎さんはもう出てきたんだ?
[鳩渓堂から出ていく団十郎の姿を認めて小首を傾げていると。 近くで明之進が尻餅をついて。 団十郎が手を貸して、二人連れだって歩いて行くのが見えた。]
――――…
[それは別に、特別な光景ではなく。 寧ろ、ごく自然なもので。 違和感などは微塵もなかった。
けれど、何故か女は気になった。 言葉では言い表せない何か。 直感、なのかもしれない。
その何かに突き動かされて、女はそっと二人の後をつけたのだった。]
(186) 2011/08/20(Sat) 00時半頃
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女中 おみつは、メモを貼った。
2011/08/20(Sat) 00時半頃
おみつは、二人とは少し離れた木陰で耳を澄ませている。
2011/08/20(Sat) 00時半頃
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――神社――
団十郎さんは律儀だね… まぁ、あいつが完全に皆から無視されるのも、それはそれで僕には見ていられないのだけど…
[抱いている真昼を撫でながら独りごちる。
それにしても何故、明之進が見張りをせぬようになどと団十郎に頼んでいるのだろう。
昨日勝丸が別れ際に言っていた"もうひとり"のことが頭を過る。]
(194) 2011/08/20(Sat) 00時半頃
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……っ
[明之進の話に僅かながら身体に緊張が走った。 腕の中の白兎がぴくぴくと耳を震わせる。
団十郎はどう応えるのだろう**]
(205) 2011/08/20(Sat) 01時頃
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おみつは、固唾を呑んで、事の成り行きに耳を傾けていた*
2011/08/20(Sat) 01時頃
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