146 demi-human... 『亜人の住まう街で』
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ママー!いーってーきまぁぁす!
[元気いっぱいに叫んで、男の子は家を飛び出します。 パパとお揃いの茶色いくせっ毛、ママ譲りのそばかす。 どんなに憧れても、羽が生えることはない背中。 どこからどう見ても、ごくごく一般的な人間の子。 それが彼、マリオ・バローニオでした。]
へへっ…今日はどこで遊ぼっかなー とっもだっちひゃっくにーんでっきるっかなー
[ただひとつ、他の子たちと少し違うところといえば。 怖がることを、知らないということ。*]
(@0) 2015/01/07(Wed) 20時半頃
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―――夕闇に染まる街の中―――
[ズボンのポケットには、なけなしのおこづかい。 それから飴玉と、溶けかけたチョコレート。 頭には、お気に入りの大きな帽子を引っかけて。 いつもの「そうび」で、マリオは大通りを西へ進んでいきます。 見慣れた街並みの中ですけれど、気分は一人前の冒険者。]
ひゃーっくにーんでふっふふーんふーん♪ …ん?
[ちょうど、前方に大きな噴水が見え始めた頃でしょうか。 くりくり大きなどんぐり眼に、興味を引く何かが映ったようです。 通りの真ん中で足を止め、マリオはにぃっと笑いました。]
やっぱり…おーい!モモねーちゃーん!
[ぶんぶんと手を振って、小さい体で精いっぱい存在をアピール。 大きな男の人>>69と一緒にベンチに座っている少女>>43は、こちらに気づいてくれたでしょうか。どちらにせよ、マリオはすぐに彼女の元へ駆け出すことでしょう。*]
(@1) 2015/01/08(Thu) 00時頃
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へへっ、だーいじょーぶ! 転んだりなんかするもんか!
[こちらに気づき、心配してくれる少女>>75の元へ。息を切らすこともなく駆け寄って、機嫌よく笑います。 ふたりが並ぶベンチの前に、ぴたりと足を揃えて立って。どんぐりのようにまぁるい目で、知らない男の人>>112を眺めます。 髪の毛も、手足も、それから片方の耳も。全体的にすらっと長い彼の種族は、小さなマリオにもすぐわかりました。]
エルフのお兄さんこんにちは! ぼく、マリオ!
[人懐こい笑顔とともに、名前を名乗ります。初めて会う人、仲良くしたい人にはそうしなさいと、ママによーく言い聞かされていましたから。 お家に帰ってしまうらしいお兄さんは、名前を教えてくれたでしょうか。 教えてくれたのなら満面の笑みで、そうでなかったなら少しだけ寂しそうに。西へ去っていく背中を、マリオはさっきと同じく大きく手を振って見送ったでしょう。*]
(@2) 2015/01/08(Thu) 13時半頃
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−ばいばいとありがとう、こんにちは−
[モスキートに名前を呼ばれ>>133、やっとマリオは手を振るのをやめました。 なぁに?と首を傾げて、彼女のゴーグルの奥を覗き込みます。 ガスマスクの下が透けて見えるわけでもないのに、エルフのお兄さんにさよならをした少女は、なんだか寂しそうに見えて。 本当は風船を持って歩くなんて、女の子みたいで恥ずかしいのですけれど。大好きなモモねーちゃんが喜ぶならと、受け取ってあげることにしたようです。]
ありがと、モモねーちゃん! 飛ばしちゃわないように、大事にする!
[ぷかぷか、空中に留まる滑らかな丸。 どこかに逃げていかないように、その紐をしっかり握りしめて、マリオは照れくさそうにお礼を言いました。]
(@3) 2015/01/08(Thu) 17時頃
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[ちょうどその時。 空から笑いを堪えるような声が降ってきて、マリオとモスキートに挑戦状を叩きつけたのでした。 きょとんと目を丸くして振り返ると、にやにやしている男の人と視線が合います>>121。 しかしマリオの気を引いたのは、なぞなぞの内容でも、真っ白な髪でもなく。]
コットンキャンディだ…!!
[見開いた目をキラキラさせて、無自覚にそう呟きます。 放っておくとすぐ萎んでしまう、ふわふわの甘々。投げかけられた問題なんて、お菓子の前ではどうでもいいこと。手を離した風船みたいに、たちまち頭から飛んで行ってしまいました。]
えーっ、ずるだ!そんなのありかよ! そんなに食べなくたって、おなかいっぱいになるもん!
[茶目っ気たっぷりに告げられた答え>>138を聞いて、やっと現実に帰ってきたマリオは、頬を膨らませて文句を言います。 自分の答えを待ってくれなかったのが、彼の自尊心に小さな傷をつけたようです。 しかし、そんなプライドもお菓子の前では無力。綿あめが目の前に差し出されれば、たちまち不機嫌も治ってしまうのですけれど。**]
(@4) 2015/01/08(Thu) 17時頃
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[大人たちの話が分かり始めたとはいえ、7歳といえばまだ子供。 モスキートと自分のように、お互いに仲良くしたいと思っている者ばかりではないこと。亜人に近づいても害を受けることがないのは、あくまで勝者の決めたルールに守られているからに過ぎないのだということ。 それらを完全に理解するには、少々幼すぎました。]
しょーねんじゃない、マリオって名前があるよ。 ……いじわるだから、ワルモノ?
[前髪の奥の瞳に宿る感情>>141には、気づくことも怖気づくこともなく。こてんと首を横に倒して、だいぶ的外れな回答を口にします。 角も翼もない今の姿では、彼の正体に気づけという方が無理な話でしょう。 ましてや、密かに魔法の守護を受けている>>146なんて、思いつくはずもありません。]
(@5) 2015/01/08(Thu) 20時半頃
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あーっ、なんだよ!もうっ! ちびって言うな!このっ…このっ!
[手が届く距離まで来ていた綿菓子が、ひょいと高く遠ざけられてしまえば>>143、マリオはつやつやした頬を真っ赤にして怒りました。 けれど一生懸命手を伸ばし、ぴょんぴょん飛び跳ねてみたところで、やはり大人の男性の身長には勝てませんでした。 しょんぼりうなだれた男の子の耳に届いたのは、何かを呟く少女の声>>148。]
……? ほんとに、くれるの?
[マリオには、モスキートが何を言っていたのかはわかりません。 けれど優しい調べに合わせて、意地悪なお兄さんの腕が下がってくる>>153のを見れば、彼女が「何とかして」くれたのだということは想像がつきます。 綿菓子を差し出す紫色の瞳を見上げて、一応一言だけ尋ねて。今度は本当にくれるのだとわかると、ふにゃりと口元を緩めました。]
ありがと! じゃあさ、はい、これあげる!
[ふと何か思いついた顔になり、ポケットをあさって、手のひらの上に取り出したのは一粒の1(1.飴玉、2.チョコレート、3.ビー玉)。 ぶつぶつこうかんだ、なんて最近覚えた言葉を使って胸を張れば、また笑われてしまったでしょうか。]
(@6) 2015/01/08(Thu) 20時半頃
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[どうやら彼もまた、ここから離れてしまうようです。 意地悪ばかりする相手なのに、いなくなるとちょっと寂しい気分になるのはどうしてなのでしょう。 答えを見つけることは、まだまだお子様のマリオには難しいようです。]
ばいばーい!ワルモノ! …ぼく、食べてもおいしくないんだからな!
[去り際にしれっと残された物騒な台詞に、眉根を寄せて。 口では強がって言い返しますが、その手はモスキートの服の袖をしっかり握りしめていたのでした。**]
(@7) 2015/01/08(Thu) 20時半頃
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[少女が優しく撫でてくれた>>161ので、落ち着かない気持ちはすぐに落ち着きました。けれど、手がちょっぴり震えていたのはバレてしまったかも知れません。 彼女に格好悪いところを見られてしまったような気がして、そっとガスマスクを被った顔を覗きます。勿論、モスキートがどんな顔をしているかはわかりませんでした。]
(トクベツなお肉って、何だろう?)
[マリオが知っているお肉と言えば、豚に牛、鳥くらいしかありません。 そういえば、二軒隣りの肉屋のおじさんは、ウサギや熊も食べられるんだぞ、なんて言っていましたっけ。そんな変わったお肉かな、なんて考えながら、甘いふわふわを千切って口へと運びました。]
(@8) 2015/01/08(Thu) 22時半頃
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んー……もう、帰らなくちゃだめ?
[ゴーグル越しに目を合わせて、少女はお家に帰ろうと言います>>162。 名残惜しそうにぐずって見せますが、確かに辺りは夕暮れから夜へと変わる準備をしている頃。マリオだって、ママの心配する顔は見たくありません。]
うん、じゃあ、モモねーちゃんと帰る そしたら、また遊んでくれる?
[少女の手をぎゅっと握って、今度はこちらが首を傾げる番。 次の約束があれば、お家に帰るのも寂しくありません。 彼女にいい返事がもらえたなら、少々不機嫌だった表情も明るく晴れて。仲良く手を繋いだまま、お家の方へと足を向けることでしょう。*]
(@9) 2015/01/08(Thu) 22時半頃
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