267 【突発】Sanatorium,2880【RP村】
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[ 諸々の準備を整えた後、 いつもどおりに、 部屋を出る。
アルミのパウチを食堂までに絞りきり、 dustBOXに投げ入れ ───── ]
(213) is0716 2019/06/26(Wed) 22時半頃
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[ せんせいでありながら、 "外"の調査を封じられて久しく、
毎日の習慣はひとつも変わらない。
…其でも、 おとこはあんまり変化もなく、 何時だって口は可愛くないし、 何時だって顔には笑顔が貼り付いていて、
卒もなく、 過ごしていた。 ]
(214) is0716 2019/06/26(Wed) 22時半頃
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しらぎくさん ごはんだよー。
[ スープとパン、 すこしのたんぱく質。 ほとんど変わらない其れを、トレーにのせて、 苗床の扉を叩くのも、 何時だって一緒だ。
──── 時折、思い出したように、 真白の頬が感傷と共に痛む。
たった それだけ。 ]
(215) is0716 2019/06/26(Wed) 22時半頃
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[ 変わらない苗床で ゆめを ]*
(216) mayam 2019/06/26(Wed) 23時半頃
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[ そうして、 ─── 何の、咲く頃か。 ]
(217) mayam 2019/06/26(Wed) 23時半頃
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[ 何日だったか何ヶ月だったか、 或いは 何年になるのか、数えてはいなくて。
逸れでも、髪だけは伸びたから、 起きたばかりの蒼白い頬に かかりつつ。 前髪に隠されたがらんどうの片方で見上げる、 何時も通りの食事の時間 だった筈で。 ]
(218) mayam 2019/06/26(Wed) 23時半頃
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──── やぁね、あなた、
[ 黒も白も灰も見えやしなくたって、 可愛さの欠片も無い口は 不意。 ちぃさなてのひらとともに、来訪者まで伸びた。 ]
(219) mayam 2019/06/26(Wed) 23時半頃
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明日にでも死にそうな顔しちゃって。 まったく 本当につまらないわ。
[ 何時か叩いた其処に触れ、寄り、 ─── 空虚が、くろいろを 覗き込む。
ほしにとられた、かたがわ。
ほら、自分でも突然だったけれど、 どうせわたしという中途半端な奴は気紛れなのだから。 別に、何か察したわけでは無いし。
……敢えて言うなら、今日のせんせいは、 ひたすらに"嫌い"だって こどものわたしが訴えていただけ。 ]
(220) mayam 2019/06/26(Wed) 23時半頃
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[ 都合良くこどもという肩書きを掲げ、 わたしのくろいろも、おんなじように 覗き。 ]
(221) mayam 2019/06/26(Wed) 23時半頃
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─── 何時かの空は 見えて?
適当に死にたいなんて願って叶えたら、 舌噛み切って土の下まで殴りに行くけれど。
勝手にひとに投げておいて変なこと考えてたら あなた 絶対赦さない。
(222) mayam 2019/06/26(Wed) 23時半頃
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[ "だから、" 続ける。 確信のような 虚言の ような、 ]
(223) mayam 2019/06/26(Wed) 23時半頃
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[ 気分の良い理由は、
───変わり映えの無いスープの中身が、 とても珍しく、好みのものだった。
とか そう、答えておきましょう。 ]
(224) mayam 2019/06/26(Wed) 23時半頃
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…そう、 ? たしかにちょっと、 さっき ほんのすこしだけ
鋏が欲しくなったんだ。
(225) is0716 2019/06/27(Thu) 00時半頃
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[ 否定もなく ちぃさな手のひらで、 柔い感傷の痕が 人肌にあたたまるのを、 とおくの だれか の感覚のように、
くろいろが 空虚を 覗き、 ]
(226) is0716 2019/06/27(Thu) 00時半頃
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( 嗚呼、 確かにおんなじ色をしている! )
(227) is0716 2019/06/27(Thu) 00時半頃
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[ 鈍くとも、 幾ら無責任なおとこであっても、 夢の先をねがったことも、 ほしの下で語りもした其れを、
すこぅしだけ くろいろをさげて、 …ほんのすこし の 本当の、 安堵と悔悛とを混ぜたよに、
バツの悪い わかものの顔で、 ひとつ ひとつ 頷きつ。 ]
(228) is0716 2019/06/27(Thu) 00時半頃
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──── 今度の空には、
別のお願いをしないと。
[ なにがいいかな。 いわいとも、のろい ともつかない 中途半端な奴だから、 "次"の 星降る夜を願うよに、 プレゼントに迷うこどものように。
…然して、
また すこしの てごたえ みたいなものを "いきている" 地面の確認みたいなものを
黒と 白との ちぃさな姿より、 受け取っている。 ]
(229) is0716 2019/06/27(Thu) 00時半頃
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そのまえに、 ──────
(230) is0716 2019/06/27(Thu) 00時半頃
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おれの育てたあじさいが、 ほんとうに 綺麗なのか、…何色か、 ──── あなたにちゃんと 見て欲しいんだ。
(231) is0716 2019/06/27(Thu) 00時半頃
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[ 勿論、 ごはんをたべたあとね? お気に召したらしいスープを、 silverになみなみ用意しつつ、
ほんのすこし色を取り戻した、 人肌の頬を 無器用につっていた!]
(232) is0716 2019/06/27(Thu) 00時半頃
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[ 冷たい頬だと、只、 ]
(233) mayam 2019/06/27(Thu) 01時半頃
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[ ─── おんなじいろを、覗き込み、暫く、 漸く 空虚に 何かのいろが混ざりこむのを 見た気がして。
悪態ついた こどものくちびるから ちぃさな息を漏らす。
あなた、ちゃんと そんな顔ができるじゃない─── なんて、
続く 声にも、知らない母のような、何かのような、 ]
(234) mayam 2019/06/27(Thu) 01時半頃
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[ つぎに、おなじほしに願ったとして、 果たして何をかわりとするのか、 ……悲観的な"中途半端"は考えてしまえど、
そのまえに、─── ]
(235) mayam 2019/06/27(Thu) 01時半頃
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………… 嗚呼、そう、ね あなた、名前知っていたの。
[ 片側の瞬き数度、 ……"ミサ"ですら反応が遅れて、 お返事すら儘ならなかった。 ]
(236) mayam 2019/06/27(Thu) 01時半頃
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……あじさいはお花見って 言うのかしら。 其れこそ さくらじゃあ無くって?
[ ひとはだになった 真白を撫で、
不機嫌が常の わたしの顔は、頬は、 ……上がっていたかしら、どうだったかしら。 くろいろしか 知らないこと。 ]
(237) mayam 2019/06/27(Thu) 01時半頃
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─── はい って言っても、 あなたが連れていかなくちゃあ わたし 何処にも行けないの、分かっていて?
[ ……ぼやきつつ、語るいろ に 未来を見た。 理由もなく 何にでもなく。 花とも空ともつかないような、なにか へ、
要は其処に生きているのでしょうね って わたしからはわかりづらいはなし。
─── 気紛れかしら。さあ。 ]
(238) mayam 2019/06/27(Thu) 01時半頃
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[ 只、 ─── いろを認める "そのまえに"、 ]
(239) mayam 2019/06/27(Thu) 01時半頃
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[ たとえ "名無し"であろうと、 不確かから 明日からの 何時かのため、 …今の、このときのために、
確かを拾い上げるよう 開くよう、
くちびるをなぞった。 ]*
(240) mayam 2019/06/27(Thu) 01時半頃
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かけたものだらけの なにもかもを抱いた世界で、 細い いのちを 何時かの時まで 陽の元で繋ぎ、
ほしふるよるに また、ならぶときを わたしは たしかに "夢見て" いた。
(241) mayam 2019/06/27(Thu) 01時半頃
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しらぎくが また 花開く。 何時かのほしか 真実を*抱いて*
(242) mayam 2019/06/27(Thu) 01時半頃
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