89 アウトブレイク〜WerewolfSyndrome〜
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―回想/5月10日夕方18時頃 住宅街の外れ、寂れた公園― >>0 [落ち込んでいるはずなのに、迷惑がらずに話を聞いてくれている。なんとか元気づけてあげたい、そう思った。]
おお!信じてくれたっすか!嬉しいっす! 無謀すぎて、てっきり笑われるもんだと思ってたっす! お姉さんが思わず噴出すのを狙ってたんすけど…。 美人には笑顔一番似あうっすからね!
でも、本気っすよ!がんばって勉強して、ワクチン作るっす! それにはまず、元気で健康に生きないと! ご飯食べて、よく寝て、風呂入って、それから笑うっすよ! お姉さん、ご飯食べてるっすか?? 私いっぱい食料溜め込んでるんすよ! お姉さんやせてるから、お肉食べるっすよ! 今度お肉持ってくるんで、焼肉パーティするっす!
[マドカはしばらくの間、話し続けた。寂れた公園に、場違いなほど明るい声が響き続けた。]
(2) jagabee 2013/08/08(Thu) 01時頃
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―5月11日 正午頃 マドカの家― [マドカは号外みて、ため息を付いた。]
ワクチンできてるじゃないっすか! 何が処刑っすか!1週間我慢すればよかったのに…。 そしたらみんな、みんな…!
[号外を持つ手が震える。目からこらえきれずに涙がこぼれるが、顔を上げて笑ってみせる。]
なんにせよ、これで安心っすね!お兄ちゃんに教えてあげるっす!! …お兄ちゃんのことは、どうすればいいっすかね…。 大人の人に相談するっす!迷惑かけるっす!トレイルさん公認っす! とりあえずは、ナユタ君とチアキさんとルーティエのお姉さんにでもお願いするっすよ!
[マドカは家のドアを空けると、2階の兄の部屋に急いだ。]
(3) jagabee 2013/08/08(Thu) 01時頃
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/* (幽霊のやり方が分からなくて赤チャにしちゃいましたすいません(´・ω・`)
マドカちゃんが天使すぎてマリーちゃん死ぬ時つい泣きました…。 おっぱいぎゅーももう出来ないかと思ったらもう1ハグ2ハグしとくんだったぜ…!!!
トレイルさん超かっこよくて絡みたかったのにマリーちゃんと行動範囲似てる筈なのに会えなくてショボーン 男にしとくんだったと後悔せずにはいられない…!
そしてナユタさんとも結局ケンカ(?)別れ…死んでほしいって思ってるんでしょ?ってマリーちゃん全然思ってなかったですからね! ただ自分は嫌いになれないのにどんどん嫌われていくようで拗ねちゃっただけですから本当すいません(´;ω;`)
パティちゃんにお母さんって言われたわーい! 飛び込んできてくれてもいいのよ…?←*/
(4) sizuku 2013/08/08(Thu) 02時頃
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―回想/5月10日夕方18時頃 住宅街の外れ、寂れた公園―
マドカくらいの子は、まだまだ何にでもなれるからね。マドカの頑張り次第。 褒めてくれてありがと?
[『お姉さん』というマドカの呼び方>>2につい、くすりと小さな笑みが零れる。 暫くマドカの話に微笑みながら頷いていたが、辺りに夜が落ちてくると徐に立ち上がって彼女に片手を差し出した]
――そろそろ行こう。 送っていくよ。まだナユタの家に居るの?
[ナユタの家は分かるが彼女の家は分からない。いずれにしても彼女が望むなら望む場所まで送るつもりで。 彼女が断るならば、ほんの少し残念に思うだろうが無理強いするつもりもなく]
(5) やなこま 2013/08/08(Thu) 12時頃
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―回想:5月10日 20時頃 どこか〜11日 0時頃 処刑場― [己の理性が、わずかに折れ始めたのが解った。チアキに離れるように警告する。その後少しして、機動隊の者が到着した。]
チアキ……さよなら、みたい、だ。好きで居れて……よかった ……どうか、幸せ、に……なって……
[自分の中から言葉を絞り出して、届ける。 今生の別れであるが故か。想いが多すぎるのか、逆に、涙は出なかった。
それだけ言って、無抵抗で捕縛され、処刑場に運ばれた。運ばれる間は振り返らなかったから、チアキがどんな表情をしていたかは解らない。 暗い廊下を通り、椅子に座らされ、両手両足を拘束され、処刑を待つ。
死が本当に目前に迫り、心の中が思いで満ちた。自分は幸せになりたいと思っていたが、その実、それなりに幸せだったということにようやく気付いた。 生きている者には幸せになってほしいと思っていたし、死ぬ覚悟も出来ていた、つもりだった。 だからこれは、言うだけならタダだから言うだけだ、と。一言だけ、呟いた]
……死にたく、ないな……
[しばらくして、破裂音が響き、視界がブラックアウトした。「クシャミ」として生きた少女リリーの命は、そこで途絶えた。]
(6) clock 2013/08/08(Thu) 12時頃
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―5月11日午前11時 薬屋「三元道士」―
[届いたばかりの号外を片手に、定位置の長椅子に座したまま目を伏せる。 書かれた文面が、少女の死を語っていた。
全て終わった、のだ。
もう誰も殺す必要は無く、殺される必要も、ない。 それには自分も含まれている――少女が予見した通りに、自分が死ぬ理由は誰も与える事は無い。
此れで彼との約束は果たせた。 枷はもう何処にも無い。
束の間の開放感にひっそりと口元に笑みを浮かべて手元の号外を適当に床へ放り投げると、ころりと横になって目を瞑る。
遠くなる意識の中、何処かで犬の鳴き声が聞こえた気がした]
(7) やなこま 2013/08/08(Thu) 13時頃
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―5月10日早朝5時、街外れの空き地― >>8:27 [「何も思わねぇ訳じゃねー」は……真実でもあり、気分を湿らせないという、彼なりの気遣いでもあるのだろうと、何となく解った。 不慣れではあっても、同じように、軽口を返すことにして]
……まあ、明日はあなたに返すよ。チアキはあなたの。……っていう言い方も変だけど、さ。
[薄く笑って。そうして、ナユタさんが手を振ってくれたので]
……うん、バイバイ、ナユタさん。
[手を振って見送る。さて、今はまだ朝早すぎる。 暫く休憩したら、チアキと二人で出かけるのに相応しい服装に着替えよう。残念だけど、穴が開いたお気に入りの方のパーカーは、毛布無しには着れない。こっちは鞄にしまって、予備のパーカーに着替えなきゃいけない。 徹夜した肌はさすがに不味いだろう、最後にシャワーくらい、ちゃんと浴びたい。
そう考えて……しばし休息。もう訪れないだろうと思っていた寝床に一度戻り、住宅街へ。] ―回想終了 >>8:19 へ続く―
(8) clock 2013/08/08(Thu) 19時半頃
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―5月10日 朝11時頃 公園― >>8:30 [この公園には、本当に子供の頃。パパとママに連れられて来たということを思い出す。その頃は、並木も綺麗に見れていたかもしれない……最近も見ては居たけど、その頃見た風景の方が、今見える風景とは近いようで。ちょっと、懐かしい気分にもなった。]
……あたしも、何度か来たことはある、かな。 でも……チアキと二人で見てると、違う風景に見える。……なんだか、新鮮。
[正直な感想だった。 チアキと二人、手をつないで歩く。チアキの温かい指先を心地良いとも思ったし、頼もしいとも思った。]
……あの木?
[大きな木の下にたどり着き、見上げる。堂々とした立派な木だ。 さすがに、自分は登ろうとしたことなんて無かった。 ……今の自分なら登れるのは解ってはいるけれど、やらない。]
……チアキ、猫ちゃんみたいな頃があったんだね。 でも、あたしは降りられなくなるようなヘマはしないよ。
[そう言って、楽しげに笑った。]
(9) clock 2013/08/08(Thu) 19時半頃
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―5月11日午前11時半、チアキ宅― >>1 [昨夜眠れなかった所為か、ソファに座り意識を揺らがせていた所でナユタの声に顔を上げる]
…え、……そっか、…そっかぁ
[…夢ではないのだろうか、とゆるゆると立ち上がりナユタの元へ。その身体を抱き締めて体温を実感する]
ナッちゃんも、俺も、生きてる、ね…生きていかなきゃ、ね…
(10) yoshiki 2013/08/08(Thu) 20時半頃
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―回想、5月10日20時頃―
[少女に伸ばした手は機動隊によって阻まれた。さよなら、と言う言葉に喉が泣く]
…うん、…さよな、…ら
[笑顔で。最後まで笑顔の俺で。…駄目だ、ごめんね]
…待って、…嫌だ、行くな。離してよ、離せ、彼女を離せッ…!
[届かない、何もかも。ただ叫ぶしか無かった。こんなにみっともなく縋って泣いて…こんな筈じゃ無かったのに。ああ、もう背中しか見えない]
俺に、…やらせてよ…
[力無く呟く。知らない場所で知らない誰かに殺されるのかと思うと心臓が握り潰される。だったら自分の手で、…願っても何もかも遅かった。小さな背中は闇に消えて行く]
(11) yoshiki 2013/08/08(Thu) 21時頃
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…クーちゃん、俺は…
クーちゃんと、リリーちゃんを
愛していた…ッ
[力の限り叫んだ、あの小さな背に届いたかどうかは分からない。
周りの機動隊は何時の間にかいなくなっていた。
足も手も身体も心も鉛の様に重く、立ち尽くしていた]
(12) yoshiki 2013/08/08(Thu) 21時頃
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―5月10日夕方18時頃 住宅街の外れ、寂れた公園―
>>5 わ!がんばったらなれるっすか! じゃあ、がんばって知的なお医者さん目指すっす!
[しばらく話続けると、ふと目の前に手が差し出される。つい話しこんでしまったようだ。マドカは、嬉しそうにルーティエの手をとる。]
送ってくれるんすか!一緒に帰るっす! 今は、自分の家に帰ってるんすよ!ナユタ君の家では、お世話になりっぱなしだったっす!みんないい人だったなぁ…。 あ、私の家、こっちっす!
[ルーティエの手を引きながら、歩き始める。家までは危ないので、連れては行けないが、途中までなら大丈夫だろう。]
いつになったら学校は復活するんすかねぇ…。それまで、勉強で何かわからないことがあったら、お店で買い物するついでに、聞きに行ってもいいっすか?あ、もちろんお仕事は邪魔しないっす!
そしたら、お姉さんは私の先生になるっすね!それか師匠っす!お姉さんと先生と師匠ならどの呼び方がいいっすか?
(13) jagabee 2013/08/09(Fri) 19時半頃
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─5月11日 正午頃 薬屋「三元道士」─
[人々が、殺し殺される日々の終わりを告げる号外が配られたその日。宣言通りに、全ての通信網が回復されて暫し後、閉ざされていた他の情報が一気に流れ込み出した中に紛れるようにして、一通の電子メールが露蝶の持つ通信機器へと届いていた]
------- 眠たくなれねェ時に、気ィ向いたらいつでも適当に呼べ
仕方ねーし アンタのトコなら、行ってやらねェ事もねえ
寝顔、傍で眺められんのは 悪くない
Trail -------
[発信の日時は、町の通信網が閉ざされたのだろう時刻の直前。以前から時々やり取りをしていた時のように>>6:41、彼の言葉をふと思い出し>>0:90…気がかりだった等とは言う事もない、気が向いたので送った、それだけだという様に自分勝手な内容を綴ったそれは、通信の封鎖と共に今日まで届けられずに留まっていたようだ。
差出人すら、送った事を後の出来事の中で忘れていただろう、簡素でささいなメール。露蝶の目に入る事があったのかは、確としない]
(14) yakan 2013/08/10(Sat) 20時頃
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―5月10日夕方18時頃 寂れた公園→マドカ宅移動中―
知的な女医さんかぁ…カッコイイね。 マドカならなれるよ。頑張ってね。
[掌に感じる温かさ>>13、少女の少し小さく感じる手を握り返して引かれるままに。まるで自分が逆に連れ添われている格好には僅かばかり苦笑い、マドカの歩幅に合わせて足を動かす。宵闇迫る中、伸びる影を追うように石畳を踏み]
――……んー…教えたりするのは、あんまり自信は無いんだけど… 私が店に居る時は、聞きに来て良いよ。 …なんだか、どれも擽ったい感じがするなぁ……露蝶でいいよ?私もマドカ、って呼んでるしね。
[一つ、約束を重ねる事に対しては幾らか歯切れ悪く言い淀み、数秒考える間を置いてから一つだけ条件を付けて返答し。 自分を示すにはどれも不相応に感じる言葉には困ったように笑い空いた手で頬を掻いた後、改めてルーティエと名を告げて]
(15) やなこま 2013/08/11(Sun) 02時頃
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―5月12日彼は誰時 街外の道路、車内にて―
[たいして乗り心地も良く無い車の中、運転は馴染みの運び屋に任せつつ背後で遠ざかっていく街を、肩越しに振り返り眺める。
まだ夜闇の名残が濃い時間、殆ど荷物という荷物も持たずに薄闇に紛れて店を出た。扉には「一身上の都合に寄り、閉店します 店主」とだけ書かれた簡素な紙を貼り付けて。 そうして隠れるように街の外へ出て、現在に至る。規則正しく並んでいた機動隊も居なくなった街と外への境界、誰も自分を止める者はいなかった。
街を出る事は、誰にも告げなかった。 引き止められる事も送り出される事も望まず、ただ消えるように居なくなりたかっただけ。そんな自分を彼らは怒るかも知れないけれど。
久々に顔を合わせた運び屋に、様々な話を聞いた。 出所は分からないが、街の内部情報がネットで世界各国へ広まっている事。 それが原因で友好関係を結んでいた某国から強く批判を受けた事。 その某国が残り生存者に対して支援――身柄の保証を訴えている事]
(16) やなこま 2013/08/11(Sun) 10時半頃
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[情勢の移り変わり等に話が飛ぶと、興味も持てずに少ない荷物から携帯端末を取り出して操作する。冷たい、と非難が飛ぶが受け流した。 画面には届いてから何度も見た一通の電子メール>>14。出した返信への返答は、勿論届かない。 ほんの僅かに顔を歪ませて、「うそつき」と微かに囁く。 同乗者にどうしたかと聞かれたが、何でもないと顔を伏せたまま返す。
そうして、露蝶と呼ばれた青年は街から姿を消した。 多数ある犠牲者、処刑者に紛れたのか、登録されていた情報はデータベースからも無くなっているだろう。
――その後の青年の姿を見た者は、居ない]
(17) やなこま 2013/08/11(Sun) 10時半頃
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―5月10日 朝11時頃 公園― >>9
そうだね、何気無い景色もクーちゃんと一緒だとキラキラしてる気がするよ。
[ずっとこんな風に彼女と過ごせる事を夢見てた。穏やかに笑い合える…あれ程望んでいた少女の笑顔が隣に在る事に、ただ今は幸せだと感じていた]
好奇心は人一倍だったからね。…登ったらもっと色んな物が見えると思ったんだ。
そう?もし降りられないなら抱き止めてあげるのに、残念だな。
[笑う少女に肩を竦めて自らも笑う。そうやって暫く景色を眺め、隣のクシャミの顔を覗きこんだ]
…次は、何処に行きますか?お姫様?
(18) yoshiki 2013/08/11(Sun) 20時半頃
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―5月12日早朝、チアキ宅玄関先―
[久々に投函されていた新聞紙に目を通す。手の震えは紙の乾いた音を辺りに響かせた]
……もう、少し…早かったら…
[言っても仕方の無い事だとは分かってはいても想いは漏れ出してしまった。もう涙は出なかったけれど…ここ数日で底が尽きてしまった。小さく息を吐き出し新聞紙を綺麗に畳むと家の中へと戻って行った]
(19) yoshiki 2013/08/11(Sun) 21時頃
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―5月12日早朝、チアキ宅庭花壇前―
[ナユタは戻って来てくれると約束した。自分は待つだけだろうか…その前に色々やらなくてはいけないのだろうけど…感染者とは言え肉親を殺してしまった。それにその事実を隠してしまったのだから]
………お墓…作ってあげられるの、少し先になりそうだ…ごめんね
[一度野犬に荒らされた後、綺麗に整えて花を植えた花壇の前に屈み込んで土に触れた]
(20) yoshiki 2013/08/11(Sun) 21時頃
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―5月10日夕方18時頃 マドカ宅付近―
>>15 やったー! じゃあ、勉強に困った時はお願いするっす!
うん、ルーティエさん! ルーティエさんって呼ぶっす!
[困ったような笑顔を浮かべながら承諾をもらえて、マドカは笑顔を浮かべる。しばらく談笑して進むと、あっという間に自宅近くまで到着してしまった。]
この辺で大丈夫っすよ! 送ってくれてありがとうっす! 本当はお家でお茶とか飲んでってもらいったいっすけど、家が荒れ放題で危ないんすよ!
[ルーティエの手をそっと離し、手を大きく降りながら別れをつげると、マドカは駆け出した。]
それじゃ! またお店に顔出すっす!
(21) jagabee 2013/08/11(Sun) 21時半頃
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―5月10日 朝11時半頃 公園〜移動中― >>18 [チアキと2人。木を見上げながら]
……チアキに抱きとめてもらうの……は…… [言われてしまうと、想像は具体的になるもので。 軽く顔を赤くする。本人も気づいたのか、チアキを見ていた目を軽く逸らして]
……わ、悪く、ない、ね。 [若干慌てた様子で。こういう振る舞いは、全くもって、歳相応か、若干それより幼い女の子のようにも見えるだろう。それから一言]
……もっと早く、素直になってれば……良かった、な。
[恐らくはチアキには聞こえないであろう、ごく小さな声の独り言を。そうしていれば、あるいはチアキの言うようなことも、あったかもしれないのに。 だが、このような道を選んだのは自分だ。後悔するにもやり直すにも何もかもが遅いのは解っていて。それならば、もう、気にするだけ時間の無駄で。
そして、次はどこへ?聞かれたので]
……次は、そうだな……商店街を、隅から隅まで。もうやってる店は少ないけど……思い出しながら、歩いてみたい、かな。
(22) clock 2013/08/11(Sun) 22時頃
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─回想/4月某日、閉鎖前のある未明─
[──ふと、目覚めた薄暗い部屋。無意識で寝返りを打ちかけ、腕中の感触に気付いて動きが止まる。ぼんやりと視線が、眼前の彼を眺めた。
今日は少し、疲れていた。床に入ったまでは良いものの、『遊ぶ』間どころか、気が付く間もなく眠ってしまったらしき己に思い至って小さな苦笑いを浮かべる。 両腕は、彼の身体を逃がさぬとばかりに抱え込み、抱き締めていた。逃げ損ねさせてしまったかと、意識を手放す直前に見たそのままの様に見える姿を、顔を薄闇の中でただ眺め──双眸が知らず薄まり、微かな溜息を漏らした]
……、…。
[彼のぬくもりを抱え込んだ心臓が、確かな痛みと、喩えられぬ甘さに静かにざわめく。 ……いつから、だっただろうか。最早そんな事をすぐに思い出せる程の近さではなく、冗談交じりに己から言葉にしようと思える程の浅さでもなかった。 「──好きだと言えよ」聞いて、俺は必ず笑ってやるから。…そんな風に今宵も、いつもの軽口を返らぬ事を知った上で口にし、返らなければ良いと思っていた。それこそが彼であり、己であるのだと]
(23) yakan 2013/08/11(Sun) 22時半頃
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[彼を、見つめる。
そろそろ手離し、いずれ目覚める彼を自由にさせるべきだったのだろう。だが、どうしても離れる気になれず、ぬくもりを抱えたままで。
…そっと、また息を吐き出し。顔を傾け、今は物言わぬ唇へと口付けを落とした。 ごく柔らかに、触れるだけ。愉しむ為のものでもなく、からかう為のものでもない、常とは違うそれの稚拙さに自身でまた僅かに笑い]
──…おやすみ。
[常に言わぬ、当たり前のような挨拶を、気まぐれのついでだと囁き落として。彼のぬくもりを、…愛おしむ己を知らぬふりで、ただ優しい温かさを感じてゆっくりと双眸を閉ざした]
(24) yakan 2013/08/11(Sun) 22時半頃
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―5月10日 12時頃 移動中〜商店街―
[クシャミの少女らしい表情を微笑ましく見守って、密やかな声は木々をざわつかせて駆けて行った風に消されて。一瞬閉じた瞼、薄く開いた先の少女にまだ行かないでと繋いだ手を握り]
……うん、じゃあ次は商店街だ
[商店街までの道のり…何時かの黒猫が横切った。クシャミに向かってにゃーと鳴いた後走り去って行った]
クーちゃんに挨拶してたみたいだね。
[二人手を繋いで歩いて行く中、見付けた猫達は必ず一声鳴いて。商店街に着いてからもそれは変わらなかった]
…この街ってこんなに猫多かったっけ?
[並ぶ店先を眺めて、隣の少女を見る]
クーちゃんはどんな物を買ったりしてたの?
(25) yoshiki 2013/08/11(Sun) 23時半頃
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―5月10日未明、某ビルの屋上―
[少女の手を引き非常階段を登って行く。最上階の扉はいとも簡単に開く。中は廃ビル故に静まり返っていた。奥へと進み屋上への階段をまた登ると重い鉄の扉に行き着く。軋む音と共に開けば勢い良く吹き付ける風が出迎えて]
………こっち、だよ。
[一番眺めがいい場所まで手を引いて連れて行く。そこには明かりが灯った町並みが]
あっちが、俺の家だね。マドカちゃんの家が向こう…そのずっと先がナユタの家。ルーさんのお店はあの真ん中辺…
そして、街の明かり一つ一つが…君が守った命の灯火
(26) yoshiki 2013/08/11(Sun) 23時半頃
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―回想:5月10日 12時〜13時頃 商店街― >>25 [何匹かの猫達は自分に鳴く。……それはまるで、別れの挨拶のようにも見えて]
……うん、多分皆、「解ってる」んだと……思う。 [片手に余裕があれば、手を振って、「なぁご」と、本当に猫のように鳴く。「さよなら」と告げたつもりで居る。 ……猫に鳴くのは、初めてではない。いつもの事だったが、それがちゃんと伝わっているのかどうかはよく解らない。感染した後もそれは変わらなかった。ただ、伝わっているものと信じて]
あたしがここで買ってたのは…… 食品、日用品……とかが多かったけど。でもたまにアクセサリも買ってたよ。 ……そこの店、とか。 [と指さした先は、かつては可愛らしい小物を売っていた店であったが、数日前からシャッターは開いていない。]
……猫の小物とかが可愛いんだ。燻したシルバーで、肌触りも色艶も良くてさ。……また開くことがあったら、思い出してみてよ。 [そんなことを話しつつ、手をつなぎ、二人]
(27) clock 2013/08/11(Sun) 23時半頃
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―5月10日 未明 某ビルの屋上―
……ここが……
[チアキの知る、街全部を見渡せる場所。 チアキの説明を聞き、そして自分が寝床にした場所や、元々自分が住んでいたカートライト家の跡地、一度引き取られた思い出したくもない家の場所、それら全て、思い起こされて]
……………。
[ただ黙って、街を眺めている。 ……チアキの言うとおり、確かに、自分が、本能に身を任せていれば……街の明かりはもっと少なくなっていた可能性は否定出来ない。 ……そのことだけは、ほんの少しだけでも。誇りに思って良かったのだろうか……チアキの言葉に、そんなことを、思う]
……ありがとう。……本当に色々。ありがとう……
[神妙な表情を浮かべ、今日一日を思い返して……そして、チアキに向き直って]
……チアキ。……我儘なあたしを、許して。 ……キスして欲しい。唇はちょっと危ないかもしれないから、……頬でも、瞼でも、おでこでも。……一度だけで、いい。……思い出に、持って行きたいんだ。 [そう言って、目線は中空に向けて、目を閉じて、待つ]
(28) clock 2013/08/11(Sun) 23時半頃
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―5月10日 未明 某ビルの屋上―
[一番伝えたかった言葉は彼女に届いただろうか…、街の明かりと星の瞬きが交じる景色を二人でずっと眺めていた]
………クーちゃん、…ありがとう
[上手く笑えたかは分からない]
……、…
[繋いだ手を離す、片手を肩に添えて…長い前髪をそっと撫であげた。ちゃんと表情を焼き付けたかった自分の我儘ではあるのだけれど…、現れた幼い丸みを帯びたおでこにそっと唇を触れさせた。そして抱き締める、彼女が拒むまで、第三者が現れるまで…ずっと]
(29) yoshiki 2013/08/12(Mon) 00時頃
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