146 demi-human... 『亜人の住まう街で』
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─ 現在・洋燈と色ガラスの部屋 ─
[ Open
開けば きぃ と音を鳴らす扉 様々な色のガラスを使用した洋燈が店のテーブルを埋める
ぱさり
着ていたマントを椅子へと放り、 鬱陶しいほど長い髪を、頭の高いところで縛る 店の奥───カウンターの奥の作業場に移れば、ぐっ と腕を捲りいつも通り、洋燈を作り始めるだけ 今日は何を作ろう あの果実のような丸い洋燈を作ろうか
───いや、今日は寄り道をしよう
Little witch Innocent boy
そんなイメージの、洋燈を* ]
(163) 2015/01/08(Thu) 21時半頃
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― 蜥蜴男との戦い ―
別に大丈夫です 武器を持った相手には正しいです
[とは言え、痛かった。なんてボソリと言えば鈍を地面に投げ捨てて。殺すだけ無駄だと言われてから溜息をガスマスクの中で吐くも息がこもって気持ちが悪い]
俺の名前…
[キミの名前は 『ワクラバ』だ。病気で枯れた葉のように、醜く、気持ちの悪い。そういう意味だ それが研究者の言葉だった。自分に対して向けられた名前。今はそれだけ覚えていて]
(164) 2015/01/08(Thu) 21時半頃
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――ワクラバ。それしか知りません
[ふと周りを見渡せば皆死んでいる。チラホラと蜥蜴の死体も会っただろうか?それでも圧倒的に人間の死体が多い それに対して何を思うわけでもなく。良くしてくれた人の死体を見付けても出る涙は無い]
お疲れ様でした
[ペコリと、目の前の人物にお辞儀をする。まるでお仕事終わったんですね。お疲れ様です。と言うように 彼から名前を聞く事は叶っただろうか。ただ、無表情に、生気の無い目を集まる蜥蜴に向ける
彼が何もしないで去るのなら、ぼーっとそこに立っているだろう いつか、また別の居場所を探すように**]
(165) 2015/01/08(Thu) 21時半頃
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― 現在 ―
寒いです
[ボソリと暗い空を見上げて1つ 行く場所があるわけでもない。かと言って突っ立っていれば変な目で見られる]
…中央、は人通りが多い
[結局出入口で見張りの死角になる位置に座り込めば、眠るように目を閉じた]
(166) 2015/01/08(Thu) 22時頃
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[少女が優しく撫でてくれた>>161ので、落ち着かない気持ちはすぐに落ち着きました。けれど、手がちょっぴり震えていたのはバレてしまったかも知れません。 彼女に格好悪いところを見られてしまったような気がして、そっとガスマスクを被った顔を覗きます。勿論、モスキートがどんな顔をしているかはわかりませんでした。]
(トクベツなお肉って、何だろう?)
[マリオが知っているお肉と言えば、豚に牛、鳥くらいしかありません。 そういえば、二軒隣りの肉屋のおじさんは、ウサギや熊も食べられるんだぞ、なんて言っていましたっけ。そんな変わったお肉かな、なんて考えながら、甘いふわふわを千切って口へと運びました。]
(@8) 2015/01/08(Thu) 22時半頃
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んー……もう、帰らなくちゃだめ?
[ゴーグル越しに目を合わせて、少女はお家に帰ろうと言います>>162。 名残惜しそうにぐずって見せますが、確かに辺りは夕暮れから夜へと変わる準備をしている頃。マリオだって、ママの心配する顔は見たくありません。]
うん、じゃあ、モモねーちゃんと帰る そしたら、また遊んでくれる?
[少女の手をぎゅっと握って、今度はこちらが首を傾げる番。 次の約束があれば、お家に帰るのも寂しくありません。 彼女にいい返事がもらえたなら、少々不機嫌だった表情も明るく晴れて。仲良く手を繋いだまま、お家の方へと足を向けることでしょう。*]
(@9) 2015/01/08(Thu) 22時半頃
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― 夜 ―
[振り返れば、まだ、青い月>>104が見えた気がした。
視線を戻し、歩き出す。 石畳を叩く冷たい音。 祭の喧騒から離れ、己の店に戻る。
――と。 遠方に見たことのある影。>>166 思わずそれを追う。]
『――――――。それしか知りません』 『お疲れ様でした』
『……そうか。おれは……クリストフォロスだ』
( ああ、そう、名前を告げた記憶がある。>>165 あの不気味な男。 感情が摩滅してしまったような不死の男は。)
(167) 2015/01/08(Thu) 22時半頃
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[確か、名前は……。]
……ワクラバ。
[眠るように目を閉じたそれを見つめ、名を呼ぶ。 思い出すのは肉の蠢く異音。 一瞬嫌悪が胸によぎるも、 何か難しい事を考える前に体は動いていて]
……風邪を引く
[そう言ってワクラバの手を軽くつついてみようか。 どこにも行くあてが無いなら、 今夜一晩の寝床ぐらいは貸せるだろうと*]
(168) 2015/01/08(Thu) 22時半頃
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─洞の対峙:蜥蜴人と3─
[ 叩いた符が舞い 狐火が躍る
じゅう、
焼ける鉄と、 肉の焦げる匂い されど疾風は止まらじ
足りぬ妖力では 留めることも出来ん 駆る蜥蜴の黒い手内が見え 半歩も動けんひとの足では 容易に掴まる 石壁に叩きつけられた衝は、狐を黙らせ ]
─── 唖、
(169) 2015/01/08(Thu) 22時半頃
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[ 華奢な首に 纏わり付く硬い指がめりこみ 咽に詰まる呼吸は ひゅうひゅう 音と云う音にならんで 風に混じる
怨嗟の蒼氷は、霞がかるよう虚ろな硝子玉 臆 其の儘 はよ捩じ切れ
怠い腕を持ちあげる余力もなく、だらり 投げ出した身は、せめてもの 抵抗を思い出すように 足をばたつかすだけ
空気を求め 水魚のように苦しみに喘ぐ そんな狐に 暗く鋭い瞳が圧を増し 呼応するように 白にめりこむ指
かは、と 吃音を吐き出せど 意識は朦朧するだけ 楽になっちゃくれん]
(170) 2015/01/08(Thu) 22時半頃
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[ 低い囁きは ぼう とするあたまを素通りし 虚ろが 威も無く弱々しゅう睨むのみ
蚊の鳴くような声で 考えなしに言葉が 躍り出る ちか と瞬く視は やがてそれも歪み、 足掻く足も何れ しん と沈んだ]
(171) 2015/01/08(Thu) 22時半頃
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……あっ
[名前を呼びかけられればふと顔を上げて 出入口なんてほとんど人が来ないと思っていただけに驚きを隠す事が出来ない]
おはようございます、クリスさん。クリストフォロスさん
[わざわざ言い直したのは彼の名前をどう呼ぶべきかまだわかっていない所もあって けれど、風邪を引くと言われればぼけーっとしてから。そうだ、普通は風邪を引くな。なんて思って]
風邪で死ねるなら是非 俺じゃ家すら持てないので
[お金はあるんですけど。なんて言えば、ポケットからは持ち歩く量とは思えない金貨 魔物退治の報酬や、そこで見付けた宝。それでも見合っていない報酬なのだから、そういう意味では不死は金になる木なんだろう]
(172) 2015/01/08(Thu) 22時半頃
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どうしたんですか、こんな所で 出入口は危ないですよ
[それだけ言えば、パンパンと尻に付いた埃を払って立ち上がる 何故彼が自分に話しかけたのかわからないし、今日はよく人と話す日だな。なんて呑気に考えながら]
(173) 2015/01/08(Thu) 22時半頃
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[ ははは、と苦悶に歪む瞳と裏腹 締め付けられた喉で
乾いた嗤いを浮かぶ狐は ただ 惨め
ちかちか と瞬く視界に 臆、ようやく厭われんで済むんか
思えた そのとき 一気に肺に空気が流れ 薄氷がまあるく 円を描き 崩れ落ちた]
(174) 2015/01/08(Thu) 22時半頃
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…はっ…、けほ、
なん で、や さっさと 殺しなはれ 敗けたもんは 死ぬべきや
憎うないんかえ! 汝の同胞を殺した狐が! 敵に見逃されるなぞ 恥の恥
[ 立つ力も無く 鼻を鳴らす相手 臆 余裕言うんか 憎らしいよ ほんに
わあわあ と 己にも理由も分からず
必死に食らいつく狐は ほんに 憐れで 惨めやったやろう]
ええんか 蜥蜴の! ここで生かせば 狐の怨みはしつこうぞ
(175) 2015/01/08(Thu) 22時半頃
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だぁめ。
[ぐずる彼>>@9には、にべもなく。 夜の帳がおりる前には、彼を帰さねばなりませんから。 ここは、こころを鬼にしなくては。
けれど首をかしげ、問いを投げられれば、ほんのすこし目をみ開き]
……ええ。 また、たくさん遊びましょ。
[あしただって、あさってだって。いくらでも、時間はあります。 握られる手には、知らずほほをゆるめながら。 あかるい表情をした彼を、みちびくように歩きだしましょう]
(176) 2015/01/08(Thu) 23時頃
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[そうしてしばらく歩いたのなら、彼のお家も近づいてきたでしょうか。 ぽつぽつと灯るあかりに目を細め、不意に足を止めます。
人ならざるこの身では、彼をお家まで送りととけることは叶いません。 彼のおかあさんが、亜人嫌いかは分かりませんが。 もしそうでないとしても、きっと。 迷惑をかけてしまうことに、変わりはありませんから]
わたしは、ここまで。 ここからは……一人でも、帰れるよね?
[つないだ手を、するりとほどいて。 街灯の光の方へ、彼の背中をそっと押します。
光と影。人と、人ならざるもの。 その境界が、彼との間にできたよう。 いつかこれを、取りはらうことができるのでしょうか?
――わたしには、わかりません]
(177) 2015/01/08(Thu) 23時頃
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また明日、ね。
[まもれるかもわからない約束を、ひとつ落とし。 そうしたら、彼はお家へと歩きだしてくれたでしょうか。
それからは、ただ。 彼の姿が見えなくなるまで、その背中をみまもりました*]
(178) 2015/01/08(Thu) 23時頃
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[ その背が去る前に 微かに残った力を振り絞り 手をつきゃ 前に転げるように 細腕を伸ばし
屈強な脚を掴もうと それは縋るように 臆 死にたがりとは 言い得て妙
それに 喚く狐は気付かずに ]
半端と舐めくさるな 死んでも追い掛けてな 惨めに逢わせた怨恨、必ず晴らすえ!
[ 掴めど 逃せど いっそう憎々しげに睨み 払われればすんなり離れる華奢
見上げた顔は、如何か その瞳に深く刻むよう その鱗 髪、目の色 人相 すべて 浅い意識に
叩き込んで 猛る気のうち、何れ意識を喪うた*]
(179) 2015/01/08(Thu) 23時頃
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[おはようございます、 などと暢気に挨拶するワクラバ>>172に呆れた。 とはいえ、彼はほぼ無表情である。]
……クリスでいい。
[あまり好かない呼び名だが、 他の種族には己の名が長いらしいので、それで通している。 少しの間のあと、返ってきた言葉に、 ああ、不死身は風邪をひかないのだろうか、などと思ったが。
金属音にドーン・ミストの目を瞬きさせること二度三度。 そうか、売ってもらえないから金の遣いどころがないのだなと 納得するのに数コンマかかった。]
(180) 2015/01/08(Thu) 23時頃
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お前が見えたから来た。 寝るなら俺の部屋の椅子を貸す。
……痛みがあるなら寒さも感じるだろう
[そう言って 暢気に尻についた埃を払い立ち上がる男の背を叩き、 己の家を指して泊まって行けと示してみる。>>173 見るに見かねて、といった感じで。]
(181) 2015/01/08(Thu) 23時頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2015/01/08(Thu) 23時頃
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[見つめている事に割と直ぐ気が付いた彼女は不安と困惑の入り混じった声を上げる。>>157 何がそんなに嬉しいのか、“もふもふ”にやたらと嬉しそうな表情をするのを何とも言えない気持ちで眺めて。 幸せそうに笑うその彼女の表情はしかし、最後の質問で再び困惑とも狼狽とも取れるものになって。 そのグラスに入っていた赤い液体を難しい顔をして飲み下しては、何か誤魔化そうとしたのか、暫しそれには時間を有したと…には見えた。 結局『美味しそう』の一言が返ってくれば、即座に否定の言葉を付け足してきて。>>158]
そうですか…僕を、食べたかったんですか。 ふふふ…奇遇ですねぇ…。 僕も貴女を食べたいと思ったところです。
[そう冗談を付けて返してみたが、一体彼女はどう思っただろうか。]
(182) 2015/01/08(Thu) 23時頃
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えぇ、とても こんな金より服が欲しいくらいに
[体を震わす事もなく、無表情で生気の無い瞳で何故か自分に優しくする蜥蜴人を見つめる 哀れみだろうか、なんて捻くれた考えもあったがそれはそれ。叩かれる背は人間がする“それ”よりも温かく感じて]
…ありがとうございます お言葉に甘えさせてもらいます
[会釈程度に頭を下げる。自分も背が大きいつもりだったが、隣に立つ彼はもっと背が大きい どうしてこうも優しくされるんだろう。なんて思いながら。こんな醜い自分に話す彼も、下駄を履いた狐も物好きだな。としか思う事は無かった
彼の家はそう遠い場所にあるとは思えなかったが、ただ行くぞと言われれば付いて行くように。迷惑でないか、なんて考える反面どう椅子を汚さずに寝るかと呑気な事を思って]
(183) 2015/01/08(Thu) 23時頃
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[それは憐れみというのか、それとも。>>183 兎も角彼は、不公平が嫌いだった。 そして考えているようで居て あまりものを考えないこともしばしばある。
ワクラバにこうして寝床を貸そうとしているのも、 嫌悪感が先立つものの「そうしよう」 と思ったことを実行しているにすぎない。
ワクラバを伴いながら自分の家へと戻る。 そもそも身体が大きな亜人の家。 椅子も、多少窮屈なれど横たわれるくらいの大きさはある。
人狼の男に貰った野菜で適当にスープをつくりながら ( あの人狼を見つけたら、返礼をどうしようかと思案しつつ ) ワクラバに夕食と寝床を貸し、その日は眠っただろうか*]
(184) 2015/01/08(Thu) 23時半頃
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―洞窟にて:白き狐と 3 ― [木枯らしと共に零れる弱い呟きに、 彼は険しい顔つきで締めていた左手を離す。 崩れ折れる半狐>>174。 咳き込むと共に、何故と問いかける相手に鼻を鳴らし、 踵を返す。]
『……憎うないんかえ! 汝の同胞を殺した狐が! 敵に見逃されるなぞ 恥の恥』
( そうだろう、だから―― )
ああ、憎い。 我が同胞を殺した貴様を許してはおけん。
[暗い洞窟で、放り出した三叉槍を拾う。 背中に狐の言葉を受けながら。]
『ええんか 蜥蜴の! ここで生かせば 狐の怨みはしつこうぞ』
(185) 2015/01/08(Thu) 23時半頃
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[声だけは勇ましく、狐の声が響く。]
ああ。 だから今は殺さん。
[ 狐にその意味がわかるだろうか。 喚く華奢な白い狐は、喉を締められた苦痛も相俟って 彼の言葉をどこまで聴いていたかわからないのだが。
『半端と舐めくさるな 死んでも追い掛けてな 惨めに逢わせた怨恨、必ず晴らすえ!』
彼は、そこで初めて 振り返り――
口の端を吊り上げ、嗤った。]
(186) 2015/01/08(Thu) 23時半頃
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やってみろ。 「貴様」に、やれるものならな。
( おれが憎いだろう? 恨めしいだろう?
――ならば )
(187) 2015/01/08(Thu) 23時半頃
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[ 彼は珍しく愉快だった。 同時に、その美しくも儚い狐が憎らしくもあった。
睨み付けてくる薄氷の瞳を再度見遣ると、 掴んできた狐の白い細腕を蹴り飛ばし、 今度こそ、振り返らずに]**
(188) 2015/01/08(Thu) 23時半頃
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[久しぶりに褒められたのが相当嬉しかったのか、さっきよりも幾分気迫の籠った声が歌いあげる歌を聞いてはいて。>>137 吸血鬼の彼女を揶揄っていたはいいが、そろそろ帰らなければならない。 直ぐ引き上げるつもりで、どのくらい話していたのだろうか、夜の帳がそろそろ休んだ方がいい… 否、そうしなければならないと悟らせる。]
…非常に名残り惜しいんですが、そろそろ、ね。
[そう言って別れの言葉も早々に酒場を後にする。]
(189) 2015/01/08(Thu) 23時半頃
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─── 中央→
[ 忘れもせん あの惨めな夜は そして あの眼 あの髪 、
月の光を吸い込む 翠碧の鱗 ふつ ふつ 沸き上がる 感情は
仮面の裏で燻って ]
── 次逢うた時 どうしたろうかのう
[ ぺろり、と舌舐めずりをするように 道化と共に 口許には 貼り付けた半月
きゃらきゃら 月夜に笑うて からん ころん 狐は闇夜をゆく**]
(190) 2015/01/08(Thu) 23時半頃
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