人狼議事


207 愛しの貴方を逃がさない。

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視点:


キャンディ1人が投票した。
カミジャー2人が投票した。

カミジャーは村人の手により処刑された。


時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?


全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!


天のお告げ (村建て人)

皆様、お疲れ様でした。
以後中身発言を解禁させて頂きますので、ごゆるりとご歓談下さいませ。

(#0) 2017/01/25(Wed) 00時半頃


【人】 逃亡者 メルヤ

な、なに言って。

[ピザ食べようって言われたけど、ピザは確かに熱々でないと台無しだけど、今はそれどころじゃない。
私は口を開け閉めして言葉を探して]

……別に、あんなことしたからって。
責任、感じなくていいんだよ。

[だって、数日前まで名前も知らなかったのに。そんな人間のこと、そんな風に思うなんて。
これがとびきり美人ならまだしも、外見に好かれる要素があるとも思えない。
だから私は、安心させるように微笑んだ]

大丈夫だよ。帰ってからも、拉致されたとかそんなこと、誰にも言わない。約束する。

[そう言って、ようやくピザに手を伸ばす。
いただきます]

(0) takicchi 2017/01/25(Wed) 00時半頃

【人】 本屋 ベネット

[触れることの許されなかった腕はゆっくり降りる。

困ったようにさがった眉尻もまたいつものそれ。
彼女の心の中がわからないのと同じように、
きっと彼女にも伝わりはしないのかもしれない。

それはすこし寂しいこと。]

 ああ、そっか。

[納得したように頷いたなら示されたソファの元からコートを取って彼女へ渡した。
ポケットの携帯は何食わぬ顔で置いてきた。
それが必要だとは、言われなかったから。

コートを預けながら問われた言葉に数度瞬く。
少し考えるように、首を傾げながら。]

(1) hives 2017/01/25(Wed) 20時半頃

【人】 本屋 ベネット


 用意、してたってわけじゃないんです。

 使ってた娘がもう、いないだけ。
 ぼくの寝室よりはいいとおもって。

[彼女が求めた答えではなかったかもしれない。
それでもそれくらいしか答えがない。

───さて、どうしてだっけ。
改めて手繰る記憶は形にはなりにくい。
開いた扉の音で、それは余計に曖昧になった。]

 ──ほかに、何か必要なものはある?

[またドアが閉まってしまう前に。
気遣いだけは一丁前に。

何が欲しくて何をすれば喜ぶのか。
それが知りたい。*]

(2) hives 2017/01/25(Wed) 20時半頃

【人】 素顔連盟 シュンタロ

責任とかじゃなくて……まぁ良いッス。
ピザ食べましょう。

[熱々のピザはやっぱり美味い。
ピザにはビールが俺は好みなんだけど、今日の二日酔いが辛かったから飲まない。
黙々とピ二人でピザを食べれば、いつの間にかピザは無くなっていた。
意外とまだ食べられそうだけど……やめておこう。]

ごちそうさまでした。あ、片付けやっときますね。

[ゴミは捨てて、取り皿は流しに置いといて。
あ、風呂の支度忘れてた。湯沸かしの準備しといて……。]

ああー、ほんとコタツ暖かい……。

[折原さんの隣に入って、コタツで温まる。廊下、ホント寒かった。
さみーって言っておどけて腰に手を回した。
折原さんは、暖かい。]

(3) アサギ 2017/01/25(Wed) 21時頃

【人】 銀河ギャル キャンディ

[そんな顔>>1されると、うちがワルいみたいじゃん。
やってる事は頭おかしいのに、端から見たら善良そのもので、調子が狂うってゆーか、なんてゆーか]

 ……、
  ありがとうございます〜

[何だか、お礼ゆってばっかり。
今のうちはお願いしないと自由に出来ないんだから、当然なんだけど。

コートを受け取りながら、さり気なくポッケに触れた。
硬い感触が返ってくるはずなのに、中に何もないみたいにぺったんこ。
当たり前ってゆえば当たり前な結果。ってゆっても、がっかりした表情は、きっと隠せなかった]

(4) 文学 2017/01/25(Wed) 21時半頃

【人】 銀河ギャル キャンディ

 
 ?、 ……なるほ ど?


[疑問の答え>>2には、軽く眉を寄せる。
そーゆー事を聞きたかったんじゃ、ないんだけど。なんとなく、これ以上は踏みこみにくい。
だから娘って言葉は、あえて聞き流しちゃおう]

 そーじゃなく、
 あの、えーと…

    じゃあ、どうして
    お宅にまねいてくれたんです か?

[体をかばうみたいにコートを抱きしめて、うかがいながらもう一度。
閉じこめられる理由を知ったって、なにも出来ないかもしれない。
それでも、なんにも知らないままいい子になんてしてらんないし]

(5) 文学 2017/01/25(Wed) 21時半頃

【人】 銀河ギャル キャンディ

[改めて入った部屋。
前に使ってたひとがいるのかと思うと、ちょっと落ち着かない。
いなくなったって、どうしていなくなっちゃったんだろう。
……いや、こんなおかしいひととは暮らしてらんないか。納得っちゃ納得]

 ほしいもの?


   あ、 ……うち、おなか空きました!
   ご飯買い行きましょ、
   それかうちが何か作りますよ!
   料理得意なんです!

[(多分)男のひとの一人暮らし、きっと食材なんてろくにないと思う。
一緒に買い物に行かせてもらえないにしても、せめてこのひとが買い物に出てくれたら、穏便に逃げる機会も見つかるかも。

……そんな浅知恵が、上手く運ぶかどーかはわかんないけど]

(6) 文学 2017/01/25(Wed) 21時半頃

村の更新日が延長されました。


村の更新日が延長されました。


【人】 逃亡者 メルヤ

[なにしろみかんしか食べてなかったから、お腹は空いていた。熱々のピザはとても美味しい]

ごちそうさまでした。

[後片付けは新井さんがしてくれた。お風呂の支度もしてくれてるみたい。
ピザについてたナプキンで手を拭きながら、私はコタツでまったりしてた。その時になってようやく気がつく。
ピザを食べている間、新井さんの口数、いつになく少なくなかった?

ミシンを使ってる時とか、何かに没頭してる時は静かだけど、基本的に新井さんは賑やかな方だと思う。多分、私に気を使って意識的に賑やかにしてる部分はあると思うけど。
だけど、ピザを食べている間、新井さんはいつになく静かだった。ピザに没頭してた? まさかね。
さっきのこと、気にしてるのかな。
それとも……ドレスが完成したから、これからのことを考えてる?

まだ、約束の一週間まで何日かある。なにか作ろうかって新井さんも言ってた。
だけど、ドレスが完成したら、約束の一週間っていう期限が急に現実味を帯びてきたような気がする]

(7) takicchi 2017/01/25(Wed) 22時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[私にとって、それは喜ばしいことのはずだった。だって、拉致されてるという不本意な状況から、日常に帰れるんだから。
それなのに、どうしてそのことを考えるとなんだか寒いような気がするんだろう。

お風呂の用意をしてきてくれた新井さんをお疲れ様って迎えたら、なぜか新井さんは私の向かいじゃなくて隣に陣取ってきた。
コタツがあったかいって言いながら、私の腰に回る腕。
駄目だよって言ったのに。懲りないね]

……うん。あったかいね。

[目を伏せて、私はそう返事した。
だけど、私にとって、本当にあったかかったのは、コタツじゃなくて……*]

(8) takicchi 2017/01/25(Wed) 22時半頃

【人】 測量士 ティソ

[緩慢な動作で身を起こして、目を瞬かせている少女の姿。
電池が切れかけている人形みたいだと思ったのはさておいて。

指し示された皿の周りには、慌てた名残か、
少々スープが零れていたけれど、食べるのに何ら問題はない。
スプーンで掬って、少女の口元に運んでやれば、
彼女は食べてくれたかな。出来ることなら、他の料理もたべてもらいたい。
きっと、君が大好きな味に、よく似ていると思うよ。だから、]

 スープだけだと、お腹は膨れないよ。
 他の料理も食べて。疑うなら、俺が毒見でもなんでもするから。

[そう、勧めてはみたけれど、
さて、それは聞き入れてもらえただろうか。**]

(9) ふゆのひと 2017/01/25(Wed) 23時半頃

【人】 重層培養 イースター


 [ この状況にした相手よりも、
  今は自分の方が落ち着いている、ような。
  そんな気がした。

  差し出されたスプーンを一口。
  ぱたりと倒れたままの両腕は、
  やっぱり動かすのが億劫だ。

  たとえ一口だろうと、
  丸一日ものを食べないだけで
  身体というのはこうも弱るらしい。

  巡る温かさ。
  湿った唇を舌先で舐めて、
  ほ、と 息を吐く。 ]
 

(10) mayam 2017/01/26(Thu) 00時半頃

【人】 重層培養 イースター


 [ 赤色は、
  スプーンに映る自分の顔から、
  ゆるり、持ち上がった。
 
  視線の先には 示されたまま。
  他の料理が見える。 ]

   …食べますから、
   食べます けど、
   ……食べたら帰してください
 
 [ 帰るために食べる訳じゃあ 無い。
  生きるために大人しく食べるし、
  舌先に乗ったスープの味は、
  母のそれにそっくりだった、から。 ]
 

(11) mayam 2017/01/26(Thu) 00時半頃

【人】 重層培養 イースター


    [ もっと食べたいな、って。
             卯月は、思う。 ] 
 

(12) mayam 2017/01/26(Thu) 00時半頃

【人】 重層培養 イースター


 [ ―― だけど、
  それはそれで、これは、これで。
  其処をはき違えては、いけない。

  食べ物もください。
  だけど、それが終わったら離してください。
  
  そんな要求が通ったかどうかは
  …知らないけれど。
  少なくとも一つ目の要求は、相手の願いでもあるから
  通ったんじゃ、ないだろうか。 ]
 

(13) mayam 2017/01/26(Thu) 00時半頃

【人】 重層培養 イースター


 [ 返事か、動きかを待つ間。
  
  赤色は俯いたまま、
  掛け布団を抱いて、再度座り直す。 ]
 

(14) mayam 2017/01/26(Thu) 00時半頃

【人】 重層培養 イースター


      [ 足元の鎖の音が、重く 重く** ]
 

(15) mayam 2017/01/26(Thu) 00時半頃

【人】 本屋 ベネット

[お礼を言われる度にどういたしましてと律儀に返しはするのだが、状況が遣り取りを微妙にちぐはぐにしている事に本人はまるできづいていないよう。

だから会話の根本的な齟齬にも疑念すらない。
首を傾げているのは、単に返答を考えているだけ。

そんな違和感に彼女が気付いたところで、
口に出されなければ意識しようもないのだけど。]

 ───、君が、来てくれたから?

[そもそもまともな思考が出来ていたのなら
おそらくこうはなっていない。

核心を避けたような質問の真意など分からない。
真っ当なつもりで。何も間違えていないつもりで。
自身の中の筋立てなら出来ているつもりだから。

呆れた顔も、残念そうな顔も、みえていないから。]

(16) hives 2017/01/26(Thu) 03時頃

【人】 本屋 ベネット

 そ、っか。そんな時間か。

 ───その前にききたいんだけど、

[もう一度、考えるような、思い出すような素振りで。]

 ここから帰ったらどうするの?

 離れてしまう?もう会えない?
 わらってはくれない?
 ありがとうとは言ってくれない?

 ───きみも、そう?

[ゆっくりと。けれど途切れずに。おだやかに。けれど淡々と。

疑問を重ねた。
そうなってしまうであろうことは、事実として理解はしている。だけど分からないから聞くしかない。

何が悪いのか。これではいけないのか。*]

(17) hives 2017/01/26(Thu) 03時頃

【人】 銀河ギャル キャンディ

[これまたどことなくズレた答え>>16
もう聞き直すのもバカらしくって、そうですかって拍子抜けした風に言った。

今度から、人に親切にする時にはもっと相手を知ってからにしよう。
そんな教訓が得られただけ、マシって思う事にする。

何度目かの、考えるような仕草>>17
ゆったりしたひとだなぁって呑気に見つめて、矢継ぎ早な質問には、ぱちり]


 ……お店に来てもらえれば
 会えますし、お礼もいーますよ

[このまま何事もなく帰してもらえるなら、うちだってあんまし大事にはしたくない。
まったく今まで通りとはいかないだろうけど、仕事中の対応はそんなに変わりないとおもう]

(18) 文学 2017/01/26(Thu) 12時頃

【人】 銀河ギャル キャンディ

 
 誰と重ねてるかとか、知りませんけど
 多分うち、あなたの思うよーな
 やつじゃないと思います

 いい意味でも、ワルい意味でも。

[とうとう、困ったような表情で。
それでももう、うかがうのはやめにした。
だってどんなに考えたって、このひとの事理解出来る気がしないもん**]

(19) 文学 2017/01/26(Thu) 12時頃

【人】 素顔連盟 シュンタロ

[また、ダメだよって言われたかったのかもしれない。
今の自分の行動を説明するなら、それが一番しっくりくるだろう。
隣の折原さんは、ダメとは言わなかった。
暖かい、と目を伏せた折原さんが、とても可愛くて。

俺は腰をそっと引き寄せて、もう一度折原さんの唇を奪った。

仄かに、チーズの味がした。]

……美味しい。

[唇を離して、感想を言えば、折原さんはなんて顔をするんだろう?
俺もチーズの味がするだろうし、怒られちゃうかな。]

ここなら暖かくて、良いッスよね?

(20) アサギ 2017/01/26(Thu) 18時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[私は多分、わかっていた。腰に回った腕を拒まなければ、きっとこうなるって。
わかっていて、拒まなかった]

……馬鹿。

[落とされた感想に顔を背ける。どんな顔をしたらいいのかわからない。
多分、今私は耳まで赤い]

……コタツは、毒なんだよ。
あったかくて、出られなくなっちゃう……。

[顔を背けたまま、私はそう言った。私のその言葉は、問いかけの返事には聞こえなかったかもしれない。
だけど、そっと体重を預けたことはきっと伝わった。

あったかいのは、毒なんだよ。私の帰る日常はとても冷たいのに]

(21) takicchi 2017/01/26(Thu) 19時半頃

【人】 素顔連盟 シュンタロ

[直接的に言えば、ムラッとした。
もたれかかってきた折原さんの唇に俺の唇を重ねる。
勢いで舌まで入れれば、俺の心臓が早鐘を打つ。
抱きしめながら一緒に横になれば、目と目が合う。
折原さんの目は綺麗だ。]

……ここじゃ狭いですね。
広いところに行きましょう。

[そう言って立ち上がって、お姫様抱っこでベッドまで導く。
そのまま覆い被さって、俺はもう一度キスをした。]

(22) アサギ 2017/01/26(Thu) 20時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[受け身なようでいて、私は誘っていた、と思う。
唇を割って入ってきた舌に、私は自分の舌を絡めて。そうして毒を貪った。
は、と荒い息を吐き出して、私は熱に浮かされた目で新井さんを見つめ返す。

広いところへと言われて返事はしなかった。その代わり、私を抱く新井さんの胸に頬を寄せる。

あくまでも受け身を装って。だけど態度で新井さんを煽る。
覆いかぶさってきた新井さんの唇を、私は薄く口を開いて迎えた。

私は何度も制止したのに、新井さんは止まらなかった。だから私に温もりを教えた責任をとってもらわなくちゃいけないよね。そんなことを思いながら。
だけど、同時にこうも思う。
新井さんは、まっとうな人だった。そんな人が拉致なんて暴挙に及んだのは、私がまともじゃないからだ。
新井さんはきっと、私の毒に当てられたんだ。
だけどそんなことには蓋をして、私は受け身の被害者を決め込む]

(23) takicchi 2017/01/26(Thu) 20時半頃

【人】 素顔連盟 シュンタロ

[折原さんは、俺の暴挙を拒まない。
いいのか、このままだと、止まらないよ。]

折原さん、やっぱ、綺麗で可愛い。

[トロンとした目で俺を見る折原さんは、扇情的だ。
唇を重ねて、舌を絡めながら胸をまさぐれば、服の上から突起に触れる事が出来るが、
それと同時にちょっとした違和感を覚えた。もしかして、ブラをしていない……?
脱がして確認をすれば、彼女はさらしを巻いていた。
胸を潰すさらしをゆっくりとほどいてみれば、採寸したのよりも大きな膨らみがそこにはあった。]

すげえ。こんな、隠してたんスか。
こりゃ、ドレス作り直しッスね。

[一緒に居る口実が出来た。]

(24) アサギ 2017/01/26(Thu) 21時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

本当……?

[綺麗で、可愛い。その言葉に、かすれた声で聞き返したのは、疑ってるからじゃなかった。もっと言ってほしかったからだ。
もっと言って。可愛いって。綺麗だって。私は、女の子だって。
もっと言って。もっと。もっともっともっと。
麻薬みたいだ。もらえばもらうほど、もっとほしくなる。
乾いて乾いて止まらない。
夢中で舌を絡めていたら、胸を触られて、鼻に抜けるような甘ったるい声が漏れた。
知らなかった。私、こんな媚びた声が出るんだ]

ごめん、言えなくて。

[あれだけ固執してたさらしが、今はまったく意味のないものに思える。
締め付けから解放されて、あらわになる胸の膨らみ。
標準より大きい胸が、嫌いだった。浅ましく必死で女だと主張してるみたいで。
でも今は、この胸に新井さんは煽られてくれるかななんて、そんなことを考えてる]

(25) takicchi 2017/01/26(Thu) 21時半頃

【人】 測量士 ティソ

[スープを飲み込んで動く喉に、
ゆるりと料理を眺める赤色の眼差しに、
そして、抱きかかえた腕から伝わる温度に、
何故だか、ひどく泣きたい気持ちになった。

かといって、彼女の主張を受け入れるかと言われれば、
それはまた別の話で。]

 ダメだよ。
 だって、今、卯月ちゃんを返したら、
 もう二度と会えなさそうだからね。

[彼女が離れるか、あるいは、自分が彼女に告発されるか。
どちらにせよ、それは好ましいものではない。]

(26) ふゆのひと 2017/01/26(Thu) 22時頃

【人】 測量士 ティソ

[けれども、そうだな。
浮かんだのは、小さなウサギ、白い肌に浮かんだ歯形、
それから、力なく倒れた彼女の姿。

顎に手を当てる。暫しの思案ののち、再び、口を開いた。]

 一か月、いや、一週間でいい。
 一週間だけ、ここで、俺の料理を食べて過ごしてほしい。

 それが終わったら、卯月ちゃんをおうちに返してあげる。
 俺のことも、煮るなり焼くなり、好きにするといい。

[どうかな、と、彼女の反応を窺うように、赤い目を覗き込んだ。
どうだろう。彼女にとっても、悪い話ではないはずだ。]

(27) ふゆのひと 2017/01/26(Thu) 22時頃

【人】 測量士 ティソ

[どういう風の吹き回しかと問われれば、
彼女の可愛らしさにほだされたとでも言っておこうか。

あぁ、もちろん、嘘じゃない。
突き刺さるような警戒が、自分の料理に
(少しではあるけれど)ほぐれただけで、舞い上がりそうになる。
もっと、自分の料理を食べてもらいたい。
彼女が望むなら、何だって作ろう。

それくらいに、俺は、彼女にほれ込んでしまったらしい。]

(28) ふゆのひと 2017/01/26(Thu) 22時頃

【人】 測量士 ティソ

[渇きを訴える喉を摩る。
襟の下、無数の蚯蚓腫れが、ぴり、と痛んだ。*]

(29) ふゆのひと 2017/01/26(Thu) 22時頃

【人】 素顔連盟 シュンタロ

本当ッス。折原さん、可愛いです。

[右手の掌で胸の突起を転がしながら、もう片方の突起を舌で転がしていく。
指に力を入れる度に、力を入れた指が沈み込む。
掌をぐるりと回して、刺激を与えて。]

可愛い声ですね。もっと聞かせてください。
俺は折原さんの喘ぎ声、好きッスよ。

[唇を重ねながら、胸を弄る。唇を離した時に顔を見れば、白い肌が赤く染まっている。
その様子が、堪らなく愛おしい。]

折原さん、俺の女になってくださいよ。
こんな、一線超えちまったら……一週間で帰したくないッス。

[舌を貪り、片手をお腹の方へと滑らせる。
ズボンの中に手を入れて、ちょっと焦らすように周辺を触っていく。
やがて、手はゆっくりと下着の中へと進入していくだろう。
湿り気を感じる。]

(30) アサギ 2017/01/26(Thu) 22時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[胸の頂を刺激されて、高い声が上がった。鳴き声とも泣き声ともつかないそれを、嬌声というんだろう。
噛み殺したくなる。だけど、聞きたいって言われたら。
新井さんを煽るために私は鳴く]

あっ、あぁん、やぁ……っ。

[嫌って言いながら、腕を伸ばして。新井さんの頭を胸に押し付けた。
足の付け根がじんわりとぬるくなるのを感じる]

だぁめ。

[何度目かもわからない口付けのあと、だけど私は新井さんの言葉にそう言って、薄っすらと笑った。
それって、普通の恋人同士になるってことでしょう? それじゃ駄目だよ。もうそんなのじゃ私は足りない。足りないよ。

ズボンの中に入った手が、焦らすように動く。
私は受け身でいなきゃいけないのに、早くって懇願しそうになる。言葉を封じるように、舌を絡めた。それでもきっと、誘うように腰がひくつくのは我慢しきれていない。

やっと下着の中に手が入ってきたら、びくりとお魚みたいに体が跳ねる。
しがみつくように新井さんの背中に爪を立てた]

(31) takicchi 2017/01/26(Thu) 22時半頃

【人】 素顔連盟 シュンタロ

[折原さんの性器に触れれば、ぴちゃ、と手に愛液が付着して、折原さんの興奮を証明している。
そのまま、中の豆粒を指で捏ねる。触れて、捏ねる度に折原さんが感じているのが分かる。
背中に爪が刺さる。痛みが、更に俺を興奮させた。]

折原さん、綺麗です。ね、折原さん……全部脱ぎましょう、お互い。

[同意を得る前に、俺は一気に服を脱いで、一糸纏わぬ姿になる。
外気に触れた俺のモノは、ピクリと一度脈打った。]

(32) アサギ 2017/01/26(Thu) 23時頃

【人】 重層培養 イースター


 [ そりゃあ 駄目だった。
  
  通報 までは考え切れてなかったけれど、
  卯月は彼から
  遠く離れることを考えていた訳だから。 
  それは彼にとって良いことではあるまい。

  スープを喉に通す。
  脱走、も きっと出来ないだろう。
  足元は未だ重い、から。 ]
 

(33) mayam 2017/01/26(Thu) 23時頃

【人】 重層培養 イースター


 [ せめて大学には行かせてくれと、
  言い訳じみた"真面目さ"を出そうとして、
  卯月も暫し、考えていた。

  口を開いたのは彼の方が先。 ]
 

(34) mayam 2017/01/26(Thu) 23時頃

【人】 重層培養 イースター


 [  "一週間"。
 
   碧眼が語るには、
   たったそれだけだと。 ]
 

(35) mayam 2017/01/26(Thu) 23時頃

【人】 重層培養 イースター


 [ どういう風の吹き回しだと、
  一瞬過ぎったのは言うまでも無い。
  …勘ぐったせいか、どういう理由か
  口には出さなかったけれど。

  一週間だけなら良いだろう。
  下手に口を出して機嫌を損ねても、
  卯月が不利になるだけだ。 
  
  だから卯月は、
  少しだけ目を合わせて 緩慢に頷くだけ。
  望むものは特に、無かった。
  ( 犯人に情を抱いてしまう
        被害者の話があったし )
  
  草食動物よろしく、
  警戒"だけ"は、持ち続けて。 ]
 

(36) mayam 2017/01/26(Thu) 23時頃

【人】 重層培養 イースター


   …一週間。
   逃げないから、これ、外してくれますか。
 
 [ ぴ、と。
  ひとつ指を立てた後、示すのは足元。
  此方からの要求が多い気もするけれど、
  きっと契約みたいなものだ。
  
  これも聞き入れて貰えたかどうか分からない。
  でも、奇妙な一週間の生活は、
  これから始まったのだと、思う** ] 
 

(37) mayam 2017/01/26(Thu) 23時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[水音がした。ぴちゃ、というその水音に、どうしようもなく羞恥を煽られて、思わず目を閉じれば感覚はますます鋭敏になる]

あっ、や、ぁうっ、んぁぁ……!

[与えられる刺激に体が跳ねて、どんどん追い詰められていく。
だらしなく開いた口から、飲み込めなかったよだれが流れた。
名前を呼ばれて、ゆるゆる目を開ける]

名前……芽留、って。

[呼んで。今ここでこうして抱かれてるのが、他の誰でもない、芽留って女の子なんだって。私に思い知らせて。
瞬きしたらこぼれた涙がなんだったのか、自分にもよくわからない。
新井さんの言葉に小さく頷くと、目を閉じたままズボンに手をかけて、下着と一緒に脱ぎ捨てた]

(38) takicchi 2017/01/26(Thu) 23時頃

【人】 素顔連盟 シュンタロ

分かりました、芽留さん。
……じゃあ、俺の事も、俊太郎って呼んでください。
長いんでシュンとかでも良いッスよ。

[名前で呼んで欲しいと言う要望には、俺も呼んで欲しいと交換条件を出して。
芽留さんも俺と同じく一糸纏わぬ姿になる。]

すげえ綺麗だ……。

[ごくり、と生唾を飲み込む。自分の心臓の音がうるさい。
俺はまた芽留さんの性器に触れる。今度は、深く。
指を、入れる。
そのまま指の腹で搔くように触っていく。指が溶けそうだ。]

芽留さんの中、めっちゃ濡れてますね。
感じてくれてるんスね。嬉しいな。

(39) アサギ 2017/01/26(Thu) 23時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[ズボンをベッドの下に落とす。
煽りたい。だけど、私にだってもちろん羞恥心はある。視線から逃れるように体をよじった。
俊くん、って名前を呼んでみる]

恥ずかしい、よ。あんまり……見ないで。

[綺麗って言われてそう返した。恥ずかしいのは本当。だけど後半は嘘。
もっと見て。煽られて。そうして私の体を貪ればいい。私が女の子なんだって、思い知らせて]

あ……!

[俊くんの指を飲み込んで。また響く水音。
体の中をこすられるたびによがる声が大きくなる。ぐずぐずに体がとかされる気がする。
甘い甘い毒に痙攣のように体が震えて]

あ……! だめ、なにか、くる……来ちゃう……っ!
わたし、イっちゃ……!

[俊くんの背中にしがみつくように、私は高みに押し上げられて。
きっと、また背中に爪痕を刻んだ]

(40) takicchi 2017/01/27(Fri) 00時頃

【人】 素顔連盟 シュンタロ

[見ないで、と言われても見てしまう物は見てしまう。
指の腹で擦る度に、芽留さんが声を上げる。
それがなんだか嬉しくて、擦る速度を上げていく。]

芽留さんのここ、ヤバイッス。
もっと可愛い声出してください。

[しばらく擦っていれば、芽留さんがダメ、と声を上げる。
俺は更に指を動かす速度を早めて、芽留さんをイカせようとして。

ぎゅっ、と。芽留さんが俺の背中に爪を立てて、力一杯抱きしめてきた。
爪が食い込む。けど、この痛さは幸せの痛みだ。
芽留さんの身体が海老反りになるのを見て、俺は指を動かすのやめて、ゆっくりと引き抜いた。]

じゃあ、俺のも入れさせて貰おうかな。
イった後だけど、出来ますよね?

[口の端を吊り上げて笑って、そのまま俺のモノを芽留さんに押しつけた。]

(41) アサギ 2017/01/27(Fri) 00時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[だらりと体を投げ出して、私はしばらくはあはあと荒い息をしていた。生理的な涙が耳の方に流れていく。
ぼんやりと、私は俊くんの顔を見上げた。今私を、組み敷いているひと。
私に、温もりという名の毒をくれるひと]

その……初めて、だから……優しく、して?

[腕を伸ばす。俊くんの顔を引き寄せて、口付けをして]

私で、気持ちよくなって。

[唇が触れそうな距離で微笑んだ。私にできる、精一杯の誘惑]

(42) takicchi 2017/01/27(Fri) 00時半頃

【人】 素顔連盟 シュンタロ

[そんな事言われたら、止まれなくなるだろう。
俺は、ゆっくりと芽留さんの中に俺のモノを挿入した。
異物を拒んで締め付ける感覚、とても気持ちが良い。
初めてと言うから、きっと痛がるだろう。けど、俺は無理矢理奥の奥まで突き刺した。]

すっぽり……、入っちゃいましたよ。
芽留さん、気持ちいいッスね。

[ゆっくりとピストン運動を開始する。肉と肉が当たる音が部屋に響き渡る。
腰を振りながら、唇を重ねて、舌を絡める。
空いた片手で胸の突起を弄りながら、舌を絡めて、俺のモノを芽留さんの奥に打ち付ける。]

芽留さん、イった後だから、マジ、締まり、ヤバイッス。
気持ちいい。

[更に奥に奥に、俺のモノは芽留さんの子宮口をノックする。
その度に締め付けられるような気がして、芽留さんの声が漏れて。
俺のモノが更に硬くなる。]

(43) アサギ 2017/01/27(Fri) 01時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[初めて受け入れる男の人は、当たり前だけど指とは全然違った。ものすごい圧迫感と異物感。正直痛い。
歯を食いしばって。だけど私は痛いともやめてとも言わなかった]

ちょっとだけ……待って。

[入ったと聞いて、詰めていた息を吐き出した。
浅い呼吸を繰り返して、体をこじ開けられているような感覚に少しでも慣れようとして。
それから、動いていいよ、と言った。

体のぶつかる音がこんなに生々しいものだなんて、知らなかった。
舌を絡めて、胸の頂を刺激されているうちに、私の中に痛み以外の感覚が生まれる]

ぁうんっ!

[声が漏れて、私は自分が感じてることに気づいた。
一度そのことに気づいたら、鈍い痛みは押しやられて、快感の波が押し寄せて来る]

あっ、あうんっ、あぁっ、あんっ、あっ、あっ、あ……っ、

[喘ぎ声も壊れたように止まらなくなって、がくがくと腰が震えた]

(44) takicchi 2017/01/27(Fri) 02時頃

【人】 素顔連盟 シュンタロ

[どれくらい腰を振っていただろうか。芽留さんの締め付けが半端なくなってきて、俺は絶頂に達しそうになっていた。]

芽留さん……イキそうッス……。
中に出しますよ……!

[腰を振る速度を早めれば、絶頂までの特急列車が終点のアナウンスをし始める。
肉と肉がぶつかり合う音が早く大きくなって、水音も混ざって聞こえてくる。]

イキそう……、あ、イク、イク……!
くっ……! あ、あ、あ……。

[ぐったり。繋がったまま、俺はその場でベッドに倒れ込む。すげえ疲れた。
けど、久々にしたから、とっても気持ちが良かった。*]

(45) アサギ 2017/01/27(Fri) 09時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[中に、と言われてまず頭をよぎったのは、今日って大丈夫な日だったっけ、ってことだった。
安全日だったか危険な日だったか、よくわからない。だけど、そんなことすぐにどうでもよくなった。
だって、妊娠って女性しかできない。
喘ぎ声の止まらない私の口が、だらしない笑みを浮かべる。

もし本当に妊娠したら?
そうしたら、大きなお腹で母に会いに行こう。お腹をさすりながらざまあみろって笑ってあげる。
残念だったね、お母さん。あなたが大事な息子だと信じていた人間は、どうでもいい娘の方だったよ。
そう思い知った時、母がどんな顔をするか、想像しただけで胸が踊った。
そのためだけに妊娠すればいいのにって思った。

中に出して。きっとそれは熱くて、私には毒になるから。
逃がさないように強く強く、俊くんの背中を抱きしめる]

ああっ、あんっ、ああ……っ!

[頭の中が真っ白になる。私の中で俊くんが跳ねるのがわかった。
お腹の中が、熱いもので満たされる。
考えればそれは、体温より熱いはずなんてないのに、体が中から焼かれるかと思うくらい熱く感じた。
倒れ込んだ俊くんの頭に手を伸ばして、そっと撫でる]

(46) takicchi 2017/01/27(Fri) 15時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[ねえ、私に溺れたかな?
私なしではいられなくなるくらい、私にハマってくれたのかなあ……?]

(47) takicchi 2017/01/27(Fri) 15時半頃

【人】 測量士 ティソ

― 終わりの前の日―

[一週間というのは、長いようで、短い。
朝ごはんを食べて、ランチを済ませて、夕食を済ませる。それで一日。
繰り返せば、あっという間に一週間は過ぎる。
まだ振る舞えていない料理が数多くあるというのに、
終わりというものは容赦なく訪れる。

尤も、そういう約束だったから、仕方ないよね。
包丁を握った逆の手で、渇きを訴える喉を掻く。
長引かせるのは、お互いの為にならない。そうだろう?]

(48) ふゆのひと 2017/01/27(Fri) 23時頃

【人】 測量士 ティソ

[終わりの前の日、
文字通りの最後の晩餐は、彼女の大好きなシチュー。
あの店に来てくれた時も、注文してくれたよね。

ホワイトソースは勿論、玉ねぎの炒め具合にまでこだわった、
まさに、彼女の為に作り上げた料理。

彼女はそれを口に運んでくれたかな。
どちらにせよ、夕食の席で、俺は口火を切ることになったと思う。]

(49) ふゆのひと 2017/01/27(Fri) 23時頃

【人】 測量士 ティソ

 卯月ちゃん、ひとつ、お願いしてもいいかな。
 図々しい、って、思われるかもしれないけれど。

[前置きと共に、視線を遣ったのは、
未だ籠の中にいる、白いウサギ。
キャベツを食む彼ないし彼女を顎で示して、話を続ける。]

(50) ふゆのひと 2017/01/27(Fri) 23時頃

【人】 測量士 ティソ

 あのウサギを、君の家で、
 俺の代わりに育ててあげて欲しいんだ。
 どうもね、俺にはなついてくれないみたいだからさ。

[胃に収められた同胞の臭いを嗅ぎ取っているのか、
元々、動物との相性がよろしくないのか。
終始、自分に懐くことのなかったウサギは、
よく似た容姿をした彼女に対しては違うらしい。

鎖の外れた、卯月の足を見る。
幾重にもかけられた鍵のせいか、契約を守っているのか、
或いは、試みたものの、失敗したのか。
この日まで、彼女がこの家から出ることはなかったと思う。]

(51) ふゆのひと 2017/01/27(Fri) 23時頃

【人】 測量士 ティソ

 他に当てもないし、あの子は君に懐いているみたいだから。
 だから、どうかな。

[嘘だ。当てがないわけではない。
写真家の友人も、或いは店の唯一の従業員もいるけれど、
こう言わなければ、彼女は肯定しないだろう?

赤い眼差しを伺うようにして、首を傾げて。
沈黙の中、ウサギの檻が揺れる音が、やけに響いた。*]

(52) ふゆのひと 2017/01/27(Fri) 23時頃

【人】 しーさー カミジャー

―コンビニ―

[蜘蛛の子を散らすように逃げ出した客たち。
 以来、客もバイトも来なくなった。

 賞味期限が迫る商品。
 店先に設置したテーブルの上に、
 『ご自由にどうぞ』と書いたポスターと共に置いておけば、いつの間にか無くなっていった。

 商品補充の仕入れ先にも断りの電話を入れた。]

 ………。

(53) k_karura 2017/01/27(Fri) 23時半頃

【人】 しーさー カミジャー

[ぽつり、声に出してみる。]

…………

[がらんどうの店内。
 店内の監視カメラに映る生き物はひとり。]

(54) k_karura 2017/01/27(Fri) 23時半頃

【人】 しーさー カミジャー

[此は此で良いことかも知れないと、店長は喜んだ。]*

(55) k_karura 2017/01/27(Fri) 23時半頃

【人】 重層培養 イースター

― 終わりの前の日 ―

 [ 一週間というのは 短いようで 長くて、
  でもやっぱり、短かった。

  出される料理を、朝昼晩。
  黙々と食べていく日々だったように思う。
  同じものがほぼ出てこないメニューに、
  流石の卯月も日が経つ毎に驚いた。
  
  あれだけ空っぽだった胃も、
  あれだけ渇いていた喉も、
  終わりが近づくにつれて満たされていった。 ]
 

(56) mayam 2017/01/27(Fri) 23時半頃

【人】 重層培養 イースター


 [ 終わりの前の日、最後の晩餐。
  卯月の目の前に出されたのは、
  いつかも彼に注文した、シチューだった。

  卯月の好物。
  卯月の母が、何時もつくってくれたものとそっくりな。
  ひとつ違う点があるとするなら、
  母は家族のために作ったけれど、
  彼は卯月の為に作った、というところだろうか。
  
  約束だから。
  何もされてなんかないことは、
  もうここまで来れば理解している。
  大人しくスプーンで一口、運んだところで、
  不意に声がかかった。 ] 
 

(57) mayam 2017/01/27(Fri) 23時半頃

【人】 重層培養 イースター


   ………?

 [ 前置きの後、
  碧眼が見遣るはもうひとり――、否。
  籠の中に居る、一羽の存在だった。

  卯月とおんなじ、白い毛並みに赤の瞳。
  籠の中から卯月を見てくるそれは、
  仲間を見ているようなものに、
  思えなくも、なかった。

  彼の頼みに 再度、赤色は碧眼を見て。

  机の下
  自由になっている足が ぷらん、揺れる。 ]
 

(58) mayam 2017/01/27(Fri) 23時半頃

【人】 重層培養 イースター


   ……別に、良いですけど。
 
 [ かしゃん、と 籠の音を遠くに聞いて。
  それだけ言って、卯月は少し黙った。 ]

   たまに様子を見に来る位は、
   してみても良いんじゃ無いですか。

   わたし動物飼うの初めてだし、
   あなた、飼い主だったんでしょう。
 

(59) mayam 2017/01/27(Fri) 23時半頃

【人】 重層培養 イースター


 [  ―― ただ、
  
   動物に懐かれても飼い方は別だ、って。
   この生活に放り込まれてから
   妙に冷静になった頭がそう訴えるから、
   言っている。

   赤色は伏せられて、
   再度食事を進めたけれど。
   彼の返事はどうだったか。 ]
 

(60) mayam 2017/01/27(Fri) 23時半頃

【人】 素顔連盟 シュンタロ

―約束の日―

[一度、一線を越えてしまえば、後はもう転がり落ちるだけだった。
どちらからともなく身体を求め合い、精を吐き出す。
芽留さんは中に出されることを拒まなかっただろう。
俺も、芽留さんを俺の女にしたいと言う一心で、わざと避妊をしなかった。

爛れた生活が続いて、約束の一週間になった。]

約束の一週間になりましたけど、芽留さん。……帰りますか?

[朝飯を作りながら、約束だからと芽留さんに確認をする。
今日の朝飯はチョップドサラダ。野菜は大事。]

俺としては、まぁ、居てほしいんスけど。
なんなら、こっから引っ越してもいい位ですし……と。
飯出来ましたよ。食べましょう。コーヒー飲みますか?

[芽留さんが望むなら、俺はどこまででも一緒に居よう。
いや、違うな。俺はもう芽留さんから離れられない。]

(61) アサギ 2017/01/28(Sat) 00時半頃

【人】 本屋 ベネット

[決定的な温度差が生じているのだろう、
色の無い返答>>18にそれでも軽く頷いた。

考えているようで思考は深くまで潜っていない。
上澄みだけ掬いとったような浅い言葉で、
伝わることなんて何一つないというのに。

連なる疑問は口にせずにはいられなかった。
そうして返った答えに、ここで漸く驚いたような表情を浮かべた。

  ──ああ、やっぱり、優しい子だ。]

 ───…、ほんとうに?

[ずいぶん間の抜けた顔をしていたと思う。
予想もしていなかった贈り物を受け取った時のように。

じわりと、徐々に綻ぶ表情は、
    ───ああ、やっぱり。
         するりと溶けて消えた。]

(62) hives 2017/01/28(Sat) 06時頃

【人】 本屋 ベネット

 …何が、ちがうのかな?
 同じじゃ、ないですか。


 だから、今度は間違えないようにするよ。


[代わりでもない。けれど同じだ。変わらない。
いつものように笑いかけたつもりだった。
いつものように笑えていたかはわからない。

廊下の空気は乾いている。
あの日の店内とはまるで違う。

彼女の腕を引いた。
あの日彼女もそうしたように。

扉の奥へ押し込めて、そのまま鍵をかけた。

*離れてしまわないように、離さなければいい。*]

(63) hives 2017/01/28(Sat) 06時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

─約束の日─

[結局、ドレスが作り直されることはなかったと思う。
あれから、数えきれないくらい俊くんと寝た。いろんな場所で、いろんな体位で。
求められたことを、私は一切拒まなかった。
けれど、私の方から直接的に誘うことは一度もなかったと思う。
求められたかった。私がほしがられていると実感したかった。
口付けられたらそっと口を開いて、抱き寄せられれば胸を押し付けて、隣に座ればくったりともたれかかって、話しかけられれば上目遣いで彼を見上げて。
そうやって煽れば、あとは簡単だった。

避妊は全くしなかった。それがどういう可能性をもたらすのか、彼にわからなかったはずはないと思う。
俊くんは基本的に良識のある善人だと思う。責任を放棄して逃げるなんてことはしないだろう。
つまり、私に責任を取るつもりがあるということで、それも嬉しかった。
俊くんは、私を求めてる。
誰でもいいわけじゃなく、誰かの代わりでもなく、私自身を。
そう実感するたびにぞくぞくした。

ねえ、もっともっと欲しくなって。私なしでは生きていられなくなるくらいに]

(64) takicchi 2017/01/28(Sat) 11時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[そして、約束の一週間が過ぎた。
最後の日の朝、コタツで朝ご飯を待ちながら、わたしは俊くんの話に耳を傾ける。
俊くんの話は、私にとって最悪ではなかった。だけど、望んでいたものでもなかった。65点くらいかな。
でも、こうなることを予期はしていた。俊くんは、良識的で善良な人だから。

私は、俊くんに溺れてもらいたかった。必要とされたかった。
普通の恋人じゃ足りなかった。もうそんなものじゃ、私は満たされなかった。
私なしじゃ生きていけないくらい。約束なんて破って、私の意思なんて無視して、私を閉じ込めておかずにはいられないくらい。
それくらい、狂ってほしかった。
そうすれば私は母のことも、仕事のことも、他の何もかもを俊くんのせいにして投げ捨ててしまえるから。
私はここに閉じ込められているから。だから仕方ないねって。そう言い訳して、俊くんのくれる温もりだけを貪っていられるから。
そうやって死ねたらきっと幸せだった]

(65) takicchi 2017/01/28(Sat) 11時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[だけど、やっぱり無理だったみたい。
だから、仕方ない。
私は目を伏せて小さく頷いて、帰らなくちゃ、って言った。
それから、気を取り直したように顔を上げて微笑む]

カフェオレがいいな。
いつもありがとう。

[男の人の一人暮らしの食生活なんて、もっとめちゃくちゃなものだと思っていたのに、この一週間、とても真っ当な食生活を送らせてもらったと思う]

いただきます。

(66) takicchi 2017/01/28(Sat) 11時半頃

【人】 素顔連盟 シュンタロ

カフェオレッスね。ちょっと待っててくださいね。

[台所でカフェオレを準備して、芽留さんの前に置く。
温かいカフェオレの匂いが充満する。俺もコーヒーを飲もう。

芽留さんは、帰らなきゃって、さっき言っていた。
出来ることなら、帰らないで欲しい。
けど……帰さなきゃ。帰さないといけない。
離れたくないし、離したくないけど。]

帰っちゃうんスか。悲しいなぁ。
でも、仕方ないスね。送りますよ。
あでも、靴持ってきてないんで、俺のサンダル使ってください。

[飯を食い終わったら、送る為の支度をする。
芽留さんの支度が終わったのを見れば、俺は最後にぎゅっと芽留さんを抱きしめて。]

(67) アサギ 2017/01/28(Sat) 13時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

─おしまい。それとも?─

[俊くんは優しかった。優しくて、善良なひと。
俊くんに送ってもらって家に帰った。サンダルを返して、ありがとう、じゃあねってお別れをして、扉を閉める。
玄関の扉にもたれて私は目を閉じた。大きく息を吐いて、そして……にんまりと笑う。
きっと、俊くんはこれが最後だと思っただろう。だけど、私は最後にする気なんてさらさらなかった。
さあ、忙しくなる。母の部屋と私の部屋を入れ替えて、準備をしなくちゃね。

俊くんの部屋に一つ忘れ物をしてきた。コタツ布団をちょっとめくれば、ボールチェーンに繋がれた黒猫さんとネズミさんが見つかるはずだ。
きっと、俊くんは届けてくれると思う。職場にか、家にか、それはわからないけど、どっちでもいい。
お礼に俊くんを夕ご飯に誘おう。良かったらご飯食べてって、って。いっぱいご馳走になったから、今度は私のご飯食べてみてって。
お酒も用意はするけど、酔い潰したりはしないよ。だって、二日酔い辛そうだったものね。そんなことしなくたって泊まってくれるでしょう?
一人で寝るのは寂しいってしょんぼりしたら、きっと抱きしめてくれるよね?]

(68) takicchi 2017/01/28(Sat) 14時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[急いで入れ替えて私の部屋にした寝室は、特別製なんだ。母が発作を起こして喚いたり暴れたりしてもご近所に迷惑にならないように、完璧に防音してあるの。
それにね、そんな母のための拘束具だってあるんだよ。だって、毛糸なんか大の大人の男の人じゃお話にならないでしょう? だけど、これなら安心だよね。
私を抱いて、へとへとになって眠っているうちに全部済むから大丈夫だよ。
だって、あなたは私を捕まえてくれなかったから。それなら私があなたを捕まえるしかないでしょう?
ああ、楽しみ。早く。早く私に会いにきて]

(69) takicchi 2017/01/28(Sat) 14時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[会いにきてくれたら、その時は。

もう二度と、愛しの貴方を逃がさない**]

(70) takicchi 2017/01/28(Sat) 14時頃

【人】 測量士 ティソ

 やだなぁ。
 卯月ちゃん、俺を通報する気ないの?

[様子を見に行く、なんて、変な話だ。
会いたくもないだろう相手に対して。
それに、]

 そもそも。
 何で俺が、ウサギを飼ってたと思う?

[伏せた瞳は、こちらに向けられたかな。
ガーゼと包帯が巻かれている噛み痕は、未だ痛むかな。

多分、察しの良い卯月ちゃんなら、気付くんじゃないかな。
少なくとも、愛玩動物として飼っていたわけじゃあない。]

(71) ふゆのひと 2017/01/28(Sat) 16時半頃

【人】 測量士 ティソ

[さて、ここでひとつ、懺悔をしよう。
確かに、昨日までの彼女の食事に対しては、何一つ奇妙なことをしなかった。
これは、本当の話だ。

けれど、今日のメニューは。
彼女のシチューの皿に対しては、違うと言ったら?

分量を間違えてさえいなければ、そろそろ効いてきたんじゃないかな。
あぁ、少しの間、眠るだけだ。彼女がふらつくようなら、毛布に運ぶくらいはしようか。]

(72) ふゆのひと 2017/01/28(Sat) 16時半頃

【人】 測量士 ティソ

 おやすみ、卯月ちゃん。
 良い夢を。

[きっと、朝には目が覚める。
その時には、君は自由だ。**]

(73) ふゆのひと 2017/01/28(Sat) 16時半頃

【人】 銀河ギャル キャンディ

[返事には、驚いたような顔が返ってくる>>62
確かに自分でも、ちょっと甘すぎるかもしんないとは思う。
……けど、もし通報するにしたって、ここで素直にゆうわけないじゃんね]


 ほんと。


[少なくとも今は、そのつもり。
だからうちは、驚いたようなそんな表情をするこのひとと、しっかり目を合わせながらゆった。

そして、だからこそ
ゆっくり変わってくその表情を、まるで観察するみたいな結果に]

(74) 文学 2017/01/28(Sat) 17時頃

【人】 銀河ギャル キャンディ

[ああやっぱり、理解出来ない。
このひとが何をしたいのか、何を思ってるのか。
かけらも共感出来ないから、ただただ不気味なだけ。

引かれた手>>63は、拒めなかった。
予想が出来てれば、振り払おうとするくらいはしたんだろうけど。それだって、意味は無かったんだろうね]

 ──……今度、って

[扉が閉じられる直前、わけもわからず叫んだけど、声は部屋に響くばっかり。
鍵がかけられる音は、なんだかすごく遠くに感じられた。

……欲しいものは、ってゆった癖に。
結局何にも、思い通りになんてしてくれないんじゃん!]

(75) 文学 2017/01/28(Sat) 17時頃

【人】 重層培養 イースター


 [ "返事"は、あった。 ]

 [ 問いかけに問いかけが返されたような、
  そんな調子だった、と 思う。 ]
  

(76) mayam 2017/01/28(Sat) 19時頃

【人】 重層培養 イースター


 [ ねえ、××さんは どうして、
   卯月じゃあ 無い
    ウサギを飼っていたのでしょう? ] 

 [ それはね、きっと、
    ガブリと食べてしまうため! ] 
 

(77) mayam 2017/01/28(Sat) 19時頃

【人】 重層培養 イースター


 [ ―― 卯月は、察した。
  ウサギが飼われていたその理由を。
  
  ただ、

  覗き込んできた碧眼、
  笑みを作る唇から零れた声の、
  その真意は分からない。 ]
 

(78) mayam 2017/01/28(Sat) 19時頃

【人】 重層培養 イースター


 [ 考えようとはしたのだ。
  
  した けれど、
  何故か鈍くなった頭は
  考えることを止めてしまう。

  ぐらん、と バランスを崩した身体。
  遠くなっていく意識。
  どうして、すらも言えずに、
 
  卯月はそのまま、落ちて行く。 ]
 

(79) mayam 2017/01/28(Sat) 19時頃

【人】 重層培養 イースター


 [ 気付いたときには、
  全てが終わっていることも 知らないで** ] 
 

(80) mayam 2017/01/28(Sat) 19時頃

【人】 測量士 ティソ

―終わりの朝―

[喉が、渇いた。
無意識に喉元を掻き毟っていた片手を戒めて、再び野菜を切り分ける。

夜を徹して、台所で作り上げる料理は、それは多種多様。
シチューはもちろん、ムニエル、肉じゃが、ハンバーグ、などなど。
それらは全て、ウサギのような少女の好物。
彼女の大好きな、母親の料理に似せて、作り上げたもの。

きっと、少女の口に届くころには、どれも少し冷めてしまっているだろう。
ごめんね。けれど、何が食べたいのか、聞くことが出来ないからね。
せめて、最高の料理で彼女に別れを告げたい。そう思った。]

(81) ふゆのひと 2017/01/28(Sat) 22時頃

【人】 測量士 ティソ

[小さなテーブルに、所狭しと料理が並んでいく。
漂う香りは、きっと食欲をそそるだろう。
満足げに笑ったシェフは、喉を、がり、と掻く。蚯蚓腫れが、また増える。

最後の一皿を作り終えたときだったろうか。
合図とばかりに、朝日が部屋を照らした。
あぁ、もう、時間が経つのは本当に早い。
早く、全てを終わらせないと。

一週間も我慢していたんだ。そろそろ、限界が近い。]

(82) ふゆのひと 2017/01/28(Sat) 22時頃

【人】 測量士 ティソ

[ルーズリーフ一枚に書かれた、簡素なメモ書きと、小さな鍵。
向かいの席にそれを置いてから、自分も反対の席に着く。

そうして、喉を掻き毟っていた手を、ぴた、と、止める。
もう片方の手に握っていたものを、くる、と、半回転。]

(83) ふゆのひと 2017/01/28(Sat) 22時頃

【人】 測量士 ティソ

[シェフは、握っていた包丁を、
喉元の蚯蚓腫れたちを真っ二つにするかのように、
自分の喉元に突き立てる。]

(84) ふゆのひと 2017/01/28(Sat) 22時頃

【人】 測量士 ティソ

[ぐら、と、身体が傾く。
派手な音を立てて倒れた人間に驚いたのか、
がしゃんと檻の中、ウサギが跳ねる音がする。

ほんのり湯気を立てた料理の皿の下に、
赤い液体が流れて、鍵と、メモ用紙の隅を汚していく。
もうすぐ目覚めるであろう、彼女へのお別れの言葉が、赤く染まっていく。]

(85) ふゆのひと 2017/01/28(Sat) 22時頃

【人】 測量士 ティソ

[喉元からせり上がってくる液体の味は、酷く、苦い。

皮肉かな、大量の美味しそうな料理たちを目の前にしても、
化け物が食べたいと思ったのは、最後に頭に浮かんだのは、

白い容姿に赤い目をした、あの少女の姿だったのだ。**]

(86) ふゆのひと 2017/01/28(Sat) 22時頃

【人】 受付 アイリス

[どうしてそんな言葉が出たのか、自分でもわからない。>>+71
否、わかってはいるが、それを認めたくない。

身体の疼きは、治まるどころかどんどん増していく。

触れる手は、優しく温かい温もりを感じるのに、
触れられた部分はまるで電流が流れた様。

それが焦らされているように感じて、
意地悪されているみたいに感じて。

彼は自分の「やめて」という願いを、
叶えてくれただけのはずなのに。]

(87) saiyu0314 2017/01/28(Sat) 22時半頃

【人】 受付 アイリス

[ジン、とまた下腹部が熱を帯びる。
潤い、蜜を滴らせ、シーツに染み広げる。

―――まるで目の前の相手を求めるように。]

 ……しゃ、しんや、さん… ……っ…

[早く、触れて。
早く、この疼きを止めて。
早く、あなたをちょうだい―――

そう伝えるかの様に、相手を呼ぶ。
喘ぎそうになる声は抑えながら。]

(88) saiyu0314 2017/01/28(Sat) 22時半頃

【人】 受付 アイリス

[それは何に対してなのか。
抗い切れなかった自分自身へなのか。
大事に自分を育てて見守ってくれた家族に対してなのか。

それとも、目の前の相手に対してか―――

きっとすべてに対して。

心の中で呟いて、
残された理性に蓋をした。]

(89) saiyu0314 2017/01/28(Sat) 22時半頃

【人】 受付 アイリス

[理性を手離せば、後は欲望のまま堕ちるだけ。
快感を求めるように、相手を誘い、
欲を満たすように求められれば、拒むことはせず。

触れられることを嫌がったのは自分。
けれど、触れて欲しいと願ったのも自分。

無数の自分自身に見られながら、
恋人でもない相手に愛される。]

(90) saiyu0314 2017/01/28(Sat) 22時半頃

【人】 受付 アイリス

[堕ちるところまで堕ちたら、どうなってしまうのか?
そんなことを考えるのは今はやめ。

今はただ、この快楽に溺れていよう。



       彼の腕の中という檻に閉じ込められながら―――*]

(91) saiyu0314 2017/01/28(Sat) 22時半頃

【人】 重層培養 イースター


 [ ガシャン! ]
 
 [ ウサギの目覚めは、
  きっと目覚ましでも、朝の光でも無く、
  派手な音だ。 ]
 

(92) mayam 2017/01/28(Sat) 22時半頃

【人】 重層培養 イースター

― 終わりの朝 ―

 [  きっと、
   あの時から毛布にくるまっていたのだろう。
   窓の外からは陽光が射してくる、そんな 朝だ。
  
   約束を破られて
   少しばかり腹正しい気持ちはあったけれど、
   柔らかい温もりを感じる身体を
   ゆっくりと起こして、


         起こし て、 ]
 

(93) mayam 2017/01/28(Sat) 22時半頃

【人】 重層培養 イースター

                [ 赤色。 ]

(94) mayam 2017/01/28(Sat) 22時半頃

【人】 重層培養 イースター


 [ 卯月の瞳の色とも、
  籠の中、暴れるウサギの瞳の色とも違う、
  光に反射して鈍く煌めく、赤色がそこにあった。
  
  倒れる家主の、その喉元。

  咄嗟に卯月が抑えたのは、
  包帯が巻かれている首元だった。
  
  卯月が噛まれたときに僅かに感じた
  あの鉄の臭いと同じものをかぎ取る。
  その中に"美味しそう"な匂いもあったけれど、
  ……それを上塗りしていくみたいに、
  段々濃くなっていく 臭い。

  ―― 嗚呼神様!
  どうして卯月はこんな時に聡いというの。 ] 
 

(95) mayam 2017/01/28(Sat) 22時半頃

【人】 重層培養 イースター


 [ 悲しいと言えば良かったんだろうか。
  叫び声も悲鳴も上げられずに、
  卯月の赤色は、ただ、鈍い赤を見ていた。
  
  裂かれた真っ赤な喉。
  蚯蚓腫れが見えるから
  ―― "渇いていたんだ" と
  遠く 頭の何処かで理解をする。

  したところで、この惨状。
  もうどうにもできないのだろう。 ]
 

(96) mayam 2017/01/28(Sat) 22時半頃

【人】 重層培養 イースター


 [ テーブルの上の、数多の料理。
  血まみれの椅子と家主の正面に立ち。

 ( ―― 心臓こそ五月蠅かったけれど、
     どこまでも卯月は"冷静"だった。 )

  血に染まったルーズリーフと
  小さな鍵を手にとって、
  …先ずはウサギを放そう。
  
  腕の中に収まったそのこは、
  人の温もりに安堵したのか、
  卯月の腕の中でじいっとしていた。 ]
 

(97) mayam 2017/01/28(Sat) 22時半頃

【人】 重層培養 イースター


 [ 動物を抱いたまま
  食べ物を食べちゃいけないだなんて、
  家主は血まみれで突っ伏しているんだから、
  そんなの、良いよね。

  緊張しているウサギの背を撫でながら、
  卯月は料理を口に運んだ。
  飛び散った血の味もして、
  苦い表情になったのは言うまでも無い。

  ルーズリーフの裏側。
  かろうじて残っている白の上に、
  彼の赤色で文字を残す。 ] 
 

(98) mayam 2017/01/28(Sat) 22時半頃

【人】 重層培養 イースター


 [ 当てつけみたいなものだろうか。
  彼がこの赤文字を読む機会は
  きっと二度と無いだろう けど。

  ウサギを抱えて、席を立つ。
  裸足のまま、家を出て行こう。

  なんだか酷く コンビニが恋しくなった。
  だって、最後に食べたあの料理は、

  とても、 ]
 

(99) mayam 2017/01/28(Sat) 22時半頃

【人】 重層培養 イースター


     [ *"美味しくなかった"* ]
 

(100) mayam 2017/01/28(Sat) 22時半頃

【人】 重層培養 イースター


 [ ―― それからの話。
  
  卯月は警察に連絡したところで、
  もう此処から離れようと考えて、
  とうとう実家に逃げ帰った。
  
  ウサギを抱えた裸足の少女に、
  警察もなにやら思うところがあったらしい。
  全部任せる――、という訳にもいなかったけれど、
  犯罪者に巻き込まれた、という
  よくニュースで聞いているような展開になった 筈だ。

  筈だ、というのは
  卯月にとっての結末は、
  最後に食べたあの手料理だけだったから。 ]
 

(101) mayam 2017/01/28(Sat) 22時半頃

【人】 重層培養 イースター


 [ どうしてだろう。

  あれから味覚が無くなった上に、
  母の料理が食べられなくなった。
  否、"誰かの手料理"が食べられなくなった。
  一口運んだところで、反射的、だろう。
  全部戻してしまうようになった。
  
  味が分からないのに
  手料理は駄目ときたものだから、
  自室には大量のカップ麵と、お菓子と、総菜と。
  結局今まで通りの食べ物ばかりだ。

  歯で潰す感触と音だけで、
  卯月は今日も、生きながらえている。 ]
 

(102) mayam 2017/01/28(Sat) 22時半頃

【人】 重層培養 イースター


 [ 最後に食べたのも、最期に食べたのも、
  名も知らぬシェフの料理だった。
  
  八重瀬卯月にとっては、
  きっとそれだけの 話** ]
 

(103) mayam 2017/01/28(Sat) 22時半頃

【人】 しーさー カミジャー

―コンビニ『パルック』―

[新製品のパルックサンド。
 ポスターの端が捲れ、遂に風に飛ばされた。

 がらんどうの棚。
 がらんどうの店内。]

 ……かみさま。

(104) k_karura 2017/01/29(Sun) 00時頃

【人】 しーさー カミジャー

[まだ上がる右手は、歓喜に震えていた。

 手と手を重ねる。
 ひんやりとした御手。]

(105) k_karura 2017/01/29(Sun) 00時頃

【人】 しーさー カミジャー

[カタリ。


 カウンターの上に仮面が落ちた。
 硬質な音が響く。


 愛と身と魂を捧げた娘は、
 幸福な笑みを浮かべていた。]**

(106) k_karura 2017/01/29(Sun) 00時頃

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