人狼議事


45 哀染桜 〜届かなかったこの想い〜

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エリアス1人が投票した。
セシル5人が投票した。

セシルは乗客の手により投棄された。


4日目の夜、魚の跳ねる瑞々しい音が聞こえた。


時は来た。乗客達は集まり、互いの姿を確認する。
エリアスの姿が見つからない。


現在の乗客は、ノックス、ヒュー、パティ、マーゴの4名


天のお告げ (村建て人)

 哀染桜の花が開く。


      ぽつ、ぽつり。


   そろそろ七分か、八分咲きか。




 嗚呼、でもまだ。

  まだ、足りない───……

(#0) 2012/03/16(Fri) 00時頃


[また1人、2人。
その場から人が消える。
翠はそれを見止めてから、一度銀と橙へ、微笑んだ]

もう、一人じゃなくなるね。
…よかった。

[橙から、そっと手を離す。離した手は少し冷えた感覚。
けれど青年は、今はその手を伸ばすことはない*]


天のお告げ (村建て人)

 ほしい。


   すべての花を、ひらかせるため。




 ノックス[[who]]が、ほしい。

          パティ[[who]]の哀しみを……命を…………───

(#1) 2012/03/16(Fri) 00時頃


【人】 長老の孫 マーゴ

 ……うん。

[なんだ、と

 (口には出さないけれど)

 隣のパティにつられてちょっとだけ笑う。
 自分が゛異常゛でない事への安堵と
 無理しているように見えた彼女の本心を聞けた事。]

 一番欲しいものが手に入らない世界に未練はないの。

 ……でも後悔は、そうね
 ちょっとしてるかも。

 どうせならわたしにできること全部試して、
 手に入れる努力してみたらよかった。って。

(0) 2012/03/16(Fri) 00時頃

[でもね。




わかるけど、やっぱり駄目なのかも。]


【人】 長老の孫 マーゴ

[今更何を言っても、視線の向こうで消えた奏者をはっきりと認識してしまえば。

 他愛ない後悔はもう晴らせないのだろうと悟ったけれど。]

(1) 2012/03/16(Fri) 00時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2012/03/16(Fri) 00時頃


長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2012/03/16(Fri) 00時頃


子守り パティは、メモを貼った。

2012/03/16(Fri) 00時頃


[彼女はまた、嘘をつく。
けれど、自身の幸せを、孤独を埋めてくれようとする、その気持ちに対しては、心から嬉しく思う。


ありがとうの言葉に、のせた気持ちと。
肯定も、否定も示さない、その言葉が本当に示す意味は。


せめて、負担が増えぬ様に。


少なくとも、今は、まだ… ]


【人】 長老の孫 マーゴ

[王子に惹かれて、想い伝えることも叶わなかった人魚のようだ。

 夢見がちな自分の思考を恥ずかしげなく晒すのなら、そう、思っていた。

 足を得ても声が出ないなら伝えられない。
 深すぎた愛の半分が憎しみに変わっても尚、彼を殺せない

 (――切り抜きすらも破れなかった)
“わたし”。]

 ……桜になれるならまだいいか

[花びらはきっとわたしの涙。

 心を裂かせて、咲いた華。
 花びらはきっとわたしの涙。]

(2) 2012/03/16(Fri) 00時半頃

【人】 子守り パティ

[マコの視線を追うように、奏者を見ればその姿は揺らめいて消えてしまった。
怖くは無い。
ただ、もう一度だけあの旋律が聞きたいと思った。]

 マコが欲しいものって、なんだろう。
 でも、マコも後悔しているんだね……なんで、努力をしなかったんだろうって。
 私も思ってる。
 

(3) 2012/03/16(Fri) 00時半頃

【人】 子守り パティ


 あのままずっといられたらって、思って……思っているだけじゃ、ダメだったんだよね。
 せめて、ちゃんと気持ちを伝えられたら良かったのに。

[唇を噛み締める。
また、涙が滲んだ。

ああ、借りたままのハンカチを返すのを忘れていた。
自分も桜に食べられたら返せるのだろうか。
そんなことをぼんやりと思う。]

(4) 2012/03/16(Fri) 00時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 人の心。

[何よりも彼が欲しかった。

ぽつりと返した言葉は色々と足りていない気がしたけれど。]

 ……パティも、     ……

(もしかしたら此処にいた、いる、人の共通点は。)

 ……なんでもない。

[そんなことが分かっても仕方ない。
 傷は舐めたってふさがらない。
 だから自分には何もできない

    しない。]

(5) 2012/03/16(Fri) 00時半頃

[人には、幸せであれと思うのに。

あの人にだけ、そう思えないのは何故だろう。
彼と別れた時には、切に彼の幸せを願った筈だったのに。

彼が死んだと聞いて、そんな思いはかき消えてしまった。




祈れない。願えない。
どうしようも無く、自分勝手なこの想いは。

それだけ、彼と共に在りたかったという気持ちの裏返し。
死んだと聞き、もう、絶対に叶わないと、わかったからこその。]


負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2012/03/16(Fri) 00時半頃


【人】 長老の孫 マーゴ

 泣かないで。
 桜になったら、きっといやな気持ちも消えるから。

[年上の筈なのに時折子供のような彼女の、短い髪をなで。

 儚い雰囲気は涙のせいか、それとも――]

 ……きっと痛くもないし。

[下手な慰めなのは自覚済み。
 ハンカチはないから袖で涙を吸わせようと試み乍。]

(6) 2012/03/16(Fri) 00時半頃


あいたい…


ぽつり、呟いて、俯いた。**


【人】 負傷兵 ヒュー

[誰かが消える。
 桜の花が、また開く。

 なのに、まだ───聞こえる。]

 ……チッ。

 コイツ、本当に……。

[この桜は、本当に、ここにあるすべての命を喰らうつもりか。

 なのに何故、逃げようと思わないのか……]

(7) 2012/03/16(Fri) 00時半頃

【人】 道案内 ノックス

[指先のぬくもりは、それより少しだけ冷たい夜の風に簡単に溶けて消えてしまった。
 繋がっていた手を、握る、開く。そこにはもう、誰もいない。]

 ……いかなきゃ。

[約束だ。
 僕が伝える。桜はもう、僕たちをここから逃さない。
 重く感じる足に鞭打って、皆の方へ歩き出した。]

(8) 2012/03/16(Fri) 00時半頃


 …………。

[ゆるり、辺りに視線を向ける。
どうやら宙に浮いている、らしい。]

 ここは…
 同じ、場所……?

[相変わらず聞こえてくる、桜の呼び声。
自分は、桜そのものにでも、なってしまったのだろうか*]


【人】 子守り パティ


 そっか。
 じゃあ、同じ、ね。

[なんでもない、というマコに微笑んで。
その弾みで涙が零れる。

彼と家族になりたかった。
 ――家族のようだと勝手に勘違いしていた。

彼の特別な存在になりたかった。。
 ――所詮雇われているだけの関係だった。

彼と一緒にいたかった。
 ――笑い掛けていたのは、全て子どもに対してだったのに。

欲しかったのは、あの人の心。]

(9) 2012/03/16(Fri) 01時頃

【人】 子守り パティ

[短くなった髪を、マコが撫でる。]

 ありがとう。
 マコは、優しいね。

[借りたままのハンカチで涙を拭おうとしたけれど。
マコが袖で拭こうとしてくれている為、そのままで。]

 嫌な気持ちだけがなくなるなら。
 桜になるのは良いかもね。

[この切なくて哀しい気持ちだけが、なくなってくれるなら。
それはきっと幸せなのかもしれない。]

(10) 2012/03/16(Fri) 01時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 同じ、なら。
 あなたはわたし。
 
 自分を大事にするのは当たり前。
 だから優しいんじゃなくて、自分かわいさなの。

[もう泣き方も忘れた自分の代わりに泣いている、もう一人の わたし を。
 もういちどだけなでて、しばらくは涙を袖に吸い込ませて。

 望が来るまではまだその状態だっただろうか。]

(11) 2012/03/16(Fri) 01時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

 ……かなしい。

[少しだけ。

 泣けないことも、自分自身にも。**]

(12) 2012/03/16(Fri) 01時頃

長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2012/03/16(Fri) 01時頃


【人】 道案内 ノックス

[女の子、ふたり。
 せつなげな様子のそこに混ざるのは少し気が引けたけれど、だからといって伝えないわけにも、いかなくて。]

 ねえ、パティ、あさこちゃん。
 この、桜が――

[ざわ。
 僕が隣を通り過ぎたその時、風もないのに梢が強く揺れた。]

(13) 2012/03/16(Fri) 01時頃

長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2012/03/16(Fri) 01時頃


【人】 負傷兵 ヒュー

[頭に響く桜の声は、まだ消えない。

 ほしい、ほしいと。
 そればかりを繰り返す。]

 ……………。

[二人の女性に歩み寄る、どこか色素の薄い青年。
 名は、なんと言ったか……。
 たしか聞いたはずなのだが。

 風もないのに、ざざぁーっと、梢のざわめきが聞こえたのは……気のせいか。]

(14) 2012/03/16(Fri) 01時頃

【人】 道案内 ノックス

 ああ、えっと。
 ヒューも、聞いてよ。

 あのさ。この、桜。
 僕たちをここから、逃さない、って。そういうつもりだって。

[ヒューが、同じような声を聞いているなんて知らなかった、から。
 エリアスからの伝聞でしかないそれを、あたかも自分のことのように、告げてしまった。]

(15) 2012/03/16(Fri) 01時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 ……知ってるよ。

[ぶっきらぼうにそう返したあと。
 ふと気付き、問いかける。]

 なんだ。
 お前にも、聞こえてたのか。

[哀しみを、魂を。
 欲しい欲しいと泣き続ける。

 桜の声が。]

(16) 2012/03/16(Fri) 01時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 俺達は、この化け物桜が花咲くための、エサ……。
 そういう、ことだろ?

[桜は。
 魂を吸い上げるたび、花開く。

 不気味なほどに美しく。]


 ………いいんじゃねぇの、それも。


 どうせ……。
 戻ったところで…………。

[今更村に戻ったところで、あるのは、辛い記憶ばかり。

 ならば、ここで消えてしまうのも、悪くはない**]

(17) 2012/03/16(Fri) 02時頃

【人】 道案内 ノックス

 知ってる……?

[あれ、もしかして知らなかったのは僕だけなのか。
 ちょっと恥ずかしくなってしまった直後に、お前にも聞こえてたのか、と言われて、全員に聞こえているわけではないこと、ヒューにも聞こえていたのだということがつながった。]

 や、えと。
 聞こえてたのは、僕じゃない。
 エリアス、が。

 皆に伝えてって、言ってたから。

[伝えるべきだ、と言ったのは僕だったけれど。それでも仰せつかったのは僕だったから、きっとこれは間違ってはいない、はず。]

(18) 2012/03/16(Fri) 02時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 エリアス?

 あぁ、あいつから聞いたのか………。

[桜が、エリアスを欲していたことは知っていた。
 ついさっきまで聞こえていた声も、聞こえなくなっていた。


 視線は、舞い散る花弁を、ただ追いかける**]

(19) 2012/03/16(Fri) 02時頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2012/03/16(Fri) 02時頃


【人】 子守り パティ


 そんなこと、ない。
 自分可愛さだとしても、マコは優しいよ。

[頭を撫でられるまま、涙を拭われるまま。]

(20) 2012/03/16(Fri) 02時半頃

【人】 子守り パティ


 すみません。私だけ、泣いてて。
 マコも、泣いて良いから、ね。
 哀しかったら、泣いても良いから。

[まるで彼女の分まで泣いているような錯覚。
同じだと、そう思うからなのだろうか。]

(21) 2012/03/16(Fri) 02時半頃

[そうだ、最後に話しかけてくれたあの人は、自身が幽霊だ、と言っていた。
傷はいつか癒えると、言葉をくれた。でも、だとしたら、]

 ………貴方がここに居るのは、どうして?

[あの時見た涙の粒は、胸に秘める何かが零れ落ちる様だった。
彼の言う事が本当なら――…]

 思いだけは、消える事なんてないの、かな。

[今なら理解する事が出来る。
声も届かないし、誰にも認知されない存在は、辛い。
それを、何年も……と考えると……。

彼の為に泣きたいと思っても、今は泣く事も出来なかった。
歯痒さを感じながら、桜の樹の元に集まるヒトの間を、ふわりと*漂う*]


【人】 子守り パティ

[青年――クスノキと言ったか――が、傍に来る。
そちらへと視線を向けた時。
風が。吹いていないのに、木が強く揺れる。]

 え。何……。

[意識がそちらにいき、再び戻した時。
男性たちが話している内容に、首を傾げる。]

 声、って。
 エリアスが言っていた、ことですか?

[耳を澄ましてみても、梢の揺れる音しか聞こえない。]

(22) 2012/03/16(Fri) 03時頃

【人】 子守り パティ

[どういうことなのだろう。
本当に、桜が呼んでいたのか。
此処に自分たちを呼び、逃がさないというのだろうか。]

 餌、なら。
 何で私を呼んだんだろう。
 もっと美味しそうな人にすれば良かったのに。

[こんな哀しい気持ちしか持たない自分なんかよりも、幸せな人の方が――。

……違う。

“共感”

だから、呼ばれたのだろう。
自分の中で出た結論に、自嘲するように薄く笑った。**]

(23) 2012/03/16(Fri) 03時頃

子守り パティは、メモを貼った。

2012/03/16(Fri) 03時頃


【人】 道案内 ノックス

 餌……ぼく、今更食べても美味しくないと思うんだけど、ね。
 でも、たぶんさ。
 無理やり引き寄せて集めちゃうくらい、この桜にとって僕たちは美味しそう、ってことなんだろうね。

 いい趣味、してる。効率いい。
 "どうせ戻ったところで"。僕も、そう。
 だから、僕は、いいよ。身体なんかなくっても食べてやるってなら、それでもさ。

 でも、なんでさ、エリアス――

[だって、エリアスは戻りたいって、言ったのに。
 それでも最後は彼女は、桜に呑まれてもいいって、言っていたけど。
 呆然とした、どうしようもないやるせなさが胸に襲いかかった**]

(24) 2012/03/16(Fri) 03時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2012/03/16(Fri) 03時頃


[人の気配…いや、魂の気配が増えたその場。
青年は、そっとそこから少しだけ、離れる。

僅かに離れた場所から桜を見れば、綻ぶ蕾は、涙色]

……

[会いたかった。伝えたかった。気付きたかった。
全て、過去形。

気持ちは波紋のように、広がっては静かに消える。
大きくも揺れ、小さくも揺れ。
形は長く、保たないそれ。
花弁、ひらり落ちる様に悲しさと愛しさの表裏を見る。

青年は、自分の願いを口にしない。
口にしても願っても、もう叶わないと知っているから*]


[手先に感じて居た温かさが離れて行くのを感じた。]


                  ────…。

[女は手を伸ばす事はしない。
 男の裡に在る静かな希みを感じて居るから。

 冷えた様に感じる手をぎゅっと握って耐える。]


[拒絶、では無いが、結果的に、同じ事になるのだろうと予感して、先刻迄感じて居た充足感は再び孤独へと変わる。
 それでも、女が再び温もりを求める事は無い。


                    ────怖いから。]


[自我が残って居るから人は分かたれるのか。
 ならば、それを手放して仕舞えば。
 皆の心に空いた虚(うろ)に、自分を流しこんで仕舞えば。

 個は無くとも其処に存在し続けられるのだろうか───?]


[初めて手に入れた温もりは喪って仕舞った。自らの過ちで。
 そして今、ひとつになれたと感じて居た存在も錯覚だったと知る。

 三度目に手を伸ばす勇気は、女には無い。



     女の心のカタチを定める境界は薄れ、気配は桜に沁む。
     誰にも気付かれない程度に、少しずつ、少しずつ──。*]


新たに増えた"仲間"の中にも、空気に溶けて沁むようにと、願う──。**


メモを貼った。


負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2012/03/16(Fri) 22時半頃


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2012/03/16(Fri) 22時半頃


…桜…さくら……

[かすかに音に乗せて呟く言の葉は
異国の詩に似る]


[奏者の魂は、完全に桜に飲まれて……――。
花弁舞う中、淡い姿で、その場にある。

もう、完全にあの人へ届かなくなったと悟れば、
儚い笑みを浮かべて、ヴァイオリンを構えた。

同じように桜に呑まれた魂と。
もうすぐ桜に呑まれようとする人と。
見えるけれど、奏者から語る言葉はなく。
ゆっくりと、愛器を歌わせ始める。
それだけが、その魂に残されたことだとばかり。]


メモを貼った。


[おそらくは、この場において、言葉より雄弁な音色。
奏でるのは――……愛の悲しみ。

対になる曲≪愛の喜び≫は、二度と奏でることもなく、
この場において誰の心にも響かない。
そう、思わさせるような切なさを秘めて。]


[青年はじっと手を見る。
確かに一度は手にしたぬくもり。
そっと離したそれ。

そして彼女は知っている。
お互いの境界線など、最初からない。
お互いは、別の存在。

それは最初から判りきっていたことで
夢の中では滲むように曖昧。

桜はその揺らぎを逃がさない]


【人】 長老の孫 マーゴ

 そう。やっぱり。

[望から桜の声について聞かされても淡白な反応になってしまって。
 もういいのだと、諦めは表情から伺えるだろうか。

 パティの姿は薄れ始めていただろうか、思わず彼女から手を離して]

 ううん。パティが泣いてくれて、よかったの。
 わたしはそれでいい。

 ……もうすぐ行っちゃうのね。
 わたしも、      連れていってよ……

 (おいていかないでよ)

(25) 2012/03/16(Fri) 23時頃

長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2012/03/16(Fri) 23時頃


 さくら。

[呟く。

 命が消える前の、か細く吐き出された吐息の様に、空気を震わせるだけの、ちいさな声。]


[ひらり。はらり。
零れる花弁は悲しみと喜びの表裏。

奏でられる音楽のまま、桜は人の悲しみを
花弁を以って現す。

そっと手に取る桜。
望んでもいいのだろうか。
望まなかった罪は、それを許すか]


子守り パティは、メモを貼った。

2012/03/16(Fri) 23時半頃


【人】 子守り パティ

[気付けば段々と自分の姿が薄くなるように感じた。
それを当たり前のように受け入れる。]

 今度は私が選ばれたみたいね。
 ごめんね、マコ。……ごめんね。

[連れていってと言う彼女に、少しだけ困ったような顔をする。
叶えてやりたいと思っても、どうすれば良いのか分からない。]

(26) 2012/03/16(Fri) 23時半頃

【人】 道案内 ノックス

[もともとあってなかったような身体。
 少しくらい薄れかかっても、自分じゃ気付けない。
 ただ、さっきからやけにざわつく桜がうるさいなと思うくらい。]

 あさこちゃんも、もういい、の。

[生者の想いとすればそれは少しだけさみしく思えるようでもあり、けれどここに集められてしまってどうしようもなく逃れられない消滅に抗わなくてすむならしあわせなようでも、あり。]

 連れていけたら、いいのに。

[もしもそれが望みなら、叶えてあげたかった。
 だけど、名前に反して、そんな力は僕にはない。
 僕に残っている力は、僕の足元から背中の方まで、僕の最後の瞬間をぎりぎりまで留めようと、あの日トラックのつけた傷跡がそこだけ薄れず痣のように残ってくだらない抵抗をしているだけ。]

(27) 2012/03/16(Fri) 23時半頃

 さくら。

[ふたたび、零れる。

 視線は、蒼白の花弁でなく、掌の上の薄紅を見る。]


[青年は薄紅の花弁を手にしたまま。
やわいそれは、けれど色を失うことはない]

……。
俺の、望みは……もう……

[目を閉じて。つむりをふるり。
さくりと足跡は桜に向ける]

……。
俺の言葉も、望みも。
もう、君のもの。

[差し出した手には薄紅桜。
対となるそれに、手は伸ばされる]


[そっと、指を曲げて薄紅色を閉じ込めた。]


 わたしにも、だれかにあたえることが、できる?


[されど、悲しみと喜びは表裏一体。
悲しみが深くなればなるほど……―――。
その裏の感情を、人は求めるものなのかもしれない。


死は生への始まり。
過去の想いは、次の想いへの肥やしになり輪廻は巡る。
そんな答えも、あるのかもしれない……と。
奏者は昏い眼に、映る光景に思う。

もし、この音が、真に魂を震わすことが
できるのならば……―――。
そっと何かの後押すように、ヴァイオリンは悲しみを歌い続ける。]


【人】 長老の孫 マーゴ

 パティも望も……やっぱり私と同じなんかじゃない。

 同じ、なら 
  置いていかないでよ。
  みんないなくなっちゃうなんて

[やだ。

 まだ選ばれていない自分はどれだけ望んでも行けないのだろうけれど。

 衝動のままふたりの手を掴もうとして。叶うなら両頬に押し付ける。

 いつの間にか涙で濡れていた頬に。]

 いや。

 わたしも……みんなだって、悪いことしてないんでしょ。


 ……どうして……

(28) 2012/03/16(Fri) 23時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[諦めた筈なのに、と

 冷静な自分を殺し、捩れる心のまま。]

(29) 2012/03/16(Fri) 23時半頃

【人】 子守り パティ

[また風が吹いて、短くなった髪を撫ぜる。
髪は軽くなったけれど、気持ちはちっとも軽くならない。

好きに、ならなければ良かったなんて。
思っていない。

好きでいたあの時間は、確かに幸せだった。
胸が一杯になるくらい、とても幸せで。

だからこそ、今。
その何倍も哀しくて悲しくて、胸が。痛い。]

(30) 2012/03/17(Sat) 00時頃

[伸ばされた手に向けて、女は最後の勇気を振り絞った。]

 あなたの想いを、まもるよ。


【人】 子守り パティ

[手を掴まれ、その頬に。

濡れた頬は柔らかくて、暖かくて。]

 ごめんね。

[謝ることしか出来ない。]

(31) 2012/03/17(Sat) 00時頃

うけとって くれるなら。

[伸ばした手は、女性の手を、確かに取る]


【人】 長老の孫 マーゴ

[同じく選ばれていないであろう彼の方を見るけれど、涙目では表情は窺えず。

 自分と彼もすぐに吸収されてしまうのだろうか

 胸が軋む。]

(32) 2012/03/17(Sat) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[もう、輪郭とうっすらとした影ぐらいしか、僕の手は残っていない。
 もともと消えていたようなものだから、進みは早いのかもしれない。
 傷跡も、もう向こう側を透かしはじめた。]

 あさこちゃん……

[それでも、手はしっかりと頬に触れた。
 温度の低いらしい僕の手は、あたたかい水に濡れるその頬をとても可愛い、と感じる。
 あの時のエリアスみたいに、ちゃんと温度を感じるのに。
 僕の存在はどんどん希薄になっていく。]

 ごめんね。

[どうせこうして消えてしまうなら、連れていけたらよかったのに、と思うのと。
 残るのなら、僕らに出来なかったように傷を超えてほしい、と彼女の意に反することを思ってしまうことを。
 許してほしい、と思うわけではないけれど、それでもごめん、と幽かな親指で雫を拭った。]

(33) 2012/03/17(Sat) 00時頃

もう、魂があっても、なくても。
俺は、ここにいたい……

[彼女の隣。互いにすれ違う魂のいろ。
触れた指先から、ひらりと零れる薄紅桜]


君の隣に、いたい。

[伝えることも、気付くこともできなかった青年。
青白い光は、また、足りないものを補うようにざわめいて]



 ――――……、

[気付けば、言葉を発する事すら出来なくなっていた。

聞こえてくる旋律に意識を委ね、そのまま―――**]


【人】 長老の孫 マーゴ

[“ごめんね”の二重奏。

 行ってしまう。]

 ……謝るくらいなら、

  またね、って言って。

[嗚咽でうまく紡げない。
 もっと言いたいことがあった気がするのに。

 強く強く握り締めたふたりの手は、やがて――]

(34) 2012/03/17(Sat) 00時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[表情はあまり変わらぬまま。
 3人の話を、聞くともなしに聞いていた。]


 …………。

[ふいに、ぽつりと。]

  ───。

      消えるん、だろうな。
      俺達も。

(35) 2012/03/17(Sat) 00時頃

[手を取られた瞬間、閉じ込めて居たさくらは女の掌に溶けた。
 形を喪っても其処に在り続ける温もりとして。

 その手で、男の手を握り返して]

 私の心も、受け取って。

[ふわりと、花綻ぶように微笑んだ。]


【人】 子守り パティ


 そうだね。
 また、ね。

[彼女は残れるのかもしれないけれど。
いつか、きっと会えると思って。

だから、さよならは言わない。


小さく微笑み、消えた。]

(36) 2012/03/17(Sat) 00時頃

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