人狼議事


279 宇宙(そら)を往くサルバシオン

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トルドヴィン3人が投票した。
ワクラバ2人が投票した。
モナリザ1人が投票した。

トルドヴィンは村人の手により処刑された。


時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
シルクが無残な姿で発見された。


現在の生存者は、アーサー、ミタシュ、ワクラバ、モナリザの4名


鉱滓地区 ワクラバは、メモを貼った。

2020/09/03(Thu) 00時頃


新製品 モナリザは、メモを貼った。

2020/09/03(Thu) 00時頃


竜騎兵 アーサーは、メモを貼った。

2020/09/03(Thu) 00時頃


メモを貼った。


精留醸造 ミタシュは、メモを貼った。

2020/09/03(Thu) 00時頃


重ね合せ猫のユニタリ変換 (村建て人)

― 翌朝 ―

[談話室や各部屋のモニターに、昨日の投票結果が表示されている。]

『本日の追放者:トルドヴィン』

(#0) 2020/09/03(Thu) 00時頃


重ね合せ猫のユニタリ変換 (村建て人)

[三隻目のポッドが船から離れていく。
 遠く、遠く。最愛の女王と同じ運命を辿った男を乗せて。]

(#1) 2020/09/03(Thu) 00時頃


重ね合せ猫のユニタリ変換 (村建て人)は、メモを貼った。

2020/09/03(Thu) 00時頃


メモを貼った。


【人】 精留醸造 ミタシュ

─ 昨日、談話室にて ─

今日、一人のクラゲさんが……?
えっと、それって。


…………?


[ワクラバさんからの問いかけに、私は首を傾げた。>>4:165
どう、なんだろう。辺りを見回しかけて、やめた。これはきちんと、一人で考えないといけない事柄だから。]

(0) 2020/09/03(Thu) 00時半頃

メモを貼った。


【人】 精留醸造 ミタシュ

えっと、ううん……。
でも、今ってクラゲさんは2人いるのね?

それじゃあ、クラゲさんは両方生き残ることも出来るんじゃないかしら。
誰かクラゲさん以外、を追放出来るなら…。
どっちも、生きられるよ…ね?

[ワクラバさんが語った前提>>4:106に思考が回ることはなくて。ただ数ばかりを数えて、わたしは答える。
彼の意図が良く分からなくて、わたしの首は斜めに傾いだ。]

(1) 2020/09/03(Thu) 00時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

― 談話室、続き ―

[モナリザの反論(>>4:172)を聞き、
少し長く視線を留める。]



[言葉を纏めるための間があった。]

絶対とは、伺っていない。というが、
不確定な情報ならば、そう書いてあると思うが。

お前はそこから疑うんだな。

……
お前が、そこから疑うのか。
提示された、データを?
 

(2) 2020/09/03(Thu) 00時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ


[続けたのは沈黙だ。
言葉を、考えを、纏めるための時間が欲しかった。]


ヒューマノイドとは、そういうものか?

[だから追加の質問はそれだけだ。]




[今日ひとり追放できた場合、
もう一人を見つければいい。それは至極尤もだったので。
そうだな、とそこには同意を返した。]

(3) 2020/09/03(Thu) 00時半頃

メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 新製品 モナリザ

『閉鎖空間内で"宇宙クラゲ"と寄生されていない宇宙人の数が同数となった場合、昼間でも宿主を操って捕食を行うことが確認されている。』

私が得ているデータはこちらです。

[>>2ワクラバに向け、先般モニターに映されていた文言を、一字一句違わず読み上げる。
 データとしてメモリーに記録されている。]

私はこれを、そういった行動を取りうる、と解釈しました。
解釈の理由と致しましては、それ以前に『宇宙クラゲは非常に狡猾である』と認知していたためです。
狡猾とは高い知性を持つことを示します。
そのため、その行為が有用な場合のみ行う、と判断しました。

この解釈が誤っている場合は、訂正いたします。

(4) 2020/09/03(Thu) 00時半頃

【人】 新製品 モナリザ

そういうもの、とはデータを疑うことに対してでしょうか。
提示されたデータの有用性については、常時精査を行っています。

[ワクラバ氏の追加の疑問には、肯定を返した。
 すべてのヒューマノイドがそういうもの、かは肯定しかねるが、少なくともこのモナリザはそうだった。]

私はデータからでしか思考を行うことができません。
そのため、誤ったデータを思考に利用すると判断に支障をきたします。

今は、宇宙クラゲの生態・本能・行動事由についてのデータを重点的に確認、精査を行っているため、些細な綻びも疑うようAIの判断基準を上げています。

(5) 2020/09/03(Thu) 00時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

[ミタシュの返答を聞く。(>>0>>1
聞く時は、ただ視線を置いていた。]


……
………

[沈黙のまま、彼女を見る。]

くらげは、くらげと他の宇宙人が同数になると、
その時点で捕食をはじめるらしい。

と、提示されたデータにあった。

くらげ以外を、追放したら、
まわりの全員が食べられて、
残っているのはくらげだけ、だと、
しらせることになる。

… わかるか?

(6) 2020/09/03(Thu) 01時頃

メモを貼った。


【人】 鉱滓地区 ワクラバ

しっている情報は、おなじだ。

[暫しの沈黙。
機械音、その間も視線はモナリザへ置いたまま。]

そう、行うことが、確認されている、だ。

それが、不確定だとしたら、
「行う可能性がある」ではないのか。
くらげを殺せと提示されたデータに、
確定か不確定かの情報は大事であると思っている、

それらのデータが出回っているという事は、
前例があった、と解釈した。

狡猾であり、行為が有用な場合のみなら、ば、
そういう、示し方を、する、と

[機械音、沈黙、続ける、]

(7) 2020/09/03(Thu) 01時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ


… 思っている。俺は、だが。
どう思うかは、またそちらの自由では、ある。

狡猾だからという前提で、
という話なら、理解ができる、範疇だ。

(8) 2020/09/03(Thu) 01時頃

メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 鉱滓地区 ワクラバ

[追加の質問への返答を聞き、
また沈黙を置く。]


そうだ。
――― そうか。

ならば、解る。
そこに関しては、疑う理由ではないのだろう。


もうひとつ、
ヒューマノイドにも、
感情は、あるか?

[誰かとの会話で漏れ聞こえた事があったかもしれないが、
直接訪ねたのははじめてだ。]

(9) 2020/09/03(Thu) 01時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

[その返答や、アーサーやミタシュの様子を眺めた後、]



…喋りすぎた。

[そう呟くと、談話室を後にする。

のそのそと動き、
自室に戻り、選んだ名前は結局、]*

(10) 2020/09/03(Thu) 01時頃

【人】 新製品 モナリザ

仰ることもご最もです。
確定情報か不確定情報か、その情報は非常に重要と考えます。

前例があったとの解釈もその通りでしょう。
前例なき状態でこのような情報は出回りません。

[ワクラバ氏の考え方>>7に、何ら異論はない。
 データに対する捉え方、思考方法の違いだろう。]

自由をいただけるのならば、訂正はせずにおきます。
可能性をシャットアウトすることは、時に危険を伴いますので。

理解をお示しいただき、感謝いたします。

[首部アームを軽く上下し、一礼する。]

(11) 2020/09/03(Thu) 01時頃

【人】 新製品 モナリザ

私に感情は組み込まれておりません。
近しいものをシミュレートすることは可能ではありますが、私のマスターはあまりそれを望まれませんでしたので、AIの成長も芳しくなく、皆様にはご迷惑をおかけしております。

[追加の質問にも、訥々と答える。
 感情がないことをよく問われる。ないものは得られないが、あることを求められているのだろうかと、AIは思考した。]

(12) 2020/09/03(Thu) 01時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

そう、ね。そう……

[ワクラバさんの言葉。ひとつ、ひとつ考えてみる。>>6
そうして、こんなにたくさん彼と話すのは初めてだなと思った。
彼が言葉を発するのを聞いたのだって、昨日やそこらが初めてのことだ。]

わかる、けど。
でも一人だけのクラゲさんが残るなんて、ないのじゃない?
そうやって、数少ないことを隠して生き残れるなら。
3人、追放した時点で食べるのをやめてしまえば良いんだわ。

猫さんの言うことなんて、気のせいってことにしちゃって。
追放されたのが3人、だから宇宙クラゲも3人。
そういう「こと」にしてしまえばいいって、


……そう、ならない?

(13) 2020/09/03(Thu) 01時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

[頭がこんがらがりそうだ。
でも、誰を見ることもなく頼ることなくワクラバさんへと言葉を返す。お兄さんが傍にいてくれたなら、その存在を心強く思いながら。]

でも、「ならない」
ならないんだわ、きっと。

一人だけのクラゲさんなんて残らない。
残っている以上は、襲うのでしょう。
それがクラゲさんの習性なのじゃ、ないかしら。

あるのは多分、彼らが全部を襲い尽くした後に「宇宙クラゲを退治した」と言い張るか。もしくは本当に宇宙クラゲを退治しきるか、それだけってことなのじゃない?

(14) 2020/09/03(Thu) 01時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

……そして。
今日間違えれば、襲い、尽くされるのは私たちだわ。
わたしが考えるのは、それだけのこと。

[答えた身体が微かに震えた。
義体だろうとなんだろうと、怖いものはやっぱり怖い。
ワクラバさんが納得したかは分からないまま。
わたしは、胸元を手で押さえる。お姉さんと薄荷さん。ふたりぶんの形見を預かった、胸元を。]

(15) 2020/09/03(Thu) 01時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

おやすみなさい。


……あっ!! お兄さん、あのね…っ


[のそりとワクラバさんが部屋を出ていく。
シルクさんも猫さんもモナリザさんも、各々が各々の部屋へと戻っていく。そんな中で、わたしはお兄さんを呼び止めた。>>4:171

お兄さんの手が上がりかけて、落ちる。
その手が頭の上に、落とされることはなく。]

(16) 2020/09/03(Thu) 01時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

明日……っ
明日はね、キャンディ忘れずに持ってくるから。


ちゃんと、持ってくるから。


[───だから、また明日ね。そう音になることはない。
それ以上なにを続けていいか分からなくて、休むようにとの言葉に頷きを返す。

不安、だった。予感はある。
わたしは、その予感の外れることを一人 *祈った。*]

(17) 2020/09/03(Thu) 01時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

― 朝、自室 ―


[今日も無重力の中に居る。

機械音が響く。
響く。響く。

脳内チップが熱を持ちはじめていた昨日、
随分とたくさん使ったなと思い返した。

生きている、と思う。
死んだってよかったのに、とも思った。

本当は自分だって、
名前を選ばれてもよかった。

それを言葉にする事は、ないけれど。]

(18) 2020/09/03(Thu) 02時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ


[―― 人を殺した事がある。
それゆえに元居た場所を追われ、
ただ一人移民船に乗り込んだ。

ヘリンへの言葉は、(>>3:62
その時に別の人へ言った言葉と似ていた。

相手は小さな子供だった。
その子もまた、人を殺した子供だった。


俺は、逃げて来たのだ。
逃げて来て、一人で、生きようと、

思って、思おうとして、
―――― だめだった。]
 

(19) 2020/09/03(Thu) 02時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ


[三つ目の理由は、男が(>>3:57
人を殺した事があるからで、
犯罪者で、逃亡者だからだ。]
 

(20) 2020/09/03(Thu) 02時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

[他の人間がどういった者たちなのか、
最初は解らなかったし、
自分の中の機械音と鉄さびのにおいは、
自分自身でも好きになれるものではなかったし、

人殺しの子供の事を思い出すと、
自分は他の人間に近付いていいやつではないと思ってしまう。

自分がいなくても、楽しくやれる連中ばかりだ。
その空気に触れるのは嫌いじゃなかったから、
たびたび談話室へとも向かった。

不気味だろうと思う。
諦めているのではないのかと呆れる。

それでも、
俺は、他人の事が好きだった。]

(21) 2020/09/03(Thu) 02時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

[だから、見ていたんだ。
よく見ていると言われた。見ていた。

奴隷から解放された洗剤の事も、

場を明るくしていた女の事も、
電子音に親近感を持っていたゼリーの事も、
跳ねまわるようだった技士の事も、

あの威嚇に似た蜂の触角も、その有様も、本人も、
それに寄りそう小さな子の事も、

優しいと思った事があるヒューマノイドの事も、

―― すり寄ってくれた猫の事も、
…みてて、といった気体の事も。]

(22) 2020/09/03(Thu) 02時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ


[空中を漂いながら、
瞑目すらできない。
長い間、瞼を閉じれる様には出来ていない。

無重力の空間にいるのは、
座れないためだ、
横になったら起き上がるのが困難なためだ、

身体の芯にある鉄は錆び、
上手く体が動かない。においの元凶はここだ。

この身体で移住先が見つかったとしても、
本当に生きていけるかも疑問だ。]
 

(23) 2020/09/03(Thu) 02時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ


――…、

[窓の外を見る。
今日もまた、冷凍ポッドが射出された。

重力制御をオンにして、
窓際へ行く。モニターを見る。

中身を知る、]


…トルドヴィン。
 

(24) 2020/09/03(Thu) 02時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

[幸せだな、と自分が言い放った相手だ。
だって、そうだろう。

痛い腹がないのだとおもったのだ。
部屋を探られても、何を見られても、
拒否反応が出るほどの感情はないのだろうと。

俺はいやだ、俺はむりだ、
みられたくないものなんて、たくさんある。
知られたくないことだって、たくさんあった。

少ない荷物の中身。
部屋に満ちる鉄さびのにおい。

犯罪者の証拠、厭われる元凶。
見つけられたくないのに手放せないもの。

ああ、だから、
彼の有様を好ましく思ったのかもしれない。
幸せではない顔を見れたから。]

(25) 2020/09/03(Thu) 02時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ


うう、
 

(26) 2020/09/03(Thu) 02時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

[話せばよかった、と思った。
話しても困らせるだけだったろうとも思った。

敵対する相手に対してみせたあの顔は、
彼が彼らしいと思えるものだった。

でもそれは、くらげだったんだろうか。

らしさとはなんだろうか。
彼が本当にくらげに寄生されていたとして、
くらげに寄生される前からかかわりを持っていたら、
なにかがわかったのだろうか。

シルクのいう、こころ。
やはりそれは難しいとも思っているけれど。

知ればよかったと思う後悔は、
もはやどうにもならない。]

(27) 2020/09/03(Thu) 02時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

[この後悔は、毎日している。

スプスプイ、
ヘリン、
トルドヴィン、

毎日しているのに、懲りず、また、
今日もしてしまった。

明日もするのだろうか、と思って、
明日がそもそもあるのだろうか、とも思った。]

(28) 2020/09/03(Thu) 02時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ


モナリザ、ミタシュ、
アーサー、

…シルク。

[この中に二人。アーサーは違う。
残りは、三人。]


[ミタシュの昨日の話を思い出す。
>>13>>14>>15)]

(29) 2020/09/03(Thu) 02時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

― 昨日、談話室 ―



概ね、似たような考えだ。

[ならない。きっと、というミタシュに覚えたのは共感だ。]


ひとりのくらげが残る方法は、
今、ミタシュが言った事だ。

彼らが全部を襲い尽くした後に「宇宙クラゲを退治した」と言い張る。

くらげが二人、いるときに、

 

(30) 2020/09/03(Thu) 02時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ


ああ、そうか。

くらげが誰かを捕食するのは、一晩に一人だが、
"こちらがくらげだと思う相手を殺す"のなら、
それは相手が何人でもいいわけだ。

[冷凍ポッドへの投票で、ひとりきりしか殺せないと思い込んでいたけれど、人をくらげと思わせるのならば、ここで直接、手にかけるのならば。]

(31) 2020/09/03(Thu) 02時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ


…あたまがいいな。

[そしてそれは彼女がきちんと考えたことの証明だ。
今日間違えれば、という言葉にも、頷いた。]


なるほど。
トルドヴィンの、言ったとおりか。

[彼女は思ったよりも強い、と。(>>4:82
その言葉がすとんと腑に落ちて、ミタシュを疑う気持ちが少し薄れる。
彼と彼に添う様子に少し、視線を置いた。]*

(32) 2020/09/03(Thu) 02時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

― 朝、自室 ―



[だとしたら、
…だとしたら、残りの二人。だろうか。


これ以上一人で考えていても仕方がない。
今日もシルクの提案に則って、談話室へと向かう。]

(33) 2020/09/03(Thu) 02時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

― 談話室 ―


[のそり、と姿を表す。

無言のまま、窓の傍で佇んで、
来訪者を待ち、来たならば都度視線を置くだろう。

もし、トルドヴィンがくらげに寄生されていなければ、
全員が集まる前に、くらげの捕食がはじまるのかもしれない。

そんな事を、想いながら。]*

(34) 2020/09/03(Thu) 02時半頃

鉱滓地区 ワクラバは、メモを貼った。

2020/09/03(Thu) 02時半頃


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 新製品 モナリザ

――まだ昨晩の談話室――

[シルク少年から疑問への返答>>4:177があれば、ヒューマノイドは軽く頷いてみせた。]

左様ですか。
――いえ、対象となる者は私を含めシルク様以外に5名、アーサー氏を除いても4名いる、と考えられましたので、2名に絞った上で断定されていた理由が何かお有りかと思いまして、お尋ねした次第です。

本日は時間が限られておりますので、よろしければ明日にでも、ワクラバ氏を除いた理由をお聞かせくださればと思います。

[もう、夜も差し迫った時間だ。
 生かすもの、その理由よりも、ひとりでも宇宙クラゲを選択することに注力しなくては。
 そう伝えて、ヒューマノイドは選択のための時間を取ろうとした。
 が。]

(35) 2020/09/03(Thu) 08時半頃

【人】 新製品 モナリザ

アーサー氏。
少々、よろしいでしょうか。

[談話室を出、自室に戻ろうとするアーサー氏がいれば、それを追うように談話室を出ていく。
 ヒューマノイドが自発的な行動をとった、非常に珍しい姿だった。]

(36) 2020/09/03(Thu) 08時半頃

【人】 新製品 モナリザ

[呼び止め、後を追いながらも、ヒューマノイドはすぐには本題に触れず。
 人気の少ない廊下に移ってから、ようやくスピーカーから音声が発せられる。]

『襲われた理由』について、ひとつ見落としがある可能性を想定しました。
誠に恐れながら、ヘリン女史のお話でなく、恐縮なのですが。

今朝、トルドヴィン氏に『今日もクラゲを見つけなければ全滅』と伺ってから、ずっと違和感を感じていたことがありました。
なぜ、スプスプイ様がたがあの日、襲われてしまったのか、についてです。

(37) 2020/09/03(Thu) 08時半頃

【人】 新製品 モナリザ

昨日、残人数は8名でした。
ひとりが追放され、ひとりが襲われる、その繰り返しとなるため、本日残ったのは6名でありました。

昨日はスプスプイ様がたの死亡により、コータ技師の報告に虚偽が発覚し、そのため追放の流れとなりました。
ですが、虚偽を発覚させず、情報が錯綜したままであれば、我々は8名の中からまたひとり、過ちを犯す可能性もありました。
そうして6名となるならば、3:3です。

(38) 2020/09/03(Thu) 09時頃

【人】 新製品 モナリザ

私はずっと、スプスプイ様がたが殺害された理由は、コータ技師を犠牲にしてでも、宇宙クラゲを見つける可能性を排除したいのだと思っていました。
ですが、敢えてコータ技師を犠牲にせずとも、ただ議論を惑わすだけで、ひとつの犠牲もなく宇宙クラゲは我々を蹂躙できたはずなのです。

であるにも関わらずスプスプイ様がたが襲撃を受けたのは、あの方がすでにもうひとり、宇宙クラゲを見つけていたからなのではないでしょうか。
可能性、ではなく、すでに確約されていた。

(39) 2020/09/03(Thu) 09時頃

【人】 新製品 モナリザ

あの晩、スプスプイ様がたはワクラバ氏に分隊を預けに行かれました。
翌朝分隊は死亡して見つかり、追ってスプスプイ様がた本隊の死亡が確認されています。

あの分隊が、本隊の死亡なくして死亡するはずだったものだとしたら。
スプスプイ様がたは、すでにふたつの宇宙クラゲを見つけた功績者です。
そうなることを避けたかったのではないかと、推測しました。

[遠回しではあるが、ワクラバ氏を強く疑う発言をアーサー氏に伝える。
 氏は、殺害理由について深く考えていた。
 ヒューマノイドは、宇宙クラゲの生態や思考に基づく推論を思考の基準としていた。
 互いにこの認識がある状態ならば、話を聞いてもらえるのではと思考した結果、アーサー氏にだけ伝えるという選択をとった。]

(40) 2020/09/03(Thu) 09時頃

【人】 新製品 モナリザ

お伝えしたかった件は、以上です。
また明日お会いできることを、お祈りしております。

[宇宙クラゲ殲滅において、アーサー氏の能力が貢献する部分は大きい。
 再び朝を迎えたいと祈りを述べ、ヒューマノイドは自室へと道を違えた**

(41) 2020/09/03(Thu) 09時半頃

新製品 モナリザは、メモを貼った。

2020/09/03(Thu) 09時半頃


メモを貼った。


【人】 竜騎兵 アーサー

─ 昨晩 : 談話室 ─

[ しばらくは黙って話を聞くに留まっていた
ワクラバの言葉に>>4:165 ]

 …、分からんな。
 今日クラゲを追放しても
 それで追求の手を緩めるような我々ではないだろう?

[ ワクラバの考え>>4:106を聞いていないから
言葉の意味は上手く伝わらなかったようだ

その後ミタシュの返答に答えたワクラバの答え>>6を聞いて ]

(42) 2020/09/03(Thu) 15時半頃

【人】 竜騎兵 アーサー

 
 なるほどな。今日追放出来なければ捕食が始まり宇宙人は全滅する。…残った人が宇宙クラゲだ、と。

[ 首を傾げて ]

(43) 2020/09/03(Thu) 15時半頃

【人】 竜騎兵 アーサー

 残った二匹は、港に到着した後に
 "ソランジュ"、"コータ"、今日追放した者。
 その3人が寄生されていた、と主張することで
 生き残れる可能性がある。

 生きてる間でも、死んだ後でも…
 彼らが宇宙クラゲに寄生された何かしらの証拠を見つけたのだ、と。どうせ真実を伝える者など残ってはおらぬのだからな

[ その状況になれば自分も残ってはいまい。
それを怖いと思う段階は通り過ぎていた

正確な事を言えば、港につけば乗客は全員検査されそこで宇宙クラゲは発見される>>0:#0。…のだが知らされていないことは知りようが無かった

提示されていたデータは言葉通りに受け取っていたため
「同数になれば捕食が始まる」点に疑問は挟まなかった

結局ワクラバ>>30やミタシュ>>14と似たような考えに至っただろうか ]

(44) 2020/09/03(Thu) 15時半頃

【人】 竜騎兵 アーサー


 やる事は何は一つだけ。
 残る二匹を見つけて、追放する。
 生き残れるのはどちらか一方だけだ。

[ クラゲが人を襲わない事が出来るなら。
話し合いの道を取れるならば。
…選びたかったのはそちらの道だ。

きっとそれは望めないのだろう、と。寂し気に笑った ]

(45) 2020/09/03(Thu) 15時半頃

【人】 竜騎兵 アーサー

─ 昨晩 : → 自室 ─

  ああ、良いが。

[ 呼び止められ>>36不思議に思いつつも人気の無い場所までついて行った ]

 何故スプスプイが襲われたか、か。
 確かに、あの日スプスプイが襲われなければ
 コータの寄生されていた事実が明るみになる事は無かった。

 確固とした情報など無い中で
 結託した3匹のクラゲが議論を誘導出来たとするならば…

[ 確かに、蹂躙されていた可能性がある ]

 なるほどな。
 それは、スプスプイを襲撃する確固たる理由になるだろう。

[ しばらく考えて ]

(46) 2020/09/03(Thu) 15時半頃

【人】 竜騎兵 アーサー


 話してくれて、ありがとう。
 ちゃんと考えてみるよ

[ ここまで来たのだから、鵜呑みにしては、きっとダメだ。
でも新しい視点からの意見をくれる事は純粋に嬉しかった

礼を言って自室に戻っただろう*]

(47) 2020/09/03(Thu) 15時半頃

竜騎兵 アーサーは、メモを貼った。

2020/09/03(Thu) 15時半頃


アーサーは、>>44 >>1:#0に訂正

2020/09/03(Thu) 16時頃


【人】 竜騎兵 アーサー

─ 夜 ─
[ これで3度目だ。

追放された者を詰めたポッドが船から離れた頃>>#1
淡い光の中で猫は再び虚空を見つめていた。
ガラス玉のような瞳の中にはクラゲの触手に囚われたトルドヴィンの姿が映りこんでいた ]

 トルドヴィン。

[ それだけを呟いて悲し気に目を伏せた
彼は実際にはそこには居ないだろう。
その事を知りつつも話しかけずにはいられなかった

いや、悲し気な顔をする資格など、自分には無い。
彼が寄生されていると考え、そして投票した。自分は手を下した一人だ ]

(48) 2020/09/03(Thu) 18時半頃

【人】 竜騎兵 アーサー

─ 夜 ─
[ これで3度目だ。

追放された者を詰めたポッドが船から離れた頃>>#1
淡い光の中で猫は再び虚空を見つめていた。
ガラス玉のような瞳の中にはクラゲの触手に囚われたトルドヴィンの姿が映りこんでいた ]

 トルドヴィン。

[ それだけを呟いて悲し気に目を伏せた
彼は実際にはそこには居ないだろう。
その事を知りつつも話しかけずにはいられなかった

いや、悲し気な顔をする資格など、自分には無い。
彼が寄生されていると考え、そして投票した。自分は手を下した一人だ ]

(49) 2020/09/03(Thu) 18時半頃

【人】 竜騎兵 アーサー


 吾輩は、生きるよ。
 クラゲを殺すために。

 …寄生された者を救うために。


[ だからちょっぴり長い瞬きの後にはその色は消え
続いたのはクラゲに対する静かな宣戦布告

それは" 再び "自分の元から助手を奪っていった
宇宙クラゲに対する怒りを込めて。

実現できるか?そんな事は知らない。
途方もない夢物語であろうと言い続けたなら現実に。
…そんな言霊を信じている ]

(50) 2020/09/03(Thu) 18時半頃

【人】 竜騎兵 アーサー


 おやすみ。トルドヴィン。

[ 敬愛なる助手へ。
せめて安らかに眠れますように ]

(51) 2020/09/03(Thu) 18時半頃

【人】 竜騎兵 アーサー

─ 翌朝 : → 談話室 ─

[ 再び夜が明ける。まだ、生きていた

ほっと息を吐いて、そして最後の話し合いに出かける。
泣いても笑っても今日で終わり
望むのは悔い無き選択だ ]


  ッ、シルク!

[ 談話室を目指す道中、シルクの部屋から
掃除ロボットが出て行ったのを見た

慌てて部屋に駆け込めばそこはもぬけの殻で
耳に痛い程の静けさが今日の犠牲者の存在を教えていた ]

(52) 2020/09/03(Thu) 18時半頃

【人】 竜騎兵 アーサー

  …、シルクめ、man-juの知恵が遠のいたではないか

[ 信じた者は、再びその命を散らした

不安と寄る辺なさの中で立ち続けるためにはそんな強がりを言う事しか出来なかった。浮かべる表情はきっと泣き笑い ]

  お前は、きっと。
  立ち止まることを望まないのだろうな

[ 生まれも、育ちも、全く違う二人だった
それでも"分からないことは同じ"と。似たものを見た時には嬉しくて。

辛い状況の中でも前に進もうとするシルクを信頼していた ]

(53) 2020/09/03(Thu) 18時半頃

【人】 竜騎兵 アーサー


  …行ってくるよ。

[ 今日に至るまでに何人もの命が失われた

皆の総意により宇宙クラゲを2人追放した。
コータの先輩を含め4人の命が宇宙クラゲによって奪われた。

立ち止まる事は、目を閉ざす事は、許されない
そうして踵を返して小さな猫の影は談話室の方へ消えていった ]

(54) 2020/09/03(Thu) 18時半頃

【人】 竜騎兵 アーサー

─ 談話室 ─

  おはよう、ワクラバ。

[ 窓際に居たワクラバ>>34に声を掛けた
他の人が来たなら同じく挨拶をしただろう

そして皆が談話室に揃った後に口を開く ]

(55) 2020/09/03(Thu) 18時半頃

【人】 竜騎兵 アーサー



 今日を迎えたから皆分かっているかもしれないが…
 トルドヴィンはクラゲに寄生されておった。

 残りは一匹だ

[ 皆の顔を見渡しながら
伝えるのは、そんな簡潔な事実だ ]


 …そして、今晩襲われたのはシルクだろうな。
 シルクの部屋には掃除ロボットが入って
 綺麗に片付けられていた。

 気になるならば、見てきたら良いだろう

[ 感情を殺した声で見たものを伝えた** ]

(56) 2020/09/03(Thu) 18時半頃

竜騎兵 アーサーは、メモを貼った。

2020/09/03(Thu) 18時半頃


【人】 鉱滓地区 ワクラバ

― 昨夜、談話室 ―

[昨日のアーサーの意見も、沈黙を交えながら
なるほど、と聞いていた。

ミタシュもアーサーも、
三人食べた時点で食べるのをやめ偽ればいい。
けれど提示されたデータ上そうはならないだろう。
と答えた。

モナリザは、
食べるのをやめるのは同じだが、
そのまま票操作をされるのがこわい。
データを鵜呑みにはしない。
と答えた。]

(57) 2020/09/03(Thu) 20時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

[モナリザが言ったように、
それがヒューマノイドの、モナリザの特性ならば、
それはそうなのだろう。

だが、…。 もう少し、考えを纏めたい。

生き残れるのはどちらか一方だけ。(>>45
その言葉を聞いて特に長く視線を置いた。]


… そうだな。

[そうして、呟く。
これは昨日の談話室での一件だ。]*

(58) 2020/09/03(Thu) 20時半頃

― 回想・夜が明ける前の談話室 ―

[ モナリザの説明を受け、彼女の疑問に合点がいく。
前提が知らないからこその問いは、状況を情報から導く彼女に見合うものだ。
つまり、"そこ"にモナリザ自身も該当することを彼女は知らない。触れる勇気が出ないまま、頷く。]

 わかっ 、た。

[ 叶うなら、言葉を尽くしたかった。
結論はまだ出ていない。それはモナリザと交わした言葉もまた、少ないからだ。
しかし四桁の数字は既に終わりを示しつつある。己の"足"では、もう進まねば間に合わない。
――今日もまた、終わりの夜が訪れる。]

 はな し、 を しよ、 う。

[ 明日の話をする。数日前までなら己と同じくらい軽かった言葉が、今は腰から繋がる枷より重かった。
それでも願うように頷きを返し、窓に手をつく。押し出した勢いで、皆のいる部屋の外へと前進を始めた。]


[ 無言で佇むアーサーがいた。
モナリザは、アーサーに話しかけていた。

浮きかけた手を戻すトルドウィンの姿があった。
手の先にいたミタシュは、トルドウィンを見送った。

周囲を見ているワクラバが、緩く瞬いていた。


            すべてが瞳の中を流れて行く。
              留まることは、できない。]


[ これまでもそうだったことが、
これからもそうであるというだけの話だ。
視線はいつも下を向き、先を行く皆の背を見る。
止まることを助けてくれた腕も、もうない。


 誰かの隣人であることが許されないのは、
 既に理解していたことだった。


ただひとつ、
ラックの上にあるコーヒーにだけ手を伸ばして部屋を出た。
何か言おうと思って振り返ったが、
狭い喉に言葉が押し寄せて、何ひとつ音にできなかった。]*


[ 約束を交わした。

ひとつ。周りに優しくすること。
ひとつ。命を大切にすること。
ひとつ。ながく、誰かの傍にいないこと。

はじまりの日から数年が過ぎた。
見送りに並んだ皆の頭には、己に似た白が目立っていた。]


 
 
             [ 優しさの中で生きている。]


【人】 鉱滓地区 ワクラバ

― 朝、談話室 ―

[やってきた猫の姿が見え、視線を置く。
挨拶に少しだけ目を細めた。

良かった、と思う。
彼が生きている事は素直に喜ばしい。
色々な意味で、だが。

他の誰かが来ても、視線を置く。
―――…、
… 姿が、見えない。と思った。]

(59) 2020/09/03(Thu) 21時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

[解っているかもしれない、と言われた。
確かにこの状況ではじまらないとなると、
そうなのだろうと思う。

トルドヴィンを思い出す。
瞑目は、出来るようにできていなかった。

が、

まだ、見えない姿がある。]

(60) 2020/09/03(Thu) 21時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

[本当は、予想はついていたのだ。
この時点で。
姿が見えないのだから。
そうだとしか思えないだろう。

部屋を見に行かなくても、
ロボットの出入りを見なくても、

解る。解っていたはずだ。なのに、]

(61) 2020/09/03(Thu) 21時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

[その言葉を聞いた時、(>>56
少し大きめに、目を見開いた。]



……

………


[そうして、無言で談話室を出る。
いつもどおり、のそりとした動きで。

後について来る者がいても気にしないが、
恐らく返事は何一つ返さないだろう。
つまり、気にしない、ではなく気にできないという状況だった。]

(62) 2020/09/03(Thu) 21時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

[機械音だ、機械音がする。

けれど、それよりも大きく、
呼吸音と心臓の音が聞こえた。

煩かった機械音よりも、
どうして、解っている、


 みててと いっただろう、

逸っても身体の挙動はいつも通りだ。
のそりとしか動けない。もどかしい。]

(63) 2020/09/03(Thu) 21時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

― シルクの部屋 ―


[辿り着き、扉を開けた。
そこには何もなかった。]


おい。
…いないのか。


[返事は当たり前のようにない。]

(64) 2020/09/03(Thu) 21時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ



あさにあつまるていあんをしたのは
おまえだろう。

[返事は当たり前のように、ない。]

(65) 2020/09/03(Thu) 21時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ


―――、、 


[ハァ、と大きく深呼吸をした。
シュー、というマスクの音が聞こえた。]


[フーッ フーッ フーッ]


[呼吸は、肩まで伝わる。
その後、大きく はぁあっ…、と息を吐いて、
ごくんと何かを呑みこむようにして、

漸く呼吸を落ち着けた。]

(66) 2020/09/03(Thu) 21時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ


…みれないところへ いって、
どうする。

[絞り出したのはその一言だ。]



どうする。



おれより、おまえが、
いきのこるべきだったろう。


[視線を下に向ける。
シルクと話すときは、いつも視線を上に向けていたのに。
この体躯で見上げるのは、シルクと話す時だけだった。]

(67) 2020/09/03(Thu) 21時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ



どうして、おまえまで、


――…

[だから、視線を上にあげた。
気体だったな、と思う。
ちょんとふれられた挨拶を思い出す。]

(68) 2020/09/03(Thu) 21時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ



[呼吸をもう一度、落ち着けた。
そうして、暫くは沈黙で過ごし、
少し時間が経った頃に、談話室へと戻るだろう。]*

(69) 2020/09/03(Thu) 21時頃

鉱滓地区 ワクラバは、メモを貼った。

2020/09/03(Thu) 21時頃


精留醸造 ミタシュは、メモを貼った。

2020/09/03(Thu) 21時半頃


― 回想・夜が訪れる前の自室 ―

[ ひとつ目のドアを開いた。スライドした先の空間に身体を滑り込ませる。
ふたつ目のドアを開けることはせず、壁へ背を押し当てるように腕を弾いた。背後のジェットパックが軋むような音を立てる。
ひとつ目のドアが閉じて廊下の光が遮られても、手元を見失うことはない。]

 ……。

[ フェイスカバーを外した。
辺りの空気が微かに濁り、甘酸っぱい匂いが広がった……はずだ。己にとっては空気が晴れ、匂いが薄まるだけの行為。
縁の汚れたカップに視線を落とす。]

 たし か、 に うす 、い ね。

[ 口に含んだそれは、一絞りの蜜の甘さが際立っていた。コーヒー本来の苦味がどこか遠くに感じる。
確かに飲みやすくはあると、数度、カップを傾けた。]


[ 蜜を持っていなかったら、どうしてと問えただろう。
淹れたコーヒーがとびきり濃かったら、反応の多寡が理由になったかもしれない。
しかし、どちらもそうではなかった。

だからトルドウィンに問われた時、他の誰かを理由にすることしかできなかった
彼の閉じられた目を思い、己もまた目を閉じた。
その傍らにはやはり、小柄な少女の姿が見える。]

 …… ぼく、 は、 
 はなれた く なかっ、 た よ。

[ 小さな空間に溢れたのは、誰にも届くことのない思いだ。

家族だった。
形も、知識も、何もかも。多くのことを教えてくれた。
何もできない無力な己だけど、このまま研究が進んだら何か力になれるかもしれないと思っていた。

なりたいと思っていた――なりたかった。]


 
 ……。

[ 無言が満ちる。
少女を信じると言った時の表情を思い、終ぞ伸ばしきられることのなかった黒い腕を思った。


  …――大切な者の傍にいないのは、
     そうできない理由があるからだ。


あの時、己はそう、思ったのだ。]


[ コータと話して、
コータがコータのまま、コータでなくなったことを知った。
その上で、境界線が曖昧であるとも思った

宇宙クラゲは狡猾なのだと言う。
意識は完全に乗っ取られ、元には戻らないらしい。
先人たちが鳴らす警鐘を疑うつもりは欠片もない。

――託されたことが、ある。
――溢れた無念があった。
答えが出た後のことだ。
あの時、彼を以前のコータだと信じる者はいなかった。

狡猾な宇宙クラゲの偽装だろう。それで済む話だ。
けれど、もしも。
もしも、すべてを奪われた上で、元の人格が僅かでも宇宙クラゲ自身に影響を及ぼすとするのなら。

理由は、理由たり得るはずだ。]


【人】 精留醸造 ミタシュ

─ 談話室 ─

[わたしが談話室に向かったのは、きっといつもより早かった。足取り早く、談話室へと向かう。

胸元には薄荷さんとMan-juの包み紙。
そして手にはシュガーキャンディ。
昨日お兄さんに約束した、色とりどりのキャンディを抱えて談話室へと向かう。]


おにい、さん?


[わたしはまだ、メッセージ>>#0を見ていない。
見るより早く、彼を探してここに来てしまった。

予感はある。ひどく不吉な予感が。
それでも顔が見られたなら、そして皆が無事なら不安は晴れてしまうはずだから。そんな儚い希望を抱いてわたしは談話室へと急いだ。

無情なメッセージを、予感、していたのに。]

(70) 2020/09/03(Thu) 22時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ



 … おにいさん、 どこ?
 

(71) 2020/09/03(Thu) 22時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ






……………………… そん な、


[彼を探したわたしの目に、モニターと文字が映される。
ばら…、と。音を立てて色とりどりのキャンディが床に散らばった。わたしの目は、残酷なメッセージに釘付けになるばかり。

ポッドは見ていない、見れなかった。
わたしの神経は別のところに集中をしていたから。
気を散らしては、”彼”を死なせてしまうかもしれない。

そんな、ことも。
全ては無駄であったのだけれど。]

(72) 2020/09/03(Thu) 22時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ



おにい、さん……っ!!!


[ああ。そうなんだろう。
彼はきっと、宇宙クラゲに寄生されていたんだろう。

こうして、人々が集まれているのがその証左。
分かっていた。
わたしが口にし損ねた、3つめの名前。>>4:77
それはお兄さんの名前じゃなかった。
消去法で、わたしは彼を疑っていたんだろう。それでも。

お兄さんに票は入れなかった。入れられなかった。
情、が。邪魔をしたのかも知れない。]

(73) 2020/09/03(Thu) 22時頃

[ それを誰かの前で口にすることは、
……どうしても、できなかったけれど。

今もそれが真実だなんて半分も信じていない。
それでも新たに生まれた疑念は、確かに空っぽの胸へ巣食っている。

いつの間にか、カップは空になっていた。
無言でふたつ目の扉を開くと、重力のない世界へ戻った。
五度目のコーヒーは、甘くて苦い。]*


【人】 精留醸造 ミタシュ





……─────、シルクさん。


[それから。どれくらい経っていたんだろう。
猫さんの声>>56に、ゆっくりとそちらに顔を向けた。

わたしの頬に涙の伝った跡はない。
ただ、声からは感情が抜け落ちてた。]

(74) 2020/09/03(Thu) 22時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ





            … シルク、さん。



[ああ。やっぱりわたしは、なにも出来なかった。]

(75) 2020/09/03(Thu) 22時頃


[ 誰かのくれた水色の方が、甘いと思った。]*
 


【人】 精留醸造 ミタシュ

[ワクラバさんが部屋を出ていく。>>62
わたしはそれを、どこか呆然とした面持ちで見送っていた。

ぼんやりと、椅子に座っている。
足元には転がったシュガーキャンディ、色とりどりの欠片は床に砕けて。]


……、…


[涙は流れてくれやしない。
わたしは、無言のまま手で顔を覆った。*]

(76) 2020/09/03(Thu) 22時頃

メモを貼った。


【人】 新製品 モナリザ



[いったい、どれくらいだろうか。]

 

(77) 2020/09/03(Thu) 22時半頃

【人】 新製品 モナリザ

[朝を迎えてヒューマノイドは、そう思考していた。
 求めているものは、この船が無事に宇宙クラゲの恐怖から解き放たれ、穏やかに次の港に降りられる確率である。
 それは、自身の生存確率にもつながる。

 今日を乗り越えなければ、明日はない。
 それは昨日と同じことに思えて、このヒューマノイド・モナリザにとっては、やや意味が異なっていた。]

(78) 2020/09/03(Thu) 22時半頃

【人】 新製品 モナリザ

[だが、立ち止まっていても仕方ない。
 集まるというのが取り決めになっている。
 脚部ホイールを回して、するすると廊下を進む。]

(79) 2020/09/03(Thu) 22時半頃

【人】 新製品 モナリザ

――談話室――

[出ていくワクラバ氏とすれ違う。
 何を、と一瞬ホイールを止めたが、用件は近日の捜索隊と同様だろう。
 談話室に集い、誰が、と確かめる。

 そこにいたのは、アーサー氏。ミタシュ嬢。
 そして今出ていったワクラバ氏と、自分自身。
 欠けているのは、]

シルク、様、ですか。

(80) 2020/09/03(Thu) 22時半頃

新製品 モナリザは、メモを貼った。

2020/09/03(Thu) 23時頃


【人】 鉱滓地区 ワクラバ

― シルクの部屋→ ―

[行きがけにすれ違ったモナリザの方は見なかった。
視線を送る余裕もなかったためだ。


――― 暫くの時間の後、呼吸を落ち着ける。
機械音が、脳内へ戻ってきた。
昨日と変わらぬ自分の様子だ。

のそり、と動き出す。
談話室へと戻る足取りは、来た時よりものっそりとしていた。]*

(81) 2020/09/03(Thu) 23時頃

鉱滓地区 ワクラバは、メモを貼った。

2020/09/03(Thu) 23時頃


メモを貼った。


【人】 竜騎兵 アーサー

[ ゆっくりとした動きでワクラバが談話室を出て行った>>62のを無言で見送った。追う事はしない、できない

...と、何か軽い物が床に転がり落ちる音>>72が聞こえ、振り向けばモニターを見つめる幼い少女がいた ]


  …ミタシュ

[ 立ち尽くす彼女に何と声を掛けて良いのか分からなかった。我々は皆、失うものが多すぎた

床の上で砕けた色とりどりの宝石の色を瞳の中に移しこみながら続けた ]

(82) 2020/09/03(Thu) 23時頃

【人】 竜騎兵 アーサー

  …。
  おはよう。生きててくれて良かったよ。

[ そんな気分ではない事くらい分かっている

慰めるなんて器用な真似は出来なかったから
ただ今言える事だけを言った

少女が悲しむ姿を見るのは、苦しい
死を悼み、スプスプイやヘリンの思い出を胸に抱く少女。
例え情に過ぎないものだとしても、今言った事は本心であると悟る。

隣の椅子にひらり、飛び乗った。そこから膝の上に移ろうとちらりと見上げる

避けられたなら、そのまま椅子の上で丸くなった* ]

(83) 2020/09/03(Thu) 23時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

─ 談話室 ─

[ふと。意識が呼び戻されたのは、再び猫さんの声が聞こえたせい。
小さな姿がこちらを見上げて、何か優しい言葉を紡いでる。>>83

声の調子が優しくて穏やかで、わたしはまた泣きそうになってしまった。泣くことなんて、出来ないくせに。]


う 、ん。 …猫さん、も。


[ひょいと小さな温もりが膝の上に飛び乗ってくる。
それに、わたしは温もりのない掌を添えた。
柔らかな毛並みを緩やかに指の間に梳いて。]

(84) 2020/09/03(Thu) 23時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

あの、ね。 わたし。
猫さんにも 、ぶじで、居て欲しかったの。


 ─── ゆ め。


叶えて、くれるんでしょう?
だから…ね。

[冷凍ポッドに乗せられて、送り出されて行ってしまった人たち。
広大無限の宇宙空間に、なんの装置もないまま送り出されたそれらは死と同義だろう。

それでも。…それでも、もし。
────もしも奇跡を願えるならば。]

(85) 2020/09/03(Thu) 23時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

わたしは、猫さんの無事を願ったの。 ずっと。
クラゲさんに襲われることのないように。

わたし、夜に見張っていたの。
…もしも猫さんが襲われるなら、絶対に守るんだって。

[突拍子もない話だろう。
それはいつぞやの、お兄さんに向けた話にも似て。
信じられたいわけじゃない。感謝されたいわけでもない。…ただ。]


だから、……ね。
わたしも、猫さんが、生きていてくれて嬉しい。

(86) 2020/09/03(Thu) 23時半頃

【人】 新製品 モナリザ

[昨夜、朝が来たら話を聞きたいと言って別れたシルク少年は、命を絶たれてしまった。
 この少ない人数だ、充分にあり得る可能性だったのに、それを考慮しきれなかった。
 時間がなくとも、話を聞いておくべきだった。対話不足による後悔は避けなければならないと、そう考えていたはずなのに。

 シルク少年の名を出してから、ヒューマノイドは大変に混乱していた。]

(87) 2020/09/04(Fri) 00時頃

【人】 新製品 モナリザ

足りない。

[独り言つように、ぽつと呟いた。
 それは時間か、情報か。否、すべてだ。

 その発声にいずれか談話室の面々が反応するなら、ヒューマノイドは話を続けた。]

私は、シルク様への寄生の可能性をやや強く見ておりました。
宇宙クラゲの特性上、寄生先に選んだ可能性があると考えてのことです。

ですが、シルク様はここにいらっしゃらない。
つまり、宇宙クラゲではありませんでした。

(88) 2020/09/04(Fri) 00時頃

【人】 新製品 モナリザ

私がシルク様に懸念を抱くきっかけとなったのが、トルドヴィン様のお言葉でした。
彼は冷静に場を見極め、宇宙クラゲの特性から規制先を探そうとしておられるように見えました。

ですが、今朝、私たちはこうして集まることができています。
私の昨晩の推論のように、まだその時ではないと判断されているだけ、という可能性もありますが、概ねトルドヴィン氏が寄生されていたと考えられる状況です。

判断上、正と見た方が宇宙クラゲで、宇宙クラゲを疑った方が犠牲になりました。
私は非常に混乱し、自身の判断の正確性に不安を覚えています。

(89) 2020/09/04(Fri) 00時頃

【人】 新製品 モナリザ

どうすれば……一体どうすればよいのでしょう。
私は、私自身の決定に従っていてよいのでしょうか?

[これはバグだ。想定外挙動だ。
 データの信憑性を見誤った。判断基準の正当性が下がっている。
 しかし演算をはじめからやり直すだけの時間も情報も、足りない*]

(90) 2020/09/04(Fri) 00時頃

【人】 竜騎兵 アーサー

[ ミタシュの膝の上>>84にひょいと飛び乗りくるんと丸くなった
撫でてくれる指がひどく優しかったものだから、張り詰めていたものがふっと解けて何だか泣きそうになってしまった

ぐるぐると、響く音の正体を猫は知らなかった ]

 ああ、必ず叶えるさ。
 吾輩は天才だからな

[ 何度繰り返したか分からないその言葉をいやに自身満々にミタシュに>>85言い放って傲岸に笑った

自分が決して天才では無いこと。
冷凍ポッドで送り出した人々を救うことが難しい事。
宇宙クラゲに対する宣戦布告がひどく無謀である事。

…自分がよく分かっていた。

それでも望む未来を見失わないため。猫は何度でも口にする ]

(91) 2020/09/04(Fri) 00時頃

【人】 竜騎兵 アーサー


 っ!そんな、危険なっ…
 見張っている姿を見られたら
 ミタシュが襲われる危険だってあるのだぞ

[ ミタシュが守ってくれていた>>86という話を聞き目を大きく見開いた

知らなかった。
小さな少女が自分を信じて守ってくれていた事を。

知らなかった。
…か弱く見えた少女の心はとても強かった事を。

同時に思う。誰かの…ミタシュの護りが無ければもっと早くに命を落としていた可能性を。
続く言葉にくしゃり、顔を歪めた *]

(92) 2020/09/04(Fri) 00時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

― 談話室 ―

[のそりと戻ってくる。
そこには残りの三人が揃っていた。]



……

[ゆっくりと見渡す。
それはいつもと同じ様子だった。]

(93) 2020/09/04(Fri) 00時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ




[たりない、とモナリザが言うのが聞こえた。]


なにがだ。

[短く訊ねる。
そうして続けられた言葉の数々を、
ただじいっと聞いている。]

(94) 2020/09/04(Fri) 00時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ


考えた事が、正しいなんて、
保障はどこにもない。

…俺も昨日は、
シルクを疑っていた。

[でも、違った。違うと信じる前に、判断する前に、
どうしようもない形で真実を前に引きずり出された今。

この中に犯人がいるのは明確だ。
だけどもそこに憎しみが行くわけではない。
この状況を良くはないと思っているが、
弱肉強食のくらげの習性を責めるつもりもなかった。

くらげに思うのは、ずっと同じだ。
災難だったな。この船に乗らなければ。]

(95) 2020/09/04(Fri) 00時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ


判断の、正確性なんて、
きっとだれも、もっていない。
もっていなかった。

昨日までいた、誰もが。
今日いる、誰もが。

確実な事を知っているのは、
くらげだけだ。
 

(96) 2020/09/04(Fri) 00時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ


そして、
…くらげに頼れるわけでもない。

[そうだろう、とモナリザへ向け言って、]

じゃあ、逆に。
そうだな。

誰の判断になら、
まかせてもいいとおもうんだ?

[そう訊ねる。]*

(97) 2020/09/04(Fri) 00時半頃

鉱滓地区 ワクラバは、メモを貼った。

2020/09/04(Fri) 00時半頃


竜騎兵 アーサーは、メモを貼った。

2020/09/04(Fri) 01時頃


精留醸造 ミタシュは、メモを貼った。

2020/09/04(Fri) 01時頃


【人】 新製品 モナリザ

……ありがとう、ございます。
お恥ずかしいところをお見せしました。

[ほつほつと紡ぎだされる声に、自身の狼狽が落ち着いていく。]

貴方も、シルク様を。
真実を知っているのは、くらげだけ……

[頂いた情報を、整理するだけでも時間がかかる。
 いくつか、並べるように復唱した。]

(98) 2020/09/04(Fri) 01時頃

【人】 新製品 モナリザ

どなたなら頼れるか、という発言を、どなたなら宇宙クラゲに寄生されていないか、という問いとほぼ同一と判断させていただきます。

そうした観点であれば、今一番に信頼度が高いのは、アーサー氏です。
アーサー氏は宇宙クラゲに感染された方がポッドで射出された場合、その判断を下すことが出来る、稀有なお力の持ち主です。

(99) 2020/09/04(Fri) 01時頃

【人】 新製品 モナリザ

実際、私は昨日、アーサー氏より、トルドヴィン氏への疑いを聴取しました。
それにより、私は昨日シルク様の名を挙げることはせず、別の方を選びました。
トルドヴィン氏の冷静さは評価されるべきものでしたが、実際本日我々がこうして集えたことを鑑みても、アーサー氏の判断は正しかったと言わざるを得ません。

[昨夜の投票結果を、ワクラバは確認したろうか。
 トルドヴィン氏でも、モナリザ自身でも、無論シルク少年でもない投票先とは、誰か*]

(100) 2020/09/04(Fri) 01時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

はずかしい、と思うんだな。
ヒューマノイドでも。

[感情はあるか、という問いに、(>>12
感情はない、と答えたのは昨夜の話だ。]

今の様子も、
まるで、感情があるかのように思える。

[内に入れた情報を時間をかけて整理する様子は、
自分にも覚えがあり少しの親近感だ。今更だが。]

スプスプイがいなくなったから、
誰がそうなのか、を調べるすべも、
なくなったしな…。

[そのスプスプイですら調べるまでは解らなかっただろう。
やはり知るのはくらげだけなのだ。]

(101) 2020/09/04(Fri) 01時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ




[アーサーについて聞く。
くらげではない相手が=になるのは納得できることだったため、小さく頷いた。]

アーサーは、そうだな。
俺も、疑っていない。

[昨日の話は初耳だった。
自分が帰った後の話だろう。
猫の方へと視線を向けた。
必然的にミタシュも視界に入る。]

(102) 2020/09/04(Fri) 01時半頃

新製品 モナリザは、メモを貼った。

2020/09/04(Fri) 01時半頃


【人】 鉱滓地区 ワクラバ


… だとしたら、ますます、
アーサーへの疑いはなくなるな。

あの状況で、くらげの仲間が
トルドヴィンを選ぶ理由はない。

あいつをくらげじゃないと信じていたのなら、
おまえの行動にも、頷ける。

[投票結果の内訳は公表されていない。
示されるのは追放者の名前だけだ。(>>3:#0)]


…俺が選んだ名前も、トルドヴィンだ。
全員、誰を選んだか、公表してみるか?

[そういうと、その場にいる全員を見渡した。]*

(103) 2020/09/04(Fri) 01時半頃

鉱滓地区 ワクラバは、メモを貼った。

2020/09/04(Fri) 01時半頃


― 回想・夜の迫る自室 ―

[ トルドウィンの言う、ミタシュの強さを己は知らない。
それが宇宙クラゲすら圧倒するものなのか、あるいは限られた未来をこじ開けられるようなものなのか。
彼女のまっすぐな優しさを信じると決めた以上、今、それ以上を知る時間はなかったし、"強いこと"と"傍にいないこと"が己の中では上手く繋がらなかった。]

 ふ、う。

[ 外部作業服を流用した装備を規定の位置に固定すると、内側からずるりと身体を抜き落とす。のっぺりとした白が宙空へと躍り出た。
身体には何もなかった。頭の先ほど濃く、足の先ほど薄い。
作業服の縁を蹴り、モニターの前へ向かった。]

 ……。

[ 無機質に並ぶ名前のひとつに触れる。
結局、正しい音を紡ぐことはできなかったなと思った。
そしてどんな未来へ転ぶにしろ、もう彼の前で彼の名を呼ぶことはできないのだろう、とも。

選択を終えた指を離し、宙へ身を投げ出す。
白に似た髪が、視界の端で揺らめいていた。]


[ 小惑星SIL33999222上のガスに含まれる不明な構成要素の特性が分かったのは、研究から数年が経ってからのことだった。

はじまりは、一本の白い髪だった。
ここにいる誰よりも若い研究員は、己によく絵の描かれた本を見せてくれたヒトだった。]

『 可燃性、なし。支燃性、極微弱。
  毒性、極々微弱。構成要素、不明物質数点。

  ――不明物質の一部に、
  細胞の分裂暴走を引き起こす成分の含有を確認。

  小惑星SIL33999222内での調査を一時休止する。』

[ 数年を共にした研究員たちの被害は軽微だった。
結果に対する必要摂取量が膨大すぎるのだと言う。
少なくとも数年単位、一定以上の濃度を恒常的に摂取してはじめて影響が出るらしい。
だから安心していいと笑ってくれた”たいちょう”たちは、透明な壁の向こうにいた。

――あの時から、己と誰かの間には一枚の隔りがある。]


[ 害と呼ぶにはあまりにも脆弱で、
だからこそ何かへ役立てることもできないまま。
僅かに不快を与えるだけの、意味もない霞のようなもの。

”かたち”が少しでも違えば、隣人になりえなかった。

我々は、そういう存在だ。]


[ ……ということになっている。今のところは。
浮遊種は発見が遅れたこともあり、未だ研究途中の種族。
それが正しいかどうかを断言することは、誰にもできない。

それでも、研究に協力していた同胞の中には、
形を手放して星(はは)の虚(はら)にかえる者もいた。
己のように形を残す者もいたが、以前より姿はどこか朧だ。

  し ぬ
 形を失うのは嫌だった。
 でも、皆に迷惑をかけたくもなかった。

重力下での生活実験を提案したのは己で、
それを受け入れて準備を整えてくれたのが彼らだ。
随分と無茶を言ったと思う。

それなのに課せられたのは、ただ、生きること
元気でいてくれたらそれでいいと、皆は言う。
己に似た白が僅かに増えた頭で、そんなことを言うのだ。
研究者なのに。しっかりしてよ。]


[ 新しい研究所は、辺境の星の端にある。
常駐する研究員は新しく配属される己だけだ。
実験という名目上、経過報告、観察の目はあるが、
基本的にこれからはひとりで生きていかねばならなくなる。

己を知る為に母星を旅立った。
今は、もっと自分のことを知りたいと思う。
誰かの隣人となれる道を、探す為に。
いつか彼らの元へ、帰る為に。

――宇宙船サルバシオン。
これは俯くことができず、前にしか進めない己にとって、
救いの旅路なのだ。]


 
 
             [ 優しさの中で生きていた。]*


― 回想・終わりの夜に ―

[ ――嗚呼、己は死ぬのだ、と。

理解した瞬間、足下から自壊が始まった。
ぐずぐずと崩れる形は、やがて肉色のガスへ戻っていく。
もし喰らった者が未だその場にいるのなら、身体によっては痺れを覚えたかもしれない。
意味のない者にとっては、ただ視界を阻害するだけの靄でしかないけれど。]

 ……。

[ 死にたくないなあと思った。
思ったから口にするつもりだったのに、喉からはガスの漏れる音と甘酸っぱい匂いしかしなかった。
拙い口は、自壊する前に役立たずになってしまったようだ。
言葉も、悲鳴も、溢れない。]


[ 小さく呟かれた夢へ、
あの時と同じ根拠のないいつかを贈りたかった。

食べることが特別好きな訳ではないけれど、
あのキャンディはまた食べたいと思っていたことを
伝えたかった。

感情を得難いものと言っていた声に、
己が見つけた彼女の感情の欠片を教えたかった。
“またあした”だって、叶えたかった。

己を地に縛りつけず
本人へ直接命の色を尋ねてみたかったし、

透明なドームの向こう、
響く電子音と言葉を交わしてみたかった。

本当は厚い隔たりを介さずに抱きしめたかったし

パイセンとの話をもっと聞きたかった。]


[ きっと他愛なく差し出してくれた腕が、
他者との肉体的接触に及び腰になっていた己にとって
どんなに助けになったかを話したかった。

何より、あの時のこころを、
つめたいそとがわの意味を、
聞いて欲しかった。

他にも、まだ、まだ、まだ。もっと。
やりたいことがたくさんあるのに、
時間は誰よりも厳格で、命はどうしようもなく有限だ。

崩れ行く耳元に、呟きがひとつ残り続けている。]


[ 自壊は足下から徐々に上へ広がっていく。
萎びた足が、模した腹が――ぽっかりと欠落した胸の内が。
心臓も肺もないそこには、隙間を埋めるように肉色のガスが満ちている。

五本の指が消えて、傷ひとつない肩が失われた。
先に役目を終えた喉元は仕組みを理解する前に成形されたのか、通り道がひどく細く、構造もやや煩雑だ。
満足に震わせることのできないそこから外に飛び出し損ねた言葉は、いつだって頭の中を巡っている。

薄い口元も、頼りない鼻筋も、燻んだ瞳も、緩やかな額も。
順番に宙へとかえっていく。
血は一滴も流れなかった。
代わりに、やがて消える肉色のガスがその場を覆っていく。

もう、時間はほとんど残っていなかった。
耳に残った呟きが消えてしまう前に、見えなくなってしまった両手で掬い上げる。]


[ クラゲにとって冷たくて外側にある声。
それは、相容れないと断じた己にとっては、
誰よりも近くにある、あたたかい声だった。

出航から数日、ようやく皆に声をかけられた己は、
この場所からひどく浮いていただろう。
地につかない足はひとところに留まれず、
皆の視線から少し外れた場所にいる。

細められた瞳をおもう。
見開かれた瞳をおもう。

彼は、この中の誰よりも目線の近いヒトだった。]


[ もっと早く、見ていることに気づけたら。
もっと早く、掌に指を滑らせていたら。
横顔の前で、立ち止まることができていたら。

頭に残ったままの言葉を、ひとつでも伝えられただろうか。

聞きたいことがたくさんあった。
知りたいこともたくさんあった。

それは、彼が何か隠したがっていることよりも、

食事は取るのかだったり、
自室での過ごし方だったり、
これまで見てきた星の話だったり、
これから目指す先の話だったり、

今、話せないことの方が多かったように思う。]



 ( ぼく、 は、 )

[ みててと言ったのに、みてもらえなくなるなあと思った。
その欠落は、ぽっかり空いた胸より寂しいことのように感じられた。

信じる、と言えたらいいと思っていた。
あの目がみてくれた己を知りたいと思っていた。

すべてが手遅れで、取り返しのつかない場所にいる。]

   (  き み 、  と  )

[ 彼に届くのは、理由の通る事象ばかりで、
心や感情を乗せた言葉には沈黙が返ってくる
だからもしかしたら、
彼はまた難しいと口にするかもしれないけれど、
あの時のように否定しないでくれればいいと思う。]



 (   もう すこ、 し 、 )

   ( いっ しょ 、  に  )

       ( いたかっ   た、  の、 )



  (   、 か なあ )

[ 彼を選ばない理由には、たぶん、情も含まれていた。
もちろんそれだけではないけれど、

それは確かに心であったと、信じている。]


[もう匂いも音もしなかったし、何も見えなくなっていた。
頭の先まで崩れようとする形が、拍動する脳を晒す。

重力下、いくら枷を下げているとはいえ、この身は決して反転することはなかったし、頭を伏せることはできなかった。
身体は頭の先ほど濃く、足の先ほど薄い。
この身を作るガスに浮力があるのなら、どこよりも高く在る頭に探し物がある可能性は、何かのきっかけで分かってもおかしくないことだったのかもしれない。

最初から、ずっと。
大事なものはすべて、頭の中にあったのだ。]



  ( とも、 ―― )

     (  な ――… )

            (  ……  … )

[ ――そして、命の形は失われた。]*


― シルクの部屋 ―

[ 翌朝、清掃ロボットが取り除いたのは、
滲む肉色の靄と残った甘酸っぱい匂いくらいだろう。

荷物を整頓しようとしたとしても、部屋には物品がない。
唯一の持ち物と言える遮断性抜群の装備と
いくつかの空のカップだけが、
部屋の隅に固定されたまま佇んでいた。]


 
[ 返事は当たり前のようにない。]

[ 返事は当たり前のようにない。]

[ 大丈夫と問う声はない。]

 [ 顔を覗き込むことはできない。]

  [ 触れることも、見下ろすことも許されない。]



     [ 去り行く背を、何も言わずに見送った。]**


メモを貼った。


【人】 竜騎兵 アーサー

[ それから暫く後に。

モナリザのぽつりとした呟き>>88を聞けば、ミタシュの膝の上からひょいと飛び降り、テーブルの上へ

"足りない"と。昨晩もまた同じく迷っていた姿>>4:62を思い出す ]

 …そうだな。
 確かな信じられる真実は、今この場には無い

 昨日トルドヴィンを疑った事についても
 決して確証があるわけでは無かった

[ 元助手の異変に気付けなかったから今度は見逃したくなかった。それだけの話だ ]

(104) 2020/09/04(Fri) 13時頃

【人】 竜騎兵 アーサー

 シルクについても…

 吾輩は昨日シルクの事を信じていたから
 余程の事が無ければ投票する事はなかっただろう。
 だが、判断に間違えるかもしれない、とも思った。

 モナリザにこっそり話したのは、それが理由だよ
 自分の判断の正確性に迷うのは吾輩も同じだ。

[ 見逃している事は無いのか?
自分の考え方は合っているのだろうか?
…いつだって迷いだらけだ。

モナリザの迷う姿には共感を覚えた ]

(105) 2020/09/04(Fri) 13時頃

【人】 竜騎兵 アーサー


  …それ、は意味はあるのだろうか…

[ ワクラバの提案>>103に軽く首を傾げたが話し合いの種を摘み取る気は無かったから ]

  吾輩はトルドヴィンだな。

[ 簡潔に答えて皆の顔を見渡した ]

(106) 2020/09/04(Fri) 13時頃

【人】 竜騎兵 アーサー

[ そういえば、と思い出したように ]

  昨日、談話室で話していた三人は
  誰が誰を疑っていただろうか?

[ ヘリンの部屋に行っている間、談話室の会話は聞いていない
どのような話し合いが行われたのだろうか、と* ]

(107) 2020/09/04(Fri) 13時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

意味があるかは、
きいてから考える。

[アーサーが思ったように、
これは話し合いの種だ。]

しること、は、必要だろう。
誰が誰を疑っていたか、も、含めて。

[アーサーの質問には視線を向けて、(>>107)]

…それをしっているのは、
もう、俺だけだ。

[トルドヴィンは追放され、シルクは捕食された。]

信じるも、信じないも、任せるが、
アーサーを疑うやつは、いなかった。
二人とも、ミタシュの事は信じている、と。
俺は半々だと言った。

(108) 2020/09/04(Fri) 14時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ


……

シルクは俺をえらばないといい、
トルドヴィンは俺が疑わしいと言った。
俺はトルドヴィンとシルクが疑っていると言った。

[疑っていると、言って、みてて、と言われた。
思い出し、視線が少し上に上がる。
そこには誰もいなかったけれど。
少し沈黙を落とした後、モナリザへと視線をうつした。]*

ああ、シルクについては、
モナリザも聞いていたはずか…。

(109) 2020/09/04(Fri) 14時半頃

鉱滓地区 ワクラバは、メモを貼った。

2020/09/04(Fri) 15時頃


【人】 竜騎兵 アーサー

  …、ああ、そうであったな。

[ トルドヴィンも、シルクも。今は居ない
ワクラバの言葉から>>108その事実を改めて意識すれば微かに耳が下がる ]


 談話室で吾輩を疑っているものは居なかった、と。
 ミタシュもモナリザも信じてくれていたようだから
 疑う者は居なかったわけだな。

 …ミタシュが護ってくれていなければ
 捕食されていたのは吾輩であったな。

[ 議論を誘導して追放に導く事が難しい者をどう排除するか。…答えは一つだろう ]

(110) 2020/09/04(Fri) 18時頃

【人】 竜騎兵 アーサー

 ありがとう。

[ ワクラバの出してくれた情報>>109
一つ一つゆっくりと頭に染み込ませてゆく]

…この局面になれば、誰かの一票で生死が分かれる事もあろう。宇宙クラゲが仲間の信用を落とす可能性は少ないと考えている。

シルクは、…寄生されていないと確認された者がワクラバを選ばないと言った。その場には居なかったからシルクの根拠は分からないが、選ばないと言うだけの理由があったのだろう。

トルドヴィン…寄生されていた者がワクラバを怪しいと言った。そしてワクラバはトルドヴィンに疑いを向けた。…ワクラバが寄生されていたとしたら、仲間同士で信用を落とし合うのは賢い策ではないな。

種の生存は考えず、個の生存のみを考えるならば、あるだろうがな。
 
[ 感じた事をぽつぽつと並べた
全てはワクラバの言葉が真実である事が前提だ
今は聞いていない会話を検証するための材料は、ない ]

(111) 2020/09/04(Fri) 18時頃

【人】 竜騎兵 アーサー


何故、今日シルクが襲われたのか。クラゲが襲う基準は、2つあると思っている。核心に迫ったか、或いは追放には導けないと感じたか、だな。

…シルクは、誰かを強く疑う様子はあっただろうか?

[それが無いのであれば、追放できないと感じた者のうち、捕食が可能そうである人を選んだのだろう

ヘリンの部屋に向かった事は何一つ後悔していない。おかげでモナリザとよく話す事ができた。

それでも談話室の会話の空気感を知れぬのは、少々もどかしい**]

(112) 2020/09/04(Fri) 18時頃

竜騎兵 アーサーは、メモを貼った。

2020/09/04(Fri) 18時頃


メモを貼った。


【人】 鉱滓地区 ワクラバ


………

[護ってくれていなければ、という言葉に、
アーサー、そしてミタシュへと順に視線を送った。
何か言いたいことはあるだろうか。圧。]

(113) 2020/09/04(Fri) 19時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

[続くアーサーの言葉を聞く。
だいたい同意だったため、緩く頷いた。]

うたがう、ようす。
というよりは………

シルクは、アーサー、ミタシュ、俺を、
くらげではない、と いうカテゴリに置いた。
と、聞いた。

つまりは、疑ったのは残りの二人。
……… トルドヴィンと、モナリザだ、と
いうことになるが、そこまでの明言はしていない。

[ただ、トルドヴィンとモナリザは、
俺を違うとシルクがえらんだことを
知っているはずだった。

モナリザへ視線を置いたまま。]*

(114) 2020/09/04(Fri) 19時半頃

[宿主ごと冷凍ポッドに入れられて、宇宙に放り出されて。
 クラゲの活動が停止するまで、少しの時間があった。
 宿主の体は既に冷たい。

 ポッド内の冷却処理が始まってほどなくして、寒さに弱いトルドヴィンの息は絶えた。元より意識はほぼ奪われていたため、きっとその瞬間は、深い眠りに落ちるようなものだった。

 彼の意志を示すものは、喉元の傷以外なにひとつ残っていない。
 ここにいるのは一匹の凍えるクラゲだけだ。

 救うべきものなど、ここにはいない。]


[トルドヴィンは幸せだっただろうか。

 この船に乗り込んだ当初は、全く幸せではなかった。
 最愛の女王を、『母』を喪い、後を追うことも赦されず。
 生きる意味も意義も失ったまま、窓の外ばかり見て過ごしていた。
 談話室に顔を出していたのは、他の乗客――他の星から来た宇宙人達が、どのように生きているのか知ろうと思ったからだ。

 自分の中に答えが見出せないならば、そうする他はない。]


[様々な人がいた。

 大学教授を名乗る気さくな女と、科学者だと主張する尊大な猫がいた。

 機械の音をさせる無口な男と、朧な声で懸命に関わりを求める浮遊種がいた。

 主を亡くしたヒューマノイドと、大切な人との別れを強いられた知性体がいた。

 先輩を慕う調子のいい技師がいた。
電子音で話すゼリー状の生き物がいた。

 故郷の味を、無邪気に喜んでくれた少女がいた。

 このまま旅が続いていれば、あるいは。
 遺伝子に刻まれた習性と忠誠だけで生きていた男にも、新たな理由が見つけられたのかもしれない。

 もしも果たされていたら、それは多分幸せなことだったのだろう。]


[クラゲに寄生された時、トルドヴィンには意識があった。
 だから、教え込まれた通りに自らの首を斬り落とそうとした。
 もっと武器らしい武器があれば、クラゲは一匹減っていたのかもしれない。
 結果としてそれは失敗し、トルドヴィンは意識と体を奪われ、以降はクラゲの触手からの刺激に反応を返すだけとなった。

 そこに彼自身の意思はなにひとつ存在しない。]


[宇宙クラゲは記憶と思考パターンを読み取って行動する。
 不自然でないように。中身が変わっていることを悟られないために。

 トルドヴィンはクラゲにとって模倣しやすい相手だった。
 情緒の変動が少なく、行動原理が単純だからだ。
 だから、クラゲに寄生されていようといまいと。
 トルドヴィンの行動は結果的にあまり変わらなかった。

 敵への共感に対する過剰な拒絶反応も。
 敵を生かすという言葉の受け取り方も。

 宿主の思想を、習性を、本能を、クラゲが忠実に真似ただけだ。

 それはクラゲを探すという状況において有効な対応とは言えず、結果としてクラゲは今まさに触手の先から凍りつつある。
 そのあたり、このクラゲはやや狡猾さに欠けるところがあった。]


[記憶を読み取る。意識を奪う。

 それは細かく言えば、触手を脳や神経に沿わせて張り巡らせ、電気信号を送って体を動かしたり、宿主の感覚器を介して情報を受け取ったりすることだ。必要ならばより宿主の思考に近付けるため、"考えさせる"こともある。

 それらは宿主が生きていなければ行えない。
 クラゲが与えた信号に、返ってくるものがなければならない。

 そして、返ってくるということは。

 クラゲ自身も、触手を通して何かを受け取ってしまう可能性があるということだ。


[このクラゲが意図せず宿主から吸い上げてしまったのは、『母』への思慕だった。
 それは最初、『母』に会いたい、食べてみたいという欲求となって表れた。
 勿論トルドヴィンの『母』――Vespaの女王は冷凍追放刑に処されているため、クラゲには手出しができない。

 その時はまだ、正常な判断ができていた。

 おかしくなったのは、彼女に触れられてからだ。


[ミタシュの手が頭に触れた時、対応に迷ったクラゲは宿主に"考えさせた"。
 思考させられたトルドヴィンの脳は、その状況から『母』との記憶を思い出した。
 それがいけなかった。

 トルドヴィンの種族は、生まれた時から役割が決まっている。体のつくりも、役割を全うするためだけに特化している。
 彼に与えられた役割は『女王の側近』。
 盾となるための硬い外殻と、普段は隠された殺傷力の高い大顎を備えた大柄な個体群。
 そして、女王の命令を忠実に遂行するための仕組みがひとつ。

 自分を産んだ女王――『母』を思う時、彼等の脳は強力な鎮痛作用と多幸感をもたらす神経伝達物質を分泌するようにできている。
 トルドヴィンが躊躇せず自らの首に刃を向けたのも、この物質によるところだ。

 クラゲはあの時>>*3:16、引きずり出された記憶によって分泌されたそれを――脳内麻薬に近しいそれを、じかに受け取ってしまった。]


[トルドヴィンがクラゲに寄生されていなければ、別に何も起こらなかった。
 彼女の勇敢な申し出に跪き、謝意を示すことはしただろう。
 その小さな手に、『母』との幸せな記憶を思い出しもしただろう。

 だからといって彼がミタシュに『母』を重ねることはない。
 その記憶がどれほどの歓喜と恍惚に満ちていたとしても、彼女とは無関係だ。

 ミタシュを気にかけることはあれど、それは彼女の勇気や真摯さに対する好ましさと、少しの庇護欲によるものだと、トルドヴィンならば自覚できていたはずだった。]


[しかし、クラゲにそんな区別はつかなかった。
 突然襲ってきた過剰な幸福感に、クラゲは仰天し、混乱した。

 クラゲにとっての幸せは、食べることと殖えることだ。
 そのどちらにも結びつかない行動がもたらしたそれをどこに置いたらいいのか、クラゲにはわからなかった。わからなかったので、わからないまま、クラゲの無意識は目の前にいた少女にそれを紐づけた。

 それから、クラゲは彼女を見ていた。
 そうしていると、あの強烈な多幸感の残滓が感じられた。]


(うれしい、と おもった。)

[彼女の姿を見ただけで、無意識に触角が跳ねた

 彼女と話したいと思った。
 触れたいと思った。
 もう一度、触れてほしいと思った。

 そして、たぶん、


 ――食べたいとも、思っていた。]


(わからない。)

(おれには、……わたしには、これがなんなのかわからない。)

[伸ばした手が落ちたのは、わからなかったからだ。
 どうするべきか。
 どう、したいのか。

 "気に入っているのだろう"と、同胞は言った。
 そうなのだろうか。わからない。]


(触れていたら、わかったのだろうか。)

(食べていたら、わかったのだろうか。)

[彼女に票を入れなかったのは、追放されたら困るからだ。
 彼女を襲わなかったのは、一度きりにしたくなかったからだ。

 彼女のためではない、どこまでも自分のため。
 その証拠に、ヘリンを喰えば少女が悲しむだろうことすら、このクラゲは考慮しなかった。
 彼女を食べることは躊躇しても、彼女のために食べることをやめようとはしなかった。

 だから、今クラゲがここにいることは、正しい。
 クラゲは、隣人にはなりえない生き物だ。]


(……わからない、わからなかった。
 けれど もういちど、)

(……あのとき。もしも、てを、)


(…………、)


(……。)


[傘の中心まで凍りついて、クラゲの思考はそこで停止した。]


[蜂の骸と冷凍クラゲを乗せて、ポッドは漂っていく。

 あてもない、果てもない旅だ。

 救うべきものなど、ここにはいない。


 ――だから、ここに救いは必要ない。**]


メモを貼った。


精留醸造 ミタシュは、メモを貼った。

2020/09/04(Fri) 21時半頃


【人】 新製品 モナリザ

いえ。本来の挙動に沿わぬ言動に対する、定型文のようなものです。
紛らわしい表現となり、申し訳ございません。

[>>101ヒューマノイドが恥じらうかと言われれば、答えはNoだ。
 定型文は、迷いや判断の遅延があったことを詫びる際に組み込まれている行動でしかない。]

感情があるように見えるということであれば、喜ばしいことです。
私は人に寄り添うものとして作られました。
人に近しく見られることは必須ではありませんが、傍にいるにあたって好感触でしょう。

[ありがとうございます、と首部アームを上下する。]

(115) 2020/09/04(Fri) 22時頃

【人】 新製品 モナリザ

宇宙クラゲの仲間が、トルドヴィン氏を選ぶ理由はない、ですか。

[では、トルドヴィン氏に投票をしなかった自身の判断は誤りだったのだろうか。
 否、彼はそのようには言っていない。その受け取り方は推奨されない。

 誰を選んだか公表する、という提案に、ヒューマノイドは持論を述べる。]

私は、トルドヴィン氏を信頼し、彼の発言データと私独自の観点から推定し、シルク様に寄生の懸念があると考えていましたが、こちらの判断を保留し、ワクラバ氏へ投票を行いました。

(116) 2020/09/04(Fri) 22時頃

【人】 新製品 モナリザ

ワクラバ氏への投票の理由には、スプスプイ様がたが先日襲われたことに由来します。
あの日の襲撃が、スプスプイ様がたが宇宙クラゲにとって脅威であったのみならず、ワクラバ氏に対する判定を隠すためであったと考えたためです。

[昨晩アーサーに伝えたことを、掻い摘んで伝える。
 宇宙クラゲの生態、襲撃理由に基づく、自論のみでの推定だ。]

(117) 2020/09/04(Fri) 22時頃

【人】 新製品 モナリザ

シルク様とトルドヴィン氏の関係については、結果としてアーサー氏の見当が正しいものでした。

私は現在、はじめの想定から結果は真逆のものとなってしまいましたので、どの地点から推測をやり直すべきか……

(118) 2020/09/04(Fri) 22時頃

【人】 新製品 モナリザ

[ワクラバ氏が昨日の談話室の様子を話すのは、じっと聞いていた。
 シルク少年と今日話すつもりでいた事を、それで思い起こす。

 叶わない約束になってしまった*]

(119) 2020/09/04(Fri) 22時頃

新製品 モナリザは、メモを貼った。

2020/09/04(Fri) 22時頃


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 精留醸造 ミタシュ

[膝の上に乗ってくれた猫さんは、暖かかった。>>91
偽物のセンサーが柔らかな感触を伝えてくれる。]


ほんとうは、……みんな、守り、たかったけど。


[ヘリンお姉さんも、シルクさんも。薄荷さんだって。
でも、みんなみんな守れなかった。
わたしに出来ることなんて、何もなかった。]


 … だって。 猫さん、小さい でしょ?


[小さいから!と、薄荷さんに言った時には尻尾がぴしぴしと揺れていたけど。>>3:39
泣き出しそうな、声がくぐもる。今は大人しく聞いてくれてたかしら。]

(120) 2020/09/04(Fri) 22時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ


わっ…、わたし は、ね。

[ひょいっと猫さんが降りていく。
そうして向けられたワクラバさんの問いと視線に、鼓動を打たない心臓がぴょこんと跳ねた。でも、目は逸らさない。逸らしてはダメなんだと思ってた。
今は寄り添えるお姉さんもお兄さんもいないから。
ひとり、薄荷さんとお姉さんのいる胸元に拳を添える。]


わたしは、モナリザさんを選んだの。


[それでも。彼女の方は見れそうにない。]

(121) 2020/09/04(Fri) 22時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

わたし。昨日、廊下で言ったわ。>>4:75>>4:76
猫さんとモナリザさんと一緒にいた時に。

理由は変わっていないの。
わたしは猫さんの夢を、本当に素敵だと思ったし…
シルクさんは、……ひとを、大事にしてくれる人だったから。

[ぎゅう。と、胸元を押さえる手に力が篭る。]

そしてね。
昨日、言えなかったもう一人。

[そう、言いそびれてしまった最後の名前。それを口にする前に部屋についてしまった。>>4:77
問われれば答えただろうけど、問われることはなかったから。結局は言い出せぬまま。]



 … ワクラバさんも、違うんじゃないかしらって。

(122) 2020/09/04(Fri) 22時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

あのね。ワクラバさんとは殆ど話したことがないわ。
だからわたしには、ワクラバさんがクラゲさんに寄生される前も後かも分からない。比較なんて出来ないのだわ。


……、でも。


[ぽつ。と、言葉が途切れる。]

ワクラバさんは、「さいなんだな」って言ったの。
くらげさんに。さいなんだなって。>>5:204

わたし、それを聞いてひとごとだなって思ったわ。>>4:14
そう、他人事に聞こえたんだわ。


…───クラゲ、にとっての、他人事に。

(123) 2020/09/04(Fri) 22時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

[そうして改めて、ワクラバさんを見る。
大丈夫、怖くない。]

だから。クラゲを他人事に語るワクラバさんは、クラゲじゃない。
そうかも知れないって、少しだけ思ったの。

でも少しだけ。自信なんてなかったわ。
それでも、彼を選ぶつもりにはなれなかった。

それに、ね。
昨日、お話をして、くれたでしょう?
ひとり、くらげが死ねばって。>>4:165


わたし、あれから考えたの。
お話が終わったあとにも、お部屋でも考えたのよ。

(124) 2020/09/04(Fri) 22時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

ワクラバさん。
あなたが、もしもクラゲで「本当に自分の説を信じるなら」あなたが立候補すればよかった。

自分がクラゲであると名乗り出て。
それで仲間を生かせると信じるなら、それで良かったわ。
でもワクラバさんはそれをしていない。

どうして?
彼がクラゲで、自分の言葉を信じてはいなかったから?
では、信じていない言葉をわざわざ言う理由は何?

(125) 2020/09/04(Fri) 22時半頃

【人】 竜騎兵 アーサー


  …そうか、ありがとう。

[ ワクラバの答え>>114を聞きしばし沈黙
それらの状況から導き出される人物を思い、しばし目を閉じて、開く ]

(126) 2020/09/04(Fri) 22時半頃

【人】 竜騎兵 アーサー

[ モナリザに話しかけた。ワクラバへ投票した理由>>117は昨日聞いた時から一貫していたので、なるほどなと頷いて  ]

 …結果としては、そのようだ。
 宇宙クラゲ以外は真実を知らぬから
 モナリザが迷うのも無理はない。

[ 推測に迷う姿>>118を見れば自然眉は下がって困り顔

また会える事を祈ってくれた声>>41を思い出す。
危険な状況は誰にとっても変わらぬ中無事を祈ってくれた心遣いは素直に嬉しかった。

判断に迷うならば何か手助けできる事があれば良いな、とも ]

(127) 2020/09/04(Fri) 22時半頃

【人】 竜騎兵 アーサー


 どの地点から…そうだなぁ。
 では、今の状況をモナリザはどう見るだろう?

 吾輩は…、
 …吾輩は談話室の会話から、ワクラバの可能性は低いと考えておる。

[ 自分の考えを述べるには些かの躊躇いがあった。
遠まわしに今誰を疑っているかを伝えてしまうものだったから。

しかし昨日も同じ事象から導き出された解釈は真逆だった
自分が見落としている事もあるのかもしれない、と* ]

(128) 2020/09/04(Fri) 22時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

みんなを混乱させたかったから?
いいえ、あれじゃあ混乱しやしない。
みんなでクラゲさんを探そうとしただけだもの。

そしてクラゲさんたちは、昨日名乗り出る意味がない。
そうよ、だってクラゲさん以外に投票してしまえば良かったのだもの。
そうしてから他を殺したって、大丈夫。
それからクラゲさんみんなで、「宇宙クラゲは退治しました」と言い張っても良かったはずよ。

[わたしは小さく首を傾ける。
おかしなことを言っているなら、きっと反論があるでしょう。]


…では結局のところ、ワクラバさんは「クラゲではない」のだわ。

(129) 2020/09/04(Fri) 22時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

……だから。
わかっては、いるわ。

昨日は自分を除いて、残り5人。
シルクさん、猫さん、ワクラバさんにわたし自身。
それを除けは、残りは二人。

お兄さんとモナリザさん。
わたしは、どちら も、クラゲさん「ではない」と思えなかった。

ひょっとしたら……って思ってた。疑った、わ。

(130) 2020/09/04(Fri) 22時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

でも。でも。
間違いかも知れないじゃない、違うかもしれないわ!!
お兄さんも、今日は信じられたかも。



……だから、でも。 …、だから。



[ワクラバさんを見ていたわたしの視線が下を向く。
俯いたわたしの視界に、砕け散ったキャンディの色が映った。
粉々に、無残に砕けた甘いお菓子の残骸が。]

(131) 2020/09/04(Fri) 22時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ





     … だから。 お兄さんには、投票してない。



              したく、なかったの。

[分かってる。彼は宇宙クラゲだったのだろう。
であればこれは、裏切りかも。それでわたしが仲間と断じられても仕方ない。…でも。わたしは、嫌だったのだ。

キャンディを受け取ってくれた時の、彼の表情を覚えてる。>>2:175
我儘、と思われるかも知れない。浅はかとも。でもそれは、わたしの大切な思い出だった。*]

(132) 2020/09/04(Fri) 22時半頃

メモを貼った。


【人】 新製品 モナリザ

ふむ……

[今の状況をどう見るかと言われて>>128、ぐるりと談話率を見渡した。
 アーサー氏。過去に宇宙クラゲが部下に寄生したことがあり、また猫という特性上死したものにも敏感で、死した宇宙クラゲを視認することができる。
 ミタシュ嬢。聡明で強い少女だ。今彼女が話した、ワクラバ氏の潔白についての話は、理路整然としていて納得ができる。信のおける少女だ、と思う。
 ワクラバ氏。宇宙クラゲの襲撃事由を整理することによって疑いを強めていたが、先のミタシュ嬢の話を聞けば疑えない。]

(133) 2020/09/04(Fri) 23時頃

【人】 竜騎兵 アーサー

[ 自分の考えを語るミタシュを黙って見つめていた

自分の頭で真剣に考えたのだろう。思わず微笑ましく思うが、それは間違いだ。彼女は立派な一人の女性なのだから! 

  …ふふん、生意気言ってからに。
先ほどのミタシュのくぐもった声>>120を思い出して声には出さずに喉の奥だけで小さく笑った

小さなミタシュの勇気を知った。
その勇気が無ければ今此処には居なかった可能性を思った。

…今度は尻尾が不満を訴えることは無かった* ]

(134) 2020/09/04(Fri) 23時頃

【人】 新製品 モナリザ

――ミタシュ様。
もし、まだ、食べられるキャンディが残っていましたら、ひとついただけますか。

[ヒューマノイドは、問われた内容への返答とは異なる言葉を、スピーカーから発した。]

(135) 2020/09/04(Fri) 23時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

[わたしは、少し緊張していた。
懸命に考えたつもりではあったけど、でも、責められたって仕方ない。

わたしは、お兄さんを疑っていて、それでもお兄さんを死なせたくはなかった。間違いかも知れないと思い続けていた。

彼が宇宙クラゲであったのなら。
わたしは、宇宙クラゲさんの肩を持っていたのでしょう。]


 モナリザ、…さん?


[けれど、掛けられた声は予想外で。>>135
キャンディを希望する彼女の声に頷くわたしの声に、戸惑いが乗る。]

(136) 2020/09/04(Fri) 23時頃

【人】 竜騎兵 アーサー

[ 答えに詰まる様を見た>>133
長いため息を吐き、そして普段と変わらぬ様子で ]

 モナリザ、チョコレートは食べれるか?
 甘くて美味いぞ?

[ 少々場違いな明るい声で話しかけつつ、トコトコと足元に近寄った。
首に下げた袋の中には小粒のチョコレート* ]

(137) 2020/09/04(Fri) 23時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

うん、いいよ。
まだちょっとだけ、残っているから。

[もう殆どは、床に砕けてしまったけど。
まだ幾つかのキャンディは、袋の中に残ってた。
ころころとそれを机の上に出してみせ、彼女に漸く目を向ける。]

どの色が好き?
……ねえ、あのね。モナリザさん。

わたし、お姉さんの部屋に一緒に来てくれて嬉しかったの。
とても嬉しかったの。…その、

[あの時、彼女は隣人の愛を示してくれた。>>4:36
それが心強かったこと、彼女にきちんと伝えられたのかしら?
嬉しかったこと。その気持ちはきちんと伝えたくて。]

だから、

(138) 2020/09/04(Fri) 23時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ





  嫌い、なんかじゃ、ないんだわ。



[ひょっとしたら、わたしは間違えてしまっているのかも知れない。
票を入れたと言っておきながら、偽善なのかも。
何が間違いで何が正しいのか自信などないままで。
わたしは祈りを込めるように、モナリザさんへとキャンディを差し出した。]

(139) 2020/09/04(Fri) 23時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ



……

[それぞれの話を聞く。
無言で、視線をおきながら。

視線をおとしたミタシュの様子も、
その口から語られる理由も、きちんと聞いた。
そうして少し、目を細めた。

アーサーの問いに、モナリザをみる。
質問への返答が、返答ではなかった。
沈黙、動向をみている。]

(140) 2020/09/04(Fri) 23時頃

【人】 新製品 モナリザ

いただきましょう。
チョコレートはエネルギー補給食品として優秀です。
キャンディも糖分が高く、よいものです。

[アーサー氏とミタシュ嬢から、チョコレートとキャンディを受け取る。
 胸部モニターパネルを開き、それぞれを収納した。]

気遣いを感謝します、アーサー氏。
好意も受け取っております、ミタシュ様。

……お優しい。

(141) 2020/09/04(Fri) 23時半頃

【人】 新製品 モナリザ

これが、最後の晩餐となろうからな。

[スピーカーから流れた音声は、もう聞き慣れたヒューマノイドのものだったろう。
 ただ、響きはそれと違うものだった。]

(142) 2020/09/04(Fri) 23時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ


[モナリザは自分では感情がないといった。
定型文の動作を行っているからだと。

今はどうなのだろう、とみていた。
今日の会話からして、恐らくそうなのだろうと思った。
確証はない。だから見ている。]

(143) 2020/09/04(Fri) 23時半頃

ミタシュは、モナリザの声にびくんと体を揺らした。

2020/09/04(Fri) 23時半頃


【人】 新製品 モナリザ

ふん。どこで誤ったか、或いは我らに過ちなどなく、単に集った奴らが聡かっただけか。

褒美だ。
迷わず首に縄をかける権利をやろう。

[発される音声は、間違いなく合成機械音声だ。
 だが、話す言葉は、プログラムで取り決められた定型句の集合ではない。]

(144) 2020/09/04(Fri) 23時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ

[モナリザに聞き忘れたことがあった。
感情が、ほしいと思ったことはあるか。

でも恐らくそれは、ないのだろう。
思うということは、
感情があるとおなじことなのだから。

だから、いま。
─── その音声で、違う響きの声が聞こえたとき。
無性に寂しい気持ちになったのだろう。

二人がモナリザへ近寄ったときにも、
俺はここから動かず、ただ視線を送るだけだった。]

(145) 2020/09/04(Fri) 23時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ



…… な、なに?


[わたしは、モナリザさんから身体を引いた。
聞き慣れたはずの、滑らかな合成音声。それなのに。
冷え冷えとした声色には、覚えがない。]

(146) 2020/09/04(Fri) 23時半頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ



……………… そうか。

[モナリザ、に寄生していたくらげへの返答は、
それだけだ。]

(147) 2020/09/04(Fri) 23時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ



 ………。 どうして、


[聞き慣れたはずの声が、聞き覚えのない声色を紡ぐ。
それをわたしは、呆然として聞いていた。

ああ、わたしは本当には分かってなかった。
宇宙クラゲは単純に犠牲者を喰らっただけじゃない。
彼らは宿主こそを、真っ先に喰らっていたのだ。]

(148) 2020/09/04(Fri) 23時半頃

【人】 新製品 モナリザ

しかし、食いでのないのがよくここまで集まったものよ。
この船を選んだときから、我々は不運だったのやもしれぬな。

あの女くらいしか、食欲をそそる奴がいないではないか。

[それは、いつぞや猫が、機械体の童女が欲しがっていた情報やもしれない。
 ただ残酷に、食事の対象としてのみ、彼女は見られていたと知れようか。]

(149) 2020/09/04(Fri) 23時半頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

お姉さんは、食料、なんかじゃないわ。
っそれなら!!わたしを食べればよかったじゃない!
わたしだって、脳くらいは生身なんだから!


[それだけじゃ食べごたえはなかった、のかも知れないけど。]


………。でも、そうなのね。
モナリザ…いいえ、クラゲさん。

宇宙クラゲさんたちは、みんな、そんな風だったの?

[気に掛かった。他のふたり、も。
やっぱり、あれは全て演技、だったのかと。]

(150) 2020/09/04(Fri) 23時半頃

【人】 新製品 モナリザ

脳が好きなやつは、一番に追い出されたからな。
それに……いや。

[言いかけて、止まる。
 ヒューマノイドであれば、まずしない行動だ。

 クラゲさん、と呼びかけられて、質問を受ける。]

そんな風、とは?
考え方は皆違う。ヒトの好きな部位も違ったな。
捕食と生存とこの先のことを考えていたのは皆同じだが。

(151) 2020/09/04(Fri) 23時半頃

【人】 竜騎兵 アーサー


  …モナリザ。

[ いや、宇宙クラゲか。

スピーカーから流れるモナリザの音声>>142
でも決してモナリザではないその声にきゅっと眉を寄せた ]

(152) 2020/09/05(Sat) 00時頃

【人】 竜騎兵 アーサー

[ "食欲"と。>>149

単なる食事の対象として見る言葉に一瞬怒りの炎が走る。
…が、それはすぐに哀しみの色に塗り重ねられた。

宇宙クラゲとの埋めようのない溝を感じ取ったから
…そこにモナリザが居ない事を色濃く感じてしまったから ]

(153) 2020/09/05(Sat) 00時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

コータ、さん……そう。

[一番先に追い出されたやつ、と。
聞いて名を呼ぶ。いいえ、クラゲの名前ではないのだけれど。]


まったく、全然、元の人格もなかったの?
お兄さんが、ずっと、優しかったの は……………





            …… やっぱり、いいわ。

[聞くのが怖い。わたしは首を横に振った。]

(154) 2020/09/05(Sat) 00時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ



………。ねえ、「モナリザさん」


今は貴方に聞こえないのかも知れないけど……
でも、聞いて。

あなたが宇宙クラゲさんに寄生されているなら、
わたしたちは今日、あなたを宇宙空間に追放するわ。
クラゲさんの目覚めない、氷の温度に閉じ込めて。

でも……でも、ひょっとしたら。
いつか、猫さんの研究が完成するかも。

モナリザさんと宇宙クラゲさん。
二人を二人に分かつことが、出来るように、なるのかも。

(155) 2020/09/05(Sat) 00時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ

だから眠って待っていて。
わたし、きっと忘れないから。

[以前語られた、猫さんの夢。>>3:211
きっと文字通りの夢のような話だろう。
実際に出来るかどうかも分かりはしない、夢語り。

それでも、未来が繋がるのならそれは希望だ。
だからと言葉を繋いで、わたしは猫さんを見る。]



ねえ、猫さん。
だからそれまで……わたしを、助手にしてくれない?


[そう願った。*]

(156) 2020/09/05(Sat) 00時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ


………

[皆の話を聞いていた。
食料としてみていた、それは当然だろう。
だからこそ、こんなことになったのだ。

だからその部分に新たに思うことはなにもない。

ただ、くらげも、俺たちも、
いきるために、こんなことをしていたのだ。]

(157) 2020/09/05(Sat) 00時頃

[ 冷凍庫に遠く小さな太陽からの風が吹き付けると、ほんのわずかな間だけ温度が上がる。
 そのせいか、やめていた思考のシナプスがすこしだけ弾けて、刹那の夢を見て消えた。]


[ プラヌラの夢。生活用水配管にしのばせた、自分の分身。
 もしも孵り、もしも仲間たちが船を占領し、もしも港湾検疫をごまかして、もしも惑星や衛星の下水と繋がれば。

 ハードルは高く、それほどの綱渡りであることは仲間には打ち明けられなかったけれど――]



[ 故郷を飛び出し、ボロのシャトルに忍び込んで街に出たころの思い出。廃熱設備のぬくもりに誘われて居眠りし、車屋のオヤジに拾われた。痩せて生意気で無学な小僧だったが、もしも金が溜まって、もしも技術が身に付き、もしもちょうどいい恒星と宇宙空間があれば――。]


【人】 新製品 モナリザ

さてな。
我は機械を好んで寄生するのと、これで命を終えるゆえ、元の人格がどう、と感覚では知らないが。

だが、時折宿主の怒りや喜びを感じるだとか言っていたな。
抑え込んでいる、外に出られなくする。それに近かろうな。

[首を横に振られても、返答を止めることはなかった>>154。]

(158) 2020/09/05(Sat) 00時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ


[くらげが悪いわけじゃない。
ただ、本当に。
この場が、習性の差が、
相容れなかっただけなのだ。

だから、]


………さいなん。だったな。

[もう一度そういうと、緩く一度目を閉じて、
また開くとモナリザへと視線を置いたあと、談話室を出ていく。

くらげの寄生をどうにかするものを、
作るのならばそれは画期的だろう。

だが、それは別の種族を衰退へと導くものだ。
相容れない。本当に。]

(159) 2020/09/05(Sat) 00時頃

【人】 鉱滓地区 ワクラバ



………………………

[くらげのことを、嫌いだと思ったことはない。
それは今でもだ。
ただひとつ、思うことがあるならば。

それを言葉にすることはなく、自室へと戻った。]*

(160) 2020/09/05(Sat) 00時頃

【人】 新製品 モナリザ

ふむ。
相わかった、冥土の土産として受け取ろう。

今はこやつの記録機能は我が操作しているゆえにな。
そのような薬、出来やしないことを祈っているが。

[機械体の童女が、宿主のヒューマノイドに語る>>155>>156
 記録しよう。記録だけはしよう。
 それを読むことが宿主に可能かどうかは、我は関することではない*]

(161) 2020/09/05(Sat) 00時頃

【人】 新製品 モナリザ

ふん。
同情はいらん。

早く追い出してしまえ。

(162) 2020/09/05(Sat) 00時頃

【人】 精留醸造 ミタシュ





……そ、っか。

ありがとう、クラゲさん。

[その返答に。わたしは、いちど深く頭を下げた。>>158

(163) 2020/09/05(Sat) 00時頃

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