人狼議事


193 ―星崩祭の手紙―

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視点:


ミツボシ対面販売 クリスマスに投票した。
エフ対面販売 クリスマスに投票した。
ナユタ対面販売 クリスマスに投票した。
ポーラ対面販売 クリスマスに投票した。
クリスマス好奇診 キカに投票した。
ライジ対面販売 クリスマスに投票した。
アマルテア対面販売 クリスマスに投票した。
ピート対面販売 クリスマスに投票した。
キカ対面販売 クリスマスに投票した。

クリスマスは村人の手により処刑された。


時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?


現在の生存者は、ミツボシ、エフ、ナユタ、ポーラ、ライジ、アマルテア、ピート、キカの8名


重ね合せ猫のユニタリ変換 (村建て人)

本日が最終日となります。

本日の処刑は、ピートにセットをお願いします。

(#0) 2016/07/19(Tue) 02時頃


【人】 道案内 ピート

[ひとつめは、赤い縁取りがきらきらと金色に映えるカプセル。開くと、まず目に入るのはコインケース。ほんのり、掠った香りはなんだか懐かしいような香りがした。

そっとコインケースを開けると、中に収められていたのは1枚の銀の硬貨。取り出して眺めると、手彫りなのだろうか?ほんのすこし歪な意匠が表裏に掘られていた。]

 どっこも、流れ星はおんなじに見えるんだなあ…、って、え、まさかこれが手紙!??

[コインの裏に掘られた流星は、男のイメージするものと殆ど同じで、しみじみそう呟いたが、慌ててカプセルの中を覗き込むと、ひとひらの羊皮紙が底にひっそりとあった。

音声化のコンバータに手紙を掛けると、若い、活発そうな女性と推測した合成音声が手紙の内容を読み上げる。

読み上げられた内容に、ん、んー、と逆向きに座った椅子の背もたれを揺らして少し惑ったような様子を見せるが、指先で高く中にコインを弾くと受け取って、また大事にケースへとしまった。]

(0) 2016/07/19(Tue) 02時半頃

【人】 道案内 ピート

[ふたつめは、自分の送った宇宙カプセルへの返信。送ったものより一回り小さい銀のカプセル。

慣れた手で外装を叩くと、再生が始まる。どうやら相手も、自分が送ったと同様の形式で返してくれたようだった。

一瞬ぶれた像が焦点を結び、同時に詩が流れ始める。そこに映ったのは、ふかふかのソファに腰掛けた、線の細い少女。]

 …ぃやったあ!!!!!!

[願掛け通り、可愛い女の子に届いた事にガッツポーズをつくる。映像の中の少女がちょうどくすくすと笑ったのは偶然で、けっしてその様を見たからではなかっただろうが。

小さく手を振る姿で再生が終わると、名残惜しそうにもう一度再生する。詩の感想を送れない事が残念だな、と思った。]

(1) 2016/07/19(Tue) 02時半頃

【人】 道案内 ピート

[3つめのカプセルは、またしても文字で綴られており、コンバーターに掛けると、自分よりは年嵩らしい、落ち着いた男声音で文面を読み上げた。

聴き進めるにつれ、「彼」の世界には「声」がないことを知り、ぎょろりとおおきな目を瞬く。淡々と語られる見知らぬ彼の世界の話に聞き入った。全く想像もしたことのない、暗い空の続く世界、声のない世界。

彼への返信に、筆致や文面から推測した彼の合成音声はどんな声だったかを記そうとしかけ、やっぱり止めた。なんだかとても無粋な真似の様に思えたからだ。

その代わり。母星へのサンプルとして最後の一つを残しておいた、硝子の花弁の標本をカプセルの中に封入した。]

(2) 2016/07/19(Tue) 03時頃

【人】 道案内 ピート

[2つの宇宙カプセルの返信を文字で書き終えて、宇宙へと飛ばしプラントに戻ると、しばらく覚えたことのない、心地良い疲労が残った。

宇宙カプセルの数は残り2つ。自分以外に減ることのない。
明日は何を伝えて飛ばそうかと、銀色の外装の表面を撫でた。]

(3) 2016/07/19(Tue) 03時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[今日のBARは臨時休業日。
間近に迫った星崩祭の準備をするためです。

彼女は今日も早くにカプセルの受信機まで出かけていきました。

今日もまた、2つのカプセルを渡された彼女の機嫌は右肩上がりのようです。
部屋に帰るまでに何度もくるりと横回転をしていましたから。

2つのカプセルのうち、ひとつは返信されたもの。
ひとつは透明な水草で編まれた籠に入っていました。

また、水に纏わる星でしょうか。
ひとまずそれは机の上に置き、2回目に送った手紙の返信カプセルを開きます。]

(4) 2016/07/19(Tue) 21時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[彼女は手紙を開いて二つのガラス球を大きく見開きます。
その理由はすぐにわかりました。

見覚えのある便箋。
インクの香り(成分)。
丁寧で綺麗な字。

そう、一通目の返信をくれた彼です。
この広い宇宙で。
同じ星にまた彼女の手紙が流れ着き、
そして彼の手元に届いた。
彼の星の大きさはわかりませんが、すごい偶然があるものです。

彼の手紙を読み進めていく彼女の心が暖かくなるのを感じます。

彼にもがっかりする出来事というものが過去にあったらしいこと。
そしてそんな彼を支えているのは彼の娘さんだということ。]

(5) 2016/07/19(Tue) 21時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[私はまた、彼に親近感を抱きます。

彼の言う、知人。
それは彼にとってきっと大切なひとなのでしょう、と私は想像を巡らせます。

近くにいるという大切なひと、空の向こうの知人。
彼はその人たちとこの星崩祭で過ごせるのでしょうか。

そうであればよいと、心から願います。]

(6) 2016/07/19(Tue) 21時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[そして、締めくくられた言葉に彼女は大きく頷きました。

私も同時に頷きます。

キャンディは親子で美味しくいただいてくれた様子で。
彼女は薄く口角を上げて、音のない言葉を紡ぎました。

(ト モ ダ チ)

娘さんからだというプレゼントは何でしょうか。

カプセルには、まだ何か入っています。
取り出してみると、それは可愛らしい星形のイヤリング。

彼女の好きな、黄色い星。

彼女はそれを耳に飾り付けて鏡を覗き込みました。

とてもよく似合っています。]

(7) 2016/07/19(Tue) 21時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[返信の手紙を大事にまたしまいこむと、
彼女は水草の籠でできたカプセルを開きました。

ばしゃ、と水が溢れて机の上に広がります。
パチパチと彼女は驚いたように瞬きをして、
中の手紙に目を落としました。

真っ黒な紙に、真っ白な文字。
まるで水の流れのような文面を読み進めていくと、
彼女は首を傾げました。

私も手紙に綴られた御願いについて考えを巡らせます。

彼女は机を布巾で拭いてから、一度部屋を出ます。

マスターに黒い手紙を見せても首を傾げられてしまいました。
彼女は部屋の隅にある端末を取り出して記憶図書館へアクセスをします。

星の記憶が主に納められた図書館。
しばらくそれを閲覧してから、彼女は返事を書き始めました。]

(8) 2016/07/19(Tue) 21時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[お願い事、にはうまく答えられたかわかりません。

彼女は私にならばわかるかもしれないと思ったようですが
私にもわからないことでした。

返信のカプセルには密閉した食べ物をいくつか入れます。

お酒と一緒に出すツマミであるそれは、
彼女なりにBARの宣伝のつもりなのかもしれません。

それから、新たに飛ばす手紙をひとつ書いて、
そこには何を入れようかと考えます。

引き出しから小さなオルゴールを取り出すと、それを入れました。

返信のカプセルと一緒に新しく書いた手紙を持って
カプセルの送信機へ向かいました。]

(9) 2016/07/19(Tue) 21時半頃

【人】 星先案内 ポーラ

  Gehst du,sprech' ich mit verhaltnen Tränen:
  “Ruhet süß,ihr lieben,lieben Augen!
  Ruhet süß,ihr weißen,weißen Lilien!
  Ruhet süß,ihr lieben,lieben Hände!”

[一音もずれることなく、コエが揺れることもなく。
わたしのコエは澄んだように響く。

明日に控えた星崩祭。
衣装は明日のお楽しみ。
詩はわたしの好きなものでいいらしい。
どんな曲でも、どんな意味を持っていても。
それを知っているのは、この星ではあなたとわたしだけ]

(10) 2016/07/19(Tue) 22時頃

【人】 星先案内 ポーラ


 まーすーたーぁ、

[そろそろ帰りたい、と駄々をこねる。
あと少しだけ、と先延ばしされるのももう6回目。

痺れを切らしたわたしは、あなたの手を取った]

[頭の中は、今朝方届いていた宇宙カプセルのことでいっぱいだった。
昨日は結局あのままバルコニーで寝てしまって、
起きればみっつ、カプセルが転がっていたのだ。

返信されてきたのがひとつ。
見覚えのあるのがひとつ。
それから、はじめてみる形状のものがひとつ]

[ひとつひとつ、カプセルを開けて。
明日に迫った星崩祭に、想いを馳せた]

(11) 2016/07/19(Tue) 22時頃

【人】 救星隊 アマルテア

[彼女の朝は、今日もドーム外から始まった。
昨日とは違い、自ら外壁の調査を志願したのだ。
目的はもちろん、流れてくるかもしれない文の捜索である。

果たして、それは来た。
抜けるような宙から落ちてきたその碧球は、まるで狙ったかのように彼女の手の中に収まる。]

ほんとうに、届くんだ……

[無意識のうちに呟いたのは、ようやく実感が湧いたからだろう。
遠い遠い宙の彼方と、こうしてやり取りができるとは、聞き知ってはいてもやはり現実味のないことだったのだ。]

[戻ってきた彼女を、守衛の男は咥えた葉巻をくゆらせながら迎えた。
軽く片手を上げると、彼女は昨晩よりは幾分もマシな笑顔で応えたという。]

(12) 2016/07/19(Tue) 22時半頃

【人】 救星隊 アマルテア

[それは、彼女の人生の中で、最も死に近付いた日であると言っても過言ではなかった。
轟音、そして鳴り響くサイレン。
多量の空気が流れ込む地響きのような音色。
そこに、幾多の悲鳴が交ざる。

遠く宇宙空間からの飛来物が、ドームを突き破った瞬間であった。]

[すぐさま精鋭隊員により破損箇所を塞ぐ決死隊が組まれ、皆がみな石像のように固い表情で死地へと向かうのを、彼女はただ眺めるしかなかった。
当時新人であった彼女は、ドーム内にて避難誘導と、取り残された人の救助を申し訳のように命ぜられた。]

(13) 2016/07/19(Tue) 22時半頃

【人】 救星隊 アマルテア

[それは果たして偶然であったのか、必然であったのか。
彼女は混乱の最中、その災害の原因となった飛来物の、最初の発見者となる。
銀の立方体、隙間なく刻まれていたと思われる異星文字はほとんどが融け崩れ、およそ解読の余地はなかった。
そしてそれは、彼女の腕の中で"開いた"。]

[動いた。
それが最初の感想だった。
そして、確信へと変わる。
これは、生きてる。
中にあったのは、人だった。
よく良く見れば細部が異なってはいたが、確かに人だったのだ。

彼女は、その幼子の姿をした"それ"に星の名を与えた。
今から2年前。
創世祭直後の出来事であった。]

(14) 2016/07/19(Tue) 22時半頃

[店もすっかり落ち着いて、客足も緩くなって来た頃。道
行く人は興奮気味に変わってゆく空を見上げ騒ぎ立てている。
暇を弄ぶワタシは店のテーブルにベッタリと張り付き、テーブルの下で足をゆらゆらと揺らしていた]

あーあ、お手紙もっと送りたかったな…ワタシが送ったお手紙達…届いたのかな、ちゃんと宇宙へ行けたのかなぁー

[お客さんが来ても上の空。だって手紙の行方と、送ってくれたかもしれないワタシへのお返事が気になるんだもの。
テーブルの上に小さな星貝を並べて指で弾いて遊んでいると、奥からお母さんが何かを持ってきた]

これはなあに?機械?
この星にも機械があるの?

[四角い形状のソレは、真ん中に真ん丸の網目模様がついていて、角には1本の細長い角が生えていた。
お母さんは幾つか並んでいるボタンを押した。]

…わぁ!声が聞こえるわ!
誰の声かしら…

[雑音に混じって聞こえる人の声。
聞いたこともない単語で会話をしていたり、子供たちが騒ぐ声が聞こえたり。まるでこの星じゃない所の会話みたい]


「この機械はね、貴方の本当のお父さんが貴方と一緒に此処に置いていった物なのよ。
星崩祭の前夜祭。他の星より早く波が来るここではその波に乗って流れてきた他の星の声が聞こえるの。」

えっ…どうしてお父さんがそんなものを……?

「さあ…お母さんにはわからないわ。
でもきっと…そうね、貴方に届けたかったのかもしれないわ。」

[ワタシはお母さんのその言葉に、バッと機械を振り返ると両手で掴んで耳元に近づける。
様々な声が流れる中で、聞こえるかもしれない。お父さんの声を探して]


【人】 救星隊 アマルテア

[回想以上。
未だ記憶に新しいその災害は、B1余名の犠牲を出し収束に至る。]

(15) 2016/07/19(Tue) 22時半頃

【人】 救星隊 アマルテア

「わぁ……!」

[つまるところ、2通目となる返信に歓声を上げる彼女の妹、ステラはこの星の人間ではないのだ。
肌は色白とされる彼女のそれより幾分か薄く、それでいて鉱石のような硬さを持っている。
四肢や身体の構造は同じように見えるが、食事を摂ることはない。
そして何より、彼女たちには眼に当たる、その部位には瞳孔や虹彩はなく、ひたすらに深い闇を宿していた。]

じゃあ、開けるよ。

[そう告げて彼女がその碧い硝石を開くと、中から音が溢れた。
彼女は目を見開く。
そしてステラの瞳に宿る星々も、ステラの心象を表してか瞬きの頻度を増した。
溢れ出した音は声であり、彼女には理解できない言語をメロディに乗せて奏でる。]

「このひとには、大切な人がいるんだね。」

[声が終わると、ステラはしみじみというようにそう呟いた。
驚いたのは、彼女である。]

(16) 2016/07/19(Tue) 22時半頃

【人】 救星隊 アマルテア

ステラ、分かるの?

「うん。わたしの大切な人に、わたしの声を届けてほしいって、お星様に祈ってた。」

[歪んだ表情が、妹の瞳には映り得ないことが救いであった。
それは、やはり。
彼女と妹は、生きるべき世界が違うのだと、そう突きつけられているかのようで。]

……お手紙、入ってたよ。
読もうか。

[静かなる刃のように、ゆっくりと彼女の心に食い込んでいくのだ。]

(17) 2016/07/19(Tue) 22時半頃

【人】 地下軌道 エフ



    『――― エフ、起きて?』

.

(18) 2016/07/19(Tue) 23時頃

【人】 地下軌道 エフ

[ 柄にも無く、
 跳ね起きた、横には。
 
 彼女では無く、少女が、いた。 ]

(19) 2016/07/19(Tue) 23時頃

【人】 地下軌道 エフ

[ ―― 明日は 星崩祭。

 窓の外、街のすべてが装飾され、
 電子機器から聞こえる音声も、祭の話題で持ちきりだ。
 
 少女の姿を捉え、数度瞬いた後、
 緩慢に起き上がる男を怪訝そうに見つつも、
 いつも通り、少女は腕に軽く触れる。 ]

(20) 2016/07/19(Tue) 23時頃

【人】 星先案内 ポーラ

[ひとつめ。
返信されてきた宇宙カプセルを開けると、
何かの香りが鼻孔をくすぐった。
普段食事を摂ることは無く、匂いを嗅ぐことも滅多にないわたしたちは、それが食べ物の匂いだということさえ分からなかった。
丸められた羊皮紙と、銀色のコインが一枚。
表に音符、裏に流星が彫られたそれを無くさないように机の上に乗せた。

丸められた羊皮紙を開くと、
わたしは驚いたように目を丸くさせた]

(21) 2016/07/19(Tue) 23時半頃

【人】 星先案内 ポーラ


 ねえ、ね。
 クリスマスちゃんから、ほら、
 昨日あなたが手紙を読んでくれた。

 ……わたしも、あなたからのお返事をもらえて、
 とても、嬉しい。

[銀の旅人に会えたのなら、必ず伝えよう。
わたしの歌を素敵だと言ってくれたあなたの言葉を。
銀色に光るコインは、星にかざせば僅かに煌めいた。
音符は、流星は。
わたしを想って彫ってくれたのだろうか。
そんな確かめようのないことを、思った]

(22) 2016/07/19(Tue) 23時半頃

【人】 地下軌道 エフ


 「明日の準備は、出来た?」
 「あんまりくたびれた格好だと、母さん拗ねちゃうよ」

[ 大丈夫だ、との 声 の代わりに、
 少女の頭を、ぽん、と 撫でた。

 家の前、今日はカプセルが無かったらしいが。
 まあ、広い宇宙だから。
 明日には 彼女への話題が何かしら届いているだろうと、
 男は ゆぅるり 構えていて。

 反対に 少女の表情は、曇っている。 ]

(23) 2016/07/19(Tue) 23時半頃

【人】 地下軌道 エフ


 「ねえ」
 「母さん、来ると思う?」
 「他の星に、ふらっと行っちゃったり、しない?」

[ 男から見て、少女は。
 しっかりしている、とは思っているが。
 まだ親に守られるべきこどもなのだ。
 不安でない方が、おかしいのかもしれない。 ] 

(24) 2016/07/19(Tue) 23時半頃

【人】 地下軌道 エフ

[ カプセルの隣。
 机に置かれている小瓶に詰まった星々。
 
 "食え、美味いぞ"と伝えながら、
 一つを少女に手渡して。
 残りは、明日会う彼女のために残しておこう。

 男も、少女も そして彼女も。
 生態系のずれた身体だから、
 周りの人間が表現するような、"美味しい"とは、
 少し、異なるところがあるのかもしれない。
 
 でも、味は感じずとも、
 成分は細かく分からずとも、
 香りは、確かにあるから。

 だから、美味しいに結びつくのだろう。
 男もそうだし、きっと彼女も、少女もそうだ。 ]

(25) 2016/07/19(Tue) 23時半頃

【人】 地下軌道 エフ

[ 空いている片手で。
 代わりに口で遊ぶのは、煙草一本。
 男の、いつも。]

 "大丈夫だろ"
 "きっと待ちきれなくて、もう来てる"

[ 星を口に入れた少女の瞳が、瞬く。
 男の手はもう離れてしまって、
 少女には触れていないから、念こそ飛ばないが、

 「なんでそんなことわかるの?」
 
 とか、
 言いたがってそうな、そんな 顔。
 その答えを、つまらない男は、
 少女に教えてなんてやらない。 ]

(26) 2016/07/19(Tue) 23時半頃

【人】 星先案内 ポーラ

[ふたつめ。
それは、はじめて見る形状の宇宙カプセルだった。
丁寧に刻まれたその文字は、
相手の性格を思わせるようだ。

羊皮紙が一枚、それと]

 袋と、チップ?
 ええと、わくせい いくせい ?

 ……星が、創れるの?

[信じられない、そんな風に驚きで目を丸くした。
彼が横からチップを手に取れば、
映像が浮き上がってきた。
説明を見るのは彼に任せて、
わたしは同封されていたふたつの袋と
水らしきものが一滴だけ入っている小ぶりな瓶をみつめた]

(27) 2016/07/20(Wed) 00時頃

【人】 星先案内 ポーラ


 すいそう?そんなのここにあったっけ、
 透明な容れ物……それなら。

[部屋に花を飾っている透明の大きな花瓶を指さすと
花を別の容れ物に移して準備完了。
その後は説明通りに(彼が)工程をこなしていく。

指で軽く混ぜると、小さく息を吸った]

 あなたは、どんな星になるのかな。
 わたしの、わたしたちだけの小さなお星さま。

[衛星用小型カメラを星の近くに置けば、
小さな星の未来を願った]

(28) 2016/07/20(Wed) 00時頃

【人】 星先案内 ポーラ

[みっつめ。
それは見覚えのある宇宙カプセルだった。
あなたはそれを覚えていたのか、
慣れた手つきで表面を軽く数回たたけば映像が浮かび上がった]

 ……もしかして、
 わたしに内緒でこの前届いたの何度か見てた?

[こちらを覗き込む褐色肌の彼は、
見間違えようもなく、いつかの彼で。
思わず頬がゆるむ。

途中で映し出された水槽の中のものが、
どうしてか見覚えのある気がして。
先に気付いたのはあなただった]

(29) 2016/07/20(Wed) 00時頃

【人】 星先案内 ポーラ


 そう、どこかで見覚えあるなって思ってたの。
 さっき創ったお星さま創るやつだわ!

 世界も、宇宙も。
 思ったよりもずぅっと、狭いのかな。

[感慨深く呟けば、
あなたが同意の言葉を零したのを聞いた。
あなたが素直にそんなことを言うなんて、
明日は何か降るのかしら。
軽く茶化せば、星だろ、と真面目に返された]

(30) 2016/07/20(Wed) 00時頃

【人】 救星隊 アマルテア

「すごいなぁ。
ずっと夜ってどんな感じなんだろう。
どれくらいたくさんの星があるんだろう。
藍色の宙って、どんな色なんだろう。
あかいろ、あおいろ、きいろって、どんな……」

[ステラは、どこでもないところを見つめていた。
彼女は手紙を読み終え、そんなステラを眺めている。
ステラの手元には、手紙と共に入れられていた、硝石に閉じ込められた見知らぬ植物がある。
ステラには、その輝きが分からない。
ステラの手には、それが滑らかな円柱状であることしか伝わらない。]

ねえ、ステラ。
もし……もしもだけど。

そこに行けるのなら、行ってみたい?

[ステラは、満面の笑顔で答えた。]

「うん!」

(31) 2016/07/20(Wed) 00時頃

【人】 救星隊 アマルテア


そっか。

そうだよね。

(32) 2016/07/20(Wed) 00時頃

【人】 地下軌道 エフ

[ 準備、とはいえ。
 そんな大きな荷物があるわけでもなし。
 今日もまた、男はペンを取る。

 少女か、彼女に伝えるためか。
 あるいは、男自身が、楽しいからか。
 もしくは、両方 か。

 理由は、うまく表現が出来ない。
 それでも男は、文字で遠くへ意思を繋げる。 ]

(33) 2016/07/20(Wed) 00時頃

【人】 救星隊 アマルテア

[この星に、遠い宇宙を旅できる技術はない。
その夢に最も近付けるものは、今彼女が抱えている光籠であった。
隙間なく、細かく編まれたその籠の材料は、この星に存在し人々の生活を支える植物のひとつである。
その植物の葉は、内に包まれたものの状態を維持するという、変わった特性があった。
つまり、籠の内に入れば、宇宙空間でも生命を維持できると考えられる。
しかし、それは万能ではない。
ある程度の大きさを超えると、その籠は自壊を始めてしまう。
光籠は、壊れないギリギリのサイズで編まれていた。

人は、到底入れない。
けれど、あの子なら?
あの子だけなら、この揺籠に守られながら、遠い宙のどこかまで、旅をできるのではないか?
この、拙い姉の元を離れて、より相応しい居場所へと、あの子は辿り着けるのではないだろうか。]

(34) 2016/07/20(Wed) 00時頃

【人】 星先案内 ポーラ

[みっつの宇宙カプセルを、
今日も、昨日と、一昨日と同じように見送った。
明日は星崩祭。
わたしは星の光を浴びて輝く、
機械仕掛けの歌姫]

 あなたのために、コエを ココロを
 ウタを綴りましょう。

[あなたの手にわたしのそれを重ねれば、
祝詞のように小さく、コエを紡いだ]

(35) 2016/07/20(Wed) 00時半頃

【人】 地下軌道 エフ

[ 暗闇の元、装飾された街から。
 カプセルを、何処かの星へと飛ばす。

 "語る"言葉が少ない、不器用な男は、
 少女とともに、彼女とともに。
 
 暗闇の向こう、
 外に焦がれた彼女が、
 何時か願った星の波を、見るのだろう。 ] 

(36) 2016/07/20(Wed) 00時半頃

【人】 保険調査 ライジ

[

        “  星崩祭  ”


その名は、いったいどこの誰がつけたのだろう。
宇宙プランクトンの大移動の様から
そう名付けられたとは聞いているが
いまのこの星にとっては
なんとも皮肉の効いた名に聞こえてしまう。


星が、崩れる。
それはいったい どれほど美しい夜なのか。


期待よりも重く胸に広がる
この気持ちに名前をつけるなら、それは

            ────恐怖、だろうか。]

(37) 2016/07/20(Wed) 01時頃

【人】 保険調査 ライジ



       「  パパ、あのね!  」


[俺を呼ぶシンの声に、ハッとする。
いけない。ぼうっとしていた。

いまは明日のためにシンと二人でおつかいに来ている。
星崩祭の準備ではなく、
誕生パーティーのごちそうのため。
食べ物のたくさん入った袋と、
先日贈られてきた鶴たちを飾る、
鳥籠型のドームを脇に抱え
左手には小さな彼の手を握る。]

(38) 2016/07/20(Wed) 01時頃

【人】 保険調査 ライジ



  んー?どうした?


[ゆっくり、並んで歩きながら彼の話に耳を傾ける。
イースターという子に送った手紙は届いたのか、だとか
菓子屋のおばさんがおまけをくれたのは
クリスマスという子から貰ったコインのおかげだとか、
彼の口から紡がれるのは
ここ数日、手紙のやり取りをした
外の世界の話のことばかり。
時折、なにかの曲を口ずさんでいたが
きっと、あのカプセルから響いた歌声を真似ているのだろう。]

(39) 2016/07/20(Wed) 01時頃

【人】 保険調査 ライジ

[そんな家路を辿りながら
シンがぎゅっと俺の手を握る。
「あのね、」
先ほどよりも少し小さな声で切り出されたのは、]


  うちゅう…ひこうし?


[「おおきくなったら、うちゅうひこうしになる」
シンはたしかに、そう言った。
俺は一瞬だけ、言葉に詰まる。]

(40) 2016/07/20(Wed) 01時頃

【人】 保険調査 ライジ



  ……おー、すごいな。
  そんな言葉どこで覚えてきたんだ?

  宇宙飛行士かー。
  いいなあ。
  いろんな星に行けたら
  すごく楽しいんだろうなあ。


[できるだけ、自然に見えるように笑顔を作る。
シンはそれを見て嬉しそうに笑い、
また機嫌が良さそうに鼻歌をうたった。
どうやら、文流しをして外の世界に興味を持ったらしい。

“ おおきくなったら ”
その言葉が 胸をきつく締め付ける。

彼の夢が叶うことは、果たし────]

(41) 2016/07/20(Wed) 01時頃

【人】 保険調査 ライジ

  ………ッて!?!?


[コンッ。
俯く俺の後頭部に、何かが直撃した。
地に転がるのは、
掌サイズの淡赤色をした、僅かに光を放つガラス玉]

(42) 2016/07/20(Wed) 01時頃

【人】 保険調査 ライジ



  これは、やっぱり……
  あの子から、だよな。


[家に帰ってきた俺は、
頭に直撃した手紙を何度も読み返す。
開いたカプセルは今日は歌わなかったけれど
「世界が終わるとき」
その文面には、見覚えがあって。
送るはずのなかったあれを、
なにかの間違いで送ってしまった ということだろうか。]

(43) 2016/07/20(Wed) 01時頃

【人】 保険調査 ライジ



  なにを願う、か。


[ごろりとソファに寝転がり、
何度も何度も、読み返す。
部屋の隅では、鳥籠型のドーム中で
折り鶴たちがふよふよと飛んでいる。

シンは、昨日生まれた“星”に
今日あった出来事や、明日の祭のこと、
誕生日のこと、それから…将来の夢を話していた。
ちいさな“星”は相槌でも打つかのように
ゆらゆら、光のカーテンを揺らしながら
虹色に揺れていた。]

(44) 2016/07/20(Wed) 01時頃

【人】 保安技師 ナユタ

[何かが、頭上の触角に触れた。
そのまま、くいくいっと引かれるような気配]

――――んぅ。

[触角で、触れてきたその『何か』探りながら、唇の端から零れた涎を手の甲で拭う。
ああ、これは]

おはよう、鳥。

[昨日宇宙の何処かから贈られた機械仕掛けの鳥の頭を、涎を拭っていない方の手で撫でてやる。
単にスイッチ《頭のセンサー》を押したからだと分かっていても、まるで返事をするように『ぴちち』と囀る姿は愛らしい]

……あー。
久し振りに誰かに「おはよう」って言ったなぁ。

(45) 2016/07/20(Wed) 01時頃

【人】 好奇診 キカ


[昨日届いた透明な花弁を持つ花が、
白い箱の上で、光を受けてきらりと光る。

君は、目を覚ましてから再び、
白い箱に手を伸ばしていた。
すると、浮かび上がる映像の中で、
外部からの異物反応が幾つか見られていた。]


  わ、わぁ。 わあぁ。


[君の瞳は、まんまると縁を大きくさせ。
異物の存在に胸を踊らせる。
はしゃぐ君は、白衣の袖を揺らして、
私に何も告げずに駆け出すのだ。]
 

(46) 2016/07/20(Wed) 01時頃

【人】 好奇診 キカ


[その背中はまるで、私の側からいなくなる。
そんな様を映すように見えたから、
私に ココロ があったのならば、
かなしみを抱いていたに違いない。]


  ほし、ほしぃ〜〜!


[昨日の如く、両腕にカプセルを抱え。
(昨日より数は多いみたいで、必死な様子)
跳ねるように、私の目の前にやってくる。
そうしてまた、ひとつひとつ開いてゆく。]
 

(47) 2016/07/20(Wed) 01時頃

【人】 好奇診 キカ


[先日は、自分の送った文の返事だけだった。
でも、今日は違うらしい。
それが君の好奇心を掻き立てているのだろう。]


  んと、えっと。
  まずはぁ、これから!


[自分の送った文の、返送用のカプセル。
開いて中身を取り出して、返事に目を走らせる。
頬杖をつき、一文字一文字丁寧に。
真剣な君の表情に、私は魅入る。]
 

(48) 2016/07/20(Wed) 01時頃

【人】 好奇診 キカ


  ………家族、かぁ。
  いいお父さんなんだろうな。


[そういえば、私は君の家族の話を聞いたことがない。
君は、私に教えてくれなかった。
家族の存在について、家族の役割について。]


  僕も、パパンとママンと
  家族で一緒に暮らしたかったな。


[けれどもそれは、叶わぬ夢なのだろう。
家族とは、共に過ごすものなのだろうか?
家族について話す君の瞳は、
ちょっとだけ俯いていたから。
なにか、かなしい思い出でもあったのかもしれない。]
 

(49) 2016/07/20(Wed) 01時頃

【人】 好奇診 キカ


[そして、君は私に視線を映す。]


  でも、僕は君の親だものね。


[にこり。目元を弛めて、
目元を細めて、私を見る君。
そう、君は、私の親なのだから。]
 

(50) 2016/07/20(Wed) 01時頃

【人】 好奇診 キカ


[そうして、次なる文を開く。
白い便箋。封を開けると落ちる何か。
拾い上げると、それは写真というものらしい。
写っているのは、男女の姿。
恋人にしては年が離れすぎていて、
友人にしても少し可笑しなものだ。
これもまた、 親子 だろうか?]


  クス。 ひとは誰しも、
  星を持っているっていうのかい?


[ふと、目に入った写真の裏に刻まれた言葉。
君は、口許から思わず笑みが零れた。
細められた瞳はまた、何を映しているのだろう。
丁寧に便箋を取り出して、並ぶ文字を追いかける。]
 

(51) 2016/07/20(Wed) 01時半頃

【人】 好奇診 キカ


[やっぱりだ。とでもいうかのような君の表情。
三人親子だろうと、紐解く内容。
家庭を持てば、子を大切にするのが定石なのは
どの星も同じなのかと、君は呟いていた。]
 

(52) 2016/07/20(Wed) 01時半頃

【人】 保険調査 ライジ

── xing ──

[パパがおへんじをかきにいったとき
ぼくはちっちゃなこえでおほしさまにはなしかける]


   あのね、おほしさま
   ぼく こっそりおてがみかいたんだ
   パパにもママにも ナイショだよ

   かみさまに おねがいごとするの


[いひひってわらって
ぼくはまどから かぷせるをとばした。
だれにもヒミツ。
ぼくと、おほしさまと、
おそらのどこかの かみさまだけがしってるおてがみ。]

(53) 2016/07/20(Wed) 01時半頃

【人】 好奇診 キカ


[そうして最期の一つ。
金色が眩しくて、赤い色がアクセント。
開いて次々現れるものに、君の興味は有頂天。
丁寧に取り出した、歪な模様のコインを摘み。
白の天井に翳して見つめ、鼻を掠める良い香りに
君は穴が開くほどその液体を眺めていた。
どれも、この星ではもう見ないもの。
物々交換もしくは配給が主流、
食事は、基本的には睡眠中に
白い箱が勝手に何かしているらしいとのこと。
見慣れぬ二つ、君のココロは踊る。]
 

(54) 2016/07/20(Wed) 01時半頃

【人】 好奇診 キカ



  ねぇ、星。
  見たことないよ、なんだろう?
  これは、何に使うんだろう!


[興奮した様子で、
ケースの下に置かれた羊皮紙を手に取るのだ。
そう、君の使う紙と、同じもの。]
 

(55) 2016/07/20(Wed) 01時半頃

【人】 好奇診 キカ


[文字列を追いかけ終えると、
君は瞳をぱちりと閉じる。]


  ううぅ〜ん、
  このひとたちも、星を渡れるのかな。
  僕がもらって、よかったのかな…。


[貰った文は嬉しいけれど、
何やら心配なご様子で、小さく唸る。
君はこう続けるのだ。
旅人なんて、この星にやってこない。と。]
 

(56) 2016/07/20(Wed) 01時半頃

【人】 好奇診 キカ


[けれど。]


  おまもり、もらうの初めて。
  うれしい、な。


[先ほどのコインを再び手にして、
表面の模様を指でなぞる。
……君は小さく微笑んだ。]
 

(57) 2016/07/20(Wed) 01時半頃

【人】 保険調査 ライジ

[手紙を書き終えリビングに戻ると
シンが窓辺でなにかをしていた。]


  ………?どうした、シン。


[声をかければ、彼はビクリと大きく肩を揺らし
ぎこちない笑顔で振り返った。
……こういう誤魔化しの笑みが下手くそなのは、
いったり誰に似たのやら。
何か隠しているようだけど、
彼が言いたがらないのなら無理に聞くこともないだろう。

ぽんぽんと頭を撫でると、
俺は窓を開け手にしたカプセルを空に放つ。
前夜祭、最後の手紙。
夜空に溶けて見えなくなるまで 見送った。

どこかで、歌う声がする。]

(58) 2016/07/20(Wed) 01時半頃


[眠りの深さは一律ではない。
波のように、浅く深く、変わりゆく。]


 明日はお祭りだから、早く体力が回復するといい。
 ゆっくり休んで。


[ヒトの声が、聞こえた。
ワタシ達も呼応するように、お大事にといったようにちかちかと念を送った。]
 


【人】 好奇診 キカ


[君は、文を三通したためて。
宇宙へと放つのだった。
次もまた、誰かの元へ届きますように。
祈りは、天へと届くだろうか?]


  いってらっしゃぁい!


[………残念ながら、
内の一通は。
エラーで返ってきてしまうことなど、
いまの君には知る由はないのだけれど。]
 

(59) 2016/07/20(Wed) 02時頃

【人】 保安技師 ナユタ

[つんつんと突いては『ぴちち』突いては『ぴちち』を繰り返していると、突かれるのを厭うようにぴょんぴょんと窓辺へと移動して行く。
この辺りの行動パターンがどう設定されているのかは、自星の技術力を遥かに超えた域の為、想像も付かない。
調べる為に分解したら元には戻せないだろうし、手違いで故障させたとしても直すのは容易ではないだろう]

こら、あんまそっち行くと落ちるぞ。

[窓を閉めていると言っても湖上のこと、何かの拍子にでも水に落ちてしまったらどうなることか。
丸い頭を抑えて遮ると、『ぴゃぴゃっ』と抗議するような囀り声が掌の中から聴こえてきた]

[そしてもう一つ。
何かがこんこんと窓を叩く音も、耳に届く]

(60) 2016/07/20(Wed) 02時頃

【人】 保安技師 ナユタ

[捕まえた鳥を肩の上に移動させてから、窓の外を改めて見遣る]

……??

[先程は気付かなかったけれど、見覚えのある魚型の小さなカプセルが宙に浮いていて、正面から見るとちょっと間抜けなその顔で此方を覗き込んでいる。
カプセルに意思など無いのだから、覗き込んでいるというのは此方の主観だけれど]

返事だ!!!
おい鳥!返事が来たぞ!!!!

[窓を開け放つと、メモリーから宛先へと辿り着けたカプセルは手の中に収まった]

(61) 2016/07/20(Wed) 02時頃

【人】 保安技師 ナユタ

[早速玩具のような形をしたカプセルを開くと、手紙と、それよりも小さい紙片が零れ落ちてきた]

……肖像画?

[それにしては精巧な、青い水溜りを背に微笑む少女の絵姿。
湖底の遺跡から発掘出来る技術達の中から静止画を紙に焼き付ける術は未だ確立されていないから、それが『写真』と呼ばれる物だとは、分からなかった。
矯めつ眇めつしながら裏返すと、年若い少女のような丸い文字で『いつかの海で』と走り書きがされていた]

海?これが……

[一見すると湖に良く似た、大きな水溜り。
けれど見知った水の色より、幾分か青が深く見える]

[幸せそうに映る少女の絵姿を一度置き、手紙を取り上げる。
紙片の裏の走り書きと同じ丸い字で、絵姿の少女から受ける印象のままの書き文字が並んでいる]

[彼女の星の空は灰色をしていて、海はもう青くない。
そんな文字と、絵姿の微笑が結び付かないけれど。
昨日の、子を持つ『彼』の星がそうだったように、彼女の星もまた、自然が減りつつあるのだろう]

(62) 2016/07/20(Wed) 02時頃

【人】 保安技師 ナユタ

んー。
大切な人かぁー。

[昨日の『彼』が良い父親のように思えたからだろうか。
深い意味も無く、つい訊ねてしまったこと]

[職場の人間、友人、商店の人々。
日々を楽しく過ごす相手は沢山居るけれど、その全てが『大切な人』ではあるけれど、『特別』ではない]

[職を得て、一人暮らしを始めて。
快く送り出してくれた三つ向こうの湖に居る親の顔も、暫く見ていない]

……たまには実家に帰るかな。

[肩で髪を啄ばむ鳥に「な?」と話し掛け頭に頬を擦り付けると、『ぴちち』と鳴き声が返ってきた]

(63) 2016/07/20(Wed) 02時頃

【人】 保安技師 ナユタ

― 調査船島 ―

[湖底遺跡調査部のデスク。
鳥が起こしてくれたお陰か、今朝は屋台で行列が出来る人気の朝食も食べられたし、始業前に露天に寄る時間もあった]

[今日帰りに飛ばそうと購入した一揃いのカプセル。
それと、小さな額縁]

(64) 2016/07/20(Wed) 02時頃

【人】 保安技師 ナユタ

[星の名を持つ少女の絵姿を納め、デスクに飾る。
「彼女かー?」「ちげぇよ」なんて、お約束の会話を同僚と交わして]

いつかパパと会えるといいな。

[彼女の言う『空』が、比喩なのか事実なのか分からないから。
『早く』ではなく『いつか』。
彼女ではなく、きっと彼女の父親が望む『いつか』に、それが叶うことを祈る]

[手紙の最後に添えられていた五画を持つ記号を三つ、絵姿の端に書き足した]

(65) 2016/07/20(Wed) 02時頃

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