204 銀花の咲く路、灰白の世界で君を想う
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墓
少
霊
全
クラリッサに1人が投票した。
フランクに8人が投票した。
フランクは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!
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[ クリスマスパーティー当日。 俺が用意したプレゼントは、 まだお前らには内緒にしてある。 とっておきのやつを用意したから、 期待して待ってろよな。
ちなみに、俺からの愛が欲しいやつは、 素直に申し出るといい。 そのくちびるに、キスしてやるよ。 と、俺はキメ顔で言った。 ]**
(0) dannpa 2016/12/20(Tue) 05時頃
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─ 駅前、15時頃 ─
[ 紙袋を提げて、佇む影がひとつ。 其れは、真っ赤な服にしろいふわふわをつけ、 顎にもしろいふわふわが在る。 周りをゆく人々は、よくあるバイトだろうと、 気にすることはなく通り過ぎてゆく。 ちいさな子供が気づけば、手を振ってくるので、 わたしも、笑顔を浮かべて手を振り返した。]
( やっぱり、目立つよね。 )
[ 身に纏うのは、サンタクロースの服。 しかも女性もののかわいいワンピースとかではなく、 ちゃんとした、サンタクロースである。 腰のベルトには、ぶきっちょなサンタ帽を 被るきゅうちゃんが揺れて居た。]
(1) ゆら 2016/12/20(Tue) 05時頃
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[ この約束の場所に、 お目当の人物が来たのならば、 わたしは、彼女に向かって手を振りながら駆けよろう。]
お〜い、ニモせんぱぁ〜い 早く来てくれて、ありがとうです。
[ ぺこりと、大きく頭を下げると、 サンタ帽のぽんぽんが下を向く。 なんとなく、お髭がこそばゆくて、 頬を指先でちょいちょいと掻いていた。]
(2) ゆら 2016/12/20(Tue) 05時頃
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…… あのね、こっちきて。
[ 反応はどうだっただろう? それをも気にせずに、わたしは彼女の掌を取る。 そして、向かうのは、 偶然出逢ったデパートの中。 きらきらのショーウィンドウのお店。]
(3) ゆら 2016/12/20(Tue) 05時頃
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ニモせんぱい、 ……… ─── これ、着て。
[ マネキンが着ていた、ボルドーのワンピース。 彼女に押し付けて、着るように諭す。 断ろうという素ぶりが見えたなら、 わたしは彼女の腕を引いて、 更衣室に共に入っては服を、 脱がせようとしたかもしれない。]
(4) ゆら 2016/12/20(Tue) 05時頃
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わたしからの、…… クリスマスプレゼント、だから。
[ 目の前に在る女の子の、 しあわせそうな笑顔がわたしは、見たいから。 俯いて、綴る言葉は、 少し弱々しかったかもしれない。]
(5) ゆら 2016/12/20(Tue) 05時頃
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…… ─── かなこちゃん。 あのね、わたしは、 そのまんまで十分かわいいと思うの。 でも、せっかくのクリスマスなんだから。
おしゃれ、しよ …… ?
[ じ、と彼女の瞳の奥を見詰めよう。 不甲斐ないサンタクロースの強引な贈り物。 今日は、小椋サンタが、 かなこちゃんをプロデュースします! 受け取ってくれるといいけれど、 だめだったなら、しょんぼりするだけ。]**
(6) ゆら 2016/12/20(Tue) 05時頃
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ー23日・夕刻ー
[松本に買ってもらったテレイドスコープ>>2:240は、ストラップや鎖を付け足して、携帯につけたり身につけたり出来るらしい。 だが、それは後で考えようと、テレイドスコープ本体のみをお願いする。 松本が楽しそうにしているとこちらも嬉しい。 だが、既に松本はパーティ用のプレゼントを買っていると聞けば目を見開いた。]
ええっ?! それじゃ、私だけが選んでるんじゃ無いですか?! ご、ごめんなさい、一緒に色々アイデアを出し合えるかなって思って……。
[もう、相手はプレゼントを決めていたのだ。 それなら完全に自分の用事に付き合わせてしまったのだと気付いて、少しだけテンションが落ちる。 それでも、せっかく来たのだからと、プレゼントのオマケにもなるだろう小さな万華鏡のストラップを1つ購入した。 ぺこりと松本に頭を下げる。]
(7) 雪音 2016/12/20(Tue) 11時半頃
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なんか、松本センパイすいません……。 でも、楽しかったです。 あ、でも、これは明日にしましょうね? 明日がクリスマスイブなんですから!
[お店から出て、商店街を歩きながら笑みを向けた。 雑踏に踏み込めば、流石にクリスマスイブ前日だからだろう、明日の準備のためにかなりの人混みで。]
わ、……あ、すいません……!
[人にぶつかり、頭を下げて謝罪して。 松本の上着の裾を掴んで、離れないようにして歩き始めていた。 送ってくれると言う彼には少し迷ったけれど。]
(8) 雪音 2016/12/20(Tue) 11時半頃
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……それじゃあ、手芸屋さんに寄らせてくださいな。 頑張って、一晩で編みますから! それから駅まで、お願いします。
[彼の上着を掴んだ手は、その後どうなったか。 手芸屋に寄れば、手触りの良い毛糸を色合いなども吟味していくつか買う。 家にあるものを使えば安上がりだが、折角だから確りしたものを選ぼう。 満足いくものを買えたなら、やはり彼の言葉に甘えることにして、*駅まで送ってもらうのだ。]*
(9) 雪音 2016/12/20(Tue) 11時半頃
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ー24日・朝ー
[昨晩はプレゼント用のお菓子を焼きながら、その横では編み物をしていた。 昨日の時点で用意していたのだが、もう少し、と欲が出たのは自分で選んで買わせて貰ったのが思いの外嬉しかったからである。 作成中、空や陸、それに両親までも「誰の?」と聞いて来たが、プレゼント交換の、と答えていた。 父親がホッと安堵していたのは知らぬフリ。 そして翌朝、朝食の後にドンドン料理を作っていく。 手羽元を形成して味付けして揚げて、チューリップの出来上がり。 それにニンジンを星型に抜いたポテトサラダ。 冷凍のフライドポテトも油で揚げて、折角なので卵とハムのサンドイッチも作ってしまおう。 お菓子はあえて持っていかない。交換用のプレゼントと被るから。]
(10) 雪音 2016/12/20(Tue) 11時半頃
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こらーーー! パーティ用だから食べないでっ!! てゆーか食べるなーーー!!!
[そんな風に頑張る横で手を伸ばしつまみ食いする不届き者を一括。 そうしてもヘラヘラ笑って効果がないのを見て、家事担当の海の目が据わる。]
ベッドのした。 勉強机のした。 バレないと思ったら大間違いなんだからね?
[ブフッ、と吹き出す同い年の兄と弟。 真っ赤になりつつ抗議しようとしてくるが。]
……女子中学生はマズイでしょ、空。 人妻も頂けないよ、陸。 私は二人に健全な恋愛してて欲しいの……。
[断末魔の悲鳴が、蒼井家のリビングに響き渡った。 そもそも、なぜ恋人がいるのにそう言うのを捨てないのか、甚だ疑問な蒼井海である。]*
(11) 雪音 2016/12/20(Tue) 11時半頃
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[さて、料理の類>>10は重箱に詰めた。 クリスマスパーティは何時からだったか。 早めに持って行って、飾り付けの手伝いがあればそれをしても良いだろうと大学に向かう。 途中誰かに会わなければ、そのままサークル室に*向かうだろう。]*
(12) 雪音 2016/12/20(Tue) 12時頃
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[ 抵抗も虚しい。>>2:230 遺伝を恨め。そして、少食なことを悔やめ。 オレとしては成長期に食べなかったりっちゃんを撫でたい。ナイスだ、りつ。]
あははは。
[ 気が済めば、解放してやろう。 ほら、やめてやったぞ!よかったな! 怨めしげな目つきは見なかったことにしておいた。 仕上げに、整えた髪にぽすんと掌を乗っけておいた。]
(13) 宵 2016/12/20(Tue) 20時頃
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[ まあ、いいよ。実行するなら、全部律にやられたって申告するから。>>2:231 律がオレを女にしようと……なんて新本センパイの前で泣き真似でもしてみようか。全くそんな事実はないけれど。]
青のリボンでよろしくー。 律は赤な。
[ なんて、笑ってみせるのだ。 そんな意味も為さない遣り取りを続けつつも、実は一応手を動かしてはいた。律のが働いてたろうけど。 斎藤センパイがようやくサークル室に帰ってきた頃には、すっかりクリスマス一色になっていた。
そうして、自宅へと、帰る。]**
(14) 宵 2016/12/20(Tue) 20時頃
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── 12月24日 ──
[ パーティー当日、待ち合わせ場所へ向かう私は ………結局、いつもと変わらない格好。 家を出る時、母と妹に それでいいの?って目で見られたけど いいんだ、別に。 デートでもなければ合コンでもない。 私がどんな格好をしたところで 今更どうなるわけでもない。 ]
………里咲、まだ来てないか
[ 少し早かったかな。 駅前広場の時計をちらりと見て、 その下にいるサンタの格好をした人を視界に捉える]
(15) choro 2016/12/20(Tue) 21時頃
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( クリスマスか… あぁいうバイトも大変だよね…… )
[ コートのポケットに手を突っ込みながら ぼんやり眺めていたら そのサンタと目が合って、 ………えっ、こっち来る!? ]
(16) choro 2016/12/20(Tue) 21時頃
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えっ…… えっ!?!?
……里咲!?どうしたのそれ…って、 ちょ、ちょっと待ってよ…!
[ ぺこりと頭を下げるのは>>2 待ち合わせしていた女の子、里咲。 いつもの女の子らしい格好じゃなく 髭までつけたサンタルックに 私はただ驚いて、引かれるままについていく。 ]
(17) choro 2016/12/20(Tue) 21時頃
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…………ここ、
[ 前に、里咲と会ったお店。>>3 「 着て 」と差し出されたのは あの日見ていたワンピース。>>4 ……私は、ちょっとだけ視線を落として 笑った。 ]
………い、いいんだってば 私がこんなの着ても………え? ま、ままま待って!すとっぷ! わかった!着るから!脱がさないで!
[ 押し付けられたワンピースを返そうとすれば 試着室へ連れていかれ、私の顔は真っ赤に染まる。 どうしてここまで?と疑問を浮かべたなら 『 クリスマスプレゼント 』……って。>>5 ]
(18) choro 2016/12/20(Tue) 21時頃
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………りさ、
[ 心まで見透かされそうな、真っ直ぐな瞳>>6 逸らしたいのに、逸らせなくて あぁ、夢を見てしまう。 ]
[ ………私も、なれるかな きらきら眩しい、───…… ]
(19) choro 2016/12/20(Tue) 21時頃
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ねえ、サンタさん
私のこと とびっきり可愛くしてくれる?
[ はにかみながら笑う私は、 きっと、“ 恋する女の子 ”の顔をしていたはず。**]
(20) choro 2016/12/20(Tue) 21時頃
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― 12月24日 ―
[一晩寝ずに取り組んだ。 プレゼントは、抱きしめられるくらいの大きさの ふわふわもこもこ、うさぎのぬいぐるみ。 白い毛並みに、首元にリボンを巻いて出来上がり。
初作品にしては上手くできたから。 既製品を示すタグがないのを除けば、購入したものに見えると思う。
悩んだけど。 俺が気持ちを込められるもの>>2:112>>2:123 他に思いつかなかったから。
ラッピングして、紙袋に入れれば、 そろそろ出かける時間。]
(21) rito 2016/12/20(Tue) 22時半頃
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[――――かくれんぼは俺の方が得意だった。
ニモには決して俺を見つけられない。
俺は君をずっと見ていたから。 君がどこにいるか知っているんだから。 隠れるのなんて簡単なんだ。
……知ってたよ。 好きな人がいるってこと。]
後悔は、してないんだ。
[多分、だけど。 直接会えばわかると思うんだ。 君が好きなのは誰かって。
それが、俺の長い思いに決別すべき時。]
(22) rito 2016/12/20(Tue) 23時頃
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[視線を少しだけあげる。 戸棚の上に置いてあるぬいぐるみは、お気に入りだった。>>0:103 大好きな女の子に貰ったものだったから。>>1:257
君がくれたから、ぬいぐるみも好きになった。 手芸もほつれていく姿を見るのが忍びなかったから、覚えた。 ……きっかけはそうだったけど、今は少し違うんだ。
君は、俺の前から去ってしまうだろうけど。 もう、見ていることもできないだろうけど。 君がくれたものは、ほら。こんなにたくさん。
今はまだ勇気がないけど。 いつかもう少し、強くなれたら。 胸を張って、言える日が来るといいな。
大好きだった君がくれた 俺が好きなものなんだって。]*
(23) rito 2016/12/20(Tue) 23時頃
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─ 十二月二十四日 ─
[ 藤の脚は、緑の無い冬の地を踏みしめます。 ひゅうひゅうと冷えた空気が頬を撫で、ほんのりと首を縮めました。 プレゼントを落としてしまわぬように、もう一度抱き直します。
ふと、小さな子供が此方を指さし、手を繋いでいる母親に何やらを訴えかけている様子が視界に入りました。 母親は申し訳なさそうに会釈をするので、藤は会釈を返しながら、小さく手を 振らせ ました。
あの二人は、仲良くしてるかな。 掌に触れる柔らかさを感じながら、公園にから出て行った後姿を思い浮かべて青空に描きます。 空以外はすっかり赤と緑に彩られ、街のはしゃぎように自然と心も浮つくもの。
今日は、クリスマスパーティ当日です。 ]
(24) sa13ichi 2016/12/20(Tue) 23時半頃
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─ →サークル室 ─
[ 荷物を一度置いていこうとサークル室を訪れれば、どうやら鍵が開いているようですね。 軽いノックを打てば、躊躇せず戸を開けます。 中には斎藤が居ましたが、それ以上に目を引くのは部屋の装飾でした。 ]
おはよう、ナオフミくん。 飾り、すごいね。
[ すっかりクリスマス色に染まった室内をぐるりと見渡していれば、「お前のプレゼントもな」と返されます。 ふふ、と笑い声を溢しながら、藤は得意げな顔で両腕に抱く、実に大きなクマの縫い包みの両手を動かしました。 ]
可愛いだろ?
(25) sa13ichi 2016/12/20(Tue) 23時半頃
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[ そう、このクマのぬいぐるみこそが藤の選んだプレゼントです。 淡い苺色の毛並みに、深い鴨の羽色の瞳が瞬き、その首には白のレースリボンが結ばれています。
テディベアをソファに座らせながら、藤はポケットへ手を伸ばしました。 ]
皆が来る前に一服しようよ。
[ 非喫煙者のみでなく、サークル外の人間も来るのですから、臭いには気をつけなければいけません。 藤がサークル室奥の窓を開ければ、一気に冷たい空気が室内に流れ込みます。
斎藤は文句を言ったのでしょうか、どうでしょうか。 何方にせよ気に留めず、窓縁に凭れ掛かります。 ]
(26) sa13ichi 2016/12/20(Tue) 23時半頃
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[ 火をつければ、冬景色の中にぼんやりと、小さな灯が宿りました。 ]
……ハグするとねえ、その日の ストレスが三分の一になるらしい。
[ 煙を肺から吐き出しながら、藤は言葉を落とします。 「だから大きい縫い包みが若干欲しかった」と、口元を緩めながら話すのです。 ]
俺もいろいろ、調べてはいるんだよ。
[ 眸を細めては、その下に刻まれた隈を歪めます。 煙は寒空へと昇り、見えなくなっていきました。 ]*
(27) sa13ichi 2016/12/20(Tue) 23時半頃
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ー本当はー
[本当は、分かっている。 自分が臆病な卑怯者って知っている。 過去の嫌な記憶は過去のもので、今はまた違うはず。 そう思ってもどうしたって、勇気が出ないのだ。 遠くから眺めるだけで、満足。 少し言葉を交わせたらそれだけで気分は上向きで。
でも。 ………だから。
そんな怖い思いと向き合えて、想いを言葉や形にして、結ばれた恋人たちを自分は尊敬しているんだ。
羨ましい。 だけど、それは、その思いが壊れてしまうかもしれない恐ろしさを乗り越えた証だって、知っているから。]
(28) 雪音 2016/12/20(Tue) 23時半頃
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[言葉にしないで好きになってもらおうだなんて。 態度に示さずに気づいて欲しいだなんて。 そんな事、あり得ないって知っているのに、だって、怖いんだ。 あなたの隣にいる自分を、上手く想像することが出来ない。
そんな、子供じみた自分を。 好きになってもらえる筈が、無いから。
きっと私は道化のように笑う。 そんな私は、あなたの事、まだなあんにも、知らない。]*
(29) 雪音 2016/12/20(Tue) 23時半頃
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ークリスマスパーティ?ー
[朝から作った料理を詰めて、交換用のプレゼントも松本へのプチプレゼントも持っていた。 だから、かなり荷物は重くなっていたが、きっと総重量は五歳児よりは軽い筈。 五歳児の平均体重は何キロだったか、親戚の子にオンブを強請られた時よりは、と。 寒空の下フウフウ言いながら運ぶことになる。 少しだけ、虐めたりせずに兄弟の協力を得ればよかったと思ったが、非リアのパーティに彼らを呼ぶのは、ちょっと。
何とか荷物をサークル室に持ち込んだときは、何番目に来れたのだろう。 料理を並べて、交換用のプレゼントは指示された通りに。 後で交換するから、と言われたなら持っているし、どこかにまとめておけと言われればそうしただろう。
どんな風にパーティが始まって、どんな風に賑やかになっていくのか。 そんな中、樹村はどうしていただろう。 チラ、と視線で追う姿を、誰かに見咎められて居なければ良いのだが。]
(30) 雪音 2016/12/21(Wed) 00時半頃
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[そして松本の姿を認めたなら、少し辺りが落ち着いた頃。 若しかしたら帰り際になってしまうかも知れないが、こっそりラインで呼び出すのだ。
『プチプレゼント、渡して良いですか?』
矢張り、皆の前で交換するのは、少しだけ気が引けた。 だって、他の皆の分を用意していないのだから。 松本は皆にそれぞれ用意しているかも知れないが(何せ、皆から欲しいと言っていたから。) 交換用のプレゼント以外は、結局彼にだけだ。]
(31) 雪音 2016/12/21(Wed) 00時半頃
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メリークリスマス、松本センパイ!
[手渡したのは、中身がふかふかとした紙袋。 中には深緑色のマフラーとシンプルなハンドウォーマー、筒状で親指の穴と他4本の指の穴が開いただけの手袋だ。 最初は後者だけだったが、昨日買い足した毛糸で急遽追加したのである。]
これできっと、寒く無いですよ!
[あとは、ハンドウォーマーのサイズが丁度良いか。 そればかりが*気がかりだ。]*
(32) 雪音 2016/12/21(Wed) 00時半頃
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[ 待ち合わせ場所にいたのは、 やっぱりいつものかなこちゃんだった。>>15 強引に手を引いて、連れてゆく場所に、 落ちる視線。>>16 見ないフリをして、試着室へと連れ込むのだ。 彼女の服の裾に指を伸ばし入れ、 軽く引き上げる動作をしようとすれば、 りんごのような頬のかなこちゃんが、>>18 目の前にいたものだから、]
……あ、えと。ごめ、んなさい
[ わたしまで恥ずかしくなってしまって、 頬を染めては、眸を逸らす。 其れでも、もう一度彼女を見詰め、 綴る言葉が弱々しくあったのは、>>5 ほんのすこしの後悔からなのかもしれない。]
(33) ゆら 2016/12/21(Wed) 01時頃
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[ けれど、名を呼ばれてしまえば、>>19 もう一度、ブレかける想いに軸を刺す。
あなたのサンタクロースになりたい、
…… そう願ったのは、きっと、 ひとりぼっちだったあの日、あの夜に、 贈り物をしてくれたことからだと思う。 わたしの、大切なサンタさん。 このクリスマスパーティーを楽しみにできるのも、 きっと、あの日の想い出があったおかげ。]
(34) ゆら 2016/12/21(Wed) 01時頃
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[ “ 恋する女の子 ”は、だれだって、 いつだって、きらきらだよ。
いまのかなこちゃんも、そう。 その笑顔の先にいるひとは、 しあわせだなあって、思うんだ。]
…… もちろん、サンタさんに任せて。
[ こくりと、深く頷いて。 ワンピースを纏う彼女の掌を引けたなら。 着替えが終われば、そのままお会計。 もちろん、りさのカードです。]
(35) ゆら 2016/12/21(Wed) 01時頃
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[ ここのデパートのトイレは、 とってもおしゃれで、ソファとかまであるの。 其処で、かなこちゃんの髪を弄らせて貰う。 コテで毛先を、ふわふわに巻いて。 カチューシャみたく、ゆるく編み込もう。 前髪は、軽く横に流れるように。 耳の上には、ぱちんと留まるお星さま。
お化粧もほんのりと。 かるく杏のような甘さを目尻の下に乗せて、 くちびるには、珊瑚のような輝きを置く。 睫毛はくるるんと、上を向かせれば。]
ほら、おひめさまの出来上がり。 …… 小椋サンタがエスコートしましょうか?
[ なんて、お髭を撫でた指を、 かなこちゃんへと差し出すのです。]
(36) ゆら 2016/12/21(Wed) 01時頃
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[ …… 王子さまの元まで、 王子さまが現れるまで。
この小椋サンタが、 無事にお送りしたいと、思います。
それまでの間だけで、いいの。 このゆびさきから伝わる熱が、 わたしに積もる雪を溶かす。 ]
( わたしの、おひめさま。 )
[ じわりとあたたかくて、心地よい筈なのに。 どうして、目蓋があついのかしら。 …… それは、突き刺す冷たさの在った目蓋へも 熱が伝わっているから、─── よ。 ]
(37) ゆら 2016/12/21(Wed) 01時頃
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[ ……… 譬え話、 わたしの秘められた想いを放ったとして、 まんぞくできるのは、きっとわたしだけ。 それならば、わたしに出来る事は。
しあわせの最大公約数は、 きっと ……… ──── 。 ]**
(38) ゆら 2016/12/21(Wed) 01時頃
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[ ──… サンタさんは、いい子のところにやってくる
私は、いい子 だったろうか。
……ううん、きっと そうじゃない。 自分に、周りに、嘘をついて過ごしてきた。 目の前のこの子にさえ、私は……
嘘を、ついたのに。 ]
(39) choro 2016/12/21(Wed) 08時頃
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[ 着替えが終わり、会計の時 里咲がお財布からカードを取り出すのを見れば 慌てて止めて、私がお支払い。 さすがに、こんないいものを 買ってもらうわけにはいかない。 ]
可愛くなれるきっかけもらえただけで 私には十分すぎるプレゼントだから
[ そう言って、私は里咲に笑いかけた。 ]
(40) choro 2016/12/21(Wed) 08時頃
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[ 鏡の前、ソファに座り、両膝に手を乗せたまま 私は里咲にされるがまま 魔法にかけられていく自分を 静かに見つめていた。
髪に触れる指先が擽ったい。 サンタのお髭があってもわかる 綺麗な顔が 近くへと寄せられれば どきどきと胸の鼓動はうるさくなるし 目元に触れる手には ほんのり熱が高まった。 ]
…………わ、ぁ
[ 閉じていた目を開けば、 鏡に映っているのは ……お姫さまみたいな、自分で。 ]
(41) choro 2016/12/21(Wed) 08時頃
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私じゃないみたい… ほんと、魔法にかかった気分だよ
…………ありがと、里咲
[ 素敵な私をプレゼントしてくれたサンタさんに 嬉しさの溢れる満面の笑みを向けて、 差し出された指先に手を重ね 立ち上がれば、きゅっと握った。
慣れない靴で 転んじゃったら困るもの だから、ねえ 離さないでね。 ]
(42) choro 2016/12/21(Wed) 08時頃
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[ デパートを出る前、 私は里咲に問いかけた。 ]
里咲は オシャレ、しないの?
[ ……って。 『 せっかくのクリスマス 』は 里咲だって一緒。 好きな人がいるなら なおさら 可愛くしていってもいいのに。
私がなんと言っても 着替えるつもりがないのなら それ以上は、言わないつもり だけど。 私ばっかり もらっていていいのかなって ちょっとだけ 眉を下げた。 ]
(43) choro 2016/12/21(Wed) 08時頃
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──→ サークル室前 ──
り、里咲ぁ… ほんとに大丈夫かな…
[ ピザを手にし、情けない顔をするのは お姫さま…じゃなく、いつものニモ。 せっかく綺麗にしてもらったのに いざここにくると やっぱり自信が持てなくて。
けど、いつまでもウダウダはしていられない。 里咲が先に中へ入るなら、 私もひっそり後をついて中を覗く。
みんなは、……藤は、 どんな顔を、するだろう。 **]
(44) choro 2016/12/21(Wed) 08時頃
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― 公園→パーティー会場 ―
[大学へ行く途中の公園。 何となく気になって覗いてみると 案の定昨日の男の子が立っていた。 ひろくんという名前を、俺が知ることは無かったけど。
涙を溜めていた顔は、今は一転して晴れやかに。 こちらを見つけるなり、駆け寄ってきた。
俺のことを待っていたらしい。 まぁちゃんから、 “ぬいぐるみを直してくれてありがとう”の伝言を預かって]
(45) rito 2016/12/21(Wed) 14時頃
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……謝れたのか。よかったな。
[その経緯だけで、 仲直りできたらしいことは、聞かなくとも分かった。 口に出して指摘すると、男の子は何やら照れくさそうな顔をしてから。 めいっぱい背伸びして、俺の耳元に唇を寄せた。
“――綺麗なサンタのねーちゃんに、助けてもらった。”]
……なんだそれ。
[とっておきの秘密を告げるような囁きに。 俺は怪訝な顔を浮かべる。 まるで意味が分からない。 まあ、上手く行ったのなら、それでいいか。]*
(46) rito 2016/12/21(Wed) 14時頃
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[部室に向かえば、大抵の人はそろっていただろう。 見知らぬ相手と二人っきり――なんて、気まずい雰囲気を避けるため、 時間ぴったりに着くように調整していたから。]
なんだ、あれ。
[中に入って、ひと際目を惹いたのは 白いお髭のサンタクロース。 恐ろしいことに。 付け髭の裏に隠れた女性の顔には、見覚えがあった。]
……… “きゅうちゃん”の持ち主?
[桜舞う中の記憶と、目の前の冬の精霊の姿が重なって。 思わず声を出す。]
(47) rito 2016/12/21(Wed) 14時頃
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|
[第一声が「きゅうちゃん」だったこと。 呆れさせてしまっただろうか?
振り向くサンタの腰元では、 主人と同じ格好のきゅうちゃんが揺れていたかもしれない。
部室で写真を見た時から、 また会えるかもしれないとは思っていたけど。 ――この格好は予想外だった。]
大事にしてるんだ…残念。
[腰元に視線を落とし、 まだきゅうちゃんを狙っているのだと 大抵の人には伝わらない、冗談を交じえて口にしてから。]
(48) rito 2016/12/21(Wed) 14時頃
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………
[二度目の邂逅となる女の子の顔を つい、まじまじと見つめた。 もし不審に思われるようなら、躊躇いがちに口を開いて。]
いや、昨日公園に… 女の子のぬいぐるみを壊した男の子がいたんだけど。 無事仲直りできたみたいでさ。 なんでも、綺麗なサンタクロースに助けてもらったって…
[おかしいだろ。サンタクロースって基本おっさんなのに。 何て付け足しながら、 こちらに向けられる双眸を見ていると 何故かふと思ったんだ。]
(49) rito 2016/12/21(Wed) 14時頃
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もしかしたら、そのサンタクロースって アンタみたいな人だったのかもな。
[想像したらなんだかとてもしっくりきてしまい。 自分でも知らぬ間に、小さく笑みを零す。 真相が語られたかどうかは、その後成り行き次第。
それじゃあ、この辺で――と一度離れようとして。 ここでようやく「アンタ」は無いなと気付く。 しかし考えてみれば、俺は目の前の人の呼び名を知らなくて。]
(50) rito 2016/12/21(Wed) 14時頃
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……そういえば、名前、なんだっけ?
[何とも気まずそうに、問いかけた。
――彼女と俺は、同じ相手に失恋したのだと。 知るのはずっと先のこと。 もしかしたら知らないままかもしれない。
とりあえず。まずは最初の、 初めましてではない、自己紹介から。]**
(51) rito 2016/12/21(Wed) 14時頃
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[新本が見慣れぬワンピースを着て、ヘアセットもして入室した時。 その艶やかさに目を輝かせて、素敵ですね、と声をかけたことだろう。 髪の毛も普段と違って素敵な装い。 それを見て、ああそうだ今日はパーティなのだと我に帰る思いでもあった。 小椋もまた、サンタの格好で現れている。 自分はといえば、普段と同じ装いだ。
(せめて、油臭さは取るため、調理後に軽くシャワーを浴びた。だから、辛うじて石鹸の香りではあった、筈。)
そうだ、好きな人がここに着ていると言うのに。 自分は、その為の装いひとつしなかったのだと。 せめてお化粧の1つでもすれば良かっただろうか。した事も、無いのに。 プレゼントの事ばかり考えて、悩んで、肝心の自分は。]
(52) 雪音 2016/12/21(Wed) 16時頃
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(新本センパイ、本当に素敵だな……) (小椋センパイも、クリスマスの盛り上げ役、ちゃんとできて気遣いさんだな……)
[それに比べて自分は、と。 少し凹んで、言葉少なになる姿がある。 せめて、少しでも、お洒落してくれば良かったなあと。
一人勝手にしょげて でもやはり綺麗だと それでもパーティを盛り下げまいと
手持ち無沙汰に、手近の飲み物に口をつける姿が*あった。]*
(53) 雪音 2016/12/21(Wed) 16時頃
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ー24日、パーティ当日ー
[ついに来たクリスマスパーティの日。 交換用のプレゼントと海ちゃんへのプチプレゼント、そして皆に渡す分のプレゼントを忘れずに持って ケーキ屋とちょっとだけ寄り道してから大学に向かった。 ケーキもパーティの主役だしな、これを忘れちゃパーティが進まない。 ……プレゼントの中身? 交換用が黒い毛糸の手袋で、皆に渡す分は三日月のネックレス。 1つだけ微妙に違うネックレスがあるんだけど、まぁ後で分かるから一旦置いておく。
そんな荷物を持ってサークル室に向かった俺は多分最後ぐらいに到着したはず。 そんでパーティも始まっただろうけど、そこでの話は一旦保留だ。 先に話すのはパーティの後、海ちゃんに呼び出された時の事だ。]
『おういいぞ、どこ行きゃいい?』
[海ちゃんからのラインにはそう返して場所確認しつつ、指定された場所に向かっただろうさ。]
(54) ツナ 2016/12/21(Wed) 16時半頃
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[そこでプチプレゼントを渡して、海ちゃんに一言断り入れてから中身見て”おぉ…!”ってなったな。 マフラーと穴あき手袋みたいなやつが入ってたんだ。」
ん?もしかしてこれ、昨日買ったやつで作ったのか? これなら確かに寒くないな! ……おっ、しかもサイズも問題ない ありがとうな海ちゃん!
[なんで昨日買ったやつで作ったのかと思ったのかって、買った時俺もいたから見覚えある色だったしな。 でさ、それを俺にくれたのはいいんだ。 いいんだけど……]
(55) ツナ 2016/12/21(Wed) 16時半頃
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[俺がチラチラ海ちゃんの様子気にしてたから気付いたけど、この子も俺みたいに視線向けて気にしてる相手がいたんだよ。 確証がある訳じゃない、でもなんとなく分かるさ。 律の事が気になってんだろうな、って。 ……本当にそうだったとしたら俺とタイプ違い過ぎて割と凹むぞ、予想するべきじゃなかったなこれ。]
じゃあ、次は俺が渡す番か メリークリスマス、海ちゃん! 一個オマケ付けたけど、気に入らなかったら売るなり捨てるなりしてくれていいからな?
[貰ったマフラーと手袋は着けたまま、俺からもプチプレゼントが入った紙袋を渡した。 昨日の万華鏡と例の1つだけ違うネックレス、三日月の他に星型の飾りがチェーンに付けられたやつが入った長方形の箱が入れてある。 星型の飾りは朝に寄り道して買ったのを店で付けてもらった、一人一人違うプレゼント買う余裕なかったからせめて海ちゃんの分だけ。 若干の贔屓は許してくれな?]
(56) ツナ 2016/12/21(Wed) 16時半頃
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…………なぁ、海ちゃん プチプレゼントもらえて俺は嬉しいけどさ
渡す相手、俺だけでいいのか? 多分、他の人の分用意してないから呼び出したんだろ?
[俺からのプチプレゼントに対する反応を伺いつつ、俺は多分余計な事を聞いてる。 けどさ、俺の予想通りなら放置出来ないじゃん。]
海ちゃんも好きな奴、ちゃんといるんだろ?
[”も”って言っちゃってるけど、そんな事はいいんだ。 海ちゃんがちゃんと答えてくれるか、そればかりが気がかりかな。**]
(57) ツナ 2016/12/21(Wed) 16時半頃
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─12月24日─
[ 即ち、クリスマスパーティーの日。 パーティーといえば、豪華な部屋に豪勢な食事……そして、たくさんの粧し込んだ人! サークル関係の非リアによる集いは、それからはかけ離れている。や、でもたぶん料理は美味しいと思うよ。
普段より多少気合を入れた格好をする。といっても、新しい靴を卸しただけ、髪をセットする時間が長かっただけ、とも言う。]
こんばんはー。
[ 19時より前にちゃんと着くのだった。 煙草の匂いがほんの微かに残るサークル室へ、と足を踏み入れるオレ。 その髪に結わい付けられるリボンは存在すらしない。]
(58) 宵 2016/12/21(Wed) 20時頃
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[ 19時になれば、皆一同揃うだろう。 一際目を惹くのは、新本センパイ。 昨日浮き上がった、髪のアレンジはしないだろうという推測は押し潰して正解だった。ほら、センパイちゃんと髪綺麗にしてるじゃん。 洋服も、それによく似合っている。]
新本センパイ、可愛いです!
[ 近くに寄る場面があれば、そう声を掛けただろう。 リッチー似などや顔は結局、その日に見せることはなかった。 また今度機会があれば、また星の話教えてください。年が明けて仕舞えば、就活や勉強に忙しくなってしまうかもしれないけれど、藤センパイも、新本センパイも、また一緒に星を見たいです。]
(59) 宵 2016/12/21(Wed) 20時頃
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[ 赤い目をしたセンパイは、どうだったろう。 たまに、話す仲のセンパイに、小声で言葉を投げてしまったのは、クリスマスに浮かれていたせいかもしれない。わからないし、わかりたくないけど。 周囲のざわめきに、呑まれてしまいそうな、小さな声。]
センパイ、センパイは、 誰に見つけられたいんですか?
[ 天の川の辺りにある赤い星。 あの時には、上手く言葉にならなくて、髪を撫で回すことしかできなかった。 始田センパイと話す時は、眉毛の辺りをぼんやりと見ていたけれど、今日は赤の瞳を覗き込めた、とおもう。 唐突な話に、センパイは驚いたかな。それとも、周りの音に呑み込まれて耳に入らなかったのかもね。]
(60) 宵 2016/12/21(Wed) 20時頃
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[ 手にしたプレゼントは、小椋センパイが持ち寄ったもの。>>2:228>>2:229>>-94 金のリボンは解いて仕舞いたくなるけれど、家に帰ってからのお楽しみ。 正方形で、なんとか片手で持てて、そう重たくない。 この中には、何が入っているんだろうか。 願い事を書いて届く式の贈り物ではないなりの楽しみに、胸を膨らませて、それはそれは楽しげな気持ちがオーラで飛び出してたろう。
オレが持ってきた、星の写真集は、始田センパイの手に収まる。 アンタレスは載っていたっけ? そんなことを考えるけど、細部までは覚えてなくて、結局わからなかった。]
(61) 宵 2016/12/21(Wed) 20時頃
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[ そんなこんなで、クリスマスパーティーが終わる。 ピザもケーキも美味かった。
あんなにサークルへ誘ったのに、終ぞサークル員にならなかった律。 天体サークルによるクリスマスパーティーは楽しめたのだろうか。 このパーティーに参加した理由は、話されなければわからない。多少は推測できるけど。 わかりやすいもんな、おまえ。 そういう桃色の話は避けてきたから、切り出すこともない。]
(62) 宵 2016/12/21(Wed) 20時頃
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[ 冬休みはもうすぐ始まる。 そして本格的な冬が訪れる。冬が来て、春が来れば、一学年繰り上がる、だろう。うん、留年はしないよ。律もそうだろう、たぶん。]
(春休み、どっかいこ。 遠くにさ、バイクでもいいし、電車でも。)
[ 誘いは年が明ける前にできたらいい。 雪が積もってしまうような、日よりも前に。]
(63) 宵 2016/12/21(Wed) 20時頃
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[ なあ、律。 思わせ振りな態度は、そのまんまの意味だよ。 少しでも、オレの言動で律の気持ちが動かせればいい、なんて考えてる。 雪は触れると溶けてなくなってしまうけれど、オレの気持ちはどうやらそうではないらしい。
おちゃらけた声色で、これからも君に好意を示そう。 でも、気持ちは伝わらなくても、いい。]**
(64) 宵 2016/12/21(Wed) 20時頃
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ーパーティの後ー
[パーティの後に松本を呼び出して>>54 待ち合わせしたのは大学からほど近い公園だ。 もう辺りは暗くなり、公園の中には人気も少ない。 彼の顔を見ることができたなら、ホッと安堵したように顔を綻ばせることとなる。]
松本センパイ!
[彼に小走りで近づいて、互いにプレゼントを交換する。 もし、自分が彼が他の人にもあげていたプレゼントがどんなものか、全員分知る事が出来ていたなら何かに気づけたのかもしれない。 それでも、今はまだ気づかないまま。 彼の葛藤にも>>-108何もかも。]
(65) 雪音 2016/12/21(Wed) 20時半頃
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ふふ、急ぎだけど頑張りました! 先輩の髪の毛の色なら、その色が似合うんじゃないかなって。 優しい先輩に、森の緑色です。
[気に入ってくれたようなら嬉しいと、何もかもに気づかないまま。 そのまま、終わるのかと思っていた。 断りを入れて自分も彼から受け取ったプレゼントを開けて、目をまん丸にする。 キラキラ、街灯に照らされて光を返す月と星。>>56 わあ、と思わず感嘆の声が漏れた。]
わあ、良いんですかこんなに素敵なの! 有難う御坐います、大切にしますね。 テレイドスコープもペンダントも!
[早速マフラーを外して、ペンダントを身に付ける。 そんな仕草をしていたから、彼の表情の仔細な変化には気付けないでいた。 笑みを深めて、付けてみて。]
(66) 雪音 2016/12/21(Wed) 20時半頃
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えへ、どうですか?
……………、え?
[ただその問いは。 彼の問いかけに半端に終わる。>>57]
(67) 雪音 2016/12/21(Wed) 20時半頃
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あっ、えっ、その……! その、だって松本センパイとは約束しましたけど、その人とは……。 って!なんで知って……?! え、でも、センパイも好きな人が……??
[顔を真っ赤にしながらじりと後退りしてしまった。 頭の中は軽くパニック。 どうして知られてしまったのか、自分はそんなにわかりやすいのか。 相手も誰か好きな人がいるなら、自分のところに呼び出すなんてとんでもない。 ただ。 ジワリと溢れてきた熱いものは、目の淵に溢れそうなほどに溜まってしまって、相手の目を見る事が、出来なかった。]
…………ちゃんと、かは、分かんないです。 だって私、あの人の事、何にも知らないです。 だってちゃんと話せたの、一昨日がはじめて、だもん…………。
[お裁縫が得意そう。キラキラなお菓子なら嬉しいらしい。 そんな話が出来たのだって、その時がはじめて。 彼に当たったら良いなと思ったプレゼント交換。 結局は、他の人に当たることとなった。]
(68) 雪音 2016/12/21(Wed) 20時半頃
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勝手に遠くから見て、それだけで。 本当はどんな人なのか、何も知らないです。 でも、私はそれが精一杯で。 遠くから眺めてるだけで、幸せ、だから。
…………ダメ、ですか?
[涙はこぼれ落ちる前にごしごしと拭いた。 ぐす、と鼻を鳴らしてかけるのは小さな問い。 何か出来る気はしないのだ。 だって、いままでだって、きっと。]
(69) 雪音 2016/12/21(Wed) 20時半頃
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― 12月24日 ―
藤せんぱーい! こっち、こっち。早く買ってサークル行こう!
[ 待ち合わせ通りの時間。 わたしは手を振って大きな声でそう言うと、 いつも通り――――彼の手を引っ張って甘えていた頃のように、手を引いてスーパーの中へ入りました。
チョコレートとココアは真っ先にコーナーへ向かって、美味しいと評判のものを籠に入れまして。 スナック類は好みがありますよね?わたしが選ぶと種類が偏ってしまうでしょうから、時折彼の方を窺うように振り返るのです。 これとこれどっちにしよう?なんて、問いかけも幾度か投げられたに違いありませんし。 彼が籠に入れたものなら間違いはないだろうと、謎の信頼も向けられたでしょう。
飲み物は無難に幾つかの種類をボトルで購入したので、 お茶や炭酸飲料、ジュース類はまず大丈夫……なはずです、多分。 お酒は必要そうなら、彼に一任することにしまして。 ライオンの絵文字は憶えていましたけれど、 やっぱり心配なものは心配ですから、帰り道。わたしの持つ袋にも、重いものは持てる限り入れておきました。 ]
(70) おには 2016/12/21(Wed) 20時半頃
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[ ―――― 途中、わたしたちの会話は変わりません。
いつも通り、友人の話やテストがどうとかいう話を聴いて貰って。 彼からも話題が投げられるなら、 わたしは妹の顔をして、笑顔で声を返すだけです。
実らせる気も、最初から叶うとも思っていない、想いでした。 なにも踏み出す勇気なんてなくて、 妹のままでいるくせに、少しだけ足掻いてみせるような。 捨て切れなくて、伝える勇気も無くて―― それでも。 ]
(71) おには 2016/12/21(Wed) 20時半頃
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[ 親愛でも、捉え違えた家族へ向けるような愛でもなくて。
わたしの想いは、確かに恋だったのです。 臆病で意気地なしなわたしが、精一杯守っていた、 密やかな恋でした。
―――― わたしは見つけては貰えなかったけれど。 貴方がどうか、好きな人に見つけてもらえますように。
気付いていないって、思いました? 知っていたのです。気付いて、いたんですよ。 ……好きな人の視線の先くらい。 ]
(72) おには 2016/12/21(Wed) 20時半頃
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……ねえ、慧おにいちゃん。
[ わたしは今日から意地を張って、 貴方を兄と呼ばないことを止めるのです。
いもうとの かおをして。 ]
―――――― 楽しい夜になるといいね。
[ 幸せを、願うのです。* ]
(73) おには 2016/12/21(Wed) 20時半頃
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( …………落ち着かない… )
[ ひとの集まってきたサークル室。 律が里咲に話しかけるのをみれば>>51 その場をこっそり離れ、壁際に。 直史さんが飲み物片手に 珍しそうな目で見てくるものだから 無言のまま受け取って ぐい、と一気に飲み干した。
……緊張していて、味もよく、わからない。 ]
(74) choro 2016/12/21(Wed) 22時頃
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[ ちらり、盗み見た彼の横顔。 今日もいつもと 変わらない…ように見える。 こちらへ気付かれる前にさっと視線を逸らして ちいさくちいさく 息を吐いた。 ]
( 私は藤に、 どうやって声をかけていたんだっけ )
[ いつもどおりでいたいのに いつもの自分が思い出せない。 恋って、どうしてこんなに難しいんだろう。 側にいられれば、それでいいのに 近寄ることすら ままならない。
下を向いてしまいそうになったとき 頭の上から、明るい声が落ちてくる。>>59 ]
(75) choro 2016/12/21(Wed) 22時頃
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……ミッチー
[ 「 可愛いです! 」と笑う彼は いつもよりも ちょっとだけかっこいい。>>58 だけど、その懐っこい笑顔はいつものもので 沈みかけていた私はなんだかほっとして へにゃりと同じ笑みを返す。]
……えへへ、ありがと ミッチーも 今日はきまってるね?
[ これじゃ頭、撫でられないや。 セットされた髪を見上げてくすくす。 ]
(76) choro 2016/12/21(Wed) 22時頃
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飾り付け、すごいね 3人に任せて大丈夫か心配だったけど ……ふふ、びっくりしちゃった
[ 部屋中を彩るクリスマス飾りを見渡して あれ、こんなの去年もあったかな?って首を傾げる。 それから、彼に視線を戻して 少しだけ小さな声で話しかけた。 ]
(77) choro 2016/12/21(Wed) 22時頃
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………ねえミッチー、 あのね、律のこと…誘ってくれてありがとう これからも 仲良くしてあげてね
[ 私がわざわざ言うことじゃないんだろうけど でも、ミッチーが誘わなかったら 律はここにいなかったもん。 離れたところにいる幼馴染に視線を移せば 楽しむ姿は見えただろうか。
私は柔らかに、目を細める。 ]
(78) choro 2016/12/21(Wed) 22時頃
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[ 律がこのサークルに入らないのは いつもうるさい私がいるから なのかも。
だったらいつか、 ……私がここから いなくなったら ミッチーからもう一度、誘ってみてほしいな そうしたら ほら 教えてあげてよ。 ───…北斗七星の、見つけ方。 **]
(79) choro 2016/12/21(Wed) 22時頃
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─ 買い出し ─
[ 少々暇だったもので、時間よりも少しはやく待ち合わせ場所へと着いてしまいます。 物寂しい風が首を撫でつけていくのですから、藤は手をポケットにしまい込みました。
行き交う人を目で追っては、知っている人が居ないかとつい探してしまうのは何故でしょうか。 知った顔を見つけられず、視線を地に落とした時。 ふわりと、耳慣れた声>>70が落ちてくるのですから、藤は顔を上げました。 ]
急がなくっても、あの人たちは逃げないよ。
[ 髪の尾を揺らしては、後輩の元へ近づきます。 冷え切った地を、靴がさくりと踏みしめました。
しまい込んでいた冷たい掌は、雪の様な少女の、けれど暖かい掌に温められるのです。 ]
(80) sa13ichi 2016/12/21(Wed) 22時半頃
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[ 選ばれていくお菓子類に、特に文句のつけようもありません。 スナック類には好みは有りますが、藤は他人の好みを加味してやるような性格をしていないので、問いかけられたのならば自分の好きな方を選びました。
ただ、メンバーの好みの菓子を知っていたのならば、それをひょいと籠に入れる程度のことはしたでしょう。 途中、始田にも「うづ、これ好きだったよね」と、半ば尋ねる様に話しかける姿もありました。
飲み物も同じように任せてしまい、藤はひたすらカートを押します。 酒類の好みは知っているのですから、適当にぽいぽいと籠に入れてしまいましょう。 やはり二度目の買い出しは面倒でしょうから、多少多めに。 勿論、後輩たちに無理やり飲ませる様な人間は、このサークルには居ませんが。 ……居ませんよね? ]
(81) sa13ichi 2016/12/21(Wed) 22時半頃
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[ ──── ちらちらと舞い降りる声色は、いつもと同じ。
変わらない響きを持って、くだらない話をするのです。 この前誰が何をした、久しぶりに会ったあの人は面白かった、某教授は気難しい人だから気を付けて。 そんな、 兄 と 妹 の会話を。 ]
(82) sa13ichi 2016/12/21(Wed) 22時半頃
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[ だけれどそれは、起こりもし得ない もしも の話。 貴女が貴女であったからこそ、決して見えない未来。
実らせる気も、叶うとも思われてもいないその想い。 踏み出す勇気も、伝える勇気もかけれらない、想い。
秘められたその気持ちにも気づけずに、藤はただ嬉しそうに笑っていました。 気心の知れた彼女と、買い出しに行ける事を単純に楽しんでいました。
重いものが詰められた袋>>70をさらりとした動作で持ち攫って、代わりにスナック菓子の詰めた袋を渡します。 分かっていますよ、貴女が女の子であることくらいは。 飲み物の詰め込まれた重い袋を運んでいれば、きっと腕が疲れてしまうだろうということくらいは、藤も。 ]
(83) sa13ichi 2016/12/21(Wed) 23時頃
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なに、うづ。
[ 久しく呼ばれていない名を呼ばれ、 藤は溶ける様な笑みを浮かべました。
あにの かおをして。 ]
────── 俺はもう楽しいけれどね。
[ 幸せそうに、目を細めるのです。 ]*
(84) sa13ichi 2016/12/21(Wed) 23時頃
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[ 壁際の新本センパイ。 服装に髪型に、化粧に、似合った表情では、なんとなぁく、ない気がして。 薄く紅色ののった頬が、自然に上がってくれることを期待して、声を掛けた。]
新本センパイみたいな綺麗な人に褒められたら、 ちょーし、のっちゃいます。
[ いつものわんこな表情の後には、くすくす笑ってみせた。センパイもお世辞が上手ですね。]
(85) 宵 2016/12/21(Wed) 23時頃
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[ 沈黙を埋めるように切り出されたことは、サークル室のこと。 視線の先のリースは律が作ったんだよなあ、と一緒に首を傾げた。 何かを創作することを、どうやらコンプレックスに感じてるらしいから、憧れのねーちゃんとはいえ、一応言わないでおこう。]
……律がもっと飾り付け増やしたらいいって。 あいつが、飾り付け班で正解でした!
[ 斎藤センパイの悪行も黙っておこう。 二人きりのサークル室で過ごす時間をくれたから。]
(86) 宵 2016/12/21(Wed) 23時頃
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しーんぱいしないでください。 どんなに素直じゃない律でも、 オレがずっと可愛がりますから。
センパイこそ、律と、仲良く───…… 。
[ してくださいね。 言い切れなかったのは、なんでだろうなあ。 歯切れがとてもいいとは言えないそれは、笑って誤魔化そう。
話をした後には、センパイの表情は明るかっただろうか。 それならば、いってらっしゃいお姫様、とその背中を押して送り出すのだった。]
(87) 宵 2016/12/21(Wed) 23時頃
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[ 律と旅行に行くことができたのなら、一緒に空を見上げよう。 冬と春の間だから、天の川は見えないかもしれない。 でも、北極星──ポラリスならいつだって見えるのだ。
北斗七星もまた。 オレのためだけの、初めての解説付き天体観測で教えてもらったこと。 それを律に教えてやれるといいな。]**
(88) 宵 2016/12/21(Wed) 23時頃
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[初めて見た君の好きな人は。 優しそうな奴だった。
でも何となく、気取った感じが気に食わない。 全てを見透かすような瞳も嫌な感じ。
知ってる。 何だって気に食わないんだ、きっと。
お洒落をした恋する乙女はとても可愛らしかった。 俺の為ではないのは知ってはいたけど。
ついぼぅっと見惚れてしまったのは、 誰にもバレてないと良い。]
(89) rito 2016/12/21(Wed) 23時頃
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………
[手作りのぬいぐるみは、君の元へ行った。 その時の気持ちは、上手く言葉に表せない。 でも、俺はきっと。
満足、したんだと思う。
――いままで、ありがとう。 さようなら。
大好きだった。]
(90) rito 2016/12/21(Wed) 23時頃
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[ちなみに俺へのプレゼントは、あいつからのテディベア。 よりにもよってと思ったけど。 ふかふかで……抱いたら、とても気持ちがよさそうだった。
そういえば、昔ニモに貰ったプレゼントも くまのぬいぐるみだったっけ。]
………。
[苦虫を、噛み潰す。 お似合いだなんて、思ってやらないんだ。絶対。
そういえば蒼井は、たわしを止めたらしい。よかった。 ここだけの話、キラキラ輝くお菓子は華やかで美味しそうで ちょっと、食べたかった。]
(91) rito 2016/12/21(Wed) 23時頃
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なぁ、栄介。
[パーティーのほんの一幕。 誰も見ていないような片隅で。 グラスを傾けながら、話しかければ、 いつものように彼はそばに居てくれただろうか。]
今日は来て、良かったと思う。 誘ってくれて。 ………ありがと、な。
[報われない恋の終わり。 直ぐ再び歩き出すのは無理だろう。]
(92) rito 2016/12/21(Wed) 23時頃
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[美しく着飾った君はとても綺麗だったけど。 気に食わないアイツに向ける顔が、一番綺麗だった。 ―――どうか幸せに。
それでも、終わらせなければ始めることも不可能だから。 その機会をくれた友人に感謝して。
熱を帯びた顔で、そっぽを向く。 栄介の方は見ない。 どうせ、むかつく顔でにやにや笑っているだろうから。]
(93) rito 2016/12/21(Wed) 23時頃
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俺はこんな性格だから。 今までの人生、失敗ばかりで。 自分のことも…正直あんまり好きじゃないけど。
お前と友人になったことだけは、 胸を張って、自分によくやったって言えるだ。
……ばーか。
[ぼそり呟いて。 最後の馬鹿は、柄にもないことを言った自分に対して。 直ぐ我に返り、もしかしてとんでもなく恥ずかしいことをしたのではないかと。 慌てて立ち上がり。 トイレ!と厠とは反対方向へ駆けて行く。
素直じゃない俺が少しだけ勇気を出せたのは、 聖夜の奇跡のおかげかもしれない。]**
(94) rito 2016/12/21(Wed) 23時頃
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── プレゼント ──
うみ、 ………はい これ
[ じゃんっ。 小さな効果音をつけて差し出したのは マリンブルーの包みに銀色のリボンがかかった箱。 二日前に用意した、オルゴールだ。>>1:351 ]
気に入ってもらえると嬉しいんだけど… あはは、私こういうの選ぶの苦手で……
[ 眉を下げ、頬を指で掻きながら笑う。 ]
(95) choro 2016/12/21(Wed) 23時半頃
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海はお菓子、作ったんだっけ? いいなあ、私も食べたかったなあ 料理も、ぜーんぶ美味しかった!
……ほんと、海はいいお嫁さんになれそう
[ なんならうちにおいでー!なんて けらけら笑いながら海の両頬をつまんでむにむに。 私が部屋に入ったとき、 「 素敵ですね 」って声をかけてくれたけど>>52 私には、海の方が素敵に見えてるよ。 今だけじゃなくて、いつも 元気で明るくて、……きらきらしてる。 ]
(96) choro 2016/12/21(Wed) 23時半頃
|
|
[ けど、そんな素敵な海だから さっき見た、落ち込んだ顔は>>53 なんだか彼女らしくなくって。 ]
………海、
[ 名前を呼んで、彼女の頬に添えた指を くいっとあげてみせる。 ]
(97) choro 2016/12/21(Wed) 23時半頃
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私、海の笑った顔 だいすきだよ
[ しょげた顔のその理由を 私は知ることができないから 笑って、なんてことは言えないけれど。 せめて 今日という日が 幸せなものでありますように 向ける笑顔に、願いを乗せた。 ]
(98) choro 2016/12/21(Wed) 23時半頃
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[ 贈ったオルゴールが奏でるのは
“ きらきらぼし ”
おほしさまは瞬きしてはみんなを見ている。
───… きっとあなたのことも 誰かが見ていてくれてるよ。 **]
(99) choro 2016/12/21(Wed) 23時半頃
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[ わたしは、なにも 知りません。 わたしがわたしであったから、 ―― 貴方が、あなたであった から。
>>-132もしもの未来は、永遠に来ない一枝です。 貴方が幸せそうに目を細めて笑うから、 ……兄でいることへ、溶けるような笑みを見せたから、 理由なんて たくさんたくさんありました。
涙は決して流しません。 この恋が実らないことを、――貴方が想い人と結ばれることを 悲しいことに、したくありませんから。 ねえ。いつかいつの日かこの想いを置いて、わたしが無邪気に笑いかける日が、来たのなら。
…… その時は、頭を撫でてください。 たくさん名前を呼んで、わたし(妹)を見つけてください。
”うづ”は、それだけで 十分幸せなのですから。* ]
(100) おには 2016/12/21(Wed) 23時半頃
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―――― ニモ先輩、とっても綺麗!
[ 貴方の想い人は、一際綺麗になってそこにいました。 わたしの大好きな先輩。 屈託なく笑いかけて、心の底からそう告げるのです。 ねえ。お似合いですよ、ふたりとも。 どうかどうか、お幸せに。
プレゼントは松本くんの手へと渡しました。 「手作りの勇気は出なかったんだよね」なんて笑いかけます。 精一杯選んだのは、男性でも使えそうなデザインのマフラーと、サンタさん不在のトナカイのストラップ。 喜んでもらえると良いのですけれど。 ]
(101) おには 2016/12/21(Wed) 23時半頃
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[ >>60普段はあまり話せない後輩が話しかけてくれたのは、 どうしてだったのでしょう。 周囲に紛れ込みそうな小さな声は、ちゃんと拾い上げるのです。
赤い瞳を覗き込まれたのは、今日が初めてでした。 すこしだけ驚いたように目を見開いてから、 わたしは一瞬だけ兄の方を見ると、泣きそうな笑顔を浮かべました。 ]
…… 大好きな人だよ。 誰なのかは、秘密だけどね。
[ 貴方にいつか教えたアンタレスの話。 手渡されたプレゼントは家に帰ってからのお楽しみのつもりだったので、果たして書いてあるかは分かりません。 でもいつか、貴方とこうして話せる時がまた来たなら、 もう一度共に星を見上げたいと思うのです。
その時には笑って、「実はね――」と 想っていた人のことも、言えるでしょうから。 ]
(102) おには 2016/12/21(Wed) 23時半頃
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[ 部屋のどこに、りーちゃんはいたでしょうか。 りーちゃんの手が空いた隙を狙って、 わたしはサンタ姿の彼女へと駆け寄ります。 ]
メリークリスマス、りーちゃんサンタさん!
……って、ほんとにどうしたの、その服? 似合ってるし かわいいけど。
[ わたしの大切なお友達。 あなたは、どうでしょうか。 今日という日を しあわせだと、笑えていますか?
もし少しでも瞳が滲んでいるのなら、 わたしは貴方の手を握って、夜空を指差しましょう。 もしそうでないのなら、 わたしは普段通りに微笑んで、じゃれつくことでしょう。 ]
(103) おには 2016/12/21(Wed) 23時半頃
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ねえ、りーちゃん。
わたしね りーちゃんのこと、だいすきだよ。
[ いつもなら言えないことを。 今日という日に乗せて、届けるのです。
―― 雪に埋めた恋心は、声にならずとも 抱いた友愛は、ちゃんと 大好きな友人へ。* ]
(104) おには 2016/12/21(Wed) 23時半頃
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[優しい先輩だとか、大切にしますねだとか 絶対俺の気持ちなんか気付いてないだろうに 俺が渡したプレゼントにも凄い喜んでくれてさ。 それを見てるのは俺も嬉しい、早速プレゼント付けようとしてくれてるのも嬉しい。
そりゃ当たり前なんだ、好きだから。 何も言わないでいたら、この先も好きな子の可愛い姿を見て行けるんだろうさ。 でもな、違うんだ。 俺だけいい思いしたって、海ちゃんもそうじゃなかったら意味がない。
だから、せっかく俺のプレゼントが似合ってるか聞いてくれてたけど それを遮るようなタイミングで聞いちゃったのも、軽くパニックにさせちゃったのも ……泣かせかけてるのも、ごめんって思うけど 海ちゃんはどうなのかなって、聞かせてもらったんだ。]
(105) ツナ 2016/12/22(Thu) 00時半頃
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ダメ、ではないさ それで本当に幸せだ、って言うならな 俺の目見て”今のままで幸せだ”って言ってみて、って ……そう言われても、幸せだって言えるか?
[今の俺、らしくないぐらい真剣な顔してるなきっと。 こっち見てくれなきゃそんな顔してる事には気付かれないだろうけど、そこは重要じゃない。 重要なのは俺に今話してくれた事が本心かどうかだ。 それに、次の言葉を続ける時にはまた苦笑いに戻る事になるからな。]
無理にけしかけようとしてる訳じゃないんだ 海ちゃんが現状のままでいいなら 俺もその事で余計な事はしない
でもな?今の海ちゃんはさ、見る奴が見たら まだ仲を深めるチャンスはあるのに諦めてるし、振り向かせる隙があるなって 自分にもチャンスあるかもなって ………そう考える変な虫だって、いるかもしれないぞ?
(106) ツナ 2016/12/22(Thu) 00時半頃
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[お前は本当馬鹿だな、って思うか?。 何も言わなければいいのに忠告なんてしてどうすんのって思うか? だってさ、それって気持ちが弱ってる所狙ってるようなもんじゃん。 それで振り向いてもらえたとしても意味ないんだって。 ちゃんとした時に俺自身を見てもらって、それで気持ちに答えてもらえなきゃお互いに良くないだろ。]
俺みたい奴との待ち合わせにな こんな人気のない公園選んじゃう海ちゃんだし 変な虫がいるって事も気付いてないだろうからさ 流石の俺でも余計な心配したくなってるの、分かるか?
[海ちゃんに俺の事どう思ってるのか聞いた事なんてないけど 多分言葉通り優しい先輩って思ってるか、兄ちゃん的な何かと思ってるんだろうな。 じゃなきゃ色々距離が近い行動なんてしないと思うし。 だから今のところは”ただの先輩”として話してるんだ。
……この後海ちゃんがどういう反応をしてくるかで俺が全部話すかどうか決まるんだけど、それは言ってやらない。*]
(107) ツナ 2016/12/22(Thu) 00時半頃
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─ →サークル室 ─
[ サークル室へと訪れる人々は、少々いつもよりお洒落な恰好をしている人が多いですね。 皆を見れば、藤は「俺も気合を入れるべきだったかなあ」と笑いました。
彼等の中でも一段と目立つのは、サンタクロースの格好をした彼女と、その隣のお姫様でしょう。 いつもとは少し違う格好をしてるな。 と、藤はふわりと思い、煌びやかな姿に目を細めました。
彼女の格好は、きっとみんなが声を上げてしまうくらい綺麗で可愛らしいのでしょう。 だって、彼女の為だけのサンタクロースが其の手を持ってして魔法をかけたのですからね。
だけれど藤は、彼女の格好よりも。 この日この夜に、同じ場所に居られるという事実が。 瞳が此方を覗いてくれるかもしれないという期待が。 何時もの様に心地の良い声が聞こえるという幸福が。
心に柔らかな灯を宿らせるのでした。 ]
(108) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 00時半頃
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[ プレゼント交換では、渡ってきたのは黒い毛糸の手袋でした。>>54 ]
いいね。 丁度、欲しかったんだ。
[ 手にはめては、ぐーとぱーを繰り返し、送り主の後輩へ見せます。
……きっと彼の視線は、あの子の方を向いていること。 パーティの間、食堂で聞いた話を思い出しながら、気付いてしまうことでしょう。 ]
頑張ってね。
[ 今は駄目でも、この先は分からないのですから。 藤は、手袋のはめたその手で背を軽く叩きました。 ]
(109) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 00時半頃
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[ そして、プレゼントを渡す相手は新本の幼馴染のようでした。 じいと此方を見る瞳は、隠しきれない棘の様なものを感じさせたのでしょうか。
とはいえ、藤の意識としては“ハチの隣に良く居る子”という認識でしたので── ]
あ、“りっちゃん”くんだ。
[ ──などと、軽い声を投げかけたのでしょう。
果たしてあの大きなクマが収まるスペースは、彼の部屋に残されていたのか否か。 テディベアを置くために部屋の模様替えをさせてしまったのならば、少々申し訳ない事をしましたね。 ですけれど、縫い包みに罪は無いのですから、どうか可愛がってやってください。 ]*
(110) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 00時半頃
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ー新本センパイからのプレゼントー
ありがとうございます、新本センパイ! ふふ、センパイが選んだものですから、気に入らないって事ないと思いますよ?
[自分なんかは、聞かれればあっさりとプレゼントの中身を伝えていたものだから、周りの皆が殆どきっと知っていたのだろう。>>96 誉められればもちろん嬉しくて浮かんだのは照れ笑い。 中身を確認しようと許可を得ようとして。 伸びてきた指先が自分の頬をむにむに、摘む。>>96 目を丸くして瞬いて、アハ、と軽く笑い声が漏れる。]
(111) 雪音 2016/12/22(Thu) 00時半頃
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喜んで貰えるなら嬉しいです! また今度作りますね、ステンドグラスクッキーも。 でも、お嫁さん………。 お嫁さんになるには、お婿さんがいないと、ですね。
[ハハ、と困ったような笑い声。 仕方がない、非リアの集まりなのだから、今日は。 でも、他のメンツもそうだが目の前のセンパイのように素敵な人、きっと誰も放っておかない。 特に今は一等星よりもきらめいて。 だからほら、あの人だって。>>89 きっとそんな風に、良いな、羨ましいって気持ちがまた出そうになったんだろう。 本当に困ったような顔になってしまったから、センパイは自分の頬を少し指であげて、笑顔が好きだと言ってくれた。>>98]
(112) 雪音 2016/12/22(Thu) 00時半頃
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[数秒、答えに困ってしまった。 だって、ズルイって言葉は嫌いなのに、ずるいなあって思ってしまったから。 好きだと言ってくれる人を嫌いにはなれない。最初からそのつもりも無い。 だけど、あの人の視線を奪ってしまうだけの魅力が自分にはあると思えなくて、少なくとも今この機会にお洒落する事を忘れてしまったのは自分自身で、そう、自分自身の所為なのに。
チクリ、胸を針で刺すような痛みに、自分は道化の立場を思い出す。]
私も先輩の笑顔、好きですよ。 もう、みんなセンパイの笑顔大好きですよー! だからきっと、センパイは来年はこのパーティ、あったとしても居ないかもですね?
[きっと、非リア卒業してるんだ。と。]
(113) 雪音 2016/12/22(Thu) 00時半頃
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ここにいるみんなが、来年はこのパーティやらないか、倍の人数でパーティできますように!
[はしゃいだフリして、皆がリア獣になってパーティができるように紙コップを掲げて乾杯のフリ。 斎藤センパイは、その場にいないで卒業が望ましいけれど! もし、その後に叶うのなら中身を開けて、 「オルゴール!綺麗……!」 と、本当に嬉しくて笑って見せるだろう。]
(114) 雪音 2016/12/22(Thu) 00時半頃
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……松本センパイ、意地悪、ですね。
[彼のまなざしは真剣だった。>>106 だからほんの少しだけ、ぽつりと漏らした本音。 センパイ、それは意地悪だ。 だって本当は、そんなはずないと思っているから。 見守るだけの星で終わるなら、流れて少しでも近くに、そんな思いが燻っている。
燻っているの、だけど。]
でも、私じゃないみたいなんです。 あの人の一番星。 だから、六等星の星はそっと、気づかれないうちに去ろうかなって。 ………応援、したくなるじゃ、ないですか。 あの人と、あの人にとっての一番星が、って。
(115) 雪音 2016/12/22(Thu) 02時頃
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[あんな風に見ほれているところ>>89 気づいてしまって、でも勝てる気もしない。 だって相手は素敵で大好きなセンパイだったから。 彼が、その想いに一区切りをつけている事までは気付けずに。>>90 勝ってやろう、競ってみせようとは思えなかった。 だって新本センパイ、素敵だったから。 もしそれが彼の、終わりを迎える想いだったと知ったとしても。 だからとつけ込むようなことは出来ないし、矢張りセンパイに勝てる気はしないのだ。
何よりも 何よりも 「何で俺?」と言われたら、言葉にできなくて泣いてしまいそうだからだけど。 それ程に片思いの人とは、距離は遠い。 若しかしたら六等星の光よりも、もっと。]
(116) 雪音 2016/12/22(Thu) 02時頃
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心配してくれて、有難う御坐います。でも、センパイだから大丈夫だって思ったから。 センパイ、紳士だもん。いつも私を心配してくれて。 あぁ、でも………。
[首に下げた貰ったばかりのペンダント。 そこにさげられた月と星をぎゅっと握りしめて、瞳からポタリと雫が落ちた。]
ほんと、イジワル。
[涙声はそれでも笑い混じり。 何とか笑おうとして。 それでも、笑えずに雫がこぼれ落ちるばかり。]
こっそり、終わらせるつもり、だったのに。
[あの視線の先に、私はいないのに。]
ほんと、……………っ。
[それをわざわざ、暴かなくても。]
(117) 雪音 2016/12/22(Thu) 02時頃
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[ボロボロ涙は溢れて、見られたくなくてくるりと背を向けた。 顔はまっかになるし、情けなく泣いてしまうし、本当に、もう。 取り出したハンカチで涙を拭いて、顔にそれを押し当てたまま深呼吸。
本当に恋破れたわけではないけれど そう確信した訳でもないけれど 言うなれば女の直感なのだろうか 彼が彼女を好きなんだろうなと
言葉にして仕舞えば曖昧では済まなくなるそれ 改めて言葉に乗せれば思うよりもショックで
目の前の彼の気持ちを汲むことができないほど *自分の涙で精一杯になってしまうのだ。]*
(118) 雪音 2016/12/22(Thu) 02時頃
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[ 藤は、ちらりと向けられた視線>>75に気付けるほど、人外離れした鋭さを持つ男ではありません。
普段から世話の焼いてくれる人が妙に素っ気無いと寂しいものです。 向ける感情が友愛で在れど、恋慕で在れど、それは変わらぬことですよね。
ですからこれは、想いに振り回された結果では無いのです。 藤は、彼女が一人でいる姿を見つけたのならば、声を掛けに行ったのでした。 ]
── ニモ、何貰ったの?
[ 後ろからひょいと顔を覗かせれば、いつものような軽さを持って、尋ねるのは交換したプレゼントの事。 新本の手には、可愛らしい縫い包み>>90があるのでしょう。 ]
(119) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 03時半頃
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[ 同じ様な質問を返されたのなら「俺は手袋」と、黒の毛糸に覆われた手を振ってみせました。 見せびらかしたのならば満足して、大切にしまっておきましょう。 ]
みんな、楽しそうだね。
[ 彼女の隣へ居直しながら、サークル室の様子を見ては微笑みます。
きらきらとした飾り付け。 沢山の美味しい食べ物。 その影に、切ない想いが潜んでいたとしても──藤には楽しげに見えました。 ]
(120) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 03時半頃
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ニモもおめかしして、すっかり人気者だ。
[ 視線をずらしては、話し相手の方を向きます。 煌びやかな恰好をした新本を、じいと見つめました。
先程から容姿の事を皆に彼女が褒められていることは聞いていましたから、ふと不思議になってしまうのです。 ]
恋人の一人くらい、出来そうなものだけどなあ。
[ と、ともすれば、……いえ、恐らくは、かなり失礼な言葉をぼやくのでした。 ]**
(121) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 03時半頃
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気持ちはすげぇ分かるけど、それじゃ海ちゃんが……
[意地悪だって言われてしまったけど 今のままで幸せだ、って 海ちゃんがそう言ってくれるの、祈ってたんだぞ? 好きな子と、その子の好きな奴が、って。
だから、本当に幸せだって思ってるのか確かめようとしたんだ。 ……でも、その話は聞かない方良かったな。
それ聞いて、俺にもチャンス出来たかなって 少しでもそう考えちまったクソ野郎がここにいるから。]
(122) ツナ 2016/12/22(Thu) 11時頃
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(紳士、ねぇ……)
[今ばかりは、節操なしって誤解されてないのがキツい。 変な虫の正体も知らねぇで、俺の事信用してくれてるのが分かって凄い複雑だ。 何より……海ちゃんを泣かせてしまった。 泣かせる可能性を考えなかった訳じゃないけど、笑顔まで消してしまった。 多分いつもの俺なら、海ちゃんが落ち着くまでそっとして待つか ごめんなって、わしゃわしゃ撫でてあげるだろうさ。]
………海ちゃん、泣いちゃダメだ
[けど、ごめんな? この機会に俺は、海ちゃんに教えてやらないといけないんだ。]
俺が泣かせたようなもんだけど それでも、ここで泣くな 今は泣き止んでくれ、海ちゃん
[俺が優しい先輩でも、紳士でもないって事をさ。]
(123) ツナ 2016/12/22(Thu) 11時頃
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…………なっ?だからさ 俺の前であんまり隙見せない方がいいぞ 好きでもない奴に抱きつかれんの、嫌だろ?
[俺に背中を向いてる海ちゃんの近くまで行って、半ば脅しに近い言い方の中で変な虫が誰なのか言ってやった。 普通に気持ち伝えたって、応えてもらえないだろうってのはもう分かってる。 だったら、本当にヤバい変な虫が出てきた時の為に そいつに気を付けてもらう為に利用してやるんだ。 それで胸を痛めるのは俺だけだ、何の問題もない。 ……笑ってるつもりなのに、どうしたって苦笑い止まりになるのが情けないけど。]
俺はな、海ちゃん 海ちゃんが思ってくれてるような優しい先輩でも 紳士でもないんだからな?
(124) ツナ 2016/12/22(Thu) 11時頃
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[泣いちゃダメだ。>>123 その言葉がなくても、突然泣かれるなんて迷惑に決まっている。 だから背中を向けて、みっともない泣き顔を見せないようにした。 嗚咽混じりになりそうになりながらも深呼吸して、気持ちを落ち着かせようとした。 だって、そんな泣かれたって困ってしまうだろう。 だから、確かにそのキッカケを作ったのは松本だったけれど、これ以上迷惑はかけられないと必死に涙を止めようとしていた。 目元も鼻も頬も赤い。 もっと言えば涙で目も赤くて。 泣き止んでくれと言われて、何回も頷きながらまた涙を拭いていた。だけど。]
(125) 雪音 2016/12/22(Thu) 13時半頃
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………………えっ。
[語られた言葉に涙が止まった。>>-154 驚きのあまり言葉も消えた。 急いでごしごしと涙を拭いて、ハンカチで口元を隠したまま彼を振り返る。
今、自分の後ろにいたのはだあれ? 後ろにいるその人は、今
……なに、言ってた、かな?]
……………えっ、あっ、そのっ。 ……ま、松本センパイ……。
(126) 雪音 2016/12/22(Thu) 13時半頃
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[冗談を言っている風には見えなかった。 だから困ってしまった。と、言うより、混乱してしまっていた。 恥ずかしさから、ただ泣いていた時よりも頬が赤く染まる。 相手の目を見ることができなくて、その視線は相手の手元に落ちた。
彼の事は、空のセンパイ、優しいセンパイと思っていた。 そもそも、自分が誰かにそんな風に想われる事を想像してはいなかった。 誰かに想われたらどんな気持ちだろう。 そんな風に夢想した事はあるけれど、現実の自分は勇気のない卑怯者だから。 だから、その夢想は夢物語のまま幕を閉じるのだ。なのに。]
松本センパイは、優しいですよ。 それに、紳士だと思います。 だって、優しくも紳士でも無ければ、それこそ、センパイが言うようにガバッ、て何も忠告しないで、されちゃったかも……。
[それを肯定してどうしよう? でも、本当にそう思っているのだから、そのまま震える声で肯定した。 ああ、頬が熱い。ただそれは、思いがけない言葉を投げかけられたからだ。 自分の気持ちがぐちゃぐちゃとして、自分がどうしたいのか分からなくなってしまう。 だから。]
(127) 雪音 2016/12/22(Thu) 13時半頃
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………でも、少し、待ってください。 私、センパイといて楽しいです。 楽しいから、プチプレゼント交換もOKしたし、一緒のお買い物も。 けど、まさかそんな風に言ってくれるなんて、思ってなくて。
[だけど、ひっそりと終わらせようとした恋が目の前にあるから。 そのまま言葉を受け入れ甘えてしまうのは、涙の海に沈まない為に彼を利用しているようで。]
驚いて、嬉しいけど。 今、気持ちがくちゃくちゃで、自分でも良く分かんないです。 だから、もう少し、時間ください。
(128) 雪音 2016/12/22(Thu) 13時半頃
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…………………ダメ、ですか?
[断るにしても、受けるにしても。 今、このグチャグチャな気持ちのままではいけない気がした。 だから、そんな風に消極的にお願いして目を伏せる。
優しい人だと知っているし、信じているから。 言葉を返せるまでどれだけ時間がかかるか、分からないけれど。]*
(129) 雪音 2016/12/22(Thu) 13時半頃
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[ 彼の声が、好きだった。 静かに降りゆく雪のような 澄んだ声。 “ ニモ ”と私を呼ぶ声は みんなが呼ぶそれと同じ響きなのに 彼のだけは、特別に感じられた。 ]
……藤、
[ 後ろからの不意打ちに、ぴくりと肩を揺らす。>>119 見上げた先には想い人。 覗き込まれ、ふわりと漂う藤の香りも 胸の音を早足にさせる。 ]
(130) choro 2016/12/22(Thu) 14時頃
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……みて、うさちゃん 可愛いでしょ、律にもらったの
[ あげないからね、なんて言って見せれば 藤も手袋を見せてきて>>120。 「 あったかそうだね 」って 嬉しそうな彼に笑いかけた。 ]
(131) choro 2016/12/22(Thu) 14時頃
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[ 隣に並ばれても、まだドキドキは止まらないけれど いつもと変わらない 優しい声と言葉に 次第に緊張は和らいでいく。 ]
……うん、ほんとに楽しそう 今日、来てよかった
………私も、たのしい ─── 藤は?
[ みんなの笑顔を、藤の隣で眺めながら 彼らの抱えた想いには、気付かずに。 隣の彼はどうだろう、 見上げれば、ぱちりと目が合って>>121 ]
(132) choro 2016/12/22(Thu) 14時頃
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………っ、う、うん…… 里咲がね、やってくれたの クリスマスくらい オシャレしようって
[ せっかく落ち着いた胸は また大きく音を鳴らす。 見られていると思うだけで 頬がじんわり熱をもつのがわかる。 手元のうさぎへおろおろと視線を落としながら ちょっと小さな声で呟いた。 ]
(133) choro 2016/12/22(Thu) 14時頃
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[ そこへおちてくる、不思議そうな声>>121。 藤クン、ええと、どういう意味かな。 ]
………それ、褒めてる?
[ 苦笑し、目線は落としたまま問いかける。 どうせモテませんよー、なんて 唇も尖らせてみたりして。 ]
(134) choro 2016/12/22(Thu) 14時頃
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[ 私は、藤と違って単純だ。 心のどこかで、みんながくれた言葉を 藤もくれたりしないかなって ……たぶんちょっと、期待してた。 ]
そういう藤こそ 恋人の一人や二人、いそうなのにね
[ 手に持つぬいぐるみの手をふにふに握りながら なんでもない風を装って仕返し。 ……実際、藤はモテていた。 本人が気づいていたかはともかく 「 紹介して! 」ってお願いされたのは何回だったか。 大学祭で藤が着物をきたときなんかは ほんとに人気だったもん。 ]
(135) choro 2016/12/22(Thu) 14時半頃
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[ 藤が彼女たちに どんな甘い言葉を囁いたかは知らない。>>131 たぶん、聞いたとしても 私は知らないふりをしただろう。
そんな藤、私は知らないもん。 ]
………藤、さ
[ ずっと、気になっていたことがある。 藤が、恋人を作らない理由。 ]
(136) choro 2016/12/22(Thu) 14時半頃
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[ ぽつりと零したつぶやき。
……とうとう聞いてしまった。 もうあとには、戻れない。
知ってしまうのが怖い。 けど、これで諦めがつくかもしれない。
藤が頷くならば、きっと。 いつもの“ お節介なニモ ”として 彼の背中を、押せるから。
賑わう声が、どこか遠く感じられた。 **]
(137) choro 2016/12/22(Thu) 14時半頃
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[ 藤は、その音が好きでした。
柔らかな心地で耳に届く、温かい声。>>130 彼女の声が自分の名を奏でれば、何だかとてもくすぐったい気持ちになるのです。
笑い出したくなるような。 やめてと言いたくなるような。 じゃれついてしまいたくなるような。
────…………… そんな気持ちに。 ]
(138) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 20時半頃
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[ その顔が此方へと向いたのならば、藤はふふふと笑いました。 ちゃんと構ってくれて、喜ばしいのですから仕方ありません。 無視されていた訳でも無いようで、良かったですね。 ]
俺? 俺はね、 ── 嬉しいかなあ。
[ 楽しい、と聞かれて、嬉しい、と答える。 それは、何だか見当違いではありますが。 投げ掛けられた質問>>132には、そんな風に答えるのです。
一緒に過ごせることが、嬉しいのですから。 ]
(139) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 20時半頃
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へえ、オグラちゃんが。 器用なんだね。
[ 瞳がかち合えば、藤はそうっと微笑みました。 けれど彼女の視線は下に落ちて、つまらぬ心地になってしまいます。
折角楽しいパーティだというのに。 俺も素直に楽しみたいのに。 と、溜息を溢してしまいたくなっては、喉の奥で霧散させます。
新本の手元、見つめられている兎を、藤も同じく見つめました。 生きてもいない縫い包みに、羨ましさなど抱きたくはないのですが。 ]
(140) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 20時半頃
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[ 苦笑いと共に投げかけられた問>>134に、藤はこてりと首を傾げます。 ]
褒めては……、いないかな?
[ ただ単純に思った言葉を口に出していたのですから、そこに称賛の意味は込められていませんでした。 何故その思考に繋がったのかと考えては、言葉を落とすのです。 ]
俺にも、可愛いって褒めて欲しかった?
[ なんて、冗談を言うような声色で。 ]
(141) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 20時半頃
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[ モテないよと言われたのなら、モテなくて良かったと思います。 彼女の手を引こうとする人が数多であれば、此方の事など放っておかれるかもしれませんからね。 ]
二人も居たら、はたかれちゃうよ。
[ くすくすと笑いながら、仕返し>>135を受け取ります。
藤の手を引こうとする人は多かったのかもしれませんが、そんなものを気にする男ではありません。 面倒な声は、素知らぬふり。 この髪を揺らしては、ただゆらりと、手を躱してきたのです。 ]
(142) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 20時半頃
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[ ── そして、声が落ちます。>>136
なんだか物悲しい様な、苦しそうな。 この楽しげな部屋には似合わないような音。 いつもの彼女とは、少し違う響きを持っていました。
どうしたのだろう。 と、藤はぱちくり、目を瞬かせました。
交わらない視線と声色に、ぼやりと、酷く漠然とした不安が心中に広がりました。 ]
(143) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 20時半頃
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── ふふ。 何だかその質問、最近よくされるなあ。
[ ですから、そのつぶやき>>-165が耳に入ったとき、息を吐くように肩を撫で下ろしたのです。
なんだ、そんな質問か。 と、この前同じような質問をした後輩を思い浮かべます。 ほら、彼も楽しそうですね。 部屋の様子を眺め、藤はゆるりと笑いました。 ]
俺は、好きな人居るよ。
[ きりと張り詰めていたような糸が緩むような心地で、言葉を紡ぎました。 ]
(144) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 20時半頃
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ニモは? 好きな人、居るの?
[ 後輩との会話を思い返しながら、声はステップを踏むような軽やかさで落とされていきます。 新本と話せることは藤の心を浮つかせるのですから、つい口も回るものです。
聞いたのだから、聞き返しても良い。 そんなことを、後輩は言っていたような気がします。
ああ、けれど、 自分で聞いておいて、なんだけれど、 ]
居たら嫌だなあ。
(145) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 20時半頃
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[ 自分の溢した言葉を理解すれば、藤は口元に手を当てて「おっと」などと目を丸くしました。
──…… つい、落としてしまった言葉。 浮つく気持ちのまま、素直に零れてしまった言葉。
それは拾ってなかった事には出来ません。 藤は、時間を巻き戻せるような、魔法使いではありませんからね。
さて、少々困ったものです。 コントロールできぬものと思っていましたが、此処まで持ち主の言うことを聞かないとは、藤も思っていませんでした。 仕方がありませんから、新本の方を向き、眉を下げては微笑むのです。 ]
そう、俺、ニモの事が好きなんだよね。
(146) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 21時頃
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[ そのまま、ふにゃふにゃと形の無い笑みを浮かべては、すうと視線をずらします。
なぜかひどく申し訳ない気持ちになるようで。 居た堪れないような心地になるようで。 ]
──、ごめん。 俺、煙草吸ってくる。
[ と、言っては、藤にしては素早い動作で立ち上がります。 新本の方をあまり見ないよう視線はずらしたまま。 サークル室の外へ出ようと、その髪を揺らすのでした。 ]*
(147) sa13ichi 2016/12/22(Thu) 21時頃
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── 幼馴染のプレゼント ──
………わ、 かわいい…!
[ プレゼント交換、 私の元へとやってきたのは 雪のように真っ白でふわふわもこもこな 可愛らしいうさぎさん>>21 思わずぎゅっと抱きしめて 私は贈り主へ向き直る。 ]
律、ほんとにこの子 もらっちゃってもいいの? ……返してって言ってももううちの子だから あげないけどね
[ そう言って子どものように無邪気に笑いながら 私はうさぎの頭を撫でる。 ]
(148) choro 2016/12/22(Thu) 21時半頃
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律からプレゼント貰うなんて 何年振りだろ……
そういえば、昔 くまのぬいぐるみあげたよね あれ、まだ持ってる?
[ 宝物になってるなんて思いもしない。>>1:-130 懐かしむようにあの日の律を思い出し 向き合う彼に、その姿を重ねていた。
すっかり抜かされてしまった背、 精悍な顔つきに、低くなった声。 変わってしまったものはたくさんあるけれど ……やっぱり、律は律のままだと 近所のおねーさんは、思うのです。 ]
(149) choro 2016/12/22(Thu) 21時半頃
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[ ……ふと、ぬいぐるみを見て気がついたことがある。 お店で売っているような綺麗な見た目だけど タグがついていないんだ。 「手作り?」って聞いたら、律は答えてくれたかな。 もしも、肯定の返事がくれば すごい!ほんとに?って驚いた後 ]
じゃあ、世界にひとつだけ なんだね 宝物にしなくっちゃ
律だと思って 大事にする
[ ふわりと柔らかな笑みを咲かせ 私はもう一度、うさぎをぎゅっと抱きしめる。 ]
(150) choro 2016/12/22(Thu) 21時半頃
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[ ──── そう、大事なキミだから ]
好きな人と、うまくいくといいね
[ うさぎの手をつかんで、えいっ。 かるーくパンチしながら、へにゃ と目を細める。
ニモは、おねーちゃんは、 律が幸せになってくれたら とてもうれしいです。 ]
(151) choro 2016/12/22(Thu) 21時半頃
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[ いつか、先の未来 もしもの話
この日の律の想いを知ることができたなら 私はもう、逃げることはしない。 まっすぐ彼の瞳を見つめて
「 ありがとう、うれしい 」
そう言って、溢れる笑みを彼に送ろう。
─── その側にはきっと、あなたがくれた ふわふわのたからものが。 **]
(152) choro 2016/12/22(Thu) 21時半頃
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[ 『 俺は、好きな人居るよ。 』
耳に届いたこたえ>>144に、あぁ やっぱり。 何かがするりと 落ちていく。 きっと、私の恋は ここで────……
張り詰めていた糸を緩めるように 私は口元にゆるく弧を描く。 ]
………私?
[ ニモは?と聞き返す声は、どこか楽しげ。>>145 そんな顔を見ていたら 沈む気持ちはふわふわとどこかへ飛んでいく。
諦めようって決めてたのにな。 ……やっぱり私、この人が 好きだ。 ]
(153) choro 2016/12/22(Thu) 23時頃
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[ 「 私もいるよ 」 それだけ、伝えようと思ったんだ。 私も確かに、恋をしていたのだと 藤には知ってほしいから。
なのに、口を開いた瞬間 被さるように、藤の言葉が降ってきて>>145。
………居たら嫌、って? ]
(154) choro 2016/12/22(Thu) 23時頃
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…………へ、
────え?
[ いつもと同じ調子で 流れるように零された言葉。>>-179 うっかり みたいな顔する藤を 私はぽかんと口を開けて見つめていた。 ]
(155) choro 2016/12/22(Thu) 23時頃
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……ふじ、 いま…なんて、
[ 私の聞き間違いなんじゃないかって ほんの少し、顔を寄せる。 そうしたら、彼はこちらに向き直り 眉を垂れ、綺麗に微笑みながら もう一度 「 好きなんだ 」って。>>146 ]
(156) choro 2016/12/22(Thu) 23時頃
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[ 予想なんてこれっぽっちもしてなかった言葉に 私はただただ、彼を見つめることしかできなくて 立ち上がり、部屋を出るのも ひとりぼうっと 見送るだけ。
………けど、]
────…っ
[ 最後に見せた彼の笑顔が どこか儚くて、消えてしまいそうで 弾かれたように立ち上がった私は 駆け足で彼の後を追う。
手にしていたうさぎのぬいぐるみは ぽつんとソファに、置いたまま。 ]
(157) choro 2016/12/22(Thu) 23時頃
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………ふじっ!!
[ 真冬の寒空の下、 ひとり佇む彼の姿を見つけられたなら 冷えた空気さえ気にせずに 側へと駆け寄り 両の掌で ぎゅっと彼の手を包みこむ。 ]
風邪 引いちゃうよ
[ いつものように 心配するような声をかければ 藤は、こっちを向いてくれたかな。 例え向いてくれなくっても 私はじっとその顔を見上げて口を開くんだ。 ]
(158) choro 2016/12/22(Thu) 23時頃
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勝手に、いなくならないで 私、まだ質問に答えてない
[ 吐いた息は白く、夜の闇に溶けていく。 ]
(159) choro 2016/12/22(Thu) 23時頃
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………私も、好きな人、いるよ
今日も、その人に会えて嬉しい オシャレしたのも その人のため 可愛いって、褒めてほしかった
ずっとずっと、大切に想ってた
[ 震えそうな声を抑えながら さっきは答えられなかった問いを、ひとつひとつ。 だめだ、なんだか泣きそうだ。 滲む視界で、藤がどんな顔をしているのか見えない]
(160) choro 2016/12/22(Thu) 23時頃
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………ぜんぶ、藤のことだよ
(161) choro 2016/12/22(Thu) 23時頃
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[ ぎゅっと握った手は、離さない。 もういなくなってしまわぬように。
見上げた彼の その先には きらきら輝く 満天の星空。 **]
(162) choro 2016/12/22(Thu) 23時半頃
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あー…多分、部屋のどこかにあると思う。
[熊の所在を求める問いに、気まずそうに目を逸らす。>>149 気まずい理由はきっと君の想定とは違うもの。 大事に大事に飾ってある、それを悟られないように。 多分一生持ち続けると思うけど、それだけは許してほしい。
ぬいぐるみが手作りなのは誤魔化そうとしたけど、結局ばれた。 俺は彼女と同じで嘘が下手だから。 勿論ニモは、過去のクラスメイトのように俺を哂ったりはしなくて。]
“大事にする”
[そう笑ってぬいぐるみを抱きしめる姿を、 眩いものを見るように、黙って目に焼き付けた。]
(163) rito 2016/12/22(Thu) 23時半頃
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俺が作ったぬいぐるみ第一号なんだから。 ……せいぜい、一生、大事にしろよ?
[やがて精一杯の憎まれ口を叩いた後。 続く言葉に、ほんの一瞬息を呑み。>>151]
(164) rito 2016/12/22(Thu) 23時半頃
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……ばーか。
[ニモの額に向けて、中指を弾いてから 彼女の顔をまっすぐに見た。 柔らかな微笑みに負けぬよう、 今俺が作れる、めいっぱいの笑顔を浮かべて。]
俺はニモになんか心配されなくても、上手くいくよ。 ここだけの話、結構脈ありだって思ってるし。
[それは嘘が苦手な俺の、 一世一代の大嘘だった。]
(165) rito 2016/12/22(Thu) 23時半頃
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[繰り出される、柔らかなパンチ。>>151 咄嗟に両手で受け止めた。
……いい右持ってるな、このうさぎ。 当たっていないはずなのに、 何故か、胸に感じる微かな痛みを抱えたまま。]
俺は大丈夫だから。 だから俺のことなんて気にしないで。 ニモこそ、頑張れよ。
うまくいくと、いいな。
[それでも今は、 痛みも涙も、全部押し隠して。 最後まで笑いながら、祝福の言葉を贈ろう。]
(166) rito 2016/12/22(Thu) 23時半頃
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っと俺、そろそろ行く。 一応一年だから、配膳の手伝いとかしてくる。
……そんじゃ、――
[ ―― さようなら、 俺の近所のねーちゃん。
どうか一生幸せに。]**
(167) rito 2016/12/22(Thu) 23時半頃
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………はっは、泣き止んでくれたな
[人間誰でも、ビックリする事があれば泣いてても泣き止むもんだ。 それも願って言ってみたけど、成功して良かった。
後は……後は、海ちゃんのペースに任せて 俺はそれを大人しく待つんだ。 すっかり顔赤くさせちゃったしな。 だから全部言い終わるまで待ってたんだ、逃げられるのも覚悟してさ。
でも、海ちゃんはいい子だった。 いい子だったっていうか、混乱して もう少し時間をくれって、待ってほしいって 俺を突き放したりしないで、チャンスを残してくれちゃってさ。 ………ダメって、言える訳ないじゃん。]
(168) ツナ 2016/12/23(Fri) 00時頃
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大丈夫だ海ちゃん、ダメなんて言わないよ 俺といて楽しいって、それ聞けただけでも充分嬉しいし 答えをもらうつもりもなかったけど 待ってくれって事ならいくらでも待つさ どんだけ時間かかってもいいから、ゆっくり考えな?
[ガバッ!とはやるつもりないけど、泣かせてしまった罪悪感がない訳じゃない。 いや、寧ろ大有りだしな? だから慰めの代わりに海ちゃんの頭を撫でようとするぐらいは許してほしいんだ。]
色々ぐっちゃぐっちゃにさせてごめんな?
[その時海ちゃんはまだ目を伏せてるか顔を上げてくれてたか。 どっちにしろ頭撫でさせてくれたんなら いつものわしゃわしゃじゃなくて、そっと撫でるだけにするつもり。 嫌がられてもそれは仕方ないから、ニカッて笑ってやるまでさ。]
(169) ツナ 2016/12/23(Fri) 00時頃
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………うっし、遅くなっちまったし駅まで送る! 今日は遠慮も拒否も受け付けないぞ? こんな時間に泣いた子1人で帰らせたら危ないからな
まぁ、俺も大概危ない奴かもしんないけどな?はっは
[そう、こればかりは海ちゃんの意見を聞いてやらない。 送り狼になるつもりはないし、だからといって距離おいたりもしない。 俺は今まで通り、気取らないで海ちゃんと接するんだ。
ただ、1つだけ。 いつものノリでクリスマス当日に海ちゃんを誘うのだけは、今サラッと遠慮した。 元々の予定の都合で誘っても俺の婆ちゃん家に連れてく事になっちゃうし 気持ち伝えた後に誘われても、絶対困らせるもんな?*]
(170) ツナ 2016/12/23(Fri) 00時頃
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[ しゅわしゅわ弾ける炭酸飲料。 口に含みながら、名を呼んだ律のもとへ。 口が開かれる前に、飲み込んでいて正解だった。 あの、りっちゃんが。 可愛くなくて、可愛いりっちゃんがですよ?]
間違えて、酒飲んだ?
[ えぇ。未成年にアルコールを勧めてくるような先輩は、天体観測サークルには所属していないので。
きっと問いかけの答えは否定だろう。 顔をそっぽに向けていても、耳は見えるのだ。 紅く色付く耳朶を見て、オレは律の想像通り、にまりにまりとした表情になる。 こっち向いてよ、りつ。]
(171) 宵 2016/12/23(Fri) 00時半頃
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[ 手を伸ばしてこちらを向かせたくなるけれど、言葉が続くから、それが終わってからにしようと。 低い声で、ぽそりぽそりと落とされる音に、オレは、]
(あ、ちょっと痛い。)
[ 心の一部が痛くなる。 でも、"友人として傍にいていい"とも聞こえた。 それなら、それでもいいかなあって思うオレはきっとお前がいうとおりばかに違いない。]
(172) 宵 2016/12/23(Fri) 00時半頃
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[ 手を伸ばすこともできないような俊敏な動きで、サークル室を出て行こうとする律の背中に、なんとか浴びせた言葉は、ガキの応酬。]
ばーーーか。
[ 馬鹿度は、オレの方が上だろう。知ってた。 しょーもな、って、口端を引きあげて、一人で笑ってた。*]
(173) 宵 2016/12/23(Fri) 00時半頃
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[ あなたに触れるわたしのゆびさきは、 精一杯の贈り物を、捧げた。 お会計は断られてしまったけれど、 目の前の、無防備な彼女はいまだけ、 いまだけは、 ……… わたしだけの。]
まほーつかい、兼、さんたくろーす。 それが、里咲でした。
[ 筆をステッキ代わりに仕立てて、 ぺろりと舌を出して笑いかけるのだ。 ──── … 鏡に映る、おひめさま。>>41]
(174) ゆら 2016/12/23(Fri) 00時半頃
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[ 差し出した掌に乗るゆびさきから伝わる熱に、 眸をそっと細めては、睫毛が下を向いた。
お姫さまの隣に並ぶのは、 お姫さまじゃないでしょう? …… サンタクロースでも、ないだろうけど。
わたしがおしゃれしたって、 見てもらいたいひとがいるわけじゃ、ない。]
(175) ゆら 2016/12/23(Fri) 00時半頃
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[ ピザを手にして、サークル室へ。 背後で戸惑う様子を感じながら、>>44 わたしは先に一歩、ふみこんだ。]
めりーくりすまーす!
[ お髭をゆらして、腰のきゅうちゃんをゆらして、 ピザの入った袋をゆらすのは、真っ赤なサンタ。
そして、背後に御坐すのは、 みんなへの贈り物、かなこちゃん !]*
(176) ゆら 2016/12/23(Fri) 00時半頃
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─ 律くん ─
[ ……視線を、感じる。>>47 耳に届いた音が、響く。
くるりと振り向いたら、 お髭ときゅうちゃんが、揺れる。]
…… あ、桜のひと。 もちろん、きゅうちゃんはあげませんからね!
[ 不恰好なサンタ帽のきゅうちゃんを、 腰から取り外して前に掲げましょう。 まじまじと見詰められれば、 あご髭をゆるりと撫でながら、視線を落として。]
(177) ゆら 2016/12/23(Fri) 00時半頃
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そんなに、変かな……?
[ かなこちゃんの言う通り、 おしゃれでもしてくれば良かったのでしょーか。 戸惑いがちに綴られる物語に耳を傾ければ、 何処か覚えのあるおはなしで。>>49 向けられるその双つの眸に映るのは、 赤い服を着た、ただのわたし。]
… わたしじゃない素敵なサンタさんが、 あの子の大事なおともだちを、 手当てしてくれてたみたいだから。
[ 目の前の彼が、よもや直した本人とは思わない。 きゅうちゃんを攫おうとしたそのゆびさきが、 あの子を直した、本当のサンタだなんて、知らない。]
(178) ゆら 2016/12/23(Fri) 00時半頃
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わたしは、小椋里咲。 いちおう、このサークルにいるよ。 …… 律くん、でしょ? はいる?
[ 君のことは知ってるよ。栄介くんのおともだち。 きゅうちゃんを掴んで、彼の頬をつんつん突く。 この横顔が、何処かひろくんに似ている気がして、 思わずちょっかいをかけたくなってしまったなんて、 律くんには内緒にしておこう。]
(179) ゆら 2016/12/23(Fri) 00時半頃
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…… このこも、栄介くんも。いるよ。 律くんに、きゅうちゃんはあげないけれど、 … 会いにきてくれるのは、大歓迎だから。
[ って、いつかの可愛くない言葉を、 上塗りするように言葉を向ける。
それでも、あなたとわたしの好きな人は、 もういなくなってしまうかもしれない。 ……… ただ、お星さまが好きならば、 聖夜の下で、このサークルへの贈り物に、 なってくれるといいな、なんて。
互いの胸の内、僅かな燻りはおなじもの。 惹かれ合うような気がしたのは、 …… ── 恋の幕引きを終えたからなのだろう。]*
(180) ゆら 2016/12/23(Fri) 00時半頃
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[どれだけ時間がかかっても、待ってくれると言う。>>169 やっぱりとても優しいなと思うし、そんなに優しい人がなぜ自分を、とも思っていた。 だって彼の周りには沢山人がいて、恋人も居たことがあって、自分のような子供にそこまで時間をかけて居られないような気がするのだ。 それでも掛けられる言葉に偽りは感じられなくて、ただそう信じたかっただけかもしれないが、嬉しかったのも事実。 時間をくれると言う言葉にはこくりと頷いて。 頭ぐちゃぐちゃにしてごめんと謝られれば首を小さく横に振った。むしろ。]
泣いて、スッキリしたかも……。
[きっと、あのままだったらウジウジといつまでも溜め込んで悲しんで居ただろう。 けれど、センパイの目の前で涙を流して、哀しかった気持ちが昇華されていくようだった。 その後の驚きも、悲しみを和らげるのに良かったのかもしれない。 今ばかりは頭を撫でる手も髪の毛をかき混ぜるようなそれではなくて、優しく優しく撫で付けるようなもの。]
(181) 雪音 2016/12/23(Fri) 01時頃
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えっ、……あ、その、お願いします。 いつも有難うございますね、センパイ。 ……センパイは危ない人なんかじゃ! だっていつでも優しいでしょ?
[くす、と小さく笑いがこぼれるのも。 センパイがこうして戯けてくれるからだ。 いつも通り接してくれるその強さに感謝する。 今は、人混みも殆どない時間。 彼とはぐれないようにコートの裾を掴む必要は無いのだけれど、つい、袖をきゅっと握り締めた指先を振り解かれなければ、嬉しい。]
(182) 雪音 2016/12/23(Fri) 01時頃
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[ざぶん] [水の中に入って泳ぎ続けていると、火照った頬も茹だった頭も少し冷やされて落ち着いてくる。 無心に泳ぎ続けていれば、疲れて夜だって眠ってしまえる。 だけど、ふとした瞬間にあの夜が蘇ってくる。 センパイは、どんな想いであの言葉を伝えてくれたのか。 それが、どんなに勇気の要ることなのか、知っているからこそ。
おたまの取っ手を焦がしてしまった。 お醤油の量を間違えた。 お気に入りのカップを割って。 少しだけ家族に心配された。
……それだけ、あの日の事を考えてた。 思い出すたび、頬が熱くなる。 好きだと言ってくれてとても嬉しい。 そして彼と話しているととても楽しい。
とくりとくり、鼓動が早くなって行く。 首元にはあの日からいつも、月と星が覗いている。 そしていつの間にか、彼のことばかりを考えている自分に気づいたのだ。]*
(183) 雪音 2016/12/23(Fri) 01時頃
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[年の瀬。 チラホラ、銀の花が路に咲くように雪が降る。 次第に灰色と白色で包まれる世界。 その中で、きっと今年最後に彼と逢えた日のこと。 どうしても直接言いたくて、ラインで呼び出した。 大晦日では無いかもしれないが、今年最後に互いの都合が合った日に。]
松本センパイ!
[いつもの装備に深緑色の毛糸の帽子を追加した。 頭の横が角張って、少しだけ猫耳に見えるデザイン。 頭を下げてもらって、お揃いの帽子を被ってもらうことは出来ただろうか?]
あの、今年は本当に有難う御座いました! えっと、…………来年も、その。 よろしくお願いします。
(184) 雪音 2016/12/23(Fri) 01時頃
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……………その。
[真っ赤な顔で俯いてしまう。 どうしても、伝えなくちゃと思うけれど。]
良い、お年を!
[まだ、その時には言えなくて。 真っ赤な顔で背を向けるだろう。 そのまま走り去って、1人実家でこたつむりになる予定だ。あまりの不甲斐なさに。]*
(185) 雪音 2016/12/23(Fri) 01時頃
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[その後、もう少ししてから。 きっとこんな、勇気のない自分のような女子のためにあるのだろう愛の日に。 こっそりとチョコを渡す姿があった。 いつもは家族や友人にもチョコを渡すが、今回ばかりは特別なもの。 それを渡せるその日まで、彼は待っていてくれただろうか?
次のクリスマスもその先のクリスマスも、もっと先にあるクリスマスも。 銀の花咲く路を、灰白の世界を、二人で歩くことは出来たのか。 もし、二人で歩くことができたならと、*願わずにはいられない。]*
(186) 雪音 2016/12/23(Fri) 01時頃
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─帰宅─
[ 藍色の包装紙に、金のリボン。 綺麗な形に整えられた蝶々結びは、解かれる。 中身は、ホームプラネタリウムだった。 赤に白、サンタクロースの格好をした小椋センパイからの、藍に隠されたプレゼント。 3度美味しかった。 渡されたときは、何故か幼い頃を思い出す。 中身は何かと考察し、楽しかった。 説明書も開かずに、かちりかちりと思うがままに操作すれば、居間に星が瞬く。]
あ、アンタレス。
[ 大好きな人に見つけられたかったセンパイ。 泣きそうな笑顔は、どうやら忘れられそうにない。
ちらり、赤の目が向いた先である藤センパイに関しての報告は聞けるんだろうか。 それを聞くことがあれば、おめでとうって心から言うと思う。]
(187) 宵 2016/12/23(Fri) 01時頃
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[ センパイも、オレも、律も、みんな。 大好きな人に見つけられる時が、 もしくは、見つけて離さない時が、来るといい。]**
(188) 宵 2016/12/23(Fri) 01時頃
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─ プレゼント ─
[ 受け取るのは、銀のリボンで飾られた、 とても綺麗なお星さまだった。>>2:235 小さな万華鏡もついている。
わたしは、中から一枚取り出すと、 照明に翳して、光を受けた。]
きれい、 …… 食べるの勿体無いね。 ありがと、海ちゃん。
[ 作り主の彼女がひとりグラスを揺らす隙に、 こそっと近付いて声をかける。 この頃には、お髭もくすぐったくなっていて、 外されていたように思うので。 もじゃもじゃサンタクロースではなかったのかな。]
(189) ゆら 2016/12/23(Fri) 01時頃
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[ 覗き口から、万華鏡の中を見上げると、 雪の結晶もまじる、きらきらした素敵な世界が見える。 それは、夜空に見上げるお星さまのように、 幻想的で、儚くて、……
わたしは、雪の日を、想うのだ。]
だいじに、するね。
[ ひとり、寂しく在った雪の日は、 いまではもうほとんど無い。 それは、空のお星さまだけじゃなくって、 わたしには大切なひとたちが、 傍にいてくれたからだと、思う。
海ちゃん、あなたの恋をわたしは知らない。 けれど、新たに芽生える感情を、 陰ながらにサンタは、応援したいと思うのでした。]*
(190) ゆら 2016/12/23(Fri) 01時頃
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[ “ ふたり ”の姿は、 見ていられなかったのがほんとの気持ち。
気丈にふるまおうとすれば、するほど。 わたしは、胸のこのあたりが、 きゅうと締め付けられるように、傷むから。
わたしは、いいこじゃない。 いいこじゃないわたしの元には、 もう二度と、サンタさんは、…… ── 来ない。]
( かわいいかわいいかなこちゃん。 ふじせんぱいだけの、かなこちゃん。 )
[ 頬を染める様子に、彼女の求める王子さまが、]
(191) ゆら 2016/12/23(Fri) 01時半頃
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[ 一応、の話ではありますが。 このキャンパスは、全面禁煙です。 廊下でなど吸ってしまえば、注意されるに決まっているでしょう。 ですから、しんと静まり返った外へ行こうとすることは、極々自然な事なのです。
藤はサークル室から幾らか寒い廊下を通って、廊下からもっと寒い外へと歩いていきます。 先までの賑わいは遠く離れ、──……彼女からも。
玄関を開ければ、冷えた風が肌に触れていきます。 コートを着ることもせず外に出たものですから、吐く息は一段と白く見えるものでした。 手袋を持ってくればよかった。 と、藤は、置いてきた黒い毛糸の感触を思い出しました。 ]
(192) sa13ichi 2016/12/23(Fri) 01時半頃
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[ ─── …… ふじせんぱい
だと分からぬほど、間抜けではありません。 かなこちゃんが、幸せに笑ってくれればいい。 王子さまの隣で、笑顔でいてくれれば。 と、思おうとするのに、 あの笑顔を向けて貰えるのは、 彼だけで、わたしでは彼女の求めるものを、 与えられないという事実にも、 嫉妬めいた感情を抱かざるを得ないのです。]
(193) ゆら 2016/12/23(Fri) 01時半頃
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[ 恋の方程式では、求められぬ感情。 ……いつかの日には、消え去るように、 なにもなかったことにできますように。
うると、目蓋が滲むのが分かってしまう。 服の袖で軽く目許を押さえ、 サンタ帽を深く被った頃だったかもしれない。]
めりーくりすます、 うーちゃん。 …… クリスマス、たのしんでる?
[ 赤い瞳がこちらを覗きます。>>103 咄嗟に、へにゃりとした笑みを浮かべて、 彼女の方へと向きなおり。]
(194) ゆら 2016/12/23(Fri) 01時半頃
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あ、煙草……。
[ ポケットに手を伸ばそうとして、そもそもポケットすらないことに気が付きます。 煙草はいつも、コートにいれているのですからね。 それを着ていなければ、煙草もライターも、何もありません。 冷えていく指先をほんの少しでも温める場所すら、ありません。
藤は何だか可笑しくなってしまい、ふふふと息を吐きました。 上手くいかないな。 と、心中でぼやきます。
ずうっと、ずうと、上手に知らないふりが出来ていたのに。 ひょいと顔を出した恋心というヤツは、藤の体をいとも簡単に操ってしまうのです。 ]
(195) sa13ichi 2016/12/23(Fri) 01時半頃
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えっ、 …… サンタさんになりたいなって、 だから、着てみたんだけど、 なにかへんだった ……… ?
[ 眉尻を下げては、不安げに彼女を見詰め。 けれども、見抜かれてしまうのは、 さすが、うーちゃんとでも言うのだろう。]
(196) ゆら 2016/12/23(Fri) 01時半頃
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[ 指摘されてしまえば、 わたしはうーちゃんを外へと連れ出した。 はくと、口許の息は白く変わる。
うーちゃんの指の先を辿るように、 顔を上へと向ければ、澄んだ空気を通して、 綺麗な星々が瞬いているのが見える。]
きれー、だね。うー、ちゃ、
[ ん。…… ──── ふわりと降ってくるのは、 あたたかな、真白な恋の結晶。]
(197) ゆら 2016/12/23(Fri) 01時半頃
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[ 空を瞬く星を捉えていたわたしの眸は、 目の前にある何よりも輝く星へと移り、 睫毛はちいさくふるえて、俯いた。]
…… わたし、も。
[ つめたく在るゆびさきは、 卯月のゆびさきに重なるように伸びて、 内緒話をしたときのように、距離を縮める。 おでことおでこを、ごっつんこ。 くちびるを、そおっと動かした。]
(198) ゆら 2016/12/23(Fri) 01時半頃
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[ ぎゅうと、ゆびさきを絡めるように、 手のひらを握り締める。 わたしの鼻は、卯月の眸とおなじいろ。 降り始める雪の結晶は、 万華鏡の硝子を通して見上げるものと おなじくらいに、美しい。
たとえば、この感情に名前を付けるなら。 其れは、“ 恋 ”とは言わぬのでしょう。
けれども、“ 愛 ”の形は、 星の数ほどあるのだと思います。]
(199) ゆら 2016/12/23(Fri) 01時半頃
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ねえ、うーちゃん。 …… 来年もいっしょに、星を見ようね?
[ 恋を喪ったわたしたちの間に繋がれるのは、 『 友情 』という名の、異なる愛の形。 ]**
(200) ゆら 2016/12/23(Fri) 01時半頃
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[ ──…… 藤は、
さらりと服の上を撫でて地に落ちるような、 ふわりと肌に触れて水へ死んでいくような、
ただ、自由気ままに空に漂う、 そんな、雪の様な男でした。
ですが、芽生えた想いこそが 冬の夜に吹かれる風の様に 藤のすべてを攫って行ってしまうのです。 ]
(201) sa13ichi 2016/12/23(Fri) 01時半頃
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[ 睫毛が、網膜が、凍り付いていく心地がします。 藤は星空へ、静かに目を瞬かせました。
新本がどんな顔をしていたのか、思い出します。 酷く驚いたような、呆然としたような。 そんな顔をしていた気がしますが、果たしてその記憶が正しいのかもわかりません。 平静さを失っていたことを改めて認識させられ、歯痒い気持ちになるのでした。
これだから困るんだよね。 と、藤は星へと目で声を投げかけました。 彼等は真摯にこちらを見つめ返してきます。 ]
(202) sa13ichi 2016/12/23(Fri) 01時半頃
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[ やがて、静かに瞬いたかと思えば。
──── 流れ星のように煌く声>>158が、藤の鼓膜を揺らすのです。
彼女はこちらへ駆け寄ってきて、藤の手を包み込みます。 何もかも溶かしてしまう体温が、じわりと滲んでくるのでした。 ]
……ニモ、
[ 心配するような声と、構ってくれる動作。 自然と藤の顔は、彼女へと向いていくものです。
その瞳は、うさぎではなく、藤を見ています。 凍り付いた睫毛も網膜も、雫になって消えていくのです。 ]
(203) sa13ichi 2016/12/23(Fri) 01時半頃
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[ ──…… そうして、落とされていく言葉たち。
ひとつひとつが、きらきらと輝いては、目の前を照らしていきます。 吐く息が、夜の冷えた暗い空気を、すこしずつ温めていきます。
藤は、目を瞬きました。 ほんのつい一瞬前まで感じていた、体の芯まで凍える寒さは消え去り、指の先までぽかぽかと温まっていくのです。
とても、とっても、不思議ですね。 実は、彼女が魔法使いなのかもしれません。 ]
(204) sa13ichi 2016/12/23(Fri) 01時半頃
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……本当? すごい、こんなことってあるんだ。
[ きらきらと目を輝かせた藤が、そっと手を握り返します。 この指が、上がってしまった体温を、すこしでも分けられるように。 ]
夢みたいだ。 ……夢じゃないよね?
俺、いつかみたいに、 まさか眠ってしまっていた。 ──なんて落ちは嫌だからね。
(205) sa13ichi 2016/12/23(Fri) 01時半頃
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[ 覗き込んだ顔は、何だか泣き出しそうな顔。 首を傾げては、ふわりと微笑みます。 ]
どうしてそんな顔してるの。 笑って? 俺まで泣いちゃうかもしれないよ。
[ ああ、やっぱりなんだか、夢心地です。
感じていた寒さが。 こんなにも暖かい指先が。 空にひかりかがやく星たちが。 現実なんだよ、って教えてくれるのですけれどね。 ]
(206) sa13ichi 2016/12/23(Fri) 02時頃
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[ どうか、この手を離さないで。 溶けて消えてしまいそうだから。
きらきら輝く 満天の星空さえ 最早あなたには 敵わない。**]
(207) sa13ichi 2016/12/23(Fri) 02時頃
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[ そっと握り返される大きな手。 夜空の星のようにきらきら輝く瞳。 どれも、私の好きなもの。 愛おしむように微笑んで ]
夢じゃないよ 私はここにいる 藤も、ここにいる
[ 本当に、夢みたいだ。 ずっと想っていた相手と こうして見つめ合い、触れ合うなんて。 分けられた体温が 混ざり合う。 ]
(208) choro 2016/12/23(Fri) 03時頃
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………ふふ、ごめん しあわせすぎて びっくりしちゃった
なかないで、
[ こどもをあやすように 優しく、柔らかな声を響かせ 目には雫を浮かべながら、 彼と繋がる手に 小さく口付ける。
あなたがあたたかくありますよう 泣いてしまいませんように ]
(209) choro 2016/12/23(Fri) 03時頃
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[ きらきら きらきら お空に輝く おほしさまに 願い事
どうか彼のもとに ( 私たちのもとに ) 幸せが降り注ぎますように 眠りにつくときも 目覚めるときも ずっと側に あれますように
────… 彼をどこにも 連れて行かないで ]
(210) choro 2016/12/23(Fri) 03時頃
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[ 心に降り積もった雪は 彼の熱で解かされてしまった。 もう隠すことのなくなった想いは 溢れていくばかり。 ]
…………
[ こっそり彼に、抱きついてみようか。 藤が、ゆっくり眠れるかな なんて。>>27
たくさんの想いを繋ぎ結ばれた私たちは 星空の下、きっと永遠に。
大好きなあなた、 今夜はどうか、良い夢を。 **]
(211) choro 2016/12/23(Fri) 03時頃
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