270 「 」に至る病
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
アイリスが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、ドリベル、アイリス、セイルズ、ジャーディン、メルヤ、グスタフ、ツヅラ、ミルフィ、フェルゼ、ソウスケ、アオ、ヴェルヌイユ、チトフ、ケイトの14名。
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―― 御遣い当日 ――
[その日は朝からメルヤのおめかしに奔走した。 髪を梳いてやり、選んだ服を着込ませて、 ふわふわのブーツを取り出した。
鞄には土産を入れてICカードをホルダに入れ 落とさぬように服とつなげておいてやる]
行先は先日も言ったがヴェルヌユイのところだ 住所と地図はこの紙に印刷してある 道順はこちらの紙だ 迷子になったら悩まずに電話しろ
[最後にGPS付の防犯ブザーを渡して、 眷属を見送ろったろう]
(0) 2019/10/10(Thu) 09時半頃
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[メルヤを見送った後は受け入れの準備である。 『クチキ アオ』を言う吸血鬼の下より 『ソウスケ』という眷属がやってくるらしい。
彼がどの程度主人に依存しているのか測らなければならない。 のだが――]
飯は出前で良いか ピザと丼物と寿司…… どれが良いかわからんな
[こちらは相手の事は知らぬし、 相手もこちらのことは知らぬだろう。 訪問してきてからで良かろうと、 一先ずは裏の仕事の続きを始めることにした**]
(1) 2019/10/10(Thu) 09時半頃
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― アリスが出かける前の一時 ― [ちゃんと外に出れる”おまじない”。>>1:339 してあげようかとアリスに問いかけて、 するりとその頬に手を触れて――、
――答えを聞く前に、部屋に飛び込んでくる影。 よぼよぼの老犬になっても僕に牙を剥く、 白くてふわふわの大きな犬(アリス)]
ああ、大変。鎖をつけ忘れてた。 こら、落ち着いて、いい子だから、ねっ? ジャーキー食べる?
[もうじき犬の寿命も近い満身創痍だというのに、 僕を見ればいつも死に物狂いで牙を剥いてくる君。
その変わらぬ主への忠誠。 僕は知ってるし僕に牙を剥く君も大事に愛してあげるよ]
(2) 2019/10/10(Thu) 11時頃
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[ひらりとベッドから飛び降り犬を宥めすかして。 鎖を付ければやれやれと一段落。 アリスに振り返って微笑んでみせて]
吸血鬼って犬に嫌われやすいのかな? ちゃんと僕も毎日お世話してるのに、変なの。 ちょっとこの子を落ち着かせてくるね。
おまじない、してあげたかったけれど。 んー……、今日はこれで我慢してね?
[ちゅっと軽く額にキスをしてあげて。 いい子いい子って頭を撫でてあげて。 僕は犬を連れて部屋を出て行く]
(3) 2019/10/10(Thu) 11時半頃
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[去り際に振り向いて]
グスタフ先生の診療所への道は覚えてる? 地図も用意したから、分からなかったらそっちを見てね。 困った事があったらいつでも連絡くれていいからね。
[すっと手渡す診療所への地図。 郊外のなだらかな丘の上にある診療所。>>0:103 都会の喧騒から遠い、 死を待つ人々の訪れる安寧の地であり棺。 (静かな、穏やかな、そして緩やかに狂おしい場所)
きっと穏やかな時間が送れることだろう。 いってらっしゃい、と口にして。 僕は今度こそくるりと部屋を後に歩き出す]
(4) 2019/10/10(Thu) 11時半頃
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[君から遠ざかる、 犬とじゃれる子供のように無邪気な声。 狂ったように吠えたてる犬の悲鳴のような鳴き声。*]
(5) 2019/10/10(Thu) 11時半頃
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[そうしてアリスを見送った後。 孤児院から僕はもう一人のアリスを呼ぼう。>>1:142]
ねえねえ、僕のアリスがお使いに行くんだ。 迷子にならないように見守っててくれる? ああ、もちろん気付かれないようこっそりとね!
[僕が頼めば君は頷いてくれる。 (その瞳の奥の憎悪も僕は愛しているよ)
いい子いい子って頭を撫でてあげて。 アリスを見送れば、 次はまた別のアリスを迎える準備をしよう。 キツイ目がなんだか可愛いかつてのアリス。>>1:276]
(6) 2019/10/10(Thu) 12時半頃
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[頭を撫でれば戸惑って、>>1:277 嫌そうな顔をして慌てる所もなんだか可愛い。 (クスクス笑って見守ったのも良い思い出)
本が好きで、よく一人でいた子。>>1:278 (本能的に賢く嗅覚鋭く、確たる自己を持つ君)
あの日あげた飴玉の行方を知らないけれど。>>1:279 君の役に立てたなら僕は嬉しいな]
ねえ、お茶会の準備をしよう。 かつてのアリスが帰ってくるお祝いをしよう。
[使用人達にお願いをして、 美味しい紅茶ととびきりのお菓子を用意しよう]
(7) 2019/10/10(Thu) 12時半頃
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[甘い甘い匂いのする薔薇の花を部屋中に飾って、 紅茶は上等なダージリンとシッキム。 セイロン、アッサム、アールグレイ、ニルギリ。 その他、中国茶、日本茶、etc…
飲み切れないほどの量と種類を無尽蔵に揃え、 (だって、たくさんあれば嬉しいじゃない? 選べる楽しさ、うきうきするでしょ?)
お菓子は一口サイズのものをより取り見取り! 美しい皿やプレートに並べて飾ろう。
(君が来る時間に出来立てを出せるよう計算して)
芸術品のようなケーキに素朴なクッキー、 焼きたてスコーンにクロテッドクリームも特上品を。 甘い甘いジャムもたくさん揃えて並べよう]
(8) 2019/10/10(Thu) 12時半頃
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後はそうだなぁ…、あっ! 音楽はどう? 目も舌も、できれば耳も、楽しんでもらわなきゃね。
[ぽんっと名案みたいに手を打ち合わせて。 応接室にピアノを運んでもらって、 ツヅラが来たらお抱えの奏者に綺麗な曲を奏でてもらおう。 何がいいかなぁ、ショパンとか?
そうして部屋を見回して。 僕は満足げにうんって頷いて]
よーし、後は待つだけ♪
[ふかふかのソファにぽふりと体を埋めて。 まだかなぁ、まだかなぁって、 目つきの悪いアリスが来るのを待っていた。*]
(9) 2019/10/10(Thu) 12時半頃
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[ちなみに、僕の家は高級住宅街の中にある屋敷。 ホワイトラビット社のロゴが入った大きな白い門が目印だ。 (愛らしい白兎のシンプルなロゴ)
屋敷に入る前にある庭園は広く大きく、 中流階級の人々がよく行く公園がすっぽり収まるほどの敷地だ。>>0:74>>0:76 そこに趣向を凝らした薔薇のアーチや、白亜の彫刻。 どの季節でも花を愛でられるよう様々な庭園。
そう、まさに敷地から出ずとも完結できる、満たされる、全てがある。>>1:213 愛しいアリスの為だけに作られた美しい楽園(牢獄)
その屋敷の主は愛くるしい見た目の小さな少年。 今もふわふわのソファに埋まり甘い甘いアリスの夢を見続ける。 (もちろん、ツヅラちゃんが来たら起きるけどね)**]
(10) 2019/10/10(Thu) 12時半頃
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[吸血行為を拒否された日、リビングを出た男はずっと工房に閉じこもっていた。
翌朝は昆布水で炊いたつやつやの白米と、メルルーサとにらの淡雪煮、キャベツとサラダチキンのコールスローがあり、冷蔵庫には以前の健康診断でも用いた微量の血液パックが複数準備されていたが、アオが起きた頃には既に工房から金槌を打ち付ける音が聞こえてきたことだろう。 血液パックの血液をアオが摂取できるのかは聞いたことがない。飲めなかったとしたら、棄てているのかもしれない。]
(11) 2019/10/10(Thu) 12時半頃
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――出立の日――
[病的なまでに健康を心掛けてきた男の頬はこけ、スーツのベルトもひとつ内側の穴を使うようになった。
暫く食卓を共にしていない。 勿論、その後なし崩しに男がアオの深部に触れたがる行為もなく。 シルバーストライプのシャツのボタンをすべて止めれば傍目には眷属とわからなくなる。 トレードマークの髭は剃らなかったが天然パーマは整髪剤で気持ち整えておいた。]
タンドリーチキン焼いてるから、昼はそれとロメインレタスでも合わせてサンドウィッチにでもして食べたら良い。ここに来るのは女の子だっけ?おっさんの手料理が嫌だって言われたらチキンはジッパーバックに入れて冷凍しといてくれ。
[今まで家を空けた時と同じように申し送りをする声は、あの日のように切羽詰まってはいない。]
……じゃ、行って来ます。
(12) 2019/10/10(Thu) 12時半頃
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[違うのは]
(13) 2019/10/10(Thu) 12時半頃
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……あー、
止めとこ。キスだけじゃ止まんなくなりそ。
[これまで何度も強引にしてきた唇を触れ合わせる行為を寸止めし、代わりにきつく締めた青色のネクタイを唇に当てて行為の代用としたことだ。
この遣いがこれまでとは異なる予感は気づかないふり。 100年経っても人気のない山道に、スーツケースが轍を刻む。]
(14) 2019/10/10(Thu) 12時半頃
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――ヴィラドメア城(四階建て)――
ハロー?
[この街に住んで長い眷属が作家の居城に着いたのは予定時刻通り。 著作を読んで彼は自分の故郷の文化に造詣が深いと思っている男は恭しく腰を折った。]
この度お世話になります サクラ ソウスケです。 よろしくお願いします。
[作家には「問題なし」の報告をして貰わねばならない。 依存症を気取られぬよう、如才のない微笑みをまっすぐ彼に向ける。]
(15) 2019/10/10(Thu) 12時半頃
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実は俺、先生の著作はパブリックなものからプライベートの出版に至るまで集めてるんですよ。 お会いできて光栄です。 先日出た新刊も主人公を想う女の子の描写がとても魅力的でした。
[アオにはサインでも貰えと言われたが>>359、特に欲しいとは思わなかったので色紙は持参しなかった。 他の作家のファンだと言っているのにアオは気にしないのだろうか、その思いは喉に刺さった魚の小骨のように意識の片隅にある。]
そうそう此方はお土産です。 ご存知ないかもしれませんがこれでも俺はもう100年以上はガラス作家やってまして。 定期健診の度に遣い先の為につくってるんですよ。
どこかのインタビューで執筆はキーボード打ち込み式と読んだ記憶はあるんですが、吸血鬼作家が漆黒の羽根を揺らしてインクで手紙を綴るのって"映え"るなって思ったんで、これ。
[取り出したのは黒い鳥の羽根の軸部分をガラスでコーティングし、ペン先に螺旋を入れた"羽根ガラスペン"だ。 執筆に不要ならばインテリアとして城に飾って貰ってもそう邪魔にはなるまい。]
(16) 2019/10/10(Thu) 12時半頃
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それと、保冷バッグの中身冷蔵庫に移しても良いですか? 家でタンドリーチキン焼くのに使ったヨーグルトの残り、置いとくと期限切れるからこっちにも漬けたの持ってこようと思って。まだスパイス入れてないからトマト煮込みとかシチューとか色々出来ますよ。バターチキンカレーも良いかもしれない。
[家、という単語を出したら途端にアオの声が聞きたくなった。 ついスマホに伸びそうになる手を握り締める。
こんなところで、見破られて堪るか。**]
(17) 2019/10/10(Thu) 12時半頃
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― 余談、お菓子『ブタのしっぽ』 ― [ブタのしっぽはホワイトラビット社のお菓子。>>1:384 高級菓子というよりは、 子供が少ないお小遣いで買う駄菓子の類の紐状のグミだ。
ブタのしっぽのようにくるんと愛くるしい見た目。 色とりどりの彩色と、豊富な味の種類。 噛めばくにくにとした弾力が楽しい美味しいお菓子。
スーパーに行けばお菓子売り場によく鎮座しているが、 世間に疎い吸血鬼には遠い存在かもしれない。
頼まれれば、渡してあげたいと思うけれども。 安価でどこにでも売ってあるから、 なんだか1個だけでいいのかなぁって悩んで。 おまけで8個くらい渡そうとするだろう。**]
(18) 2019/10/10(Thu) 13時頃
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炉の番 チトフは、メモを貼った。
2019/10/10(Thu) 13時頃
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Z月, Y日
少し過去のことを書く おつかい、は国の施作だっていうから正式な報告書もあるのか とにかくそれに行った先日のこと より私的な体験こそ、覚書にしておくべきなんだろうから
ショックだった
私が自分でそうあるべきと思っていたよりも、進行していた 病状を把握しておくことは私のためになるのか?病識はあった方がいいのかもしれないけどまだ整理がつかない
(19) 2019/10/10(Thu) 13時頃
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依存症は精神依存と肉体依存の複合だっていう 私は、異常な執着心や分離不安、嫉妬妄想なんかが主なんだと思っていた だからいずれは決定的にバランスを崩すにせよ、まだ大丈夫だって
──屋敷を出てたぶん15分も経たず、指の痺れに気づいた 喉がつかえたような息苦しさも それに、いつもとは違う動悸と吐き気
やがて酷い頭痛がやってきて、私はバイクを降りなきゃならなくなった。事故死したくないし
プロテクター入りのライダースジャケットで、タクシーで訪ねるっていう妙な状況 普段、主と離れて買い物に出たって、あんな風になったことはなかった すぐに戻ることはできないっていう認識が負荷になったのか
私は車内で、いつもの医者からレスキュー用《おまもり》と渡されていた抗不安薬を初めて飲んだ 欲しいのはアスピリンで、精神病の薬じゃねーわクソがと思いながら*
(20) 2019/10/10(Thu) 13時頃
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─ 迎えの準備 ─
[起きたい時起きて、食べたい時食べる野生動物>>1:352 定期健診のことを聞かれて 行く、と答えたけど厄介なのはこの主人の方だと]
ブタの尻尾? ……。 ああ、探しとく
[これでそんな商品なかった場合、お仕置きされるのって不条理じゃない?
ハニーって呼ぶなと10000回目くらいの訂正をして しかし主人が自分から乗り気になってくれているようだったので、 とりあえず一手間は省けたなと安心した]
(21) 2019/10/10(Thu) 13時頃
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[リンディン郊外にひそりと佇む、古い屋敷。
ぞんざいな割に変に律儀に手入れされた、花の庭 その門から玄関までのアプローチまで、カーペットが敷かれていた]
[はいはいベルベットの絨毯。…。……は? みたいな反応した絨毯も出した。
小綺麗に掃除した応接間に、 サンドイッチ、スコーン、ケーキと縦に並んだアフタヌーンティーセット。 ケーキは焼く時間がなかったから買ってきたもので。 お茶は──お茶はもういざとなったら客が淹れるルートもある。
メイクなんかこの女の素材が良いから別に手間じゃないと思ったが]
(22) 2019/10/10(Thu) 13時頃
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[当日の朝、ベッドの中でクッションに埋もれている主人の髪を整え 起きたらまずパンツ履け、と何度か念を押して]
いい?着替えはここ 面倒なら右側のは、頭からかぶって紐結ぶだけ
それから杖で人をつつき回すのはハラスメントだから 触る前に許可をとるんでちゅよわかった?
[とかなんとかやってるうちにあれよあれよと時間が迫って ドタバタと出てきたのだった。 古く旧く、蒼然とした屋敷の玄関ドアには
『WELCOME Merja様、どうぞ開けてお入りください』
と走り書きの張り紙をくっつけて*]
(23) 2019/10/10(Thu) 13時半頃
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─ 白兎の屋敷 ─
[ヴェルヌイユの家も、初めて見た時ばかでかいと思ったものだけど。
こちらはタクシーが門から屋敷まで進むのにまずだいぶかかるレベル。 窓から庭園を眺め、 そういえばいつからカメラを触ってないだろうと思い出した]
(24) 2019/10/10(Thu) 13時半頃
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……どうも
[車止めに停車したタクシーの清算を済ませて、 降りた時にはもう使用人が迎えに出てきていた。 比べるのもなんだが、立派だった。使用人が]
こんにちは アポイントをとっています、リンディスです
[ゆっくり頭を下げて、ぐらつく目眩に目を閉じる。
バイクで来てりゃ、敷地に入る前に一服しておけたのに]
(25) 2019/10/10(Thu) 13時半頃
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[ピアノ曲が聴こえるな、と。 そのタイトルの文字列を思い浮かべながら歩いて行ったが。
部屋に入ったらまさかの生演奏だった]
……ツヅラ・リンディスです
[第一声が失礼します、で、その次が名乗り。 はじめましてと言って、もし相手がこっちを覚えてたら失礼かと]
今日はよろしくお願いします
[大豪邸の主は、いつかの記憶とほぼ同じ姿だった。 そりゃそうだけど。 少し雰囲気が変わったかもと思うが、それは見る側のこっちが変わったからか**]
(26) 2019/10/10(Thu) 13時半頃
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独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/10/10(Thu) 13時半頃
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―― 静かな住宅地で ――
[翌朝、ミルフィはきちんと起きただろうか。
吸血鬼が住む、というには 平凡で、しかし年季の入った二階建ての家で 柔らかな風に吹かれる庭の花を眺めながら 吸血鬼教授は休日のように珈琲を飲んでいる。
飲み物は珈琲や紅茶を、 食べ物はパノフィーパイを用意してある。
手紙にしたためられた客人の名を見て 養子か、何かかなあ、と吸血鬼と同じ姓に目を細め それから手元の本を開いた。]
(27) 2019/10/10(Thu) 14時頃
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[他の吸血鬼の眷属に会うのも 妻が生きていた頃から数えればもう何十回目かになる。
遣いにやった娘のことが心配な以外 教授は穏やかに、 ――経験上来るかどうかもわからないが―― 客人の訪れを待つともなしに待っていた**]
(28) 2019/10/10(Thu) 14時頃
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―― 夢 ――
[その夜、あたしは夢を見た]
パパ、あたし結婚するの。
[純白のウエディングドレスを身に纏って、 木漏れ日の中でくるりと回転する。
白薔薇の花びらが宙に舞い、 すべてを祝福するように鳩が青空を飛んだ。
しあわせな、結婚式の一幕]
(29) 2019/10/10(Thu) 15時頃
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ずっとこうなる日を夢見てた。
[大好きなパパの手を握って、笑顔を向ける]
あたしに、誓いのキスをして。
[そうして、パパの唇に顔を近づけて]
(30) 2019/10/10(Thu) 15時頃
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――永遠の愛を誓いましょう?*
(31) 2019/10/10(Thu) 15時頃
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―― 翌朝 ――
……ひっどい夢。
[まだ薄暗い寝室で、あたしは目を覚ました。 荒い息を吐き出せば ベッドの中で静かに寝息を立てるパパの姿がある]
昨日、パパが変なこと言うから。
[責任転嫁をして口を尖らせ、再び布団に潜り込んだ]
(32) 2019/10/10(Thu) 15時頃
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よーし、二度寝二度寝。
[すりすりとパパに身体を寄せて、目を閉じる。 その決断を、数時間後のあたしは後悔することになる]*
(33) 2019/10/10(Thu) 15時頃
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―― 数時間後 ――
寝坊したーーーーーーーっ!!!
[元気に家を飛び出すあたしの姿があった]
もうパパのばかばかばか。 どうしてあたしのことを起こしてくれないのよ。 あーん、寝癖がまだ完全になおってないじゃない!
[ぶつくさ文句をいいながら、 いつもパパとふたりで乗る大学へ向かうバスとは 反対方向のバスにひとり乗り込む]
(34) 2019/10/10(Thu) 15時頃
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完全に、約束の時間に間に合わない。 Mr.クチキが気難しい人だったらどうしよう。
[不安な気持ちが、どんどん胸の中に広がっていった。 やがてバスは目的地のバス停へと停まる。
目当ての住居を見つけると、意を決して あたしはピンポーンと呼び鈴を鳴らす。
もしも扉から噂の翻訳家、 Mr.クチキが顔を出したのなら]
(35) 2019/10/10(Thu) 15時頃
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サインください!!!
(36) 2019/10/10(Thu) 15時頃
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[パパの本棚から勝手に拝借した クチキさんの翻訳本>>1:74を、 ずびしと目の前に差し出したのだった。
ほら、あたしってば不安だったし テンパってたし、こういうときの人間って とんちんかんな行動をとってしまうものじゃない?
だからクチキさんがもしあたしの行動に呆れたとしても 現役女子大生の可愛さで許されないかなあって]**
(37) 2019/10/10(Thu) 15時頃
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── お使いの日 ──
[明日はお使いに行く日だからと 早めに寝床に入ったのに、なかなか寝付けなかった。 結局、廊下をうろうろして主人の部屋の扉を叩き 中へ入れてもらったのは夜が遅くなってから。 そんな調子で、お使い当日の朝はまだ寝ぼけ半分。
起きてたらまずはお風呂に浸かり たっぷりの泡で髪や体を洗い身支度を整えて 髪を乾かしたらまずは部屋着で朝の食事を。
食事が終われば、前に買ったワンピースに着替え 椅子に腰掛け、髪を丁寧に梳ってもらい>>0 サイドに作った細い三つ編みには白いリボンを。
そして最後に頭に帽子を乗せ、ふわふわのブーツを履き]
(38) 2019/10/10(Thu) 15時半頃
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[そして出かける間際 渡された品々になんとも言えない顔]
行ってきま…… え、えっと。これは……防犯ブザー
[小さい子を送り出す親のよう 大人なのだから防犯ブザーはいらないのでは そう思いはしたけれど、首を振って誤魔化す。
何よりも彼の眷属になる前 昔を思い出せば、平和ボケしていると気が付いたから]
(39) 2019/10/10(Thu) 15時半頃
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ICカードには余分に入ってますか? 念のため、お財布もあった方が……
[洋服にぶら下げられたICカード バスや電車の運賃をこれで払えるのは便利 買い物もできるのは経験済みではあるけれど 薄っぺらいカードに不安を感じる部分もある。
鞄の中にお土産と地図を入れ、お財布も突っ込んで 防犯ブザーは使いやすいように鞄にぶら下げ]
いってきます
[今度こそ、手をひらひら 主人から離れ、街の中へと歩き出し]
(40) 2019/10/10(Thu) 15時半頃
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[そして、一時間後──]
迷い……ました
[ぬくぬくと暮らすうちに勘が鈍っていたよう 半泣きで電話をかけ地図の読み方を尋ねる。 地図を回さない方が良いらしいと知ってからは 間違えても戻れるようになり、道行く人に尋ねながら]
多分、この辺
[リンディン郊外へたどり着けば 一軒一軒、表札を確認しながら歩いていき]
(41) 2019/10/10(Thu) 15時半頃
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── お使い先 ──
[辿り着いたのは大きな屋敷>>22 花の咲く庭の向こうに古い屋敷が佇む。
門を入れば足元には天鵞絨のが敷かれ それを踏んで入れば良いのかまだ悩んでしまう。 ジャーディンへ電話で訊こうかと思ったけれど 間違いなく住所はあっているから──]
他に入り口は…… 塀を乗り越えれば
[昔ならそうしていたけれど それはいけないことだと知っている。
門を開け、できるだけ端っこの方を 絨毯を汚さないようにと玄関まで進み]
(42) 2019/10/10(Thu) 15時半頃
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[大きな家 花の咲く庭。
自分が壊した光景を 本物の"メルヤ"を思い出したのは内緒]
(43) 2019/10/10(Thu) 15時半頃
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[コンコンと、ドアをノックして 張り紙>>23通りに扉を開けたら]
こんにちは ヴェルヌイユ様のお宅でしょうか?
メルヤです。お使いに来ました
[中へと、そんな呼びかけを**]
(44) 2019/10/10(Thu) 15時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2019/10/10(Thu) 15時半頃
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── 前夜のこと ──
[書状が届いてから悪化の一途だった症状は 一晩でぐっと進行を深めた。
手作りの作品を褒められても全然嬉しくない。 始めの頃こそ按じるような色を見せていたが 己が辞退も可能と知った途端、書類は封印された。
昔の患者なら経過が気になるだろうと 不承不承、受け入れた他の眷属の来訪を 露骨に歓迎する仕草に怒りを訴えた一幕もあった。 既に焦燥しきっている今はそんな気力もない。
若い娘に鼻の下を伸ばす様を浮かべては 自らの咽喉を裂き、彼に血飛沫を浴びせたくなったが ──想像に留めたから、まだ大丈夫。]
(45) 2019/10/10(Thu) 16時頃
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[眷属として寄りかかりたい思いが強くなる度 主への負担と疲弊も増していたとしても。 それは吸血鬼側の責任だ。 彼らの牙が、舌が、血を穢し魂まで染め上げる所為。]
それは… そうだけど……でも [ここまで不安定になった精神を宥めるには、 眷属だけができる奉仕を受けてやるのが最善だと 知らぬ筈はないのに。
確かに、最近は牙痕や鬱血が消えぬうちに ベッドに引きずり込んではいたし 慢性的な貧血に襲われ顔色も悪かったし
風邪と違い、貧血を吸血で治すのは困難だととしても。]
(46) 2019/10/10(Thu) 16時頃
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[寝室を追い出されるのなんて何年ぶりだろう。 吸血が駄目ならせめて寄り添って眠りたかった。
首元のシーツを赤く染め、淫らに悶えるだけでなく そうやって過ごした穏やかな夜も確かに在ったのに。]
グスティ…… いやだ、開けてよ、
[ドン、ドン。 何度か扉を叩いたが、そこに感じる気配は動かず。 駄々を捏ねて自らの欲求を満たすこと以上に 無理強いを重ねて完全に厭きられ、捨てられる恐怖が 上回ると、一歩、二歩、扉から離れ ゆっくり、一歩ごとに立ち止まって、振り返る。
彼の気が変わるかもとの期待はしていなかった。 一度決めたら不器用なまでに頑なに貫こうとするのは 友人時代から変わらない。]
(47) 2019/10/10(Thu) 16時頃
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[ただ、一歩離れる度に、 身を引き裂かれているような痛みと重苦しさが胸を襲って 想うように動けなかっただけ。]
(48) 2019/10/10(Thu) 16時頃
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[いっそこのまま、という何度目かの自棄は 洗面所に放られた汚れた白衣に留められた。
訪問先の教授は、彼の恩師だ。 従える眷属の躾も碌にできていないと評価されるのは ──己以外の誰かが彼を責めるのは耐え難い。
他人に何が解る、と裡で1000回繰り返そうとも 無断欠席をするつもりはない。
診察棚から睡眠薬を拝借し、ぐしゃぐしゃの白衣を 抱きしめ、顔を突っ込んで無理やり眠りに就く。
"良い子"でお使いを終える為に。]*
(49) 2019/10/10(Thu) 16時半頃
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── お使いの日 ──
[20年ほど前に袖を通していた外出着に身を包み、 地図を頼りに、件の教授の邸へ向かう。
当時の地形や店構えなぞ覚えちゃいないが 最後に乗った時より随分増えた路線に戸惑った。
携帯電話を持っていなかったのは僥倖だろう。 簡単に声を聞ける術があれば、5分置きに鳴らし 泣きごとと恨み言をぶつけていたに違いない。
公衆電話を前にする度、誘惑をぐっと堪えて。 駅員に目的地までの最短ルートを訊ね。]
(50) 2019/10/10(Thu) 16時半頃
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[ソファでうとうとしていたら、使用人が起こしてくれる。 どうやら、ツヅラが来たようだ。>>25 入ってもらってと応接室までの案内をお任せして、やって来たかつてのアリスをにこりと迎えいれる。>>26]
ふふ、久しぶりだねツヅラちゃん。 まさか君も眷属になってたなんてびっくりだよ。 あれからどう? 元気にしてた? 立ち話もなんだから、座って座って。
[懐かしげに目を細め、お茶会用の二人掛けのテーブル席に促して僕も席にお行儀よく座ってみせて]
(51) 2019/10/10(Thu) 16時半頃
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[紅茶はなんとなく気分でダージリン。 給仕で注いでもらったそれに、角砂糖をぽちゃぽちゃ七個くらい放り込んでぐるぐる混ぜてはご機嫌にホワイトラビット社の新商品のCMソングを歌っている]
ぴょんくりころころぴょんくりこー♪ 紅茶にはまってさあ大変ー、 チェシャ猫出てきてこんにちはー ウサちゃん一緒に遊びましょー♪
……うん、お砂糖みんな溶けたみたい。 いただきまーす。
[どろどろの砂糖紅茶を飲んでいる。 (アリス意外の飲み物は甘ければそれでいいもの)]
(52) 2019/10/10(Thu) 16時半頃
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[それから、ツヅラのほうをちらりとみて]
ツヅラちゃんはなんのお茶にする? なんでもあるから、好きなの飲んでね。 あ、お菓子もあるから好きなだけどーぞ♪
[にっこり笑ってみせて、 テーブルの上の色とりどりのお菓子達。 綺麗な一口サイズのショートケーキを差し出し。 召し上がれって勧めてみるの。**]
(53) 2019/10/10(Thu) 16時半頃
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[それでも、予定より数分の遅れて済んだのは 夜明けに近い時間に家を出たお陰だろう。
滅多に観ることのない主の寝顔をじっと見つめ、 伸びかけた髭に頬刷りひとつ残して医院を出た。 見送りなんて受けようものなら、それがどんな態度であれ 革靴が野花に踏みだすなど出来そうになかったから。]
(54) 2019/10/10(Thu) 16時半頃
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[相手が吸血鬼だろうとそうでなかろうと 他人の家へと訪れるなんて初めてのこと。
年季を感じる外観を眺め、深呼吸を繰り返し 意を決して、白指を呼び鈴へと伸ばす。]
あ、の。……初めまして ミズ・ドリベルの書状により紹介されました
フェルゼ・アルブレヒトと申します 遅くなって申し訳ありません
[この瞬間の為に練習した挨拶を一気に宣い、 握手の代わりに、提げていた紙バッグを差し出そう。]
(55) 2019/10/10(Thu) 16時半頃
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―― ヴィラドメア城・仕事場 ――
[裏の仕事は絵を描く仕事である。 仕事場は様々な地方の文化物が置いてある。 それらは資料として置いてある。 >>15東洋のもので言えば木刀や手裏剣などが置いてある。
三階も四階も扉は閉じていたので、 ソウスケが訪れたのは二階の仕事場であり、 丁度表紙用のラフ画を描いている時のことであった]
入り給え―― 俺はジャーディン・ヴィラドメア 知っての通り至高の"吸血鬼"だ 好きなところに座り給え
[座ったままそう伝え、 モニタに写したメルヤの衣装服姿を元に筆を動かす]
(56) 2019/10/10(Thu) 16時半頃
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[そうして興味は薄いと言う風に見せながら 『サクラ ソウスケ』と名乗った男を観察する。
彼は自分の本を購入してくれているそうだ。 何年前からなのかは不明だが、 昔の作品から今に至るまでの作風を見られているのは 何とも言い難いものがある]
そうであろうな あれは主人公よりも人気が出ているな
[主人よりも人気のある眷属である。 何時の時代も"吸血"されるのは美女か美少女が良いらしい]
(57) 2019/10/10(Thu) 16時半頃
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[手を止めると雪崩るように言葉を口にする ソウスケと名乗った眷属へと視線を向けた]
百年とは長めだな 主人の……クチキ アオ、だったか 大事にされているのだな
俺は確かに執筆はパソコンを使っているが、 プライベートな方は手書きでね 土産は気遣い感謝する
[>>16吸血鬼作家としてはその構図も悪くはないように思う。 ただ"吸血鬼"として言えばそもそも執筆自体がらしくはない]
(58) 2019/10/10(Thu) 16時半頃
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[尤も職人暦百年の生み出した品は芸術であり、 感嘆の声を漏らしてしまうのは仕方ないことだろう。 手裏剣の横にでも飾らせてもらうとしよう]
……いや、待て お前は料理も出来るというのか 冷蔵庫はそこのを使うと良い そこはバターチキンカレーにしよう ……クチキ アオは果報者だな
[愕然とした表情を浮かべてしまう。 メルヤに料理をさせようかと一瞬考えたが、 習熟するまでに時間がかかりそうである。 少しずつ教えていかねばならないだろうし、 タンドリーチキンを作ったりバターチキンカレーをつくるまで何年かかるだろうか]
(59) 2019/10/10(Thu) 16時半頃
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[そうして主人の話を振りながら、 その手の動きも合わせて眺めていた]
良ければお前の主人について教えてくれないか 差支えなければどうやって知り合ったとか 色々と教えてくれるだろうか
名前からして二人とも東洋の出なのだろう? 漢字ではどう書くのだ
[にこやかに、紙とペンを差し出す。 此処に意識を没頭させることなく、 家と主人に意識を誘導するように――嘘だ 半分以上興味も混ざっていたのは事実である**]
(60) 2019/10/10(Thu) 16時半頃
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[中には、形の異なる乳白色のキャンドル。 Aライン型の方は白い小花を敷き詰めドレスに見立て 円錐型は赤い花がひとつ、左上の位置に。
並べればまるで、挙式を迎える花婿と花嫁のよう。 炎を灯す前から漂う花の香りは 女性が好みそうな甘く、どこか蠱惑的な香り。
緊張のあまり、誰に宛てた土産か言いそびれたが 受け取ってもらえたなら、ほっと息を吐き 教授からの案内を受け、部屋の中へと進むかと。]**
(61) 2019/10/10(Thu) 17時頃
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―その日― [ドタバタと出ていく下僕を寝呆け半分で見送って>>23 対称的に、主たる女はゆるゆると支度を始める 幸いにも、客人の到着まではすこし猶予がある>>41]
(62) 2019/10/10(Thu) 17時頃
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―― ソウスケ到着前の話 ――
[我が眷属は>>39防犯ブザーなど不要かのように不服そうであったが、>>41どうやら無事に迷子になったようである。 パソコンでGPSにより位置を特定し、 地図の見方を教え進むべき方向を教えた。
その後は無事に進んでいるようであるが、 >>40カードには余分に金を入れているし、 財布にお金も入れておいたので最悪タクシーでも拾えば良い。
ただ、あくまでも最悪というだけである。 最後の手段は未だ教えるタイミングではないと、 位置情報を眺めながら作業を行っていた**]
(63) 2019/10/10(Thu) 17時頃
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[薔薇の香水かと思うほど、部屋は華やかな香りに満ちていた。 それ全部生の薔薇。 部屋中を飾る花に一つも萎れているものはなく
色とりどりのお菓子を乗せた皿やプレートからは、これも焼きたてなのか、バターと焼けた小麦の甘い匂い
お伽話みたいだ]
ん ……私のこと調べてくれたにしても、本当に覚えててくれたにしても嬉しいね──懐かしいです、ホワイトさん
[にこりと口元で笑って、膝を軽く曲げた]
(64) 2019/10/10(Thu) 17時半頃
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[座って良いかと尋ねなくて済んだ。 促されたテーブル席に給仕がつく]
なんでもか。凄い ……ああ、Matchaがあるの?飲んでみたいな
[差し出された一覧に抹茶の文字を見つけ、それを指差す]
(65) 2019/10/10(Thu) 17時半頃
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私も50代の半ばのはずだから、もう40年ですかね あの頃受けた厚意には本当に助けられたから こうして直接お礼が言えるとは
[ありがとう、という単語はショートケーキに対しても。 行儀よく可愛らしいフォークも添えられていたが、拭いた指で直接摘み上げた]
美味し
[滅茶苦茶いい生クリームと、砂糖をこれでもかと使った時の味]
(66) 2019/10/10(Thu) 17時半頃
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なんというか、美味しいお茶を頂きながらで、出しにくくなってしまったんですけど
[引っ込めるのも野暮だ。 手のひらで持てる程度の軽い、和紙の袋をテーブルに置いた]
何かお土産をと思って 実はお茶にしてしまって……
[菓子屋に菓子を贈るのも挑戦的だし、]
こちらの眷属の容体がわからなかったのだけど カタチに残るものだと、気にされてストレスを与えてしまうかもしれないので
[中身は白茶をベースにした工芸茶だった。 熱湯を注げばポットの中で開花して、花吹雪の中を優美に泳ぎだす、 桃色の妖精の姿と、白い妖精の姿のと2種類。 ベースを揃えてあるので二つ同時にポットに入れることも出来た。 紅茶を入れた砂糖を飲んでいる相手に、選択ミスだったかもと感じつつ]
(67) 2019/10/10(Thu) 17時半頃
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…… まさか全部、私を迎えるために用意してくれたんです?
[目を細めて応接室の様子を見回し、 テーブルの下で軽く指を組んだ]
それともいつもこんな感じで?
[おとぎ話の夢の国のよう、と正直な感想を**}
(68) 2019/10/10(Thu) 17時半頃
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はい、どうぞ [呼び掛けから少しの間をおいて>>44 こつ、と白杖の音を響かせる] [客人を出迎える主人が身に纏うのは 黒に近い濃紺のシルクのロングドレス 薄紫のショールを羽織り 清々しい朝の空を思わせる客人の姿に対し こちらは深い 夜のいろ]
(69) 2019/10/10(Thu) 17時半頃
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[きれいに編まれた月光の髪をゆるりと肩の後ろに垂らし 仮面に覆われた星色の目を細める] 初めまして、私がヴェルヌイユよ あなたが来るのを楽しみにしていたの [紅い唇は緩やかに弧を描く] あなたがメルヤさんね [こつ、 床を突く白杖の音は止まない ベルベットの上を滑るように近寄る 女の足が客人の目の前まで迫っても]
(70) 2019/10/10(Thu) 17時半頃
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[客人が後ろに退いてしまわなければ、あと一歩ぶんの距離 そこでようやく足を止めて]
(71) 2019/10/10(Thu) 17時半頃
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[すこし身を屈めて、じっと相手に顔を向ける]
(72) 2019/10/10(Thu) 18時頃
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…………まあ、 なんて、かわいらしい [女の声色が喜色にほころぶ]
(73) 2019/10/10(Thu) 18時頃
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ごめんなさいね、私目が悪いの ふふ、熊みたいな山男が来たら どうしようと思っていたのよ 可愛らしい子で良かったわ [ぼんやりと視界に映るシルエットは、愛らしい少女のそれと判断した どうやらこの女吸血鬼には概ね好評価である] [手を伸ばしたり、杖を向けたり、なんてことはしない そういうのは人に向けてやることではないと心得ている ……なら、彼女へのあれはなんなのか? さあ。]
(74) 2019/10/10(Thu) 18時頃
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いい趣味ね [と、付け加えて微笑んだ 意味は客人の解釈に任せよう]
(75) 2019/10/10(Thu) 18時頃
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どうぞ、こっちよ 疲れたでしょう、どうぞソファに掛けて [再び杖を突き メイドにしっかりと準備をさせた応接間へ>>22] お茶はお好き? 紅茶がいいかしら、珈琲の方がいいかしら それともクランベリージュース? [客人を座らせ矢継ぎ早に問いかける ――なにせ、客人が来ることなんて滅多にないのだもの その客人がこんなに可愛らしいのならなおさらのこと]
(76) 2019/10/10(Thu) 18時半頃
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[別のしもべをもつ主と また別の主をもつしもべ 奇妙なティーパーティーが幕を開ける サンドイッチにスコーンにケーキ 客人のご要望どおりのドリンクを添えて ――要望がなければ、 浮かれ気分の屋敷の主の“いちおし”がテーブルに並ぶだろう**]
(77) 2019/10/10(Thu) 18時半頃
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[覚えててくれたのかと言われればもちろんと頷いて。>>64 だって大事な子供の事だもの。 院の子の事はみんなみーんな覚えてるよ]
えへへー。
[子供との再開にそれはもう嬉しそうに笑って。 席に促し一緒に腰掛けて>>65 抹茶!指さされたら驚いて]
わああ、それ苦いやつだ! 僕、一度飲んだけど苦くて一口でやめちゃった。 ツヅラちゃんすごいね、大人だね。
[齢40以上の眷属に「大人」も何もないとは思うけど、僕はいたって真面目に感心したふうにそう褒めて]
(78) 2019/10/10(Thu) 19時頃
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[美味しい抹茶は当方の茶器でお出しして。 ショートケーキをたべてくれるなら、僕も一緒にぱくり!]
んーあまーい、幸せー♪
[手で摘まんで食べるツヅラちゃんに対抗して、僕もケーキを刺したフォークを口の中に入れながら呑気にお喋り。 椅子の下で足をぱたぱたご機嫌に動かして]
(79) 2019/10/10(Thu) 19時頃
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[お土産に工芸茶を貰えば目を輝かせ。>>67 ありがとう、って大事に受け取ろう]
わぁ、綺麗!! ありがとう。 アリスが帰ってきたら一緒に飲むね。 ふふふ、アリス喜ぶだろうなぁ。
[砂糖紅茶を嗜む僕だけど、ちゃんと綺麗なものや美味しいものを楽しむ感性はあるつもり。 だから、見た目の美しいお茶のお土産に本当に嬉しそうに笑ってみせるんだ]
工芸茶かぁ……。 綺麗だし、僕の会社でも何か作ろうかな?
[ふと、新たな新商品のインスピレーションが湧いたけれど、来客中だから考えるのは後にしよっと]
(80) 2019/10/10(Thu) 19時頃
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[応接室を見回すツヅラへ、>>68 私の為かと言われてうんって素直に頷いた]
うん、そうだよ。 だってツヅラちゃんはアリス達の一人だったもの。 子供が会いに来てくれたら嬉しいじゃない? だから、今日はいーっぱいおもてなししようと思って!
[おとぎ話の夢の国のようと言われ、にこりと]
だって世界は残酷だもの。 どこかに夢の国がなくちゃ、つまらないじゃない? 僕はね、この最高につまんない世界に最高の夢の国を作ってみたかったんだ。
[にっこりと、子供が無邪気に夢を語るようにそう言うんだ。 本当の子供と違う所は、その夢物語を僕は実際に実現している所か。**]
(81) 2019/10/10(Thu) 19時頃
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[苦い?まあでも概ね抹茶ものって甘いでしょ?という顔。 しかし実際に本物の抹茶を口に含むと]
……
[いや苦かった。 一瞬舌がおかしくなったかと思ったが、ケーキは純粋に甘かったので。 抹茶を使用したデザートと、抹茶そのものは違ったと気づいた。 コーヒーのようなものかと思えばいただけそうではあったが]
なるほど…… お砂糖をいただいても?
[今は大人は返上してみます、と。 抹茶のYUNOMIに角砂糖ぽいぽい]
(82) 2019/10/10(Thu) 20時頃
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[もしかしてとは思ったが、この人は眷属をアリスと呼んだ]
ふふ、あまり愛嬌のある子供じゃなかったと思いますけどね 他の子たちはみなキラキラして
孤児院だし、辛い目にあってきた子が多かったろうに
[ゆっくりしたリズムで瞬いて 甘いスムージーのようになった抹茶の器を両手で握る]
(83) 2019/10/10(Thu) 20時頃
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世界は残酷 ですか?
……
[少し眉間を揉むような仕草]
先達である貴方に、眷属についての見解を聞いてみたいと、思っていました
もしかして、複数の眷属を同時に持っておられたり……?
[なかなか想像はできにくい**]
(84) 2019/10/10(Thu) 20時頃
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独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/10/10(Thu) 20時頃
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[絨毯の敷かれた玄関ホールは そこだけで自分の部屋が入るくらいには広い。
声が反響しそう、なんて考えていると 答える声があった>>69
それに何かを打ち鳴らす硬い音も]
────……?
[なんの音だろう 帽子を胸に抱き、耳を澄ませていれば 現れた夜色の女性の姿に一目で理解する。
瞳を覆う仮面と、白く長い杖 同じような杖を使うヒトは 昔の仲間の中にも、いたから]
(85) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
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[とはいえ、件の仲間は
通りで空き缶の前に座る時以外 杖を必要とはしていなかったけれど──]
(86) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
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[この女性の着る衣装では 通りに座るには、不向き
綺麗に編まれた髪もまた 排気ガスで汚れては勿体ない
だからきっと、この人には 杖も仮面も、本当に必要なもの]
(87) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
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[艶のある月明かり色の髪が 女性が動くたびに揺れる
一歩、一歩 彼女が歩くたびに 衣擦れの音が聞こえる気がする
赤い唇から溢れる言葉を聞けば>>70 恐怖心は薄く、微かに]
はじめまして メルヤとおよびください
[ファミリーネーム忘れてしまったから そう呼んでもらえれば、それで良い。 滑るように歩み寄る彼女へ>>71 後ずさることもなく、ぺこりと頭を下げ]
(88) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
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[息の音がかかるほどの距離へ来てもそのまま こちらを覗き込む瞳に、瞬きだけを繰り返し>>72]
(89) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
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────…… 。
[漏らされた言葉に緩く息を吐く。
褒め言葉だと、知っているから]
(90) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
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いえ、大丈夫です 杖を使う人は、会ったことがありますから。
熊みたいな人が来たら…… それは、私でも少し怖いです
[必要そうならば指先を貸してもらえれば 鼻や口の輪郭を確認するくらいは厭わない。
ただ、彼女の眷属が それを受け入れるかはわからないから
提案はせず、そのままの距離で]
(91) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
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ありがとうございます
服も帽子も、お使い用に ご主人様が用意してくれたので……
[衣装のことと受け止め、口元を綻ばせる。 ふわふわとした肌触りの帽子を 子ウサギでも抱くように撫でながら
案内されるまま、奥へと進み>>76]
(92) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
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[応接間へ入れば テーブルを彩る品々へ息を飲む>>22
ガラス瓶に詰められた飴玉のよう 色とりどりで、輝いて見えて
ジャーディンのことが 心配になったのは、今は内緒]
珈琲は苦いので…… クランベリージュースを 試してみても良いですか?
[赤い果実のジュース。
主人の好みそうなものを頼み 恐る恐る、ソファーへと腰を下ろし]
(93) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
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あの、これを
カレーが嫌いな人はいない。と ご主人様が言っていたので
[鞄から取り出したのはお土産の ちょっと変わったカレーの詰め合わせ>>1:288
この屋敷に相応しいかというと 首をかしげる他にないけれど
テーブルの上の品々を見れば たしかに、焼き菓子にしなくてよかった。と
ここには居ない主人に感謝し また、ぎゅっと帽子を抱いた**]
(94) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
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― ―
[それはとある幼い日のこと。 虚ろな日々の中、連れられた丘の上のことを 私は記憶に残してはいないけれど
誰かに、好きな花を尋ねられたことは>>1:269 頭の朧の片隅に、思い出として転がしてあった]
(95) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
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…………?( )
[自分やチトフに比べるより おとうさんの年齢に近いそのひとが 微笑む理由が、社会的立場故のことであると こどもは理解しなかったけれど。
蝋燭の火が消えた意味>>1:294 そのどれもを知らないこどもは
不恰好な花の絵を描いた]
(96) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
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[おうちの庭にさいていた黄色いお花 お母さんが好きで育てていたマリーゴールド。
可愛い花なのよって あの時の人に教えてあげられる日はくるのだろうか。
ふと、お使いの話をきいたとき そんなことを思い出したのは
どうしてだったのかな*]
(97) 2019/10/10(Thu) 20時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2019/10/10(Thu) 21時頃
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[朝起きたら、久しぶりにひとりだった。]
………、
[寝起きの頭は霞みがかり、ベッドの上でぼうっとした眼を洗いもせず、癖毛をガシガシと掻いた。耳を澄ませても生活音は聞こえない。元々同居人は静かな方だが、こんな静けさは実に二十年ぶりだ。 欠伸の仕方を思い出すまでも時間が掛かった。]
……行ったのか。
[抑揚のない声で、うん。と相槌を口腔で打ち、凝った身体を伸ばす。 肩と背骨がパキパキと小さく鳴った。]
(98) 2019/10/10(Thu) 21時頃
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んー……、
―――…… 結構、効くな。
[独り言を漏らせば、気怠さを背負ってベッドを出た。]
(99) 2019/10/10(Thu) 21時頃
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[本日、白亜の診療所は休診。
新聞をポストから回収し、珈琲を二杯飲みながらゆっくりと隅から隅まで目を通してもまだまだ時間に余裕があった。
応接室を兼ねる待合室の掃除は昨日してしまったし、いつでも茶を出せるよう準備も済ませた。向かい合わせの長ソファに挟まれたローテーブルの上には、お抱えの蝋燭職人が飾ってくれた花の蝋細工も咲いている。>>293
日々忙しなく同居人を咎めたり、 医者として仕事に没頭している身には過ぎたる余暇。
白衣に丁寧にアイロンを掛けて時間を潰しても、来客が来るまでの時間が長い。]
(100) 2019/10/10(Thu) 21時頃
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[アルブレヒト医院は郊外の丘の上。 春には白い花が咲いて、秋は色褪せた草を風が揺らす。
近くのバス停から歩いて10分。 ぽつんと立つ墓標のような白い建物。 それが死に逝く者を苦しみから救う場所。
彼女の感性が幼いままなら、 不気味さを感じ取っても仕方ないくらい、 世俗から遠く、死後の世界に近い地。*]
(101) 2019/10/10(Thu) 21時頃
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山師 グスタフは、メモを貼った。
2019/10/10(Thu) 21時頃
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― 出発の前に ―
[頑張る姿が見たい>>1:334 そう言われれば「怖い」なんて言えやしない。
私は最初からここに居たわけじゃ、ないのに ねえ、私は、 その名≪アリス≫を呼ばれて顔を上げるの。
ベッドが沈めば、 耳元で囁く声が聞こえるのならば、
ぎゅってシーツを掴む癖が出来てしまった]
(102) 2019/10/10(Thu) 21時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2019/10/10(Thu) 21時頃
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……おまじない? どんなもの?
[頬に触れたちいさな手と変わらず愛らしい笑顔>>2 その先は白の飼犬によって遮られた]
……?! アリス!こら!だめでしょ? どうしてかなあ……
[自分が動く前に、ちいさな身体がするり。 抵抗する白い老犬を気に留めることもなく 部屋の中はまた1人、
額に僅かにのこったキスの感触と、ほんのり乱れた杏色]
(103) 2019/10/10(Thu) 21時頃
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― 御使い ―
[ いつものおさげはアップスタイルに纏めて 紫の縁の眼鏡はチトフが買ってくれたもの。 でも今日はコンタクトに変えた。 白のリボンネクタイに、紺のフレアワンピース。 お土産はきちんと持った。 あとは外へいくだけ。
敷地を出るときは、ひとり。
案外、大丈夫だった。
あとはバス停へ向かうだけ。]
(104) 2019/10/10(Thu) 21時半頃
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[一歩を踏み出したとき。 ――人々が、一斉に此方を見た。
それがぜんぶ、おとうさんとおかあさんのかおで、 こどものかおはお兄ちゃんで
笑うおとうさん、泣くお母さん、おこるお兄ちゃん。 たくさんの顔が
手を伸ばして、わたしをよぶ―――]
(105) 2019/10/10(Thu) 21時半頃
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どうして お前だけ 生きてるの
おまえは アリス じゃ 無いだろ
[わらって、怒って、泣いて 首を絞めようと 手を伸ばす――]
(106) 2019/10/10(Thu) 21時半頃
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起こしたじゃないか、3回くらい。
[普段より二回少ないのは、 吸血衝動を堪えた結果 起こす側も寝不足だったからだ。 決して、行かせるのが不安だったからではない――
と、セイルズは誰にするでもない言い訳を考え 嵐のように慌しく家を飛び出して行った>>34娘の 朝餉の食器を片付け、洗濯物を片付けた。]
(107) 2019/10/10(Thu) 22時頃
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[それから、ゆっくりと窓の外に降る陽射しと共に 静かな休日を過ごしていた吸血鬼教授は 鳴り響いた呼び鈴に、おや、と顔をあげた。
待たせぬようにすぐ席をたち扉を開けると たおやかな、白い花のような少年が立っていたので>>55 一度、ぱちりと瞬きしてから、 「ようこそ」と笑いかけた。]
ああ、ようこそ。 ……くれるのかい?
[一気に放たれた挨拶に相槌をうってから、 まず差し出された紙バッグに目をやる。
それを受け取って「失礼」と少し、中を改めてから 吸血鬼教授は「おや」と嬉しそうに呟いた。]
(108) 2019/10/10(Thu) 22時頃
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[蠱惑的な匂いをまといながら 乳白色のキャンドルが2つ。
人の装いでいえばスカートにあたる、広がりのある部分に 白薔薇が敷き詰められたものが1つと、 赤い薔薇が左胸の位置に飾られたものが1つ。
それはまるで花嫁と花婿のようで、 吸血鬼教授は遠い昔の自分と妻、 そして昨日娘に語った夢を思い出し、目を細めた。]
(109) 2019/10/10(Thu) 22時頃
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これは随分とかわいらしく、いい匂いのキャンドルだ。 娘が見たら喜ぶよ。 ありがとう、フェルゼ君。
[礼を一言いってから、優しくそれに封をする。 それから、改めて己の手を差し出した。]
名乗るのが遅れてすまない、改めて。 セイルズ・ウォルフォードだ。
今日は、君が来るのを楽しみにしていた。 なんていったって、 教え子の眷属――という話だったから。
[彼が好まないようなら、セイルズはすっと己が手を引き もし応じてくれるようなら、 穏やかに握手を交わしただろう。]
(110) 2019/10/10(Thu) 22時頃
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[そうして、「立ち話もなんだから」と家に招く。 暖色を基調にまとめられたリビングへと案内する。 リビングの中もまた、一般的な家庭のそれだ。 暖炉の上にはいくらかの写真たてが置かれており、 教授にとっての妻や、娘の成長記録が飾られている。]
どうぞ。 紅茶か珈琲か、どちらをお好みかな。 砂糖とミルクの具合も教えてくれると嬉しいのだけど。
[白薔薇が飾られた食卓につくよう促しながら、 客人が好む味を訪ねる。]
ここまで来るのに苦労しただろう。 たいした目印もないし、駅からは少し遠い。
道中、大丈夫だったかい?
[飲み物を出す間に、他愛もない会話をさしはさんだ。*]
(111) 2019/10/10(Thu) 22時頃
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いや……! いや……っ、ごめんなさい!
ごめ……ん……ぁ、 さ……!
ぁ、あ?
[こわい。
いますぐ、いますぐきみのところへ帰りたい。 愛してるって言ってほしい、 だきしめて、血が欲しいって……]
……だめ
[頑張る約束、したから。 もし、出来なかったら??いらない子は、側に置いてもらえない?
私じゃない、わたしの姿を思い出して 泣きながらやってきたバスに乗り込んだ]
(112) 2019/10/10(Thu) 22時頃
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[偶然にも殆どひとの乗ってないバス。 震えながら、怯えた赤い瞳は やがて静かな丘の上へと。>>101
わたしの楽園<牢獄>>>10とはまるで違うその光景に しばらく立ちつくしていたかもしれない。
静かで、ただ、静かな。 顔が無い事には安堵を覚え。
診療所の前、立ち尽くすこと48(0..100)x1分程。 覚悟を決めて、漸く三回、ノックする]
(113) 2019/10/10(Thu) 22時頃
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── ウォルフォード宅にて ──
[手土産の定番や常識なぞ知りもしない。 変わり種とも言えるそれへの反応は恐らく、そう 悪くはなくて、少しだけ肩の力を抜き。]
結婚してい らっしゃると ……主から聞い、窺ったので
娘さんがいるならもうひとつ必要でしたね
[其処まで考えが至らなかったことを詫び、 遅れての握手に、恐々ながら白指を差し出した。 20数年前、まだ15歳だった時のそれと違い、 触れた指は軽い圧を交わしただけで離れて、ほっとする。]
(114) 2019/10/10(Thu) 22時頃
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…………の、
す、たふ、様。
……ぅちゃ、 く、……れた事を お詫び……も、し、あげ、……す?
[白亜の主人は、応答してくれただろうか>>101 うまく形にならない声に喉元を抑えながら
それでもお辞儀ぐらいはきちんとこなさないと、と 綺麗な45度のお辞儀を*]
(115) 2019/10/10(Thu) 22時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2019/10/10(Thu) 22時頃
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[あの日、蒼佑からのメッセージに気づいたのは没頭するように仕事を終わらせた後のことだった。>>1:64]
……これのせいか。
[内容は何の変哲もない、いつもの会話の一端。 それに僕がスマホを部屋に置きっぱなしにするのは、今に限ったことじゃない。>>1:113 出版社の担当者にも、急ぎの案件なら僕より蒼佑に連絡した方が早い、なんて引継ぎがされているほど。]
(116) 2019/10/10(Thu) 22時頃
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こちらこそ、今日はよろしくお願いします ぼ…私も、主から教授の話を聞いて お会いできるのを楽しみに して、ました
[所々つかえるのは、慣れぬ敬語を意識する所為。 けれど、己にとって"大人"はまだ楽な方。 促され、氏に続いて部屋の中へと入ると 当然ながら白亜の建物とまるで違う様々、特に ずらりと並ぶ家族写真を経由して視線が散らかり。]
……えっ、あ、はい。ありがとうございます ではこ……紅茶を。ミルクと砂糖は…多めで…
[もてなしに、は、と顔を向ける。 咄嗟に、普段飲まされている方を拒んだ。 呑めば否応なく、意識をもっていかれそうで。]
(117) 2019/10/10(Thu) 22時頃
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[スマホの傍らに置いたままの本を開く。 そこには、変わらない薄青のガラス栞があった。]
『桜はすぐに散ってしまい、そのままだとすぐ朽ちる。』 ……だったか。
[淡い花弁の輪郭を指先でなぞる。]
もしこのガラスが割れてしまったら、 朽ちるのかな。
[本来なら、とっくに朽ちてるはずの花弁。 すこし力を入れたら皹が入ってしまいそうな、繊細な薄青の硝子の中で咲く花を見つめて。
傷つけないよう、そっと。 栞を挟んだまま、本を閉じた。*]
(118) 2019/10/10(Thu) 22時頃
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── 「おつかい」の日 ──
わかった、そうする。
あと、お菓子を買ってきた方がいいかな。 できれば、紅茶缶をわかる場所に出しておいてくれ。
[不在の間の支度を整える蒼佑の行動は、相変わらず甲斐甲斐しく、変わった様子はなかった。>>12
ただ、久しぶりにちゃんと見るその顔は頬骨が目立っていて。久しく触れてないその身体も、一回り小さくなって見えた。]
(119) 2019/10/10(Thu) 22時頃
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…………。 蒼佑は、もう食べたのか?
[あの日から、一緒に食事を摂っていない。>>11 蒼佑はよほど気合を入れて土産を作ってるのか、工房に籠っている時間が増えた。 蒼佑に付き合って食事をしなければ、顔を見るのはすれ違う程度になり。僕も「食事」をしていない。
そのことについて、僕から言及することはなく。 蒼佑から、何かを言ってくることもなかった。
生憎、生き血以外を飲めるか試したことはなく。 冷蔵庫のパックを口にする気にもなれなくて、あれからずっと喉が渇いたままだけど。 元々数日くらいなら、食べなくても生きていられるくらい。見た目よりずっと、この身体は丈夫にできている。
でも、蒼佑の身体はどうだろう。]
(120) 2019/10/10(Thu) 22時頃
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ああ、行ってこい。
[それでも蒼佑が変わらないように振る舞うなら。 僕も変わらない顔で、見送ろうとして。 いつものように出掛けるその顔を見上げれば、訝しげに眉を顰めた。]
……しないのか?
[いつもなら呆れてもうざがっても、強引にしてくるくせに。>>14 ネクタイの先に口付ける蒼佑の仕草を、瞬きせずじっと見つめながら、眉間に皺を寄せたのは無意識。
手を伸ばせば、しっかりアイロンが掛けられたシャツをぎゅっと掴んだ。]
(121) 2019/10/10(Thu) 22時半頃
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蒼佑。帰ってきたら、話がしたい。
だから…… ちゃんと「おつかい」を済ませて、帰ってこい。
[指を離せば。 今度こそ、玄関から出て行く背中を見送った。*]
(122) 2019/10/10(Thu) 22時半頃
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[本物の抹茶は苦い。>>82 抹茶のお菓子で騙されて僕も飲んで絶望した。 そんな僕の苦い追体験が今まさに目の前で]
はい、どうぞ。お砂糖だよ。 東方ではこれが「ワビサビ」な味みたいだけど。 僕にはちょっと分かんないな。
[砂糖壺を渡して、放り込まれてく砂糖を見て。 やっぱり飲み物は甘くなくちゃって笑ってみせる]
(123) 2019/10/10(Thu) 22時半頃
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[孤児院の話になれば、>>83 子を想う親のように目を細めて]
そうかな? 僕にはみんな可愛く見えるよ。 孤児院の子達は辛い目に遭った子達ばかりだからね。 少しでも失った愛情を、 僕が注いであげれたならいいんだけど。
そうして子供達が立派な大人になれたらいいなって。 僕、いつも思ってるんだぁ。
[甘い砂糖紅茶のカップをソーサーに置いて、 愛らしいピンクのマカロンを口に入れた]
(124) 2019/10/10(Thu) 22時半頃
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[少し眉間を揉むような仕草の君。>>84 どうしたのかなぁって見てたら、 面白い質問が来るから僕はくすりと微笑んで]
まさか、僕は複数の眷属なんて持ちたくないよ。 後にも先にも、そしてこの先永遠に。 眷属にしたいと思ったのは僕のアリス一人だけさ。
[スコーンにたっぷりクロテッドクリームを塗って、 かぷっと齧りながらんーっと悩んで。 それだけじゃ説明不足かなって思ったから、 もう少し真剣にツヅラちゃんの質問に答えようと]
(125) 2019/10/10(Thu) 22時半頃
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[ちょっと長くなるけどね、と前置きしつつ]
眷属側からすれば、主に一方的に所有されているような気になる事もあるだろうね。 でも、それは違うよ。 主も確実に眷属側に何かを”所有”される事になるのさ。 それは時間だったり、労力だったり、財産だったり、 愛情、執着、信頼、疑心、憎悪、ありとあらゆる感情の一端。 そういったものを与える、もしくは意図せずとも明け渡す必要がある。 どんなに嫌でも、必ずね。
一方的な所有や主従は存在しえないのさ。 吸血鬼と、眷属というものはね。
――だから、ねえ? 眷属を大量に持った主はその眷属全てに己の持つ存在意義を内であれ外であれ、 眷属達に与え、奪われ、注がれ続け、そして――
[ぽちゃりと、砂糖紅茶に角砂糖を堕とす。]
(126) 2019/10/10(Thu) 22時半頃
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[上品なティーカップを両手で包むと驚くほど熱くて 自身の指の冷たさが良く分かる。 ゆっくり息を吹きかけ、ひとくち含み 緊張でからからの咽喉を湿らせて。]
道は…以前とだいぶ変わっていたので、少し でもいい運動になりました
……あれが奥様で、 こちらが娘さんですか これは全部、教授が撮られたんですか?
三人一緒の写真がない
[聞いてみたいことはいくつもあったが 一番に口に出たのは、直近、目の当たりにした "家族写真"に対する違和感。 美人ですね、と有体の世辞を添え、カップにくちづける。]*
(127) 2019/10/10(Thu) 22時半頃
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[ ――どろり、ぐるぐる 砂糖はその形を保てず紅茶の一部と溶けた]
壊れちゃうんだよ。 可哀想だね、哀れだね、愚かだね――、滑稽だねぇ?
[にこり、無垢な瞳のその奥に。 冷酷な世界を映し続けた深淵が覗く。 でも、次の瞬間にはふっと優しく笑ってみせて]
だから、僕は複数の眷属を持つのは嫌だな。 他の吸血鬼にもお勧めしないよぉ?
[徐々に瞳と表情に取り戻す、愛らしい子供の面影]
(128) 2019/10/10(Thu) 22時半頃
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[そうして、ふと疑問に思いツヅラを見て]
あっ、もしかして。 ツヅラちゃんのご主人様って浮気性なの?
ダメだよそんな、許さないよ? ツヅラちゃんがいるのに浮気だなんて! 僕、今度注意しに行こうか? 「だめでしょ、めっ」て。
[かつて僕が諭された時みたいに「めっ」って言って。>>0:627 まあ、ツヅラちゃんのご主人様をよく知らないから冗談みたいな口調でそうじゃれてみるけれど。*]
(129) 2019/10/10(Thu) 22時半頃
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[そうして蒼佑が出掛けたあと。 いつものソラの散歩を終えた僕は、リビングで本を読みながら来訪者を待っていた。 きりがいいところで本の間に薄青のガラス栞を挟みこみ。 時計を見れば。]
……ちょっと遅いな。 キャンセルの連絡はなかったはずだけど。
[珍しく、朝から手の届く範囲に置いたスマホを覗く。 予定変更ならば、通達役のドリベルを通じて何かしら連絡があってもおかしくない。 ミルフィ・ウォルフォードは若い女の子だと聞いている。]
…………。 バス停まで迎えに行った方がよかったかな。
[少し辺鄙な場所ではあるが、迷うほどの道でもないし。 この辺に、変質者が出没するという話も聞かないけれど。]
(130) 2019/10/10(Thu) 22時半頃
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……蒼佑は、もう着いた頃か。
[スマホをじっと見つめていると、足元に寝そべっていたソラの耳がぴくりと動き、僕は玄関を振り返る。
あまり間を空けず鳴った呼び鈴の音。 こちらも無事着いたらしいことにほっとして立ち上がれば、来訪者を迎えるべく、玄関のドアを開けた。
次の瞬間。]
(131) 2019/10/10(Thu) 22時半頃
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………… は?
(132) 2019/10/10(Thu) 22時半頃
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[開口一番のそれに、目を丸して固まる。>>36 もしかして、迎える相手を間違えただろうか。 でも確かに若い女の子という項目は合致してる。けれど。]
───あっ、ソラ! 待て!
[固まった僕の一瞬の隙をつき。 来訪者にテンションが上がった大型犬が横から飛び出し、勢いよく彼女へ飛びついて。 慌てて屈めば、ソラを抱えて引き剥がした。]
(133) 2019/10/10(Thu) 22時半頃
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大丈夫、怪我してない? 驚いたよな、ごめん。
えっと、君がミルフィ・ウォルフォードで合ってるかい?
[やんちゃなソラを宥めながら。 もう一度女の子を見直せば、かわいらしい子だ。
そして彼女が緊張してることくらいなら、僕にもわかる。 蒼佑ならこういう時、笑顔で上手くフォローをするんだろうけど。僕は少し眉尻を下げて、困った顔をすることしかできない。]
(134) 2019/10/10(Thu) 22時半頃
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[それでも、差し出された本を受け取れば。>>37 読みこまれた形跡が残る本に、僅かに黒目を細め。]
……よかった。 なかなか来ないから、心配してたんだ。 ああ、もし犬が苦手なら 君が居る間は近づかないようにするけど。大丈夫?
サインはあとでもよければ、中へどうぞ。
[ソラを連れて踵を返し、彼女を家の中へ招こうか。*]
(135) 2019/10/10(Thu) 22時半頃
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――ヴィラドメア城――
[ちらりと視界の端に女の子。>>56 やはり実在――多分彼自身の眷属――をモデルに描かれていたのだと思うが、じろじろと見ることはしない。「彼女」の容姿なら紙面でここ何年かずっと見ている。]
お仕事中すみません、
[手を止めて此方を見る吸血鬼に、ビジネスマンのように謝る。 取り出すのは土産と食材のみ。着替えなどは自分に宛がわれるだろう部屋が分かってから出せば良い。まさか4階建ての居城に客間がないことはないだろう。]
(136) 2019/10/10(Thu) 22時半頃
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そうですね。 大事にしてますよ、俺も。
[彼にとって主人と眷属の関係は「主人が大事にすること」で成り立つものなのだろうか。>>58 自分達の100年を想えば、自分だってこの関係を、マスターを、大事にしてきたのだと主張したくなる。護られた100年ではない、二人で手を繋いで(物理的にそうしたことは殆どないが)生きてきたのだと主張する。このくらいなら、これまでの定期診断でも言って来たことだ。別に問題はあるまい。]
(137) 2019/10/10(Thu) 22時半頃
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[どうやら土産は気に入って貰えたようだ。直前の精神状態が反映された酷いつくりになっていなくて良かったと安堵する。
それよりも、彼は男の料理習慣の方に強めに反応した。>>59]
……? まあ100年以上生きてるんでね……俺もこっち来たばかりの時はレシピ見ながら基本的な豆のスープとかばかりつくってましたよ。 元々手作業が好きなんで、向いてるっていうのもあるのかもしれません。
[どうやら彼の眷属は料理をしないらしい。 向き不向きがある、と言外にフォローを入れておく。「彼女」が料理に適性がなければ主に期待されて出来なかった時点できっとひどく落ち込むだろうから。眷属にとって依存症の進行度はどうあれ主の「評価」は他者からのそれの何倍も重要なのだ。]
(138) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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俺は料理をつくるのが好きで、主はその俺の趣味を尊重してくれているだけですよ。
カレーですね、鶏肉漬け込んであるんで昼までには出来ますよ。 材料なかったらいけないんで持ってきてます。バターだけ貰いますね。
[保冷バッグに入れているのはヨーグルトとはちみつに漬けてある鶏肉のジッパーバッグ、それと生クリームの少量パックだ。パプリカやトマト缶やニンニクは常温で持参している。 冷蔵庫の場所を聞いて冷蔵だけ入れてしまうと離席を詫びて家主の元に戻った。]
(139) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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……もう「診断」は始まってます?
[>>60茶化したように一拍おく。 思い出しても平静を保っていられるように、心を武装しておく必要があった。
「帰ったら話がしたい」>>122なんて、まるで離婚を決意した妻が言うような台詞には、頷くことで精いっぱいだった。実際には書類上で何の繋がりもない自分たちは彼がただ「出ていく」とか「他の眷属と暮らす」とか言うだけで簡単に終わってしまうのだけれど。]
俺の工房は元々俺のものじゃなくて、師匠とその息子のものだったんですけど、立て続けに死んでしまいましてね、師匠に死に際「生き返ってくるからそれまで工房を頼む」って言われてしまって。 嗚呼こりゃ長生きしねぇとなって、眷属にしてくださいってクチキ先生に自分を売り込んだのがきっかけですね。 何か月くらいかなー、結構ねばって、最終的に折れてくれてから100年ちょっとです。
長生きしたい理由があった、長生きさせられないかもしれないって彼は言いましたけど、御覧の通りですよ。俺の目に狂いはなかった。
(140) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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炉の番 チトフは、メモを貼った。
2019/10/10(Thu) 23時頃
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[受け取った紙に書かれた文字は、男の風貌からは想像もつかない程整っている。 幼少時より書道も習っていた。書く時に動揺で腺がぶれるようなヘマはしない。
朽木、の横には葉のついていない木の絵を。 その上にペンを寝かせて空を描き、「青」と記した。]
朽ちた木という寂しい感じのファミリーネームだけど、「青」はその上に広がる空の色です。綺麗なイメージでしょう? 因みに俺の「佐倉」は音だけで言うと花の「桜」と一緒で、ソウスケの「ソウ」も「アオ」って同じ色を指します。「スケ」は、助けるって意味ですね。
(141) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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――こんな風に、彼の居る景色に俺がいるのが当たり前の時間を過ごしてきました。 彼は自分が主人だと偉そうに眷属を管理したがるタイプじゃないんで、所謂「主人と眷属」の関係とはちょっと違った形に見えるかもしれませんね。
あんまり声を荒げて怒ったりとかゲラゲラ笑ったりしない、穏やかな人ですよ。 デフォルト無表情だから初めての人を怖がらせることもあるけど、好奇心が強くて、犬好きで出不精の癖に散歩だけは欠かさないし、あーあと絆されやすくて……でも譲れないって思ったことに関してはかなり頑固ですね。
まあなんつーか。……すっげぇ可愛いです。
(142) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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……。
はは、惚気ちゃったなー。
ささ、先生の方は?"ヒロイン"とのなれそめを聞かせてくださいよ。 カレーはつくるのすぐなんで。
[あまり思い出すとボロが出るかもしれない。 ある程度で切り上げて、今度は作家に喋らせようと拳をマイクにして向けた。*]
(143) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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―― 白い少年と ――
大丈夫だよ。これだけでも十分。 今日の記念にどこかに飾らせてもらおう。
[首を横に振り、>>114土産に礼を言った。
書の頁を捲り、あるいは遺跡をたどり、 皮が厚くなった手のひらで 若々しい繊細な手と握手してから
彼の心情を知るはずもなく、 たどたどしい口調に笑ってみせる。>>117 若い眷族か、それとも擦れていないか、 どちらにせよ初々しい。]
(144) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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ありがとう。 言葉遣い、無理はしなくて良いよ。 僕は歳の離れた友と思って話すから、 君も好きなスタイルで話してくれればいい。
[――”あえて”ならばそれ以上止めることはなく、>>117 オーダーを受け取れば「わかった」と答え、 作りなれた紅茶にミルクと砂糖を混ぜ込み ケーキとともに客人に出した。
自分は習慣めいて珈琲を淹れ、フェルゼの前の席に座る。 だいぶ、と語る様子を見るに10年はこの姿のままだろう。 しかしこの様子から「遣い」は初めてか、と 相手の様子に思いを巡らせながら
当たり障りのない会話の最中、 ぽっと表れた指摘に一口珈琲を啜る。]
(145) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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いい運動になったなら、何より。 10年単位で生きていると 久しぶりに歩いた道の変化に驚くね。
ああ、そうだ。 妻がクラリッサ。娘がミルフィ。 基本的に僕がカメラマンだ。 二人とも愛らしいだろう?
おや、そこに気づくのは、名探偵の素質があるな。
[茶化して肩をすくめてから、吸血鬼教授は微笑んだ。]
(146) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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[話の出だしとしては望ましくない重い話題とは思ったが ――彼がいつそれに到達するか定かではなくとも―― ――”破綻したモデルケース”を知っておくのは、 意味のあることだろう。 例外を探して暗中模索で進むよりも。>>1:161]
妻のクラリッサとは、 120…30かな、それくらい昔に出会って、 100年の時を共に添い遂げた。
意地悪な神様に20年前連れ去られてしまってね。 妻は娘の顔を知らない。会った事もね。
(147) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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今は娘と二人暮らしさ。
君は養子かい? 主人と姓が同じようだけれど。
ペインクリニックのアルブレヒト医師は 大学でもけっこう有名だよ。
[ティーカップにくちづける柔らかい唇を一瞥して、 セイルズは穏やかにフェルゼの境遇について 問いを向けた。]*
(148) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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ひゃ、わわわ!
(149) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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[扉から飛び出した大型犬が いきなりあたしに飛び掛かってきた。>>133 思わずその場に尻餅をついて、腰をさする。
クチキさんにひょいと脇を抱えられ くぅ〜んという鳴き声と共に引きはがされる大型犬。 ふりふりと尻尾を盛んに振っている様子から、 じゃれているつもりだったみたい。
あたしはコホン、と咳払いをして]
(150) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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い、いえ。その、大丈夫です。 はい。ミルフィ・ウォルフォードです。 今日は“父”に言われてここに来たのですが。
[そっとクチキさんの様子を窺う。 この東洋人が数百年を生きる吸血鬼なのだろうか。 少なくとも、パパよりは若い見た目に見える。 いくら東洋人に童顔が多いとはいえ、 あたしとも五歳と違わないような若々しさに思えるが。
……小さく、首を振る]
(151) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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すみません。遅刻をしてしまって。 お邪魔します。
[そうしてあたしは、吸血鬼の家へと 招き入れられたのだった。
案内されるがままに椅子に腰掛け、 サインをもらう予定の翻訳本をテーブルに置く。 そわそわと膝の上に手を乗せて、 落ち着きなく辺りを見渡した。
室内は随分とガラス細工が多いように思われる。 クチキさんの趣味だろうか]
(152) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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きれいですね。
[なんて当たり障りのないお世辞の言葉しか 出てこない自分に、嫌気が差してくる。
あたしはしばらく沈黙を続けると、 困ったように唇を解いた]
(153) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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“父”……セイルズ・ウォルフォードは、 あたしに吸血鬼や眷属の知識を なにも与えていません。
普通の、人間の親子のように、暮らしてて。
だから、その。 ほとんど何にも知らないんです。あたし。 吸血鬼のこと。
今日、クチキさんが喜べるようなお話、 きっとできないと思うんです。あたし。
(154) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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おつかいは、惨憺たる有様だった 私は最初からいくつか失敗をした。相手は気になさらなかったようだけど
薬の効果か、吐き気がおさまっていたのだけ助かった
ずっと指が痺れて震えていた あそこで口にしたものの味を記憶しているのに思い出せない 頭痛もひどかったけどとにかくずっと耳鳴りがしていて、 彼の言葉をいくつも聞き逃してたと思う 声は聴こえてはいたけど、頭の中でノイズと分離できない感じ で
(155) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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[声を震わせながら、 あたしはクチキさんを見つめるのだ。
だって、あたしはただの女子大生で。 なんの知識もない19歳で。
……パパに、血を吸ってもらえない 出来損ないの眷属で。
吸血鬼相手にいきなり何を話せばいいのか、 分からなかったんだ]*
(156) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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─ 夢のような応接室 ─
[愛らしい容姿の子供が、カップに新しく砂糖を継ぎ足すのを眺めた]
……、
[ふ、と、部屋の温度が下がった気がした。 ピアノの音が遠い]
そう……でも貴方は
眷属以外の子にも愛情は注いでくれている ?
[少し困ったように、抹茶の器を唇に当て、飲まずに下ろす。 その時には彼はもう無邪気な笑みを浮かべていた]
(157) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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いやいや 浮気は、あーどうかな? そういうマメなタイプではないと思いますけど
底の知れない方です 何かを明け渡してくれていますかねぇ
[冗談のような響きだったから、曖昧な言葉を笑みに混ぜて]
(158) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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[ただ客を待つだけの時間。 己は二十年ぶりの余暇を持て余していた。 本を開いても気はそぞろ、雑用めいた書類整理の仕事も気が乗らない。
迷子になっていなければ良いが。 バスに乗れたなら良いが。
そんな思考が浮いては消える。 此れより己を訪ねてくる記憶の中の少女は幼い少女のまま。脳内で幼い姿から成長していないのは、一番身近な眷属が幼いままで時を止めた所為か。 幾ら眷属化したとはいえ、子供のままでいる方が珍しいのに。]
おっと、
[何度目か思惑の海に意識を漕ぎだして。 己の以外の人の気配に、沈みかけた頭と体を覚醒させる。]
(159) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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孤児院のアリス達を思い出したんです “パパ”に助けられて、可愛がってもらって 貴方のことしか考えてないくらい大好きな子もいましたね
だからもしかして眷属に、と
[浮気性だとか疑ったわけじゃなくて、と。 けれど思考は抑制が緩んでいて、 ぼんやり思っていたことをそのまま音にして喋っていた]
彼らは望んでも、後にも先にも、 狂おしいほど愛する貴方の眷属には永遠になれなかった?
[指同士を組んで、テーブルの下に隠す]
世界は残酷 ですね
[彼ら自身の世界では、彼らが主人公なのに*]
(160) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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[予定していた時間よりも大分、遅い。 やはり、道に迷ったのだろうか。
はい、とよく通る声を先に扉の向こうへ響かせ。]
いらっしゃいませ。 ――――……、ケイトさんだね。
此処まで遠かっただろう。 どうぞ、直ぐにお茶を淹れよう。
疲れた身体には休息が必要だ。
[妙な一拍が挟まったのは、想像していたよりも、ずっと年を重ねた妙齢の婦女が立っていた所為。 控えめな三度のノックといい、寸分の狂いもない会釈といい、行儀作法がその身に染みてる。多少舌が縺れている点を除けば、良家の令嬢然とした。]
(161) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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いいや、気にする必要はない。 本日の私の予定は、君を迎える以外ないからね。
[案内する診療所の待合室はこじんまりとした応接室を兼ねる。 ふかふかのソファが彼女を歓迎し、寛ぐように告げると茶の準備を始めよう。]
――――…、
[そっ、と、彼女の横顔を覗くように視線を滑らせ。 彼女の面差しから汲み取ろうと試みるのは、主の傍を離れた眷属に見られる傾向。
ティースプーンに乗せる角砂糖をふたつにするかみっつにするか。判断基準に使うだけだけれど。**]
(162) 2019/10/10(Thu) 23時頃
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山師 グスタフは、メモを貼った。
2019/10/10(Thu) 23時頃
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[主からの伝聞や著作から感じる通り、 セイルズ・ウォルフォードは実に誠実な大人だった。 こんな人の元でなら、眷属も心穏やかに過ごせるだろうか。 ──それとも、身内にしか見せぬ顔があるのか。]
ありがとうございます 今は通販で何でも手に入るので つい無精してしまいますね
……おいしい
[歳の離れた友人、と、思っていただく分には構わない。 が、己が彼と同じ態度を取れるか自信はなく 迷う返答は、出されたケーキの感想に変えた。 甘いものは好ましい筈なのに、どこか砂を咬むようだが それは己の体調と気分による錯覚だと理解している。]
(163) 2019/10/10(Thu) 23時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2019/10/10(Thu) 23時半頃
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[彼なりの緊張の解し方、だろうか。 鳥渡した揶揄にぱち、と睫毛を震わせ、 続く言葉に──思いがけぬ事実に瞠目した。]
そう…だったんですか、すみません てっきり御存命かと
[20年前なら、丁度、主が己を迎えた頃か。 それなら情報が更新されなかったのも頷ける。 ──続いて過る疑問を口にする前に。]
はい、僕が眷属となったのを契機に …本当の家族には捨てられました
生まれつき身体も弱かったので 遅かれ早かれ、結果は同じだったと思ってます
[ちら、と視線を落とす先は、互いの革靴。 当時のままを維持する己の体型に 皮肉なことにこの靴が一番、歩きやすかった。]
(164) 2019/10/10(Thu) 23時半頃
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[口止め料のように与えられた遺産の一部はそれなりの額で 受け取ることに躊躇はなかった。 お陰で多少、休診が増えても生活に変わりはない。
主の名が出た途端、カップを持つ指が跳ねて、 あやうく落としそうになるのを、なんとか押さえ。]
失礼しました え、っと……奥様と娘さんは…つまり、 どちらも眷属…ということでしょうか それとも産んですぐに……?
[踏み込み辛い話ではあるが、恐らくこういった話を 聞くのも、交換訪問の主旨のひとつだろう。 特に彼は、眷属を伴侶として迎え、"二人目"を得ている。
──彼のケースが己にも当てはまるかはさておき。]*
(165) 2019/10/10(Thu) 23時半頃
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[可愛い客人は愛らしいだけに留まらず “おつかい”としてもなかなかお利口なよう>>93 いちばん手間のかからないものを選んでくれたのだから メイドが下準備を済ませたとはいえ お茶や珈琲は“淹れる”必要がある 赤いジュースは、グラスに注ぐだけ 客人のぶんと、己のぶん 耳で聞くぶんには、同じだけ注いでテーブルへ]
(166) 2019/10/10(Thu) 23時半頃
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[二つで一組の揃いのグラスは女の過去ではないけれど 先代か、先々代か、もしくはそれよりもっと前の主がどこかの工房で手に入れたのだったか>>0:665 青い雫なら より蒼く 赤い雫なら より紅く ガラス越しに美しく輝く宝石のごとく映えるのだとか 女が気に入っているのは、掴みやすいフォルムと飲み口のなめらかな舌触りの方だけれど]
(167) 2019/10/10(Thu) 23時半頃
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カレー? カリーとは違うのかしら? [受け取ったお土産をしげしげと指先の感触で眺め>>94 ヒグマやクジラが入っていると聞けたなら仮面の下の目を輝かせるなどしただろう] ふふ、とっても素敵ね 気に入ったわ、有り難う [微笑みを向け感謝の意を示す 何にしろ女にとっては初めて手にする概念 視覚以外をこれほど存分に愉しませてくれる『娯楽』はそう多くはない それが未知のものであれば、なおのこと]
(168) 2019/10/10(Thu) 23時半頃
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ええと、ジャスティンさん…… 、違うわね ジャンキーさん…… 、でもないわね あなたのご主人様は、 こういったものをよく召しあがるの? [知らない人の名前を思い出すのは無理があった。 諦めた 手の中のお土産はそのままに ゆるく微笑みを浮かべたまま、首を傾いで客人に訊ねる*]
(169) 2019/10/11(Fri) 00時頃
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[ツヅラの問いに無邪気に頷こう。>>157]
うん、みんな愛してるよ。 どんな子だって、分け隔てなく平等にね。
[例え牙を剥かれようと>>2 憎しみの目を向けられようと>>6 みな、等しく平等に愛し続けてあげよう。
愛していた、この世界を、子供達を。 純粋無垢にただただ一途に無償の心で。
だけど、だけど――ねえ?]
(170) 2019/10/11(Fri) 00時頃
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[白くたおやかな見目に違わず、 繊細な若者だと感じながら会話を続ける。
おいしい、という言葉に「ありがとう」と返しながら 張り巡らされているようにもみえる緊張の糸を 少しでも解すべく、冗談を吐いた。>>163>>164
ただし、話題は宜しくない。 こんなことなら若者が好みそうなもの―― たとえば”吸血鬼小説家”の著書など――でも 履修しておくべきだったな、と考えながら、 彼の境遇に耳を傾ける。]
(171) 2019/10/11(Fri) 00時頃
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[ その世界の中にいつも僕はいなかったね。
世界は僕を拒むもの(幼い頃から教え込まれた)>>0:96 子供は無償で守るもの。 (子供の僕がずっとそうしてほしかったから)
だから、愛を注いでも誰も信じる事はない。 期待もしない。 ただただ愛を、注ぎ続けて無尽蔵に満たすだけ。 見返りも交流も求めない。
例え愛した相手に無慈悲に噛み殺されようと、 密告され、全てを失う事になろうとも。 僕は変わらずそれらを愛し続けられた。
世界が君を拒もうと、君が僕を拒もうと、僕だけは愛して愛して注ぎ続ける象徴になれた]
(172) 2019/10/11(Fri) 00時頃
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謝るようなことじゃないさ。
――……捨てられた、か。 それは辛い思いをしたね。
[彼の親の話を聞けば、セイルズは少し表情を曇らせ 視線を降ろした。
シューマッハ社の靴。
履物が同じであれば歩む道も、とのたまうつもりはない。 愛するものを一度失う道のりを歩んでいる以上、 目の前の彼にはできれば違うものであってほしいが ただフェルゼの来歴を知らずに、 同じブランドだな、と思った]
(173) 2019/10/11(Fri) 00時頃
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[だって、この世界をこれっぽっちも信じてないもの。 期待もしていないもの、ねえ?
みんな、いつか僕を裏切るもの。 いらなくなれば見捨てるんだもの。>>0:125 アリスだけが僕を裏切らなかった。 見捨てず傍にいてくれた。>>0:100
この残酷な世界の中。 本当に僕を愛してくれたのはアリスだけ。 アリスだけだったから――。
(まあ、長くなるから話さないけど?)]
(174) 2019/10/11(Fri) 00時頃
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[主人の名前を出せば、 ひくりと白磁めいた指が反応したように見えた。>>165
セイルズにとっては珍しいものではないが その名前を挙げた時少年の中に何かが渦巻いたことを察し 医者めいて、彼の様子を頭の中のカルテに記述する。
曖昧な問いに小首を傾げて>>165 セイルズは少し考えてから]
(175) 2019/10/11(Fri) 00時頃
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[冗談みたいな笑みに笑い返して。>>158]
えー、そう? きっとなんだかんだで上手くいくよ。 なぁんとなく勘だけど!
[無責任にそういってみせて。 孤児院のアリス達の話になれば苦笑して。>>160]
ああ、あの子達か。 確かに僕をすごく慕ってくれてるけれど。 僕が愛せなくなれば、パパじゃなくなれば、 きっと他を探すんじゃないかな?新しい愛情の先を。
[事もなげにさらりとそう言って]
(176) 2019/10/11(Fri) 00時頃
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どちらも眷属、が正解だ。 僕達夫婦は子供に恵まれなかった。 吸血鬼と眷属だからか、 それとももっと単純に子供を残す力がなかったか。 今となってはわからないけども。
はやり病で死にそうだった六歳の子供を拾った。 それが、今の娘だ。
まあ、だから。 子供を捨てる親は理解できないね。 それは余談だけどさ。
……そうだなあ……
(177) 2019/10/11(Fri) 00時頃
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[彼らは永遠に眷属になれないのか? そう言われ、子供が蝶を生きたまま裂くように、 軽やかに無慈悲にこくりと頷く]
うん、なれないよ。 それに、変なの。それじゃあまるで――、
[サクリ、フォークをアップルパイに刺して]
僕個人をみんな愛してるみたいじゃない? 他の誰でもない、代用でもない僕個人を。 変なの。 僕は社長で、パパで、愛情を注ぐ代用でしかないのに。
[ぱくり、甘いパイを口の中に。 そうしてサクサクと咀嚼し、嚥下していく]
(178) 2019/10/11(Fri) 00時頃
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[見定めるように す、と目の前の少年の瞳を見つめると、 微笑んだまま視線をおとし―― セイルズは己の手元で 小皿に盛ったパノフィーパイを切り分ける。 1つ、2つ、3つ。] 100年保った眷属がどういう終わり方をしたか。 あるいは他の眷属たちがどうなっていくか。
どうして僕が二人目を迎えたのか。
吸血鬼にとって眷属はどう映るか。 あるいは今の主人についての悩み。
どれでもいいよ。 君の興味があるところから話そうか。
*
(179) 2019/10/11(Fri) 00時頃
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[例え本当に誰かから愛されても理解ができない。 受け入れられない。 分からない、信じられない、理解ができない。 ああ、本当に――]
世界って、残酷だねぇ。
[にこりと、 浮かべる微笑みはどこか不安定に揺れた。**]
(180) 2019/10/11(Fri) 00時頃
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―― ヴィラドメア城 ――
「項目」には「家を出られたか」とある ソウスケは俺のところへ到着出来たから 少なくとも最悪ではないさ
[>>140酷くあっさりと「診断」は始まっていると告げる。 それも家を出るところからだから誤魔化しなど効きはしない。
危険領域は主人と離れられなくなることで、 家から出られなくなると判定はレッドゾーンとなる、らしい]
(181) 2019/10/11(Fri) 00時頃
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いつ依存症になるか分からない 分かっていても回避できるものでもない
百年以上も関係が続いているのだ お前のように明確に意志を持って過ごせば 長く眷属で居られるのかもしれないな
[>>137そう口にしながらも「俺も」と 追加した点については記載しておこう。
それはさておき>>139手作りのカレーなど久々である。 何時もはレトルトかレトルトかカレールゥを投入するだけである。 その点だけでも『クチキ アオ』を羨ましいと思う]
(182) 2019/10/11(Fri) 00時頃
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……エプロンを着けさせて……料理…… どの様な柄が良いだろうか……
[ラフ画の中の少女にエプロンを付け足しては首を傾げつつ耳を傾ける。 >>140長生きがしたかったから眷属となった。 それはメルヤにも通ずる理由である。 死にたくない、生きていたい。 その思いがいつしか主人へと向けられる、らしい]
名は二人で決めたのか? 「アオ」を助ける「アオ」とは雅な感じだ 偶然であれば運命的だな
[>>141成程、絵も付けられればイメージもし易いものだ。 名に情景を浮かべられるのは文化なのだろう]
(183) 2019/10/11(Fri) 00時頃
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……そうか、付き合いが長いと一種の恋人の様になると聞く ソウスケはソウスケで尽くしているようであるし、 『朽木 青』は穏やかな人物の様だな
惚気ても構わない これは「診断」ではなく俺のライフワークだからな
[>>143カレーは作るのはすぐらしい。 それならば少しくらいは話してやれるか]
(184) 2019/10/11(Fri) 00時頃
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その話はいつかの本で描いた覚えがあるな 確か……これだ
[本棚から薄い本を一冊取りだしソウスケに差し出す。 噂の"ヒロイン"が登場したての頃の話である。 結婚間近の深窓の令嬢に忍び寄る夜の帝王の影。 先生として"ヒロイン"に教えてきた神父は帝王であり、 夜に招かれ彼女を攫ってしまうという様式美的なものだ。
ちなみに攫うのも自分で解決するのも自分である]
実際は取材中に簀巻き芋虫にされていてな 海に入水させられる前に俺が助けたんだ どうやら記憶喪失のようでな 一から色々と教えて今に至るわけだよ
[かなり盛った話であることを暴露する]
(185) 2019/10/11(Fri) 00時頃
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その"ヒロイン"用にカレーは取っておけるか? 恐らく東洋風のカレーなのだろう それは珍しいものだからな
[荷物を置くならそこの衝立で囲われた会議室にと薦めておく。 残念なことに客間というものは存在しなかった*]
(186) 2019/10/11(Fri) 00時頃
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炉の番 チトフは、メモを貼った。
2019/10/11(Fri) 00時半頃
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[とく、とく。と赤い雫がグラスに注がれる>>166
目が不自由ならば自分が代わりに そう言いかけ止めたのはここが彼女の家だから
手を出すべきか、出さないべきか 悩んでいるうちにグラスは満たされて]
綺麗なグラスですね 細かい細工が ジュースを入れるとキラキラして
[テーブルに置かれた片方を自分の方へ 音を立てないよう置くのはなかなか難しい。
ゆらりとジュースが揺れるたび 飲み口に反射する赤がいっそう赤く 滑らかに光って見え]
(187) 2019/10/11(Fri) 00時半頃
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[いただきます。と断りを入れて、一口
お土産のカレーは 手触りだけでは詳細までは確認できないもの。
説明をした方がいいかも知れないと 果実の味が残る唇を開き]
(188) 2019/10/11(Fri) 00時半頃
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多分、同じものかと 細かく言えば違うのかも知れませんが 箱を見た感じでは、似て見えたので……
えっと、少し変わったものもありますが 普通のものも、きちんと入っています
……変わっているのは 熊やクジラのお肉が入ってるらしい、ですが
[目の前の女性の好みなど知らないのだから このお土産で大丈夫だろうかというのが正直な気持ち。
普通のものも"きちんと"入っていると 個人的にはフォローのつもりで言い添え]
(189) 2019/10/11(Fri) 00時半頃
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[彼の名に迷っている様子に ふ、と口元が綻んでいき>>169]
ご主人様は、ジャーディンといいます
はい。本を書くお仕事をしているので 資料集めも兼ねて変わったものはよく……
きちんとしたお料理は 私はまだ、出来ないので……
[習う気はあるものの 気がつくと締め切りに追われている。と
嫋やかに首をかしげる女性へ言い訳して グラスの中身をもう一口*]
(190) 2019/10/11(Fri) 00時半頃
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[拒まれなければ、尻餅をつかせてしまった彼女に片手を差出して、立つのを手伝おうか。>>150 最初こそ面食らったけれど。 少し落ち着けば、はきはきとした礼儀正しい子だ。>>151
犬嫌いではなさそうだけど、念の為ソラには部屋の隅に置いたお気に入りのクッションで大人しくしてるよう言いつけて。 彼女には、リビングの椅子のひとつ示して。]
飲み物は紅茶でいいかな? ちょっと待ってて。
[僕はキッチンに入り、ガラスのティーポットを手に取った。いつも蒼佑が淹れるのを見てるから、やり方はわかる。 湯気の立つティーカップを二つと、焼菓子が乗った小皿を持ってリビングに戻り。 彼女の前にそれを並べながら。]
(191) 2019/10/11(Fri) 00時半頃
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[その口から出た褒め言葉に、きょとりとした。>>153 そわそわと室内を巡るその視線の先に気づけば、ようやく合点して。]
ああ、ガラス細工か。 蒼佑……僕の眷属がガラス職人でね。 隣が工房になってて、そこで作ったものなんだ。
褒めてたって、あとで伝えておくよ。 きっと喜ぶ。
[淡々とした説明をしながら。褒めた時の蒼佑のにやけ顔を思い出しかけ、速攻で頭の隅に追いやった。 そうして僕も彼女の向かいの椅子に腰を下ろしたけど。
それきり、何故か彼女は黙り込んでしまった。 けれど今度のそれは、緊張とは少し違う気がして。 僕も黙ったまま、じっと彼女の困ったように寄せられていく眉を見つめること、しばらく。]
(192) 2019/10/11(Fri) 00時半頃
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[沈黙をほどいた彼女に、僕はまたきょとりとして。 ようやく、おおよその状況を把握する。]
そうなんだそれで…… じゃあ、こういう「おつかい」も初めてなのか。
[さっきも彼女が”父”と呼んでいたし。 ウォルフォード教授が眷属を養女にした、という噂くらいは聞いている。 それも長命の吸血鬼の感覚からすれば、ごく最近の話だ。]
(193) 2019/10/11(Fri) 00時半頃
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[少し考えて。]
べつに無理に話をしなくていい。 今日のこれは、眷属の健康診断みたいなものなんだ。
でも僕が君に何かするわけでもなければ、 君が何かをしなければならないわけでもない。 ただ、今話してくれたみたいに、 僕に普段の君達ことを話してくれればいいんだ。
[噛み砕いて説明しようとした結果。 子どもに諭すような言い方になってしまう。 事実、僕から見れば彼女は二百歳近く年下なのだから、そこは許してほしい。]
(194) 2019/10/11(Fri) 00時半頃
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そして申し訳ないんだけど…… 普通の人間の親子、というのが 僕にとっては抽象的すぎるんだ。
ウォルフォード教授とは、普段どうしてるの? 何も教えてもらえないくらい、会話がないとか?
[揺れる瞳を、じっと見つめ返しながら。 彼女が何も知らないことに対する、素朴な疑問を口にした。*]
(195) 2019/10/11(Fri) 00時半頃
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[グラスへの感想>>187には、そうみたいね、と微笑んで なにせこの目では碌にわからない けれど愛らしい少女がキラキラ輝くジュースを口に運ぶさまを想像すると、やはり愛らしくて微笑ましい] お口に合うかしら? その辺にあるものも、 どれでもお好きに召しあがってね [グラスにジュースを注ぐくらいならまだしも、 縦に並んだお菓子を取り分けるのは難易度が高い そこは客人の自主性にお任せ]
(196) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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[教授の口からゴシップへ流れる可能性は低いが 決して明かさぬという約束に例外はないだろう。 自らの出自については伏せ、教授の相槌に頚を振る。]
いえ、むしろ感謝しているくらいです あっさりと僕を諦めてくれたお陰で 今の主と家族になれたので
[当時は違う感情もあったかもしれないが、 既に記憶に遠く、実の父の訃報に痛む胸もない。 主の話題に触れた途端、表情が複雑に揺らぎ 彼の眷属についての遍歴は、神妙に聞き入った。]
(197) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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ねえ、知ってる? 僕の代わりは、いくらでもいるんだよ。
[僕の人生は僕が主役だけど、世界という大舞台の上。 代役があればいつでもすり替えられてしまう。 その無慈悲を知っているから、>>116>>118
僕はこの世界の脚本に期待をしていない。 観客達の声援に心から笑う事はない]
(198) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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まあ、こんな小さな箱の中にカリーが? 熊やクジラのお肉も? ふふ、面白いのね [すんすん、と鼻を近づけてみたりもした>>189 熊やクジラではないから、紙のにおいしかわからないけれど]
(199) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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死にそうな子を、ですか…… 僕の時もそうでした あの人は…主は、死ぬ手助けをしていた筈なのに 教授はどうしてその娘を助けたんですか? 目の前で死にそうな人がいたら 誰でも眷属にするわけじゃ、ないでしょう [意外なところに見つけた、双方の共通点。 主にはいくら訊ねても返って来なかった疑問だ。 教授はさて、どうだろう。
──主は、己以外の誰かに聞かれたら答えるだろうか。 答えを待つ間にも、思考はやはり"彼"へと向く。]
(200) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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[客人の口から答えを聞いて、ああ、と頷く>>190] そう、ジャーディンさん。 そうだったわね、ごめんなさいね あまりこうやって人とお話しする機会もないものだから、 人の名前を覚えるのはまり得意ではないの [と肩を竦めて微笑みながら] ……まあ、作家の先生でいらっしゃるのね?素敵だわ。 どんな本をお書きになるの? 私の知ってる本も書いてらっしゃるかしら [けれど、彼女に読んでもらった物語の内容ならば覚えているかもしれない>>1:15 もしかしたら、この屋敷のどこかにも客人の主の著したものが存在するのかもしない。しないかもしれないけれど]
(201) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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……でも、アリスだけは僕を愛してくれるんだ。 アリスは僕がいないと生きられない。 僕もアリスがいないと生きられない。
だから、あの子はちゃんと大事にしてあげなきゃね。
[ふわと、どこか儚げに。 僕は笑ってさくりとビスケットを齧った。**]
(202) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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[ひとつ 客人の言葉に思い至る事柄があったけれど>>190 いまは音にして唇に乗せることはせずに] ジャーディンさんとは、どれくらい一緒に? [やはり口元は緩やかに笑んだまま それだけを訊ねた*]
(203) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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[切り分けられるパイに視線を向けつつも、 興味のある話、がとかく多すぎて既に気もそぞろだ。 学生時代の主についても知りたいが、 一番に喰いつくべきじゃないことは解っている。]
全部、気になります 僕はまだ眷属になって20年ほどで… 主以外のことをほどんと知らないので
ちなみに、教授はその…… どれくらいの頻度で娘さんの血を……?
[カップから離れた指を落ち着かなく絡めて、離し じ、と、犬歯が生えているだろう唇を見遣る。 主もそうだが、氏もそうだと知らなければ ごく普通の壮年にしか見えない。]
(204) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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炉の番 チトフは、メモを貼った。
2019/10/11(Fri) 01時頃
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はあ、
[あっさりと既に診断が始まっていることを告げられ、少々間抜けな声が出た。>>181 吸血鬼側にだけ明かされるのであろうそれをばらしてくれる親切な吸血鬼は初めてだ。]
家はほぼ毎日出てますね。仕事もあるし。 朝は体型維持の為にジョギングして、本屋巡ったり飯の材料買ったりなんだかんだ。
[ここ数日はそのルーティーンを疎かにしていたが、誤差の範囲だと敢えて言わない。]
(205) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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いつか死ぬことを回避できないのは眷属だけじゃないでしょう? 自分の意思で死なない限りはその瞬間を選べないのは普通の人間も吸血鬼も同じ。 わかった上で気をつけて日々過ごして来たんでね、
[>>182これは持論。 けれど、こんなに気をつけて生きて来ても、同居の心地よさやスマホの便利さにあっさり病の糸口を掴んでしまった。
――これも敢えて言わない。]
(206) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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あー……そういう…… もしかしてここんとこの特殊職業モノって、一度全部着せてたり……? 俺はあんまりコスプレにピンと来ないんでわかんないですけど。
[エプロンを描き足そうとするのについ呆れたような声が出た、>>183 興が乗っているなら邪魔すまいと先に荷物を客間に置かせて貰おうかと思えば、衝立の裏ときた。>>186マジか。]
(207) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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まさか。 どちらももうどこかでとっくに死んでる親がつけた名前ですよ。
でも彼を候補に選んだのにはその偶然を運命にしたいと思ったからですね。 ほら、とっかかりがあった方が口説きやすいでしょう?
……恋人ではないですよ。 「それ」を確認してしまえば、病に陥ってしまう。
[>>184苦笑交じりに言ったのは、ジャケットを脱ぐ衣擦れで誤魔化せていれば良い。 ネクタイは外さずに肩にかけ(その下、シャツの下に噛み痕があるのは無意識)、袖をまくってシャツガーターで固定した。
エプロンはつけないから、これが調理前の身支度だ。 そこまでしておいて、家主のインタビュー回答を聞く。>>185]
(208) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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[吸血鬼が眷属の血を吸うのは当たり前のことなのに 複雑な家族構成を訊ねるよりもどこか気まずいのは。
一体どんな顔で、どんな風に娘に牙を立てるのか 想像するのが何となく申し訳ないからで。
何故申し訳なく感じるかといえば、 どうしても重ねてしまうからだ──"彼"の、遣り方を。
さすがに実の親子のような関係なら、 あれおど激しく及ぶこともないだろうか。 それとも例外なく取り乱してしまうのだろうか。 この、穏和で落ち着いた紳士然とした男でさえ。]
(209) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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それも持ってますけど、ええーまさかのそこもノンフィクション……? 吸血鬼ってホントは超人的能力持ってる訳じゃなし、よく生きて帰れましたね……。
って「実際は」の話随分違いません?! 盛ってんなー。
[しかし現実も簀巻きで海にだなんてまるで映画のような出会いだ。]
そんな生きるか死ぬかのとこ助けられたんじゃ、ヒロインが惚れちゃうのも無理ないな。 気をつけてあげてくださいよ。 「この人が世界」って思った眷属が長生きしたの見たことないんで。
[彼女は何年目だろう。 もう手遅れかもしれないが、ヒロインの寿命が長く続くよう内心でそっと祈って、調理に赴くことにした。]
(210) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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ポテト入れないんで冷凍ききますよ。 カレーのポテトは家庭用冷凍庫で冷凍すると食えたもんじゃないので覚えてたらおつかい帰りのヒロインに教えてあげてください。
東洋風って訳でもないですけどね。パプリカとトマトとチキンとスパイスと……
[仕上げに生クリームでまろやかさを足したバターチキンカレーが食卓に並ぶのは数刻後。 サフランライスにかけたカレーは色のバリエーションに乏しいのでつけあわせにはスナップエンドウと紫タマネギ、レタスのミモザサラダを添えた。
舌の肥えた作家の口に合うと良いのだけれど。**]
(211) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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[質問を投げてほどなく、 微妙に頬の色を染めて俯く様が 審査する側にどう見えるかなぞ、考える余裕はなく。
ああ、また。と、自己嫌悪に陥りながら 教授の話と、目の前に出されたケーキに意識を向ける。]**
(212) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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[少年の声と耳鳴りを聞きながら、皺の寄った眉間を指先でほぐそうとする。 その手が細かく震えているのが見えた]
他を探──ああ 人間だから ? 眷属じゃないから
[彼の言葉は矛盾している、 いやしていない? おかしい、なにか ]
(213) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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なる ほど ?
[どうにかして会話を続けようと、もうほとんど適当に相槌を打った。 残酷だねと微笑む少年の顔が歪む]
代用ではない貴方個人は あなたのアリスだけ、が愛して、 …… ?
[彼が言うならそうなんだろう。 でもそれなら、”終わり”が]
(214) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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[視界が揺れる。 喉が締まる。 まずい、こんなに──]
すみませ、 トイレに
[座っていられない、と馬鹿みたいに判断したが、 立つ方がもっと無理だった。 床板を踏み外したみたいに崩れて膝をつく]
(215) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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……あ、ハイ。紅茶で。
[こくこくとロボットのような動きで頷く。>>191 緊張や不安で、紅茶に手をつけることができずに。 あたしはしばらくティーカップから立ち昇る湯気を 気もそぞろに見つめていた]
僕の眷属……? その、蒼佑さんとは 家族というわけではないんですか?
[こてり、と首を傾げる]
(216) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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あたし。初めての「おつかい」で、その。
パ……いえ、“父”とは、 会話がないってことは決してないです。 たくさん喋りますし、いっしょにご飯も食べて、 仲は、良好だと思います。
孤児で、路上で死にかけていたあたしを 救ってくれたのが父でした。 血を吸って、あたしを眷属にして、 死の淵から助けてくれました。
(217) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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本当に出会い以外は 普通の、親子なんです。
小さいときは一緒にお風呂に入って 遊園地に行って遊んで 読み書きを教えてくれて。
大きくなった今でも。 いっしょに、毎日食事をして。
[ひどく、喉が渇いた。 あたしは冷めかけた紅茶に手を伸ばし、 ひとくち啜る]
(218) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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私はちがう──愛さない あいしてない
だって死にたくない できるだけ、できるだけ……ながく……
[いや、もう隠しきれないのでは こんなに、 こんなにもうおかしくなっていたなんて]
[立ち上がろうと床を両手で押した**]
(219) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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まるで、本当に血が繋がってるみたいに 父はあたしを大事にしてくれています。
あたしは確かに眷属だっていうのに、 父に血を吸われたのは 出会った時のただ1度きりなんです。
きっと、普通の親子として過ごすために 父は我慢してるんだろうなあって。
あたし、吸血鬼のことはよく分からないけれど 眷属の血を吸いたくなるものだっていうのは 本を読んで知っているから。
(220) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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――父は、あたしの大切な家族なんです。 だから、とっても、心配で。
(221) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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[そこまで喋って、 あたしは自分ばかりが話し続けていることに気付いた]
ご、ごめんなさい。クチキさん。 あたしの話ばっかりで。
その、あたし。ええと。 自分の本当の親の顔も知らないから。
よろしければ、クチキさんのご家族の話を 聞かせてもらいますか?
[困った時にする話のレパートリーが 天気と家族の話題しかないあたしは、 自分自身のボキャブラリーの貧弱さに 嫌気がさしてしまうのだった]*
(222) 2019/10/11(Fri) 01時頃
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独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/10/11(Fri) 01時半頃
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[口に運んだ赤い液体は 強い酸味の中に、仄かな甘みのある味。
合成甘味料のような強い甘みではなく じっくりと染み入るように喉を潤してくれる。
どれでも好きなものを>>196と云われたなら また小さく頭を下げ、スコーンを手に取り 半分に割ってストロベリーのジャムを]
はい、おいしいです
この用意は ヴェルヌイユ様の家の方が──?
[彼女の眷属が用意をしたのだろうか。 自分はと言えば身支度さえも 主人にして貰ったのだから情けない 子供そのもののようだと、くすりと笑って]
(223) 2019/10/11(Fri) 01時半頃
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[箱の香りを嗅ぐ姿には>>199 可愛らしい。なんて感想を
見目も、おそらくは実年齢も 自分より上の女性に抱くのは失礼に思うけど]
(224) 2019/10/11(Fri) 01時半頃
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―また少し過去の話― [『前回』は酷かった “御遣い”にやってきた客人は 屋敷に辿り着いた時にはもうまともに歩けなくて 一先ず客室のベッドで横になって貰ったけれど 碌に喋れもせず嘔吐までしてしまって とりあえず薬で眠って貰って すぐに丁重に家までお送りした 前の使用人を屋敷に呼んでいて良かった] [後日、報告書を作った(作らせた)ときには 「うちにはおつかいはもう寄越さなくて結構です」って書こう(書かせよう)かと思ったくらい]
(225) 2019/10/11(Fri) 01時半頃
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[主人の話になれば>>201唇は滑らかに動き出す。
とはいっても裏のお仕事に関しては 言って良いものか迷うから──]
小説と、随筆。ですね
あとは趣味で自費出版?ですね そちらはファンタジー系の漫画、ですが
[曖昧にぼやかし、スコーンをぱくり。
これだけ大きなお屋敷なのだから 小説の方ならばどこかにあるかも知れない、と 最近出版したはずの随筆のタイトルを伝え
薄い本の方はというと とても曖昧な表現で、ぼやかしておこう]
(226) 2019/10/11(Fri) 01時半頃
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[そして、次の問いには>>203 指を折り、一つ二つと数え]
えっと……10年くらい、でしょうか 最初の頃は文字も読めなかったので 正確に、とは言えないのですが
文字を読んだり 計算ができるようになるまで だいぶかかってしまいました
[無知を伝えるのは恥ずかしい。 膝においた帽子をぎゅっと握り]
(227) 2019/10/11(Fri) 02時頃
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ヴェルヌイユ様のお家の方は どれほど──……?
[辿々しく、こちらからも問いを**]
(228) 2019/10/11(Fri) 02時頃
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[それに比べれば今回はずいぶんとイージーモード 客人はしっかり自分の足で歩いてきたし、 挨拶も出来るし、受け答えも正常 おまけに可愛らしい 今すぐ「おたくのお嬢さんは花丸合格ですよ」ってご主人にご連絡差しあげてもいいくらい 番号知らないけど]
(229) 2019/10/11(Fri) 02時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2019/10/11(Fri) 02時頃
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そうか。だったら良いのだけれど。
[感染している人の子特有の答えだ。――と、思う。 捨てられて尚「感謝している」と言うのは>>197
クラリッサも昔よく 「勘当されてよかったわ。あなたと一緒なら」 と言っていた事を思い出した。 話題は、娘の事へと移る。
僕の時もそうでした、と語る様子から フェルゼはアルブレヒト医師の患者だったのだろうと そう察しながら、 セイルズは珈琲を一口啜って答えるのに一拍を置いた。]
(230) 2019/10/11(Fri) 02時頃
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何故、か。
娘は妻に似ていた。 僕らは子供に恵まれなかった。 ――――だから助けたのか、 ――――そうでなければ助けなかったのか
雨降る中であの子を抱き上げて血を啜ったのは、 妻を失った吸血鬼の、代償行動でしかなかったのか。 単に寂しかったのか。
色々ね、色々。考えてみるよ。 考えてみるのだけれども、いくら考えても…… 当時考えていたことは、もっと単純なことなんだ。
(231) 2019/10/11(Fri) 02時頃
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……僕なら、吸血鬼の力なら助けてあげられる。
生かしてあげられる。
……失いたくない。死んで欲しくない。
(232) 2019/10/11(Fri) 02時頃
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僕はただそう思って、 あの子に病に侵されながら生きることを強いた。
[懺悔のような告白を一つ。 小さく肩をすくめてから、>>200 片眉をあげて、 どこか気もそぞろな少年へこう投げかける。]
僕のケースはこうだけど、 アルブレヒト医師だって患者全員を吸血で救っていたら 身が保たないだろうとは思うし 君自身に、「死なせたくない」何か――…… ……があったんじゃないかな。とは思うよ。
帰ったら聞いてごらん。
(233) 2019/10/11(Fri) 02時頃
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[それからセイルズはパイを切り分け、 いくらか話のフックを投げかける。 全て気になる、といわれ、そうかい、と相槌を打った後
少年が発した言葉にパイ生地から視線をあげて、 花が恥らうように頬を染め俯く少年の姿を見るや セイルズは、ははは、と控えめに声をあげて笑った。
少年には大変申し訳ないことだが、 夜の営みについて尋ねて来る 新婚夫婦の新妻、に見えたもので その初々しさ愛らしさに笑ってしまったが
そんな事を告げるはずもなく、 セイルズは犬歯を見せず紳士然として答えた。]
(234) 2019/10/11(Fri) 02時頃
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娘の血を吸ったのは一度きり。 彼女を眷属にした13年前だけだ。 皮肉なものだ。 僕らは生きていてほしいと願いながら突き立てた牙で 眷属たちを死にいたらしめてしまう。 僕は今もそれを怖れているよ。
娘には不満そうな顔をされるがね。
[一口パイを齧る。 きちんと尖った犬歯が覗いて生地を食む。]
(235) 2019/10/11(Fri) 02時頃
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まあ、とはいえ。 これじゃあ参考にならないか。
妻が生きていた頃の話をしようか。 新婚、と呼べる頃はほとんど毎日だったよ。 だけどある日、貧血で妻が倒れてしまってね。
”あなた、ちょっと食べすぎ!” ……怒られたな。そうやって。
少しずつ”減らして”いって、 最終的に一週間に一度くらいに落ち着いた。 それで70年くらい過ごしたな。 終末期には一ヶ月に一度も飲まなかったが。
[パイ生地を咀嚼し終えると、 セイルズは首を傾げて優しく微笑む。]
(236) 2019/10/11(Fri) 02時頃
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アルブレヒト医師は――ー― ちゃんと君を食べてくれるかい? 食べ過ぎていたり、食べなかったりする?
在学中はけっこう堅そうだったが。
[少し意地の悪い質問だったかもしれない。 気にせず、吸血鬼教授は回答に耳を傾けた。*]
(237) 2019/10/11(Fri) 02時頃
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[>>205親切と言えばそうだろう。 明かしたことに意味はない。 何れは末期症状が出てしまうことに違いはなく、 否定と>>206誤魔化しを経て発症する]
そうか、それならば平気そうだな 寿命が来れば生物は死ぬ 俺が本当の"吸血鬼"なら永遠に夜を生きたろう 実際は長くてあと300年程度だろうが……
良いだろう これまで通り気を付けて過ごすと良い 今のところ上手くいっているんだ 変に意識しない方が良かろう
[「自分の意志で死を選ぶ」ことがないように。 ルーティーンを大切にと告げ筆を置く]
(238) 2019/10/11(Fri) 02時半頃
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資料用の衣装が大量にあってな コスプレと言えばそうなのだろうが 作業着と言う意味合いの方が強いな
和物の服もあるが良かったら持って帰るか? 作務衣と言うやつだ
客間というのをすっかり失念していてな 俺も大体ここで寝てることが多い
[壁にはマットレスが立てかけられていたりする。 固いそれよりは革張りだが会議室(仮)の ソファの方が寝心地は良いだろう]
(239) 2019/10/11(Fri) 02時半頃
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成程、名前と言うものは存在を定義する 用いて口説いたというならばソウスケは中々の策士だ
病、というよりは恋煩いか 果たして"吸血"の影響と差別化できるか怪しいものだ それを避けるのは選択としては良いだろうな
[>>208苦笑しながら料理の準備をするのを待っていよう。 丁度エプロン姿のラフ画が出来たところである。
>>210「実際は」の方が奇をてらっている。 お話として面白くするためにはある程度盛る必要があった]
(240) 2019/10/11(Fri) 02時半頃
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"吸血鬼"のように霧にも狼にも蝙蝠にもなれないが、 吸血鬼の身体能力は常人の比ではない
『朽木 青』はそうではないのか? 少なくとも俺は映画のように屋根伝いに飛べるし、 しめじ程度に負ける要素はないさ
それに少なからず眷属にとっては主人が世界の中心だ "吸血"されればその時点で寿命は延びる 長命が願いならばその時点で離れてしまえば良い 然しながらどうしてか眷属は主人から離れようとしない
[不思議なものだろう。 >>210"吸血鬼"らしい赤い瞳をソウスケへと向ける。
三階にも台所はあるが使った記憶が殆どない。 どうしても作業場から離れる時間を減らしたく、 併設してしまったのが運の尽きである。 今ではテレビを見るくらいにしか使われない部屋だ]
(241) 2019/10/11(Fri) 02時半頃
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戻ってきたら共に料理をしてみよう
どろどろした感じのではないのか? 水のようにサラっとしたのよりは 俺はそちらの方が好みなんだ
[>>211作業台の上の物をどけて食卓化させる。 手慣れた手付きでテーブルの上を拭いてカトラリーを並べ、 昼食が用意されるのを待つばかりである]
……すごいな、いや、本当に
[カメラで並んだ色とりどりのセットを撮影する。 外食したような彩りであることは称賛に値するものだ]
(242) 2019/10/11(Fri) 02時半頃
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いただきます
[先ずはミモザサラダに手を付ける。 サラダがキャベツやレタスだけでないことに驚愕しながらも、 様々な触感や味を楽しめるサラダを口にし咀嚼していく。
満足気にバターチキンカレーを取りスプーンを突っ込み チキンを探り当てまずはそれを頂く。 タンドリーチキンがしっかりとしていたのだろう。 まろやかなカレーの味の裏で表面をしっかり焼かれたチキンが 主張をし口の中でハーモニーを奏でていく]
(243) 2019/10/11(Fri) 02時半頃
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美味い……料理教室…… いや、レストランを開店できる味だ
[ピザか丼物か寿司で良いだろうとか言っていた気もするが、 これほどのものが食べられるとはその様な考えに至っていた 自分の甘さを恥じるべしである。
これが百年の積み重ねかと思えば長寿というものは 常人には経験できない無限の可能性があると再認識する。
そのままの勢いで皿を空にしてしまったが、 もっと味わえば良かったと後悔するのは何時ものことである**]
(244) 2019/10/11(Fri) 02時半頃
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ええ、メイドが―― 私の『眷属』が用意したものよ [ふだん彼女のことを、眷属、なんて呼ばないけれど いまは>>223そう呼んだ方が客人との会話は淀みなく進むのだろうと思い言い直す] お口に合ったなら嬉しいわ なかなかのセンスでしょう? [皿に並ぶお菓子やサンドイッチは どれもそれなりの素材を使ったもの 使用人兼下僕たる彼女は、こと主の要望に対しては求めた以上の正解を用意するから “御遣い”先への手土産も自分で選ぶより確実だろうと彼女に任せきりにしておいた>>67 ――断じて丸投げしたわけじゃ ない。]
(245) 2019/10/11(Fri) 03時頃
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[実はこちらも自分で身支度できない仲間だということは、おそらく永遠に知られることはないのだろう (今身に纏っているドレスだって、頭からかぶって紐結ぶだけのやつだ)]
(246) 2019/10/11(Fri) 03時頃
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小説と、随筆。 それに―――― MANGA [聞いたそのままを復唱しつつ>>226 自費出版、の概念はよくわからないが随筆のタイトルに聞き覚えはあるような、ないような] ふふ、メイドが帰ってきたら探してみようかしら 忘れないようにしなきゃ。 多才な方なのね。 文章も書いて、絵も描かれるなんて [イラストと台詞の組み合わせで描くストーリー、というのは伝聞の知識でしかないけれど そういえば、吸血鬼というのは多才な人物が多い傾向にあるのだったかしら、 ――とぼんやりと思い出したこれも、伝聞の知識]
(247) 2019/10/11(Fri) 03時半頃
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まあ、10年も [その答えは意外だった。>>227 仮面の下でわずかに目を見開いたのには気づかれなかっただろうけれど 女の声色には驚きが多少滲んだ] [客人はまだあまり主に血を捧げていないのだろう、 と考えていたから だから共に過ごした歳月もまだ短いのではないかと]
(248) 2019/10/11(Fri) 04時頃
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じゃあ、文字や計算もご主人様に教わったのかしら ジャーディンさんて、ご立派な方なのね。 [ずいぶんと節制なさっているようだし] ……うふふ、私も文字と計算は苦手なの 学ぶ機会はあなたよりもずっと多かったのだけど 難しくって投げちゃった 点字だって読めないのよ? [読もうと思えば読める手紙も、“読まない” 読ませた方が早いから そんな調子でいたら、こんな具合]
(249) 2019/10/11(Fri) 04時半頃
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メルヤさんは頑張り屋さんなのね 偉いわ [柔らかく微笑む 人のものでなければ撫でちゃいたいくらい]
(250) 2019/10/11(Fri) 04時半頃
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ふふ、こちらから聞いてばかりで御免なさいね [何しろ客人と会話が成立したのは初めてのことだから おまけに耳を擽る声は小鳥の囀りのようでとても可愛らしくって いつまでも聴いていられそうだもの] そうね、私の方も 正確には憶えていないのだけれど――…… 四半世紀ほどにはなるかしらね
(251) 2019/10/11(Fri) 04時半頃
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けれどまだまだ手を焼いてるのよ メイドのくせに 主人に口ごたえばかりしてくるんだから [己の行いは棚上げしておいて くすくすと嬉しそうに笑うのだった**]
(252) 2019/10/11(Fri) 04時半頃
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はい、とても
この胡瓜のサンドイッチも 切り口が綺麗で、もったいないぐらい
[ティー・スタンドの品々は>>245 どれも精巧なミニチュアのよう。
食べて無くなるのが惜しい程
主人がここに居たならば きっとカメラを構えていただろう。と そんなことを思いながらも手に取るのは
やっぱり────赤い、もの]
(253) 2019/10/11(Fri) 11時半頃
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[好きな色は白
だけど赤は血のようだから 彼の好むものに似た色を]
(254) 2019/10/11(Fri) 11時半頃
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[彼のことを褒められれば>>247 自分のことのように嬉しい ──ううん、嬉しさはそれ以上。
自分が褒められたら?それはそれ そもそも今の"メルヤ"を作ったのは彼だから やっぱり彼が褒められたのと同じ、そんな理屈]
はい、多才で──
だからお手伝いできることが とても嬉しいんです
[手伝うことができる限り そこにいて良いと思えるから。
夢見るように、恋するようにうっとり伝え]
(255) 2019/10/11(Fri) 11時半頃
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[10年という言葉には、女性は少し驚いたよう>>248
それに、その言い回しからは もっと短いと思われていたのが推測できるから]
はい、計算や文字はご主人様に
と言ってもその…… 通信教育を使って、ですけれど
[依存していない そう見えたのだとしたらよかった
自分のことを話すのはやっぱり擽ったくて くすり、くすり、言葉の合間に照れて笑い]
(256) 2019/10/11(Fri) 11時半頃
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ヴェルヌイユ様もですか? でもほら、ヴェルヌイユ様は おうちの方がそばにいれば、問題ないかと
眷属さん、メイドさんならば お仕事がない方が嫌かな、とおもうので
[少なくとも自分はそう 存在理由がなくなるようで、不安になる 足元が崩れるような気がしてしまう]
(257) 2019/10/11(Fri) 11時半頃
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[そう。だから、このお使いも大丈夫
主人に命じられた そう思えば保っていられる
本当に耐え難いのは 手を離されてしまうことだから]
(258) 2019/10/11(Fri) 11時半頃
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頑張り屋さんというか……その ご主人様は滅多に血を吸われないので
他に役立つには、これしか
[存在意義を見つけるための学習
手伝いもそのため。と 柔らかい笑み>>250に緩く首を振り]
(259) 2019/10/11(Fri) 11時半頃
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[四半世紀という時間は>>251 自分にとっては考えられないほど長い
普通のヒトであれば 生まれたばかりの赤ん坊が大人になる それほどまでには長い時間
けれど、ジャーディンや彼女にとっては 一瞬のことなのかもしれない、なんて思うのは 彼と過ごしたこれまでを短く思うから
先を見れば長く思えるけれど 主人と同じほどの寿命があると言っても 実際、どれだけ一緒に居られるのかわからない そんな思いがあるからで──]
(260) 2019/10/11(Fri) 11時半頃
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ふふっ、でも楽しそうです
慣れてしまうより 変化がある方がきっと、飽きないですから
[口答えできる関係>>252 そんな風に受け取って、グラスを空に。
彼女のグラスがもしも空になっていれば 一緒に注ぎましょうか?と**]
(261) 2019/10/11(Fri) 11時半頃
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[さくり、ぱくり、無邪気にお菓子を食べ、紅茶を飲む。 かつてのアリスとの再会を祝う、白兎のお茶会 他愛ない話をしながら子供のように無邪気に振舞って。
でも、でもね、僕気付いてたんだぁ。 テーブルの下の指の動きを、>>68 徐々にぼんやりとする仕草も、>>84 どんどん会話が曖昧で噛み合わなくなるのを、>>155
でも、僕はにこにこお菓子を頬張る]
ふふ、あまーい。
[ ――この子は後どれだけ耐えられるのかなぁ? 蜘蛛の巣に絡めとられた蝶を観察するように、 愛くるしい瞳で見つめてあげよう。 (臨終する灯を見るような無垢な輝き。>>0:124)]
(262) 2019/10/11(Fri) 11時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2019/10/11(Fri) 11時半頃
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[途切れ途切れになる言葉にうんと相槌を打って。>>213]
うん、そうだね、そうだよ。 分かってる、分かってるからね。
[ああ、頑張ってる、頑張ってるね。>>214 眷属を蝕む病を飼い殺そうと、懸命に。
可愛いね、健気だね。 僕はそんな君が昔からずっと大好きだったよ!
(例えば君が今、なんとなく気分で僕を刺しても。 「ふぅん、そうなんだ」って、 さっくり全部受け入れて、 変わらず愛を注ぎ続けられるくらい好き。
怒らない、泣き叫ばない。 期待しない、信じない、アリス以外は)]
(263) 2019/10/11(Fri) 11時半頃
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[トイレに、と立ち上がるツヅラちゃん。>>215 でもすぐに床へと崩れ落ちてしまうから]
わわ! 大丈夫? 少し休憩する? ねえ誰か、ツヅラちゃんをソファに運んであげて?
[倒れる君に駆け寄り優しく背中をさすってあげて。 使用人を何名か呼んで手伝ってもらって、 ふかふかのソファにツヅラの体を運んであげよう]
(264) 2019/10/11(Fri) 11時半頃
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[ソファに横たえ、 ひとまず冷たいタオルで顔を拭いてあげて。
満身創痍の君、 一人必死にに生きてきた(と思い込んでる)君。 とても可愛らしい事を言うんだね。>>219 (やっと君の”深淵”を見れた気がするよ)
だから僕、優しく頭を撫でてあげて]
ふふっ、可愛いね。かつてアリスだった君。 大丈夫、だいじょうぶ。 何も愛さなくてもいいんだよ。 生きたいと足掻き続けていいんだよ。
[駄々をこねる子供を宥める親のように優しく諭してあげて]
(265) 2019/10/11(Fri) 11時半頃
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そんな君も、僕は変わらず愛してあげる。 この先、君が死ぬまでずっとずぅっと恒久的に!
[本当に可愛い、かつてアリスだった君。 自ら罠にかかって抜け出せなくなって、 それでも尚、自分は自由だと叫び続けているような。 そんな目つきの悪い、可愛い子狐。
ずっとずっと、遍く平等に愛してあげよう。 そう微笑みかけながら]
何か落ち着ける”おまもり”みたいなものはある? 冷たい水を用意したから、飲むといいよ。
[こういう時、眷属達はよく薬を飲む。>>20 だから、持ってるかなぁって水の入ったグラスを差し出し聞いてみて]
(266) 2019/10/11(Fri) 11時半頃
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[使用人を呼んで、ツヅラを家に届ける車の手配をしよう。 ぱたぱたと、忙しなく駆けまわる使用人達]
大丈夫、君は何も心配しなくていいからね。 今、帰りの車を手配した。 それに乗って帰れば家にすぐ帰れるから。
[そうして懐から携帯を取り出して、 ツヅラに使っていいよと差し出してみて]
……ねえ、君のご主人様に連絡したほうがいいかなぁ? 迎えにきてもらえば安心できる? 電話をして、声を聞けば落ち着けるかなぁ?
[どうしようって、心配そうに。 ソファの傍にしゃがんでツヅラを見上げて]
(267) 2019/10/11(Fri) 11時半頃
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[ 使用人達が慌ただしく駆ける応接室。 それでも、君の耳には届くだろう。
――Chopin L'Adieu
優しく甘い、別れの音色が。 ピアノが刻む音階が昇り詰める天への階。 上り上って最後の一音。 真っ逆さまに天使は堕ちる。
(――ああ、どこからか観客の拍手が聞こえる。 名演を讃える虚ろな喝采。>>1:61)]
(268) 2019/10/11(Fri) 11時半頃
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[楽しかったお茶会だけど、 素晴らしい名演だったけれど、 でも、そろそろお開きの時間だね]
……さようなら、かつてアリスだった君。
[別れを惜しむように、(幕を下ろすように) 瞼を閉じて、そう呟いて。
――これにて、閉幕。**]
(269) 2019/10/11(Fri) 11時半頃
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炉の番 チトフは、メモを貼った。
2019/10/11(Fri) 11時半頃
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[扉を開いて現れた人物は、おとうさんの顔じゃなかった。 どこかで見た記憶があるような、そんな。
少しだけホッとするのも束の間 相手が抱いてくれた良い印象とは裏腹に>>161 こちらの頭の中は緊張で白の渦が巻いているせいで
正しく"ケイト"と呼ばれたこと それが自身の名であることに 気づくための空白 ]
え?
……ぁい、も、し遅れま、し わたし
……、……、……?
[音のでない喉に、首を抑える仕草]
(270) 2019/10/11(Fri) 12時頃
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申し遅れました。 わたくし、ホワイトラビット社社長、 チトフ・ホワイトの秘書を務めております、
「アリス」と申します。
[音にならないケイトの代わり、 形になったのは その名前。
そうしたら、ほら、ちゃんと。 声も出た。]
(271) 2019/10/11(Fri) 12時頃
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[誰にも気づかれない物陰で、 誰にも聞かれることのない、
大きな舌打ちが空気を揺らすことを>>6
私は、知らない]
(272) 2019/10/11(Fri) 12時頃
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[嫌な汗が首筋にべったりと浮いていた。 途切れる浅い呼吸は自分のものだ。自覚がない。
窓の外は暗かった。 曇天ゆえの薄暗さではない。 まだまだ朝日が遠いだけ。]
アイリス…、
[掛け布ので細い手を探す。 指を絡めると少しだけ呼吸が落ち着いた]
(273) 2019/10/11(Fri) 12時頃
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どしたの? こわぃユメ見た?
[縋る圧力は珍しい。 ドリベルから触れて貰えるなんて。
あたしだけじゃないって分かるから]
(274) 2019/10/11(Fri) 12時頃
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…うん、アイリスが……、死んじゃう夢。
怖くて…、私、怖くて……
[夢の中、真っ赤な世界で彼女が事切れていた。 真っ赤な足元、真っ赤な服、自分の唇も真っ赤だった。
強い力で抱きついて声を殺し涙をこぼす。 悲しみと恐れに。]
(275) 2019/10/11(Fri) 12時半頃
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へぇ?
[サラサラの黒髪を撫でる。 夜泣きなんて赤ちゃんみたい。でもうれしい。 もっと、あたしだけじゃないって知りたいわ]
[それが、明け方の話。**]
(276) 2019/10/11(Fri) 12時半頃
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[使用人がたくさんいる家だ。 軽々ソファまで運ばれて これヴェルヌイユが倒れたら床をひきずるしかないやとか]
……さ
[触るなと手を払いそうになって、それを押し込めた。 まだ考えることができる 思考の確かさをたしかめる]
(277) 2019/10/11(Fri) 13時頃
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[冷たいタオルも冷たい水も、過熱した頭を冷やしてくれる。 ソファに沈んでいれば目眩もわずか和らいで “おまもり”は、効果のほどはともかく、対処したという自己暗示にはなっただろう。
差し出された携帯>>267の文字列を無意識に追って、 それで、]
(278) 2019/10/11(Fri) 13時頃
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[これ大失態だな。と。 ついでに大規模な失言もやらかしたことに気づいた]
あの……もうしわけ……
[ぐぬぬ]
[けれどお茶会が中断したのは助かった。 この子の言っていることはおかしいのではなんて、考えようとすればするほど頭痛がひどくなったので]
(279) 2019/10/11(Fri) 13時頃
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[耳鳴りの奥底で流れる音楽 最高潮に達した音色の最後の一葉]
いえ、いいえ
[電話はしない。 体を起こすのは諦めたけれど
ソファの傍にしゃがんだ少年の頭にゆっくり手を伸ばした*]
(280) 2019/10/11(Fri) 13時頃
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[案内された応接室兼待ち合い室。 お茶を促されれば自分がすると名乗ろうにも 勝手知らずの場所。 役に立てそうにはないとしゅんとふかふかに沈んだ>>162
……ん、心地良い。 ホワイトの屋敷のものはどれも居心地の良いつくりだけれど これくらいが好き。 ふにゃ、と張り詰めたものがほどけてくとけてくみたい]
……だめだめ。
[未だ自分が使者に選ばれた理由を理解していないけれど きちんと役割を果たさねば、と立ち上がった目前、]
(281) 2019/10/11(Fri) 13時頃
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あ
[小さな可愛いらしい、女の子の形を模した蝋燭と 目があった。
他にも蝋燭は待合い室の至るところに>>1:293
控えめでもその存在は安らぎを与えるのに充分で、
それは遠い記憶、どこかで見たような。]
(282) 2019/10/11(Fri) 13時頃
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─ 後日の日記 ─
と、いう、わけ
個人差大きいらしいけれど私はそんな感じだった
ヤク中の禁断症状と比べてみたらなにかわかる? もしかしてただのくも膜下出血とかじゃねーのと思うくらい頭痛がしたけど 家に帰ったらけろりと消えるんだからクソ現金
ともかく それから貧血だって言い張って、時間まで屋敷にとどまることを断固主張した バレバレで滑稽で結構こけこっこ 貧血なんて眷属にはよくあること
だって尻尾巻いてすぐ帰ったらショックの上塗りで立ち直れなかったかも
(283) 2019/10/11(Fri) 13時頃
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─ 幕間 ─
[これは閉幕じゃなく、章の区切り 場面転換のためのただの暗転]
貴方の愛は、いらないんだ
[手を伸ばし>>280 拒絶されないならふわふわと天使のような髪を撫でた。 さようなら、パパの代用を務めようとした人]
(284) 2019/10/11(Fri) 13時半頃
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親切にして、手助けするのに “愛してあげる”必要はないよ 貴方の愛は貴方のもの
愛がなくても、私は貴方に感謝する ありがとう、親切な人
貴方のこと嫌いじゃない。きっと愛してくれなくてもわりと好きだったよ 正直──だいぶ変わってるから、君の代わりとかいなくね?と思うけど
(285) 2019/10/11(Fri) 13時半頃
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[それと、帰る前にどうしても
どうしてもどうしても聞かなきゃいけないことがあったはずだった。 覚えている?思い出した? 痛む頭にムチと拍車をかけまくって]
…………
あと すみません
「ぶたのしっぽ」みたいな名前のお菓子ってあります?
[やたら大量の駄菓子を入手したとかなんとか**]
(286) 2019/10/11(Fri) 13時半頃
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独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/10/11(Fri) 13時半頃
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[頭を撫でようとしたけど嫌そう?>>277 ふふ、君はむかしからそうだったね。>>1:277]
……? うん。 ふふふ。
[可愛らしく小首を傾げ、無垢な瞳を向けよう。 そうして手厚く介抱してあげよう。>>278 謝られたらよく分からないと言ったように>>279 (実際、何が悪いのか分からないもの)]
んー? ツヅラちゃんは何も悪くないよ。 ゆっくり休んで、大丈夫だから、ね?
[にっこりと、愛らしい笑みを見せてあげよう]
(287) 2019/10/11(Fri) 14時頃
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[天へ上る音色の一葉が落ちたとき、>>280 人は涙を一筋零し、 命すら喜んで捧げるほどに満たされるらしい。>>1:59 (本で読んだ受け売りだけど?)
携帯を差し出しても断る君。 なら僕は携帯をまたポケットに戻そう]
そう? わかった。なら連絡はしないね。 落ち着くまではここに横になってて。
[ちょこんとソファの傍にしゃがみ込んで。 横になる君をじーっと見上げて]
(288) 2019/10/11(Fri) 14時頃
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[ツヅラちゃんの手がこちらに伸びれば]
…………?
[特に避けるでもなく、何をするでもなく、 何をするのかなぁって、 じーっとその手の行方を見守って。 頭を撫でてくれるから、>>284]
えへへー♪ ありがと。
[にっこりと笑って受け入れてあげて]
(289) 2019/10/11(Fri) 14時頃
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[愛がいらないなんて、君が言う。 僕の愛は僕のものだと言ってくれる。>>285
愛さなくても君は僕に感謝する。 わりと好きだったと言ってくれる。 僕の代わりとかいなくね?と言ってくれる。
ねえ、分からない。分からないよ。 でもね、それでも、ねぇ――]
ふふ……、変なの。
[くしゃりと微笑みを作ってみせて。 (胸が温かい、涙が零れるほどに)]
(290) 2019/10/11(Fri) 14時頃
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[僕の瞳から一葉。 透明な雫が零れて落ちた。 (僕はそれに気付けなかったけれど)]
(291) 2019/10/11(Fri) 14時頃
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[それから君が「ブタのしっぽ」をねだるから。>>286 たくさんたくさん用意して。>>18]
うん、あるよ! お土産にいっぱい用意してあげる。 あ、そうだ。他のお菓子もあげよっか?
[使用人に命じて他のお菓子も持ってこさせる。 チョコにケーキにクッキー、マカロン! ずらっと並べてみせて、 さあどうぞって笑ってみせる。 荷物は車に乗せるから、多くてもいいよね?
(こういう行動、 孫が久しぶりに遊びに来た老人がよくやるらしい。 僕、おじいちゃんみたい? ふふ、そうかもね!)**]
(292) 2019/10/11(Fri) 14時頃
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炉の番 チトフは、メモを貼った。
2019/10/11(Fri) 14時頃
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[うん、うん、と頷きながら 客人の語調にくすりと笑みがこぼれる>>255 主のことを語るときは生き生きとしているのに] [自分のことになると、こんなにも>>259] いまのメルヤさんは、 ジャーディンさんでできているのね 素敵だわ [なんて健気で可愛らしいのかしら やっぱり、人のものでなければ撫でちゃいたいくらい]
(293) 2019/10/11(Fri) 14時頃
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とんでもない。 仕事が増えたってぷりぷり怒るのよ、あの子 [合間に「うちのメイド」の話も挟みながら>>257 それでも結局は、とても とても従順な子なのだけれど] ふふ、そうね ただ甘いだけのお菓子じゃ飽きてしまうもの 少しは酸味も欲しくなっちゃうの このジュースみたいに、ね [こくりと喉を鳴らして ちょうどグラスが空になる頃合い]
(294) 2019/10/11(Fri) 14時頃
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[紅い舌を唇に這わせ お願いするわ、と今度は客人のご厚意に甘える>>261] ジャーディンさんのことがお好きなのね [グラスを差し出しながら 口元は緩やかに微笑んで]
(295) 2019/10/11(Fri) 14時頃
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少し――意地悪なことを訊いてもいいかしら
(296) 2019/10/11(Fri) 14時頃
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あなたはご主人様と、 どう、なりたい? そう―― 二人の物語の終焉(フィナーレ)は、 どんな形で飾るのが、あなたの理想? [幸せな結末か 俗にいう、『悲劇的な結末』か 夢見るように主のことを語る客人に 夢の終わりの話をさせようとするのは なかなか酷なことだとは思うけれど*]
(297) 2019/10/11(Fri) 14時頃
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[声をかけられるまでか。もしくは視線を感じるまで おそらく色とりどりの蝋燭に心を奪われたままで]
申し訳ございません! とても素敵なキャンドルだったので、つい……
[もう一度ぺこり頭を下げる。 コト、と贈答品の紙袋が音を立てた。>>1:132
アリスの誘惑、秘密box なかなかのレア商品で手に入らないと聞くけれど。
"おつかい"はこの商品を届ける事? 吸血鬼と眷属の定期検診であるなどと、聞き及びのない故に この人は何者なのだろう、と 不安げに赤の双眸で覗き見る**]
(298) 2019/10/11(Fri) 14時半頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2019/10/11(Fri) 15時頃
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[今の自分は彼でできている ──それは、確かなこと。
あの日の彼の言葉があって>>0:518 今の自分が存在する、だから]
──はい ご主人様に拾われてから "私"は始まりましたから
それ以前がないので
[盲目的とも捉えられておかしくない言葉。
万一、症状を怪しまれたとして 記憶がないからと誤魔化すことができる。
本当は、記憶喪失ではないけれど]
(299) 2019/10/11(Fri) 15時頃
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[合間に挟まれた彼女の眷属の話>>294
仕事が増えて怒るなんて 想像するだけでも羨ましくて
思わず笑い声を漏らした拍子に肩が揺れ 注ぎ途中のジュースから赤い飛沫が飛んだ。
幸い手の甲を汚しただけ テーブルクロスが無事なのを確認し 指の端で飛沫をぬぐい、そっと唇へ]
(300) 2019/10/11(Fri) 15時頃
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[自分の分が終われば次は彼女の分 気を付けながらグラスへ赤を注ぎ>>295]
はい、もちろん 大切なご主人様ですから
[臆面もなく"好き"を認める。
自分自身、その"好き"を疑うことはない 好きは好き、それでいい
──飼い犬が飼い主へ抱く愛情なのか 少女が青年へ抱く愛情なのか 幼子が親へ抱く愛情なのか その区別をしないだけ]
(301) 2019/10/11(Fri) 15時頃
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──────…… ?
(302) 2019/10/11(Fri) 15時頃
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[そして少し意地悪な"質問"に ほんの少しだけ悩んでから、こたえを]
そう、ですね まずは出来るだけ、長く伴に でもきっと、終わりは来るから
その時は夢が悪夢に変わる前に 出来るだけ早く……
[自分は彼のものだと認識している
持ち物が主人を傷つけることなど あってはならないから。
持ち物が壊れても 主人の生は続いて欲しいと伝え]
(303) 2019/10/11(Fri) 15時頃
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ヴェルヌイユ様は?
[彼女は物語にどんな結末を願うのか。と**]
(304) 2019/10/11(Fri) 15時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2019/10/11(Fri) 15時半頃
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[女の過去も彼女と出逢ったときから始まった そうでなかったら、客人の言葉を訝しんだかもしれないけれど>>299] [ぼんやりと色を変えていくグラス 赤に染まるさま] うふふ、ジャーディンさんが羨ましいわ [大切なご主人様、なんて>>301 彼女は口が裂けても言わないもの こんなに真っ直ぐに告げられる、“好き” なんて美しい主従関係]
(305) 2019/10/11(Fri) 18時頃
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[それから、客人の“答え”に耳を傾け>>303] 夢が、悪夢に………… なるほどね [口元は緩く微笑みを讃えたまま頷く]
(306) 2019/10/11(Fri) 18時半頃
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[己だけが滅ぶ道 どこまでも愛らしい客人の夢] 美しい、幕切れだわ [――あなたにとっては]
(307) 2019/10/11(Fri) 18時半頃
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ふふ、私はね [と仮面の下の瞳を客人へ向け] 終わらせない [頬笑む唇のかたちはそのままに 自分で投げた問いを根本からひっくり返すような答えを] 夢はいつまでも、 夢のままよ
(308) 2019/10/11(Fri) 18時半頃
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この血の主従には悲劇的な結末がつきもの―― よく、そう言うけれど だれが言ったのかしらね? 死にゆくしもべ? 残された主? それともまったく関係のないだれか? ――何をもって、悲劇だというのかしら 二人で迎えるなら、それは 終焉(おしまい)じゃないわ
(309) 2019/10/11(Fri) 18時半頃
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いつまでも終わらない 幸せな二人の物語よ
(310) 2019/10/11(Fri) 18時半頃
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[と 実に穏やかな調子で答えてから 微笑みを深く*]
(311) 2019/10/11(Fri) 18時半頃
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[二十年前に年を取らない同居人と云う特殊な存在を得た所為で、毎日患者と関わっているにも関わらず、少女の成長に少々驚いた。 老衰ではなく成長を目の当たりにするのは久々で。
だが、その印象も彼女が口を開けば少し見方が変わる。 一声で判断するほど早計ではないが、続いた声も同じ揺らぎを持てば、少しだけ片目を眇め。]
―――…それは失礼。
この通り辺鄙なところで開業しているもので、 あまり年頃のお嬢さんとの会話に慣れていなくてね。
[微笑みを壊さないのは年の功。 カルテに記入するなら本名が欲しいがそうでないなら、無理に呼称に拘ることはない。その名に彼女の精神を支えるほどの力があるなら、尚のこと。]
(312) 2019/10/11(Fri) 20時半頃
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改めてようこそ、“アリス”さん。
[木製のトレイには来客用のティーカップとソーサー。 普段は此処に珈琲を淹れて出すが、何十年も前の記憶を引きずって、本日は紅茶だ。己にとっては色のついた湯に等しいものの、子供にブラックコーヒーを出すほど非道な大人ではないと。
―――― 無論、ティーバッグ利用だが。]
(313) 2019/10/11(Fri) 20時半頃
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寛いでくれて構わないよ。 ああ……、それらは同居人の作品だ。
気になるかい? 君にもお土産を預かっているよ。
[彼女の前にカップを置いて、己も向かいに腰を下ろす。 大衆的だが企業努力の見える紅茶は香りも少しあまい。
柔らかな蝋の質感と、可愛らしいモチーフに惹かれる彼女に水を向け。]
(314) 2019/10/11(Fri) 20時半頃
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[来訪したばかりの印象はすっかりと濯がれ。 理知的で謙虚な雰囲気を纏い直した彼女は、礼節にも抜かりがない。態々差し出してくれる手土産を恭しく受け取り、深々と頭を下げようか。まるでビジネスのワンシーンだ。欲しい医療機器の営業マンとこんなやりとりをしたことがある。]
これはご丁寧にどうもありがとう。 うちのはまだ子供だから、きっと喜ぶよ。
……そちらのMr.ホワイトはその後も息災だろうか。
私があまり街に出ないから、世俗に疎くてね。 会社経営をしながらも、精力的に活動していると聞く。 見目のハンデがない訳がないだろうに、勤労は美徳だ。
アリスさんはもうずっと彼の秘書を?
[訝し気な彼女に向けるのは、単なる世間話。 Mr.のプライバシーに関わらない程度の他愛無いもの。]
(315) 2019/10/11(Fri) 21時頃
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[促すように緩く首を傾ければ、伺うように覗く赤色の瞳。
彼女の瞳に過ぎる不安は彼女が人見知りであるからか、 中年男性に彼女が慣れていないからか。
それとも ―――。*]
(316) 2019/10/11(Fri) 21時頃
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山師 グスタフは、メモを貼った。
2019/10/11(Fri) 21時頃
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["羨ましい">>305 その言葉に束の間、瞳が丸くなる。
自分から見れば 彼女達の関係の方が羨ましい 欲しいものに手を伸ばせる関係 そんな風に見えるから ──実際を知る由はないけれど]
(317) 2019/10/11(Fri) 21時頃
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[自分の描く終わりは 彼女にはどう映ったのか>>306>>307
貰った言葉からも 微笑みをたたえたままの唇からも 推し量ることは難しくて]
美しい、でしょうか?
でもそれはきっと ご主人様がジャーディン様だから、かと
理想の吸血鬼像を描く そういう方ですから……
[壊れた家具に傷つけられるのは きっと、彼の理想とは違うだろう。と]
(318) 2019/10/11(Fri) 21時頃
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[そうしてこちらへ向けられた応えには>>308
仮面の下で見つめられている。 そんな風に思い、ゆっくりと頷いて]
ズルイ、ですね でも、羨ましいです
[それでは前提が崩れてしまう。と ほんの少し拗ねた口調でジュースを口に]
(319) 2019/10/11(Fri) 21時頃
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──いつまでも終わらない 幸せな二人の物語
(320) 2019/10/11(Fri) 21時頃
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[ぽつんと口にすれば クランベリーの赤が目の端に揺れる]
(321) 2019/10/11(Fri) 21時頃
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二人で、と望めるならば ううん。それを口にできるのなら
ヴェルヌエル様のお家の方は きっと、幸せですね
[必要とされ、必要とする。
それを口にできるほど 互いに不可欠な存在なのだろう、と]
(322) 2019/10/11(Fri) 21時頃
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[幾度となく情を交わしても 彼の仕事を手伝えるようになっても
眷属として、血を与えれば それは彼の誇りを傷つけることになる
だからこそ、本当の意味で 役立っていると胸を張ることは出来なくて]
(323) 2019/10/11(Fri) 21時頃
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──ヴェルヌイユ様とおうちの方が どうか、願う道を行けますように
[瞳を伏せ、カシスのマカロンを一つ 甘酸っぱく、微かに苦い味がした*]
(324) 2019/10/11(Fri) 21時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2019/10/11(Fri) 21時半頃
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[吸血鬼にもいろんなタイプがいて当然ながら すべての基準がひとりである故に、 ケーキを頬張る様を、物珍しそうに見遣る。 主に推しつけたら、吸血以上に嫌がりそうだと含み笑い。]
どうなるか解っててそうしたってことは… 先生には自信があったんですね
このまま死ぬより、幸せな時間をあげられるって
[救命による吸血に至る理由、根底にあった意志。 実際に、氏は小さな命を救い、娘として育てた。 彼女がどんな風に生きてきたかは、 飾られた写真にある笑顔が語っていた。]
(325) 2019/10/11(Fri) 21時半頃
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[穏やかな表情は、此方のケースを問われ途端に曇った。 紅茶を含み、もじ、と膝の上に組んで両手を弄んで。]
死なせたくない何か……は、単純に 僕が死ぬのを怖がったから 主は仕方なく助けてくれたんだと思います
患者で、友人だった時にはどれだけ 眷属を持てと勧めても頑なに拒んでいたのに
それだけ、僕が憐れだったのかな、……と
[いまだに明確な答えを貰っていない疑問。 自ら導いた解に項垂れる。 20年もの時を得ても消えぬ罪悪感。
彼に背負わせてしまった、眷属という名の重荷。 その癖、己は彼を責めている。ずっと。…ずっと。]
(326) 2019/10/11(Fri) 21時半頃
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[重く沈んだ空気は、その後。 唐突に響く笑気に上書きされた。 何か可笑しなことを聞いたかと、対面の表情に む、と眉を寄せるも、続く言葉に。]
本当に、娘さんを大事にされてるんですね [教授として培った知識と自らの経験で。 少しでも長く持たせようとしているだろう。 それは"ひとりめ"についてのケースからも明らかで。
感心するような一言は、妙に冷えて室内に響く。 理解はできるが納得していないと伝わるだろう露骨さ。]
(327) 2019/10/11(Fri) 21時半頃
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僕は…娘さんの不満がわかる気がします 眷属なのに血を吸って貰えないって ……想像するよりずっと、辛いことなんですよ
自分の価値を否定されてるみたいな
[実際に彼女がどう思っているかはわからない。>>156 ただ、己がそうだったと添えて続ける。] 僕の主も…ずっと、血を拒んできました 吸ってくれるのは病気になった時や 怪我をした時だけ で やっぱり、不本意な"契約"だったからか 教授が娘さんや奥さんににしたのと同じで 心配して、抑えているのかもしれませんが…
(328) 2019/10/11(Fri) 21時半頃
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……いざ、吸い始めたら…ちゃんと…けど……
[審査も兼ねているなら正しく話すべきだろうが さすがにどんな風に、とは言えず。
じわ、と火照る頬を鎮めるべく、冷えた紅茶を飲み干し。]
(329) 2019/10/11(Fri) 21時半頃
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[氏の話には驚きと、知らなかったことが詰まっていた。 著作や論文からだけでは読み解けぬ様々。 吸血鬼が眷属を持つ理由が吸血に限らぬこと。]
奥様も教授のようにしっかりされていて… 其処迄、管理していたのに やっぱり、だめだったんですか?
──…眷属の最期、って どうなるんでしょう
[気づけばすっかりと寛ぎ、 いつになく饒舌となっていた。 主と違い、何を訊ねても答えが返ってくるのと
氏に対しては、何の気負いもないからだろう。 好かれようと嫌われようと、どう思われようと構わない。]
(330) 2019/10/11(Fri) 21時半頃
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[20年の間に育て損ねた社交性と"他人"への気遣いは 当人にとってどのような思い出か察しながらも 好奇心に抗えず、率直に知りたがる。 勿論、黙されれば追求は其処で止まるが。]
僕は……偶に自分が怖くなるんです 主の傍にいたい、役に立ちたい …それは友人だった頃から少しも変わらないし 今でも大事に思っているのに……
憎らしく、想う瞬間もあって
[ぎゅ、と。絡めた両手を強く握り込む。 微かな震えを押さえるように。]
(331) 2019/10/11(Fri) 22時頃
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ー豚の尻尾ー
[あるんかい。 お菓子屋の社長が持ってこさせた、グミと書いてある包装の。 なるほどたしかにぶたのしっぽと書いてあるようだ]
こんなに…ええとありがとう……
[どうせ豚の尻尾とかうろ覚えの適当語感で言ってるだろう、などと自分の雇い主を疑ったことは反省しよう。 何故か更に多量の菓子類を持たせてくれるらしい少年に少し笑った]
もしかして、 親切なんじゃなくて……
自分が欲しいものを、まわりの人にもあげたいタイプだ
[これは贈り物というよりお裾分けのようだ]
(332) 2019/10/11(Fri) 22時頃
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このまま、傍にいてもいいのか ──…"症状"が悪化する前に 離れた方がいいんじゃないかと
主にとっても…… その方がいいのかも、と
[ぐ、と唇を咬み締める。 脳裏を巡るのは、前日までの"彼"の態度。 今頃こうして、他の眷属と仲良く戯れているのかと
想像するだけで──胸が灼け焦げそうで、 言葉とは裏腹に、今すぐ帰りたい気持ちに駆られ。]
(333) 2019/10/11(Fri) 22時頃
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[傍目には、二日酔いでグロッキー状態みたいな感じだろう (だいたい症状的にも同系統) ソファから頭も上げられない失礼な状態で、 でもまだ、ゆっくりしていってと言ってくれたから無限に痩せ我慢の幕間]
良い聞き手じゃなくてすみませんけど… お話をしてくれませんか
あなたが大好きで、あなたが愛してるもののこと
[残酷な世界や、作り上げた楽園のことでも良いけれど 貴方を本当に愛してくれるアリスのこと?
もっと些細なものならば たとえば新しいお菓子の構想や 本を開いて、純粋に美しい文字を読むときの気持ちを*]
(334) 2019/10/11(Fri) 22時頃
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なんて、教授に言われても困りますよね すみません。 紅茶、もう一杯いただけますか
[取り繕うような一言も、既に手遅れかもしれない。 精一杯の作り笑顔を向けて。]
逆に教授は、そういう心配を することはないんですか?
奥様と違い、娘さんなら、──…
[いつかは巣立ちや別離の時が訪れるのでは。 問いかけの最後を濁したのは、教授を按じてのことでない。 そんなの有り得ぬだろう、と、自らに重ねて思ったから。]*
(335) 2019/10/11(Fri) 22時頃
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蒼佑が家族……?
[首を傾げた彼女の言葉には、ぽかんとした。>>216 眷属は、自ずと吸血鬼と一緒にいる時間が長くなる。 家族である場合も、少なくはないけれど。]
違うよ、家族というわけじゃない。 ……というか、考えたことがなかったな。
[蒼佑のことを彼女は見たことないはずだから。 僕がそう風に思われることを、何かしたんだろうか。
口元に手を当てて考え込みそうになったけど、初めての「おつかい」だと話し始める彼女の声で、我に返る。]
(336) 2019/10/11(Fri) 22時頃
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……なるほど、ね。 ホームドラマでありそうな、仲が良い親子だな。
[彼女の細い指がカップを手に取るのを見て。>>218 僕もカップを目の前の持ち上げれば、冷めかけた紅茶で唇を湿らせながら。
でも、そんなに慕う教授のことを話してる君が 嬉しそうに見えないのは、なんでかな?
[緊張してるから、とは違う気がして。 先を促せば、僕は目を丸くした。>>219 死にかけたところを助けるために眷属にして。 養女にして育てて、ずっと一緒に暮らしてるのに。
血を吸ってないなんて。]
(337) 2019/10/11(Fri) 22時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2019/10/11(Fri) 22時半頃
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[ひとしきり不安を吐き出した彼女の謝罪に。>>222 僕はゆっくり首を横に振った。]
いや、もっと話してくれても構わないよ。 口にすることで、スッキリすることもあるだろうし。
……え。僕の家族の話を聞きたいの?
[思わぬ話題の方向がこちらに向いて。 少しだけ眉尻を下げて、困った顔を。]
……僕の話は、あまり参考にならないと思うけど それでもいいなら。
[さて、どこから話そうか。]
(338) 2019/10/11(Fri) 22時半頃
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僕を育ててくれた家族は、母だったよ。
外で遊んだことはなかったけど、 寝る時にはよく本を読み聞かせてくれたし、 色んな国の言葉を教えてくれた。
母に褒めてもらえるのが嬉しくてね、 小さい僕は必死に覚えたんだ。
[彼女が持ってきた翻訳本を、そっと撫でて目を細めた。 あの頃教えてもらったものは今も、僕の中に息づいてる。]
……そんな僕の母も なぜか吸血鬼については教えてくれなかった。
あの頃の僕は、今の君よりずっと幼かったから 教えるのは早かったのかもしれない。
けど……
(339) 2019/10/11(Fri) 22時半頃
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もしかすると、 母は僕に教えたくなかったのかもしれない。 僕が知ったら、君のように心配しただろうから。
僕が……母の血を吸い続けていいのか、って。
────なんて、 母が亡くなった今では、確かめようのないことだけど。
(340) 2019/10/11(Fri) 22時半頃
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[そこで一旦言葉を切って、彼女を見つめ直す。 察しがよければ、結末の意味はもう気づいてるかもしれない。]
眷属だった母は、毎日のように僕に血を与えてくれた。 その結果、母は病を拗らせて亡くなった。
君が読んだ本に、どこまで載ってたかわからないけど… 眷属は寿命を手に入れる代わり、病にかかる。 そしてそれは、吸血の度に進行していくものだったんだ。
(341) 2019/10/11(Fri) 22時半頃
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[淡々と。けれど一息に話し終えれば、ふぅ、と息を吐き。 渇いた喉をさすって、静かに目を伏せた。]
君が眷属のことを知った上で、 それでも教授のことが心配なら。 一度ちゃんと話してみたほうがいいと思う。
……普通の親子じゃなかった僕からの助言は、 あてにならないかもしれないけど。
[助言なんて、余計なことかもしれないけど。 失くしてしまった後で、何も知らない子どもだったことに嫌悪した。幼い頃の僕に対する、我が儘だ。*]
(342) 2019/10/11(Fri) 22時半頃
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寿命だけじゃなくて、過信して不摂生をしたら、それが祟る日も来るでしょうよ。 たとえば、ニンゲンにとっての食事程の頻度で摂取しなくても生きていられるからって、吸血行為を全くしないまま寿命まで何百年も生きられる訳じゃないでしょう?無機物じゃないんだから。
喉が渇いた時、水を飲んでも渇きが癒されないのが吸血鬼で、それでもニンゲンを噛むのを心が拒否していたなら、別の生物の生き血で我慢するしかないと読みましたよ。
あと300年あるとして、もし途中で貴方が今の眷属を失ったとしたら――貴方が天寿を全うする為には、別のヒロインを迎えるか彼女への想いに殉じてギリギリまで我慢してから数回不味い獣を口にするかしかない。 それとも、飢えで300年を縮めますか?
(343) 2019/10/11(Fri) 22時半頃
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[この問は、自らの主には出来ないものだ。
一度得た眷属の死が訪れたなら。 アオはソラや――もしソラの寿命まで男が耐えたなら次の犬を、我慢して飲むのか。自分と出会う前にそうしていたように。
或いは別の相手を。
想像するだけで痛くて堪らないから、別の吸血鬼の答えで心のどこかを安心させたかった。 どんな答えでも、アオの答えではないから安心など出来る筈もないのだけれど。]
(344) 2019/10/11(Fri) 22時半頃
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[縦に長い居城において、この空間で生活のすべてが完成するのだろうというのはこれまでの短い時間でも観察できた。>>239>>241 だから料理に取り掛かりながらでも家主との会話を続けられる。
包丁の腹で潰したにんにくとすりおろしたしょうがをたっぷりのバターで香りが立つまで炒め、そこにヨーグルトはちみつ漬けの鶏肉を漬け汁ごと加える。
家主はもっと尊大な人物かと思っていたが意外にも協力的で、背後では作業台だった箇所が整えられていた。>>242]
作業着ですか、わかるようなわからないような。 俺が住んでたのは100年以上は前ですけど、既に作務衣も一般市民はあまり着てませんでしたね。着慣れてないし、そもそも頂いても俺じゃ丈が合わない気がするんで、お気持ちだけ。ありがとうございます。
[眷属になる前から男の身長は190cm近くある。 貰っても自分には合わないし、誰かから貰ったものをアオに着せるなど絶対に耐えられないので断った。>>239
鶏肉に火が通ったら今度はトマト缶である。トマト缶とヨーグルトの水分があるので後で足す水は少ない。家主が好みの方の仕上がりだと思う、と答えた。>>242]
(345) 2019/10/11(Fri) 22時半頃
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策を巡らせて相手の退路を断つのは好きですね。 生まれが政治家筋なので、その遺伝子かもしれません。
[この家に米が存在していて良かった。 自宅に常備してあるから失念していたが、この国ではまだ主食として一般的な食材ではない。 自分の準備に抜かりがあったことに少し動揺しつつ、別の鍋で米を炊く。]
長く一緒にいると、勘違いしそうな瞬間もあるから。 己の理性と戦う羽目になるのは相手が主だからかそれ以前に彼個人に対して想うところがあるからなのか……考えるとドツボりそうだから、ここはあまり突っ込まないでくださいね。
診断が目的であって、俺に病を植付けたい訳じゃないでしょう?
[スパイスを投入したら、辺りにカレーの匂いが立ちこめる。 彼の方は作業もひと段落したようだ。>>240 此方に向けられる赤い瞳は宝石のようにうつくしい。>>241なるほど彼は、その見目も創作の中の吸血鬼に似ている。]
(346) 2019/10/11(Fri) 22時半頃
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……いやー……彼が屋根伝いに飛べるなんて話は聞いたことがないし、貴方が特別運動神経がパないだけな気がしますけどね……。
[事も無げに言う態度も人外めいている。>>241 しめじとはまた東洋の文化に染まっている語彙だなと思いながら、しめじの入らないカレーにして良かったと思った。食事が微妙な空気になりそうだ。
パプリカを加えてひと煮立ちして、仕上げに生クリームを入れればバターチキンカレーの完成だ。 弱火で煮込む間にサラダも作って、昼食を完成させれば、今度は吸血鬼らしからぬ、「食事で満たされる」ような反応を目にすることになる。>>242>>243>>244]
(347) 2019/10/11(Fri) 22時半頃
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レストランじゃ、こうして間近で「美味い」って顔が見られませんからね。 気に入って頂けて何よりです。 漬け込みに時間がかかるだけでつくるのは簡単だから、貴方の彼女が帰って来た時に一緒につくれるように、食べたらレシピ書いておきますね。
[数度クリアしている定期診断だが、そう頻繁にある訳ではないので、アオ以外の吸血鬼と食卓を囲むのは久々だ。そもそもアオとですら最近は一緒に食事していない。
アオも今頃誰かとこうして向かい合っているのだろうか。 気になってしまえば家主が絶賛してくれたカレーの味もなんだか砂を噛んでいるようだった。]
(348) 2019/10/11(Fri) 22時半頃
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[微笑んだまま頷いて>>318] まるで恋の詩や映画のおわりのようじゃない? 儚いけれどとても一途で、清廉で とてもあなたらしい、美しいフィナーレだわ [おりこうなしもべ、としての]
(349) 2019/10/11(Fri) 22時半頃
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――それで、俺はクリアできそうですか? 貴方の彼女と比べて依存度はどうでしょう?
依存症が進行している眷属の血は甘いって言いますけど、他の吸血鬼にとっちゃ劇物だからその方法で確かめられはしないんですよね。
[さて、この質問はアウトだろうか。
逢いたい。 早く帰りたい。 触れたい。
――これは眷属の病? 或いは愚かにも想いを拗らせた男の、 *]
(350) 2019/10/11(Fri) 22時半頃
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理想の吸血鬼像…… ロマンティックな方なのかしら ふふ、なんだかあなただけじゃなくて ご主人様も可愛らしい方ね [だからこそ、の 主と、僕 絵に描いたような主従のかたち、なのだろうか とても美しい愛のかたちのうちの一つ] [だけれど]
(351) 2019/10/11(Fri) 22時半頃
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ふふふ、御免なさいね [わずかに拗ねたようなトーンの変化は伝わった>>319 やっぱり、とても愛らしい子] [続く言葉には、そうかしら、とゆるく微笑んだまま>>322] 有難う。 ――あなたの望みも、叶いますように [感謝の言葉を一つと>>324 呪いの言葉を 一つ]
(352) 2019/10/11(Fri) 23時頃
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[意図して眷属を持とうとしない吸血鬼も少なくはないという ――それも伝聞での知識だけれど 二人の絆の深さに相反して、 糧とされる機会が少ないというのも頷ける>>259 事実が、どうなのかはわからないけれど 少なくはない方の吸血鬼ではない女はそう解釈した] [けれど] [それはとてもとても、大事にされすぎて。 ――どちらにしろ 依存に至ってしまいそうな、危うさ] [それなら]
(353) 2019/10/11(Fri) 23時頃
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[頼まれてないお守りもどさどさーっと用意して。>>332 ツヅラちゃんの言葉に無垢に頷いて]
うん! だっていっぱいあると嬉しいでしょ? 食べきれないほどの美味しいお菓子をいーっぱい! もらえばとっても幸せでしょ? どれから食べようって、わくわくするでしょ?
[うきうきと声を弾ませて、 まるで自分がお菓子を貰ったかのようにはしゃいで]
(354) 2019/10/11(Fri) 23時頃
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[二日酔いはよく分からないけど。>>334 君は貧血だって言うんだもの。>>283 だから、報告書にも貧血だって書こうと思うの。
僕の好きな話を、って君が言うから。 なんだか少しくすぐったい。 でも楽し気に、幸せそうに目を細めてお話しよう]
僕の好きなもの、愛してるもの……? えっと、ええっとね。 知ってるかもだけど僕はお菓子が大好きなんだ。
特に好きなのはキャンディ! ホワイトラビット社を作る前から食べてたの。
[ぽんっと手を合わせて微笑んで。 残酷な世界で分け合ったかつての幸福。>>0:314]
(355) 2019/10/11(Fri) 23時頃
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あなたの方こそ、 とても大切にされているように思えるのだけれど あなたはいま、幸せ? [まるでそうではない、 と言ったようにも聞こえたものだから>>322 微笑んだまま 客人を見つめて、首を傾ぐ*]
(356) 2019/10/11(Fri) 23時頃
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だから僕、お菓子会社を作ったら、 とびきり美味しいキャンディを作ろうって思ったの。 どんなに辛い事があった時も、 一口食べれば笑顔になれる。 そんな素敵な、綺麗な、甘いキャンディ。
――アリスの微笑み。 色んなお菓子を作ったけれど。 やっぱり会社設立当初からあるあのキャンディが好き。
[にこりと、本当に幸せそうに。 愛された子供のように世界の福音を歌い]
(357) 2019/10/11(Fri) 23時頃
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それから、歴史のお話も好き。 リンディン大学にウォルフォード先生って人がいるの。 その人の講義がとっても面白いんだよ。 …、なんだか、居眠りする生徒も多いけど!
僕は五賢帝のお話が好き。>>1:191 血の繋がりじゃなく能力で王位を継承させる。 そんな賢い王様達の話がとっても好き!
ねえ知ってる? 本は読む宝石みたいなんだよ。>>0:510 無機質な文字の羅列も、寄り集まってとても綺麗!
[慈しむように、美しいものの話をする。 ああ、世界は――残酷だけど、美しい。 (だからとても好きだよ、時折涙が溢れるほどに)]
(358) 2019/10/11(Fri) 23時頃
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[幸せに、ただただ無邪気に。 愛しいものの話をしてみせて]
ねえ、ツヅラちゃんの好きなものは何? 僕、ツヅラちゃんの話も聞きたいな。
聞いて、知って、そして理解したい。 この世界の美しさ、その片鱗を。
[ねえ、お願いって。 子供が絵本の読み聞かせをせがむように、 僕はツヅラちゃんに話をせがんだ。*]
(359) 2019/10/11(Fri) 23時頃
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炉の番 チトフは、メモを貼った。
2019/10/11(Fri) 23時頃
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[蒼佑さんはクチキさんの眷属だけれども、 家族というわけではない。>>336
そのクチキさんの返事に、 あたしの胸はチクリと痛んだ。
眷属という血の契りを結んだ事実は、 別に家族であるという証たり得ないのだ。 クチキさんの口振りからそれを感じ、 あたしはさあっと血の気が引くのが分かった。
なんだか、パパとあたしの親子関係が 揺らいだ気がして]
(360) 2019/10/11(Fri) 23時頃
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……ホームドラマ。 そうですね。はは。
[乾いた笑いが出た。 全てを、悪い方向に捉えてしまう。
演技じゃない。偽物じゃない。ドラマじゃない。 あたしとパパの、家族の絆はホンモノなんだ。
だというのに、どうしてこんなに膝が がくがくと震えてしまうんだろう。 どうして、クチキさんと目を合わせることが できないのだろう]
(361) 2019/10/11(Fri) 23時頃
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毎日、血を……?
[クチキさんの実の母は、 息子であるクチキさんに 毎日血を分け与えていたという。
普通の親子じゃなかった>>342、と クチキさんは淡々と語る。 けれど、あたしは胸が痛んで仕方ないのだ。
“本当の家族じゃないから、 パパは血を吸ってくれないの?”
思考が堂々巡りをする。 考えないようにしていた可能性が、 頭からこびりついて離れなくなる]
(362) 2019/10/11(Fri) 23時頃
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[息子に血を分け与え、病の末に亡くなる。 ――なんという母の献身だろうか!
それに比べて、あたしはどうだろう。 “本当の家族”としての責務を、 あたしは果たしているのだろうか。
もしかしたら。あたしとパパは、 本当の家族になれていないのではないか。
……だとしたら、あたしは]
(363) 2019/10/11(Fri) 23時頃
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そう……ですね。 話し合った方がいいのかもしれません。
あたしは、少なくとも クチキさんのお母さんのように 眷属としての義務を果たしていない。
[一気に、紅茶を飲み干す]
(364) 2019/10/11(Fri) 23時頃
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あたしは、あのとき父に血を吸われて 眷属になっていなければ、 とっくのとうに死んでいたんです。
あたしの命は、父のもの同然ですから。 ……だから。
[空になったティーカップを置き、 あたしはようやくクチキさんの目を見つめた。 吸い込まれそうな、黒曜石の瞳]
(365) 2019/10/11(Fri) 23時頃
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ごめんなさい。 亡くなったお母さんのことを、 根掘り葉掘り聞いてしまって。
でもね、あたし。
きっとクチキさんのお母さんは しあわせだったと思うんです。
愛する家族のため。 献身の果てに息絶える。 その行動は、きっと眷属の本能に刻まれている。
(366) 2019/10/11(Fri) 23時頃
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だって、あたし。 こんなにも亡くなったクチキさんのお母さんが “羨ましい”んです。
眷属としての義務を果たしていないあたしより、 余程立派だわ。
[ぽろり、とあたしの頬をひとつぶの涙が零れ落ちる。 あたしはそれを拭うことなく、 じっとクチキさんを見つめている]
(367) 2019/10/11(Fri) 23時頃
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(ねえ、パパ)
(368) 2019/10/11(Fri) 23時頃
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(あたしたちは本当の家族にならなくちゃいけない)*
(369) 2019/10/11(Fri) 23時頃
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独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/10/11(Fri) 23時半頃
炉の番 チトフは、メモを貼った。
2019/10/11(Fri) 23時半頃
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自信か。あったようで、なかったような。
[セイルズは苦笑して小さく肩を竦める。 写真たての中の娘は笑ってくれているが その姿を思い描いて彼女を拾ったわけではない。
珈琲の液面を見下ろし、 少し思考の海に溺れそうになってから、 客人の言葉に耳を傾ける。
立場上、どうしても相手の主人に感情移入して その話を聞いてしまうが>>326 どこまでを思考開示すべきかを考えあぐね、 その時は「なるほど」と指を組んで 相槌を打つに留まった。]
(370) 2019/10/11(Fri) 23時半頃
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[感心するような一言はどこかそっけない。 血を飲ませたがる眷属たちは 血を飲まない吸血鬼を厭うことを知っている。 それでもセイルズは、少しだけ微笑を曇らせた。]
君たちには、そう思えてしまうんだね。
[相槌をうち、 普段から主人への不満を抱えていそうな少年が 日焼けしていない頬を赤く染めるのを眺めて 珈琲を啜り改めて微笑んだ。>>329
初々しいことだ、という単なる感想は さすがに頭の中にしまっておくことにした。]
(371) 2019/10/11(Fri) 23時半頃
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[そう話しているうちに、 「何でも話して大丈夫」>>331と思われたか あるいは緊張の糸が解れたのか たどたどしかった言葉遣いが滑らかになっていく。
これまで様々な眷属に様々な質問をされてきたが 妻の最期を問われるのは、さすがに初めてだ。
けれども、黙すことはなく 少年の独白にひととおり耳を傾け、相槌を打って]
とんでもない。 思ったことは何でも言ってくれればいいさ。 ――僕にとっても、思考する良い機会だ。
[作り笑いを見て、セイルズは穏やかに言葉を返した。 冷めてしまった紅茶を淹れなおそうとしながら>>334 ぽつぽつと、言葉を返していく。>>330]
(372) 2019/10/11(Fri) 23時半頃
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僕が知っている一番身近な眷属―― 妻は、その最期に僕に「殺してほしい」と言った。
[雨の匂いが鼻を掠めた、気がする。 気を紛らわすようにティーカップに湯を注いだ。]
もっと血を飲んでほしい。愛してほしい。 他の人に会わないでほしい。
そういいながら自分の体を傷つけた。 僕が血を飲み干せば、ずっと一緒にいられると 僕の役にたてると言ってね
(373) 2019/10/11(Fri) 23時半頃
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僕は彼女から体を傷つけられる何もかもを奪った。 ――――雨が降る夜だった。 口論のすえに家を飛び出した彼女は、 車に轢かれ死んだ。 ……故意だったのか、不運だったのか僕にもわからない。 彼女は最期まで僕に血を飲ませようとしたよ。 「私の血がないと駄目でしょう?」って 妻の名を必死に呼ぶ僕だけを見て…… ……満足そうに笑っていた。
[声が少し震える。 首からかけたリングネックレスに手を伸ばしかけ、 瞑目して軽く息を吐き、首を横に振る。]
(374) 2019/10/11(Fri) 23時半頃
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君たちは主人の役に立つことを考えるが、 血を飲まれなければ役立たずだと自分を責めるが…… 君たちがいきて、隣にいて、笑っていてくれるだけで 僕らの心を満たすことがあるのを知らない。
あるいはすっかりと忘れてしまうね。 血など吸わなくとも確かに 団欒があり、愛や情があったことを。
……僕らがそう作り変えてしまうのかな。 君たちの血を汚して、 人間だった君たちを、そうでなくしてしまうからか。
テセウスの船ではない、と信じたいところだが、……
(375) 2019/10/11(Fri) 23時半頃
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[アルブレヒト氏を謝らせるに至る事象が思い当たらなくて>>312 心配げに見つめるも束の間。
そうは言っても職業柄、会話をする事には長けているのだろう。 気に止める事もなく、話は続いていく。]
お招きいただきまして、ありがとうございます。
[おとうさんと違うかおの、 大人の男の人。 紅茶を注ぐ動作も、仕草も
常に側に在る小さな手とはずいぶんと違う。]
(376) 2019/10/11(Fri) 23時半頃
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[君たち、と言い、少し咎めるような口調になったのは まだ、妻の事件が風化していないからだが、 吸血鬼教授は次いで、「すまないね」と謝罪し しっかり砂糖とミルクを溶かした紅茶を差し出し 少しぎこちなく笑った。]
すまない。君に愚痴ったところで、 どうにもならないことだが まあ年寄りのぼやきとして流してほしい。
…………
離れたほうがいいんじゃないか――……>>334 ……何度も、それは思ったことがある。
娘に君のように思われているかもしれない、 という不安も、何度も抱えたことがある。
(377) 2019/10/11(Fri) 23時半頃
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お土産?よろしいのですか? 嬉しい。ありがとうございます。
お子さん、とってもお上手なんですね
[置かれた蝋燭は不恰好なものから、 最近作られたであろうものはずいぶんと成長が見られるもの。
1番気に入ったのは、ちょっぴり不細工だけど可愛い白兎。 年季の入り具合からして古いものではありそう。 会社のロゴのウサギみたいに白くて チトフを思いだすみたい。
つん、と鼻をつついて 作者はどんな子かな、って思いを馳せ]
(378) 2019/10/11(Fri) 23時半頃
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アルブレヒト医師の内心はわからないけれど 僕はね、
娘に幸せになってほしい、 良い人と結婚して人並みに生きて欲しい、 そう思うくせに…… 19にもなって反抗期がやってこないあの子を 心底心配して、家から追い出さなきゃいけないか悩んで
もし家から出て行ってしまったら悲しいだとか…… 僕が、寂しいだとか……
そういういろいろをひっくるめて考えて 結局、彼女と一緒に過ごす生活に安住してしまう。 そういう情けない男だよ。
(379) 2019/10/11(Fri) 23時半頃
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[封をした彼からの贈り物を、紙バッグの上から優しく撫で 重くなりがちな空気を茶化すようにそう言った。 指を組み、人となりをよく知らぬ医師に思いを馳せる。
疑心暗鬼は、眷属の病を進行させるから できるだけ病を深めることなく すっきりした顔で帰路についてほしいと そう思い、こう投げかける。]
……400年生きていてすらこうなんだ。 アルブレヒト医師がどれだけ老成しているか 僕にはわからないが…… ……君の話を聞くに……
君が黙って出ていってしまえば、きっと寂しい。 けれど、君が病で壊れてしまうのは恐ろしい。 そう思うんじゃないかな。
(380) 2019/10/11(Fri) 23時半頃
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[けれどその人物が、けんぞくであると知れば 自らを顧みることになって。
……この人も、あんなこと なんて想像してしまえば
……ああ、
心臓の辺りがざわざわ疼く。 くるしくて、触れてほしくて、イタくて痛くてあまくてく
だめ、 勝手に瞳を揺らしてはいけない。
私はいま、彼の役に立つための お仕事の途中なのだから]
(381) 2019/10/11(Fri) 23時半頃
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[そこまでを語り、苦笑する。]
信じるかどうかは君次第だ。 合っているかもわからないし。
とはいえ……
一度、主人とただ一緒に 食卓でも囲んでみるのをおすすめするよ。 吸血じゃなくて普通の食卓を。
[ちらりと時計を一瞥すれば、 そろそろ陽も傾く時刻。 セイルズはフェルゼに 「時間は大丈夫かな?」と投げかけながら 思い出したように、こういった。]
(382) 2019/10/11(Fri) 23時半頃
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……そういえば。 お守りのようなものだけれど 僕はここに来た眷族皆に聞くことにしているんだ。
フェルゼ君。 100年後、君はどう生きていたい?
[どう答えてもいい。 思いつかなくてもいい、と、吸血鬼教授は添えて 微笑んで指を組んだ。*]
(383) 2019/10/11(Fri) 23時半頃
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ああ、なんとなくわかるな どれから手をつけようかっていう選べる幸せ?
[それにしたって大量のお菓子。>>354 皮の下がすぐ骨と筋肉、みたいな代謝の良い少女期とは違うので
生活習慣病と無縁の生命体になってるとはいえ、皮下脂肪の蓄えすぎには気をつけねばと心したのは、後日の話 大人はつらいよ]
(384) 2019/10/11(Fri) 23時半頃
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アリスの微笑み……あれ 美味いですね
[キャンディについて幸せそうに語る声は 耳鳴りのノイズの向こうからもよく聴こえてきた。 半分以上は目を閉じて聞いていたけど、 歴史のお話に話が飛べば、意外そうに眉をあげたり]
大学が面白いとこ その発想、なかった
[高等教育を受けたことがないので、いまいち想像がつきにくい。 本が宝石のようと聞けば こんなところに共通点、と]
(385) 2019/10/11(Fri) 23時半頃
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独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/10/12(Sat) 00時頃
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……はい。
チトフは変わりなく、元気で可愛いらしくて わたしのこと、愛してくれて
[注いでくれた紅茶は>>313 子供じゃないけど、なんだか苦く感じるのは 社長が好む甘すぎる程のそれに慣れ過ぎたせいか。
砂糖をくるくる、回しながら 紅茶に浮かぶは白兎の]
(386) 2019/10/12(Sat) 00時頃
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[くるくる、くるくる]
ずっと一緒ねって、離れないでって …………あれ、
どうしよう、私、チトフと離れてる 寂しいって泣いてるかもしれない
血をあげなきゃ、 私……っ
[カタン。
机に置いたティーカップが揺れた音で 漸く、我を取り戻す]
(387) 2019/10/12(Sat) 00時頃
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[彼女に語った終焉が、美しいものだと言うなら>>349 それはきっと、主人のために描いた夢だから。
生きることを望んだ 生き続けたいと、あの日縋った
そこから貰った"今"は 誰のためでもなく、彼のもの
でもそれを願ったのは 紛れもなく自分]
(388) 2019/10/12(Sat) 00時頃
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[だからこれは"自己満足" 彼のためという題名の、自分のための物語]
(389) 2019/10/12(Sat) 00時頃
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[そしてカシスの苦味が口から消える頃 貰った言葉>>352へ、同じ言葉を重ね]
ありがとうございます
[あくまでも自分の望み 彼の望みはといえば、知らない
この場で当たり前のように発した 好きと言う言葉すら、伝えたことはない。
執着を知られることが 夢の終わりを迎えることが怖くて]
(390) 2019/10/12(Sat) 00時頃
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[そのくせ、この状態は>>353>>356
不幸というにはあまりにも甘く 幸せというには苦すぎるから]
はい、──きっと
後になって"幸せだった"と 思うくらいには幸せ、です。
私は我儘ですから 叶えば叶うほど、次が欲しくなるので 今はまだ、わからないんだと思います
[今が過ぎ去り、過去になったとき 苦さも甘さの一部として見えるはず
そんな"幸せ"だと答えて、グラスを置き]
(391) 2019/10/12(Sat) 00時頃
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[時計を見れば、そろそろ帰る時間。 ぺこりと頭を下げ、姿勢を正して]
あぁ、そろそろですね
──ごちそうさまでした お話できて、とても楽しかったです
[カレー、食べてくださいね。と付け加え 終わりが近づいたことを伝えるのだった**]
(392) 2019/10/12(Sat) 00時頃
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お見苦しいものを…… 大変、失礼致しました!
[どうしよう。 とても失礼な事をしてしまった。
頭を下げ、瞳はさらに揺れ動く。
きっとそれは正しく、ひたすら正しく辿る 眷属の道行き。 ――あなたの、けんぞくも、もしかしたら?
氏は怒っただろうか、それとも驚いた? 顔が見れなくて、あたまを下げたまま*]
(393) 2019/10/12(Sat) 00時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2019/10/12(Sat) 00時頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2019/10/12(Sat) 00時頃
炉の番 チトフは、メモを貼った。
2019/10/12(Sat) 00時頃
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私、?
[目を開けて、たしか1世紀以上は生きているはずの少年をぼんやり眺めた。 手を伸ばしてもう一度頭を撫でてみる。 その指は時間が経つほど震えが強くなっていたけど 貧血です、貧血]
好きなことしか、して生きてきてないからな……
(394) 2019/10/12(Sat) 00時頃
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[色々ある。色々あるけど]
…レコード盤に、針を置く瞬間 眠っていた音楽が起きる音がするんです
……曇ったカトラリをピカピカの銀色に磨くこと 汚れをやっつけた、ざまあ、って
烟草を吸えないところでこっそり舐める飴玉も、好きですよ 舌が甘くなってしばらく余韻が残るし
それから 寝不足の夜明け前、バルコニーで見る空の色 星がまだたくさん残ってて その空の際がだんだん紫色になるの、すごく綺麗で
[色々ありすぎて]
(395) 2019/10/12(Sat) 00時頃
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[レシピにないことをして、その料理が好評を得ること
本の読み聞かせ 目でしか見てなかったものが、聴覚に届く言葉になる感覚
オーロラの景色、夜の色 ドキドキして、時間が止まったように感じるくらい魅入られる
あとは、髪を いじることとか。動物はだいたいグルーミングが好きなのだ
変な味の臭いチーズ、スパイシーな香辛料、紅茶や花の薫り 蜜蝋の蝋燭 甘ったるいデザート]
(396) 2019/10/12(Sat) 00時頃
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[>>343百年以上生きているだけありソウスケは博識であるようだ。 甘露の様な血を覚えてしまう前と後では、 他の生物の血の味は酷く異なってしまう。
"吸血鬼"の矜持の問題で"吸血"行為は減らしたい。 まだ十年程度共にあるだけである。 我慢しきれないわけではないが、 >>344百年も甘露の様な血を覚えた『朽木 青』は 我慢しきれるだろうかと逆に問うてみたくもなる]
『さて、先のことは未だ考えてはおらぬよ。 精々がクソの様な体験を減らし、 300年を200年、100年と縮める程度だろう』
[その時、ジャーディんはそう答えた]
(397) 2019/10/12(Sat) 00時頃
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[>>345手際よく料理をする音を聞きながら、 残念ながら作務衣は断られた。 >>346あまり突かないで欲しいと言う言葉も、 病を恐れていることは伝わってくるものだ。
言葉の駆け引きも手練れであり、 >>348料理の腕前は職人級。 拘りが強いのかもしれないなと納得して]
(398) 2019/10/12(Sat) 00時頃
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[途切れ途切れ、一つずつ 時間が来るまで 私の”世界”の美しさを**]
(399) 2019/10/12(Sat) 00時頃
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『運動も慣れだ 料理と同じで飛び方を知れば飛べる 基礎スペックは高いはずだし 恐らくは必要ではなかったのだろう。
大衆レストランならば見れると思うがな 大きなところでは厨房と離れているが、 街にある店の中にはカウンター席と いくつかのテーブル席、 厨房はカウンター席を挟んで見える…… という作りもある』
[その時は確かそう伝えた。 >>348レシピも教えてくれたので個人的な点数が高い。
食事は趣味であり、米を揃えているのも趣味だからだ。 ただ時折上の空とまではいかないが 何かを気にしている節はあるようであった]
(400) 2019/10/12(Sat) 00時頃
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さて、俺の眷属の進行度は正直分からないものだ あれの生き方は俺が仕込んだものだからな 元々依存していれば依存症になっても気づくまい
[>>350食事を終え、これまでの対話を反芻しながらそう返す。
早く帰らせろという念を強く感じる。 言葉の中身だけではなく、視線の動きや気配からそう感じただけである。 あくまでも伝えるのは客観であり、 項目をチェックしていきいくつか捕捉で言葉を綴るのみ]
(401) 2019/10/12(Sat) 00時頃
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その判断は判断役がするものだ 俺は与り知らぬし依存度は蒼佑が一番気づいているだろう
それと態々毒を喰らうのは拷問だな 他の吸血鬼因子に感染している眷属の血は劇物なだけだ 調べるなら主人が甘さを客観的に伝えるしかないな
[その時、客観的に答える主人はいるだろうか。 少なからず誤魔化してしまうのではないだろうか。
何れにしても――]
カレーは馳走になったな 洗い物くらいは俺がやろう そう言えば家は遠いのか?
[最後に"問い"かけたのは早く帰りたいかどうか問うものであった*]
(402) 2019/10/12(Sat) 00時頃
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独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/10/12(Sat) 00時半頃
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そう ならよかった ふふ、やっぱりあなたは偉い子ね [やっぱり、とっても愛らしい子>>391 おりこうな客人の答えに、紅い唇は満足げに微笑んだ] そうね、ずいぶんお喋りしちゃったわ 有難うメルヤさん、 私も と〜〜〜っても楽しかった [具合が悪いところはない?平気?などと訊ねて]
(403) 2019/10/12(Sat) 00時半頃
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[残りのお菓子もよかったら持って行って、なんて 箱と紙袋を差し出したりして 白杖の音を響かせ 玄関ホールまでお見送りに] ジャーディンさんにお伝えしておいて。 今日の“おつかい”は花丸でした、って [最後にこっそり、そう囁いて お客様を送り出そう] [願わくば、 今日望んだままのあなたで いつまでも長く居られるよう]
(404) 2019/10/12(Sat) 00時半頃
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あ、待って。 [いちど送り出した客人を、再度呼び止める] よかったらこれも持っていって 頂いたものなんだけど、うちでは使わないから―― [そう言って女が差し出すのは、 なにやらそう大きくはない桐の箱 おりこうなお客様なら、 表面に書かれた文字もしっかり読めることでしょう ――『炊き込みご飯の素・しめじ』** ]
(405) 2019/10/12(Sat) 00時半頃
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[他者の眷属、と一口に括ってみるも、彼女は依存症を患っていると同時に、別のものにも囚われているようだった。
過去なのか今なのか、ナニカなのかダレカなのか。 ゴシップを好まない身としては一旦頭から追い出して。]
うちのがアリスさんの為に用意したんだ。 受け取って貰えなければ困ってしまう。
どうぞ。
[冗句めかして告げれば、傍らから取り出すのは小さな箱。 ビロードの色をしたラッピングに白いリボン。 丸いカーブは白兎の耳を模して縦に長い。]
(406) 2019/10/12(Sat) 00時半頃
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[同居人から預かったものを不器用ながら包装して整えたのは己だ。 中身はクリスマスを彩るキャンドルたち。>>1:311
年頃の女性への贈り物として正しいのかは分からない。 もしかしたら、己が彼女を子供の印象で覚えていたように、彼も己と大差ない認識でいたのかもしれない。 二十年も一緒にいると自然と似てくるものであるから。
ただ、彼女は小さな白兎贔屓。 愛らしいものを好むなら的はそれほど離れていまい。
――― 彼女の聖夜になにがあったかは知らぬまま。]
(407) 2019/10/12(Sat) 00時半頃
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……?
[最初は不意に訪れた沈黙の意味を計りかねた。
己は老人も病人も五万と診ているが、自身が隷属させた眷属は初めて見る。それゆえの違和感だろうと当たりを付けても、彼女から失われる平静は徐々に表面化し。]
アリスさん、
[思い詰めたような、耐え難い何かを堪えるような。 そんな気配が彼女から膨らむ。
そして、見透かされるような視線が居た堪れない。 彼女も己も外見通りの年齢ではないが、少なくとも己の感性は三十路絡みの中年だ。妙齢の女性の妖しい視線に、なにも察せないほど幼くない。]
(408) 2019/10/12(Sat) 00時半頃
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[何を考えているのか。 なんとなく分からぬでもない。]
………、
[己の眼に焼き付く視線とだぶらせ ――――、 直ぐに中てられかけた頭を振った。]
(409) 2019/10/12(Sat) 00時半頃
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……アリスさん、
[もう一度彼女の名前を呼ぶと、一度は取り繕ったものが壊れて再び零れた。しかも、今度は激しく。 彼女の依存段階では、自己を律するにしても限界があるのだろう。]
構いませんよ、私が聞いたんです。 貴女とMr.ホワイトのこと。
[刺激となるような否定の言葉を避け、責任を貰い受ける。 無論、その程度で落ち着くとは思っていないし、己にカウンセラーの資格はないが。]
(410) 2019/10/12(Sat) 01時頃
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日々に不安や不満はないかい。 怖いことや、苦しいことは。
[今は恐慌からすぐに戻ってこれたが、安定していないのは目にも明らかだった。吐き出させてしまうように静かに紡ぎ、ゆっくりと足を組み替える。 彼女を慰めるために腕を伸ばすことはやぶさかでないが、多分、この五指では大きすぎる。]
―――― 貴女が気に病むことではない。 その衝動に抗える眷属はいません。
(411) 2019/10/12(Sat) 01時頃
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あなたの所為では、ないから。
[視線を彼女から外して床に捨てた。 労わる心算が、言い聞かせるように硬い声が出た。
言い聞かせる相手は、彼女と己と。 眷属の依存に心が伴うか、など。 議論せずとも知っているのに。*]
(412) 2019/10/12(Sat) 01時頃
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[本人は謙遜してみせたが、確かに耳にした。 氏の、吸血鬼としての不遜。>>232 このまま死ぬよりは、別の病を患ってでも 生きた方がましだろうと。
あるいはやり直したかったのかもしれない。>>231 そう感じるのは、一人目の末路を知った後。]
……我慢、していたんですね 教授だけでなく奥様も
[彼女を生き長らえさせるためとはいえ、 始めこそ貧血しそうなくらいに求めてくれた夫が 徐々に吸血の頻度が下がれば、どう思うか。>>236
写真立てに並ぶ聡明な美人に一瞥を向ける。 出会ったことすらない彼女に心から共感を覚えるのは 既に己は、その手段を使っているから。]
(413) 2019/10/12(Sat) 01時頃
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[──同時に、思い知る。 この身体に流れる血の穢れの濃さを。 氏がまだ、彼女の死を吹っ切れていないこと。
唯一無二の、すべてを捧げた夫の腕の中で、 彼女がどれだけ幸せに逝ったか理解していない。]
教授にとっては辛い思い出、でしょうが 僕には解ります。奥様の気持ちが
[死んだ瞬間より、今の方が余程 未練を抱えているかも、とは流石に口にせず。]
(414) 2019/10/12(Sat) 01時頃
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[ジャーディンにどんな答えを期待していたのか、問いながらも男自身わかってはいなかった。 彼は本当に先を考えていないのかそれとも明言を避けたいのか、ただ「次を探す」とあっさり言われなかったことは、幾分救われた気がした。>>397
主に憂いのない日々を過ごして欲しい、不味いものを口にして欲しくないというのは本音でも、同時に自分の「次」など持って欲しくないと駄々を捏ねたいのが眷属といういきものである。 見ず知らずの彼女に今のジャーディンの台詞を聞かせる機会は多分訪れないだろうけれど、自分の死によって主が余命を縮める程のショックを受けるだろうと予想していることをもし知る機会があれば、死ぬ時にもきっと心の深い一部は満たされていることだろう。]
(415) 2019/10/12(Sat) 01時頃
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作家なのに屋根を伝い飛びする必要がある人生ってのがまず驚きですけどね。
[>>400アオが闇夜にすごい跳躍力を見せる想像をしようとしたが、どうにもイメージが沸かなくて失敗した。
レストランの種類にも詳しい作家には「その前に俺ガラス職人なんで」と苦笑したものだ。 誉め言葉は素直に受け取っておいて、レシピを先程自分達の漢字を書いた紙の裏に書いておく。 スパイスは調合を間違えると事故になるので「ルー半箱」と簡略化したものを残しておけば安心だろう。]
(416) 2019/10/12(Sat) 01時頃
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依存するように生き方を仕込んだ……? それなら確かに自分が発症した時にそのショックで進行を加速させるのを防げるかもしれないけど、
[>>401自覚なく逝くのはこれまでの自分とのギャップに苦しむことがない点では幸せかもしれないけれど]
長生きとは対極にありそうですね。
[それでもその人生しか知らない(記憶喪失だというのを鵜呑みにしている)のなら、衒いなく主だけを「好き」になれて幸せなのだろうか。
意図的にそうすることを避けてきた自らの100年が、とても惜しいことをしてきた日々に急に思えて来て胸が苦しくなった。]
(417) 2019/10/12(Sat) 01時頃
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[片づけはありがたく任せて、シャツガーターを外す。
定期診断は判断役の裁量で泊りがけになったりするから一応着替えやタオルなどもスーツケースに入れてきたけれど、早く帰りたい気持ちが身支度をする手に表れた。]
家はそうですね、最近は麓まで電車が走るようになったんで、そこからの山登り含めて1時間ちょいくらいかな。
[車が通れない道ではない。 貧乏でもない。 言いながらも、心はタクシーを拾って飛ばして貰うと決めている。
早く帰りたい意思が言葉の端に滲んでいることに気づいても、取り繕うことは出来なかった。]
(418) 2019/10/12(Sat) 01時頃
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……デザートも作った方が良いですか?
[もう帰ってもいいですか?と聞かなかったのは我ながらよく耐えたと思う。**]
(419) 2019/10/12(Sat) 01時頃
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[彼女の顔色が変わっていき。>>360 怯えたように目が合わなくなる。>>361 僕には、その理由がわからない。
どちらも、親に教えてもらえなかった子どもだけど。 あくまで僕は吸血鬼であり。 彼女はやはり、眷属だった。>>364]
…………。
[ようやく合った、彼女の瞳。>>365 さっきまでと違うその色に、僕は少しだけ目を瞠って。
嬉しいような悲しいような、何とも言えない気持ちになる。]
(420) 2019/10/12(Sat) 01時頃
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……君は、母をしあわせだったと言うんだね。
僕は吸血鬼だけど、 眷属の義務なんて果たしてほしいとは思わないし。 立派な眷属なんて、求めていない。
でもそれじゃあ、 君たちは納得しないんだろうな。
[蒼佑にしても彼女にしても。 求められないことが、眷属にはひどく堪えるらしい。 そもそも。その献身も、眷属の本能も、吸血によって植え付けられたものかもしれないのに。
そんな否定も、静かに零れる彼女の涙の前にすると。 僕は何も言えず、口を閉じた。]
(421) 2019/10/12(Sat) 01時頃
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[代わりに口にするのもまた、 これまで抱え続けてきた鬱憤。 本来、ぶつけるべき人物はここにいないのに。] でも、あなたたちは信じないでしょう 僕らの気持ちを、情をどれだけ訴えても そうやって全部、血が生むものだと片付けてしまう 信じてくれないから、… 血を捧げることでしか実感できないんです
必要とされてると……傍に、いてもいいって
[この瞬間も、脳裏にリフレインする。 重苦しい溜息。煩わしそうな視線。 いつかの夜に聞いた、断絶の台詞。>>0:276
何も言ってくれないから、信じてくれないから こっちは身体に聞くしかない。 理性の届かぬ本能に訴えかけることの何が悪いのか。]
(422) 2019/10/12(Sat) 01時頃
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……ごめんなさい、これは八つ当たりです 僕らと言ったけど娘さんの本音は解らないし
教授は眷属想いの、立派な吸血鬼だと思います
[愚痴だと自嘲し、何を言っても受け止めてくれる 氏の態度に甘え過ぎたと、銀糸を垂れ 誰に対しての文句かは言わずもがなだろう、 続くフォローに、眉を下げた。>>380>>382
元より、彼の評価を下げたくなくてここへ来たのに。 厄介な眷属を抱えているなんて、 想われたくなかったのに。]
(423) 2019/10/12(Sat) 01時頃
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[静かに立ち上がって。 黙ったまま、彼女の前へハンカチを置く。
そうして、テーブルに置いたままの翻訳本を手に取り。 裏表紙を捲ったところに、ペンを走らよう。 約束していたサインを終えれば、本を彼女へ返しながら。]
今日、君と話ができてよかったよ。 それと、母さんを立派だと褒めてくれてありがとう。
……母さんと過ごしてた時間は あの頃の僕にとっても、”しあわせ”だったんだ。
[僕にとって、ただひとつわかっている真実を明かし。]
(424) 2019/10/12(Sat) 01時頃
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どうか、教授と君もしあわせであることを願うよ。 「おつかい」おつかれさま。
[定期健診の終わりを告げよう。
ミルフィ・ウォルフォードは現状『問題なし』。 彼女の帰宅後については、管轄外だ。*]
(425) 2019/10/12(Sat) 01時頃
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[みるみると自己中毒に陥る悪癖へ、 優しい一言が降ってきて、顔を上げる。 我ながら情けない表情を曝している気がした。
あれだけ文句と不満をぶちまけて、尚 心は既に、白亜の建物に向かっている。 彼が淹れる苦くて不味い珈琲の味を恋しがりながら お代わりの紅茶をゆっくりと胃に収めて。]
お守り、ですか…? 100年後のことは、想像がつきませんが……
僕の生きる指針は、20年前から変わりません
[暫し考えた後、答えは黙して、ただ、頷いた。 それがお守りとなるか否かは 叶えられる相手次第であるから。]
(426) 2019/10/12(Sat) 01時頃
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[他にももっと、例えば学生時代の彼のことや 奥様との馴れ初めも聞きたかったが 気づけば随分と時間が経っていた。 ──平然と座っているのも限界に近い。]
貴重なお話をありがとうございました また、お会いできる日を楽しみにしています
[審査の結果も、"次"の機会の有無もさておき。 この瞬間の素直な感想と共、別れの握手は此方から。]*
(427) 2019/10/12(Sat) 01時頃
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[それから。
話が一段落した気配を察してか。 部屋の隅のクッションでそわそわしているソラの、待て、を解いてやれば。 尻尾を振って駆け寄ってきて、早速彼女の足元に懐こうとする様子に、苦笑しながら。]
……ところで。 たくさん喋って、お腹空かないかい?
[紅茶のカップを下げながら、彼女に問いかけた。]
(428) 2019/10/12(Sat) 01時半頃
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サンドウィッチがあるんだけど、 もしよければ食べていってほしい。
蒼佑が焼いていったタンドリーチキンと ロメインレタスを挟んだやつなんだけどね。 僕一人じゃ食べきれないんだ。
[髭面のおっさんの手料理でもいいかな、と一応確認を添えて。 都合が悪かったり、食べきれず余るようなら、いっそ教授の分まで包んで持って帰ってもらおうか。**]
(429) 2019/10/12(Sat) 01時半頃
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[>>415「次を探す」ことができる吸血鬼ならば、 最初から複数の眷属を飼っているだろう。
吸血鬼であれ眷属であれ人間であれ、 生きているのは「今」なのだ]
上から見下ろした方がな 色々なものが見えやすいものだ
[>>416実際に見た方が描写も捗るというものだ。 最近ではドローンなどもあるようだが、 自分の眼で見たものはまた違うと思っている]
(430) 2019/10/12(Sat) 02時頃
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[ガラス職人と聞くと手を打った。 忘れていたわけではないが、 美味い飯を食わせてもらった方が鮮明に残っている。
蒼佑との話はなかなか探り合いがあり面白い >>417長生きとは無縁というがそれはどうだろうか。 どうすれば長く持つのかなど 恐らくどの吸血鬼も研究していまい。
どうすれば長生きするか、 誰も知らぬのだから自分なりの方法を試すしかない。
二人の青が上手くいったからと言って、 己が眷属がそれで上手くいく試しはないのだ]
(431) 2019/10/12(Sat) 02時頃
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[>>418食器を洗いながら徒然と考え、 家の場所を聞けばかなりの距離があるようだった]
山登りで一時間だと早い方が良いだろう デザートを作っている時間はあるのか?
[>>419小さく笑みを零してその裁量は任せることにした。 デザートを用意してくれるならば頼むとしよう。 その間に土産にヒグマカレーの残りを 良ければと用意したりして、 「診断」は終わりだと暗に伝える*]
(432) 2019/10/12(Sat) 02時頃
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[そういえばプレゼントなんて あの屋敷へ来て以来、 他の誰かから貰った事なんて無かったように思う。 ――他の誰か。 当然のように、主人はその他には含まれる事はない。
幼いころなら、 ―――屋敷でなら? 喜んで今すぐにでも封を切っていたかもしれないけれど、 大人はそんなことしない。]
ありがとうございます。 同居人様にもどうか御礼をお伝え下さい。
[許されるのならば、お手紙を書いて、 可愛らしい蝋燭をありがとう、 今度はこちらへ遊びに来てください、って
しなきゃ、いけなかったのに]
(433) 2019/10/12(Sat) 02時頃
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[なのに、 今の、私は]
いえ、そのようなことはっ なにも、こわくないし不安、な、
……も、 ………………れ? [いけない、また。 どうしてこの喉は使いものにならないのか。 吐く息は荒く。
結局、揺れた瞳からは雫が溢れ落ちた。
救いは、氏が目を逸らした事?>>412 こんなにも無礼で、無様で、 ああ、ああ、…………助けて、
…………誰に?]
(434) 2019/10/12(Sat) 02時頃
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[わたしのせいではない?>>412 わたしは、わたしは、??
言い聞かせるような声色に、肩を震わせて]
……ゎ、 い
こ、…………ぃ
[こわい、なにが? 怖い、こわい。 コワイ。 私がわたしを消していく。
首筋が、胸が、口唇が甘く疼いて 熱くて苦しくて焼き死んでしまいそう。]
(435) 2019/10/12(Sat) 02時頃
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[でもこの声は、 こんな醜態は きっと貴方に届けては、いけないものだった。 だいじな眷属を持つあなたに、こんなもの]
……ん、、ぁ、さ、ぃ
ご、…………ん、ぁ、……ぃ
[仕事をしない喉のかわり、 頭を大きく下げた。
立派な社長秘書なんか居なかった。 ぼろぼろ涙が溢れるから、 急いでこの場所を抜け出そうとした。]
(436) 2019/10/12(Sat) 02時頃
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[白髪の少年が口にした鬱憤に>>414 そして亡き妻へ寄せた共感に、>>413 吸血鬼教授は眼鏡の奥の瞳を少し揺らす。
危険信号だ、と冷静に判断する思考と 切々とした訴えに動揺する心とで 一瞬、言葉に迷った。]
………… 僕らはちゃんと……
[信じているよ、と言い返そうとして、 本当にそうか、という疑念が頭をもたげる。>>422 それから、目の前にいるのが娘ではないことを思い出し、 少し肩の力を抜いた。]
(437) 2019/10/12(Sat) 02時半頃
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……嗚呼。 ちゃんと、受け取れていないのだろうかね。 失いたくないという我が身可愛さに。 君たちの、愛を。
[受け取ったところで 奈落の底に落ちる日が近づくだけだ。 そう奥底で感じているから怖れるのか。 ……愚かなことだ、とセイルズは内心自嘲するが
フェルゼの絹のような白髪が垂れるのを見て、 一旦、思考に蓋をし 「いいんだよ」と穏やかに笑った。]
(438) 2019/10/12(Sat) 02時半頃
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……はは。
互いに文句を言いたい相手は目の前にいないのに 不思議なものだね。 ――いや、だからか。いつもはいえない本音が出る。
勉強になるよ……とても。 むしろありがとうを言わせてほしい。
[それから、小さく肩を竦めて 「立派な吸血鬼」というのを暗に否定した。]
…………それをいうなら、 君のほうがよほど良い眷属だろう。
(439) 2019/10/12(Sat) 02時半頃
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[本当に良い吸血鬼は、一人で死んでいく吸血鬼だけだ。
そういう本音と自嘲はさすがに伏せたまま、 顔を上げたフェルゼと目があった。>>426 恋しがるような表情に、 セイルズの微笑みは自然と穏やかなものになる。
もう終わるからね、という言葉も 頭をなでる手のひらも、そっと押しとどめたが
問いについて考えるフェルゼを少しの間、 わが子のように眺めた後 返された答えに深く頷いた。]
(440) 2019/10/12(Sat) 02時半頃
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いいことだ。 では、それを忘れず胸にしまっておいて。
[そう伝えて、 彼の感想と握手を受け取り、 セイルズも己が手を差し出す。 たおやかな手をそっと、老いた手で握り、離す。]
こちらこそ、今日は来てくれてありがとう。 また会える日を楽しみにしているよ。
君がくれたキャンドル――には及ばないけれど お土産があるんだ。 帰っておやつにでもしておくれ。
(441) 2019/10/12(Sat) 02時半頃
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[握手ののち、 セイルズはそっとフェルゼに紙袋を差し出した。 中には小さいヴィクトリアスポンジケーキが入っている。
尚、彼の主が甘いものや固形物が大丈夫かどうかは 全くもって考慮していない。]
楽しかったよ。 道中、気をつけてお帰り――君と、君の主の家へ。
どうか幸せに。
[そういって、吸血鬼教授は 白いたおやかな眷属を見送ろうとしただろう。*]
(442) 2019/10/12(Sat) 02時半頃
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『”問題なし”
依存症終末期の眷属に興味・共感を示すなど 依存症の兆候がいくらか見られるが 終始受け答えは安定しており、 診断日時点で即座に死に至るほどの病状ではない。
現状に対する不安・葛藤があるようだ。 アルブレヒト氏には眷属とのコミュニケーションを推奨する。』
(443) 2019/10/12(Sat) 02時半頃
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[医師のもとへそんな診断結果が届くのは、 いつになることやら**]
(444) 2019/10/12(Sat) 02時半頃
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[400年も時を経た吸血鬼教授から見れば たかだが20年しか眷属なぞ、赤子に等しかろうに。
真摯に意見を受け止めてくれたことを やや重くなる口と表情に感じて "彼" が、氏を敬う気持ちが分かった気がした。
直後には、己の未熟さを憂い だから本音を明かしてくれないのだろうと気が沈む。]
(445) 2019/10/12(Sat) 02時半頃
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…………め、なさい ごめん、なさい……っ
……おと、さ
[それでも最後はちゃんと ……ねえ、ごあいさつするから。
ごめんなさい、許して下さい。 ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……
ああ、
――ああ、
先生が、おとうさんの、かお]
(446) 2019/10/12(Sat) 03時頃
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[それでもなんとか、笑って別れを告げられた。 良い眷属だと褒められたから。 これで、彼との約束も果たされるだろう、と。]
お土産もありがとうございます 教授もミルフィさんと、お幸せに
……どうか、彼女と奥さんを混同しないであげて
[最後の最後まで差し出口が過ぎたが、 心からの願いだった。 自分の代わりがいると、誰かの代わりだというのは 眷属にとって酷で辛いことだと思うから。]
(447) 2019/10/12(Sat) 03時頃
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[もし、自分がそうなったとしたら───… 想像するだけで内側から灼けつきそうであるし、 可能性ですら耐えられる気がしない。]
(448) 2019/10/12(Sat) 03時頃
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[ともあれ、問題なく審査を終えられたことに安堵して お辞儀を重ねて邸を後にするだろう。
教授が下した診断がやや見誤っていても仕方ない。>>443 氏には知りようのないことだから。 普通の会話が成立したのは、冷静さを保てたのはなぜか。
己が唯一、理性を失い感情を制御できず 顔色を伺い、思うことをうまく吐露できない相手は この世にたったひとりだけ。]
(449) 2019/10/12(Sat) 03時頃
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[診断はちゃんと終えられた? わたしは いいこじゃ なかった。
訪問時間も、バスの時間もちゃんと測れないまま。
ありがとうございましたも、まともな音に出来ないまま
無理矢理引き止められることでもない限り 私はこの地を後にする事に、なるのでしょう。
貴方に向けた二つの眼。 病に蝕まれつつあるこの姿が
貴方に、何を遺すのかは、だれにもわからない**]
(450) 2019/10/12(Sat) 03時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2019/10/12(Sat) 03時頃
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[試されている、と感じた。>>432 ここでムキになってデザートを用意する間過ごせば自分の病の所見を報告される羽目になるかもしれない。 しかしそのままそそくさと帰ればそれもまたやはり強い帰巣本能が病の所見として記されることになるだろう。
一度ゆっくり瞬きをして、それから再びシャツガーターをつけて赤い瞳を振り返る。]
じゃあ、簡単なもので。 洗い物増やしてすみませんね。
[冷蔵庫を開けた時にりんごがあったのは確認済だ。 カレーに使った生クリームが残っている。 生地を焼いたり蒸したりするのは時間がかかるし、材料さえあれば簡単なゼリーはゼラチンや寒天が必要だ。眷属に料理の習慣がなく、外食に慣れている吸血鬼宅に賞味期限が何年もある訳でもないのにある程度まとまった量でしか売っていない製菓材料があるとも思えなかったので確認する手間を省いた。]
(451) 2019/10/12(Sat) 03時半頃
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[りんごの皮をするすると剥き、角切りに。 バターでソテーしてインスタントコーヒーの粉を振りかけた。 そこに泡立てた生クリームをふわっとかければりんごのバターソテー生クリーム添えの完成だ。 因みに生クリームにマスカルポーネチーズを合わせればティラミス風の味わいになるが、マスカルポーネなど製菓くらいにしか使わない消費期限の短い食材が以下略。]
デザートはヒロインが帰って来てからお召し上がりください。 では、ありがとうございました。
[逸る気持ちを隠してつくった割には時間も出来栄えも悪くない仕上がりだ。 ヒグマカレーを土産にもらって今度こそジャーディンの居城を後にし家路を急ぐ。**]
(452) 2019/10/12(Sat) 03時半頃
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[自分が逢いたいと思っている半分くらいは彼も思ってくれているだろうか。
はじまりからして強引だった。 男は噛まれなくてもきっとあれから50年以上は生きただろうし、ジャーディンとその眷属のように自身が危険に晒されていた訳でもなかった。
家族でも恋人でもない。 互いに独立した仕事といくつかの方向性が被った興味を持ち、どちらかがいなくても物理的には生きていけるふたりの男が眷属契約を結んで100年あまり。
栄養にならない食事を共に摂ることが、隣で映画を観ることが、呆れられうざがられても強引にするキスが>>121、ごく稀に、それでも述べ回数としてはかなりの数、朝同じベッドで目覚めることが、彼にとっては何一つ自分の意思で求めたものではない生活が、長い年月を経て失うには惜しい一部になってくれていたら。]
(453) 2019/10/12(Sat) 03時半頃
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……死んでも良いかもしれない。
[帰宅して彼の話を聞いて、もし自分が彼をたすけることがこれ以上出来ないと判断したら、そうすることが自分が眷属にして貰った恩返しとして唯一最大のものであると、進行した不治の病の縁に、思う。**]
(454) 2019/10/12(Sat) 03時半頃
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[彼女が眷属になった経緯は分からない。
自分も人助けとは言い切れない経緯があるから強くは言えないが、公に出来ない紆余曲折を経て、彼女は今此処にいるのかもしれない。 医者の眼から見れば、彼女の失声症は治っていなかった。 綻びの合間からするすると零れ、度々安定を欠く。
治さなかったのか、治らなかったのか。
個人的意見は如何あれ。 その性質上、血に振り回され、精神を病むのは眷属側だ。 そのように病が蔓延り、血が穢れる。]
……良い、大丈夫だ。
私は君を変えることが出来ないし、精神科は門外漢だ。 患者ではないから、処方箋も出さない。
(455) 2019/10/12(Sat) 03時半頃
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大丈夫、“私は何も出来ない。”
[両手を挙げて掌を見せた。
己には、彼女の張り詰めた悲鳴を聞くしか出来ない。 しかも、吸血鬼としてでなく、医者としてではなく。 たまたまそこにあった、眼と鼻と口のある壁としてだ。
吸血鬼と眷属の繋がりは、他者の介入を許さぬほど強い。
だから、彼女は吐き出して良かった。 堪えていた声も涙も。]
(456) 2019/10/12(Sat) 03時半頃
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[きらきらと光る雫が赤い瞳を透かす。 怖れながら言葉と心を探す声に、双眸を歪め。 ほんの少し、己も何かを耐えるように眉間に皺を刻む。]
君たちにも心がある。 分かっているんだ。 ――― 本当に、分かっているんだ。
[小さく呟くのは慰めではなく同調。 主への肯定だけではない嘆きを拾って。]
(457) 2019/10/12(Sat) 03時半頃
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[一刻も早く帰りたいのに 長らく引き篭もり、また元より虚弱な痩躯は 思うように足が進まず、息を切らす。 教授との時間は充実したものではあったが その分、反動も大きかった。
駅のベンチに腰をつき、時計台を見遣る。 うちに来ている筈の眷属はもう帰っただろうか。 小さな子どもが連れてきた、小さな子。 もっとも、うちひとりは保護者で、吸血鬼で 有名な菓子会社の社長と知って驚いたっけ。>>1:365
屈託ない笑顔に圧倒されながら、 嗚呼、自分がもし吸血鬼だったのなら 問題なく跡を継がせてもらえたのかもと考えて。]
(458) 2019/10/12(Sat) 03時半頃
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[彼女の嘆きと謝罪に察するものがあっても、 先に吐いた言葉通り、己に出来ることはない。 眷属は主無しでは生きられないのだ。
父親のロールプレイを担ってやることなら出来るが、 既に砕けそうな精神を、更に踏み躙るほど外道ではない。
許すことが彼女の救いなのか、 許さぬことが救いなのかも分からぬまま。]
(459) 2019/10/12(Sat) 03時半頃
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[深い懊悩に苛まれ、眉間の皺を一層深くする。 それでも泣きながら逃げ出す彼女に僅か安堵を覚えた。
恐れて、泣いて、謝って。 一生を主に縛られる眷属と言う存在にも、 血の穢れによる執着を越える心があるのだと。
胸に軋みを覚えて、細い息を吐いた。 心臓が壊れそうなほど痛む。]
(460) 2019/10/12(Sat) 03時半頃
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……出ていくのは少し待ってほしい。 今の君の精神状態でひとりで戻るのは危険だ。
[ドアノブを回せばすぐ外だ。 10分歩けばバス停があって、走れば5分で街に戻れる。 だが。]
Mr.ホワイトに連絡を入れて迎えに来てもらうから。
[万一に備えて緊急連絡先も預かっている。 眷属の執心は血故だが、逆を支える論理はない。 しかし、安定を欠いたままの眷属を衆人の中に送り出す訳にはいかない。――― 少なくとも、自分が同じことをされたら平静でいられない。]
(461) 2019/10/12(Sat) 03時半頃
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[そうならなかった、己の運命に感謝したのを覚えている。]
(462) 2019/10/12(Sat) 03時半頃
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[それに、なにより。 どれだけ怖れ、怯え、竦んでも。 結局、彼女は主の下へ戻らねばならない。
何処にも行けない魂はすり減るだけと知っていても。 いつ、足元の薄氷が砕けるか分からないとしても。]
お大事に、ケイトさん。
[駆けだしたか、留まったか。
どちらにせよ、 その背に掛けるのは同じ言葉と同じ名前。]
(463) 2019/10/12(Sat) 03時半頃
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[不穏と安寧は同じ場所にあって、 それでも死ぬまで生きねばならない。
彼の彼女も、 ―――― 己の彼も。**]
(464) 2019/10/12(Sat) 03時半頃
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山師 グスタフは、メモを貼った。
2019/10/12(Sat) 03時半頃
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[──駅前の交差点を行き交う車を眺める。 もし、教授の言う通り己との別離が 彼に何かしの影響を及ぼすことがあるとしたら。
このまま帰らないのも一興だろうか。 なぞと、できもしないことを想像しては嗤って 軋む身体に鞭打ち、ベンチから立ちあがった。
仮令そうだとしても この眼でそれを拝めなければ意味がない。]**
(465) 2019/10/12(Sat) 04時頃
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……ありがとうございます。
[テーブルの上のハンカチ>>424を受け取った。 涙を拭くと、途端に頭がぼうっとしてくる。
翻訳本に慣れた手つきで記されるサインを、 きっとあたしは、呆けた顔で 見つめていたんだと思う。
あたしの胸の内に なにか昏い炎が赤々と燃えているのが、 確かに理解できた。
きっと今まで目を逸らしていたそれは、 眷属としての本能だった]
(466) 2019/10/12(Sat) 04時頃
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[クチキさん言う“しあわせ”>>424という言葉を 何度も何度も胸の内で反芻する。
あたしは、パパをしあわせにしなくちゃいけない。 家族にならなくちゃいけない。
体が、火照っている。熱い。 のぼせたように、 あたしはクチキさんの話を聞いていた]
(467) 2019/10/12(Sat) 04時頃
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ふふ、そうですね。 お腹がすいてきてしまいました。
[火照った顔を冷ますように、笑う。 自分が、自分ではなくなる感覚]
……ん、おいし。
[クチキさんの眷属お手製のサンドウィッチを 食しながら>>429、昏い思考を巡らせる]
(468) 2019/10/12(Sat) 04時頃
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[いっしょに暮らして、 食事もこうして作ってもらって。
それでも、蒼佑さんはクチキさんにとって “家族”ではないのだろうか。
わからない。わからない。
泥濘の中へ沈んでいく感覚。 肌に纏わりつく熱気に、一瞬瞳を閉じて]
(469) 2019/10/12(Sat) 04時頃
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あたしだけで食べるのが、 もったいなくなってきました。
差し支えなければ、 父の分も包んでいっていいでしょうか。
……そろそろ、おいとましなくちゃ。
[腕時計の時間は、 もう帰らなければならない時刻を指している。
門限というものは ウォルフォード家に存在しないけれど、 あまり遅くなればパパは心配してしまうだろう]
(470) 2019/10/12(Sat) 04時頃
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[サイン本とサンドウィッチをお土産に携えて、 あたしはクチキさんの家をあとにした]
ハンカチ、洗ってお返ししますね。 眷属の蒼佑さんにもよろしくお伝えください。
[最後に、クチキさんに笑顔を向ける]
(471) 2019/10/12(Sat) 04時頃
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[クチキさんの家で過ごした、たった数時間で 確かに、あたしの中で何かが弾けてしまった。 もう後戻りできないほどに]**
(472) 2019/10/12(Sat) 04時頃
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