29 Sixth Heaven
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が7人、人狼が1人、恋愛天使が5人いるようだ。
|
ちゅー!
ちゅー!
がりがり、がりがり。ケージの縁をひっかくと、うろうろ、うろうろ右へ左へ駆け回る。木の洞に目もくれず、夜中じゅう走り続けるのだった……
(0) 2011/04/16(Sat) 06時頃
|
ゼンイン トウチャク カクニン シマシタ
.........ガイダンス カイシ イタシマス
(#0) 2011/04/16(Sat) 06時半頃
待機施設音声スイッチがはいる。
それは例え何処にいても、耳はいる音量。
機械で合成された音声は
最初に、全員の到着に礼を告げると
幾つかのことを説明していく。
(#1) 2011/04/16(Sat) 06時半頃
テクノロジーと呼ばれるシステムを
器と呼ばれる存在と、
管理者と呼ばれる存在の説明が
最初に行われる。
次いだのは、最深部についての説明を。
ここ、ではテクノロジーによる負の感情吸い上げはないこと。
何名かが大部屋で口にしていた大罪の内6つが読み上げられ
それらは、一人の器が一つ担当するとも。
……一つ、器が足りないのは
器足りうる人物は大変稀少なため、とも。
ついで、美徳も6つ読み上げられる。
負の感情を吸い上げることない最深部で
任がまっとうできるよう
管理者には何らかの美徳に直ぐ得たものが選ばれる、と。
(#2) 2011/04/16(Sat) 06時半頃
それは、既に知っているものには
……例えばリンダには退屈だったであろう。
そして、その後、誰が何であり、何の象徴で
誰がどの器の担当で、
誰がどの管理者に付き添われるかが告げられる。
その過程で、統べてのもの名前も読み上げられた。
(#3) 2011/04/16(Sat) 06時半頃
それからは任務に関しての詳細だった。
まず、任務に関する守秘義務の説明。
それから具体的な話に移る。
明後日から器をテクノロジーに接続すること。
接続は慎重を要する為、1日1器しか行われないこと。
そして、この任務は強制ではないことを告げる。
……受けない場合、
接続が統べて終わるまで、
ここで待機することを指示される。
ただ、同時に器がいない場合
世界への影響はどうなるかをも実例を交えて説明した。
……実例の中の年月は
スティーブンや、ムパムピス、マーガレット、フィリップには
思い当たる時期だったろう。
(#4) 2011/04/16(Sat) 06時半頃
他にはなんだったか。
なにはともあれ、施設の説明まで終えると
放送は止まる。
また、放送が止まると同時に
待機施設大部屋の
一番広い壁が、淡く光り始めた。
淡く光る壁には、何かが映し出されている。
それは、ペラジーやマーゴが見れば
メインルームの映像と判断つくだろう*
(#5) 2011/04/16(Sat) 06時半頃
|
―待機室―
[戻ってきたのとちょうど同時くらいに >>#0聞こえるのは、機会音声]
? 未だ12人……
[未だ会話すら交わせていない相手も含め 認識できている人数と、合わない。 その説明はすぐに>>#2為された 大凡はマーゴが語った内容と、相違無く 嗚呼やはり管理者として呼ばれたのかと 思った矢先の、名の発表>>#3]
(1) 2011/04/16(Sat) 07時半頃
|
|
[読み上げられていく機械音声は 此方の感情を待つ事をしない。
傲慢 パピヨン 嫉妬 マーガレット 怠惰 ペラジー 強欲 ラルフ 暴食 トニー 色欲 チャールズ 憤怒 ―
名を呼ばれていく過程で、夫々の反応で 名を知らなかった彼らの名を、知ることとなった。 注釈として、マーガレットの愛称呼びの件についても]
(2) 2011/04/16(Sat) 07時半頃
|
|
…………っ、
[器として呼ばれたときによく叫ばなかったものだと、 これは後で浮かんだ感想。 その時に感じたのは喪失感]
私が……Lustの……人柱 で……一日、一器
[接続されたら、己には 世界の負の感情が流れ込んで来るのかと 背筋を冷たいものが走る。 テクノロジーと、負の感情と愛称が良い故に 選ばれてしまったのだと言われて直ぐ納得出来る話でもない]
任務は強制ではないとはいえ……
[受けない場合 器が居ない場合 あげられる実例>>#4にフラッシュバックする記憶があった]
(3) 2011/04/16(Sat) 07時半頃
|
|
…
[流れる機械音声に顔をあげる。 丁度、チャールズが戻ってきたのが見えた。
読み上げられる罪と美徳、 それに連なる名。 スティーブンは記憶するため耳を傾けた。
法と規則。 それが己の美徳だという。 怠惰、それが担当する「器」だという。 スティーブンは眠るやせぎすの少年へ視線を向ける。
色欲、にチャールズの名が上がった時は、 驚いたように彼の方を見てしまう。]
(4) 2011/04/16(Sat) 07時半頃
|
|
[町外れの教会へ赴任したその日の事 当時の男は修道院を出たばかりで 細い肢体に、今よりも頼りなさそうな表情を浮かべていた 引継ぎのためにお会いした牧師は 到着が遅れた己を夜遅くまで教会の戸を閉めずに待っていてくれて 気難しそうな顔をしているけれど、優しい方だと けれど其の認識が崩れたのは、対面した直後]
(5) 2011/04/16(Sat) 07時半頃
|
|
[扉の閉まる音 対面したその場で 祭壇の上に頬押し付けられて 捲られた僧服 背後に荒い吐息 押し付けられた熱と、欲望]
――――――…
[眩暈がする。 あの時に感じたのは、味わった事の無い恐怖屈辱、 其れから紛れも無い快楽悦楽 堕落した世界の欠片に触れた日の事 記憶が閉じられていたのはこのシステムのお陰だったのか]
(6) 2011/04/16(Sat) 07時半頃
|
|
[よくも今まで忘れていたものだ、と 思わず笑みが毀れた。 その場には不釣合いな事だったろう。 幾つかの視線を感じて黒檀色が揺らぐ。 スティーブンの、眼鏡越しの其れと一度絡まった]
……貴方は、人柱にはならなくて済みますね。 管理者の任もまた 相当の負荷がかかるのでしょう、けれど
[何を言えば良いのか。 握り締める手の中で、布地越しに擦れる硬い音]
(7) 2011/04/16(Sat) 07時半頃
|
|
すみません
少し 考えさせてください
[よろ、と 頭を押さえて、説明のあった施設奥の個室へと足を向ける。 己の管理者になると説明を受けたベルナデットの前に 一度歩みを止めて]
――――…若し、私が任を拒めば
[言いかけて、とめた。 首を振ると 視界の隅に、自分が置き忘れていた鞄]
失礼。
[黒い鞄を大事そうに抱えると 振り返る事もせず個室へと向かった**]
(8) 2011/04/16(Sat) 07時半頃
|
|
[手元の手帳に、 常のようにとるメモの字が少しだけ硬い。
犯罪の増加年。 法に携わるスティーブンには、 かなりはっきりと思い当たるところがあった。
例えばそれは スティーブンが学生の時分、 奇妙に学校で問題が頻発した年。
ヴァーノン家の長男による 傷害事件が起こった年。
――ギルバートが、なにも謂わず 自ら命を絶った年。]
器が、…足りなくなったから―――
[スティーブンは我知らず、膝の上でこぶしを握りしめた。]
(9) 2011/04/16(Sat) 07時半頃
|
|
[唐突に流れだした機械音声。 それを身じろぎもせず、わずかに瞳を開けて、じっと]
……ふぅん。
[己の名が呼ばれた時も、反応はただそれだけで。驚きも焦るも不安も、その身には何一つ、見られない。
かわりに、自分の奥底の友人に、心のなかで呼びかける]
だとさ。まぁいろいろ任務以外にも見えるものはあったけど。 どうおもう?グリーディ。
[普段はあまり呼びはしない、友人の名を込めて。]
(10) 2011/04/16(Sat) 08時頃
|
|
―――ミスター・チャールズ… …―――、…
[揺らぐ黒檀を藍が映し。>>7 何を言えばいいか。 考えどもうまく紡ぎ出せずに 名前を呼ぶにとどまるか。
管理者と器。 この隔たり。 痛むように責める。
彼が己の管理者である少女へと歩み寄るのを途中まで眼で追って]
(11) 2011/04/16(Sat) 08時頃
|
|
[反応はそれぞれ。 ラルフのように平然としているものも居る。 ちいさなこどもは、どうだったか。 チャールズを神格化しているようだった女性―パピヨンというらしい―は。
スティーブンは一度見回してから 手帳を片手で閉じる。
――管理者。 ――はからずも、ギルバートと同じか。
僅かのあいだ、瞑目する。]
(12) 2011/04/16(Sat) 08時頃
|
|
『そうだねえ。招集側がろくでもないってのと、 世界は僕らに半分、似ている、ってところかな。』
[面白そうに笑う声に、軽く頷き、思索を深める。
わかっている情報でも、語る口が異なれば、別のものがみえる。
1つめ。世界のやり方は、つまりマフィアの手法だ。 『やるもやらないも自由です、ただし』とつけてから、悪い方の実例だけをあげつらえば、大半の人間は従う。 そして、人間とは、強制には反発しても、自身が決めたことを改めようとするのは難しい生き物なのだ。]
[2つめ。そして彼らは、自動化された機構にまかせて姿を表さない。 つまりフィードバックや、反応や、もろもろの情報をを期待はせず、ただシステムが動くことだけを期待している。 ……なかでなにがおきようと、気にすることもなく。]
(13) 2011/04/16(Sat) 08時半頃
|
|
[機械音声が、淡々と案内をし始めるのを半ば気を抜いて聞いていた。]
ふわぁ。
[欠伸なんかもしたりして。
けれど、管理者と器の名前と組み合わせが流れた時にはきちんと座って聞いた。]
強欲の、……ラルフ、が、あたしの相方なのね。
[誰だっただろう、と周囲を見回した。]
(14) 2011/04/16(Sat) 08時半頃
|
|
― 少し前 ―
[頭を撫でて貰って嬉しそうに微笑んでいるところへ、不意打ちの一言。 “お嫁さん”>>0:484と言われてまず想像したのは、 白いドレスの花嫁さんと花婿さん]
フィルの、お嫁さん。
[そう呟いてもじ、と意味もなく指を遊ばせて少し俯きながら]
お嫁さん、似合う、かな。
[そう呟いてちら、と改めて少年を見上げた。 頭の中でお婿さん姿の彼を想像した時、 何故だかとても気恥ずかしくなって目を逸らした。 心なしか頬が普段よりも、それから耳も少しだけ赤い]
わ、私がお嫁さんでも、フィルは構わない……?
(15) 2011/04/16(Sat) 08時半頃
|
|
[紡がれる言葉、抱き寄せられた肩。 半分くらいは上の空で、でも、今まで見えなかった “此処を出た後”の世界が広がり始めて]
……もし一緒じゃなかったら、待ってる。 リベラと一緒に、ずっと、ずっと、待ってるから。 フィルが出てくるまで、他の人のお嫁さんにはならないから。
[ちょっと緊張して、膝の上の手はぎゅっとスカートを握ったまま。 少年の肩に頭を預けてそっと目を閉じた。 少し、心臓の音がいつもより早いのを感じながら……]
― 回想・了 ―
(16) 2011/04/16(Sat) 08時半頃
|
牧人 リンダは、メモを貼った。
2011/04/16(Sat) 08時半頃
|
『しかるにさ』
[思索の中、彼が声をあげる]
『人間ってのは、ぬるま湯につかってるとだめになるよな』
[……3つめ。自分が選ばれた、おそらくは資質と理由について。 一番なじみ深く、親しい友人と、ふたり分の感情。]
[強欲、Greed、欲深く罪なす者。
それは慣れ親しんだ、故郷の名前]
[だから、いかにも楽しげに笑う友人に、あえて口にだして答えた]
同感だね。与えられた場所に安穏として、何が生まれるというんだ。 ただ、散っていくだけじゃないか。
(17) 2011/04/16(Sat) 08時半頃
|
|
― 現在・待機室 ―
[ガイダンスが流れ始めるのを聞いて、 名残を惜しみながらもそっとフィリップの肩を揺らし、 一度待機室へ戻ろうと促した。
自らの役割や此処の事については知っている。 だから、少女の興味は自分の管理者が誰なのかと、 フィリップが何の役に着く事になるかの2つで]
フィルが、私のお世話役さん……?
[何もかも計られたかのような割り振りに、 喜色を抑えながら控え目に少年を見やった。 新規参入者が多い今回、周囲は自分の役割に 皆それぞれの反応を示していただろうから]
(18) 2011/04/16(Sat) 08時半頃
|
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2011/04/16(Sat) 08時半頃
|
[やがて、リンダの目線>>14に気がつけば、ほんのわずかだけ顔をあげ。]
やれやれ。どうしたもんだろう。
[立ち上がって、のんびりと。 その隣に腰かけなおす。]
どうやら同姓同名がいなければ、僕だ。 最初くらいは世間の慣習に従おうか。
――背中は任せた、相棒。
[流れる声は朗らかでも、柔らかくもなく。冷たい刃物のように]
(19) 2011/04/16(Sat) 08時半頃
|
|
[ラルフと呼ばれた青年が此処にはいない人の名前を口にする。 グリーディ、誰の事だろう?と不思議そうに少女は青年を見上げた。 独り言のようにも聞こえるそれは]
与えられた……生まれる……?
[確かに、此処にいる事で何かが生まれる事はない。 強いていえば醜い感情だけだ]
散っちゃう、の、かな。
[8年間、蕾のまま耐えてきた花は咲く事はできるのだろうか。 そんなのは嫌だ、と自問自答して小さく首を振る]
……フィル、どうしよう?
[戸惑い考えさせて欲しいと言うチャールズ。 システムは接続の順番を指示しなかった。 つまりは、自分達で決めろという事だ]
(20) 2011/04/16(Sat) 09時頃
|
|
[スティーブンはやがて立ち上がり そのまま歩みを進め 「怠惰」の少年の前へ。 ベルナデットは まだ彼の隣に居たろうか。 居たならば、そちらへは目礼し、 それからペラジーへと向き直る。起きているのを確認してこう謂った。]
ペラジー、だったな。 私が君の「管理者」となる スティーブン・E・クレスウェルだ。
[スティーブンは思う。 怠惰の器のこの少年は それを受け続けてこうなったのだろう、と。
ならば、マーガレットも、新たに器になる者も]
(21) 2011/04/16(Sat) 09時頃
|
|
[薔薇の青年と目が合い、彼が隣に来るのに瞬きひとつ。]
あなた、が?
[複雑といった表情で彼、ラルフの冷たい声を聞いた。]
……よろしく。ラルフって呼び捨ててもかまわない? それとも、ミスターのほうがいい?
背中、ね。背中だけじゃなく、あなたの面倒はあたしが見るわ、全部。
(22) 2011/04/16(Sat) 09時頃
|
|
……それがあたしの役目だから。
(23) 2011/04/16(Sat) 09時頃
|
|
[マーガレットに見上げられていることにすぐには気付けなかったのは、思索の海にはまりすぎていたせいだろうか。 ややだけあって、にこりと笑う]
グリーディは、僕の友達の妖精なんだ。 いろんなものをほしがって、大変なんだよ。
でもね。諦めなければ大抵のものは手に入るのさ。 だからマーガレットも、ほしい物があるなら、いえばいい。フィリップがなんとかするよきっと。
[言葉の責任は、少女の管理者に無責任に丸投げした。]
(24) 2011/04/16(Sat) 09時頃
|
|
私は……今までやってきたから、大丈夫。 きっと他の人より、怖くは、ない。
[他の器達に躊躇が見えるようなら、先に行っても構わない。 そう意思表示をしつつも、表情はあまり浮かない]
…………。
[普段よりも調子が良いとはいえ、 かなり体力的にも損耗している事は確かで。 こちらの居心地の良さに後ろ髪は引かれる]
今度入ったら。 次は、何年したら出られる、かな……。
[不安げな呟きが落ちた]
(25) 2011/04/16(Sat) 09時頃
|
|
[ペラジーの返事を待ちながら、 スティーブンは長年胸の中に降り積もってきた 濁った澱のような疑問が ひとつの指向を持つのを感じる。
制度への疑問。 悪法も法とは謂えど。 此れが、世界を支えているとは謂えど。
ひととしての機能を 放棄しそうにさえ見える 「怠惰」を見て、思う。 その思考の指向に名をつけるのならば。]
(26) 2011/04/16(Sat) 09時頃
|
|
[――このシステムを “拒絶するもの”と、謂えただろう。]
(27) 2011/04/16(Sat) 09時頃
|
|
[そしてリンダに向き直り、すこしばかり抑えた声で、淡々と。]
ラルフでも、ミスター・ジョンソンでも、ジェーン・ドゥでも好きなように呼んでくれて構わない。 この場にいる限りは、僕個人の名前など、大した問題ではないんだろうくらいには想像がつくよ。
……役目、ね。 さてはて。役目とはいったい、人が生きるに当たってなんの意味をもつんだろうか。
ま、世話してくれるというならそれは任せるよ。
(28) 2011/04/16(Sat) 09時頃
|
|
[ラルフがマーガレットに向けた、妖精という言葉に首を傾げる。彼がメルヘンの世界の住人には見えなかったから。けれど突っ込むことはせず。]
じゃあ、ラルフって呼ぶわ。その方が親しげでいいと思うから。
[緩く笑う。]
悪い気持ちを持たずに、みんな幸せに暮らせるのよ。素晴らしいことじゃない。
[その為の贄として捧げられる青年や少女たちを前に、臆面も無く気遣いのない言葉を吐き出した。]
(29) 2011/04/16(Sat) 09時頃
|
|
妖精さんがいるの? ラルフお兄ちゃんは、妖精さんが見えるの?
[目に見えないものと喋っていたのか。 と、ファンタジーを信じられる精神年齢の少女は納得した]
……欲しい、もの。 私は、フィルがいてくれるなら。 フィルと一緒に出られる日が来るなら。 諦めないで、頑張る……。
[壊れない限り器は使い続けられるとも知らず。 壊れれば捨てられるだけの消耗品とも知らず。 希望に縋り気力を保てば保つほど、 苦しみが長引くだけだという事も知らされてはいない]
(30) 2011/04/16(Sat) 09時頃
|
|
―個室― [他者の言葉は此処まで届かない。 自身が出た後待機室での会話は知らぬ事。 一人ひとりに、あてがわれているらしい 個室には必要なものはほぼあるようで ――矢張り凶器になるようなものは無かったが 簡素な寝台に腰掛けると、鞄の中から聖書と 一枚の写真を取り出し膝の上においた]
…………任に就けば、どれ程の間拘束されるのか お前達に次会うとき、否 全ての慾を受け止めた後も、私は正気で戻れるのか……
[唇をかみ締める。 機会音声は任期も、その後の処置も語らなかった故に 男の末路はまだ自身知る事が無い。 写真にうつる照れたような笑みを浮かべる妻の表情が その腕に擁かれてすやすやと眠るわが子の姿が 滲んでよく見えなくなった**]
(31) 2011/04/16(Sat) 09時半頃
|
|
[みんな幸せに。 その言葉がささやかに心を刺激する]
……みんな。
[自分はその“みんな”の中に入っていない。 あの中でかつて、苦しみに耐え兼ねて叩き付けた言葉を思い起こす。
『神様は不公平よ』
負荷から解放された頭で、その言葉を改めて考える]
…………。
[不公平だ、その結論は変わらなかった。 でも、此処にいる誰にもそれを責める事はできない。 そう知って、少女は哀しげに口を*噤んだ*]
(32) 2011/04/16(Sat) 09時半頃
|
|
[素晴らしいこと。その言語を信じて疑わないリンダに、緩く笑いかける。]
"おお聖者よ、人は役目のみにて生きるものなのか。” "答えよう。否。人は役目のみにて生きるにあらず、パンとワインと娯楽にて生きるものなり”
……ってね。
[聖書の一節でも読み上げるかのように、不謹慎な言葉を朗々と。]
自分が思うこと、自分がみている世界だけがすべてだとおもわないことだよ、ミス・リンダ。 世界とは、表の顔と裏の顔をもつものなのですから。
……食事にでも、しましょうか。 なにを語るにせよ、口を動かす力は役目や感情ではなく、晩餐のみがあたえてくれるものでしょう。
(33) 2011/04/16(Sat) 09時半頃
|
|
[マーガレットが、自分の言葉を聞いて落ち込んだのに気づいた。 胸はちくりといたんだけれど、彼女を救う言葉を持つのは自分ではないから、なにかを伝えることはない。
謝罪の言葉さえも。]
(34) 2011/04/16(Sat) 09時半頃
|
|
[ラルフの答えが不満だったのか、少し唇を尖らせる。]
人は、パンとワインのみにて生きるのでもない、けれど。 そうね、お腹が空いたんじゃなんにもできないわ。
なにか、適当に作るわ。でも、味は期待しないで。
[止められなければキッチンに向かい、芋や人参を茹でたものに塩をかけただけの晩餐が用意されるだろう。]
(35) 2011/04/16(Sat) 09時半頃
|
|
[無言で立ち上がってその前を歩く]
控えめに一言で申し上げても、理想郷とは程遠い場所ですから。 食事くらいは豪勢で美味でなかったらいかに温厚な僕でも大変です。
[台所への道を歩く途中、その耳にだけ聞こえるよう、口を寄せて、なにかささやく]
(36) 2011/04/16(Sat) 10時頃
|
|
あら、手伝ってくれるの?
[意外そうにラルフの背中を見る。 途中、囁かれた言葉に、ぱちくりと瞬いてラルフの顔をじっと見た。]
(37) 2011/04/16(Sat) 10時頃
|
リンダは、ラルフを追いぬいてキッチンへ向かおうとした。
2011/04/16(Sat) 10時頃
ムパムピスは、台所で転寝をしている所で、放送を聞いた。
2011/04/16(Sat) 10時頃
|
手伝いますよ? 別に動きたくないわけでもないですし、どこに真実の扉が転がっているのかなんてわからないのですから。
[ぱちくりと見つめられても、平然と。]
多分、隔たりが大きそうですから。相方である以上、とりあえずはその隔たりを消すことを考えるべきでしょうし。
望むか望まないかは別ですけれど。
[追い抜かれれば後ろについて台所に向かうだろう]
(38) 2011/04/16(Sat) 10時頃
|
|
―回想:フィリップ>>0:415マーゴ>>0:406スティーブン>>0:476―
善い事をしているはずなのに。 何だか、皆さん沈んだ顔をしている気がして。
[マーゴに「違うの?」と問われたのには、自身がこの場に感じている雰囲気を上手く伝える事もできず。 ただ思った事を口にして、何だか曖昧に、へらりと笑顔を見せた。 自分の名を反芻する様子には、トニーと同じように、 「ムピスで良いです」とまたへらり笑って。]
うわ、たた。…ありがとう、ございます
[そうして、台所の場所を教えてくれたフィリップが 投げた蜜柑を受け取ろうとして。 上手く受け止められず、つんのめりそうになった身体を壁で何とか支える。ゆっくりと、台所に辿りついた頃、スティーブンもその場に居て。]
(39) 2011/04/16(Sat) 10時半頃
|
|
――……あ、ええと。 ムパムピス――……ムピス、で良いです。 言いにくいでしょうし。
[真面目そうな…何だか頭の良さそうな。 そんな雰囲気のスティーブンにどこか気おくれをしながら。 食べ物を、と眺めた先に、目についたのは皮の剥かれないリンゴ。 自分の腹を満たすだけが目的であれば、 それを一つ、手に取って齧りついた。]
(40) 2011/04/16(Sat) 10時半頃
|
|
[スティーブンが、台所について幾つかの説明をしてくれるのには、 なるほど、ありがとうございます、すみません、と。 頷きながら話を聞いて。 親切にされれば、警戒も自然薄まるもの。 立ち去る背には、僅かな笑顔を見せていた。 そうして彼が台所を出るのを見送れば。 やはり、冷凍の食品類に手を付ける気にはなれずに。
台所の隅、壁に背を傾ける形で座り。
――……いつの間にか、眠ってしまっていたようだった。]
→現在軸へ
(41) 2011/04/16(Sat) 10時半頃
|
|
そうね。それに自分で用意したほうが望むものをたべられるだろうし。
[早足で歩いているのに、急いだ様子もなくラルフが付いてきてることに、何故か追い立てられているような気になっている。]
隔たり。
[ラルフの言うとおり、それは埋めるべきなのだろう。]
そんなの、簡単だわ。友達になるのと少しも違わない。
[そう言葉にするけど、違うことは気づいている。 隔たりがあると感じているところからでは、友達になるのも難しい。
台所につく。なにがあるか確認する前に、転寝をしている人が目に入った。]
風邪ひくわよ。
[台所の入口に立ち止まって声をかけてみた。]
(42) 2011/04/16(Sat) 10時半頃
|
|
―台所:現在軸―
――……、え。
[>>#1機械的なノイズに、ふ、と眼を開ける。 次いで入った放送は、半分寝ぼけたままで聞いていたけれど。
自分が、管理者である事。その美徳。 マムが「器」で、その世話をする立場である事。 ――……「傲慢」の大罪。
そうして、他に。 チャールズも、器の立場である事を聞けば、 その眼は大きく見開かれた。]
……なんで……。 [管理する側、と言う。美徳を持つ立場には、 寧ろ二人の方が適切に思えた。 負の感情を吸い取る…とても負担がかかりそうな立場に聞こえ。]
(43) 2011/04/16(Sat) 10時半頃
|
|
弱者、なんて。何故、美徳に数えられているんだろう……。
[弱い事は、寧ろ罪であるとしか思えずに。 混乱したような思考の中、立ち上がる事もできず、 うたた寝をしていた姿勢のまま蹲っていて。
風邪をひく、と。 かけられた声に顔を上げる>>42]
……あ。は、はい。すみません……。
[待機室で、顔を見る事はあっただろうか。 まだ名を知らない彼女の言葉に、恐縮したようにゆっくり立ち上がる。
…その言葉で、自分の状態を身体が悟ったかのように。 くしゅん!と、一つくしゃみが出た。]
(44) 2011/04/16(Sat) 10時半頃
|
ムパムピスは、リンダの後ろから、ラルフの姿も見えるだろうか。
2011/04/16(Sat) 10時半頃
|
……あなた方、も? あ。僕は、ムパムピス……ムピス、です。
[言葉は足りなかったけれど、先ほどなされた放送の事を問うた心算で。そうして、何度か繰り返したように名を名乗る。 ……数度の事、略称も共に添えて。]
(45) 2011/04/16(Sat) 10時半頃
|
|
友達になることを簡単と言い切るのならば。 隔たりがきえることなどないでしょうね。
[口調は柔らかくても、言葉は冷たく。 さて、意味することは伝わるのだろうか。]
[台所につけばうたたねする姿一つ。 声をかけるリンダを横目に、冷凍庫へと。]
どうせ寝るなら個室か、せめて大部屋で。 周囲に心配をかけるのはこの状況では得策ではないですよ、きっと。
[ふわりとした言葉。目線はとっくに食材に向かっていたけれど]
(46) 2011/04/16(Sat) 10時半頃
|
|
― 少し前・待機室 ― [コリーン>>0:451に手を握ってもらうと、その暖かさに安心したように微笑む。頭を撫でられて嬉しそうにし]
お姉ちゃんもここにいると思わなかった。さっき、パピヨンせんせともちょっとお話したよ。
[コリーンに手を引かれ>>0:455、隣の椅子に座る。少年が別れを告げに行ったときの孤児院の様子などを話しているうちに、アナウンスが始まる]
(47) 2011/04/16(Sat) 10時半頃
|
|
― 現在・待機室 ― [アナウンスを聞いて>>#2>>#3>>#4、少年は自分の役割が「暴食の器」であり、自分の管理者がコリーンであることを知る]
パピヨンせんせが、ごうまん? ぼく、が、ぼうしょく? の、うつわ?
[理解力はかなり怪しい。だが、器がいない場合の世界への影響については、実例があったために一応理解はできた。とは言っても、至極単純な理解だ――「器がいないと世界にひどい事件が起こる」「だから、器はいいことをする人」。つまり自分は世界のためになることをするために呼ばれたのだと、結論づけた。が]
……お姉ちゃん、傲慢とか暴食ってどんなこと……?
[少年は根本的な部分を理解していなかった。隣にいるコリーンに、困惑したように*尋ねた*]
(48) 2011/04/16(Sat) 10時半頃
|
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2011/04/16(Sat) 10時半頃
|
[ラルフの言葉には答えず。 ムパムピスと名乗った相手に笑みを向ける。]
あたしはリンダ。それと、あのひとはラルフ。
[食材に視線を向けるラルフを目線だけで指す。]
ムピスがこの任を受けるなら、長い付き合いになるわ。よろしく。
[挨拶をして、食材の吟味を始める**]
(49) 2011/04/16(Sat) 11時半頃
|
牧人 リンダは、メモを貼った。
2011/04/16(Sat) 11時半頃
牧人 リンダは、メモを貼った。
2011/04/16(Sat) 11時半頃
|
は、はい…。すみません。 個室…も、あるのですね。
[>>46ふわりとした言葉であったけれど。 失態だっただろうか、と言う意識が芽生えて身が竦む思い。
そうしてリンダとラルフの名を聞けば、口の中で一度反芻して。 ――……友情、と、強欲。先程の放送ではそう告げられていただろうか。 対になるのだろう二人に、一度視線を向け。
食材を吟味し始める彼女に、スティーブンにされた説明>>0:476と同じ事を告げる。 ……刃を使わない、リンゴの皮向きなんてものもあった。 ハンドルをぐるぐると回す仕組み。 徹底ぶりに、何だか感心してしまう。]
(50) 2011/04/16(Sat) 11時半頃
|
|
宜しくお願いします。 任を受けるかどうかは、……。僕だけでは、何とも。
[器の――……マムの、意向はどうなのだろう。 そう思えば、ここに居るだけなのも得策ではない気がして。 ぺこり、と二人に頭を下げて、台所から出て行った。 手には、先ほどフィリップから投げられた際>>39、 落ちたのを拾いながらまだ食べていなかった蜜柑が一つ。]
(51) 2011/04/16(Sat) 11時半頃
|
|
―待機室―
[マムの姿を探すのに、どこか宛があるでもなく。 一先ず訪れたのは、待機室。 ――……ゆっくり、ひょこりと歩きながら。 脳裏には、自分が孤児院へ行く事になった、 その事件が思い出されてくる気がして。
ゆるく頭を振り、歩みに集中した。]
……。
[そうして辿りついた部屋。 中に誰がいるかよりも、その淡く光る壁に映し出される映像>>#4に どこか、夢を見ている気分になるような淡い光に、 暫し、目を奪われた。**]
(52) 2011/04/16(Sat) 11時半頃
|
|
ええ、ゆっくり休まれればいいかと。 疲れた心身で考えても、いい案など出ませんし。
[ムパムビス、と名乗った彼に、声をかけつつ、数種類の食材とフルーツをひょいひょいと手にとり、調理をはじめる。 あきらかにひとり分にはおおい量だったが、なおも冷蔵庫を開けて。]
酒はそれなりにあるかな。リンダも少し飲みますか?
[いずれと答えようとも、数本のペットボトルとプラスチックのコップを二つ、追加して。]
これだけあれば、まあいいですか。 ……とりあえずは。
[なにか、思い悩むように**]
(53) 2011/04/16(Sat) 12時頃
|
|
― 個室:束の間の安寧が終わる前>>15 >>16 ― [無邪気と形容するに相応しいマーゴの仕草が 白に増す朱が、逸らされた灰青が 選んだ言葉の効果を知る。 だから、意識することなく屈託なく笑えた。] 構わない、じゃなくて、オレは、マーゴが良い。 花嫁姿だって、きっと世界一似合うよ。
[逸らされた視線肩を抱きながら覗き込む。 長い睫が影を落とす、朱が映える白い肌も 柔らかくうねる濃い髪も それに何より、あの事件の後傷心を抱えたまま それでも、ここで悪い感情を受け取り続けてなお ここに在り、己の存在に笑い、幸せだと言い 頑張れると言った様子に オーバーにではなく、心から、そう思う。 ……先程、ペラジーと話した後だったから なおさら、普通の少女然としてあるのが奇跡のように思えた。]
(54) 2011/04/16(Sat) 14時半頃
|
|
[ふと、零れた待ってて欲しいと言う願望が、 返る言葉から、彼女を縛るのに気づきながら。 けれど、その言葉が嬉しくて、 束縛を反古にする言葉が紡げない。] ………ありがと…… オレもさマーゴ以外なんて嫁にしねーよ…… 何があっても、いられる限り、ずっといるから。 マーゴと。 [替りに口にしたのは、感謝と約束。 任務で何が、どうなるかわからないから 今、口に出来て守れる約束はきっとこれぐらい。 腕の中の彼女からは少し緊張を感じながら フィリップは逆にその反応も含めて安堵する。] [膝の上乗リベラが己にあった手が移動するのを スカートの上で結ばれるのをそっと目で追った。 後、大人しくマーゴの上の中で目を閉じた。]
(55) 2011/04/16(Sat) 14時半頃
|
|
― →待機室 ― [気がつけば少し眠っていた。 そっと優しく売り起こす気配で、翠を開くも 耳に届いた機械音声にぱっと顔を上げる。 マーゴの提案には頷いて、 床の蜜柑を拾いつつ、 リベラも肩に戻し二人で待機室へ向かう]
……だね。自由、だとさ。 [機械音声によるガイダンスは、マーゴの話から 少しは知っていたものの、眉をひそめる内容。 己も受け取り手としてマーゴと同じ苦しさを知りたかった。 その気持ちと、マーゴを誰かが担当するのではなく 自分が担当できることの安堵と嬉しさは、あった。 それは、マーゴが口にしていた >>0:478が本当になりそう、で。 ……彼女を”自由”にする為に、と言うことだろうか?]
(56) 2011/04/16(Sat) 14時半頃
|
|
[ただ、他の人たちは……… >>7 >>8 >>11と2人の年上のやり取りに フィリップから、何か口を挟めるわけはなく ただ、マーゴの隣で静かに見る。] [スリルシーカー……ラルフの言葉には 暫くその風変わりな言葉と共にじっと見詰たが。 マーゴから声がかかれば(>>20)すぐに彼女を見る] …………ここにいるのは6組 一番最後で、6日のズレ、かぁ…… 少なくても休める期間は休んどいた方がいい。 今までも器?だっけか……だったわけじゃん? [すぐに、戻ることはないよな。 マーゴの問いかけには、 引き伸ばせるなら伸ばそうと、は思う。] [ただ、スリルシーカー>>24が丸投げしてきたのには 軽く噴きながらマーゴ>>25には 出来ればそうさせたくはないなと思いながら 静かにその頭を撫でた。]
(57) 2011/04/16(Sat) 14時半頃
|
|
[妖精の言葉が飛び交うのには軽く翠を瞬かせたものの 誤魔化しか本当か、などとわかるわけもないから 特に突っ込みはしない] [>>30 マーゴの言葉にはこくりと頷きながら フィリップ自身も、己の存在が ただ、器としてのマーゴの寿命を 延ばすこと。とは知る術もなく。 彼女を自由に出来る。確かにその可能性もあるが ”その時”が何を意味するか、当然知る術、はない。] …………皆、ね………… [>>29白衣の女性……リンダと言うが口にする言葉。 確かに、ない場合の事実も知っている。 実際にマーゴも、フィリップも巻き込まれた事件を。]
(58) 2011/04/16(Sat) 15時頃
|
|
[その時>>17で聞こえた言葉を思い出したけれど……]
かと言って、突如、煮えた油や、毒の海に突き落とせば やっぱり散って行くのはかわらねぇ…… [そして、その皆に含まれなかった人々を見る。 >>49 トニーと言うなの少年がコリーンに 大罪について質問している。 ああ、きっと教会でミサを開く 牧師の連中なら、 これは神が与えた試練とでも言うのだろうか?]
(59) 2011/04/16(Sat) 15時頃
|
|
[そんなことを考えているうちに リンダとラルフが消え 替りに、蜜柑を投げた青年と、レディーが戻ってくる。 ペアで動いているところ、から 消去法で考えてどちらかがパピヨンで、 どちらかが、ムパぽ……憶えられない。 ペラジーの傍には自己紹介をするスティーブンと ベルナデットがいただろか?] さっきは、よく知らんで蜜柑を投げてすまんな ………なぁ、聖職者から見れば これも、神から与えられた ”乗り越えるべき”試練とやらになんのか?
(60) 2011/04/16(Sat) 15時頃
|
|
[”みんな”の言葉に黙り込んでしまった マーゴの言葉を撫でながら ……何かやりきれない気持ちが消えなくて…… 八つ当たるように、聖職者的な人物に言葉を投げた。 言葉はいるならばベルナデットにも。 嗚呼、今はいないチャールズにも 是非伺いたいところ、だなと。 泡立つ心は皮肉めいた視線を翠に乗せた。]
(61) 2011/04/16(Sat) 15時頃
|
|
―待機室―
[暫くは、壁の光に見入っていたけれど。 ふ、と視線を引きはがし、部屋の中を見回した。
チャールズと別れた>>0:447後のパピヨンは、 待機室へと戻ってきていたのだろうか? 彼女を探して辿りついた待機室で、その顔が見えたなら、 そちらへ歩み寄ろうとするだろうが――……
それよりも先に、声をかけられ其方を見る>>60。]
ああ、いえ。僕は大丈夫です。ありがとうございます。 ……試練。だと、思いますか?
[先ほどの蜜柑は、まだ手の中に持ったまま。 どこか八つ当たりの気配も伴った語調に、顔を上げる。 首を傾け、問い返すように。]
(62) 2011/04/16(Sat) 16時半頃
|
|
神は、乗り越えられる者にしか試練を与えない、と言いますが。 それは、試練であると思えるものに直面した自分を鼓舞するための言葉であるのだとも。
[それは、どこかで聞いた教義の受け売りのような言葉。 ……修道服に身を包むも、信仰は深く無い。 ただ、自身の居場所を求めた先が、偶然修道院であっただけで。 神、の名を出すのも、どこか他人行儀な響きになった。]
試練を試練であると決めるのは…きっと、人の心の内だけです。 僕は、僕に何が出来るのか、わからないけど。 何かが出来ると言うのなら。 ……この場に居られるそれ自体は、幸福だ、と思う。
[じ、と。翠を見返すのは、色素の薄い灰に近い色。 一度視線が合えば、自身なさげに瞳を伏せてしまうのだけど。]
(63) 2011/04/16(Sat) 16時半頃
|
|
――……任を受けるも受けないも、「自由」だそうですよ。
[視線を伏せたまま。 図らずも、彼の持つのだと言う「美徳」が言葉に乗った。]
(64) 2011/04/16(Sat) 16時半頃
|
|
― 待機施設:大部屋 ― [淡く光る白い壁。どこかにプロジェクタがあり そこから映像が投影されているのだろう。 フィリップの所属する一座でも所有している。 白く光るのは、投影された映像の風景が白いから。 それは画面を見てわかった。] ……理不尽、を、試練だって言うのは 神さん信じてるやつの言い分、だろ? [少し長めの茶髪が揺れるのを翠が半眼で見やる。 肩の上のリベラが窘める様に痛んだ短い金髪を引っ張る。 目の前の修道服を着ている青年は 初めのセンテンスはまるで教科書を読む そんなニュアンスの声(に聞こえる)で話す。] [淡い色素の奥を覗くように翠は見据えて、揺らぐ気配はない。 マーゴに触れていない方の手は退屈そうに 3つの蜜柑を器用に宙に浮かし弄ぶけど。]
(65) 2011/04/16(Sat) 17時頃
|
|
幸福……ね。 [視線が一度、ペラジーを見る。 怠惰の器。実際彼が口にする面倒と言う理由。 >>0:430を思い出す。>>0:430に「……ああ、見てくれよ」と 笑い返すしかできなかった。 まるで、基本的な諸感情と心の状態の関係が 抜け落ちてしまったかのような様子に ”そりゃそうだよ!”と、言いきれなかった。
……宙に浮く3つの蜜柑。例えば己の芸で ペラジーに何か、思ってもらうことは出来るだろうか? ふと、そんなことも思った。]
(66) 2011/04/16(Sat) 17時頃
|
|
……何が、出来るのか、はな…… 管理者ってことだけど……器と一緒にいて 何を、していけばいいのか……… まだ、全然わかんねーな…… けど、知らずにいて、何も、出来ないよりは その切っ掛けが得られる、かもしれない。 何か、関われるかもしれない。 それは、確かに幸福、なのかもしれない、な。 [実際、マーゴが何をしていたか知らなかった。 8年間ずっと、ここで器であったこと。 召集されなければ、今も関われなかった。 だから、そこを考えれば、 己にとって理不尽ではなく、試練ではなく……]
(67) 2011/04/16(Sat) 17時頃
|
|
[試練と取るか理不尽と取るか。 それとも、それ以外と取るか…… 決めるのは己の自由、かと。 そんなことも ムパ何とかの言葉に思う。 自信なく視線を下げた辺りの言葉の方が よっぽど響くのにな、と一度だけかち合った 淡い色彩の相手を見ながら。] ――……今まで、知らずとは言え ”テクノロジー”の恩恵?を受けてて 自分にまわってきたら、ごめんなさい……は、なぁ……
[自分勝手と自由は違う。それがフィリップの考え。] [今は隣にマーゴがいて、 己はマーゴの管理者となった。 それを放棄する気は、勿論ない。し、 もし、ここにマーゴがいなくても 口にした理由から、任を受けること、は、享受しただろう。 だから、そう言って肩を竦めて1つ笑う。 空いた手に三つの蜜柑を着地させながら。]
(68) 2011/04/16(Sat) 17時頃
|
|
[自身がここに居られることは幸福だ、と。 言ったその言葉の裏で考えるのは。
――……他の人は、どうなのだろうと言う事。
マムは……パピヨンは。 孤児院の子供たちに、必要とされているのだ。 かつて己が保護された時、優しく癒して貰えたように。 その手を必要とする人はきっと居る筈で。
チャールズも、彼の優しい妻と子の存在を思えば、 教会で癒されている人々の事を思えば、 ここで人柱のようになるのは、悲しい事のように思えた。]
(69) 2011/04/16(Sat) 17時頃
|
|
[孤児院で、お互いに顔を見知った位の間柄でしかなかったコリーン。 寧ろ声をかけるのに躊躇していた位には、その容姿も歌声も華やかで。 彼女の歌声が耳に入る度、気付かれないようにこっそりと聞き入っていた。……あの歌を、聞けなくなった子供たちは、哀しい気持ちになっているのではないのだろうか。
他の、この場であったばかりの人たちについては。 それぞれの事情も知らなければ、ただその表情を伺う事しかできなかったけれど。]
(70) 2011/04/16(Sat) 17時頃
|
|
……少し、失礼します。
[立ち話は、少し足に負担がかかるもので。 話の途中そう断って、パピヨンが居たのならその隣に、いなければソファの辺りに腰を下ろした。]
――……僕、なんかに。 何か、できるんだろうか。
[腰を下ろす仕草の途中も、自由にならない足に身体はふらついて。 引きつるような足の傷をさすった際。 生き物のように上下する蜜柑を眺めながら、知らず、そんな言葉が零れて。]
(71) 2011/04/16(Sat) 17時頃
|
フィリップは、ムパムピス>>71が聞こえると反射的に蜜柑一個その顔に投げつけた
2011/04/16(Sat) 17時半頃
|
神様は――……
[居ない、と。言葉を落としかけるものの、 この服を身に纏ったまま言葉にするのは憚られ。 言葉尻も、一瞬目に過った暗い色も、 近い者にしか気付かれなかっただろう。
彼の金を啄む極彩色の鳥の様子には一瞬目を奪われ。 ふ、と微かに笑みが零れた。]
そう、だね。 まだ、一緒に居たり…話をしたりする、位しか。
[鳥と仲の良さげな様子に、自分と同じ疑問を抱いている事に。 ゆるりと警戒は溶け、自然と口調も砕けていっていた。 関われるかもしれない、と言うのにはひとつ頷いて。]
(72) 2011/04/16(Sat) 17時半頃
|
|
……僕が、器の立場であれば、良かったけど。 そちらの方が、大変そう、で。
[>>68今までその恩恵を受けていて、ごめんなさいはないよなと。 その言葉にも頷いたけれど。
「世界」の負の感情を受け取ると言う、その事に。 かかる負荷が想像つかず、情けなく、眉を八の字に下げた。]
――……あ、そう言えば、君は…?
[今更、まだ名を聞いていない事に気が付いて。 ……自分の名を名乗る時には、既に注釈を入れるのが面倒くさくなったのか、「ムピスです」と名乗る事にした。]
(73) 2011/04/16(Sat) 17時半頃
|
ムパムピスは、名前を聞いた瞬間に投げられた蜜柑が顔面にヒットした。
2011/04/16(Sat) 17時半頃
|
……っな、なに……!!?
[いきなり投げられた蜜柑が、顔面鼻先にぶつかって「ぶっ」とか呻いてしまった。混乱した様子で鼻を押さえ、思わず蜜柑を拾い上げながらフィリップの方を見る。
何か、気に障る事でもしてしまったのだろうか。 思い至る事はできずに、表情いっぱいにも疑問符と、僅かの怯えを乗せて。]
(74) 2011/04/16(Sat) 17時半頃
|
|
[ムパ何とかが断る。 それに頷きつつ後、ゆっくり動くのを見、腰をかけるまで 髪を啄ばむリベラはそのままに見ていたけれど。] [ふと、零れた言葉>>71 思わず手に着地した蜜柑を再び放る。 それは勢いよく、ムパ何とかの顔面にヒットする。 >>72で口に仕掛けた言葉の先や、暗い色は 勿論わからない。ただ、卑下する言葉に 思わず投げつけてしまった。]
ばっか、アンタこれからそれを探すんだろ? 今から卑下して………… そりゃよくわかんねーよ、何が出来るかなんて。 オレも、アンタも。自分自身のこと以上に よく知らないアンタが何が出来るかはわかんねーよ。 けど、なんつーか、なんて言うか、 そう言う…………言い方は…………
(75) 2011/04/16(Sat) 17時半頃
|
|
[瞬間湯沸かし器のように、咄嗟に行動に出たが そう言う風に卑下する姿は色々思い返すとは言え 言語化する脳みそもあるわけじゃなく。 その上戸惑う相手を見れば 何か覗くのは……怯え……? と、傾ぐ内にそれは、すぐに霧散してしまって 言葉で迷っている内に、最初の言葉の勢いもなく 終盤はしどろもどろになった。] ………わりぃ……えーとムパス? オレはフィリップ。こいつはリベラ。 隣に座ってるのがマーゴ……マーガレット。 [ フェードダウンすれば謝罪を1つ。 漂う柑橘の匂いにハンカチを差し出しながら あれ?聞こえた名前と違うと思いつつも 憶えやすかったのでそのままに]
(76) 2011/04/16(Sat) 18時頃
|
|
……少なくても、現状で器であればと思えて 環境を幸福と捉えらえて、響く言葉だってもってる ………だから、なんか、とかは……それに……
……あーーーよくわかんねーー!!
[冷静になって整理して、”なに”に対し口にしようとして まず、間近かな理由1つ、次いで、もう少し 考えようとしたあたりで頭がキャパオーバー 蜜柑2つソファーにおいて 乱暴に己の頭をわしわしとかいた]
(77) 2011/04/16(Sat) 18時頃
|
|
だ、だって僕、出来ない事を探した方が速い位だし…。 受け止めて、我慢するなら慣れてるけど、管理者、だとどうしていいの、か。 卑下、と言うか、自分の能力は知っている、と言うか……。 走れない、し、人に頼ってばかりだし……。
[へにゃり、と。情けなさそうに眉を下げた。 何で相手が憤っているような様子なのか、全く気付けない。 気付けない事、それ自体が情けなくて。 何だか尻すぼみになる語尾には、そのまま首を傾げる。 柑橘系の匂いが、鼻にずっと残っている。 さわやかなその香りが、なんだがこの場にそぐわない気がして。
フィリップに、マーガレット。口の中で反芻しながら、 差し出されたハンカチ>>76には礼を言って受け取る。 ……鼻先を抑えれば、蜜柑の香りをさらに強く感じた。]
(78) 2011/04/16(Sat) 18時頃
|
|
[そうしてまた無意識に、動かない足を、傷を、さする。 それは、過去に。大事な人を無くした記憶の楔でもあって。 同時に、基本的に己を卑下してしまう大元でもあった。
……何だか、頭から煙が出ているようにも見える様子>>77に、 どう言葉をかけて良いのかわからなくて、更に眉が下がる。] ……「なんか」って言うのが、駄目だったのかな……。 ご、ごめん。
[おろおろとした様子で、謝罪を口にして。 ……どうしたら、良いのだろうか。 困ったような顔で、隣に居る、彼の相方 ……マーゴにちらりと視線をやれば、彼女はどんな表情をしていただろ。]
(79) 2011/04/16(Sat) 18時頃
|
ムパムピスは、>>75の言葉には、うん、まぁ、これから探す、んですけど。とは応えて。
2011/04/16(Sat) 18時頃
|
[しどろもどろVS尻すぼみ。 フィリップは髪をかいていた手で 前髪をかき上げてから、1〜2度自分の頬を叩く。 ……受け止めて、我慢する、それに慣れていると 言うのには軽く眉を顰めたけれど。]
[おろおろと、謝罪まで口にさせてしまい 今ムパスが言ったことを冷静に考えようと 柑橘系の匂いを嗅ぎながら考える。]
[……先程、マーゴが>>0:477と、言っていたことも思い出す。 耐えるのが辛いから、耐えることに関して真檄になる。 彼女の言動を思い出し、 一度マーゴを見てからムパスに向き直った。]
(80) 2011/04/16(Sat) 18時半頃
|
|
……今のはオレが全面的に悪い。 だから謝らなくても良い。 オレはアンタを知らない 同様に、アンタもオレを知らない。それだけだ。
[”なんか”に引っかかる己は一度脇に置く それは多分に己の問題。ムパスには関係のない 故に混ざらぬよう。]
まずさ……管理者って、走る必要あんのか? それに……確かに、器ってのは、 なんかすげー堪えなきゃいけないみたいだ…… ……理由は知んないけど、アンタは我慢する、経験をしてきた ってこと、なのかな…………? なら、そこから、耐えなきゃけない時 何があって欲しかったかとか、どうして欲しいとか 探せるんじゃない、か……?
[違うか?と首を傾げて。翠はオーバーヒート しないようにしながらも懸命に考える]
(81) 2011/04/16(Sat) 18時半頃
|
|
………俺も出来ないことあげてけって言ったら沢山在るよ 我慢したことなんて少ないから、 経験から探せるかとか、わかんねぇ。 けどさ、出来ないこと見てたら、 何が出来るか探しづらくない、か?
[不自由ある足をさする仕草を見ながら 緩く首を傾げる。 その足がどうして動かないのかとか、 勿論何も知らない。知っているのは本当に、極わずか、だけ]
(82) 2011/04/16(Sat) 18時半頃
|
|
[何だか勢いがあるようで無いようなVSである。 と、呑気に思うような思考は流石に過らなかった。
頬を叩いたり、眉を顰めたり。そんな様子も、伺うような視線を投げるだけ、で。
此方に向き直る様子には、何故かきちんと姿勢を正してしまった。 謝らなくて良い、と言うのには、また困ったような顔になるけれど。]
……はい。確かに、お互いに知らない。 知るのが、良いのかもしれませんね。一人だと、ぐるぐると考えすぎてしまって。 え、と。…何かあった時に、直ぐに駆けつけられないと不味いかなと。 我慢、は。僕は、嫌では無かったから。けど、皆がそうとは限らないし。 ……欲しかった、事……。 探せる、でしょうか。
[>>81首を傾げるのに、向かい合うように同じく首を傾げた。 何かを欲しがったり、して欲しいと思ったり。そう言う事は、あったのだったろうか。 直ぐには思い至らなくて、問いかけのような言葉になる。 それは寧ろ自問するように。]
(83) 2011/04/16(Sat) 19時半頃
|
|
[>>82出来ない事はたくさんある、と。その言葉には、 なんだかまたへにゃりと眉が寄った。 ……前向きな言葉には、羨ましさを感じる気がして。]
……そう、だね。 出来なかった事ばかり見てても、駄目、かな……。
[未だ煮え切らない言葉の中、足をさすりながら。 過去を差すような言葉がするりと潜る。 足の怪我、動かない理由。
過去、事件の際。真に何が起こったのかは、マムですらまだ知らない事で。]
探してみるよ。ちゃんと。探せるかどうか、わからないけど…。 ……あり、がとう?
[きちんと考えてくれている様子が嬉しくて、へらりと笑ってしまったけれど。感謝の言葉がこの場に正しいのかわからなくて、疑問形になってしまう。
そうして、ふう、と一つ息を吐けば、手にした蜜柑の皮を剥き始めた。**]
(84) 2011/04/16(Sat) 19時半頃
|
|
[向き直ったらしゃんとされた。 その様子に小さく苦笑を零しながら。]
なっるほどなー。 じゃぁさ、ムパスの替りに俺が走るよ。 屋内だろ?声出して呼べよ。 マーゴ抱えてだって俺は走れるから。
そのかわり、我慢する時の気持ちとか教えてよ? 頭使うこととか、変わってよ?
[ムパスの指摘することに気がついていなかった様子で じゃあ、と、提案1つ口にして。 我慢に関しては……仔細がわからない 我慢、自体が嫌ではなかったのか 我慢した何か、が嫌ではなかったのか?]
……アンタの”我慢”がどんなんだったかわかんないから そこに何が在るのか、はわかんね。 でも、何かないよりは、ある方が考えやすいのかなって
(85) 2011/04/16(Sat) 20時頃
|
|
[探せるかどうか、も、だから結論が出なかった。 ただ、疑問したことにたいし、駄目と取られたら 困ったようにこちらも眉を下げて]
……駄目、とまでは言ってねーだろー? 難しいやり方に見えるってこと、オレからは。 オレはそう思うけど、アンタがそのほーがやりやすいなら そのやり方のままだって良いんだ。 ……実際、出来なかったことから見えることも、ある
…………目的さえ間違わなきゃいいんでない?
[煮え切らない様子に、むしろその煮え切らなさを押すように 過去そのやり方に親しんでる?節まわし ……フィリップ自身もできなかった過去から 至った考えが幾つもある。
ただ、最後に自分がくちにした言葉で ”なんか”に、己が引っかかった理由がわかり 1人で勝手に手を打ち納得した。]
(86) 2011/04/16(Sat) 20時半頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/04/16(Sat) 20時半頃
|
ん……長い任務し、難しい任務だけどお互いやりきろうな ………どう、いたしまして?
[疑問系つくお礼には、こちらも疑問系をつけて。 笑顔が上がる様子に、道化師のお辞儀1つ。 ムパスが皮をむき始めれば リベラが己にもよこせとフィリップの肩で羽根を広げる。
……相方を宥めながら、フィリップは 当の器である、マーゴは今のやり取りをどう思ったか? 灰青を振り返えり 蜜柑1つマーゴも食べるかなとむき始める。
結局もう1人の、宗教に関連在るかもしれない ベルナデットはいた場合なんと言ったのか? むいた蜜柑をリベラに与えながら、いるならそちらも見た]
(87) 2011/04/16(Sat) 20時半頃
|
|
―待機室大部屋:ソファ側― [ペラジーの返事を待つ間、 戻ってきたフィリップとムパムピスの間に会話が生まれる。 八つ当たりのような少年の声と、どこか自信なさげな青年の声。
聞くともなしに聞いていたが、 蜜柑が何かにぶつかる音には、顔をあげてそちらを見た。
口をさしはさむことは、いまはなく]
―――…美徳、大罪、か
[選出されねば知らない機密。 スティーブンは、己に与えられた美徳の意味を考える。見下ろすペラジーの様子に、思うところは多く]
(88) 2011/04/16(Sat) 20時半頃
|
|
−待機室−
[とん、とん。その繰り返しが体に響くと眠りに入りやすいのは、 生まれてくる前に聞いていた母親の心臓の響きに似ているからだという。 そんな響きを眠る彼に送ることを続けながら 聴こえるアナウンスに青碧は微かに細められる。 眠ったままの彼の名前は、確かに白いリングに収まっていた。 ゆっくりと息を吐き出す]
影、響
[短く息を吐き出すその表情は、苦いものを含む。 ぱたん、と、手の動きが僅かに止まった。 俯けば、うっすらと目元に影が紗を作って]
チャールズ様。
[自分の前に現れる濃い影。 ただ、唇を噛んで見送るばかり]
(89) 2011/04/16(Sat) 20時半頃
|
|
[スティーブンが近づいてきたことに、立ち上がって頭を下げる。 ペラジーと話があるのだろう、対なのだから。 邪魔をするのも悪いと感じて、その場所から少し距離を置いた。 鼠たちはまだソファの上で眠っていただろうか]
これを乗り越えるべきものととるか 放棄するべきと投げ出すかは自分次第です。 私は、……私が成す事で誰かのためになるのなら。
選びます。
[主へ捧げた誓いと祈りこそが 今の自分の心の根幹だと信じて、 そんな言葉を鸚鵡の少年へと返す。 これ以上の言葉は返さなかった。 ただ、ムパムピスとフィリップのやり取りを黙って見る。 流石に、みかんが飛んだことには驚いたが]
(90) 2011/04/16(Sat) 21時頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/04/16(Sat) 21時頃
|
―個室― [写真を指先でなぞる]
……神にとって不可能な事はひとつも無いと言う 何事でも神の御心にかなう願いをするなら、 神はその願いを聞いてくださると……
[膝の上 聖書の言葉をなぞるも、空々しく]
私の願いは 御心に沿わぬもの、だろうな わかってはいても……願ってしまう
(91) 2011/04/16(Sat) 21時頃
|
|
もう一度、お前達に会いたいよ。 私が私で居られるうちに
[ため息。 其れから浮かぶ 苛立ち]
…――――――何故、っ
[膝の上の聖書を掴み 力任せに扉へ投げつける。 硬く鈍い音が響いた]
(92) 2011/04/16(Sat) 21時頃
|
|
[蜜柑をリベラが食べつくさないよう注意しながら ショートカットの女性を見る。 先程、彼女にも向けた言葉>>60、その答え>>90 返るのは、何か無味乾燥と言うか…… ムパスにも感じた>>65を感じるのは 彼女の根本や、思考や、何かが見えないからか。]
”誰か”のためになるなら ”なんでも”するのかな……
[思い出しながら、静かに座る姿に 小さくポツリと零す。 そんなことを零したのは、 彼女が管理者で純潔 彼女が管理するのは色欲 だということを思い出したから。]
(93) 2011/04/16(Sat) 21時頃
|
|
― 待機室 ―
お休み、できるなら嬉しい……かな。 こっちにいる方がやっぱりすごく楽だから。 溜まった6日分の大きさは、ちょっと怖い、けど。。
[フィリップが気遣ってくれる>>57のは嬉しくて。 頭を撫でてくれる手に甘んじている。
彼が他の皆へと投げ掛ける言葉>>60>>61の 感情の機微を聡くも察するのは、 何処となく自分が受け止めてきた感情と 似たものを感じたからか。 そっと宥めるように抱き締めてくれる腕に 自分から手を絡めた]
フィルのそんな気持ちも、 受け止めてあげられたら良かったのに。 そしたら、もっと頑張れたのにな。
(94) 2011/04/16(Sat) 21時頃
|
|
[スティーブンは、 毅然と答えるベルナデットを見た。 彼女の美徳は「純潔」であったか。 対となるチャールズは 痛みを抱えたような眸をして、去ってしまった。 彼の器としての役割は、――「色欲」]
神に仕えるものが 選ばれたのは皮肉にも見える。
誰かの、ひいては「世界」のためとなるならば身を擲てと。システムはひとが造ったものであるのにな……
(95) 2011/04/16(Sat) 21時頃
|
|
…?
[ぴ、と鼠の耳がたったように見えた。 起き上がったのだろうか。 ただ、それと同時に遠くから物が落ちるかのような音。 鼠二匹はじっと赤い瞳で個室群のほうを見ていた。 あちらで、何かあったということだろうか]
……、…
[手を小さく握ると一歩、二歩、と少し急ぎ足で歩き出す。 ポケットの中から、微かに石が揺れて磨れる音があった]
(96) 2011/04/16(Sat) 21時頃
|
|
[哀しいかな、器から溢れ出したものを 処理するのが管理者の役割で。 器が管理者に何かしてあげたくとも、できない]
ありがとう、貰うね。
[食べ物の味を久方ぶりにゆっくりと味わうように、 少年が剥いてくれた蜜柑をゆっくりと口に運んでいく。 みずみずしく甘酸っぱいそれが美味しい]
……幸せの背景には、不幸があるんだって。 此処に来てから、思うようになった。 悪いものが取り上げられた世界は幸せだけど。 背景になる不幸が見えないから、それが幸せだって判らない。
此処は世界の幸せの背景で。 だから……なんでかな。 昔よりも幸せがどういう事か、よく判る気がする。
(97) 2011/04/16(Sat) 21時頃
|
|
従うのは「自由」だが、 突きつけられたのは脅しにも近い世界の危機だ。
上に大切にしているものが残っているならば、否応もないと考えるものも多いだろう…―――やはり、作為か。
[選ばれる基準。 無知、無垢、優しいもの、犠牲心の強いもの。繋がり。それから。] ―――?
[ベルナデットがねずみに導かれるように歩き出す。 少し遅れて、どこかでかすかに何かがぶつかるような音が聞こえたような―――]
(98) 2011/04/16(Sat) 21時頃
|
|
[扉にぶつかり落ちた硬い本。 手に残るのは一枚の写真。 音にはっと我に返り立ち上がって のろのろと、頁の何処かが折れて開かれた其れを取りに向かう]
……主、よ
恨みます
[どうする事も出来ない 拒むも受け入れるも自由だと 自らが拒んだなら、増えるだろう災厄は 若し次の器が見つからなければ 広く蔓延してしまうのだと、其れは理解出来ていて 何故 己にこのような選択を与えたのか 恨みを向けるのは、これで二度目]
(99) 2011/04/16(Sat) 21時半頃
|
|
あそこは……辛くて、苦しくて、幸せじゃないと思う、けど。 でも、あそこに行って始めて、 あ、これは幸せな事なんだなって、 何かに対して思えるようになった気がするの。
[モニターに移るメインルームを、見やる]
……だから、たまに。 “当たり前の幸せ”って、幸せなのかなって。 ちょっと、解らなくなる……。
[それはモニターを眺めて思う、独り言]
(100) 2011/04/16(Sat) 21時半頃
|
|
[とん、とん。と静かに叩かれる背に、眠りの底に沈んだまま。 如何程の時間が経ったか、次に目を覚ましたのは 室内に渡る放送が、身体の奥底で響いた時。薄らとあおを開く。 …己の身体が横に伏している事実に疑問こそ覚えど、その原因を知ろうとも思わないが。]
……、?
[心音に似た心地良さに、幾度か目を瞬いて。 もぞ、と身じろぎしたのは幾分も経過してから。 その間放送された内容は耳にしていたが、それに大きな反応を示す事は無かった。 己が怠惰の器だと、既に知っている。…喩え担当の管理者が変われど、揺るがないと。
ふと傍に、一つの影が立った事に気付いてか。顔だけが其方へと向く。 …見下ろす視線。男の姿に一度瞬きして。 その背を叩くのが誰かと漸く疑問に思ったのか、男へと向けた視線を更に深く動かす。 短い髪の女性の姿を認めて少しだけ不思議そうにした後、再び男へと視線を戻した。]
(101) 2011/04/16(Sat) 21時半頃
|
|
…、…そう。
[紡がれる其れが男の名前だとは理解しても、其れを記憶する事は難しい。 薄く開く唇。何かを口にしようと開いた其れは、暫しの沈黙の後結局言葉になる事はなく。 一つ、小さな頷きになるばかり。]
いつ、がいい?
[足りない言葉で問うのは、一日一器しか接続されぬ仕様を指したそれ。 器の役目へ戻る事を、最早疑問にすらしていない様な言葉は 其れが諦観によるものなのか、…思考を放棄しているが故か。]
(102) 2011/04/16(Sat) 21時半頃
|
|
― 待機施設:大部屋 ― [ムパスと対話になる前、 マーゴが零した言葉を思い出す>>94 ”溜まる”と、言っていたか。 有る程度バランスを見る ……方がいいのだろうか、と思案しながら。]
[皮肉の色を翠に乗せた時 腕に優しい感触を感じた。 ムパスから声がかえる前に 一度、感触の持ち主を見て。 ……ムパスと声を交わした最初に 神だか世界だかに対して それ以上皮肉めいた言葉を口にしなかったのは、 彼女の言動が、大きい。]
(103) 2011/04/16(Sat) 21時半頃
|
ペラジーは、女性がその場を離れた事には、さして気にした様子を見せずに見送った。
2011/04/16(Sat) 21時半頃
|
……よせやい、そうなったら…… オレ、なんとしてでもいつでも笑ってなきゃ。
[撫でる時は優しく撫でる手が わざと、少し乱雑にその髪を撫でた。 ここに来て、己の感情が吸い上げられなくなった それは、少なくても自分が負の感情を思っても 彼女に負担をかけないですむのだとも、思えた。]
(104) 2011/04/16(Sat) 21時半頃
|
マーゴは、人が出入りするのは漠然と目で追いながら。
2011/04/16(Sat) 21時半頃
|
―待機室:大部屋>>101>>102―
[漸く、蹲るように眠っていた ペラジーが覚醒する。 スティーブンは顔を彼に向けた。]
―――――、
[拙く、まるでこどものような言葉足らずの答えに、スティーブンは眉間に眉を寄せて。]
君は、それでいいと考えているのか。
[静かに問う]
(105) 2011/04/16(Sat) 21時半頃
|
|
−個室群廊下− [たたた。とと。たたた。 鼠たちの足音は奔り、そして時折止まる。 気のせいだろうか、二つよりも増えている気がした。 どこまで行くのか解らないが、歩いていた足は軽く走り出しているに近い]
…増えてる?
[鼠算、とはよく言ったものである。 二匹だった鼠は、ある部屋の前で六匹になっていた。 部屋の前でひとつ息を吸う。 それから僅かな躊躇いを含みながら、戸を二度叩いた。 中に誰かいるのかわからないまま。 中に、誰がいるのかも考えないまま]
(106) 2011/04/16(Sat) 21時半頃
|
|
幸せ……かぁ……
[自分がむいた蜜柑を食べるマーゴを眺めながら 彼女の紡ぐ言葉を、聞く。]
…………確かに、上にいた間、 不幸だとか、思わんかった。けど……
[例えば、物心ついた時には両親の姿はなかった。 両親の記憶も、ない。 それを恨まなかったのは、 今ではこのテクノロジーのおかげ、でも在るのだろう。
勿論拾ってくれたサーカスのみんなには感謝している。 それでも、今あっさりとこの任を引き受けられるのは ”何かが欠落”しているのではないか、と。
マーゴの言葉から、そう、思うのは 己の今の思考根本に、マーゴと共有する ”不幸”の記憶影響が、強い、からかもしれない。]
(107) 2011/04/16(Sat) 21時半頃
|
|
フィルの気持ちなら、喜んでもらえるよ。
[乱雑に撫ぜられて乱れた髪をころころと笑いながら撫で付ける。 そう言ってからはたと気付いて]
今まで私、フィルの気持ちも貰ってたんだね。 どれがフィルの気持ちか解ったら、大事にしたのにな。 フィルがどういう時苦しくなるのか判ったら、 それってすごく素敵だと思うの。
[相手からすれば頭の中を覗かれているようで 嫌なものなのかもしれないが……。 相手の気持ちを知れるという事は 考えようによっては相手を労わる事にも通じるように思えて]
(108) 2011/04/16(Sat) 21時半頃
|
|
―個室6― [待機室に近い個室の扉が、二度叩かれた時 丁度扉の前で本を拾い上げているところだった。 顔を上げて]
何か御用ですか。
[扉は開けずに問いを投げる。 低い声はそっけなくも響く]
(109) 2011/04/16(Sat) 22時頃
|
|
………技を磨く時ってさ 基礎の繰り返しと、自分にはほんの少し難しいことへの挑戦を 何度も繰り返すんだ……
[思い出すのは>>17ラルフの言葉。]
幸せってなんだろうな…… 不幸も、負の感情も。 ……本当に、必要ないもん、なのかな……
[こうして生贄を用意しなければいけない程、なのだろうか? 勿論影響は、知っている。 ただ、もう少し、器の任を軽く出来ないのかなとは、思う。]
(110) 2011/04/16(Sat) 22時頃
|
|
[眉を寄せる相手の顔色にか、あおを一度瞬く。 乏しい変化の中に、しかし確かに浮かぶのは疑問の色。]
…どう、して?……よくないの?
[今まで、請け負って来た事。 其れに疑問を抱くのは、緩やかに思考を止めていく脳に酷く難しかった。 昔の己が何を思って役目を受けたのか、既に記憶は遠い。随分と霞掛かって、思い出せない。 …が、その時に一度は出しただろう結論から進退する事を、怠惰は青年から放棄させていた。]
(111) 2011/04/16(Sat) 22時頃
|
|
[心が操作された世界。 何処までが自分の本当の気持ちなのだろう。 少なくとも、愛され円満に育った家庭は 偽りのものだったと少女は知っている]
……今は不幸の方が大きいから、かな。 幸せが見付かった時、すごく嬉しくなる。
[例えば、彼と再会できた事。 例えば、彼と思い描く未来ができた事。 それから、彼がずっと探してくれていたという事]
私、不幸じゃないよ。 覚えててね……私、不幸なんかじゃないから。 “あっち”に言って私が何を言ったとしても。 私にもちゃんと、幸せ、あるから。
[我を忘れてしまう前に、管理者となる彼には告げておこう。 そう思って、言葉にした]
(112) 2011/04/16(Sat) 22時頃
|
|
―すこし前・待機室―
[アナウンスが流れる前。 トニー>>47からパピヨンもいることを告げられれば驚いたように瞬いた]
あら……院長先生までいらっしゃるの? 不思議なことね……
[知っている人がこの場にいることに驚きは隠せない。 考えるように首を傾げたけれど、孤児院の様子を話すトニーに意識を戻して。 アナウンスが流れるまではニコニコと話を聞いていた]
(113) 2011/04/16(Sat) 22時頃
|
|
―待機室―
[アナウンスが流れた後。 待機室にざわめきが満ちる。 そんな中、己が管理する器だと知らされた少年に視線を向け。 不思議そうなその呟き>>48に、頭の片隅では実例をもってつきつけられた選択を如何するべきか考えながら答える]
――え、ああ……傲慢っていうのはね、人より自分が優れているのだと思い込んで、他の人が自分の言うことをきくのが当たり前だと思ったりすること、かな。
暴食は食べ過ぎちゃうこと。
[わかりやすいように噛み砕いた説明は実際とは違うかもしれない。 困惑したようなトニーの頭を撫でた]
(114) 2011/04/16(Sat) 22時頃
|
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2011/04/16(Sat) 22時頃
|
新しい、事……。
[そう語るフィリップが続けた自問のような言葉]
自分で悪い気持ちをどうにかできるように、なれたら。 きっとこんな場所がなくても、良いのかもしれないね。
此処を作った人は……どんな気持ちで、 こんな世界を作ったのかな。 悪い気持ちが嫌いで嫌いで、仕方なかったのかな。
[ねずみとガイダンスでしか片鱗を見せない施設の管理者の事を思った]
(115) 2011/04/16(Sat) 22時頃
|
|
−個室6前−
[鼠たちは、一つ、二つと消えていき 最後には二匹がその場に残った。 中から聞こえた声は、先程まで聞いていた声よりずっと低い。 扉越しなこともあって、くぐもって聴こえた]
……あの、大きな音が聞こえました、ので 何かあったのでは、と
[扉を叩いた手を下ろしながら声をかける。 迷惑だったのだろうかと、少し不安でもあった]
(116) 2011/04/16(Sat) 22時頃
|
|
―待機室:ソファ前>>111―
考えを放棄するな。 君は生きている。
[もう、思考することすら不可能な死人ではないとは、口にはしないが。]
では、聞くが、 「良い」と考えているのか。 君は何を思い、この任についた。
[スティーブンは知りたがる。無知は罪だと、思うなれば]
(117) 2011/04/16(Sat) 22時頃
|
|
えぇー。それは、なんか恥ずいな ……でも、あったのかな…… マーゴの中にオレの嫉妬も……オレの気づかない内に。
[嫉妬。何に対して嫉妬するか、 何を思って嫉妬するか。 嫉妬の原理を考えればそれを知られるのは 確かに何を強く想うかがはっきりと知られることで。
逆に己の嫉妬から、 それを自分で知ることも出来なったのだなと、も思う]
どういう時に苦しくなるかは ……これからは、自分で制御して…… 知りたいなら、伝えられたら、良いと思う。 それでいい……それがいい。
(118) 2011/04/16(Sat) 22時頃
|
|
[大部屋にはトニーと言う子供の姿も。 だから、軽く手を握るだけ]
……うん……憶えておく。 マーゴは不幸じゃないって。 ……あっち、の君がなんと言おうと ………まだ、あっちの君は、知らない、けれど。
[ただ、伝えてくれる言葉は 大事なことなのだと、強く感じたから その小さな手を強く握って。] [他者の嫉妬を受け取ると言うことが、 結果どういうことを 彼女に引き起こすのかはまだわからないまま]
(119) 2011/04/16(Sat) 22時頃
|
|
―個室6―
……ベルナデット?
[声音で、誰が尋ねてきたのかを知る。 ふ、と 自虐混じる笑み零し]
私を監視しに来たのですね。 どうぞ、鍵などかけておりませんよ。
[棘の混じる言葉を落とし、踵を返した。 自ら戸を開こうとは思わなかった。 手には拾い上げた聖書と、写真]
(120) 2011/04/16(Sat) 22時頃
|
|
なんかすっごい戦争が起こって 殆ど人が住めなくなったから……地下に潜ったんだっけか…… その頃から、なら……戦争が嫌だった、のかもね…… 戦争でとても悲しいと想ったのか……
……確かに負の感情引っこ抜いたら そりゃ、酷い争いはないかもしれん。けど、さ
[”けどさ”と、つけてしまうのは 戦争を知らないから、だろうか? 知らない間に感情を制御されていたことへの 苛立ちからだろうか? 人は住めないといわれている外の世界。 実際フィリップも本当の空は知らない。]
……管理者はテクノロジー無しの そのままの感情を持つこと、になる…… もし、誰かがここ、を監視してるなら 管理者が、強くあれば、感情制御を 緩くしてくれる、かな……?
(121) 2011/04/16(Sat) 22時頃
|
|
[無機質な空間。けれど、きちんと手入れの行き届いた場所 まったく放置されているわけではないから、 せめて、器も管理者も 只対処的に在るだけではなければいいと。 願望を交えて、思う]
(122) 2011/04/16(Sat) 22時頃
|
|
あったのかも、しれないね。 皆ぐちゃぐちゃになっちゃうから、 意識してもきっと気付けなそうだけど。
[くすりと笑って]
あっちに行っちゃうと、私は私じゃないから……。 本当の私、今だけしかいない事になっちゃうね。 ちょっとだけ、残念かな。
[握られた手はほんの少し重ねるだけ]
……ありがとう。 悪い気持ちはどんどん悪い気持ちを生むから。 後で気付けたら、謝りたい事もいっぱいあって。
前の人には、謝れず仕舞いになっちゃったから。 ちょっと、後悔してるの。
(123) 2011/04/16(Sat) 22時頃
|
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2011/04/16(Sat) 22時半頃
|
― 廊下 ― [……それぞれがそれぞれに思い悩むのを、部屋の入口辺りに座り込んで聞いていた。リンダはそばにいただろうか。]
結局。 このシステムを生み出した人間は、それが罪であることを投げ出した、ということですね。
[唐突な、一言。]
鳥を食べたことがない人は、永久にそれを食べられないとしても残念とは思わないでしょう。 しかし、食べたことがあり、それを美味しいと感じる人に、同じことをしたならば。
そのひとは悲しむでしょうね。しかし、そこに見過ごしがちなことがある。 食べたことのないひとにくらべて、ひとつ多くのことを知っているのだということを。
知ることは罪を生み出すかもしれない。 けれど、知らないことはそれゆえの罪を生んでいる。
[トレイに盛ったオレンジを一口、ほおりこみ。]
……まったく、どこまでもろくでない。
(124) 2011/04/16(Sat) 22時半頃
|
|
監視ではありません。 音がして、心配だったから来たんです。 …余計なお世話でしたら、申し訳ありませんでした。
[扉に向かって頭を下げる。 見えていないとわかっていても、自分の行動を曲げるつもりはない。 扉にはかかっていない鍵。 自分と牧師に与えられた選択肢を思えども]
…失礼、します。
[そっと、扉を押し開けた。 青碧はただ真っ直ぐに扉の向こう側にいるだろう 存在へと視線を向けた]
(125) 2011/04/16(Sat) 22時半頃
|
|
[周りの人々が話しているのは聞こえれど、少し内容が難しくて突っ込めず、ただ単に話を聞いて過ごすのみだった。コリーンから傲慢と暴食の説明を受け>>114]
そうなんだ……でも、パピヨンせんせって「傲慢」って感じじゃないよね?
[彼女の様子はむしろ卑屈とも思えるものだったが、少年の語彙には無い言葉のため言えず。暴食についても不思議そうに首を傾げた]
ぼく別にご飯食べすぎたりしないよ? 何でぼくが暴食の器なんだろうね?
[前暴食の器による吸い上げのためか過度な食欲など存在せず、少年自身は歳の割に小食とも言えるほどだった。コリーンに頭を撫でられながら、自分の役割がよく分からず戸惑う]
(126) 2011/04/16(Sat) 22時半頃
|
|
戦争……沢山、人が殺し合いをするんだっけ……。
[人殺しの恐ろしさ、得たいの知れない怖さ。 それが蔓延するのが戦争なら。 それはとても耐えられないと思った]
何が悪い気持ちなのかを決めたのも、 此処を作った人、なんだよね、きっと。 今も私達の事、見てるのかな。 そうだと、良いな……。
[打ち捨てられた檻で機械だけがルールを守り続ける。 もし世界がそんな場所なら、酷過ぎる]
何だか、難しいお話になっちゃったね。 でも、ここじゃお話する事しかできないから。
[そう言って、ちょっとだけ苦笑した]
(127) 2011/04/16(Sat) 22時半頃
|
|
[暴食の器を割り当てられたらしい少年の声が聞こえる。 ふと過去の器の事を思い返して]
…………。
[その管理者らしい女性を見た。 彼女はどのように対処を施すのだろうか]
……今まで取り上げていたものを、 今度は一気に全部押し付けるなんて。 もっと良いやり方があれば、良いのにね……。
(128) 2011/04/16(Sat) 22時半頃
|
|
……この場に居てよく、 他所を心配する余裕があるものだと関心します。 いいえ、自分に降りかかるかもしれない 災厄を心配しての事ですね?
[苛立ちはそう簡単には治まらず 棘をぶつけてから、自己嫌悪に苛まれる]
すみません ただの、八つ当たりでした。
[青混じる碧眼がこちらへ向いた。 透き通った青であったなら、抉って手元に置いておくのに ふっと浮かぶ思いは謝罪で打ち消した]
音の出所はこの部屋で間違いありませんよ。 鞄が落ちただけです ご心配をおかけしましたね。
(129) 2011/04/16(Sat) 22時半頃
|
|
え、意識しても気づけないもんなのか、嫉妬 て
[吸い上げられていたから経験していない。 昔の物語やら何やらで、それがどういうものかの知識はあるし 強いそれは”あの人”の言葉の端々に見たけれど。 だから、くすりと笑うマーゴにキョトンと ソファーに胡坐をかきながら見る]
本当の君と、向こうの君…………悪い気持ち……
[まだ、見ていないあちらのマーゴ。 マーゴの言葉から言えばそれは本当のマーゴではない、と] [確かに、他者の感情に翻弄されている、 の、だからそうなのかもしれない …………けど……知らないからか、何か、引っかかる。]
……前任者、か……どんな人だったの?どんなこと、してもらってたとか、聞いても、良い?
[重なる手の爪はやはり綺麗に整えられている。 ふと、それを手入れしたものの存在が気になって口にした]
(130) 2011/04/16(Sat) 22時半頃
|
チャールズは、何食わぬ顔、穏やかな口調でさらりと嘘をついた。
2011/04/16(Sat) 22時半頃
|
…? 放、棄?
[ゆっくりと時間を掛けて、小さく横になった姿勢から身を起こす。 たった其れだけの事が、酷く億劫だとばかりにかくり首を擡げ。 しかし、向けられる言葉に。あおだけが再び上を向く。
なにが、と問いたげな其れは、本当に解らないと言いたげに。 己が、意思を放棄している事すら気付いていないかの如く。]
だ、って。 オレしか、いないんでしょ。
…良いもなにも、ない。よ。
[己の意思の振りをした、言葉。 其れも、請け負う事が前提となっている言葉だと少し考えれば解るだろう。 そうして七年の間。青年が諦観の念を抱き、其れを己の意思と摩り替えて。 微温湯の中で、思考を止めていったのだと。…男には容易く想像がつくか。]
(131) 2011/04/16(Sat) 22時半頃
|
|
[廊下から内を聞くものがいるのには気づけない。 何人かの移動があった。他に話しこむ姿もある。 ……無邪気な声が、痛々しくも感じる。]
殺して、殺されて……歴史の中のそれは 酷く混線して……結果、世界を壊してしまったって。
[もう少し色々な背景があったかもしれないが 残念ながら、学問をサボり続けた フィリップがわかるのはこの程度]
……なんか、宗教に関係するみたいだね。 選ばれた負の感情……おっさん達とか アンタとペラジーの管理する感情の名前から推測してた 作った当人、じゃなくても、 誰かは、参考にしてくれたら、いい
[難しい話には、そうだなーと、頭を使いすぎて疲れたのか ソファーに寝転んで苦笑し見上げる。 こんなに頭を使ったのは久しぶり、だ]
(132) 2011/04/16(Sat) 22時半頃
|
|
「主は私を厳しく懲らしめられた。 しかし、私を死に渡されなかった」
…ある人は地獄の門と仰いました。 私は、義の門であると信じます。
[チャールズの言葉に、微かに息を吐き出したが それでも自分の中の根底が揺らぐことはない。 傷つけるような言葉に、挫けることを望まぬように]
いいえ。 …チャールズ様が背負うかもしれないものに比べれば。
[緩く首を横に振った。 それから青碧は真っ直ぐに男を見上げる]
鞄…ですか。でしたらよかったです。 あ、お怪我とか、ありませんか?大丈夫ですか?
(133) 2011/04/16(Sat) 23時頃
|
|
……あんなに、まだ小さい、のにな……
[マーゴがトニーとコリーンの方を見る それを見て、寝転んだまま ポツリ、と零す。 ただ、マーゴもはじめてつれてこられたのは8年前…… トニーの年は知らないけれど、 多分彼よりも、幼い、頃。] [ソファーに寝転ぶと、ペラジー達も良く見えた。 ……あの組み合わせで大丈夫かしらん?とも思うし ペラジーの擦り切れたように見えるさまも またトニーと違って痛ましく感じた。]
……順番、かぁ……
[溜まると言っていたことから、 只引き伸ばせばいいわけでもないのかと でも、ではどうすればとも、思う]
(134) 2011/04/16(Sat) 23時頃
|
フィリップは、リベラが突然転がられて抗議の頭つつき
2011/04/16(Sat) 23時頃
|
―待機室:大部屋>>131― ――――…。
[またスティーブンは 眉間に皺を寄せてしまう。 あお。藍。似た色合いが互いを映した。 いや、彼はスティーブンをきちんと「見て」いるのか。]
君は考えて、いないだろう。 それを思考の放棄と呼ぶ。 諦めを口にしているだけだ。 ――これで良いのか。 ――悪いのか。 私が聞いているのは君の考えだ。
[もとよりやや硬質な印象の声は、静かに並べた言葉により本人にそのつもりはなくとも冷たくも感じられようか。
ペラジーが7年、耐えてきたことはまだ知らない。 7年前、それはギルバートが任を全うし戻ってきたときの――]
(135) 2011/04/16(Sat) 23時頃
|
スティーブンは、途中、トニーとコリーンが話している声も耳に挟むだろう。幼さを思えば胸のうちの苦味も増す。
2011/04/16(Sat) 23時頃
|
すごく色んな種類の感じがあるし。 途中でごちゃ混ぜになって、 わけがわからなくなっちゃう……っていうのかな。
[何と言えば伝わるだろうかと思案気に]
前の人にしてもらってた事は……。 ん、と……一番は傍にいてもらう事で。
最初の人は、とにかく喜ばせようとしてくれた。 嬉しくて満足してる時は、悪い気持ちになり難いの。
苛々がどうしようもなくなって癇癪を 起こしたりも……しちゃうから。 八つ当たり用のぬいぐるみをくれたりもした。 それまでは、その人の事も叩いちゃったり 引っかいちゃったりもしたから……。
寂しいのは、一番駄目みたい。 独りじゃ眠れなくて、いつも傍にいてもらったわ。
(136) 2011/04/16(Sat) 23時頃
|
|
―待機室― [同じ部屋にいる人たちが、それぞれの立場でそれぞれの相手と言葉を交わしている。 その内容が気になることもあるけれど、すべてを聞き取り理解するような、そんな超人的な能力などは持っておらず。 時々拾える言葉を意識の端に留めるのも精一杯。
ましてや庇護すべき子供を管理する対象として見ることを指定された今は、思考回路も混乱気味だった]
ええ、院長先生にはとても似合わない言葉だと思うわ。 いったいどんな基準で選んだのかしら……
[いまは負の感情の吸い上げがないという。 ならば自身の中にも、そういった負の感情が抑制されることなく、生まれ持ったときの状態であるのだろう]
トニーはもうすこし食べたほうがいいと、いつも言われていたぐらいだもの。 なぜかはわからないけれど……
私が貴方の管理者なのにも、意味があるのかしら。
[まだ、よくわからない。 考える時間が必要で、悩むようにしながらも、トニーの戸惑いを受け止めて、もう一度頭を撫でてから手をはなした]
(137) 2011/04/16(Sat) 23時頃
|
マーゴは、フィリップの頭をつつくリベラを後ろから抱きかかえようと。
2011/04/16(Sat) 23時頃
|
[トレイをもったまま、部屋へ。 くるり見回して……全員の声と顔がみえそうな、奥のソファへ。 そのトレイには肉やパスタ、フルーツが山と盛られているのが見えるだろう。]
悩むがいいさ少年少女。 悩むは叡智の先触れなり、ですよ。
……悩むには成長しすぎた面々には、神の血を持ってきました。 いっときの解放をお望みなら、どうぞ。
[数本の、ボトルに入ったワインをテーブルに。 一本を手にとって、飲み下し始めた]
(138) 2011/04/16(Sat) 23時頃
|
|
[宗教やら勉学はする機会すらもなかったから、 フィリップ以上にさっぱりだったようで]
悪い事の基準はしゅうきょう、が決めたのかな。 しゅうきょう、って偉い人なのかな。
[時折こんなひどく見当違いの事をしれっと口にする]
小さい子の方が、面倒見るのが楽な事もあるんだって。 いつだったか、誰かが言ってた。
[その基準で今回も決められたのかは知らないが]
多分、酷い事をしそうだったら 大人が止めてあげられるから、なのかな。 私も、止められたりしたし……。
(139) 2011/04/16(Sat) 23時頃
|
|
「耐えられない試練に会わせることはないと。 それどころか、 苦難を通して忍耐が養われ、忍耐を通して練達が与えられ、 練達は希望を生むからと 苦難は私たちを いよいよ 希望へと導いてくれるのでしょう」
[一説の言葉を持ち出す彼女へ、続きを語り]
主は……召天を許さなかった。 私が、あなたが受けるだろう試練の先に 果たして本当に希望はあるのでしょうか。
[首を傾ぐ]
私が「背負うかもしれない」もの? 違うでしょう、私が「背負わねばならない」もの。 嗚呼 怪我でもすれば、背負わずにすむでしょうか。
(140) 2011/04/16(Sat) 23時頃
|
|
[美味しそうな匂いと共にラルフがやって来る。 視線は一番最初に果物に向いた]
神様の血って、なぁに? 飲んでも、怒られたりしないの……?
[本当に神様の血ならとても畏れ多い事だと思ったようだ。 敬虔なわけではないが、神様という概念くらいは頭にある]
(141) 2011/04/16(Sat) 23時頃
|
|
うむむむ……
[リベラから抗議の突きを喰らいながら 寝転がったまま説明を聞いて。 重なる手をもう片手で突きながら思案するけれど どうしても実感がつかめない。]
……喜ばせることに一緒にいる、ことかぁ 道化師の衣装で何時もいればより良いだろうか……
[八つ当たりは、ふと、先程蹴飛ばした 戸棚を思い出して、少し心あたる。 突く手の綺麗に切りそろえられた爪。 ……単なる、手入れだけではなかったんだと思い当たる
が、続いた言葉には、硬直した。 リデラは相方の感情知らずに マーゴの手が伸びれば大人しく捕獲されて]
……オレ、がんばって僧になる……
(142) 2011/04/16(Sat) 23時頃
|
|
[独りじゃ眠れないの一言に、僧になれなきゃ睡眠不足確定 頑張れ、オレの理性と ……ただ、八つ当たりの件を思い返せば 実際は、先程のような安寧な 空間ではないかもなとふと想う]
(143) 2011/04/16(Sat) 23時頃
|
|
[果物にむいたマーゴの視線>>141をみて、にこりとトレイをすこしそちらにさし出して。]
「貴方が口にするものは神が与えたもうもの。 パンは神の肉、ワインは神の血。あなたの血肉は神の血肉より作られる」 ただの葡萄酒ですよ。マーガレットも飲みますか?
[未成年などというルールはラルフの中にない。 当人がほしいと思うなら、失敗も含めて手にいれればいいとしかおもえない。]
(144) 2011/04/16(Sat) 23時頃
|
|
[フィリップがこちらを見て呟いた言葉>>134が、ふと耳に入ってフィリップのほうを見た]
小さい……って、ぼく? でも、にーちゃんも大人じゃないよね?
[大人と呼ぶにはまだ少し早いようなフィリップを見つめて尋ねる。コリーン>>137に同意を得ると、困ったように頷き]
パピヨンせんせ、すごく優しいのにね。 ぼく食べろ食べろって言われてもなかなか食べられなかったんだー……だから背、小さいのかなぁ?
[孤児院に遊びに行っても、よく小さいとからかわれていた。そのことを思い出すと、懐かしさと同時に奇妙な腹立たしさ――言うなれば嫉妬を感じて困惑した。ラルフが食べ物とワインを持ってきたのを見て>>138]
あ、おじさん、それぼくも食べていいの?
[しばらく何も食べていない故にさすがに空腹なのか、コリーンの元を離れてラルフに近寄った]
(145) 2011/04/16(Sat) 23時頃
|
|
あ、うまそう。 フードシーカーに名前かえなよ、ラルフ? ってアンタはどっちなんだラルフ?
[頭から煙は出つつ、うまそうな食事を見上げれば 歓迎の意を表情に浮かべて。 ただ、それなりに若く見えるラルフは 悩むのか悩まないのかも尋ねつつ]
宗教がえらいっていうか 偉いのは神様で、その偉い人をあがめる集団が宗教?
[酷かった。][見当違いになってるのも そんなに違和感を感じず、自分なりの言葉で 宗教を分解して。]
……確かに、マッスル器とか……こえぇよな…… けど、アンタの時も よくわからないまま接続だったのか……? あの子も、そうなるんか……な?
(146) 2011/04/16(Sat) 23時頃
|
|
[トニー>>145が駆け寄ってくれば、その手にパンをのせ。]
どうぞ。足りなければまた用意しますから。 むしろ早く食べないとなくなりますよ?
[いっているそばからステーキが一枚きえ、ボトルが開く]
そちらのお姉さんもいかがですか。 任を受けるかどうかは知りませんが、思い悩んで体を壊すのはただの無駄というものです。 たべて飲むのは悪いことじゃないでしょう、きっと。
(147) 2011/04/16(Sat) 23時頃
|
フィリップは、寝転びながらオレもーと、ラルフの持つ飲み物に手を振る
2011/04/16(Sat) 23時頃
ラルフは、フィリップの寝転がった額にワインのボトルを置いた。
2011/04/16(Sat) 23時半頃
|
―――未成年の飲酒は 身体への悪影響がある可能性があるゆえ禁止されている。
[ペラジーと言葉交わす、沈黙の間にラルフが酒を勧めるのを聞けば、そんな風な言葉を向けたか。]
あまり感心しない。
(148) 2011/04/16(Sat) 23時半頃
|
|
おーう、お前、お前。 ちっちぇーって。 オレ、確かに大人とまでは言えんが お前だったら5人ぐらい抱えられそうよ?
[トニーがこちらに気づく様子には けらけら笑いながら答える。 ラルフが彼にパンを渡す様子には目を細め]
(149) 2011/04/16(Sat) 23時半頃
|
フィリップは、額に置かれてぐぎぎ、と零さぬよう手を伸ばす。
2011/04/16(Sat) 23時半頃
|
“しっと”は、誰かが羨ましいとか 誰かに不満を持つと生まれるんだって。 だから、満足できないと酷くなるの。 小さい頃は、何かを取り上げられたりすると すごく泣いて喚いて大変だったって……聞いたわ。
[自分の事なだけに少し恥ずかしそうに語る。 道化師の衣装、というのには興味を惹かれたようで。 けれど、その次の“僧になる”宣言には きょとんとした顔で目を瞬かせた]
一緒に寝るの、駄目……?
[悪意はないがどうやら残酷な要求のようだった]
(150) 2011/04/16(Sat) 23時半頃
|
|
おっさん固い!!
[>>148に思わず突っ込んだ。 一座でまわって生活のフィリップも 打ち上げやらなんやらで、 酒はそれなりに身近なせいか規則を守る気は、ない]
(151) 2011/04/16(Sat) 23時半頃
|
|
…いいえ。
『義の門よ。私のために開け。 私はそこから入り、主に感謝しよう。
これこそ主の門。正しい者達はこれより入る』
私は、希望があると信じています。 主は、応えてくださった。
『私の救いとなってくださった』
…ここへやってくることが苦痛であった私に、 信仰という支えを。…救いを、下さった。
[その救いが男の存在であることを示すように 青碧は真っ直ぐに見上げたまま続ける]
…お一人では、背負わせません。
(152) 2011/04/16(Sat) 23時半頃
|
|
じゃあ、パン屋さんは神様なのかしら。
[神の肉たるパンを売る者、から連想したらしい。 差し出されたトレイには嬉しそうに手を伸ばす]
ありがとう、いただきます。
[葡萄酒の“葡萄”の部分に惹かれたらしい。 ワインに興味を示した。 が、スティーブンが>>148と言うのには きょろきょろと2人の間で首を傾げた]
(153) 2011/04/16(Sat) 23時半頃
|
|
[フィリップの額にボトルをおきながら、苦笑い。 見上げたフィリップには、その瞳がみえるだろう。
思い悩むものにはありえないほどの、強い眼差し]
どちらでもないですよクラウン。 悩める少年でもないし、成長しすぎた大人でもない。
考えるところはありますが、それは悩むこととは違いますからね。 ……独りでいるわけでもないですし。
[さきほどから心の中で響く声。それは笑いを立てて]
(154) 2011/04/16(Sat) 23時半頃
|
|
――…、ちがうの? …オレは、“ずっと”。 そうだったよ。
[君の、考え。 その言葉に微かに眉を寄せるのは、冷やかにも聞こえる言葉尻の所為か ――それとも、己の意志だと。そう信じていたものの否定に対する困惑か。
何が違うのか、…何の答えを求めて、いるのか。 其れを測ろうと思考を凝らしても、…否、凝らそうと努力をしても。 その思いと反比例するかのように、思考は緩やかに沈んでいく。
一度、緩やかに瞬いたあおは、そのまま藍から逸れる。 どこか力無く、ゆるりと動いた視線は、机上に転がる赤い実を捉えた。]
[ ただ、]
(155) 2011/04/16(Sat) 23時半頃
|
|
[宗教について>>146はふむふむと咀嚼しながら]
最初の頃の事は……よく、覚えてない……。 怪我が治ったばっかりで、お姉さんに連れられてきて。 寂しくて怖くて泣いて、泣いて……。 あやしてもらってた事ばっかりかな、覚えてるのは。
[おかげで事件のトラウマを感じる余裕もなかったが]
色々教えてもらったのは、 その最初の人とさよならする時だったわ。
[果たして何才の時の事だっただろうか、それは]
(156) 2011/04/16(Sat) 23時半頃
|
|
[フィリップは額におかれたボトルを零さぬよう手に取り 起き上がって、栓のないプラスチック瓶に口をつける。 中は神の血と言うぐらいだから、当然赤。 豊かな香りが口いっぱいに広がる。]
……不満と羨ましい……か、なるほどね
[恥ずかしげに話されるそれは、 言葉だけ聞けば、微笑ましくも在り 正直少しみたいな、などとまで思うが 流石にそれは口にしない。けれど]
……あー……いや、駄目じゃない 嬉しいこと、では、あるんだけど…… なんつーか、どう説明すればいいのか ……理性がもたないとか、 アンタがちゃんとわかる前に襲っちゃいそうとか…… 痛くしないよう、気をつけるから……そのなんだ、 ……もし、手を出しても、怒らない、でね……
(157) 2011/04/16(Sat) 23時半頃
|
|
[先程の様子も思えば、こう言って伝わるだろうかといえば 伝わらない気は満載だが、 先程の取り上げられた時の話や、何かを思えば 自分のちっぽけな劣情のために 彼女の望むことを取り上げるのはと しどろもどろと説明を口にして 頬が熱いのはアルコールのせいだと言い張り、たい]
(158) 2011/04/16(Sat) 23時半頃
|
|
[ラルフ>>147にパンをもらい]
ありがと、おじさん! ぼく、トニー。
[嬉しそうにパンをかじりながら名乗った。フィリップに小さいと言われて>>149、むっとした表情になり]
どーせチビだよ、ぼくはっ。
[ふてくされながらパンを食べる。「小さい」と言われたことがやけに心に引っかかった。それを忘れるようにパンにかじりついた]
(159) 2011/04/16(Sat) 23時半頃
|
ペラジーは、視線はワインを囲む面々に移って、咎める男の声に首を傾ぐ。…問題点が解らない模様。
2011/04/16(Sat) 23時半頃
|
[フィリップとマーガレットのやりとりに微笑ましく思いながら、意地の悪い笑み]
つまり、フィルくんは男性らしい悩みにまみれてしまっているということですよマーガレット。 愛と性の違いになやむがいいよ、クラウン。
[そしてやおらトニーの頭を掴んでぐりぐりと]
もっと食べるといい。そして僕をお兄さんと呼ぶといい。 永遠に。永遠にお兄さん。
(160) 2011/04/16(Sat) 23時半頃
|
|
考えるは進むこと、 迷うは言葉どおりまようこと。
[これ、上等だね、、などと、瓶からワインを口にして 持って来た本人に 興味を惹かれる視線にニカっと笑う] [2人は、まさか妖精(?)のこととは思わず リンダという白衣の女性のことかな? と、首を傾げはしたけれど]
……何か、面白いことでも? それとも探し物でもみつかりそうですか?
[翠は興味深げにその強い眼差しの元を見やる]
(161) 2011/04/16(Sat) 23時半頃
|
|
[トニーがフィリップに返す言葉に小さく笑い]
そうね、優しい方だもの。 もしかしたら、優しいから選ばれたのかもしれないわね。
[器の適性を何によって見極めているかなどわからないからそんな推測を呟き。 背の小ささを悩む様子にはほほえましげな視線をむけて]
トニーはこれからが成長だもの、背はきっと伸びて行くわ。
[そういって励ますけれど。 ふと、ペラジーの年齢に驚いたことを思い出す。 24という年齢に見合わぬ少年のような姿のペラジーに視線を向け。 もしかしたらトニーもそうなる可能性があるのだろうかとわずかに眉を曇らせたときに、ラルフ>>147から声をかけられて驚いたように瞬いた]
(162) 2011/04/16(Sat) 23時半頃
|
|
あ、ええ……そうね。 考えなければいけないことだとは思うけれど…… ワインを飲むのも、悪いことじゃないわね。
[小さく笑って同意し。 ラルフからワインやくだものを受け取りながら、名乗ったかどうかを覚えていないから、もう一度名前をつげておいた]
(163) 2011/04/16(Sat) 23時半頃
|
|
[ラルフに「お兄さん」と訂正されて>>160]
お兄さん? わかった、じゃあお兄さんって呼ぶ!
[頭をぐりぐりされながらパンを食べ終え]
もうちょっと何かちょうだい、お兄さん!
[トレイを覗き込んで物色しながらねだった]
(164) 2011/04/16(Sat) 23時半頃
|
|
―待機室:大部屋>>155―
“ずっと”で、あるはずがない。 君は生まれたときから此処に居るのか。 そうではないだろう。 「召集された」はずだ。私たちのように。
私は君が此処に来たときから 今のようであったとは考えていない。 思考を放棄した「怠惰」、行き過ぎたそれは――
[其処まで謂いかけて ペラジーが眼を反らし、苺を見たのに気づいて]
……。 食事はまだだったか、ペラジー。
[視線の先。 意味するところをそう解釈したらしい。]
(165) 2011/04/16(Sat) 23時半頃
|
|
主に感謝を 主はまことにいつくしみ深い。 ……なんて、戯言
[苦い笑みしか出ない。 此処へ来て己の負の感情を、その醜さを先ず知った。 一人分でなく世界のすべてを背負えという 受け入れた先に希望などあろうものか 想像がつく故に、拒んだ未来にも想像がつく故に]
私に救いをくださるのは主では無いと 此処へ来て理解出来ました。 [まっすぐに射抜くような視線は 天の御使いであるなら、受け止める事も出来たのだろうけれど 神への信仰を失いつつある己には、身を苛むものでしかなく 苦い顔をして背を向けた]
……貴女が何を背負うというのか。 今のうちに此処を出てゆく方法をお考えなさい。
(166) 2011/04/17(Sun) 00時頃
|
|
どうだろうね。捜し物はみつからないけれど、さがすものははっきりしているから。
[ラルフにとって、それは自明。 任をないがしろにするわけではないが、そこにある違い]
面白いかどうかは……そうですね。
クラウン、例えばそのワインは美味しいですか? もっとおいしいワインを飲みたくなるとおもうことは?
[興味深げにみやる翠を、黒い瞳が見返して]
(167) 2011/04/17(Sun) 00時頃
|
|
[>>156 幼い頃の話には……考え込む。 自分の視点から見れば、トニーに痛ましさを思う。
ただ、マーゴの話を聞くと、わからない、故に ……と、言うのもあるのだろうか…… ただ、自由にとは言っても 選択するために情報を判断するにも難しい年頃 強制と代わりが、なく。]
[昔のマーゴの話に、 なんと答えて良いかわからず、フィリップはsの手を伸ばして 彼女の頭をそっとなでようとした]
(168) 2011/04/17(Sun) 00時頃
|
|
管理者の代わりだけならば、すぐに見つかるでしょう
[ため息を一つ。 手にしていた聖書を、寝台に投げた。 聖職者の行動としては有り得ない]
私は ……もう、戻れません
受けるも受けぬも自由だなど 私に選択肢など用意されていないのは、理解出来ています 聖職者たる私が 世界からの任を断ったなら世間の目がどう見るか
[己が拒絶することで世界が向かう方向よりも 口に出したのは己の行く末案じる言葉 寝台に沈む本を見下す黒檀色は陰りが深く]
早々に、立ち去りなさい。 私が未だ私であるうちに。
(169) 2011/04/17(Sun) 00時頃
|
|
おうおう、そう思ってむくれるなら よく食え、よく寝ろ、良く遊べだ。 ……牛乳と小魚も身長にはいぞ
[小さいにむくれるトニーには 軽く翠を瞬かせて。只言葉にするのはそんな軽い口。] [>>160には、余計なお世話だ、こんちくしょうと 一度舌を出した。]
(170) 2011/04/17(Sun) 00時頃
|
|
[子供は駄目、でもフィリップは飲んでいる。 手を出して良いものか判らないまま、 少女はしゃくりと林檎を口にした]
…………?
[嬉しい、けれど襲うだとか痛くしないだとか、 何だか不穏な単語にちょっとした混乱。 ただ、“泣かないでね”じゃなくて “怒らないでね”という言葉尻のおかげか きっと何か悪戯の類だと結論付けたらしい。
勿論、この施設に性教育なんてものはないし、 前の色欲の器にとって少女は対象外だったようだ。
しどろもどろになっている様が何だか面白くて、 くすくすと笑いながら]
(171) 2011/04/17(Sun) 00時頃
|
|
愛と性? フィルは男の子だから悩んでるの?
[男の子と女の子の添い寝がどうもいけないらしい。 とだけラルフの入れ知恵によって把握した]
[そうして、幼き日の自分とトニーを 重ね合わせているフィリップの内心には気付かずに。 頭を撫でられる事は気に入ったようで、 やはり無邪気に嬉しそうな笑みを浮かべるのだった]
(172) 2011/04/17(Sun) 00時頃
|
|
探し出して如何程で?オレは8年だったけど。
[探し物と言う単語はつい最近までフィリップにもあった ただ、フィリップの場合はとても具体的な存在だったけれど] [トニーに優しく言葉をかけるコリーンに やっぱ、良い女だなぁと、ちょっと翠を細めて一度見て そうしてから翠は、ラルフの光吸う色を見つめる。]
このワインはなかなか美味いね。上等だと思う。 ……美味いワインは飲めるなら。なお飲みたいな。 出きるなら、モノそのものが美味いだけじゃなく 美味いと思える環境で。
[例えば、任を終えてマーゴと2人で飲めたら 同じワインでも、いや、これより上等じゃなくても などと、ちょっと妄想込みで口にしつつ、翠は細まる]
(173) 2011/04/17(Sun) 00時頃
|
|
[きょろきょろとするマーゴに言葉を向けた。]
アルコールは酔いを呼ぶ。 加減を知らなければ 酩酊し足元も覚束なくなる。
―――地域によっては16で解禁される場合もあるようだが。
[さて、食事が必要ならばペラジーをラルフが持ってきた食べ物のほうへと示すつもりだが]
(174) 2011/04/17(Sun) 00時頃
|
|
――、召集、…。
[確かに最初からいた訳ではない。肯定するかの様に、かくんと頷く。 呼ばれた事も、ここに初めて来た時の事も覚えている。 ――しかし、]
…、二つ。 くれたから食べた。
[思考は切れる。投げられた問いには沈黙の後。 ゆっくり持ち上げた手を、鳥を連れた少年の方へと指差して首を横に振った。 ふたつ。…其れが苺の事と理解出来るかどうかは解らないが。
何にせよ、彼にとって何かを一口でも口にすれば、 其れは食事をした事と同意らしく。]
(175) 2011/04/17(Sun) 00時頃
|
|
…、…チャールズ様。
[ゆる、と。手が小さく拳を握る。 けれどそれは直ぐに解けてしまった。 握って、開いて、うまく言葉にならないものを 形に纏められたらと思えど]
…私は、出て行くつもりは、ありません。 たとえ、器がチャールズ様でなくとも、何度器の方が変わっても
[言葉かたちに出来たのはただひとこと。 それだけは、今、間違いなく決めていることだった。 背を向けてしまった男に、深く頭を下げると踵を返す。 きっと、今は自分が何を言ったところで彼は 耳を貸す気はないのだろうと、そう思って]
───私は、私に与えられた役目を全うします。
[顔を上げると、そこにある背中を もう一度じっと見てから扉を押し開けた]
(176) 2011/04/17(Sun) 00時頃
|
|
[フィリップの答え>>173にうん、とひとつ頷きながら]
そうだね、僕もそう思う。 けれど、ワインに興味のない人にとってそれは面白いかな。
……あるいは、大罪に視えるかもしれない。 強欲だ、とね。
[くすり、笑って見せて。つまりそれは己のことだと]
まあ、そういうことですよ。
(177) 2011/04/17(Sun) 00時頃
|
|
[アルコールについての説明を聞けば]
私は14だから……やっぱり、ダメ?
[酩酊の意味は解らなかったが、 足許が覚束ないというのは困ると解った。 興味本位で匂いを嗅いでみたが、 それだけで少しくらっときたようで]
私の知ってる葡萄じゃない……。
[ふるふると首を振った]
(178) 2011/04/17(Sun) 00時頃
|
|
……ベルナデット 貴女の任が、何であるのか よく考えた上で同じ答えが出せますか。 主を信じるのと 己の思考を放棄するのとは 違うのですよ。
[ぎぃ、と扉が開く音がして 背を向けたままそう言葉を与える。 こちらの表情は見えぬだろう]
理解できたら 「何度器が変わっても」ということが有り得ぬ事も 理解できますよ。 「色欲」を管理するなら 先に壊れるのは、器ではなく管理者です。
[手にしていた写真が、くしゃりと握り締められた]
(179) 2011/04/17(Sun) 00時頃
|
|
―待機室:大部屋― ……。
[ペラジーの答えに、沈黙の間。]
その量は、食事とは言わない。
[やや渋い表情でいう。 怠惰。面倒を厭う。 食事が面倒なら、やがて息をするのも―――と言い出しそうではないか。
まるで緩やかな死だ。]
…少し分けてもらいたいが、構わないか。
[スティーブンは、 ラルフたちに話を向ける。]
(180) 2011/04/17(Sun) 00時頃
|
|
[マーゴのくすくすと笑われ、ふてくされたように ワインのボトルを煽る。 彼女が飲むか、飲まないか、は 本人の判断に任せつつ。]
……大事じゃなかったら、なやまねーよ……
[性別を口にする様子に、興味がない相手なら 雑魚寝しても気にしない。 本当に大事だから逆に惑うのだと、 ふてくされながら零しても、 無邪気そうな笑みを向けられれば、 結局すぐ機嫌はなおってしまったが]
(181) 2011/04/17(Sun) 00時頃
|
|
[相当弱いのかもしれない、 酒気にあてられたのか少し目元を擦ると]
ちょっとお水、探してくるね。
[そう言ってリベラをフィリップの膝へと戻すと ゆったりとしたスカートの裾をふわふわさせながら、 廊下へと向かった]
→ 廊下 ―
(182) 2011/04/17(Sun) 00時頃
|
|
[フィリップにアドバイス?をされて>>170]
うー……よく寝てよく遊んでたけど、よく食べてなかった。だからぼく背が伸びないのかなぁ?
[コリーン>>162にはこれから伸びると言われたものの、確証が持てずに悩んだ。ラルフが持ってきたトレイ>>138からパスタの皿を取って、テーブルについて食べ始める。パンを食べた後なので食べきれる自信が無かったが、パン一つでは足りないのだった]
(183) 2011/04/17(Sun) 00時半頃
|
|
[行きがけに聞こえたフィリップの呟き。 “大事”という単語にほんの少し口元の笑みが深くなる。 ご機嫌な様子で廊下へと歩いて行く様は やっぱり何処か子供じみていて]
悩み事は、相談すると良いの。 でも、男の子の悩みだから私じゃ無理かな?
[こてりと首を傾げて。 悩みの内容を想像するのだが、 やはり何にも思い当たらずその内忘れてしまうのだった]
(184) 2011/04/17(Sun) 00時半頃
|
スティーブンは、マーゴの様子を見ると、動きは少ないが謂わんこっちゃない、といいたげな表情になる。
2011/04/17(Sun) 00時半頃
|
[スティーブンに答える代わりに、トレイを差し出す]
もうすこし、持ってきたほうがいいかもしれませんね。 全員思いつめすぎていますよ。
規律と法を守るのもよしあし、ということはありますから。
(185) 2011/04/17(Sun) 00時半頃
|
|
どう捉えるかは、見手の自由、だしな。 …… アンタの前で演技披露は難儀しそうだ。
[ラルフから返る答えに、なるほどなと くすくす笑いながら、ボトルから口を離す。 アルコールが軽くまわる、陽気な感覚。]
だが、辛気臭い話より 面白い。 ……と、マーゴ……? ん、わかった、足元気をつけてな?
[ふらと、立ち上がる様子に、 おや、酒には弱いのかと 妄想は彼女の分はぶどうジュースに修正を加え リベラを肩に戻しつつひらりとそちらには手を振って]
(186) 2011/04/17(Sun) 00時半頃
|
|
―少し前・待機室―
……え。
[>>85代わりに走る、と言われて目を見開いた。 その発想は無かった、と言わんばかりに。
「マーゴを抱えてだって」と言うのには、何だか嬉しそうな、けれど困ったような笑みになる。 ……走れる者への、大事に思う対象が居る事への、ある種の羨みのような感覚がして。]
ありがとう。……でも、彼女を抱えている時は、彼女を優先させて。 大事、なんでしょう? うん、じゃあ、代わりに。僕でできる事なら、代わる。
[そうして、暫し思案する。 我慢。…と言うよりは。痛い事を、耐えていた頃の事。 何か、何を。思って居たのだったか。 伝えられるとして、それは。余り人の多い所で話したいような無いようでも、無い気がした。
手を打って、何か納得した様子には僅かに首を傾げ。]
(187) 2011/04/17(Sun) 00時半頃
|
|
……間違え、なければ。
[>>86言葉を反芻する。 間違えてしまったなら。やはりそれは駄目なのだろう。 とは、下がった相手の眉を見てしまえば、言えなかった。]
[蜜柑を強請る、彼の相方の様子は苦笑して眺めつつ。 暫くは、何かを考えるかのように。 口をつぐんで、皆の話を聞いていた。
フィリップの、青少年…性少年?らしい悩みが垣間見えるのには、くすりと笑みを漏らしてしまったけれど。]
(188) 2011/04/17(Sun) 00時半頃
|
|
…主は、道を示されました。 私は、自分の意思でその道を歩くことを決めました。 放棄したのではありません。選んだのです。
[開いた扉の外には鼠が二匹並んでこちらを見上げていた。 逃がさない、とでも言うつもりなのだろうか。 けれど、逃げるつもりはなかった。 言葉にしているのと同じこと]
『純潔』とは、心に穢れなく清らかであること。 邪念や欲念に染まらず潔白であること。
…チャールズ様。 私は、『純潔』としてこの場にあることを命じられるのであれば これこそが、私が強く心に縛めなくてはならない事と考えます。
(189) 2011/04/17(Sun) 00時半頃
|
|
―待機室―
…、でも、たべた よ?
[食事とは言わない。その言葉に、困った様に首を傾ぐ。 青年が差し出すトレイを視線だけで見やって、少しだけ不服そうに眉を寄せた。 …尤も、其れも随分と些細な変化だけれども。
少女が水を求めに立ち上がるのを見送りながら、 少し離れた机上に置かれたままの苺へと緩やかに手を伸ばす。 己に未だ半分掛った毛布がその拍子に更にずり落ちるも、其れに然程気にした様子も無く。]
――オレ、あんまりたべない から。 …もってこなくても、食べていいよ。
[もう少し必要かと、そう口にする青年に。あげる。と、そう付け足して。]
(190) 2011/04/17(Sun) 00時半頃
|
|
おや、よく食べてなかったのか?
[トニーの返ってきた言葉には 彼の普段を知らないから、ふぅんと 暴食の器になった小食?らしい少年に 緩く首を傾げつつ、ボトルにもう一口、口つけて。]
ま、明日すぐ伸びるもんでもないし 気長にやんな?
[と、逆にあまり長身が好ましくない軽業師である 己には、小さいことを気にする感覚は よくわからず、気楽に述べる。]
(191) 2011/04/17(Sun) 00時半頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/04/17(Sun) 00時半頃
|
― 廊下 ―
[ひらひらと手を振り返して。 大丈夫、大丈夫と軽くステップを踏みながら歩いて行く。 人気のない廊下は熱気も少なくひんやりしていて、 熱を逃がすように両手で頬を包み込んだ。
そうしている内に]
……あれ、どっちだっけ。
[そのまま出てきたは良いものの、台所ないしは洗面所は 何処を曲がれば良かったのか。 幾つか扉が並んでいる様子は、目的の場所とは少し違うように思えて。 くるりと辺りを見渡せば、開きかけの扉の前にねずみが2匹]
ねずみさん、ねずみさん。
[道を教えてもらおうと歩いていけば、 人の声がしてはたと立ち止まった]
(192) 2011/04/17(Sun) 00時半頃
|
|
[あまりたべない、というペラジーに。こくりと頷きつつも。]
好きにしたらしい。けれど、僕は食べる。 そしてそれを見ていてめんどくさがる君が欲しくなるかもしれない。
あって悪いものじゃないんだよ。何事もね。
[ふらり、台所へ。その口にステーキの切れ端がでたままなのはご愛嬌。]
(193) 2011/04/17(Sun) 00時半頃
|
|
―待機室:大部屋>>185―
ありがとう。 ラルフ、でよかったか。
[トレイを受け取り確認する。 必要あらば名乗るであろう。 スティーブン自身は食事を既に済ませていたから、それはそのままペラジーの元へと運ばれることと成る。]
栄養を摂取する、というためには バランスのよい食事が肝要だ。
[真面目な顔で謂った。]
(194) 2011/04/17(Sun) 00時半頃
|
|
……染まらず居られると思っているなら いっそ試してみますか? [くす、と思わず笑みが漏れた。 浮かぶのは彼女の持つ性質に対する嫉妬、憤怒]
人は痛みには耐えられても 快楽にはおぼれてしまうものだと言います 今まで無事に居られたのは この場で吸い上げがあったからこそ。
私は今から私の行く先が見えています 染まらずに居られるとは到底思えません。
人は主と違い 完璧ではないのですから。
(195) 2011/04/17(Sun) 01時頃
|
|
[スティーブンとラルフの対話を酒を煽りながら見る。 スティーブンの干渉具合は些か癇に障るが ペラジーの様子や、彼が管理者であること、は なにか、因果関係があるかもしれないな、と 特に口を挟むことはせず。
ただ、ペラジーの様子はどうだろう?と 視線を彼に投げれば 丁度>>190苺に手を伸ばすのが見えて 安堵と嬉しい気持ちで目が細まった]
(196) 2011/04/17(Sun) 01時頃
|
チャールズは、マーゴが開きかけの戸を覗いたなら、背を向けた黒い長身が見える筈。
2011/04/17(Sun) 01時頃
|
[伸ばした指の先に、赤が触れる。 ゆっくりと摘まんだ其れを再び掌に乗せると、ゆるりと、あおを瞬いて。]
――…、そうなの?
[…取りに行くの、面倒くさそう。…其れも怠惰による思考には違いなかったが。 台所へ向かう青年の言葉に、不思議そうに僅か頭がゆらりと揺れる。 何かを口に――恐らく、何かの肉。が、食み出ているのに興味を惹かれたのか その視線は、青年というよりは…口許に向けられていたが、さて其れに気付くかどうか。]
……こんなに食べるの、…むり。
[運ばれてきた食事に、ふる、と首を振る。 己を見下ろす真面目な顔を見上げて、もう一度首を振った。 ――胃の許容量的にか、面倒臭さの度合いか。…その両方かもしれない。]
(197) 2011/04/17(Sun) 01時頃
|
|
うん。ぼく、あんまりたくさん食べられない……。 明日急に背が伸びてたらびっくりだよ。
[パスタを食べながらフィリップ>>191に答えるが、パスタを半分近く食べた辺りですっかり満腹になってしまった]
ごめんお兄さん……残しちゃった……。
[食べ物を残したことをラルフに謝罪し、食べかけパスタの皿をそのままにしてテーブルから離れる。空いているソファに向かい、身を*沈めた*]
(198) 2011/04/17(Sun) 01時頃
|
|
…チャールズ様。
[僅かに向けた青碧に含まれるのは悲しみ。 けれどそれは試すことに対してではなく]
私は、それでも ……?
[言葉が途切れた。 鼠たちが一啼きして、走り出した。 その軽い足音はやってきた少女へと向かう]
(199) 2011/04/17(Sun) 01時頃
|
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2011/04/17(Sun) 01時頃
|
[最初に出会った時とは 任を知らされる前とは別人のような印象にも なったかもしれない 己の事で手一杯で、その手の中に 守るべき妻子はぐしゃりと握り潰されて]
……?
[ネズミが鳴いた。 今の今までその存在に気づかず 確かめるように振り返る]
(200) 2011/04/17(Sun) 01時頃
|
|
ベルナデットお姉ちゃんに、……チャールズおじさん?
[開いた扉、ベルナデットの肩越しに見える長身。 何やら雰囲気が平常ではなさそうなのを感じて、 駆け寄ろうとした足を止めて一歩後ろへと引いた。 ガイダンスが告げられてからのチャールズの様子を思い出す]
……あの、お水探しにきて。 それだけ、なんだけど。
[おずおずと、声をかけた]
(201) 2011/04/17(Sun) 01時頃
|
マーゴは、駆け寄ってきたねずみ達をしゃがみ込んで迎えた。
2011/04/17(Sun) 01時頃
|
[何か紙がくしゃくしゃになるような音がして。 ねずみ達を受け入れた体勢から視線を上げた]
あの……だい、じょうぶ……? 具合、悪いの?
[ねずみを両手に抱いて立ち上がる。 水場を尋ねるにも尋ね辛くなって、少し口ごもった]
(202) 2011/04/17(Sun) 01時頃
|
|
―個室6― [おじさん、と疑問系。 苦笑いを浮かべて首を振る]
お水ですか? この先は個室ばかりですよ。
[後ずさった、その態度で 振り返りはしてもその足を寝台傍に縫いとどめたまま しゃがみこんだ彼女の顔色に疑問が浮かぶ]
……マーガレット 何故、お水が必要なのでしょう
(203) 2011/04/17(Sun) 01時頃
|
|
[さらにその後ろから声をかける、信仰からおそらくは、最も離れた青年の声。 はたしてそれはなんの囁きか。
かつん、という靴の音とともに、現れる]
そして僕は食材と酒を調達に。 ……たいへんそうだね、牧師さん。
[笑う口から、赤い、いろ]
信仰は、人を強くもするが…… 『狂わせもするもんな、反動で』
[その言葉は、さすがに伏せた]
(204) 2011/04/17(Sun) 01時頃
|
|
―待機室:大部屋>>197―
全部とは謂わない。 ある程度は食べることだ。
[ペラジーは随分と長い間ここで 任についていることは恐らく間違いはなさそうだ、とスティーブンは考える。危惧しているのは、「怠惰」に飲まれきってしまえば彼がどうなってしまうだろうかということ、だ。]
(205) 2011/04/17(Sun) 01時頃
|
|
そうなんだ、じゃあ何処かで間違えちゃったのかな……。
[よく考えず歩き出すからこうなるのだ。 水が必要な理由を問われて]
えっとね、皆でご飯を食べてたんだけど、 ワイン?葡萄のお酒をラルフお兄ちゃんが持ってきて。 匂いを嗅いだら何だか変な感じになっちゃって。、 それで、お水が欲しいなって。
(206) 2011/04/17(Sun) 01時頃
|
|
具合は悪くないんですが ……ここで負の感情を吸い上げられなくなってから 私自身の悪いところがたくさん見えて それがつらいんですよ。
皆さんにも、其の気持ちをぶつけてしまいそうで 恐らくむこうへ行けば 貴女に聖書の文句を差し上げる事も 難しくなるのでしょうね。
[マーガレットにわかるように 噛み砕いて今の己の状態を説明する。 靴音と共に現れた人の声>>204。 見れば肉を咥えた獣――否、ラルフと言うのだったか]
(207) 2011/04/17(Sun) 01時頃
|
|
…どうしましたか。
[ひとつ息を吐き出すと、マーガレットと同じ視線の高さに 合わせるよう少し自分の膝を追って問いかける。 水を探しに。その言葉に青碧を少し瞬かせ]
…じゃあ、一緒に探しにいきましょうか。
[そういえば、炊事や貯蔵に関わる場所を知らない。 これ以上チャールズと話していても埒はあかないだろうし、 ものを食べることで少し頭に栄養をやれば 自分ももっとうまいことが言えるようになるかもしれないと]
…あなたは
[薔薇の人。 名前よりも先に、浮かんだのはその単語]
(208) 2011/04/17(Sun) 01時半頃
|
|
[先程話したムパスにも笑われれば またふてくされ気味に。 >>187には、優先順位には素直にこくりと 頷いたのとは、まったく別の表情で。]
…………確かに、小食だなぁ…… ん、まぁ、カルシウム優先して取っとけ。
[確かにトニーはパスタを食べきれず。 際ほどラルフからもらっていたパンは 確かさして大きくなかった、ような。 謝罪の後ソファに戻る様子に 不思議な組み合わせだと、暴食といわれても 合致しない食べっぷりだと思った]
(209) 2011/04/17(Sun) 01時半頃
|
|
信仰は意思の弱い人間のすることだ と、仰る方もいるのですが ……主の教えによって、困難を克服出来るならば 其れは素晴らしい人間改革
だと、 此処へ来る前の私ならば、そう答えたでしょう。
[ラルフに対して唇が笑みを作る。 青年は本能のままに生きているように感じられた]
嗚呼……ワインを飲んでしまったんですね? ほんの少しであれば、良いのですが 過ぎれば幼い貴女には負荷のかかるものになるでしょう
ベルナデット、彼女を頼みますよ。
[>>206疑問はマーゴの口から直ぐに解けた。 >>208探しに行こうかと言う己の管理者へ これで離れる口実が出来たとすこし安堵が胸に落ちる]
(210) 2011/04/17(Sun) 01時半頃
|
|
……僕も、一杯だけ。
[…思いつめて考えすぎてもいけないのだろうか。 ラルフの持ってきたワインを、グラス一杯だけ希望した。 一口傾ければ、あまり得意でないアルコール。 飲めばすぐに、くらりと酔いが回り始めた。**]
(211) 2011/04/17(Sun) 01時半頃
|
|
[掌で転がした赤を、ゆっくりと摘まんで、持ち上げて。 一度はやはり降ろした腕を、ゆるゆると再び持ち上げると その小さな一粒を口へと、押し込むように放り込んだ。
たった一度だけ、噛むように口が動いて。止まる。 ――暫しの間、 ごくん、と丸と飲み込んだ。
“食べる”術そのものを怠る其れに、喉が痛かったのか眉を寄せながらも、 ふと、此方を見る少年に気付けば、 たべたよ。と簡素に約束の完遂を報告して。]
……、ある程度…。
[肉、フルーツ、パン、パスタ。他諸々。盛られた其れを見ながら、その言葉に項垂れる。 肉は、噛むのも億劫で食べる気がしない。フルーツは皮が付いているし、パンも千切る事が前提。パスタも、…食べれるかどうか。たっぷりの時間、にらめっこが続く。]
(212) 2011/04/17(Sun) 01時半頃
|
|
[ムパスがワインを口にするのを横目で見た後 もう一度視線をペラジーに戻せば その口元、赤い実が運ばれる。
報告には、ワインボトルをテーブルに置き立ち上がる。 ……一度スティーブンを見た後肩にリベラを乗せ そっとペラジーに近寄った。]
……苺、全部食べてくれたね。 嬉しいよ……ありがとう、ペラジー
[報告してくれた彼へ、そう言って ちょこんと隣に座り込んだ。 ……食料の乗った皿。どうするのだろう?と にらめっこする彼の顔と交互に見詰て]
(213) 2011/04/17(Sun) 01時半頃
|
|
[来る前の。その言葉を聞いて、にやりと。 哂う顔は、はたしてなににみえるのだろうか]
ようこそ牧師さん。『こちら側』へ。 それも世界の真実のひとつでしょう。
[帽子に隠れる、黒い瞳は笑って]
その答えができたことを、堕ちたととるか、伸びたととるか。 それが分かれ目、境、なんでしょう。きっとね。
(214) 2011/04/17(Sun) 01時半頃
|
|
―待機室―
[ワインを受け取った後、皆の話を聞きながら考え込んでいる。 ペラジーに食事をさせようとするスティーブンの言葉や、フィリップがトニーにむける言葉。 ひとくち、ワインを飲みながらちいさな吐息を零す]
あら……
[考え込んでいる間にラルフも部屋から出て行ったことには気づかなくて、いまごろいなくなったことに気づき。 トニーがパスタを食べきれずにソファに横なったのを知った]
やっぱり残してしまったのね。 ――それでも、いつもよりは食べたようね。
[残ったパスタの量を見て、先にパンも食べていたことを思えばそんなことを呟き。
戻ってきたムパムピスにおかえりと声をかけ。 ワインに弱そうな様子に大丈夫かしらと心配そうな視線を向けながら、また志向の海に沈むのだった**]
(215) 2011/04/17(Sun) 01時半頃
|
|
―個室6内―
――歓迎の言葉を頂くのは、奇妙な心持がします。
[ラルフの視線はこちらからは見えない。 肩を落とし、首を振る]
私は信仰を持つ者ではありますが これから向かう先に希望などないことくらい、理解出来ます。 堕ちた、と……そう取るべきでしょう けれど踏みとどまりたいと思う気持ちもまだ残る
……それで、貴方 何時からそちら側にいらっしゃるのか、問うても? 思えば初対面時からあなたは「そう」であったように お見受けしますが。
(216) 2011/04/17(Sun) 01時半頃
|
|
[怠惰に飲まれきった時に、己がどうなるのか――青年は知らない。 尤も、考えもしないだろう。
少し前、テクノロジーに繋がれていた頃は、そも起きる事そのものが、酷く困難だった。 唯でさえ今も口数は少ないというのに、 それ以上を口にする事も無く。 管理者だった者によって、辛うじて未だ“人”として繋ぎとめていた。
ならば、其れが無くなれば。手を尽くしきれぬ程に器が満たされてしまえば。 ただ、生命活動を続ける、“何か”になり下がる。
――青年の一つ前、怠惰の器だった『少女』が そうだったように。]
……、食事って、 どれだけたべれば、 …いいの。 …4つ?
[ある程度。その量を問う様に その視線は再び男へと。 …示す個数は、恐らく先の会話からして――苺の量に換算したもの。]
(217) 2011/04/17(Sun) 02時頃
|
|
―個室6―
いかなるときであれ、歓迎されて悪いというものでもないでしょう。 ……堕ちた、ととるのも、また欲望の現れではあるでしょうが。理想とは常に心を縛る。
[質問をうければ、ふむ、と熟慮2秒。ラルフにとっては、珍しいことではあったが。]
『いいじゃんいっちまえよ。おもったとおりにさ。やれやれやっちまえ。』
[無責任に煽る声に苦笑]
……"僕自身”をいうのならば、いまだに黄昏のそばに。 けれど。"僕”を言うのならば、おそらくは生まれ落ちた、そのときから。 本質は知りませんがね。そう刷り込まれましたから。大切な友人に。
(218) 2011/04/17(Sun) 02時頃
|
|
……はい。
[チャールズの言葉に数拍おいてひとつ頷く。 それから、マーガレットを促して歩き出した]
行きましょうか。
[チャールズと話しだした薔薇の人に軽く目礼だけ。 歩き出したまでは良かったが、結局自分も水のありかを知らず]
…鼠たちは、知らないのかしら。
[マーガレットの腕に抱かれたに引きの白い鼠をじっと見た。 ぴるぴると、小さな耳が震えているのが見える]
(219) 2011/04/17(Sun) 02時頃
|
|
…時間。すごい かかった。
[隣へ座る少年に、こくん。と、一つ頷く。
食べることすら、酷い労力を要する青年にとって、 随分と時間が掛ったとはいえ、食べきった時点である意味奇跡にも近い。 時間が経てば経つほど、行動を躊躇う気持ちは乗算される。 ――恐らく目の前に鎮座する、食料山盛りのトレイとの二択にならなければ …まだまだ、先に持ちこされていたかも、知れないが。
長いにらめっこが続いた末、ようやく、という態でパスタの一本を 摘まむ。 …行儀を問われれば、どう見ても最悪としか形容しようがないが ――そも道具を使用する食物の時点で、本来、面倒この上ないもの。
ゆっくりと持ち上げた其れを、全て口へと入れて、 飲む。]
(220) 2011/04/17(Sun) 02時頃
|
ベネットは、そのまま、鼠とマーガレットと共に水を求めて廊下をうろうろ**
2011/04/17(Sun) 02時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/04/17(Sun) 02時頃
|
―待機室:大部屋―
[スティーブンは知らない。 かつて己の友、ギルバートもまた 同じように管理者として器の変わり行くさまを見たことを。 ――それは作為か、偶然か。]
無理のない程度にだ。
[量について苺に換算されても、 わからないと言いたげだった。]
(221) 2011/04/17(Sun) 02時頃
|
|
…咀嚼しろ。
[重症だ。そう思った。]
(222) 2011/04/17(Sun) 02時頃
|
|
[少女二人の姿が視界から消えると あからさまにほっとしたため息をついた]
……貴方の前では自らを飾るのも、無意味に思えます 気が楽で、助かりますよ。
[首元のローマンカラーを片手で外し どさりと寝台に腰掛ける。 スプリングがきいて、聖書が跳ね上がった。 聖職者として自身を主にささげたという証の其れは 枕元へ投げ捨て]
素直な方ですね。 地上に居るときからだとすれば、貴方自身の欲と さらに増える世界すべての欲と……膨大な量の大罪に眩暈を覚えます。
貴方に地上にあってはならぬ其れを刷り込まれたご友人は 此処の出、だったのでしょうか。
[問いに篭る音にはここから出た未来があるのかと僅かな期待交じり]
(223) 2011/04/17(Sun) 02時頃
|
|
[生命活動を続ける、“何か”とは、どのラインから そう、と判断されてしまう、のだろうか?] [ただ、彼はまだ、リベラに興味を示したり 過去の管理者の言葉を守ろうとしたり…… 他者の言葉に動く心が、ここにある。] [怠惰……の果てに在るもの、明確に言語化できるほど 想像はついてはいない。 けれど、めんどくさい、が食べるよりも先に来、 実際痩せすぎな体系になっている彼を見れば、 感覚的に、怖さを感じはしたが。] [だから、めんどう、より優先されることが 増えればいいとは、思う。] [ただ、それと同時に、思うこともある。 ………何処まで、彼の自由、なのか。]
……時間、掛かるけど、食べてくれたんだ。 [年上にいかがなものかと思ったが 手は自然に伸びて、ゆっくりとパスタを飲むのを見ながら 何とはなしに頭を撫でて。]
(224) 2011/04/17(Sun) 02時頃
|
|
[跳ねる聖書を見て、ああ、本当にやってきたんだな。と鈍いいろで理解する。 同時に思うのは、あの少女の行く末。
……それもまた自由で、真実か。と思うけれど。]
残念ながら、ここの出ではないですね。 むしろ世界の出ではない。
[しかし、答えはその希望を打ち砕くもので]
友人はいつもいますよ。今も。 楽しげに笑っています。
『けけけ。まったくだよな。世界にくれてやるもんなんざねーっつの。』
(225) 2011/04/17(Sun) 02時半頃
|
フィリップは、スティーブンの声に一度彼を見て、また視線を戻す。
2011/04/17(Sun) 02時半頃
|
…もう、無理だったら。…食べなくても いい?
[僅か遠慮がちに紡ぐ言葉は、実際に既に無理なのか…怠ける事を期待しての事か。 尤も、元より殆ど食事らしい食事をしない青年の胃袋は、酷く小さくなってしたし 幸か不幸か、殆ど動かない彼の熱量の消費量は尚更に少ない。 その中で珍しくも苺を幾つか食べたのであれば、確かに常よりは膨れている、が。]
…のんじゃ、ダメ か。 飲むのが多かったから、 そっちが 楽。 …なんだけど。
[…面倒。 と、言いたげな、顔。 飲むのが多い、というのも、ただ行動の話では無く、固形よりも流動食、の旨ではあったのだが、残念ながら、足りない言葉では伝わり切りそうにも無く。
…渋々、もう一本摘まんだパスタを、 今度は、一度だけ噛んで、飲み込んだ。]
(226) 2011/04/17(Sun) 02時半頃
|
|
…………此処でも世界でもなく 今も、いらっしゃる……
[謎賭けのような答えに 希望打ち砕かれるよりも疑問が胸を占める。 握り締めた片手、胸に当てて]
それは Personality Disorders……?
[思い至る人格障害という単語。 嗚呼、いっそそのように壊れてしまえば 楽になれるのかもしれない 浮かぶ思考が濁る]
(227) 2011/04/17(Sun) 02時半頃
|
|
彼は認めませんがね。俺は独立してるって。 ……ミスタ・スティーブンあたりに言わせればそうなるのでしょうか。DIDのほうかな。
[朗らかかつ穏やかに、そう語る]
ま、なんにせよ。 「世界」とはかけ離れたところで生まれた友人です。 こんな妙なテクノロジーに、奪い取られることも、なかったんでしょうね。
[くくく、と愉悦をこぼし]
実に素晴らしい。僕は幸運ですよ。生まれた時から枷を外してもらえたのですから。
(228) 2011/04/17(Sun) 02時半頃
|
|
…うん。けど、… つかれた。
[時間が掛ったことか、食事そのものか。全てを含めた現在の話か。
頭を撫でる手に、ぱちりと――瞬く。 年下に撫でられる経験は、流石にそう多くない。 こくり、と二口目を飲み込んだ後、緩やかに視線は少年へと向く。]
…オレ、小さい子じゃ、 ない よ?
[少なくとも、当人はその心算だ。]
(229) 2011/04/17(Sun) 02時半頃
|
|
あっさり肯定されるんですね しかし、おかげで異質だった貴方の存在が腑に落ちました 貴方は……地上に居ながらにして 両方を兼ね備えたひとであったと……
[寝台に座ったまま見遣る瞳を細くして]
其れを幸運と思える感情には 世界が関与しているのでしょうか それとも、貴方自身、が本当にそう感じていらっしゃるのか
興味深いですね あなたの本質が、とても気になります。
[薄く笑みを浮かべる。 前の穏やかな微笑みとは僅かに違う、慾混じる含み笑い]
(230) 2011/04/17(Sun) 02時半頃
|
|
ですが今は ……別の欲求に従う事にしようかと。
食事は未だ、余っていますかね?
[浮かんだ慾のまま、手を伸ばす事を今はせずに 食料のありかを問うた**]
(231) 2011/04/17(Sun) 02時半頃
|
|
でも、オレは嬉しい。 ……食ったら、また休むといいよ。 疲れたら休めば、いいんだ。
[どのくらい、休息すれば、その疲れたは回復するのだろう? マーゴ同様、以前から器で擦り切れた彼にも 長い休息があれば良い、と思う。]
……撫でられるのは、いやか? 子ども扱いって言うより、 なんか、撫でたかったんだけど、さ? ……ハグも、キスも自重した結果のつもり、なんだけど? オレ、リベラのこと心配して追っかけてくれた ペラジー好きだし?
[青が瞬くのに、にやりと笑い軽口1つ。]
(232) 2011/04/17(Sun) 02時半頃
|
|
[くくく、と浮かぶ笑いは、まさに欲のままに。 ふたり分の嗤いが、まじって]
嘘なんてつくだけめんどくさい。 それでなにかが手に入るなら、どこまででも嘘を語りますけれどね。
食料ならまだまだありましたよ。これからとりにいくところです。 大部屋にいてくださればお持ちしますよ。
[獣のような笑みのまま、台所へと向かい直した**]
(233) 2011/04/17(Sun) 02時半頃
|
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2011/04/17(Sun) 03時頃
|
……、そっか。
[少年の言葉に、落とされた視線は中途半端に引っ掛かったままの毛布へと落ちて。 緩やかに持ち上げられた手は、その毛布の裾を軽く、握る。 …そう言えば、己の意思で休む事はあまり無い。と、思い当たった。 気付けば、まるでスイッチが切れたように意識は眠りの底へと落ちる。 ――惰性の微温湯に浸った故の、半ば強制的な休息が殆どだと。]
――あんまり撫でられたこと、 …ない。
[嫌か否か。考えるように首は傾いで、よくわからないとぽつり零す。 にやりと笑う様子に、もう一度あおを瞬いて。こくん、と一つ頷いた。]
…オレも、 リベラ すき? …だよ?
[お返しにと、言葉を返した心算だったのだが ――足りない言葉は、お返しの割に少年も対象の含まれているのか微妙な言葉になってしまった。 向けられた言葉に対する反応は酷く薄い。照れる様子も、喜ぶ色も無いが、 ただ、幽かに滲む表情からは、少なくとも不快ではなさそうだった**。]
(234) 2011/04/17(Sun) 03時頃
|
|
[「そう、そう」と、相槌つきながら 毛布をそっと握る様子を目にし パスタ二本減った食事に視線を移し、 結果、食事の中断になってしまったかと 少し、申し訳ない色でスティーブンを一度見上げる。]
嫌じゃないなら、良かった。
[……17歳より以前はどう、だったのだろうか? その言葉に、内心、ふと疑問に思う、けれど 嫌がるのでない様子に、もう少しだけ頭を撫でて。 ………ただ、今度は翠が瞬く番。]
(235) 2011/04/17(Sun) 03時半頃
|
|
……だってさ、リベラ。良かったな。 へへー 嬉しいなぁ
[己が抜けているのはさておき、何かに好意を 返す形でも口にするなら それに、普段変化のない表情の 現在の様子は微かなものだが くすぐったさを感じてフィリップは破顔1つ。 リベラに相槌を求めれば リベラは身軽くペラジーへと飛び移って]
[ただ、フィリップ自身はマーゴの戻りが遅いことに 心配にもなってきていた ……もう少し時間が空くようなら 心配から彼女を探す心算で 廊下に出れる*戸口を見やった*]
(236) 2011/04/17(Sun) 03時半頃
|
|
―待機室:大部屋>>226―
場合による。
[問いかけをざっくりと切りながら、 ペラジーと、近づいてきたフィリップを見る。 彼らのやり取りを止めることはしない。]
……。
[飲むほうが、少し考えて スティーブンはこう結論づけた]
…流動食か。
[効率的ではある、とは思ったが――]
(237) 2011/04/17(Sun) 07時頃
|
|
[考える。 まだ食物を口にする意思があるだけ よいのでは、とスティーブンは胸の内で思った。 例えば「器」の影響で食事の意志薄れ、 点滴を繋がれているような状態に なる可能性だって、あるのでは。
胸の内に湧くのは嫌悪であろうか。 其処に人の尊厳は存在するのか。
>>235 フィリップが申し訳なさそうに 自分の方を見上げてくるのには 気にするなとばかり首を横に振る。]
(238) 2011/04/17(Sun) 07時頃
|
|
―個室6― [>>233笑み浮かべる口元を、静かに見つめる]
虚飾を身にまとえば私はまだ 彼女たちの妄信する敬虔な牧師のままで居られます
[嘘で手に入るのは 己の名声 牧師を神格化している女達 他の皆にも 己の立場は服装によって知られていて]
……失望されるのは 時間の問題でしょうけれど
[けれど、どの道 ひとつの負の感情をすべて受け止めたなら 自身保つのは難しいだろう 今でさえ、喰らいたいと思ってしまうのは食事などではなく 興味のまま目前の本能に生きる青年だというのに]
(239) 2011/04/17(Sun) 09時頃
|
|
大部屋に…………嗚呼、あの場にはまだ 何人もの人が残っていらっしゃるのでしたか。
[気が重い 正直な感想は口に出さず]
ありがとう 身なり整えて、あちらへ戻る事にしましょう。
[台所へと向かう青年の後姿を見送りながら、 脳裏で彼の首筋に唇を寄せ、味見をするようにぞろりと這わす。 無意識に、舌なめずりをする男の表情に 教会に居た頃の穏やかな瞳の色は欠片も残って居なかった**]
(240) 2011/04/17(Sun) 09時頃
|
|
[「怠惰」は緩やかな死すら予感させる。 では――「色欲」はどうか。 他に食指を伸ばすのか。
いまは片鱗見えぬマーゴの「嫉妬」は、 小食にさえ見えるトニーの「暴食」は、 ラルフの「強欲」は、 パピヨンの「傲慢」は。]
――変わっていくのだろうか、 ここから。
[呟いた。眼鏡のブリッジを押し上げる。]
(241) 2011/04/17(Sun) 09時頃
|
|
[スティーブンは考える。
「悪い感情」を、吸い上げてきたのなら 本来人間を構成するものを 不自然な形で吸い取っていたことになる。
ならば、ここで吸い上げが行われないなら。 此処に来てから抱く感情は システムとかかわりのない、 謂わば“素”のものといえるのだろう、と。]
…此処に来て 吸い上げのなくなったがゆえか なじみのない感情が湧くのを感じる。
皆そうなのだろう。 フィリップ、君も。
[ペラジーの頭を撫でるフィリップへ声をかけた]
(242) 2011/04/17(Sun) 12時頃
|
|
此処はシステムの中枢にありながら ある種システムの管理からはずれた場所だ。 …此処に在るとき感じるものが本来の人間の姿。
私たちは真実を知る機会を得た。
考えなければならない。 天秤にかけて選び取るのは 世界なのか。己なのか。
[すでに心は拒絶へ動いているのにか。 苛立ちや、苦味や、そういったものが ふと生まれては澱を作り沈む。 スティーブンは「法」の美徳者として選出されるだけあってか 人一倍理性も自制心も強いようであったが。]
(243) 2011/04/17(Sun) 12時頃
|
|
[どう返事があるかは分からないが。 それからスティーブンはこう謂った]
フィリップ、君はよい兄になれそうだな。
[――スティーブンは ペラジーの本来の年齢を知らない。 マーゴと同年代であろうかと思っているくらいであった。]
(244) 2011/04/17(Sun) 12時頃
|
|
[ラルフにワインを勧められても、ふるふると首を振って断った。
待機室に戻って、ラルフの隣でもたもたと食事。
周りの様子は目に入っていて、聞こえてもいるけど。食事をするのに手一杯で、口を挟むことはできなかった。
トニーが食事をするのを見て、にこにこ笑って頷いたりなどはしてたけど。
ラルフが台所に行くのは止めもせず、頑張って食事を続けている**]
(245) 2011/04/17(Sun) 12時頃
|
|
― 待機施設:大部屋 ― [視線を上げてペラジーよりも深い青を眼鏡奥に持つ スティーブンを見れば横に振るのを見る。
リベラがペラジーに降り立つのを見届け 姿勢を片膝立ちに変えたところで >>242スティーブンから声がかかって。
……1つ、翠を瞬かせて考えてから口を開く]
……まぁ、そうですね……
[元来の気質が溜め込まぬ気質で、 即効の八つ当たりや蜜柑をぶつけているせいか 淀む程には持たず また、マーゴと共通して持つ記憶からの思考 自由についての趣向も大きく地上と己を変えない一因か]
(246) 2011/04/17(Sun) 13時半頃
|
|
―待機室>>237―
…場合。 ――…いまは?
[ざっくりと切られた言葉に、困った様に問う。 乏しい表情にしかしながら僅かに滲む其れは、どうやら食事の中断を期待してのものであったらしい。 事実、常に比べて随分と胃が満たされつつはあるの、だが。
流動食の言葉には、それ。と肯定を示すように一つ頷いた。 …其れに対する懸念や可能性には思い至らない。男の胸中には気付かぬまま。]
(247) 2011/04/17(Sun) 14時頃
|
|
…わ。 リ、ベラ。
[ふと。膝の上に移る鳥に、あおを瞬いた。 ゆっくりと持ち上げられた片腕は、一度躊躇う様に止まって、 しかし暫しの後、ぺた、り。小さな身体を包むように触れる。 相変わらず人慣れした鳥は、それに不快を示す気配なく、大人しく触られていた。
やはり珍しく興味は尽きないのか、あおは極彩色を追う。]
…兄?
[少年へ視線が向く。あに。ともう一度口にしてかくりと首を傾いだ。 当人は当然であるが実年齢を知る故に、想像つかないとばかり不思議そうに。]
(248) 2011/04/17(Sun) 14時頃
|
|
…………そう言うと大仰っすね。 真実と言うより事実かとは思いますが。 ……事実に晒されてなお、いかように在るか とは、考えました、けどね。
[先程マーゴと交わした会話。その時思った考えがある。 もし管理者が強くあれば、どこかで”世界”が見ていて 人の心が全てを吸い上げてしまわねばいかぬ程 弱いものではないと、少しでも知らせることができれば] [>>244まで静かに聴けば立ち上がり、 スティーブンにそのまま近づき]
……天秤、ね……そうは、考えてなかった つかさ、あんた……
[素早く、腕を伸ばし、その折り目正しく結ばれた ネクタイごと逃げられぬなら胸倉ひっぱっる]
(249) 2011/04/17(Sun) 14時頃
|
|
[苛立っていたのは先程から。 スティーブン自身が自身に己の尺度を 当てはめ、あるのは自由だ。 ただ、それをペラジーへも投げつける様が苛立つ。 管理者と器、そのペアであるから口出しは控えたけど。]
[今だ、ペラジーの実年齢もしらず フィリップを兄のようだと、口にする様が その苛立ちに油を注ぐ。]
[ムパスの時同様、言語化するよりもはやく 身体が動き、逃げないならば、 そのまま右ストレートをスティーブンに打ち込んだ]
(250) 2011/04/17(Sun) 14時頃
|
ペラジーは、殴る様子には流石に驚愕したらしい。鳥を撫でる手を止めて、あおを珍しく大きく見開いた。
2011/04/17(Sun) 14時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2011/04/17(Sun) 14時頃
|
― 少し前 ―
[背後からの靴音>>204にびくりと肩を震わせる。 振り向いてそれがラルフと解り、 目からも怯えの色が消えていく。
チャールズの柔らかい声が告げる内容>>207に、 少し痛ましげに眉を寄せた。 よく理解できるような気がしたから]
……怖いの、ね。 自分がいやな事をしてしまうのが 解ってしまうのは、すごく辛いから。
[確か、このベルナデットという女性が 彼の対であったのだろう。 だから、きっと話をしていたんだろうなと考えて]
(251) 2011/04/17(Sun) 14時頃
|
フィリップは、リベラは大きな音もサーカスで慣れているのか、ペラジーに暢気にじゃれている
2011/04/17(Sun) 14時頃
|
お邪魔、しちゃった……?
[膝を付いて目を合わせてくれた青碧を 見詰めて“良いの?”と目で問い掛けて。 けれど、チャールズも>>210と言うのには こくりと頷いて。
ベルナデットと共に廊下を歩き出した。 彼女の呟きを聞いて足許のねずみを見下ろす]
ねずみさん。 お水がある場所、知らない?
[一匹を手に掬い上げてそう問い掛けてみた。 ねずみは応じて走り出してくれるだろうか。 台所へ向かうというラルフ達と何処かで一緒になるのだろうか。 どちらにせよ、やがて台所へと辿り着くだろう]
(252) 2011/04/17(Sun) 14時頃
|
|
[打ち込まれた拳を 甘んじて受けるような形。 静かに見下ろしながら。]
手もいいが 口を使いたまえ。 どうした。
[淡々という。]
(253) 2011/04/17(Sun) 14時頃
|
|
……アンタが言うかよ。 アンタはどう、言葉を行使した? アンタの尺度ばっか投げつけて ……オレでさえ知ってるペラジーの実年齢さえしらねぇ 苛立つんだよ!そーゆーの、見てると!!
[甘んじて受ければ、、小柄とは言え 軽業で鍛えた腕、長身も倒れ、 長身を見下ろす姿勢。 かけられた淡々とした口調は 冷静さどころか、更なる油になって。 ただ、トニーやコリーンもその場にいて これ以上驚かせるわけにはと言う 視界情報が辛うじて追撃ではなく、口での言葉となる]
(254) 2011/04/17(Sun) 14時半頃
|
|
― 一方そのころ台所では ―
[チャールズに見送られ、台所にて、軽やかにステップを踏みながら食材を調理中。 調理と言っても機械にかけて皿に盛る程度だから造作もなく。片手にオレンジをかじりながら、数人前はあろうかという量を作っていく]
『ごきげんだねぇ、いいことなんかなかったろうに』
いーんだよ。目の前にものがあってそれを好きにしていいとか言われて、嬉しくないわけあるか。 てか、いつもならあんたがいうとこだろうが。
[先ほどチャールズに告げたせいだろうか。つい、口から言葉がこぼれて。 マーゴたちがやってきたことに気づけなかったかもしれない]
(255) 2011/04/17(Sun) 14時半頃
|
|
……お姉ちゃんが、チャールズおじさんのお世話をするんだよね。
[道中でふと、彼女を見上げた]
嫌わないでね……。 沢山、沢山、酷い事しちゃうかもしれないけど。 お姉ちゃんも、悪い気持ちになるかもしれないけど。
[色欲の器の事は、実はあまりよく知らない。 だから何かを助言できるわけでもなかったけれど]
私達には、お世話してくれる人がいなくちゃダメなの……。
(256) 2011/04/17(Sun) 14時半頃
|
|
―待機室:大部屋― ――――…。
[殴られた顔の辺り、 ついと手の甲で拭いながら立ち上がった。 唇が切れて落ちた血が手の甲に付く]
では、苛立つのも君の尺度だな。
知らないのは何故か。 確認していないからだな。 …君は年齢を知っているのか。 成る程。
[一度ペラジーを流し見たあと視線をフィリップへ向けた。]
(257) 2011/04/17(Sun) 14時半頃
|
|
― 台所 ―
[そうしてやがて連れ立って台所へと辿り着いた頃]
あれ、ラルフお兄ちゃん……?
[話し声がするものだから誰かと話しているのかと思ったが]
妖精さんとお話してるの?
[そんな風に後ろから声をかけた]
(258) 2011/04/17(Sun) 14時半頃
|
|
ああそうだ、オレの尺度だ。 アンタがアンタの尺度を拡大するなら、遠慮はしない。
[立ち上がる様、半眼の翠で睨みつける。]
何故、確認しない? 確認せずわかるもんか? 食事だって、何故食事じゃないとばっさり切った?
[フィリップが二人の対話も意識下においたのは 食事云々に移ったあたりから。 正確に言うなら、飲酒に関して硬い言葉が 聞こえたあたりから それ以前は何を話していたのかはよく知らない、けれど]
(259) 2011/04/17(Sun) 14時半頃
|
|
そうそう、いいよなあの乳、これぞって……え?
[たわいもない話をしているところに後ろから声をかけられて>>258]
マーガレット、にベルナデット、でしたか。 これは失礼。気が付きませんでした。
[刹那の間、自分の気の抜けように苛立つが、すぐさま『いつもの顔』にもどって、微笑みかける]
そう、妖精さんとね、みんなの話をしてたんだよ。 マーガレットは可愛くて綺麗でいい子だね、とかね。
(260) 2011/04/17(Sun) 15時頃
|
|
別段遠慮する必要はないが、 すぐに手を出すのは感心しないな。
聞かねばわからない、 それは確かにそうだ。 そこは私に非があるな。
食事が苺二つだけ、 その量では食事とは謂えなかろうと謂った。 彼の体型を見て 栄養が足らないと判断してのことだ。
「怠惰」、その行き着くところ 衰弱の可能性を考えた。 多少なりと栄養は摂るべきだと。 ―――違うかね?
(261) 2011/04/17(Sun) 15時頃
|
|
[微笑みの裏など露知らずに同じく微笑みを返した。 綺麗、とフィリップにも言われた言葉に少し照れたように]
私、綺麗、かな……解んない。 でも、こっちにいる間だけだよ、いい子でいられるのは。 あっちに行ったら、あんまりいい子じゃなくなっちゃう……。
[妖精さんは何処にいるのだろうと、周囲をきょろきょろと見渡して]
ラルフお兄ちゃんはお料理が好きなのね。 さっきも、ご飯作ってくれた。
[コップを探し出して蛇口から水を汲みながら、 機械から零れる料理の匂いにくん、と興味を向けた]
(262) 2011/04/17(Sun) 15時頃
|
|
― 待機室 ― [他人から見れば小食であっても、少年自身にとってはやや食べ過ぎだった。フィリップ>>209には小さく頷き、コリーン>>215には少し申し訳なさそうな視線を向け。重い胃を休めるようにソファに沈み込んでいると、フィリップがスティーブンを殴りつけたのが目に入って>>250>>253、衝撃的な光景に言葉を失った]
――……あ、や、やめようよ……喧嘩、やめようよ……
[何やらギスギスしている二人に、弱い声を投げかけた。少年は自分と同じくらいの年代の子供の喧嘩なら見たことがあっても、大人が喧嘩するところなど見たことがなく、少し*怯えていた*]
(263) 2011/04/17(Sun) 15時頃
|
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2011/04/17(Sun) 15時頃
|
あんまりいい子じゃなくてもいいんだよ。 マーガレットらしければ、それだけでフィリップくんはたぶん大満足だろうから。
……ああでも、マーガレットの貞操のためにはそうじゃないほうがいいかもね。うん。
[くすくす笑いながら、その髪を撫でるように。 料理が好き、といわれ、ふるりと首を振る]
好き、とは違うかなあ。 せっかくなら美味しい物が食べたいしいっぱい食べたいし好きなモノが食べたいよね。 だからしてるだけだよ。
ほしいからしてるだけなんだ。マーガレットが喜んでくれるのならいいのだけどね。
[手に入れたいだけだ、と言い切るのはなぜかはばかられた。]
(264) 2011/04/17(Sun) 15時頃
|
|
何故、その量しか食べないかを聞いたか? もっと食べてくれたら嬉しいな、ですまないのか?
……体系的に必要だって言っても 例えば風邪の時に栄養をつけなければいけないと 脂ぎった肉をだす馬鹿がいるか? ……取らなければいけない栄養も、 取れるところから始めなきゃ意味、ないだろ……
[結局、パスタ二本しかへっていない皿を一度見て □四面の答えが返る。 まるで、PCと話している気分になる。] 行き着く先とかは考えてねーよ……
(265) 2011/04/17(Sun) 15時頃
|
|
[感覚的に恐怖感を感じても それを言語化する脳みそは持ち合わせて、いない。]
けど、アイツ、めんどくさいって言うけど それでも、めんどくさいを押し留めて 動いてくれた行動否定すんなよ…… めんどくさい、じゃないを ……引き出さなきゃ……結局維持できたって……
[意味がない][言いかけて口を噤む]
(266) 2011/04/17(Sun) 15時頃
|
|
…あ、 …。
[驚愕に、僅か声が漏れて。しかし言葉にはならないまま。 明らかに狼狽の色を浮かべて、視線は少年と男の間を往復する。 少年が男を殴った理由も、そも言い争う原因も。青年には理解が追い付かない。 …己の名が出ているから、何となしに己が関与しているとは理解すれど。
助けを求めるように周囲へ廻らされたあおは、しかしやはり言葉にはならずに。 何事も無かったかのように戯れる鳥へ、困惑のまま視線を落とす。 撫でる手を止めたまま、毛布ごと軽くその身体を抱えるようにして。]
(267) 2011/04/17(Sun) 15時半頃
|
|
理由か……。 「面倒くさい」とは、聞いたが。
謂うように、段階を踏んでいかねばならないだろうが、君の言い分は多少感情的にすぎるように私は感じる。
……例えば「怠惰」。 面倒というのが積もり積もれば 動くのが面倒くさい、 食べるのが面倒くさい、 ―――息をするのが面倒くさい。
[静かに読み上げるように謂う。]
故に……多少の強制なくば 口にもしないのではないかと思うが。
(268) 2011/04/17(Sun) 15時半頃
|
|
そう、かな。 そうだと嬉しいな。
[フィリップの事を引き合いに出されれば、 何かあったのかほんのりと頬を桃色にして]
ていそう……?
[聞き慣れない言葉には首を傾げた。 そういえば、男の子にしかない悩みとか そんな事も言っていたような気がするけれど。 髪を撫でられれば無邪気に微笑んで]
(269) 2011/04/17(Sun) 15時半頃
|
|
そっか、そうだね。 食べるなら嫌いなものより好きなものだし。 私も、美味しいものが食べれるなら嬉しい。
[味をしっかりと認識できるうちは、 楽しめる事を楽しめる余裕がある内は、 素直にそれを幸せと受け取りたいと 水をこくこく飲みながら 料理ができるのをシンクに頬杖を着きながら*眺めている*]
(270) 2011/04/17(Sun) 15時半頃
|
|
っと、え?あ……トニー ごめん……
[トニーの弱い声が聞こえた。 殴るのを抑えても 結局怖がらせているのでは意味がいない。 弱い声に、慌てて、トニーに向き直り謝罪1つ。 ばつが悪そうに、トニーとコリーンを一度見 緩く頭を下げる。] [ただ、スティーブンに謝る気にはやはりなれない。 じっと、翠で一度見て……視線を逸らす。]
(271) 2011/04/17(Sun) 15時半頃
|
|
オレが感情的すぎなら、アンタは機械的すぎだ…… ”多少”の感覚は誰が、ジャッジするんだよ……
それに……苺は、食べてくれた…… ………オレ、アンタ……嫌いだ
[それこまで言うと、これ以上はトニーや驚くペラジーに 悪いと思えば、口にせず すぐに、大部屋から廊下に出て。
向かったのはエレベーター入り口 本当は高いところに出たかったが…… *それは、ここでは望めない*]
(272) 2011/04/17(Sun) 15時半頃
|
|
―――「意味がない」か。
[途切れた先を予測して。]
我々は各々の事を知らない。 語るにしても表面でぶつかるように思えるな。 そういう点では拳で語るというのは直接的で、分かりやすくはあるか。用いたことのない手段だが。
―――ああ。 すまない。驚かせたな…。
[おろおろと怯えるトニーと、そして周りにも詫びる。]
(273) 2011/04/17(Sun) 15時半頃
|
|
そうか。 君がそう感じるのは「自由」だ。
[去り行く背を止めることもない。 彼が出ていくのを見届けてから、周りにひとつ、頭を下げる。 それから、ペラジーのもとに歩み寄る。リベラはそのまま其処にいるだろうか。]
騒がせたな。すまない。 ――何も知らないのは確かにその通りだ。 君には聞かなければならないことが、多いようだ。
―――顔を冷やしてくる。
[謂って、向かうのは廊下、そして洗面所へ]
(274) 2011/04/17(Sun) 16時頃
|
|
[謝ってくれたフィリップ>>271に、気にしなくていいと言うように首を左右に振った。彼が待機室を出ていく>>272のを不安そうに見送り]
嫌い……。
[家に住んでいた頃は、ほとんど聞かなかった言葉。食べ物の好き嫌いに使うことはあっても、面と向かって人にぶつける言葉ではないと、少年は思っていたから驚いていた。スティーブンの謝罪>>273には、頷いて]
うん……びっくりした。おじさん大丈夫?
[殴られたのだから痛かろうと、心配そうな視線を向けた。彼もまた廊下に出ていくのを見ると>>274、再びソファに身を*沈めた*]
(275) 2011/04/17(Sun) 16時頃
|
|
大丈夫だ。 冷やせばすぐよくなる。
――ありがとう。
[トニーへ緩やかに頷いて>>275 それから待機室をあとにし洗面所へ歩みを進める。 途中誰かとすれ違えば軽く頭を下げて。
洗面所前、 殴られた頬を押さえる。 口の中に血の味。 そこで漸くスティーブンは痛みにか眉を寄せた。 指を添わすように手を下げて]
―――…、…
[やや目を伏せてひとつ息を吐く。 苦くも見える表情だった]
(276) 2011/04/17(Sun) 17時頃
|
|
…オレは、べつに …へいき。
[鳥を軽く抱えたまま、近くへ歩み寄る影を緩やかに見上げる。 やはり自分が関わっているらしい事に、狼狽の色は未だ残ったまま しかし謝罪の言葉にはふるりと首を振った。
腕の中にすっぽり納まった鳥は、窮屈な其処に暫し焦れていたが 次第に何かあったらしい事だけは理解できたのか、今ではおとなしく。
顔を冷やすとその場を去る背中を、眉を寄せたまま見送った。 少年が去った先と男が向かった先を、何度か交互に視線を向けて―― …もそりと、床の上へ再び転がると毛布の中へ丸まる。
常と異なり瞼を閉じる様子がないそれは、寝る心算ではなく、 …困惑の末に己が落ち着く為の、なけなしの手段のようだった。]
(277) 2011/04/17(Sun) 17時半頃
|
|
―洗面所―
[スティーブンは口の中に溜まる血を吐き出した。 歯が少し軋んだかもしれない。]
――…
[ハンカチを塗らして絞る。 頬にあてて冷やしながら、鏡を見た。]
(278) 2011/04/17(Sun) 17時半頃
|
スティーブンは、少しの間、目を閉じた。
2011/04/17(Sun) 18時頃
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2011/04/17(Sun) 19時頃
|
マーガレットが大事にしないほうがいいもので、きっとフィリップくんがほしがってる物。 ちょっと痛くて、気持いいもの、とかいうといいんですかね。
『ろくでもないこと吹き込むなよ、面白いけど』
[貞操、という言葉に首を傾げるマーガレットに、含み笑いをしながらそんなことを吹き込む。 のたうちまわるフィリップの顔が、ちょっと脳裏をよぎった]
そうだね、美味しい物を食べて、したいことをして。 楽しく笑うのが一番ですよ。フィリップくんにいえば、きっとそうしてくれるんじゃないですかね。
[それは強欲への道ではあるものの。きっとここに生きる者には必要なことで。]
[やがて料理ができあがれば、冷蔵庫からワインや他の酒をとりだして。 ……すこし悩みながら林檎ジュースも追加した。]
(279) 2011/04/17(Sun) 19時半頃
|
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2011/04/17(Sun) 20時頃
|
[食事中、すごい音が聞こえてそちらを見ると、フィリップとスティーブンの間に何かあったようだった。
驚いてじっと見てしまったが、気まずくなって食事に集中した。 食べ終わると、疲れがでたのか眠くなった。
ラルフを探して台所へ。]
ごめんなさい、あたし、今日はやすむから。 部屋はあなたの隣だから、なにかあったら起こして。鍵はあけておくから。
それじゃ、おやすみなさい。
[出会った人には眠そうな顔で会釈して、割り当てられた個室へ**]
(280) 2011/04/17(Sun) 20時半頃
|
牧人 リンダは、メモを貼った。
2011/04/17(Sun) 20時半頃
|
――回想・エレベータ前――
[かつりかつりと、廊下を歩む。空気の流れから、少し広い空間に出たことを知る。 立ち止まり、辺りを見回した]
……牧師様? ああ、こちらにいらっしゃったのね。
[彼の声が聞こえて、深く安堵の息を漏らす。足早にその方向へと向かう。距離を詰めた。 その身に触れる。彼の首に吐息をこぼした。 包みに触れて首を傾げ、さらに胸元のロザリオがないことに気づくと、口元が悲しげに引き結ばれた。 問おうとして、手を取られる。顔を上げた]
うつくしい……、ですか。
[綴られた言葉に、心が満たされるような感覚を覚えた。 常ならば即座に否定して身を引いてしまうような、自分にはそぐわぬと思っていたことば。 触れた指を、遠慮がちに滑らせる。 頬からその唇へ、少しだけ力を入れて、その感触を噛みしめるように。 首元のスカーフの蒼が、彼の立ち衿に落ちる。背を伸ばし縁を上げ、自分でも識らぬかんばせを露わに、もっと彼の元へと近づけようとして]
(281) 2011/04/17(Sun) 21時頃
|
|
…………牧師様? どうなさったのですか?
[直後、引き離される。 首を傾げた。行き場をなくした指が虚空を彷徨う。 続く言葉に、問う声が震える。>>0:444 淡々とした説明の内容は頭に入らず、ただその冷たさに、疑問と不安と、ざわりとした感情がうごめくだけ]
どう、して?
[疑問の声に応えはない。冷めた言葉に、足は動かなかった。 沈黙に、口元を引き結ぶ。震える手に杖が揺れ、かたりと床を鳴らした。 やがて、顔を伏せ。 唇を震わせ、音にならない言葉を紡ぐと、ゆっくりと身を翻して、その場を去った*]
(282) 2011/04/17(Sun) 21時頃
|
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2011/04/17(Sun) 21時頃
|
― →エレベーター前 ―
……………っ
[スティーブンを打った右拳が、 今度はエレベーターの戸を打つ。 鈍い音が響く。拳が、痛む。 先程スティーブンを打ったから痛いのか 今、戸を打ったから痛いのかわからなくなる。] [先程まで、時折瞬間的に感情が暴走したり 緩く感情が泡立ち皮肉が紛れることはあった。
けれど、何かしらの方法で発散され 誰かしらと話すうちに霧散し ……今、のように酷く、胸焼ける気持ちは 残らなかった……のに]
(283) 2011/04/17(Sun) 21時頃
|
|
―洗面所→― [瞼の裏の闇に思うことはなにか。]
無感情、…か
[スティーブンは呟き、眸を開く。 唇の端に触れると痛みが走った。
傷を隠すために絆創膏なり貼る方が良いだろうか、と思案しながらハンカチを頬にあてて、洗面所から出る。]
(284) 2011/04/17(Sun) 21時半頃
|
|
[人を打った。それも無抵抗だった。 口の中は確実に切っただろう。 歯は……わからない。 ずいぶん痛いはずだが、相手は淡々としていた。 出際聞こえた>>273 そこに、打たれた人の感情を フィリップは読み取ることは、出来なかった。]
……なんなんだよ、あいつは……
[話聞くリベラもいないが独り言が毀れて。] [幾つか、胸中を締め付ける感覚。喉が詰まる。 出際のトニーの様子>>275 驚いて此方を見るリンダの表情>>280 短く息を吐いて、 エレベーターを背にし座り込んだ]
(285) 2011/04/17(Sun) 21時半頃
|
|
[スティーブンの言葉>>276に頷いて、彼を見送った。ソファに沈んでいるうちに、うたた寝をしていたようで、はっと目覚めたときには夢の残滓がまだ意識にこびりついていた]
……?
[きょとんとした顔で室内を見回す。夢と現実の境を漸く渡って]
夢かぁ……
[小さく呟き、ソファの上で軽く身を起こす。喉の渇きを覚えたが、急ぎ水分を取るほどでもなかった]
(286) 2011/04/17(Sun) 22時頃
|
|
―個室6― [投げ捨てた聖職者の証を指先でつまみ、元のように着用すると]
ローマンカラーは聖職者として自身を主に捧げたという証である ローマンカラーは義務を忘れぬ為の助けとなる ローマンカラーは謙虚さを思い起こすためのものとなる
[低く呟きながら、ページの折れた聖書を拾い上げ 握りつぶしてしまった写真を広げ、皺を伸ばして其処に挟む]
私は主のしもべ 私の義務は迷える子羊を導く、手助けをする事 私は慎ましく、自らを誇示してはならない
[くく、と笑い声が聞こえる気がした。 本心から思っているのかと]
そう口にしていれば、私は未だ牧師でいられる気がするんです。
[誰にともなく呟いて>>251ふと思い出す少女の声]
(287) 2011/04/17(Sun) 22時頃
|
|
[あの時のマーゴには 笑みを浮かべて見送っただけであったけれど]
――恐ろしいですよ。 辛くて、怖い 何故なら私の心はいま、主の下から離れようとしている
[ため息をひとつ。 首を振って、廊下へと出る。 大部屋にてひと悶着あったことなど、知らぬまま すれ違うリンダ>>280の姿を見止めると その眠そうな顔に、思わず苦い笑みを浮かべる]
お一人ですか? あなたの管理対象の方……ずいぶん奔放ですね。 休めるうちに、お休みになったほうが良いでしょう
おやすみなさい
[会釈にそんな声をかけたが、果たして脳に入ったかは怪しい]
(288) 2011/04/17(Sun) 22時頃
|
チャールズは、大部屋に向かって歩く。
2011/04/17(Sun) 22時頃
|
―待機室― [腕と毛布のトンネルを這い出した鳥が、青年の目前で不思議そうに首を傾ぐのを 横になったまま、一度二度、瞬きと共に見つめ返す。]
――…、わかんない や。
[…否、考えようとしても――上手く、頭が動かないのだけれど。 うーん、と小さく唸るのを見てか、極彩色は起きて、と言わんばかりに 髪の先を軽く摘まんで引っ張り始める。痛いと言うには遠い間隔に、一度瞬いた。
やめて、とゆるりと鳥へと伸ばした手。 しかし力籠らない其れは、相手には撫でられたと伝わったらしい。 逆に嬉しそうに何度か引っ張られて、困ったように眉を寄せた。]
(289) 2011/04/17(Sun) 22時頃
|
|
―廊下― [溜息ひとつ。 胸の内の澱はやはり気のせいなどではなかろうが これまでそうしてきたように 冷静であれと己に命じる。
廊下の奥のほう――大きな音が聞こえたようか。>>285 其方を見、少しの間立ち止まるが 結局は其方に足を向けることはなく。
>>288途中、チャールズの姿が見えれば軽く頭を下げた。]
(290) 2011/04/17(Sun) 22時頃
|
|
―廊下― [聖書を手に、首元に聖職者の証を着用し、大部屋へ向かう 首元にロザリオは無く、黒檀色は陰ってはいたが]
……スティーブン?
[先の先に大きな音。 大部屋へ向かう途中に見えた顔に、頭を下げるより首を傾ぐ]
どうなさったんですか、其の顔は。
(291) 2011/04/17(Sun) 22時半頃
|
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2011/04/17(Sun) 22時半頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2011/04/17(Sun) 22時半頃
|
―廊下― [チャールズの表情は、陰っていた。 彼が大部屋を出るときに投げかけられた言葉をスティーブンは思い出す。――本当に、何故なのだろうか、と。 顔のことを指摘されて]
ああ…少々、ありまして。 意見の相違のため、と謂いましょうか。 ……感情の発露、ですね。
思うところは、様々あるでしょうから。 致し方がない。…私にも非があった。
[苦味は少し滲ませながら、淡々と謂う。 最後のほうは少し目を伏せ気味であった。]
(292) 2011/04/17(Sun) 22時半頃
|
|
[一拍置いて。]
…貴方は、 どうされるおつもりですか、 ミスター・チャールズ。
――そう、結論が出るものでもありませんか。
[考えさせてください、と謂って出て行った彼は 果たして、どうなのであろうかと。 聖職者でありながら「色欲」の器と謂われ 思うところを尋ねる。
彼の過去も心の内も知らない故に。]
(293) 2011/04/17(Sun) 22時半頃
|
|
唇が、切れていますね 痛々しい
[いいながら、眉を寄せた]
此処では負の感情が吸い上げられませんから 内にこめたまま悶々とするよりは良いのでしょうけれど
[レンズ越しの視線が伏せられるさま 一拍おいた後の問いかけに]
どれ程悩もうと、私には断る道が許されない 結論は最初から用意されていて 私は……
[片手に本を持ったまま、空いた側の指先を傷口へ伸ばした]
(294) 2011/04/17(Sun) 22時半頃
|
|
――待機室――
[ふらふらと、大部屋へと戻る。 その場にいた者に椅子の所在を問い、長椅子に腰掛ける。顔を伏せ、かぶりを振った。 そして誰かに何かを問おうとした瞬間、天井から声が響いた]
……傲慢。
[呟く声に、恐れが乗る。 器と管理者のことは、スティーブンから伺っていたこと。まだ上手く噛み砕けずとも、その重大さは理解出来た。 けれどそれよりも気になったのは、自身の器に名付けられた言葉。 心臓に抜き身の刃を添わされたような、冷たく鋭い感覚を覚えた]
[どこに誰がいるのか、明確な位置は分からぬまま。 述べられた役割を思い出しながら、彼らの気配を辿るように首を動かす。ざわめく声と放送が、耳から入りこぼれていく “傲慢”について話すトニーとコリーンの声が耳に入っても、びくりと身を震わせるだけ]
(295) 2011/04/17(Sun) 22時半頃
|
|
……どうして? どうして、
[何度も何度も繰り返してきた言葉をこぼす。 それは、ムパムピスがそばに歩みよるまで続く。>>62 彼の声が聞こえると、ゆっくりと顔を上げてそちらを伺った]
これが試練、だと言うのですか、
[受け入れた場合。受け入れなかった場合。それぞれの言葉を思い出し、唇を引き結んだ。 近くにあるらしい果物の甘い匂いが、場違いに鼻をくすぐる。 何かがぶつかる音。諍いの声にはひそかに眉が寄るけれど、自らは未だ、囚われたように動かない。 ただムパムピスの卑下>>78には、息を詰めて]
ムピス。そんなに、自らを貶めないで。 あなたは、わたくしを……管理、する側なのですから。 “弱者”なんて、とても似合わぬ言葉ですが。
[管理、と告げた直後、ちくりと何かが心を刺した。 それには気づかないふりをしたまま]
(296) 2011/04/17(Sun) 22時半頃
|
|
[やがて、”神の血”という言葉を聞くと、少し黙り込んだ後]
ひとくち、いただけませんか?
[誰にともなく告げて請う。 喉が渇いていたわけでもなく、特別飲みたかったわけでもなく。 ただ、欲す、という行為を試みた。 くらりとムパムピスが傾く気配がすれば、椅子に座ったまま、そっと彼の肩を支えようと]
……これを、美味しいと感じる欲求すら、罪、なのでしょうか。
[ぽつりと、誰にともなくつぶやいた]
(297) 2011/04/17(Sun) 22時半頃
|
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2011/04/17(Sun) 22時半頃
|
−廊下〜台所−
[マーガレットの言葉に合わせて鼠たちは廊下を進む。 たた、とか、とと、とか、とにかく細かい音の羅列だ。 白い足音の後を突いていく途中、不意にマーガレットの視線に気づく。 見上げてくる、ころんとした瞳と自分の青碧をあわせたが 彼女の言葉に僅かに自分の瞳も似たような形になる]
…、…大丈夫。
[小さく頷く。 彼が背負わなくてはならないものがどれほどのものかは 自分には決して解らないものだけれど、それでも]
貴女達の痛みに比べたら、私の痛みなんて、きっとちっぽけなものだから。
[大丈夫、ともう一度、しっかりと言葉にした自分を、 少女はどんな風に見ていたか]
(298) 2011/04/17(Sun) 23時頃
|
|
−台所〜廊下(行き止まり)− [台所へとたどり着けば、一人ご機嫌なように見えるラルフの姿に 水の入ったプラスチックのカップを片手に軽く首を傾げた]
それじゃあ、私は行くわね。
[水を飲み干すと、マーガレットに告げ ラルフには軽く頭を下げて廊下を歩く。 その足は待機室でもなく、個室でもなく、ただ彷徨い やがて行き止まりにたどり着く。 まるでエアーポケットのようなその場所は何のために用意されたのか。 もしかすれば、脱走を考えさせないためのものなのかもしれない。 溜息と共に座り込んで、小さく膝を抱える]
(299) 2011/04/17(Sun) 23時頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/04/17(Sun) 23時頃
|
―廊下>>294―
申し訳ない。 絆創膏を、探そうかと今 出てきたところだったのですが。
[眉を寄せるのを見て、スティーブンは詫びる]
発散させたほうが、よいのか。 皆、此処に来て吸い上げられていたものを 初めて降り積もるのを感じ、 どうしたらいいのか、分からないのかと。
[少しの間、眼を閉じる。]
――……。 そう、ですか。ですが、貴方は――、…?
[伸ばされる指先、どうしたのかと、チャールズを見]
(300) 2011/04/17(Sun) 23時頃
|
|
−廊下/行止−
…、……。
[零れた溜息は一つ。けれど深い。 顔の半分を手で覆いながら零れたそれは、今は隠す必要もない。 カップに入った水の小さな表面。 僅かに揺れていたけれど映った自分の影は、 自分が成長してことによって死んだ母に強く似てきている。 母と子なのだから当たり前といわれたらそれまでだが]
…お父さん。
[呟く。 頭の中に、はっきりと映り込んだ記憶は二人が死んでから 何度も何度も自分の夢の中で繰り返された。 母の声。父の声。
アナウンスは言っていた。 器の交代が起きるその狭間で、世界には負の感情が増える、と]
(301) 2011/04/17(Sun) 23時頃
|
|
[大きな物音。 子供部屋の寝台の上で目が覚めたとき、父の声が聞こえた。 浮気を疑う父の声。違うと無実を訴える母の声。 留めに入るより先に、扉の隙間から見えた居間の現実は]
…どうして、私は器じゃないの。
[自分が器だったら良かったのに、と。 思ったことを、誰かの前で口に出せるはずもなかった。
母は父によって死に。 父は、母を殺した後悔によって死に。
あれが、隙間から噴出した僅かな負の感情のせいだというのなら]
(302) 2011/04/17(Sun) 23時頃
|
|
―待機室―
……、はい。
[>>296自分を貶めるな、と。 そう言われれば、眉を下げて、それでもはい、と返事をした。 弱者と言う言葉が似合わない、と。それには、苦笑のような笑みしか零れなかったけれど。管理者の、立場。それには言葉を詰まらせた。 彼女の心の内を刺すものには気付けずに。
剥いた蜜柑>>84は、丸ごと全て、パピヨンの手に握らせた。]
蜜柑、です。フィリップから頂きました。 ワインも、貰ってきますね。
[>>297請うような言葉には、そう告げて。 自分のと、二人分のワインをグラスに注いだ。
くらりと傾ぐ身体は、彼女に支えられるようになって。 ――……その体温に、安堵を覚える。 素面であれば、僅かに照れる表情にもなっただろうけれど。]
(303) 2011/04/17(Sun) 23時頃
|
|
――……罪、なんて。 そんなことありません。マムにそんな事、ある筈がない。
[呟きが耳に入れば、そう言葉を零すけれど。 酔いの最中、どこかふわりとした口調になった。]
(304) 2011/04/17(Sun) 23時頃
|
|
―廊下>>300―
……ロビン
[妻に似たレンズ越しの冷たい色だけを視界にうつしながら 思い起こすのは妻の顔でなく 此処で抱いた寡婦の身体>>281 首筋擽る吐息、頬たどる指先の感触]
どうしたら良いのか わからないのは、私も同じ 主の命うけてはいても……牧師とて人の子
断る道がなく、発散させる場がなく、戻る事は許されず いっそ理性など捨ててしまえば楽でしょうが 其れも出来そうにない ……貴方は、随分冷静に受け止めていらっしゃいますね? [思い出す仕草をそのまま、なぞる 頬からその唇へ]
(305) 2011/04/17(Sun) 23時半頃
|
|
…、む…。
[戯れて髪を引っ張り続ける鳥を、嗜めるように撫で続けて暫く。 …断念したように、ぱたりと床へ手が落ちる。上手い事伝えられる気が、しない。 否――伝えきる前に、半ば面倒で諦めてしまって居るのだが。
もたり、もたり。横になっていた毛布の塊は、 酷くゆっくりとした動きで、漸く再び身を起こす。 目論見通りに動いたことで、少しだけ嬉しげな鳥を再び腕の中に納めて、 あおを、ぱちりと瞬いた。]
――…、
[2本だけ減ったパスタが視界に入る。 少しだけ悩んでトレイごと、僅かに遠くへ押しのけた。]
(306) 2011/04/17(Sun) 23時半頃
|
|
― 台所 ―
私が大事にしない方が良くて。 フィルが欲しがってるもの……?
[自分が持っていてかつ彼がもっていないもの。 想像がつかなくて考え込むように緩やかに首を傾げる。 結局答えは出なくて]
フィルが欲しがってるなら、フィルに聞けば判るかな。 今度聞いてみるわ。 私が持ってていらないものなら、 フィルが持ってる方がずっと良いものね。
[そう言って頷くと、出来上がった料理を運ぶのを 手伝おうと両手を伸ばした]
(307) 2011/04/17(Sun) 23時半頃
|
フィリップは、リベラはペラジーの腕の中で見上げてゆるく首をかしげた
2011/04/17(Sun) 23時半頃
|
[フィリップと、スティーブン。 二人の諍いの音、最中に聞こえた、誰かが、殴られる音。 一杯のワインで酔いの中に浸ろうとしていた体が、びくりと震えて目を見開いた。]
……あ、――。
[瞳に一瞬浮かんだ怯えの色は、数度瞬きをすれば常に戻る。 部屋を出て行く二人を、僅かに心配そうに眺めたけれど。 追いかける事もできず、ただ見送った。 器である事の、弊害……なのか。動きのゆっくりとした少年を、視界に捉え。 そうして、パピヨンの方へと顔を上げた。]
マム、は。どうしたいですか…?
[任は、受けるも受けないも、自由。 ……彼女が任を受けると言うなら、自分は断る道理がないと。 それは、決心をするまでもなく、心の内で決まっていた。
後は、彼女がどうするかだけが気がかりで。]
(308) 2011/04/17(Sun) 23時半頃
|
|
→ 待機室 ―
[そうして、幾らかの料理を手に待機室へと戻っていく。 随分と人が減っていて、きょろきょろと辺りを見回した]
皆、何処か行っちゃった……?
[取り敢えず、持っていたものをテーブルに置いて。 リベラだけがペラジーの元に残されているのに気付くと]
フィル、すぐ戻ってくるかな。
[鳥と戯れる――といっても、戯れているというには 一方的にリベラが動いているだけにも見えるが―― ペラジーの元へと歩いて行くとぺたりと座り込んだ]
ペラジーお兄ちゃん、リベラ。 フィル、どうしたか知らない?
(309) 2011/04/17(Sun) 23時半頃
|
|
[伸ばされた手に、女の子が持てる程度の料理を乗せたトレイをわたして。 他の大量の料理を持つ前に、その頭をもう一度、撫ぜる]
マーガレットは素直でいいね。 素直に叫ぶのが、綺麗な女性になる秘訣だよ。
[欲望を、という一言は飲み込んだ。 ――器の役目を考えれば、それは。]
さ、いこうか。みんな戻っていればいいけど。
[大量の料理と飲み物をぶらさげて、大部屋に戻る。 途中、リンダに会えば、こくりとひとつ、頷いた。]
(310) 2011/04/17(Sun) 23時半頃
|
|
―廊下>>306― … ……ロビン?とは、何方ですか。
[藍の眼がひとつ瞬く。 思い起こすものを、スティーブンは知らない。]
――…そうですね、その通り、だ。 例えば貴方の仕える神の試練、だと受け止めたとして納得できるような代物ではない。特に、貴方に与えられた、器の名は。 選択肢は与えられているようで居てそうではない。 私は――このやり口を好まない。 けれど、……。
[唇を引き結ぶ。辿る指にはされるがままになった。]
冷静、ですか。私にとっては、それが術であるのです。 冷静であれと。そうしなければ、見失うものがあるのではないかと。
(311) 2011/04/17(Sun) 23時半頃
|
|
もう、食べないんですか…? ええと、ペラジー…?
[>>306蠢く毛布の塊…?と、押しのけられたトレイが、視界に入った。 首を傾げ、座ったままに、確かそう呼ばれていたな、と。 名を呼び、声をかけた。
食べないのであれば、片付けてしまおうか、と。]
(312) 2011/04/17(Sun) 23時半頃
|
|
…、 っ
[唇に指が触れると、 傷が微かに痛むか眉を寄せた。]
どうか、されましたか。
[傷が気になるのだろうか、と そんなことをスティーブンは思う。]
(313) 2011/04/17(Sun) 23時半頃
|
|
[首を傾ぐ鳥に、同じ方向へ首を傾ぐのは――半ば無意識に。 かくん、かくん。と頭が緩やかに揺れている内に 待機室へと戻ってきた少女が近くへと座ったのに気付いて 首は緩やかに其方へと向けられる。]
――…、 …えっと。 …ケンカ しちゃった。
[フィル。 その言葉が、少年を指しているのだと気付くのは数拍の間を空けて。 しかし、気付いた所で次の言葉を紡ぐまでに更に数拍必要だった。 乏しい表情の中で、僅かに眉を下げて。何とか説明をしようとした言葉は 幾らか単語が足りない為に、まるで己と少年が喧嘩している様にも もしかすれば聞こえてしまうものだったが、やはり青年が其れに気付くことは難しい。
その腕の中で、少年の鳥はやはり首を傾げるばかりか。]
(314) 2011/04/17(Sun) 23時半頃
|
ムパムピスは、ペラジーに戯れる極彩色を眼で追いながら、入ってきたマーゴにもぺこりと頭を下げた。
2011/04/17(Sun) 23時半頃
|
[ポケットに手を入れる。 取り出したガーゼのハンカチには白いフリージアの繍。 中にある59の薄青を一粒、一粒と繰りながら考える。
自分を送り出してくれた修道女たちはこの繍を、 そして自分の服をどんな思いで縫ってくれたのだろう。 どんな気持ちで、送り出してくれたのだろう。 ただ、間違いなく彼女たちは神が良い様に取り計らってくれたのだと そう信じて刺繍の一針を、ミシンの一踏みを進めていたに違いない。 そして、それは自分もまたそうなのだと信じている。
器たちが背負うものは負の感情。 それを受け止める役目を与えられたのだと信じる。
ガーゼの中で、かちん、と石の音が一つ立つごとに 思考はしっかりと纏まっていく。 まるで石がつみあがるかのように]
(315) 2011/04/17(Sun) 23時半頃
|
|
― ちょっと前>>310 ―
[トレイを手した際に撫でられて、にこりと笑った。 沢山撫でてくれるだけでも人懐っこく少女は喜ぶ]
素直でいたら、綺麗になれる? なら、私嘘吐かないわ。
[そう言ってから、もし嫉妬の感情をぶちまけたら、 と思って一瞬表情に翳りが見えた あの感情を全て声に出したら……。 そう想像してすぐに不安を打ち消すように小さく首を振り]
うん、皆でご飯できたら良いね。
[そう言って、ラルフと共に大部屋へと向かったのだった]
(316) 2011/04/17(Sun) 23時半頃
|
|
―>>311廊下―
あなたと同じ髪色の あなたのような冷静な瞳を持った、妻の名ですよ。
[低い声が、ぽつりと呟いた。 傷口に辿り着けば、其処をぐいと拭うように擦る]
私に与えられた試練は 妻子を裏切る未来が連想されます けれど、断ったとして もう教会には戻れない
この場で冷静でいられる貴方が、恨めしい
[爪先に力を込めた]
(317) 2011/04/17(Sun) 23時半頃
|
|
……、うん。 もう、いい。 噛むの、つかれる…から。
[呼ばれた名>>312に、気付いて毛布の塊の視線はそちらへと動く。 食べないのかと、問われた其れに 一度押しのけたトレイと、相手の顔を視線が往復して。
こくん、と一つだけ頷いた。]
あげる。
[はたと、思い出したようにそう付け足したのは もしかしたら相手が食べたいのか、と。 そう思い込んだらしい。 ――7年間の間に、暴食や強欲の器に対してついてしまった半ば習慣のようなもの。 求められた事に対して抗う労力も、断る理由もない故ではあったが。]
(318) 2011/04/17(Sun) 23時半頃
|
|
恨めしい……そう、私にだって そう謂う感情はあるんです
[黒檀色はくらく レンズ越しの瞳を見遣る]
……このまま傷口を抉っても?
(319) 2011/04/17(Sun) 23時半頃
|
フィリップは、リベラはマーゴの声で名を呼ばれればそちらを見て。
2011/04/17(Sun) 23時半頃
|
あ、ごめんね。 フィル……フィリップの事。 この子のご主人様。
[つい癖でフィルと言ってしまい、 ペラジーの反応を見て初めて気付いて訂正した。 そうして、次いで出てきた言葉には少し目を丸くして]
え、ケンカ……?
[ペラジーが何やら説明をしようとしている仕草は判ったものの。 聞こえた言葉からは何があったのか推測するのは難しく。 丁度ペラジーに声をかけていたムパムピスが こちらに会釈するのを見て視線をそちらへと向けた]
ペラジーお兄ちゃんと……じゃないよね。 もう、ケンカは終わってるの?
[続行中だったら止めにいかなければ、と。 事情を知っている者はいないかと周囲を見渡した]
(320) 2011/04/17(Sun) 23時半頃
|
|
[ペラジーとマーゴが話しているのを何となく眺めていると、喧嘩>>320という単語が出てきてスティーブンとフィリップのことを思い出す]
喧嘩……たぶん終わったみたいだよ。
[フィリップがスティーブンを殴ったことと、その後二人が待機室を去るまでの様子を話して]
ねえ、何か飲み物ないかなあ……喉渇いちゃった。
[料理を持ってきたマーゴなら何か知っているかと、尋ねた]
(321) 2011/04/18(Mon) 00時頃
|
|
―廊下>>317―
――奥方の、…
[低い声が耳に届く。 眉を寄せたのは、妻帯者に対して なんという、仕打ちかという思いからで]
っ、つ…
[痛みに眼を眇めた。浮かぶのはそれだけでなく]
――あまりに、残酷だ。それは 一握りの犠牲の元に得られた 「幸福」、上では誰もそれを知らないなど、 ――ッ
[爪が傷口に食い込む]
(322) 2011/04/18(Mon) 00時頃
|
|
……ありがとう。フィリップ、さんは、先刻あなたに助言をして下さった方ね。
[蜜柑のやわらかな実を指で撫でる。>>308 口に運び味わうと、その味に少し緊張が解ける気がした。ふたりに謝意を告げた。 そのフィリップと、スティーブンと名乗った者が争う声には、唇を開こうとするも、言葉にはできぬまま。 ムパムピスの問いには、しばし黙り込み]
……受け入れるべきであるはずなのに。いくら受け止められる自信がなくとも、わたくしのようなものが世界の糧になるのならば、すべきはずなのに。 こんな迷いこそ、"傲慢"なのかしら。
[つぶやくように告げて、先刻の彼の言葉を思い出し]
罪がないのであるならば、どうして、
[その後は告げられぬまま、ゆっくりとかぶりを振る]
……わからないの。いっそ、強制であったならよかったと、思ってしまうくらいですわ。 以前の方々は、どうしていたのかしら。
[ペラジーやマーゴの言は耳に入っていたか。どちらにしろ、声のある方向に耳を傾けるのみで、自ら話す時機はなく]
(323) 2011/04/18(Mon) 00時頃
|
|
そう――……え、と。 あ、ありがとう…?
[>>318噛むのが疲れる、と。それは、先ほどのやりとりからすると、 彼の特性…なのだろうか。 あげる、と言う言葉には、一瞬首を傾げたものの。 とっさに出たのは、感謝の言葉。…あげる、と、言われたものを、断るのもなんだか悪い気がして。
一度、離席すると言う意思を告げるようにパピヨンの手を握り。 先程の、諍いの「音」で酔いはすっかりさめていて。 ひょこ、と立ち上がった所に、フィリップの行方に関する会話が成される。
これじゃあ、誤解を生むんじゃあ、と思ったところに、 問うように見渡す視線を受けて>>320]
(324) 2011/04/18(Mon) 00時頃
|
|
あ、ええと。眼鏡の…スティーブンさんと、ちょっと。 頭を冷やしてくるって出て行ったけど。
……少し、遅いかな。 様子見に行った方がいい、かも…?
[ひょこり、と。ゆっくりペラジーの元に近寄って、 まだ大分パスタの残る皿を手に取り。 ……冷めたそれを、どうしたものかと思案しながら。 喧嘩の状況の説明は、同じように説明をし出すトニーの言葉に頷いて。マーゴには、尋ねるように首を傾げた。]
(325) 2011/04/18(Mon) 00時頃
|
|
…リベラ?
[この子、と示された鳥に再び視線は呼ばれた名に反応して羽ばたく小さい友人へ。 …そんな名前だったっけ。 と内心思えど口にはしない。 確かに彼の口から名前を聞いているのに、やはり名前を覚えるのは難しい―― というよりは、名前を覚える努力をしていない。…というのが実は正しいのだが。]
…ケンカ。 なぐっちゃった。
[少女の言葉に、更に足りない言葉を重ねる。 其れを補足するように、紡がれる少年の言葉>>321に肯定するようにこくん、と頷いた。]
――えっと、あっちに 行っちゃった。 …きらいって。
[そういって指差し示すのは、少年が出て行った扉。 もし向かうならば、凡その行き先の目印にはなるだろうと。 …但しエレベーターへと繋がる廊下へは、自分は追い掛けられないとばかり首を振る。]
(326) 2011/04/18(Mon) 00時頃
|
|
[冷静。 ああ、だから。 彼も気に障ったのだろうと スティーブンはフィリップとの諍いを思う。 いつだったか。過去。その態度が気に食わないといわれたこともあった。]
貴方も、人の子だと。 ご自分で仰ったとおり、だ。
[くらい眸が、スティーブンを見ている。 一度怪訝そうに、瞬き それから少しだけ、低い声で。]
…それはお断りします。 好んで傷口を広げる趣味はありません。
[チャールズの手を退けようと 手首を掴もうとした]
(327) 2011/04/18(Mon) 00時頃
|
|
[トニーの前にそっと、りんごジュースを置いて。 自分はウォッカのボトルをあけて、また肉にかぶりつく]
まだ酒のほしい人はいますか? ……そこのお姉さんや、ご婦人はもう少し飲まれますか?
気付けくらいにはなりますよ。
[声をかけつつも、ボトルを空けていく。 けんか、という言葉には反応しようとすら、しない。]
(328) 2011/04/18(Mon) 00時頃
|
|
[その場にいた者から口々の説明を受けて]
ありがとう、えっと、トニー君、だっけ。 飲み物なら、すぐ後からラルフお兄ちゃんが来ると思うわ。 それか、私が今来た方の廊下の先に台所があるから。
[と、台所までの行き方を丁寧に教えて。 ムパムピスの視線>>325にはこくんと頷いた]
私、探してくる。 遅いのは、心配……。
(329) 2011/04/18(Mon) 00時頃
|
|
―廊下>>322―
ええ、残酷でしょう? ただ私は妻と子供と、小さな暖かい家庭を築き 慎ましく暮らしたいだけの男であったのに
[内に潜んでいた己の性癖を此処でまざまざと思い知らされる事になった。 主の与える試練を拒めば、妻も周囲の人間も己をどう思う事か]
スティーブン 冷静な貴方なら、管理者として怠惰に引きずられる事もなく 自らの任を無事終えるのでしょうね?
[実際、男の爪は肉を抉るほどの長さはない >>327手首に伸びてきた腕を避けず 暗い色の瞳を一度伏せた]
ならば、代わりにひとつ頼みを聞いてもらえますか? 私の現状を残酷だと、思うなら。
(330) 2011/04/18(Mon) 00時頃
|
チャールズは、スティーブンには管理外となる器ですから、無理ですかね?と卑屈な笑み浮かべ
2011/04/18(Mon) 00時頃
|
リベラは、この子の名前よ。 綺麗な名前でしょ。
[ペラジーの疑問符にはそう言って声に反応したリベラの頭を一つ撫でて。 説明の補足のように告げられた喧嘩の内容の片鱗に眉を下げ。 立ち上がり、指差された扉へと向かった]
リベラも、一緒に探しに行く?
[途中で一度リベラの方を振り向いてそう問うてから、 ひらと黒いスカートを翻して廊下へと向かおうと]
→ 廊下 ―
(331) 2011/04/18(Mon) 00時頃
|
|
[男性の声が聞こえれば、ゆるく首を振る。>>328 未だ残る、わずかな薔薇の匂いを感じ取り、困惑するようにグラスを手で弄んだ]
いいえ、わたくしは大丈夫ですわ。 これ以上飲んでしまえば、罪にはならずとも葡萄酒の方に飲まれてしまいそうですもの。
(332) 2011/04/18(Mon) 00時頃
|
フィリップは、リベラはマーゴの声に頷くと羽を広げて飛び上がる
2011/04/18(Mon) 00時頃
|
―廊下>>330―
…――拒み帰れば 試練から逃げたとレッテルを、貼られる か。
……。
[スティーブンは押し黙る。 任を終える?ギルバートのようにか。 ――違う、私は。]
…――
[卑屈な笑み、初めて会ったときとは 異なる印象を与えるものだった。ややあって――]
――…何ですか。頼みとは。
(333) 2011/04/18(Mon) 00時頃
|
|
―席を立つ前―
……僕は。何があっても、マムを支持します。 あの孤児院に、マムに。……院長先生に、僕は救われた、から。
[>>323迷いを告げられ、視線が揺らぐ。蜜柑を口に運ぶ姿には、微かに安堵したように。
後の告げられる言葉には、緩く首を傾げるだけ。 その先を、想像する事はできなかった。ただ、「罪ではない」と思う理由。それを重ねるのみで。]
迷うのは当然かと、思います。 マムは、上に戻っても必要としている人が、子供が、たくさんいるし。――……ぼく、が。代われれば、良かったんだけど。
[彼女が「傲慢」の器と選ばれた事は、何故なのだろう、と疑問が浮かぶばかりで。]
以前の…だと。マーガレットと、ペラジー…。 話を聞いてみるのも、良いのかな……。
[迷う様子。何か、助けになれることはないのだろうか、と。二人を見る視線には、そんな考えも含まれていただろうか。]
(334) 2011/04/18(Mon) 00時頃
|
|
うん。…好きなだけ たべていいよ。
[ゆっくりと近寄ってきた相手を、何処か不思議そうに見つめながら パスタの皿を手に取った様子には、毛布の塊はこくん。と一つ頷いた。 …勿論、其れをそのまま放っておいたとして、青年が気にする事は欠片も無い。]
うん。 リベラ、すきだよ。
[少女の答えに、同意を示す様にこくんと頷いた。 鳥を誘う言葉に抱えていた腕を緩めると、颯爽と飛び上がった極彩色を眼で追って。 共に廊下へと向かう背中を見送った。]
(335) 2011/04/18(Mon) 00時頃
|
|
[ムパムピスに手を握られると、意を察す。 けれど、離すことは躊躇って、一瞬強く握り返す。 マーゴらしき足音が遠ざかるのを聞いた後、ムパムピスの方を向き]
……もう、争いなど起きぬといいですね。
[ぽつりと呟いた後、その手を離して緩く笑んだ。 いってらっしゃいとは言えぬまま、けれど引き留めることはせず]
(336) 2011/04/18(Mon) 00時半頃
|
|
―待機室―
[考え事に没頭していたからフィリップとスティーブンのけんかには気づかなくて。 トニーの声に反応したのは、やはり庇護すべき子供の声だったからだろう。 罰の悪そうに謝るフィリップには苦笑をむけて。
けれど互いの主張がぶつかり合ったことには口を挟むことはない。
アナウンスによれば、今は感情の抑制はないらしい――だからこそ、ぶつかり合うのはこれから増えていくかもしれない、とどこかで考えていたから。 フィリップがでていき、スティーブンが出て行くのも見送りながら、また暫し考えにふけり――]
――、え、ああ。
そう、ね……今は、いいわ。
[ラルフ>>328に声をかけられてようやく思考の海から意識が戻ってきた。 お酒を勧めるのには申し訳なさそうに答え]
(337) 2011/04/18(Mon) 00時半頃
|
|
― 廊下 ―
[飛び上がったリベラにおいで、と手を伸ばす。 いつものように腕に抱くか、それとも着いてくるに任せるか。 とまれ、扉から出て周囲を見渡すと]
フィル、何処にいるの? フィルー?
[天井の高い廊下に、少し木魂する少女の声。 宛てもなく曲がり角の度にきょろきょろと先を覗き込みながら、 返ってくる声はないかと耳を澄ませた]
(338) 2011/04/18(Mon) 00時半頃
|
|
― それから、しばらくあとのこと ―
[みなが寝静まるころ、ワインにウォッカをさらに数本空けて、けれど一つとしてふらつくところのない足取り。 個室へ向かいながら、ノートに記録を取る。]
(339) 2011/04/18(Mon) 00時半頃
|
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2011/04/18(Mon) 00時半頃
|
『二日目。新規情報あり。
昨日入手した情報と大半は合致。各々ペアを組み、一日一組をシステムに接続する模様。 自分は強欲のレセプター担当を告げられる。人から欲を奪い去ってどうしようというのか。愚者の思考。
リンダという少女が担当官になる模様。システム側の言う事を信じて疑っていない。責務とまで言われた。なかなかに愉快。少々からかいたくなる衝動。 ペアとして、必要なことは言う。何かを預けるならそれは当然という物という判断。
同僚たちは状況に当惑している模様。いくつかの会話を交わす。状況にすんなりと順応しているものは少数。当然というべきか。
(340) 2011/04/18(Mon) 00時半頃
|
|
ここにきてから気分がいい。なんだか気楽だ。 すこし、リンダの様子でも見てこようか。責務とまでいったのなら覚悟を教えてもらおう。
やはり暴れ足りない。どうしたものだろう。 もっとほしい。ものがない。したいことができない。 ……こまったな。
Ralph』
(341) 2011/04/18(Mon) 00時半頃
|
|
『まめだねえ』
まあ、必要なことだよ。真実にたどりつきたきゃ、ね。
『それを伝えられるかもわからねーけどな』
そこが癪だな。……うさばらし、しとくか。
[つぶやいて、入っていった個室は、割り当てられた部屋の隣。 内側から鍵をかけ、そこに眠る女性を見下ろしながら、ベッドに*腰掛けた*、]
(342) 2011/04/18(Mon) 00時半頃
|
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2011/04/18(Mon) 00時半頃
|
―廊下>>333―
ええ……それに 負の感情吸い上げる器がひとつ足りなければ ましてや色欲が世に溢れれば 惨い犯罪が増えるでしょう?
[浮かんだ笑みはすぐに消える。 穏やかな表情など、欠片も残っておらず 沈んだ瞳がスティーブンを見やる]
地上へ戻ったら私の勤めていた教会を、訪れて貰えますか。 隣り合わせた白い屋根の家に、妻と子供が待っているのです。 彼女たちに伝言を 「夫を、父を待つ事はない。彼は天に召されたのだ」と 「最期まで、お前達を愛していたよ」と。
[そう告げて、捉えられぬ側の手に持っていた聖書を差し出した]
(343) 2011/04/18(Mon) 00時半頃
|
|
[考えがまとまることはない。 もとより頭をあまり使うことなく、ただ子供達の面倒を見て愛情をそそぐことだけを得意としてきた女には、アナウンスにあったテクノロジーの、管理と器の関係は単純に面倒を見るものと見られるもの、というイメージでしか理解できなくて。
でも、それだけではないらしいことを、周囲の会話の端々から聞き取ってしまったから、混乱しているようなものだった。
ペラジーの様子をみれば器にかかる負担はとても大きいようにも見える。 それがトニーにもかかるのかと思えば、眉をくもらせるしかない]
……どうして幼い子が器になるのかしら……
[子供はいつくしまれて育つのが当然だと、そう思っているからこそ、ずっと器として過ごしていたらしいマーゴや、同年代には見えないペラジーのこと。それに新たに器として選ばれたトニーの事が心配で仕方がない]
(344) 2011/04/18(Mon) 00時半頃
|
|
― エレベーター前 ― [背に腰に無機質な温度を感じながら座り込む。 交差する感情は今までにはないもの。 強いてあげるなら、海で足を攣った時 波に飲まれ息吸おうにも、水吸う息苦しさか。] [ただ]
………っ?
[声が聞こえた。 何かを考えるより早く立ち上がり 足は声のするほうへ。]
(345) 2011/04/18(Mon) 00時半頃
|
|
[ラルフに林檎ジュースをもらい>>328、とても嬉しそうな笑顔を浮かべた]
ありがと、お兄さん!
[マーゴ>>329にも礼を言って、自分の名を肯定し]
あっちに台所があるんだね? 何かほしくなったら、探しに行く。
[マーゴが探してくるというのは止めず、林檎ジュースで喉を潤した。コリーン>>337>>344がずいぶんと思い悩んでいる風に見えて]
お姉ちゃん……大丈夫?
[心配そうに声をかけ、ソファから立ち上がってコリーンの隣に行き]
ねえ……器になることって、いいことだよね?
[まだ安易な二元論から逃れられない少年は、林檎ジュースを飲みながらコリーンに尋ねた。返答を聞いた後、割り当てられた部屋へ向かって*眠ることだろう*]
(346) 2011/04/18(Mon) 00時半頃
|
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2011/04/18(Mon) 00時半頃
|
―廊下>>343―
…。 誰にも知られることも、 ないというのに――…、…
[深く、深く、深淵に沈んでいくような 黒檀のいろ。藍色を逸らすことはなかった。 「器」としての苦悩は、 「管理者」には計り知れないものか。 「貴方は、人柱にはならなくて済みますね。」 その一言に集約されたもの。]
…――、…
[差し出された聖書、受け取るか否か。 逡巡する。その表紙に触れかけて 苦い、ひどく苦い表情を浮かべた。]
――貴方は 生きているのに。
(347) 2011/04/18(Mon) 00時半頃
|
|
[何処かから、足音が聞こえた]
フィル……?
[小走りに、ひんやりとした廊下を素足で駆けていく。 ほとんど運動をする事もないから筋力も衰えていて、 ぱたぱたと子供の駆けるような拙い音を発てる。
ややあって、エレベーターへと続く曲がり角で 危うく鉢合わせしそうになって]
わ……フィル、っ!?
[びっくりしてたたらを踏んだ]
(348) 2011/04/18(Mon) 00時半頃
|
フィリップは、リベラは伸ばされた腕に着地し肩によじ登る
2011/04/18(Mon) 00時半頃
|
さあ、それはどうでしょう
……生きている? 全てのひとの欲をこの身ひとつで受け止めて 果たして何処まで耐えられるのでしょうね。
[くす、と笑い]
矢張り 管理する器ではない 私の頼みは聞き入れては貰えませんか
[何時までも差し出したままの聖書 苦い顔をした男の行動を、静かにみている]
(349) 2011/04/18(Mon) 00時半頃
|
マーゴは、肩にとまったリベラを驚かせないよう、庇うように軽く片手で支えて。
2011/04/18(Mon) 00時半頃
|
[やはり、こちらも素足で床を蹴る。 耳が拾う音を位置情報へと駆けなれた足で。
真っ直ぐ走った先、曲がり角。 小さな人影が目に入り、その人影が自分の愛称を呼ぶ。]
…………マーゴ……っ!!
[驚くような声と動き。気にかけることも出来ず 咄嗟に左手を伸ばす。人を打たなかった左手を。] [抱きしめることは、束縛にも似た] [けれど、彼女が逃げなければ手は止まらず 一度だけ名を呼び、強く己へと引き寄せ、 そのまま小柄な身体を抱きしめる。]
(350) 2011/04/18(Mon) 00時半頃
|
|
……至聖なる聖心よ この世においては聖心の使徒として励ましめ 天においては主の御栄えとならしめんため われに聖寵を降し、われの弱さを強め給え
[かちん。59個めの音がガーゼの間で揺れる。 一つ息を吐き出すと、ハンカチを丁寧に畳んだそれを 膝の上において小さく十字を切り、それから仕舞う。
黒いスカートの裾についた埃を軽く払って立ち上がると、 そこに白い鼠の姿があった]
(351) 2011/04/18(Mon) 01時頃
|
|
[何時からそこにいたのだろう、まったく気づかなかった。 気づかなかったことよりも、その赤い目が まるで自分を監視している機械のレンズのようで]
…っ
[思わず一歩後ずさった。 背中に触れるものは壁。それ以上は何もにない。 ただ、目の前にあるのは鼠一匹だけであるはずなのに まるでそれは監視カメラのレンズと対面したかのような恐怖。 鼠はじっとその赤い瞳で暫くこちらを見上げたあと 小さな足音をたててどこかへと消えていった。
マーガレットが言っていた言葉を思い出す。 怒らせたら───]
(352) 2011/04/18(Mon) 01時頃
|
|
[出会い頭に抱き寄せられて、灰青色がぱちぱちと瞬いた。 いつになく強い力に、間近で見上げた翠]
フィル、大丈夫……? ケンカしたって聞いて、心配で……。
[リベラから手を離して、両腕で包み込むように抱き締め返そうとして。 勿論小さな体でそんな事はできず、ぎゅ、と彼のシャツの背を 両の手が握り締めた]
こんなところで、独りでいたの……?
(353) 2011/04/18(Mon) 01時頃
|
|
―廊下>>349― ――、…。
[こわれてしまった。 だめになってしまった。 マーゴはそんな風に謂っていた。 聖書に落としていた視線をチャールズへと戻し]
……。違う。 管理しているとか 管理していないからとか
そういうわけでは ないのです。
[ややあって。
チャールズの手首を 掴んでいた手を下ろし 聖書を、両手で受け取った。]
(354) 2011/04/18(Mon) 01時頃
|
|
[少女と鳥を見送って暫し、青年が持ってきた飲み物は、 興味有りげに視線こそ送れど、自分から取りに行く事はなく。 もぞりと、被った毛布を更に深くする。
毛布の塊が再びごろりと横に転がった。]
……、小さい子が っていうか。 器になれるの、あんまり 居ないから。
…空いてる時に見つかったら、呼ばれるの。 それだけ。
[――きっと、年齢など関係ないのだと。 銀の髪を持つ女性の言葉>>344に、何という事は無いとばかり ゆらりと頭が揺れながら、其れを口にする。]
(355) 2011/04/18(Mon) 01時頃
|
|
生きているのに。 伝えられないなど。
[ぐ、と聖書を持つ手に力が篭る。]
このようなシステムの上でしか 世界は成り立たないのか。 大罪こそは、ここの存在ではないのか…。
[ギルバート、と。呟いたか呟かないか、微かな。]
(356) 2011/04/18(Mon) 01時頃
|
|
…………ああ……喧嘩、なのかな、あれ……
[灰青が状況把握しきれない、と言う風に見上げてくる。 腕の中の暖かさと 背に回る小さな手にシャツが引っ張られる感覚に 心が解れるのが、わかる。 ……頭を突いているのはリベラだろう……]
喧嘩……て、いうか、 オレが一方的に怒ってた、だけ、かなぁ いっそちゃんと喧嘩になってりゃよかった……気がする。
[心が解れれば、かけられた声に、普段どおり答える。 思い返すスティーブンの様子。 喧嘩にもならなかったなと]
ん……?ああ、まぁ、一人、だったけど……?
[ただ、こんなところ、と言われて首をゆるく傾げたけど]
(357) 2011/04/18(Mon) 01時頃
|
|
――――…有難う、御座います
[手の中にあった重みが消える。 写真の挟まった本は、男の手を離れた。 礼と共に頭を下げる]
それでは 私は大部屋へ行くことにします。 あの青年が 食事を運んできてくれているころでしょうから。
[顔をあげ、すれ違うように足を踏み出した]
(358) 2011/04/18(Mon) 01時頃
|
|
――……、あ。
[>>336強く握り返されれば、手を離すのを躊躇って。 情けなさそうに、眉が下がる。
緩く笑まれれば、更にへにゃりと情けない顔になった。
……頼られているような、そんな仕草に。 心中に沸いた感情に、戸惑う。]
……はい。
[そうして離された手に、言葉に一つ呟いて。]
(359) 2011/04/18(Mon) 01時頃
|
|
…なんて、場所。
[息を吐き出して、言えた言葉がそれだけ。 義の門と信じた場所は、本当に地獄の門なのか。 自分の信仰を貫いた先に、本当に魂の幸福はあるのか。
けれど、それでも、今は信じるしかないのだ。 それが与えられた試練だと、まだ信じているのだから。
壁から背を起こし、ゆっくりと歩き出す。 その足は、遠回りにではあるが確かに待機室のほうへと向かっていた**]
(360) 2011/04/18(Mon) 01時頃
|
|
マーガレットを見たでしょう あちらで起こることを覚えたまま、地上に戻って どの顔で妻に子供に会いに行くんですか?
ははは
[彼が呟くひとの名前は 乾いた笑いがかき消した]
(361) 2011/04/18(Mon) 01時頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/04/18(Mon) 01時頃
|
そう、だったんだ。 ……でも、我慢できない事があったから怒ったんだよね。 怒る時って、我慢できない時だもんね……。
[内容や経緯までは訊かなかったけれど。 怒るという行為に歯止めをかける事の難しさを、 少女は知っていたから]
……寂しく、なかった? 平気? 怒った後って、気持ちが落ち着かないから……。
[それはあくまで少女の場合、だが。 ゆるく首が傾ぐのには、同じようにこてんと首を傾げた]
(362) 2011/04/18(Mon) 01時頃
|
|
[傍らに来たトニー>>346の頭を軽く撫でる]
心配してくれてありがとう、トニー。
……そう、ね――上の人たちにとってはいいこと、なのでしょうけれど。 あなた達にとっていいことなのか……
[素直に受け止めているトニーの問いかけに、いままでその恩恵を受けていたことは否定せず。
でも、感情をしらぬところでコントロールされる事が恩恵なのだろうかと、疑問を呟く声も頭の片隅にはあった。 不思議そうなトニーには、あいまいな笑みを向けることしか出来なくて]
私には――いいとも悪いとも、いえないわ……
[ごめんなさい、と力なく呟き。 トニーがそれにたいしてどう反応しても、優しく受け止めるつもり。 そして寝るために待機室を出て行くのを見送った]
(363) 2011/04/18(Mon) 01時頃
|
|
……ん、うん。
[>>335好きなだけ、と言われ。皿を持ったまま、不思議そうに此方を見る視線を受ければ、此方も首を傾けた。 フィリップを探しに行くと言うマーゴ>>331は視線のみで見送って。 ペラジーへと戻した視線、>>355何やら興味を示したような様子に、 ラルフの方に視線を向ける>>328。]
僕も、もういい…です。ありがとう。けど。 ペラジーが飲む、かな?
[ひょこり、と近づき。グラスに一杯、酒を貰った。 …ウォッカだろうか? 未成年に酒を……と言う概念は、咀嚼すら面倒くさいと言う青年が何か口にするのなら寧ろ良いのではないだろうかと言う思考に押し流される。
ひょこり、と、またゆっくりと歩き、ペラジーの元へ戻ってきて。]
(364) 2011/04/18(Mon) 01時頃
|
|
――……。
[空いたら、呼ばれる。>>355その言葉に、一瞬眉を顰めながら。 それでも近付いた際には、へにゃり、とした笑みを浮かべて。]
飲む?
[酒を貰ったグラスを差し出した。誰かに止められる事が無ければ、そのまま渡して。
「器となれるものは、とても少ない」 その言葉を心中にくりかえしながら、ちら、と視線をパピヨンに向けた。]
(365) 2011/04/18(Mon) 01時頃
|
|
―廊下―
――…。
[神の言葉を記した書を、手に。 頭を下げるチャールズをスティーブンは見る。 すれ違う彼を眼で追うことは出来ないまま。]
ミスター・チャールズ…、 ――。
[乾いた笑い、 振り返る背にかける言葉見つからず、 スティーブンは唇を噛んだ。痛み。]
(366) 2011/04/18(Mon) 01時頃
|
|
我慢できない事、かぁ……
[マーゴの言葉に発火点を思いながら 抱きしめていた手を上に滑らせ、長い髪を手で弄る。 弄りながら考え、次いだ言葉にも……考えて。]
……怒った後の、気持ちが落ち着かない、て言うのは よくわかんないもんが、胸の下から せりあがって、息が苦しくなる、あれかなぁ……?
[先程エレベータ−前で、感じた感覚。 溺れたくないのに、せりあがる。 首を傾げるマーゴに、思い出して髪に顔を埋めて。]
………寂しかったのかな、オレ…… 声が聞こえたら……走ってた
(367) 2011/04/18(Mon) 01時頃
|
|
[毛布のかたまりとなったペラジー>>355が告げる言葉に、翠の瞳を悲しげに瞬かせる。 お酒ではなく、残っているジュースの瓶を手にして、寝転がったペラジーの近くに移動し]
器になれる人はすくない、ということなのね…… 誰でもなれるわけじゃないから――年齢関係なく選ばれる、ということかしら。
[ジュースはいるかしら?と訊ねながら、ゆっくりと言葉の意味を租借して呟いた]
――それに、器になれる人が少ない、のなら…… トニーたち器に選ばれた人たちには、ほぼ拒否権などない、と言うことになってしまうわね……
だとしたら、それは悲しいことね……
[それを当たり前のように受け止めているように見えるペラジーに零す言葉ではないけれど。 しらず、ため息とともにこぼれおちた]
(368) 2011/04/18(Mon) 01時頃
|
|
さようなら、スティーブン。
[左様ならば。 別れの言葉に感じていた主への思いは今は薄く]
……
[大部屋へ向かいながら 眉間に皺を寄せた] →待機室―
(369) 2011/04/18(Mon) 01時半頃
|
|
[差し出されたグラスを見て、青年を見て。 不思議そうに、ぱちり、ぱちりと。あおを数度瞬く。
毛布の塊は僅かにころりと転がって、再び起きあがると。 暫しの沈黙の後、受け取る形に、腕がゆるりと持ちあがった。]
…、の む。
[近くへやってきた女性の、ジュースはどうするのかという問いにも、こくん、と頷く辺り 確かに、食物よりは飲料の方が摂取し易い意識はあるらしい。 ――尤も、それに含まれるアルコールの存在を念頭に置いているかは、不明だが。]
……、…かなしい ことなの?
[零れ落ちた言葉に、意味が判らないと言いたげにかくんと首が傾いだ。 器になる事に疑問は無いのかと、 先に男から投げられた問い。 ――その時も、 やはり理解は 難しかった。]
(370) 2011/04/18(Mon) 01時半頃
|
|
―廊下― [チャールズは待機部屋のほうへ向かう。
歪む表情、フィリップと相対した時は 己の年齢もあり、諭すように在ったろうが。 年近い者の前ではやや崩れもするか。
深く息を吐く。]
……。
[手にした聖書を見、眉を寄せた。 唇の端に血が再び滲み鉄錆の味がした。 スティーブンは暫しその場に留まっていたが、少し遅い歩みで医務室へと向かい絆創膏を一つ拝借することに、した。]
(371) 2011/04/18(Mon) 01時半頃
|
|
[柔らかい巻き毛が少年の指先でふわふわと揺れる]
ん、何となく、解るよ。 その胸の下から込み上がってきたものが、 段々喉の方まで溢れてきて。 口を開いたら、また何か言ってしまいそうになって。 でも、誰に、何を言えば落ち着くのか解らなくて。 とても、とても苦しいの。
[それをフィリップが感じたらしいという事を知って、 少し背伸びしてそっと彼の髪を撫でた]
フィルが少しでも楽になったなら。 探しに来て、良かった。 ……もう、苦しくない? 大丈夫?
(372) 2011/04/18(Mon) 01時半頃
|
|
―待機室― [向かった先には既にラルフが食事を運んできていてくれたようで、 彼に声をかけてワインと食事を貰う事に成功した。 毛布の塊の傍に居る女性は、確か管理者だったかと 視線と軽い礼のみを向けて 自らは彼らの輪から――否、 パピヨンから少し離れた場所へ腰を下ろす]
主の恵みに感謝を
[手が覚えてしまっている食事の前の祈り。 口をつくのは習慣故に。 >>370毛布の塊が声をあげるのには、視線を向けて 怠惰の器だったなと思い出す。 おそらくその身に大罪受け続ければああなるのだろう 己の場合は――――]
(373) 2011/04/18(Mon) 01時半頃
|
|
[グラスは受け取られたものの>>370。 コリーンと、飲み物を差し出すのがかち合って、 彼女の方を見た後に、バツが悪そうに眼を伏せる。 悪い事をした、と言う気持ちがあった訳ではないのだけれど、何だか気まずい]
あ、ええと。あの、コリーン、さん。 まむ……パピヨンさんの事、少しお願いしていて良いですか? 少し、台所の方に行こうかと。 直ぐに戻りますので。
[話をしている最中であれば、少し気が引けたけれど。 特に世話など必要とはしないだろうが……眼の事と、 先程手を握り返されたのを思えば、一人で残すのは何だか躊躇われ。]
個室もあるようですし、ついでに場所を確認してこようかと思います。
[パピヨンにも、同じように告げて。 パスタの皿を手に持って、ひょこ、と部屋を出ようとすれば、 此方に向かってきたチャールズ>>369とは、すれ違う形になっただろうか。]
(374) 2011/04/18(Mon) 01時半頃
|
チャールズは、ムパムピスとすれ違ったときには「入れ違いですね」と当たり障りない挨拶のみ。
2011/04/18(Mon) 01時半頃
|
……もっと、降り積もるのか、アレ……
[せりあがるものに降り積もるはずれてる気もしたが マーゴの言葉に、少し、うわっと思いつつも ……と、言うことは]
……オレの場合、原因は自分にあるけど…… マーゴが、接続された後は…… そうじゃなく、それが”在る”んだよな……
[髪を撫でてくれる手に、思い至れば 改めてマーゴの器であることを少し実感して 胸が苦しくなり、ぎゅっと抱きしめて。 尋ねる言葉には、翠を細めて頷いた。]
ん……すっげー楽になった ありがとう、探してくれて……オレは、もう大丈夫………戻ろう…か?
[そう、口に出しながら腕の力を弱めて やはり、左手を彼女に差し出す]
(375) 2011/04/18(Mon) 01時半頃
|
|
…………、…。
[…彼の受け持った大罪と、現状。 それを思えば、何と声をかけて良いかわからなくて。
入れ違いですね、と挨拶をされたのには、小さくはい、と返事をして。一度哀しそうに視線をやった後、視線を伏せた。
結局名を呼ぶ事すらできずに、部屋を出て行く事となる。]
→待機室の外へ
(376) 2011/04/18(Mon) 01時半頃
|
|
[同じタイミングでムパムピスがグラスを差し出していたことには軽く瞬き。 けれど年齢的に飲酒を咎めるような年ではないと知っているから、それについては口を出すことはない。 ペラジー>>370がウォッカのグラスを受け取ったのを見て、ジュースは近くのテーブルの上にあったコップに注いでおいた。
零れ落ちた言葉を繰り返すペラジーに、悲しげに微笑む]
私には、そう思えるわ…… ペラジーにはそう思えなくても。
[一つ上には見えぬ仕草に、手を伸ばして頭を撫でようとした]
(377) 2011/04/18(Mon) 01時半頃
|
|
[話の合間、ムパムピス>>374からのお願いに小さく瞬き。 相手の気まずさには気づかなくてゆるく首をかしげる]
院長先生のことを?
ああ――そう、ですね。 私も院長先生にはお世話になっていますし、お任せくださいな。
[安心させるような笑みを浮かべて願いを受け入れる。 待機室からでていくムパムピスを見送って。 入れ違いで帰ってきたチャールズ>>369に会釈を返した]
(378) 2011/04/18(Mon) 01時半頃
|
ムパムピスは、笑みを浮かべるコリーンに、ぺこりと一つお辞儀をした。
2011/04/18(Mon) 01時半頃
|
ありが と。
[青年から差し出されたグラスを両手で受け取って、そのまま口を付ける直前。 違和感――というか、香り、に、ぱちりと。瞬く。 中の透明な液体へと視線を送って、青年を見て、再びグラスへ。]
…、みず?
[だと、思ったが。違うのだろうか。 ――かくんかくん、と首を傾げながら悩む内に、台所へ向かうと告げる背中を見送って。 近くのコップに注がれるジュースをあおは見つめながら 暫しの後、揺れていた頭は突然ぴたりと、止まる。]
まぁ、何でもいっか…。
[そう、結論が付いたらしい。煽ろうとしたグラスは幸か不幸か再び止まった。 向けられている視線>>373に気付いたのか、ぱちりと、瞬いて。 …飲みたいのかと、思ったらしい。男と、グラスの間を視線が行き来した。]
(379) 2011/04/18(Mon) 02時頃
|
|
―医務室―
[やはりとがったものは置かれていない 医務室の中に薬箱を発見して、 絆創膏を口の端に貼った。 その間も、難しげに眉は寄せたまま。 聖書は小脇に抱えている。]
薄氷の上に立つようなものだ、これは。 幾万の人が、それを知らない。 無知ゆえに享受できる、幸福は……
[呟き。
壊す。壊すといっていたのはラルフだったか。 それは世界を壊すと、半ば同義。 このシステムが作られたのは戦争が故だった。 「最大幸福のための最小犠牲」なのか。
そうは思えど、納得は出来ない。拒絶が先立つ。]
(380) 2011/04/18(Mon) 02時頃
|
|
――…、…なんで?
[伸ばされる手に、理解しているのか否か。毛布の塊が逃れる事は無い。…何が、哀しい事なのだろう。 ゆるりと首を傾ぐも、役目を拒む理由も悲しむ訳も、何も思い浮かぶ気配は無い。 …考えている内に、思考が緩やかに止まっている事も、事態の後押しをしていたが。
7年前、この役目を請け負う事になった理由は、勿論。 役目を投げだすだけの理由は、気付かぬ内、既に何処かに落としてきていた。]
(381) 2011/04/18(Mon) 02時頃
|
|
―待機室― [視線を逸らすムパムピスの姿は 男の心にひとつ、また墨を落とした 闇が広がっている]
――…
[音を立てずに食事をすすめる。 黙っていれば、周囲の会話が耳に入る。 >>379コップを持ったまま固まった相手の視線が彷徨うのを 何事かと興味深そうに眺め]
……?
[ワインの入ったグラスを彼の視線の中で飲み干してみせ 首を傾ぐジェスチャー。 呑まないのか、という声かけぬ問い]
(382) 2011/04/18(Mon) 02時頃
|
|
→廊下、待機室へ― [時計を確認する。 ペラジーはやはり、あそこに居るのだろう。]
……。戻らねば。
[行動を口に出すのは背を押すためだ。 聖書は片手で抱えるように持っていた故、 途中ムパムピスに会うことがあっても 表紙は見えにくかったであろう。>>376]
(383) 2011/04/18(Mon) 02時頃
|
|
あの気持ちが大きくなったら。 もし、あの気持ちが刃物だったら。 胸が張り裂けて、周りにいる人を誰彼構わずずたずたにしてしまいそう。 そのくらい……抑えがきかなくなる。
自分が原因なら、怒る理由も解るけど。 解らないから……何にでも、八つ当たりしてしまうの。
[強く抱き締められて、その肩に顔を埋めて目を伏せた]
楽になった……? 良かった。 もしまた苦しくなったら、私が一緒にいてあげるね。 フィルの悪い気持ち、受け止めてあげたいから。 “うつわ”じゃない時も、フィルの“うつわ”になれたら 私、すごく嬉しいから。
[差し出された左手を取って、微笑んだ]
(384) 2011/04/18(Mon) 02時頃
|
|
―廊下―
[待機室を出て一人になれば、ふう、と溜息が一つ。 任務の事。それぞれ背負わされたもの。 ……父の、そして、母の事>>0:374。 零れる息は、重く長く。]
――……どうして。
[惑う、マムの姿。痛ましいと、そう思う心もあったのに。 頼られたように手を握られて、心の内に浮かんだのは。 優越感の混じったような、嬉しさ。 それは、どこか。傲慢と呼ぶにふさわしいものではなかったか。]
…………。
[孤児院に拾われ、修道院に世話になり。 どこか、所在ないままであった自分に居場所ができたような。 そんな、感覚を。]
(385) 2011/04/18(Mon) 02時頃
|
|
……、?
[傾いたグラスの中身が、飲み干されていく。 その一連の動作を瞬きすら忘れたように、じっと見つめて。
声の無い、問い。其れは何となしに理解したらしい。 再び、ゆっくりと――己の握るグラスへ視線が落ちる。 違和感の理由は、結局よくわからないまま。おそるおそる、グラスへと口を付けて。]
―――、
[ぐーっ っと。 言葉にするなら、まさにその様な態で。 一気に 飲み干した。]
(386) 2011/04/18(Mon) 02時頃
|
|
……あ、スティーブンさん。 大丈夫、ですか…?
[ゆっくりと歩みを再開すれば、廊下を歩くスティーブン>>383と行き当たるだろうか。口端に絆創膏を貼られた姿を見れば、自身で手当てをしたのだろう事には思い至るけれど、そう口にして。 顔に注意が言っていれば、何かしらを抱えている事にすらまず気は行かないままだった。]
(387) 2011/04/18(Mon) 02時頃
|
|
[彼の持っていた器の中身を知らない。 飲み干す姿を確認すると ああ、一応通じたのかと一人頷いてみせて 再び食事をすべく、スプーンを手に皿に向かう]
―――…
[味はよくわからなかった。 咀嚼して飲み込む動作の繰り返し]
(388) 2011/04/18(Mon) 02時頃
|
|
…………っ
[肩に重さを感じながら、マーゴが口にする感覚を聞く。 さっき感じたものを、想像で増幅させて 思考の足しにするしかないけれど。 気の聞いたこと1つ言えず。 ただ、抱きしめて頭を撫でることしか、できない、けれど]
……うん……アンタは、今でもオレの”うつわ”だよ 色んな、気持ちを吸い上げてくれた…… 我侭言うなら………
[自分だけの、器であってほしい][けれど、それは願えないこと] [だから一度口をつぐんで……翠を伏せて とってもらえた左手の指絡める]
……オレは管理者だけど、アンタのうつわになりたい。 オレ、身体は鍛えてるし丈夫、だからさ 八つ当たりも、ずたずたにしたい気持ちも 全部……オレにちょうだい?
(389) 2011/04/18(Mon) 02時半頃
|
|
それは、オレにとって、 君が俺のうつわになれたら嬉しいのと同じに、 すっげー嬉しいから
[次に翠を開けて灰青を見るときは笑って。 その微笑を受けて。 緩く彼女の手を引き歩き始めた]
(390) 2011/04/18(Mon) 02時半頃
|
|
―廊下>>387― [小さく頭を下げる。]
心配、ありがとう。
冷やしたからじき痛みも引くだろう。 …大部屋にはまだ、皆いるだろうか。
[まさかウォッカの一気飲み>>386を しているなどとは思い当たらない。 何もなければそのまま待機室へと向かう]
(391) 2011/04/18(Mon) 02時半頃
|
|
[一気飲み。グラスから口を離して、 ぱちん。瞬いたのは一度だけ。 その直後から、声は上げないまま。しかし何とも言えない顔になった。]
…、……
[癖の殆ど無い、しかし水にしては何かがおかしい。…とは 幾ら思考の回らぬ身にも流石に気付くには時間は掛らなかったらしい。 グラスを握った毛布の塊が、傍から見れば不思議に右往左往ともたもた動いた。]
… あつ い。 ――…、そ っち のむ。
[長い沈黙の後に、ようやく絞り出した言葉は女性に向けて。 机上に置かれたジュースの入ったグラスを求めれば、それは渡して貰えただろうか。
…ちなみにアルコール分を摂取した事が無い、訳ではない。が。 ――何せ口にするモノに注意を払わない。その思考がそもそも欠けている。 …例えば熱いスープでも躊躇わない故に、今までの管理者は積極的に酒類を与える事はしなかった。 従って、度数の高い其れを飲んだ事は未だかつて無く。]
(392) 2011/04/18(Mon) 02時半頃
|
|
[ペラジーがグラスに口をつけるのを躇う様子に軽く瞬き。 チャールズとの無言のやりとりには首を傾げて眺めるだけだった。
毛布にくるまったまま、グラスを持つペラジー>>381の頭を軽く撫でる。
わからない、というように問い返されれば、考えるように翠の瞳を伏せた]
そうね――選べないのは悲しいことだと、私が思うから、かしら。 それとも、あなた達にまかせっきりにしてしまうことを不甲斐ないと思ってしまったから、かもしれないわ。
[もっと愛される人生もあっただろうに、と思ってしまうのは、ペラジーが幼い仕草のままのせいもあるだろう。
器に選ばれた人たち――それでもパピヨンやチャールズにも、同情のようなものは感じるが、それはもしかしたら優越感というものかもしれない思いで。 悲しいという思いも、それによるのかもしれなかった]
(393) 2011/04/18(Mon) 02時半頃
|
|
それは、良かったです。 …はい、ええと…部屋を出た人も居るけれど。 僕が出てきた時には、ま…パピヨンさんと、チャールズ様と、ペラジーと、コリーンさんと。
[後は、ラルフと…トニーもまだいただろうか。 出る際に見た顔、それぞれの名を上げて。]
……。 これ。ペラジーに、貰いました。
[手にしていた、二本しか食べられていないパスタを少し掲げる。 …彼の管理者であるスティーブンには、知らせておいた方が良いだろうかと。
ふ、と。彼の小脇に抱える本に視線が行ったが、表紙が見える事がなければ、それが何の本かと問う事もなく。]
……。 例え、本来の姿であっても。 今まで吸い上げられていたものが戻されれば…耐えきれない人も、いるでしょうね。
(394) 2011/04/18(Mon) 02時半頃
|
|
[一気飲みをする様子に慣れているのかどうか判断は即かず。 けれどもたもたと動き出すのに驚いたように瞬きを一つ]
――あら……お酒は、苦手?
[アルコールに慣れていないことを露呈するような言葉に慌ててジュースの入ったグラスをペラジー>>392の手に渡す。 動きが怪しいようなら、口元にもっていく介添えもしたりするつもりで]
(395) 2011/04/18(Mon) 02時半頃
|
|
[それは、彼が話すのを聞くと話に聞いていた際>>243思った事。 脳裏に浮かんだのは、父と母の姿、で。
呟くように言葉を落とせば、それ以上みずからは何か言う事は無く。 待機室へと向かう用なら、引き留める事はなかった。]
[「彼」に、アルコールを渡した事。 酒の度数にまでは、あまり気を回しておらず。
その事自体を報告するのは失念していた。
まさか、一気にぐいっと煽るだなんて、想像もしていない。]
(396) 2011/04/18(Mon) 02時半頃
|
|
[視界に入る毛布の塊は、グラスを持ったままふらふらと。 男は空になった皿を置いて首を傾ぐ]
……
[何を飲んだのか。 ふと視線がラルフを見る。 彼が持ってきたものの中にはワイン意外の酒もあった。 透明な液体は、遠目にはにおいなどわかるはずも無く]
……? ……?
[視線をコリーンへ移す。 自身の飲んだワインのグラスを目線の高さまで持ち上げ ぺラジーの飲んだグラスを指差し、首を傾ぐ仕草。 中身はアルコールだったのだろうかと言う問いかけが 果たして声を出さずに何処まで伝わったのかは謎だ。 盲目の寡婦いる間 男はなるべく己の存在に気づかれぬようにしていた**]
(397) 2011/04/18(Mon) 02時半頃
|
チャールズは、ペラジーが酒を一気飲みしたのだと知れば、謝罪のジェスチャーを向けるだろう**
2011/04/18(Mon) 02時半頃
チャールズは、ペラジーが酒を一気飲みしたのだと知れば、謝罪のジェスチャーを向けるだろう**
2011/04/18(Mon) 02時半頃
|
[絡められた指をそっと握る。 成長した彼の手は随分と大きく感じられて、 何故だか安心した気持ちになった]
私、酷い事するかもしれない……それでも、フィルが良いなら。 そう言ってくれるなら。
でも、フィルがずたずたになるのは嫌だから、 もしそうなったら……絶対、私を止めてね。 私、フィルを傷付けたら絶対、後悔するから……。
[こうして笑う翠を見る事ができるなら、 きっとこの先を怖れる事なんてない。 手を引かれ揃って素足で廊下を歩きながら、 ふと思い出して]
(398) 2011/04/18(Mon) 02時半頃
|
|
―待機室― [待機室からでていったラルフがおいたままの酒瓶。 そちらに視線を向けるチャールズ>>397がこちらに視線を戻し。 ワイングラスとペラジーが飲み干したグラスを交互に示すのに、なにを問うてるのか悩むように首をかしいで。
ちょっと考えた後に同じ酒というくくりであることに思い至れば、そうそう、というように頷きを返した]
どうやら、強いお酒だったみたい。
[立ち去ったラルフがすすめたのはウォッカだったことを思い返してチャールズに答える。 声を発さないのが、パピヨンを気にしてだとは知らないから声に出して答え。
院長先生のことも気にするように視線をむけたりするけれど、あまり手をださないのは孤児院でも院長先生の手伝いを余りしたことがないから、という理由でもあった]
(399) 2011/04/18(Mon) 02時半頃
|
|
ねえ、フィル。 “ていそう”ってなぁに?
[ラルフに吹き込まれた>>279その言葉を口にする]
私が持ってるもので、フィルが欲しいものだったら。 フィルにあげるから。
[それがとんでもない発言なのだと知っていたら きっとゆでだこのように真っ赤になったに違いないが**]
(400) 2011/04/18(Mon) 02時半頃
|
|
…お酒は、 ちょっとだけ、飲んだ事あ る。
[苦手か否か、ではカテゴリ分けされていないらしい。曖昧な返事を返しながら 差し出されたジュースを毛布で包みながら受け取った。
一口、二口。 介添えを受けながら先とは違い少しずつ口にする。 常ならば、其れも躊躇い無く一気に煽りもするのだろうが、先の事を学習したのか それとも、其れを出来ぬ程に意識が朦朧としているのかは良く判らない。]
――…あ、つ。 あり、がと…。
[落ちついた頃、グラスから口を離して漸く零れる言葉。 食物の摂取量的に、胃袋が満たされている筈も無い状態では酔いも酷く回ったらしい。 真っ赤な顔で短な礼だけ告げると、毛布の塊はごろりと床へと力尽きるように転がった。
己の管理者に当てられた男がこの有様を見れば、さて、どう思うのか―― 幸か不幸かそこまで思考が回らないのは、…怠惰の所為か酒の所為か**]
(401) 2011/04/18(Mon) 03時頃
|
|
[小さな手を握り返す。本当は器の任務からも どんなことからも、守りたいと思う手。 けど、器が足りない世界の悲劇を知っている。 そして、知っている彼女も今まで器であり続けて 今も任務を拒否する色は見せないなら……]
……いいよ、酷いことしても。 耐えるのはすごく苦しいし、大変……だろ?
[ガイダンスを聞く前、彼女が口にしてたことを 今度はフィリップが口にする。]
そうだね……オレも痛い目にあいたいわけじゃないから 爪は今後も整えような。
[本当は、別にマーゴにならずたずたにされても良いと 思ってはいたのだが、彼女が後悔するならば……と 今、彼女を安心させるために、そう言って笑って]
(402) 2011/04/18(Mon) 03時頃
|
|
[大部屋までの廊下を歩きながら フィリップ自身も1つ思い出したことがあった。 ……ペラジーの接続を遅らせたいと…… けれど、マーゴの次の言葉で 派手にけつまづくので、あった]
〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ
[どうして、何処でそんな言葉を聞いたのか。 多分先程の大部屋の会話が発端で 誰かから……いいそうなのが スリルシーカーしかいないと結論付けて]
……マーゴ、ちょっと、いいかな……
[このまま、無知を野放しには出来ない。 フィリップはそう判断すると、手近な個室で お互い正座して、きちんとお話しすることに、した ……リベラがあほらしいと言う風に欠伸ひとつすれば *勿論軽くこづいたけれど*]
(403) 2011/04/18(Mon) 03時頃
|
|
[ペラジー>>401の言葉に慣れていないのだと理解して、ちいさな苦笑を零す]
そう……それじゃあ一気に酔いが回って辛いでしょうね。
[毛布越しに受け取る不安定さに、ジュースを飲むのを支える手を離すことはない。 ゆっくりと飲むのを支えながら、だいじょうぶかしらと案じるような視線を向け]
どういたしまして、でも、気分が悪くなったりしたらすぐに言って頂戴ね。
[どうしても年下に対するような態度になりながら、ジュースを飲み干してすこし落ち着いたらしい様子を見る。 毛布に包まったまま床に転がるのには、どうすることもできず。 支えて個室に、というにも体格的に無理があった。 いくらペラジーがそれほど成長していないとはいえさほど変わらぬ身長の相手を抱えて連れて行くことなどできず。
スティーブンがやってきてペラジーをまかせる事が出来るまで。 そしてムパムピスが戻ってきてパピヨンと待機室を出て行くまでは、二人の近くにいるつもり。 二人を見送った後は、一人になれる個室に向かって休むのだった**]
(404) 2011/04/18(Mon) 03時頃
|
|
[それから、幾らか言葉を交わしたりしたのだろうか。 ともあれ、台所に向かえば、パスタの皿を手にやはり思案し。
……今は、何かを食べる気にはなれずに、そのまま冷蔵庫の中へ。
使えそうな個室の場所、ゆっくりと探す最中に。 二人で個室に入る影>>403を見かければ、ぱちり、と一度瞬きをした。 向こうから此方が気付かれていたなら、何故か所在なさげに視線を逸らし。
待機室へと向かうベルナデット>>360とも、すれ違えばぺこりと会釈をして。]
(405) 2011/04/18(Mon) 03時半頃
|
|
コリーンさん、戻りました。…ありがとう、ございました。
マム。……少し、休みませんか?
[待機室へと戻れば、パピヨンの傍らに跪き、その手を取って伺った。
そうして部屋を出る際は、まだ居た者にぺこりとお辞儀をして。 パピヨンを、先導するように。 声をかけ、開いていた一室に彼女を案内した後 自分はその隣の部屋で身体を休める事にするのだろう。**]
(406) 2011/04/18(Mon) 03時半頃
|
|
―廊下―
ブラザー。
[待機室へと戻る途中、修道士を見かけて軽く頭を下げた。 歩き方を見ただけで、足が悪いのだとわかる。 先程の放送では、弱者と位置付けられていたが、 それは体の事を示して弱者なのだろうか。 まして、それは美徳であるという。 優しさに繋がるという事なのだろうか。
解らないまま、考えているうちに 足は待機室へと着いてしまったけれど]
(407) 2011/04/18(Mon) 06時頃
|
|
―待機室―
[待機室へと戻ってくると、食物の匂い。 けれど、それよりも先に酒精の独特な香りがあった。
チャールズの姿は既にあり、床には相変わらず ペラジーが毛布と共に転がる。 白杖の女性と共にある女の胸の豊かさに 軽く青碧は瞬いたがすぐに逸れた。 母を思い出しても、自分の体は彼女程の優美な曲線や柔らかさを 手にいれることは無さそうだという結論に至ったので。 ムパムピスが戻ってくればコリーンの姿は待機室から消え 戻ってきた彼もまた休むといなくなった。 管理者に休息を勧められていたパピヨンはどうしただろう]
(408) 2011/04/18(Mon) 06時頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る