239 ―星間の手紙―
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が1人、王子様が8人、人狼が1人いるようだ。
|
皆さまお集まりありがとうございます。えー、ごほん。 この催し物、しっかりと楽しんでくださいませ。
…何があっても、文句は言いませんよう、ご了承くださいませ。
(0) 2018/04/24(Tue) 00時頃
|
|
1010010010101011101001001101111110100100110011111010010011001011101001001111001110100100101100101010010011110011101001001111001010100100111010011010010010101111101001001010100010100100111100111010010010101011101001001110100110100100110001001010010010100100101001001101101110100100101001101010010010110111101001001011111100001101
101001001100000010100100101010111010010011101001101001001110111110100100101111111010010010110111101001001100111110100100110001001010010010101111101001001110100110100100111011001010010010111111
(1) 2018/04/24(Tue) 00時頃
|
|
…… ……
(2) 2018/04/24(Tue) 00時頃
|
|
メッセージ ヲ 再生 シマス
(3) 2018/04/24(Tue) 00時頃
|
[たとえば、在るネズミの記録を知り
たとえば、海を夢見る少女の心豊かさを知り
たとえば、昔日の姿おぼろげな ふたり の機械の思いを知り
たとえば、青年の誰かへあてた言葉を知る。
偏在する意識は自我といえる自我を獲得し得るのか。
――ソフトウェアであるルシフェルはその答えを識らない。
もしかしたら、「ルシフェル」にあてた言葉に
機械から答えが返ることがあるかもしれない。
応答する言葉に思考や思慮感情が乗るかどうかなど
機械には、関係のないこと。
けれど、そこに何を見出すとしても、
*それはきっと受け取り手の自由。*]
(#0) 2018/04/24(Tue) 00時頃
|
[1階から蓋のような扉を開け、地下1階へのはしごを降りる。 自分の荷物置き場になっているそこからさらに2階ほど下ると、急に開けたフロアに出た。
エレベーターホールだ。 2台のエレベーターが、現役で稼働している。 ここはいまだに電源が供給されているのだ。 きっとどこかの閉鎖区画の先に電力供給施設があるのだが、特段探す気は起きない。
▽のボタンを押すと、早く来た方のエレベーターに乗り込み、地下7階へと向かった。**]
(4) 2018/04/24(Tue) 00時半頃
|
|
―― 惑星F321にて ――
[未だに慣れぬ機械の指先で カタカタと男は報告書を作成していた。
水槽に揺蕩う脳味噌からは 何の表情も読み取ることはできない。
奇跡の生還を果たした負傷兵を 同僚たちは遠巻きに見つめて 深く関わろうとはしてこなかった。
だからこそ、仕事中にこうして 「ルシフェル」を立ち上げることも――できる]
(5) 2018/04/24(Tue) 08時頃
|
|
受信データガ5件……?
[ギシシと機械の指を軋ませて、パネルを叩く。 元同僚からのメッセージが2件。 それから送り主不明の悪戯めいたメッセージが3件]
(6) 2018/04/24(Tue) 08時頃
|
|
ン……、ナンデマタ コウモタイミングヨク。
[悩んだ末に、元同僚たちのメッセージから 確認を始めることにした。 幸い近くに他の基地職員たちはいない]
ルシフェル。音声加工ソフトヲ起動シロ。 俺ノ以前ノ声紋ヲ再現スルンダ。
[ぷか、ぷか。 所在なさげに水槽の中の脳味噌が揺れていた]
(7) 2018/04/24(Tue) 08時頃
|
|
……アンタレス。
[やや低い電子音で呟いてから、 気分を変えるようにパシパシと機械の手で 水槽を軽く叩いた。
どうだ。ピスティオ=エスペラント少尉。 あの頃のように陽気に喋ることができるか?
心中で呟いて、マイクを握った]
(8) 2018/04/24(Tue) 08時頃
|
|
[酒を飲む口も、もうないというのに。 するすると嘘が口をついて出た]
(9) 2018/04/24(Tue) 08時頃
|
|
[相変わらず宇宙戦闘機に乗ってる。 事故ひとつなくやれてる。
語る近況は、虚飾に塗れた偽りの日常。
自分の事故のことを 退役した元同僚が知っているなど>>0:25 男は夢にも思わない]
(10) 2018/04/24(Tue) 08時頃
|
|
[最後の言葉だけは、偽らざる本心だった]
ハハ、嘘シカ言エネーデヤンノ。 馬鹿ミテエダ。
[しばしの沈黙の後 2つ目の音声データの再生を始めた。 エースパイロット、キャンディ。 かつてのライバルからの通信だった]
……………………。
[少しの逡巡の後に、 男は返信の言葉を紡ぎ始めた]
(11) 2018/04/24(Tue) 08時頃
|
|
ナニヤッテンダ、俺ハ。
[泣きたいのに、泣くこともできなかった。 もう泣くための身体がないのだから。
でも悔しくて、悲しくて、羨ましくて。 あんな言葉をキャンディに紡ぐことしか 男はできなかったのだ]
クソッタレ。
[機械の手で力任せに、パネルを叩いた。 生身ではない指先が、痛みを感じることはない]
(12) 2018/04/24(Tue) 08時半頃
|
|
……通信ソフト「ルシフェル」終了。
[今、続きのメッセージを返信する気分には とてもなれなかった。
仕事を終えた後に 他のメッセージを確認しようと心に決めて、 男は基地の仕事に戻っていった*]
(13) 2018/04/24(Tue) 08時半頃
|
|
[私の目の前には白い、白い世界が広がる。 一面の砂景色は見る人が見れば美しいと語るだろう。 砂の模様が変わるのは決して風のせいでなくて、 砂がうねって波を打っているのだ。
白い砂の海。そう、これはとても海に似ている。 時折砂を泳ぐエイが長い長い尾を砂波に叩き付けていた。]
海に憧れる金色のあなたは元気でしょうか。 これを見ても海だとはしゃいだりは出来ないでしょうね。
[砂を一掬いすれば、風に流れてほろほろと蕩けていくよう。 泡立った海はこんな感じだったように思うけれど、 見たことがあるのは解像度の低い画像データしかなかった。]
お写真、送れられたらよかったのに。
[ぽそりとした独り言は、冷たい空気に霧散する。]
(14) 2018/04/24(Tue) 12時半頃
|
|
[この星にある大量の白砂は光をたっぷり飲み込み、 特殊な加工を施せば淡い光を放ち続ける人工物の出来上がり。
他の星に運ばれた砂は照明を持ち込みづらい地下深くや、 家の外壁、内壁としても用いられるそう。
私達の住む家も大体がここの砂から作られている。 だから、宇宙から見るとこの惑星、W465通称ホワイト465は 真っ白な綿帽子が浮かんでいるようだった。]
(15) 2018/04/24(Tue) 12時半頃
|
|
ルシフェル。 新しいメッセージはある?
[砂の採取、加工、他の惑星への出荷準備が整い、 ひと段落付いた所で日課であるメッセージの確認をして。 表情筋はそのままに、へにゃんと頭のふわふわが垂れていた。]
便りがないのは、元気な証拠。 皆さんもお忙しいのでしょう。そうでしょう。
何故なら私よりも優秀ですから。 人を運んだり、お花を咲かせたり、私には出来ません。
[私は知らない。大切なことを教えてくれた彼女から、 送られてきたメッセージが通信障害で届かなかったことを。 彼女らしいとても短い、けれどよく通る声の音声に、 はろーはろー。私は今日も元気です。星も真っ白ですよ、と、 飽きもせずに繰り返したお返事をすることも出来なかった。]
(16) 2018/04/24(Tue) 12時半頃
|
|
[一度座っていた椅子から立ち上がって、 瞬間凍結させ、粉々に砕いたベリー果実のパックを取る。 白い粉末と貴重な冷たいミネラルウォーターを容器に入れて、 シャカシャカ振り回せば簡易ミルクベリーの完成。
真っ白な液体はベリー粉末で桃色に染まり、 好物のそれを一気に飲み干して大きな大きな息を吐く。]
お友達、に……どうしましょう。
[大切な彼女からの教え通り、出来るだけ喋るようにしていても 小さな私の存在を知らない人は多かっただろう。 エデンを離れてからも通信し合った友達は、 段々と返事が来なくなったり、送れなくなってしまったり。
悩んで、悩んで、まずはあるものに返事をと端末を弄る。]
(17) 2018/04/24(Tue) 12時半頃
|
|
― 自宅 ―
あーー、よく寝た。
[星間航海を終えた後の休日。たっぷり朝寝を楽しんだ後、もそもそと起き出して、簡素なキッチンに立つ。 この辺りで手に入る『コーヒー』は、エデンで飲んでいたのとは色以外似ても似つかぬ代物だが、慣れればこれはこれで旨いものだ。 窓から見える、黄金色に輝く空も……きっと、いつかは慣れるだろう。
簡単ながらもバランスの取れたつもりの朝食を口にしながら、『ルシフェル』を起動する。 受信したメッセージは2件。 1件目の差出人の名に、目を細めた]
あー、おほん。
[食事を飲み込んで、咳払いをひとつ。 返信の音声メッセージを作成する。 ちいさな相手の騒音にならないように、できるだけ、柔らかい声で]
(18) 2018/04/24(Tue) 19時半頃
|
|
さて。
[ひとつめの返信を終えて、2件目の差出人を確かめる]
リザ。
[先日と同じように、誰もいない部屋でその名を声に出す。 深呼吸をしてから、メッセージに目を通した]
(19) 2018/04/24(Tue) 19時半頃
|
|
…………? リザ、だよな……?
[ずいぶんと久しぶりだけれど、 文の調子も、茶目っ気も、確かに自分の知っている彼女だ。 でも、これはどういうことだ]
……あー。
[頭を掻く。ともあれ、返事をしないという選択肢は無い。 誰もいない部屋を何となく見回して、マイクに向かってメッセージを語り始める]
(20) 2018/04/24(Tue) 19時半頃
|
|
[ずっと言えずにいたことが、なぜか今になって、さらりと口から出ていた。 それを聞いた彼女がどんな顔をするか、見えないからかも知れない]
(21) 2018/04/24(Tue) 19時半頃
|
|
[録音スイッチを切り、微妙な顔で装置を見つめる]
……いいのかこれ。 ええい、行っとけ。
[気が変わる前にと、送信コマンドをぽちりと実行]
(22) 2018/04/24(Tue) 19時半頃
|
|
[ ――死が怖い。 ]
(23) 2018/04/24(Tue) 19時半頃
|
|
[あれらには色がない。 それまで生きていたものを散り散りにして、壊して、誰も振り返らない真っ暗闇へと突き落とす。それが死というものだ。
だから、パイロットを志した頃から、キャンディはその身を色とりどりの装飾で飾るようにしていた。
昨日見た、おととい見た、何度だって見た、 ――敵機が散り散りになって宙《ソラ》の虚へ消えていく光景。 せめてあれを思い出さないように。 あれを思い描く事のないように。]
(24) 2018/04/24(Tue) 19時半頃
|
|
[ころころ、ころん。 口の中で色とりどりの飴を転がす。 人工甘味料はいい。 慣れないジルコンの空を忘れさせてくれるから。
いつのまにか入っていた通信を見る。 いつからだったか、こうして紛れ込んでくる通信に、 気まぐれに返信をするのが、もはや趣味となっている。]
(25) 2018/04/24(Tue) 19時半頃
|
|
[空を見遣る。
オレンジ混ざりの鈍色の空。 かつて地球という星で観測された夕暮れという現象には、どうも似ても似つかないらしい、その空を見上げて、かりん、と飴玉を噛み砕いた。]
……レーション以外のモン食ったのいつぶりだろ
[資源がある星だからこそ、素材不足で料理ができないなんてことはあまりないのだが。 元々化粧以外に女性がすることに興味がないキャンディは、置き去られた料理器具を一瞥し、手に取って、溜息をつく。]
……こんなことなら もーちょいリザに教わっときゃよかったんだ、料理。
[もう少し幼かった頃、 何度か料理をつくってくれた人を思い起こし、溜息を一つ。 思いついたように端末に手を滑らせ、 誰かさんに返した音声、ではなく、今度は文字を打ち込む。]
(26) 2018/04/24(Tue) 20時頃
|
|
[――それが誰に届くか、なんて、わかりもしないのだ。 送り先はリザのアドレスのはずだが。届くかどうかさえ。
だって、キャンディはなにもしらない。 彼女に起きたことは、なんにも、しらないのだから。]
(27) 2018/04/24(Tue) 20時頃
|
|
そういえば、ステラにも長いこと連絡してなかったな。
[エデンでの生活を懐かしむうち、あちこちに不義理をしていたこともまた思い出す。 あそこを出てしばらくは、彼女とも連絡を取っていたのだけれど、何かのタイミングで返事をしそこねていた。 元気にしているだろうか。 あの儚い翼のような不思議な器官は、傷ついたりしていないだろうか。
もう一度、音声メッセージの作成を始める]
(28) 2018/04/24(Tue) 20時頃
|
|
よし、と。
[送信コマンドを実行して、窓の外へ目を向ける。 黄金色の空。
空の向こう。 エデンも、懐かしい皆の住む星はどれも、宇宙を越えて遙か彼方]
(29) 2018/04/24(Tue) 20時頃
|
|
[仕事終わり、長くはない休憩時間を削って。 挨拶の様に通信機を撫ぜながら、 新規のメッセージを確認します。
きし と、レンズが動きました。 ふつ と、湧き上がるものがありました。 けれど私は、その正体も知らずに 何とお返事したものか と、考え始めるのです。
それから、躊躇いがちに──── ]
(30) 2018/04/24(Tue) 21時半頃
|
|
[──── 送信。 文章でなく音声を送るのは、緊張します。 緊張。 ふふ、おかしな響き。 別に緊張する必要なんて、無いでしょうにね。
それから もう一通の新着メッセージ。 それを見て、考え込む仕草を。
送り主は、知っている人でした。 事故に遭ったという人でした。 わたしが酷く心配していた筈なのに、 私はすっかりとそれを忘れていたのです。 ……さて、どう返したものでしょう。 考える指先は、どうにも鈍く重いものでした。]
(31) 2018/04/24(Tue) 21時半頃
|
|
[私に心臓があったなら、 きっと どくどく 激しく脈打っていた事でしょう。
嘘偽りを打ち出したわけではありません。 けれど、決して誠実でもありませんでした。 彼が此処へ来る事はないだろう 彼が真実を知る日はこないのだと、高をくくって。
それでも 強張っていた指先を解す様に動かせば、 罪悪感めいた考えもすぐに鳴りを潜めました。 すっかりと、いつも通りの私の気分で。]
(32) 2018/04/24(Tue) 21時半頃
|
|
[ややあって 再び動き出す指先は、殊更軽快です。 何故って、それは勿論 メールの宛先が、可愛いあの子だから。
あの子は、未だ寂しい思いをしている様です。 嗚呼── 私が、傍に居られれば。 沢山の料理とお菓子でもって、 その寂しい心を埋めてあげられるのに。
……なんて、詮無い事ですね。]
(33) 2018/04/24(Tue) 21時半頃
|
|
[──── たん、
可愛いあの子へ宛てたメール。 其処に、彼女の幼馴染からきた 奇妙な音声メッセージの事は綴られません。
だって どう書けば良いか……解らなくって。
だから ただ、 三通のメッセージをルシフェルに託して。 ちゃんと届けてね って。 優しく優しく、撫でるのです。]
(34) 2018/04/24(Tue) 21時半頃
|
|
[……撫でた拍子に呼び出されたのは、送信履歴。 其処に並ぶ宛先二つが見慣れたものだと気付いて 指先が強張り、びくっ と震えました。
一通目は良いのです。 問題は、二通目。 無作為に選んだ宛先が、まさか 彼だったなんて!]
( あんなメールを送ってしまって、 どうしましょう、呆れられてたりしたら…… )
[きゅいきゅい 忙しく動くモノアイを 今ばっかりは、制御しようったって無理です。 こういうのを、後の祭りというのでしょう。]
(35) 2018/04/24(Tue) 21時半頃
|
|
[嗚呼──── けれど、
運命だ と。 そう思ってしまうわたしは、愚かでしょうか。
だって、数ある連絡先の中から 無意識に選んだ先が、彼だなんて。]
(36) 2018/04/24(Tue) 21時半頃
|
|
[やがて動揺は薄れ、 返事を待つだけの余裕も生まれてきます。
……返事が無い可能性だって、ありますとも それでも 楽しみだな って、思うんです。 待つ時間も悪くない って そう思える私は────
まるで、"人間"みたい。]
(37) 2018/04/24(Tue) 21時半頃
|
|
―― 惑星F321にて ――
[仕事を終えたあと、 男は未確認のメッセージを3件確認する。
無作為に送られてきたそれらは 1通は可愛い昔馴染みから、 2通は同一人物からのものであった]
ルシフェル。 音声加工ソフトヲ……イイヤ、ヤメテオコウ。
[どうして、こんなことを思いついたかは 男にも分からなかった。 ただの気まぐれだったのかもしれない。
男はマイクに向かって、 ひとつの謎かけをするのだった]
(38) 2018/04/24(Tue) 22時頃
|
|
[正解なんて分かるはずはない。 自分はあまりにも変わってしまったから。
男はしばしの沈黙ののちに、 最後のメッセージに返信を始める。
今度は音声加工ソフトを使って、 いつもの調子で言葉を紡ぎ始めた*]
(39) 2018/04/24(Tue) 22時半頃
|
|
[とたたたんたん、 ワタシは塔を目指して駆ける
寝床で目覚めたその後に、外に出たなら いつものように宇宙《ソラ》は、やっぱり星の海 サワサワと鳴る金の海原は、相も変わらずさざめいて 時計台の鐘はリンゴン喧しい]
サムウェイ、オーバー、ザ、レインボウ ウエアープ、ハーイ
アンドリーム、ザツユアドリーム、オブ ワンス、インナ、ララバーイ
[人は見ているものから、 突如に言葉を取り出しながら 歌を作るものなのだと、あの子はいっていた]
(40) 2018/04/24(Tue) 22時半頃
|
|
サムウェイ、オーバー、ザ、レインボウ ブルー、バーズ、フラーイ
アンドリーム、ザツユアドリーム、オブ ドリームズ、リアーリ、ドゥー、カムトゥルー
[それから、人は夢を見るものなのだと 夢から作られたのがあの子であり、 あの子の夢から作られたのが、ワタシたちなのだと]
(41) 2018/04/24(Tue) 22時半頃
|
|
― 地下7階 ショッピングモール ―
チーン、という音と共にエレベーターの扉が開く。 センサーにより、辺りの明かりがぱっと照らされた。 同時に穏やかな音楽と、細長い電光掲示版が文字を流し始める。
みんなで野菜を食べよう !〇〇商店、従業員募集中! 明日、地下32階居住区B3を閉鎖区画とします…
最後に、 本日の電力は「余剰」です。 と表示され、一旦電光掲示板はそこで流れを止めた。]
(42) 2018/04/24(Tue) 23時頃
|
|
今日も、熱そうだな。
[天井を見上げた。 ここの電力はほぼ間違いなく地熱から取られている。 この星の昼間の表面温度は、大気が温室のように籠り渦巻いていることもあり、200度近くにもなるのではないだろうか。
自分が墜ちた場所が、昼と夜の境目だったことは、自分にとって大変に幸運だったことは間違いない。]
(43) 2018/04/24(Tue) 23時頃
|
|
さてと
[エレベーター脇に重ねて置いてあったバケツをひとつ取ると、モールを歩き出す。 シャッターの隙間を覗けば、缶や真空パックに詰められた保存食がやけに沢山置いてある。 こんなにいっぱい作って、一体最後の世代の人々はどうしようというつもりだったのだろうか。
今でもたまに食べる分にはしっかり美味しいのはありがたい。 が、この階のお目当ては大体いつもこちらだった。
つきあたりに着くと、バケツを置き、蛇口を捻る。 命の水が、バケツに注がれた。**]
(44) 2018/04/24(Tue) 23時頃
|
|
イヨウ、ルシフェル、ソクサイカ? キョウハ、ズイブン、ヨクシャベルナ
[ワタシは塔の通信機から、 たわわに実った言葉を刈り取って 何を作ろうかと思案する]
ナラバ、ワタシモ、マケラレナイナ
[人の見た夢から生まれた、夢から作られた その成れの果てのワタシは何だろう?
答えは ── の中かも知れない]
(45) 2018/04/24(Tue) 23時頃
|
|
誰の誕生日だったかな、あれは。 リザに教わりながら、笑っちゃうくらい大きなケーキをみんなで作って。 あっちこっちから好き勝手にデコレーションして、見かけが凄いことになってた。 でも、味は最高だったな。
[洗い物をしながらひとりごと。 彼女にメッセージを送った勢いで、懐かしいあれこれが蘇る]
……今日は買い出しに行って、夜はちょっと凝ったものでも作ってみるかな。
[ふと、そんな風に思ったりもするのだ*]
(46) 2018/04/24(Tue) 23時頃
|
|
[あなたは、エデンの怪談を知っているだろうか。 とある一時期、エデン内を亡霊が彷徨い歩いていたという。
真っ白で朧げな亡霊は何をするでもなかったが、 その容貌の不気味さに怖がる人は多かった。
ある人は言った。 あれはエデンを作る時に悲劇の死を迎えた亡霊だと。
ある人は言った。 あれと目が合ってしまうと大きな不幸に見舞われると。
でもその正体はただ歩いていただけの私である。 エネルギー上の問題で一部の廊下照明が消されていて、 そこに淡く光る私が通ってから噂されるようになっていた。
実際に不幸が起きたかまでは分からないけれど 随分と長く噂されていたのは何かが起こっていたのだろう。]
(47) 2018/04/24(Tue) 23時半頃
|
|
[向こうから歩いて来る人がその足を止め、足早に戻ったり。 酷い時は悲鳴を上げて逃げられることもあった。
だから極力暗い通路は歩かないようにしていたのに、 とある日、どうしてもそこを通らないといけない用が出来て。 そして、運悪く鉢合わせてしまった人がいた。 あの噂を真に受けてとても怖がっている人に。]
……………。 キャンディさんには、悪いことをしました。
[転んだ拍子に落ちた色とりどりの装飾品。 後で渡せば良かったのについ追い掛けてしまって、 魂が抜けてしまう程に怖い思いをさせたに違いない。]
(48) 2018/04/24(Tue) 23時半頃
|
|
[たんたんたん。 端末を操作し、宛先を検索する。
色のほとんどない私をあの人はどう思っていただろう。
赤、ピンク、青、水色、緑、黄色。 様々な色を身に着けていたお洒落さんだから。 真似をしようとしても私にはどうも難しかった。]
(49) 2018/04/24(Tue) 23時半頃
|
|
[響くアナウンスを聞く。 訓練、の言葉を聴いて、ゆるりと身を起こした。 書きかけたメッセージを見直し 少しだけ悩むように首を傾げてから
送った先は、しばらく連絡がついていない相手。
その安否を少しばかり心配するように]
(50) 2018/04/24(Tue) 23時半頃
|
|
[ ――今日もパパとママは帰ってこない。
この海の星の開拓――パパとママ的には研究――はまだまだ途中だから、 お仕事にかかりきりになってしまうのはしかたないとはわかっている。
……そもそも、最初からわかっていた。 家族と離れ離れになるのは寂しいからついてきたとはいえ、 自分にできることなんてたかが知れているって]
(51) 2018/04/24(Tue) 23時半頃
|
|
[こっちに来てからというもの、 おともだち、と呼べる存在をクリスマスは得られていない。 海底世界から地上――もとい、海上にあがって来た海の星の住民を見かけ、 話しかけてみる機会はあったのだけれど、 意思疎通ができなかったから友達になれようはずもなかった。
空と海の色がミッドナイトブルーに染まる頃出会ったそのヒトは、 頭にチョウチンアンコウに似た突起が生えていた。先端がぴかぴか光るところも似ていた。 声の大きさに合わせて突起がピンとなったりへにゃんと垂れ下がったりする様子は、 「エデン」にいた白色のあの子を思い出させてくれて微笑ましかった。 けれど同じ言葉でおしゃべりできた(あるいはこっちが一方的に喋りまくっていただけだったかな)あの子とは違って、 そのヒトとは挨拶すらも交わせなかった。だってお互い言葉が通じなかったのだもの]
(52) 2018/04/24(Tue) 23時半頃
|
|
………ハァイ、ルシフェル。 新しいメッセージは来ている?
[気分を変えるために、ベッドに寝転がりながら、 端末に話しかけるという形で「ルシフェル」を起動した。 音声操作にも対応しているのである。便利だ]
来てるのね。見せて!
[告げれば装置は応える。 無機質な電子音声によるシステムメッセージの後、最初に聞こえた声に、 思わずぱっとベッドから飛び起きた]
(53) 2018/04/24(Tue) 23時半頃
|
|
この声……ピスティオだわ!
[懐かしき幼馴染の声を聞いた。 それだけで、ちょっと前まで感じていたやるせなさがまとめて洗い流されていく。 でも、暢気に喜んでばかりもいられない。
返信しますか、と電子音声が問う。 画面に表示されたYESをタップして、「ルシフェル」へと音声を吹き込んだ。
怪我のほんとうの重さも、彼の声が作られたものであることも、 何も、知らず]
(54) 2018/04/25(Wed) 00時頃
|
|
[……端末を握り締めたままふぅぅぅと長く細いため息が漏れた。 自分なりに励まそうとしてみたのだけれどこれでいいのだろうか。
ただ、彼の言葉を疑うという発想は出てくるはずもなく、 ゆえに「だいじょうぶ」と、自分に言い聞かせるように心の中で呟いて、 残りのメッセージを確認した。
見知らぬアドレス。“クリスマス”というよりは“誰か”にあてられたメッセージ。 時折首を傾げながら見聞きして、返信する。 どうせ時間はあるのだ。顔もわからぬ“誰か”とのコミュニケーションに費やしたって怒られやしない]
(55) 2018/04/25(Wed) 00時頃
|
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る