人狼議事


193 ―星崩祭の手紙―

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視点:


きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。


どうやらこの中には、村人が10人、人狼が1人いるようだ。


【人】 お散歩隊長 アシモフ

ちゅー!

 ちゅー!

がりがり、がりがり。ケージの縁をひっかくと、うろうろ、うろうろ右へ左へ駆け回る。木の洞に目もくれず、夜中じゅう走り続けるのだった……

(0) 2016/07/16(Sat) 02時頃

重ね合せ猫のユニタリ変換 (村建て人)

村建て、無事に人狼となりました。
役職希望にご協力いただきありがとうございます。

今日から文流しを行っていただけます。
今日書けるお手紙は、自分から送るランダム1通です。

送信先ランダム[[who*]]は表でも灰でも構いませんが、
振り直しは厳禁です。
但し、自分、もしくはダミーが出た場合は振り直しが行えます。

それでは、星崩祭の準備と文流しをお楽しみくださいませ。

(#0) 2016/07/16(Sat) 02時頃


【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[小さな殺風景な彼女の部屋で。

ぽつんと置かれた机に向かい、彼女は紺色の便箋に黄色のインクで手紙をしたためます。

夜空に煌めく星のように紡がれる文字は、少し癖のある丸みを帯びていて。

年頃の少女のようなその文字をアンドロイドが書いたとは、誰も思わないことでしょう。]

『どんな手紙を書いているんだい?』

[マスターが彼女の手元を覗き込みます。
彼女はさっと便箋を裏返して、秘密だと言うように自らの唇に人差し指を当てました。
女の子の手紙を見ようとするなんて、マスターは少しデリカシーが足りませんね。

マスターは肩を竦めて、仕立てたお祭り用のドレスを部屋の壁にかけると部屋を出て行きました。]

(1) 2016/07/16(Sat) 02時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[彼女はまた手紙を書き始めます。

“私”はそれを見ないように瞳を閉ざそうとしますが、それは叶いません。

手紙の内容に、私は心を軋ませます。

彼女の小さな心が軋むのに呼応するように。
その横に寄り添う更に小さな私の魂がキリキリと油の切れた歯車のような音を立てます。

私はこんなにも近くにいるのに、彼女がそれに気づくことはありません。

涙を零すことはもうない二つのガラス球が、哀しみの色に揺れていても彼女を抱きしめることすら叶わないのです。

それは私に与えられた罰。

けれど、手紙を書く彼女の魂が少しだけ暖かくなったのを感じて救われた気分になるのです。

それは私のエゴ。
私が人間であった、証。]

(2) 2016/07/16(Sat) 02時半頃

【人】 星先案内 ポーラ

[不意に、携帯端末が鳴り響く。
わたしたちを管理しているマスターからの呼び出し。
要件は大方予想は付く。
きっとオシゴトとか、お小言とか]

 もう、マスターは空気が読めないのかしら。
 ……帰りましょうか。

[寂しそうに声音を落とす。
それは、カプセルを見に行けなかったから、というよりは、
彼との時間を邪魔されたからといった方が正しいだろう。

街の外れを抜けて、目指すは空に一番近い場所。
研究施設と隣接した、わたしのおうち]

(3) 2016/07/16(Sat) 12時頃

【人】 好奇診 キカ

▽ Le temps de l'espace...

[今、君はいない。
今、此処は私だけの空間。
私のいる箱庭の外。
君にとっては大きな部屋。
一面、真っ白な壁に覆われていて、
幾つもの白い箱が並んでいる。

白い箱の上、浮かぶ立体。
君はいつも、それに指を伸ばしては、
数式や文字列の並びを追いかけている。

私も、知りたい。
私は、何時もその背中を見ていた。]
 

(4) 2016/07/16(Sat) 12時頃

【人】 星先案内 ポーラ


 ポーラ、ただいまもどりましたーぁ

[気怠そうに間延びした声を掛ければ、
スプリングの効いたソファに身体を沈めた。
そうして、前に置いてある小さな机に転がった幾つかの宇宙カプセルを視界に入れれば、身を乗り出して声音を弾ませた]

 ねえねえ、これってわたしたちに?
 マスターが選んでくれたのっ?

[大きさは掌に収まるくらい。
表面はガラス玉のようにきらきら 星の光を反射して。
わたしの瞳と同じたと、思ったの]

(5) 2016/07/16(Sat) 12時頃

【人】 好奇診 キカ


[─── 好奇心。 いいや、違う。

だって、 ココロ など、
私に、あるはずがないのだから。]
 

(6) 2016/07/16(Sat) 12時頃

【人】 星先案内 ポーラ

[返ってきたのは肯定の言葉。
これを渡すためにわたしたちを呼び戻したのだと。
不機嫌そうに固く結んでいた唇が自然とほどけていくのが分かる]

 ……ありがと、マスター。
 なによ、ためには気がきくのね。

[小さく、ぶっきらぼうに礼を言えば、
カプセルをひとつ手に取って、自室への道を辿る。
入れ違いにソファに腰掛けたあなたに机の上の紅いガラス玉を指さした。
どんな表情をしたか、わたしの角度からは見えなかったけれど。

そうして、自室の扉を閉めた]

(7) 2016/07/16(Sat) 12時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[どうやら、彼女は手紙を書き終えたようです。

手紙と、引き出しから取り出した一枚のフィルムに口付けを落とすとカプセルに大事そうにしまって。

部屋を出てマスターにそれを託しました。

マスターのカプセルと一緒に流された彼女をカプセルは、さてどこの誰に届くのでしょうか。

それは彼女はもちろん、私にもわかりません。]

(8) 2016/07/16(Sat) 12時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[そうして、
BARの営業時間が始まれば
彼女は舞台の上をいつものように舞い、
閉店となれば新しい踊りの練習をします。

マスターが眠るために部屋に戻れば彼女も自室に戻り。

二つのガラス球に瞼の帳を下ろすのでした。

彼女はどんな夢を見るのでしょうか。
私はそれを少しだけ感じることができます。

もちろん彼女が見る夢は電気羊でもなければ砂嵐でもありません。

きっと今夜は、素敵な夢が見られることでしょう。

おやすみ。ミツボシ。
私の愛しい娘。]

(9) 2016/07/16(Sat) 13時頃

【人】 星先案内 ポーラ

[手紙を書き終えれば、小さく詩を口遊む。
大切そうに、閉じ込めて蓋をした。
窓を開けてガラス玉に備え付けられているボタンを押すと、それは音もなく、ふわり、と浮き上がって星空へと消えていった]

 いってらっしゃい、

[小さく声をかけて、防犯センサーが作動する前に静かに窓を閉めた]

[自室から出れば、未だソファに腰掛けていた彼の横に座る。
マスターはどこかに行ってしまったようで、もう部屋には見当たらなかった]

 手紙、書かないの?

[返ってくる返事は分かっている。
それでも、毎回同じ問いをかけるの。

あなたの肩に頭を預ければ、瞳を閉じた]

(10) 2016/07/16(Sat) 14時半頃

【人】 道案内 ピート

 んっんー。高さはこんくらい?角度はこっちでいーんかなあ。

[母星から送られてきた宇宙カプセルの、備え付けカメラを自分が座る予定の椅子に向け位置を調整する。]

 わーらうなよ、いっつもコンソールから本部に送ってる動画レターとは、勝手が違うんだからよぉ。

[プラント内の誰かへ、拗ねた様に唇を尖らせそう言うと、カプセルの中に封入されていた説明書通りに外装を所定通りにタッチする。キュィィ、と小さな起動音とともにRECのランプがじんわりと内側から漏れるのを見ると、慌ててカメラが焦点を合わせる椅子に戻って座る。

咳払い、ひとつ、ふたつ。]

(11) 2016/07/16(Sat) 21時半頃

【人】 対面販売 クリスマス

 …とんっ…とんっ…とんとん…

[最初は楽しい店番も、時間が過ぎれば飽きがやってくる。
ワタシは如何にもつまらなそうな顔で頬杖をつき指で机を叩いていた。]

 おかーさん!まーだぁ?
 ね、ね、ほらぁ!文流し始まってるよ?

[連なる集合住宅から一つ、カプセルが浮き上がればそれに続くように色とりどりのカプセルが続いて流れてゆく。
その様子を見つけたワタシは勢いよく後ろを振り返り、そのまま2階の部屋へ駆け込んだ]

(12) 2016/07/16(Sat) 22時頃

【人】 対面販売 クリスマス

 おかーさん!お手紙書くから!店番よろしくね!

 「こら!クリスマス!……もう、仕方ないわね。
 今日はこのまま閉じるから、終わったらご飯にするわよ。」

[やった!と小さくガッツポーズ。
興奮気味に椅子に座るとカプセルを開ける。
中には何を入れるのか、もちろんワタシは最初から決めていた。
引き出しから取り出して、表面を少し磨いて色んな角度からチェックをする。]

 よし、後はお手紙だけかな…ふふっ。

[最初の挨拶は何がいいかな、こんにちは!ごきげんよう!
久しぶり?それともこんばんは?
お父さんに届くかな?それとも違う人?
受け取ってくれるのはどんな人だろう、人かな?
お返事くれるのかな?失礼のないようにしなきゃ!]

(13) 2016/07/16(Sat) 22時頃

【人】 対面販売 クリスマス

[ワタシは1枚のお手紙を仕上げるのに、何枚もの羊皮紙を丸めては放り投げを繰り返し、ようやく出来たそれを慎重に贈り物に添えて収めると]

 …ばいばいっ!いってらっしゃい!

[空に向けて放った。

ワタシは小さくなるその姿を見えなくなるまでずっとずっと、見送り続けた]

(14) 2016/07/16(Sat) 22時頃

【人】 道案内 ピート

[一頻り喋った後、ばいばーいと〆てカメラに手を振ると、慌てて宇宙カプセルに近寄り録画を止める。]

 これでいーんかなあ…もうちっと畏まった方がいいんか?わっかんねーよなあ…。

[なんせ初めての体験である。動画レターなら本部や母星の親や友達に向け送ったことはあるが、これは誰とも知らぬ相手に送るのである。勝手が違う。ましてや、自分たちの星とは違う、全く異なる星系に向けて!]

 …ま、撮ったもんは撮っちまったし、難しく考えてもしゃーないか。
 俺、今日の分の採取のついでに、これ送ってくんな。

[誰ともなくそう声を掛けて、外気スーツにメットを被ると、しっかりと封をした宇宙カプセルを小脇に抱え、幾重の扉を抜けてプラントの外へと出る。]

(15) 2016/07/16(Sat) 22時半頃

【人】 地下軌道 エフ


 『エフ、貴方の字って綺麗なのね』
 『私、ちょっとびっくりしたわ』

[ 本当に驚いた!

 なんて、わざわざ伝えずとも分かる表情で、
 男の顔を眼鏡越しにのぞき込んだのは、
 未だ互いに若かった頃の 話だ。

 彼女自身はといえば。
 所謂 止めとはねとやらがない、
 まあるい、まあるい字。
 
 彼女は男と違って 
 自分で"伝える"ばかりだったから、
 文字を書く機会なんて、そうそう無かった。
 それ故のもの、なのだろう。 ]

(16) 2016/07/16(Sat) 23時頃

【人】 地下軌道 エフ

[ 引き出しの、中。 ]

[ 電子機器や 念 ばかりのこの星では、
 あまり売られなくなった、
 昔ながらの 手紙 一式。

 まっさらな、白い紙に。
 同じく取り出した、黒い ペンで。
 神経質そうな 細い字を連ねていく。 ]

(17) 2016/07/16(Sat) 23時頃

【人】 地下軌道 エフ

[ 書き出すのは。

 彼女が知りたがったのだろう。
 そとのせかいへの 興味と。

 それから、 ]

(18) 2016/07/16(Sat) 23時頃

【人】 道案内 ピート

[この西の果ての星の空は、地平線の乳白色から空が深くなるほど夕暮れというには桃色の強いグラデーションを形作っている。光源らしきものの存在は認められるが、空を覆う霧状とも雲状ともいえる物質で拡散され、1日中等しいほの明るさである。

最初は違和感を覚えたそれも、この星に来て6ヶ月、任務外で外へ出る事はなくとも、プラントの小さな窓からでも見慣れた。]

 そーれっと。…可愛い女のコのとこに届きますよーにっと。

[宇宙カプセルを垂直に放り投げると、パン、パン、と手を合わせて拝む。カプセル上部に風圧を受けたことをセンサーが感じ取ると、暫しまるで鳥が迷うように宙を揺蕩ったが、ゆっくりゆっくり上昇していき、うす桃色の霧の中へ消えた。]

 ほんとに届くのかねー。

[手をかざして宇宙カプセルが視界から消えるのを見送ったあとも、暫くその姿勢で立ち続け。ゆっくり首を振ると、いつもの採取作業に取り掛かる。]

(19) 2016/07/16(Sat) 23時頃

【人】 道案内 ピート

岩にはりついた珊瑚の様な苔、石に見紛うような緑色の種、硝子のように摘まんだ指先を透かす花弁の花。この辺りはよく見掛けるもので、プラント内での生育を実験する為、毎日試料として採集している。

生き物と言えば、風に吹かれて転がる大小の毛玉のようものがそうと言えるか。だがこちらは、生憎プラント内の環境では、1日もすれば萎んでしまった。

もう少し遠出をすれば、既に馴染みになったこれらの異形の動植物もサンプルとできるかもしれないが、いかんせんひとりでは手に余る。

ふと、明日はこの花を宇宙カプセルに詰めて送ってみようかと思った。]

 そろそろ帰りますかねーっと。

[一頻り試料を詰め終わると、時間の経過のわからない空を見上げる。

あの空から、遠く遠く宇宙の波を漂って、俺のところにも手紙が届くのだろうか?]

(20) 2016/07/16(Sat) 23時頃

【人】 地下軌道 エフ


 『文字だと饒舌なのね』
 『私と全然お話ししてくれないのに!』

[ 手紙と、それからもうひとつ、物を詰め。
 カプセルを閉じる最中。

 何時かの彼女の言葉が過ぎった気がして、
 口の端で僅かに、ぎこちない笑みを作った。

 懐かしさ、と。
 自嘲と。

 きっとそんなところだろう。 ]

(21) 2016/07/16(Sat) 23時頃

【人】 地下軌道 エフ

[ 窓を開き、
 過ぎるばかりで、写真も、何も。
 形として残ったものの無い 殺風景な部屋から、
 カプセルを暗い宙へ放る。

 どうか 届くと良いと。
 そう思うのも、きっと思い出とやらの彼女の影響。

 カプセルを見届けてから、
 ふ と 視線を下げれば。

 声こそ出さずとも、
 男よりずっと器用に、心から笑うこどもたちが、
 街を装飾していく光景が、見えた。 ]

(22) 2016/07/16(Sat) 23時頃

【人】 保安技師 ナユタ

[湖の星は、その殆どを湖に覆われた大きな惑星だ。
人々は僅かな地表の上と、陸を模した船、それから小さな舟の集合体の上で暮らしている]

[水に沈むこの星も、嘗ては広い大地を持つ惑星だった。
そんな御伽噺にも思える事実が判明したのは、ほんの百数年も前のこと。
寿命の短い種族である我々からすれば目覚しいまでの功績を以って、数代の生を架けて行った調査の結果だ]

(23) 2016/07/16(Sat) 23時頃

【人】 保安技師 ナユタ

[地表や船から見る湖は、遥か彼方まで一つに繋がり広がっていて、果てなく思える。
その水底に潜ると、果てなく思える湖も、嘗ては一つ一つ別の個性を持った『地上』だった事が窺える]

――――…

[こぽり、と。排気口から気泡が漏れ、湖を漂い消えて行く。
手元にある小さな機材から漏れるオイルが、清廉な水を僅かにだけ黒く染めるも、それも直ぐに滲んで周囲に掻き消えた]

(24) 2016/07/16(Sat) 23時頃

【人】 好奇診 キカ


[電子数式の中に於いて暮らす君は、
本来であれば 紙 と呼ばれるものに、
文字列を自らの指で綴ることなど、
ほとんどしないらしい、いやするはずがない。
それなのに、いま君が指に持つものは?
……─── そう、筆記のための道具。

骨董品や、宇宙 <sora> から降ってくるナニカを、
拾い集めることが好きな君。
それも恐らく拾ってきたものの一つなのだろう。]


  ほら、見て。 完成、したんだ。


[目元が、緩み。 口許が、弛み。
片手には筆記具、片手にはカプセル。
私の存在する箱庭に向かって、歩いてくる。
愛おしそうに撫でられる其れ。]

(25) 2016/07/17(Sun) 00時頃

【人】 救星隊 アマルテア

ごくろーさまでーす。

[形だけ隊章を見せ、開門を願う。
第Dゲートは比較的古く、規模も小さなものだ。
顔を覗かせた初老の男性は、もはや顔馴染み。
守衛とは名ばかりで、来訪者など滅多に訪れないここでは、椅子を温めるしか役目が無いというのが口癖だった。]

「おう、お疲れさん。」

[2重式ゲートの内側に入ると、脱気処理が始まり、周囲に水が満ちる。
内ゲートが開くのを待たずして、私はメットを取った。
空気を掻いて泳ぐのも嫌いではないが、やはり地に足の着く水中のほうが、落ち着くというのは性なのだろう。
着替えは、しない。
どうせまたすぐ出ることになるのだ。]

[そうして帰ってきたドーム内は、数時間前とは一変していた。]

(26) 2016/07/17(Sun) 00時頃

【人】 好奇診 キカ


[何を書いたのだろう。
私は、君の綴る言葉を知りたい。
私も、君と同じように言葉を綴りたい。
どうしたら、いいの?]


  ふふ、文。 出してくるねぇ


[君は、片手に持っていた筆記具を
私の前、硝子を挟んだ其方側にそっと置き。
両手でカプセルを抱きしめる。
落とさないように、大切そうに慎重に。
カプセルを送る場所。
其処は、私の居場所からでは見えやしない。
………また、君が帰ってきたら。
教えてもらえるかなと、期待すること数度。]
 

(27) 2016/07/17(Sun) 00時頃

【人】 保険調査 ライジ



  ………ふぁ、ふ…


[大きな欠伸をひとつ。
目尻に涙を浮かべながら、
ぐぐぐ、と伸びをしたり首を鳴らしたり。

暇だ。実に暇である。]

(28) 2016/07/17(Sun) 00時半頃

【人】 保険調査 ライジ



  平和っつーのも、考えものだな。


[ここは、とある保険会社のオフィス。
《ロボット保険課》
そう書かれた電子札の下げられたこの場所は
名の通り、ロボットに関する事故等を担当する部門で
俺はそこの調査員として働いている。

星が滅亡しかけているのに仕事なんて…
そんな風に思った時期もあったが、
悲しいことに、五年も経てばその考えは消えた。
どんな状況であろうと事故は起こるし、
それに伴い保険金も請求される。
商店も、郵便屋も、テレビのアイドルも
皆、平和な日常を取り戻すように
数年前と変わらずあくせく働いていた。]

(29) 2016/07/17(Sun) 00時半頃

【人】 保険調査 ライジ



  暇だ。


[声に出した呟きは、上司に届いてしまったらしい。
液晶端末越しにギロリと睨みつけられ、
俺は慌てて端末の陰に隠れる。
でもだって、仕方ないじゃないか。
ロボットの技術も向上した今、
故障事故など起こることはほとんどない。
せいぜいあっても、
ペットロボットに噛まれただとかそんなものだ。

皆が日常を取り戻そうと働くなか、
俺はこのデスクで暇をつぶすだけの生活。]

(30) 2016/07/17(Sun) 00時半頃

【人】 保険調査 ライジ


  ( ……なにしてんのかなあ、俺 )


[イスの背に体重を預け、
ズルズルとだらしなく身を沈める。
働く意味、とは。
そんなことを考え始めたところで
デスクの下で光る物の存在を思い出し、
課長に見つからないよう、こっそりそれを取り出した。]


  「 あ、それ文流しの…… 」


[ギクッ。
背後からかけられた声に大きく肩を揺らし、
手にしたカプセルは手の上をわたわたと踊る。
どうにか落とさずにキャッチしたところで振り返れば、
若手の女性社員が笑みを浮かべていた。]

(31) 2016/07/17(Sun) 00時半頃

【人】 救星隊 アマルテア

[無数の流船が、町中に上がっている。
立ち並ぶ露店は煌びやかに飾り立てられ、普段の何倍もの活気で溢れかえっていた。]

「よう、環維隊のねーちゃん!今日もお勤めかい?」

あー、コンバンハ、フローレス。
あんたらはいいねぇ、浮かれていられて。

「はっは!ねーちゃんもこれから思う存分浮かれりゃいいんだよ。
光籠流し、今年の担当はアンタなんだろう?」

そーだけど、仕事の一環じゃないの。
もっとくつろげる時間が欲しいわぁ。

「おっ!そんならこいつはどうだい?
ねーちゃんの殺風景な部屋に1本!」

……殺風景は余計だっつの。

(32) 2016/07/17(Sun) 00時半頃

【人】 保険調査 ライジ



  これは、えーと、
  嫁に頼まれて……
  や、俺が送りたいわけじゃないんだけど
  違うって、俺のじゃないって。


[「意外とロマンチストなんですね」なんて
によによ声をかけてきた彼女は、
俺が否定をしてもひらりと手を振って
そのまま離れていってしまった。

文流しは若い女性や子どもに人気のあるイベントらしく(もちろん、老若男女問わず行われてはいるが)、俺のような男がカプセルを持っているのは、少しばかり目を引くようだ。]

(33) 2016/07/17(Sun) 00時半頃

【人】 保険調査 ライジ



  ………はぁ、持ってこなきゃ良かった。


[今朝、セトとシンに必ず手紙を書くよう念を押され、
家に帰ったらみんなで一斉に空へ飛ばす約束をした。
けれど、見ず知らずの誰かに書く手紙など
なにを書けばよいのかもわからず。


───…いや、ひとつだけ
俺の言葉が、空の果て
どこかのだれかに届くのなら…

俺は静かに、ペンをとる。]

(34) 2016/07/17(Sun) 00時半頃

【人】 救星隊 アマルテア

[営業に余念のない花屋にひらひらと手を振って、歩を進める。

光籠流し──それは、創世祭に先立ち、数日間に渡り光籠と呼ばれる透明な草で編まれた籠を、宙へと飛ばす行事。
その際に、願いや祈りをしたためた札を共に入れると、神様に届き御言葉を下さる……と、言われていた。
科学の進んだ現代では、その原理は既に解明されているのだけれど。
他所の星では文流しと言うのだったか。
他星言語の解読ができなかった昔の人々は、それを神の御言葉とあれこれ勝手な解釈をして、有難がっていたというだけの話だ。]

[宇宙プランクトンがどうの……という話は、あまり馴染みはない。
だが、どういうわけなのかこの星の創世祭は、***年に一度と言われる星崩祭と、まるきり同じ時期に重なるのだった。]

(35) 2016/07/17(Sun) 00時半頃

【人】 救星隊 アマルテア

……ただいま。

[そう声をかけると、方々から賑やかな声が上がった。
通称ホーム、身寄りのない子供たちが暮らしていくための、早い話が孤児院である。
彼女の家も、そこだった。
幼子特有の高い声を適当に躱しながら、彼女は1人の少女へと近付いた。]

ただいまステラ。
帰ったよ。

「……お姉ちゃん、お帰り。」

[ステラ。
その少女との間に血縁はない。
けれど間違いなく、少女は彼女の妹だった。
ぺたんと床に座り込んだままの、ステラの瞳を捉えんと、彼女も腰を落とす。]

(36) 2016/07/17(Sun) 00時半頃

【人】 救星隊 アマルテア

[虚無。
ステラの目は、彼女を見ない。
代わりに映し出すのは、どこか遠い宇宙の景色。
真っ暗な黒の中に、極々小さな光を宿すその眼に、光を感知する能力は無かった。]

書くことは決まった?

「うん。どこか、遠くの誰かに届くんだよね。」

["光籠に入れる御札に、お手紙を書きたい"
こくりと頷くステラの、それがお願い事だった。
どこで仕入れてきたのやら、創世祭……と共に訪れる、星崩祭で行われている行事。
文流しと呼ばれるそれを、自らもやってみたいとせがまれたのだ。]

紙とペン、持ってくるからちょっと待ってて。

[そう告げて、彼女は白墨を取る。
そして、紡がれる小さな言葉に、耳を傾けた。]

(37) 2016/07/17(Sun) 00時半頃

【人】 保険調査 ライジ

[手紙を書き終えペンを置くと、
くるくると便箋を丸め銀の糸できゅっと結んだ。
それをすとん、とカプセルに放り入れ
シンに頼まれたプレゼントも一緒に中に入れる。]


  ………。


[結局、思うような言葉はうまく出てこなかったけれど
それでも、手紙には自身の想うことを
僅かながらに込められた、はずだ。

最初は本当に誰かに届くのかさえ信じていなかったのに
カプセルを手に家に帰る頃には
返事を期待している自分がいた。

空は夕暮れ。
紫色から夜の群青へと変わっていく。]

(38) 2016/07/17(Sun) 00時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

よし、これで終わり。
今度は引っかかるんじゃないぞ。

[頭をすっぽりと覆うマスク越しのくぐもった声では、仮に聴覚があったところで聴き取れはしないだろう。
抱えた無人探査用の機械を、なるべく平たい場所を選び、置いてやる。
最後にぽんと背を叩いてやると、どちらが前か分からない丸い身体を一つ震わせてから、湖底を進んで行った]

(39) 2016/07/17(Sun) 00時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

――さて、これはどうすっかね。

[小さくてどこにでも入り込め、人が探索出来る場所でも出来ない場所でも全自動で調査を行ってくれる。
しかも何だか動きが健気で可愛いと、婦女子やお子様、一部寂しい独身男性まで広く人気の無人探査機くん。
困ったことに、分かり易い欠点が幾つか既に発覚している]

[一つ、気付いたら同じところをぐるぐる回っている。
二つ、僅かな段差に脚を取られて動けなくなる。

――探査機としては、割と致命的な欠陥だ。
偉大なる先人達の功績への敬意と尊敬は持ち合わせているものの、この探査機がトラブルを起こす度に駆り出される現代の技師としては、可愛さよりももっと優先する事があったんじゃないかと突っ込むくらいは許されたい]

[段差ならまだ可愛い方で、今回のように調査対象の遺物に引っ掛かって動けなくなるようでは困りものだ。
探査機の進行を妨害していた一抱えほどの遺物と、メンテナンス用の機材一式を手に、湖面へと脚を蹴り出した]

(40) 2016/07/17(Sun) 00時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

― 調査船島 ―

……ぷはっ。

[擬似陸へと上がり、マスクを外す。
仄碧く光る肌に落ちた水滴を乱暴に拭い、未だ潜水スーツに包まれた掌で耳をぱしんと打った]

あーーーーーー耳おかしい。

[水中と陸上で感じる音への感覚の違いは、何度潜っても慣れない。
暫く使い物にならない耳の代わりか、マスクの両端に付いた小さなケースへ押し込まれていた触覚が自由を取り戻した事への歓喜に震える。
そして、馬鹿になった聴覚に届く前に触角へ届いたのは『誰かが近付く気配』だった]

(41) 2016/07/17(Sun) 00時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

「よっ、R0-MBαちゃんの調子はどーだった?」

[ぽんと気安い仕草で肩を叩いたのは、湖底遺跡調査部の同僚の一人。
俺と同じ保持保安技師ながら、あまり湖底へ潜ることはしない。何でも自称『遺跡アレルギー』なのだそうだ。

……何でこの仕事に就いたお前]

(42) 2016/07/17(Sun) 00時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

どーもこーも。まーた底で引っ掛かってたよ。

[小脇に抱えていた遺物を置き、「今回はコイツ」と指差す]

「おっ、文流しのカプセルじゃん!
何年前のやつかなー。かなり古そうだけど」

[奴は身を乗り出し、遺跡アレルギーと嘯く割に興味津々と行った体で遺物を撫で回す]

……ふみながし?

[怪訝な表情と尻上がりの発音に疑問を感じ取ったのか、呆れ顔で同僚が宙を指す。
そこには、先程遺跡から揚がったばかりの遺物と似たような大きさと形のカプセルが、多数浮いていた]

(43) 2016/07/17(Sun) 00時半頃

【人】 保険調査 ライジ

── 夜、自宅にて ──
[K居住区2号棟。
そこが俺たち一家の住まいだ。
就業時間を終え帰宅するなり、
シンが俺の手を引き集合住宅の屋上へ。]

────

  いくぞー
  いち、にの、さん!


[日が沈んでいく、紫と群青の混じる空に
シンと、セトと、俺と、
3人並んで宇宙カプセルを飛ばす。

ゆっくりと手を離れたそれは
ふわりふわりと上昇し
一度、星のようにきらりと光ると
そのまま夜の空へ溶けていった。]

(44) 2016/07/17(Sun) 01時頃

【人】 重層培養 イースター


[電光が反射する床に、座る。
ヒトがワタシたちを眺めるときの同じ体勢を真似た。

ワタシ達は相談を始める。]


 何を書く?


[    文字は書ける。
     紙はこれしかない。

繭の後ろにしまってあった紙の束とくれよんを碧のワタシがとりだす。
文字の練習をしたそれは、縦横無尽にひらがなが踊る。
この紙で手紙を書くことは躊躇われた。
内容のことよりも、紙を調達しなければならないという見解は、
糸を通さずともワタシ達の中で一致した。]
 

(45) 2016/07/17(Sun) 01時頃

【人】 保険調査 ライジ



  よし 帰るぞ。
  返事、くるといいな。


[小さなシンの手を取り、三人並んで歩く。
今日という日が、平和に終わろうとしている。

明日も、どうか、]

(46) 2016/07/17(Sun) 01時頃

【人】 重層培養 イースター


[扉の前に立つ。
ヒトはいない。
いないが、不思議とワタシ達の動きがわかるらしい。
数秒待てば、音がして扉は開かれる。
扉を通れば、電子音が響く。
いつも不思議でたまらない。]


 (ヒトを探しに行こう。
  紙と、カプセルとかいうものを貰いに。)


[扉の外では、あまり声を出す気にならないから。
そっとワタシ達に糸を伸ばして伝える。] 
 

(47) 2016/07/17(Sun) 01時頃

【人】 重層培養 イースター


[ヒト達、がいる場所まで歩く。
探しているヒトは、その場所の奥にいることが多い。
その場所に辿り着くまで、ヒト達の視線に曝されて嫌だった。
ヒトは嫌いだ。あのヒト以外は。

この気持ちは碧のワタシと、翠のワタシと共有できない、ようだった。]
 

(48) 2016/07/17(Sun) 01時頃

【人】 重層培養 イースター

 
[ヒトの姿を認めれば、ワタシ達は駆け寄ろうとするけれど。
映像を思い出して、ヒトの真似をして片足で跳び跳ねながらヒトのもとへ。
ちょうどヒトは食べ物を摂取していたようで、
手に持ったそれに齧り付こうとした姿勢で静止した。
ワタシ達はそんなヒトに構わず、袖を引いて瞳を覗きこむのだった。]
 

(49) 2016/07/17(Sun) 01時頃

【人】 重層培養 イースター


[ヒトに渡されたものを、手にワタシ達はワタシ達がいるべきところへ戻る。
扉に手をかければ、開かれる。

電子音が響けば、赤と青と緑のランプが点灯する。
それはワタシ達があずかり知らぬところ。]
 

(50) 2016/07/17(Sun) 01時頃

【人】 重層培養 イースター


[書き上げたもの、それからもうひとつ。
カプセルに詰め込む。

文字を書いたワタシは、疲れて意識を手放す。
目覚めた時に、カプセルの行方を知ることとなる。]
 

(51) 2016/07/17(Sun) 02時頃

【人】 保安技師 ナユタ

― 自宅 ―

[僅かにしかない陸地は、王族や貴族の居住区。
『地上』は、庶民には手の届かない高嶺の花だ]

[調査隊の基地は調査船島と呼ばれる大きな船上にある。
そこには、基地の他に発電所や商店や畑まで、一通りの施設が揃っている。
湖上で起こる水面の揺れも殆ど感じない、住み易い環境だ]

[勿論そこには居住区画もあり、調査隊の寮もある。
だけれど、薄い壁に区切られた高層の建物で寝起きするのが俺の性には合わなかった。
調査船島の岸辺に程近い、数畳ばかりの小さな舟が、俺の城]


[灯りを点け、貰ってきたばかりのカプセル―宇宙カプセルというのだそうだ―に向かう]

(52) 2016/07/17(Sun) 02時頃

【人】 保安技師 ナユタ

[昼間、同僚が「ホント食べ物のことにしか興味ねーのな」と失礼な事を言いながらも教えてくれた]

星崩祭……かぁ。

[宇宙プランクトンの大移動と、それに伴う祭事と前夜祭。
俺としては前夜祭よりも祭の屋台の方が気になるところだけど、半ば押し付けられたカプセルは、有効活用すべきだろう]

(53) 2016/07/17(Sun) 02時頃

【人】 保安技師 ナユタ

[湖底から引き揚げたカプセルに良く似た新品のカプセル。
それに手紙と、透き通りキラキラと輝く宝石のように見える何かを数個同封し、閉じる]

[そうしてから舟の簡素な窓を開け、宙に放った]


[――宛先は、着くまで誰にも分からない]

(54) 2016/07/17(Sun) 02時頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ノリと尻の軽い同僚の言うように、
「可愛い子に届けばいいな」なんて]

[ちらっとしか思っていない。ちらっとしか]
 

(55) 2016/07/17(Sun) 02時頃

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