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…………また、見られちゃいますよ?
[あぁ、ズルい笑い方するな。
断れる人が居るなら見てみたい、けれど俺以外にこんな笑みを浮かべているのは少し嫌で。
まだ少し赤いままの顔を埋めながら、小さな声でぽつりと呟いた。
独り占めしたいだなんて告げたら、執着しすぎだと笑われてしまうだろうか。]
いいんです。
そしたらまた可愛い黒田さんが見れますから。
[そう言ってまた黒田を二人の世界へと引きづり込む。
多分普通なら。こういうとき、「将来ある若者がこんなおじさんにかまけていてはいけない」などと言って身を引くのがセオリーなのだろうが。
福原はそういう陳腐な台詞とは無縁である。]
成人男性とっ捕まえて、可愛いって……
[不満げに福原を見上げながら首に手を回し、彼の耳元で何やら囁く。
聞きたいことは本当は山程ある。
最初だって今だって、からかわれているだけな可能性だってある。
それでも一つだけ耳元に落とした。
どんな答えが返ってきても、ただ溺れて沈むだけしかできないのだろうけれど。]
[僕は返ってきた返答を見て、灯台へと振り返り――。
――何かそれは別の何かに見えてきて、二度と灯台には登るまいと僕は決心した。]
― 電脳世界β 全体発言―
本当に申し訳ない。もう二度と灯台にはいかないことを約束する。他の人も、絶対に灯台には行かない方が良い。絶対にだ。
[と僕は返信して、一心不乱に走った。]
アイデアロール【70】
71
[僕は、あの二人を見て何かの可能性を思いつきそうになったが――いいやまさか、と頭を振って。
さっきのも何かの勘違いだったのかもしれない、と思うと急に恥ずかしくなってきた。
穴があったら入りたい――なんて、思った先に。
どこをどう走ったかなんて全く覚えてなかったけれど、いつの間にかに洞窟へとたどり着いていた――。]
[戻ってきた言葉に首に回したはずの腕が自然と解けていき。
どこか安心したような情けない笑い顔へと徐々に変化していく。]
……よかっ、た……
[自分でも驚くほどに弱々しく響く。
これ程までに強い喜びを感じるのは初めてで。
そこで漸く、どうしてこんなにもこの人に嫌われるのを、失うのを怖いと感じたのか分かった気がした。]
[僕は洞窟探検をしていた。
色々と思う所はあったけれど、気分転換だ。
ふと、端末に僕宛のメッセージが入る。
僕はそれがちょっと嬉しくて。]
― 電脳世界β→全体発言 ―
真寺愛衣子。三人組のうちの一人だよ。
電脳世界βを使って、僕の死体の在り処を聴いた時にそう名乗っていたな。――櫻子。
[ふむ。とちょっと考えて。
それを聴くと言うことは、羽根を持つ者にコンタクトを取るつもりなのだろうか。
それなら、見かけたらレイジに伝えようと思った。]
【人】 風来坊 ヴェラピンピンしてるようにも見えるけど。 (60) 2014/06/24(Tue) 20時頃 |
【人】 風来坊 ヴェラはは、案外まだ近くにいたりして。 (69) 2014/06/24(Tue) 23時頃 |
【人】 風来坊 ヴェラははは、変なのだったら譲るよ (73) 2014/06/24(Tue) 23時半頃 |
【人】 風来坊 ヴェラ…………。 (74) 2014/06/25(Wed) 00時半頃 |
【人】 風来坊 ヴェラ白銀の騎士? (80) 2014/06/25(Wed) 02時半頃 |
【人】 風来坊 ヴェラ近い。 (84) 2014/06/25(Wed) 04時頃 |
― 洞窟の外 ―
気分転換にはなったな。
[僕の居た時間の前に、ここで何かあったようだけれど。結局櫻子は誰とも会わずに探検を終えた。
洞窟と言えば宝でも置いてないかと期待していたものの、そちらの収穫も特には無く。アイテムは中々見つからないなぁと溜め息をついた。
探検をしながら、僕は色々と考えていた。
馬鹿なことをしたかなぁと。流に覚悟を迫ったこと。
僕は自分の死に無頓着だったのだけれど。レイジや流の死を見て、僕がどれだけ馬鹿なことをしたか分かってきた。
……流には、後で謝ろうと思った。]
メモを貼った。
[端末を開いては、閉じて。
僕はもう一度溜め息をついた。
電脳世界βは、真寺愛衣子も見れることがネックだった。
僕は三人組はまとめて敵と認識していた。
――レイジに、会いたいな。
ふと、そう思っても。場所を知られてはまずいかもしれない。だから、聴くに聴けなかった。
捜してみようかな。さて、どこにいるだろう。そんな風に思いたって、僕はレイジをひそかに捜してみることにした。]
[どうせレイジからは視えないのだけれど、何となく装備変更能力で色々試したくなってしまう。
使いすぎると眠くなるが、だからこそ今度は変える前に吟味しようと。歩きながら、ああでもないこうでもないと考えていると。]
― 廃校前 ―
…あ。
[いつも着ている如月高校の制服にしてみて、僕は廃校の前を通り過ぎた。そういえばレイジは僕のことをいくつくらいだと思っているだろう、なんて考えながら。そして、レイジはいくつなのだろうと。]
[ぱたり、と端末を開いてはまた閉じる。
そんな下らないことを聴いている場合ではないだろうな、と僕は僕自身にあきれてしまう。
流のことと言い、僕は本当に馬鹿だなぁと自嘲して。]
[僕は教会に向かっていた。
――たぶん、教会に行けばそのうち羽を持つ者は集まるだろうと。レイジが墓から掘り出した羽を持っていることは知らなかったけれど、その悪魔が現れる時までには教会に来るだろうと予想していたから。
廃校に人がいる可能性はあったけれど、素通りしたのはそんな考えからだった。]
【人】 風来坊 ヴェラなぁ海斗。 (93) 2014/06/25(Wed) 18時頃 |
【人】 風来坊 ヴェラ[コツ。ワザと足音を立てて白騎士のいるであろう方向へ歩き出す。 (94) 2014/06/25(Wed) 18時頃 |
【人】 風来坊 ヴェラやぁやぁ。君が騎士くんかい? (95) 2014/06/25(Wed) 18時半頃 |
【人】 風来坊 ヴェラ騎士ね。 (99) 2014/06/25(Wed) 18時半頃 |
【人】 風来坊 ヴェラそうか。テッドか。 (103) 2014/06/25(Wed) 21時頃 |
【人】 風来坊 ヴェラ死者が生き返るだなんておこがましい。 (104) 2014/06/25(Wed) 21時頃 |
【人】 風来坊 ヴェラ[投石を軽く避ける。少ない動きであればこの能力は消えない。が、襲いかかろうとする白き異形。脳は高速で回転し、状況を把握する。その間息を止め、"横っ飛びに勢い良くよけた" (108) 2014/06/25(Wed) 22時半頃 |
【人】 風来坊 ヴェラ…あぁ… (109) 2014/06/25(Wed) 22時半頃 |
【人】 風来坊 ヴェラ[悪魔は囁いた。] (114) 2014/06/25(Wed) 23時半頃 |
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