212 冷たい校舎村(突)
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……もうっ!
[ってあたり散らすみたいに言ってから、部屋を出る。
廊下から、この時間はリビングにいるだろう母に呼びかける]
お母さん大変! クラスの子が病院に運ばれたって!
ちょっと様子見てくる!
[返事は訊かないで部屋に引き返すと、
寝間着は脱いで目についた私服を身に着けて、
スマートフォンと財布だけコートのポケットに突っ込んで、
最後にお気に入りのマフラーをぐるっと巻き付けて準備完了]
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何か、あったんだろうか……
[その切羽詰まった様子が気になって、少し離れたところから能久と共に見守ってしまう。詳しい話は聞き取れなかったが……マネキン、という単語は聞こえた、気がした。 能久が材料を取り落としそうになり、大和が近くをすり抜けていく。]
……何の話をしていたかは気になるが、とりあえず、パンケーキ、作ってしまわないか。 何があったかは、後で集まった時にでも聞けばいい。
[そんな風に言って、能久を家庭科室へと促す。それから二人で家庭科室へと向かっただろうか。 パンケーキを作って、皆が集まって、何があったか聞いて。そうしたら、また憂鬱になるかもしれないけど、きっと能久のパンケーキを食べれば、また笑顔になってくれるだろうと。勝手な期待をかけすぎかもしれないが、そう思いながら。
無事に家庭科室についたならば、能久の指示に従って素早く生クリームを泡立てたりして、その作業を手伝っただろう。 もし手際が良い、なんて言われても「器用なだけだ」と言って、誤魔化してしまうだろうが**]
(242) 2017/03/15(Wed) 01時半頃
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[さすがに気になったのか母はリビングから出てきていた。
気をつけてね、と言われた]
大丈夫。
学校よりは遠いけど走っていけばすぐだよ。
無事……だって分かったらちゃんと戻ってくるから。
[わたしはちゃんと気付いている。
あお姉と喧嘩をしてから、わたしを見る母の眼差しに、
申し訳ないと思う色合いも含まれているって。
安心させるためなら家にいた方がいいんだろう。
だけどやっぱりじっとしていられない]
……いってきます。
[そうして、飛び出す。冷たい風が吹く冬の夜の中に**]
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――家庭科室――
[家庭科室へと入り、能久の指示に従って生クリームを泡立てる。それを見ていた能久の、「お菓子作り、好き?」という言葉に一瞬、手が止まった。]
……いや、器用なだけだ。
[ただ1回、頷けば済むだけの話なのに、どうしてもそれが出来なかった。 能久だってよくパンケーキを作ったりしているのだから、自分が普段からお菓子を作っていたって、何も問題ないはずなのに。 一つ、秘密を明かしてしまえば、全て明かされてしまうような、そんな気がして。つい、躊躇してしまう]
(266) 2017/03/15(Wed) 20時半頃
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え……そう、なのか?
[パティシエに男性の方が多い、というのは>>248初耳だった。 小さいころは行っていた、家の近所のケーキ屋さんで働いているたのがだいたい女性だったこともあり、女性の方が主流だと思い込んでしまっていたらしい。 ……そういえば、テレビでは女性よりも男性のパティシエの方がよく見る、ような……?
そんなことを考えていると、「そういうのできたりするかな」なんて声>>249が、聞こえて。 少しだけ――やってみたい、なんて、思ってしまった。 お菓子作りを家ですることがあるといってもたまにだし、生憎パンケーキやホットケーキにはまだ手出したことなかったし、上手くできるかは、分からないけど。やってみて、それを見て周りがどういう反応をするかなんて、分からないけど。 パティシエには男性の方が、多い、らしいし、1歩…いや、半歩だけ、踏み出してみても、いい、んじゃ、ないだろうか。]
(267) 2017/03/15(Wed) 20時半頃
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大したことしてないが……どういたしまして。
[パンケーキが焼き上がり、礼を言われれば>>253少し笑ってそう返した。 それから、まだクリームの乗ってないパンケーキをちらりと見て、迷いながらも、おずおずと口を開く。]
その……もし、能久が良ければ、クリームの飾り付け、試しにやってみても、いいか……? ……いや、その、俺も分だけでも、いいし。勿論、だめならだめで、問題ないんだが。
[慌てて一言付け加えながらそう申し出てみたが、能久の反応はどうだっただろうか。 もし良いと言われたならば、能久が廊下に顔を出している間にでも、クリームでの飾り付けに取り掛かってみただろう*]
(268) 2017/03/15(Wed) 20時半頃
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……ありがとう。 どう…だろうな。上手く出来るかは分からないが、美味しそうに出来るように、頑張ってみよう。
[能久の許可を得られれば礼を言って、冗談めかした言葉につられて少し笑った。そうして生クリーム係に任命された俺は、いざ、とパンケーキに向き直る。 大丈夫、もし失敗しても、あっはっはっはーなにこれ下手くそーという感じでちょっとからかわれるくらいだろう。 最悪山盛りエベレストにすれば全てなかったことになる。大丈夫だ。 そんな風に自分に言い聞かせながら、クリームの絞り袋に生クリームを入れて、慎重にパンケーキの上にクリームを絞っていく。
結果として――失敗は、してないと思う、たぶん。 最初にクリームで作ったハートや星マークのはちゃんと形になっているし、勿論プロ並みには届かないが、それなりに可愛い(んじゃないかと自分では思う)感じの猫やら兎やらの絵になったクリーム。 あと、文化祭の時の様子からして多分保田はクリーム少な目のが好みなんだろうなと思って、端に沿うようにちょこちょこクリーム控えめに置いただけのものもある。]
(278) 2017/03/15(Wed) 21時半頃
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[終わった今になってから本当にやってよかったんだろうかなんて思ったりしなくもないが、やってしまったものは仕方ない。]
ああ、ちゃんと起きたんだな。おはよう、上須賀。
……それで……一応、クリーム…こんな感じに、なったが。
[能久が上須賀を連れて戻ってきたなら、2人を出迎えて、それから目線をパンケーキにやって出来栄えを示し、少し緊張しながら反応を窺っただろうか*]
(279) 2017/03/15(Wed) 21時半頃
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― 回想/諍いの話 ―
………あお姉、ただいま。
[文化祭の片付けも無事に終わって間もない日のこと。
いつも通りに閉じられた扉ごしに声をかけた。
返事はなくって、ただ微かにすすり泣く声が聞こえるだけ。
また泣いている。
今思えばそっとしておけばよかったのかもしれないけど、
あの時のわたしはやたらと気が立っていた。
文化祭が楽しくて、名残惜しかった気分を、
一気に台無しにされたような気分になっていた。
だからノックをした後あお姉の部屋に足を踏み入れた。
前に置いていった文化祭のパンフレットが、
打ち捨てられたみたいに転がっているのがやたらと目についた]
……文化祭、来てくれなかったね。
[すすり泣く声は止まない。
わたしは言葉に詰まってしまう。
わたしの記憶の中のあお姉は、
わたしが泣いたりわがままを言ったりしていても、
辛抱強く励ましの言葉をかけてくれたり――
あるいはわたしの願いを叶えてくれたりもしたけれど、
変わってしまったあお姉を前に、わたしは何もできないでいる]
[それ以上は何も言わずに部屋から出ようとした時、]
「……楽しかった?」
[不意に問われ、目を丸くしたのも束の間、
「楽しかったかって聞いてんのよ」と、
駄目押しみたいに言われたから、素直に答えた]
楽しかったよ。
[「何か文句あるの?」って後に続きそうな、
そんな口調になってしまった。
そうしたら急にあお姉が顔を上げてこっちを見てきた。
カーテンも閉め切った薄暗い部屋の中で、
あお姉の二つの目が鋭く光っている。
これ以上ここにいちゃいけない気がして、
わたしは逃げるように立ち去った。
その間、背中にはずっとあお姉の視線が突き刺さっている気がして。
自分の部屋の中でわたしはただ、
間違えたって思いと理不尽さがないまぜになった気持ちを抱えるしかなかった。
――盛大に喧嘩するちょうど前の日の話*]
— 病院へ —
[冷える路上。
時々、空を見上げながら歩く。
夢の中のあの世界、雪に埋もれる通学路を思い出していた。]
そういえば、
結局作れないね、かまくら。
[あの豪雪が現実のものではない今、それは叶わないわけで。
ちょっぴりがっかりしてしまう。]
[……クラスメートの危機に、思うのはそんなことばかり。
薄情なのかな。
ごめんね、わたしはこんな経験ないから。
“あなた”にまつわる記憶は、あの校舎の中での出来事と、
そしてやっぱり、あの文化祭のことばかり。
あんなに笑顔が絶えなかった彼が、どうして命を絶とうとしたのか。
それを知っても、いいのだろうか。
知れるのだろうか。
誰かと話せば、何か分かることがあるのかな。
……今まで踏み込もうとしなかった線を、踏み越えれば?
文化祭の記憶を穿り出して、
クリームとチョコソースにまみれたパンケーキの味を思い出しながら、
足取りをやや早める。*]
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――少し前――
そう、だな。気が向いたら、やってみる。
[能久の言葉>>275に、何気ない風を装ってそう返す。 でも、本当は、何度もお菓子作りをしたことがあるのに。 嘘を吐いている、という罪悪感で、胸が痛んだ。]
へえ……そう、なのか。 そういう人も、いるんだな。 ……ああ、いいと、思う。好きなことを仕事にできたら、きっと楽しいんだろう。
[海外のお菓子職人。大きな、お兄さん。 その人は、自分のように体が大きくて、それでも、甘いお菓子が好きで、その道に進んで、外国のテレビに出るまで、有名になって、認められた、んだろうか。 ああ、そんな風に、できたら、どんなに――]
(330) 2017/03/15(Wed) 23時半頃
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――現在――
[少し緊張しながら、パンケーキの飾りつけの出来栄えを見せてみれば。 返ってきたのは、予想以上の、いや、全く予想していなかった褒め言葉や歓声で。 目を見開いて、ぽかんと数秒ほど固まってしまっただろう。 それからはっと我に返ると、慌てたように口を開く。]
い、いや、そんな…それほどのものでもない、と思うが……その、気に入ってもらえたようで良かった、し、 そう言って貰えるのは、嬉しい。ありがとう。
[そう言って少し照れ臭そうに笑みを作った。 なんだ。心配すること、なかったじゃないか。 もしかしたら、色々……俺の、考えすぎ…なのかもしれない。]
(331) 2017/03/15(Wed) 23時半頃
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向いてる、だろうか。 ……そうだな。今……パンケーキ作りの手伝いするのも、結構、楽しかった、し。 目指してみるのも、いいかも、しれないな。 ……なんて、調子に乗りすぎだろうか。
多分、能久も練習すれば出来る、んじゃないか。 俺はたまたま初めてでも上手くいったが、慣れの部分もあるかもしれないし。
[上須賀>>282や能久>>320の言葉にそう返しながら、パンケーキの話題でこんな風に話せるのが、どこか信じられないような気持ちだった。少し前の自分だったら、上須賀にこういうの向いてるだなんて言われても、また「器用だからそんなことはない」と返していただろうに。 少し、踏み出しただけで。世界が少し、変わったかのような*]
(332) 2017/03/15(Wed) 23時半頃
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― 現在/病院までの道のり ―
[さて、慌てて飛び出してきちゃったのはいいけど、
これはつばさちゃんにも連絡を入れておいた方がいいだろうか。
もう病院に来てるとしたら電源を切ってしまっているかもしれないけれど。
そもそもつばさちゃん、いつ帰ってきたんだろう。
わたしの感覚では、最後につばさちゃんの姿を見てから、
もう、半日以上も経ってしまってるんだけど]
『今病院に向かってる』
[道の端に寄って、そんな、簡素に過ぎるメールを一応送る]
[夜の風は冷たいけれど、雪は積もってない。
だからいつものローファーを履いてたって、
滑って転ぶこともない。
一夜明けても外は雪だったあの校舎とは大違いで。
ちよちゃんとのやりとりを思い出す。
誰がホストかわかったところで、わたしにできることなんて、
こうやって走って病院に駆けつけるくらいしかないよ。
あの校舎にいるりーくんになら、声は届くんだろうか]
[しばらく走ってると、
前方に、見覚えのある人影が見えた気がした。
スピードダウン。早歩きくらいの速度でその人影に近付いて、
横顔を視界に入れることができれば声をかけた]
ささらちゃん――― えっと、
よく寝られた?
[夜中の挨拶としては不自然に思えるけど仕方がない。
ささらちゃん、わたしより早起きだったんだし*]
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[パンケーキを食べてからは、どうしていただろうか。 何にせよ、頃合いを見て、シャワーを浴びてくる、と告げて皆と離れて。それから――]
(352) 2017/03/16(Thu) 00時頃
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[廊下を動いている、小さな影が見えた。]
……なん、だ……?
[宙を浮いている、小さな影。それが、少し先の廊下を曲がっていくのが見えたから。 吸い寄せられるように、誘われるように、その影が消えた廊下の先へ足を向ける。
小走りで廊下を曲がった先。そこには、]
(353) 2017/03/16(Thu) 00時頃
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……なん、で、なんで、そこに、いるんだ……!?
[そこに浮かんでいたのは、ピンク色の、うさぎのぬいぐるみ。 しかも、それは普通のぬいぐるみではない。俺が見間違えるはずがない。 それは、自宅の、俺の部屋の押し入れにあるはずの……俺が生まれて初めて作った、ぬいぐるみだ。 目の代わりに取り付けてあるボタンだとか、バツ印の口とか、折れ曲がってしまっている左耳とか。何もかも、同じだった。 それが何故かここにあって、数メートル先に浮かんでいる。 こっちの方を向いていたそれは、ふいっとこちらに背を向けて、また動き出した。]
(354) 2017/03/16(Thu) 00時頃
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まっ、待て!待ってくれ!
[それを追って、走る。
なあ、おまえ、なんでこんなところにいるんだ。こんなところにいて、もし、見られたら、
そんな、危機感。それが他の誰かに見られたところで、俺が作ったものだと分かるはずもないのに。
そうして誘われるまま、そのぬいぐるみを追いかけて入ったのは……ポスター展示がしてある教室。 昨日、三星や天ケ瀬と一緒に入って、スピーカーを調べた教室だ。
そしてそこで待っていたのは、追いかけていたうさぎのぬいぐるみ、だけじゃなかった。]
(355) 2017/03/16(Thu) 00時頃
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「ああ、やっぱり追ってきたか。 そんなに、こいつを隠したいか?」
[うさぎのぬいぐるみを大事そうに、両腕で抱きしめるようにして持つ、大柄の人物。 それは、どこをどう見ても、]
……俺……!?
[元賀健士郎、だった。そう、そこに立っていたのは、もう一人の自分。 開いた窓を背にして立っているそいつが、“俺”が……うさぎのぬいぐるみを、抱きしめている。]
……っ!
[その光景に、力強く拳を握りしめた。
ああ、ほら。やっぱり、どこからどう見たって。 似合ってないし、不釣り合いだ。 名前にも、身体にも、性別、にも。]
(356) 2017/03/16(Thu) 00時頃
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[――なんて。
数時間前の俺だったら、そう思っていたんだろうか。
「健士郎、こういうの向いてんじゃないか?」>>282
「すごいや、おいしそうーー 任せてよかった!」>>302
脳内に過った、級友達の声。 少しだけ勇気を出したら、色を変えた世界。
握った拳を緩めて、そいつに笑いかけた。]
(357) 2017/03/16(Thu) 00時頃
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今まで、ごめんな。寂しい思いをさせて。 お前のことを一番認めていなかったのは。 お前のことを一番嫌っていたのは。 お前のことを一番、いなかった方がいいなんて思っていたのは。
きっと、俺だった。
[そこに、ぬいぐるみを抱きしめて立っているのは。 きっと、本物の、本来の俺。かわいいものやふわふわしたものが好きで、 手芸や編み物やお菓子作りが好きな、少女趣味、な、俺。
――俺が今まで、心の奥底に隠し続けて、見えないふりをしていた、“俺”そのものだ。]
(358) 2017/03/16(Thu) 00時頃
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[ぬいぐるみを持った“俺”が、笑い返す。]
「……分かってくれたなら、いい。 まあ、正直……寂しかったし、ムカついていたから、この世界で、殴り殺してやろうかと思ってたんだが。 あいつらに救われたな。 それならこれは、お前にやる。」
[“俺”は、俺の方に歩み寄ると、その手に抱えていたぬいぐるみを差し出した。 俺はそれをそっと受け取って、両手で抱きしめる。 すると目の前にいたそいつは、小さな光の粒になって消えていった。]
(359) 2017/03/16(Thu) 00時頃
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……ありがとう。
[呟きを落として、窓際に歩み寄る。 ……多分、“こういうこと”があった以上、今回は俺、なんだろうな、と。そんな風に思ったから。
開いた窓の傍に立って、下を見下ろす。 高い。ああ、これは確かに、無事じゃ、すまなそうだ。
でも、お前がいるなら大丈夫、だな、って、兎のぬいぐるみを撫でて。
“外の世界”に、一歩、踏み出した。]
(360) 2017/03/16(Thu) 00時頃
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[――2階にある、ポスター展示をしている教室。 廊下に繋がる扉、そしてその扉からまっすぐ見える窓の一つが、開いている。
もし、その窓から下を見下ろすことが出来たなら、遥か下の方に、1体のマネキンが落ちているのが分かるだろう。 大柄で短髪の、男子の制服を着たマネキンが。 そして、その胸に、両手で大事に抱えるように、ピンク色の、うさぎのぬいぐるみのようなものを抱えているのも見えるだろうか。
そのマネキンから連想した生徒と、うさぎのぬいぐるみ。
その組み合わせを見た君は、似合わない、と。 不釣り合いだ、と感じる――かも、しれない**]
(361) 2017/03/16(Thu) 00時頃
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