人狼議事


159 戦国 BATTLE ROYAL

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視点:


メモを貼った。


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−三途の川の渡し船−

[たぷん。と、静かな波音が船の側面を打つ音にふと目を開ける。

船の船尾で、後生大事に刀を抱いて蹲る景虎がぼんやりと瞼を開き、一対の紅玉が露わになる。]

 ………?

[こてり。
自分の置かれた状況が分からず首をかしげる。
屋形船の中からなにやら聞き覚えのある声が聞こえるが…*]


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[船の上から暗い水面を覗き込めば、なにやら自分の首が刎ねられる様子が見えた

――ごろり

 ――ころり

転がる首を父の首と重ねるように見つめていれば、血と土で汚れた白髪を掴まれ家臣らしい男に渡される。
考えれば、アレでも一応大将首なのだ。
それがどうなるかは明明白白。

自分の首の行く末に小さく笑い、もう興味はないと視線を外そうとしたところで…]


 …………え?

[現れた忍びの姿に、鳩が豆鉄砲を受けたようにぽかんと口を開ける。
あぁ、下忍のだれも、小太郎に自分の死を伝えなかったのか。
そう一人で納得し、せめて彼が去るまでは…と浮かせかけた腰を板の上に戻す。

小太郎が富楽に何かを言っているが、何を言っているのかまでは分からない。
ただ、その顔は酷く怒っているようだった。]


 ……たろー…、こたろー…。

[富楽に向けて忍刀を構える小太郎の姿に、眉根を寄せて、猫の仔が鳴くようなか細い声で名前を呼んだ。]

 ばかだ。
 こたろーは、おおばかものだ…。

[船のヘリをぎゅっと掴んで顔を伏せる。
屋根の下からの賑わいが、酷く遠くの祭囃子のように聞こえた*]


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【人】 愛人 スージー

 まてっ、風間っ!

[御免と言って退こうとした小太郎>>4を捕まえようと]
[一歩進んで煙に巻かれた]

[げふげふと咽せて]
[煙が晴れたときにはもうその姿は向こうに]

  ちっ。

[追え、と指示しようと腕を上げて]
[激痛に苦悶を浮かべ…結局逃してしまった]

  酒だ!酒を持って来い!

[焼酎を持ってこさせて、たっぷりと傷に吹きかけた]
[救護兵が左腕を布で固めるようにきつく巻いていけば]
[真新しい布は、みるみる朱に染まっていった]

(18) 2015/05/22(Fri) 03時頃

【人】 愛人 スージー

[其処に敵する西の旗があるのならば]
[休んでいる間など少しもない]
[自ら先頭に立ち森の軍勢へと向かい]

  森番殿のおかげで敵を逃がしてしまった。
  代わりに相手をしてくれるのであろうな!

[会いたくなかった]
[会いたくもあった]

[途上で思ったものが再来するのを覚えながら]
[大将である番瓦衛門へ銃口を向ける]

(19) 2015/05/22(Fri) 03時頃

【人】 愛人 スージー

[なんら傷を負っていないように見える番瓦衛門に対して]
[自らは左腕を血に染めて、まともに動くは残る右のみ]

[だが、退くつもりなど微塵もない]
[これが最期と腹を決めて]

  いざ、参るっ!

[番瓦衛門が応じるようなら]
[先陣を切り駆けだして、引き金を*引いた*]

(20) 2015/05/22(Fri) 03時頃

愛人 スージーは、メモを貼った。

2015/05/22(Fri) 03時頃


【人】 愛人 スージー

[自らの事を強いと云う声が届く>>24]
[そんなこと、とうの昔にわかっている]
[戦を覚え始めたころから今までに]
[隣国とは何度刃を違えたことだろう]

[だから]
[敢えて言っているのだと思った]
[今までのようには行かぬと]

  そう言えば退くとでも?
  まさか、そんなことは思っておらぬだろう?

  アタシにだって隅慈の鬼の血が流れてる。
  それを忘れてくれるなよ。

[番瓦衛門が振る槌から巻き起こる風に煽られふら付く身体]
[それを、強く足を踏みこんで堪え]
[握っていた銃を投げ、腿に括る別の大柄な銃を手に取った]

(39) 2015/05/22(Fri) 18時半頃

【人】 愛人 スージー

[戦の場数は番瓦衛門の方が遥かに上だ]
[覚悟を決めたはずの心に冷ややかなものが過るのを覚えても]
[間合いを詰めようと動く足は止まらない]

[この戦場で]
[気の強い振る舞いを相変わらず>>22と知る者は]
[何度も小競り合いを繰り返した隣国の将たる彼のみだ]
[人として、将として立派な男だというのはよくわかっている]

[だから、やはり]
[こんな場で対峙はしたくはなかった]

(40) 2015/05/22(Fri) 18時半頃

【人】 愛人 スージー

[西の総大将が討たれた今]
[東軍にあって隅慈ありと存在を示すためには]
[今まで超えることのできなかった大きな壁―]
[いや、岩か]

[立ち塞ぐ彼を砕き越えなければ―]
[一国を背負った将として、ここで為さねばならぬのはただ一つ]

  加減など致さぬぞ、番瓦衛門。
  鬼百合とやら、手折れるものなら手折ってみせェ!

[ざ、と地を蹴り高く飛び銃を構える]
[飛び上がったままの不安定な姿勢で狙いを定めて]

(41) 2015/05/22(Fri) 18時半頃

【人】 愛人 スージー

  閃撃・裂空破!

[空気を巻き込んで飛ぶように、側面に溝を打った弾を撃ち出す]
[巻き込む風で生まれる渦の激しさに中心の弾は途中で砕け]
[一筋の強烈な風渦のみが向かっていく*]

(42) 2015/05/22(Fri) 18時半頃

愛人 スージーは、メモを貼った。

2015/05/22(Fri) 19時頃


[雇い主の前では乏しかった露蝶の表情が、綻び
ころころと声を転がし笑う様に深く頷いた。
現で踏み込む事無かった契約の間柄が故の一線を
今際の時を迎えようやく超えられたようだ。

笑い続ける露蝶を眺めながら
苦く懐かしい茶の香を楽しむ。

こうした平穏を現世で作れれば良かったのに……と
ふと湧いた細やかな未練は、抑えこむ。深く深くへ。]


 ――……気付かなかったとは。

 オマエが娘だと…くノ一を酷使したと姉上に知れたら
 俺は極楽で二度目の死を迎える事になるだろうよ。

 はっは、っ 食えねえ娘だ。

[今更、露蝶が嘘をつく理由は無かろう。
何より先の笑みに和らいだ顔付きの華を思えば
疑るどころか、今まで気付かなかった眼の節穴ぶりに
心底驚くというもの。]


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幼子の時分より今際のこの方まで男であれと、そのようにしてまいりましたから、気付かれようものなら名折れです。

[忍は任務とあらばどのような姿もとる。
 そうした一時の身繕いでも綻び許してはならぬのが忍。長年培った男振る舞いなら、尚更のこと。]

その事でしたら、ご心配なく。
この身は男と育てられたもの、くの一を使った話にはなりませんでしょう。
けれど、貴方様を女だてらに討ち取る姉上様にはお逢いしたかった。

[己の身は極楽浄土には行くまい。
 はな初めから騙る意図なく常に男であった己より、よほど食えない野心家に見えるこの男が、それほどまでに恐れる女。興味はある。]


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メモを貼った。



 姉上は……気丈な女でな。山芭の姫様には劣るが。
 俺の姉である事より、
 李と運命を諸共すると女で在る途を選んでな――

[次は李伸睦にも茶を振る舞ってみようかと、
一応は習いある程度の腕前で茶を立てる。
伸睦に比べれば、繊細さに欠ける粗い茶ではあるが。

椀は、伸睦の前に置いた。]

 枷は、もう外れたんだろう?
 極楽へ着いたら簪でも買うてやろう。

[極楽に商店など在るのか知らんが。
見立ては伸睦に任せるが良かろうと、ひとり頷く。]


−素心若雪−

[雪若は母親というものを知らない。
母だったその人は、子を産んだその時に息絶えたからだ。

雪若は父親の温もりを知らない。
物心ついてから…。いや、生まれてから一度たりとも、父は子に触れたことが無かったからだ。

父義景は嫡子でありたった一人の子である雪若を居ない者のように扱った。
家臣たちも皆、主である花柳藤義景の不興を買うことを恐れて、雪若を路傍の石のように見えぬふりをした。
雪若の世話をするのは、母の乳母であった老女と年若い家臣のみ。]


[ある日。
一人庭で遊んでいた雪若は視線を感じて顔を上げた。
遠くの渡り廊下から、自分を見ている男が一人。
乳母に尋ねれば、躊躇いの後にこういった。
「あのお方は花柳藤義景様。雪若さまのお父上にございますよ。」

歳四つ。
雪若は生まれて初めて自分に父がいることを知った。
父とはどのような人なのか。なぜ声をかけてくださらないのか。
乳母に父の話しをねだり、父の人となりを想像しては、会ってみたい口にする。
乳母が母と似ていると言えば、愛らしく華やかな女童の着物を好んで着るようになった。

それでも時が経てば、子はおのずと理解するもの。]


[自分が父に、憎まれているということを。]

 ちちうえ…

[乳母が亡くなり、城の片隅にただひとり。
まだまだ人恋しい年頃だった雪若は、父の気を引こうと頑張った。
それでも父は、雪若を見ようとはしなかった。
声をかけることすらしなかった。

そんな父が、初めて雪若に声をかけた。
「そうか…」と。
そっけない一言であったが、初めて父と目が合った。

雪が降り積もる冬。雪若八つの年である。
それは、雪若が生まれて初めて人の返り血を浴びた日でもあった。]


[死んだのがどこの草かは知らされなかった。ただ、義景の命を狙っていたことだけは確かだった。

そして雪若の剣の才は瞬く間に重臣たちに知れ渡り、無い者のように扱われていた雪若への扱いが変わった。
天剣の才有と讃える者。それまでの不遇を憐れむ者。剣鬼と恐れる者。義景の意を伺う者。

その周囲の変化は人の醜さを雪若に見せつけると共に、ひとつの光明をもたらす。

「父上は、雪の事がお嫌いだから」
けれど…
「剣の腕を磨けば、父上は雪を見てくれるかもしれない」と。

そして瞬く間に腕を磨き、戦場へ出るために元服を迎えた。
その日。まだ幼い雪若は愛らしさを残したまま、父より一字を賜り景虎となった。

戦場で敵と切り結べば、命を絶つその瞬間までは、相手はただ自分だけを見てくれる。

戦で武勲をたて、大将首を持ちかえれば父への目通りが叶う。乳母のように頭を撫でて褒めてはくれなくとも、忌み嫌うような目を向けられようとも。
桶の中で塩漬けにした“手土産”を差し出すその瞬間は、確かに自分は父の目の前に存在できるのだと。]


[しかし幼い心を打ち砕くかのように、希望は幻想と消え果る。
義景が本当に望んでいたのは敵将の首ではなく、愛する女を殺した夜叉子の首…つまり自分の首だと知ったからだ。

そして景虎は出会う。
金さえ詰めば、相手がだれでも、どんな仕事でも請け負う忍びの頭領に。風間小太郎の名を継ぐ青年に。

ならばこれが天命かと。
紅玉の瞳に影を落として、手の平から零れる小判で金の雨を降らせた。]

「じゃあ、次は雪に仕えてよ。」

[始めは義景の顔色を窺って居ない者として扱っていたくせに、剣の才有りと見ればころりと掌を返した家臣たち。その誰一人として、景虎は信じてはいなかった。
一度簡単に態度を変えた者は、またすぐに態度を変えて自分を裏切ると。

だから、決して自分を裏切らない者が欲しかった。
忠も儀もいらない。ただ自分を見て欲しい。
むしろそれが金で買えるなら安いもの。]


[逃げた毬のように転がる父の首を大事に抱きかかえて、家臣一同の見守る前で高座に座った。
既に風間の忍びを使って根回しは済んでいる。これはただの通過儀礼だった。]

 今日から雪が花柳藤家の主になるけど…。
 異論のある人、いないよねぇ?

[白い着物を緋に染めながら、ふわりと花のように綻んだ。*]


よく似たご姉弟のようで。

[気丈な女。容易くは折れぬ男。そのまま鷹船悠仁を女にしたような様を思い浮かべて、微かに容姿に疑問もあったが。
 李伸睦の名前が出れば、おやと片眉上げて茶席の主人を見やった。]

枷……などと、そのようなもの、では。
しかし、ええ……

そうかもしれませんね。

[躊躇い、迷う。肆番の影であることは、枷などではない。
 それが自然なこと、そうあるべき姿だった。
 ただ、もう一つの大きな枷は――残した黒千代の名に縛られていた玖の露蝶という存在自身は、風間小太郎の手によってすっかり壊されてしまったような心地である。]


簪など、似合わぬもの、お止めください。

[自分が簪刺す姿は、仕事でもなければこそばゆいだけだ。
 目尻を恥じらいに僅か染めて、否定の意を示す。]


メモを貼った。


【人】 愛人 スージー

[放った一撃は、ある意味賭けだった]

[片腕がままならぬ状態で力いっぱい飛び上がっておいて]
[まともに着地ができる筈もなく]
[外れたら自分が窮地に陥ることになる、と]

[風渦を撃ち放った後の身体はバランスを崩し]
[地に引き寄せられるままに落ちる]

(56) 2015/05/22(Fri) 22時半頃

【人】 愛人 スージー

  ――!!

[風渦を回避して飛び来る大槌>>46には成す術もなく]
[咄嗟に顔だけを庇って―]

  ぐっ いゃぁぁっ

[派手に吹っ飛ばされて地に叩きつけられ]
[その直後に回転しながら落ちてきた大槌の柄に]
[回転の勢いのままに胸を殴打された]

[けふ、と咳込めば唾に赤が混じる]

(57) 2015/05/22(Fri) 22時半頃

【人】 愛人 スージー

[と、戦場の空気がざわりと蠢く]
[それは、土下が向かった方向で]
[花柳藤か土下か、どちらかが敗れたのを肌で察した]

  ……ないがっ。

[よもや、と声を上げたが―]
[軍勢の動きを見れば、たぶん花柳藤だ]
[小さく、小さく息を吐いた]

(58) 2015/05/22(Fri) 22時半頃

【人】 愛人 スージー

[ぐ、と歯を噛みしめて立ち上がり]
[擦り傷だらけの顔で馬上の番瓦衛門をキッと睨みあげ]
[そこでようやく、放った攻撃が彼に当たった>>47事を知る]

  そんなの、まだわからないじゃないか。

[負け戦と口にした>>48のに、眉根を寄せ]
[続く言葉に、さらに表情を険しくして]

  訳でも、あるのか。

[なぜそんな事を言うのだ]
[番瓦衛門をじっと見上げた*]

(59) 2015/05/22(Fri) 22時半頃

愛人 スージーは、メモを貼った。

2015/05/22(Fri) 22時半頃


[本当によく似た顔立ちをした姉弟の器量については
李伸睦が知っているだろうから、掘り下げないでおこう。
掘っても誰も幸せにならない結果が在るとだけ。

伸睦に目配せひとつくれ、
ふと、辺りに藤の香が在るように思えて
そのまま眼差しを辺りへぐるりと巡らせた。
気のせいかもしれないが。]

 ――赤が鮮やかなものを選ぶかね。

[そぞろ巡った視線は再び露蝶の顔に戻り、
目元の赤を肯定と捉え、
ついでのそこに浮く色の艶やかさを示唆した。]


 さて、見届けに行かねば。
 日ノ本の明日を。

[藤の香が気になった事もあって、
後ろ手に槍を掴むと
茶の席を辞して、再び甲板へ出てゆこうかと。

三途の川の水底、現世の戦をしかと見届けるべく。*]


人の話を聞かない方ですね……

[ぽつりと零し、出ていく背を見送る。
 妙に暑い気がして、こんな成りでも暑い寒いがあるかと、外の風求め船窓へ手をかけた。
 どことなく届く花の香が冥府送りらしい、などと失礼千万思いつつ。]


山芭と義姉の名が口に上るを耳に挟めば視線もついそちらへと向き。]


 決めたことは頑として譲らないところはそっくりよね。
 下手したら戦にも参じていたかもしれないわ…。

[片翼を失った鳥は、高みを飛ぶより止り木こそを選ぶのだと言い切って。自ら鷹を討ち落とさんと弓を持つのを甥がいるのだからと引き止めたのだ。
万一私が戻らなければ鷹船に…と弱音を吐こうものなら弓の胴で活を入れられた。]


 守るものを持つ女性とは、かくも強いものかしら。

[山芭への問いかけに、返るものはあったろうか。]


 綺麗な髪だから、簪がよく映えそうよね。
 聞かれれば助言はするから悠仁殿が選びなさいな。
 
[性別を長く違って捉えていたといっても、過ごした日の長さから、相応しい品を選ぶのは悠仁の方が適役であろう。

手前に置かれた椀を、悠仁へ軽く頭を下げた後持ち上げる。
土を焼き固めた手触りを数度回し、口をつければ少し粗い泡が喉を通った。
そのざらつきは、現世に置き去りにしてきたものへの未練のようで。喉のつかえと諸共に飲み込む。] 


[相変わらずひとところに落ち着かないお人だ。
空席になった亭主の席に一礼して席を締めくくり、開かれた船窓から流れ込む風に当たるよう、座る角度をやや変える。

戦の流れは今はどこにあるのだろう。
この屋形船に乗る魂は東の者が多いが、その目で確かめるための腰はあがらなかった。*]


【人】 愛人 スージー

[国を発ったその時から]
[己が命は無きものと、そう思っていた]
[だから、預けるという単語が頭に入らずに]
[どうして?と困惑と共に問いかけたのだが]

  なっ…そんなこと!
  させるわけなっ

[>>63戦の支度をすると聞けば]
[どこと構える気なの問いただすつもりで]
[身体中が痛むのを堪えて近づき]
[至近で重たい銃を向けようとした]

(68) 2015/05/22(Fri) 23時頃

【人】 愛人 スージー

[―その、腕を掴まれ>>65]

  え?

[強い力で引かれた]
[咄嗟に離せてもがけば銃が手から零れ落ちる]

  な、にをするっ
  こん、熊っ! はなせっ

[抱えられてもなお抵抗をし]
[薄い戦装束を染める赤はどちらのそれか分からなくなる]
[近づく顔を引っ掻いてやろうと手を伸ばしたが]

(69) 2015/05/22(Fri) 23時頃

【人】 愛人 スージー

[囁かれた言葉に思い切り目を丸くして]
[抵抗で、馬上で足をばたばたとさせた*]

(70) 2015/05/22(Fri) 23時頃

ッたたた…………やっぱりダメだったかァ。

[碧如は頭を抱えながら立ち上がる]


まァ、簡単にはいかねェ話だが。そうなっちまったモンは仕方無ェな。それが仏さンの示した道ッて事だ。

[碧如は目前に広がる河の前であぐらをかく。]


― 屋形船 ―

 ほほほ、若いもんらはみんなそんでええんや。
 未練も残しもあらへんのは、ババアの特権どすえ。

[若い彼らのやりとりを眺め、各に浮かんでいる心残しを眺めて、八重は静かに椀を傾けるのみだった]

 女はなぁ。決してつよぉはないんや、男よりは弱いいきもんや。
 やけど、女はつよなくても、無力やあらへん。
 そないな訳どす。

 茶ぁん礼にでも、涅槃ば後学に覚えとき、李ぃのん。

[視線向ける姿に答えながら、八重はよっこらせ、と老女ゆえの重たい腰をあげる。
鷹船に続き、少し外に用事がある様な按配で、茶の席を辞していく]


[船に流れ込む風に乗せられて、どこかで花か何かの香りがする。
甲板を出て、波面の揺らぎに一瞥して、八重は辺りの甲板をゆっくりと歩く。

既に待ち人はこの屋形船が揺られた先で待たせている老女に、彼岸の手前へ続く場所にのこしてきた思いはない。

唯老女は、この船が波揺られる先を待ちながら、そしてこの船を訪れるのはだれぞと待つのだ。

藤の香る様なそれを頼りに、いくぶんか船に歩みを刻めば、やがて柳の梢に隠れている様に、白い童の姿は見えんものかと瞳を向けるのだ]


[船のへりに額を乗せて俯いていれば、人の気配を近くに感じて咄嗟に持っていた太刀を引き抜く。

――シャッ

と鞘走りの音を立てて振りぬかれた太刀は、常であれば相手の胴を上と下とで切り分けていた瞬足の一太刀。

しかし肉を断つ馴染んだ感触はなく、代わりにそこに立つ人を見上げて緋色の目をぱたぱたと瞬かせた。]

 ………鷹船?

[こてり。なぜここに居るのかと疑問の色をありありと浮かべて、景虎が首をかしげる*]


[さらに鷹船のその後ろ。
見覚えのある老女の姿に気づけば、今にも緋色の目が零れ落ちそうなほど大きく見開いて。]

 八重…?

[なんで?と、八重と鷹船の顔を交互に見比べる。
八重が死んだこと。自分が死んだこと。
それは理解しているのだが、鷹船もまた、既に死人であることを景虎は知らなかった*]


メモを貼った。


[船窓より覗く、視線の先。
 達観したように河前にしてどかりと座る男を見た。
 名だたる武将の姿なら多少はわかりそうなものだったが、彼は特別見覚えなく思えた。
 あの合戦場にいたものか、それとも不幸に命を落としただけか。
 幾度か思考を巡らせはしたが、答えは出ず。]

……もし、そちらの方。

[気づけば思わず、声をかけていた。]


―屋形船 船縁―

[波間を揺蕩うような現世の像を見下ろしながら、
みしりと船板を鳴かせて進む。

戦場では、土下の竜が蠢き、大猫の爪が燃え。
まだ戦が続いている事を明白に知らせてくれる。
そこに安堵を感じ、同時に悲しくも思う。

――俺は未だ、そこに居たかった。

…………これが、何よりの欲。本心であった。]

 ――……姫夜叉か……?

[変わらず漂う藤の香に誘われるように、
戦の最中覚えた好敵手の香に引き寄せられるように、
足は山芭と同じく、花柳藤の傍へと向いた。

ぱたぱた、鏡写しのように瞬く目で、花柳藤を見た。]


[条件反射で抜いた太刀を鞘に納めて、鷹船の問いにこくりと頷く。]

 鷹船の目には、雪以外の誰かに見えるの?

[見上げた緋色の瞳を猫のように細めて、ちょっとした悪戯な笑みを浮かべる。
まさか、男が藤の香に引き寄せられて現れたとは露程にも思っていない。]

 鷹船こそ本物なのかなぁ?

[目の前の鷹船は、一見すると死人には見えない。
けれど自分だって生前と変わらない姿をしているのだ。
ここに居るということは、自分と別れた後に死んだのかもしれない。
ならいつ?誰に?
湧き上がる疑問は好奇心か、それとも戦狂いによるものか。*]


【人】 愛人 スージー

[番瓦衛門の顔から視線を逸らし]
[落ちても構わないと全力でもがく]
[怪我を負い、体力を消耗した身体では]
[岩のようにどっしりした身体から逃れられず]

  構わん!  撃て!!!!
  撃てぇーーー!!!!!!!!!

[牽制され躊躇う自分の鉄砲隊へ怒号を放った]

[退却する敵将の人質になるなど]
[これが真の姫であればともかく]
[自ら軍を牽く将にあっては屈辱]
[女々しく悲鳴を上げる代わりに、殺せと喚きもした]

(76) 2015/05/23(Sat) 00時頃

【人】 愛人 スージー

[だが、鷹羽の紋を掲げた兵達に向けた言葉>>74に]
[喚いていた声が止まる]

[鷹船は東軍に属していたはず]
[直前で祭文側を裏切ったらしいとは聞いていたが―]
[それを、西軍である森家が預かるとはどういうことだと]

[短い思考は、最悪の事態を考えて]
[裏で通じていたのかと一瞬思った]
[鷹船が遺した言を知らなければ]
[そう受け取っても致し方ないのだが]

[託されたと聞こえて察しは、した]
[察しはしたし―それに]
[番瓦衛門の鎧が常と違うことに気づいてもいた]

(77) 2015/05/23(Sat) 00時頃

【人】 愛人 スージー

[それほど覚悟の上の敗走なのだろうとも]
[託された兵を無事に連れ帰るためにも]
[今この熊は必死になっている]

[それは、わかる]
[死に物狂いで逃げ進むのを]
[自分だって追い討とうとは考えはしないだろう]

  …負けた将の人質となり敗走させたなど、
  武人としてのアタシはもう死んだも同然だ
  貸しはでかいぞ。
  その身体にとくと刻んでおけ!

[抱えられながら]
    [渾身の力を込めて]
              [番瓦衛門を殴った]

(78) 2015/05/23(Sat) 00時頃

[花柳藤の手に刃有ろうと、得物は握らない。
この船路の意味を解してしまっているからだ。
それが悲しく、ただ強く拳を握った。

地上で対峙した際と変わらぬ花柳藤の姿に息漏らし
一歩、近付いた。]

 鬼か夜叉か、と。

 ――……俺を模した姿を成して、何の得になる。
 坊主の後光に目を潰し、
 森の大熊に食われた敗軍の将の姿など。

[はははっ、と笑ってもう一歩。
これについては納得いく全力の負けだと
いっそ気持ち良く堂々と。]


 ふふっ
 敗軍の将っていうなら、この船に居るのは全員そうじゃないかなぁ?
 ねぇ。
 川を渡り終えたら、本物の鬼と合戦でもしてみようか?

[夜叉もまた鬼。
川を渡り終えれば、恐らくその先は地獄だろう。
にやり、と笑って鷹船に船尾の席を譲ると、とことこと八重の方へ近づきその手を引いて戻ってきた。
鷹船と八重の間に収まる形で、愛刀を抱きしめて水面に目を向ける。

場面は丁度、猫の爪が小太郎の胴を抉る瞬間だった

無残に引き裂かれ、血を流し倒れる小太郎の姿に微かに目を伏せる*]


【人】 愛人 スージー

  ――――。

[痛い。
[殴った拳がじくじくする]
[不服そうに眉を寄せ]
[囁きを受けて、さらに険しい表情を浮かべた]

[番瓦衛門は何をしようとしているのか]
[――本当に、ただ逃げようとしているだけか?]
[違和感は、少しずつ膨らむ]

(92) 2015/05/23(Sat) 00時半頃

 かははは、うちはまず本物じゃよ、景虎や

[そう呵呵と笑いながら、夜叉の様な童の頭にしわがれた手を乗せる。
景虎に手を引かれて船尾まで歩み行けば、子供を見守る目で彼の様子を眺めるだろう]

 天下のおおいくさは、もうすぐしまいじゃあ。

 鬼が、合戦に応じてくれおるかはうちもわかりまへんえ。
 やけど、それもそれで面白そうやのぅ。

[もし本当に、涅槃に鬼がいるならば、きっと自分の良き人も、呵呵大笑しながら鉄砲の大筒を今ぞ鬼へと向けていることだろう。
流れる水面の行方を、老女はただそうして眺めていた**]


【人】 愛人 スージー

[駆け抜けながら見える景色]
[不規則だった木々の並びが、次第に規則的になり]
[どこかの参道だとわかった頃]

[特等席だと言われて、問い返す間もなく放り出される]
[間際の囁きには、ただただ驚いた表情を返すのみ]

  どういうつもりだ!!!
  番瓦衛門!!!

[高い鳥居の一番上にしがみつき]
[馬上の背に向かって叫ぶ]

(93) 2015/05/23(Sat) 00時半頃

【人】 愛人 スージー

[策に嵌められたことを悔やみ]
[もう一度殴ってやろうにも…]
[飛び降りたらただでは済まないだろう]
[そして、その上丸腰であの巨躯を討つなど―]

  くそ…っ!
  あの野郎っ!

[ぎり、と唇を噛み]
[まだ鈍く痛む拳を、握り締めた*]

(94) 2015/05/23(Sat) 01時頃

愛人 スージーは、メモを貼った。

2015/05/23(Sat) 01時頃


 黄泉の手前でも学ぶものはあるのね。

[八重の言葉は頭で理解できたとは言い難いが。
何となし、胸に落ちるものはあった。]


[窓から聞こえる声の数が増えている。
この船に人が満ちる頃には彼岸に辿りつくのだろうか。

二度と見られなくなる前に、あと一度此岸を目にしておこうと膝を伸ばし出た甲板。3つ並ぶ中央の白に目を見張る。

獣を名に飼い、夜叉として戦場を舞っていた子も三途の渡し船に乗ったのか。
愛刀を抱いて川面を見つめる姿に声はかけず、反対側の船縁から視線を落とした。

水面を覗く頃には戦は幕引きに近づいていただろう。]


呵々と笑った八重の手が頭に触れて、驚いた猫のようにぴくりと動きを止める。

人に頭を撫でられたのはいつ振りだろうか。

驚きが過ぎ去れば、嬉しそうにふわりと目を細めて笑い。
八重の手を引いて船尾へ戻る。

関ノ原の戦は、西軍の惨敗で終わる。
その結果は奇跡でも起こらない限り覆らないだろう。

八重の言葉にこくりと頷いた。
もしかしたら、話しに聞く件の魔王が先陣を切って合戦の真っ最中かもしれない。

所詮は戦の中でしか生きられない鬼の子だ。
ふと船板の軋む音に顔を上げれば、こちらに背を向けて船の反対側から水面を覗く伸睦の背。

声はかけず。
再び水面を見つめながら、太刀の鞘をぎゅっと抱きしめた。*]


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