人狼議事


246 とある結社の手記:9

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【人】 子守り パティ

うん。

[言い過ぎたと、お互い様だと言うピスティオ>>103に、あたしは頷きを返しました。
 彼がそうして謝りたいという気持ちは嫌なものではありませんでしたし、本心からそう言ってくれているのでしょう。受け止めないはずもありません。
 ……ただ、あたしの口から、同じものは返りませんでした。]

……そっか。
うん、ありがとう。

[ピスティオの語ってくれた言葉は、混乱のさなかで、考えてくれたと伝わる言葉でした。
 だからというわけではありませんが、ロイエのそれよりも、なんとなく耳に優しい気がして、ありがとう、と一言添えました。]

(111) 2018/08/03(Fri) 23時頃

【人】 子守り パティ

……あたしは、何となく。
狼さんも、みんな死にたくないだけなんじゃないかって、思ったの。

[>>101みんな死ぬ。それは間違いないのでしょう。狼よりも少なくなったら、抵抗できる気がしません。
 だけれど、彼らがあたしたちを、皆殺しにする理由が見つからないのです。
 恨みを買ったりしたでしょうか。ここにいる人たちのみんなが?
 そうは思えません。]

だって、ただ人が食べたいだけだったら、あたしを食べたってよかったの。
だけど、死にたくない、見つかりたくないから、必死なんじゃないかって、思って。

隠れる先がなくなることより、自分たちが見つかる可能性を減らしてく。
能力がある人、冷静な人、絶対に人間だとわかった人。

そうすれば、あたしたちが間違えば間違うだけ、割合が増えていくでしょう?

(114) 2018/08/03(Fri) 23時半頃

【人】 子守り パティ

多数決で決めてるんだもの。
……割合が増えたら、生きられる確率が増えるのよ、本当は。

[あたしたちが、人狼より数が少なくなったら、皆殺しになるのは。
 襲われるからじゃないんだと、思いました。

 どうやっても、票の数で勝てなくなるから、です。]

(117) 2018/08/03(Fri) 23時半頃

【人】 子守り パティ

……食べたいというより、食べてしまうのかと、思ってたわ。

[>>121欲よりも、もっと深いところにある衝動。もしくは生命をつなぐためにそうせざるを得ないというような、必要な食事のひとつだと、思っていました。]

マリオがはじめに、お肉をいっぱい食べさせたなら、襲わないかもしれないって話をしてたでしょう。
でも、それじゃだめで。はじめの夜は耐えたのかもしれないけど、どうしてもだめで。
何をしても、人間を食べずに生きていけない人たちなのかと思ってた。

[あたしの予想が確かなら、これは本当は、スージーの前で言うべき言葉ではないのでしょう。
 けれど、臆したところで何も進展はありません。]

……本当に、多数決って残酷。

(123) 2018/08/04(Sat) 00時頃

【人】 子守り パティ

聞いてはいましたけど――あたしたちを、追い詰めたんだと思っていました。
あたしたちを追い詰めて人殺しのバケモノとやり合えって、追い詰めておいて自分たちで探せって言われたんだと思いました。

[>>122狼がどういう生き物か、どうして人を殺すのか、それ自体は論ずるべきものだと思っていません。
 あたしには、誰かを殺めた誰かを、慮る理由がないのです。]

やるしかなくなった、って、思う余裕なんて、ありませんでした。
……だから間違うんだって、言ってくださって構いませんけど。

[あたしは人間です。どこまでも、愚直に、人間でした。
 それ以外のことを考えることは――ついぞ出来ませんでした。]

(127) 2018/08/04(Sat) 00時頃

[
けれど、強い言葉の勢いはすぐに、悲しそうで、気だるげな、…それもまた、見たことのない様子で。]

ベッキ姉ぇ…。スージー姉ぇも、ティオ兄ぃも。
みんなみんな、辛くて苦しいんだ。

おれ…
おれ、ワンダおばさんをころしたんだった。

知恵と、勇気で。
…知恵と、勇気で、ひとをころした。

[背筋に寒気を感じる。]


…勇気って、なんだ?
しにたくないみんなから、一人選んで、ぶっころしてやることが、勇気だっけ?

あれ?ころすって、しなせることって…。

[いつのまにか、ぶるぶるふるえてた。かつて血を流した頭から、思い出したような流血が、額から顎まで染めあげる。]

だって、ワンダおばさんちのお魚は、遠い海からのやつも珍しくって。
火にかけるとぱちぱち、おいしい香りが漂って。

こんな事件がおわってかえったら、かえってまたお店をあけるはずだったよ。
あれ?
けど…それはできないんだ。だって。


[手近の大人に手を伸ばして、突き抜けた先でぐー、ちょき、ぱーを出す。
その手を戻して、手のひらを眺めるのにも、なんの抵抗もひっかかりもなくて。
]

結社につれてかれて、どこかで…こんなふうなんだろ?

[ 呆然と立っていると、心情の――心の籠った言葉が、降ってくる。]


【人】 子守り パティ

……さすがに今はもう、自分を外に置いたりしない。
あたしだって人を殺した。
何人も、罪のない人を、紙に名前を書くだけで殺したの。

自分の手で殺している狼より、ずっとバケモノだと思う。

[あたしの言葉に、視線が集まりました。
 失言だったとは思います。けれど、訂正するつもりはありません。
 その時は、本当にそう思っていましたから、その通りに言っただけです。]

だけど、あたしにはむしろわからないわ。
どうして、どうしてみんなそんなに、まともでいられるの?

どうして、明日自分を殺すかもしれない人を探すのに、その人が殺す理由や心の痛みを考えられるの?
心はあるんだと思う。優しさだってあると思う。
ないはずないけど、考えていたらあたし、こんな紙に名前なんて書けない。

(144) 2018/08/04(Sat) 01時頃

【人】 子守り パティ

別に、狼だってだけなら、殺されなくたっていい……と思う。

[本当はそう言ったのはあたしではありませんし、もうこの言葉は彼の思いの本質からは遠く外れたものになっているでしょう。
 ただ狼であるだけなら、殺したくはないと。みんなで逃げたかったと。そう言っていた言葉は、もう聞こえはしませんが。]

……だけど、だめ。
あたしにとっては、もうだめなの。

[いつからなんでしょう。あたしはとっくに、とっくに、壊れていました。
 壊した、というのが正しいかも、しれませんが。]

(145) 2018/08/04(Sat) 01時半頃

【人】 子守り パティ

最初のひとりを殺したのは、誰だかしらない。
ここにはいない狼かもしれない。

でも、誰かを殺した何かとは、生きていきたくない。
そう思ったの。

それが人とか、狼とかじゃない。
どうしたって人を殺さなきゃいけない生き物がいるとしたら、あたしはその人とは生きていけない。

(146) 2018/08/04(Sat) 01時半頃

[右を見上げて、左を見上げた。
大人の表情はみんな、同じに見えた。このなかに人狼がまぎれていて、処刑しなくちゃいけない殺人犯なのに。何度見返しても、同じ気持ちをしている顔に、みえる。
]
みんな、気持ちはおんなじだよ。なのに、結社の知恵で、処刑をやらなくちゃいけないって決めて。
おれはワンダおばさんのことを処刑するって決めつけた。
そんなの、今みえるどの大人より、殺したがりじゃないか。

やっぱりだめだ…。だめだよ。
おれ、ばかだ…


なにが知恵と勇気だ。
こんなのちっとも勇敢じゃないし、これっぽっちも賢くないよ!

けど…もう、おそいんだ。
だってさ。

ねえみんな、きいて!
もう、こんなことやめようよ。みんなで一斉に、扉を破って逃げちゃおう。
人狼だっておれたちところしあっているくらいなら、協力してくれるさ。

……っていっても、もう、だれにも聞こえやしないんだ。

[それに、その思い付きはずいぶんまえに、大人の誰かが気が付いて、けれど無理だと考えたものでした。]


【人】 子守り パティ

疑うのは怖かった。誰かにそうやって敵意を持つのは、嫌だった。
でも、そうしなくちゃあたしのやりたいことが成せないのだとしたら――考えるのを、やめる他なかったのに。

[自分が人殺しになっても、最終的に、もっと、もっと多くの村の人が救われると思いました。
 だから、自分を殺して、人を殺す道を選んだつもりでした。]

ばかでも、なんでも、いいんだけど。
みんなそんなに優しくてまともなら、本当にあの時逃げちゃえばよかったわね。

今更、どうにもならないけど。

(148) 2018/08/04(Sat) 01時半頃

【人】 子守り パティ

[出て行くロイエ>>147を見やります。
 その背中を見たあと、そのままあたしは去っていった彼女の名前を白い紙に書いて二つに折ると、ラルフのそばに置きました。
 昨日の様子から、一番冷静に見える、そして信の置ける人を選んだつもりです。

 それに合わせるかは、自由です。全然別の名前を書いても構わないつもりでいました。
 あたしのことを一番のバケモノだと糾弾して、パトリシアの名を書いても文句は言わないつもりです。
 残り8人。本当なら心を合わせなければ、もうあたしたちは皆殺しなのでしょう。
 けれど今、あたしにその票を合わせる信用は、どこにもないでしょうから。
 せめて冷静で優しい彼が動いてくれたらと思ったのですが、高望みはしません。
 願わくば、あたしの一票を箱に入れることだけ、叶えてくれればいいと思います。]

(154) 2018/08/04(Sat) 01時半頃

【人】 子守り パティ

――そうよ。
まだ、人を殺したからって理由で、人狼を殺したい。

この組から狼がいなくなって、あたしが生き残って、人殺しとしてワンダさんとイヴォンさまとモンドさんを殺した罪で裁かれることになっても。

キャサリンが、マーゴが、ノックスが、フローラが、生まれたてのボリスが、怯えないで生きていけるなら、あたしはそうしたいの。

[>>149あたしのことを人殺しの何かだと、スージーが言います。
 そんなことは、わかっています。
 あたしは心のうちを吐き出すように告げて、階段を登って、自分の部屋へ向かいました**]

(160) 2018/08/04(Sat) 01時半頃

【人】 子守り パティ

……うん、それについてだけは、本当に、ごめんなさい。

[>>158ベッキーがいうのはもっともでした。
 筆談をしているうちに、ラルフとあたしの中の会話のように錯覚して、のめり込んでしまったのです。
 票を合わせるために相談していたはずなのに、です。
 ラルフの気遣いがなければ、もっとひどいことになっていたでしょう。

 あたし自身は、その気遣いを知りはしなかったのですが。]

(162) 2018/08/04(Sat) 02時頃

パティは、ベッキーにそれを伝えてから、階段を登りました**

2018/08/04(Sat) 02時頃


子守り パティは、メモを貼った。

2018/08/04(Sat) 02時頃


子守り パティは、メモを貼った。

2018/08/04(Sat) 02時頃


アネキ、だいじょうぶかな…
もう一度、ぎゅって抱きしめられたらなぁ…。

おれ、ひとごろしになっちゃったしなぁ…。

ごめんね…
ごめんなさい… **


ルパートさん。
おれ、おかたづけ手伝いたいな…。

なにもできないけど、となりにいてもいいかい?

[お返事がなくとも、ただ、ルパートさんのそばに佇んで、仕事ぶりを眺めるのであった。**]


[宿では、人の気配と、子どもの鳴き声と、
 今日も誰かを殺すための相談がなされている。]


[15人。結社の男も含めて集められて、7人減った。]


[食われて殺された人間と、
人間の手によって殺された人間と。]




[─────]
 



[生きたい、と声がする。]

[( 生きたかった、と誰かは思った。 )]
 


[(人殺しの生き物を、許してしまうなら。

 それは──それは、やっぱり。
 マトモじゃなかったんだと、誰かは思った。)]


[人狼は人を殺す。人間は人を殺す。
人狼も、人間も、生きたくて生きていて。

そうして、生きるために人狼は人を殺す。
なんのために生きるのかは、──知らない。

知らないまま、男は死んだ。]


[そうして人間も、生きたいと願って生きる。
たとえ、人間の死体を踏みつけにしても。

人間が生きたいと思う気持ちの方は、少し知っている。
人間が、誰かを殺すことを苦しく思うのも、知っている。


男は人間だったし、
──弟妹の多い相方の声を聴いていたから。

だから。

人間のことは、知っている。]


[知っているから。
 だから。

 人間に──彼女に、味方をした。]


[彼女が、自分なんかよりマトモだと思ったからだった。

自分と違うと思ったからだった。

前を見ていると思ったからだった。
苦しそうだったからだった。
辛そうだったからだった。

男は──誰かに助けてほしかったから。
あるいは、あの時見た濁った眼の友人に、

──許されたかったから。

"マトモな"彼女を助けて、身勝手に、救われたがった。]


[ああ。でもそれも

もう叶わない。]


[だって、これまで見捨ててきた知らない誰かの気持ちを、
まざまざと、最期に、知ってしまった。]

[彼女が、いっとうまともで、正しかったと。

男は思う。]

[見捨てられていい誰かなんて、
── 食べられてもいい誰かなんて。
きっと本当は、どこにもいない。]


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