268 オリュース・ロマンスは顔が良い
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
――『So』露店――
いいんですって。 見てもらおうとしたのは僕なんですから。
[>>3やっぱり謝らせてしまった、と少し反省するが、君に見られてると緊張するんだ、なんてことを素直に言ったところで気持ち悪いだけだろう。 見られていると緊張する、くらいでちょうどいい。]
あ、
[通行人が足を止めたか、いらっしゃいませ、と声がして顔を上げる。 が、すぐに行ってしまった。よくあること、と作業を再開した。]
(22) 2019/07/30(Tue) 01時半頃
|
|
はは、ありがとう。 これが仕事ですから。
[>>8手際を褒められるのは、当たり前のことでも嬉しくて、つい笑いがこぼれ落ちた。 操る人。作って、直す人。いい関係じゃないか、なんて脳内で自画自賛。]
……直してくださるのもいいですけど、いつでも頼ってくれていいんですよ。 大事にしてくれてると思うと、嬉しいですし。
(23) 2019/07/30(Tue) 01時半頃
|
|
メンテナンス代も、お得意様ですから勉強します。
[本当は掛け値なしに、いつだって自分がすべてメンテナンスしたい。 手塩にかけた子どもたちだ、何度でも顔を見たかった。
代金だけはどうしても負担をかけてしまうが、そこはこちらの問題だ。 なんなら彼が毎回修理に持ってきてくれるなら代金はそれだけでも――なんていうのは、流石におおっぴらに言えやしないから、割引サービスということにすり替える。]
(24) 2019/07/30(Tue) 01時半頃
|
|
うん、よさそうですね。 本当に、お姫様が欠けなくてよかった。
[へそ曲げ気味だったお姫様は、プロの巧みな糸繰りに素直に応えるようになった様子。 動かす側にも、違和感は少なさそうだ。]
はい、じゃあ、お釣りです。
[代金は普段のメンテナンス代から、3割ほど差し引いた額になっている。 もし彼が確認して釣り銭の多さについて言及するなら、サービスするって言ったでしょう、と笑ってみせた。 悪い箇所は申告どおりだったし応急処置しかしていない。本当にそれほど金額を取るほどのことはしていないのだ。]
(29) 2019/07/30(Tue) 01時半頃
|
|
[公演スケジュールのチラシ>>11を受け取れば、しっかり頷いて。]
うん。 行きますよ、必ず。
僕は、マーケットに出るのと同じかそれ以上に、マーケットを回るのも好きなんです。 早めに店じまいして、買い物に行くくらいだ。
今日も、次の蝋燭が終わるくらいには遊びに行くつもりなんです。
[それは商売人としては褒められたことではないのかもしれないが、自分の感情を抑え込んでまで商いに徹するつもりはない。]
(30) 2019/07/30(Tue) 02時頃
|
|
ゼロイチさんのところも、毎年お邪魔してるんですよ。 時間は短くなりがちで、申し訳ないんですけど。
[近くに行きづらくて、少し遠くから見守って。 星見会は無料公演なのも相まって、隅の方で遠慮がちに語りを聞くばかりだったりするのだけれど。]
でも、せっかくお誘いをもらったし。 今年は君の雄姿を見に、なるべく長く顔を出そう、 かな。
[普段の主な目的を軽い世間話の調子に紛れさせたつもりだったのに、言い切る前に我に返りかけて息が詰まった。 一瞬不自然に途切れた語尾に、気づかないでほしいと願いながら、戻ろうとする彼を見送る。 ああ、今こそ星が流れてこの願いを叶えてほしい!*]
(34) 2019/07/30(Tue) 02時頃
|
|
――あれから――
[陽が落ちると、客足は増えはじめる。 食べ物やイベントを主とする露店ではないので増えたと言っても混み合いはしないが、人が人を呼ぶのを繰り返し、常に一人二人くらいはいる、というような状況が続いた。 売れ行きはまずまず。星をデザインしたものは毎年人気だが、中でも小さめのチャームがよく出たように思う。
何度目かの会計を終えたのち、今星を連れ帰ったばかりの女性が空を仰いで「あ!」と声を上げたのにつられて、空を見上げる。 ひときわ尾の長い星が、しゅるりと空を駆けていった。]
(102) 2019/07/30(Tue) 22時半頃
|
|
(――星見かぁ)
[過ぎる想いは、相変わらず口からは出ないまま。 空はつながっていて、僕らの住まうこの世界なんてすっぽり包み込んでしまっていて、だからこのマーケットの間くらいの距離じゃ、全く同じ星が見えるはず、なんだけど。 それでも、ほんの少し向こうには、彼の声を聞きながら、彼の隣でこの星を見ている誰かがいる。 そんな見ず知らずの相手に妬いていたら世話ないな、と冷静な自分もいるが、理性で焦がれる情動を止められる人がいるなら教えてほしい。
今日はあとどれくらいで店を閉めようか。 そんな商売人失格のことばかり考えて、次のお客様に笑いかけた。]
(103) 2019/07/30(Tue) 22時半頃
|
|
[結局、お姫様の活躍は後半をまた隅のほうで見たくらい。 どちらもマーケットで観光客を相手にする以上、完全に時間を合わせるのは難しく、重ならない時間が出てきてしまう。 マーケットの公演一番初めの口上を聞いたことはないし、宵の入りキャンドルホルダーからぼんやりと透ける暖かな灯りを見せてあげられたこともない。
毎年のことなのに今更こんなふうに思うのは、きっと夕方あんなに近くにいたせいだろう。 暮れかけの太陽が彼の髪をきんいろに輝かせて、瞳の中に気の早い星を散らしていた。 ああ、あの光るみたいに見える横顔が、いつもまぶしくて胸が詰まるんだ*]
(104) 2019/07/30(Tue) 22時半頃
|
|
――翌週――
[ペルセウスマーケット2週目の夜。 相楽相介は、困っていた。]
……はぁ。
[深刻な面持ちで深く息を吐く。 次の瞬間には接客のために眉間の険しい谷を崩して笑顔を作るが、その相手がいなくなるとまた重い息を吐いた。]
(106) 2019/07/30(Tue) 23時頃
|
|
[神妙に見えるが、話せば何ということはない。 朝、コーヒーを入れたグラスを手違いで落として、盛大に割った上に一面褐色に濡らした。 幸いにして手に傷を増やすことはなかったが、床掃除だとか作品にコーヒーが飛んでいないかだとかで、まる一日時間が吹き飛んだ。
床はきれいになったし、今日の商品からコーヒーが香ることもない。 が、最大の問題が露店の主人を悩ませていた。]
(119) 2019/07/30(Tue) 23時頃
|
|
……腹減った……
[朝から、コーヒーの横にあったシリアルくらいしか食べていなくて。 掃除と点検とマーケットの準備をしていたら、昼なんてとうに終わっていた。 夕刻には露店を立てるし、今日は耐えるほかないかと思っていたのだけれど、そろそろ集中が欠けはじめた。
もう今日は、早仕舞してマーケットを回る方を優先してしまおうか。 そうすれば、夜の時間がいつもよりは長く取れる。]
(123) 2019/07/30(Tue) 23時頃
|
|
[そうは思いながらもこれからが本番。 なかなか踏ん切りがつかないまま、港の一角には蝋燭の灯りがゆらゆらと照っている*]
(126) 2019/07/30(Tue) 23時半頃
|
|
[今週は舶来品のマーケットがあるから、それほど忙しくはならない。だから早仕舞も許されるはず。 などという予想は、幸か不幸か裏切られる。 そちらのマーケットから流れてきたお客様が、思いの外興味を強く示された。 それは嬉しいことなのだが、そのマダムがお知り合いを呼び人が増え、人が増えると他の通行人の好奇心が疼く。 普段なら大歓迎の連鎖にも、今は愛想笑いと下手くそに輪がかかったセールストークくらいの残念な接客。
結局露店を畳んだのは、いつも以上の早仕舞とまではいえない時間。 いっそ鳴くことすら諦めた胃を擦りながら、段ボール箱に荷物を収め、簡易台車に括りつけてカラカラと引いていく。]
(184) 2019/07/31(Wed) 02時半頃
|
|
[とりあえず何か食べたい。し、疲れたからゆっくりと喉を潤したい。 星見はもうはじまっている時間だけれど、げっそりした自分を見せるのも悲しいし、集中できなかったら何よりつらい。 ならいっそ、と食堂かパブを探して歩く。
市電で2つ3つの距離とはいえ、あまりこの辺りの店の並びにまで詳しくない。 加えてマーケットで様相を変えていて、まるで賑やかな迷路だ。 買い食いすればいいのだが、少し落ち着いて食べたい。]
(188) 2019/07/31(Wed) 02時半頃
|
|
[人混みの中、不意に猫の声が聞こえた気がして立ち止まる。 格別猫好きというわけではないが、オリュースには猫が多いし、暮らしていると何とはなしに気にかけるようになってしまうのだ。
声する先には、1匹のブチ猫、と男性がひとり>>37>>100>>101。 簡易なテラス席の向こうには、お客さんがいくらか入っていて賑やか。]
ふぅん…… ここでもいい、かなぁ。
[店内を覗き、空席を探す。いくつかはありそうだ。]
(203) 2019/07/31(Wed) 08時頃
|
|
――どうも、こんばんは。 少し荷物が多いのだけど、入れます?
[店員らしい出で立ちの男性に声をかける。 まさかテラスにいる客も、あのブチ猫を荷物扱いしたなんて考えもしない**]
(204) 2019/07/31(Wed) 08時半頃
|
|
――海の寝どこ亭>>224――
ああ、中に入れられそうなら、入れたいです。 すみません、お手間おかけします。
[段ボール箱に詰め込んだ荷物を崩して、店内へ。
座席に案内されたなら、メニューを凝視して隅から隅まで三回眺めたあと、ポテトのグラタンとパンにドライフルーツ、それからワインを注文した。 実のところアルコールにはそれほど強くないので普段はまず飲まないのだが、疲れてゆっくりしたいときと毎年のペルセウスマーケットでだけは控えめに飲むことにしている。 今日はそれがふたつ揃った酒日和だ。アルコールを選ぶことに迷いはなかった。]
(239) 2019/07/31(Wed) 21時半頃
|
|
[店の照明を透かして、ワイングラスから紅玉色の影が落ちる。 グラスを揺らせば、影も揺らめく。水面の創りだす光を楽しみながら、舌の上で渋味を転がす程度にちびりと舐めた。 枝先からレーズンをひとつ外して歯を立てる。 深い甘みがワインの酸や渋味を和らげてくれて、また一口舐めるのを繰り返した。 グラタンがサーブされれば、チーズやベシャメルソースのミルクの旨味で、また一口。 グラスの中身は僅かずつ、けれど確実に減っていった。 飲むペースは、去年の流星群とさして変わらないほどの速度。
けれど、アルコールを飲みつけない僕は知らなかった。 ひどく空腹の時に、先にアルコールを入れるとどうなるかを。]
(240) 2019/07/31(Wed) 21時半頃
|
|
[目が回る、なんていうほどの量じゃない。 若干舌が回らない、のはまあ、大目に見られたい。 ちゃんと立てているし、注文の分の会計に困らない程度にははっきりしてるから、いつも通り、こんなもの、なんて自覚のまま。
台車を開いて、荷物を積み直す。 ふわり、ふわり、上機嫌な意識を杖代わりの台車で支えつつ、真夜中のマーケットに戻っていく。 今ならまた、劇団の公演を見られそうだ。]
(241) 2019/07/31(Wed) 21時半頃
|
|
[店を出て、曲がった方向が逆じゃなければ**]
(242) 2019/07/31(Wed) 21時半頃
|
|
[マーケットの中に設えられた特設ステージは、星を見る特等席。 人の流れに沿っていけば、見えてくるはず。]
…………あれ、
[とはいえ人、特に子供が多い星見会は、静かでロマンチックな夜を求める人にはお気に召さないこともあるのか、そこにだけ人が集まるわけではない。 特に今回は舶来品市もあって、そちらにも人が集っていた。 つまり、人の行く道が一方に向かうわけではなく行き交いがちで、賑やかな迷路はいつも以上の難易度と化している。
端的に言うと、迷っていた。]
(296) 2019/08/01(Thu) 00時頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る