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[励まし
頼りない足取りで躓かないようのろのろと歩く。]
甘酒あったまりそうですねー…。
飲んだらぽかぽかになって、すぐよくなりそうです。
[体の芯が冷えている気がして小さく身震いした。
温かな飲み物と部屋が恋しい。
行きは着慣れない装いと履物でもあんなに心躍った道が、
今はひたすら億劫に感じて仕方がない。]
大吉引くので一年の運使い果たしたかなー…。
[それはもう大吉ではなく凶ではなかろうか。
溜息を吐いて小さくはなをすする。
[結局途中で自力で歩くのをリタイアしてアランのお世話になった。
その際もできればおんぶでお願いしたが、
何か言われても強固に辞退する気力はなかったので、
どういう抱えられ方となったか。**]
メモを貼った。
――談話室・夕――
任せるのです!
[
ゆらゆら揺られているのと背中を優しく撫でてくれているので眠気と戦っていたがそろそろ負けてしまいそうだ。そんな時にどうする?という樹里も問いかけがあり、このままだとソファで眠ってしまうと思った少女は冷のところまで抱っこされて連れて行ってもらっただろう。]
――管理人室・夕――
[樹里に抱っこしてもらい管理人室へ戻ると冷がぐったりとしていた。
どうすればいいのかとおろおろしていると着替えを済ませた樹里
――もどかしい。何もできない、気の付かない自分が。羨ましい、なんでもできる大人が。
自責の念や妬みなど少女の胸中に渦巻いていて。俯いて樹里に気付かれぬよう目に涙を溜めた。
彼女が運んできてくれた薬を少女も一錠もらい、冷の布団の中で手をつないで丸くなって眠った。]
メモを貼った。
メモを貼った。
ーー 管理人室:永里冷 ーー
[熱に侵される意識は覚醒しても朧気なまま、何をするということも出来ずにただ布団に横たわりながら見える範囲に視線を巡らせる
増えた布団の住民が誰なのか気付けば]
……あんたもかよ
[ふ、と皮肉げに口許を歪める。いつもと変わらない口調ながらどこか弱々しい声音。一番重症というのは間違っていないのだろう
繋がれた小さな手を握って、また眠る**]
メモを貼った。
―少し前・談話室―
………、ぁ。
[柄にもなく妙な釘を刺した途端、平太が金定の頬に唇を寄せるのを目の当たりにする
わざとか。わざとなのか。――だとしたら、上等だこの男。
浮かべていた笑みは、知らず剣呑な色を微かに帯びる。
けれど、こちらに向いた顔には気恥かしげな笑みが滲んでいて。
よく気のつく割に、鈍感ポジはあながち的外れでもないのかも知れない、と疑念を抱く]
……。案外、過保護なのね。
[夕を抱いて管理人室に運んだ後。自室に引き揚げると言えば、わざわざ部屋の前まで付き添ってくれる男に、冷やかすような評を向ける。
背を抱く力強い腕の感触が未だ消えぬ内に、欲しい物があれば呼ぶよう、言い渡され。
ふと浮かび上がったのは、先程目にしたばかりの挑発的な笑み]
――ん。特にないかな、今は。
[先程よりも隙なく整った微笑を残して、ぱたりと扉を閉ざした*]
―現在・管理人室―
[重苦しい身体を動かし、靄のかかる頭を叱咤しながら少しだけ冷の看病をする。
夕の呆然とした視線
夕ちゃん、これ飲んでおいてね。はい、お水。
[小さめの丸薬を、これなら少女でも飲み込めるだろうと判じて、マグに満たした白湯と一緒に渡した。
もそもそと布団に収まると、少し離れた場所から冷の声
皮肉るような表情に似せず、掠れた声は常より弱々しい]
…ぅ。お察しの通りです。
夕ちゃんとまとめて面倒みるって約束したのにねー…。
これはちょっと、情けないなぁ。…残念。
甲斐甲斐しく冷くんのお世話して、嫌がられたかったのにな。
[謝るのも何か違う気がして、小さく舌を突き出し、苦笑を返しておいた**]
メモを貼った。
メモを貼った。
―管理人室―
――……ん、
[寝苦しさにふと目が覚め、寝がえりを打つと、何かが額から滑り落ちる。薄ら汗ばんだ首筋を手の甲で無造作に拭う。
そう離れていない場所に誰かが横たわっているのが視界に入って、ぱちりと目を見開いた]
……ああ、そっか。
そうだった…
[仲睦まじく手を繋いで眠る兄妹の姿。二人とも頭を撫でてやりたいと思うくらいに、寝顔は綺麗だったが。
全力で嫌がられるのが手に取るように分かったので、夕の方だけ起こさないようそうっと撫でておいた]
─ 談話室 ─
何をよ。
[
だが問の答えを聞く前に、ほんのり上気した頬に、あまり柔らかいとは言い難い唇が軽く触れてきた。]
……あのね……
[嘆息し、九島に体当たりでもするように、緩く身体を揺さぶった。
潤んだ瞳の目尻には、きらりと光るものが見えるし、頬はほんのりと朱に染まっている。
ともすれば薔薇の花でも咲きそうな雰囲気ではあるが、残念ながら光っているのは目ヤニだし、頬を染めているのは九島の指の跡である。
なお、鼻が赤いのは……]
ズビチーーーン!
あ"ーまだはなででぎだ
[鼻かみたて丸めたてのティッシュは、キスのお礼に九島に投げつけていた。]
知らんよ、余計な誤解されても。
僕と違って困るでしょーに。
[ボソッと呟きながら、視線はまたテレビへと向く。
年齢も、わかば荘歴も近く、微妙に不定職者同士でもある九島には、それなりの親近感を抱いているし、一番気楽な相手と思っている。
だからこそ、思うところも色々あったりもする。]
……貴重な機会でしょうに。
[応援したくもあり。
置いていかれるのはちょっと悔しいような寂しいようなでもあり。]
メモを貼った。
―管理人室→談話室―
[眼前の二人の顔は、あまり似通ってはいない。それでも、指を絡めて、頬を寄せあうようにして一つ布団に眠っている姿は。]
……どう見ても、仲の良い兄妹そのものよねぇ。
[それも“とびっきり”がつく程の。密やかに呟くと、二人を起こさぬようそっと立ち上がる。
もう一人の病人はどうしているのだろうかと気に懸って、隣の談話室まで足音を殺して歩き、扉からひょこっと顔だけ覗かせ]
金さーん。調子どお?元気?
― 現在に至るまで ―
[夕と冷に雑炊を届け、食事はできるらしい様子に安心した。
一応は二人が満足する量を食べ終えるまで傍に居て]
お口にあったかしら。
アンタ達こそ我がままいってもいいのに、大人しいと逆に何でもしてあげたくなっちゃうわね。
[誰かさんと違って、なんて胸中でぼやいた。談話室の金定がくしゃみをしたかもしれないが一回や二回くしゃみの回数が増えたとてわかるまい。
その場を後にした後で自室へ戻って―― ]
ぶぇっくし!!!!
っだーチクショウ!!やっぱり伝染しやがったな金定ァァ!!
[気付けば気を失うように眠っていた男は鼻をかみながら盛大に恨み言を吐いていた。]
[談話室を出て行く面々を、適当に手を振り見送って、ずびちーーと鼻をかみつつテレビを見ていると、そう経たずに九島が戻ってきた。
なんだよ早いな進展なしかよ、とは、口には出さず。]
どもね"ー、鼻風邪っぼぃ?
あ、ども。
ズビーーーム!!
[渡されたティッシュ箱は、有難く受け取った。
ズビッとまた鼻をかんでから、別なティッシュで紙縒も作った。]
もー平ちゃんが僕のミリキ的なほっぺさばりだいのは分かっだから。
[髭は薄い、が、肌は不養生でガサガサなのだが。]
メモを貼った。
メモを貼った。
[――懐かしい、嫌な夢を見ていたような。
知らぬ間に泣いていたのか目は腫れていた。ばれないようごしごしと目をこするが消えてくれそうにない。
ふと隣を見ると冷がぐっすりと眠っていた。その隣に布団を敷いて寝ていた樹里はどこかに行ったのか布団はもぬけの殻だった。
彼女の行方も気になるが眠気と彼の温かさには勝てそうにない。
もう一度布団にもぞもぞと潜り眠った。]
ないならいいんだげどねーー……
[鼻水は止まってくれる気配がないので、紙縒で鼻栓をしておいた。]
……あ"ー、樹里ぢゃーん。
僕はゲンギヨー
[管理人や、深津が姿を見せれば、鼻栓のままで振り向いたろう。]
―談話室―
あ、おかえんなさいフランクさん。
[同じく談話室にやってきたフランク
はっと何かに思い至れば、一転ばつの悪そうな顔になり]
フランクさん、ごめーん……
補欠が早々に使い物なんなくなっちゃって……
[顔の前で両手を合わせ、小声で囁く]
― →わかば荘 ―
ぁだいまー…。
[結局運んでもらう形の到着となった。
小声で呟く声は完全に鼻声になっている。
マユミを運ぶフランク
アランに部屋の前まで連れてきてもらえば
ぺこりと軽くお辞儀をした。]
ありがとーございました。
ちゃんと手洗いうがい、してくださ……くしっ。
あとこれお土産に買った飴…談話室までお願いします。
[ここまでちゃんと持って帰ってきていた、
林檎と苺と葡萄飴の入った紙袋をアランに渡した。]
―談話室―
――ッ、…ふ、あはは…っ、
[呼びかけに応じ振り向いた金定の鼻から、紙縒が生えている。
吹き出した拍子に掠れた咽喉が軋んで、小さく咳き込んだ]
けほ、…ちょっとー、笑わせないでよ。
何やってんの金さん…
[涙の浮いた目尻を指先で拭って、彼の陣取るソファに近づき、ぺたんと絨毯の上に腰を下ろす]
メモを貼った。
メモを貼った。
―談話室―
[咎めるような顔つきに、フランクの言いたい事を察し
えと、さっきまで大人しく寝てたのよ?
管理人室お借りして、夕ちゃん冷くんの隣でちゃんと。
今は、ちょっと金さんの容態を確認に…
[とはいえ談話室に顔を出していたのは疑いようもない事実だが]
薬飲んで少しうとうとしたから、今はそこそこ元気。大丈夫。
― 自室(207号室) ―
[部屋に入って最初にしたのはテッシュ箱を引っ掴む事だった。
ずびーっと人前では憚られる音を立てて鼻をかんでから、
使用済みはくずカゴへ。
ベッドに腰を下ろして、その状態でよれよれと帯を解いていく。
全部脱いだところで仰向けになって気の抜けた息を吐いた。]
……っくしょん!
あー……だめ。寒い。
[のろのろと体を起こしてルームウェアを引きずり出す。
スウェットの上に厚手のニットの上着を被ると、
マスクをつけて、暖かい場所を求めて階下へと向かった。]
…お土産?なぁにこれ?
[明らかに食べ物には見えないサイズの紙袋を、掌の上で逆さまにすると、ころんと丸っこい招き猫が転がり出た
えー、何これ可愛い!
ぶーちゃん?だっけ、あの猫にそっくり!
[夕に教えてもらった、マユミがつけたらしいあだ名を思い出しながら、三毛猫をちょいちょいと指先で撫でる]
ありがとフランクさん、もしかしなくてもお揃いだったり?
[留守番組か、女子組か、はたまたわかば荘の住人全員分か。
自分にだけという可能性はゼロだろうと、そう尋ねる]
― 自室(207号室)前にて ―
うー…お言葉に甘えて行っちゃおうかな……ふしゅん。
うつさないようにマスクしていきますねー。
[アランの言葉
自室で寝てなければならないと思いつつも、
一人で部屋にいるのはなんともさびしいものなので。
そういうわけで、せめてもの感染対策に
マスクをつけて降りたのだが。]
あ。樹里さんと千珠さんもいるー…。
ただいまです。
[談話室に顔を出したら、思ったより人がいた。]
あ"、管理人ざーん、どぼー。
[フランクの姿が見えれば、そちらにも、鼻栓のままで手を振った。]
ミガン、いだだいでばーず。
……ん?
[深津の笑い声と、咳き込むような音が聞こえ、またそちらへと向き直る。
咳き込む音には、ちょっとだけ眉が寄った。]
い"やー、ばなびず止まらなびんでー。
メモを貼った。
―談話室―
[静かに談話室に滑り込んできた遥に振り返って、絨毯に座ったまま小さく手を振る。
引き下ろしていたマスクできっちりと口元を覆い隠して]
おかえんなさい、はるちゃん。
あたしは割と、今んとこ大丈夫そうよー。
[容態を問われれば、明るい声でそう返した
後に続くように燐
え。まさか、燐ちゃんまで…!?
可哀想に、大丈夫?
――管理人室→談話室――
[寝ていたが人が帰ってきたのか談話室のほうが少し騒がしい。冷の枕元に置手紙をし、談話室へと向かった。
談話室の扉を少し開け、中を除くと大半が初詣から帰っていた。そこにとてとてと覚束ない足取りで近づく。]
みなさん!おかえりなさい。
はつもうでどうでしたか?どんなかんじでしたか!?
[そう誰ともなしに目を輝かせながら聞いた。]
―談話室―
先に帰ってきたのって、みんなだけ?
他の子達も、そろそろ帰ってくるのかしら。
[誰にともなく呟き、少し考える。
燐に関してはもう無意味だが、フランク、遥と元気な住人も帰ってきている。
感染源になりうる自分が、このまま此処に居て良いものだろうか]
うぅん…、部屋戻って寝てこよっかな…。
[その場合自室に引き揚げるか、管理人室に戻るかも迷う所で、ぽつりと独りごちる。
病人が増えてきているようなら、管理人室には収まりきらなくなりそうだ]
― 談話室 ―
遥ちゃん、カイル君、おかえりー。
[顔を覗かせれば集聖と道端が戻ってきていた。
くしゃみが酷いくらいですけどねー…ぷしっ。
部屋で寝てるのさびしくて降りてきちゃいました。
樹里さんは起きてて大丈夫なんです?
[自分とおそろいのマスク姿の深津
もごもごとマスクを動かしながら答えた。]
メモを貼った。
―談話室―
[とことこと少々危なっかしい足取りで夕が姿を現した
あ、おはよう夕ちゃん。
[一瞬呼び寄せようとしたものの、初詣組のお土産話が聞きたいだろうとそっと笑みを洩らし]
ん、さっきまでうとうとしてて、今は少し楽になってるの。
燐ちゃんも、そこまで酷くなさそうなら良かったわ。
[お揃いのマスクをくいと持ち上げ燐に示し、目元だけで苦笑する
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