人狼議事


160 東京村

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[俺には、極端すぎるほどの電車恐怖症だけが残った。]



 ―……あぁ、そうだ。

 俺があの女にキレたのは。

 失踪した家族を心配しない、あいつが許せなかったからだ。


 心配してもらえないアイリスが、俺に思えたからだ。


[――痣女。
 そのキーワードから、今朝の記憶がぼんやりと思い出された。
 霜が降った窓を擦ってその向こうを覗いたようなの不鮮明さだが……]

[俺は、たぶん朝方に店を追い出され、新宿駅近くで座り込んでいたんじゃないだろうか。
 早朝の新宿駅駅は足早に歩く人ばかりだ。自分と同じように地面にへたり込む人、死体のように転がってる人とゴミもあるが。
 それらをぼんやりと眺めていたら、「なぎさ」――あの痣女が視界に入ったのだ。]

 (俺はあいつを、……追いかけたのか)

[勇気いったろうなあ、と何故か客観的に自分を思う。記憶が断片的で、不確かだからだ。
 駅に踏み入れるなんて、考えただけでも恐ろしかったろうに。]

 (それから……どうしたんだっけ…… ホームに……)

[思い出せない。つかみ合ったような、気がする。あの女の顔と、痣ばかりが浮かぶ。]

 (押……された?俺はあいつを掴んで、一緒に……)

[ホームから、落ちた?]


つきのみや駅、月の宮駅………


[思考がアナウンスに遮られた。窓から外を覗くと、存在しないはずの"つきのみや駅"がある。
 ホームが何個もあり、路線がいくつかあるようだ。改札にも人がいる。
 どこに乗っていたのか数人が降りていくが、あたりが暗いせいかそもそも人でないものなのか、黒いシルエットでしか確認できない。]

[とっさに自分も降りようとするが、開いたドアの前で足が止まった。]


 (電車から降りたら……今度こそ帰れないんじゃないか……?)

[子供の頃の自分がしたことを振り返る。
 電車から降りてしまった。人と口を聞いてしまった。車に乗ってしまった……
 しばらく思案したあと、ドアから離れた。それをきっかけにしたかのようにドアが閉まり、電車はまた走りだした。]


次は―……きさらぎ駅………きさらぎ駅……


[それは、十数年前に降りた、あの駅の名前だった。]


 絶対に、帰ってやる…… 絶対に……


[そう言って、スマホを手にとる。
 電話も繋がらない今、twitterでしか元の世界と繋がる手段がなかった。]

[すぐに彼の「きさらぎ駅実況」はネット上で話題に上がった。
 フォロワーにリアルの知り合いが多かったため本当に連絡がつかないと裏がとれたこともあったが、
 合わせて設定されたアイコンが「日本人離れしたハーフらしい顔つき」だったことと、
 アイリスのフォロワーであったこと、
 過去のツイートから付き合っていたと思われることから、一部では「アイリスの呪い?」などとも囁かれるようになった。

 彼のつぶやきはTogetterにまとめられてRTされるが、”バッテリーやばい”の言葉を最後に呟きは途切れている。**]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


― きさらぎ駅 ―

[「廻谷なぎさ」の形をした女が、「きさらぎ駅」のホーム内の椅子に独り座り、スマホを操作している。]

[ただ、その顔…口許には、「痣」が無かった。]

[「痣女」の噂を「表層の世界」に残してきた事を示すかのように、「きさらぎ駅にいる廻谷なぎさ」には「痣女」の象徴と言うべき「痣」が無い。]


【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

― 目白 ラーメン屋『たまらん屋』 ―

 張くん。ああそう。
 彼結構お客さんとお喋りするし、
 話に出たから友達かと思った。

[馴れ馴れしいオッサンは、生返事に慣れているようだった。>>181

 おじさんなんか一度会ったら友達で
 毎日会ったらブラザーだよ。
 でも、女の子はそのへんちゃんとした方がいいもんね。

(189) 2015/06/06(Sat) 22時半頃

/*
あ、今日から襲撃できるのがひなこちゃんだけになるよね。
忘れない内に村建て発言を渡しておいた方が良いかしらね。


【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

[そんな話を交わしたのも先ほどのこと。
今はピッチャーをそろそろと机に置きながら、突然目の前に現れた力士シールを見ている。
女性客が、ワタヌキが呟いた一言を怪訝そうに繰り返す。]

 ……ん? ちがう……?

[ワタヌキの見るカウンターに貼られた顔は延々つばを飲み込み苦しそうに二重あごを揺らしている。シールの色は白と紫の間で明滅し、顔を延々分裂させ続けているので、正確な数がわからない。]

 ……おじさん乱視がひどくてね。

(191) 2015/06/06(Sat) 22時半頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

[そして更にもうひとり来店。
視線を向ける。『香港小吃』を思い出す。
551のように強い印象を持つ取っ掛かりがあるわけではないが、おそらく。
ワタヌキは強烈な違和感を感じる事となった。
明確に感じる。『妙』だ。
相手が自分に『気づいている』ようなので、軽く頭を下げ、愛想としてへらへらはしておく。

『ただ空いていたという理由で店に辿り着いた自分』と、551の彼の隣にいた『お嬢さん』が会う事に対しても、『すごい偶然』が既に発生している。それも『同じ街・新宿』の店ではなく『目白』である。
店主の挙動から察するに、はっきり言ってしまうのも心苦しいが、おそらく『たいして流行っていない店』だ。]

(192) 2015/06/06(Sat) 22時半頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

[そこに重ねて。
同日にあの場に居た者が此処にいる事が、違和感でなくて、何だろう。

何か繋がりがあるはずだ。そう思うしかない。
『たまたま』で理屈をつけるのは、もう難しい。

仮に『たまたま』『星のめぐりあわせ』『偶然』『運命』……それら中身のからっぽな何かだったとしても、こういう時は気をつけるに越したことはない。]

(194) 2015/06/06(Sat) 22時半頃

/*
渡しちゃった…★
だって、ひなこちゃんの描写見たいじゃないですか。

でも時間とか体力の都合でちょっと…!って時には、適当に何かするから、遠慮なく投げ返してくれて良いですからね。この先いつでもね。

早々に襲撃をひなこちゃん一人に任せる事になっちゃってるので、巻き取れるとこは巻き取ります。


/*
あ、渡しちゃった。
そしてミルフィさん以外の可能性を特に考えてなかった。

まあ、その時は日が変わってからまた、ひなこちゃんからその人に渡してくれても問題無いですし。


【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

 若いのに知ってる?
 ヒッピーの人とかそっちの人だと思ってくれればいい。
 レゲエも大好きだけど。

[どちらも肯定の為頷き『Irie』と、しみじみいがらっぽい声で続ける。やはり何人か不明。>>196

 そうそう。細かい手仕事。

[腕につけたアクセサリー類を見せてそう言った。]

 ……これ流行ってる?
 おじさんびっくりしちゃった。
 お嬢さんびっくりしないんだね。

(203) 2015/06/06(Sat) 23時頃

ワタヌキは、力士シールを左手で指さした。

2015/06/06(Sat) 23時半頃


【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

>>205 軽く頭を下げた時に眼鏡の女の子は、当たり障りのない会話を持ちかけてきていた。]

 偶然だねえ。
 うん。君も中華好きなの?
 ここ、穴場のラーメン屋だったりする?

(212) 2015/06/06(Sat) 23時半頃

メモを貼った。


【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

[残り僅かな麺を片付け、箸を置く。
一度落ち着いて『大平あいりちゃん』が『さんかく』に辿り着いた経緯を確かめようと思って店に入ったので、ここから流行っていない店で少しゆっくりさせて貰うことこそ、ワタヌキの最初の入店の目的だ。
携帯電話をとり画面に視線を落としながら、最初の女性客に返事をする。>>206

 あぁそっか、教科書。
 飽きてジェントルマンになる人もいれば、
 いまだにそんな暮らしが好きな人もいるよねぇ。
 お花畑で集落作ってさ……
 紹介する? うそうそ。全然知り合いじゃない。

[露店を出しているのか、という質問にも頷く。]

 『高円寺』にお店があってね。露店もやるよ。

(223) 2015/06/07(Sun) 00時頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

 ……?
 シールにおいかけられてるの?
 おいかけてるの?
 ストーカー?

[ひえー、と声をあげる。>>208

(230) 2015/06/07(Sun) 00時頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

[先ほどから携帯に何か打ち込んでいる。
急な連絡があったのかもしれない。
それからはたと頭をあげる。
たまらん屋のチラシに関しては、『知らない』と首を振る。
中華好きの眼鏡の子には、なるほどねと首を縦にふった。
眼鏡の子に質問をする。]

 このへんに住んでるの?

(251) 2015/06/07(Sun) 00時半頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

 気持ち悪いね。
 シールもそうだけど。最近、色々。

[『アイリス』『アイリス』『アイリス』
なるほど繋がりの一つはここだ。]

 高円寺さんか。奇遇。愛着ある街だし嬉しいよ。何か。
 ……悪戯だとは思うけど、……

[ざらざら声が、抑揚少なく言う。
陽気さは、いつのまにかに失せていた。]

 『追いかける』って
 相手が『追いかけなきゃいけない』理由になり得るんだ。
 本当に気をつけた方がいい。

 ……さて。
 ごちそうさま。

[携帯ばかり見ていたのは急用だったのか、箸をおいて立ち上がる。] 

(259) 2015/06/07(Sun) 01時頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

[店主に、店に行ってみたいと言われると>>240

 雨の日においで。露店をやってるんだ。
 女子高生と友達になれるお守りも、
 シールを貼られないお守りも、
 アイリスさんが見つかるお守りも売ってるよ。
 おじさん『4月1日』でワタヌキっていうんだけどね。

[ワタヌキは千円札で、余計に払う。]

 急いでるから、お釣りはいいや。美味しかったよ。

(262) 2015/06/07(Sun) 01時頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

[店の出入口で、慣れた様子で電話番号を押しながら、高円寺という女性に返すことには]


 あ。 またきてさんかく。

 お店ね。

[と付け加えて、店を早歩きに出ていった。]

(265) 2015/06/07(Sun) 01時頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

[香港小吃に電話をかける。]


 ……もしもし。

 バイトの寧生君はきてませんか?
 ……、……
 あ、すみません。
 よろしくおねがいします。
 かけ直しますので。

(266) 2015/06/07(Sun) 01時頃

【人】 旅団✡肘笠雨 ワタヌキ

[『さかしたひなこ』に電話をかける。
コール音を聞きながら、ワタヌキは駅に引き返していった。**]

(267) 2015/06/07(Sun) 01時半頃

旅団✡肘笠雨 ワタヌキは、メモを貼った。

2015/06/07(Sun) 02時頃



 カタン

     ゴトン
          ガタン
               ゴトン


――きさらぎ駅……きさらぎ駅


[電車が減速したのを感じてすぐ、駅名のアナウンスが始まった。
 電池が切れて使い物にならないスマホをポケットにしまう。
 twitterでも「降りるな」と言われていたし、以前の経験からも降りるつもりもなかった。
 それとなく、きさらぎ駅を車内から見下ろしてみる。]

 ………!

[ホームに誰か、いる。ホームに設置された簡素なベンチに、誰かが座っていた。

 あれは……]


[気がつくと、自分の足はホームにあった。
 ゆっくり、その人影に近づく。走っては逃げてしまう気がしたから。
 ]

[お互いの顔が視認できるところまで近づく。
 その女の顔を、まじまじと見た。]


 …………ッ………は〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜………

[大きく、吐き出すようなため息をついた。
 落胆したような、安堵したような。
 膝に手をおいて、前屈するように上半身を屈める。
 長い髪が流れて、表情は読み取れない。」


 …………あー………

[言いたいことは沢山ある。
 言い足りなくてたまらなかったはずなのに、
 どれにも優先順位がつけられなくて言葉につまる。]

 ………何でここにいんの。

[言葉を発すると。
 電車は出発してしまった。

 振り返らず。顔を上げず。
 音だけでそれを見送る。]


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