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……ま"んが掲載?
えーど、あびばどございばず?
[九島がメールをしていたことは知らず
こどじじゅーに、がむばって自力で賞どりばずー!
[鼻栓はそのまま、敬礼した。
そのうち、部屋にいた住人達や、初詣帰り組が集まってくれば、やはり鼻をズビズピさせたままであいさつした。]
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[遥から綺麗な色の金平糖がたくさん入った包みを受け取る。
その色にうっとりと見惚れた後お礼を言った。]
はるおねえちゃん!ありがとう。きれい…にいさまといっしょですか!嬉しいです…
[その声は掠れていて彼女には届かなかったかもしれない。腕の中に支えてもらい、その後の話を嬉しそうに頷きながらながら聞いた。]
おみやげ!ありがとうです…!
元気になったら、絶対ですよ。
[少し声が枯れて彼女には届いていないかもしれないが懸命に言葉を繋ぐ。]
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―帰り道
[迷惑をかけた分、意地でも自力で歩いて帰るつもりだった。そう決めてしまうと意固地なもので、息が上がっても言い出せず。
あ、 えと……
[後ろに回された手、広い背中。少しのためらい]
……お、 重かったら、ごめんなさい
[肩のジャケットをかけなおし、草履の鼻緒から指を抜いて。そっと、肩に手を置くと、思い切ってその背に被さった]
む、無理やったら言うてな……?
[自分の重さ云々より、着なれない和服故の抱えにくさなどもあるやもしれず。首にしっかり腕を回すと、その肩口に顔を埋めた]
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初詣、残念でしたね
…夕ちゃんですか?まだ小さいし心配です
[自分の弟より可愛いしと独りごちて、にこにこと笑う。
ふわふわと地に足が着いているのかよくわからない感覚の中、少しずつ大きく見えるわかば荘を見て]
琴さんも具合悪くなったら言ってくださいね
あ…足下、気を付けて下さい
[足下がふわふわするのは雪で柔らかくなっているからだと結論付け、着物姿には慣れていると思うが、雪でぐしゃぐしゃになった道は自分の方が慣れているだろうと手を差し出す。
掴んだならばゆっくりとエスコートしただろう。そうでなければ、何もなかったように手を下げて]
ーー 管理人室:永里冷 ーー
っ……
[起きれば置き手紙を眺め子供はよく動くものだと浮かべた口許の緩みはすぐに苦しげに咳き込んだことで元に戻り、独り布団で身体を丸める
乗せられたタオルはとうの昔に温く変わっていた]
夕ちゃんただいまー。
風邪引いたってきいたから気になってたんだけど、
寝込むほどじゃないみたいでよかった。
[談話室に入ってきた夕
薬が効いているのか思ったより元気そうに見えた。]
私も風邪ひいちゃったよー…くしゅん。
[まいったね、とマスクの下で苦笑した。]
ありがとー……あ、金平糖だ。
かわいい…!
[集聖からお土産を受け取って包みを開くと
オレンジ色の暖かな色が多く入った金平糖が出てきた。
ちょっとずつ、大切に食べよう。
小さな星の粒を上着のポケットにしっかりとしまった。]
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おかえりなさいアランおにいさん。いつもと服装が違って新鮮です!
わあ…!お土産ありがとうございます。
きつねさ…ふたつ?うーん、えっとこっちがいいです!
[彼の帰りを喜んだあと、差し出された面をどちらにするか悩み、にやけ顔の方を受け取り早速頭に付けた。]
似合いますか?
お土産たくさん…美味しそうです!
甘酒…おさけ?大人の飲み物だってはるおねえちゃん言ってました。
[色とりどりのたくさんのお土産に目を輝かせつつ、甘酒、という言葉
ん"ー、なんでずこで。
[管理人から投げ渡された包みの中を見てみると、不細工な猫のお守りが入っていた。]
あ、ブー助。
[勝手な呼び名で呼びつつ、袋からつまみ出したそれをまじまじ見つめていると、管理人に談話室から追い出された。]
あ"ーー!
せべて、ビカンの慈悲を”ーーー!
[追い出される前に、ミカン6個を確保しようと手を伸ばす。]
あと、ダッツばっちゃー……!
夕ちゃんも初詣、楽しみにしてたのにゃ…
………弟さんいるのにゃ?
[ニコニコと語る姿を見れば、夕のほうが可愛いと言いつつも弟も同じように可愛いのだろうな、と。そんな笑顔を見ているうちに少しふらつく足元。見れば雪で、原因はこれだろうと判断。]
…ん、ありがとなのにゃ。
……スーちゃん?
[心なしかススムの顔が赤く見えて不安になる。手が差し出されたのならば掴まろうと手を出すが、この坂道、不安定な足場では転ぶかもしれないと考え、腕に抱きつく。]
……こ、これでもいい、かにゃ?
[身体は寒さからか若干震えていて]
[ふと見れば樹里もいなくなっている
そして金定は見た覚えもない、いや自室で寝込んでるのかもしれないが……]
……元気な病人共め
[呆れているのか心配してるのか、誰かが見たとしても相変わらずの無表情で分からない]
だって部屋寒いんですよー。
ぇー……っぷし。
[暖を求めてここまできたというのに、
フランクに追い出されそうになって
けれど正論ではあるわけで。]
あ。甘酒もらいますー。
[たとえこのまま追い出されようとも、
アランが出した甘酒
りんおねえさんおかえりなさい!
夕はいつもよりましで、先程までお薬を飲んで寝てたので少し頭が痛いのとふらふらするだけなのですが……にいさまがしんどそうで。ずっと寝込んでいるんです。
[そこまで話すと彼のタオルを替えていなかったことを思い出す。管理人室に戻るべきだろうか。
そう思案しながらその後の言葉
りんおねえさんもですか!?ああ、早く風邪薬を…!あったかくしないと!
[そういいながらおろおろとする。]
―談話室―
[遥
大丈夫よう、ただの風邪みたいだし。
心配してくれてありがとね、お薬も忘れずに飲んだとこよ。
――お土産?どうもありがと、何かなー…
[声を弾ませながら、包み紙を破らないよう丁寧に開けてみると、目にも楽しい黄色とピンクの金平糖が顔を出す]
わぁ……。似合う、って。
…はるちゃんのあたしへのイメージが、こういうのって事?
[視線を遥の顔へと持ち上げ、ふにゃりと面映ゆげに笑って]
嬉し。すっごく。ありがと…
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はーーーい"!
[ミカンをもらえれば、現金なものである。
しっかり綿入半纏を着込み、もらったミカンを毛布に包み込み、颯爽と談話室をあとにする。]
そででばびなざん、ご自愛グダザィーー!
[鼻栓はそのままに、爽やかな挨拶など残して。]
はいっ!皆と初詣いけなかったのは悲しいですがこれはこれで幸せです。
開けてもいいですか?
わああ…お家にいる猫さんだあ…!ふふ…そっくりです!
ありがとうございます。フランクおにいさん!
[フランクの言葉
何かと思い許可を取ってから袋を開けるとそこに入っていたものに思わず顔が綻びる。
それを大事に胸に抱え、感謝の言葉を。]
―談話室―
あっ、アランさんもお帰りー。
お土産全部頼まれてくれて、ほんとありがとう。恩に着ます。
[お土産係を託した彼に、胸元で両手を組み合わせ、ぺこっと頭を下げる。
有難くチョコバナナなど頂戴したところで、撤収の号令がかかった
――はぁーい、ごもっともです隊長…
[口程には元気でもない自分は真っ先に従うべきだろうと、立ち上がる]
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[背に負われて登る坂道。広い背中が温かくて、安心して。
ひと足ごとの規則的な揺れに、くったりと身を預ける]
……ん、ありがとう。
[
背中の温度が離れてゆくのが名残り惜しくて。
だから、102号室まで支えて送ってくれるのには、素直に甘えて、ほんの少し寄り掛かった
ん、だいじょぶ。かっこんとー、ある。
[端的な確認の言葉にこっくりと頷いて。
初詣の賑わいとさっきまで触れていた背中の温度が、
今からのひとり寝の寂しさを際立たせる。
それを忘れようと微笑み浮かべて、手を振って見送ったが]
……っ うん!
[振り返っての一言に、表情を綻ばせた]
― →ウッドデッキ―
[勢いよく管理人が開け放った窓から見慣れた後ろ姿が見える。
何時の間にかウッドデッキに退避していたらしい平太の元へと、チョコバナナを片手に歩み寄り
平太さん、独りで何して――……
あ、病人の咽喉に悪そうなことしてるー。
[自室に引き揚げる前に、挨拶がてら声を掛けてみる]
――談話室→管理人室――
はーい!夕お布団戻ります。
[撤収、との声
管理人室の扉を開けると冷が起きていた。
にいさま!起きてて平気ですか?
夕タオル冷やしてきましょうか?
[彼が起きていることに嬉しさを感じつつ。自身もふらふらしているのにそう聞いた。]
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永里さんが?
あ。私はうろつけるくらいだからだいじょぶだいじょぶ。
[夕から聞いた内容
成人が寝込むとなると、かなりひどいものなのかと推測した。
心配してくれる様子に目を細めて、髪を撫でる。
その時触れた耳はいつもより熱かった。
薬を飲んでも多少なりとも熱が残っているのだろう。]
う……はーい。
[フランクの指示
管理人室へ行く事にした。]
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また、元気になったら行きましょう
[その頃にはきっと皆元気になっている筈だと、今度はもっと賑やかだろう光景を想像して自然と笑顔になり。]
弟…まぁ、半分だけ
[琴の問い
色々と一緒に思い出したせいか、頭痛がする。うっかりしていたと反省して俯いていると、腕に抱きつかれて]
…っ!!
こ、琴さんが嫌じゃなければ…、寒いですか?
[一瞬ビシッと固まるも、震えているらしいことに気づき不安気に言って。
それなら早く帰らなければと転ばないように気をつけながら坂道を行く]
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― 管理人室 ―
っくしゅん。お邪魔しますー…っと。
永里さん結構ひどいって聞きましたけど。
[管理人室にはすでに先客がいた。
大丈夫ですか、と病人に聞くのも変な話なので、
言葉半分で切って中に入る。]
静かにしてるので相部屋させてください…くしっ。
夕ちゃん、動いてて大丈夫?
[管理人室に並べられた布団を適当に占拠するつもりで。
夕が看病を頑張ろうとしている姿
彼女自身も病人である事を考えると心配ではある。]
……あのな、お前も病人だろ。
頼むから休んでくれ。そうやって俺の看病して悪化したらどうするんだ
[嬉しそうな夕にはため息をつく
勿論そんな風に気遣われるのが嫌なわけがない、自分を慕ってのことなら尚更。
しかし彼女は小学校にもあがっていない幼児なのだ。元気ならまだしも風邪を引いてる時にそんなことはさせたくない]
― ウッドデッキ ―
そうね、……なんか文句つけようかと思ったんだけど、
正論過ぎて突っ込みどころが見つかんなかったわ。
[平太の言い分
ん。戻る。
……もうあたし、着物でも草履でもない、けど。
[彼の所作を撥ねつけるかのような言葉とは裏腹に、差し出された掌にそうっと手を預ける]
―102号室―
[一輪差しに棒付きの飴をさして、溶けないように冷蔵庫へ。
帯を解いて、脱いだ着物を皺にならないようにたた……もうとして、畳み方がわからず四苦八苦]
……ほわぁぁ、つかれた。
[なんとかそれっぽく畳み終えると、もこもこのワンピース型のルームウェアをすっぽりかぶって、そのまま床に力尽きる。
布団を敷くのもおっくうだ。着替えて息苦しさはずいぶん楽になったのだが、ホットカーペットの上でいもむしのようにのたくった]
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……ああ、熱があるみたいだ
燐も風邪か?一体何人病人出るんだよ
[続いて入ってきたのは燐、その内病人のほうが多くなりそうだなんてここに寝込みっきりでよく状況は把握出来ないまま考える
彼女もまた同じように夕を心配してくれたようだ、これで言うことを聞いてくれたらいいのだが]
――管理人室・夕――
はあい…
[しょぼん、と項垂れるが冷が言っていることはごもっともで。
自分が悪化したら寝込んでいる彼にも迷惑をかけてしまう。ここは大人しく彼の布団で眠るとしよう。
と、燐の心配そうな声に気付き、]
にいさまに、悪化するから駄目と言われたのでおやすみします。
心配ありがとうございます!
[出来るだけ笑顔でそう答えた後、
もぞもぞと彼の布団に入り手を握る。]
そうだね、今年よりとっても楽しくなるはずだにゃ。
[
う、うん。大丈夫。すごくね、寒いの。
は、早く帰ろ……。…スーちゃんあったかいにゃ…
[ススムには申し訳無いとは思いつつも、先ほどまでとは比べものにもならない寒さに身を寄せずにはいられなかった。頭痛もする。寂しさが込み上げる。坂道はあと半分。]
ばたばた出てますよー…。
マユミちゃんもですね。たぶん熱ありそうです。
[永里
本当に、今年の正月はどうなっているのやら。
夕は永里の言うことを聞いて大人しく寝るようだ。
うん、夕ちゃんが悪化したら、永里が悲しむからね。
あとで管理人さんか誰かが顔出すだろうし、
その時に冷えピタか何かもらおう。
[くしゃみの音が煩くないよう、布団を少し引きずって距離を取る。
同じ布団で仲良く寝る二人を見て、ほんわりした気分になった。]
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―廊下:樹里―
んん。それももっともで、反論できないみたい。
[形だけ並べ立てたようにしか聞こえない理由に、そっと笑みを洩らして。
見た目通り頑丈なこの男なら大丈夫かと、口元を覆っていたマスクを引き下ろし、アランに貰ったチョコバナナを一口だけ齧り取る]
――…うん?何を?
[ゆっくり、ゆっくりと廊下を歩きながら、耳に届いた呟きに、傍らの男の顔を見上げる。
今自分から貰えるような物は、掌中のお土産品くらいだ]
……。要る?
[どうも違う気がする、と思いつつも、平太の口元に其れを差し出してみる]
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いい子だ
[素直に寝てくれた夕の髪を撫でて手を握る力は少し弱く]
あいつもかよ
もう全員同じ場所に隔離したほうがいいな……
[誰かがどこかで既に言ってることなど知らず
ここじゃ無理だな、と思っていた**]
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[冷の手
にいさま、さっきはるおねえちゃんが金平糖をくれたんです。夕とにいさまにって。とってもかわいらしくて。食べるのが勿体ないくらい。ふふ…でも食べないと傷んでしまいます。
元気になったら、一緒に食べてくれますか?
[ふと思い出したように少女はそれだけ呟くと、眠りの世界へ落ちて行った。**]
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―102号室―
あー、はるちゃん
[遥が102号室のドアをあけた時。そこには布団でおとなしく眠る病人ではなく、ホットカーペットの上にのたくる人間大のいもむしがいた]
おふとん……敷かれへん……
[さすがにお説教されただろうか。
布団を敷いてもらったり、薬と水を出してもらったりしたかもしれない]
わぁ、可愛い……
[ようやく病人らしく布団に入った後、枕元に置かれた金平糖の包みに。熱に火照った顔を、ふにゃふにゃと綻ばせる]
ありがとう、ハルちゃん。
あ、そや、ハルちゃん、これ。
[部屋を出ようとする遥に託すのは、金定への土産にと2人で決めた必勝祈願のお守り]
今渡したら、コンテストだけじゃなくて「風邪に勝てますように」も込みやなぁ。
[なんて笑って]
……ありがとう。
[布団に入ったまま、遙を見送った]
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[快復に向かうために眠る二名から少し離れた布団にて、
布団を腹まで引き上げてもぐりこむ。
持ち込んだ甘酒をゆっくり啜って布団が温まるのを待つ。]
あったかー……。
[少し、体の芯の寒さが和らぐ。
時折気を遣いながら、緩んだ鼻をかんだり。**]
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そうそう。平太さんなら近くにいても感染りそうにないし、
体温も高そうだから、仕方ないの。
[握られた手に少しだけ力が篭もった気がして、そっぽを向いたまま、するりと指を絡める。
多分理由など一つ位しかない筈だと解ってはいても、口にしてやる心算はなく]
……そうゆう意味だったの?
[風邪を貰う方法。
金定の刷り込みのせいだろうか、こちらも一つくらいしか思い当たらず。無意識にチョコバナナを齧る横顔に視線が惹かれ、慌てて顔を戻した]
んー。それなら、良かった。
何かね、…そう言ってもらえるの、ちょっと期待してたかも。
[自分でも気づかなかった考えに思い至り、さらりと本音を打ち明ける]
すみません、触りますね
[そう体温の高くない筈の自分が温かいと言う琴
触れた額は熱を持っていただろうか。
無いならホッと一息ついて、早く帰らなければと少しだけ歩くスピードを速め。
あるなら目を見開き、一瞬立ち止まって]
辛いならおんぶ…ぁ、着物…
誰か呼びますか、平さんとか管理人さんとか
[お姫様抱っこは腕力に自信が無いため真っ先に排除。
おぶろうかと思ったが、着物を着ていることを思い出して口ごもる。
誰かを呼ぼうか、それともこのまま帰った方が早いかと痛む頭で思案しながら、一度離れてもらってから上着を脱いで肩に掛け]
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…へ?わっ………
[額に伸ばされた手
…っ、大丈夫だにゃ!
もう直ぐそこだし…歩けるにゃ。
[あまり多くの人に心配かけたくないという思いから語調は強まる。ススムの上着を肩にかけられれば手持ちの羽織をススムにかけ、ニッコリと笑う。]
……………。
[ススムもあまり体調が優れてはいないようであったが、聞いてもきっと私と同じように、心配かけまいと強がってしまうだろうと感じ、もう一度腕に抱きつく。何かあれば支えてあげるつもりでいるらしい。]
うぅん。色々鑑みると、それが一番良さそうな気がしてきた。
[あくまで消去法だと嘯く様に、だからそうする、と付け足した
普段着の自分を評する言葉には、綻ぶ口元を手の甲で隠して]
…それって、ますますいいかもね。
着物じゃ、せいぜい年に数回だもの。
[自室の前に早々に辿りつけば、労わる言葉を告げられる。
頷きながらも、一度繋げば離し難く、重なる掌に視線を落とした。
不意に降ってきた問いを咀嚼する間もなく、すいと距離が削れ、真っ向から瞳がぶつかる。
唇を細く開いて、また閉じて。引き延ばせたのは、僅か数瞬。
熱で蕩けた頭で、気の利いた答えなど探すのは諦めて]
――……、どうぞ…
[消え入りそうな声でそれだけ紡ぐと、ぎこちなく睫毛を伏せた]
[上がる一方の熱のせいか、触れた唇は温く感じたのに。
離せば一層じわりと熱を持つ様で、それを散らしたくて口を開く]
えっと……、
――…エスコートのお礼に、お茶でも飲んでいきます、か?
[後悔どころか、言葉を紡いでいる最中にもう、自分は何を言っているのだろうと焦る。何時か明言したように、彼が病人の自分に悪さをするとは全く思っていないが。
どう受け取られるのだろうと思えば、紛らす言葉を探そうと急く]
…や、変な意味じゃなくて。
ちょっと、離れ難いなと思っただけ、というか…
………やっぱ、今のなし。全部なし。
ほんとに風邪、あげちゃいそうだし、ね。
[結局拙いだけの言葉を足してしまって、唇をきつく噤む。
階下に戻ろうとする男を、そのまま引き留めはしなかった**]
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…ありがとうございます
じゃあ、行きましょうか
[熱い、と触れた手を見つめていると上着の代わりのように羽織を掛けられ
温かくなるように掛けたのだから交換では意味が無い、ということまで頭が回らないようで]
辛くなったらすぐ言ってください
[気を遣われているんだろうと思いながら、だいぶ近くなったわかば荘の方に向き。
早く戻って誰か、出来れば女性に彼女を託さなければと決めて]
ー→わかば荘ー
ただいま、です
[あれから何事も無くわかば荘に辿り着けただろうか。
戸を開けて未だ慣れない習慣を口にする。
女性がいるようならその人に、いなければ管理人室か談話室なら誰かいるかと人を呼んで]
すみません、琴さん風邪です
熱あります
[お願いします、と焦りのせいか片言の敬語で囁くように言って]
僕は、大丈夫なので…着替えたら手伝いますね
[出来るだけ顔を見られないようにしながら、一度頭を下げて逃げるように背を向け。
引きとめられなければそのまま自室に戻って解熱剤か風邪薬でも飲もうと決める]
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ー →わかば荘 ―
……ありがと、スーちゃん。
[隣で支えてくれているススム
ーーー………
ただいまなの……す、スーちゃんっ
[わかば荘に着くや否や自分が風邪だと伝えるススム
……スーちゃんもでしょ
[とむすっとしながら呟く。]
上着も返してないし、なにより、これ……
……一緒に選んだから一緒に私に行きたいにゃ。
[これ、と差し出したのは猫の形をしたべっこう飴。一緒に選んだというよりはほぼ琴が選んだのだが。そばにススム以外の誰かが来れば手に持つ薬たちを手渡し、来なければススムに待つように伝えてフランクへ渡しにいっただろう。]
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―それからしばらくして/102号室/マユミ―
[遥が見舞いにきた後、疲れが出たのかすぐに寝入っていた。
何か夢を見ていた気がする。
枕元に人の気配。目を開けようとしても開けられなくて、ただその優しい気配だけ感じていた]
――……。
[ふっ、と。夢から覚めたのは、それからどれくらいのことだったか。ぶにゃー、と、ぶちゃいくな鳴き声が聞こえて頭を起こす]
……?
[頭はずいぶんスッキリしていた。どてらを着込んで布団を抜け出す]
―102号室/マユミ―
にゃんこさん、お見舞いきてくれたん?
[窓から庭をのぞくと、例の三毛猫の姿。一応本人(本猫?)の前では遠慮して『ぶーちゃん』呼びは避けているのだが、まさか夕から樹里へと、その呼び名が広まっているとは知らず]
いつにも増して仏頂面やなぁ。
[お見舞い、ではなく、もしかしたら呼び名への苦情申し立てかもしれなかった]
―管理人室/マユミ―
だーれかいますかー?
[もこもこのルームウェアにドテラを着込み、おでこには冷えピタ。首にタオルを巻いて、管理人室の前]
おじゃましますよー?
[中に人の気配がする管理人室。誰か病人が寝ているかもしれないので、声は控えめに。
扉を開けると、中を覗き込んだ]
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んぅ…
[どこからか聞こえた声にもぞもぞと身体を動かしながら目を覚ます。少しぼーっとしてから部屋を見渡し扉から覗き込んでいるマユミ
まゆみおねえちゃん!おかえりなさい。
初詣どうでしたか……ってどうしました!?おねえちゃんもお風邪ですか?
[笑顔で挨拶をするが額の冷えピタを見るや否や吃驚して心配そうにそう尋ねる。]
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―管理人室/マユミ―
[部屋に入ると、夕が可愛らしくお出迎えしてくれた]
夕ちゃん、ただいま。
だいぶ元気になったかな?
[思ったより元気な声にホッとして微笑む。夕が布団から出なくていいよう、部屋に入って側に寄り]
そやねん、ちょっと熱出てもーてな?
でも薬飲んでひと眠りしたらずいぶん楽になったわ。
夕ちゃんと、冷さんはお加減どう?
そうですか…良かったです…!
私が寝ていたお布団ですが宜しければ横になって下さい!
私も大分具合は良くなってきて…少し頭痛がするくらいなのですが、にいさまがとてもしんどそうで…
[マユミの返事に安心した表情をし、自分がここにきて少しの間だけ寝ていた布団を指差しながらそう言った。布団を出てマユミのそばに行こうと思ったが彼女の方からこちらにきてくれた。
ちらり、と横で寝ている冷の横顔を心配そうに見つめながらそう答えた。]
― 206号室前 ―
[なしにしないのは、どこまでの話なのか。
断られた事への安堵が半分、残り半分は何だろうか。
あやすように髪を撫ぜる指先に意識が浚われ、上手く考えが
纏まらない。
だから、男の本音を察するには、暫し時間を要して]
――…ッ、
……そんな、こと。言われたら。
呼ぶに呼べなくなるじゃない…
…呼ぶなら、って言ったくせに。
[名残を惜しむような仕草にも、唇を尖らせ呟くしかできず。
念押しには浅く顎を引いて頷いた
[離れていく背中が見えなくなるのを確認してから、自室に身体を滑り込ませ、後ろ手で静かに閉ざしたドアに凭れかかる]
――…おっかしい、なぁ…
[…くらくらする。と独りごち、ずるずると床に腰を落とした。
初めて彼の体温を知らされた唇を指先でなぞれば、去り際の仕草を生々しく思い出し]
……言ってる事とやってる事が、ちぐはくなのよ。
あのばか…
[さっきの言いつけに従える自信はないものの、ベッドへと身を投げ出し、ひやりと肌に心地好いシーツの感触に顔を埋めた**]
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― 管理人室:牧野 ―
[甘酒を飲んで温かさが消えないうちにと
布団に潜り込んで目を瞑ってじっとしていれば、
そのうちうつらうつらとまどろんでいた。
途中フランクが顔を出したなら
湯たんぽをねだって暖を強化しようと試みた。]
あ。まゆみちゃんだー。
ふらふらしてたけど出歩いてていいの?
管理人さんに怒られないー?
[重装備で現れた星河
夕が布団に入れと言うのを聞けば
メモを貼った。
―管理人室/マユミ―
いやいや、お布団は夕ちゃん使ってぇな。まだ頭痛するんやろ?
[
夕ちゃんは、ほんまレイさん大好きなんやね。
レイさん、大事にしてくれてるんやね。
[敷いた布団にごそごそと足をつっこんで。永里を心配そうに見る夕の頭を撫でる]
お兄ちゃんのためにも、夕ちゃんは早く自分が元気いっぱいにならんとな?
―管理人室/マユミ―
あ、リンちゃん先輩。お加減どうです?
[
薬飲んでちょっと寝たらだいぶよぉなってん。
よぉなったらなんや人恋しくて。
[布団にもぐりこみつつ答える]
ひとりやないってええなぁ。風邪ひくとなんや意味なく心細くてあかんわ。
[布団ごと、牧野にむぎゅっと抱きついてみる。風邪っぴき同志なので、今更うつるとかは気にしない]
─ 104号室 ─
[部屋に戻ると、卓袱台の上にミカンを積み上げ、雑多な資料が山積みになった作業机から、大学ノートと鉛筆をとった。]
えーっと、まずは生き霊になった経緯だよなー……
[先程、談話室でちらりと話したネタを、忘れないうちに書き留めてゆく。]
それとー、主人公はやっぱ寺の跡取りでー……
でも告ぐのがイヤでどうこう……って感じかなー
モデル平ちゃんでいいや。
[ちなみに、昨年末に青森書房へ投稿した漫画には、ハルカ[[who]]とヘクター[[who]]とアラン[[who]]をモデルにしたキャラがいるとかいないとか。]
― 管理人室:琴 ―
[
………失礼しますにゃ〜…
[寝ているかもしれないと小さくノックし、か細い声でそういうとドアの隙間から覗き込むようにして中へ]
…あ、まゆちゃん、夕ちゃん、りんちゃん。
…体調、大丈夫かにゃ?
[眉を下げて尋ねる。自分の体調の悪さを隠すため、ゆっくりと歩いて皆の布団から少し離れたところへペタリと座る。みんながそこまで重症じゃなさそうなのをみてホッとして笑みが零れる。ちらと冷のほうを見れば、ススムと帰り道に話していた通りとは真逆で重症なよう。飴は今度渡そうか、と寂しげに呟く]
メモを貼った。
― 管理人室:牧野 ―
帰ってきた時よりよくなったかなー。
あの時は寒くてしかたなくって。
[今現在、布団に潜っているからというだけではなしに、
眠る前よりは幾分寒気は引いている。
心細い、という言葉にはうんうんと頷いて。]
病気の時はどうしてもね。
人の気配がするってだけでもほっとするよー…。
[布団ごと星河に抱きつかれて
しかし病人同士気にせずそのまま抱き返す。
熱風邪と喉風邪は合体するんだろうか。どうなんだろう。]
まだちょっと熱い?
でも戻ってきた時より顔色もよさそうだねー。
[ぴとっと首筋に手を当ててみる。]
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――管理人室・夕――
違うんです。夕はにいさまと一緒のお布団で寝てるからちょうど余って……むう…
[空いている布団があるのに、マユミは風邪でしんどいのに布団を出させてしまった
たったひとりの、大切な家族ですから。
はいっ!夕が元気になって、にいさまの面倒をみるのです!
[少し俯いて憂いを帯びた表情でそう答える。頭を撫でてもらい幸せそうに笑った後、顔を明るくさせそう言った。]
― 管理人室:牧野 ―
[か細い音と、ほとんど音のない入室
星河と抱きついたままという謎の体勢で振り向けば、
東雲が少し離れたところに座ったところだった。]
琴ちゃんおかえり。買い物ありがとうね。
概ねよさそうかなー…永里さんはちょっとわからないけど。
[永里が寝ているようなら、声は潜めて答える。]
あんまり近寄るとうつるから気をつけてね。
……琴ちゃん?
座っている東雲の様子はどうだったろうか。
しんどそうであれば不調に気付く事もできたかもしれない。]
メモを貼った。
―管理人室/マユミ―
これが普通のアパートやったら、ひとりでうんうん唸るしかなかったんやろなぁ……
[
管理人さんにも改めてお礼言わなあかんわ。ここまで連れて帰ってもろて……わひょ!?
[首筋に触れた手に、背筋がピンと伸びた]
―管理人室/マユミ―
あっ、にゃんにゃんおかえりぃ。買い物ありがとう。
[お見舞いにきてくれたのだと思って、東雲に手をひらり]
ん、外おった時よりだいぶよぉなったよ。
にゃんにゃん、ずっとお外で寒かったんちゃう?
[あったまってー、とストーブを指し]
―管理人室/マユミ―
あれ? このお布団余ってたん?
[夕の説明に目をぱちくり
それはそれは、早合点しまして。まぁこの調子やとまた人増えて必要になるかも……ならん方がええんやけど……
[フォローがフォローになってなかった]
そっか……、
[たったひとりの、と俯きがちに言う夕の声。2人の事情は詳しくしらないものの、苗字が違ったり、実の兄妹に比べて近すぎる距離感など、何か訳ありなことは自分にも察せるわけで]
……レイさんは、幸せもんやね。こんな可愛い妹がいて。
[だからこそ、この2人が本当の兄妹に負けないくらい、幸せになってくれたらいいとも思う。頭を撫でる手に願いをこめて]
ぼ、くはっ薬飲めば大丈夫、です
[袖を掴まれ自分もだと言われた
最後の足掻きのように首を振る。
神社での誰かさん程ではないが、少々頑固になっているらしい]
ああ、上着…そっかぁ…
[羽織と飴を見てふんふんと頷き、自室に戻ろうとした足を止める。
管理人室に行くらしい琴
熱もあるのかと手の甲で口を覆い一度目を瞑って管理人室横の壁にもたれかかる]
メモを貼った。
― 管理人室:琴 ―
りんちゃんただいま〜
ん…、だね。冷ちゃん辛そうだにゃ。
[燐の優しい声をちょっとぶりに聞けたのが嬉しくてニッコリするも、冷の状況を聞けば笑顔はみるみる消えて。
ふふ、にゃんにゃん帰還しましたにゃ〜
まゆちゃんただいま〜
[手を振りかえし
メモを貼った。
メモを貼った。
[ごちゃごちゃと、ノートにキャラ案を書き留めてゆくが、そういえば袈裟がどういうものなのか、正確に分からなかった。]
ま、平ちゃんに現物見せてもらえばいっかー。
[呑気に構えつつ、横に、変な猫を描き始める。
ブー助(仮名)は、所謂マスコットキャラである。]
ヒロインはー…… と。
んー……
[ごりぎりと描き始めたのは、黒髪の女性。]
もちっと若い方がいいのかなー……ぬー
[消して、描き直して、また消して。
なんとなく、深津っぽいようなそうでないようなキャラが、徐々に出来上がりつつあった。]
―わかば荘―
みんなーっ!
ただいま、帰ったわよ!!
樹里ー!大判焼き買ってきたわよ
どこにいんのー?
って……あ、れ……?
[ふと自分の身体が重く感じる。慌てて自分のおでこに手をやると、僅かながらも通常時よりも熱があることに気づく]
……ありゃりゃ、こりゃ……
[――風邪かもしんない。こう見えても体力だけは自信があったのに。まずは自室へ向かい、スウェットに着替えてから管理人室へ向かった]
―206号室―
[全く眠れる気がしなかったものの、それでも気怠さに支配された身体は休息を欲していたらしく、微睡に浮き沈みし]
――……、…
[緩やかに意識が浮き上がり、見慣れた天井を暫しぼんやりと眺める]
……ぁ。そういえば…
[ふっと隣人との約束を思い出し、彼女が帰って来ぬうちにと、メモ用紙とペンを枕元に引き寄せて]
―管理人室・横―
[管理人室へ向かう途中、壁にもたれかかっているススムの姿
あら!やだススムちゃん!
具合悪いの?……大丈夫?
[そう言って、ススムの背中をゆっくりとさする]
みんな管理人室にいるって聞いたけど、ススムちゃんも今、いくところ?
[そう尋ねる]
― 管理人室:牧野 ―
ありゃ、冷たくはないと思ったけど…ごめんごめん。
こうやって布団でみんなでごろごろするのもいいなぁ。
元気になったら、談話室でお泊まり会したいなー。
[変な声をあげた星河
調子が戻ったら談話室占拠計画を密やかに思った。]
琴ちゃんもお疲れ、かな?
東雲
病人が近づいて確かめるわけにもいかない。]
んー……。んん。どうしよ…
[唸るように考え込みつつ、やがて何事か書きつける。
ちらりとこの表現は如何かと思ったが、日頃の観察を経た上で、前向きに真剣に検討した結果なのだから、別段不本意という意味ではない。
そもそも一晩の看病自体、万一の事態に際して困る相手ならば、引き受けていない訳で。
見た目を裏切り誠実な男が、不埒な真似に及ぶ想像がつかなかったのも事実だが]
まぁ…いいや。言葉の綾って事で。
[真面目な文など書く心算は端からないから、そう結論づける。
着替えた時に、惜しみながらも美のカリスマのメイクは落としてしまっていたから、今日は余白に手書きのキスマークを添えておく。
そうして、例の如く彼女の部屋のドアへと差し挟んだ]
―管理人室/マユミ―
……、
[牧野と東雲の会話。そしてこちらに向ける笑顔]
にゃんにゃん、初詣とお買い物で疲れたやろ。ちょっと昼寝したら?
[ちょうどよく布団がひとつ空いている。ぽんぽんとそれを叩いて勧めてみる]
― 管理人室:琴 ―
……ん、したら、着替えてくるにゃ。
[マユミの言葉に
…あ、フーちゃん。
[小さく笑って横をすり抜け、自室へと向かう。若干歪みだす視界に耐えられず、壁に手をつきながら時々小休憩しては階段まで。]
―管理人室―
[ススムと二言、三言話しただろうか
……あらー。大丈夫?
辛そう……あたしがチューしてみんなの風邪を引き受けられたらいいのにぃ
ふふ、でも何だかこうして見てると、ちょっと修学旅行を思い出すわぁ
[少し冗談を飛ばして笑う。こういう事態に、料理も看病もろくにできない自分がしてやれることがないという事実が、少し歯がゆく思う。そのまま、そこにいる人たちと会話しただろうか。しかしそうこうしているうちに自分の体温もまた上昇していくのを感じる。……これは、ちょっと熱を測ったほうがいいかもしれない]
ちょっと、ごめん。
あたしも一旦部屋に戻るわね。
[言い残して、体温計をとりに再び自室に戻った]
―205号室付近―
これでよしっと。
そろそろ帰ってきてんのかしらね、まりぃちゃんも。
……にしても。お腹空いたぁー…
[やるべき事を済ませたら、空腹を自覚する。
これだけ病人が発生すれば、炊き出し的な物があるのでは。
そして例の物を携え、まりも帰宅する頃なのでは。
そんな期待を胸に、マスクを装着して階下へと彷徨い出ようとした矢先、お目当ての隣人
― 管理人室前:琴 ―
ん、大丈夫………
それより、管理人室に、まゆちゃんたちいるにゃ
[フランクが心配そうにこちらを見ている
……おばあちゃん…卵酒、飲みたいにゃ…
[うっすら涙を浮かべ、独りごちた。]
ー管理人室横/十文字ー
あ、まりーさん…おかえりなさい
えっと、管理人室で飴をわたすので、それで…ああ部屋戻んなきゃ
[帰ってきたらしいマリーに壁にもたれたまま会釈する。
ゆっくりと背中をさすられる
へーきです、ちょっと疲れただけで…
[ぐす、と鼻を鳴らして上目でマリーを見上げて口角を上げ]
まりーさんは、風邪引いてません…?
……あら?樹里?
アンタもう部屋ふらついて大丈夫なわけ?
というか、ちょっと、やだ。顔ゆでダコみたくなってるわよ、アハハハハ
[部屋に戻る途中、樹里に
――あ、はい。大判焼き
一緒に食べましょ。あ、でも病人にはちょっと胃に重いかしら?
[そう言って、白いビニール袋を差し出す]
―管理人室/マユミ―
ん、いってらっしゃい。
[着替えにいくという東雲を見送って、その頃に矢花たちも入ってきただろうか]
みんなして風邪ー?
[同じく風邪っぴきな自分が言えた話ではないが]
……布団足りるやろか。
[ちょっと不安。そうしているとまた扉があいて]
あ、管理人さん。おかえりなさい。
……ちょっと人口密度高めでお送りしております。
―管理人室横 まり―
[平気だというススムの姿
……ふふ、オカマは風邪ひかないのよ
[流石に年下の男の子に余計な心配をかけたくない。その一心で、不敵に笑って彼の頭を撫でた]
― 管理人室:牧野 ―
まりさんおかえりなさーい。
そんなことしたらまりさん大変なことになりますよ?
[顔を覗かせた矢花の冗談
鼻風邪と熱風邪と…いる面々ごとに症状が違うのだから。
ただ、その好意は嬉しいものだった。]
……もしかして、まりさんもですか。
[けれど続く言葉と冴えない症状に眉を潜めた。]
まりさんも、ですか。
ますますパンデミックですねー……。
うっさいわよ、っていうか――…
[相変わらずの軽口を叩くまりの顔を、じ、と一瞬凝視して]
――あ、わぁい。
あたしの遠回しなおねだり察してくれたのね、
さっすがまりぃちゃん♪
[直球そのものな願いに応えてくれたお土産を左手で受け取り、右手をすっとまりの額に宛がって]
…人の事全然言えないじゃないのよ。
馬鹿は風邪引かないって、やっぱ迷信だったのねぇ。
[酷い評を下しながら、眉尻を下げ、熱い額を撫で下ろす]
ー管理人室横/十文字ー
[頭を撫でられて目を細め
いよいよ駄目だと帰った途端悪化する自分の体調に呆れながら管理人室を離れる。
琴には申し訳ないが、このまま待っていても心配をかけるだけだと判断して]
…ほだ顔しらんな
[自分を心配そうに見つめる何かにそう言って、ゆったりとした足取りで自室に向かう。
誰かとすれ違ったなら「ただいま」と言って笑っただろうか]
―管理人室/マユミ―
ええなぁ、修学旅行。
みんなで布団並べて、夜中にぶっちゃけトークすんねん。
[
― わかば荘オブザデッド・廊下 ―
[耳の良い者、大人しくしている者には聞こえるだろうか、禍々しく、そして重々しい、ずるずると床を這い擦る音が。
干からびかけた冷却シートで顔の上部が、使い捨てのマスクで顔の下部が覆われた見るもおぞましい中年男は肉体を蝕む病魔の作用により、体液を滲ませ呼吸も不規則になりながら
それでも ――生きていた。]
……薬……薬、を……
[風邪などそうそうひかない人間の部屋には期限の切れた市販薬が一回分だけあった。
まさかの備え足らずである]
―管理人室 まり―
やだ、起き上がらなくていいからね
ゆっくり寝てて、寝てて
[もぞもぞとしているマユミと燐の姿に、ひっそりと声を上げる]
……あー、うん。風邪みたい
やっぱバレちゃった?
本当、軽く呪われてるわよねぇ
きっとカイル[[who]]の日頃の行いが悪いせいよ。うん
[燐の言葉
いいでしょー。修学旅行!
みんなでこっそり深夜ドラマみてー先生の悪口言ってー恋バナしてー。
うーん、でも流石にあたしがここで寝るのはまずいわよねぇ
[マユミの言葉
― 管理人室:牧野 ―
ここで寝る人多いなら、私も戻ろうかなー…くしっ。
[寝ている間は一緒に眠っていた症状が起き出してきたらしい。
煩い症状の病人は別の方がいいかもしれない。
それに、重い症状の人をまとめておいた方が
看病する人達も安心だろう。
自力で動ける内に一度部屋に戻る事にする。
というかそのために部屋の暖房だけ入れに戻る事にした。
寒い部屋には戻りたくない。]
― 廊下:琴 ―
……あれ、そういえば、スーちゃんは……?
[自分で連れてきておいて忘れるとはなんとも無情な娘である。ススムも体調が良い様子ではなかったのを思い出し、お互い体調が良くなったらコートを返そうと、肩にかけられたコートを軽く握った……………と同時に視界に入るは廊下を這いつくばり、顔面がなにかに覆われた…………なんだろう
に゛ゃあぁあぁあああぁああぁ!!!
おばけえええええぇええええぇ
[今年一番の大声と共にペタリと座り込む。]
――少し前・談話室/夕――
なんと!甘酒には二種類あるんですか…!
わあ…わざわざありがとうです。
[小さな手でアランからそれを受け取り
わあ…!お野菜のスープ!楽しみにしています!
[廊下に出かけたところで、東雲の悲鳴
どうしたの琴ちゃ……わあぁぁぁぁあっ!?
……って南さん!?
ちょ、生きてますか!?
[向けた視線の先にリビングデッド
それが堅田と気付いて重ねて驚き。]
[なんとなーくなあらすじと、かなり大雑把なメインキャラの第一案を書き出した頃か、廊下から、悲鳴
ぶぁ?!
なに今の誰どうしたの!?
[驚いて、部屋から顔を出して廊下を見た。]
―管理人室/マユミ―
あれー、リンちゃん先輩もいってしまうん?
[わーっと押し寄せた病人たちが、波が引くようにわーっと去っていく]
寂しなったら戻ってきてやー
[牧野にかけた言葉は、どちらが、という話であるが]
……人口密度、下がりました。
[とりあえず管理人さんに報告した]
あ、その、さっきはありがとうございます。坂道負ぶってもろて……
[布団に座った状態で、ぺこりと頭を下げる。ちょっと、恥ずかしい]
遠回りどころか直球ドストレートだったわよ
バッターも迷わず振り切るレベルにね
[樹里の言葉
ばっ、ばかっていったほうがバカなんだからね!ばーかばーか
[ムキーッと地団駄を踏んだ。その直後に琴の悲鳴
え、……今の何……?
[思わず二人は顔を見合わせた]
[血走った眼、時折漏れる地低から響く様な呻き声
ウィルスが回り切った”それ”は管理人室へ行き着こうと懸命に這う、が]
逆に面倒ね、これ……あー頭痛い。
[唐突に呟き、壁の補助もあって立ち上がる。
一刻も早く布団に戻りたいがしかし動かずとも走る神経痛のせいで恐らくは簡単に眠れなかろうと。
いずれにしても風邪薬必須の状態、改めて管理人室を目指そうとして]
そうですアタシがお化けです
って違うわよ……キンキン響くから叫ばないでちょうだい……
[
ごほ、と一呼吸(一咳?)入れつつ>>+燐にも手を上げる。]
生きちゃいるわよ。
顔色が土気色になるほどしんどいけ・ど・ね。
アタシ、風邪とかホンット久々にひいたのよー、だから薬もないし貰おうかな、って
金定の顔が見えればカッと眼を見開いた。瞳は物語る。『この感染源め』と(不確定)
千珠さん、南さんが死……瀕死です。
[千珠の姿が見えれば、状況を見たままに伝えた。
聞こえた生存主張
― 管理人室:牧野 ―
寂しいからすぐ戻るよー。
部屋の暖房入れにいくだけだもの…へくしゅっ。
[星河の声
煩くなければずっと管理人室にいるのだが、
いかんせん鼻風邪は煩さがセットであった。]
鼻風邪に効く薬買ってきてくれてないかなー…。
――管理人室・夕――
ことおねえちゃん!おかえりなさい〜
夕は少し頭痛がするくらいで…でもにいさまがしいどうそうで。
あ、はつもうでどうでしたか?
[管理人室へ入ってきた琴に挨拶をする
その問いに彼女は何と答えただろうか。少し燐とマユミと話をした後、着替える
ふらついていたようだが大丈夫だろうか、と心配した眼差しで去ってゆく背中を見つめた。]
余ってたのです…ああ、もう少し言うのが早ければ…
うう…それはそれで困りますねぇ
[マユミのフォロー?
そう、だといいのですが…
夕も、冷にいさまがいるから幸せです。
[マユミのその言葉通りだと嬉しいという意味を込めて。彼女のその手に幸せそうに摺り寄せた。]
現にこうしてバッターが打ち返してくれた訳だから、
あたしの投球センス、冴えてるって事じゃない。
[しれっと言い返つつ、真っ赤な顔で喚くまりの腕を、はいはい、と引き寄せて]
ね、早速お土産食べない?
お互い病人ってことで、今は半分こで我慢しときましょ?
お腹に入れたら、後でお薬飲みなさいね。
いくらまりぃちゃんがタフでも、他の子に感染したら大変だし。
[恐らくここに居るという事は、大判焼きを食べるくらいの元気は残っているだろうと踏んで、そう誘いかける。
弱り切った様を他人に晒しそうな状態なら、何となくまりは自室に引き篭もって、人目につかないようにする気がした。
そして、きっと自分もそうする自覚はある。
不意に階下から悲鳴が届けば、身を竦めてまりと顔を見合わせたが]
……今、お化けって言わなかった?
なんか深刻そうな内容じゃないから、大丈夫でしょ。
――管理人室・夕――
フランクおにいさん!夕は起きてます。
[フランクが入ってきたのに気づき
その時にまりが入ってきただろうか。一言か二言言葉は交わせたように思う、少し話すと部屋に戻るといい>>+管理人室を出て行った。]
あ、よかった……。
琴ちゃん大丈夫だよ、南さんだよ。
[堅田
東雲にゾンビの正体について声をかけた。
しかし、随分と調子が悪そうである。
這っている堅田にあわせてこちらも廊下にしゃがんだ。]
そういえば風邪全然引かないって言われてましたよねー…。
管理人室ならゆっくり寝れると思うし、
薬も持ってきてもらえると思いますよ……へくしっ。
引っ張って連れていきましょうか?
だぁぁあぁぁ生き霊!!!!
[驚いた拍子に、鼻栓が飛んだ。]
……じゃない、南ぢゃん!!
なに”やっでんのそんなどごろで!
え"、なに?
瀕死……あぁ……
[見たままだった。
あまりに見たまますぎて、唖然と見下ろすと、カッと眼を見開かれた。]
ヒッ!
[こわい。]
― 廊下:琴 ―
わ、わわわ、り、りんちゃん、お、おばけが…………え、南ちゃん…?
[近くに来た燐に、涙目で光の速さで抱きつけば、南の名が出て
あ、あっ、あ、南ちゃん、ご、ごめんなさいなのにゃ…
[燐から離れ南慈郎の近くまで行くと
――管理人室→廊下・夕――
[と、突然聞こえた悲鳴
ことおねえちゃん!?
お、おばけ!?大丈夫ですか…?
[彼女に近づきおろおろしながら尋ねる。]
ー自室前/十文字ー
(あっちい…)
[米神を流れる汗に気付き、随分と体温が上がってしまっているのを自覚する。
借り物の羽織を汚したらいけない、と肩から下ろして軽く畳んでいると階下から立て続けに女性の悲鳴が聞こえ
!おば…っ!?
[お前たちかと周りをふよふよしている何かに視線を遣るが、彼らは何もしていない。
耳をすまているとお化けだという男性の声が聞こえて
違うわよ。あたしのバッティングスキルのおかげよ。そのうちメジャーから声かかるんだから。夢の10億円プレイヤーになるんだから。
[樹里の言葉
……ん、いいわよ。
どこで食べる?談話室?
わかってるわよ。アンタもいい年なんだから無茶しないで食べたらさっさと寝なさいよね
[何か気を使わせてしまったような気もする。癪だがこの女はよく気が回る。癪だが。そして聞こえる、悲鳴]
……アンタもなにげに冷血ってか、豪胆よねぇ
[しかし樹里のその淡々とした態度に、思わず笑ってしまった]
メモを貼った。
メモを貼った。
[ふと琴の悲鳴を聞きながら、まりは思った]
……そういえば、夕ちゃん怯えてないかしら?あの子、すっごく怖がりだから……心配ね
[それよりも琴の心配が先だろというツッコミが聞こえたような気がした]
――廊下→管理人室・夕――
[燐の話をよく聞けばどうやら琴が南慈郎をおばけと見間違えたらしい。
ほっと胸を撫で下ろすと管理人室へ戻った。]
メモを貼った。
失礼ねー。まあ紛らわしいことしてたアタシがいけないっか。
ごめんなさいね。
[
自分が眠っている間にどれほどウィルスはわかば荘を侵食したのだろう。
心配はいらない、と緩慢ながら身を起こして]
女の子に助けられちゃったらいくらなんでもアタシダメダメすぎじゃなーい。
ってうっわ汚ぇな金定テメェ菌撒き散らしてんじゃねぇっつったろうがシメっぞゴルァ!!
[
メモを貼った。
そうね、じゃあ談話室…か、フランクさんに怒られたら管理人室でもいこっか。
あいにくあたしは今まで寝てたとこだし、推定まりぃちゃん程いい年じゃないですぅー。
[べー、と憎たらしい声付きで舌を突き出し]
だって、あれだけおっきい声が聞こえたら、誰かお化けから救助に向かってるでしょ。
二階に居る分、あたし達のが不利よ。
一階の面子がとんだ薄情者で孤立無援だったら、通りがけに助けましょ。
…あ。お手紙書いといたから。後で見といて?
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