人狼議事


88 めざせリア充村3

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視点:


保険調査 ライジは、メモを貼った。

2013/06/29(Sat) 00時頃


メモを貼った。


―― 実験室 ――

[鳴り響くビープ音。
バチリと音がして二つのカプセルのロックが外れ開いた。
被験者が眼を覚ませば、身体を起こすことができるだろう。]

……よぉ。気分はどうだ。

[起きた彼らにかけたのはそんな言葉。
諦めに似た感情と共に。]


メモを貼った。


保険調査 ライジは、メモを貼った。

2013/06/29(Sat) 00時頃


――実験室――

[ビーッ ビーッ ビーッ

不快な音。耳障りな音だ。
ガンガン頭に響いて、うるさい、うるさい。
頭がぐらぐらする、くらくらする、胸がムカムカして吐き気もする。]

 うっ、ぜ……!

[久しぶりに思いっきり悪態をついて立ち上がろうと――]

 ……え? な、なん……!
 お前、しん、だ……は、ず、じゃ

[眼の前に居たミナカタに、二年半も前に死んだはずの男に呼びかけられて、しばし言葉を失った。]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


[動揺しているヤニクに向かって
近くにあった毛布を投げつけておいた。]

俺が幽霊にでも見えるのか?
……まあ、見えるか。

[どこから説明しようかと首をかしげる。
ケイトのカプセルは開いていたが、まだ彼女は起きてこない。]


【人】 保険調査 ライジ

― 拠点 ―

 それでも良いよ。
 白旗一枚掲げて青に亡命すれば良い。
 心置きなくここの連中で遊んでやれる。

[あながち冗談でも無く。
捕虜を取った上での交渉の場で、
こちらの“仲間”を亡命させ青に引き渡す…
それが俺の描いていた理想だった。

そんな悠長な状況でも無くなっただろうし、
あちらの“戦力”を削いだモニカの安全を
青が保証するとも限らない。
捨てた理想。]

 ………悪いな。

[かつての“仲間”を焼かせてしまった事を詫びる。
ヤニクの亡骸に一瞥くれながら。]

(9) 2013/06/29(Sat) 00時半頃

保険調査 ライジは、メモを貼った。

2013/06/29(Sat) 00時半頃


[どこからどう見てもミナカタはミナカタだった。
ぴんぴんしていやがる。ライジに殺されたのはどうなった。]

 ……おい、ここはなんだ。

[投げられた毛布を受け取って、それは裸の身体に巻きつけながら周囲を見回して乾いた声で問い詰めた。
並べられたカプセル、床を這うコード。
そして何より、部屋に光っているモニター。
そこに映し出されているのは――さっきまでいた戦場。]

 てめぇ……俺様にわかるように説明しやがれ。


 これはいったいどういうことだ。


保険調査 ライジは、メモを貼った。

2013/06/29(Sat) 00時半頃


【人】 保険調査 ライジ

 うちの大将の首を土産にってのも
 悪くは無いが。

 …その前に、さすがに潰されるだろうな。

[国軍を内側から壊滅させるには、
残念ながら俺たちの力では足りない。
我々が大人しく飼われている身である現状が、
国というものの大きさを物語っているわけで。

ふと、頭を振るモニカを撫でたくなったが、
まだ触れる事は許されないだろう。

黙って右手を握り、
撫でる代わりにほんの微かにだけ笑いかける。
目元を細める程度の表情の変化だったが。]

(16) 2013/06/29(Sat) 01時頃

保険調査 ライジは、メモを貼った。

2013/06/29(Sat) 01時頃


保険調査 ライジは、メモを貼った。

2013/06/29(Sat) 01時頃


[問い詰めてくるヤニクの姿に
悲しげな表情を一瞬。]

まあ待て、そう急かすな。
……ケイトが起きるのを待ってからでもいいだろう?

[少しそこにいろ、と言って出ていく。
待つのを強制するわけではないし、
どのみちここの扉は開いている。*]


保険調査 ライジは、メモを貼った。

2013/06/29(Sat) 01時頃


保険調査 ライジは、メモを貼った。

2013/06/29(Sat) 01時頃


【人】 保険調査 ライジ

 まったく、面倒だよ。

[複雑な社会の壁というやつだ。

そこへ断りを入れてから近付く兵から、
現在の戦況とそこから発生した司令を聞く。
熱を冷ましていくモニカを眺めながら。

勿論、モニカとの会話は、
他の兵には聞かれる事はないようにと
注意は払っていたので問題は無い。]

 ………
 さらに面倒な状況のど真ん中に居るそうだ。

[聞いたばかりの情報は、
なかなかひどい内容だった。]

(23) 2013/06/29(Sat) 01時頃

 ちょっ――待ちやがれおい!!

[叫んだがミナカタはすでに去り残っているのはヤニクだけになっている。
とりあえず自分が寝ていたカプセルからは出ると、手近にあったカプセルに駆けよった。
見える顔は――ナユタ[[who]]のものだったかもしれない。]

 クソッ、何なんだよ!!

[苛立ちをカプセルにぶつけるため蹴りあげようとして――やめる。
何が起きるかわからない、コードだって万が一切れでもしたら大変なことになるかもしれなかった。]

 ……くっそ。

[舌打ちして毛布をずるずると身体に巻きつける。]


保険調査 ライジは、メモを貼った。

2013/06/29(Sat) 01時半頃


【人】 保険調査 ライジ

 行くか?……悪夢を見に。

[氷を食べるモニカに声をかけ、
赤の上着の襟を直しながら歩き出す。

適当な兵を呼びつけ、
“不死身”の亡骸には触らず
静かに眠らせておくように伝え。

いざ、向かうは最前線・D地点。*]

(26) 2013/06/29(Sat) 01時半頃

――実験室→自室――

[そのまま裸足で床を歩きながら、とあるカプセルの前で少しだけ佇んで。]

 ――……ひでぇ傷。

[呟いたもののカプセルは開かず。
そのまましばらく見ていたけれど、顔をそらして部屋を出ていく。
廊下では誰にも会わなくて、それでも記憶のままの場所で。
ここは一体いつのどこなのかと。
それとも今が夢なのだろうかと。

判然としないまま自室の扉を開き――寸分たがわぬ精巧さに、紺の眼を瞬かせた。]


保険調査 ライジは、メモを貼った。

2013/06/29(Sat) 01時半頃


【人】 保険調査 ライジ

 死なないよ。

[地図に印を付けながら状況を説明し、
見送ってくれるモニカを一度だけ振り向き。
深く肯き、拠点を離れた。*]

(30) 2013/06/29(Sat) 01時半頃

【人】 保険調査 ライジ

― 戦場・防衛地点 ―

[恐怖や躊躇いを忘れた異常な兵たちが
小競り合いを続けている箇所を避けて、
細い道を辿って目的の場所まで。

戦場の死臭や煙の臭いに混じって、
どこからか懐かしい風の匂い。

報告は既に聞いている。
今更、何を躊躇うものか。


対峙する二人の後方で右手を掲げ、
ナユタとリッキィの間に雷を落とした。
青白い光が風を弾き、轟音が響く。]

 助けは居るか?

[そしてナユタの背へ声をかける。]

(33) 2013/06/29(Sat) 01時半頃

【人】 保険調査 ライジ

 久しぶり。元気そうで何より。

[右手の指先を擦り合わせ、
チリチリと残っていた火花を払い落としながら
ナユタに並び立って、リッキィを見る。

二年半ぶりの対面となるわけだが、
昔の面影のまま想い続けた妹は
すっかり立派になって
確かに戦場に立っているじゃないか。

雑兵に指示を出す様子(>>36)を
感慨深げに眺める。]

(39) 2013/06/29(Sat) 02時半頃

【人】 保険調査 ライジ

[しばらく、膠着したまま妹と向き合って。
その間に交わしたかもしれない会話は、
青の援軍が到達するのを見つけて終わる。

進軍する青の兵隊たちを睨めるまま、]

 ナユタ、

[傍らの友の名を呼び、促す。
大規模は戦闘の中では、
俺たちはいつもこうして並んで立ってきた。

水に呑まれた隊列に、電の矢を射る…
効率の良い広域攻撃は二人居てこそ出来る事。
どれだけ状況が変わっても、
俺の傍らに立っているのはいつもナユタだった。

体力の消耗が激しいせいで
長時間の戦闘は叶わない俺を助けてくれる、
心強い共闘体制。**]

(43) 2013/06/29(Sat) 03時頃

保険調査 ライジは、メモを貼った。

2013/06/29(Sat) 03時頃


保険調査 ライジは、メモを貼った。

2013/06/29(Sat) 03時半頃


―― →実験室 ――

[ふらりと戻る。
モニターにはチアキの姿が。
また別のモニターにナユタの姿が)

――……

[何も言えなくて、脇においてある椅子に腰を下ろす。
そのまましばらくモニターを見ている。**]


――自室――

[机の引き出しを開けた。
ほとんど物の入っていない引き出しの奥に、宛先の書かれていない封筒に入った手紙が一枚、ずっとそこで眠っている。
手にとって引き出して中味を読んだ。
汚い字で並べられているのは、昼食に肉が出たこと、風呂が熱かったこと、ようやく本を一冊読めたこと。]

 ――だっせぇの。

[誤字脱字ばかりのくしゃくしゃとした字で書かれた手紙は、きらきらとした幸せを纏っていた。
ここにいることとが楽しかったと、書き手がそう思っているのが伝わるものだったから、何度も何度も目を通してから、そっと畳んでもう一度しまった。]


メモを貼った。


――自室→実験室――

[替えの服はいつものように、当然の顔をして置いてあった。
着慣れた紺と黒のものではなくて、研究室で着ていたのと同じ赤いもの。
袖を通すと違和感がある、軍での訓練で少し体格が変わっていた記憶があったから。
だがそれも着終える頃にはなくなっていた。]

 ……変なの。

[気に入ってる肌触り。軍服とは違うもの。
懐かしいはずなのにそうでもなくて、記憶と感覚がまだ混乱している。
人のいない廊下を歩いて、実験室に戻ればミナカタはそこにいただろうか。
いれば近づいて、小声で質問をした。]


メモを貼った。


 わっかんねぇよそんなの!

[叫んでミナカタに掴みかかる。
多分避けはしないだろうと思っていた、ミナカタはそういうヤツだから。]

 何でこんなことになってンだよ!
 てめぇが死んで――その後、俺達がどんな、に、

[ミナカタが死んだ後は、全員が散り散りになってしまい、再会して過去を語りたくても、思い出の中には彼の死が刺のように残っていた。
あの日はもうかえってこないのだと認めるのも辛かったけれど、その後変わってしまった友を見るのはもっと辛かった。]

 ……俺は、生きてるのか。
 どっちが、夢なんだ。

[乾いた声で同じ質問を。]


メモを貼った。


―実験室―

[耳触りな音、何故聞こえるのか分からずに。

頭が割れるような、そんな感じがして。
目を開ける。]

…あ、れ。
どうし…て?

[自分はあの時、「彼」に殺されたのではなかっただろうか。
なのに。何かのカプセルの中にいる。]

…これは、どういうこと?


[カプセルから体を起こしてその外に出てみると。
そこには自分以外のカプセルが9つ。

その中のそれぞれに、「あの頃の」人たちが。
1個だけ開いていていなかったのは、ここにいる人的にヤニク君なのだろう。

…そこまでは、分析できた。でも、]

……これも。実験だったと、言うの?
私は、私たちは、いったい何なの?

[「実験体」という名称が頭に浮かび、顔を顰める。]


[カプセルには各々のモニターがついており、それは時折早くなったり、視認できる早さに戻ったり。さながら、加速装置といったところだろうか。そのモニターを見つめる気にもあまりならず。…は床の上に座りこむ。

…障壁を目の前に出してみる。それは「先ほど」よりも10枚最大枚数が減って。前と同じ6枚までだった。やはり実験だったのかな、と思う。

誰かが来るまでは、障壁は消して座りこんだまま。]


メモを貼った。


[ヤニクが掴みかかってくるのはかわさない。
そして彼に尋ねられた質問には。]

残念だが――こっちが現実だ。
ライジが俺を殺したのも、
お前がモニカに殺されたのも。
全部――夢だ。

[夢、とヤニクの言葉を使って回答した。
本当のところはきっともっと残酷だ。]


……っつーかそんな大きい声を出すな。
興奮してるならなだめてやるぞ。

[掌をヤニクに向けたが、受け入れてくれるだろうか。
内心は隠して、淡々と話す。]

こんな入口にいないで、
ケイトが起きてないか見てきたらどうだ。

[ここからではモニターがあるだけで
カプセルの部屋のすべては分からない。
ケイトが眼を覚ましているかもしれないが
最初に見るのは自分の顔ではなく
ヤニクのほうがいいだろう、と。]


[夢だったとミナカタは言う。
三年間の記憶が、ぐるりと頭の中で回って色彩を失っていく。]

 ……っ、いらねぇよ!!

[ミナカタが伸ばしてきた手は振り払って、彼が続けた言葉には少し言葉を詰まらせてから、背中を向けた。]


――→実験室:奥――

[カプセルが置いてある場所へと向かう。
距離にしてたいした歩数ではないので、すぐに視界に入ってくる。
最初に気がついたのは――床に座り込んだケイトだった。]

 ……ケイト。

[彼女が死んだのはもちろん見ていなくて、何があったかも当然知るはずもなく、彼女を殺したのがオスカーということも知らない。
しかし彼女とは死ぬ少し前まで戦っていたのは覚えていた。
あの決着はどうなったのだろう、ケイトがここにいるということは、ヤニクと同じなのだろうか。
そう思うと、何か言葉を続けるのも難しくて、座っているケイトの前にしゃがみこむ。]

 ごめんな。

[何についてかは分からないが、するりと口から出た謝罪の言葉は18歳のヤニクは言うことがなかったもの。]


メモを貼った。


[
……誰かの声が、聞こえた気がして。
それを幻聴なのかも知れないな、と思ったのだけど。

…もしかしたらと目を上げれば、そこにはヤニク君がいて。]

…ヤニク、君。

[「あの場所」で遠くから見た彼は、真っ黒で。
そして、敵だった。

だけど、今此処にいる彼は、そうではないだろうことは、容易に分かり。]

…あなたが、悪いとは思っていないよ。

[だけど、と小さな声で呟いて。]

私も、ごめんね。…止められ、なかったから。

[あそこで止められなかったことは、何よりも私の罪であろう。]


メモを貼った。


[ケイトの言葉には小さく頷いてから、首を横に振った。]

 俺は生きてるし。ケイトのせいじゃねぇだろ。
 ……モニカには、悪ぃことした、けど……

[最後に意識をなくす時。背中から聞こえた彼女の心の叫び。
それに応えられなかった事が。
彼女にそんな思いをさせてしまったことが何より後悔。
それから――]

 こっちが、"現実"らしい。
 ……あの時間は、何だったんだろう、な。

[思わず漏らしたのは、その三年間で何か積み上げたものがあった気がしたから。
なのに現実に戻ってしまうと、それがニセモノだと知らされて、価値などなかったのだとわかってしまった。]


メモを貼った。


――実験室→診察室――

[胸が痛い。
気分が悪い。

見ていられなくなって仕事場へ戻ってくる。
このあいだまで入れ替わり立ち替わり子供たちがいたそこは
今はしんと静まり返っている。

ふ、と視線を向けるとそこには書き散らされた紙があった。
何だろうと手にとって――くしゃりと端を握ってしまう。
慌てて紙を伸ばして、皺の上を何度かなぞり。]

――約束、したのにな。

[目覚めた彼は、覚えていてくれるだろうか。
また、頼んでくれるだろうか。]


メモを貼った。


メモを貼った。


保険調査 ライジは、メモを貼った。

2013/06/30(Sun) 00時頃


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 保険調査 ライジ

 実験動物としてあの施設に買われ、
 兵器としてニュリクティに売られた。

 ただ……それだけ。

[妹の問い(>>56)に答える声は、淡々と冷たい。
そこには俺の意思も思想も何も無い。

これは、
ただ道具のように売り買いされただけの
人間としての道を無くした“魔法使い”の末路。]

 ごめんな

 ほんと、ダメな兄ちゃんで。

[兄としての俺は、
俯く彼女にはただ詫びるしかない。]

(123) 2013/06/30(Sun) 00時頃

[彼の内面に、前よりも優しさを感じるようになった。
それだけは「本物」なのかもしれないな、なんて思いながら。]

...私たちはどうであったとしても、そのようにはなるべきじゃなかった。
それじゃあ、また「あれ」らの手の平の上で踊っただけじゃない。

...何だったのかしら。
色々なものを諦めて、色々なものを捨て去って。
今目の前にあったとしても、それを前と同じようには受け取れるとは思えないから。

[と、溜息ながら。]


【人】 保険調査 ライジ

[ナユタの生む霧に重ねるべく
打ち込もうとした雷の矢もまた、
リッキィの風によって阻まれ、失せた。

記憶にあった彼女より、
今の彼女はずっと強いらしい。]

 強くなったなぁ…リッキィ。

[兵隊に囲まれ。
次の行動を始める前に、小さく呟く。

彼女の成長をどこか喜ぶような
彼女の成長をどこか悲しむような響きで。

本来ならばもっと違う…穏やかな日々の中で、
そう言ってやりたかった。]

(128) 2013/06/30(Sun) 00時頃

[態度も言葉も、意識して三年間積み上げたもの。
全部幻だったと言われても、すぐにすべてなくなるわけではないが、目的がなくなった今は何のためにあったものなのか。]

 踊らされてンのは、今更だろ。
 ……やっぱ、ケイトも大変だったんだ、な。

[彼女の溜息と共に呟かれた言葉に、ヤニクの知らない時間が垣間見える。
それは全部偽物だったとしても、それを感じて何かを思ってあそこに立っていたのは事実なのだから。
労わるように片手を伸べかけて、それがただの"模倣"であることに改めて気がついて、手は彼女に触れる少し前で、止まる。]


【人】 保険調査 ライジ

[一瞬の、懐古、郷愁、感傷。
そんなものに気を取られている間に、
ナユタは傍らで膝をついている。

奥歯を噛み、
強い雷電の矢で周囲の死霊兵を射抜く。
その間にナユタに詰め寄る妹には気付かず。

操られただけの脆い兵たちは、
電撃を受けてその場に倒れただろう。

雨が降り始めたのはその直後か。]

(130) 2013/06/30(Sun) 00時半頃

[ふとモニターに視線を向けると、ライジとナユタとリッキィが向き合っていて、音声は聞き取れなかったけれど、リッキィの横顔に彼女が何を思っているかは分かってしまう。
彼女にはライジのことは一言も伝えていなかった。
機会はあったのに、ソフィアには伝えたのに、リッキィには言っていなかった。]

 ……いえる、かよ。

[無意識の奥。隠していた恐れ。
だって彼女が、それを聞いて。
兄のライジがニュリクティ国にいると聞いて。
彼のところに行ってしまうかも、と思ったら言えなかった。
どうしても言えなかった。絶対に言えなかった。]


どうせ、能力の実用性だったり、効果的な使い方だったり。

...このような装置で。それこそここのような所を作れば。
何が出てくるのかしら?

[なんて直接には関係ない事を呟いて。さながらもう小説とかのよう。事実は小説より奇なりとはよく言ったものだけど。]

...他の人も。
きっと、今辛いと思うから。

[そういうと、出された手を握り。]

...暖かい。


【人】 保険調査 ライジ

 ………、

[傍らの緊迫した光景。

銃口に睨められたナユタは血を流している。
視線さえ合わせぬ妹の、冷静な問いかけ。

降り注ぐ雨。

ナユタから送られた視線を受けて、
静かに、深く息を吸い込む。
次の一撃は確実に落とすために集中を。

ナユタの苦しげな表情(>>135)に、
強い眼差しを返す。

宙に出現した巨大な水の塊に呑まれた兵たちへと
天から垂直に落ちる雷槌をくれてやる。
青白い閃光が走り、轟音が再び周辺に響いた。]

(137) 2013/06/30(Sun) 00時半頃

[ケイトに握られた手を思わず握り返した。]

 ほんとだな、あったかい。
 それに、小さい。

[温もりからは確かにここに"いる"という感覚がある。
それはあの戦場ではあっただろうか、わからない。
握ったケイトの手を指でなぞりながら、紺の目を伏せた。]

 ……ほっせぇ指。

[こんな手で、ケイトはずっと障壁を張っていたのだろうか。
そう思うと何だか痛ましくなった。]


【人】 保険調査 ライジ

[もがいていた兵達は
くまなく伝わる電撃によって一瞬で命を落とし、
苦しげな顔のまま水の中を揺蕩っている。

攻撃の成果を確かめるまでもない。
何度も、何度も、
俺たちはこうして人を殺してきた。]

 ナユタ、さんきゅ。

[次の刹那は、
妹の向ける銃口も周りの様子も関係なく、
ナユタを見下ろし、笑いかけた。]

(139) 2013/06/30(Sun) 00時半頃

[ここに合った温もりは、あの場所には無かったように思う。

だからそれの温もりは、愛おしく思われる。
少しの間そのままでいたら、指をなぞられて。

細いと言われれば。]

…この手は血に、塗れているのだと思っていたけれど。

[彼の手は…にはかなり無骨なように思われて。]

どうなんで、しょうね?


[何度かなぞってから、手は離す。
ケイトが望めばもう少しそのままだろうが。]

 返答欲しいのかソレ。

[ケイトの問いかけには真顔でそう返して。]

 俺は俺の手は綺麗なんて思ってねぇけど。
 ……慰めとか俺様に期待すんなよ、できねぇから。


メモを貼った。


メモを貼った。


保険調査 ライジは、メモを貼った。

2013/06/30(Sun) 01時頃


[口に出すべきことでない事に気がつくのは遅かった。

ヤニク君はすでに真顔になっていて。]

…みんなそうだと、思うから。
私はあの自分を否定したい。

だけど、あの期間に何も影響を受けないという事は、無いと思う。

あの姿が、私。
敵は押し潰して、首を飛ばして。

前にも言ったと思うけど。そんな私はこれからものうのうと、みんなと一緒にいていいのかしら。

…なんて思ってしまうから。

皆は暖かい。きっと迎え入れてはくれる。だから、こそ。


【人】 保険調査 ライジ

[我ながら容赦無い電撃。
足元を流れていく水から伝う電気を、
脚から流す電気で相殺して消し去る。

普段ならナユタも水の壁で自分を護るはずが
今はそんな余裕も無いようで。

ナユタの前に立つ妹の頭へと腕を伸ばし、
小さな頭を鷲掴もうと。]

 リッキィ。お前は強いよ。

 ……お前はどうしてそこに居る?
 お前は、俺たちを…俺を、殺したいか?

[先に受けた質問になぞらえて、
問いを、ふたつ。]

(152) 2013/06/30(Sun) 01時半頃

[ケイトの言葉は意外だった。
彼女にしては珍しいと感じる、強く断言された言葉には意思を感じる。
だが続いた言葉には紺の眼にゆらと黒を混ぜながら、振りあげそうになった拳をかろうじて握った。]

 ……なあ、ソレ本気で言ってんだったら、障壁だしとけ。
 マジで。頼むから。殴るから。
 てめぇなんなの、何様なんだよ、その言葉、はっ……!

[声が震える。怒りに身体が熱くなる。
ケイトはきっと本心で言っているだけなのだろうけど、ヤニクには許し難い言葉だった。]


 あいつらみんな貶めて何がしたいんだよ!!

 殺さなかった奴がいないと思ってんのか!?
 慈悲深い殺し方しかしなかった奴がいるとでも思ってんのかよ!?
 てめぇが後悔するのは勝手だが、ンなこと言うなよ!

[叫んで、どうしても我慢できなくて、拳は床へと打ちつけられる。
それがケイトに向かわなかったのは、モニカの言葉のおかげかもしれないし、他の理由があったのかもしれないけど。
床を抉った拳は傷ついて、それでもすぐに治って行くけれど、胸が痛いのは止まらない。]


メモを貼った。


【人】 保険調査 ライジ

[リッキィの頭へ伸ばした腕は、
彼女に弾かれるより早く、
どこからか飛んできた剣(>>155)へと向けて
小さな雷を放つために軌道を変えたか。]

 俺は、違うよ。

[笑う彼女は、痛々しい。
リッキィを一瞥し、言葉を落として。

剣が飛んできた方向へと歩き出す。]

(164) 2013/06/30(Sun) 01時半頃

―― →実験室 ――

起きたかケイト。
あとヤニクはどうした。

[床に座り込んでいる二人に呼びかける。
ヤニクの大声は聞こえていたから、
ケイトの様子によっては二人の間に割り込む。

どんな色の視線を向けられただろうか。
何を言われても、ただその感情を受け止めるだけだ。]

説明が欲しいならしてやるが……
愉快な話ではないからな。

[淡々と。あえて温度を低く。]


【人】 保険調査 ライジ

 ナユタ。
 ありがとな、ずっと…助けてくれて。

[リッキィの放つ攻撃とは関係なく、
ナユタはもう“終わった”のだと判断をした。
あの傷ではもう助からないのだろうと。

ここを離れる間際。

まだ息のある、
生きる意思のある友を見捨てて、
別れを告げた。]

(165) 2013/06/30(Sun) 02時頃

[それから事実をぽつぽつと告げる。

この実験はこれまでのデーターの分析結果や
彼らの性格をみたうえでシュミレートしたものということ。
それぞれの偽りの記憶も、選択してきたことも
それそれが推定され、演算されているということ。

この実験上で彼らが見られているものの中に
「配属先への忠誠心」がある、ということ。]

……だからなんだ、ってわけじゃないが。
あんまめったなことはしようと思うな。

[それはぎりぎりの忠告。
かつての顛末を知っている己だからこそ
彼らに伝えたい警告。**]


【人】 保険調査 ライジ

[勢いを無くした雨の中を、進む。

生温い雨粒が頬を流れていく。
右手に握った拳からパラパラと光が落ちる。
奥歯を噛み締め、前方を睨める。


雨が、止んだ。
―――さようなら、ナユタ。


右手から溢れる光が大きく膨らみ、
空へと駆け登り、晴天に雷鳴を轟かせた。]

 ………ごめん、な、

[ごめん。


掠れた声は雷鳴に掻き消えた。]

(176) 2013/06/30(Sun) 02時半頃

メモを貼った。


保険調査 ライジは、メモを貼った。

2013/06/30(Sun) 02時半頃


【人】 保険調査 ライジ

[泥濘んだ地面を踏みしめ歩き、
立ち止まった。

前方にはソフィアの姿。(>>168)

彼女との距離は5mといったところ。

手袋を外すソフィアの手元を眺め、
左手の小指をヒクリと一度震わせた。]

(182) 2013/06/30(Sun) 03時頃

【人】 保険調査 ライジ

 ああ。
 強くなったな、あいつ。

 ナユタと俺が並んでいて、
 まさかリッキィにナユタを殺られるとは。
 思ってもみなかったよ。

 侮った。

[構えるソフィアの前にただ立って、
質問へは丁寧な感想を述べて返す。

ナユタはよく出来た“魔法使い”だった。
…そんな言葉も添えて。]

(186) 2013/06/30(Sun) 03時半頃

メモを貼った。


どうせ、向こうはこちらを人間だなんて思っていない。

...殴れば、いい。
それでヤニク君の気が晴れるなら。

[それで少しでも、彼を癒せるなら。とは勿論言葉にならない。

確かに本心ではあるけれど。言っていいことと悪い事は、分かっているつもり。
あの時も怒った、なら今回も、いや今回はもっと怒るのだろうと。

そんな、荒療治。
やりようもない怒りも此方に向けるならば、と思うのは。
最善解でないことは分かっていても、それ以上の解は...には思いつかない。]

障壁なんか、使わない。
殴られるのは、私自身であるべき。

[その真意なんて理解されなくとも構わないけど。]


メモを貼った。


 気が晴れンなら、殴って、る……!
 俺の気を晴らすために、殴りたいんじゃねぇよ!!

[淡々と話すケイトの前で拳を震わせる。]

 ……言うなよ、てめぇ、それ、
 チアキとソフィアの前ではぜってぇ、言うなよ。
 それ、に。

[声を落として。視線を伏せた。
近づいてきたミナカタにも聞こえたかもしれない。]


 ここしか、居るところがねぇ俺は、
 ンなこと言われたらどうすればいいんだよ……
 迷うとか、お前……贅沢すぎんだろ……

[記憶にないほど幼い頃から転々と。
ヤニクの身体は立派な商品になる。
売られて見せ物に、買われて不治の病の治療薬に、攫われて神として祀られて、奪われて献上品にされ。
ヤニクの身体はみんな欲しがったが、中身などだれも気にしなかった。

まだ例外を知らない。この力無しでも己を必要としてくれる人を。]

 いらねぇなら、くれよ。
 俺は、一緒にいたいんだからよ……

[ケイトが、皆が迎えてくれるという確信を持っているのなら、それが欲しい。
何より欲しい。**]


メモを貼った。


【人】 保険調査 ライジ

 生きるために。
 生かすために。
 終わらせるために。

[静かな声音で答えた直後、
ソフィアが動くのを見て一歩退く。

数刻前に握った手を、
もう一度握りたいと願っていた手を、
避けて遠ざかるために。
二度と彼女に触れるわけにはいかない。

決別の覚悟は既に出来ている。

右手を軸に使う魔法に比べて精度は落ちるが、
万が一のダメージに備えて左手を振るう。
指2本と上腕の一部を損ねた手で創る、
歪な雷の糸でソフィアの周囲の取り囲もうと。

青白い光の鳥籠は彼女の動きを止められただろうか。]

(194) 2013/06/30(Sun) 10時半頃

【人】 保険調査 ライジ

 …………“舞姫”……、志乃…、

[雨に濡れた戦場に響く
悲しみと苦しみ(>>192)。
美しく切ない響きは、
鼓膜ではなく心を震わせる。

どこかで、程近い場所で、
志乃が、終わりを迎えようとしているのだと
その響きに呼応し震える心で感じる。

僅かに雷の籠が掠れて揺らぐ。

その隙は
ソフィアを取り逃がしてしまうかもしれない。]

(195) 2013/06/30(Sun) 10時半頃

保険調査 ライジは、メモを貼った。

2013/06/30(Sun) 10時半頃


それはそうね...絶対にしないわ。
...ここでも。「あれ」らは確かに貴方の体しか必要していないかもしれない。

だけど。
...貴方は彼らを、信じることもできないの?
私の場所が他にあると思ってるの?

貴方の過去を私は殆ど知らない。
私は父に犯されて...あの時は躾だと言われて信じてたけど。
...売られて。

...親に売られたと思ってないから、ある時一瞬の隙をついて数人で逃げて。
だけど捕まって。売られたんだと知って。

母は死んだと聞かされて。父は殺したと言われて。

...そこから出れたのはこの研究所のお陰だけど。
そこでもやってる事の「半分」は変わらない。

だけど、さ。


受け入れられないと思うのは、裏切りだと思うな。

きっと私は間違ってる。
殆ど全部、99%までは他人からみれば間違ってると思う。
だけど、ね?

...私はヤニク君や他の人は信じているよ?
言えないこと。言ってないことがあったとしても。

それでも、手を取り合う事は出来るって。そう思うから。

それは。それだけは。間違ってないと思う。

貴方だって、人間でしょ。自分自身でも、そう思っていないの?「実験体」だと思うのは...「あれ」らだけで、もう十分じゃない。


みんな、力なんてないままに全員が一緒にいたなら。
それはそれで良かったと思う。

私には、全員が必要だから。

勿論、あなたも。

[私は皆が必要だけど。皆は私など要らないんじゃないかという思いはずっと持っていて。
この機会にいなくなるのも良いのかもな、と。

何も彼らの為にならなくても。
「あの夜」の事でだけでなら、まだ...と。

でも、それなら。
もうここにいられないなら。心なんて、記憶なんて要らないな。]

...私はあなたが、必要。
でもあなたが私が受け入れられないなら。

私はここからいなくなるべきだと、思うわ。


[ミナカタ先生がいたのには途中から気がついた。
...きっと先生が知らないことも含まれていただろう。


言い切って。溜息一つ。]


メモを貼った。


【人】 保険調査 ライジ

[“舞姫”の音を無くせば
我が軍にとっての戦場は濁るだろう。
彼女の奏でる甘やかで残酷な音は、
退路も希望も断たれた兵士たちの
最期の救いだった。

ソフィアに破られ雷の籠は壊れた。]

 志乃、ありがとう。

[駆けていくソフィアを負うことは無く、
戦場に響く死刑宣告(>>205)に
反応を返す事も無く。]

(209) 2013/06/30(Sun) 12時半頃

【人】 保険調査 ライジ

 …… ナユタは連れて帰る。

[まだ呆然としたままなのか、
動きの鈍いリッキィの傍からナユタを引き離し。

さすがにちょっと重かったが、
彼の亡骸を抱いてこの場を去るつもりだ。
ナユタは、叶うなら、
故郷の土に帰してやりたい。

途中、
もし背後に攻撃を仕掛けてくる者が在るなら、
そのすべての頭上に落雷を呼ぶ。*]

(210) 2013/06/30(Sun) 12時半頃

【人】 保険調査 ライジ

― 拠点 ―

[“天使”に続いて“斬り雨”が討たれ、
“舞姫”の帰還も絶望的であるとの報告を。

“魔女”もまた、忽然と行方が解らなくなったと
そこで諜報をまとめる男から聞いた。



ひとりすごすごと生きて戻った俺は、
しばし、“飼い主”たちから折檻を受ける。

濡れた地面に顔を押し付けられて、
泥を飲みながら、ようやく、少しだけ泣いて。

涙の滲む目元を靴底で踏みつけられ、
ほんの短い時間だったが
そのまま気を失った―――*]

(211) 2013/06/30(Sun) 13時頃

【人】 保険調査 ライジ

― 戦場 ―

[赤軍は、持ち駒の中でも選りすぐりの
使える“魔法使い”の隊の大半を無くし、
焦った末に、
無機質な兵器による防衛の体制を固めると決めた。



防衛地点として設定された拠点周りの数カ所に、
戦力のほとんどを集結させる命が下され。

半刻後には、
真っ赤な人の壁が、赤の拠点を取り囲む。**]

(212) 2013/06/30(Sun) 13時頃

保険調査 ライジは、メモを貼った。

2013/06/30(Sun) 13時頃


[ケイトがヤニクに話すのを聞く。
淡々と話す彼女の思惑がわかってしまい、
困ったなとため息をついて膝を曲げ、
ヤニクには聞こえないように告げた。]


……なぁ、お前らの性格を分析して、
レポートにしたのは誰だとおもってる?
一番近くでみてたのは、誰だと思ってる?
俺が何も知らなかったと思うか?

[それはケイトにだろうか。
それともヤニクにだろうか。
ただそう問いかけて、
できれば冷ややかな笑みでも浮かべて。
ヤニクがなにか言う前に、あるいは何かする前に。
さっさとそこから立ち去った。**]


メモを貼った。


[ケイトの言葉を聞きながら、彼女を全く知らなかったことを知る。
もっと弱いと思っていた。おどおどしている弱気な人だと。
彼女は色々な過去と、思いを抱えてここにいるのだろう、ヤニクよりもずっと。]

 ……言いすぎた。謝る。

[紺の眼を一度伏せてから、静かに謝罪する。
続けて人間でしょう、と問われた言葉には、首を横に降った。]

 あんま、思ってなかった。
 あいつらのせいとか、信じてないとかじゃない。
 俺が、俺をヒトなのかどうか自信ねぇから。


[何年か前にここの研究所に来るまでは、ヒトとして扱われた事がなかったのでヤニク自身も自分のことをそう感じていなかった。
ここに来て、友人と言える存在を知って、ようやく漠然と意識できるようになって。
やっと過去形で言えるようになった。]

 今、はどうだろな、わかんねぇ。
 でも、バケモノとか神様とかじゃ、嫌だと思う。
 したいことがあるから。

[言えば笑われてしまいそうな、小さな望みだが、ヤニクにとっては何より難しいこと。]


 いなくは、なるなよ。
 前も言っただろ、俺はどうでもいいやつの相手なんかしねぇよ。
 ……うん、俺にも皆がいる。

[頷いて、拒まれなければケイトの手をもう一度取った。
やはり小さい手を握り込む。
血に汚れていても、そうでなくとも、これから先に汚すとしても。
何度でも取ろう、と思う。

ミナカタの言葉が聞こえたのはその少し後か。
顔を強張らせて彼を見上げたが、なにか言う前に立ち去られた。**]


メモを貼った。


【人】 保険調査 ライジ

― 少し前。防衛地点 ―

[冷たくなったナユタを抱き、
その場で座ったままのリッキィの声を聞き
そちらへと視線を落とした。]

 ……、

[ナユタを抱えたままその場に屈み、
正面からリッキィの顔を見つめる。]

(230) 2013/06/30(Sun) 16時頃

【人】 保険調査 ライジ

 さよなら。
 青の風使い。

[再び立ち上がり、去る頃には、
彼女にだけ向けた顔や言葉の名残は無く。

チアキの声(>>227)が響く戦場から、
追撃の者を討ちながら敗走した。*]

(231) 2013/06/30(Sun) 16時頃

保険調査 ライジは、メモを貼った。

2013/06/30(Sun) 18時頃


[謝る、と言われれば、少し目を見開く。]

いいえ。ヤニク君だけが、悪いわけじゃないから。
私も…言うべきではないことを、言ってしまったから。

ごめんなさい。

[拒絶されてしまうのではないかと。されてしまえばいいのかもしれないと。そんなことばかり考えていたのだけど。
…自分の行動は余計だったろうな、なんて思われた。

だけど、あんま、思ってなかったという言葉には。]

…私は「人間」だと、思うよ?
いや…此処の皆は、皆そう思ってるよ。

あとは、きっとヤニク君次第…なんじゃ、ないかな?その時がやって来れば、きっと皆一緒に喜んで、くれると思う。


[したいことと、と言われれば。]

…いつか、それが出来たときでも。言いたくなったときでもいいから。
それが何だったのか、聞かせてくれると、嬉しいな。

[そして、そのまま手をとられ。]

…ごめんね。そんなこと、言って。
ありが、とう。

[最期は少しだけ、語尾が途切れてしまったけれど。]


【人】 保険調査 ライジ

― 拠点・医療室 ―

 ……アンタ、鬼だな。

[医療軍の控える、拠点再奥の小屋。

立腹した本隊の連中に踏み躙られ
複雑に骨を砕かれた左腕の切断に際して、
軍医・†ルシフェル†の仏頂面に
文句を言ってやる。

腕の一本程度では麻酔は使えないらしく。

ゴムチューブで全身を拘束され
簡易寝台に括りつけられた状態で、溜息を吐く。

放置していた壊死した上腕と
自分で適当に切って処置した指の付け根が
少しずつ腐りつつある事も考慮して、
腕一本捨てるのが最善と判断されたようだ。*]

(246) 2013/06/30(Sun) 18時半頃

メモを貼った。


【人】 保険調査 ライジ

― 拠点・自室 ―

[まあ。良いか。
痛みに苦しむ方がずっと楽だ。



虚しく軽くなった左肩に右手を添え、
ベッドに腰掛けて息を吐く。
治癒能力者である†ルシフェル†によって
傷口は完璧に縫合されている。

しかし安易に痛みは忘れさせてくれないあたり、
やっぱり鬼だな、と思う。
出来るくせに。


痛み止めと一緒に渡された錠剤を
右の掌の上に転がして、眺めた。]

(250) 2013/06/30(Sun) 18時半頃

―― 制御室 ――

[扉は閉ざされている。
ポプラは擬似世界を構成するのに手いっぱいで、
こちらまで制御はできないということだ。

キーはあるため、中にはいる。
彼女の、擬体の姿をちらと見たかもしれないが
それは通り過ぎてカプセルへと。]

……守れなかった。
俺はまた、守れなかった。

[言葉を、贖罪として呟く。
ポプラはきっと感知できないぐらいの声。
それでいい。聞かせたいわけではない。]


……今回は綺麗に嵌められた。
俺のミスだ。俺の……甘さ、だ。

[呟きながらカプセルをなでる。
もう、ずっと開かないそこを。
中に眠るは白銀の髪の、小柄な身体。]

……お前、いつまでそうしてるつもりだよ……

[見下ろして、呟いて。
眼が開かないかといつも期待するも、
叶ったことは一度もない。]

……なぁ、お前は知ってたのか、ケイトのこと。
志乃の実験も、知ってたのか。
……俺は、何のために……

[残りの言葉はとても言えなく。
飲み込んで、もう一言だけ。]


――起きろよ、カリュクス。

[呼び名に彼女はやはり、答えない。]


【人】 保険調査 ライジ

[ナユタの遺体は、彼の部屋に安置した。
腐らないよう処置するのは難しかったから、
本国へ持ち帰るべき遺体のための棺に入れて。

すべてが終わったら、
骨を埋めに故郷に帰ろう。


なんて。思ってはみるものの。]


 ……出来るわけ、ねぇよな。


[俺はこの戦場で死ねなければ、
次は、開発中の無機質兵器のための
“実験”に使われると未来は決まっている。

先の折檻の中で開示された未来だった。]

(252) 2013/06/30(Sun) 19時頃

【人】 保険調査 ライジ

[薄々、そうなる予感はあったわけだが。

この状況を作ってしまった事で、
“頭は不要”だと判断されたのが
決定打となったようで。]


 まったく……やってくれたよな。
 チアキ。


[鎮痛剤と、試験薬を飲む。

これで。
無理矢理にセロトニンとアドレナリンを
脳内で大量に分泌させる事で、
肉体の疲弊を超えて力を使える。

薬が効き始めるまでの僅かな時間、
少し、眠る事にする。*]

(257) 2013/06/30(Sun) 19時半頃

保険調査 ライジは、メモを貼った。

2013/06/30(Sun) 20時半頃


【人】 保険調査 ライジ

― 拠点・自室 ―

[ベッドの上。
薬のせいか残る痛みのせか
何にせよじわりと熱い身体を起こす。


夢を見た。
響く儚く美しい音を聞く夢。
―― みんな、幸せになれればいいのに
―― 俺も、みんな笑ってる方がいいや。
いつだったか、遠い昔、
そんな話をした日の事を鮮明に思い出す。


無理矢理、笑ってみる。
失敗して、泣きそうに顔が歪んだ。

両手でその顔を覆おうとして、
左腕がもう無い事を思い出した。]

(268) 2013/06/30(Sun) 21時頃

メモを貼った。


【人】 保険調査 ライジ

[机の上に、書きかけの手紙。

無理に作った少女めいた幼い文字で綴った
嘘と虚言と謎掛けの間に
本心と真実と希望を込めた手紙。

宛名を右の指先で撫で。
チリ…と零れた火花をそこに摺り寄せて、
便箋は焼いてしまった。]

 「いつでも待ってる」 か。

[灰になった手紙を捨てて、
小さな呟きひとつ落として部屋を出る。


優しくて切ない夢のせいか、
少し、感傷的になっているようだ。
薄く浮かべる苦笑い。*]

(270) 2013/06/30(Sun) 21時頃

保険調査 ライジは、メモを貼った。

2013/06/30(Sun) 21時頃


メモを貼った。


 そう思ってくれてっと、いいんだけど。
 き、かせんのは……頑張る。

[ケイトの言葉は優しい。
嘘でも本当でも嬉しかった、彼女はどちらでも、あるいは答えがわからなくてもそう言ってくれそうだけど。
聞かせて欲しいという言葉には少し誤魔化した。
本当にできるかの自信がなかったから。]

 おい、泣くなよ?

[語尾が途切れたケイトの顔を覗き込んで表情を確かめてから、どんな顔でも、もう少しそのまま。]


メモを貼った。


[掛けられた言葉こそ優しくて、...は少しだけ。泣き出しそうにはなった。

だけど泣くなよ、という言葉にはしっかりとした口調で。]

大丈夫。

頑張る、の?
...私でよければ相談とかなら。

[とか言いながら顔を覗きこまれて。]

いきなり覗きこんで、どうしたの?

[ちょっと頬に朱がさしたかもしれない。「先生」はその時には立ち去っていただろう。]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 保険調査 ライジ

― 拠点・自室前→ ―

[部屋を出たところで炎の蝶に遭遇。

右人差し指の先に細やかな雷の花を咲かせ、
光の花弁で羽根を休める蝶を眺める。

薄暗く狭い廊下の、
そこだけが明るくてあたたかい。


モニカが戻ったのだろうと。
再び羽ばたきだす蝶を追い、
彼女の元まで。


人目の無い、拠点地の片隅で、
モニカに会い相談事を聞いてしまえば
深く溜息を落とすだろう。]

(283) 2013/06/30(Sun) 23時頃

 相談は、嬉しいけど……

[少し迷う。
迷って、どうすればわかりやすいだろうとか、そんなことを考えて――結局首を横に振ることにした。]

 自分で考える。
 いや、泣くんじゃねぇかと思って。

[違うならいい、とケイトの表情の変化には気がつかず、ミナカタの立ち去った方を見て険しい顔をした。]


【人】 保険調査 ライジ

[ひとまずは、モニカの無事に安堵。
助けて欲しいと言われても、
具体的に何をどうすれば良いのか解らない。
医療兵に見せるわけにもいかない。

オスカーの傍へと案内させ、
本人の状態を確認しつつもうひとつ溜息。]

 …部屋へ運ぶか。
 その後の事は…それから考える。

[気を失うオスカーに脱いだ上着をかけ、
勿論、モニカにも手伝わせて、
右腕で彼を支えて、我々の居住する建物へ。

ここなら、呼ばなければ一般兵はやって来ない。]

 ……モニカは、どうしたいんだ?

[移動中、モニカに訊ねる。]

(286) 2013/06/30(Sun) 23時頃

メモを貼った。


メモを貼った。


[モニターの中の世界は進んでいく。
志乃とナユタの名前が黒くなっていて、よく見ればヤニクとケイトの名前も。
これが死んだという意味なのかと推定しつつ――倉庫の中を映しているモニターの一つに思わず立ち上がって駆けよって。]

 ……なくな、よ……

[声が震えた。
ケイトに聞こえていたかどうかには、気を使う余裕はない。
やはり言っておくべきだった。
ライジが敵にいることも、前線に出るなということも。
知っていれば回避出来たことも多いはずで、全て伝えておくべきだったのに――ヤニクの都合だけで言わなかった。]

 ごめん――ごめんな。

[音声が絞ってあるのか声は聞こえない。
だからそれ以上は何も分からず、手を伸ばして画面の中の彼女を撫でるけれど、それは伝わるはずもなく。
ただ硬質な表面をなぞっただけだった。]


【人】 保険調査 ライジ

― 拠点・自室 ―

[建物の中で一番広いベッドがあるのが
俺の部屋だったため、
オスカーを寝かせるべく部屋へ戻った。

一体なにをやっているのかと
自問自答したくもなったが…目を逸らす。

敵国の“悪魔”をベッドに横たえ、
戦場で雑兵の装備を取り込んでいた様子から
鉄を与えてみれば良いのか、と、思い。

腰に差していた銃を与えてみる。]

 ……モニカ、

[そうこうしつつ。
モニカにナユタと志乃を失った事を告げる。
もう、俺と君しか居ないのだと。]

(290) 2013/06/30(Sun) 23時半頃

保険調査 ライジは、メモを貼った。

2013/06/30(Sun) 23時半頃


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