人狼議事


212 冷たい校舎村(突)

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視点:


― 病室にて ―

[目を覚ます。夢を、見ていた気がする。
まだ、感覚を失いながらも動けていたときの。

文化祭が終わってほどなくして、
ある日、とうとう、歩くことも覚束なくなって
入院してのリハビリと検査の毎日が始まっていた]

……あれは、夢、だよな。

[携帯を使うのもリハビリの一つ。
さすがに通話は病室では難しいけど、
目が覚めたのでSNSやメールをチェックしようとしたら
電源がつかなくなっていた。
そういや雪の中に落としたんだったかと考えて、
夢の中ではなかったかと首をかしげる]


[仕方なく起き上がり、
暇つぶし用のノートパソコンを引っ張り出し
そちらでメールをチェックする。

水野から連絡が入っていた]

理一……。

[あいつが、俺たちを閉じ込めていたのか。

青白い光を眺めながら、考える。
誰かの中に閉じ込められてたなんて。
三流小説にもなりはしないだろうに、
あれが現実だったって、夢ではないと
なぜかそう思えて]


To:昴
From:堆
Subject:聞いたか?

-----------------------------

水野からの連絡見たか?
俺のいる病院に運ばれてるらしいから。
様子見てくる。

-----------------------------


[背後から近付いてくる足音。
深夜の道だから、ちょっと警戒して振り向いてみる。半回転。
ちょうど、こちらに声をかけてくるその子と、向き合う形になれた。]

……莉緒ちゃん。

[ほんの一瞬だけ、不意を突かれたように間を空けて。
あの冷たい校舎に向かう道で、最初に合ったときのことを思い出した。
ふっと、硬直した表情が崩れる。]

うん、よく寝た、というか……
あそこにいた、というか。

[あの世界のこと。
彼女も知っているなら、あれは現実だったんだと思えるから、
どういう風に確かめよう。そう考えて]


[少し待ったが返事は来ない。
まだ、あの世界にいるんだろうか。

手すりにつかまりながらベッドを降り、
電動車いすに座り、
まずは様子を伺いに、ロビーへ行ってみようか**]


かまくらでパンケーキ、だめになっちゃったね。

なんて。
……おかえり?

[もしくは、ただいま、かな。わたしも一緒に。
おそるおそる、手を伸ばして彼女に触れようとする。

半分は、あれは夢じゃなかったんだと確かめたい気持ちで、
もう半分は、指先が冷たいから暖まりたい、の気持ちで。*]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 保安技師 ナユタ

 ── 4度目の、その前 ──

 じゃあ、任せる よろしく

[ そう言って、俺は家庭科室に先に向かったのだ。

 別に、俺たちはお互いの保護者でもなんでもないし、
 片付けくらい、投げてもいいじゃん。そうだろ?

 ……パンケーキ、早く食べたかったし。

 俺は、一足先に家庭科室へと向かって、
 その楽しげな光景に、歓声をあげ── までいかずとも、
 「 うわ 」って、喜色ばんだ声をあげて、
 クリーム控えめ の存在を、素直に喜んだ。]
 

(18) 2017/03/16(Thu) 00時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ 「 そんなんよく覚えてたな 」とか、
 まあ、素直な喜び方ではなかっただろうが、
 驚き半分……や、ほとんどは嬉しさ。

 家庭科室のテーブルの、端っこのほう。
 椅子を引っ張ってきて、陣取る。

 ちゃんと、顔見て、礼は言えたかな。

 口の中に広がる甘みは、思い出の味。
 粉と液体が、何がどーなってこーなったか、
 やっぱり、さっぱりわかんねえままだけど、

 その一瞬、ただ、本当に楽しかった。
 黒板を埋め尽くす眸も、廊下を浸す赤も、
 繋がらないケータイも、ささやき声も。

 きれいに 頭から抜け落ちる くらい。]
 

(20) 2017/03/16(Thu) 00時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ この場所に 意味を見出してしまう
 見出してしまった 気がする。 なあ、みんな、*]
 

(23) 2017/03/16(Thu) 00時半頃

メモを貼った。


【人】 保安技師 ナユタ

 ── 8時50分 ──

[ チャイムが鳴ったとき。

 俺は、遅れてやってくるはずの大和さん>>9を、
 家庭科室に座ったまんま、待っていた。

 洗い物とか、片付けは、
 調理に参加しなかった分、受け持つと、
 俺は、能久や元賀に言った。

 規則正しく鳴り響くチャイムは、
 浮ついていた気もちを、
 無理やり、地面に引きずり戻すよう。

 同時に、響く、風の音?
 咄嗟に思う。
 
 また、誰かがいなくなってしまう?*]
 

(32) 2017/03/16(Thu) 00時半頃

保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2017/03/16(Thu) 01時頃


――自宅――

……ん、……?

[どうやら机の前の椅子に座ったまま寝てしまっていたらしい。手には編み棒が握られていて、膝の上には黒い毛糸玉があった。
ああ、そうだ、今持ってるのはピンクのマフラーくらいで学校にはしていけないから、黒いマフラーを編めばいいと思ったんだった。
まだぼんやりした頭でとりあえず続きをやろうかとしたところで、机の上に置かれた携帯がチカチカと光っているのに気が付いた。

こんな時間に誰からだ、と疑問に思いつつメールを確認して、そこに記された内容に目を見開く。]


っ、あ、の、馬鹿……!
何が「俺じゃねェよ」だ……!

[一気にさっきまで見ていた夢……いや、夢のような現実か?ともかく、閉じ込められていた校舎でのことを思い出し、勢いよく立ち上がる。
橘が屋上から飛び降りた……ということは、つまり、あの世界のホストは橘だったということだろう。
共に寝袋を取りに行った時は、俺じゃないと、言っていたのに。
悩みなんて勉強のことやCD返してないことくらいだと、そう言っていたのに。
まさかCDの延滞料金払いたくないから自殺するなんて馬鹿なことするわけないだろうし、それなら――]


……っくそ!

[あの時、もう少し踏み込んでおけばよかったのだろうか。
いや、でも、無理やり踏み込んで踏み荒らすのは……。

ともかく、今は病院に急ごう。
せめて近くで、あいつの帰りを待っていてやりたい。
……きっと、帰ってくるはずだから。]

親父!クラスメートが病院に運ばれたらしいから行ってくる!

[いつもの黒いコートだけ羽織って、携帯をポケットに突っ込んで、玄関へ。
親父の返事を聞くよりも早く、家から飛び出した**]


メモを貼った。


[夜中の路上、
わたしにとっては通学路からは外れたその場所で、
振り向いたささらちゃんと向き合う。

―――これって、あの校舎に入る前と逆だよね。
あの時はわたしがささらちゃんに先に声をかけられてたから。
最初の朝のことを思い出しつつ、
不意をつかれたみたいな表情をささらちゃんが見せてた一瞬、
いきなり変なこと訊いちゃってまずかったかな、とは思ってた。

実は全部わたしひとりだけの夢だったのかな、って、
悪い想像も過ぎってたけど]

やっぱり、……いたよね。

[確認するみたいに呟いた声は震えていた。
別に寒くはないんだけど。走ってきて身体は温まってきてるし]


[もし、最初のチャイムが鳴る前にいた職員室で、
帰るでも教室行くでもない第三の選択肢として、
“かまくら作ってパンケーキ焼いてわいわい食べる”を提案してたらどうなってたんだろう。

りーくんは見慣れた笑顔で提案に乗ってくれそうな気がした。
で、そのノリで古辺くんも誘ってしまいそうな気がした。

でも、もうかまくらでパンケーキどころじゃない。
りーくんが――クラスメイトが死んじゃうかもしれない。
それは分かってるんだけど。

目の前にわたしと同じように帰ってきた子がいるってことに、
まず、ほっとしているわたしがいる]


ダメだね。こっち、全然積もってないもん。
なんか変な感じ……。

[だけどこっちこそが現実。だから]


うん。ただいま。
……それと、ささらちゃんもおかえり。


[一通り挨拶を済ませた後。
ささらちゃんの手が頬に触れて、
冷たさのあまり思わず「ひえっ」って声が出たけど、
ちょっとの間はささらちゃんの好きなようにさせておこうと思う**]


[――うん、いたよ。
って、肯定するように頷く。

あの奇妙な出来事を共有したということ。
それが確かめられたなら、安心するように微笑もう。]

うん。
わたしも、ただいま。

[ここにいるふたりと、つばさ氏は無事に現実に帰還できた。
生きていくには息苦しい現実に。

まだあの世界に残っている人たちは、いつ戻れるんだろう。
つばさ氏が手当たり次第連絡をしているみたいだから、みんなきっと気付くとは思うけど。

わたしにはもう、後は祈るしかできないらしい。]


[莉緒ちゃんの頬に触れる悴んだ指先は、きっと彼女を驚かせた。
冷たいだろうけど、遠慮せずにそのまま、ほっぺたを縦に横に、ふにっふに。
なんだか、安心できる。

少し堪能したら指を離して、ごめんねと微笑みつつ。]

大丈夫だよ。
きっと。みんな。

[それは、あの世界のホストのこともだけど、
彼女にもし心残りがあるのなら、それも意味に含めよう。

相変わらず根拠なんてない、ただの勘だけど。**]


【人】 保安技師 ナユタ

 ── チャイムが鳴って ──

[ パンケーキを食べる際、
 まだ、伝わっていないようであれば>>41
 三星の見目をしたマネキンを見つけた と告げて。

 結局、天ケ瀬さんも、
 天ケ瀬ささら としては見つからなかったのだと、
 美術準備室での顛末を聞いて、知る。

 それから。
 鳴り響くチャイムに、揃わない人数に、
 落ち着かなさを感じて。

 家庭科室に残っている者に、言う。]
 

(44) 2017/03/16(Thu) 15時頃

【人】 保安技師 ナユタ


 ── 俺、ちょっと、いねーやつ探してくる

[ 席を立つ。

 一緒に来るやつがいるなら止めないけど、
 止めない というか、あまり気にもせずに、
 家庭科室の扉に手をかけて、外へ。

 ふらふらするな って、言ったの 誰だっけ。

 まるで、屋内じゃないどこかにいるように、
 風の吹き荒ぶ音が廊下に響いて、違和感。**]
 

(45) 2017/03/16(Thu) 15時頃

保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2017/03/16(Thu) 18時半頃


保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2017/03/16(Thu) 19時頃


【人】 保安技師 ナユタ

── 現在:2階 教室 ──

[ 今度は、声を上げて名を呼ぶでもなく、
 ただ、きょろきょろしながら、歩いていただけで、

 ── 扉が、開いてたから。

 ただ、それだけの理由で、
 その教室に、足を踏み入れたこと。

 きっと、その瞬間に感じたのは、後悔 で、
 俺は、何もかも、なかったことにしたくなる。

 ぱちん と、目があった気がした。
 人形 に眸なんてないのにな。

 それとも、おまえの抱えている、
 その ぬいぐるみ だった? 俺の目を射抜いたのは。]
 

(61) 2017/03/16(Thu) 19時頃

【人】 保安技師 ナユタ



[ ── ぴしゃん と、乱暴に戸を閉める。]

 

(62) 2017/03/16(Thu) 19時頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ どうしてそんなことをしたのか?
 なんて、言葉になおすの、あとでいいかな。

 目が回っている と、思った。
 視界がチカチカするのは、電飾のせいか。

 黒板に描かれた、数多の眸が、
 あるはずのない視線が、俺を刺すようで、
 扉を閉めたところで、その人形にも、
 ぐさり ぐさり と、突き刺さっているように見えたよ。
 ……俺には。

 いつの間にか、掌に、じとりと汗をかいていた。]
 

(63) 2017/03/16(Thu) 19時頃

【人】 保安技師 ナユタ


[  あのとき。いつか。
  俺が、何気なく吐いた言葉に、
  おまえ、困ったような顔してたけど、
  今は?   ……わかんねーよ  ]
 

(64) 2017/03/16(Thu) 19時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ マネキンに、背を向けるようにして、
 閉めた扉に向かい合って、ゆっくり息を吐く。

 やっと、 妙に寒い と気づいた。

 窓も、開いていた。
 風が、雪を部屋の中にもちらちら運んで、
 人形や、ぬいぐるみに降りかかるから。
 あんまり寒そうだし、濡れるといけないと、窓も閉じた。

 閉じきった部屋の中で、
 俺はようやく、ちゃんと、マネキンに視線を向ける。]
 

(65) 2017/03/16(Thu) 19時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ 今までの人形より、大きい身体も。
 短髪も、服装も。やっぱりおまえだろ、元賀。

 だいじなもの みたいに抱えてるぬいぐるみに、
 見覚えなんて、当然、ないけど、
 ふわりと過る記憶は、あってさ。

 俺、見ちゃダメだと思ってた。
 触れずに、なにも、聞こえなかったことに。

 気づかれませんように と、
 自分自身が、ひとりで願ってたみたいに。

 おまえは違ったんだろうか。

 だって、違わなかったとしたら、
 こんなの、あんまりじゃねえか。]
 

(66) 2017/03/16(Thu) 19時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ ただひとつ、救いともとれるのは、

 不思議と、その人形のまとう雰囲気は、
 悲壮なもの とは、思えないこと。

 やさしいかおをしてねむっている。
 など、顔のない人形に思うのは、馬鹿げている?

 ……ただ さ、
 だけど、それでも。
 俺、なんか、いきぐるしい。]
 

(67) 2017/03/16(Thu) 19時半頃

【人】 保安技師 ナユタ



[  せめて、それが、
  おまえ自身の望んだ結末でありますように ]

 

(68) 2017/03/16(Thu) 19時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ なにか、展示をやっていたのだと思う。
 ……文化祭、あんま回ってないし、覚えてねーけど。

 たくさん、ポスターが貼られていた。
 パネルから、勝手に剥いで、引き剥がして、
 黒板の上 埋め尽くすように、
 せめて貼り直そうと思った。

 落書き と笑い飛ばせないその数多の目が、
 とうてい、好意的な眼差しには、俺には思えない。

 視線にさらされていること。
 それさえも、おまえの望んだことなのか。
 もう、わかんねーけど。

 淡々と、手を動かしながら、なんか──、]
 

(69) 2017/03/16(Thu) 19時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ あーーー、 泣きそう。

 と思うのが、なんなのか、わかんねえや。

 きっと、この部屋の光景を、その意味を、
 自分に重ねた とか、
 そういう理由も、確かにあって、

 なんて言えばいいのかわかんねーけど、
 俺は死にたかった。死にたい。]
 

(70) 2017/03/16(Thu) 19時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ おまえらを模したマネキンを見ても、

 帰れた。 じゃなくて、
 いなくなってしまう。 と、思ってしまったのだ。

 この場所が怖いとか、気味が悪いとか、
 おかしい場所だから脱出しなければ とか、

 そんなことよりも、現実を思うと、
 いき苦しい。

 なあ、みんな、なんでいなくなんの。

 帰りたい と、思わないな。
 だけど、ひとり も、苦手なんだよ。

 誰かさんの言うとおり。*]
 

(71) 2017/03/16(Thu) 19時半頃

[ほっぺたふにっふにされるのは痛くはなかった。
最初は冷たい指先にびっくりしたけど、時間が経つにつれ慣れたというか、
いい具合にわたしの温度がうつってきたみたいで気にならなくなったというか]

気にしないで。

[指を離して謝るささらちゃんに、笑い返した後。
みんなを指して大丈夫、と言われれば俯いてしまう。

ただいまとおかえりを言い合って、笑い合う。
ささらちゃんとはそれができたけど―――、]


[薄情と思われるかもしれないけれど、
今この時真っ先に思い浮かぶのは、
ちよちゃんの言葉、だとか、繋いだ手にぎゅっと力がこもる感触だとか、
勝手にいなくなって慌てているかもしれない姿だとか。こっちはただの想像だけど。

泣いている姿は想像できなかった。
むしろわたしにしたみたいに誰かを励ます姿の方がしっくりくる。

そういう、しっかりしたところに、向こうでもずいぶん助けられてきた。

……ああ、元気でやってるかな。
そして無事に帰れるのかな]




………そう、だね、きっと大丈夫だよね。


[ようやっと顔をあげてほんのり笑う。
今わたしにできるのは、信じることだけ。

行こう、って言って手を差し伸べた時、
ポケットの中でスマートフォンが震えた。
ちょっとごめん、って言い置いて、ポケットから出したスマートフォンの画面をタップする。
つばさちゃんからメールが来ていた]

……つばさちゃん、夜用の出入り口のところで待ってるって。
はやく顔を見せてあげよう。

[告げて、改めてささらちゃんの手をとって、
病院に向かうことにする*]


メモを貼った。


【人】 保安技師 ナユタ

 ── 現在:2階 教室 ──

[ パネルから剥がしたポスターの四隅を、
 椅子を台にして、順に、黒板に止めているとき だった。

 おうい>>96

 閉ざした扉の向こうから、
 聞こえた声に、俺は、
 ポスターを持った姿勢のまま、入り口に視線を移す。

 聞き慣れた声。]
 

(104) 2017/03/16(Thu) 22時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ 咄嗟に、言葉を返そうとする。けど、
 一度開いた口は、はく と、
 無意味に空気だけを吐いて、閉じる。

 不機嫌そうな声で、「 なんだよ 」とごまかすことも、
 「 元賀だよ 」って、フツウに、告げることも、

 そのどちらも、できそうになく、

 つーか、口を開くと、声よりも先に、
 涙とか、言っ身のない呻きとか、
 そういうものがこぼれていきそうで、

 俺は、無言のまま、
 目を丸くしている理一>>96の反応を伺うように、
 まっすぐに 視線を向けた。*]
 

(105) 2017/03/16(Thu) 22時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


 ── うん、 元賀

[ 息を吸い込んで、吐くみたいに、ゆっくり。

 呼吸のついで みたいに、言い切って、
 それから、小さな声で付け足した。「 たぶん 」。

 たぶん なんて言ったって、
 俺はこれが元賀だ って、微塵も疑っていない。けど。

 理一の眸に浮かぶのは、
 戸惑い のような色>>106で、
 それを見て、俺は。]
 

(109) 2017/03/16(Thu) 23時頃

【人】 保安技師 ナユタ



[  ……そうだよな って、思うし。 ]

 

(110) 2017/03/16(Thu) 23時頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ 視線はうつろって、俺のほうへ。>>107
 俺はうつむく。

 うつむいたら、なんかこぼれてきそうだから、
 やっぱり、上向き経由で、前を向いて。

 向けた視線の先で、理一は笑った。>>108

 それって、気遣いかな と、俺は思う。
 やっぱり、隠せないよなあ とも、思う。

 うん。泣きそう。情けないことに。]
 

(111) 2017/03/16(Thu) 23時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ それでも、また深呼吸に混ぜ込む みたいに、
 言葉と息を一緒くたに吐いて、首を横に振る。]

 ……いい

 俺がはじめたことだから、
 ちゃんと、俺が終わらせなきゃいけない気がするし

 ……でも、暇なら手伝え おまえ上な

[ できるだけ手短に、言葉を切り上げたって、
 ぐずぐずとした声になるのは、避けられないし。

 俺はそう言ったきり、また黒板に向き直って、
 下唇をかみしめる。ぺたぺた テープを貼り付けてく。]
 

(112) 2017/03/16(Thu) 23時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


 ── 理一も さ、無理してない ?

[ 手を貸してくれたか、どうかはさておき。

 視線は黒板に向けて、手を動かしながら、
 何気なく聞き返せたなら、大成功。*]
 

(113) 2017/03/16(Thu) 23時半頃

[つばさ氏は夜間の出入り口のところで待っているらしい。
莉緒ちゃんからそれを聞いて、足を進める。
少し暖まった手で、ふたり揃って向かえば不安もきっと紛れる。
……紛れてくれたらいいなあって、思う。]


— 病院 —

[夜間入り口は、と探していたら、
こちらに向かって手を振るつばさ氏の姿が見えた。]

連絡ありがと。
どう? 橘くんは助かりそう?

[今の状況を、つばさ氏は教えてくれる。
現在手術中で、助かるかどうかは五分五分といったところらしい。
病院の人が言うには、生死を分つのは患者の気力と体力次第、と。

わたしたちにできるのはやっぱり、待つことだけ。

ロビーに入ったすぐのところ、雨風を避けられるくらいの場所で、
他に来るであろうクラスメートを待ちながら、静かにじっとしているしか。*]


メモを貼った。


[二人揃って病院へと向かう道すがら。
ささらちゃんと話せたことでわたしには、
ちょっとばかり他のことを考える余裕ができていた。

ホストが誰だったのか分かったけれど、
あの校舎(せかい)の仕組み、みたいなものについては謎はまだ多い。

つばさちゃんに似たマネキンは何だったんだろう。
つばさちゃん本人は無事に帰れていたわけだけど、
あれのおかげで無事を確認するまで色々心臓に悪かったのは事実]

……結局、帰ったひとの代わりだったのかな、あのマネキンは。

[たぶん、きっと、そう。
だとすればわたしだいぶ無残な姿だよ……とは、
口に出せないまま小さくため息をついた]


[そうこうしているうちに病院の建物が見えてきた。
夜間出入り口側に回る。
つばさちゃんの姿が見えたら大きく手を振った。
そうして彼女の口から現状を聞く]


……そっかあ。

[手術中で。
助かるかどうかは五分五分で。
あとは患者さん次第だって。
言われたわたしは粛々と頷くことしかできない]


[ロビーの、まだ出入り口に近い辺りから、
手術室のある方角に、祈るような眼差しを送っていると、]

……あれ?

[病院の奥からこっちへ、
出入り口から入ってきたわたし達非入院患者とは、
逆の方からロビーに向かってくる人影を見つけた。
そっと人影に近付いていく]

こんな時間にどうし……、

[お見舞いにしては遅すぎる、というか、
電動車椅子に乗って入院着を身に着けてるからむしろ患者の可能性が高い。
ともあれ気になって声をかけたんだけど、
相手がクラスメイトだと気付いて途中から驚くような声をあげた]


あれ……上須賀くん? 上須賀くんだよね!?


[ばっさりと切られた髪。
身体のあちこちにつけられたパッド。
車椅子で移動する姿。
教室で見る姿ともあの校舎で見た姿とも違う。

入院してる、と皆方先生からちらっと聞いてたのを思い出す。
だけど、これは見たところちょっとした入院って感じじゃない。

帰ってきたのを喜ぶのも忘れて、
しばらく驚いた顔で見つめるばかり**]


【人】 保安技師 ナユタ


 無理してるように、見えない あんまし

[ テープが皺にならないように、
 端からおさえて、丁寧に貼り付ける。

 降ってきた声>>131、やっぱり、
 いつも通り じみていて、

 ちょっとしたおふざけ みたいな声音に、
 今度はもう少し、平気 に喋れていた はず。

 最後の眸、白い眼差し に、
 また、蓋をしながら。ぺたり。]
 

(133) 2017/03/17(Fri) 01時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


 でも、気ぃ遣ってくれたんだなって

 ……思ったから、

 ひとのことばっか気にして、
 自分のこと、気づけてないんだったら、
 …………嫌じゃん

[ きっちり、ポスターを引っ張って、
 ぴんと伸ばして、テープを止めたら、出来上がり。

 おっしゃ って、完成形には、
 ちょっと、満足げに声を上げて、
 カラフルな部屋に、マネキン を見て、
 ちょっと、さみしい ような、気はしたけど。]
 

(134) 2017/03/17(Fri) 01時半頃

メモを貼った。


【人】 保安技師 ナユタ



[  …………あ。 さみしい か。これ。  ]

 

(135) 2017/03/17(Fri) 01時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ 振り返って、笑う。笑って言おうと、した。
 さっき、理一がしてたみたいに。

 ……多分眉は下がり気味だったけど。]

 サンキュー、満足 した

[ そう、これは自己満足。

 別に、そうしてくれって言われたわけでもないし、
 おまえの選択なんて、もう聞けねえじゃん、元賀。

 たいせつに、ぬいぐるみを抱えたマネキン、
 どかすとか、動かす気にも、なんなくて、

 とりあえず、これでいいか って、
 思いながら、礼を言うついでに、
 一応、笑えた ついでに、こぼす。]
 

(136) 2017/03/17(Fri) 01時半頃

【人】 保安技師 ナユタ



 ……なんで、みんな、いなくなっちゃうんだろう なー *

 

(137) 2017/03/17(Fri) 01時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


##

 たとえば、

 ある日、となりに座っていた友人に、
 「 身内とカンケイしちゃって 」とか、

          不意に、言われたとして。

##
 

(138) 2017/03/17(Fri) 02時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


##

 俺はきっと、目に見えて動揺して、
 目は泳いで、うまく相槌打てなくて、
 「 おう 」とか、「 そっか 」とか、
 そういう返事をしていいのかさえ、迷って、

##
 

(139) 2017/03/17(Fri) 02時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


##

 …… やっぱり、そんな簡単に、スマートに、
 想像もしなかったような ひみつ 、処理できねえと思うし。

##
 

(140) 2017/03/17(Fri) 02時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


##

 ひみつがなんだ! おまえはおまえだろ って、
 あっさりと言ってのけたり、笑い飛ばすのも、
 大変だったな って、涙ながらに、手を取るのも、

 どちらも、自分には、過剰な気がして、
 きっと、少しは びびってしまう 自分に、
 そんな権利はない ような、気がして、

 「 そこに驚きがあったからといって、
   おまえのことを嫌いになったわけじゃない 」という、

 そんな簡単なことさえも、言えなくなるのかもしれない。

##
 

(141) 2017/03/17(Fri) 02時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


##

 なんかさ、別に、それって、

 その 誰か が、変わったわけじゃなくて、
 その 誰か の本質が、変わるわけでもなくて、

 ……今まで、接してきた、その 誰か そのものが、
 友人 たる、その 誰か 自身が、まさに、そのひとが、
 そういうひみつや、なにもかも の上に、成り立ってたって、

 それだけの話 のはず なんだよ なあ……
 なんにも変わらないはず なんだよ、ほんとうは。

##
 

(142) 2017/03/17(Fri) 02時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


##

 ”あたりまえ” の感覚に、縛られて生きている。


 もしも だけどさ、おまえの希望的観測が、叶って、
 隣りにいた クラスメートが、「 おれもだよ 」とか、
 同じ境遇を、なにかを、共有できたとして、

 どこかに、ひとりでも、いたとして。
 あるいは、思ったより、たくさん、いたとして。

 ……本当に、救われんのかなあ。

##
 

(143) 2017/03/17(Fri) 02時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


##
 俺の家さ、
 サラリーマンの父さんと、パートタイマーの母さんがいて、
 口うるせえ父方のじーちゃんも一緒に住んでて、
 母方の実家もこのへんで、
 ひとりっこだけど、いとこがいっぱいいて、

 お金に困ったこともねーし、いじめられたこともなけりゃ、
 成績とか進路で悩んだことも、そんなになくて、

 抱えてるものも、20人にひとり。
 探せば、いくらでも共有できる相手はいるだろうし、
 そういうコミュニティだって、あるし、
 ネット開けば、きっと語り尽くされてる。そんな悩みだ。

 すげー フツウ だろ。だけど、
 だけど、死にたい。んだって。 笑える ?
##
 

(144) 2017/03/17(Fri) 02時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


##

 ふつうの家族なんだ。ふつうの親戚なんだ。
 なのに、なんで俺だけ。  ってさ。

 俺は、家族とか、友達とか、
 大事な 誰か たちと、これから先、ずっと、
 当たり前 の感覚を共有できないことが、悲しい。

 どこかにひとりでも、
 100人でも、3.5億人でも、
 どんなに理解者がいたって、意味なんてないんだ。
 
 だけど、多分、それって、どうしようもないんだよな。

 どうしようもないから、死にたいんだけど。

##
 

(145) 2017/03/17(Fri) 02時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


##

 20人にひとり。クラスにひとりかふたり。5%。

 どんな数字で言い表したって、俺の気もちは、変わらないし
 自分の抱えるものの重みくらい、自分で決めるから、
 そんな、均してくれなくて、いいから って、

 ……思うくせに、あれ以来、
 ついつい、数えてんだ。20人。

 そういう感覚 なのかな。
 どこかにいるかもしれないひとり を探す 誰かさん。

 それとも、やっぱり、
 俺の想像も追いつかない何か なのかな。**

##
 

(146) 2017/03/17(Fri) 02時半頃

保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2017/03/17(Fri) 02時半頃


— 病院への道にて —

[莉緒ちゃんが口にした、マネキンについてのこと。
そういえば、と思い出すのは、校舎で変わり果てたつばさ氏の姿。
触れた感触をなんとなく覚えている。
どこもかしこも作り物だったはずなのに下着まで身に着けて、流している血が生々しかったマネキン。]

帰った人の代わりにマネキンがあそこに残る……か。
どうしてなんだろうね。
考えても分からないけど。

[マネキンとなった自分もあの校舎に残っているのだろうか。
だとしたら、それはどんな姿をしているんだろう。

……って、少し想像を巡らせたら、
誰かに見せられる有様にはなっていないのではないか、と、思えて。
同じく口に出せないまま、髪をくるくるいじった。]


— 病院・ロビー —

[莉緒ちゃんが声を上げたほうに視線を向ければ、
車椅子に乗った患者さんがやってくるのが見えた。
一度は気に留めずに視線を戻したけど、上須賀くん、という名前を聞けばもう一度振り向く。]

……えっ、上須賀くんなの?

[そういえば、入院しているって言っていたような気がする。
あの校舎で姿を見たものだから、てっきり病状は重くないものなのだと思い込んでいた。

体のあちこちに取り付けられた電極が生々しい。
鬱陶しげに掻き上げていた髪も、短くなっていて、見違える。
文化祭以前のクラスで出会った頃は、長い髪を見兼ねて気まぐれに結んであげたりすることもあったものだけど。

何があったの、とか。
病状は、きっと聞いてはいけないことだろうなって、わたしは線を引いて口を噤む。**]


― 病院・ロビー ―

[キュルキュルと車椅子のタイヤが床をする音が
静かな病院内に響く。
ロビーについて水野はどこにいるのだろうと
探そうとしたところ、誰かが近づいてきた。
見上げれば三星で、その向こうに
天ヶ瀬と水野の姿も見える]

よ。お前らも帰ってきたんだな。

[片手を挙げて挨拶をして、
近づきつつ、驚いた様子に苦笑した]

んな驚くなって。
体は元気なんだけどな。
ちょっとこっちのほうで。

[とんとん、と自分の頭を指でたたく]


お前らもあの校舎にいたろ。
朝飯食ってるとき
天ヶ瀬と三星のマネキンが見つかったっていってたから
帰るとマネキンが残るんだろうな。

[ということは自分のマネキンも残っているのだろう。
昴が見つけてなかなきゃいいなと、思いつつ]

んで、理一は。

[聞けば水野が五分五分だと説明してくれた]

あいつは俺たち呼んで、どうしてほしかったんだろうな。

[あの校舎で届いたメールの文面と
へらへら笑っている理一の顔がどうにもうまく重ならない*]


メモを貼った。


保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2017/03/17(Fri) 19時半頃


……やっぱりわかんないよね。
何も残さないでふっと消えちゃうよりはマシ、……だったかもしれないけれど。


[とは言ってみたけど……どうなんだろう。
つばさちゃんのマネキンは見るからに心臓に悪かったし。

そもそも、ふっと消えただけだとしても、
「消えた人は帰ったかも」という予想(あるいは希望的観測?)に辿り着けたんじゃないだろうか。

……結局あれこれ考えるのはやめた。

ため息をつくわたしと髪をくるくるいじるささらちゃんと。
それぞれ沈黙を抱えつつ歩いていた、病院までの道中]


― 病院ロビー/そして、再会 ―

[上須賀くんに手を振り返す間も、
わたしの表情は驚きを見せたまま固まっていた。
苦笑の後、病状を説明されて、
ようやく、そんなに深刻にとらえてほしくないんだろうか、と考えることができていた。

向こうで朝飯を食べた、ということは、
上須賀くんが帰ったのは、朝飯にありつけなかったわたしよりも後らしい。
マネキンが残っていたと聞いて苦笑いひとつ。無残な姿確定である]

……たいへんおさわがせしました。

[そしてぺこぺこ頭を下げる]

でも、上須賀くんもちゃんと帰ってこれてよかった。
……おかえりなさい。


[つばさちゃんから現状を聞いた上須賀くんがこぼした問いに、
答える術を持たず考えてこんでしまう。
そもそも―――どうして屋上から身を投げたのかだって分かっていない。

“あのメールの送り主”をりーくんに置き換えてみても、
何を求めて死んでみることにしたのか、
何があって死んでみるしかなさそうだという考えに行きついたのか―――という問いにぶち当たる。
それでも、考えてみて、]


……、誰かに答えてほしかったのかも。
ほら、メール、もう一通あったよね? 謎かけみたいな。

[言葉を紡ぎながら近くにいる皆を見回していた*]




『 人を人たらしめるものとは、何ぞや? 』


[三星莉緒としての答えを挙げるなら、
それはただ一言、“他人”となる。

ヒーローがヒーローたる条件は、
性格が当てはまるかどうかではなく、
心の強さでもなく、
誰にも正体を知られることなくさっそうと事件を解決すること―――でもなく、
第一に、助けるべき他者が存在すること。

これが人全体にも当てはまるのではないかという話]


[――ただ、多くの人の例に漏れず、
わたしにとっても最も身近な他人とは血の繋がった家族であり。
その存在――つまりはあお姉を思い浮かべればこそ、素直に答えることができなかった。

わたしからあお姉を取り去ってしまおうにもできない、
そんな気持ちを抱えているからこそ。


これがわたしの答え。
それが真の正解とは限らないけれど。

でも、わたしからすればりーくんは紛れもない人だよ。
病院に運ばれたと聞いて駆けつけてくれるクラスメイトがいるんだから*]


[病院へ急ぎながら思うのは、あの校舎での出来事だった。

能久と一緒に作った、ふわふわのパンケーキ。

「ふわふわ、きらきら、かわいい。魔法使いみたいだね」と、感嘆の声を上げた入間。「それはね、元賀が飾ってくれましたー!すごいでしょ!」と、こちらに親指を立ててみせた能久。「健ちゃん凄いじゃーん!」と、笑顔で褒めてくれた橘。
クリーム控えめのパンケーキを、「そんなんよく覚えてたな」って受け取って食べてくれた保田。喜んでくれた……と思うのは、きっと錯覚ではないだろう。

やったことといえば、生クリーム作りなどの簡単な手伝い、それと、パンケーキにクリームで飾り付けしただけ。
ほんの少しの勇気をもって、起こした行動。踏み出した一歩。

そのおかげで返ってきた言葉の数々や笑顔が、本当に、言葉に出来ないくらいに、嬉しかった。]


[今までずっと悩んできたのは、俺の考えすぎだったんじゃないか、と。
たとえ知られたとしても、自分が思っていたよりも、周りは受け入れてくれるんじゃないか、と。
無理に隠そうとして、もし知られたらっていちいち怯える必要は、無いんじゃないか、と。そう、思えた。

まあ、今すぐ、周りの人全員に、何もかも話したりするなんて、とても出来ないけれど。
それでも、本当の自分を受け入れて、周りの人にも少しずつ話して、受け入れてもらいたい。

そう思ったことはきっと、間違いなんかじゃないはずだ。]


っ水野!

[走っているとやがて病院が見えてきて、その夜間入り口に立っている水野が目に入れば、喜色を滲ませながら声をかけた。
あの校舎で、血塗れのマネキンを残して居なくなってしまった水野がこうして目の前にいるのを見て、心の底から安心したから。
入り口に着き、肩で息をしながら「連絡、ありがとう、無事で、よかった」と言えば、水野は苦笑しながら「うん。元賀も、おかえり」と返してくれた。
だが、水野から橘の容体を聞けば、徐々に表情は厳しくなっていっただろう]


……五分五分、か……。

[五分“も”ある、と思えればいいのだが、同じだけ、もう生きている橘と会えない可能性がある、と思うと、心配だし、気持ちが落ち込みそうにもなる。]

……いや、でも……きっと、大丈夫だ。

[あの校舎からこっちに帰ってくることができれば、きっと助かるだろうから。
そして、きっと……まだあの世界にいるあいつらが、橘を連れて帰ってきてくれるだろうから。
今は、そうなることを信じよう**]


メモを貼った。


[三星におかえりと言われて]

ん、ただいま。

俺は実際お前らのマネキン見てねーんだけどな。
そういや天ヶ瀬のは裸だったって聞いたぞ。

見に行きゃよかったかな。

[どういう帰り方したんだ?と首をかしげ]

せっかく昴がパンケーキ焼いて
健士郎がきれいにクリーム飾ってくれたの
食えなくて残念だったな。
焼き立てふかふかでうまかったぞ。

[そう言って自慢した]


なぞかけっつーと、
人を人たらしめるものは…とかいうやつか?

[三星に言われて考える]

そんなん死んだり、死んでみたりで
見える答えじゃねーのにな。
だって、生きてるから人だろ。

俺の答えが理一の考えじゃねーだろうからな。


【人】 保安技師 ナユタ

 ── 現在:2階 教室 ──

[ 平気 という言葉>>193が、
 なんかさ、ほんとに、それっぽくて、

 無理すんなよって、言えないし、
 無理したい ようにも、見えないし。

 ほんとに? という言葉は、しっくりこなくて、
 俺は、でもさ と、思いつくままに、言葉を重ねた。]
 

(202) 2017/03/17(Fri) 22時頃

【人】 保安技師 ナユタ


 ……自分は平気でも、
 ”そうじゃないやつもいる”って、

 自分とは、違う ひと のこと、
 想像しながら動くのも、消耗する

 ……しない ? ……か

[ 違うならいいや って、

 自信なさげに、声はしぼんで、
 俺は、丁寧にテープを剥がすことだけを考える。*]
 

(203) 2017/03/17(Fri) 22時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ それから。

 白い目 を埋め尽くす作業を終えて、
 礼を言った俺に、理一は応えて>>195

 それから、

 しまってたつもりの気もちを示されて、
 言葉 の前に、まばたきをした。

 すう っと、なにかに導かれるように、
 視線が、三日月 みたいな眸>>196に、向かう。]
 

(205) 2017/03/17(Fri) 22時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


 ── さみしいよ

[ と、俺は言う。まっすぐ、おまえを見て。
 冗談なんて、どこにも潜まない、声で。

 言葉に出してしまえば、
 自分の気もち を、認めてしまったように、
 続く言葉が、簡単に出てきてしまうみたいだ。

 俺は、言葉を紡ぎながら、
 尋ねるように、探るように、おまえを見つめる。]
 

(206) 2017/03/17(Fri) 22時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


 みんなが、いなくなってくのも、
 帰る ことが、いいことって思ってんのも、
 さみしい し、悲しい よ

 なんで、みんな、いなくなんだろう
 帰りたくもない けど、ひとり も、嫌だ

 って、
 

(207) 2017/03/17(Fri) 22時半頃

【人】 保安技師 ナユタ



 …… この場所って、何のためにあるんだろうな


[ そう言って、俺は、表情を緩めて、

 会話の終わりに、
 教室に戻るか という言葉を、付け足す。

 ……それはやっぱり、ちょっと困ったような顔、
 だったんだと思う。たぶんだけど。

 ……なあ、おまえさ。
 あの、遺書めいたメール 見て、何を思った?

 ── 俺 、  *]
 

(208) 2017/03/17(Fri) 22時半頃

メモを貼った。


裸……?

[おかえりなさい、を言えてほっと一息ついた直後にまた目を丸くすることに。
それからわたしの眼差しは。
上須賀くんとささらちゃんの間を行ったり来たりしたけど下手に詮索はしない。
パンケーキの話を聞けば盛大に「いいなあ」と口にしたけれど]


………こうなったら、
昴くん帰ってきたらパンケーキ作ってもらおう。
盛り付けは健士郎くんにやってもらって。

[今は夜遅いからまたいずれ]


[こっち、って。
頭を示されたなら、より心配になる。
体のケガよりもヤバいやつなんじゃないのかな、それって。

でも、元気そうに振る舞うその様子に、
それ以上何をどう言えばいいのかは分からない。]

……ああ、うん。
わたしたちのマネキンもあったんだ。

[わたしたちが校舎から出たその後のこと。
聞けば、帰る順番は一斉ではなく、少しずつなのだということが分かる。
それに何の意味があるのかは分からないけど、残された人たちはどういう気持ちになるんだろう。
あの笑い声と泣き声の放送を聞き続けて、頭がやられたり、しないかな。

——なんて。チャイムが鳴るごとに変遷して行く校舎のその後の様子を、わたしは知らない。]


えっ?

[考え事をしながら顔を傾け、癖になっている髪いじりをしていると、
わたしのマネキンの有様が聞こえた。

……校舎を出る際、途切れた記憶。
あれも夢を見ていたような、ふわふわした心地だったけど、
全身を包む寒さを少し思い返して身震いした。]

そうなんだ。なんでだろうね。
よく覚えてない。……みんなもそうでしょう。

[髪をいじりながらとぼけてみる。
別にマネキンの裸を見られても大したことはないけど、
もしかしたら美術準備室の件がいろいろと筒抜けになってしまうのではないか。
そんなことを心配して、でも、上須賀くんは直接見たわけじゃなさそうだし。]

何があっても不思議じゃないもの。ね。

[莉緒ちゃんの視線を受け流して、努めて平静な表情で肩を竦める。努めて。]


朝食はパンケーキ?
あっ、いいな。ずるい。

元賀くんがクリーム係したの。
見たかったな。文化祭の時、フリル手伝ってもらったの、すごく上手かったし。
向いてそうだよね。

[自慢された。ストレートにそう思った。
パンケーキといえば我々にとって思い出の食べ物ですし。
文化祭を模した校舎でそれを食べることができたなんて、羨ましいとさえ思う。
どこか、緊張感の欠けているわたし。

クラスメートが死の淵にいるというのに。
必ず戻ってくると確信しているのか、それとも、どうでもいいと思っているのか。

……後者ではない、と、思いたい裸のわたし。
自分の気持ちさえ、殺して生きていこうとしたこれまでのわたし。
どうすればいいかは、ゆっくり考えていく。]


[さて、どうして橘くんはわたしたちを呼んだのか。
わたしはあの校舎で推測をした。古辺くんと話していたこと、それをそのまま口に出す。]

みんなにも自分の気持ちを知って欲しかった、から?

だって、あの校舎は文化祭みたいだったけど、
明らかに文化祭にはなかったもので彩られていたから。
橘くんには、ああいう風に見えていたのかも。

[……目映すぎる電飾に、止まらない放送。
あれはきっと、橘くんの苦悩に直結している。と思えた。

莉緒ちゃんの言葉で、あの最初のメールの文面を思い出して、
そういえば、あれは答えを問いかける形式だったっけ。]


[あれに対するわたしの回答は、
きっと、橘くんが求めていた回答にはならないのではないか。
そう思うから、上須賀くんに頷く。]

そうだね。
少なくとも、死んでみたって答えは見つからない。
……と思うけど。

それとも、……答えを見つけたくなかったのかも。

[これも、ただの勘。今度ばかりは自信もない。
誰かに答えを突き付けられたら絶望するかもしれない。そう思えたなら、って。

わたしは橘くんの何を知っているというんだろうね。
自分で吐いた言葉を掻き消すように、苦笑いして頭を振った。*]


…………。


[帰った時のこと、
よく覚えてないとささらちゃんは言うけれど。
わたしもそうだ、ってすぐには答えられなくて、
誤魔化すみたいに手をひらりと振った。

今にして思えば、あお姉があの校舎にいるのなんてどう考えてもおかしいのに、
なんで、逃げなかったんだろう、あの時のわたし。
……過ぎた話だ、と気持ちを切り替える]


そうだね、
……機械のコンセント抜いても声が止まなかったりもしたし。


[結局提案するだけで終わった、“機材を椅子で殴って止める”というのは誰かやったんだろうか、
いっつもあの調子じゃ力ずくで止めたくなる人が出てもおかしくはないんじゃなかろうか。

わたしが帰った後もさらに鳴る音が変わり続けている、とは、
さすがに想像の外側にあった]


[パンケーキにはしあわせな思い出があればいい。

そんなことを昴くんが思っているとは知らないけれど、
事実として、パンケーキにはしあわせな思い出が詰まっている。

思い出の再来を願って、心を軽くできたのはほんのわずかの間。

だって、誰か一人でも戻ってこなかったら、
パンケーキどころじゃないって思うわたしがいる。
なかなか、ささらちゃんみたいにどんと構えていられないのは、
わたしが心配しすぎなだけなのかな。

でも無理もない話だと思う。
心の中に閉じ込められて広がる景色を見てみたところで、
りーくんのことが分かったわけでもなし]


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