249 【誰歓突発RP】君と、夏の終わり
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突っ込むところ、そこなのか?
[ 敬称をつければあだ名でもいいのか>>4。 幼馴染の天然じみた嗜みにはおかしげに笑い。
残暑というにはまだまだ熱気の篭る夏の夜、 じゃれ付くように二人、足を踏み出した。 ]
(55) 2018/08/25(Sat) 08時頃
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浴衣かぁ……いつだったっけ 覚えてないくらいには前だけど、 着付けが出来ない〜って泣いてたっけ
下駄は靴擦れ激しいから、大変だよな 歩き方変えたら治るかもって言っても、 あんまり上手くいってなかったし
[ 祭囃子をBGMに、人の波をかき分ける。 浴衣に限らず着物全般はどうやら>>6、 男より女の方が着付けに苦労するようで。 これもいつものように泣きつかれたけれど、 結局自分達の母親に話を通すのが精一杯。
揺れる灯が呼び起こす追憶に身を委ねつつも 異界の様相でも帯びそうな祭りの空気に、 攫わせまいと、繋いだ手に力を込め返した。 ]
(56) 2018/08/25(Sat) 08時半頃
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[ ……運動は得意だけれど、 肝心のロードでは、一踏ん張りが出来てない。
七海と初めて会った時とは違って、 今の自分にはもう、原因の見当がついていた。
なのに未だ解決できないのは言うなれば、 悪癖だとか勇気がないだとか、そんな理由。 親はおろか、縁にすら話していない秘め事。
それでもクリテリウムのゴールラインだとか、 あるいは山岳コースのてっぺんだとか。 必ず地元で開催される訳でもないレースに こころは時折、足を運んでくれた。
見知らぬ土地で聴こえる、慣れた声援に>>7。 どれほど救われたか、彼女は知らないだろう。 ]
(57) 2018/08/25(Sat) 08時半頃
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[ 過ぎゆく刻を惜しみでもするように、 ゆっくりと歩いたって神社はもう、すぐ其処。 蓮からのSOSを確認し>>8、二人して笑って。 ]
ん、分かった 折角だし、目一杯楽しんで来いよ!
[ そういえば、こころは言っていた>>14。 最終目的はののかと林檎飴を食べる事だと。 ここからなら最悪文明の利器で合流出来る。 そう踏んで、ひらひらと手を振り返した。
早速それが必要になった弟の事は>>15 兄といえど、双子効果で気付けるでもなし。
……ましてや彼がどう思ったか、なんて。 ]
(58) 2018/08/25(Sat) 08時半頃
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さて、どうしたもんかね
[ 七海には、こころを誘いたかったのかと 尋ねられもしたものだけれど。 実際はノープランも良いところだ。
それでもぼっちは当然味気ないので、 ありがたく文明の機器を引っ張り出した。 付けたカバーは、ミラノの空を模した青。 ]**
(59) 2018/08/25(Sat) 08時半頃
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─── 自転車のはなし ───
[ “ 一位 ”と“ 二位 ”は、天と地ほども違う。 だからロード乗り達はこぞって、 コンマ数秒、車輪ひとつぶん以下の差を 埋めようと、広げようと日夜努力をする。
…………ただ。
才能と努力ですべて勝ち取れるかというと、 また話が違ってくるのが、この世界だった。 ]
(74) 2018/08/25(Sat) 13時頃
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[ 因の愛車は、チェレステカラーのビアンキだ。 通学や外出にも使っているから、 街の各所で見かけた人もいるかもしれない。
状況次第で、自動車すら抜かせるのがロード。 人力のエンジンを侮る事なかれ。
平坦ならばすれ違いざまにつむじ風起こして、 一瞬後にはもう、その背は遙か彼方だろう。 ]
(75) 2018/08/25(Sat) 13時頃
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[ 踏み込めば、踏んだ分だけ進んでくれる。 風を切り、味方につけてはどこまでも。 気持ちがよくて、ずっと好きだった。
そんな話は縁やこころ、大和辺りには特に、 語れば止まらなかっただろう事は、否めない。
……ほかの人だったらどうかって?
それでも訊かれれば、遠慮がちに答えもした。 引かれるのが、ほんのちょっと怖いだけの話で。 ]
(76) 2018/08/25(Sat) 13時頃
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[ この感覚に影が差し始めたのが、 ちょうど、七海ののかと出逢った頃のはなし。 中学時代には身体もどんどん大きくなって、 成長につれ、背丈も脚力もいや増してゆく。
同時に、思うように進まない事が増えた。 平坦で10秒ほども、全力で漕げば分かった。 ペダルに掛けた力が、どこか空回っていると。
だって、“ 身体が憶えている ” 踏んだだけ進んでいた、あの頃の感覚を。 このもどかしさは今だって、消えちゃいない。 ]
(77) 2018/08/25(Sat) 13時頃
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[ それなのに、理由はしばらく謎のまま。 ある時偶然知り合いのロードを借りて走り、 ようやく知った理由は、ごくシンプル。
“ 自分の踏み込みに、愛車が追いつかない ”
……無情にも突きつけられた事実は、大きい。 ]
(78) 2018/08/25(Sat) 13時頃
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[ “ 勝ったなら自分を褒めろ。 負けたならメカトラブルを疑え ”
そう云われる事さえある位に、 選手が跨るロードバイクの性能は重要で。 極端な一例を挙げれば、値の張る方が軽い。 そして軽い方が、早く走れるに決まっている。
いまの自分に出来る範囲では既に、 あれこれパーツを取り替えたりもした。
……それでも因は、一介の学生でしかない。 一人で出来る限界という壁がそびえていて、 今以上を望む事は、どうにも出来ないまま。 ]
(79) 2018/08/25(Sat) 13時頃
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[ 生まれた時から“ お兄ちゃん ”だった。 だから、縁の兄らしくいようと思った。 彼が短冊に託した“ ねがいごと ”だって、 出来うる限り、応援してきたつもりでいる。
いつしか、妹のような存在が出来た。 頼られれば、手を貸さずにはいられない。 こころにはそんな、不思議な魅力があった。
気の合う友人が出来た。 大和とのプレーや会話は純粋に楽しいし、 運動であれば、助っ人だってどんとこいだ。 ]
(80) 2018/08/25(Sat) 13時頃
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[ 頼られるのを疎ましく思った事はない。 けれど多分、勉強以外で頼る事は少なかった。
だって、寄りかかり方なんて分からない。 ……逆だったら、いつもやってる事なのに。
結局のところ、因の悪癖とはそういうトコロ。 踏み出す勇気は、今もまだ持てないまんま。 ]**
(81) 2018/08/25(Sat) 13時頃
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─── 御松里神社 ───
やっぱし、人多いよなぁ
[ どこもかしこも人、人、人。
人混み自体はロードも含め慣れっことはいえ、 別れたこころも、すぐに姿が消える雑踏の中。 知り合いが居たって、解らないかもしれない。
器用に人混みを縫い、朱塗りの鳥居をくぐれば ひときわ煌めく賑わいに浮かぶ、屋台の群れ。 ]
(141) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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………………腹へった
[ ふと芳しい香りが鼻をくすぐって、 ぐぅぅ、とお腹の虫がブーイング。
ロード乗りは何かとカロリーを使うから、 サドルの上でも、よく何かを食べている。
買い食いだってやっぱり日常茶飯事で、 源の弁当屋なんかは、寄り道コースのひとつ。 ついでに縁達にと、買って帰る事もあったかも。
……なんて話は、ひとまず置いておくとして。 ]
(142) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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[ 漂う醤油の香ばしさに釣られ足を向ければ、 踏みしめた砂利が、ごろごろと音を立てる。 ]
あ、やっぱりイカ焼きだった すいませーん、一つください!
[ 屋台のおっちゃんの威勢のいい声とともに 首尾よく、割り箸に刺さったイカ焼きゲット。
ほくほくと齧りながら出店を冷やかしていると、 もう一人の食いしん坊陣営(暫定)を発見>>108。 咥えているのは……たい焼きだろうか? ]
(143) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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お、池田じゃん 蓮と一緒だと思ってたけど…… 代わりにクマとデート中か?
[ 先ほど迷子の珍獣・蓮を捕獲したらしい池田。 どうやら別れたのか、姿は見当たらない。 代わりのように、腕の中にはテディベア。
高校は同じ、そして体育会系と来れば 勝手に親近感を覚えたりもしているのだが。 あちらがどうであれ物怖じる様子もなく、 イカ焼き片手に声の一つも掛けただろう。 ]**
(144) 2018/08/25(Sat) 20時半頃
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[ そこまで盛大に咽せられると思わなかった。 大丈夫。待つ待つ待ちます>>160。 制されて尚、言葉を重ね急かすドSではない。 おっかなびっくり彼女が落ち着くのを待ちつつ。 ]
その瓶見ると月並みだけどさ、 あーラムネだな〜って感じがするよ
くびれとか、重さとか、ビー玉とか これぞ夏の風物詩!ってヤツ
[ 細身の瓶の中、からりと涼しく音立てる球。 池田が祭りを満喫しているのが見て取れる。 ]
(172) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[ 苗字も、大体の背丈も、顔も同じ。 因本人はさほどそうも思っていないけれど、 周りからすれば、どこか似て見えるらしい。
そんな中、彼女はなぜか両者を呼び分けない。 かといって間違えている様子もなく>>162。 その理由を、尋ねた事はあったのだったか。
──── これはまったくの余談だけれど。
因の格闘ゲームの腕前は0(0..100)x1点程である。 縁はどうなのか?……それは分からない。 ]
(173) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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[ ……どうやら、清々しい壊滅具合らしい。 ]
(174) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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へえ、蓮がねぇ…… アイツも隅に置けないじゃん
[ 確か彼は、女子と話すのは苦手だった筈なのに。 高校生には相当手痛い出費の賜物とも知らず、 景品らしい物を贈るスマートさに、内心で口笛。
ぴこぴこと動くテディベアの手先>>163に、 某宇宙人よろしく人差し指を合わせてみる。
ずいぶん世代が違うだろうって? あれは“ 宇宙 ”人の映画。お察しってヤツだ。 ]
(175) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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……俺、いつも誰かと一緒に見える? 自分じゃそんなつもりなかったけど
[ 意外な問いに、ぱちりと眸を瞬いて。 返したのは、紛れも無い本音のつもり>>163。
実際ロード絡みの事であれば尚更、 縁もこころもついて来られないだろうし。 尋ねられた筈が首をかしげる羽目に。なぜだ。 ]*
(176) 2018/08/26(Sun) 00時頃
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─── 筋肉系少女とチャリ馬鹿 ───
[ 授業光景からして体育は好きそうなのに そうした部活には入らない池田>>177。 ……実のところ因自身もそのクチなので、 すこし、気になっていたのはある。
自分の理由はといえばごくごく単純で、 “ 自転車部がない ”──── これに尽きる。
野球部へのヘルプも助っ人止まり>>0:218。 皆の部活の時間、因は自主練なり外部なりで 愛車のビアンキを乗り回すことが多かった。 ]
(213) 2018/08/26(Sun) 12時半頃
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[ そんな彼女との邂逅はある爽やかな朝、 ロードであれ脚であれ絶好の走り込み日和。 これ幸いとペダルを回し抜かした影の中に 偶然、池田も混じっていたようだ。
呼び止める声が聞こえた気もしたが>>178、 なにしろ一瞬だし、自分じゃないかも…… そんな風に、思ったりもしたもので。
振り返る頃にはもう、つむじ風引き連れて 彼女から相当な距離を取った後だった。
車は急に止まれない。自転車だって車です。 ]
(214) 2018/08/26(Sun) 12時半頃
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( ……なんだったんだ?今朝の )
[ 結局、釈然としないまま一日は過ぎ 紙上に普段以上に乱れるミミズを量産した頃、 その問いの答えは、唐突に現れた>>179。
いつものように何重ものロックを解除して さて帰ろう、とハンドルを握ったところで、 待ち構えていた池田に、声をかけられたのだ。 ]
(215) 2018/08/26(Sun) 12時半頃
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……………… もしかして朝のアレ、君? なら、間違いなく俺だね
俺は天地。天地因っていうんだ
[ そうか、この子が。 とはいえ体育系の部員にも見えないから、 声をかけられた理由は割と謎だったけれど。
続いた経緯に、なるほどと得心>>180。 見立て通り愛車のメンテは欠かさないし 褒められれば嬉しいから、中々にちょろい。 ]
(216) 2018/08/26(Sun) 12時半頃
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うん。好きだよ、ロード 回せば進む。進んだら楽しい
晴れた空の下で気持ちよく走れたら 嫌な事だってすぐに吹っ飛ぶし、 それで勝てたらもう、言う事なしじゃん?
[ それこそが難しいと言われれば道理だけど、 速い奴が勝つ。シンプルでいいじゃないか。
目標がはっきりすれば猪突猛進だろうが、 そこに向かってスプリントを掛けるまで、と からりとした空みたいに、笑ってみせた。 ]
(217) 2018/08/26(Sun) 12時半頃
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[ 去りゆく背中に、因は思った。 次は彼女の好きなものを訊いてみようと。
……その結果がセンスの欠片もない、 格闘ゲームの0点評価なのは、ご愛嬌だ。 ]*
(218) 2018/08/26(Sun) 12時半頃
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[ 餅でも詰まらせたみたいな死亡事故で>>185 危うく池田を新聞記事に載せるところだった。 ]
ほんと。夏、終わっちゃうなあ……
[ 吐き出したのは、しみじみとした感想。 からんと音を立てるビー玉の硝子音は 祭りの賑やかさより、物寂しさを感じさせた。
──── 今年の夏も、因は走っていた。 一位にはやっぱりなれない儘、夏が終わる。 ]
(244) 2018/08/26(Sun) 17時頃
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それは言うなって!俺だって あそこまで苦手だと思わなかった……
蓮、あの見目で割と素直だから 教えたら伸びそうな気はなんとなくする
[ 池田当人はもちろん、大和相手ですら>>186 対戦機会があったならボロ負け必至の腕前だ。 失礼な物言いも気にしない。だって事実だし。
理由は不明だが時折深い知識を披露する蓮は 学ぶ事自体は嫌いじゃないと勝手に思っている。 それが小説書きとしての資料だとも知らず。
なんなら壊滅的な格闘ゲームではなく、 他に壊滅的な勉強でも教わっているかも。 ]
(246) 2018/08/26(Sun) 17時頃
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[ 自分も大概だが、池田も大概ネタが古い>>187。 俺ら、本当はいくつだろうな?なんて笑って うりうりとテディベアの肉球をつつけば、 後に続くのは、思いの外真面目な意見>>188。 ]
息をしてるみたいに、か …………そうかもしんない
[ 思い返すのは、受験時代のこころの姿>>0:212。 成績でいえば自分も惨憺たる有様だったから、 勉学優秀な縁と高校まで同じでいられるとは 正直なところ、あまり期待していなかった。
……それでも兄弟の受験番号が並ぶのに 胸を撫で下ろしたのは事実だったし、 こころの番号が見つからなかった落胆も、また。 ]
(247) 2018/08/26(Sun) 17時頃
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成績なら頼りっぱなしだよ ……ってハナシじゃ、ないんだよな 無理してるつもりはないけどさ、………
[ 自己管理は最重要事項だから>>189、 “ 選手として ”無理なトレーニングはしない。
……日常においてもそのつもりではあれど、 思うように走れない鬱憤だとか、焦燥だとか。 あるいは、原因不明のもやもやだとか。
吐き出しようのない澱をロードで晴らすのは あまりいい事じゃないとも、正直思っていて。 ]
(249) 2018/08/26(Sun) 17時頃
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……夢叶えるって、ムズカシイよなぁ
[ 相手の密かな夢を知ってか、知らずか。
結局、諸々引っくるめて飛び出したのは 少し飛躍したようにも取れる、そんな言葉。 一言きりのセンチメンタルは、喧騒に融ける。
とはいえ双方、うじうじした性格でもなし。 次の瞬間にはもう、いつものじゃれ合いだ。 ]
(250) 2018/08/26(Sun) 17時頃
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綿飴?俺甘いもの好きだよ 量が多いけど食べたくなるの、分かるし
わかった、残りはありがたく頂くから 池田は好きなだけ綿飴満喫するといい!
[ はやく、と言わんばかりの池田に逆らうでもなく 引き寄せられるのは、目当ての品を売る屋台。 途端、機械の音とむわりとした熱気を感じる。
キャラクターの数々が刷られた外袋を指差し、 池田はどれがいいんだ?と一言尋ねただろう。 ]*
(251) 2018/08/26(Sun) 17時頃
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[ 道ゆく最中、少しだけ開いた空色のスマホ。
眼鏡包囲網には少しだけ吹き出したけれど、 こころの探し人は、いまだ見つからない様子。 ]
『 邪魔しちゃって、ごめんね 』
[ 先程拾った、探し人の言葉>>0:164が過ぎる。 池田にさえ一人の印象がないと言われるなら、 塾でしか会わない七海は尚のこと思うはず。
因当人がどう思っているかを置き去りに、 距離を置かれている可能性に、漸く思い至る。
あのコメントも、きっとその一つなのだろう。 ]
(257) 2018/08/26(Sun) 17時半頃
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[ 今更真意を思い出そうとしてみても>>0:183、 一度逃した言葉は、やっぱり戻って来ない。 ]
( ……俺、実は言葉足らずだったりする? )
[ 思えば結局、中学時代の邂逅についても。
うすうす相手が七海だと気づいていながら、 自分は彼女に、何も言っていないじゃあないか。
顔の似た姉妹は居るのか、と尋ねた事があった。 あの時と今で、あんまりにも見目が違うから、 自分たちのようなパターンすら疑っての問い。 ]
(258) 2018/08/26(Sun) 17時半頃
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[ はぐらかしたつもりは無かったけれど、 尋ねた訳を訊かれても、釈然としなかったろう。 自分で解っていないモノは、答えられないから。
……自転車馬鹿、無神経ここに極まれり、だ。 ]*
(259) 2018/08/26(Sun) 17時半頃
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─── そしてセピアは、彩りへ ───
[ 不機嫌を人にぶつける気はなくても 隠しきれる程人間が出来ていた訳でもなく。 怖い思いをしたであろう彼女相手に>>43、 あの時かけられた言葉は、たぶん多くない。
自分で触っておいて、ブス呼ばわりは大概だ。 そんな変質者への憤りなんかも、含みつつ。
……思うように言葉が出なかったから>>44 ジュースに頼ったなんて事、知らなくていい。 ]
(289) 2018/08/26(Sun) 22時頃
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[ “ 君はブスなんかじゃない ”…………
例えば、そう言えたらよかったんだろうか。 正直な所を言えば、真っ先に思ったのがそれ。 控えめである事と美醜はイコールじゃないし、 そもそも、因は面食いでもなかった。
だけど、男が発したあんまりな言葉と、 見ず知らずの自分の感想には、関係がない。
だから差し出がましいだろうと、口を噤んだ。 彼女がその時、何を考えていたかも知らずに はにかむような様を時折ちらり、覗いていた。 ]
(290) 2018/08/26(Sun) 22時頃
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[ そうして、埋もれかけていたおはなし。 両親も、こころも、縁すら知らない記憶を。
──── 揺り起こしたのは、再会だった。 ]
(291) 2018/08/26(Sun) 22時頃
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[ ロードにばかりかまけていたから、 高校に入った折、とうとう業を煮やした親が 『 縁と同じ塾に行く事 』と無理やり入れた。
……確か、再び出会ったのはその頃。
実を言うと、他人の空似かと大いに疑った。 化けて粧しこむ女の武器の力を知らない上に、 自分達双子のようなパターンもあり得たから。
けれど結局、それ以上を問えずに現在へ至る。 ]
(292) 2018/08/26(Sun) 22時頃
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[ 七海ののかは、可愛い子だと思う。
ぱちりとした眸に、愛嬌のある仕草。 男子達のマドンナになるのも道理だ>>0:174。
そんな折に自分は何をしていたかというと、 相も変わらず終わらない課題と格闘のさなか。 ボーイズトークを、片手間に聞いていた。 話題そのものに興味皆無な訳ではないもので。
……結局、常世の『平田レミ』発言辺りで 終わらせたプリント片手に教室を出たから、 その後訪れた当事者の存在も、知らずじまい。 ]
(293) 2018/08/26(Sun) 22時頃
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( ──── でもさ、七海って。 よく、縁のこと見てないか……? )
[ ……そんな事を言って空気を悪くする前にと、 さっさと離れる事を選んで正解だったか否か。
あの日の彼女の、控えめにはにかんだ笑顔が 考えれば考えるほど、隠れてゆく気がして。
相変わらずのモアイの説教とため息が、 この日ばかりは、いい緩衝材代わりだった。 ]**
(294) 2018/08/26(Sun) 22時頃
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