253 緋桜奇譚・滅
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墓
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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なんと、これは奇っ怪……分かったゾ!
(0) 2018/11/04(Sun) 21時頃
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―― 六道珍皇寺にて ――
[今は冬、雪がはらはらと舞い吐く息は白い。
だというのにこの季節にこの桜は美しい花を咲かせていた。
まだ五分咲きではあったが異常事態に変わりはなく。]
嗚呼、これはあきまへんなぁ。
[はらはらと散る花弁は桜にしては色が濃く。
紅梅に比べると多少は白い。
その美しさと珍しさに参拝客は感心した様に溜息を洩らし。
住職である仁右衛門は憂いの溜息を洩らす。
この桜に纏わる言い伝えを思い出せば溜息の一つも洩れよう。]
(#0) 2018/11/04(Sun) 21時頃
[狂い咲きの桜が紅い花弁を散らす刻、冥府への扉が開く。
そんな言い伝えも実際に眼の前で桜が常とは違う赤みを帯びた花を咲かせていれば。
否が応でも真実味は増すというもの。
咲いたその日は普通の桜の様であった。
次の日に見れば薄っすらと紅く色づいて。
更に次の日にはもう少し紅く。
日に日に花弁の赤みは増していく。
最終的には真っ赤に染まり冥府への扉を開けてしまうのではないか。
そんな不安を笑い飛ばす事など出来ようはずもなく。
仁右衛門は溜息を一つ落とした。]
(#1) 2018/11/04(Sun) 21時頃
[仁右衛門が憂いている頃、京の都では二つの噂が流れていた。
一つは六道珍皇寺の狂い咲きの桜の話題。
もう一つは神隠しが頻発しているという事。]
『六道さんとこの桜、あれは人を喰ろうてるらしわ』
『きっと神隠しで消えた人らは喰われたたんやろねぇ』
[ひそひそと噂を交わす人々の反応は様々だ。
怯えて震えている者もいれば、面白がっているものもいれば半信半疑の者もいる。
真偽はどうであれ、人々は普段と変わらぬ日常を送るだろう。]
(#2) 2018/11/04(Sun) 21時頃
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― 京・へいも屋 ―
[都の片隅にある菓子屋。
一風変わった名前のその場所の店主はどこからか流れてきた女。 凜と名乗った彼女の傍らには変わった色の唐傘。]
おこしやす、何にします?
[関西に馴染もうとして。 それでいて、東の言葉が抜け切れない。
言葉の癖はどうしたって仕方ないと彼女は笑う。 そんな中で、とある客が言った言葉。]
「特製団子、5人前で」
へえ……ではあちらにどうぞ。
(1) 2018/11/05(Mon) 23時頃
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[へいも屋の裏の顔。 そちらに行くための符牒。]
さて、何をお望みで?
[曰く、都を去って行きたいが。 騙されて背負った借が返し切れないと嘆く女。
凜は笑顔で引き受ける事にしたのだった。 彼女の逃亡と、その護衛。]
(2) 2018/11/05(Mon) 23時頃
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[果たしてその道の先で。 追手に追いつかれてしまうのだったが。]
諦めた方がええよ? そう……諦められない。
なら、仕方あらへんね。
[くすりと笑い。 唐傘を広げると、意表を突くように飛び上がる。]
(3) 2018/11/05(Mon) 23時頃
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ふ わ
あ
り
(4) 2018/11/05(Mon) 23時頃
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うちを倒すには、人数が足らへんわ。 そう思うやろ?「へいも」
[その呼びかけに答えるように。 唐傘から唐突に打ち出されるのは下駄だった。
的確に顎を狙った下駄を放ちながら。 唐傘片手にまるで幻惑するように周囲を飛び跳ねる。
その刹那――唐傘に仕込んだ短刀で相手を切り裂いていくのだ。 結局、追手は凜に触れる事すら叶わず。 無事に依頼主を逃がす事は成功した。
彼女を無事に国境まで送り届け。数刻の後。 凜は元の場所へと戻って来たのだった。]
(5) 2018/11/05(Mon) 23時頃
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さあて……「へいも」 喰らってええで?
[唐傘の一部が広がっていく。 まるで意思を持っているように咢を広げたそれは。
周囲に立ち上る魂を吸い取っていくのだった。]
しかし……思ったよりも都に骨のある相手はおらへんな。
「太夫の元に居た頃の方が楽しかったか?」
せやね、旦那の元に居た頃。 随分と大変やったけれどねえ。
(6) 2018/11/05(Mon) 23時頃
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―京・無縁墓地―
屋宅舎。欲左有流水。謂之青龍。右有長道。謂之白虎。前有洿池。謂之朱雀。後有丘陵。謂之玄武。為最貴地。
[言う間でもなく、京は千年前に建設された時から風水によって霊的防護を施された都市である。東の鴨川は青龍、西の山陰道は白虎、南の巨椋池は朱雀、北の船岡山は玄武、これ四神相応。
とは言え、千年も経てば地形も変わり、都も荒れる。政治の中心が遥か東に移ったのはもう数百年も前の事だという。だからこそ都には妖怪もはびこり、中には自分のような海を渡ってきた者の居場所もあるというものだ。]
……寒い。
[寺の片隅の無縁墓地にひっそり立ち並ぶ積み上げられた石。その石に埋もれた埋まった柩の中で、ちらちらと降る雪を見つめながら、ツェンは呟いた。]
(7) 2018/11/05(Mon) 23時頃
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さて……
[先ほど同様に、軽快な足取りで大樹の上へと駆け上がっていき。 てっぺんまで登ると、都を眺めていた。 その光景に目を細め。]
綺麗なもんやねえ。
[懐から大福を取り出して、自分でも一つ食べつつ。 もう一つは上へと放り投げ。]
ほら「へいも」も齧り。 そのまんまだと喰らった臭いが残るで?
[放り投げられた大福は唐傘の咢へと消えて行き。 凜と唐傘は都の片隅でまずは一服**]
(8) 2018/11/05(Mon) 23時頃
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[往来の一角。 掃き溜められた枯葉の山から昇る煙一筋。
ふわぁ
ふわあ
ふわぁ ん
まぁっすぐに空へと昇って行く。]
(9) 2018/11/05(Mon) 23時頃
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[風が吹いてもまっすぐに。 形を散らすどころが集まりながら。
京を一望できるほどの高さまで登った、所で。]
ふわぁん。
[煙の先端がぱくりと、口のように二つに開く。 渦巻く白い煙が、幾本かの角のような形をとる。]
(10) 2018/11/05(Mon) 23時頃
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[それは、その形だけを見れば、竜のようであった。]
ふわん。 わぁおん?
……がおぅ?
[ふわふわ浮かぶ煙は、気の抜けた"声"を出しながら。 頭部を模したそこを左右に傾けて。]
(11) 2018/11/05(Mon) 23時頃
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むずかしいなあ。
[しゅるるるぅ、と。 上ってきたのと同じ呑気さでゆぅくり。 形を散らしながら、煙は地上に向かっておりていく。]
(12) 2018/11/05(Mon) 23時頃
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[ツェンは中華の道士だった。峨眉山にある道教の寺院で師兄弟達と共に修行を重ねていた。 本当は生きながら天に舞うか、霊山に遊ぶかして仙人になりたかったのだが、それはどうも生前には敵わず、このままでは仙人にはとてもなれないので、最後の手段として死に際に銅剣を帯び、これを肉体に見立てて尸解し、尸解仙になろうとした。
しかし、どうも埋葬された場所の風水が悪かったのかどうか、陰陽の気の乱れのせいで仙人にはなれず、霊気だけを蓄えた体は百年の間に殭屍(キョンシー)へと変じてしまっていた。
もっとも、ツェンにはそれはそれでよかったのだ。何しろ功夫を積みさえすれば、殭屍とていずれは仙人と変わらない力を持ち、天地と齢を同じくする事すらもできなくはないのだから。
だが、いざ体の硬直も解けて現世に出てみれば、アジアに比類なき唯一の超大国であった中華の地は、今や戦に敗れ、西欧列強の軛を受けていた。まだ「眠れる獅子」と呼ばれてはいたが、敗戦以降国に最早かつてのような栄華はなく、人間達は民族としての誇りも失いかけていた。]
(13) 2018/11/05(Mon) 23時頃
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[それは別にどうでもよいと言えばよかった。何しろ、もう自分には関係ない人間界の話なのだ。
だが、こと妖怪の世界の事となれば話は別だ。敗戦以降、中華の妖怪も不況で矜持を失いかけている。せっかく妖怪として蘇っても、これでは甲斐がない。
そこで、思い立ったツェンは船の積み荷に紛れて海を渡り、単身で日ノ本にやってきたというわけであった。日ノ本を何としても中華妖怪の新天地とせねばならぬ。 幸い法力は十分にある。まずは京で勢力を築き、同朋を呼び寄せて日ノ本に植民するのである。
そのためには日ノ本の妖怪と衝突することは覚悟の上であったし、利用できるものは何でも利用するつもりであった。しかし]
………寒い。寒くて参る。道観になりそうな寺を早く探さねば… 何か飛んでいる。なんだあれは。日ノ本の妖怪か。
[今は単身、寒空の下で柩の中に身を横たえながら、天に舞う龍のような姿>>11を見つめて思案をするばかりであった**]
(14) 2018/11/05(Mon) 23時頃
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― 京・六道珍皇寺付近 ―
[ふらり、ふらりと京の都を歩いている。 歩く男の髪は金色に輝き瞳も太陽の光を反射すれば金剛に。 しかしそれを奇異に感じる者はいない。 多少の目眩ましのおかげだろうか。 都を行く人々は男の金を認識出来ずただの黒であると誤認する。 だが多少でも妖気を持つ者であれば輝く金を見る事は容易いし、それは随分と目立って見えるだろう。
男は悠々と都を歩く。 鼻歌混じりに歩いてするり、するりと人々の合間をすり抜けていく。]
へいも屋はんに行こかねぇ。 ああ、でもえらい寒いし蕎麦か饂飩がええかな。
[ちらちらと雪が舞い散っている>>7 ならば寒いのは当然であった。 吐く吐息が白く濁って、しかしそこにひらりと赤い花弁が一つ。]
(15) 2018/11/05(Mon) 23時半頃
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[花弁の飛んできた方角を見た。 そこにはただ塀が続いているだけで、花弁を飛ばしたであろう桜の木は見えなかったが。
男は花弁を指で摘んで、もぐ、と食べてみる。 美味しくも不味くもなかったが、口内に僅か感じられる香りは確かに桜のもの。
最近赤い桜が乱れ咲いていると聞いてはいた。 それはどうやら本当の事らしく。]
僕が動くんはまだ早いんよね。
[桜の噂は不吉であるし、それに纏わる逸話もあれこれと知っている。 只、冥府への扉なんてそう簡単に開くものなのかだとか。 開いてから閉じればいいだろうとか。 兎に角今はまるっと他人事であるので。]
(16) 2018/11/05(Mon) 23時半頃
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やっぱ団子がええな。
[ならばへいも屋に向かおうか。 今、そこに店主がいない>>8なんて事は勿論知らない。 だから呑気に鼻歌を口ずさみながらそちらへと向った**]
(17) 2018/11/05(Mon) 23時半頃
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ふうん?
[ゆらゆら寒風に乗るまま、流されるまま。 地上の無縁墓地>>14の様子も目には──煙に目があると言うのもおかしな話だけれど──映ってはいるのだ。
最も何やら見慣れない妖怪が居る事に。 興味を抱いて降りていくかどうかは別の話。]
(18) 2018/11/05(Mon) 23時半頃
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おはぁよーさん。
[少しだけ形をはっきりさせた頭部を向けて。 ふわりと先端が纏まり切らずに散っては消える、尻尾のように見せた煙を振って。
またふわふわ風の吹くまま、散歩のつもり。]
(19) 2018/11/05(Mon) 23時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/11/05(Mon) 23時半頃
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― 京 夜景の一角 ―
ゆらぁん。ゆらぁん。 ふわぁん。ふわぁん。
ゆらゆらゆらゆら。
ゆれる ゆれる これはなぁに?
これは―――京を彩る、雪洞提灯。
(20) 2018/11/06(Tue) 00時頃
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― ある日のへいも屋 ―
[さて、凜であるが。 たびたび、裏稼業で出かける事も多い彼女である。
そんな時は、雇っている人間が対応する事もあるのだけれど。 それと同じぐらい、凜の以前からの友達だと言う妖怪が店番をしている事もある。
雪女・髑髏・一つ目小僧・ぬり壁……他多数。 どう見ても堅気には見えない妖怪も居たが。 「しばらく留守番してて」の一言で何故か、前掛けなどして店頭に居るのだった。]
(21) 2018/11/06(Tue) 00時頃
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[ひゅうと吹いた冷たい風に。 煙の形はぶれて、形はただの煙のように。 道行く人の目にはちょっとばかり濃い煙くらいに見えるだろうか。]
…… 桜かあ。
[煙の中に飛び込んできた花弁一枚。 くるくると煙に巻かれて舞っていたけれど。 すぐに何処へとまた飛んでいく。
煙は不吉な噂を気にするでもないように。]
(22) 2018/11/06(Tue) 00時半頃
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どぉこ、いこうかなぁ。
[ふわりふわり。**]
(23) 2018/11/06(Tue) 00時半頃
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うぬぬ……。
[身の丈4尺2寸、童と大差なき小柄なーー けれど頭でっかちの等身は三つと不格好な天狗爺が 廃寺の縁側から睨む先は、 廃仏毀釈に掛からず立派な門構えを組む 珍皇寺の狂い咲きではなく>>#0 厚手の洋風外套に身を包む女学生らであった…。]
(24) 2018/11/06(Tue) 00時半頃
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でもくらしだかもろこしだか知らんが 髪を下げて着膨れするおなごが増えおったわ 儂が現役であれば……。
[和服に比べ、洋服の繊維は細かすぎて見透けない。 歳を取りすぎた天狗の神通力と洋装は頗る相性が悪かった ちらりとも見えん……物哀しい
それに、襟から見え隠れするうなじが 天狗爺の趣味だというに 毛皮やら襟やらで完全防備されてしまっては、 肥えた目にはちと侘しいものがある。]
(25) 2018/11/06(Tue) 00時半頃
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[血の色の花弁を舞わせて咲く『人喰い』桜。 不穏な噂は根を張れども、 現状のところ実態は掴めていないだけあり 概ね平穏の域を超えない時代が流れている。
爺の愉悦が流行の二文字に奪われていく昨今は、 ある意味窮地と呼んでも過言ではあるまい。 眉を立てた立腹顔で背に生えた羽を怒らせて凝視しーー]
(26) 2018/11/06(Tue) 00時半頃
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ハッ……!?
(27) 2018/11/06(Tue) 00時半頃
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[ ーーー冬の寒さを乗せた、旋風。 女学生らの外套の裾がぶうわりと舞う。 雪の白さに溶け込みそうな白いふとももが並ぶ。]
………こ、これはこれで………
[嘴鼻からたらーっと血が伝う。 皺だらけの赤顔、思わず鼻の下が伸びて。]
いや… えげれすもめりけんもでもくらしも敵じゃ。 はーぁ…時代が巻き戻りはせんかのう。 …そもそもなんじゃ、 あのように裾広がりなもんを着おってからに。 近頃の若いもんは恥じらいというものが…
[ぶつぶつ、だらだら、ぶつぶつ、だらだら。 くぃぃと血を拭いさり、熱い茶に口をつける。]**
(28) 2018/11/06(Tue) 00時半頃
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ぉよ。
[からから。くるくる。よっこいせ。 助走をつけ、釣り糸から身を離す。 ぽころんぽころんぽっくりの音を響かせ、曲芸かいわんやと綱渡り。 ぴょい、と飛び上がり]
(29) 2018/11/06(Tue) 01時頃
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助平爺ーーーっ、懲りないなーーーっ
とーーーーーーう 悪戯する奴滅殺蹴りーーーぃ
ていやーぁ
(30) 2018/11/06(Tue) 01時頃
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[しゅたっ 決まった?決まってない?まぁそれはいい。 ぴしっと指を突きつけて]
琴の目の黒ぉいうちは、悪霊煩悩退散!なんだぞ〜 甘いのくれるなら、ゆるす。
[どやっ**]
(31) 2018/11/06(Tue) 01時頃
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― 京・三峯茶屋 ―
[京の町の端っこのほう。 ちょっと洋風な佇まいの店が一軒。 オイラの根城。]
はいよぉ、ほうじ茶ときな粉餅、お待ちぃ。
[まぁまぁ客は入るのだけど、売れるのは茶ばっかり。 オイラ本当は、珈琲を飲んでほしいんだけど。
……ま、結構高いし、京じゃまだ馴染みも薄いし、難しいよねぇ。]
(32) 2018/11/06(Tue) 01時頃
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[オイラの生まれは秩父の山奥。 まぁ一族だいたい、そこらに住み着いてたんだけど、幕末の頃んなると一揆が増えて、なんやかんや騒がしくなって、住みにくくなってきてねぇ。 それで、故郷を離れた一族のひとりが、オイラってわけなんだけど。 そのあと、駿河だの伊勢だの安芸だのって色々巡って、長崎出島で出会った濃茶色の豆に、オイラ心惹かれてしまったわけね。 満の花と果実が混ざり合ったような豊かな芳香。口に含めば苦みの中に混ざる僅かな酸味が、舌先を刺激してくる。 そして何より、この深みのある色。黒でありながら、黒ではない。 西洋には、こんな素晴らしい飲み物があるのかって、感動に胸を貫かれ、その夜はもう目が冴えまくって、まったく眠れなかったね!]
(33) 2018/11/06(Tue) 01時半頃
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[……なんて話は、まぁ置いとくとして。
そのあとなんやかんやあって、オイラは京の町へ渡り、一時期壬生の浪士隊に身を寄せてたのよ。 でも時代の流れのアレとかソレとかでね、長くはいられなくってね。どうしたもんかなぁ〜ってオイラなりに色々と考えた結果、こうやって、小さな茶屋なんて構えたわけ。 とりあえず、ひとりで生きてくには、不自由ない程度にはどうにかなってる。 ……珈琲が売れないのは些か不満だけど。]
(34) 2018/11/06(Tue) 01時半頃
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[ああそうだ、そろそろ茶菓子がなくなる頃だ。 オイラ、珈琲と茶を淹れるのには、そこそこ自信あるんだけど、菓子の類を作るのはからっきしで、せいぜい餅を焼いたり丸めたりする程度。 なんで、菓子は「へいも屋」を頼ることにしてる。 美味いからねぇ、あそこの菓子は。
今いるお客がはけたら、ちょっと買い出しに行ってこよう。 店主、いるといいんだけど**]
(35) 2018/11/06(Tue) 01時半頃
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― 一条戻橋・酉の刻 ―
[薄暗くなった道を黄の小袖がはためかせ、十にも満たない幼子が駆けていく。その小さな体から汚れた風呂敷がはみ出ている。]
あ、
[風を切って走る中、その風呂敷がめくれ上がる。急いで隠そうとするが、ソレはまるでその行為を拒むかのように少女の腕の中であらわになる。]
(36) 2018/11/06(Tue) 12時頃
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[まるで血と泥が沁み込んだ古木のようななにか。
――それは
――干からび赤黒くなった、腕だった。]
(37) 2018/11/06(Tue) 12時頃
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[夕刻、少女は病弱な弟のために薬種問屋へ薬を買いに行った。
ちらほらと見かけるどこか遠い地の装い。
文明開化と呼ばれる時代が来ようとも、それは富や知識を持つ者だけが享受できるものであり、一般人が強く感じるものではない。 特に今この幼子にとってはそんなもの何の価値もなく。
彼女はそれらを横目に昔ながらの薬種問屋の元へ急いだ。]
(38) 2018/11/06(Tue) 12時頃
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[問屋に着くといつものようにいつもの薬を買う。 そしていつもの通り店を出ようとすると、 やけに神妙な番頭の独り言が聞こえる。
何だと思い、店の外に積まれている樽の脇へと隠れた。]
(39) 2018/11/06(Tue) 12時頃
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いやはや、鬼の腕、鬼の腕。 どう使ったものか。酒を飲ませればどんな願いも叶えるとも、煎じて飲めばまるで鬼のように強い体になるとも聞くが…。 いやはや、いやはや…。
[そんなものがあるのかと興味は出たが、きっと買うことはできない。そそくさとその場を立ち去ろうとしたとき、数人の男が問屋に入っていった。]
(40) 2018/11/06(Tue) 12時半頃
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ぎゃーーーーーっ
[耳を塞ぎたくなるような叫び。 思わず物陰に隠れていた。 それから半刻もしないうちにそのならず者たちは荷物を抱え薄闇に消えていった。]
[激しくなっていた胸の音は静まり、ゆっくりと店の中をのぞく。 番頭が斬られた腹を抱えながら絶命していた。]
(41) 2018/11/06(Tue) 12時半頃
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[悲鳴を上げそうになる口を押える。だがよく見ると番頭が抱える腹から赤黒い何かが見える。 干からびながらも黒く艶めく鋭い爪を持ったそれは、一目で鬼の腕だとわかった。
もうそこからは覚えていない。 気づいたら帰路を急いで走っていて、あの腕を抱えていた。]
(42) 2018/11/06(Tue) 12時半頃
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[これで弟は元気になる。
そう思うと笑顔がこぼれる。 これでようやく一緒に遊べる。これでようやく笑顔になれる。 これでようやくみんなと普通の暮らしができる。 これでようやくみんなと。 これでようやくみんなと。
これでようやくみ
んな
と
あ れ ?
(43) 2018/11/06(Tue) 12時半頃
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MI:18 エリがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(MI:18 エリは村を出ました)
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やっと。
(44) 2018/11/06(Tue) 12時半頃
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やっと見つけた。
私の腕。
いきなり、斬られて、 なんだった かしら。
嗚呼。嗚呼。すごくいいにおい。に おい。
たべ たべましょう。
も ど しましょう。
(45) 2018/11/06(Tue) 12時半頃
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[濡れ羽色の髪を揺らす女。
ぽつり ぽつり と呟き。
足元に転がる黄色い小さな塊を むさぼり、喰う。]
ぱきり
(46) 2018/11/06(Tue) 12時半頃
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─京の片隅、酒屋─
[店先の慌ただしい気配に愛想のいい声が混じれば、開いた店に客の出入りが始まったのだと知る。
とある一室。 酒屋の娘に取り憑いた蛇妖の朝は遅い。 冬は気温が低いので尚更の事、布団に包まっていつまでも寝ていたいが、人に混じって生きる妖ならば冬眠などして隙を見せれば、簡単に祓われてしまうだろう。 そうならない為にも、身支度を整えて、人前に姿を現さなければならない。
姿見に映る色素の抜けた白い髪と血赤の目が、商家の町娘の格好から浮いて見えた。]
(47) 2018/11/06(Tue) 13時頃
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[大店の娘に取り憑いた蛇妖が私。 名を『伽耶(かや)』という。 水に親しむ蛟の眷属だそうだ。 私自身も酒屋の娘に取り憑く以前の記憶は朧げで、かろうじて自身の名前や能力の使い方は覚えていたが、その他の常識等は京の街を出歩いて他の妖に教えを請う中で知った知識だ。
この酒屋は屋号を『かさぎ屋』という。 蛇が憑いて一人娘を失ったその両親は、白蛇の容姿を持つ私を見て、泣く泣く神の遣い、もしくは吉兆として受け入れたようだ。
そんな勘違い私の知った事ではないけれどね。
単に酒の匂いにつられてここの娘を仮宿と決めただろう事を私は知っている。 この娘に憑いて十年、容姿は全く変わっていない。]
(48) 2018/11/06(Tue) 13時頃
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何か面白いものがないか見てくるわね。
[そう言ってお気に入りの巾着を下げて、店先から大通りへと出て行く。 色素のない髪や目は店先に出る時から黒に見えるよう、妖力で覆うように目くらましをされている。 一般人の目を誤魔化せれば良い程度のものなので、妖には普通に真白の髪や赤い目が見えるだろう。]
今日は何処へ行こうかしら…
[久々に遠くの酒造に直接赴いて珍しい酒を手に入れるなら、空を飛べる妖に連れていって貰わなければならない。 廃寺に住み着いている天狗爺がいるが、訪ねても留守にしていたら無駄足だろう。
少しの思案の後、目新しい菓子もあるだろう、へいも屋に向かう事にした。
ぷらぷらと機嫌良さそうに巾着を揺らす、足取りは軽い**]
(49) 2018/11/06(Tue) 13時頃
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ほげぇ!!
(50) 2018/11/06(Tue) 13時頃
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お、っふう…あたたた……
[派手な着物のおなご――もとい提灯娘のなまあしは すかあとを抑える女学生に目が釘付けな 天狗爺の死角から迫ったそうな。>>30
ぽっくりがしわくちゃの横っ面へときれいにきまった>>31 突風の出処たる、時節に似合わぬ八手の団扇が ころころりん。 ひび割れた縁側に転がる。 ついでにいえば、湯飲みが雪空を游いでいった]
(51) 2018/11/06(Tue) 13時頃
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なーにをしよる、めりけん娘め! だいじな鼻が曲がるじゃろうが!!
[正確にいえば提灯と西洋ぼんぼりの 中間にいたる>>20のあやかしだが こまかいことはよろしい。]
おとつい羊羹をくれてやったのを忘れたか! まったくおんし、甘味ばかりつついておると ぶくぶくに脹れるぞ、しょうもない……
[妖怪変化に太るもなにもあったものではないし こやつ、なかなかよいふとももを… おっと。あやかし相手に鼻血を垂らしてどうする]
まあ、茶菓子も切らしてもうたとこ、 ……甘味屋か茶屋にでも参ろうとしておったが
[たかられるようなことを、うっかりと口滑らし]**
(52) 2018/11/06(Tue) 13時頃
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おっ、いい当たりだぞ!
[飛んでく湯呑みもなんのその。 しわくちゃな顔に存分にめり込ませてもなんのその。]
長っ鼻が悪いんだぞ! 伸ばしすぎてポッキリいくのは仕方ないんだぞ〜? ギャハハッ
[ゲラゲラ哂う。 こんなものは日常茶飯事だ。]
(53) 2018/11/06(Tue) 13時半頃
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琴もついてくんだぞ! 爺、奢るんだぞ!!
[言わんこっちゃない。 ぴっと元気よく両手を上げる。]
まーだ覗き見なんてしてる変態爺には言われたくないぞ。 琴の父ちゃんのとこでも、変態は悪い子だぞ。 悪い子は連れてっちゃうぞ。
[べろべろばぁ、と舌を出してみせておどける。 そしてぴん、と思いついた目をして]
(54) 2018/11/06(Tue) 13時半頃
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そうだ!競走だぞ! 琴が先に着いたら琴が好きなだけ選んじゃうぞ! ぜぇぇぇんぶ爺持ちだぞ!!
よーいどん!!!!
[早口に言い切れば、即走り出す。 ふわり、と提灯のように膨れた裾が広がった。**]
(55) 2018/11/06(Tue) 13時半頃
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― 現在・へいも屋 ―
[裏稼業で出かけた事>>8は先日の事。 今日はのんびりと店番である。
と言っても凜だけでなく。 雪女や髑髏も一緒になって店番をしていた。
この光景は一見客が見れば、まるで妖怪屋敷か。]
(56) 2018/11/06(Tue) 14時半頃
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姉妹 ロイエは、メモを貼った。
2018/11/06(Tue) 19時半頃
姉妹 ロイエは、メモを貼った。
2018/11/06(Tue) 19時半頃
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[へいも屋へとぶらり向かえば、目に飛び込むのは真白な髪。 まるで雪の様なその髪は陽の光が落ちた暗闇の中で見れば、きっと輝く月のようなのだろう。 さらさらと輝くその髪は男にとって好ましいものであった。]
伽耶はん、お久しゅう。 言うて三日前に酒買うたばっかやけどね。
伽耶はんは今日は仕事やあらへんの? こっち方面って事はへいも屋はんに行くんかな。 そんなら僕と同じやね。
[へいも屋へと向かうのならば共にどうか、などとちらりと視線を向けてみる。 そうすれば赤い目と視線がかちりと合うだろうか。
白い髪に赤い目。 可愛らしい少女の姿。 連想するのは雪兎であったけども。]
(57) 2018/11/06(Tue) 20時半頃
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[彼女が人間でない事は分かる。 相手からも同じくこちらが人間でない事は知れていよう。 特に隠す気もないのだから当然ではあるが。]
ああ、そういえば伽耶はんは噂知っとる? 六道はんの赤い桜。 この寒い中、そらもう見事に狂い咲きしとるって話。
近くに行ってみたら確かに赤い花弁散っとったわ。 まあ、赤いんは赤いんやけど桜は桜やねぇ、あれ。
ちょっと喰ってみたけど別に血の味もせんかったしね。
[桜の根元には死体が埋まっているなんて話は在り来たり。 在り来たり故に死体から血を吸って赤いんじゃないかなんて想像は膨らむ。 実際どうして赤いのかなんて知らないけど*]
(58) 2018/11/06(Tue) 20時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/11/06(Tue) 20時半頃
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人の鼻をなんじゃと思っとる!? まったくこれだから近頃の若いもんは…。 どういう教育を受けて育ったんじゃ……
[鼻は無事だったが、 正面から蹴り飛ばされていたら危なかった。>>53 若造というのは本当に容赦がない。
大天狗――多彩な神通力を操る妖怪であり 平安の世なら人だけではなく 妖怪からも敬われる対象であったとて 時代が変われば子供の遊び道具である。
大火や公家制の解体により 廓が減った今となっては夢物語のようだが 昔はチヤやホヤの入れ食いであったのは確かだ。 いやはや、歳なんて取るものではない。 敬われる機会が減った大きな要因は ……行い>>54が悪い所為であるにせよ]
(59) 2018/11/06(Tue) 20時半頃
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[煙の名前は言葉(ことのは)という。 以前、喋る煙に向かって「言葉、言葉」と呼びかけるモノが居たものだから、煙は何となくそう名乗っている。]
お寺の 線香 香ろうか。 湯屋の 湯気 香ろうか。
それとも、それとも。 こぅひぃ、香ろうか。
[煙は煙であるからして。 湯気とか煙とか自身に近いそれらを好いている。 というよりも主食のようなものだ。 特に変わった匂いの煙にはついついと寄って行ってしまう。]
(60) 2018/11/06(Tue) 21時頃
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[こぅひぃ、珈琲といったか。 京の片隅の茶屋>>32で出されている、変わった香りの"茶"だ。
たまーに。 湯呑より上る湯気を目当てに。 煙はこっそり茶屋に紛れ込もうとすることはあったけれど。 生憎、珈琲そのものを飲みはしないから。 お客とは言えぬかもしれない。]
(61) 2018/11/06(Tue) 21時頃
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ふ わ ぁ ん
[煙は薄く、定まる形なく。 気の向くまま、風の吹くまま。]
(62) 2018/11/06(Tue) 21時頃
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人聞きが悪いのぅ。 気を払って見回しておるだけよ。
[…というのは完全に言い訳で、 見ていた方角は六道珍皇寺ではないが――― 気にかけているのは(一応は)事実。
狂い咲きの桜が紅い花弁を散らす刻、 冥府への扉が開く>>#1
その口伝を天狗爺が知らぬ筈がない。
実。 風水で凶を指す方角の空間が 歪むのをこの目で見たし、 赤い花弁の桜が生えているのも目視していた。]
(63) 2018/11/06(Tue) 21時頃
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[しかし、その時は…… 戦火に煽られ花弁が散る前に桜の樹は燃え 門らしき『歪み』も絶たれた為、真偽はつかない。
―――爺の脳細胞も歳を取る。 戦国の世の話ともなれば記憶として不安もあるが…]
(64) 2018/11/06(Tue) 21時頃
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それにのぅ。 着物であられもなく足を見せるなんぞ…はしたな…
えっ、ちょ……こりゃ!!
[くどくどと説教をしている間に 勝負の骰子が振られていた。>>55
翔んでいけば速さに自信はあるにせよ まだ陽は高く、この顔は、目立つ。 実態の不確かな状態で漂う妖や>>11 提灯行灯に紛れる小娘と違って。 山越えた遠方に向かう分には人目憚るも>>49 入り組んだ京の街を舞えば 雪で視界が悪くとも、赤ら顔に長ッ鼻は目立つ。 かけっこは――天狗爺に分が悪い。]
(65) 2018/11/06(Tue) 21時頃
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ぶふぉ……
[それに、裾がふうわり捲れて、 見えたものが視界に飛び込み、 どぼどぼと鼻血を垂らしていたものだから 尚の事出立は遅れてしまった。]
(66) 2018/11/06(Tue) 21時頃
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はひはひ…… 年寄りに加減をせい!
[出歩いても不自然ではない童子の姿に変わるも、 手足の長さは見た目通りで、どう考えても追いつけまい。
見た目を若く装うても体力はじいさま。 高下駄を鳴らして薄く雪を纏う道を駆け出し 角を二つも曲がればもう息が切れてきた。
廃寺から近い方の茶屋>>32に到着するのは 提灯娘のほうが明らかに早かろう。 残り少ない茶菓子>>35が 暖琴によるところの好きなだけに足りるか否かは、さて]*
(67) 2018/11/06(Tue) 21時頃
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キャハハハッ 琴は提灯ジャックだぞー? 悪戯はいいことだって、父ちゃんも母ちゃんも言ってたぞ!
[つまりそういう教育だ。 更に言えば、父方は西洋妖怪ジャック・オー・ランタンなだけあり、あまり天狗を敬うものという意識も薄い。 なんとも自由な娘だった。]
透かして見てる助平爺が言っても、説得力ないぞ。 そんなことより、置いてくぞー!
[きゃらきゃら、かたかた。 甲高い笑い声とぽっくりを響かせ、路駆け宙駆け。
紅い桜。 父母よりその話は聞き及んでいても、まだ歳若い童子には御伽噺。]
(68) 2018/11/06(Tue) 21時半頃
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珈琲屋!菓子だ!菓子がありったけほしいぞ! お菓子くれなきゃ、悪戯しちゃうぞ!
[すたっと辿り着いた店先で、元気よくせびる。 選ぶも何も、最初から全部と要求するあたり、あまりにも容赦がなかった。]
(69) 2018/11/06(Tue) 21時半頃
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んぉー?
[ふ、と。 なんだかうすぅい煙が漂っているような。 いないような。 やっぱりいるような。 身体ごと、首こてり。]
(70) 2018/11/06(Tue) 21時半頃
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[からん ころん。
風に揺れるように歩くおいえ。]
ずいぶんと変わって、しまったの ね
[辺りには見知らぬ物ばかり。 長い間、神の妻として村を見守ってきた。だが信仰が途絶えた今、ただ消滅を待つのは怖かった。 恐怖、怒り、怨み。
いつの間にか鬼の体躯を得て、ここにいる。]
(71) 2018/11/06(Tue) 21時半頃
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[京の道を描ける元気な子供の姿>>68。 おや子供?とばかりに漂う煙は渦を巻く。]
おはぁよーさん?
[遅れて走る童のような姿>>67の隣。 冷たい空気の元に吐き出される白い息のように。 すいーっと通り抜けて。]
(72) 2018/11/06(Tue) 21時半頃
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[村から出てからは襲い襲われ京の都まで来た。 人を喰うごとに頭が冴えていく。 それに気が付き、無くした腕を取り戻してからは旅の者として宿に泊まり10日ほど過ぎた。]
なに か食べたいわ
[美味しいものは、あるかしら おいえは一際賑わう菓子屋へ。>>56
からんからんころん。*]
(73) 2018/11/06(Tue) 21時半頃
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―隠者の知恵―
[羊羹目当てで甘味を買いに行くこともあれば 酒屋で気に入りの一本を買い求め>>48 隙間風がびゅうびゅう吹く廃寺で 赤い顔をさらに赤くする。
山暮らしであった頃は天狗を祀る寺に 届けられる施しで足るものだったが 人里で暮らすには、金銭の絡む道楽。
神通力は錬金術ではなく、 小判を産むことは成らずして 天狗爺は生業をひとつ、身につけていた。]
(74) 2018/11/06(Tue) 21時半頃
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[山暮らしで得た知識のひとつに、薬学がある。 京の山には野草が豊富で、 時折摘みに飛翔んではこの廃寺で調合する。
伽耶を遠方の酒造へ送り届ける代わりに 悪酔を防ぐ薬効の薬を酒屋に置いて貰い 薬が売れた分の金銭を流させる。 煎じることが出来るのは悪酔に限った話ではないが 和酒だけではなく、速成ブランデー流行る昨今、 悪酔防ぎの丸薬は遊び金を産む程度には銭になる。]*
(75) 2018/11/06(Tue) 21時半頃
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やあ、やあ、やあ。 元気だねえ。
[首を傾ける賑やかな妖>>70の前にゆらゆら漂う煙は。 そこに人とも、龍ともつかぬような顔を浮かび上がらせた。]
(76) 2018/11/06(Tue) 21時半頃
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うおっ
[ふわぁ、と。 煙が漂って、龍みたいな顔になった。 目をぱちくりさせて仰け反る。]
驚いたぞ。 けむけむするぞ?
(77) 2018/11/06(Tue) 21時半頃
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じゃ…じゃこうらん…? ええい、これだからめりけんは、 けったいな名をしおってからに!
[そうして稼いだ遊び金だが、 きっと小娘の菓子欲にいくらか炙消える>>68 飛ぶように踊るように軽快に駆け回る足に まともに追いつくことも出来ず、 店先で全部買い占める声が響く頃>>69 ようやっとその背が見えてきた。]
(78) 2018/11/06(Tue) 21時半頃
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けむけむするかい?
[目をぱちくりさせる様子>>77に。 浮かぶ顔は首を傾けるようにゆらり揺れると。
ふぅっと息を吹きかけるように。 真っ白い焚火の匂いさせた煙を相手へと吹きかけ、煙に巻く。]
(79) 2018/11/06(Tue) 21時半頃
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けむけむ! けむけむ!
ぶぇー
[ていてい、と手を伸ばしてみても、すかすかとすり抜ける。 煙だから当然か。 煙を吹き掛けられれば、きゅぅと目を瞑りこしこし擦った。]
目に染みるぞ! 爺の薬みたいだぞ!
(80) 2018/11/06(Tue) 21時半頃
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[雪が落ちてくる天を仰いでいるのを見、>>70 童子に紛した天狗爺もまた顔を上げる。 白霧とも煙ともつかない『もの』は>>72 くっきりと存在感を表し始めた。>>76]
ぜぇ、ひゅうひゅう。 おお…久々に駆け回ったら、腰が…
[声をかけるのが遅れたのは、 息切れと、腰痛の所為であった。]
……なにやらと思えば煙々羅の。 近頃はそのかたちか? ごぼっふ
[見様によっては龍にも取れる風貌を指して。 先日はまた違ったかたちに『みせていた』気もする
遊ぶ様子は微笑ましいが>>77>>79 呼吸が整いきらず荒いものだから、咳き込んだ]*
(81) 2018/11/06(Tue) 21時半頃
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煙の怪……か。
[柩に寝そべったまま、上空の龍のような煙>>18棚引く寒空を眺めていたが、姿が見えなくなってしばらく後、のそりと起き上がった]
……腹が空いた。血が欲しい。
[無論道士だから筮竹を使っての易占に関してはかなり秀でている。だから人間の振りをして運勢を見てやり、銭を稼ぐこともないではないが、どちらにせよそれができるのは夜だ。昼間では何かと目立ち過ぎる。
となれば、その辺りに野良の犬猫の類でも転がっているだろうから、探し出すほかはあるまい。]
そうだな、街へ行こう。
[のそりと棺桶の中から身を起こすと立ち上がる。直立したまま気を整えれば、たちまちのうちに身は宙に浮き、雲にでも乗ったかのように軽やかに、その身は都の町中へと飛んで行った]
(82) 2018/11/06(Tue) 22時頃
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[すかすか>>80とその手は煙の中を突き抜ける。]
わうわう。
[纏まる煙を散らされて。 龍の形を揺らがせながら、威嚇する犬のように、"鳴く"。]
けむけむしたかったのだろぅ? 煙を払う、もんじゃあないよ。
わう! …… がぅおー?
[今度は龍のつもりで鳴いた。 そんな直接、かき混ぜられれば例え手ごたえ無くとは思えても。 煙は、それを纏める妖力は多少は散るのだ。]
(83) 2018/11/06(Tue) 22時頃
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やあ、やあ、ヤツデの。 元気かいぃ?
いつもより、息が白い、けれど。
[何やら息吐く>>81、咳き込む様子に。 不思議そうに周囲をくるくると回りながら。]
わうん!
[煙は集まり、色を濃くし。 少し前だか、だいぶ前だかに、気に入りだった。 天狗にも見せた気がする真っ白な『犬』の姿へと変わり、尻尾を振った。]
(84) 2018/11/06(Tue) 22時頃
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―へいも屋>>56―
失礼する。この辺りで犬猫の集まるような場所を知らないか。 ついでに何か食い物はないか。包子か肉饅頭のようなものがあれば良いが。
[故郷の街とは違い、小奇麗な街並みの一角。たまたま通りかかった店先にいるのは人間ではないらしい。ならば話も多少は早かろうと、店の中に入り主人に尋ねてみた。他にも先客>>73がいたかもしれないが。*]
(85) 2018/11/06(Tue) 22時頃
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けむけむだぞ!
でも、もやもやしてると気になるぞ? がおー!
[妖力が散ってしまうとは思いもせず。 手を爪のように曲げ、真似するように吼える。]
(86) 2018/11/06(Tue) 22時頃
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調合中に冷やかしに来るからじゃ。 人の口に合うようにするには 熱を遠さねばならんからのう。
[もうもうと立つ煙は確かに調合中に似ているが>>80 それに比べれば雲のように漂っている 穏やかな煙々羅の煙からは草の青臭さや 燻ることで臭う異臭といった嫌な匂いはしない。
目をこすったり煙を散らそうとする提灯娘と なんの鳴き真似をしているのか 謎な喚き声を聞きながら>>83 孫を見るような細い目で見守る。 しかし外見は小僧であるからして……。
そうしているうち、乱れている呼吸も落ち着き始めた]
(87) 2018/11/06(Tue) 22時頃
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息も多くなるというものよ こやつのかけっこに 付き合うていたところじゃて。
……まったく、老人を労らん不届きものめが。
[龍の長い胴体が靄に溶け、白い輪っかが 童の身体のまわりを駆け巡る――かと思えば 朧げな煙はまた別の姿を取り始めた。]
おう、これよ、これこれ。 前に見たのは犬であったのう。
[白い犬のような輪郭を持つようになれば、 年寄りの頭でも『前』の姿を思い出す。 密度が上がっているのならば、 頭にあたる部分を撫でようと もみじのような小さな手のひらを伸ばした。]*
(88) 2018/11/06(Tue) 22時半頃
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[へいもやに向かう途中、酒屋のお得意様であるレンに声をかけられた。 月夜でもないのによく光る、金の髪や瞳、鈍色に光る眼鏡と、どこもかしこもきんきらしていて、容姿に関しては派手という以上の感想を持ち得ない。 周囲の人間が騒ぎもしないのは上手く見た目を誤魔化しているから。 その能力をこっそりと真似て習得したのは昔の話。 それ以来挨拶や金銭を貰って酒を渡したりの交流をしている。]
そうねえ。 今日は甘いものが食べたい気分なのよ。
[悪戯に今日の目当ては『特製団子5人前』と言いたいところだけれども、適当に甘いものと言って誤魔化しておく。 行き先が同じという事で共に向かいながら、流行りの甘味についての他愛ない会話の後に続いた狂い咲きの桜についての話題が興味をそそられた。]
(89) 2018/11/06(Tue) 22時半頃
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煙はもやもやけむけむしてるものだぞぅ。 わおーん。
[多少散ったくらいで痛い等と感じることもないのだけれど。 威嚇>>86には威嚇をお返ししよう。 犬の似姿で前足両方を上げて、もふもふ尻尾を膨らませ。
おや、尻尾が膨らむのは猫だったかな。 そのまま首を傾けた。]
(90) 2018/11/06(Tue) 22時半頃
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その噂は耳にした事があるわ。 桜がちょっとばかり紅くなっただけでしょう? 何を恐れる事があるのかしら。 [レンは桜を食べてみたという。その行為を子供っぽいとは思いながら、口元を綻ばせ、くすりと笑う。]
そういう話を知っているならば、神隠しの噂も知っていて? 私、人を食べるときは、場所も人間の種類も選んで食べたいのだけれども、そんな無節操な妖がいるもの困るわよね。 [そう溜息をつく。 桜が歩いて人を捕まえに行くとは思えないので、妖のせいではないのかと思っているのだが、──冥界の門。そんな噂の根底にある言い伝えには半信半疑だ*]
(91) 2018/11/06(Tue) 22時半頃
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[傾けたままの頭模した部分に小さな手>>88が乗った。
もゆんもゆん。 最初のように突き抜けることなく。 触れる事の出来た煙は見た目通りの犬の毛というよりも。 摘んだばかりの綿のような感触であろうか。]
ははぁ、かけっこ。 今日は手加減だったのぅかな。
前はもっと早かったろう?
[前にも見せたようにぴょんぴょん犬らしく。 向きを間違え後ろ向きに、童ともう一人の妖の周囲を跳ね回る。]
(92) 2018/11/06(Tue) 22時半頃
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何かうまいもんでも作ってるのかと思ったんだぞ。 爺の薬は、もっと味にこだわった方がいいぞ。
[しれっとつまみ食いもしました宣言。]
もやもやけむけむしてる煙だぞ! ん?普通だな?普通だな! でも面白いぞ! ぎゃおーん!
[両手を掲げ、また吼える。 同じ方向に首を傾げ、……尻尾はない。 もっと高く腕をあげた。]
(93) 2018/11/06(Tue) 22時半頃
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[ところでこれ、店の前である。 営業妨害では?
暖琴にはそんなもの知ったことではないけども。 やんややんや。]
(94) 2018/11/06(Tue) 22時半頃
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ヤツデのの薬の湯気は美味しいぞぅ。 もぅーっとけむけむさせれればいいのになぁ。
[何を隠そう、煙もつまみ食いの常習者である。]
煙だぞぅ、もくもくだぞぅ。 言葉を話す面白煙だ。 だから『言葉』だ。
わんわん、ぐ、がおー!
[営業妨害、何のその。 更なる威嚇>>98に犬の形を文字通り膨らませるも。 犬がよりもっふりしたかのようにしか見えないだろう。]
(95) 2018/11/06(Tue) 22時半頃
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[遠くからでも見える色とりどりの美味しそうなもの。 小さいもの、大きいもの、見た事のないもの。]
美味しそう だけど 好きな香りじゃ ない、わ
[仕方なく店内を見つめると、横をすり抜ける …こども?>>85]
あら あら こども?
(96) 2018/11/06(Tue) 23時頃
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ちょっとばかり紅いってのはせやけどさぁ。 言い伝えを考えるとね、ちょっと考えるやん?
冥府への扉が開いてどうなるかっての、分からへんし。 まあ、少しばかり興味あっけど。
[これでも長生きしているので。 言い伝えに関しては色々と耳に入っているし。 眉唾ではあったけど、それを笑って切り捨てる事も出来ない。 何故ならそれを本気で信じている妖怪もいたりするからだ。]
(97) 2018/11/06(Tue) 23時頃
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神隠し? 何、桜が人攫いでもするんやろか。
俺は人を喰うんは飽きたんよね。 今は喰うんやったら美味しいもんがええわ。
[美味しい団子に蕎麦に饂飩に。 鮨もいいし、野菜でもなんでも。 人間の口にする物は美味しい。
それでもたまに、人間の生気を喰らいたくもなるけど。 そして極上の妖気も喰らいたくなるけど。
今は、それを求めていないから。]
(98) 2018/11/06(Tue) 23時頃
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ああ、でもそういう話やったら爪輔はんとか知ってそうやね。 あの人、俺なんかより顔広そうやからなぁ。
[彼に話を聞きに行ってもいいかもしれない。 ついでに美味しいのかよく分からないこぉひぃとやらを飲むのもいいだろう*]
(99) 2018/11/06(Tue) 23時頃
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湯気なんて味わかんないぞ。 もぅっとけむけむしたら、爺のボロ屋なんて燻されちゃうぞー!
[当人を横にしてこの言いよう。 がうがう、と威嚇は続けたまま。]
わぅわぅー! へんてこ煙だ!言葉か! わぉーん!
[もっふりもっふり。 もふもふしたいけれど、できないのだ。 がっかり。]
(100) 2018/11/06(Tue) 23時頃
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[店の中で何かを話している。猫とか犬とか。探しものだろうか。 そういえば宿の裏が猫がよく鳴いている。]
猫とか 聞こえたけれど、 猫なら、この通りの 裏道とか 私の宿の近くで よく、見かけるわ よ
[後ろからそっと近づき、声をかける。 もう店主から答えを得たかもしれないが。]
(101) 2018/11/06(Tue) 23時頃
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味が香るのだよう。 香る煙を飲み込めば、その香りでけむけむだ。
[だからボロ屋とやらを燻すとしても。 多分匂いはそうは変わらないだろう。]
そうだぁ、言葉だあ。 へんてこ妖のオマエはなんだあ?
[威嚇の後に何故かがっかりした様子>>100。 何故だかわからない煙犬は、今までの勢いはどうした、と。 もふもふっと質量ある頭突きをしかけようと。]
(102) 2018/11/06(Tue) 23時頃
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あれで手を抜いておったのか…。 歳のせいもあるとはいえ 平和ボケにかまけて動かんでおるのも かんがえもんじゃのう。
[存分に負け越した為、さらに速いとなると 間違いなく足では追いつけないと確信する。>>92 飛べるからといって足腰を鈍らせていたが 日課に散歩も取り入れようと心に誓う。 今は雪が降る時節なだけに春から、と。 そうして春になれば忘れていそうなものだが]
(103) 2018/11/06(Tue) 23時頃
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[冥府の門が開いてどうなるのか、自分にも分からないと頷く。
それにしても驚いた。 「人を喰うのに飽きた」ですって>>98 うわばみでもないのにしょっ中──最近といえば3日前だけれども酒を買っていくのは、私のように空腹を誤魔化す為では無かったのだと言うことを初めて知った。]
そうだったの…、私てっきりレンの事お仲間だと思ってたわ。
[自分が育ち盛りで、違う意味で食いしん坊だという事を知られたくなくてそっぽを向く。 横で何やら爪輔が詳しいという話をしているがそちらは放っておいて、巾着の中身をごそごそと探っている]
(104) 2018/11/06(Tue) 23時頃
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なにを言うか、良薬口に苦しというだろう。 そもそも薬効を大事にしておるのであって 甘い菓子のような香りは立たん。 [煙にいちゃもんをつける小娘だが>>93 甘味屋を横切るときの匂いなど 野草を煮詰めて香るはずがあるまい。
呆れた物言いだが、いささか声を潜めた。 茶屋の前で井戸端状態なのだから。>>94 積もる話は中で――そう言いかけて、 綿毛のような手触りの煙々羅から手を離すが 此方も煙を黙って吸っていたらしい。>>95]
(105) 2018/11/06(Tue) 23時半頃
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[中から目当ての薬包紙を取り出すと、中身の丸薬>>75を喋るレン>>99の口内に放り込んだ。]
なによ! そんな人間の食べ物ばかり食べてるレンとか、まだ酔っ払ってるんじゃないの?
[側から見たらなんで怒っているか分からないだろう。 自分だって酒も甘味も好きだが、余裕たっぷりに味覚を楽しんでいる様を見て羨ましくなったのだ。
天狗爺特製の素晴らしく形容し難い味の、それでいてよく効く薬を無理矢理処方して、へいも屋へと急ぐように足を進めた*]
(106) 2018/11/06(Tue) 23時半頃
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爺のけむけむは、薬のけむけむだぞー? いぶいぶけむけむだぞー?
[良薬はなんとやら? そんなもの、お子様には関係ない。 あまくておいしい、が正義なのだ。]
琴か?琴はなー、半分こなんだぞ! 父ちゃんはジャック・オー・ランタンで 母ちゃんは提灯なんだぞ! 新しい洋燈妖怪なんだぞ!すっごいだろー! 暖琴っていうんだ!
[ふふん、と胸を張る。 父がどうやってこの国に居着いたのかは知らない。 だが、父母の仲がよければ、そんなことはどうでもいいのだ。]
(107) 2018/11/06(Tue) 23時半頃
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まあ…煙を取り込むのに銭はたからんが おんしはあの匂いを気に入っておったのか。 人の身体に薬じゃが、 妖怪にとっても毒にはなるまいよ。
元気が足らん時は煮立ててやろう どうどうと入って来るがよかろ。
[隙間風入り放題の荒れた廃寺であるからして、 煙々羅が潜り込む場所はごまんとある。 割れた瓦屋根でも穴だらけの障子戸でも。 …ただ、この悠々とした煙の魔障に、 元気が足らないことがあるかといえば疑問だが。]
(108) 2018/11/06(Tue) 23時半頃
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ほにゃーーーー けむけむがけむけむだぞ!
[頭突きなのか、文字通り煙に巻かれているのか。 なんとなく、もわふぁんっ、といった謎の感覚に手をパタパタさせる。]
むーー、むぎゃおーー!!
[んばっと両手を大きくばたつかせ、対抗してみるのだ。]
(109) 2018/11/06(Tue) 23時半頃
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― へいも屋 ―
おこしやすー。
[やってきた彼女>>73に声をかけていた。 そして、その後からやってきた彼>>85にも。]
そうやねえ。 このお姉さんの言う通り。
裏道とかに良くたむろしてるの見かけますなあ。
[とはいえ、裏道で獣を喰われては。 商売あがったりだ。]
肉饅頭はさておいて。 包子……は。
「西の国の食べ物だろ?凜には作れないな。」
(110) 2018/11/06(Tue) 23時半頃
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[そう口を挟んだのは唐傘だった。 へいもの記憶に遠い西の国は残っていたが故に。]
あら、お姉さんも好きな香りじゃないかぁ。 どんな香りがお好みどす?
[尚、関西弁がかなり適当なのは仕方ない。 これでもこっちの地方に馴染ませようとした結果なのだ。
まあ、甘い香りが好きじゃない妖ならば。 自然と選択肢は狭まるのだけれども。]
(111) 2018/11/06(Tue) 23時半頃
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[丁度、茶屋の戸が開き、精算を終えた客が出てきた。
派手な着物の娘と、儂――鼻が目立つこわっぱ そして、やけにもうもうとした白靄に 吹雪いてきたかと誤解し、足早に去っていく。]
やれ、立ち話も長うなった。 一先ずわしらは店に入るとするが――、 おんしはどうする。
これ、軒先でわめくでない。 [よく通る声で叫ぶ小娘を諌め>>109 開いたままの扉から中へと声をかけようか。]
どれ、やっておるかのう?
[案内があれば店内へと向かうつもりだが]*
(112) 2018/11/06(Tue) 23時半頃
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はぁい、ありぁとーございましたぁー。
[さて、お客さんのお帰りだ。 少しばかりのお代をいただき、送り出したら、入り口には暫し「休憩中」の札でも提げさせてもらおうかな。
日に一度か二度しか使わない、舶来物の珈琲豆粉砕機謎取り出しまして。 きっちり60粒の豆を、ゆっくり丁寧に挽いていく。 それを木綿の袋に入れて、白磁の椀に載せた濾し機の上から、ゆっくりゆっくり湯を注ぐ。 立ち昇る至福の香り、こいつをもっと、多くの人間に知ってもらいたいのだけれど……いかんせん、一杯で蕎麦の三倍近い値がするとなっちゃぁね、うん、なかなか売れてくれないね。 もうちょっと値を下げたほうがいいんだろうか。]
(113) 2018/11/06(Tue) 23時半頃
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[今日も結局、淹れた珈琲は自分用。 でもって自分用にいれたときは、オイラ必ず、御裾分けするって決めてんだ。 つっても、誰かとの見っ子するわけじゃない。]
さぁて、今日はどこにおいでかなぁ?
[いつだったかな、店先で淹れたての珈琲を啜っていたら、ゆらめく湯気に、どこぞの煙が寄ってきた。>>61 まぁ客とは呼べない存在かもしれないけれど、この芳しい香りを味わってくれるというのなら、喜んで提供しようじゃないか!]
(114) 2018/11/06(Tue) 23時半頃
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今日は風が吹いてるからなぁ。
[時たま吹く寒風に。 そのまま乗っかれる煙は普段よりも移動も早くもなる。 逆を言えば強風に吹き飛ばされかねないのだけれど。]
平和ぼけ?頭ぼけぼけ。 そういえば桜が咲いたなあ。
[足腰鈍らせる感覚が煙にはよく分からない。 そういえば、街中でそんな話が不穏げに話されていたかと。 天狗の様子>>103に、少し心配の位置を間違えつつ。]
(115) 2018/11/06(Tue) 23時半頃
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よいよい。 枯葉が燃える香りも。 湯屋の湿った香りも。 天狗の薬湯の香りも。
みぃんな好きだとも。 こぅひぃも好きだ。
すきすき。
[もふもふすりすり。 堂々滑り込む許可に犬の形の煙は童の纏わりつき。 白く伸びる煙の筋で、絡めとる。]
(116) 2018/11/06(Tue) 23時半頃
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子供?
[どうも店の客から聞き捨てならないことを言われたような気がする>>96。確かに見た目はそうだが、齢は数百を下りはしない。 当の女とどちらが年上か、までは直ちには分からなかったが。 しかし、そんな事で言い争いをするほど徳の低いわけでもなかった。]
子供…ではない。ないが、 なんだ、猫の居場所を知っているのか。 この裏の道か?それに、そうか。そなた、宿の主なのか。 場所は何処だ?ぜひとも聞かせ願いたいものだ。
[どうやら有益な情報が得られそうだ>>101と分かると、普段は土着の妖怪とは大して親しくもしていないのだが、いつもより多少は愛想よく振る舞う事にした。これでもいつもよりは愛想がいいのだ、一応は。]
(117) 2018/11/06(Tue) 23時半頃
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琴、琴、暖琴の。 半分こ?
半分こでも提灯ならば。 もう少しはけむけむするのじゃないか?
[胸を張る暖琴>>107から。 さて煙は出ていないかと確認するように。]
けむけむしないな?
[ばたばたする>>109のに余計に纏わりついて。 綿の様な煙の毛並みを軽く体当たりしたりと。 周囲を白く包んで遊んでいたけれど。]
(118) 2018/11/06(Tue) 23時半頃
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─へいも屋─
[そうこうしているうちに『へいも屋』の店先についただろうか。 京の片隅にあるへいも屋は、妖の気配も賑やかで、伽耶にとっては喧騒に落ち着ける不思議な場所であった。 凛の姿を見つけてそそくさと近寄ると。
『変り団子、5人前』と囁いた。
特製団子でないのは、裏稼業について話をしたいが依頼ではないという意味だが、果たして伝わるだろうか。 伝わらなければ、単に最近出回りだした黒く甘く蕩ける菓子を買って帰るつもりでいる。
先客もある>>73、>>85。 袖触れ合うように言いたいことだけ手短に伝えたが、 人前で話せない話題であるゆえに、そちらの用が終わるまで待つだろう。 ほんの少し見回すだけで、会話の相手に困りそうに無い事が想像できた。*]
(119) 2018/11/06(Tue) 23時半頃
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言葉も行こう。
[拡散していた白煙が集まって。 傍目に見るだけならばだいぶ"犬らしく"なると。 開けられた扉の中>>112へと、常連気分で入って行こうと。]
こぅひぃきたぞぅ、わおん。
[いつも香りを分けてくれ此処のの店主に 犬の似姿は見せるのは、初めてだったような気もするが。]
(120) 2018/11/07(Wed) 00時頃
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[さて今日も、満足のいく一杯が淹れられた。 店先に出て、宣伝も兼ねてゆっくり味わおう…… ……と思ったら、なんだか外が賑やかしいぞ?>>109>>112]
おいおい、一休みしようって途端にお客さんとは。 人生てのは上手くいかないもんだねぇ。
[とはいっても、お客さまを邪険にするわけにもいかない。]
はぁい、いらっしゃ〜ぃ。
……おや? なんだ誰かと思ったら。
あぁ、そこら適当にかけてよ。
(121) 2018/11/07(Wed) 00時頃
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……やはりこの裏に猫がいるのか、店主。
[店主の女>>110と、隣にいるのは傘だろうか、そちらにも聞けば、どうやら間違いなさそうだと確信する。ならば、口に合いそうなものがなければ後で猫を捕まえて血を啜るとしよう、と考えた。]
そうか。包子は作れないか…… この国の食い物は、どうも醤油臭くてな。何か食せそうなものがないかと思ったが。 芝麻球(ごま団子)もないのだろう?
[ついでに言うと、人間も大分醤油臭い。]
いや、無理を言った。悪いな。
(122) 2018/11/07(Wed) 00時頃
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― へいも屋 ―
おこしやすー あら、伽耶やないの。
『変り団子』ね、ええよ。 準備に時間がかかるさかい、少し待っとって?
[彼女の符牒に微笑んで返し。 ならば、他のお客様が引けたころに話そうと。
やがて、髑髏がお茶を配って回るのだ。 もちろん、伽耶の元へもそれは運ばれていく。]
(123) 2018/11/07(Wed) 00時頃
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琴のけむけむはなー外でけむけむしないんだぞ。 提灯だからな。
[今は身体の裡で灯る焔。 その残滓は、2つの髪の房の先端にゆらりと灯る。]
だから、けむけむはしないんだぞ。 煌々、きらきら、させるのが琴だぞ。
[ふあ〜〜〜とけむけむまきまき遊んでいたけども。]
珈琲!琴もー!
[からんころん]
(124) 2018/11/07(Wed) 00時頃
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[子供に見える彼が子供ではないという。 不愛想に尋ねる姿はやはり子供に見えるのだが。>>117]
そう、なの? えぇ、えぇ、猫ね、 わたしは宿主ではないけれど いえ、あそこにもう宿主はいないけれど。
[あそこの宿主は泊まり始めて2日で食べてしまったのだ。]
宿はね、ここから北へ あるいて
三角目 よ
[にこりと答えた。]
(125) 2018/11/07(Wed) 00時頃
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さてと、ご注文は何にしましょう。
っと? おやおや困ったなぁ、動物は店の中に入れられちゃ…… ……?
[>>120おや?]
あぁ〜っと?
[喋る犬とは驚きだ。 いやそれ言ったらおいらも喋る狼みたいなもんだし、ここじゃ特別珍しいってものでもないけど。]
(126) 2018/11/07(Wed) 00時頃
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店主っ店主ってーんーしゅっ 菓子!菓子だ! いーーーっぱい!ありったけだぞ!!
[ばんばん、卓を叩く。]
それと、珈琲だ! ちゃあんと、たっぷりの乳と蜜をいれるんだぞ!
[子供の舌に、何も無しの苦味など飲めるわけもないのだ。**]
(127) 2018/11/07(Wed) 00時頃
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[可愛い子供に笑顔がこぼれたがそれもすぐに引っ込んだ。 呟くように言ったつもりだったが店主に聞こえてしまっていたらしい。>>111]
あら あら、ごめんなさいな
わたしったら、
[羞恥で少し顔を赤らめる。]
私の 好きな香り、 もっと もっとあま くて、 とろけるようで やわらかい こどもの香り が すきだわ。
[そういえばこの子供に見える彼からも好きな香りは感じられなかったと気づく。]
(128) 2018/11/07(Wed) 00時頃
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「ごま団子?それならば……」
「いや待て、髑髏の。お前さん、団子にただの髑髏塗す気だろう?」
「違うのか?唐傘の」
[目の前で繰り広げられる妖同士の会話。 だがそれは、まるで人間同士のやりとりのような。]
「ええか、髑髏の。油で揚げるのがごま団子だ。分かるか?」
なんや、話はまとまったようだし。 ちょっと待ってておくれやす。
[へいもの知識を元に。 見よう見まねの芝麻球作りが始まったらしい。
やがて、ツェンの前には試作品のごま団子が運ばれてくるのであった。 勿論、近所で猫を殺されてたまるかって考えが働いた結果なのだが。]
(129) 2018/11/07(Wed) 00時頃
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「ああ、良いな。こどもの香り。」
……へいも。
[一応はそう言って釘を刺すのだ。
しかし、甘くて やわらかい。 とろけるような こどもの香り。]
何か、代用品になるものはないのかしら。 ねぇ貴方達。
[その言葉に妖達は顔を見合わせつつ。
やれ、かりんとうとか。 甘さ多めの大福餅とか。
羊羹とか。 こどもの香りと子供向けのお菓子を取り違えた様なラインナップが目の前に並べられていく。]
(130) 2018/11/07(Wed) 00時頃
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え、ええと。 良かったらどれでも試食してみてな?
口に合うのがあるのかもしれないんだし。
[と言っても、へいもの様に。 何かを喰らって生きる妖ならば。
これらよりも、別のものが好きなのかもしれないが。]
(131) 2018/11/07(Wed) 00時頃
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けむけむすればいいのになぁ。
でもぉ。 きらきらも嫌いじゃないぞぅ。 きらきらめらめら、そしたらもくもくだ。
[ふたつに別たれた焔の気配>>124。 ふぅっと白煙を吹きかけて、煙もお店の中へと。]
(132) 2018/11/07(Wed) 00時頃
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ちょいちょい、暖琴。 そんなにバンバンと卓を叩くんじゃないって。
あぁ、ていうかあんたらがお客なんなら、ちょいと悪いけど、店の前の札ちゃんと「休憩中」になってるか見て、それからそこの扉も閉めといてくれるかな。
[こいつらなら、まぁいいや。 茶をふるまうついでに、オイラも一杯やりながら休憩だ。]
おー分かってる分かってるって。 牛の乳と糖蜜たぁ〜っぷりの、甘ぁい珈琲ね。 菓子は、そろそろへいも屋に仕入れに行かなきゃなぁって思ってたとこなもんだから、めぼしいもんないんだよねぇ……。
まぁでも、あんたらなら特別に、これ出すとするかなぁ。
[取り出しましたるは、長崎の行商人からてにいれた、かすていら。 さて暖琴>>127は、こいつに満足してくれるかな。]
(133) 2018/11/07(Wed) 00時頃
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[爺が平和ボケ>>115することの原因には、 今まさに目の前で起こっている 妖怪としては歳若い少女と 白い犬を真似た煙妖のほのぼのとしたやり取りもまた 間違いなく関与している。 ただ―――]
緋桜の狂い咲きは…… 平和と呼べはせんがのう。
[その懸念すら。 もわもわと侍りつく無邪気な妖の挙動にて>>116 薄まってしまうものだからいけない。 指の間からすり抜けていくものだが よしよしと撫でる真似はしよう。]
(134) 2018/11/07(Wed) 00時半頃
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[意気揚々とは入って来たまではよいが。 どうにも、よくなかったらしい>>126、のに。]
爪輔の、動物はダメか? ふむんふむん。
[お座りの姿勢を取った煙犬が頭部を左右に揺らす途端。 その輪郭は崩れて、煙へと。
店内に広がりかける煙はすぐにまた形を作り出し。]
(135) 2018/11/07(Wed) 00時半頃
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これで、よい!
[童天狗を参考に、小さい人の形をとった。 人の姿は見慣れているから、白一色であることを除けば、それっぽく見える程度には似せる事が出来ただろう。]
(136) 2018/11/07(Wed) 00時半頃
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[目の前に並べられた甘味たち。]
ふふふ これ は、こどもが好きそうね
[これで子供を呼べばいいのかしらと思いつつ。 試食を促される。]
これを 食べるの? そう ね、なつかしい、わ
[何十年かぶりにそれらを味わう。 人の肉に慣れてしまった舌では少々味気ないが、幼いころに食べた記憶を思い出した。]
とても楽しい味。良い甘味を作れるのです ね
(137) 2018/11/07(Wed) 00時半頃
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[その『かたち』は他に客が居たら 獣同伴の見目ともついて気を使うものではあるが>>120 龍を連れて馳せ参じるよりは余程というもの。 店主が店主なだけに獣が苦手という事はあるまいし 煙であるから犬科の獣臭も撒き散らす事はなかろうが]
それにしても、こうひいとな? また輸入品か?
[はしゃぐ提灯娘も口にしているが>>124 不思議な香りの原因はどうやらこうひいであるらしい 鼻が良いのは確かだが、欧米文化に懐疑的であり わざわざ尋ねるには至らなんだ。]
騒がしくしてすまんのぉ。 年寄りの説教を聞かんもんじゃて
[そうして店主に迎えられ>>121 動物同伴のような振る舞いで店内へと。>>126]
(138) 2018/11/07(Wed) 00時半頃
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[凛が持ってきてくれた茶>>123を髑髏から受け取り啜りながら待っている。 レンは付いてきているだろうか。 少し早足で振り切ったけれども、待っている間に悪いことをしたかなと、目を泳がせる。
伽耶の目の届かないところに引っ込んだ髑髏がドタバタとしているうちに、胡麻の良い香りのする菓子が来客へと運ばれていった>>129
それは何かしらという視線でそれを受け取る中華風の装束の少年を見る。 穏やかな風貌の女性の前にかりんとうや大福餅、羊羹などが並べられていく様も、吸い寄せられるように見ていた**]
(139) 2018/11/07(Wed) 00時半頃
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北へ三角目、か。そう言えば、この街は西安のように碁盤の目状になっているのだったな。 なんだ、宿の店主ではないのか。 いや、どちらでも構いはしないのだけれどな。泊まりに行くわけではないし。
[まさか宿の主人をこの女が食べてしまったとまでは思いもよらないが、たとえ知ったとしても別に驚きはしなかっただろう。自分も黒い犬や鶏でなければ血は啜る。
他にも客は来ていたようだ>>119。こちらは自分よりも幼い見た目だが、只人でなければ年は見た目からは判断できない。]
(140) 2018/11/07(Wed) 00時半頃
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なんだ。作れるのか、芝麻球? ならばいい。頼もうか。
[腰掛けてしばらく待つうちに、ややあって目の前に試作の胡麻団子が運ばれてくる。作り方の事で随分喧々諤々としていたようだが、その甲斐はあったのかどうか、香ばしい香りを放つ一つを口に運んでみた。]
……なるほど。 粉と油は少し違うが、餡はなかなか、悪くない紅豆だ。 初めて作ったにしてはよくできている。 もう少し作ってくれれば腹も膨れるだろう。いくら出せば良いか?
[なけなしの路銀ではあるが、なくなれば稼げばよい。 久しぶりに故郷の味らしきものに巡り合い、店主に話しかける声はいつもよりず随分機嫌の良さそうなものだった**]
(141) 2018/11/07(Wed) 00時半頃
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[口の中に丸薬を放り込まれて目を見開く>>106 飲み込むべきか吐き出すべきか瞬時悩んで、しかし目の前にいる少女に害意を感じなかった。 だから丸薬をがり、と噛み砕けば薬独特の苦味だとかえぐ味だとかなんとも言えない味が口内へと広がる。 うえ、と顔を顰めながら。]
えーなんで俺怒られてんねやろ? 伽耶はん、なんやご機嫌よろしゅうないなぁ。
[噛み砕いた丸薬の味は非常に不味い。 これならば欲に肥え太った人間を喰らう方が余程美味だろう。]
(142) 2018/11/07(Wed) 00時半頃
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[急ぐ伽耶の後をのんびりと追う。 彼女の内心>>106はよく分からない。 怒ってはいなさそうだが、機嫌はよくなさそうで。
女心というものは複雑怪奇なもんだと深くは追求はしないでおこう。 こういった藪は突いても碌な事にはなるまい。
ゆったりと後を追っていたので気づけば距離は離れていく。 だから伽耶がへいも屋へと入って暫く経ってからの入店になった。]
今日はふっつうの団子が食べたいねん。 出来れば焼き立てのみたらし団子がええなぁ。 外は雪がちらついとるしえらい寒いから。
[ほかほかと湯気の立つみたらし団子はさぞ美味しかろう**]
(143) 2018/11/07(Wed) 00時半頃
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おん、入口の札か?それならば ・・・・・・。
[札を返すには、身の丈が足らない。>>133 白人の子供より尚白い人型を取る煙々羅も>>136 高さが足らないとみえる。 食べる気満々で甘味しか見えていなさそうな 提灯娘の様子を見て>>127着物の合わせから 八手団扇を取り出し、戸の前で突風を立てた。]
よっほっはっ……
[何度か弱めの風を当てれば、木の札がぐるぐると。 強すぎる風を吹き晒せば札が割れかねない。
いくばくかの扇ぎの後。 ぱたん、と休憩中の側で止まった。 これで問題あるまい。]
(144) 2018/11/07(Wed) 00時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/11/07(Wed) 00時半頃
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儂は茶で頼もう。 おぉ、それはもしや、 ええとなんじゃったか………思い出せん 儂も耄碌したもんじゃの
[テーブルへと歩み寄り、椅子によじ登る。 店主が用意している菓子には見覚えがあった>>133 戦国の頃から出回っているらしい珍しき菓子。
それにしても山寺に届けられたのは一度だけで 名前を思いつかないままこめかみに指を立てた]**
(145) 2018/11/07(Wed) 00時半頃
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[遠くからこの店を見たときに色とりどりの美味しそうな人間(のようなもの)がいるように思えたが、よく見れば妖怪であった。 人間の形をしている者も人間の香りはしない。 それを理解しはじめた時は少し残念だったが、 これは良いものに出会えた。
ゆっくりと甘味を口に運んでいると、白い少女に気が付いた。>>139]
あら、まぁ あなたはこども だわ 美味しそう 甘味 食べたいの?
[とても美味しそうに見えるが彼女からも子供の香りがあまりしない。 残念ではあるが、子供のようなものが自分の近くにいるのは嬉しく思う。
店主から貰ったものを他の人に渡していいものかと思ったが、今は少年と会話をしているようである。 いくつかの甘味を手のひらに乗せる。 今ならばと思い、どうぞとそれを白い少女に向けるのだった。**]
(146) 2018/11/07(Wed) 01時頃
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姉妹 ロイエは、メモを貼った。
2018/11/07(Wed) 01時頃
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そりゃあねぇ、珈琲や茶菓子に、犬の毛が混ざったなんてことになったら、店として大問題だ。
[>>135なんて言って、軽く肩なんて竦めて見せたけど。 動物の毛が〜なんて、まずオイラが言うなって話だし、このお喋りワンコちゃんの正体が、オイラの想像通りなら、それこそ抜け毛の心配なんざ不要なことで。]
ま一応、人の世で平穏に生きる上での、ちょっとした気遣いみたいなもんかなぁ?
[どうだろ分かってくれるかなぁ〜って、言葉の姿を見ていれば、ほら面白い。 もくもく、もくもくと、不思議なもんだねぇ。 思わず感心してみとれちゃうよ。]
(147) 2018/11/07(Wed) 04時頃
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お、いいねいいねぇ〜! 八手さんと揃いのかわいい人だ。
[>>136いつもは空をふわふわ舞う言葉、こうやって目の前で姿形を変えるのを見る機会ってのは、オイラにはそう多くない。 なんかいいもん見た気がして、つい拍手拍手!]
そうそう入り口。 オイラ丁度一休みしようかなぁって思ってたとこだし、なによりあんたら大集合状態だしさ。
……おーー、流石流石!
[>>144西洋の茶屋を真似た長卓に、肘なんぞついて。 そしたら八手が、風を巧みに操って、札をくるんと回してくれた。 器用なもんだと、こっちにもまた拍手しちゃうよオイラ。]
(148) 2018/11/07(Wed) 04時半頃
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で結局、なに飲むの? 暖琴は乳と糖蜜で甘ぁくした珈琲、言葉はオイラと同じのでいいかな? んで八手さんは……うん、だろうねぇ。
[>>145知ってたよーって笑いながら、急須の準備なぞしましょうか。]
あぁこの菓子ね、かすていらだよ、かすていら。 そこらの粗悪品じゃないよ、高級品だよ?
[わかってますよ、きっちりと四等分。 白磁の皿に載せて、ふぉーくなんて洒落たモンをつけておこう。]
それとほら、これもおまけ。
[硬くなっちゃった餅を、砕いて揚げて、塩ふって。 でも出してから気付いたよ、これは珈琲向けじゃないって。]
(149) 2018/11/07(Wed) 04時半頃
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[さてこれで、茶と菓子は一通り出したかな。]
ところで。 あんたら今日は、さんにんつるんでどうしたの?
[オイラもゆっくり、珈琲を飲みながら]
もしかしてアレかい、六道珍皇寺の狂い咲きの紅桜。 それとも……。
[最近やたら頻発している神隠し。 その話かい……って、ちょっと声を潜めて聞いてみよう。
だとしたら、休憩札を出したのは大正解かもしれないし**]
(150) 2018/11/07(Wed) 04時半頃
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― へいも屋>>137 ―
ん、ありがと。 良かったらいろいろ試食してみてな?
[まあ、此方もなんだかんだで妖の面々なのだ。 彼女の内心はなんとなく察した者も居るかもしれないが。]
「懐かしいか。 なら良かった。」
[口を挟むのは唐傘。 楽しそうに応じると。
他にも何かあれば出そうかなどと問いかけて。]
(151) 2018/11/07(Wed) 07時頃
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― へいも屋>>141 ―
そうね、じゃあ。 ――で。
[その金額はやや安めと受け取れるかもしれないが。 試作品ならばそのぐらいが妥当だろうと。
そして髑髏だけでなく。 奥から出てきた一つ目小僧も調理に加わり。
なんやかんやと言いながら。 追加のごま団子を作ろうとしていたのだった。]
(152) 2018/11/07(Wed) 07時頃
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― へいも屋>>143 ―
「よお、蓮。良く来たなあ。」
[声をかけたのは、唐傘だった。 他の面々がそれぞれに接客していたから。
丁度手が空いている唐傘が声をかけたのだった。]
「今日は何にする? あっちの嬢ちゃんは『変わ団子』だそうだが。」
[まあ、彼は通常の品を頼むのだろうとは思ったけれど。 一応は聞いてみる事にしたのだった。]
(153) 2018/11/07(Wed) 07時半頃
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おおっ!かすていらだぞ!! 琴、大好きだぞ!!
[ぴょこぴょこ。ばんばん。 興奮して、忙しなくその場で跳ねる。]
んー? 爺が甘いのくれるから、ついてきたんだぞ。
[正確にはたかったのだが、そんなものは関係ない。 あまぁい珈琲と、あまぁいかすていら、それとしょっぱいおかきをつまんで、首こてり。***]
(154) 2018/11/07(Wed) 09時頃
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[甘味に目を奪われていると、落ち着いた女性の方からこちらに声がかかった>>146]
こども…? ええ、私、子供ですの。
だからこんな風に誰かと菓子を頂くのが大好きですわ。
[思わずじっと見つめてしまったのは無作法かと気づいたけれど、これを好機に妖の知り合いを増やすのもいいだろう。 こどもと言われるのを敢えて受け入れ、華やいだ笑顔を向ける。]
(155) 2018/11/07(Wed) 12時半頃
|
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[いくつかの試食の甘味が彼女の手のひらから己のへと移されるのを、わくわくとした眼差しで見る。 彼女の方に残っている試食の種類が減ってしまったのを見て思いついたように]
ありがとう。 でも貴女が頂いたものを私が先に口にするのも変だわ。
だから半分こしましょう?
[そう言って、まずはともらった大福餅を半分に割って、彼女の口元へと差し出してみた。 あーんはこどもには許されない行為だろうか?*]
(156) 2018/11/07(Wed) 12時半頃
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言葉に毛はない。 でも、分かるぞぅ。
人間は口をきくけむけむ見るとびっくりするからなぁ。
[形なんて成さないままに。 煙に顔らしきものを浮かべただけで。 話しかければ、大概の、人間は驚くくらい知っている。
気遣い>>147だと言われればもくもく形を変えて。 更に拍手>>148も貰えれば、白煙の人型はにまーと笑う。]
(157) 2018/11/07(Wed) 13時頃
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言葉はこぅひぃ!
[その湯気と香りを、だけれど。 お客気分で注文すると。
風に流れる煙のように、落ち着きなく店内をふらふら。 お茶が甘い香りの珈琲の香りもつまみ食いをしようと。]
(158) 2018/11/07(Wed) 13時頃
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がおーするから喧嘩していたんだぞぅ。
[傍から見ればじゃれ合いにしか見えなかったかもしれないが。 真面目な喧嘩だったのだと、爪輔>>150に主張しつつ。]
桜さくら。 花弁、飛んでいたぁよ。 人間もたくさんお話しているねぇ。
赤い桜は人喰い桜、って。
[煙のよく行く湯屋では、人間はよく噂話をしている。 だから煙は結構噂話には詳しい。
人を真似て、椅子の上に座ると、ふらふらと両足の形を揺らしながらうんうんと頷く仕草をする。**]
(159) 2018/11/07(Wed) 13時頃
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今日はえらい繁盛してるんやね。 変わり団子はええわ。 みたらし団子を三本欲しわぁ、焼きたてのんよろしゅうな。
[指を三本立ててひらひらと振る。 相手が可愛い女の子でなく唐傘であったとしても、男は笑って愛想を振りまいて。 そして普通に話しかける。]
それにしても今日の客、なんや毛色の変わったのんばっかやね? 僕も人の事言えへんけど。
[店内へと視線を巡らせれば人為らざる者の姿があちこちに**]
(160) 2018/11/07(Wed) 13時半頃
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[がおっ] [かすていらをもぐもぐしたまま、両腕を掲げる。 がおがお。]
(161) 2018/11/07(Wed) 13時半頃
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「みたらしを3本な、髑髏の。頼むでー。」
[唐傘はそう応じて。 続く彼の言葉にも、頷く箇所こそ無いが。
頷く様な様子を見せていた。]
「なんだろな、それこそ。 六道さんと関係でもあるのかもな。」
[六道珍皇寺の噂は此方にも届いていた。 尤も、この唐傘自身。
人の魂を喰らうような代物だと言うのはあまり知られていなかったが。]
(162) 2018/11/07(Wed) 14時半頃
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― 幕間 ―
[さて、東から移ってきたへいも屋の面々であるが。 唐傘について聞かれる事もある。
他の妖よりも知識がある事も多く。 一体、いつから生きている妖なのか。
凜はたいていははぐらかすが。 人間に聞かれた時に珍しく答えていた。]
あれはな。 うちらが東国に居る頃。
いや、先代先々代の時代から伝わる唐傘なんや。
[そんな事を聞かされた人間から見れば。 ちょっと奇妙な傘も、どこか値打ち物に見えると言われると。
凜は嬉しそうに頷いていたのだった。]
(163) 2018/11/07(Wed) 19時半頃
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[唐傘の言葉にふむ、と相槌を打つ。]
六道はんってあの紅い桜やろ。 冥府の扉が開くんやったら騒ぐ妖もおるやろけどなぁ。 ほんまに開くんやろか、その扉。
[妖怪であるのなら桜に纏わる言い伝えを知っている者もいるだろう。 知っているのなら興味本位で見に来る輩もいるのかもしれず。 なるほど、六道珍皇寺の紅い桜が関係していると言われれば納得出来た。]
(164) 2018/11/07(Wed) 20時頃
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唐傘の、こっちは桜と関係あるんか分からへんけど。 人攫いが横行しとるらしで。 なんやろね、最近は京も物騒やね。
[骸骨がみたらし団子を運んできたならば一本手に取って。 ほかほかと湯気の立つ様に嬉しそうに目を細めて一口ぱくりと。 甘さと醤油のいい香りが口内に広がって大層美味しい。 団子を食べ、お茶を飲む。 至福のひとときだ*]
(165) 2018/11/07(Wed) 20時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/11/07(Wed) 20時頃
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―京・雑踏の中で―
[ピィ――――ヒョ―――ホ―――]
[夕暮れ時、市井のひとびとの仕事が終わる時間に合わせて、往来に竹笛独特の音を鳴る。]
(166) 2018/11/07(Wed) 20時頃
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按摩ぁ、按摩いかがですかぁー、肩こり、腰痛、寝不足快癒、按摩ぁーー
[呼び子をするのは竹笛を持った若い女の姿。]
「おっあんまさんかい、珍しいねえ。どれ、ひとつお願いしようかね…」
まいどぉ!お伺いしますねぇ
[笛の音に釣られて家屋の2階から顔を出した年輩の女性客に声を掛けられると明るい声で答え、緩やかな足取りで屋敷へと上がる]
(167) 2018/11/07(Wed) 20時半頃
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「どうだろうなあ。此処の連中はまあ。」
[どっちかってーと、面白がって遊んで回りそうだって言葉。 その言葉は凜が止めるまでも無く飲みこんで。]
「門を開くって事にはそこまで興味は無さそうだなあ。 ああ、人攫いなあ……それもまあ、昔からある事よなあ。」
[人攫いに協力した事もあれば。 奪還に協力した事だってある。
自分達のような立場だとそんなものだったから。]
(168) 2018/11/07(Wed) 20時半頃
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「金鳥のはどうだね、そんな物騒な都でも。 まだしばらくは遊んでられそうかい?」
[団子を持ってきた髑髏が興味深そうに問いかけて。 と言っても、眼窩には何もない髑髏の事。
その真意までは読めないだろうけれど。]
(169) 2018/11/07(Wed) 20時半頃
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─凛との内緒話─
[いえとのやりとりの後、 凛とゆっくり話が出来たのは一先ずと席を外した頃か、凛と直接話がしたいという客が途切れてからか。 どちらにしろ周囲を憚って声が低くなる。]
最近の調子はどう? 儲かってます?
[彼女の喋る京訛りぽいものを真似て、少し茶化したような物言いをしてみる。]
ねえ、凛。 あなたのお仕事って、人間1人につきおいくらで受けているのかしら?
[逃亡の手助けなどしているなどは聞いたことがあり、大体の目安としての値段を知りたいために問いかける]
(170) 2018/11/07(Wed) 20時半頃
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[子供の頃に食べた味。 とは言ってもごく稀に、祝いの時に買ってもらえただけ。 それでも、いっとき、鬼の狂気を忘れさせてくれた。
優しい店主のお言葉に甘えて他にも色々試したい。>>151]
ふふ、ありがとうございます。 ぜひ他のものも食べてみたい わ。
[店主に顔を向け優しく微笑む。 あとで気に入ったものを買おう。 お金は十分すぎるほど持っているのだから。]
(171) 2018/11/07(Wed) 21時頃
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[真っ白な少女が笑顔で近づいて来てくれた。>>155 やっぱりこどもなのね、と心がざわめく。 そんなこどもが無邪気に大福の片割れをおいえの口元へ持ってくる。]
あら、あらあら 可愛い えぇ、半分こに しましょう
[少し恥じらいながら大福を頬張る。 昔夢見た光景だと思い、ありがとう と いいこ を繰り返し呟く。 残りの大福を同じように少女へ差し出してみた。 もし食べてくれるのなら、喜びのあまりその体を抱き寄せ頭を撫でてしまいそうだ。*]
(172) 2018/11/07(Wed) 21時頃
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[団子を頬張りながら髑髏を見る。 落ち窪んだ眼窩は黒く、深淵でも覗き込むような心地になるのだろう、人間なら。 だが残念ながら男は妖怪であるので。
興味本位に眼窩に指を突っ込んでみた。 そこには何もない。 ただすかっと指が擦り抜けるのみだっただろうか。]
まあ、人攫いならまだええ方やんね。 昔なんかその辺で喰われる人間もおったしなぁ。
僕は飽きるまでこの都で遊ぶつもりやで。 多少は物騒な方が刺激的でええと思うけど。
[数百年経っても飽きそうにない。 人間は何時でも面白いし、時には妖怪だって面白いのだから。]
(173) 2018/11/07(Wed) 21時頃
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ああ、でも人間になんぞあったら美味いもん食えへんようなるなぁ。 そうなる前に自分で饂飩でも打てるようになっとかんとあかんやろか。
[団子を作る妖怪がここにいるのだから饂飩を打つ金鳥がいてもいいだろう。 それに新しい何かに手を出す事は飽きない秘訣でもある。]
それとも爪輔はんのように変わりもん出す店のがええかな? あんま舶来物には詳しゅうないんやけど。 そういうのに詳しいのんどこかにおらんかな。
[言いながら三本目の団子に手を伸ばした*]
(174) 2018/11/07(Wed) 21時頃
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がお がおがおっ
[人の似姿で、煙は両腕掲げるポーズ>>161をまねっこ。]
(175) 2018/11/07(Wed) 21時頃
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― 伽耶との内緒話 ―
[一度、周囲の客が引けた頃だったろうか。
彼女を誘ってから、お茶を淹れ直し。 仲良く密談としゃれ込むのだった。]
せやねえ、今日は特に千客万来やったし。 まあ、それなりにかな。
[とはいえ、お菓子の値段はそんなに高くない。 なのに店番をしている妖は不自然な位に多かった。]
ああ、せやね。 人を一人逃がしたるならば。
(176) 2018/11/07(Wed) 21時頃
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――だいたい、これぐらいかな?
[食事代程度の金額を伝えれば。 彼女は驚くだろうか。 それとも、その方がありがたいって反応になるだろうか。
ただし、と補足を入れていく。]
まあ、うちが受けない事もあるえ?
例えば、賭博場で大負けしたから逃がしてくれーと来ても。 そんなん知らんわって返すし。
逆に、良い人がおるのに。 悪徳商人が手籠めにしようとしてるって言うから。
後払い……のはずが、格好つけてご祝儀やー言うたアホがおってな。
[まあ、その辺の仕事も。実際の所は道楽に近かったりするのだ。 それは菓子屋にしても実は同じ事。]
(177) 2018/11/07(Wed) 21時頃
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― へいも屋にて>>171 ―
そう言ってくれると嬉しゅうなるなあ。
よし、髑髏の。 それに、一つ目の。
どんどんと持ってきて。
[その後も、様々なお菓子が運ばれて来て。 この美人さんの妖が常連になってくれれば良いなんて考えていた。]
お姉さん、子供好きなんやねえ。
[伽耶がそんな様子を見せるのも面白いと思ったけれど。 顔には出さず。
にこにことそんな様子を眺めていた。]
(178) 2018/11/07(Wed) 21時頃
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[あらあら かわいい と言われたけど>>172、可愛いのはお姉さんだよ。 恥じらいながら大福を頬張る仕草、緩く編んで流れる三つ編み、カタコト混じりに繰り返す、ゆっくりとした手つきのいいこいいこ。
なんだか守ってあげたいような、それでいて懐かしいような。 正直言ってキュンとしました。]
あーんっ
[同じように差し出される大福餅を口に入れてもらう時に声が出ました。 するとお姉さんの腕が伸びてきて、頭を撫でられながら抱きしめられる格好になって、 正直そこまで考えてなくて、私はビックリしてしまいました。]
(179) 2018/11/07(Wed) 21時頃
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[──少女の体から、融合しきれない子どもの匂いに混じって、蛟の眷属特有の河みずの匂いが漂う*]
(180) 2018/11/07(Wed) 21時頃
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他に客がおらなんだら、 元の姿に戻ってもよいがのう。
[客は我ら三妖のみ、店主もまた人ではない。 妖力を大して使わないで済むことと、 戻ったところで背丈は変わらない為 今はお揃い>>148>>157で居るとするか。] 逆に犬の格好のほうが 浮世離れしてはおらんが――まぁ、よい よい。
[念のため札を返しておけば>>148 白い人影のような変化を帯びた煙々羅も 悠々と茶屋で過ごせよう。]
(181) 2018/11/07(Wed) 21時頃
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― へいも屋>>173>>174 ―
「いやー金鳥の。冗談キツイわー。 わてだから無事やけれど。
一つ目のやったら大事になっとるで?」
[まあ、一つ目小僧相手にはそんな狼藉は働かないだろう。 とは言いつつも、そんな軽口を返していた。]
「ああ、喰われる人間なあ。 今でもおるんやろな、例えば山の中でとか。」
[凜とへいもはその言葉を聞きながら苦笑していたか。 それとも頬の端を引き攣らせていたか。]
(182) 2018/11/07(Wed) 21時半頃
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食べ物屋は確かによろしおすなあ。
[そう言って、話に混ざってきたのは凜だった。 まあ、髑髏にこれ以上要らん事言われるのも困るって面もありつつ。]
饂飩なんてのもええし。 「ぶんめいかいか」とやらが始まるんやし。
新しい商売なんてのもええなあ。 舶来に詳しいもん……はどうやろうなあ。
へいもも昔の事なら知ってるんやけれどね。 油で揚げるごま団子とか。
(183) 2018/11/07(Wed) 21時半頃
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しくじると板が割れてしまうがな。 ふほほ。 休憩を邪魔してもうたか 間が悪いことをした――が、 珍しいもんにありつけたものじゃ、ついておるのぅ [上等なかすてぃらにありつけるのは行幸だろう>>149 伽耶を連れて播磨の港町に渡った時、 似たような菓子を食べたが見た目からして もっとぱさぱさした菓子であった。 和菓子も洋菓子も取り扱う店主が高級というからには 見栄を切った粗悪品と思えない。 ―――…が、気になるのは おねだん。 一銭も払う気のない小娘は気楽なものである。>>154]
(184) 2018/11/07(Wed) 21時半頃
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ひとっことも、ゆーとらんからな!
[孫でもあるまいし、好々爺でもなし。 (よくあることだが)顔面を蹴られて なにがどうして馳走するものか。 無理やり取り付けられた約定であったとしても 自分で払えとは口にすまいが。]
はぁ、勝手に決めおって…。 そもそもついてきたのではなく 追いかけさせたんじゃろう。
言葉とは店の前でばったりと、のぅ 妖怪が妖怪と鉢合うのも珍しくはないが。 波長の話よの。
[茶や揚げ餅、かすてぃらに口をつける前に こっそりとがま口の中身を確認しておく ひいふうみいよぉ…… 法外な精算さえなければ凌げそうではある。]
(185) 2018/11/07(Wed) 21時半頃
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[であるからして。 時期はずれに咲く桜と行方不明の話とは>>159 無関係に集ったものだが。>>150]
しっかし、気になるのはまことよ。 京が國の中心から外れたとはいえ 他所や帝都に移り住むほどでもあるまい。 それに、神隠しとな。 [京の街は古きから離れ切らずにいる為 文化の取り入れは緩やかではあるけれど 態々住処を移すほど廃れた街ではない それに、神隠し――急に住人が消えるともなれば いよいよもってきな臭さを感じもする。]
(186) 2018/11/07(Wed) 21時半頃
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んぇ?
[馳走される気満々どころか。 がま口の中身を確認している間に、人の皿にまで手を出そうとしてい た。 現行犯。]
(187) 2018/11/07(Wed) 21時半頃
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[凛との密談でお茶を淹れて貰って一息つく。>>176]
本当盛況ねえ。 お客の要望でさっと見たことも無いような菓子を作れるのだから、評判も上がるのよ。
[それなりという返事に店の様子を見て思った通りのことを述べていく。]
あらそんなものでいいの?
[人を逃す値段が昼飯程度のものと聞けば、安すぎると目を丸くした。]
大昔と違って今は人の移住が許されているからかしら。 国を出るというのも命がけと言うほどではないのね。
[ご祝儀といって、払いを帳消しにする者がいると言うのも、困ったものと笑いながら聞き]
(188) 2018/11/07(Wed) 21時半頃
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[ふと遠くを見るような眼差しをした後、 凛へと戻す視線はひんやりとした真剣味を帯びていた]
それなら、人1人京から居なくなるのは今時大した問題でもないのねえ。
狂い咲きの桜が人を喰ってるとかいう噂まで出回ってることだし。
──ねえ、凛には私の食料を1人、用立てて欲しいの。
[値段はそれなりに払うわ、と付け加えて*]
(189) 2018/11/07(Wed) 21時半頃
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[喰われる人間、と聞いてふむ、と考える素振り。 話に混ざってきた凜へと視線を向けて。]
饂飩もええけど、肉も美味いやんね。
[何の肉かはさておいて。 男は掛けている眼鏡の縁を指でく、と押し上げてみせて。]
舶来もんの事やったら舶来もんに聞くんが一番ええんやけどな。 流石に舶来もんの付喪神の知り合いはおらんからなぁ。 こいつも付喪神になるんはまだまだ先やろし。
[都合よくそんな妖怪が京にいるなんて事あるだろうか。 実は爪輔の店にいるらしいのだが残念ながら知らない情報なのであった>>154]
(190) 2018/11/07(Wed) 21時半頃
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[食べ終わった団子の串を皿にぽいっと投げ。 それから茶を啜り喉を潤した。]
油で揚げるごま団子か。 香ばしいんやろか、それ。 でも油で揚げるんはちょっとばかり贅沢やね。
それに僕が作らんでも凜なら作れるんちゃうのん? そやったら商売にならへんやん。
[笑いながら言うと懐から銭を取り出す。 常連であるから金額を聞く事なく勝手に計算して凜に手渡した。]
(191) 2018/11/07(Wed) 21時半頃
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ごちそうさん。
[ひらひらと手を振るとへいも屋から出て行く。 特に目的もなくふらりふらりと京の都を歩いて。 さて、どこに行こうか*]
(192) 2018/11/07(Wed) 21時半頃
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さっそく施術させていただきますね。よろしくおねがいします。
[戸内で見る女按摩師の姿は、若いのに束ねた黒髪に白髪が混じったような、灰色の髪色をしていたが、人好きのする笑みを浮かべた美しい女であった。]
ああ、奥さま。 もしかして按摩は初めてですか? お着物を脱ぐ必要などございませんよ。 按摩は鍼や灸と違って服の上からでも効果があります。お布団の上でうつ伏せになってお待ちください。
[まず首の付け根を指圧し、患者から余分な力が抜けたところで、心の臓から外に向けてと背中を撫でるように摩っていく]
奥さま、だいぶ氣が滞っておりますね、これはお辛いでしょう。肩凝りに加え、手足の痺れなどもございますでしょう。
[女按摩師の言葉に、ほう、と息を吐いた客からそうなんだよ、と身体の不調を訴える声がつらつらと流れ出すのに受け答えながら、氣を整えるように手を滑らせる。]
(193) 2018/11/07(Wed) 21時半頃
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[出された煎茶を啜り、かすてぇらに匙を入れる。 うむ…確かに甘く、しっとり、まろやか。] 六道珍皇寺のあたりは 鬼門線上にあるとされる。
人喰い桜…冥府の戸口。
信ぴょう性はあるが…… かといって見た者がおらん限り 絶対に関連があるとは言えなんだ。
[せめて、人が消える瞬間を見た者さえいれば 人払いをせよと住職の仁右衛門に薦めるが 確実性が無い今そうさせては商売の邪魔立てだ。 あの桜が呼び水になり参拝客も増えている事だし。]*
(194) 2018/11/07(Wed) 21時半頃
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これ! お行儀!
[そぉーっと伸ばされた手をぺいっと払う。>>187 儂の皿に置かれたかすてぇらは渡さん。]
まったく、食い意地が底なしじゃ。 ふぅ……これだから近頃の若いもんは……
[うめぼしよりも口酸っぱく口癖になりつつある。]
強請るならもっとこう…あれじゃ。 襟を崩してシナをつくり色気を出してのぅ。 それからあーんをせんかあーんを
[お座敷遊び全開の脳内を隠しもしない。 おっと鼻血が……。]*
(195) 2018/11/07(Wed) 22時頃
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[真っ白い煙童の身体から伸びた煙一筋。 すすす、と意志持ち店内を伸びて行く煙は。 がま口確認する天狗>>185に用意された茶から浮かぶ湯気を掠め取ろうと。]
ふわぁ?
そうそう、言葉はこぅひぃに来た。 そうしたら暖琴のがけむけむだったんだぞ。
[ほわんとひも状に延ばした煙が霧散する。]
(196) 2018/11/07(Wed) 22時頃
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赤い桜が紅散る時に。 冥府への扉が開くぅそうな? はて、言葉はそれをだぁれに聞いたのだったかなぁ?
[人真似して首を傾ける。 煙は色々噂話は聞くけれど。 それを何処で聞いたかあんまり覚えていない事も多いのだ。]
それにしても人喰い桜。 人は美味しいのかなぁ? かすてぇらより美味しいのかな?
人間燃えるけむけむは美味しくはないけれどね?
[火葬やら火事やら煙が多いのは楽しいが。 この煙が好きなのは、良い香りなのだと。 かすてぇら争奪横目に、珈琲の湯気へと煙を伸ばす。]
(197) 2018/11/07(Wed) 22時頃
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あーん。
[伸ばした煙の先が蛇のようにぱっくり口開いた。]
(198) 2018/11/07(Wed) 22時頃
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いたいぞ! いいだろー!かすていらうまいんだぞー!
[さすさす、と叩かれた手を摩って。 ぶー、と唇を尖らせる。]
襟?こうか? えーと、あーん!
[しな、とかいうのはよくわからなかった。 うんしょうんしょ、と襟ぐりを広げ、大きく口を開ける。 遊んで帰って着崩れた子供が、おやつをねだる姿だった。 いろけってなんだろう。]
(199) 2018/11/07(Wed) 22時頃
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せやねえ、肉も美味しいもんなあ。
[何の肉かは聞かないままに。 状況的には簡単に分かる回答だけれども。]
都合よく舶来もんの付喪神が居ればかあ。 イマイチ、ぴんときまへんなあ。
[そんな風に彼の言葉に応じ。 凜もまた、都合よく舶来もんが来ているとは知らないままに。]
(200) 2018/11/07(Wed) 22時頃
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そうやねえ。 香ばしいて、良い匂いがするて。
さっき作りはった時に思ったなあ。 後で、もう一度作ってみるのもええなあ。
[そんな風に笑って応じ。 続く言葉にも頷いて。]
うちはどうやろうなあ。
今はこの店を維持するのが目標ってところやしねえ。
[やがて、蓮が支払いを済ませて。 店を出る時は入口まで見送っていた。]
またおこしやすー
(201) 2018/11/07(Wed) 22時頃
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[歩きながら知り合いを見かければ声を掛け噂話を仕入れていく。 その中に天狗の爺さんが鼻血を出しながら女と戯れていた、なんてものがあった。 天狗の爺さんが女好きなのは今更なので兎も角置いて。]
はぁん、そらまあ変わった風貌やねぇ。
[興味を引いたのは女の方。 話す鼠の妖が小さな手をわちゃわちゃ動かしながら話してくれたのは。 どうもその女は外つ国の妖怪らしいという事。 らしい、というのは見た目がそうではないかとの判断からだ。]
(202) 2018/11/07(Wed) 22時半頃
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[だが今どこにいるのかまでは分からない。 都を歩いていれば見かけるだろうか。 天狗の爺さんに話を聞いてもいいだろうし。
舶来物についてなら爪輔に聞いてもいいだろう。 だけど特に急ぐ理由もない。 聞きたい内容が舶来物の珍しい食い物屋でもやりたい、という実に馬鹿げたものなので*]
(203) 2018/11/07(Wed) 22時半頃
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― 密談>>188>>189 ―
せやねえ、まあ。 用件によっては命がけになるけれどなあ。
私らならば。 まず、問題は無いしなあ。
[依頼主が誰であれ。 自分とへいも。
或いは他の妖が助力するのだから。 依頼者の安全は保障されたようなものであっただろう。]
(204) 2018/11/07(Wed) 22時半頃
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せやねえ。 人攫いの噂も聞くしなあ。
[そんな軽口を言っている間に。 彼女から真の依頼を受けると。
一度思案してから。 笑顔を向けたのだった。]
まかしとき? ちゃんと魂も残したままで。
生きのええ相手を連れてきたるわあ。
[ならまあ、どの辺りを狙い目とするのか。 頭の中には悪徳商人などが浮かんでいて。]
(205) 2018/11/07(Wed) 22時半頃
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器用なことを。 茶とこぅひぃの湯気の味比べか?
[席に座るわっぱのかたちを保ちながらも、 一筋の煙が覗き込むように近寄っている事を悟り>>196 そうして煙を味わっているのだろうと想像。 何処の誰が口にしていたかと不思議がるものだから 童子の顔で鼻をさすりながら口を割る>>197]
誰が口にしたとて、 そやつが言い出した噂ではあるまい。 京のまちに古くから伝わることじゃて。 人を食わぬは儂も同じこと 人喰い気質――妖怪には珍しくもないが…。 [たとえば鬼―― 『定住者』では心当たりはないが>>73 妖で食人を好むものなどそれ以外にも数えられる]
(206) 2018/11/07(Wed) 22時半頃
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じゃが、立て続け――
いかに京が紛れやすい地といえ 次々に喰っておれば目立つものよな
[一人二人消息を立っただけで 『神隠し』とはされまいて。
……ここ最近の失踪歴がすべて 線と線で繋がっていると讀むのなら。]
(207) 2018/11/07(Wed) 22時半頃
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へぷちっ
[噂された気がする! たぶん!]
(208) 2018/11/07(Wed) 22時半頃
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店主はやはり『ある』んかのう。 おんし、壬生狼に混ざっておったのじゃろが。
[鎖国中滅多がなければ山を下りはしなかった為 この目で見てはいないものの 寄り付いた時にそんな話も聞いたような。>>34
山の麓まで届く話では首がようよう飛んで 死体には困らない――と悪評。 提灯娘は論外、菓子以外を口にしているところを 少なくとも天狗爺は見た試しがない。]
(209) 2018/11/07(Wed) 22時半頃
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おまえさんが甘い菓子を好いてんのは、よぉく知ってる。 が、できればあんまり跳ね回んないでほしいなぁ。 埃も立つし、珈琲の器が倒れたら大変だ。
[>>154オイラこれでも、かなり綺麗好きなんだよね。 なんで、暖琴には、買い物のおまけでもらった鼈甲飴でも渡して、ちょっと落ち着いてもらおうか。 ……無駄なあがきかもしれないけど。]
なくても、あるように見えちゃうとさ。 それだけで気になっちゃうっての、よくあることだから。 とくにヒトの間では、やっぱ見た目って大事でしょ。
[>>157そうそう、言葉はこんなに愉快なやつなのに、この姿形で、ヒトは驚く。 オイラだってこんなイイ奴なのに、狼の爪と牙を見せた途端に、怯えて逃げたり斬りかかってきたりなんて……いやいや、やめようこの話は。]
(210) 2018/11/07(Wed) 22時半頃
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―へいも屋―
…そうか。そのぐらいなら持ち合わせはある。
[店主の言い値>>152を聴いて、路銀袋を取りだし、小銭をいくらか並べて置く。]
我は占いも多少は嗜みがある。 足りなければ言え。その時はそなたの運勢を見て払うとしよう。
[そう言って、揚げたての胡麻団子をまた頬張る。点心なら茶も欲しいところだが、そこまで贅沢は言うまい。大体日ノ本の緑茶はこういう揚げ菓子には合わないのだ]
うん、美味い。餅は食えなくなっても団子は相変わらず美味いな。
[無愛想な血の気のない青白い顔が些か緩んだのが分かったかもしれない。]
(211) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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「そういえば、六道さんの桜が狂い咲いてるって聞ぃた?」
[施術も終盤、上体を起こした客の片腕をとり、肩に肘を当てながら女は相槌をうつ]
ああ、噂には聞いてますねえ、もう霜月だというのに咲きはじめて、なんでも普通の桜とは違う、薄紅い染まり方をしてるって。奥さま、見に行かれたんですか?
「いやあ、日中は仕事で中々行けんの、でも見事なものだって評判なのよ。まるで*魅入られそう*になるって」
それは、それは、恐ろしい美しさなんでしょうね。
(212) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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[こぅひいの湯気を取り込む隣で>>198 無邪気に襟を乱して強請る様子は>>199 残念ながら天狗爺の妄想に一寸足りとて重ならない]
あやゃーーどこにも色気が見当たらん 違うちがーう…はぁ……。 どろんこで遊ぶ女童子と変わらんのう
[仕方がないので匙に取ったかすてぇらを ひとくちぶん与えてはやるものの 不満を隠さず大きなため息をつく。]
古き良きおなごがめっきり減ったわい…。 このまま儂の理想里からかけ離れてゆくんかのう。
(213) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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[なんともわびしいもの。 山の上まで噂が煙のように登ってきた 花魁も今生にはいない。
いっそ冥府の扉でも開けば―― 亡者を現世に呼び戻す秘術も試せようか…… ……ふと、頭に過ぎりはしたが 平穏に浸かりきった今の暮らしも これはこれで気に入っている。 余計なことは口滑らさんでおこ]*
(214) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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あっはは! なんというかね、孫と息子と爺さんとでも言ってやりたいところだけど、今のあんたらはむしろ小童三匹ってところだね。
……いや失敬。
[>>185誰が誘っただのついてきただの、あーだこーだ。 ついに八手が大きな声をあげたもんだから、思わず声出して笑っちゃったじゃないか。 いいじゃないか、仲良きことは良いことだって、一応擁護しておこうか。]
ていうか八手さん、そこ、なんか気にしてるみたいだけど……。
[ひょいと覗き込む、がま口。]
かすていらは、オイラのおごりだから。
[三人分の茶代だけで。]
(215) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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[白い頭を撫ぜながら店主の言葉に機嫌よく答える。>>178]
こども 好きなの 私 にも、ね、こどもがいたんだけど いつの間にか、いなくなって しまって
[いつの間にかお腹の中から居なくなってしまった。 だから、とても哀しくて子供を見るたびにお腹へ戻したくなる。」
だから私 龍神様、の――――
[思わず言葉を止めてしまった。抱きしめている少女の匂いが変わった事に気づく。>>180]
この、 この かおりも懐かしい わ
[漂うは河の匂い。 少し体を離し、撫ぜた手を少女の頬に添え顔を覗き込む。 この子には懐かしいものが色々詰まっている。 今はどんな顔をしているのだろう。]
(216) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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茶もこぅひぃもどっちもだ。 どっちも香る。 どっちも好きだ。
[足比べ>>206にご満悦とばかりにふふんと笑うのを真似る。 それに湯気はすぐに香らなければ。 あっという間に冷めるし、飲まれてしまう。]
(217) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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ふむんふむん。 昔からの噂ならぁ、言葉もきっと誰それに聞いたのだろう。
ヤツデのも食べないかぁ。 言葉も誰それが喰っているかは知らないなぁ。 たぶん。たぶん?
[気付かず煙が素通りした可能性は否定はできない。 興味のないものに一々近づく質でもない。]
(218) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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「あれ、センセ知らへんの? 恐ろしいも恐ろしい、近頃物騒やろ、神隠しがあったとか。
…あれ、桜が人を食ろうてるらしいわ。 怖や怖や、いくら見たくても夕暮れや夜中なんかにそんなところ行けまへんわ」
[客はひそひそと声を潜めて教えてくれるが、自身も半信半疑といったようすではあり、乗っかるように女も合いの手をいれる]
なんとまあ、それは知りませんでしたわ。 そうですね。逢魔ヶ刻、ともいいますし、夕暮れからあとは、用心に越したことはないですねえ。 何に逢ってしまうかわかりませんから。
ま、私たちのような按摩師にとっては夕暮れからが稼ぎどきなんですがねえ。
(219) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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[私らならば問題ないと言う言葉に>>204納得したわけで、ああ、と息が漏れた。]
そうなの。凛は人間が好きなのねえ。 人間の我儘をわざわざ聞いてあげてるんじゃなくて、遊んであげてるのなら手間を取られるのも楽しいのかしらね。
[妖怪集団は強そうだもの、と凛の1番の相方の唐傘を眺め、微笑む。]
(220) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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[女の言った隠された意味に客は気づかず。 あらあら、じゃあうちは桜じゃなくて神様に出会っちゃったのかね?極楽を見せてくれる、なんて笑い飛ばす客にまだまだ修行の身ですよ、と笑みをうかべて謙遜し]
はい、終わりましたよ。 ああ、名乗り忘れてしまい申し訳ない、今回施術させていただきました揺籃(ようらん)と申します。今後とも、ご贔屓に。
[お代金を受け取ると、見送る客に一礼して屋敷を後にする。
さて、今日はもう一件くらい客はとれそうかと竹笛を鳴らした*]
(221) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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[食料を用立てて欲しいという依頼には快い返事が来た。>>205 ちゃんと生きたままでというのも流石凛、分かっている。 ならば細かい条件を付けても構わないだろう]
本当!? 嬉しい! ……私、自分でキチンと食事の出来る環境を整えられないの。
だって人を食べると3日は人前に姿を表せないんですもの。
[蛇娘の食事方法は言わずもがな。 人に紛れて暮らす妖ならば、不要に周囲に恐怖を撒き散らしたくは無い。 もっとも直ぐに消化できない自分が未熟なのかもしれないが。]
(222) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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[今回意を決して凛に頼みにきた以前は、別の妖に用立てて貰っていたのだが、この文明開化の流れで、南京町に移住してしまったのだ。 手持ちの巾着の中から小さな小瓶を取り出して置くと、凛へと寄せて]
これ、手付けにならないかな。 琥珀色してるでしょう? 西洋のお酒、ブランデーっていうの。 天狗爺と南京町に行った時に貰ってきたの。
[正確には、ぶんどってきたブランデーを差し出した*]
(223) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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違うのか? 爺の言った通りにしたんだぞ!
[色々足りないだけで。 片手にはしっかりと黄金色の鼈甲飴を握りしめているけど。]
はむっ……んんーーっ あまくておいしいぞ!
[ぱく、と一口頬張って、ご満悦。]
(224) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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[そうして、淡々と団子を口に運びながら、耳に挟むのは新しい客の男>>164と店主>>162に唐傘達が話す六道珍皇寺の桜の事。]
なんだ…それは。我はこちらに来てあまり日も経たないのだが。
六道珍皇寺は知っている。冥府に繋がる穴があるという寺だろう。 桜が咲いているのか?
それと、人がいなくなるのと何か関係があるのか。 というか、そんなに人がいなくなっていたのか、最近は…
[口は挟んだが、答が聞けそうならそれ以上余計に口を挟んだりはしなかった。ただ]
(我と関係のないところで人がいなくなるというのは、何かと都合が良いな)
[と密かに思いはしたのだが。]
(225) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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見た目は大事、だいじ。 言葉はちゃんと真似るぞぅ。
[煙でもちゃんと理解している>>210と言うように。 ちょっと骨がなさそうな感じに頷く動作をして。]
暖琴は違うのか? ならなら、こうかな?
[人の子の姿をちょいと女の子風に変えて。 着物も八手の言う様なものへと変えてみるものの。 大きさは童のままだった。
煙にも色気を期待してはいけない。]
(226) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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門を開く… 冥府への門が、か。
[この季節に咲く桜、冥府への門、消える人間。 何かの符合か。確かに全く無関係とも思われない。 故国にも、そういった伝承はあったものだ。
愛する男と死に別れた女が首を吊った桜の木に花が咲いたとか、そういう話は民間の伝承には珍しくもない。
それより、少々驚いたのは隣で団子を食っている男の素性を髑髏の口から聞いた>>169時だった]
金烏。ほう……あの。九羽のうち残っているのはもう一羽だと聞いていたが。
[もっとも、それも伝承なので、実態とは違う事もあるのだろうが。ただ、随分と生を楽しんでいそうな言葉を聞いて>>174]
そうか……饂飩も旨いな。 この国の食べ物は醤油臭いものばかりだが、確かに饂飩は旨い。
[しみじみと呟いた*]
(227) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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[そんなことより、いま気になるのは、桜のことで。]
だぁよねぇ。 ていうか移り住んだってんなら、周りのヒトらはそうやいやい騒がないでしょ。
[>>186本当に、きな臭いったらありゃしない。 オイラは頬杖ついたまま、八手の話に何度もうんうん頷いた。]
へぇ、鬼門線上ねぇ。 あぁその人喰い桜がどうとかってのは、ここに来る客たちもよく話してたよ。
うんそうそう、でも実際に見たってやつがね、いないんだよね困ったことに。
(228) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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ん〜、ヒトの味なぁ……? どうだろうね、オイラからすれば別に美味くも不味くもないけれど、面倒だから喰いたいとは思えないねぇ。 普通に鳥獣の肉喰らうほうが、全然美味い。
[>>197一応オイラ、肉食の獣なんだよねぇ、って。 白い牙のぞかせて笑ってみたところで、こいつら相手じゃなぁ。]
だから、かすていらと人の肉を比べるんなら、断然にかすていらだね!
[言い切った! ついでだ、湯気を吸い込む言葉のために、かすていらに張り付いていた油紙を灰皿に載せて、火をつけて燃やしてやろう。 ちょっと焦げ臭いけど、甘ぁい香りの煙があがるはずだ。]
(229) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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ふ わ ぁ う
さて、さて。 言葉はもう茶もこぅひぃも香った。 またふわふわするぞぅ。 ヤツデのも、暖琴のもまたのぅ。
爪輔の、またくるぞ、好きすき。
[煙を纏った女の童の姿のまま。 もふんもふんと店主へと頭突き、もといじゃれつこうとして。
気まぐれ煙は、店の扉を開ける気もなく。 店の外へと出て行こうと。*]
(230) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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[凛との会話の中にポツポツと身の上話が混じるのを女性の体温の心地よさに埋もれながら聞いていた。>>216
──こどもがいたんだけど、…いなくなって まあ、それは、寂しいのかしら。
──龍神様の、… それは、どこかで聞いた… あれ?私の一族と関係ある人?
[そう思えば、心臓が早鐘を打つのに合わせるように河みずの香りが広がった。
懐かしいかおりというゆったりとしたもの言いは相変わらずで頬に手を添える表情を覗き込む女性にされるまま、顔を向ける。
ここ十年会ったことのない眷属に初めて会ったのだろうか? どうしたらいいか分からないまま、表情が困惑へと変わり、身体が強張る。]
(231) 2018/11/07(Wed) 23時半頃
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貴女、どこから来たの?
[これだけは聞いていいものか。 名を聞くのは、自身も名乗らなければならない気がして怖かった**]
(232) 2018/11/07(Wed) 23時半頃
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墓守 ヨーランダがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(墓守 ヨーランダは村を出ました)
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[香ばしい焦げの匂いと甘い香りの煙>>229。 それは吸い込まれるように煙の中へと一体化していって。]
甘いぃ あまーい。 かすてぇらはいいなぁ。
[煙はかすてぇらの甘い香りを纏わせる。 湯気を貰って、煙も貰って。]
あーりがとぅ。
[隙間から通り抜けた扉の向こうで、ご機嫌な声を響かせた。*]
(233) 2018/11/07(Wed) 23時半頃
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「あれえ、あんまさん、もしかしてお姉さんやない?美人やん。ね、ね、俺ね、けっこう金子持ってるからさあ、援助できちゃうんよ?だからさあ、ちょっと色つけて奉仕してもらえへん?」
[次の竹笛の音に釣られて寄ってきた若い西洋被れの衣装を纏った男は往来で無作法に揺籃の手や身体を撫でてくる]
(234) 2018/11/07(Wed) 23時半頃
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おー! またな、けむのはー!!
[妙ちきりんなあだ名をつけて。 ぶんぶんと手を振った。]
(235) 2018/11/07(Wed) 23時半頃
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…すみません旦那さん。 按摩はそういうのじゃないんですよ。 お帰りいただけません?
[不快さを隠して揺籃は困ったような笑みを貼り付けて辞するが、男は意に介さず構わず肩を組み提灯の明かりも届かない暗がりの路地へと連れ込んだ]
「なんやお高く纏っちゃってからに、あんまさんやってめくらのインチキ集団なんやろ。どうせ訴えても誰も信じたりせえへんわ」
[酒の臭気を吐き出しながら脅す男は、揺籃の顔が氷のように冷たくなったのには気づかない]
(236) 2018/11/07(Wed) 23時半頃
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[づぷり]
(237) 2018/11/07(Wed) 23時半頃
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[けむのはを見送ったところで。 あまぁくあまぁくなった口内に、あまぁい珈琲を啜る。 たっぷりの牛の乳とたっぷりの糖蜜をいれた液体は、香ばしい匂いに甘味を織り込んで鼻腔をくすぐる。 ほんの少しの苦味に、それを覆い尽くすような甘味。 強烈な2つの味を和らげる乳のまろやかさ。 暖琴も、暖琴の父も好きな飲み方だ。]
ふぁー!ごちそうさまなんだぞ! 今日もうまかったんだぞ!
[口の周りに、泡の髭をくっつけて。 にこにこ。]
(238) 2018/11/07(Wed) 23時半頃
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けむのは? そう呼ばれるから言葉はけむのは?
[妙なあだ名に対し、煙にしては真面目に悩みつ。
髪も肌も着物も白い女童は音もなく。 あとに薄らと煙を散らしながら、往来を進む。]
(239) 2018/11/07(Wed) 23時半頃
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まあそうじゃろうともなあ。 もとの顔をしてたとて―― こげに似とらん親子も爺孫もあったもんじゃない
[妖怪が四首揃えても皆が皆ようよう。>>215 傍目からしては店主以外は子供の集いといえようが。 がま口の中身を気にしていたら、 菓子はおまけに負けてもらえるらしい。]
それは忝ないのう。 繁盛に肖って甘えておくとするか。
[妖怪談義になる前は茶屋も客足があった。 売上が煎茶一杯と珈琲二杯分ではないらしいし 年配の威厳を変なところで発揮する意味はない。]
(240) 2018/11/07(Wed) 23時半頃
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[けむけむなことのは 略してけむのは。
なんともいえない名付けだった。
本人はご満悦。]
(241) 2018/11/08(Thu) 00時頃
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おんしは好みがやわっこいのう。 苦薬の焚き煙も、湯気もすきか。
[みぃんなすきすき>>116は嘘ではないらしく 煙の妖はといえば甲乙をつけないらしい。>>217]
……100年、いや。100歳では婆ァか。 10年は早いぞ、おんしら
[そんなに握っていたら溶けそうだ もらったばかりのべっこう飴。>>224
姿を変えたところで>>226 幼すぎる上に真っ白なものだから ずきゅんとも来ない煙妖の真似事。
これこそ甲乙つけがたい色気の無さ。]
(242) 2018/11/08(Thu) 00時頃
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[茶席の話題は結局のところ収束はせず。>>218 誰も見た者がいない――>>228]
儂らが見ておらぬなら 誰しも見てはおらぬと考えるが正しかろ。
[目撃の可能性があるとするのなら人より敏い妖。 天狗爺も千里眼で(主に若いおなごを) しつこく見回してはいるが 人喰い桜の噂が確かなのか目の当たりにもしておらず。
何処にでも好奇心を示してふぅわりふわりと 近寄っていく煙々羅も噂に聞いても見ておらず。
あちこちに菓子をせびりに行く提灯娘もまた 菓子一直線な様子から見てはいないのだろう …普段から菓子菓子言っているだけに 解らないというのは横に置こう。
しかし、有力な話は今も上がっていない。]
(243) 2018/11/08(Thu) 00時頃
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[背中へと突き出た指が男の心臓を腹から容易に掬い出す。]
益体もない。 お前のような人間はさっさと地獄に行って閻魔に土下座でもするのだな。
[心臓を握り潰し、男であった遺体へとその残骸を落とした。]
(244) 2018/11/08(Thu) 00時頃
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おはよーさぁん。
[煙は完璧に人の形をとれているつもりで。 舶来の珈琲と甘い香りを漂わせ、すれ違う人に声かけていく。]
おは …… むふぁっ。
[普段ふわふわ空を漂う煙に人を避けるという感覚は薄い。 しかも人真似中で通り抜ける事も出来ず。 誰やら歩いていた相手>>202にぶつかりかけた。]
(245) 2018/11/08(Thu) 00時頃
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……はぅん。
[煙童の何処を見てるかもわからない。 真白い目がその相手を見遣り。]
金色の。 おはよーさん。
[にまーと笑顔を形作って、笑ったつもり。]
(246) 2018/11/08(Thu) 00時頃
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うむうむうむ…馳走は鶏か。 舌馴染みの長短もあるのやもしれぬ 人ばかり喰ろうておれば嗜好は偏ったじゃろう。
[天狗は人を喰らわず、山頂の寺で崇められ 人に敬られ作物を奉納されることで今までを生きてきた。 狼の妖も人里に溶け込むまでは山暮らしで 野生に近い食文化を持っていたのかもしれないと>>229
さて、かすてぇらを平らげ茶を啜り、 散会の気配。>>230>>238]
おう、そろそろ帰るとするか。
店主よ、余った揚げ餅は土産にしてくれんかのう。 茶菓子を切らしておってな。
[羊羹を買いに団子屋にでも寄ろうかと思っていたが 土産に包んでもらえるなら此方もまた良い。 煎茶にはとても合う。]
(247) 2018/11/08(Thu) 00時頃
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[少女の表情は困惑を浮かべている。 かわいい、こども。 薄く笑いながら頬を撫でた。]
河の 香り、ね 私、 昔 こどもが居なくなって ひとりになって しまったの それで 村のみんなが、龍神様の妻になるべきだ って
[川へ繋がる大きな池のなか。 村人達に沈められ。水は冷たく。底に眠る龍神様の傍らに寄り添い続けた。]
その時の香りだわ あなたは龍神様の知り合いなのかしら
[ただ眠る龍神の姿ははっきりと捉えることはできず。 それが龍なのか大蛇なのかもわからず。 ただ、古びた神が眠って居た。]
(248) 2018/11/08(Thu) 00時頃
|
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[何かにぶつかりそうになって足を止めた>>246 煙童の何か、明らかに人間ではない何かがそこにいた。 男はそれを胡乱げに見上げて。]
おはよう……? いや、おはようの時間やなくない? ええけど別に。
煙のにーさん? ねーさん? どっち? 分からへんけど、煙のんもおはようさん。
[なんとなく笑っているんだろうというのは伝わってきた。 随分と有効的な妖であるらしい。]
(249) 2018/11/08(Thu) 00時頃
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ねね、煙のんお前さん触れるんかな。
[髑髏の眼孔にも遠慮なく指を突っ込む男である。 興味を持てば構わず動く。 今その興味の対象は眼の前にいる煙。 ぶつかる気配があったのだから触れるのかもしれず。 無遠慮に手を伸ばしてその身体に触れようとした*]
(250) 2018/11/08(Thu) 00時頃
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|
[三人分の茶の代金をがま口から支払う。 茶菓子代はまけて貰った――とはいえど 休息を邪魔した手間賃として釣りは受け取らずに。]
しかし、話に上がったもんを置くのもな。 帰るついでに珍皇寺の様子でも見にゆくとするか。
[けむのはという妙なあだ名をつけた上に 甘いこぅひいでひげをつくった提灯娘の口元を 袖で拭ってやってから。 天狗爺は廃寺ではなく、 参拝客で賑わう寺の方角へと 童にしてはのっそりとした歩みで向かうことにした。]*
(251) 2018/11/08(Thu) 00時頃
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[少女の口からこぼれる言葉。>>232 はて、私は何処から来たのだろう。 ふらりふらりと彷徨い歩き京まで来た。 でもたぶん]
そうね、北の方かしら。 小さな村があって、その 近くの大きな池から来たわ。 龍神様 は大きい方だけど、もうご高齢でずっと眠ってらしたの。
[昔の事を思い出すと狂気が剥がれていく。 だが目の前の表情はかわいくおいしそうに見えてくる。
でもだめだわ 龍神様のお知り合いだったら だめよ]
なにか 怖いことでも、されたの? 大丈夫よ、彼はも う 消えてしまった から
(252) 2018/11/08(Thu) 00時頃
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[何を考え、私の何を見たいのだろうと少女の瞳の底を見つめる。 そういえば自分は良いものを持っていた、と懐から黒く薄い物を取り戻し。]
これ は ね、 龍神様の うろこ これが 証拠 よ、
[薄いながらも硬さを持つそれを少女の手に握らせる。 ほら、よく 見て。**]
(253) 2018/11/08(Thu) 00時頃
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飴に煙に、八手さんは若くて色っぽい御婦人かな? みぃんな好きなもんバラバラだねぇ。
[オイラはもっぱらこいつだと、珈琲の器なぞ掲げて見せよう。]
さておきさ。 八手さんや言葉あたりなら、そういうもんに詳しいてか、いろいろ広いとこ見たりなんかできそうだしって思ったんだけどね。 まぁまぁほんと、どうしたもんかね。
[>>243有力情報が何もないと、唸ってみるけど。 まぁ唸ったところで、知恵が舞い降りてくるもんでもないんだよね残念ながら。 はぁ嘆息嘆息。]
(254) 2018/11/08(Thu) 00時半頃
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鶏、いいよねぇ鶏。 一番好きなのは猪だけど。
[>>247話していたら、ちょっと秩父の山奥を思い出してきちゃったよ。 オイラの一族、わりとヒトの暮らしに馴染んでるほうだったけど、やっぱそれはそれこれはこれで、猪はよく群れで狩りに行ったよなぁ。 そういえばここんとこ狩りしてないなぁなんて思ったら、ちょっと遠い目になってしまった。]
新鮮なの、最近食ってないし、こんど兎か狸でも狩りに行こうかなぁ。
(255) 2018/11/08(Thu) 00時半頃
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姉妹 ロイエは、メモを貼った。
2018/11/08(Thu) 00時半頃
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興が削げた。 今日はもう店じまいだな。
[亡骸を見下げ、ため息を吐く。 揺籃は石の妖、石妖と呼ばれるものだった。揺籃にかかれば人の体など柔い水風船のようなものである。 哀れな水風船は穴からびゅうびゅうと噴き出して地面を濡らしている。]
[揺籃はかつて豆州の山で暮らす妖であったが、流れの按摩師の弟子となって京の都へと十数年前にやってきた。
遺体となる前の男が言ったように、按摩師は盲人が多く従事する職の為心無い人間は嘲ることもよくあることで。 揺籃の師も盲人の男であった。 揺籃は彼の目となり、杖となり、代わりに按摩の技を教えをこうていた。
数年前、師が病で亡くなるまで*]
(256) 2018/11/08(Thu) 00時半頃
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|
おはーよぅ?ちがう? ならば、こんばんは?
言葉は言葉だぞぅ。 シナ作って色気だぞぅ。
[色気が作り出せていると思っている。 人の姿かたちをちゃあんと取れていると思っている。
煙はさて、妖らしき相手>>249に胸を張る動作をする。]
(257) 2018/11/08(Thu) 00時半頃
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触りたければ触れるぞぅ。 それともけむけむするか?
[撫でられようと手>>250が伸びてきても。 煙は特に逃げもせず。 ふっと吹きかけるように甘さ香る煙の輪を吐いた。
人の頭部を形作った頭部は撫でれば。 髪の毛などの感触はなく、日に干したばかりの布団かなにかに近い感触がするだろう。*]
(258) 2018/11/08(Thu) 00時半頃
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[なんてまぁ、桜と神隠しから、どうでもいい与太話に流れたあたりで、かすていらの紙も燃え尽きた。 おかわりは……いらなそうかな?]
あいよ言葉、オイラもあんたのことは好きよ。
[>>230ふわふわ抜け出てこうとする言葉。 あいつは珈琲の香りをとても気に入ってくれている、いい奴だ。]
暖琴も八手さんも、こんどは休憩時間でなく、営業時間にきてくれよ。 またおまけするからさ。
つか暖琴、それ拭きなよ。
[>>238仮にも女の子が、泡の口髭なんてつけるもんじゃない。 そっちには、濡れ手拭いを放ってやって、それから八手にお土産を包んでやろう。>>247 どうせ、売れ残りの餅が勿体なくて揚げただけだし。これもお代は無しでいい。]
(259) 2018/11/08(Thu) 00時半頃
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それじゃ、まいどどうも〜!
[やれやれ。 なんとも賑やかな休憩時間になってしまった。
さて……買い出し、どうしたものか。 面倒だから、明日にするかなぁ**]
(260) 2018/11/08(Thu) 00時半頃
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むにににに
[髭珈琲を拭われ、すっかり綺麗に。]
肉なら兎がいいぞ! 野菜と、肉と、温めた乳でとろとろの汁物ができるんだ! 母ちゃんが作ってくれて、うまいんだぞ!
[そんな豆情報を伝えて。 同じく店を潜った。]
(261) 2018/11/08(Thu) 00時半頃
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色気? 色気!? え、ごめん僕、お前さんに色気はちょっと感じられへんわ。
[女の柔らかい身体は好きだ。 張りのある胸に指を食い込ませて、まろみのある尻を撫でて。 一時期は遊郭に入り浸っていたりもした。 そんな男の目から見て、目の前にいる煙の妖に色気を感じられるかと問われれば。
大分難しい、そらもう難題やな。
と絶望的な顔で答えるしかない。]
(262) 2018/11/08(Thu) 01時頃
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[伸ばした手は拒否られず>>258 頭部と思われる場所を撫でれば想像と違った感触がした。 ふかふかの布団のような柔らかな感触。]
おー、おもろいなぁ。
[言いながら鞠をつくようにぼふんぼふんと何度も頭を撫でる。 そうやっているうちに段々楽しくなってきた。 甘さを感じる煙も心地よく感じるし。 煙の妖が嫌がるか止めるまでそれは続いた。]
(263) 2018/11/08(Thu) 01時頃
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[ぼふぼふ撫でながら問いかける。]
えーと言葉やっけ? なんぞ面白いもん見ぃひんかった? 外つ国の妖がおるらしいんやわ。
なんでも橙と紫の派手な着物でな、焔のように揺れる髪をしとるらし。
[鼠から聞いた情報を伝えてみる。 焔のように揺れる髪の持ち主は珍しいから見かけたら覚えているだろう。 煙の妖は空を飛ぶのならそれ以外にも面白い物を見ているかもしれず。 何か知らないだろうか、と興味に彩られた瞳でじぃ、と見つめた**]
(264) 2018/11/08(Thu) 01時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/11/08(Thu) 01時頃
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