207 愛しの貴方を逃がさない。
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[触れることの許されなかった腕はゆっくり降りる。
困ったようにさがった眉尻もまたいつものそれ。 彼女の心の中がわからないのと同じように、 きっと彼女にも伝わりはしないのかもしれない。
それはすこし寂しいこと。]
ああ、そっか。
[納得したように頷いたなら示されたソファの元からコートを取って彼女へ渡した。 ポケットの携帯は何食わぬ顔で置いてきた。 それが必要だとは、言われなかったから。
コートを預けながら問われた言葉に数度瞬く。 少し考えるように、首を傾げながら。]
(1) hives 2017/01/25(Wed) 20時半頃
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用意、してたってわけじゃないんです。
使ってた娘がもう、いないだけ。 ぼくの寝室よりはいいとおもって。
[彼女が求めた答えではなかったかもしれない。 それでもそれくらいしか答えがない。
───さて、どうしてだっけ。 改めて手繰る記憶は形にはなりにくい。 開いた扉の音で、それは余計に曖昧になった。]
──ほかに、何か必要なものはある?
[またドアが閉まってしまう前に。 気遣いだけは一丁前に。
何が欲しくて何をすれば喜ぶのか。 それが知りたい。*]
(2) hives 2017/01/25(Wed) 20時半頃
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[お礼を言われる度にどういたしましてと律儀に返しはするのだが、状況が遣り取りを微妙にちぐはぐにしている事に本人はまるできづいていないよう。
だから会話の根本的な齟齬にも疑念すらない。 首を傾げているのは、単に返答を考えているだけ。
そんな違和感に彼女が気付いたところで、 口に出されなければ意識しようもないのだけど。]
───、君が、来てくれたから?
[そもそもまともな思考が出来ていたのなら おそらくこうはなっていない。
核心を避けたような質問の真意など分からない。 真っ当なつもりで。何も間違えていないつもりで。 自身の中の筋立てなら出来ているつもりだから。
呆れた顔も、残念そうな顔も、みえていないから。]
(16) hives 2017/01/26(Thu) 03時頃
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そ、っか。そんな時間か。
───その前にききたいんだけど、
[もう一度、考えるような、思い出すような素振りで。]
ここから帰ったらどうするの?
離れてしまう?もう会えない? わらってはくれない? ありがとうとは言ってくれない?
───きみも、そう?
[ゆっくりと。けれど途切れずに。おだやかに。けれど淡々と。
疑問を重ねた。 そうなってしまうであろうことは、事実として理解はしている。だけど分からないから聞くしかない。
何が悪いのか。これではいけないのか。*]
(17) hives 2017/01/26(Thu) 03時頃
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[決定的な温度差が生じているのだろう、 色の無い返答>>18にそれでも軽く頷いた。
考えているようで思考は深くまで潜っていない。 上澄みだけ掬いとったような浅い言葉で、 伝わることなんて何一つないというのに。
連なる疑問は口にせずにはいられなかった。 そうして返った答えに、ここで漸く驚いたような表情を浮かべた。
──ああ、やっぱり、優しい子だ。]
───…、ほんとうに?
[ずいぶん間の抜けた顔をしていたと思う。 予想もしていなかった贈り物を受け取った時のように。
じわりと、徐々に綻ぶ表情は、 ───ああ、やっぱり。 するりと溶けて消えた。]
(62) hives 2017/01/28(Sat) 06時頃
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…何が、ちがうのかな? 同じじゃ、ないですか。
だから、今度は間違えないようにするよ。
[代わりでもない。けれど同じだ。変わらない。 いつものように笑いかけたつもりだった。 いつものように笑えていたかはわからない。
廊下の空気は乾いている。 あの日の店内とはまるで違う。
彼女の腕を引いた。 あの日彼女もそうしたように。
扉の奥へ押し込めて、そのまま鍵をかけた。
*離れてしまわないように、離さなければいい。*]
(63) hives 2017/01/28(Sat) 06時頃
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