人狼議事


246 とある結社の手記:9

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[びくっっっ]

ベッキ姉ぇ?!…なの?

[なみだとよだれでべたべたのまま転がっていたけれど、ちょっと聞いたことのない、けれど聞き覚えのある低めの声に驚いた。]


【人】 洗濯婦 ベッキー

[ロイエの眼光がこちらに向けられる。(>>119)
怒りの矛先とは違う相手からの静止には、正直かなり怯んだ。]

 …あたしの方がずっと役立たずだよ。
 そんなの言われなくたってわかってるよ…!!
 でもこれが"ご迷惑"で済まされていいの?!

[悔しくて、悔しくて、エプロンを握りしめる。]

 …ごめん。 もういい。

[相手がこれであいこだと言うのだ。もういい。]

(124) 2018/08/04(Sat) 00時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

―リンダが去った後―

[ひとしきりリンダに怒声を浴びせた後、父に、ピスティオに諌められる。「言い過ぎ」(>>91)だなんてロイエの静止があろうがついぞ思えなかったけれど。……皆の視線が痛い。あたしはきっと、言ってはいけないことを口にしたんだろう。きっとこの、確かな"人を殺した感触"に耐えかねたんだ。]

 …うっ……ぅぅ…

[ピスティオが背を撫でてくれる。(>>108) 
恥ずかしい。みっともなく喚き散らして、八つ当たりして、慰められて。
悔しい。声が届かなくて、相手にされなくて。
悲しい。もう、どうあがいたって元には戻れない。

誰のせいにもできない。]

(125) 2018/08/04(Sat) 00時頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

[そうしてしばらく顔を覆って俯いていたが、少し落ち着けば顔を上げる。]

 …ふぅ……
 ありがと、ピスティオ。

[小さな声で伝える。思えば父にも、ピスティオにも助けられてばかりだ。こういう時に優しくしてもらえるのは…情けないけれど安心する。

リンダの弱々しい言葉は聞こえていた。(>>109)

結局相手になんてされてない。
彼女にとってあたしは"リンダを傷つけるたくさんのなにかの内の一つ"になったんだろう。

そうしてあたしは彼女に期待するのをやめた。*]

(126) 2018/08/04(Sat) 00時頃

[
けれど、強い言葉の勢いはすぐに、悲しそうで、気だるげな、…それもまた、見たことのない様子で。]

ベッキ姉ぇ…。スージー姉ぇも、ティオ兄ぃも。
みんなみんな、辛くて苦しいんだ。

おれ…
おれ、ワンダおばさんをころしたんだった。

知恵と、勇気で。
…知恵と、勇気で、ひとをころした。

[背筋に寒気を感じる。]


…勇気って、なんだ?
しにたくないみんなから、一人選んで、ぶっころしてやることが、勇気だっけ?

あれ?ころすって、しなせることって…。

[いつのまにか、ぶるぶるふるえてた。かつて血を流した頭から、思い出したような流血が、額から顎まで染めあげる。]

だって、ワンダおばさんちのお魚は、遠い海からのやつも珍しくって。
火にかけるとぱちぱち、おいしい香りが漂って。

こんな事件がおわってかえったら、かえってまたお店をあけるはずだったよ。
あれ?
けど…それはできないんだ。だって。


[手近の大人に手を伸ばして、突き抜けた先でぐー、ちょき、ぱーを出す。
その手を戻して、手のひらを眺めるのにも、なんの抵抗もひっかかりもなくて。
]

結社につれてかれて、どこかで…こんなふうなんだろ?

[ 呆然と立っていると、心情の――心の籠った言葉が、降ってくる。]


【人】 洗濯婦 ベッキー

[息を整え、ひとつふたつ小さく喉を鳴らす。怒り狂って叫んだのなんて久しぶりで喉の調子が変だ。
調子が治れば、話し合いに参加することにした。]

 "人殺しのバケモノ"ってそんな…(>>127)
あ、あたし達だってそんなの同じだよ。

[そう言いかけていたけれど、先にスージーが言っていた。(>>133)]

 …今まで一緒に、同じ村で暮らしてきた人たちだよ?
 そんな風には言いたくないし、
 パティだってモンドのことそんな風に思ってないと…思う。

[多分。と付け足しながらそう告げる。]

(137) 2018/08/04(Sat) 00時半頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

>>136

 ん。大丈夫、ていうとわかんないけど。
 …溜めてたことは言ったから。

[そうしてピスティオの方へ顔を向けると、彼の表情が曇るのを見てはっとする。]

 …ごめん、不安にさせたね。
 大丈夫だよ、気にしないで。

[この子は母親代わりと言える人を亡くしたばかりだった。忘れていたわけじゃないけれど、優しくされてつい油断した。]

 ……大丈夫?

[今度はこちらから問い返す。]

(140) 2018/08/04(Sat) 01時頃

[右を見上げて、左を見上げた。
大人の表情はみんな、同じに見えた。このなかに人狼がまぎれていて、処刑しなくちゃいけない殺人犯なのに。何度見返しても、同じ気持ちをしている顔に、みえる。
]
みんな、気持ちはおんなじだよ。なのに、結社の知恵で、処刑をやらなくちゃいけないって決めて。
おれはワンダおばさんのことを処刑するって決めつけた。
そんなの、今みえるどの大人より、殺したがりじゃないか。

やっぱりだめだ…。だめだよ。
おれ、ばかだ…


なにが知恵と勇気だ。
こんなのちっとも勇敢じゃないし、これっぽっちも賢くないよ!

けど…もう、おそいんだ。
だってさ。

ねえみんな、きいて!
もう、こんなことやめようよ。みんなで一斉に、扉を破って逃げちゃおう。
人狼だっておれたちところしあっているくらいなら、協力してくれるさ。

……っていっても、もう、だれにも聞こえやしないんだ。

[それに、その思い付きはずいぶんまえに、大人の誰かが気が付いて、けれど無理だと考えたものでした。]


【人】 洗濯婦 ベッキー


 
 パティ…。

[「もうだめ」と漏らす彼女を、きっと誰も責めることは出来ない。(>>145)]

 あたしなんて最初からずっとだめだ。
 怯えて、怯えて、疲れちゃってさ。
 死ぬのは怖いし、殺されたくないし、誰かが死ぬのも、殺すのだって。

[自嘲混じりにそう話す。
ロイエに指摘された通り、あたしは何もしなかった役立たずだ。

だけど。]

(156) 2018/08/04(Sat) 01時半頃

【人】 洗濯婦 ベッキー



 …だからってパパを殺す相談を
 わざわざ私に知らせなくてもいいとは思わない?


[それが彼女の意思であろうとなかろうと、あたしが知ることになるというのはわかっていたはず。なのに。説得も何もなく、ただその結論だけを。

(158) 2018/08/04(Sat) 01時半頃

【人】 洗濯婦 ベッキー

>>150

 うん、大丈夫。

[そう言って出来るだけ、いつもやっている笑い方を思い出しながら顔を歪める。きっと不安なんだろう。あたしだってそう。
こんなにみんなの気持ちがばらばらで、明日には誰が居なくなるとも知れない。
―…もしかすると、自分かも。]

 
 ほんとに?
 あんた頼んない顔してるよ。


[そう言ってまた、顔を歪めた。]

 …なんてね、うそ。

(163) 2018/08/04(Sat) 02時頃

ベッキーは、ピスティオの耳打ちには、聞きこぼしのないよう耳を寄せる。

2018/08/04(Sat) 02時頃


アネキ、だいじょうぶかな…
もう一度、ぎゅって抱きしめられたらなぁ…。

おれ、ひとごろしになっちゃったしなぁ…。

ごめんね…
ごめんなさい… **


【人】 洗濯婦 ベッキー


 ……うん。



[パティの謝罪には、小さくそう答えた。(>>162)
必死だったから仕方ない、といってあげるつもりはないけれど。
彼女のこういう素直さが、あたしは好きで、羨ましい。

それ以上は何も言えず、ロビーを離れる彼女を見送った。]

(167) 2018/08/04(Sat) 02時頃

洗濯婦 ベッキーは、メモを貼った。

2018/08/04(Sat) 02時頃


洗濯婦 ベッキーは、メモを貼った。

2018/08/04(Sat) 02時頃


ルパートさん。
おれ、おかたづけ手伝いたいな…。

なにもできないけど、となりにいてもいいかい?

[お返事がなくとも、ただ、ルパートさんのそばに佇んで、仕事ぶりを眺めるのであった。**]


【人】 洗濯婦 ベッキー

[ピスティオとの内緒話を終えて。少しは表情がほぐれただろうか。
彼の表情を見れば、きっとベッキーも釣られて笑ったただろう。*]

(174) 2018/08/04(Sat) 03時半頃

【人】 洗濯婦 ベッキー


 パパ。
 あたしもやる。

[宿の仕事を始めたルパートに手伝いを申し出る。(>>170)
手伝いも何も、ベッキーの仕事でもあるのだし。**]

(175) 2018/08/04(Sat) 03時半頃

[宿では、人の気配と、子どもの鳴き声と、
 今日も誰かを殺すための相談がなされている。]


[15人。結社の男も含めて集められて、7人減った。]


[食われて殺された人間と、
人間の手によって殺された人間と。]




[─────]
 



[生きたい、と声がする。]

[( 生きたかった、と誰かは思った。 )]
 


[(人殺しの生き物を、許してしまうなら。

 それは──それは、やっぱり。
 マトモじゃなかったんだと、誰かは思った。)]


[人狼は人を殺す。人間は人を殺す。
人狼も、人間も、生きたくて生きていて。

そうして、生きるために人狼は人を殺す。
なんのために生きるのかは、──知らない。

知らないまま、男は死んだ。]


[そうして人間も、生きたいと願って生きる。
たとえ、人間の死体を踏みつけにしても。

人間が生きたいと思う気持ちの方は、少し知っている。
人間が、誰かを殺すことを苦しく思うのも、知っている。


男は人間だったし、
──弟妹の多い相方の声を聴いていたから。

だから。

人間のことは、知っている。]


[知っているから。
 だから。

 人間に──彼女に、味方をした。]


[彼女が、自分なんかよりマトモだと思ったからだった。

自分と違うと思ったからだった。

前を見ていると思ったからだった。
苦しそうだったからだった。
辛そうだったからだった。

男は──誰かに助けてほしかったから。
あるいは、あの時見た濁った眼の友人に、

──許されたかったから。

"マトモな"彼女を助けて、身勝手に、救われたがった。]


[ああ。でもそれも

もう叶わない。]


[だって、これまで見捨ててきた知らない誰かの気持ちを、
まざまざと、最期に、知ってしまった。]

[彼女が、いっとうまともで、正しかったと。

男は思う。]

[見捨てられていい誰かなんて、
── 食べられてもいい誰かなんて。
きっと本当は、どこにもいない。]


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