人狼議事


268 オリュース・ロマンスは顔が良い

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─店の裏手─

 ────ッ、

[お客様からシーシャさんに呼び方が変わった瞬間。
今見ている景色がモノクロから色彩豊かな世界に変わったような心地がした。

よく見かける暗い路地の筈なのに。
たった一人が其処に立っているというだけで、
彼が自分の名を呼んでくれるというだけで…
素敵な場所に見えてしまう。

幼い頃に両親を事故で亡くしてから、
この街で独り、なんとか生きてきた。
名前を呼ばれる機会がそもそも少ない。
アイツやテメエで済む環境──それが日常だった。]



 ヒイラギ、…

[教えてもらった名前を声でなぞる。
柔らかいけれど強く耳に残る響き。
やっと知ることが出来たと思うと、にやけてしまいそうで。
どうにか悦びを飲み込んで、口の端を薄っすら緩めるに留める。

綺麗だなと思って。
目が離せなくなって。
初めて店の前で姿を見かけて以来、幾度も店に通った。

そうして今。
互いの名前を知って、呼び合って……

近づく彼の指先を、なんでか当然のように受け入れてしまう自分が居る。]



 !! あッ、いや…

[我に返り、慌てた。
その直後に始まる、猫たちの喧しい喧騒。

猫たちが去り、夢から急に引き摺り起こされたような呆然とした心地でいたら、相手からのお誘いがやってきた。
どうやら────まだ、夢を見ていてもいいらしい。]

 いや…  明日は別に 仕事じゃねェよ。

[さすがにスリを生業にしているとは言えない。]

 アイツらは放っとこうぜ。
 猫は好き勝手動くもンさ。

[傍に居たい時にはいて、居ない時には去る。
そんな身勝手な関係だから、追い掛け回す存在でもない。]



 あァ… 舶来市だっけ。
 よし行こうぜ。

[相手の気が変わる前に出発してしまいたいと、頷いてすぐ歩き出し────躊躇いがちに隣へ手を差し出す。]

 えッと、 …ほら、  ヒト多いからよ、
 
 はぐれたら ヤだし…

[ぽそぽそと言い訳して、照れ臭さごと強引に相手の手を掴んだ。]


─マーケット中心部─

[連れ立って繰り出した深夜のマーケット。
明かりを落として営業終了している店もそこそこあったものの、まだ賑やかな祭りの熱気が街を覆っている。

舶来市への道中、広場では射的や輪投げといった縁日の遊戯を楽しむイベントをやっていたので、寄ってみた。
射的は、これが案外難しく、コルクの弾が明後日の方向に飛んでしまう。『ヘタッピだな、小僧!』なんて店主に笑われるが言い返せない。結局参加賞のラムネをもらった。]

 ふンッ

[悔しいからガリガリ噛んで食べた。隣から笑い声が聞こえたかもしれない。]


[続いて輪投げへ。今度こそはヒイラギにいいところを見せたいと意気込んで。]

 見てろよ…  投げるのは得意なンだ。
 いっつも猫に魚を投げてるからよ────  ッと!

[高く弧を描いた輪は、中段の商品を捉えて…すとん!と落ちる。
『当〜〜たりぃ〜〜〜。おめっとさん!』と店主に渡されたのは、片手サイズのクマのぬいぐるみ。
そういえば的を狙うことばかりで商品に意識がいってなかった。
無理やり渡されて思わず固まる。どうしようコレ…。]

 ………………… ほいパス。

[結局ヒイラギに押し付けた。]


[しばらく遊んで。
喉が渇いたのでビールを飲んで。ヒイラギが酒を飲まないなら、ノンアルコールの何かも買って。

なんだか子供に返ったみたいに遊んだ気がする。これもマーケットの魔力だろうか。
気がつけば一緒に居る緊張はゆるゆると解けて。
視線が合えば、最初に会った時よりも自然に笑みを浮かべられた…と思う。

やがて到着した舶来市。]

 へーーーー  いろいろあンな。

[装飾が凝っている万年筆。
複雑な色硝子のペンダント。
謎の亀の置物に、ヒトの形をした瓶の酒。
雑多な品物を無秩序に並べた店が、道の向こうまで連なっている。
だいぶ遅い時間になったので人通りは減っていたが、掘り出し物目当てのガチな客や冷やかしの観光客らで依然賑わいを見せていた。]



 …なンか気になるもんでも あった?

[隣の横顔を伺う。彼はどんなものに興味を示すんだろう。
────商品よりも、寧ろそちらの方が気になった。**]


メモを貼った。


― 路地 ―

[舶来市。
そうだ、大きな市はそれだった。
彼はどこか気が急いているようだ。
こちらの返事も待たずに行こうぜと言って歩き出す。

自分もええ、と返事を返し、彼の隣で歩き出そうとする。
と、そこで、彼からそっと手が差し出された。]

え?

[それに気が付いて、思わず間の抜けた声を上げて彼の顔を見る。
彼は、はぐれたら嫌だから、とか何とか、ぽつぽつと呟いている。
次の瞬間、彼が自分の手を掴むように握った。]




[声にならない。
思わずこっちも彼から目を反らし、そのままひたすら早足で市へ向かって歩き続ける。
でも、暫くのあと、やっと早鐘をうつ心臓の動悸が落ち着いてくると、思わず苦笑して隣を歩く彼に言った。]

シーシャさん。
他の人から見たら、これじゃまるで、僕ら付き合ってるようにしか見えませんよ。


行きましょう。

[改めて、シーシャに微笑むと、2人で夜道を市場へと向かった。]


― 道中 ―

[しかし、である。
彼が魚の入った袋を持っているからだけだとは思えない。
道中、猫を見かけると、ほとんどの猫がシーシャに挨拶するように鳴き、そして中にはあのぶち猫のように足元にすり寄ってくる猫もいる。
彼も魚をあげていただろうか。]

シーシャさん…
猫友めちゃくちゃ多いですね。

[こんなに野良猫に懐かれている人間は、少なくとも自分は初めて見た。
一体普段、どんなふうに、何をしてここで過ごしているのだろう。
不思議に思いながらも、歩みを進めた。]


― マーケット中心部 ―

あ、まだそこそこやってますね。

[もう1時も過ぎようかという時間のはずだが、マーケットの中心部にはまだかなりの明かりが灯っていた。
その中でも縁日の遊戯に興味を持ったらしき彼が、駆けだすように向かって行く。
離された手を少し残念に思いながらも、自分も彼の後を追っていった。

まず彼が目を付けたのは射的だ。
しかし勢い虚しく彼の弾は的には全く当たらず、店主に笑われながらラムネを貰って嫌がらせのようにがりがり食べている。
その姿に思わず声を出して笑ってしまった。]

シーシャさん、凄い勢いで駆けてったのに、残念でしたね。
射的はこうやるんですよ…!

[と、中々遊戯にしては高い金を払い、銃を構えた。]


えっこれおかしくないですか?

[数分後、同じく笑われながらラムネを貰っている自分がいた。

シーシャはさらに、輪投げへと歩を進める。
彼が本当に夢中で、楽しそうで、思わずその姿を見ながら笑みがこぼれる。

と、彼は輪投げに成功し、何かを貰ったようだ。
無言で自分に近づくと、ぎゅっと何かを押し付けてきた。
小さなクマのぬいぐるみだ。
完全に要らないものを押し付けられている。]

はいはい

[もはや子どもの相手をする母親の気分である。
ぬいぐるみを受け取ると、自分のリュックへとしまった。]


[彼は疲れたのか、ビールを飲もうと言う。
自分も付き合って、缶ビールを開けた。
飲みながらも、辺りを見回しながら市を歩き続ける。]

シーシャさん。

[缶ビールを飲みながら、どこかの店をぼんやり眺めていた彼の名前を呼んだ。]


もう、舶来市ですよ。

[彼に微笑むと、少し灯りが多くなっている道の先を指さした。]


― 舶来市 ―

ほんと、結構色々ありますね。

[高いものからがらくたのようなものまで、市にはいろんな舶来品が展示されていた。
まだこれから祭りも長いからだろうか、市として開かれるのは今日だが、暫くは出店で売り続けるのだろう、物も結構たくさん残っているようだ。

見て回っている折、シーシャに気になるもの、を聞かれて、少し考えた。
そして、少しだけ来た道を戻り、少し高級な布製品を売っている出店へと向かった。]


これ。
僕がまだ小さいころに育ったあたりで織られたショールです。
僕、両親居なくなっちゃったんで、母方の祖父と祖母に育てられたんですよね。
内陸の山岳地帯で、川に沿って生える緑を山羊や羊が食む、とてもきれいな場所だった。

でも、今は結構紛争でごたごたしちゃって、別にそこで戦闘が起こってるわけじゃないんですけど、元々いた人のほとんどが街に降りてしまいました。
だから高くなっちゃったっていうのもあるんでしょうけどね。

[布を見ながら呟いた。]

ばあちゃんが昔織っていたのとよく似てる。


[と、何となくしんみりしてしまったので話題を明るい方へと持っていく。]

って言って、まあばあちゃんはもう死んじゃいましたけど、じいちゃんは今も街で元気にやってますよ。
自分も、就職したら国に戻るんで、高校大学と離れてたけど、また会う機会も増えるかな、と思います。

シーシャさんは、何か面白そうなもの見つけましたか?

[思わず人にはあまり話をしないようなことを話してしまった。
彼はどんなものが気になったのだろうか。
彼の顔を軽く覗くように小首を傾げた。]


― 朝方 ―

[そして、そんな時間を過ごすうちに、辺りは明るくなってきた。
もう、夜明けが近い。
さすがに、ほとんどの店の明かりが落ちようとしている。

一応流星群の祭りなのに、びっくりするほど星見てないな。と思わず自分で苦笑してしまう。]

シーシャさん。

[彼は何をしていただろうか。
名前を呼んだ。]

今日、ありがとうございます。
楽しかった。


でも、ほんとはこのお祭り、流星群のお祭りなんですよ。
それで、来週も、マーケットが立つんです。

来週、また、一緒に行ってみませんか。
それで、今度はちゃんと星見ましょう。
ちゃんと祭りを楽しまないと、ですよね。

来週も、こんなに夜遅くて大丈夫なら、ですけど。

[やっぱり気になるのは、彼の生活への影響だった。
自分は学生だからいいが…彼は大丈夫なのだろうか。
街の猫にやけに懐かれている彼、かといって、お金を持っていないわけではない彼。
いつもの彼が、何をしているのか。
それだけが、喉に刺さった小骨のように気にかかった。]**


メモを貼った。


【人】 営利政府 トレイル

[しがない鉄道員の金銭感覚からしてみれば一月の給与を一晩で使うのは豪遊だ。趣味に金は惜しまぬ方だが、思い切った自覚はある。
 ただ、勿体ないだとか、高いだとか。
 そういったネガティブな思考は浮かなかった。
 彼の時間が安価であったら、それこそ解釈違いと言う奴だ。
 
 彼の積み上げてきた経験も、才腕も、研鑽も、広く評価されていて欲しい。金で彼を買うのは躊躇われたが、買うのなら、自身も正しい金額を支払いたかった。

 戦々恐々と送ったメールは案外あっさり受理されて、その日のうちに手続きと支払いを済ませた。勿論、入金をしてしまえば企業側から断るのは難しくなると打算を働かせた上で。

 希望は全て空欄、場所と時間だけを埋めて返した。
 己からしてみれば構えられたくない一心だったが、内容としては冷やかしと紙一重。―――― 人を雇ったことのない人種が遣りがちの悪手だった。*]

(170) 2019/08/02(Fri) 21時頃

【人】 営利政府 トレイル

 ― 移動遊園地広場 ―

[待ち合わせ場所に表れた彼を見つめること43(0..100)x1秒。
 碧の眼を瞠ってから再起動までの間は決して短くない。]

 ……っ、
 此方こそ、依頼を受けてくれて有難うございます。

[ハッと眩い世界から帰還すれば、最初に頭を下げた。
 高級使用人ともなれば、何か月も前から予定を組んでおかしくない。ほんの数日前に入った飛び入りの依頼で、本来捕まる彼で無かろう。]

 ……………、

[そうして、ある程度覚悟していた声色がくるりと巻いた旋毛に降ってくる。>>132
 軽く眉間に皺を寄せ。頭を下げたまま瞼を下すと重い空気に一拍耐え。]

(171) 2019/08/02(Fri) 21時頃

【人】 営利政府 トレイル


 ………先週と、先々週と。
 ご迷惑をかけたことを、謝りたくて。

[細く吐き出すのは、何度も己に言い訳し、見ない振りをして、先送りにし続けた謝罪。その為だけに大金を積んだ訳ではないが、有耶無耶にし続けた非礼を詫びたかった。
 時を経れば経るほどに話題にし難く、魚の小骨のように咽喉に引っ掛かったまま。やがて時薬が溶かして流すまで待つか、野暮を承知で頭を下げるか。己は後者を選んだ。大人の対応ではないと理解しながらも。]

 ―――― 発車前の電車は本当に危ないんですが、
 だからと言って、あんな突き飛ばすみたいな。
 
 先週も謝ろうと思ったんですけど、タイミングが無くて。
 ……いや、それも言い訳で。

[幼子にやきもちを妬く余裕も暇もあったのだから。]

(172) 2019/08/02(Fri) 21時頃

【人】 営利政府 トレイル



 ごめんなさい、ハワードさん。


[彼に厭わしく思われるのが恐ろしく。
 避け続けた言葉を漸く吐き出した。

 自己満足と思われて仕方ないが、上手く言葉を吐けない微妙な空気を払拭したい。警戒されるのも、意識されるのも確かに喜びであったが、己の慾は留まることを知らない。

 祭りの浮かれた空気に似合わぬ細い呼気が自然と零れ。
 ふと瞼を起こすと、彼の手元が見えた。

 己が長らく憂いていた理由。
 日焼けを知らぬ手背にポツリと落ちた痣。]

(173) 2019/08/02(Fri) 21時半頃

【人】 営利政府 トレイル


 …………、
 …………………、

 っ、やっぱり怪我になってるじゃないか!

[悲鳴に近い指摘。
 思わず踏み込み、両手で彼の手首を捕まえようか。

 目敏い反応は、さて。
 彼の予想と当たっていたか、外れていたか。>>49*]

(174) 2019/08/02(Fri) 21時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2019/08/02(Fri) 21時半頃


【人】 営利政府 トレイル

[衝動的に彼の手を取ってしまったが、自覚は遅れて肌に染みた。女らしい柔らかさも、男らしい武骨さもないのに、それでも低い体温に触覚が喜び、ふに、と掌を指腹で圧してしまう。
 違和感を覚えるには些細に過ぎる接触。
 ―――― 渇いた肌理も、さらりとして心地が良い。]

 ……放っておいたら痕になりますよ。
 今でも少し沈着していますし。

[恍惚に撓みかけた双眸を二度の瞬きで洗う。
 邪心を断って頭を左右に降り、夜気ごと払い。

 謝罪だけが目的ではないが、一番に優先すべきは汚名返上、名誉挽回。今日も今日とて彼に見惚れて失態を繰り返しては学習能力がない。>>183

(209) 2019/08/02(Fri) 23時頃

【人】 営利政府 トレイル

[下心を頭の隅に追いやり理性を叩き起こす。
 そうすると次に浮いたのは、二週間放置してしまった己への後悔だが、過ぎたことへの憂いも一旦、退けておく。
 自省で頭を抱えるのは今でなくても良い。]

 本当は仕事中に会えればと思ったんですが、
 どうにもツキに見放されていたようで。

 ハワードさんは、流れ星、見つかりましたか?

[元々主を優先して動く彼の生業。
 路面電車は己のテリトリーだが追うには限度がある。
 ――― そもそも乗車していない、となれば尚更。>>187

(210) 2019/08/02(Fri) 23時頃

【人】 営利政府 トレイル


 ………、

[彼の手背をじっと見つめる碧の双眸。
 仕事中は微笑みをダースで撒くが、今は痛々しい青痣に、傷ついて揺れている。逡巡の間に鼓膜へ滑り込む声にも返事を返せず。>>194

 ………そうだ、

[不意に頭上で閃く豆電球。
 包んだ掌を解放し、代わりに翻して取るのは己を留めた彼の左手。引率者を気取るように手を引き、颯爽と歩き出そうか。
 流石に彼を引きずる真似はしないが、若人の力は強い。]

 待って、待ってください。ハワードさん。
 今、用事が出来たので、もう少し付き合って下さい。

 一緒についてきてくれるだけで良いので。

[場当たり的な言葉は目的地を定めた声色。
 彼との時間は一秒でも長く延長したいが、食い下がる声に疚しさはない。]

(212) 2019/08/02(Fri) 23時頃

【人】 営利政府 トレイル

[手を繋いで、マーケットを行く。
 
 一晩中、光に溢れた移動遊園地の脇を抜け。
 左右から飛んでくる威勢のいい露店の売り込みを躱し。

 彼に先んじる横顔も、多色のランプに照らされ七色。
 生温い風を切って、繋いだ手にも熱が籠り。

 ふと、何かに気付いたように顎を持ち上げ、視線だけで彼を振り返った。何を語るでもなく、少し、照れ臭そうに笑って。*]

(213) 2019/08/02(Fri) 23時頃

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