人狼議事


15 ラメトリー〜人間という機械が止まる時

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【人】 長老の孫 マーゴ

― 小部屋 ―
[さわり―――… さわり。心が騒ぐ。
心が騒ぐのは――うたごえと、誰かが言っていたから。
それだけだろうか。]

 ――… …セシル…?

[呼んだら本当に姿を現した彼の姿に小さく肩を震わせる。
首を傾げる様子に同じように首を傾げたら、
まちまちの長さになった黒髪がふわりと揺れた。]


 …… お礼?


[さわり――… また、さわぐ。]

(188) 2010/07/22(Thu) 23時頃

メモを貼った。


【人】 長老の孫 マーゴ


 …妹、

[それは、彼が求めていたもの。
喜ばしいことの筈なのに、零れるのは不安げな反芻。
生きる目的と言っていた。
それが見つかって…、生きる為の目的は達成されて、

――…泉は、命を繋ぐ水は…ここにあるのに]



 ―――… どこに 行くの …?



[それへの返答は、きっと返ってこない。
―――…さわり また、胸元で音が]

(191) 2010/07/22(Thu) 23時頃

マーゴは、遠くの異形の声も、今のマーゴの耳には届かない。

2010/07/22(Thu) 23時頃


【人】 長老の孫 マーゴ

[セシルからの別れの言葉、
ざわり――…胸元が 大きく騒いで。
背を向けるセシルに戦慄く唇が動く。]

 …待って…

[声はあまりに小さくて、
届かなかったのかセシルは背を向けて
部屋を出て行ってしまう。]


 待って…


      …待って…!


[声が 届かない。
慌てて追いかけようと痛む足を奮い立たせて。
どうしてこんなにも彼を引きとめようと思うのか、わからない。]

(194) 2010/07/22(Thu) 23時頃

【人】 長老の孫 マーゴ


 …待って…    …セシル、

[ガストンの制止があっても、聞かずに部屋を出た。]


 ……置いていかないで…


[何故こんなことを口にするのか、わからない。
セシルを追って、 引き摺る足を叱咤させて]

(199) 2010/07/22(Thu) 23時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ




            [     ぐじゅり      ]



[熟れた果実を潰したような音。
大きく見開かれた紺の瞳がぶれる。
遠ざかるセシルとの距離を詰められぬまま
傾いた身体が、床へと落ちる。]

 ―――…ああ、


            ………嗚呼、

[目を背けていた現実を、突きつけられる。
ブーツの内側で、鳴った音はマーゴの足。
腐りかけていた足が重みに耐えれず潰れた音。]

(200) 2010/07/22(Thu) 23時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ


 …置いていかないで…、

[去る背に、きっとその声は届かない。もう追いかけられない。
足が腐り落ちたことが哀しくて。
声が届かないことが哀しくて。]

 …置いていかないで…
   ……置いていかないで、

 ――置いていかないで、

 …置いていかないで…

        …置いて…行かない…で、

[紡げば喉が渇くとわかっているのに、
もう声は去った背に届かないとわかっているのに。
溢れ出した言葉を、涙を止めることが出来ない。]

(203) 2010/07/22(Thu) 23時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ


 …置いていかないで…

[命が削れてしまうから、水は…命を繋ぐから。

嘗て泣いてくれた人が死んだ時も
ずっと生かせてくれたニムスが死んだ時も
涙を流すことはなかったのに]


  ……置いていかないで…


[自分の為なら――…こうも容易く涙が溢れて来る。

なんて


     なんて   ――――…みにくい… ]

(206) 2010/07/22(Thu) 23時半頃

メモを貼った。


【人】 長老の孫 マーゴ



 置いていかないで…


[掠れた声は、徐々にか細くなり消えていく。
さわり、さわりと騒ぐ、それは胸に住まう異形。
巣食われていたことには 気付かずに]

 ―――…私も…

          …一緒に連れて行って、

[繰り返していた声は 途切れる。]

(215) 2010/07/23(Fri) 00時頃

[ヨナを見つめる気配は、そこにある。
柔らかな眼差しで少女を見下ろしている。

ただ、彼女の望む言葉を、
彼女だけに届く言葉を発する為に]


【人】 長老の孫 マーゴ

[喉が枯れたころには涙も尽きて。
濡れた紺の瞳が久しぶりに見た自分の涙を見つめた。

―――…泣かないで。
あの人が死んだ時は、泣けなかったのに。
嗚呼…だからなのか。
これはきっと 私への報い…]

 …ごめんなさい…




          ……ごめんなさい…セシル、

[立ち去っていった人と同じ名前。
遠い昔に死なせてしまった 思い出した その名前。
掠れた声であの時言えなかった言葉を呟くと
枯れ果てた筈の涙が、また零れた。**]

(217) 2010/07/23(Fri) 00時頃

[声音は響く、優しげに。
ただ、彼女の耳だけに――]

穢いなんて、そんなこと、あるはずない。
ヨナは綺麗だよ。


  だって、君の中には 泉が見えるもの。


[語尾に柔らかな笑みが混ざる
気配はヨナに触れようとそうっと腕を伸ばして]




    [指先を捉えようとするのは、左腕]                                    


ボク   みたい?

ねぇ、どうして気付いてくれないの?

どうして?

[そうして、ただ受け入れられない現実を見る。
撫でられたネコミミトカゲは不思議そうな顔を見せる。
見えない少女の傍らで。]



そう。
私が視えないのね。

ソフィアも、アリーシャも。

[泣き出しそうに潤んだ瞳。]


[眠る少女の躯に咲いた花は色を段々と褪せさせていった。
涙が毀れ落ちる直前。]




アリーシャ…。




[微笑むアリーシャと、瞳が合った。
そんな気が、した。]


アリーシャ。
私の初めてのお友達。


一番に大好きよ。


私の精霊さん。

[たった一粒零した涙。
けれど、少女は笑顔であった。
それは幸せそうな、安らかな。]


[ 約束という呪いが影を動かす ]

[ 気配の手は冷たかっただろうか、温かだっただろうか ]

        [ それは彼女の望む通りに ]

 [そして]

[ 背後から伸びたその両腕は、
 薄い肩を交差して、ヨナの両目を覆い隠そうとする ]



              ――……泣かないで、ヨナ


私が視えていなくてもいいの。
ソフィアも大好きよ。

私のお友達、大事なお友達。
みんな、みんな、大好き。

[やっぱり花《ポーチュラカ》の微笑みを携えて。]



視えてなくてもいいの。

慣れているもの。
誰にも見られず、相手にされず。

そうやって生きて来たのだから。

[淡く淡く、胸元の花が褪せていく。
淡く淡く、胸から落ちた記憶が戻っていく。]


[ ふりかえれば、
 影は彼女が望むように、そこにあるだろう ]

[ そして ]


  ヨナ、俺は死んでいないよ……
    君がそう言わなければ、死なない。

          ――……だから、泣かないで

  俺は死んでいない。

[ 声音は 囁き 再びその腕を伸ばす ]


【人】 長老の孫 マーゴ

[セシルへの涙が尽きると零す吐息が震えた。
声が、聞こえる…責める声。遠くから、記憶から。
これは――…ベネットの声、
一人では死ぬこともできぬと、そう責める。


 ―――…私は… ターリャじゃないわ…


もう、声にはならない。紺の瞳をゆっくりと閉じて。
連れて行ってはくれないと、彼は責める。

 ―――…なら… あなたが死ぬ時は、
              私を連れて行ってくれるの…?

生きて欲しいと、世界を書き留めて欲しいと。
彼にはそう願うのに―――…願う のに。**]

 ――――…独りは …いや…
 

(244) 2010/07/23(Fri) 02時頃

驚かせること、好きだったわ。

怒られるなら、怒られたかった。
お話したかった。
遊びたかった。
手を繋いで欲しかった。

だいすきって
抱きしめて欲しかった。



呪われた、この躯がいけなかったの。



[触れるのは自分の冷たい躯。
動かず冷たい、呪われた躯。]


長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2010/07/23(Fri) 02時頃


[その影は微笑むヨナに、優しげに微笑む。
伸ばした両腕は彼女を包み込むように抱きしめて]

[ 視界を、世界を閉ざす ]


   ――…うん、泣かなくていいんだよ。
       あんまり泣いたら、涸れてしまう。

  もう大丈夫だから。
  ずっと傍にいるから。

      ヨナ、辛いことは全部忘れてしまえばいい。
      嫌なことがあったら俺に教えて、君を護るから……


[ その左腕の影は一度刃の形をなして、
 けれど、決して彼女だけは傷つけない ]



[ ヨナの望むように、
  その影は振舞うだろう ] 


[少女の冷たい躯に誰が触れるだろう。
きっと、誰にも愛されない少女は
動かなくなったら触れられることもない。



花は枯れれば愛されない。



気付かれることはないのだろう。
少女は“少女でない”ことに**]



 うん、ずっとずぅっと傍にいる。

[ 一度刃を為した腕は、その髪を撫でおろす。
  涙の滲む眦にそっと口唇を寄せて、ささやく ]
 
 たくさん、辛いことがあったね。
 だから、

 君はもっと望んでいいんだ。

[そう、彼女が“天使”との決別を望むのならば、
  それは彼女を傷つけぬように、叶えられるだろう]


メモを貼った。




  [ 影は彼女に寄り添い続ける **]                                              


 ―生命の泉―

[ ――そして ]


               [ ぽちゃり ]


[ 大樹から零れた露が、水面に落ちる。
 臆病な青年の透き通る姿は、幾重にも割れた ]



[ それもまた一瞬の幻影 **]


メモを貼った。


[ 眦に触れた口唇は、
 温かかっただろうか、冷たかっただろうか]

 ――君の望みを叶えたいんだ。
     なんでも、いいから。

[恥じらうようなその仕草に、
 影は慈しむような眼差しを落として、その手を取った]

 ……こんなところには、
 あまり長くいないほうがいいよ。

[ここには“死んでいない”ことを、揺らがせるモノがある。]


メモを貼った。


メモを貼った。


 あ、うん、この部屋は……あまり
 ――…街から出るの?それは少し大変だね。

 でも、君が望むなら……

 きっとここから、解放してあげられる。

[ 沈んだ意識 ]
[ それは、一度だけ過ぎった 形にならない自問 ]


    [ どうすれば、よかったのか ? ]


[ 殺すことしか出来ない自分  ]
[ 救う方法はそれしかなかった ]




   [ ――それで、ヨナも 救えた? ]                                    


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