人狼議事


15 ラメトリー〜人間という機械が止まる時

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 長老の孫 マーゴ

[縺れて倒れた足が震えるのは痛みの所為ではなかった。
じわりと、紺の瞳が潤む。]


 ベネット…




   ―――…助けて、

[震える声で、掠れた声で助けを求めるのはベネットの名へ。
今、マーゴを殺そうとしている相手に、
けれども山刀を持っている目の前の相手にしか
縋ることしかできなくて。]

(2) 2010/07/22(Thu) 00時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[耳の、直ぐ傍で風を凪ぐ音が響く。
自分がどうなったのか理解できぬままに
紺の瞳から、光が消える。]


 ―――……ぁ、


[ゆったりと波打っていた黒髪が
はらはらと舞い、床へと落ちていく。

くらりと、身体が傾く。
ベネットに次いでマーゴの身体も床へと倒れた。]

(8) 2010/07/22(Thu) 00時頃

[ただ微笑みながら、手を差し伸べる。

“それ”には、気がついていたのかもしれない。
けれど、避けることは出来なかっただろう。

その為には ころさなく ては、
いけなかったから。

焼けるような熱が、幾度も幾度も躯を貫いて。

左腕は鈍色の砂となって零れ落ち、
砂の混じった血を吐きながら、倒れ伏していく。]


[ 見開く青、濁りない水の色 綺麗な色 ]


       [「泣かないで」]


[ 言葉は音にならない ]


[左肩から斜めに裂いたように、砂と崩れて半壊した体は

けれど一度だけはっきりと

その青を見つめて、首を振った。]


      [ 「いずみが みえる から」 ]


[ ゆっくりと口唇が動いて、そして意識は遠ざかる ]


[ 当たり前に頷くだろう問い ]

[ けれど ]


  [ その肉体という機械に、言葉は既に届かない ]  


[闇に飲まれ落ち込んだ自我は、どこへ向かうのだろう
――かつて、心は脳に宿るのだと、言った学者がいた。]

[ならば滅び行く肉体と共に、
自我は消えるはずなのに]

[それはどうしようもなく囚われて]


マーゴは、目覚めぬまま横たえられ、閉ざされた目尻からは涙が滲んでいた。

2010/07/22(Thu) 01時頃





[ 形代を探し始める**]


メモを貼った。


―城内の一室―

[アリーシャが起きて部屋を出た少し後。
少女の瞳もぱちりと開かれる。
いつの間にか寝かして貰っていたベッドを降りて。]

あら?

[そして、ベッドに横たわるままの自分の姿を見つける。]


[様々な場所で多様な声。
穢い思いか、醜い争いか。
血生臭い惨状が繰り広げられていることなど、少女には関係の無いことであった。
純粋な翠はただ、横たわる自分自身を見つめて黙っている。

まるでこの壊れた世界に取り残されたような感覚。]



…………。



[自分自身の傍に、大人しく座っている少女の姿。
六感のあるものになら見えるのだろうか。
普通には、目に映ることはない。]


あなたは誰?
私はポーチュラカというの。

あなたはなんだか私にそっくり。
あなたは私のお姉さん?
そうだったら素敵なのだけど。

[くすくすと笑う声だけは、空気を震わせて城の中を舞い響く。

その冷たい躯が自分のものだとは思っていないようで
お友達になれないかしらと、無邪気に少女は少女へ微笑んでいた。]




ねえ、私にそっくりなあなた。
あなたは昔を……。

ごめんなさい、なんでもないの。

いいわ、いいの。
あなたが知っているはずがない。
もし知っていても。


私は知りたくないのだわ。
 
 


 ―泉―


         ―――…なかないで、

 [ぽちゃり]

[泉に水滴が落ちる、
それは大樹の葉から零れ落ちた露]


[薄れた青年の姿は、大樹に重なるように佇んでいた。
瞳のあせた砂色は本来の樫色を取り戻し、
左腕も生身の人の形をしていた。

――最も、その腕が何をも為すことが出来ないのは変わらない]


[まだ少し茫洋としている。
身に残るのは、漠然とした無力感と罪悪感]

  ――……、ぁ

[少女のくすくすと響く笑い声が、
随分とはっきりと感じられた――その名前を知っている]


                ……ポーチュラカ?


メモを貼った。


【人】 長老の孫 マーゴ

[泣き声が聞こえる。誰かが泣いている。
―――…泣かないで。
そう言っているのに、
別れを悲しんで泣いて謝ってくれている。
顔も、声も、名前だって思い出せない。
大事な人、だった筈なのに。

―――…泣かないで。
泣けば、命が削れてしまうから。
―――…泣かないで。
何もしてこなかった私への報いなのだから。

―――…泣かないで。
泣くほど哀しいのなら…

どうして置いていこうとするの…?]

[その人は泣いて、泣き果てて 衰弱して死んでしまった。
私は……その人の為に泣くことができなかった。
泣けば死んでしまうと 知ってしまったから。]

(46) 2010/07/22(Thu) 02時頃

 ―泉―

 フィル……

[泉に見入るフィルの姿、
それはかすかに見覚えのある記憶に重なる光景―――

彼はいつも何を見ていたのだろう。

さわり、と枝葉を震わせた大樹から、葉の一片が落ちた]


翠の葉は、泉の水面に、幾重も幾重も波紋をつくる――**


【人】 長老の孫 マーゴ

[刃に削がれた黒髪は長さがまばらになり
短いものは顎のラインにまで短く薙がれていた。
睫毛がひくりと動いて、薄らと紺の瞳が開く。]

 ―――……

[近くで音が聞こえる。
なにかの、音。

焦点は結ばれず、ただ虚空を見つめ続け。]

(48) 2010/07/22(Thu) 02時半頃

メモを貼った。


【人】 長老の孫 マーゴ

>>49
[音のする方向を探して紺の瞳が虚ろに彷徨う。
ぼやけた輪郭線、それが人の形だとわかると
肩が震えて見る見ると表情は泣き出しそうなものに歪み]

 ……………ぃ

[音がする、違う――…これは、声。
聞こえるのはガストンの語るような口調ではなく]

(51) 2010/07/22(Thu) 02時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ


  め な さい…

 …ごめ な…さい…
     ごめんな さい…

[責める声、幻の声、露になった耳に届くのはその声だけ]

 ……ごめんなさい、

        ごめんなさい… ごめんなさい…

[何を問われても震えて掠れた声で。
何かの幻影に囚われてしまったかのように、
壊れたテープのように同じ謝罪の言葉を繰り返すだけ。
或いは―――…心が、壊されてしまったのか。

今にも泣き出しそうなその瞳から涙が落ちることはなかった。**]

(52) 2010/07/22(Thu) 02時半頃

長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2010/07/22(Thu) 03時頃


【人】 長老の孫 マーゴ

[謝罪の声はガストンに運ばれ、
何処かの部屋に入るころには掠れて途絶えた。
―――代わりに乾いた咳が、零れる。
震えていた指先がぎゅう、と縋るように
ガストンが被る熊の毛皮を握り締めた。]

 ――――… ……

[言葉が、言葉にならない。
代わりに熊を握って 離さない。]

(56) 2010/07/22(Thu) 03時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

― 城内・小部屋 ―
[何処に運び込まれたのか、
おろされた身体も、熊を握る指先も震えていた。
不安と怯えの入り混じった紺の瞳がガストンを見上げる。]

 ―――…

[何か言おうとして、また咳き込んだ。]


  … ……の?


[水を受け取って、けれども直ぐには口をつけない。
ラメトリーに辿り着いたばかりの時のように、
飲んでいいのか窺うように不安げに瞳が揺れた。]

(59) 2010/07/22(Thu) 03時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[飲むことを許されたのならこくり、こくりと。
喉の渇きを潤すように与えられた水をゆっくり飲み干した。]

 ―――… …

[謝礼の言葉は零れない。
それに勝る不安に今は囚われていて]


 ―――…あなたは…わたしをころさないの…?


[ベネットが刃を振るった理由がわからない。
ターリャの名を思い出すことは今はとてもできなくて。
だから、ラメトリーに居る皆が決めたことなのだと、
今のマーゴはそう思っていて。]

[そう思っているのに、
ガストンの熊を握る手は彼がここからいなくなることに、
独りになることに怯えて握ったものを離そうとしなかった。**]

(60) 2010/07/22(Thu) 03時半頃

長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2010/07/22(Thu) 04時頃


【人】 長老の孫 マーゴ


 ―――…ころさ、ないの…?

[ガストンは事情を知らないのだろうか。
不思議そうに見上げた瞳は哀しげに伏せられる。]


 なら、どうして…?


[ざんばらに切れた髪は首元の直ぐ傍まで。
誰かの制止がなければ、確実に薙がれていた。
聞こうにも彼から遠ざけられてしまっては、
その答えを聞くことができず]

(84) 2010/07/22(Thu) 11時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ


 …生きることを許されないって…
 言われたのだと…思ったの…

[毛皮を握っていた力が緩む。
距離の近づく影を見上げる顔は今にも泣きそうなのに、
紺の瞳が涙で潤むことはもうなかった。]

 何もできなかった…
 ううん…何もしてこなかった…

 歌うこともできない…ものを書くことも…
 誰かを思うことだって…、……

 ただ…生きるためだけに生きている…
 ――…私に与えられた…報いだろうと…
 

(85) 2010/07/22(Thu) 11時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[殺させないと語るガストンを見つめる瞳から
不安の色が消えることはない。
人を信じてもいい…頼ってもいいのかもしれない、と
ここに来て、少しずつ解け始めていた心は
薙ぐ音と共に壊されて閉ざされてしまった。]

 どうして…あなたは…私を生かすの…?

[諭すような口調にも安堵の様子を見せることはできず
ガストンへと浮かべるのは不思議そうな表情、
互いに名乗った、それだけの関係なのに。]

 …彼は…
  また私をころしに…くるのかしら…

[殺されかけたのに、ベネットを恨むことはできず
尚、彼に生きて欲しいと願うこの心は何なのか。
答えが見えずに、またさわりと騒ぐ胸元に
少し苦しげにその箇所を押さえた。**]

(87) 2010/07/22(Thu) 12時頃

 ―泉―

[竜の少女が虚空を見上げる。
その時、泉の水面に映る大樹の枝は、青年の形に揺らいでいた。
水の中に手を差し入れたその幻影は一瞬のこと]

                 ――……なかないで

[青に触れ、青に囁く]

[竜の少女に気づけば、
小さく笑みを浮かべたけれど、

それはただ揺れる枝葉のざわめき]


竜の少女が泉を見れば、水面は再び一瞬の幻影を映すだろう



    [ ――泣かないで、

                      泣かないで、 と ]


[ゆらめく水に、幾度も幾度も
繰り返し、手を差し入れるのだけれど、
水の雫をすくうことも、触れることも出来ない。
その腕はやはり無力で]


  ―――……、

[名を呼ぶ声に、姿なき気配は
少し困ったような表情を浮かべて消える]


 ―語られなかった“約束”の話―

[果たされなかった約束が、ある]

[友達は今も、人を喰らっているのだろうか
せめてその自我が、残っていなければいいと思う]
 

 [あの日]


[青白く光り輝く空は、とても綺麗だった。]


[それは水の中から太陽を――本物の太陽を見上げたような色。
物知りの友達はチェレンコフ光みたいだ、と言っていた。

その空からふる灰は、風花のよう。
溶けることなく街を白く、白く埋め尽くして]


            [――そして終焉が訪れた]


[その灰の微細な粒子を体内に取り入れた人々は、
異常なスピードで、異形へと変化していった。

朝には談笑していた相手が、夕方には異形となって襲ってくる。
異形となった者は、必ず人を――そして同じ異形をも襲った。
元が人だからなのか、あるいはその灰のせいなのか、わからない。

住人全てが異形化して、街が滅んだ例を他に知らない。]


[遅かれ早かれ、異形と化していく人々の中で、
青年は時の流れに置いていかれたように、人型を保っていた。

異形化の進行の遅い者は、喰われる恐怖と変化への恐怖と
大切な人を傷つける恐怖とで、己から死を望む者もあった。

 殺してほしい、と願われて。
 どうしても、殺められなかった人がいた。

異形となったその人は、彼の腕を喰らい東の空へと消えた。
喰われた腕は、殺すための刃になった。

たくさん友達を殺した。家族を殺した。
知ってる人も、知らない人も、殺した。
異形化した人も、異形になりかけの人も、


          ――まだ異形になっていない人も。]


[ 殺すことしかできなかった。
     奪うことでしか、救えなかった。]


              [ だから ]


[ 与えられる存在は、尊くて 綺麗で ――… ]





 [ 形にならない思考がひとつ 沈んだ ]


 [ 泉を護る大樹は、
  いまはただ静か **]


メモを貼った。



  ―――……約束、

[ 沈んでゆく 思考 ]
            [ 最期に 聞いた 言葉 は]


 [ ころなさいで ]
 [ しなないで ]


        いきている……、
    しんでいない……、

              [呪縛のような その 言葉は]






 [ 大樹の影が とぷり 波打った **]


[部屋のひとつ。
少女は自分によく似た少女の傍を少し離れる。
冷たく起きぬ少女に触れてくれるアリーシャに触れる。]

アリーシャ。
そっちは私じゃないわ。

ねぇ。

ねぇ。

[触れるのに、きっと気付いてはもらえないのだろう。]


【人】 長老の孫 マーゴ

[語るガストンの姿を紺が捉える、瞬いて]

 ―――…そう、

 あなたは…
             綺麗ね

[彼の口から語られる言葉はマーゴにはそう聞こえた。
マーゴの生きる為に生きているという言葉と
同じ意味で、異なる意味。
眩しげに描かれる瞳の弧の形は笑みにはならない。]

 今の世界で…

 自分に…価値を見出すのは…難しいこと…

[ガストンの頭からこちらを見つめてくる瞳。
熊の毛皮へと視線を上げて、物言わぬ彼と見詰め合う。]

(136) 2010/07/22(Thu) 21時頃

【人】 長老の孫 マーゴ


 ―――…死にたくない、
  死にたくないわ… その為に…生きている…

 けれど、最初は違ったの…
 …あったはずなの…生きる、目的…


 少しずつ…忘れていったわ…
 故郷も…訪れた場所のことも…

 出会った人たちのことも

 生きる目的も忘れて…泣く事も忘れ、
 きっと最後は……笑うことも、忘れてしまう

[消えていく、人としての感情。]

(139) 2010/07/22(Thu) 21時頃

【人】 長老の孫 マーゴ



 ―――…全て忘れてしまった時… 
   人は ひと と呼べるのかしら…


[まるで機械のように生きる作業だけを繰り返す。
それは人と呼べるのか、見えない境界線に胸元を押さえ。]

(140) 2010/07/22(Thu) 21時頃

ソフィア、ソフィアっ!

寝ているのは、私にそっくりなこの子。
私は起きているわっ。

[金の髪を揺らしてソフィアへと駆け寄るけれど。
さて、その躯に触れた感覚は伝わるのだろうか。
傍で共に眠っていたネコミミトカゲは起きない少女から離れ、何もあるはずがない――いまの少女が立つ足元をついて歩いた。]

ねぇ。

ねぇ。

私はそっちじゃないわ。

[服の裾を引く、引く。]


【人】 長老の孫 マーゴ

[―――泣かないで、 そう願っているのに。
―――生きて、 そう祈っているのに。
裡に抱えていた想いは、
謝罪の言葉は―――…もう、零れない。
紡げば喉が渇くと、命が削れてしまうと知ってしまったから。

その想いも、願いも――…いつかは忘れてしまうのか。]



 …その子を背負って生きるのは…

  ―――……重たくない……?



[何かを考えるように少し動きを止めたガストンの
心中まではわからない。ただ、彼の背負う熊は
ただ旅をするにはあまりに重そうだったから。
ガストンを見上げて熊を見つめながら、緩く首を傾げた。]

(144) 2010/07/22(Thu) 21時頃

長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2010/07/22(Thu) 21時頃


【人】 長老の孫 マーゴ

[歌声が、聞こえてくる。
ふと――…思い出すのは刃を振るった人だった。
ふたつに、ひとつ。

のこるのは――…ひとつだけ?]


 ―――…ターリャ…


[零れたのは、彼が口にしていた名前。
許さないと言っていた。それは――…誰に?
確かめれば、わかるのだろうか。
けれど確かめに行けばきっと――今度は、]

(150) 2010/07/22(Thu) 21時半頃

[泉に佇む竜の少女へ、
梢はさわりと優しくざわめいて]


 [そして]


[波打つ影からわかたれた
不可視の人影は、ひたり、動き始めた]


[木陰は変わらず優しい音を奏で続けている]


[ネコミミトカゲは撫でるソフィアを金の瞳で見る。
そのすぐ傍に視線を移して、交互に見る。]

ソフィア?

私が傍にいるの。
私は起きているわ。

ねぇ、ねぇったら。

[何度も何度も服を引く。
やがて翠の瞳は潤んで。
けれどもソフィアに声が届くことはないのだろう。
大樹と共にあるラルフにはその声が届いたろうか。
泣き出してしまいそうな、声が。]


【人】 長老の孫 マーゴ

[思い出して、ふるりと大きく肩が震えた。
かたかたと、身体が震えだす。
縋るようにまた、毛皮をきゅうと強く握った。

―――…こわいと思った時、心細くなった時、
いつも縋るように呼んでいる名前があった。
眠る少女の胸元で褪せ始めた朱い花。
けれども縋る響きで呼んだのは]




 ――――…セシル、




[隣にいる彼でもなく、共に旅をした彼でもない
ここには居ない 違う人の名前。
何故、彼の名を呼んだのか――…その理由もわからぬまま。**]

(153) 2010/07/22(Thu) 21時半頃

長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2010/07/22(Thu) 21時半頃


――……泣かないで  ヨナ



                   [ その声は 彼女だけに届く声 ]



 だいじょうぶ、
   おれはそこに、いない だけ……


[影より別たれた影は、
ゆるゆると古城内を移動する。

 誰の目にも存在しない
 誰の耳にも聞こえない


ソレはそれを望んだ
彼女の為だけにある、モノ だから]


メモを貼った。


 ―ヨナの塒―

[それはベッドの足元に、腰掛けていた]

         ……ヨナ

[柔らかな声音で呼びかける、

彼女が何か言葉を発しようとすれば、
そっと口唇に指をたてて、静寂のサインを一つ。]

              ……ヨナ、大丈夫。
                何も心配いらないよ。

[どこかで響く異形の声を、
掻き消す様に優しい声で、それはきっと彼女の望む言葉を紡ぐ]


【人】 長老の孫 マーゴ

― 小部屋 ―
[さわり―――… さわり。心が騒ぐ。
心が騒ぐのは――うたごえと、誰かが言っていたから。
それだけだろうか。]

 ――… …セシル…?

[呼んだら本当に姿を現した彼の姿に小さく肩を震わせる。
首を傾げる様子に同じように首を傾げたら、
まちまちの長さになった黒髪がふわりと揺れた。]


 …… お礼?


[さわり――… また、さわぐ。]

(188) 2010/07/22(Thu) 23時頃

メモを貼った。


【人】 長老の孫 マーゴ


 …妹、

[それは、彼が求めていたもの。
喜ばしいことの筈なのに、零れるのは不安げな反芻。
生きる目的と言っていた。
それが見つかって…、生きる為の目的は達成されて、

――…泉は、命を繋ぐ水は…ここにあるのに]



 ―――… どこに 行くの …?



[それへの返答は、きっと返ってこない。
―――…さわり また、胸元で音が]

(191) 2010/07/22(Thu) 23時頃

マーゴは、遠くの異形の声も、今のマーゴの耳には届かない。

2010/07/22(Thu) 23時頃


【人】 長老の孫 マーゴ

[セシルからの別れの言葉、
ざわり――…胸元が 大きく騒いで。
背を向けるセシルに戦慄く唇が動く。]

 …待って…

[声はあまりに小さくて、
届かなかったのかセシルは背を向けて
部屋を出て行ってしまう。]


 待って…


      …待って…!


[声が 届かない。
慌てて追いかけようと痛む足を奮い立たせて。
どうしてこんなにも彼を引きとめようと思うのか、わからない。]

(194) 2010/07/22(Thu) 23時頃

【人】 長老の孫 マーゴ


 …待って…    …セシル、

[ガストンの制止があっても、聞かずに部屋を出た。]


 ……置いていかないで…


[何故こんなことを口にするのか、わからない。
セシルを追って、 引き摺る足を叱咤させて]

(199) 2010/07/22(Thu) 23時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ




            [     ぐじゅり      ]



[熟れた果実を潰したような音。
大きく見開かれた紺の瞳がぶれる。
遠ざかるセシルとの距離を詰められぬまま
傾いた身体が、床へと落ちる。]

 ―――…ああ、


            ………嗚呼、

[目を背けていた現実を、突きつけられる。
ブーツの内側で、鳴った音はマーゴの足。
腐りかけていた足が重みに耐えれず潰れた音。]

(200) 2010/07/22(Thu) 23時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ


 …置いていかないで…、

[去る背に、きっとその声は届かない。もう追いかけられない。
足が腐り落ちたことが哀しくて。
声が届かないことが哀しくて。]

 …置いていかないで…
   ……置いていかないで、

 ――置いていかないで、

 …置いていかないで…

        …置いて…行かない…で、

[紡げば喉が渇くとわかっているのに、
もう声は去った背に届かないとわかっているのに。
溢れ出した言葉を、涙を止めることが出来ない。]

(203) 2010/07/22(Thu) 23時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ


 …置いていかないで…

[命が削れてしまうから、水は…命を繋ぐから。

嘗て泣いてくれた人が死んだ時も
ずっと生かせてくれたニムスが死んだ時も
涙を流すことはなかったのに]


  ……置いていかないで…


[自分の為なら――…こうも容易く涙が溢れて来る。

なんて


     なんて   ――――…みにくい… ]

(206) 2010/07/22(Thu) 23時半頃

メモを貼った。


【人】 長老の孫 マーゴ



 置いていかないで…


[掠れた声は、徐々にか細くなり消えていく。
さわり、さわりと騒ぐ、それは胸に住まう異形。
巣食われていたことには 気付かずに]

 ―――…私も…

          …一緒に連れて行って、

[繰り返していた声は 途切れる。]

(215) 2010/07/23(Fri) 00時頃

[ヨナを見つめる気配は、そこにある。
柔らかな眼差しで少女を見下ろしている。

ただ、彼女の望む言葉を、
彼女だけに届く言葉を発する為に]


【人】 長老の孫 マーゴ

[喉が枯れたころには涙も尽きて。
濡れた紺の瞳が久しぶりに見た自分の涙を見つめた。

―――…泣かないで。
あの人が死んだ時は、泣けなかったのに。
嗚呼…だからなのか。
これはきっと 私への報い…]

 …ごめんなさい…




          ……ごめんなさい…セシル、

[立ち去っていった人と同じ名前。
遠い昔に死なせてしまった 思い出した その名前。
掠れた声であの時言えなかった言葉を呟くと
枯れ果てた筈の涙が、また零れた。**]

(217) 2010/07/23(Fri) 00時頃

[声音は響く、優しげに。
ただ、彼女の耳だけに――]

穢いなんて、そんなこと、あるはずない。
ヨナは綺麗だよ。


  だって、君の中には 泉が見えるもの。


[語尾に柔らかな笑みが混ざる
気配はヨナに触れようとそうっと腕を伸ばして]




    [指先を捉えようとするのは、左腕]                                    


ボク   みたい?

ねぇ、どうして気付いてくれないの?

どうして?

[そうして、ただ受け入れられない現実を見る。
撫でられたネコミミトカゲは不思議そうな顔を見せる。
見えない少女の傍らで。]



そう。
私が視えないのね。

ソフィアも、アリーシャも。

[泣き出しそうに潤んだ瞳。]


[眠る少女の躯に咲いた花は色を段々と褪せさせていった。
涙が毀れ落ちる直前。]




アリーシャ…。




[微笑むアリーシャと、瞳が合った。
そんな気が、した。]


アリーシャ。
私の初めてのお友達。


一番に大好きよ。


私の精霊さん。

[たった一粒零した涙。
けれど、少女は笑顔であった。
それは幸せそうな、安らかな。]


[ 約束という呪いが影を動かす ]

[ 気配の手は冷たかっただろうか、温かだっただろうか ]

        [ それは彼女の望む通りに ]

 [そして]

[ 背後から伸びたその両腕は、
 薄い肩を交差して、ヨナの両目を覆い隠そうとする ]



              ――……泣かないで、ヨナ


私が視えていなくてもいいの。
ソフィアも大好きよ。

私のお友達、大事なお友達。
みんな、みんな、大好き。

[やっぱり花《ポーチュラカ》の微笑みを携えて。]



視えてなくてもいいの。

慣れているもの。
誰にも見られず、相手にされず。

そうやって生きて来たのだから。

[淡く淡く、胸元の花が褪せていく。
淡く淡く、胸から落ちた記憶が戻っていく。]


[ ふりかえれば、
 影は彼女が望むように、そこにあるだろう ]

[ そして ]


  ヨナ、俺は死んでいないよ……
    君がそう言わなければ、死なない。

          ――……だから、泣かないで

  俺は死んでいない。

[ 声音は 囁き 再びその腕を伸ばす ]


【人】 長老の孫 マーゴ

[セシルへの涙が尽きると零す吐息が震えた。
声が、聞こえる…責める声。遠くから、記憶から。
これは――…ベネットの声、
一人では死ぬこともできぬと、そう責める。


 ―――…私は… ターリャじゃないわ…


もう、声にはならない。紺の瞳をゆっくりと閉じて。
連れて行ってはくれないと、彼は責める。

 ―――…なら… あなたが死ぬ時は、
              私を連れて行ってくれるの…?

生きて欲しいと、世界を書き留めて欲しいと。
彼にはそう願うのに―――…願う のに。**]

 ――――…独りは …いや…
 

(244) 2010/07/23(Fri) 02時頃

驚かせること、好きだったわ。

怒られるなら、怒られたかった。
お話したかった。
遊びたかった。
手を繋いで欲しかった。

だいすきって
抱きしめて欲しかった。



呪われた、この躯がいけなかったの。



[触れるのは自分の冷たい躯。
動かず冷たい、呪われた躯。]


長老の孫 マーゴは、メモを貼った。

2010/07/23(Fri) 02時頃


[その影は微笑むヨナに、優しげに微笑む。
伸ばした両腕は彼女を包み込むように抱きしめて]

[ 視界を、世界を閉ざす ]


   ――…うん、泣かなくていいんだよ。
       あんまり泣いたら、涸れてしまう。

  もう大丈夫だから。
  ずっと傍にいるから。

      ヨナ、辛いことは全部忘れてしまえばいい。
      嫌なことがあったら俺に教えて、君を護るから……


[ その左腕の影は一度刃の形をなして、
 けれど、決して彼女だけは傷つけない ]



[ ヨナの望むように、
  その影は振舞うだろう ] 


[少女の冷たい躯に誰が触れるだろう。
きっと、誰にも愛されない少女は
動かなくなったら触れられることもない。



花は枯れれば愛されない。



気付かれることはないのだろう。
少女は“少女でない”ことに**]



 うん、ずっとずぅっと傍にいる。

[ 一度刃を為した腕は、その髪を撫でおろす。
  涙の滲む眦にそっと口唇を寄せて、ささやく ]
 
 たくさん、辛いことがあったね。
 だから、

 君はもっと望んでいいんだ。

[そう、彼女が“天使”との決別を望むのならば、
  それは彼女を傷つけぬように、叶えられるだろう]


メモを貼った。




  [ 影は彼女に寄り添い続ける **]                                              


 ―生命の泉―

[ ――そして ]


               [ ぽちゃり ]


[ 大樹から零れた露が、水面に落ちる。
 臆病な青年の透き通る姿は、幾重にも割れた ]



[ それもまた一瞬の幻影 **]


メモを貼った。


[ 眦に触れた口唇は、
 温かかっただろうか、冷たかっただろうか]

 ――君の望みを叶えたいんだ。
     なんでも、いいから。

[恥じらうようなその仕草に、
 影は慈しむような眼差しを落として、その手を取った]

 ……こんなところには、
 あまり長くいないほうがいいよ。

[ここには“死んでいない”ことを、揺らがせるモノがある。]


メモを貼った。


メモを貼った。


 あ、うん、この部屋は……あまり
 ――…街から出るの?それは少し大変だね。

 でも、君が望むなら……

 きっとここから、解放してあげられる。

[ 沈んだ意識 ]
[ それは、一度だけ過ぎった 形にならない自問 ]


    [ どうすれば、よかったのか ? ]


[ 殺すことしか出来ない自分  ]
[ 救う方法はそれしかなかった ]




   [ ――それで、ヨナも 救えた? ]                                    


情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

注目:マーゴ 解除する

犠牲者 (5人)

マーゴ
6回 (4d) 注目

種別

通常
内緒
仲間
死者
舞台
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.078 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび