219 The wonderful world -7days of SAIGAWARA
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他人の理想に合わせてたら、 本当のアナタはどこに行っちゃうのかしら?
(60) 2017/06/11(Sun) 12時頃
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[ >>0:@163 名前はそのひとのためだけの美しい祈り、という。
ロマンチックで素敵な話だと思うけれど、 自分を他人に委ねてしまえば、 それは他人の言いなりになるのと何が違うのだろう。
微かに苦々しい表情をしながら、 ツイ、と視線を移した先はリョウが動かすペン先。
たった一字、“ 遼 ”と書かれたそれに、 ますます男の子めいたものを感じる。>>0:463
両親はどんな思いでこの名前を付けたのか。 盗み見る鉄仮面からは当然読み取れるはずもなく、 パンケーキと一緒に頼んでいたコーヒーを啜った時 ]
(61) 2017/06/11(Sun) 12時頃
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死神に、なれるの …… ?
[ >>0:@166 全く予期していなかったお誘いに目を丸くする。 そんな選択があるなんて、あのルールには無かった。
死神になれば、生き残りを目指さなくても、 消滅することを免れるのだろうか?
>>0:465 しかし、リョウを見遣っても その表情が変わった様子はない ]
(62) 2017/06/11(Sun) 12時頃
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[ ―――― そう考えたところで、思い出した ]
…… 素敵なお誘いをありがとう。 声を掛けてくれて、とても嬉しいわ。
[ コーヒーカップをソーサーに置いて、 オーレリアに笑いかける。
少しだけ、眉を下げて、 ]
(63) 2017/06/11(Sun) 12時頃
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でも、ごめんなさいね。 アタシ、決めたの。
―――――― この子と一緒に戦うって。
[ 蛙に囲まれた時に、差し出された手の事。 逃げる事を選ばず、戦う力を望んだリョウの事。
そして、この子を護るって決めた自身の事。
だから、死神にはなれないと返そうとした時に、 鳴る、着信。>>#0 そして携帯に届いたメールを確認して、顔を上げた ]
(64) 2017/06/11(Sun) 12時頃
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どうやら、お茶会はお開きみたい。 行きましょう、リョウ。
[ 飲み干したコーヒーと、 食べかけのパンケーキを置いて、席を立つ。 そうして立ち去ろうとした時。 一度立ち止まって、喪服の死神を振り返った ]
理想は自分で描かなくっちゃ。 じゃあね、オーレリア。
[ 涼やかなドアベルと、微笑を一つ残して、 リョウと共に喫茶店を後にした ]*
(65) 2017/06/11(Sun) 12時頃
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そういうものかしらねえ。
[ >>@24>>@25
自分を知るには誰かの祈りも必要だという。 自分一人の世界では本当の自分は分からないと。
そういう風に考えた事なんてなかったから、 飛ばされたウインクをしげしげと見ていた。 死を司る神が、他者を必要とするなんて。
だけど、続けられた言葉には眉を顰めた。>>@26 そのとろけるような表情が、慈しむような目が、 少し、イヤな感じがして。
( この先の事を見透かしているような …… ? )]
(78) 2017/06/11(Sun) 14時頃
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[ だけど、別方向から聞こえた声に、 今度は視線をそちらに向ける ]
変で結構よ〜。 言われ慣れてるもの。
[ >>73 責める色もなく、怒る色もなく、 冗談めかしたように笑う。
それに、リョウが本当に そう思ってないって事くらい分かるもの。 接客業、舐めないで。
ただ、喫茶店の出口へと先往く足は、 リョウの落とし物に気付く事はない ]*
(79) 2017/06/11(Sun) 14時頃
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[ 『純喫茶くさかげ』を出てすぐ後。
>>77 追いついてきたリョウに携帯を掲げながら、 見せられた掌にぎょっとして、自分の掌も見た。
何よコレ、って言った途端、 中央エリアから響き渡る高らかな、声>>1 何事かと見やれば、映像で映し出された姿 ]
あれ …… メアリー・サカエじゃない?
[ 深紅のマントにシルクハット。 “ 新進気鋭の魔術師 ”と呼ばれ、 最近デビューしたばかりのマジシャンだとか。 ( 全部、同僚から教えてもらった情報である )]
(80) 2017/06/11(Sun) 14時頃
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随分な言い様ね。性格悪そうだわ〜。
[ >>2 1円の価値すらない、と抜け抜けと言い放つ少女に、 うへえ、と言いたげな顔をする。 だがその映像も、恭しく下げられた頭の後に途切れた ]
価値を示せ、ね。 じゃあ、手始めにコレ、考えましょうか。 …… 時間も限られてるみたいだし。
[ 携帯を持った右手とは逆の、 左の掌には赤色光のカウントダウン。 0になった時にどうなるかは、あまり考えたくない ]
(81) 2017/06/11(Sun) 14時頃
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4+7が示す場所って何かしら? 11?フォー、セブン…… うーん …… リョウは何か考えつく?
[ 分からなければしらみつぶしに当たる手もあるけど、 時間を考えるとそれも難しそう。
ミッションメールをリョウへ見せながら、 サイガワラ区の地図を頭に思い描く ]*
(82) 2017/06/11(Sun) 14時頃
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…… そうかもしれないわ。
[ >>84 リョウの呟きに 今まであってきた死神の顔が、 目くるめく脳内で思い出され、ため息を吐く。
そうして、リョウと揃って問題に悩んでいる時、 >>86 思いついたかのような声に、差された指に、
―――― 視界に映る「 J 」の記号 ]
(88) 2017/06/11(Sun) 15時頃
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それよ!リョウ、いい頭してるわぁ。
[ 『 コキュートスJ 』 西エリアにある複合アミューズメント施設で、 南エリアの『 純喫茶くさかげ 』からだと 確かに少し、遠い ]
そうね、早く…… ……?どうしたの?
[ 不意に、リョウが視線を別方向に向けたものだから、 つられてそちらを見ると、狼のノイズ。 ただ、先ほど見たのとは違って、首に何か掛けている ]
(89) 2017/06/11(Sun) 15時頃
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『サブミッション:狼を連れてくること。』……?
[ 首から下がっていたボードにはそうあった。 そういえば、メールに書いてあった気がする。 死神がサブミッションを出してくる、とか>>0:#4]
リョウ、あれ捕まえたらバッジ貰えるんじゃない? …… 行ける?
[ 彼我の距離はまだ少し遠い。 だけどリョウの鎖なら届くのではないかと。
視線を遣った彼女は、果たしてどう出るか ]*
(90) 2017/06/11(Sun) 15時頃
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[ 問いかけの答えはすぐに返った。>>94
リョウが右腕を向けると同時、 宙を駆ける鎖は真っすぐ狼の元へ。
赤色の宝石を先頭に、ぐうるり、 狼の胴を捕えて巻き付く ]
やったわ!流石ね。
[ ずりずりと鎖に引きずられた先には狼。 見事な一本釣りに、感心して、 あとはさっきのように水の中に閉じ込めればいい ]
[ そう思っていたのに、]
(108) 2017/06/11(Sun) 16時半頃
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[ >>97 ―――― リョウの腕。 喰い込む、狼が振り上げた牙。
リョウの制服に赤色が滲む光景に、 一瞬で、青ざめる ]
キャアアアアア!!? こっ …… 離しなさい!!
[ 狼の目に向かって、思いきり拳を振り下ろした。 ギャンと痛そうに鳴く声。知らないわ。 狼が怯んだ隙に、リョウの腕を引っ張って牙から離して、 即座に水球の中に閉じ込めた、けど ]
(109) 2017/06/11(Sun) 16時半頃
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[ パニックになったせいで 上手くコントロールできなくて、 そのまま押し潰してしまった。
水球の中に残されたのは、ひしゃげたボードだけ ]
は …… 診療所、行くわよ!
[ 水球が落ちて地で弾ける。 水浸しでぐしゃぐしゃになったボードを置いて、 怪我をしていない方のリョウの腕を引っ張った。
本人が平然としている事に気付く余裕は無く。
中央エリアを過ぎ、北エリアとの境にある 『 よみのクリニック 』へ向かおうと ]**
(110) 2017/06/11(Sun) 16時半頃
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なんともなく、ないでしょ!
[ >>117 噛まれた腕の表面に浮かぶ赤黒い模様と、 そこから流れる血に眩暈がする。
早く医者に見せなきゃって、思うのに、 何故か、何故なのか、本人は至って平然としてる ]
包帯じゃ駄目よ! 狂犬病とかに掛かったら …… ?
[ そういえば、噛みついてきたのは 本物の動物じゃなかった、っけ ]
(125) 2017/06/11(Sun) 19時頃
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[ そう思い至った時、解かれた腕。>>118 あっ、思っている内にリョウはスタスタ、 カタミ薬局の方へ行ってしまう ]
え、ええー……?
[ 女は強いというけれど、ここまでなの? それともアタシが過保護なの? リョウのメンタルが強すぎなの?
ぽつんと取り残されるような感じを覚えながら ぐるぐる悩んでいたけれど、 先ゆくリョウのあとを付いて行く ]
(126) 2017/06/11(Sun) 19時頃
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[ でも、本当に痛くないと、 不思議そうに言うものだから、>>119]
アナタ、もしかして、 “ 感覚 ”持ってかれたの …… ?
[ >>0:361 先ほど得られたなかった問いの答えは、 “ 物 ”じゃなかったのかも、しれない ]*
(127) 2017/06/11(Sun) 19時頃
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―― 中央エリア/ カタミ薬局 ――
[ しかし、カタミ薬局の前は、 予想外に盛り上がりを見せていた。>>6
その屋上に在る姿に、 あ、と思ったけれど、今はそれどころではなく ]
どいて頂戴!
[ 襲い掛かってくる、コウモリのようなノイズを 小さな水球をいくつも放って撃ち落とす。 そうして、薬局の中へと駆けこんだ ]
(128) 2017/06/11(Sun) 19時頃
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[ 消毒液とガーゼとテープと包帯を買って、 薬局の一角にある、憩いスペースの椅子に腰かける ]
ほら、腕出しなさい。 包帯巻いてあげるから。
[ リョウが腕を差し出せば、てきぱきと 消毒と包帯を巻いていくだろう。 痛そうだとは思いつつも、口には出さないように。 ( 顔には出ているかもしれないが )]
(129) 2017/06/11(Sun) 19時頃
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はあ……寿命が縮んたわ。 アタシも油断してたのは、ごめんなさいね……。
[ 本人は痛くないと言うけれど、 怪我をした事は事実だ。
治療道具のついでに買った飴を舐めて、 落ち込んだ気を紛らわせる。 リョウにも食べる?って差し出しながら、 彼女の気が休まるまでそこにいるつもりで ]*
(130) 2017/06/11(Sun) 19時頃
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[ >>163>>164
ぐるりと動かされる、包帯が巻かれた右腕。 放り込まれたハッカの飴に、 甘い物は苦手なのかと、そんな事を思うけれど。
( 続く言葉は、何だか、 “ 恐れを知らない ”ような感じがして )
溜息を一つ吐いた後、リョウの額を小突いた ]
(189) 2017/06/11(Sun) 22時半頃
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―― だぁめ。
捕まえた獲物すらやられるようじゃ、 リョウに任せっきりにはできないわ。
[ 彼女がエントリー料にとられたものは、 間違いなく“大切な物”だったに違いない。
だから、]
(190) 2017/06/11(Sun) 22時半頃
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[ 今のアナタはブレーキのない乗り物みたい。 とても危なっかしくて見てられないもの。
だけど、痛みが大事な物なんて、 リョウ、アナタはどういう生き方をしてきたの?
( 似たような興味を、 何処かで抱いた気がするけど、 ―――― それは一体いつだっけ?)]*
(191) 2017/06/11(Sun) 22時半頃
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[ そうして、リョウと連れ立って薬局を出た時、 リョウの声に顔を上げ、あら、と零す ]
ピンクのフリルなんて 可愛らしい物穿いちゃって。
[ くすくすと緩む口元を掌で隠す。 小声で零した声が死神にまで 聞こえたかは定かではないが ]
(198) 2017/06/11(Sun) 23時頃
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[ 地上に降り立つ死神に対して、 要望を述べるリョウの前に現れたのは 変哲のない小箱が二つ。>>186]
両方とも爆発…… とか、そんな真似はしないでしょうね?
[ 訝し気にマジシャンを睨むのは、 死神に対していい感情を持っていないからだ。
しかし、正当な賭けだとしても二分の一。 50%なら普段なら避けるところ、だけれど、]
(199) 2017/06/11(Sun) 23時頃
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リョウに、任せるわ。 アナタが掴んだチャンスだもの。
[ “ 主 ”を倒す、なんて目標が大きい。 だけど、普通に挑んでもおそらく敵わないだろうから。
ゲームをするのか、どちらの箱を選ぶのか。 そのいずれも彼女の判断に委ねて、様子を見る。
万が一の時は、サイキックを使おうと 警戒は緩めないまま ]*
(200) 2017/06/11(Sun) 23時頃
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[ 宙に浮かぶ二つの箱。
どっちが当たりかしら、って悩んでいる間に リョウは迷う事無く右の箱を取った。>>215]
( 開けられなかった箱が爆発するから、 外れを選んでも怪我はしないでしょうけど…… )
[ >>225 それでも嫌にニヤつく笑顔を見せられれば、 やけに心配は募るというもの ]
(237) 2017/06/12(Mon) 00時半頃
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[ どちらを選んでもそういう顔をするのだろうけど、 箱を開けようとするリョウを ハラハラして見守っていると、
不意に飛んできた問いに、面食らう。>>234]
え?利き手は右だけど……。
[ >>81 先ほどリョウに掲げた携帯電話を持った手は、右だ。 だけどなぜ急に利き手の事を聞いたのだろうかと、 リョウと、リョウの手の内にある小箱を交互に見遣る ]*
(238) 2017/06/12(Mon) 00時半頃
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[ 利き手を答えた途端。
流れるように、歌うように。 その場の緊張感なんて感じさせない調子で、
―――― 持っていた小箱を手放す。
あ、と驚いている間に、 リョウの手に収まったのは、左の小箱。
どうして、なんて思う間もなく、 開かれたそれは ―――― 爆発しなかった ]
(353) 2017/06/12(Mon) 21時半頃
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やったわ!凄いわ、リョウ!
[ 駆け寄って、だがしかし、 リョウが掲げたそれは、懐中電灯。
本当にこれ当たりなの? そう思ったけれど、メアリーはそれが正解という ]
やだ、本当に時間が無いわ。 急ぎましょう、リョウ。
[ メアリーの忠告を受け、 リョウと共に死神を見送ったあと、 端的に掛けられる声>>305に頷いて、走る ]
(354) 2017/06/12(Mon) 21時半頃
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[ 死神の企みには気付かぬまま、 “無事に”選ばれずに砕けた、右手の箱を置いて ]*
(355) 2017/06/12(Mon) 21時半頃
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―― 西エリア / コキュートスJ ――
[ 中央エリアから最短距離を駆けて コキュートスJのある西エリアへ。
左掌のカウントダウンは、 もうあと僅かしかない。
マズいわね……と焦っていた時、 前を走るリョウの前に突如影が現れた。>>337 敵かと思って身構えるが、その顔を見て、止まる ]
(365) 2017/06/12(Mon) 22時頃
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あれ、奈直生くん……?
[ “お得意様”を妹とよく迎えに来てくれる、 明るい頭をした中学生の男の子。>>338
名前は“奥さん”から聞いていて、 迎えに来るたびに、妹と彼に 飴をこっそり上げたりしていた。
会えたのは嬉しい。だけど。
此処に居るという事は、と考えて止める。 今は感傷に浸っている場合ではないから。 そして彼が指さした先を見て、微笑んだ ]
(366) 2017/06/12(Mon) 22時頃
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そうよ。デートなの。 可愛いでしょ、アタシのパートナー。
[ ふふ、とリョウには聞こえぬように、こそり。 そして、グループデートのお誘いには乗る事にした。
厄介な相手がいるなら、 共闘できる人がいるに越したことは無い。 生き残りを賭けたゲームということは今は隅に置いて。
しかし、「こういうことができる」>>340 と言った奈直生を見たが、移動距離が僅かすぎて 首を傾ける事になったのは余談である ]*
(368) 2017/06/12(Mon) 22時頃
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[ デートのお誘いを頂いたけれど、 奈直生は既に別のグループとも 一緒に行動していたようで。
>>342 日本人とは異なる面持ちの女性から 挨拶を受け、こちらもにこやかに挨拶を返す。
そうしてコキュートスJの中に踏み入った時、 >>#3>>#4 ざわつく場内と、 赤の注意書きが添えられた上映スケジュール。
それから …… 大量の、ノイズ それに …… 大音量の、太鼓 ]
(383) 2017/06/12(Mon) 22時半頃
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なにこれ、煩いわね……!
[ 襲い掛かってくるコウモリのノイズ。 向けられる牙の多さに、 自身たちの周りを囲むよう、薄く水の膜を張る。
そのまま突っ込んで来れば、 網のように絡めとって、動きを封じる ]
リョウ、多分、第2シアターよ!
[ 使用中止の赤ペンが走っていた場所。 それにコウモリが来る方向がそっちだから>>@161]
(384) 2017/06/12(Mon) 22時半頃
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[ コウモリを水で護って弾き飛ばしつつ、 辿り着いた先にあった重厚な扉。>>#4
それを押し開けて、中へ ―――― ]*
(386) 2017/06/12(Mon) 22時半頃
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―― 第2シアター ――
[ 照明が一切ついていない映画館とは ここまで暗くなるものか。 背に外の光を受けながら、 暗闇の映画館の中へ、一歩、二歩 ]
ここで間違いないはず……痛っ!?
[ 頭に痛みを感じて頭上で腕を振る。 なに今の!?と思えど、暗闇では何も見えず。
どうも頭上から襲撃を受けているらしい。 再び水の膜を張りつつも、 いつの間にかシアターの中にいた 奈直生くんの言葉に首を振る ]
(402) 2017/06/12(Mon) 23時頃
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ええ……!危ないわよ、奈直生くん。
[ >>398 ちょっと跳んで当ててみるというが、 跳ぶ、とはさっきリョウと ぶつかった時のような事だろうか。
ううん、と悩んで、それから溜息を一つ ]
倒すならアタシ“たち”も一緒に行くわ。
[ ね?とリョウの肩を軽く叩いて。
だから、照らすだけにしてと言ってみたけれど、 果たして奈直生にその願いは通じたか ]*
(404) 2017/06/12(Mon) 23時頃
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華 …… ? 分かったわ、ありがとう!
[ >>410 張り上げられた声は、 先ほどパティと名乗った女性のものだろう。
その時、獣の咆哮が聞こえて、 何かが地に落ちる衝撃が床から足に伝わる。>>406
―――― 同時。
懐中電灯の光に、赤の宝石が煌いた。 それは暗闇を裂き、主と呼ぶべくノイズへ絡み、 地へ引きずり落とす ]
(414) 2017/06/12(Mon) 23時半頃
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[ 先ほどよりも大きな地鳴りが響く。>>413 翼を失したコウモリなれど、 ( 包帯の巻かれたリョウの腕を見る )]
任せて。
[ ――――― もう油断はしない ]
(415) 2017/06/12(Mon) 23時半頃
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[ ぼこり、
右手から生み出した水球は、 しゅるしゅると形を変えて、透明な大鎌へと成る。
場内に差し込む光を反射しながら、 それを片手で構えて、]
――――― さようなら。
[ 地に伏せる大型のノイズの胴に振り下ろして、 その身体を二つに引き裂いた ]*
(416) 2017/06/12(Mon) 23時半頃
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[ 振り下ろした水鎌が、 鎖に絡めとられたコウモリの胴へ突き立つ。
―――― 一瞬の後。
それは黒い残滓となり、 第2シアターの闇へと融けて消えた>>#6 小さなコウモリも、主と共に消滅し、
シアターに再び明かりが灯る ]
(430) 2017/06/13(Tue) 00時頃
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終わった……? リョウ、終わったわよ!
[ 水の大鎌は手放した途端宙に霧散し、 空いた手をリョウの前に掲げた。 ハイタッチ!と言うように ]
カウントダウンも消えたようね。 …… あれ、何かしら?
[ 天井から降り注ぐ何かが、 床に当たって固い音を立てた。>>#7 その内の一つを拾い上げて、光に翳す ]
(431) 2017/06/13(Tue) 00時頃
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これが、ブルースカルバッジ……?
[ 実物は見ていないが、 ミッションクリアと同時に現れたなら、 おそらくそうなのだろうと見当をつけて。
残りの二つは、あと二組のものだろう ]
ありがとう。助かったわ。
[ シアターに居る面々を見渡してそう告げ、 はー、と長い息を吐きながら、 シアターの壁に凭れかかった ]*
(432) 2017/06/13(Tue) 00時頃
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[ >>436 ゆらん。 こちらに近づくポニーテールが揺れる。
( それが揺れた先で何を思ったのかは、 ―――――― 気付けず )]
あら、一緒に行くわよ?
[ そんなパシリみたいな事をさせられないと思ったけど、 もし断られたらお金を渡して、 ミルクティーを頼もうと ]*
(439) 2017/06/13(Tue) 00時頃
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あはは …… ありがと。
[ >>444 申し出は頑なに断られてしまった。 痛むといってもしばらくさすれば、 問題は無くなるだろう。
シアターを出るリョウを手を振りながら見送って、 その姿が見えなくなった後、ずるずると座り込んだ ]
(467) 2017/06/13(Tue) 01時頃
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あー……。 あんまり連発すると、疲れるのね……。
[ 膝を立て、頭を片手で抱え込んで項垂れる。
どんなことが出来るか自分でも分からないから、 手探りでサイキックを使っている状態だ。 自由度は高そうだが、その分、消耗する ]
(468) 2017/06/13(Tue) 01時頃
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………… 真衣 。
[ 下げた首。 視線の先には黒いシャツがあるだけ。 いつも下がっているロケットはそこには無い。
胸の前で拳をぎゅっと握って、目を閉じる。 リョウが帰ってくるのを待つつもり、だったけど、
―――――― 意識は暗闇へと落ちる ]**
(469) 2017/06/13(Tue) 01時頃
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