229 観用少年
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── そして とある日 ──
── おかえりなさい。
[ やくそく、をして、幾月か。 相変わらず僕は枯れること無く、 砂糖と、ミルク、名も知らぬ愛を受けて、 生き続けている。
ぱら、ぱら、 炬燵の机で頁を捲る音が止まり、 僕は直円さんを迎えた。 ]
(84) mayam 2017/10/19(Thu) 01時頃
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[ 趣味も嗜好もまるで無かった僕だけど、 やくそくしたあの日から、 すこぅしずつ、自我が見え始めた…らしい。
直円さんが手にした袋の中身。 知らないものを知ることは楽しいと思えど、 例えば外国語の参考書、等は、 …苦い顔をしているから。
きっと、其れをそぅっと避けた先で、 直円さんが学ぶのだろうと、思う。 ]
(85) mayam 2017/10/19(Thu) 01時頃
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[ 寒さが厳しくなる光景も、 ひとりめ、室内で閉じこもっていた僕にとって 新鮮なものだった。 だけど身体は冷えるから、 直円さんとふたり、炬燵で温もり。 新しい頁を今度は捲って、── 顔を上げた。 ]
(86) mayam 2017/10/19(Thu) 01時頃
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うん。 僕、馬に人参をあげてみたいけど、 ……出来るかな。
[ 紡ぐのは得た知識。 それがひとにとっての常識だろうと、 僕にとっては、全てが新しい世界だ。
黒で縁取られた写真。 そこで笑む少年の代わりにはならずとも、 ……あのこだって、きっと 同じことをしたんじゃ無いかな。 そう思ったのは、どうしてだろう。 自我を持ち始めた人形は、 都合の良いことも、悪いことも、 色々 考えることに忙しい。 ]
(87) mayam 2017/10/19(Thu) 01時頃
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[ ぱちん。
あのこと眼が合った気がして、 その瞬間には もう、僕の口は開かれていた。 ]
(88) mayam 2017/10/19(Thu) 01時頃
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直円さん。 …… 話の続きをしようよ。 あの主人公の背を見て、 新しい男の子が、旅をするんだ。
(89) mayam 2017/10/19(Thu) 01時頃
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[ 空白となった物語。 その続きを紡ぐのは、 きっと、僕とあなたであってほしい。
そして、その男の子が どうか。 新しい旅で、名の知らぬあいを、見つけられるように** ]
(90) mayam 2017/10/19(Thu) 01時頃
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── 或る始まり ──
[ 僕は、あのこには成れないけれど。 あのこの背を、追い続けているのだろう。
直円さんが作り出した、オースィニ。
"僕"のような少年。 だって君がそうなのだから、きっと、 僕もおんなじな筈だ。 原稿用紙の束を抱えて、 僕は、オースィニは、夢の世界を走り回る。 ]
(114) mayam 2017/10/20(Fri) 01時頃
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[ 僕は何時だって瞳を輝かせ、 無我夢中で冒険をしていた。 僕にそっくりな少年の描写。 其処に文句なんて無くて、むしろ、 僕がこの少年のように、生きているのだと。 そう、思えれば、嬉しかったのだ。素直に。 …敢えて言うならば。 "オースィニも秋は好きなの?"って、 共通点を見出そうと、問いかけたぐらい。 ]
(115) mayam 2017/10/20(Fri) 01時頃
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[ 物語の最初の読者は、何時だって僕だ。 其れはすなわち、 オースィニと最初に冒険できるのも、 僕だということ。 …オースィニの見たもの、感じたものは、 僕の知識や経験となって、繋がっていく。 今日も、明日も、きっとそう。── ずぅっとだ! ]
(116) mayam 2017/10/20(Fri) 01時頃
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[ 僕は、楽しみにしている。 オースィニが、あいを見つけられる日を。 そうしたらきっと、僕は、
── あのひとに、あいを教えてあげられる。 僕と直円さんを繋ぐ、不思議な縁。 それを探すために オースィニのよう、 終わりの見えない道を、 毎日、毎日、夢中で駆け抜けているから。 ]
(117) mayam 2017/10/20(Fri) 01時頃
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[ ── だから僕は、今日も頁を捲る** ]
(118) mayam 2017/10/20(Fri) 01時頃
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